ゼンダマン
以下はWikipediaより引用
要約
『タイムボカンシリーズ ゼンダマン』(英語表記:Zenderman)は、1979年2月3日から1980年1月26日までフジテレビ系列で、毎週土曜18:30 - 19:00(JST)に全52話が放映された、タツノコプロ制作のテレビアニメ。
概要
『タイムボカン』と『ヤッターマン』のヒットを受けて制作された、「タイムボカンシリーズ」3作目。タツノコプロ創業者である吉田竜夫が前作の放送期間中に死去したのに伴い、本作品からは竜夫の後を継いでタツノコの社長に就任した吉田健二が、制作者としてクレジットされている。また善玉2人の声優に三ツ矢雄二と、当時新人だった滝沢久美子を新たに登用、さらに前作まで主題歌の歌唱を手がけていた山本正之も声優として参加、悪玉サイドにメンバーの増員が行われるなど、様々な変更点も散見される。
本作品では『タイムボカン』以来のタイムトラベル要素が復活し、「タイムトンネル」という設定を生かして過去の人物を呼び出した後、バトルの舞台を現代で行うという流れも時折見られた。また「行き場所」については、前2作のような「2クール目からの路線変更」は行われず、第2話の「浦島太郎」を皮切りに初期から「日本昔話」や「世界名作童話」が取り上げられている。ただし場所や人物の名称は『タイムボカン』のようにそのまま、もしくは『ヤッターマン』のように改変されていたりと、必ずしも一定している訳ではない。
毎回のハイライトである善悪のバトルに関しては、前半はファンファーレやゾロメカの流れを汲むシステムメカといった、前作のポイントを踏襲した面も見られたが、第36話以降はゼンダゴリラによるプロレスを主体としたメカ戦に落ち着く。シリーズの象徴となった三悪のメカが爆発した際のドクロ雲は本作品にてほぼ完成形となり、涙を流すバリエーションも登場した。また、演出を担当した押井守をネタにした「オシイ星人」が登場したのも本作品である。
ストーリー
不老長寿の秘薬「命のもと」を探し出し、世界平和に役立てるため、紋者博士はタイムトンネルを完成させたが、自分達の私利私欲のために「命のもと」を奪おうとするアクダマトリオは、タイムトンネルの別の入り口を見つけ、タイムトンネルに入ることに成功した。紋者博士の孫であるさくらちゃんと、博士の助手である鉄ちゃんが善意の塊ゼンダマンに変身し、アクダマトリオの野望を打ち砕く戦いを描いた作品。
登場キャラクター
ゼンダマン
名乗った後に組体操の要領で、さまざまな入り方で「Z」のポーズを取る。変身時の掛け声は「衣替え」。
鉄ちゃん(てっちゃん) / ゼンダマン1号
声 - 三ツ矢雄二
本作品の主人公。紋者博士の助手。一人称は「ボク」。13歳の少年。紋者研究所の近くに住んでおり、スポーツ万能でプラモデルが趣味。ハンバーガーが好物。武器はケンダマコルトとセンスソーサーとゼンダディスコパンチ(ソーサーを打ち出す銃。当時提供スポンサーのタカトクトイスが発売した玩具を流用)。また、ゼンダライオンやゼンダゴリラがピンチに陥った際に、電気ショックによって活力を蘇らせる鞭「愛のムチ」も所持。アクションに勝利すると2号アマッタンと共に「勝利の手打ち式(初期の数話のみ、後に「勝利の確認」へ変更)」で音頭と取ったが、ゼンダゴリラの投入以降は行っていない。ムージョをからかう発言も多い。
鉄ちゃん役は当初曽我部和行が担当する予定で、主題歌のレコーディングにもセリフ入れで参加していたが、番組初収録前に体調不良となり降板したことから(その後、第49話にゲスト出演している)、三ツ矢が演じることとなった。
さくらちゃん / ゼンダマン2号
声 - 滝沢久美子
紋者博士の孫娘。鉄ちゃんのガールフレンド。一人称は「私」。12歳の少女。趣味は読書。わがままで桜餅が好物。何かと美しさのことで隣に住んでいるムージョと張り合う。武器はペンシングとピカリング。ピカリングでアクダマトリオの組体操を妨害した事がある。また、その組体操が失敗する度に、「それとも中年太りかしら!?」(第44話)「あんまり無理すると神経痛が出るわよ!中年の皆さん!!」(第51話)とアクダマトリオをからかう事が多い。
アクダマン(アクダマトリオ)
紋者研究所の隣に建てられている屋敷に住む、命のもとを狙う三悪。女ボスのムージョが2人をスカウトし、結成した。紋者博士を騙して割符を横取りする際には様々なコスプレ(タイムワープする時代のエピソードに関するものが多いが、そうでない場合もある)を披露し、名乗りの際はゼンダマンに対抗し、「A」のポーズを取るがゼンダマン側の妨害や自分達のミスでほとんど失敗する。 今作のおしおきパートの都合上、互いに責任転嫁をすることが多く、仲間意識とチームワークの無さが壊滅的でテーマソング「ムージョ様のために」によるとトボッケーもドンジューローも陰ではムージョを「スカムージョ」と見下していたり、本音が出ると呼び捨てにしている。 第19話では、アクダマンの変身シーンと出動シーンが存在する。(変身時の掛け声は「お色直し」)
ムージョ
声 - 小原乃梨子
お色気美女でアクダマンの女ボス。24歳。自称、世界一の美女。何かにつけて隣に住んでいるさくらと美しさで張り合い、トボッケーにいつも「どっちがいい女か」と質問を行っている。美しさを維持するための努力を怠らず、スタイルもモデル並みに抜群である。被り物や仮面姿だったこれまでの女ボスの容姿を大幅に改訂し、ヘアバンドのみの素顔で登場(変装する際は仮面を着用することもある)、衣装も歴代女ボス中もっとも露出度が高い。タイムワープをする際、及び各時代ではマントを着用し、ゼンダマンとの戦いで名乗りを上げる際に脱ぐのが恒例。鉄ちゃんもムージョの色っぽさに赤くなってしまう程であり、その成果は中盤以降の悩ましポーズで発揮される。本編にてサイバンマシーンに処罰された回数は最多である
