魔界の主役は我々だ!
漫画
原作・原案など:西修,
作画:津田沼篤,
出版社:秋田書店,
掲載誌:週刊少年チャンピオン,
レーベル:少年チャンピオン・コミックス,
発表期間:2020年1月9日 -,
巻数:既刊16巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『魔界の主役は我々だ!』(まかいのしゅやくはわれわれだ)は、西修(原作)、津田沼篤(作画)による日本の漫画。通称『魔主役』。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2020年6号から連載中。2023年6月時点で累計部数は300万部を突破している。
西修作の『魔入りました!入間くん』のスピンオフ作品で、YouTubeやニコニコ動画などにゲーム実況動画などを投稿する動画製作グループ「○○の主役は我々だ!」(以下「我々だ!」)とのコラボ作品である。「我々だ!」の動画にイラストを寄稿していた津田沼篤が漫画執筆(我々式TRPG「時よ止まれ」にて作画が決定したらしい)。「我々だ!」のメンバーであるコネシマが原作監修を担当。
『週刊少年チャンピオン』2021年35号、2022年51号、2023年35号、2023年45号では、本作の特別編となる読み切り「トントンの相談飯の夜明けぜよ」を掲載。トントンが原作を務め、西修と津田沼篤が原案、南郷晃太が漫画を担当。
あらすじ
悪魔学校バビルスに入学した野心家の悪魔、トイフェル・シャオロン。彼の野望は…誰よりも目立ち、人気者になって、皆からチヤホヤされること!!アメリ生徒会長に憧れて生徒会師団への入団を志すも、グルッペンという悪魔に誘われて、得体の知れない「我々師団」に誤って所属してしまう…!!果たしてシャオロンは我々師団にいる個性豊かな悪魔たちとともに、魔界の主役を飾ることができるのか!?これは悪魔学校バビルスのもう一つの物語である!!
登場人物
本作オリジナルキャラクターのみ記述する。魔入りました!入間くん#登場人物も参照のこと。なお、本作オリジナルキャラクターのうち、レギュラーキャラクターは全て「〇〇の主役は我々だ!」のメンバーがモデルとなっているほか、ゲスト悪魔は「我々だ!」とコラボ実況を投稿したゲーム実況者がモデルとなっている。
主要人物
トイフェル・シャオロン
本作の主人公。悪魔学校1年生。D組。特徴はオーバーオールと角まで覆うニット帽。誰よりも目立つことを目標としており、いつも目立っている入間を勝手にライバル視している(向こうはシャオロンの存在すら気づいていない)。入学当初、生徒会に入りたい、さらに向こうからスカウトが来てほしいという思いからトラブルを止めようとして危機に陥り、それを救われた我々師団の団長グルッペンを生徒会の人物だと思い込む。そしてグルッペンにスカウトされ、我々師団に入ることとなってしまった。目標に向かって進む情熱を持ち合わせている。小さいころから少年魔球チームに入っているため、ボールを投げるのが非常に上手い。家系能力は「憎悪喰い(ヘイトイーター)」で、相手から憎悪や怒りなどの気持ちを向けられると魔力が増加し、逆に好意を向けられると魔力が減るという能力。人気者になりたいという野望とは正反対の家系能力故に幼少期は苦労していたようだ。位階はベト(2)。
レイラー・ウツ
悪魔学校1年生。D組。通称「大先生」。クズの淫魔(インキュバス)で、欲望に忠実すぎるプレイボーイ。女の子にモテるようになるため位階を上げたいと思ったウツは、シャオロンたちに相談し、近いうちに実施される「処刑玉砲」で位階アップを目指す。しかしシャオロンにボコボコにされ、我々師団のグルッペンに捕まる。そしてショッピ、チーノとともにDDR(デビル・ダンス・レボリューション)で練習し、ダンスによってボールを避ける技術を手に入れた。ただし、投げ方が分からなかったため勝利はできず、位階アップにもならなかった。シャオロンとは腐れ縁。シャオロンの家系能力を知っており、うっかり口外しそうになった時はかなり焦っていた。家系能力は「立場的アドバンテージ(通称:TA)」。彼女は48人(Utu48)。位階はアレフ(1)。
シュヴァイン・トントン
悪魔学校1年生。D組。我々師団の一員で、魔獣のデビルポークにそっくりである。大食いで、お節介焼きな性格。童帝。入学式の前日に英気を養うため家の食べ物を食い尽くし、翌日食料がなくて倒れているところをグルッペンに餌付けされて助けられて我々師団に入った。瓜二つの使い魔・トンを溺愛している(そのトンは、サバトンに行っていたことが101話で判明。人気を集めていた)。魔具の扱いが非常に上手で、ショッピに頼まれて我々師団の勧誘動画を作ったり、お悩み相談で魔具の修理をしたりしている。家系能力は「高脂質(ハイカロリー)」。食べた物のエネルギーをそっくりそのまま魔力に変換する。食べれば食べるだけ魔力が増強される能力増強スキルである。魔力消耗の激しい使い魔召喚をトントンが常に維持できているのはこの家系能力のおかげである。位階はベト(2)。
ボンベ・ゾム
