海賊船ナプナコリ号の冒険
以下はWikipediaより引用
要約
『海賊船ナプナコリ号の冒険』(かいぞくせんなぷなこりごうのぼうけん)は、涼元悠一のWeb小説作品。
作者のサイト『涼元悠一WebPage』で1999年2月1日より不定期連載開始。2003年8月3日までに全11回の掲載が続けられたが、以後は未完のまま休載中になっている。 現在、掲載サイトがリニューアル移転したため、閲覧することは出来ない。
あらすじ
次回作に対する目処が立たず、スランプに悩む小説家・涼元悠一。彼はある日、空を飛ぶ帆船が静岡市内を帆走する夢を見る。 そのイメージを元に次回作に着想しようとする涼元だったが、帆船の夢は日に日に鮮明になっていき、やがて彼は船から下りてきた少女・琴に誘われ、海賊船ナプナコリ号に乗り込むことになる。 船上で乗組員たちに、自分は元々この船に乗っていたのだとまったく身に覚えがないことを教えられた涼元は、海賊たちと不思議な空の航海に乗り出すことになる。
登場人物
涼元悠一(すずもと ゆういち)
本作の主人公。21歳の時、ジュニア小説誌の新人賞をもらい小説家デビューするが、以後は受賞作を超えられないことや、最近発売された文庫本の売り上げが芳しくないことなどの要因によってスランプに陥っている。
琴から電話で地下街の喫茶店soenに呼び出された時にE達の襲撃に遭い、そのまま彼女に連れられ、なし崩し的にナプナコリ号に乗船することになる。
船上では行方知らずになった船員ウィスカーとして扱われるも、その自覚と記憶はない。
やや気が弱く、自分に自信が持てないところがあり、好意を寄せてくる琴に対しても積極的になれない。
趣味は酒を嗜むことで、スコッチ・ウイスキーなどをよく飲んでいる。そのせいか、自分が死ぬ時はアル中か交通事故だと思い込んでいる節がある。
琴(こと)
ナプナコリ号の乗組員である少女で、行方不明になったウィスカーとは恋人関係だった。『琴』という名前もウィスカーがハープから名づけたらしい。
涼元こそがウィスカーであると目星をつけ、船での記憶を持たない彼をナプナコリ号へと誘い、ウィスカーとして扱う。
明るく人懐っこい反面、気が強く小悪魔的なところがある。
船上では長い髪を頭のうしろで編んで垂らし、男物の上着に乗馬用のようなぶかぶかのズボンと茶革のブーツという出で立ちをしているが、涼元との初対面時には、オールドスタイルの白いワンピースに、大きすぎるレースのリボンで長い髪をいっぺんに束ねた外見をしており、似合っているが時代錯誤な感じは否めないと評された。
どちらの服装の時にも、腰には腕の長さほどもある三日月刀(カットラス)をぶら下げており、戦闘時にはそれを用いる。