ポケットモンスター (穴久保幸作の漫画)
漫画:ポケットモンスター
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック,別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:月刊:1996年9月号 - 2002年12月号別冊:1996年4月号 - 2002年12月号,
巻数:全14巻,
漫画:ポケットモンスター R・S編
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:月刊:2003年1月号 - 2006年5月号別冊:2003年2月号 - 2006年4月号,
巻数:全6巻,
漫画:ポケットモンスター D・P編
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:月刊:2006年6月号 - 2009年9月号別冊:2006年6月号 - 2009年8月号,
巻数:全5巻,
漫画:ポケットモンスター HG・SS編
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:月刊:2009年10月号 - 2010年10月号別冊:2009年10月号 - 2011年2月号,
巻数:全2巻,
漫画:ポケットモンスター B・W編
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:月刊:2010年11月号 - 2013年7月号別冊:2011年4月号 - 2013年6月号,
巻数:全4巻,
漫画:ポケットモンスター X・Y編
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:月刊:2013年8月号 - 2016年9月号別冊:2013年8月号 - 2016年10月号,
巻数:全5巻,
漫画:ポケットモンスター サン・ムーン編
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:コロコロアニキ,
レーベル:てんとう虫コミックス,
発表期間:月刊:2017年9月号 - 2019年10月号別冊:2016年12月号 - 2020年4月号アニキ:第7号,
巻数:全4巻,
漫画:ポケットモンスター ソード・シールド編
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:別冊コロコロコミック,
発表期間:別冊:2020年6月号 - 2021年4月号,
漫画:ポケットモンスター アニキ編
作者:穴久保幸作,
出版社:小学館,
掲載誌:コロコロアニキコロコロオンライン,
発表期間:アニキ:2018年夏号 - 2021年春号,
巻数:既刊1巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『ポケットモンスター』は、ゲームソフト『ポケットモンスター』を原作とした穴久保幸作による漫画作品。同ゲームでは初のコミカライズ作品でもある。『別冊コロコロコミック』1996年4月号から『ふしぎポケモン ピッピ』というタイトルで連載を開始し、同年8月号まで掲載。その後タイトルを『ポケットモンスター』に改題した上で『月刊コロコロコミック』に移籍する形で1996年9月号から2019年11月号まで連載。『別冊コロコロコミック』の方でも1997年2月号から改めて再開し2021年4月号まで掲載された。『コロコロアニキ』でも2016年の第7号および2018年冬号で読み切りとして掲載された後、2018年夏号より『ポケットモンスター アニキ編』の連載が開始され、同誌が休刊する2021年春号まで掲載された。現在は『アニキ編』が『コロコロオンライン』でWEB連載として継続中。
『ポケットモンスター』を題材とした漫画作品は複数存在するため、固有のタイトルを持たない本作は作者の名を取って「穴久保版」や作中でピッピが発する悲鳴に因んで「ギエピー」などと呼んで区別することがある。
概要
主人公のレッドがポケモン図鑑を完成させるために旅立ち、その道中で相棒のピッピが騒動を巻き起こしていくギャグ漫画である。ゲーム中では愛らしい外見でピカチュウやプリンと並ぶ人気があるという設定のピッピを「デブで大食いなギャグポケモン」と描いている他、コメディや下ネタも取り入れた独特のセンスは長く支持を集め、2019年に『コロコロコミック』での連載が終了した時点では『スーパーマリオくん』に次ぐ長寿漫画であり、ポケモンの漫画作品としては最も息が長い。2002年の『ポケットモンスター ルビー・サファイア』発売以降は漫画の方も最新作に合わせて改題していた。初期から中期にかけてはゲームをある程度踏襲した内容だが、D・P編辺りからゲームとは独立した話が目立っている。
