ひまわりさん
舞台:書店,
漫画
作者:菅野マナミ,
出版社:メディアファクトリー,
掲載誌:月刊コミックアライブ,
発表期間:2009年8月 - 2022年7月27日,
巻数:全13巻,
話数:全100話,
以下はWikipediaより引用
要約
『ひまわりさん』は、菅野マナミによる日本の漫画。『月刊コミックアライブ』(メディアファクトリー)にて2009年10月号から2011年2月号まで読切を連載したのち、同年3月号より同誌で連載を開始。2022年2月号で本編の連載が終了した後、同誌にて2022年3月号より同年9月号まで番外編を掲載。主人公・風祭まつりと、彼女の通う高校の向かいにある古くて小さな本屋「ひまわり書房」の店長、ひまわりさんとの交流が描かれ、主にまつりとひまわりさんの視点で物語が進行する。2015年3月13日にドラマCDが発売された。
登場人物
「声」はBS11『真・週刊コミックTV+』 / ドラマCDでの担当声優。
風祭 まつり(かざまつり まつり)
声 - 大久保瑠美 / 阿澄佳奈
元気で明るく、少しおバカな女子高生。5月生まれ。ひまわりさんに憧れを抱き、時々彼女に「好きだああああ!!」と告白めいたことを言っている。学校の成績は1年生でありながら教師一同から卒業を危ぶまれるほど悪く、中学時代にも自ら受験を諦めかけるくらいの状態であったが、ひまわりさんに勇気をもらったことでそれを乗り越えており、ひまわりさんへの一直線な愛情もその時に芽生えている。また、ひまわりさんから勧められた本を最後まであきらめずに読破しようとするなど、一度やり出したことは最後まで諦めない根気強さもあり、また記憶力がある一面がある。一方で自分の失敗で人に迷惑をかけることを恐れている節もあり、ひまわりさんが自分を迷惑がっていないかと不安になって一歩距離を置いたり、学校ではひまわり書店等校外での振る舞いと異なり一歩下がって大人しくする傾向があり、その態度の違いが立花を苛立たせる遠因にもなった。
当初は本を読むことにも苦労していたが、3年生になった頃には普通に読書を嗜むようになっている。また、学校の成績も向上している。
ひまわりさん
声 - 豊口めぐみ / 小清水亜美
まつりが通う高校の向かいにある書店・ひまわり書房の店長。本編終了後の番外編で本名が明かされた。年齢は連載開始時で21歳で、第8集現在では23歳。9月20日生まれ。身長165㎝(高校時代は163㎝)。店舗の2階に1人で暮らしている。まつりが通う高校の卒業生。
現在では本の虫と化しているが、元々本が好きだったわけでは無く、漫画の読み方もさくらとりんから教わっている。猫が好き。虫は苦手。
昔のひまわりさんとは高校1年の時、兄がひまわり書房に出入りしているのを目撃したことがきっかけで知り合い、店内のあまりの埃っぽさに掃除したことがきっかけで店でバイトするようになる。先代のひまわりさん亡き後は、自らの意思でひまわり書房を守るため、ひまわりさんとなった。
七瀬 奈々子(ななせ ななこ)
声 - 田中里和 / 茅野愛衣
まつりの友達で、同じクラスの委員長。秀才ではあるが、自分に自信を持つのは苦手。初登場時はネガティブ思考が強く、気持ちが昂ると図書室の本棚を荒らす悪癖があったが、ひまわりさんとの出会いや、まつりが自身の良いところを見てくれたことを知ったことによって変わることができた。黒井里薫のファンで、亜美が先に薫と知り合いサインを貰ったと聞かされた際にはキャラを崩壊させて羨ましがったり3年次のバレンタインデーではチョコを渡そうとするほどであったが、そのバレンタインデーで「自分は青春がしたかっただけ」と気付き、既にちゃんと青春できていると指摘した本好き仲間の佐々木(後述)にそのチョコを渡し、彼との距離を縮める結果となった。佐々木とはその後も恋人同士となったかどうかは不明ながら仲が良いようで、時々亜美にそのことをからかわれている。
朝倉 さくら(あさくら さくら)
杜若 あやめ(かきつばた あやめ)
風祭 風子(かざまつり ふうこ)
黒井里 薫(くろいざと かおる)
声 - 倉持竜也 / 森川智之
ひまわりさんの2つ年上の実兄でライトノベル出身の作家。黒井里薫は筆名であり、本名ではない。飄々とした性格をしており、原則として着物を着て生活している。妹であるひまわりさんとはすれ違いにより一時険悪だったが、まつりの仲立ちにより和解。午後3時から4時の間あたりにひまわり書房を訪れ、ひまわりさんやまつりたちと過ごすことが多い。愛車はBMWミニ。
