マジャン 〜畏村奇聞〜
漫画
作者:カミムラ晋作,
出版社:エブリスタ,
掲載サイト:E★エブリスタプレミアム,
発表期間:2010年,2014年,
巻数:マンガ図書館Z,
話数:全176話,
以下はWikipediaより引用
要約
『マジャン 〜畏村奇聞〜』(マジャン おそれむらきぶん)は、カミムラ晋作による日本の漫画作品。『E★エブリスタプレミアム』(エブリスタ)にて、2010年6月4日から2014年8月28日まで連載された。基本的には麻雀漫画だが、その中でも特にローカルルールに大きく焦点を当てており本作独自の特殊なルールが多く登場する他、村社会の掟や因習、土着の民間信仰も大きなテーマとなっている。単行本は2巻まで刊行されており、それ以降の話は上記のサイトでしか読めなかったが、2016年3月29日にマンガ図書館Zで無料公開された。
あらすじ
行方不明の父親の生まれた村、麻上村に引っ越した山里卓次。ふとしたことからさまざまなトラブルに巻き込まれ、「マジャン=麻雀」で身体の一部や大切なものを賭けた勝負に挑んでいく。次々に現れる敵。因習が根強く残る村の謎がマジャン対決を通して徐々に明らかになっていく。
登場人物
山里 卓次(やまざと たくじ)
別所 たまの(べっしょ たまの)
将野 知憲(しょうの とものり)
山里の最初の対戦相手。クラス委員。マジャン歴/9年半。雀風/”神懸り”のマジャン。好きな役/三色同順、三暗刻。勝負傾向/通常は冷静で合理的な打牌を好むが、時に直感に任せあえて非効率的に打った手がハマった時の爆発力は計りを超える。山里との対戦で卓次に敗北した事で左親指を根元から自らの手で切断している。その後は、殿田智実の企みに気づいて卓次を救出に来たり、祭の日までに村を出るよう忠告したりと、村の習慣を知らない卓次に親身になっている様子を見せる。マガミサマへの信仰心が篤いため、私利私欲のために掟をねじ曲げようとしている様子を見せる雀部家の動向を注視していた。籠り1日目の夜に村の大人達が騒ぎはじめるのを不審に思い、一人で事情を探っていたところで山里卓巳に出会い、以降は神の胎道の案内人を務めるなど卓巳の手助けを行う。智実にマジャンを教えた師でもあり、家同士のつながりも強いらしい事から「兄さま」と呼ばれている。
柳 満足(やなぎ みつたり)
麻上村に住む中学2年生の男子で、年齢は14歳。髪を逆立て、学ランの中にヘソ出しのTシャツを着用している。マジャンの特殊ルールの一つ、「バンサン」を得意としている。将野知憲が山里卓次に敗北した事、また別所たまのが卓次に執心している事から興味を抱き、嘘をついて卓次を遊戯室に呼び出した。またその際、仲間にたまのの足を引っかけさせて入室させ、供物として賭ける事を提案する。なりふり構わない手法で勝利しては他人の家族や恋人に手をつけていたため、同学年の男子生徒からは畏怖されると同時に恨みを買っていた。卓次に敗北したあとは番付を剥奪されたため、それまで恨みながらも仕返しする事ができなかった複数人にリンチに遭い、町の大病院に入院した。麻雀歴は7年半で、好きな役はタンヤオと混一色。雀風は他プレイヤーの打牌を取得して面子を完成させる手法を好む「“悪食”のマジャン」。卓次と対戦するまでは、中学2年での番付2位だった。
殿田 智実(とのだ ともみ)
宍飼 勝 (ししかい まさる)
雀部 京介(ささきべ きょうすけ)
麻上村に住む高校2年生の男子で、年齢は17歳。麻上村の名家として知られる雀部家の長子であり、村長の一人息子として育てられているが、実際には異父兄に雀部龍文と雀部武鳳がいる。母親である雀部鶸からは「最高傑作」と称され、次期村長兼家長を言い渡されている。前回の籠りでノリワラとなっており、籠りには1日目を見学のみで参加し、2日目から参加者として列席した。山里卓次と出会った際には「乗地彦一」の名をかたって協力的なクラスメイトと思い込ませ、「マジャンから信仰と蛮習を取り除く計画」を謳って一部間違った村の習慣を教えるなど、表面上は協力的な姿勢を見せながら、本名や、卓次を籠りに参加させて両手足を奪うという本当の思惑を隠していた。しかし本性を見せたあと、卓次からは「人の形をした悪意の器」と称されている。「そのそれ」「そのそいつ」など、特徴的な指示語を用いる事が多い。本来の性格は他人を絶望に陥れる事で至上の愉悦を感じるサディスト。人を支配する事と、他人の感情に対する異様なまでの興味から行動が成り立っている。「指向声域」の能力を持つ。籠り2日目の最終戦で、「助手搦」の特殊ルールを使用し卓次と山里美乃、そして村からの追放を賭けた差しで対戦した。麻雀歴は12年で、好きな役は偶発役。雀風は異常な聴力と指向声域によって暗示をかけ相手を操る、完成された「“支配”のマジャン」。配下の人間からは「京介坊っちゃん」と呼ばれている。終盤では山里と、ただの勝負をするために村民では入れない洞窟に入り勝負をする。
赤土 力也(あかつち りきや)
赤土 英人(あかつち ひでと)
葵 一郎 (あおい いちろう)
山里 卓巳(やまざと たくみ)
白髪の刑事(しらがのけいじ)
用語
マジャン
勝負形式
麻上村(まがみむら)
マガミサマ
麻見町(あさみちょう)
祭
単行本
- カミムラ晋作 『マジャン 〜畏村奇聞〜』 エンターブレイン〈ファミ通クリアコミックス〉、既刊2巻
- 2011年7月15日発売 ISBN 978-4-04-727444-0
- 2013年10月15日発売 ISBN 978-4-04-727782-3