GO ANd GO
題材:日本の高校野球,
以下はWikipediaより引用
要約
『GO ANd GO』(ゴーアンゴー)は、古谷野孝雄による日本の野球漫画作品。
概要
『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて1995年から2006年まで月刊では長期の11年間連載されていた。単行本は全30巻。タイトル、「GO ANd GO」はdを小文字にしていることでゴーアンド ゴーとは読まずに、ゴーアンゴーと読む。これは岡山県出身である主人公、新田英吾の口癖である岡山弁でバカを意味する「あんごう」に掛けたものである。
当時にしては早くから先駆けて野球留学について扱っている。11年間連載されていたが、劇中の時間経過は入学から夏の地区予選の約4ヶ月程度しか描かれていない。しかし、たびたび作者が登場人物などの未来について言及しており、作品のある程度の将来性は決まっている。また、巻末には劇中の試合のスコアブックや登場人物についてのコラムなどが載っており、全巻の背表紙には"誰よりも速い球を投げたい"と記されている。
あらすじ
岡山から東京の野球名門校、芳陽(ほうよう)高校に特待生として入学した新田英吾は、入学早々いきなりチームメイトのプロ注目の打者キャプテン川原に勝負を仕掛け三球三振にしとめる。しかし翌日の練習ではまったくストライクが入らない。実は英吾はストライクが入る日、入らない日があるほど極端なノーコンなのであった…。
登場人物
芳陽高校
東京の野球名門校だが、甲子園出場は20年前に1度出場して以来遠ざかっていた。日本全国からスポーツ特待生を入学させている。かつては部員数の大半を特待生が占め、先輩による裏でシゴキやイジメが行われていたため、一般部員はほとんどはなく部員数30人程度であったが、柳が入学して以来、その悪しき伝統を改善し、現在では特待生と同じくらいの人数の一般部員が入部して部員数は倍の70人近くとなる。
新田英吾(にった えいご)
投手、左投げ左打ち、1年、185センチ。
本作の主人公、岡山県出身。中学3年で地元の不良達を集めた野球チーム、パープルアッシュに入団し野球を始める。最初は素人同然だったが、恵まれた身体能力を生かして中学生離れした球速を投げる投手に成長、岡山のリトルの大会で16打者連続三球三振を記録する。その後、他県からもスカウトが来るほどの争奪戦を引き起こし、本人の在京志向から帝陵高校の推薦で決まりかけていたのだが、髪形の問題(英吾曰く、野球観の違い)で破談となる。そして、個人の意思を尊重する方針である芳陽高校との条件が一致し、スポーツ特待生として入学する。
「無敵のストレート」「誰よりも速いストレート」を投げることをモットーとしており、球種はストレートのみだけに拘り、日によってはまったくストライクが入らないほどのノーコン(後に克服)だが、球速は140キロ後半から150キロを超え、最終的にMAXは160キロ。さらにほとんど放物線を描かない直線軌道と初速と終速の差が極端に少ないことで、打者はボールがホップする錯覚を起こし、ことごとくボールの下を振ってしまう程のストレートを投げる。また登板しないときはライトを守るが、外野経験が浅いため守備のレベルは高くない。しかし、持ち前の強肩を生かしてランナーを刺す場面も見られ、帝陵戦ではボールを利き手で直接掴んで投げることで俊足の宮下を刺したほど。バッティングはスイングスピードは速く、当たれば飛ぶが変化球がまったく打てないなど打撃が粗いので打者としての能力は低い。
頑固者で先輩を呼び捨てにするほど生意気で、自信過剰な性格。三振を奪うことがセンズリに次ぐ快感と感じ、たびたび三振を取った後、オーガズムに浸っている。中学3年から野球を始めたために野球の経験、知識はかなり浅い上に、恵まれ過ぎた才能ゆえにチームメイトを蔑ろにする、頭に血が昇りやすい、プレッシャーの弱い面があった。岡山出身のため岡山弁を喋り、口癖は「あんごう」。これは岡山弁でバカという意味である。入学早々、同高キャプテンの川原に1打席の勝負を仕掛け、三球三振にしとめる。後に広島東洋カープに入団し、ストッパーとして活躍する。
桜井一志(さくらい かずし)
投手(のちにレフトにコンバート)、左投げ左打ち、1年、174センチ。
