禍つヴァールハイト
ジャンル:ファンタジー,
以下はWikipediaより引用
要約
『禍つヴァールハイト』(まがつヴァールハイト)は、KLabより配信されていたスマートフォン用ゲームアプリ。2019年4月23日サービス開始。2021年3月31日18時をもってサービスを終了した。
内容
本作は10の"光"によって壊滅状態に陥った世界を舞台に、"光"によって力を得た者たちによる調査組織・機動兵団の活躍を描いている。
本作はプレイヤーキャラクターのメイキング機能を有しており、容姿を細かく設定できるほか、キャラクターの音声を設定することもできる。 また、設定を変更することにより、装備を変更することなく外見のみを変更するアバター機能もある。
機動兵団には、ジョブに相当する部隊が存在しており、プレイヤーはそのうちの一つから選択してミッションをこなす。
部隊の変更は可能であり、変更時にはソウルツリーで獲得した能力の一部を引き継ぐことができる。
戦闘
本作の戦闘はコマンド式のリアルタイムバトルであり、敵と味方の攻撃が同時に放たれることもある。 通常攻撃に当たるオートスキルは自動で行われる一方、ウェポンスキルの発動はプレイヤーの任意による。
本作では、プレイヤーの行動により敵のヘイトがたまり、それによって攻撃対象が決まる仕組みが取られている。プレイヤーはこれを応用して、壁役のユニットにヘイトがたまるように仕向けることもできる。
開発
これまでKLabは他社IPの作品を中心として扱ってきたが、同社が掲げる3本柱のうち、自社オリジナル作品の創出という方針の元、本作の開発に当たった。
開発に当たり、プロデューサーの坂尻一人は単なるソーシャルゲームではなく、純粋なゲームとして遊べる作品を目指したと電撃オンラインとのインタビューの中で話している。
坂尻は『禍つヴァールハイト』という題名について、本作の舞台であるヴァールハイトの環境は人類にとって厳しく、希望の象徴となる「光」ですら人類に害をなす存在であるという意味を込めて、まがまがしさを出すためにつけたと、インタビューで話している。
また、本作の開発にはUnityに加え、自社開発のツールが用いられた。
セッティング
本作の世界観は18世紀から19世紀のヨーロッパをモデルとしたファンタジーとして構築されている一方、悪魔や魔王といった強大な敵は存在せず、本作における「光」は自然災害の一種として設定された。 本作のシナリオを手掛けた生田美和は、ヒューマンドラマが得意という理由から起用された。 物語の全体には厳しい世界をどう生き抜くかというテーマが横たわっており、現実社会に通ずる描写も存在する。
主人公が所属する「機動兵団」は、ファウスト博士という人物が「光」に対抗するために結成した私兵団として設定され、近代的な衣装や武器がデザインされた。 一方、聖騎士団は旧体制の象徴として描かれている。
デザイン
本作のキャラクターデザインおよび美術の指揮はThird Echoesが担当し、プレイヤーのアバター(分身)となる主人公、NPC、そして敵キャラクターの3種類のキャラクターによって異なる仕様のモデルが用いられた。
主人公は、100人同時プレイとカスタマイズを前提としたうえで、3D調になりすぎないよう細心の注意が払われた。
登場人物
機動兵団各隊隊長
コミカライズ
『禍つヴァールハイト ひとつきりの魔導書』のタイトルで「月刊コミックZERO-SUM」(一迅社)にて2020年3月号から8月号にかけて連載。漫画:遊行寺たま、原案協力:KlabGames。 ZERO-SUMコミックスより単行本が全1巻。
テレビアニメ
『禍つヴァールハイト -ZUERST-』のタイトルで2020年10月から12月までTOKYO MXほかにて放送された。
キャスト
- イヌマエル - 阿部敦
- レオカディオ - 小野友樹
- シャアケ - 花守ゆみり
- エルフリーデ - 藤井ゆきよ
- アルノルト - 松田健一郎
- ベンジャミン - 柳田淳一
- クラウス - 鈴木崚汰
- ザイツ - 佐藤拓也
- ヘルマン - 津田健次郎
- コンラッド - 興津和幸
- フリッツ - 新垣樽助
スタッフ
- 原作 - KLabGames
- 監督・シリーズ構成 - 細田直人
- 副監督 - 小野竜太
- キャラクターデザイン - 杉薗朗子
- プロップデザイン - 松田未来、岩永悦宜
- 3DCGディレクター - 曹毅
- 美術監督 - 栫ヒロツグ
- 美術設定 - 三浦智
- 色彩設計 - 井上あきこ
- 撮影監督 - 伏原あかね
- 編集 - 木村佳史子
- 音響監督 - 小泉紀介
- 音楽 - 横山克
- 音楽プロデューサー - 藤平直孝
- プロデューサー - 今瀬千早、黒須礼央、北澤史隆、大和田智之、佐藤圭介、田中健吾、小彼孝一郎、福井詔雄、岡本昌明
- アニメーションプロデューサー - 中谷諭史
- アニメーション制作 - 横浜アニメーションラボ
- 製作 - 禍つ製作委員会(KLab株式会社、NBC Universal Entertainment Japan、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社、日本BS放送株式会社、株式会社WOWOW、株式会社丸井グループ、中外鉱業株式会社、株式会社ビットグルーヴプロモーション、株式会社キュー・テック)
主題歌
「君を救えるなら僕は何にでもなる」
「disclose」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 初放送日 |
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第1話 | THE GETAWAY -Part One- | 細田直人 | 細田直人 |
|
| 2020年 10月13日 |
第2話 | THE GETAWAY -Part Two- | 中津環 |
| 10月20日 | ||
第3話 | Of Creatures and Men | 百瀬祐一郎 | 小野竜太 |
| 10月27日 | |
第4話 | Live with Honor, | 蔡欣亞 |
| 11月3日 | ||
第5話 | From Gutheil with Love |
| 安部元宏 |
| 11月10日 | |
第6話 | Rogue Infiltration | 細田直人 |
| 白石道太 |
| 11月17日 |
第7話 | Rogue Operation | 高橋亨 |
| 11月24日 | ||
第8話 | Rogue Ultimatum | 新留俊哉 | 中津環 |
| 12月1日 | |
第9話 | State of the Empire | 百瀬祐一郎 |
|
|
| 12月8日 |
第10話 | Break Free |
| 新留俊哉 |
| 12月15日 | |
第11話 | An Inconvenient Prophecy | 細田直人 | 内藤明吾 |
|
| 12月22日 |
第12話 | The Hand that | 細田直人 | 小林公二 | - | 12月29日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2020年10月13日 - 12月29日 | 火曜 23:00 - 23:30 | TOKYO MX | 東京都 | 製作参加 / リピート放送あり |
火曜 23:30 - 水曜 0:00 | BS11 | 日本全域 | 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠 | |
2020年10月15日 - 12月31日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | WOWOW | 日本全域 | 製作参加 / BS/CS放送 / 『アニメプライム』枠 / 全話無料放送 |
2020年10月18日 - 2021年1月11日 | 日曜 3:08 - 3:38(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第3部 / 最終話のみ月曜 2:00 - 2:30(日曜深夜)にて放送 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
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2020年10月13日 | 火曜 23:00 更新 | dアニメストア |
2020年10月20日 |