一度、アニメ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』第86話「映画はバクーダに乗って!!」で、サトシの“昔見て面白かった映画”の回想で、この作品のレッド(声 - 大谷育江)、ピッピ(声 - 山口眞弓)、ピカチュウの3人(正確には1人と2匹)が登場している。
ゲームとの相違点
- この作品はゲーム本編やアニメ版などと大きく設定が違う描写が多い。例として、ほぼ全てのポケモンが人間の言葉を理解でき、文字を読んだり人と話したりすることができる。また、進化の石を使うポケモン以外は自由に進化したり元に戻っており、半ば変身のような扱いと化している。作品初期においては、生息していないところに生息しているポケモン(例として、旅立ち当初の森にミュウツーらしきポケモンが登場している)や既存をモデルにしたオリジナルともいえるポケモンなどが存在していた。このように荒唐無稽で強引な展開は多いが、むしろそれが作品の特徴とも言える。
- ピッピとピカチュウが従兄弟という設定が連載開始当初では説明がつかなかったが、金銀でポケモンの卵が登場してからは、同じタマゴグループのポケモンやメタモンが親の場合は別な種類のポケモンでも親戚にはなる(ただし、ゲーム中では「親子」であると明示はされない)と新たに設定されており、この追加設定が本作の内容に合致する結果となった事から、この作品の独自描写としては珍しく公式設定に基づいての説明がつく。なお、ゲーム上ではピッピとピカチュウは同一のタマゴグループに属している。似たような例としてサカキ兄弟の所持するサワムラーとエビワラーの兄弟設定があるが、これもバルキーの存在によって辻褄が合うようになった。
- このような作品となった理由として、2017年12月17日にニコニコ生放送で公開された「コロコロ生アニキ#6〜ギエピー襲来〜」にて、連載開始当時参考にできる資料がほとんど無い状態で始めた為であると穴久保自身に語られている。編集部から連載開始を告げられるまで穴久保もポケモンについて全く知らず、渡された資料ではフシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ、ピッピ、ピカチュウの5匹しか分からない、モンスターボールの設定すらないという状態で描き始めた結果、このような特徴的な作風になったという。
あらすじ
登場キャラクター
主要キャラクター
ピッピ♂
主人公。ようせいポケモン。元々はピッピ村というピッピだけの村に住んでいた。トキワの森で野生のポケモンに襲われているレッドと出会い結果としてレッドを助ける形となる、その後オーキド研究所でレッドと再会した際に恩返しとしてパートナーに選ばれ旅を共にするがトラブルメーカーとしてぞんざいに扱われている。怒ったときに飛ぶことができたが、後に太ったことが原因で飛べなくなってしまう。ボケるたびに、レッドもしくはバルキーやローブシン、ゲストキャラに暴力的にツッコまれている。一人称は「ぼく」だったがX・Y編からは「おれ」に変わっている。語尾に「ッピ」を付けてしゃべる。笑い声は「ピハハハハハ」。
一度だけ進化形態のピクシーになったが、ピッピの時とは比べ物にならない圧倒的な強さとなった(しかし、パワーアップ目的で大量に月の石を摂取した結果じいさんポケモンとなってしまった)後期になるとツッコミキャラになりつつある。泥棒になる夢を見た時は「泥棒は嫌だ」と主張していたが、ケルディオを引き止める際には平気で泥棒になりすましている。
レッド
本名「赤井 勇(あかい いさむ)」。マサラタウン出身。オーキド博士にポケモン図鑑完成を任され、幼馴染でライバルのグリーンと競いながら旅をする。しかしピッピのおかげで図鑑完成は程遠い。それでも151匹のカントー図鑑は完成に至っており、ポケモンリーグを制すなど優秀なトレーナーであるともいえる。口調は悪く乱暴な性格だが、悪事は許さない熱血漢。女好きでもあり、美女が絡むとピッピ以上に暴走することもある。「予防注射に耐える為には筋肉トレーニングが一番」だとどこかずれているところがある。
最初こそはピッピを気に入り、オーキド博士の忠告を無視し、パートナーに加えたがすぐに後悔して毎回邪魔者のようにぞんざいに扱ったり、平然と見捨てる、仕舞いにはいつか捨ててやると宣言するなどコンビとして最悪だが、一度ピッピが死亡したと思われた事件では本気で落ち込んでいた。しかし、再会後もぞんざいに扱っている。一人称は基本的に「俺」。主にツッコミキャラだが、後期からはボケることもある。
ピカチュウ♂
ねずみポケモン。ピッピとは従兄弟の間柄。タケシのコレクションとしてつかまっていたがレッドとピッピに助けられ、以降、旅を共にする。初期は突然脱糞するなど単なるギャグメーカーといった印象が強かったが、次第に性格が変化していく。