世界一の美女を自称しているだけに『タイムボカン王道復古』ではナレーターや観客を、『ボカンGoGoGo』ではドクロベエを魅了したことがある。
トボッケー
声 - 八奈見乗児
アクダマンのメカ製造および戦術担当。25歳。ムージョにスカウトされる前は落ちこぼれ科学者だったが、天才頭脳を持っている。女子高生だけでなく女子中学生が大好き。ギャグはツッコミ。たまに、視聴者のサポートしているかのように常識人的なマトを得た発言をしたりする。故郷は会津若松市で、同様に「会津若松のおハナちゃん」がたまに言及される。ムージョから「あたしとさくらどっちが美人か」と質問され最初はムージョを立てるなど、ムージョに好意を持っているような発言をしているが最後につい本音を出していつもムージョを怒らせている。
一人称は「アタシ」または「ボクちゃん」(ただし、真剣になった際には一人称が「俺」になることがある)でオネエ口調。ボタンを押す時の口癖は「ディボっとな」。攻勢に出るときの台詞は「今週の脱線転覆大作戦〜」。ドンジューローからは「トボやん」と呼ばれる。
ドンジューロー
声 - たてかべ和也
アクダマンの力仕事担当の怪力男。30歳。フルネームはナニワヤ・ドンジューロー。ギャグはボケ。元プロレスラーや歌舞伎役者をやっていたが、身体を壊して引退し、その後ムージョにスカウトされた。その経歴から、度々見得を切る癖がある。余り態度に表さないが、ムージョに好意を持っており、命のもとを手に入れた暁には歌舞伎役者にカムバックし、ムージョと結婚しようと思っている(ただし、日頃の怨みもある為か呼び捨てしたり、責任を押し付けたり、サイバンマシーンでムージョがお仕置きされる場合はトボッケーとともに積極的にお仕置きに協力する場面もある)。またサイバンマシーンからは「台詞が少ない」「出番がなかった」と他の二人に比べ、理不尽な理由でお仕置きを受けることもある。トンズラーと同じく関西(大阪)弁で話す。一人称はトンズラーと同じく「ワイ」。インチキのときの女装や変装することもある。
ニャラボルタ
声 - 池田勝
アクダマンと行動を共にする長毛の猫。人語を話し、一人称は「我輩」、稀に「僕」で語尾に「ニャ」を付けて会話する。体色はピンク色。資金不足に陥っていたアクダマンの前に突如現れ、小判が詰まった千両箱を差し出して資金援助を行った。
元は名無しだったがムージョによって名付けられ、可愛がられている。それもあるのか普段はムージョの忠実な下僕として振る舞い、彼女が気分を害した時に、そのきっかけとなった人物の顔を引っかいている。しかし、裁判メカの判決でムージョが処罰された際にはトボッケーやドンジューローの場合と同様、他人事のように笑って見ている。ただ、ドンジューローが傷心した時に体を摺り寄せて慰めたこともある。
最終話(第52話)で命のもとを水で薄めながら3000年も飲み続けて現在まで生き延びていた化け猫であった事が紋者博士の口から明かされた。本性は大変狡猾で、上記のように処罰に参加したり、彼らの不幸を嘲笑う他、第51話でアクダマンが奪った命のもとが入ったタンクにあらかじめ仕掛けていた爆薬で穴を開けて漏出させ、自分の分は竹筒に入れて独り占めしつつ、タンクが空になるようにタイムトンネルを操作して遠回りをさせていた。全てが露見した事に逆上、メカを乗っ取って攻撃するも修理を終えていたゼンダゴリラに一蹴されて敗れた上に、竹筒をアクダマンに奪われ、中身を飲み干されたために命のもとの効果が切れ、干乾びたかのように一気に老衰して死亡した。『ボカンGoGoGo』では彼によく似た猫が登場しているが同一人物なのか不明でこちらは喋れない様子。
その他
紋者博士(もんじゃはかせ)
声 - 宮内幸平
さくらちゃんの祖父。不老長寿の秘薬「命のもと」を探している。人が良いせいか毎回アクダマンにだまされ、命のもとのありかの手がかりを奪われてしまう。博士はゼンダマンの正体が鉄ちゃんとさくらちゃんとは知らされておらず、ゼンダマンの親友とされている。そのためいつも「ゼンダマンによろしくな」と言う。幾度かゼンダマンと一緒に出動しようとしてはいるが、その度にさくらちゃんや鉄ちゃんに色々理由を付けては置き去りにされている。
トミー・ヤマ
登場メカ
ゼンダマンのメカ
ゼンダライオン
ゼンダマンを乗せタイムトンネルを駆け巡る蒸気機関車とライオンを合わせたメカ。最大高9m、重量16トン(獅子の16だから)、最高速度120km/h。ナンバープレートは「B-4416」(動輪が二つあることを示すBと、九九の4×4=16→獅子の16という洒落から)。上半身を前に倒すことで、走行形態(玩具での名称は「シシポッポ」)に変形する。帽子にカラオケ装置を内蔵しており、声を担当した山本自身が歌うテーマソング通りの「のど自慢」で、タイムトンネル走行中はその自慢の喉を振るわせ、セリフにメロディをつけるという、独特の台詞回しで話したりもした。また、現代の出動においてはゼンダマン基地側に置かれた廃トレーラーの荷台を展開させパネルを通路として連結し道路に接続して出動する(第1話など)。出動時ゼンダマン達は下顎の牙をグリップとして握る。またアマッタンは後部スペースに座って乗り込む。
武器はたてがみを展開させて放つ熱線「ライオンビーム」、鼻からの高熱蒸気噴射、口から火焔放射機に、こしょう爆弾、笑いガス弾、破壊音波などがある。アクダマンのメカの攻撃を受けて行動不能になるが、1号の持つ「愛のムチ」で打たれると「効いた〜!!愛の〜目覚め〜!」と称して元気を取り戻す。オーケストラメカによるファンファーレの後、アマッタンが作成したシステムメカでピンチを乗り越える。またファンファーレメカが行動不能に陥った際などは、ゼンダマンがファンファーレを担当するときもあった。