群馬県出身、球種はカーブ、スライダー。フィールディングが上手い。球速では新田に勝てないので変化球を磨いていく。同じ左投げということでランディー・ジョンソンをリスペクトしていた。
元々は投手としてではなく川原を彷彿させる打撃センス、足の速さ、フィールディングの良さなど野手としての才能を見込んでスカウトされ、入学後は野手にコンバートさせる予定であったが、本人はあくまでも投手に固執。しかし、帝陵との練習試合に志願の先発するも通用せず、自らの投手としての才能に限界を認め、ついに投手に決別し野手へ転向。その後、すぐに2番レフトの座を掴み取り、奈倉からもホームランを打つなど野手としての才能は開花。内心、強い上昇志向の持ち主ゆえ、生意気な英吾とは犬猿の仲。
川原信幸(かわはら のぶゆき)
柳 典安(やなぎ のりやす)
投手、右投げ右打ち、3年、167センチ。
部内で唯一、一般入部からエースへのし上がった努力の人で、上級生との練習試合で成果を挙げると同時にチームを牽引するリーダーシップを発揮。後に部の悪しき伝統を絶ち、野球に対する真摯な姿勢から多くの部員に慕われている。
スピードはないがカーブ、スライダー、シュートをコーナーに投げ分け、テンポのいいピッチングして守備のリズムを良くし、士気を高める。肩のスタミナがなく、それを補うため変化球を覚えようとするもオーバーワークで肘を故障し、半年のブランクを経て戦列復帰するが実はまだ完治しておらず、都内大会の準決勝で先発として登板し、試合中に肘の悪化して途中降板することになるが、チームメイトの協力で勝利投手として引退する。入部当初は一般入部のために特待生の川原たちから「チビ」と呼ばれバカにされていたが、上級生のイジメを通じて結束し認められる。幼いときに見た江川卓が投げたボールの風を切る音と英吾の投げるボールが同じだと言い、年下でありながら英吾に憧れている。また、エースとしてチームを引っ張る姿に、英吾すら唯一敬語を使われるほど尊敬されている。
村上邦男(むらかみ くにお)
大泉音春(おおいずみ おとはる)
蟹江幸夫(かにえ ゆきお)
遠山良太郎(とおやま りょうたろう)
巣ヶ野北高校
芳陽のライバル校であり、劇中では通称「巣ヶ北」と呼ばれている。
奈倉一樹(なぐら かずき)
村瀬(むらせ)
帝陵高校
甲子園常連校、昨年も甲子園でベスト8に進出した。モデルは帝京高校。
米森(よねもり)
久保田(くぼた)
宮下(みやした)
吉川(きっかわ)
教学院高校
開洋台高校
坂本一平(さかもと いっぺい)
PN学園
玉野光北高校
岡山の県立高校、モデルは玉野光南
竹宮作次(たけみや さくじ)
捕手、右投げ左打ち、1年。
英吾の岡山パープルアッシュ時代のチームメイトであり親友。「竹ちょ」というあだ名で呼ばれている。小柄であるが、チーム内の不良達の中でも一番喧嘩が強く、自分よりも一回り以上の体格を持つ英吾とも渡り合うほどで、チームでもリーダー格。野球の実力も中学生にして打撃は超高校級、キャッチングは英吾のワンバウンドする速球の荒れ球を身体ひとつ動かすことなく、ハンドリングだけで捕球することからプロ級と中西に評される。英吾が来るまではピッチャーをつとめ、英吾には及ばないも中学レベルでは群を抜く速さのストレートとキレのあるスライダー、カーブ、チェンジアップを投げる。
プライドが高い性格で、元々は左利きであったが誤って翔子に右用グラブを渡されて恥をかいてしまい、その後は意地(翔子が渡したグローブをどうしても使いたかったため)による猛練習で無理やり右投げに矯正する。また、翔子に惚れていたが硬派を貫いて周りには隠していたが、英吾との出会いによって公にした。
後に阪神タイガースに入団し、主軸打者として活躍する。引退時の「これまで一番速かった球」という質問には「中学時代の英吾が投げた球」と答えた。
岡山パープルアッシュ
岡山南警察署の少年課が補導歴のある少年たちを更生させる目的に作ったチーム。当初はメンバー達の熱意はなく、特に試合が行われることが多い日曜日にはサボる者もいたほどだが、県大会優勝チームを破ったことで活気を見せるようになる。英吾が野球を始めるきっかけにもなった。
谷矢翔子(たにや しょうこ)
その他
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