高校生のころから作家としてのキャリアはあるものの、締切3日前にたい焼きを買ってひまわり書房を訪れたり、担当編集者である大宮都に宿泊先の旅館まで追われたりするなど、作家としての計画性はあまりない描写が見られていたが、第5集第36話では締切前に原稿を送るようになっている。
小学生の頃、妹を喜ばせるために即興で虚実入り混じった話をしたことが、作家になろうと思ったきっかけとなっている。
昔のひまわりさんとは本格的に作家を目指していた高校1年の時、偶然足を踏み入れたひまわり書房で手書きの原稿を紛失したことがきっかけで出会い、店でバイトするようになる。また、かつて昔のひまわりさんに好意を抱いていたことが暗喩されている。
南 亜美(みなみ あみ)
声 - なし / 悠木碧
まつりの友達。漫画好き。マイペースかつお茶目な性格で「っすよ〜」など独特の口調で話すことが多い。現在は奈々子とも仲が良くて2人で行動することも多い。まつりからは「みなみちゃん」、奈々子からは「亜美ちゃん」と呼ばれている。
橘 立花(たちばな りつか)
まつりの友達。通称りっちゃん。2年生でまつりやみなみ、奈々子と同じクラスとなった。1年生の時、まつりと同様にひまわりさんに憧れ、彼女に気に入られるために本を読むようになるが、ひまわりさんの言葉にそれが本末転倒であることに気付き、一時ひまわり書房から足が遠のくが、まつりと同じクラスになったのを機に再びひまわり書房に足を運ぶようになる。時々セリフに北海道弁が混ざることがあり、テンションが上がるなど気持ちが高ぶるとその頻度が増す。
また、学校の内外で振る舞いが異なるまつりに対し苛立ちを覚え、いつものまつりらしく笑えと彼女を叱咤した。
3年生の時の学園祭のミュージカルでまつりがヒロイン役に立候補したり、結局『道に咲いた花役E』に落ち着いたものの、下手なりに稽古に真摯に向かい合う姿を見て、1年生の学園祭で憧れ、2年生の時には勇気が出せずエントリーできなかったファッションショーの服を制作している。
先代ひまわりさん
大宮 都(おおみや みやこ)
黒井里薫の担当編集者。黒井里やひまわりさんより年上だが、すっぴんだと小学生のような顔立ちかつ背が小さく、声が高いため、黒井里からちゃん付けされている。その小柄な身体には似合わず酒に強いほか、愛車がジープ・ラングラー アンリミテッドという意外な一面も見せる。
名月 夕(めいげつ ゆう)
ひまわりさんのお気に入りの作家で、黒井里薫の先輩。本名は不明。黒井里とは彼が高校1年の時にひまわり書房に出入りするようになってからの仲で、彼をからかって遊ぶのが昔から好きであった。また、彼には自らのことを師匠と呼ばせている。彼女もまた、黒井里薫同様着物を着て生活している。
昔のひまわりさんとは友人関係であったらしく、少なくとも彼女が中学生、昔のひまわりさんが高校生の頃には既に知り合っている描写がある。
美しく、おしとやかで奥ゆかしいというパブリックイメージを持たれているが、実際の性格は昔からおてんばで、彼女にさんざん振り回されている黒井里薫は「師匠は外面だけはいい…」と評している。
少なくとも大学まではひまわり書房がある街に住んでいたようだが、作家になった現在は飛行機で移動するほどの距離にある街に居を構えている。
なぎさん
ひまわりさんの父
佐々木(ささき)
書誌情報
- 菅野マナミ『ひまわりさん』 メディアファクトリー〈MFコミックスアライブシリーズ〉、全13巻
- 2011年1月22日発売、ISBN 978-4-8401-3739-3
- 2011年11月22日発売、ISBN 978-4-8401-4059-1
- 2012年10月23日発売、ISBN 978-4-8401-4732-3
- 2013年10月23日発売、ISBN 978-4-8401-5335-5
- 2015年2月23日発売、ISBN 978-4-04-067261-8
- 2015年10月23日発売、ISBN 978-4-04-067826-9
- 2016年9月23日発売、ISBN 978-4-04-068545-8
- 2017年8月23日発売、ISBN 978-4-04-069370-5
- 2018年8月23日発売、ISBN 978-4-04-065044-9
- 2019年8月23日発売、ISBN 978-4-04-064017-4
- 2020年8月20日発売、ISBN 978-4-04-064843-9
- 2021年8月23日発売、ISBN 978-4-04-680636-9
- 2022年8月23日発売、ISBN 978-4-04-681610-8