歌う事しか興味を持っていないため、戦闘には消極的。アマッタンの嘘で救援メカがデビューしたと聞いた際、「ガラクタども」と評するなど口が悪く、「初めから目覚めているから今日はいらん!」と愛のムチの電流をゼンダマン1号に逆流させたこともあった。こうした性格に手を焼かされた鉄ちゃんとさくら、アマッタンは徹夜でゼンダゴリラ達を造る事となり、第36話以降、ゼンダゴリラ、ゼンダコトラ、ゼンダワンを格納する貨車とアマッタンが立って乗り込む専用の台車の合わせて4両を連結し全5両編成の輸送専用車両となった。
第1話の箱船メカ戦…ジェットコースターレールメカを作成し、箱船メカを乗せて暴走させるも、パーツが余ってメカがストップしてしまうが、レールメカが揺れて再び暴走し、岩に激突させて大破。
第13話のコバンマリン戦…日曜大工メカ製のノコギリザメメカを作ったのに対し、アクダマンは小判爆弾をノコギリザメメカに貼り付ける。だがパーツが余ってノコギリザメメカはバラバラになって、小判爆弾がコバンマリンに戻り、そうとは知らぬトボッケーのボタン操作で爆破。
第14話のハネスネーク戦…学用品メカで飛行機を作るも、バネパーツが余ってハネスネークの攻撃で大破、だが余ったバネがミサイルを発射して勝利。
第23話のギュウバコーン戦…竹筒メカを組み合わせた闘牛士ロボを作るも、剣を刺した直後に爆発させるのに必要な信管パーツを余らせてしまう。しかし調子に乗ったムージョがレーダーを狂わせて突撃を命じた為、ゼンダマンが期待した馬鹿さ加減を曝け出す格好で激突の衝撃によって闘牛士ロボ諸共爆破。ムージョはサイバンマシーンにもこれを指摘された。
第35話のハリコンタイガー戦…竹筒メカで作った弓兵メカを作るも、パーツが余ったために矢が打てず、ハリコンタイガーの大型爆弾で大破。だが矢の爆弾が爆風でハリコンタイガーに命中して爆破。
ゼンダゴリラ編となった第36話以降のシステムメカは、メカレス用のリングとなり、毎回同じパーツを組み立てて完成、また夜間試合となった第45話では、照明まで作られた。なおメカレスの客席(一部除く)や、第48話の土俵(この回は相撲勝負だった)については語られていない。
システムメカ
大抵はアクシデント無しでアクダマメカを撃破するのが多いが、時によってはアマッタンがパーツを1ヶ余らせたためにピンチになるも、偶然から勝利するという例もしばしば有る。次の通り。
ゼンダモグラ
戦力不足を埋めるために登場(初登場は第3話)したモグラの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ3.5m、重さ4t、速度100km/h。口の先に付いたドリルと回転する手で地中を進む事ができ、装備は、ドリルを回転させて飛ばすドリルパンチに、羽を広げれば空も飛べるジェットノズル、背中に装備された特殊爆弾。アマッタンの笛でやって来る。地中での探索や戦闘に適している。歌いながら登場する。
ゼンダビーバー
戦力不足を埋めるために登場(初登場は第4話)したビーバーの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ2.2m、重さ2t、速度100km/h。敵を切り刻む両手の丸ノコギリと、相手を噛む前歯に、背中より飛び出すチェーンを装備として備え、森林や水中での戦闘に適した仕様となっている。アマッタンが笛を吹くことで、タイムトンネルを駆けてやって来る。ジーン・ヴィンセントの『ビー・バップ・ア・ルーラ("Be Bop A-Lula")』を模した歌を歌いながら仕事をこなす。ムージョからは「バービー」などと呼ばれる。
ゼンダシロクマ
戦力不足を埋めるために登場(初登場は第5話)したシロクマの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。高さ3.3mm、重さ3.5t、速度100km/h。強力エンジンによるキャタピラで走行。装備は背中に2基搭載した特殊爆弾と、相手を凍らせる口から出す冷気、素早く伸びて敵を吸い付ける胸に隠してある強力磁石。アマッタンの笛でやって来る。寒冷地での戦闘に適している。民謡を歌いながら登場する。ムージョには「ベアベア」と呼ばれている。
第36話以降、ゼンダゴリラが中心となってメカ戦で戦うようになったため、3機とも登場しない。
ゼンダゴリラ
ゼンダライオンの戦闘嫌いに手を焼かされていたゼンダマンが第36話冒頭で完成させて登場したゴリラ型のゼンダーメカ。36話等におけるリングアナのトミーヤマの選手紹介によると、2600パウンドのAカップ。(パウンド数は稀に2600パウンド3分の2になったりと、若干の変動が有る。)移動用を兼ねていたゼンダライオンと異なり戦闘に特化したマシンで、怪力で戦う。足にローラースケートを履いており、ゼンダライオンが出したリングで、悪玉メカとプロレスで勝負する(例外的に土俵が出され、相撲で勝負したこともあった)。また、フェンシングで勝負したこともある(第37話)。勝負する前には逸るアクダマンを制して必ず「今週のアクション踊り」というダンスを踊り自身の士気を上げる。このとき尻を見せ、トボッケーに「ムージョに変なもん見せんなー!」と怒られるのはお約束。乳房が燃料タンクになっており、エネルギー切れになるとゼンダワンから補給を受ける。強い刺激を受けたり極度に興奮するとエネルギーを過剰消費するという弱点があり、毎回そこを突かれてムージョのお色気攻撃「悩ましポーズ」で鼻息を荒らげ歌い混乱状態「春の目覚め」に陥るが、1号の持つ「愛のムチ」で打たれると「野生の目覚め」となって、悪玉メカに逆転勝利する。基本的にプロレス技を使うが、胸部からミサイルを放つこと(第39話)や、ロケットパンチを放つこと(第42話)も可能。語尾に「ゴリラ」を付けて話すことが多い。第40話以降は、その時代の女性客に歓声を浴びるようになり、ムージョに「世の中、どっかが狂ってるよ」と言われたり(第40話)、トボ山タケオに「世の中も変われば変わるものです」と言われるようになる(第44話)。
ゼンダコトラ
