トンネルの華子さん
題材:霊,
以下はWikipediaより引用
要約
『トンネルの華子さん』(トンネルのはなこさん)は、松田円による日本の4コマ漫画作品。
概要
中学校の通学路にある古いトンネル。そこに夏限定で現れるという地縛霊の華子さん。一見、幽霊とは思えない華子さんだが、悩みを話すとその悩みが解決するという。
華子さんを通じ、自身が持つ悩みと向き合い、少しだけ大人になる。トンネルを舞台とした華子さんによる学生達の夏の間の成長記録を描いたハートフルなコメディ4コマ作品。
『まんがタイムスペシャル』(芳文社)の2009年10月号に読みきりとして掲載されたがその後連載化。同じく『まんがタイムスペシャル』にて2010年4月号より2012年8月号まで連載された。
登場人物
特記ない限り、年齢等は初登場時のもの。
華子さん
古いトンネルに夏限定で出現する地縛霊。
多くの人が初見では幽霊と思わないくらいの姿。足がはっきり見えており、金髪で、眼鏡をかけ、着ている服も派手なもの。
非常に長い間幽霊をやっているが、自称「永遠の24歳」。
田舎かつ、テレビも無い環境だが、なぜか現在の事情を知っている反面、近所の建物や道が無くなっていることを知らなかった。
時速60kmの車を走って追いかける・地獄耳・周囲の天候を操れる・携帯電話にメールを送れるなど、人外に相応しい能力も多く有している。
また、行動範囲が限られており、トンネルの下の川まではギリギリ行ける。
困っている人・悩みを持っている人と、ごく幼い子供、それと霊感を持っている人にしか見えず、悩みが解決すると見えなくなってしまう。そのため、悩みを解決してもらった人はお礼を言えないことが多い。その一方で、その性格や情報の古さから全く解決に至らないことも多い。
地元の人の中には、ごく普通に華子が見える人もいる。
中原 茜
大沢 広海
高校2年生で、自転車で事故を起こした際に華子に助けられて以降、頻繁にトンネルに通うようになる。
集中力が無いことから勉強が嫌いで成績も悪く、夏休みは補習を受けていた。また、運動も得意ではない。
夏休みの課題で「華子さん」のレポートを書き、その時に村の人たちに取材をしたことがきっかけで自分がやりたい事を見つける。
悩みが解決したため、華子の姿は見えなくなってしまった。
後に、東京の大学に通う大学生、更に大学助手となり再登場した。専攻している民俗学の研究を兼ねて頻繁に帰省しており、毎年夏には姿こそ見えないものの、華子に話しかけるためにトンネルに通っている。
ある夏、一夫(後述)と共に華子の供養のために作られた石塚を探すうち、猫のハナコサン(後述)の霊に導かれ、トンネル脇の山林に埋まっていた石地蔵を発見する。
美人で頭のいい姉がいる。
芝田 ゆうじ
高橋 ヒトミ
愛子
大谷 絵理
治と幸江
久美
大谷 一夫
絵理の兄で、郷里の村に戻り小学校教諭をしている25歳の青年。大柄だが泣き虫で気が小さく、仕事が上手くいかないことに悩んでいる。子供の頃、「華子さんのトンネル」で肝試しをしていて、竦む友達を放置して立ち小便をしていたところを華子に凄まれて失神してしまって以来、村中に「肝試し中に失神・失禁した少年」という評判が立ってしまった。
村に出没するひったくりを追いかけたところ、ひったくりはトンネルを通過直後に華子によって引き起こされた落雷で退治されてしまった。そして今度は村に「一夫がひったくりを捕まえた」という評判が立った。
その3年後、絵理と共に小学校の後輩だった広海の研究を手伝ううち、広海を好きになり、東京に戻る日に告白。後に結婚した。
平太
単行本
- 松田円『トンネルの華子さん』 芳文社〈まんがタイムコミックス〉、全2巻
- 2011年6月22日第1刷発行(2011年6月7日発売)、ISBN 978-4-8322-6974-3
- 2012年7月21日第1刷発行(2012年7月6日発売)、ISBN 978-4-8322-5093-2