悪魔学校1年生。D組。顔に認識阻害系の魔術がかかっている家系なのでいつも目元の表情は不明瞭である。爆弾を扱うのが得意で、悪戯好き。潔癖症であるため、師団室が汚れているのが嫌いである。周囲から怖がられているためいつも一人ぼっちで、初めてD組の教室に入る時も教室を爆破し、担任のブルシェンコ先生に怒られていた。だが、飛行試験でペアになったシャオロンに仕返しをされ、シャオロンを遊び相手として気に入るようになる。ラッダァ先生に強制的にアスレチック師団の見学をさせられ、その魅力にも引かれたが、シャオロンと同じ師団がいいと言って我々師団に入ることとなった。「這い寄る脅威(カオス・クリーパー)」の異名を持つ。使い魔は豚とフラミンゴが合わさったような姿のブタミンゴ。家系能力は爆発物なら何でも作れる「爆弾生成(ボムスポナー)」で、秘蔵の技として「溶岩遊泳(マグマダイブ)」というマグマが入ったガラス製の爆弾が作れる。位階はアレフ(1)。
クライン・ロボロ
悪魔学校1年生。E組。「天」と書かれた雑面を付けている。声は大きく背は低い。筋肉を鍛えるのが好きな、ストイックで合理的な悪魔。元筋肉格闘師団部員。ペイントの弟分である。ペイントに教えてもらった我々師団を見学し、最初は「無法者集団」としてその場を去ろうとしたが、説得の上「師団には入らずに」協力することとなる。厳正な改革が進められていき、生徒会長アメリの右腕ウエスタンに認められるようになった。そして最後はグルッペンの言葉により我々師団に入団した。サブノックの背中を登る「サブロー登り」を登りきり、他人の背中に登る癖がついてしまった。ラッダァ先生に目をつけられている(ストイック過ぎるのが気がかりらしい)。使い魔はデビルハムスターのロボロフスキー。バルバトス・バチコが大好き。童貞。家系能力は「天の声(ナレーション)」で、指定した相手の脳内に直接声を響かせることができる(送れる人数や距離は使用者の魔力に比例する。尚、相手からの返信は不可能)。位階はベト(2)。
体術やピアノに長けている。
我々師団
グルッペン・フューラー
イロニー・ショッピ
悪魔学校2年生。D組。我々師団の一員。極度のめんどくさがりで、隙があれば寝ている。我々師団に来た依頼を後輩たちに押しつけている。ある日、我々師団に迷い込んだ念子を成り行きで世話することになり、最初は面倒くさがっていたが、自分に懐いてくれる念子を気に入り、「ピコ」(ショッ「ピ」のネ「コ」)と名付けて世話をする。しかし、ピコが育ちすぎて巨大になり、師団室に入らなくなったため、やむを得ず洞窟を仮住まいにした。翌日、悪魔学校の庭園に現れた巨大念子のケットシーがピコの母親であることが判明し、別れを嘆くピコに使い魔として召喚すると約束をする。金遣いが荒い。位階は不明だが1年生の処刑玉砲時点で位階がベト(2)になっている。家系能力は魔具操作(ハッキング)。
ガオナァ・チーノ
ゲストキャラクター
ラッダァ
トート・シニガミュ
ピクト
ナカム
用語
師団(バトラ)
悪魔学校バビルスの生徒による団体活動。人間界の学校における所謂クラブ活動に相当する。本来なら「ルーキーハント」と呼ばれる新入生勧誘よりも前の勧誘行為は厳禁だが、以下の師団は(一応)極秘で新入生勧誘を行っている。
我々師団
アスレチック師団
「魔界アスレチック」は超危険なトラップの数々を潜り抜けながらタイムを競う過酷な競技。翼を使わずに己の手足だけで突破するため、怪我人が絶えないらしい。部員でラッダァに追いつける悪魔はおらず、ゾムとも引き分けに終わった。
日常師団
我々師団とやっていることはあまり変わらない。団員はペイント、シニガミュ、トラゾーの他にもう1人描かれている。
白尾(はくび)師団
書誌情報
- 西修(原案) / 津田沼篤(作画) / コネシマ(原作監修) 『魔界の主役は我々だ!』 秋田書店〈少年チャンピオン・コミックス〉、既刊16巻(2023年12月7日現在)
- 2020年6月8日発売、ISBN 978-4-253-22268-6
- 2020年9月8日発売、ISBN 978-4-253-22269-3
- 2020年12月8日発売、ISBN 978-4-253-22270-9
- 2021年3月8日発売、ISBN 978-4-253-22273-0
- 2021年4月8日発売、ISBN 978-4-253-22274-7
- 2021年8月6日発売、ISBN 978-4-253-22275-4
- 2021年11月8日発売、ISBN 978-4-253-22278-5
- 2022年1月7日発売、ISBN 978-4-253-22429-1
- 2022年4月7日発売、ISBN 978-4-253-22430-7
- 2022年8月8日発売、ISBN 978-4-253-22432-1
- 2022年10月6日発売、ISBN 978-4-253-22434-5
- 2022年12月8日発売、ISBN 978-4-253-22435-2
- 2023年3月8日発売、ISBN 978-4-253-28383-0
- 2023年6月8日発売、ISBN 978-4-253-28384-7
- 2023年9月7日発売、ISBN 978-4-253-28385-4
- 2023年12月7日発売、ISBN 978-4-253-28386-1