早乙女選手、ひたかくす
漫画
作者:水口尚樹,
出版社:小学館,
掲載誌:週刊ビッグコミックスピリッツ,
レーベル:ビッグコミックス,
発表期間:2016年8月22日 - 2019年10月21日,
巻数:全10巻,
話数:全124話,
以下はWikipediaより引用
要約
『早乙女選手、ひたかくす』(さおとめせんしゅ、ひたかくす)は、水口尚樹による日本の漫画。『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2016年39号から2019年47号まで連載された。
高校のボクシング部に所属する女子ボクサー・早乙女八重が、同じくボクシング部に所属する少年・月島サトルと共に恋と部活に励む様子を描いたラブコメディ作品。公式サイトや単行本の帯などで多用されるキーワードは「バッキバキの腹筋女子」と「ドッキドキの初恋」。
あらすじ
梅咲高校のボクシング部に所属する少女・早乙女八重は、前年度の高校女子ボクシング関東大会のフェザー級チャンピオン。そんな彼女は二連覇を賭けた大会の決勝を前に同じくボクシング部に所属する少年・月島サトルに告白をするも、「ボクシングに専念してほしい」「ボクでは釣り合わない」として振られてしまう。しかしそれがきっかけで八重が不調をきたしてしまったため、事情を知った監督の塩谷が「表向きは選手とトレーナーとして付き合いながら、隠れて恋人関係となる」ことを2人に提案する。八重のことを憎からず思っていたサトルはその提案を受け入れ、交際が始まる。
八重が関東大会を制し、サトルもトレーナーとしての才能を見せる中、インターハイへと出場した八重は決勝で前年度の高校女子フェザー級王者・佐津川ミヅキと対戦する。ミヅキから「お前は男ができて弱くなった」と言われた八重だったが、セコンドのサトルのアドバイスもあって勝利を収める。その後八重は2020年東京オリンピック出場を目指して邁進していき、一方サトルもアマチュアのセコンド資格の取得を決意し、オリンピック出場を2人の夢として掲げていく。
そうして周囲に隠しながら交際を続けていた2人だったが、1枚の写真がきっかけで「八重には交際相手が居る」という噂が学内に流れ出す。噂の影響で部活動自粛を余儀なくされた八重をよそに、サトルは公式戦初勝利を賭けた試合を迎える。サトルはその試合で対戦相手の才能と努力に打ちのめされるが、八重への想いで踏みとどまり遂に初勝利を収める。試合の解説を任されていた八重は感極まってサトルの元へと駆け寄ると同時に、サトルとの交際を周囲に宣言する。
時は流れて2020年。東京オリンピックボクシング女子フェザー級の試合会場には、「YAE TSUKISHIMA」のアナウンスと共にリングへと向かう八重とサトルの姿があった。
登場人物
梅咲高校 ボクシング部
早乙女 八重(さおとめ やえ)
月島 サトル(つきしま サトル)
紺野 美都(こんの みと)
布木 麟太郎(ふき りんたろう)
学校関係者
紺野理事長
紺野市長
阿久比 紗和子(あぐい さわこ)
その他のボクサー
佐津川 ミヅキ(さつかわ ミヅキ)
栄女子学園3年。前年度の高校女子フェザー級王者。中学時代は空手に取り組んでおり、Jrチャンピオンになるほどの腕前だった。空手選手時代に大会の決勝で倒した相手が彼氏に泣きすがる姿を見て「恋愛はアスリートをダメにする」という考えを持つようになり、同年代がおしゃれや恋愛に夢中になっているもずっと練習に励んできた。インターハイ決勝では空手由来の縦拳などを駆使して八重を追い詰めるが、カウンターを受けて敗北。以降は恋愛に対する考えを改め、八重を始め美都や真帆とも交友関係を持つようになる。長い間異性交遊に対して嫌悪感を抱いていたため、その反動で免疫がまったくない。
美少女であるが、男勝りで攻撃的な性格のため、近寄りがたい風貌をしている。その一方で「ミルキー」という可愛らしいニックネームをつけられている。
若乃 真帆(わかの まほ)
前年度大学女子ボクシングフェザー級王者。西院高校出身。綺麗な外見や優しい物腰に反してゴリゴリのインファイター。京都時代のサトルの先輩で、サトルにボクシングを教えた人物。
幼少期に父親を亡くし、以降は伯父の経営するジムに住んでいる。そこでボクシングに触れると同時に、「境遇による身内贔屓で大会に選出されたと思われたくない」「自分が弱いと大好きだった父の名を汚してしまう」という思いから練習に励み、高校3年生まで負けなしの強さを発揮する。非常に面倒見が良く、初登場時はサトルとの距離感も近く八重をヤキモキさせる。花見籠目は最大のライバルであると同時に憧れの先輩であり、彼女が引退してからは階級を落としてライトフライ級に転向した。
花見 籠目(はなみ かごめ)
その他の登場人物
早乙女 啓太(さおとめ けいた)
書誌情報
- 水口尚樹 『早乙女選手、ひたかくす』 小学館〈ビッグコミックス〉、全10巻
- 2016年12月17日発行(2016年12月12日発売)、ISBN 978-4-09-189275-1
- 2017年4月17日発行(2017年4月12日発売)、ISBN 978-4-09-189428-1
- 2017年8月15日発行(2017年8月10日発売)、ISBN 978-4-09-189617-9
- 2017年11月15日発行(2017年11月10日発売)、ISBN 978-4-09-189683-4
- 2018年3月17日発行(2018年3月12日発売)、ISBN 978-4-09-189809-8
- 2018年6月17日発行(2018年6月12日発売)、ISBN 978-4-09-189884-5
- 2018年11月17日発行(2018年11月12日発売)、ISBN 978-4-09-860129-5
- 2019年4月17日発行(2019年4月12日発売)、ISBN 978-4-09-860294-0
- 2019年7月17日発行(2019年7月12日発売)、ISBN 978-4-09-860331-2
- 2019年11月17日発行(2019年11月12日発売)、ISBN 978-4-09-860480-7