ブレーメン4 地獄の中の天使たち
以下はWikipediaより引用
要約
『ブレーメン4 地獄の中の天使たち』(ブレーメンフォー じごくのなかのてんしたち)は、手塚治虫原作のテレビアニメ。
概要
日本テレビ『24時間テレビ 愛は地球を救う4』内で放送のテレビアニメスペシャル第4弾。90分作品で、1981年8月23日(日曜) 10時00分 - 12時00分(日本標準時)の2時間枠で放送。
グリム兄弟の童話『ブレーメンの音楽隊』をモチーフに、手塚自身の旧作『W3』のSFテイストを融合させた反戦メッセージ色の強い作品に仕上がっている。動物たちを主人公としているだけに『ユニコ』や『ジャングル大帝』のレオ(子供時代)など、手塚の動物アニメからの出演も多い。人間キャラではブラック・ジャックやヒゲオヤジ、アセチレン・ランプ、レッド公らをはじめとして、『ドン・ドラキュラ』のドラキュラや『鉄腕アトム』のアトム、ピノコなどが出演している。また、手塚のスター・システムに殆ど登場したことのない『七色いんこ』のいんこがパーティー客として出演している。
本作のキー・パーソンの一人プレスト大佐は、『プライム・ローズ』のキャラクター「ピラール総督」をほぼそのままデザイン流用していた。そのため、2年後に放送された『タイムスリップ10000年プライム・ローズ』では、ピラールのキャラクターデザインが大幅に変更されている。
なお本作は製作が間に合わず、オンエア前日の8月22日に当時アマチュアでアニメを制作していたDAICON FILMに手伝いを要請するほどだった。岡田斗司夫によると結局作品は未完成のまま放映されたという。放映後に全体の約1/3が作り直されており、オンエア版は市販されていない。
ストーリー
白猫のコーダは、戦火に焼かれはぐれた飼い主のトリオ少年を捜すため、偶然に知り合った呑気なロバのラルゴや落ちこぼれ軍用犬アレグロ、太った雌鶏のメヌエットと協力して都を目指す。道中で命を救った異星人のロンドから人間に変身できるアイテムを授けられた4匹は、人間体へと変身して音楽隊「ブレーメン4」を結成。陽気で愉快な音楽を奏でて子供たちを魅了、たちまち国民的なアイドルへと祭り上げられるが…。
登場人物
コーダ
ラルゴ
アレグロ
メヌエット
カール・プレスト大佐
ブラック・ジャック
トリオ
アダジオ親方
老プレスト
ロンド
レント伯爵
リーダー
トリオの母
スタッフ
- 原案 - 手塚治虫
- 企画 - 都築忠彦(日本テレビ)、吉川斌(日本テレビ)
- プロデューサー - 武井英彦(日本テレビ) ほか
- 総監督 - 手塚治虫
- 演出 - 手塚治虫、笹川ひろし
- キャラクターデザイン - 手塚治虫
- 脚本 - 手塚治虫
- メカデザイン - 坂口尚
- 美術 - 中村光毅
- 作画監督 - 宇田川一彦
- 原画 - 手塚治虫、金田伊功、西村緋祿司 ほか
- 音楽 - 樋口康雄
- エンディングテーマ - 『ブレーメンマーチ』
- 作詞 - 手塚治虫 / 作曲・編曲 - 樋口康雄 / 歌 - 劇団こまどり
- 選曲 - 鈴木清司
- 効果 - 倉橋静男
- 演出補佐 - 今川康宏
- 制作 - 日本テレビ、手塚プロダクション
- 作詞 - 手塚治虫 / 作曲・編曲 - 樋口康雄 / 歌 - 劇団こまどり