間抜けなピッピと違い、特にメカニックな才能は図抜けており、自動車をたったひとりで修理するほどで、度々「天才ピカチュウ」と呼ばれるほどに賢いが、たまにマヌケな言動もある。ほとんどのポケモンたちが人の言葉を話すのに対し、「ピカ」としか喋れない(連載開始当初の鳴き声は「ピチュ」だった)ためピッピが通訳を担当していたがB・W編8話からは括弧書きで会話が記載されるようになった。一度だけオーキド博士が開発した蝶ネクタイ型無線で人間の言葉を話したことがある。ただし初期の脱糞シーンでは「う〜〜〜ん。」というセリフがある。ピッピ共々一度雷の石でライチュウに進化している。
この他第1話に別個体と思われる野生のピカチュウが登場している。
ライバル
その他の主要キャラクター
マサラタウンにあるオーキド研究所でポケモンの研究をしている博士。若い頃はポケモン図鑑完成の旅をしていたが、年齢のせいか体力の限界を感じ引退し、博士となった。図鑑完成をレッドとグリーンに任せる。初期はハゲでカツラを被っていたが、後に10円ハゲで悩んでいる。車を持っている。図鑑のデータを集めていないレッドをパンチングマシンで殴る等辛抱な性格だが、ピッピにピッピレンジャースーツと間違えて自分のブリーフパンツを被せる等間抜けな所もある。
ブルー
イエロー
書誌情報
- 『ポケットモンスター』
- 1996年11月28日発売、ISBN 4-09-142511-9
- 1997年5月28日発売、ISBN 4-09-142512-7
- 1997年9月27日発売、ISBN 4-09-142513-5
- 1998年2月26日発売、ISBN 4-09-142514-3
- 1998年7月28日発売、ISBN 4-09-142515-1
- 1999年1月28日発売、ISBN 4-09-142516-X
- 1999年7月28日発売、ISBN 4-09-142517-8
- 1999年10月28日発売、ISBN 4-09-142518-6
- 2000年5月27日発売、ISBN 4-09-142519-4
- 2000年12月25日発売、ISBN 4-09-142520-8
- 2001年12月25日発売、ISBN 4-09-143011-2
- 2002年4月25日発売、ISBN 4-09-143012-0
- 2002年10月25日発売、ISBN 4-09-143013-9
- 2003年4月28日発売、ISBN 4-09-143014-7
- 『ポケットモンスターR・S編』
- 2003年8月28日発売、ISBN 4-09-143121-6
- 2004年2月28日発売、ISBN 4-09-143122-4
- 2004年7月28日発売、ISBN 4-09-143123-2
- 2005年5月27日発売、ISBN 4-09-143124-0
- 2005年10月28日発売、ISBN 4-09-143125-9
- 2006年5月26日発売、ISBN 4-09-140148-1
- 『ポケットモンスターD・P編』
- 2007年1月26日発売、ISBN 978-4-09-140280-6
- 2007年9月28日発売、ISBN 978-4-09-140353-7
- 2008年7月19日発売、ISBN 978-4-09-140660-6
- 2009年2月26日発売、ISBN 978-4-09-140756-6
- 2009年10月28日発売、ISBN 978-4-09-140850-1
- 『ポケットモンスターHG・SS編』
- 2010年6月28日発売、ISBN 978-4-09-141069-6
- 2011年1月28日発売、ISBN 978-4-09-141199-0
- 『ポケットモンスターB・W編』
- 2011年8月26日発売、ISBN 978-4-09-141309-3
- 2012年5月28日発売、ISBN 978-4-09-141447-2
- 2012年12月28日発売、ISBN 978-4-09-141567-7
- 2013年8月28日発売、ISBN 978-4-09-141670-4
- 『ポケットモンスターX・Y編』
- 2014年4月26日発売、ISBN 978-4-09-141746-6
- 2014年11月28日発売、ISBN 978-4-09-141827-2
- 2015年7月24日発売、ISBN 978-4-09-142025-1
- 2016年3月28日発売、ISBN 978-4-09-142156-2
- 2016年10月28日発売、ISBN 978-4-09-142225-5
- 『ポケットモンスター サン・ムーン編』
- 2017年11月28日発売、ISBN 978-4-09-142636-9
- 2018年9月28日発売、ISBN 978-4-09-142806-6
- 2020年2月28日発売、ISBN 978-4-09-143146-2
- 2020年2月28日発売、電子書籍のみ
- 『ポケットモンスター アニキ編』
- 2021年6月11日発売、ISBN 978-4-09-143325-1
- 2023年8月28日発売、ISBN 978-4-09-143636-8
- 『ソード・シールド編』も収録