初登場は第36話。その名のとおり子供のトラの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。背中に救急箱を抱えている。ゼンダゴリラの修理役を担当する他、鉄球やつま先から出すミサイルで援護攻撃も行う。主に破損した部分を針と糸の補修財で修理する。口がバーナーになっていて、閉じると溶着ペンチの役割をなし断線した配線をつなぐことも出来る。
ゼンダワン
初登場は第36話。ダックスフントの姿をしたゼンダーメカ(救助メカ)。ゼンダゴリラのエネルギー補給を担当。長い体の腹部に3基の燃料タンクを積んでおり通常上の2基が発射される(残り1基は予備)。ゼンダコトラの修理中、背部のミサイルや体当たりで援護攻撃を行うこともある。
ゼンダマン基地
アクダマンのメカ
シャレコウベメカ
アクダマンメカ
なおゼンダライオンとの戦いにおいては、第4話・第21話のようにコクピットを突付かれたり、第5話・第34話などのようにコクピットにミサイルが戻ってきたり、第19話のように杭打ち機メカで潰されたりしても、シャレコウベメカはピンピンしている事が多い。このやられ方は、『逆転イッパツマン』まで続く。
サイバンマシーン(おしおきマシーン・裁判メカとの表記もある)
アクダマンのアジト地下にいつの間にか置かれていた巨大なメカ。誰が作ったのかは不明で、1話時点ではトボッケーもその存在を知らなかったらしい。毎回失敗の原因を分析し責任者に罰を与える。失敗の責任が一番重いと判断された者を断罪し、「馬蹴りの刑」や「サンドバッグの刑」などに処した。自身の判決に逆らう事を良しとせず反論すれば即法廷侮辱罪に。第24話では弁護士マシーンをライフルで撃破、また第36話では内蔵している重火器を全展開して抵抗するアクダマン達を屈服させた事もあった。ただしかなりいい加減なところもあり、全員を処罰したり、「時間がないので適当に決める」としたこともある。
抑揚のない低い声で話すのが特徴だが、第31話などごく稀に自身の感情を表に出すような声を出すことも。特定の誰かに責任があると言いつつ別の人物を最も責任重大と断定するなど論理を飛躍させたり、アクダマンが若返っていてもそれと認識できるなど、優秀なコンピューターを持つ。
1週間に一度判決を下さないと異常を来す。それゆえ第51話では、アクダマンがニャラボルタの策略で戻って来れなかったために怒鳴り声を上げながら怒り狂い、ハンマーを叩き続けた末に最終回で暴走。ハンマーが外装を叩き潰して屋敷を巻き添えに大爆発という最期となった。
EDクレジットは「裁判メカ」と表記され、アクダマンも時折、裁判メカと呼称する。
コクピットメカ
おだてブタ
前作に引き続いての登場。本作品では鉄道の腕木式信号機を登って登場する。なお前作のようにヤシの木を登って登場することもある。本作品では、「ブタより太ったブタもいる」(第16話で鬼によって太らされたアクダマンに対し)や、「毎度やってると疲れるのだ」(第35話)や、「ブタも貶せばずり落ちる」(第43話で敗戦後)のように、アクダマンを茶化したり、巨大サイズで鼻息をムージョにかましたり(第39話)、ムージョがゲストキャラを口説き落とそうとした寸前に突如現れたり、とタイムボカンシリーズの中でもかなりアクティブである。
オシイ星人
トボッケーがマンネリを破るべく徹夜で作り上げた宇宙人型メカ。第20話で初登場。攻撃が反れると登場し、踊りながら(初回のみ振付けが異なっている)「惜しい」を「オシイ」と絡ませ、最後に「もうチョト〜」で締める歌を歌う。モデルはタイムボカンシリーズに演出として参加していた押井守。デザインは笹川監督の手による。
次作「オタスケマン」のエンディングテーマでは映像(第1エンディングでは歌の方も)の締めを担った。
はげましカラス
「ハゲ増し」との引っ掛けで、頭がハゲているカラス。こぶしを振り上げて「ヤラレンナヨー」と叫ぶ。
コーラスガラス
4羽一組のメカ。別名はヤルガラス。3体が順番に言った後に最後の1体が必ず負けることを推測することをコーラスをする。なお1回だけ最後の1体とおだてブタが入れ替わって登場して、他のカラスがずっこけた事があった(第42話)。また、最後の1体がムージョに撃たれて壊された事もあった。
ワンスモアガラス
コーラスガラスが登場した後に再び登場させる。
お答えガラス
割符の鑑定をしてくれるメカ。セリフの最後によく、「ただし正確な情報ではありません」と付け加えることが多い。
その他のメカ
ドッチデモイーゾー
用語
タイムトンネル
ムージョ屋敷
命のもと
紋者博士はこれを世界平和に役立てるために研究を重ね、探索と回収の為にタイムトンネルを完成させた。しかし、これを己の為に用いようとするアクダマトリオが妨害工作を仕掛けてきた事から、戦いの幕が切って落とされることになる。
第51話で命のもとが1860年(安政7年)の会津にある事が判明。争奪戦の末にティラノサウルスメカでゼンダマンを破ったアクダマンが命のもとが溢れた池を一滴残らず吸い上げて帰還しようとするも、真の黒幕であるニャラボルタの策略によってタンクに穴をあけられ、更にタイムトンネルを巧妙に操作された末に中身を空にされてしまう。
実は、命のもとの正体は「一時的な若返りの薬」であり、効果が切れればそのまま本来の肉体年齢に戻ってしまうもので、一度飲めば永遠の命を得られるといった都合の良いものではなかった。しかも原液のままでは効果が強すぎるため、飲むときは水で薄めなければ副作用を起こし、赤ん坊にまで肉体が戻ってしまう。3000年も生きているニャラボルタのように、適量を定期的に飲み続ければ長い年月生き永らえる事も可能だが、一度でも摂取できずに効き目が切れると、その瞬間に急激な加齢により肉体が老化して死んでしまう。
