雷鳴のZAJI
以下はWikipediaより引用
要約
『雷鳴のZAJI』(らいめいのザジ)は、車田正美による日本の漫画。
1983年から1988年にかけて不定期に発表されており、集英社の隔月刊誌『フレッシュジャンプ』にて1983年2月号、『週刊少年ジャンプ』1984年13号と1988年6号に掲載された後に単行本化された。2014年には、秋田書店のウェブコミックサイト『チャンピオンクロス』で特別編「〜はるか彼方〜」が掲載された。
外見は常人とほぼ同様ながら戦闘能力は常人を超越する人間兵器を養成・開発する秘密組織白い墓(ホーム)を脱走した青年ザジと、白い墓から彼を抹殺すべく送られる抹殺者(ヒットマン)の戦いを描く。そういった設定ゆえ、対象読者層はやや高めであり、後年の少年向け作品よりグロテスクな描写やエロチックな描写が盛り込まれている。
登場人物
主人公とヒロイン
雷鳴のザジ(らいめいのザジ、サンダークラップのザジ)
白い墓(ホーム)
人間兵器を養成・開発している組織。人間兵器となっているのはザジと同様に十代の少年で、顔に切り傷を持つ者が多い。一級戦士(ファーストソルジャー)には二つ名があるが、二級戦士(セコンドソルジャー)にはそれがなく無名の戦士が多い。また、少女の人間兵器である、少女戦士(レデイス)も存在する。なお、総じて学ランやセーラー服などの学生服姿であり、仲間は墓友(メイツ)と呼ばれる。
双龍砲のケイ(ブレイク・キャノンのケイ)
装鋼戦士のゾロ(アイアン・ソルジャーのゾロ)
百万Vのジョーカー(ミリオンボルトのジョーカー)
その他の人物
不良たち
鬼怒 関東連合(キッド かんとうれんごう)
山田医院の母子
レイカ
投身自殺を図っていたところを、ザジによって救出された女子高生。当初は眼鏡を掛けていたが、浜辺にてザジと語らう時は眼鏡を外していた。
ジョーカーに人質として捉えられ、ザジに止めを刺そうとするジョーカーを止めたために高圧電流を浴び、衰弱する。その正体は白い墓の少女戦士、殺人蜂のレイカであり、投身自殺のフリをしてザジの右腕の腱を切った張本人でもあった。ジョーカーの死亡後には正体を現してザジの首を刺すが、一級戦士である彼には致命傷とならず、その直後に衰弱死してしまう。
ザジは当初からレイカを怪しんでいたが、白い墓の束縛から解放される自由を求める彼女の瞳を信じて手を下さず、レイカのために作った墓には彼女の好きな言葉「FREE」を添えた。
書籍情報
単行本「雷鳴のZAJI 1 さいはての逃亡者」
文庫本「雷鳴のZAJI」
車田正美の読み切り連載や短期連載作品を2冊の文庫本にした「NEVER END HEROES」の1冊。
表題名の本作「雷鳴のZAJI」と「青い鳥の神話」が収録されている。