小説

赤い竪琴




以下はWikipediaより引用

要約

『赤い竪琴』(あかいたてごと)は、津原泰水の小説。2003年より「小説すばる」において連載、加筆修正のうえ2005年に集英社より四六判単行本が刊行。東京創元社より2009年に文庫版、2019年に電子書籍版 が刊行された。

韓国においても翻訳版が刊行されている 。

概要

現代を舞台にした恋愛小説である。 女性の一人称で書かれ、折々に大正期の詩人による手記が挿入される構成。

単行本の装丁、装画は小林はる代。 文庫では著者自身が「アート・ディレクション」(監修)として名を連ねている。カバーイラストデザインは著者の弟であるイラストレーターの村田修による。

あらすじ

主人公の女性は祖母の遺品から大正時代の詩人の手記を見つけ、遺族を探し当てて手渡す。 遺族の男性は楽器職人であり、手記の礼として、主人公に自作の赤い竪琴を贈る。

主な登場人物

入江暁子(いりえさとるこ)

主人公、語り手。35歳のグラフィックデザイナー。
寒川耿介(さむかわこうすけ)

楽器職人。32歳。大正期の詩人である寒川玄児の孫。
オクタヴ

〈ラ・オクタヴ〉店主。定期的に古楽器コンソートを催している。
美音子(みねこ)/チェレスタ

オクタヴの妻。美音子のブログにより主人公は詩人の遺族の居所を知る。
領家琢馬(りょうけたくま)/トーマ

学生、歌手。〈ラ・オクタヴ〉で歌っている。

書籍情報
  • 『赤い竪琴』集英社/単行本/2005年
  • 『赤い竪琴』東京創元社/文庫/2009年
  • 『赤い竪琴』東京創元社/電子書籍/2019年