実際に紋者博士が忠告しようとした時にアクダマンがニャラボルタから奪った命のもとを原液のまま(薄めないで)飲み干してしまった事で副作用を引き起こし、赤ん坊へと急激に若返ってしまった。反対にニャラボルタはアクダマンに竹筒を奪われた挙句、中身も全て飲み干された為に命のもとを摂取できず、効果切れによって呆気なく老衰死してしまう自業自得な末路を遂げた。
アクダマンの受けた刑罰
刑罰用の装置やメカはサイバンマシーン同様、誰によって制作されたのかは不明。
ムージョ
ペンペンの刑
かすみ網の刑
三千里の刑
宇宙迷子の刑
美容体操の刑
野球拳の刑
安楽の刑
インベーダーの刑
籠かきの刑
黒焦げの刑
裸踊りの刑
踏み潰しの刑
叶わぬ鯉の滝登りの刑
ごちそうの刑
五輪の刑
素晴らしいプロポーションの刑
巨人の刑
お灸の刑
昇天の刑
トボッケー
はりむしろの刑
モグラ叩きの刑
馬蹴りの刑
島流しの刑
おだてブタの刑
窮屈の刑
鮫攻めの刑
毛抜きの刑
ボール当ての刑
泥人形の刑
ワニワニバックンの刑
迷路の刑
トラ刈りの刑
二枚目の刑
ところてんの刑
サンドバッグの刑
気長の刑
キャッチャーミットの刑
ドンジューロー
断食の刑
岩石落としの刑
ジュージューの刑
風船の刑
大仏の刑
ウサギとカメの刑
お金積みの刑
初舞台の刑
メリーゴーランドの刑
機関車の刑
3人全員または複数
猛獣の刑
オイルの天ぷら揚げの刑
ガムテープの刑
入れ歯ガチガチの刑
この他、テーマソングでは、晩飯抜き、昼飯抜き、おやつ無しといった刑が歌われている。 曲中では、ムージョが作中と同じ理由でトボッケーに、トボッケーが「逃げ足が遅い」という理由でドンジューローに、ドンジューローが「お喋りすぎる」という理由でムージョに責任転嫁している。
スタッフ
前作の『ヤッターマン』では病気療養中だったために制作に参加しなかった小山高男が、本作品では第9話よりシリーズに復帰している。
- 製作 - 吉田健二
- 原作 - タツノコプロ企画室(連載誌 - 『てれびくん』、『小学館学習雑誌』)
- 企画 - 九里一平、鳥海尽三、柳川茂、酒井あきよし
- 音楽 - 神保正明(現・神保雅彰)、山本正之
- 担当ディレクター - 原征太郎( - 第37話)、大貫信夫
- 文芸担当 - 小山高男(第38話 - )
- オープニングアニメ - 田中亨
- プロデューサー - 永井昌嗣、横尾潔
- キャラクターデザイン - 天野嘉孝
- メカニックデザイン - 大河原邦男
- 美術スタイリング - 多田喜久子
- 担当 - 別所孝治、田島潔(フジテレビ)、内間稔、大野実(読売広告社)
- 総監督 - 笹川ひろし
- 美術担当 - 岡田和夫
- 録音制作 - ザックプロモーション
- 録音ディレクター - 鳥海俊材
- 効果 - 加藤昭二(アニメサウンドプロダクション)
- 録音 - 高橋久義
- 現像 - 東京現像所
- 制作担当 - 松本堯一、岡嶋雄二、加藤長輝
- 制作協力 - アニメフレンド、アニメルーム、葦プロダクション、アドコスモ、スタジオナイト、タマプロダクション
- 制作 - フジテレビ、タツノコプロ
主題歌
オープニングテーマ「ゼンダマンの歌」
第38話からは、オープニング映像にゼンダゴリラ、ゼンダコトラ、ゼンダワンの映像が追加したものが放送された。
アルバム『アニメの大王』には山本によるセルフカバー版が収録されている。
第38話からは、オープニング映像にゼンダゴリラ、ゼンダコトラ、ゼンダワンの映像が追加したものが放送された。
アルバム『アニメの大王』には山本によるセルフカバー版が収録されている。
エンディングテーマ「これまたアクダマン」
各番締め「♪これまたアクダマン〜」のフレーズは、第7話から第35話まで(第32話は除く)メカ戦の決着後に行われた「勝利の確認」で、最後にゼンダライオンが歌って締めた。
第38話から第51話までは、アクダマンとニャラボルタが地球を抱えている場面に、「スタッフ一同がんばっています また見てね!」というテロップが添えられた。
各番締め「♪これまたアクダマン〜」のフレーズは、第7話から第35話まで(第32話は除く)メカ戦の決着後に行われた「勝利の確認」で、最後にゼンダライオンが歌って締めた。
第38話から第51話までは、アクダマンとニャラボルタが地球を抱えている場面に、「スタッフ一同がんばっています また見てね!」というテロップが添えられた。
挿入歌
「ゼンダライオン」
出動の際に挿入歌として使用。第19話では出動がアクダマンによるパロディであるため、アクダマンが歌い、第31話ではアクダライオン(ただしライオンビームで顔が焼けた状態)が歌った。途中「新ゼンダライオンの歌」にその役目を譲るも終盤近くで復活した。第6話、最終回では三ツ矢と滝沢によるデュエットバージョンが流れた(1番のみ)。
また第5話から第35話までは、番組が募集した視聴者がタイムトンネル走行中に流れる同曲を歌うサービスも行われており、応募が集まるまではスタッフやキャストの子供が担当していた。
「わすれっこなしよ」(第14話、第24話)
第24話ではムージョがこの歌を歌った。
『逆転イッパツマン』の第25話では放夢ランがカラオケでこの曲を熱唱した。
「タイムボカン」(第16話)
『タイムボカン』のOPテーマ。この回の出動シーンで使用。山本は原曲時とは大幅に異なった歌い方をしている。
「とんでもニャー猫ニャラボルタ」(第51話)
オリジナルは杉本真人とスクールメイツブラザーズの歌唱。
「サイバンマシーンとアクダマン」
同曲の中では、宮村義人ではなくザ・ブレッスン・フォーのメンバーの鈴木雪夫がサイバンマシーンを演じている。
「救援メカのうた」
「新ゼンダライオンの歌」
挿入歌として第36話から使用された。
「ムージョ様のために」(第52話)
次回作である『タイムパトロール隊オタスケマン』の第26話でも歌詞を一部改変して使用された。
「おだてブタ」
「ヤッターマン」の挿入歌として製作された曲であり、本作品でもアクダマンとおだてブタが劇中で歌唱している。
