Happy Tree Friends
以下はWikipediaより引用
要約
『Happy Tree Friends』(ハッピーツリーフレンズ)は、Mondo Media製作によるフラッシュアニメ作品。略称は「HTF」「ハピツリ」。
PG-12指定。暴力表現の区別はCartoon Violenceとされている(ゲーム版ではBlood and Gore)。 1999年に公開された「Banjo Frenzy」という話がルーツになっている。作品は一見コミカルで可愛らしいが、残虐でグロテスクな表現がほぼ毎回ある。
概要
この作品の特徴を簡単にまとめると、血と臓器にまみれたシュールでグロテスクなギャグアニメというようなものになる。主要な登場人物のほとんどに声優があてられているが、明確なセリフはほとんどなく、きちんと聞き取れるものは「Hello」や「Come on」などの簡単なもので、それ以外は笑い声や断末魔、鼻音などの効果音に似た表現が多い。一見するとかわいらしい動物達が登場するコミカルなアニメだが、最後には多くの語で登場キャラクターのほぼ全員が凄惨な死に方をして終わる。大怪我をするが死なず終わったり、キャラクターが息を吹き返す話、誰も傷つかない話も僅かに存在する。
主な死亡原因はキャラクター自身または他キャラクターのミスから起きる事故が多いが、オカルトチックな話も存在する。一話完結形式のため、別の話に怪我や死が持ち越されることはなく、死んでも別の話では何事もなかったかのように復活し、また新たな惨劇が繰り広げられる。死のボーダーラインは曖昧であり、棒が腹部に刺さっただけで死ぬ場合もあれば、首が捥げたり内臓をえぐり取られたりしても短時間苦しみ抜きながらも生きている場合がある。映像だけを見るならばかなり残酷であるが、現実世界ではありえないような原因で死ぬなど唐突で残酷なシーンそのものがギャグになっているのに加えて、ストーリーには「棒を持って走り回ると危険」「悪い事をすれば罰が当たる」などの寓話的要素も含まれている。
大きな特徴として他のMondo Mediaが制作するアニメーションと異なり、銃がほとんど登場しない。理由はKenn Navarroによれば「Too easy(簡単過ぎる)」ため。
各話のエンドクレジットの後には「nice message for the kids(子供たちへのいいメッセージ)」が存在する。たとえば、虫歯の治療から事故に発展する話の場合では「Brush after every meal!(食事の後には歯磨きをしよう)」といった具合である。ただし、実際にはアニメの最初に「暴力表現があるため子供には見せないこと」という趣旨の注意書きが表示される。
スプレンディド、フリッピー、ランピー、ザ・モール、ポップなど、相手を直接殺害するキャラクターの死亡率は低く、現実の人間以上の丈夫さをも発揮する。その丈夫なところはキャラクターによって異なる(フリッピーは火炎や爆発、ランピーは落下、スプレンディドはほぼ無敵であるなど。ザ・モールは天才的な運の良さを持っている。カブは痛みに対して異常な耐性を持っている場合がある)また映画のパロディーと思われるストーリーもいくつかある。
特別な作品もいくつかあり、「Blurb」と言わばその作品の制作側の主張をテロップに貼った映像、番外編などが存在する。
元々ストーリーの出るペースは遅かったが、2010年代に入ってから更に出るペースが遅くなっており、例として2011年12月に公開された「Clause For Concern」は前作から実に1年3カ月以上開きがある。
監督のKenn Navarroが2014年頃にMondo Mediaを退社し、グッズ販売以外の全ての活動から退いて以降は制作活動が停滞し、2014年3月に公開された「Dream Job」から「Still Alive」全5作品が新しく公開されるまで2年半以上もの空きがあったほか、その次の新作「Too Much Scream Time」の公開は実に約6年9か月後の2023年9月27日となるなど、今後の制作は極めて不透明な状況にある。
登場キャラクター
主要キャラクター
ミスター・ピクルス以外は全て擬人化された哺乳類であり、生きている人間は登場しない(人骨が見られる話や、人がピクトグラムとして登場する話が存在している)。キャラクターの外見の特徴として、出っ歯で鼻はハート型、目は白目にパックマンの形のような黒目がついていることが挙げられるが、特徴に合わないキャラクターも数名存在する(スニッフルズ、ランピーなど)。服を着ているものとそうでないものがいるが、どちらも両腰あたりにポケットがある。臓器は人間に近い形・配置になっている。
