スター・ウォーズ: バッド・バッチ
ジャンル:Disney+オリジナル,
以下はWikipediaより引用
要約
『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』(Star Wars: The Bad Batch)は、デイブ・フィローニ企画、Disney+配信によるアメリカ合衆国のテレビアニメである。『スター・ウォーズ』の一編となるこのシリーズはテレビアニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』のスピンオフ兼続編として機能している。製作はルーカスフィルム・アニメーション、ヘッドライターはジェニファー・コルベット、スーパーバイジングディレクターはブラッド・ラウが務める。
主役となる突然変異のエリートクローン・トルーパー部隊のバッド・バッチの声は全て『クローン・ウォーズ』から引き続いてディー・ブラッドリー・ベイカーが演じる。また部隊に加わる女性クローンのオメガの声をミシェル・アン(英語版)が演じる。シリーズは2020年7月にDisney+で配信され、フィローニ、コルベット、ラウが着任した。
2021年5月4日より全16話が順次配信されている。
内容
『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』で初登場した遺伝子変異を持つエリートクローン・トルーパー部隊のクローン・フォース99、通称バッド・バッチはクローン大戦の余波で大胆な傭兵任務に身を投じる。
キャラクターとキャスト
主要キャラクター
英語 - ディー・ブラッドリー・ベイカー、日本語吹替 - 金田明夫
クローン・フォース99として知られるエリート部隊であり、ハンター、レッカー、テク、クロスヘアー、エコーの5人で構成される。『スター・ウォーズ』の創始者であるジョージ・ルーカスはバッド・バッチが他のクローンよりもユニークで、それぞれに特別な能力があることを望んだが、スーパーヒーローにすることは望まなかった。声を担当するベイカーや日本語吹き替えの金田はカット・ロクウェインやレックスといった他のクローンの声も担当している。
ゲスト
エピソード
通算 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | "余波" "Aftermath" | スチュワード・リー&サウル・ルイス&ナザニエル・ヴィラヌエヴァ | ジェニファー・コルベット&デイブ・フィローニ | 2021年5月4日 | |
クローン大戦末期。 バッド・バッチが惑星カラーでの戦闘でジェダイマスターのデパ・ビラバとそのパダワンのケイレブ・デュームを支援している際にオーダー66が発令され、ビラバは殺されてしまう。バッド・バッチも指令を受けるが、それを忠実に実行しようとしたのはクロスヘアーのみであり、隊長のハンターはデュームを見逃す。惑星カミーノに戻ったバッド・バッチは戦争が終結し、共和国に代わって新たに銀河帝国が成立したことを知り、また不完全な若い女性クローンのオメガと出会う。クローンの能力を評価するためにやってきたターキン提督によりバッド・バッチは惑星オンダロンに潜む分離主義勢力の残党狩りを命じられる。しかしバッド・バッチがそこで目にしたのは新帝国への服従を拒否するソウ・ゲレラがまとめる難民たちであった。ハンターは部下たちに任務を放棄させてオメガと合流するためにカミーノへ戻るが、反逆罪で逮捕されてしまう。クロスヘアーはターキンの命令で抑制チップを強化され、バッド・バッチの他のメンバーとオメガは彼らの攻撃を退けつつカミーノを脱出する。 | |||||
2 | "脱出" "Cut and Run" | スチュワード・リー | ガーシムラン・サンドゥ | 2021年5月7日 | |
バッド・バッチとオメガは脱走したクローン兵のカット・ロクウェインに会うために惑星サルーカマイを訪れる。カットはハンターに抑制チップの情報を伝え、さらに軍の勢力が増しているために家族を連れて脱出する計画を話す。2人は交通機関を使うには帝国が新たに導入したチェーンコードが必要であることを知る。テクとエコーはオメガの助けを借りつつチェーンコードを盗んで偽造し、一同はカットとその家族にそれを届けて輸送機に搭乗させる。ハンターはオメガには家族が必要だと考えてカットの一家に預けようとしたが、彼女はそれを拒否してバッド・バッチのもとに留まる道を選ぶ。 |
製作
背景
2016年9月までに『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』と『スター・ウォーズ 反乱者たち』のスーパーバイジングディレクターのデイブ・フィローニはシリーズの脚本執筆とルーカスフィルムの今後のテレビアニメ企画を進めるために『反乱者たち』でのその立場から退いた。2018年7月、フィローニは『クローン・ウォーズ』の最終シーズンが2020年にストリーミングサービスのDisney+で公開されることを発表した。最終シーズンには不良分隊(バッド・バッチ)として知られる遺伝子変異を持つクローン・トルーパー部隊を特集するエピソードが4話含まれた。
企画
2020年7月にDisney+はクローン大戦後のバッド・バッチを描く『クローン・ウォーズ』最終シーズンからのスピンオフ『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』を正式にルーカスフィルム・アニメーションに発注した。発表ではシリーズがデイブ・フィローニのビジョンとして説明され、彼とルーカスフィルムのアテナ・ポーティロ、スーパーバイジングディレクターのブラッド・ラウ、ヘッドライターのジェニファー・コルベットがエグゼクティブ・プロデューサー、ルーカスフィルムのキャリー・ベックとジョシュ・ライムスがそれぞれ共同エグゼクティブ・プロデューサーとプロデューサーに就任した。フィローニはシリーズを『クローン・ウォーズ』の「静脈の中で非常に重要」であると説明し、壮大でエキサイティングな冒険物語のシリーズに対するジョージ・ルーカスのビジョンに忠実であり続けるだろうと述べた。
キャスティング
シリーズの最初の予告編は2020年12月に公開され、『クローン・ウォーズ』に続いてディー・ブラッドリー・ベイカーがバッド・バッチとキャプテン・レックスを含む全てのクローン・トルーパーの声優を務めることが明かされた。また『マンダロリアン』のフェネック・シャンド(英語版)の若年期が登場することも明らかとなり、女優のミンナ・ウェンが『マンダロリアン』に続いてフェネックを演じることも発表された。さらにスティーブン・スタントンとアンドリュー・キシーノ(英語版)もターキン提督とソウ・ゲレラを再演することが明らかとなった。
音楽
2021年1月、『クローン・ウォーズ』と『反乱者たち』に続いてケヴィン・カイナー(英語版)がシリーズの音楽を手がけることが明らかとなった。彼は『クローン・ウォーズ』の最終シーズンでバッド・バッチのテーマ曲を書いた。
マーケティング
ルーカスフィルム社長のキャスリーン・ケネディは2020年12月10日のディズニーのインベスター・デイのイベントでシリーズを宣伝し、シリーズの最初の予告編を公開した。Syfy Wireのジェイコブ・オラーは予告編によってシリーズは『クローン・ウォーズ』のよりアクションの多いバージョンに見えると批評し、1980年代のテレビドラマ『特攻野郎Aチーム』と比較した。
公開
『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』の70分の初回は『スター・ウォーズ』の日である2021年5月4日にDisneyで配信された。第2話は2021年5月7日に配信され、以降は第1シーズン全16話が毎週1話ずつ配信予定である。
評価
レビュー収集サイトのRotten Tomatoesでは39件のレビューで支持率は93%、平均点は7.5/10となった。Metacriticでは7件のレビューに基づいて加重平均値は67/100となった。