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 作画監督 | キャラクター | 登場悪玉メカ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1979年 2月3日 |
無敵はステキ! ゼンダマン | 山本優 | 笹川ひろし 大貫信夫 |
芦田豊雄 | - | モアの箱舟 |
第2話 | 2月10日 | 竜宮城だよ! ゼンダマン | 大貫信夫 | 平山則雄 | カメメカ | ||
第3話 | 2月17日 | エデンの園だよ! ゼンダマン | 佐藤和男 | 押井守 | 海老沢幸男 | メカコブラン | |
第4話 | 2月24日 | ヤマタイ国だよ! ゼンダマン | 山本優 | 岩田弘 | 鈴木英二 | 下元明子 中森恵子 |
ドウタクメカ |
第5話 | 3月3日 | 月吉丸の大出世! ゼンダマン | 祐木仁 | 湯山邦彦 | 田中保 | 下元明子 | テンシュカックン |
第6話 | 3月10日 | 大進撃だ八字軍! ゼンダマン | 山本優 | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | 下元明子 中森恵子 |
ヨロシクヨロイ |
第7話 | 3月17日 | 走れ白馬! ゼンダマン | 笹川ひろし 押井守 |
魚取弘 | 馬蹄型メカ | ||
第8話 | 3月24日 | ドン・万次郎だよ! ゼンダマン | 佐藤和男 | 八尋旭 岩田弘 |
鈴木英二 | クロフーネン | |
第9話 | 3月31日 | ボケの仙人だよ! ゼンダマン | 小山高男 | 八尋旭 高井戸仁 |
渡瀬健太郎 | 中森恵子 | スイトルン |
第10話 | 4月7日 | 超徳太子だよ! ゼンダマン | 山本優 | 押井守 | 西城隆詞 | - | 三重の塔メカ |
第11話 | 4月14日 | 父をたずねて三千里! ゼンダマン | 海老沼三郎 酒井あきよし |
真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | 下元明子 中森恵子 |
メカホース |
第12話 | 4月21日 | 長靴をはいた猫! ゼンダマン | 佐藤和男 | 大貫信夫 | 平山則雄 | メカシューズン | |
第13話 | 4月28日 | バイキングだよ! ゼンダマン | 山本優 | 八尋旭 湯山邦彦 |
笹木寿子 | - | コバンマリン |
第14話 | 5月5日 | 謎のアステカ! ゼンダマン | 八尋旭 岩田弘 |
鈴木英二 | 下元明子 中森恵子 |
ハネスネーク | |
第15話 | 5月12日 | ジンギスカンだよ! ゼンダマン | 筒井ともみ | 八尋旭 高井戸仁 |
渡瀬健太郎 | ジュージューメカ | |
第16話 | 5月19日 | こぶとりじいさんだよ! ゼンダマン | 酒井あきよし | 高垣幸蔵 押井守 |
平山則雄 | オニダルマメカ | |
第17話 | 5月26日 | 未来の宇宙へ! ゼンダマン | 佑木仁 | 八尋旭 岩田弘 |
鈴木英二 | デストロンロケット | |
第18話 | 6月2日 | 氷河のマンモス! ゼンダマン | 山本優 | 押井守 | 西城隆詞 | - | キバルーン |
第19話 | 6月9日 | アパッチの宝だよ! ゼンダマン | 小山高男 | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | 下元明子 中森恵子 |
ガトリング銃型メカ |
第20話 | 6月16日 | バラサイユだよ! ゼンダマン | 海老沼三郎 | 棚橋一徳 長谷川康雄 |
林政行 | 中森恵子 | メカボトラー |
第21話 | 6月23日 | ジャムの長政! ゼンダマン | 小山高男 | 大貫信夫 | 平山則雄 | ダイブツン | |
第22話 | 6月30日 | ポンペイの最期だよ! ゼンダマン | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | モアイモアイ | ||
第23話 | 7月7日 | かぐや姫だよ! ゼンダマン | 佐藤和男 | 大貫信夫 | 西城隆詞 | - | ギューバコン |
第24話 | 7月14日 | ゴーレム魔人だよ! ゼンダマン | 山本優 | 押井守 | 平山則雄 | 中森恵子 | ボヘミワゴン |
第25話 | 7月21日 | アマゾン殺人事件だよ! ゼンダマン | 西城隆詞 | - | ヤナコンダ | ||
第26話 | 7月28日 | 水戸紅門だよ! ゼンダマン | 小山高男 | 岩田弘 | 鈴木英二 | 中森恵子 | アラエッサッサー |
第27話 | 8月4日 | 不思議な国のアリス! ゼンダマン | 佐藤和男 | 大貫信夫 | 加藤章子 | ピョンタンク | |
第28話 | 8月11日 | 牛頭魔人だよ! ゼンダマン | 山本優 | 岩田弘 | 魚取弘 | バレテノンメカ | |
第29話 | 8月18日 | 坂本リョーマだよ! ゼンダマン | 大貫信夫 | 西城隆詞 | 黒船メカ | ||
第30話 | 8月25日 | 怪傑ソロだよ! ゼンダマン | 岩田弘 | 平山則雄 | 中森恵子 | サボテンメカ | |
第31話 | 9月1日 | クックンの大航海だよ! ゼンダマン | 佐藤和男 | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | アクダライオン | |
第32話 | 9月8日 | 弁慶サンだよ! ゼンダマン | 山本優 | 押井守 | 西城隆詞 | ドンドンブリッジメカ | |
第33話 | 9月15日 | 有能忠敬だよ! ゼンダマン | 酒井あきよし | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | フラジンのランプメカ | |
