ガンオタの女
題材:おたく,
以下はWikipediaより引用
要約
ガンオタの女(がんおたのおんな)は月刊ガンダムエースで2007年1月号より2008年12月号にかけて連載された左菱虚秋作の漫画作品。単行本は全3巻。連載前に増刊号に掲載された読切版も存在する。
仕事のできるキャリアウーマンでありながら重度のガンダムおたく(略して「ガンオタ」、「ガノタ」とも)である主人公が、自分の趣味をひた隠しにしつつ社内で繰り広げる騒動を描くビジネスマン漫画で、「ガンダムのファンを主人公とした現代日本を舞台とする漫画」というガンダム漫画の新境地を開拓した作品である。
あらすじ
かつて「ガンオタ」であることを理由に周囲の男から敬遠され、彼氏からも捨てられた過去を持つ賀ノ多うつきは、「ズーム物産」への就職による上京を機会にガンダム断ちを行ったはず……だった。
それから数年後、ダントツの営業成績により社内でもそれなりの地位を築き上げた賀ノ多であったが、ガンオタ度はむしろ悪化していた。せめて社内でだけではガンオタであることを隠そうとするものの、ムリに隠そうとすれば余計に不自然になってしまい、それが原因で様々な事件が起こるのであった。
主な登場人物
主人公であるうつき以外の登場人物の多くは『機動戦士ガンダム』のキャラクターによく似た風貌と名前であるが、ほとんどが性別を逆に置き換えられている。
ズーム物産
社名の由来はジオン公都ズム・シティから。
賀ノ多うつき(がのた・うつき)
主人公 モデル無し(ただし髪をアップにすると逆襲のシャアに登場するシャア・アズナブルに似る) 女性
ズーム物産総合物流サービス部主任。極度のガンオタで、特にシャア・アズナブルのファン。そのためガンダムグッズ以外でも赤いものを集める癖がある。過去にガンオタ丸出しにしてフラれたことから、社内では隠そうとするが、ガンダム禁断症状が出て奇行に走ることも多い。ただし、社内でもダントツに仕事ができることもあり(勤務成績が2位の3倍)、ガンオタではない他の社員は何かの理由があっての行動ではないかと受け止めている。九州出身で興奮すると方言が出る。
彼女のみ、名前や容姿がガンダム由来でないのは、パロディキャラクターが登場しない読切版で命名されたキャラクターであるため。苗字の元ネタは「ガンオタ」が更に縮まった“ガノタ”から(「GAN OTA」→「GA NO TA」)。
父親が「大くん」と呼ばれていることが母との会話から窺えるが、これはジオン公国の創設者でありシャアの実父であるジオン・ズム・ダイクンから。
真壁(まかべ)
岸利旭(きしり・あさひ)
座日かるら(ざび・かるら)
浦賀(うらが)
座日木蓮(ざび・もくれん)
連邦物産
嶺愛(みね・あむる)
賀ノ多聖矢(がのた・せいや)
三原時恵(みはら・ときえ)
その他
麻生ララ(あそう・らら)
難波奈留(なんば・なる)
岸利指朗(きしり・さすろう)
登場メカニック
ガウ
ドップ
コア・ファイター
その他パロディ
居酒屋そろもん
DELAZ'S
妻戸工業
読切版
連載版のプロトタイプに相当する作品で、「ガンダムエーススペシャル お笑い特集号」(2006年11月号増刊)に掲載。この増刊は4コマ漫画特集号だったため、本作もストーリー4コマ漫画となっている。
連載版では設定が一新されているため、内容に直接的つながりは存在しない。
読切版は2011年に発行された「機動戦士ガンダム コマ最前線」に収録されている。初期の読切4コマの他、「ガンオタの女 2343」も描き下ろし収録されている。
書誌情報
- 左菱虚秋(著者)・矢立肇(原案)・富野由悠季(原案) 『ガンオタの女』KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、全3巻
- 2007年11月21日発売、ISBN 978-4-04-713988-6
- 2008年6月24日発売、ISBN 978-4-04-715077-5
- 2009年1月22日発売、ISBN 978-4-04-715167-3