おはようKジロー
漫画
作者:水島新司,
出版社:秋田書店,
掲載誌:週刊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオン・コミックス,
発表期間:1989年,1995年,
巻数:全29巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『おはようKジロー』(おはようケイジロー)は、水島新司の野球漫画。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて1989年から1995年まで連載された。
概要
『ドカベン』などと同様、高校野球をテーマとした作品。
物語中の期間は、Kジローが入学した4月から夏の甲子園大会のある8月までの約5ヶ月間。この5ヶ月間に費やした連載期間は約6年で、単行本は29巻まで発行された。これは、『ドカベン』などの他の水島新司作品と比べても、かなり進行の遅い作品である。
ストーリー
千葉県の私立冠学園高校に入学した少年、岡本慶司郎(通称:Kジロー)は、甲子園出場を夢見て、野球部入部を希望する。しかし、野球部は3年前に廃部していた。落ち込むKジローだったが、すぐに立ち直り、野球部の復活へ向けて、部員の募集を開始した。当初はそんなKジローを冷ややかに見ていた生徒たちだったが、Kジローの人柄に打たれ、一人また一人と入部者が増えていった。そして、ついにKジローたち冠学園ナインは、甲子園への第一歩として、千葉県大会に出場を果たしたのだった。
登場人物
冠学園高校
千葉県にある私立高校。偏差値も高く、スポーツが盛んで、数々の大会で優秀な成績を修めているが、過去に起きた暴力事件に野球部が巻き込まれ、各方面から批判をされた為、良くも悪くも注目される高校野球に関わるのを恐れ、廃部にして以降、野球部は存在していなかった。
なおKジローが再建した野球部の背番号は通常のポジションではなく入部順となっており、このためKジローの背番号は「1」である。
岡本 慶司郎(おかもと けいじろう)
主人公。通称「Kジロー」。
冠学園に野球部が無いことを知らずに入学したため、自分で野球部を作りはじめる。性格は前向き・大らかで、一度決めた目標に向けて全力で取り組み達成させる強い意思と実行力を持つ。野球選手としても一年生ながら超高校級の実力の持ち主で、走・攻・守の全てにおいて図抜けたプレイを見せる。
守備位置は主に二塁手だが、捕手もそつなくこなし、甲子園では投手としても登板、ただし本人は「投手なんかやったことない」と言っており初めての登板だった。打順は四番。高校通算成績は一年夏のみで予選が打率8割9分、12本塁打、甲子園の成績は打率7割5分、10本塁打、19打点。甲子園の準々決勝第2~4打席から準決勝第1~2打席までの5打席連続本塁打を記録している。
米作高校戦では「落ちる球にあわせてバッターボックス内で歩きながら打って本塁打にする」というプロでも一流の技術を披露していた。
「Kジロー」とは、本名の漢字を書くのが面倒なために略して書いているうちに、あだ名として定着したもの。プロ野球チーム『千葉チキンズ』で、マスコットの着ぐるみを着用して球場でパフォーマンスを行うアルバイト(実際にはバイト料は貰っていないのでボランティア扱い)をしている。母子家庭(Kジローの父は既に亡くなっている。最終巻でその記述がある)で、母親がもし「父親の事が知られると大変な事になる」と心配していたが、その事については最後まで言及されないままだった。前述の通り卓越した実力の持ち主だが、冠学園に入学するまでは無名の存在だった。野球部員などもそのことを不思議に思うが、理由については結局明かされずに終わった。
『ドカベン ドリームトーナメント編』で再登場。捕手として、新球団・新潟ドルフィンズに入団する。
大前田 英五郎(おおまえだ えいごろう)
Kジローと同じクラスの新入生。野球経験者だが、蔵田と違い、補欠で中学3年間で一度も試合に出ることができなかったため、野球部の無い冠学園に入学した。Kジローから野球部入部を誘われても、本当は入りたいのに拒否するようなひねくれ者だが、野球が好きな気持ちは本物であり、入部後はKジローに負けじと特訓を積み重ねた。また、調子に乗ると意外な力を発揮するタイプであり、意外な活躍をしばしば見せた。守備位置は三塁手だが、甲子園ではマウンドも経験し、三振も奪っている。
実家は資産家であり、庭に専用のバッティングケージを作ってしまうほど。学校まで車で送迎されるほどだが、他の生徒をはばかって校門を過ぎたところで乗り降りする奥ゆかしさも持ち合わせている。
『ドカベン ドリームトーナメント編』で、広島東洋カープの選手として再登場した。
潮空海(うしお くうかい)
バスケット部の主将。巨大な体格で、ドリブルをしながら登校する。バスケットの大会で残りゼロ秒で逆転シュートを放ったことから「ゼロの男」(今でいうブザービーター)と呼ばれ、ミスター冠としての校長・教頭の評価も高い。Kジローから野球部にスカウトされたが、これを断固拒否し、阿久根などの転部者を『信念を曲げる、軟弱者』と非難した。その後、Kジローの人柄を見直したことやマネージャーのりえに惚れていたこともあり、一時は野球部入部に傾くが、バスケットボールへの思いを捨てられずに入部はしなかった。しかし、入部を断った後は、一転して校内一のKジローと野球部の理解者となり、千葉県大会から甲子園大会までの全試合に、手製の応援旗を持ち応援にかけつけた。
試合内容
練習試合:海浜高校
各運動部の実力者たちがそろってはいたが、あくまでも野球は素人。そのため、序盤からエラー・四球を連発し大差をつけられていく。だが、少しずつ底力を見せ、野球に対応していく冠野球部ナインに、当初は余裕で構えていた鈴木監督も本気を出して戦うことを指示する。一方、Kジローは、野球ができることへの喜びに、一人感動の涙を流すのだった。
県大会
千葉県大会 第一回戦:夏見台高校
千葉県大会 第二回戦:浜浦高校
千葉県大会 第三回戦:大漁商業高校
千葉県大会 第四回戦:海原高校
千葉県大会 第五回戦:習志田高校
千葉県大会 準々決勝:総武高校
千葉県大会 準決勝:千葉マリン高校
千葉県大会 決勝:湾岸高校
甲子園大会
甲子園大会 第一回戦:白桃高校(岡山県)
甲子園大会 第二回戦:新潟米作高校(新潟県)
甲子園大会 第三回戦:根室鈴木高校(北北海道)
甲子園大会 準々決勝:芦屋日之本高校(兵庫県)
甲子園大会 準決勝:吉本工業高校(大阪府)
甲子園大会 決勝:五九男水産高校(沖縄県)
作者が双子の球児を見て、試合中に入れ替わったら面白いだろうなとコメントしている。
阿久根・飛島・沢村・蔵田・岩神・明智・大前田・俵星・秋・そしてKジロー。冠学園野球部の最後の戦いの結末はいかに。
本編(中学・高校編) - 大甲子園 - プロ野球編 - スーパースターズ編 - ドリームトーナメント編
メインキャラクター | |
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プロ編に登場 | |
SS編に登場 | |
他作品からの登場人物 |
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