第34話 | 9月22日 | ヨーローの滝だよ! ゼンダマン | 小山高男 | 押井守 案納正美 |
西城隆詞 | 瓢箪メカ | |
第35話 | 9月29日 | トラ退治だよ! ゼンダマン | 酒井あきよし | 案納正美 小島多美子 |
平山則雄 | ハリコタイガー | |
第36話 | 10月6日 | チャーンカムバック! ゼンダマン | 山本優 | 大貫信夫 鴫野彰 |
加藤章子 | オコルスキー→キラー・オコルスキー | |
第37話 | 10月13日 | 金のガチョウだよ! ゼンダマン | 佐藤和男 | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | 西城隆詞 | タマコング |
第38話 | 10月20日 | 鼻のベルジュラック! ゼンダマン | 酒井あきよし | 押井守 小島多美子 |
西城隆詞 | チャンバラン→アクダマジェットシン | |
第39話 | 10月27日 | 桃太郎さんだよ! ゼンダマン | 佐藤和男 | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | オニオンメカ→アクダブッチャー | |
第40話 | 11月3日 | とべよペガサス! ゼンダマン | 案納正美 小島多美子 |
西城隆詞 | ハープンプン | ||
第41話 | 11月10日 | 花咲かじいさんだよ! ゼンダマン | 永樹凡人 関田修 |
上條修 | ハナタンク | ||
第42話 | 11月17日 | 天才ダビンチ! ゼンダマン | 山本優 | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | オーソレミーヨ→アクダババ | |
第43話 | 11月24日 | 古代オリンピックだよ! ゼンダマン | 小山高男 | 案納正美 鴫野彰 |
平山則雄 | ヒガボーボー | |
第44話 | 12月1日 | コサック勇士だよ! ゼンダマン | 山本優 | 西城隆詞 | オロロンスキー | ||
第45話 | 12月8日 | オオカミ男だよ! ゼンダマン | 永樹凡人 鈴川元昭 |
窪秀巳 | 吉田すずか | マリンカメゴン | |
第46話 | 12月15日 | 巨人の国だよ! ゼンダマン | 佐藤和男 | 真砂智康 岩田弘 |
鈴木英二 | 西城隆詞 | ボストーンバックーン(アサッテノジョーダン) |
第47話 | 12月22日 | タイムモンスターだよ! ゼンダマン | 山本優 | 大貫信夫 関田修 |
上條修 | 時空超特急イナズマ号→アイアンタイガー | |
第48話 | 12月29日 | パーパーマンだよ! ゼンダマン | 佐藤和男 | 案納正美 岩田弘 |
鈴木英二 | ガブリンタンク | |
第49話 | 1980年 1月5日 |
武蔵ホームラン! ゼンダマン | 山本優 | 広川和之 鈴川元昭 |
窪秀巳 | ジャイアントブッチャー | |
第50話 | 1月12日 | 天女の羽衣だよ! ゼンダマン | 海老沼三郎 酒井あきよし |
押井守 小島多美子 |
加藤章子 | 吉田すずか | イカリ・ザ・セーラーマン |
第51話 | 1月19日 | 命のもと発見! ゼンダマン | 小山高男 | 案納正美 岩田弘 |
鈴木英二 | 西城隆詞 | 恐竜メカ |
第52話 | 1月26日 | ああ命のもと! ゼンダマン | 大貫信夫 鴫野彰 |
平山則雄 |
放送局
系列は制作局での本放送当時のもの、放送時間は個別に出典が提示されているものを除き1979年7月中旬 - 8月上旬時点のものを使用する。
放送地域 | 放送局 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | フジテレビ | 土曜 18:30 - 19:00 | フジテレビ系列 | 制作局 |
北海道 | 北海道文化放送 | |||
宮城県 | 仙台放送 | |||
富山県 | 富山テレビ | |||
石川県 | 石川テレビ | |||
福井県 | 福井テレビ | |||
静岡県 | テレビ静岡 | |||
中京広域圏 | 東海テレビ | |||
近畿広域圏 | 関西テレビ | |||
鳥取県・島根県 | 山陰中央テレビ | |||
広島県 | テレビ新広島 | |||
福岡県 | テレビ西日本 | |||
沖縄県 | 沖縄テレビ | |||
山形県 | 山形テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
||
岡山県 →岡山県・香川県 |
テレビ岡山 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列(1979年3月まで) |
10話から放送。
1979年3月までの放送エリアは岡山県のみ | |
長崎県 | テレビ長崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 |
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青森県 | 青森テレビ | 月曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 | |
岩手県 | テレビ岩手 | 金曜 17:30 - 18:00(1979年2月 - 9月) →金曜 17:10 - 17:40(1979年10月 - 1980年2月) |
日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
秋田県 | 秋田テレビ | 金曜 17:00 - 17:30 | フジテレビ系列 | |
