無防備マンが行く!
題材:平和,
以下はWikipediaより引用
要約
『まんが『無防備マン』が行く!』(まんが むぼうびマンがいく)は、秋元裕美子による日本の漫画。
無防備都市宣言を論拠とした無防備都市運動を進める団体、無防備地域宣言運動全国ネットワークが運営する無防備地域宣言運動ブログで連載している。インターネット上で閲覧可能。2006年11月に同時代社より単行本が発売された。
なおこの無防備都市運動には、公安調査庁が過激派と見なしている民主主義的社会主義運動(MDS)が深く関与していると指摘している。
概要と主張
日本国憲法第9条と前文を基本理念とした無防備地域宣言運動を推進する作品。
- 従来の「戦争反対」を言う後追いの平和運動に比べて、無防備地域宣言運動は、平時から自分たちの住む地域を一切の軍備を排除する環境を作り出す、新しく具体的で積極的な平和運動である。
- アメリカは国連決議に従わず、イラクを侵略し、4万人もの民間人を殺した(正確には犠牲を出した、である。2008年1月では15万人とされる)。
- 軍備があるが故に戦争が起こってきた今までの歴史に対して、国際法のジュネーブ条約に基づいた無防備地域宣言をすることで、軍備を排除し戦争をしにくい環境が作れる。
平日はサラリーマンという兼業ヒーロー、無防備マン「無防備万作」と平和主義を勉強する中学生「タロウ」の2人をメインの登場人物とし、無防備都市宣言、平和主義について描かれている。
登場人物
無防備マン
非武装タロウ
分校先生
刊行物
- あきもとゆみこ『無防備マンが行く! まんが』同時代社、2006年11月。ISBN 4-88683-588-0。
インターネット公開版と単行本の違い
- インターネット公開版では、タロウが通行人から無視や罵声を浴びながら署名活動を続け、老婆から署名を貰ったところで終了となっているが、単行本では通行人の登場シーンは全てカットされ、いきなり老婆が署名するという展開になっている。なお、ここでカットされた通行人はあとがきの挿絵に新たに名前を付けられて登場している。
- 問題となったイスラエルとパレスチナについて言及した部分(イスラエルを「ユダヤ人が勝手に作った国」と表し、ネット上で多数の指摘があり修正された。なお修正したことについての謝罪等はない)は単行本には一切掲載されていない。
- 単行本用描き下ろしとして九条憲護との憲法談義、無防備マンがタロウに自衛隊と憲法9条の関係について説明する章が追加されている。
関連文献
- 『反日マンガの世界――イデオロギーまみれの怪しい漫画にご用心!』唐沢俊一・高沢秀次・宮島理・中宮崇ほか、晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2007年3月。ISBN 978-4-88380-624-9。
- 『反日マンガの世界――イデオロギーまみれの怪しい漫画にご用心!』唐沢俊一・高沢秀次・宮島理・中宮崇ほか、晋遊舎〈晋遊舎ブラック新書〉、2008年5月。ISBN 978-4-88380-776-5。