福島県 | 福島中央テレビ | 土曜 6:17 - 6:45 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
福島放送開局に伴うテレビ朝日系列脱退後の1987年に放送 本来の系列局である福島テレビ(当時はTBS系列とのクロスネット)では未放送 |
新潟県 | 新潟総合テレビ | 火曜 16:50 - 17:20 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
現・NST新潟総合テレビ 1980年頃に放送 |
山梨県 | 山梨放送 | 月曜 17:30 - 18:00 | 日本テレビ系列 | |
長野県 | 長野放送 | 土曜 18:00 - 18:30 | フジテレビ系列 | |
山口県 | テレビ山口 | 木曜 17:30 - 18:00 | TBS系列 フジテレビ系列 |
|
佐賀県 | サガテレビ | 土曜 18:00 - 18:30 | フジテレビ系列 | |
熊本県 | テレビ熊本 | 金曜 17:25 - 17:55 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 | |
大分県 | 大分放送 | 水曜 17:20 - 17:50 | TBS系列 | |
宮崎県 | テレビ宮崎 | 土曜 17:00 - 17:30 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
鹿児島県 | 鹿児島テレビ | 水曜 17:15 - 17:45 →木曜 17:15 - 17:45(最終回時点) |
1980年5月1日まで放送 |
1979年3月までの放送エリアは岡山県のみ同年4月の香川県への相互乗り入れ開始に伴い香川県でもネット開始
劇場版
『ゼンダマン ピラミッドの謎の箱だよ!ゼンダマン』は、1980年3月15日に公開された日本のアニメ映画。
『東映まんがまつり』内で上映された一篇であり、併映は『世界名作童話 森は生きている』『銀河鉄道999 ガラスのクレア』『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』『花の子ルンルン こんにちわ桜の国』の4本。
前二作の劇場版は、タツノコプロと関連の深い東宝による『東宝チャンピオンまつり』内で上映されたが、1978年春の興行をもって『東宝チャンピオンまつり』は終了。そのため同作品は『東映まんがまつり』内での上映という形に変更された。
シリーズ初の劇場用新作として制作された同作品であるが、内容はテレビシリーズ第36話以降の「ゼンダゴリラ篇」に準じたものであり、上映時間は前述の通りテレビシリーズより短い13分とされている。また他のテレビ作品の劇場用新作と同様、オープニングとエンディングはテレビシリーズのものを使用。「ピラミッドの〜」もサブタイトル的な扱いである。
登場するアクダマメカはスフィンクスがモデルのハンブンライオン。
ストーリー
現場にいち早く到着したアクダマンは、早速箱を手に入れる。だがムージョのミスで箱は取り返すが、鍵を入手しているのはアクダマンだった。そしてその鍵をめぐって、ゼンダゴリラとハンブンライオンのメカレスの開始となった。
エジプトに特設されたリングで、両メカの戦闘が始まる。最初はゴリラが優勢だったが、ムージョの「今週の悩ましポーズ大作戦」でゴリラのパワーはダウン、そこでゼンダワンがエネルギーカプセルを投入、そして「愛のムチ」でゴリラは「野生の目覚め」となり、ハンブンライオンを撃破、鍵を取り返した。
早速ゼンダマンが箱を開けると、中から大男が出て来た。大男は、悪事をしたため800年もの間、箱に封印されていた。彼が改心したことを宣言すると、魔法大王が現れ、彼を免罪するのだった。
映像ソフト
VHS
LD
DVD
漫画
- てれびくん 作画:宮のぶなお
その他の作品での登場
- 1981年3月公開の「東映まんがまつり」内で上映された『タイムパトロール隊オタスケマン アターシャの結婚披露宴!?』に、他シリーズ作品の善玉・悪玉と共に、ゼンダマンとアクダマンが登場(実はトンマノマントによる幻影)、劇中ではゼンダライオンの出撃シーンと、第1話のゼンダライオンと箱船メカとのメカ戦が挿入された。ただし上映時間の関係上、「レールシステムメカのパーツが余って箱船メカが一旦停まってしまう」シーンは省かれた。
- 1981年11月7日放送の『ヤットデタマン』第40話「六周年だよ! 舞台中継」に、ゼンダマン・アマッタン・紋者博士・アクダマン・ニャラボルタが、他作品の善玉・悪玉と共に、観客役で出演している。
- OVA『タイムボカン王道復古』の第1話ではゼンダマンの2人が「オール3悪メカメカ猛レース」の観客として、レースの参加者としてアクダマンが登場。搭乗メカはアクダライオン(劇中ではアクダマライオンと呼称。本作品とは異なり喋らない)。終盤マージョ一味(タイムボカン)の罠にかかるもいち早く脱出に成功、ゴール直前でムージョのお色気ポーズを披露するほどの余裕を見せるもドロンボー一味(ヤッターマン)が追い上げてきたことで慌てて発進しようとするも罠からの脱出でエネルギーを使いすぎてしまっており、リタイア。さらにはムージョが怒りに任せて自爆スイッチを押してしまった(実際の爆発シーンはなし)。
- 2000年に発売されたプレイステーション用ゲーム『ボカンGoGoGo』ではシャレコウベメカ、ゼンダライオンが登場。アクダマン側は不思議な力を持った花・シュヤクノザを巡るレースに参加。レース勝利後、ムージョの色仕掛けによりドクロベエからシュヤクノザの蜜を飲むと玉のような肌になるという情報を聞き出す。しかし飲んだ後、玉のような肌どころか玉そのものになってしまい、駆けつけたゼンダマンに嘲笑される。