ほとんどのキャラクターの体は、非常に耐久力がなく、手を窓に挟んだだけで切ってしまったりする。また、トラブルを起こして間接的に死なせたことを含めると、作品内全てのキャラクターが他のキャラクターを最低でも一度は殺害している。ランピーやフリッピー等、他者を殺害することの多いキャラクターは比較的耐久力・生存率ともに高い傾向がある。それ以外のキャラクターの多くは登場するたびに死ぬことがほとんどである一方、生存回が皆無のキャラクターは存在しない。
初期のエピソードではお茶会や公園で遊ぶなどといった、子供がするような遊びをしていることが多かった。しかし、Mondo Media側の作品に対する観念や概念の変化により、キャラクターの身分や職業が話によって変わるようになった。
自他問わず少しの怪我でも気づくこともあるが、キャラクターが死亡したり重傷を負ったりしても、気付かなかったり、特に気にしないことも少なくない。自分が大怪我をしても、学習せずそれまでしていた行為を続行したりすることもある。
また、Happy Tree Friends誕生10周年を記念して、新キャラクター追加の選挙をMondo Mediaの公式サイトにて2010年3月1日から3月31日(米国時間)まで1カ月間実施していた。その結果、Lammy(ラミー)とMr. Pickles(ミスター・ピクルス)が新キャラクターとなった。
Happy Tree Friends Wiki(英語)ではそれぞれのキャラクターの死亡回数、殺害回数が明記されている。
なお、キャラクターが具体的なセリフを喋る事ことはほとんどないため、収録された音声を使い回すことが多く、声優交代後に制作された回のキャストが交代前のものになる場合がある。
カドルス(Cuddles)
声 - Kenn Navarro
特徴:黄色いウサギ。頭頂部に前髪のような毛があり、それと同じ形の尾を持つ。大きい耳は感情に合わせて状態を変化させる。いつもピンク色のウサギのスリッパを履いており、サッカーをする時や泳ぐ時でも脱ぐことは無い。
このアニメの主人公だが、登場回数が最も多いというわけではない(登場回数3位、死亡回数は全キャラクターで1位)。性格は明朗活発だが危機意識がなく無鉄砲で、フレイキーなどをハプニングに巻き込むこともある 。ギグルスと恋人同士のように描かれているストーリーがいくつかあるが、その多くは「The Carpal Tunnel Of Love」のような外伝、もしくは「I Nub You」のような脇役としての登場であり、ギグルスとの恋愛関係を軸にしたストーリーは存在せず、彼がギグルス以外のキャラクターをデートに誘った話もない。
飛行機のエンジンに吸い込まれるなど死に方も凄惨であり、生き残る話でも、ハンディの臓器が捨てられた飲み物を飲む、ナッティに車を盗まれる、花火の残り火で眼球に穴が開くなど酷い目にあって終わる。テレビゲームで遊んでいる最中に光過敏性発作らしき症状を起こしたこともある。シーズン3以降はあまり主役になれていなかったが「Camp Pokeneyeout」では久々に主役となった。
名前の由来は、「抱きしめる」という意味の単語の"cuddle"から。
ギグルス(Giggles)
声 - Dana Belben→Ellen Connell→Lori Jee→Ellen Connell
特徴:ピンク色のシマリスの女の子。頭には大きな赤いリボンをつけている。尻尾はないが、公式サイトではシマリスと説明されている(「Banjo Frenzy」の頃は水色の体で尻尾があった。実物のシマリスも天敵に襲われると尻尾を切って逃れるという習性があり、2度と生えてこない)。熊という設定だったのか、初期のopやフラッシュ版第一話では額に模様がなく、出っ歯ではない。
このアニメのヒロインで、登場回数は2位。番外編などで怪我で済むことがあり、TVシリーズでも生存回は多い側であるものの女子だから容赦される訳ではなく、ハンドミキサーで目をえぐられたり、セーターが過剰に縮み頭が吹き飛ぶなどの死に方をする。危険物等に気づかずに自滅したり、他のキャラクターをトラブルに巻き込むなど、時々ドジな一面もある。母親が一度だけ登場し、容姿はギグルスと瓜二つ。ランピーが医者として登場する話では、看護師として助手することが多い。公式サイトの説明では内気な性格とされているが、劇中ではそのような描写はなく、むしろランピーの環境破壊に対し積極的に行動を起こすなど同じ女性キャラクターのペチュニアに比べて行動的である描写も目立つ。スプレンディドが登場するストーリーでは、たいてい彼に助けられ、その後に彼のミスで死ぬ。
名前の由来は、「くすくす笑う」という意味の"giggle"から。
ランピー(Lumpy)
声 - Rhode Montijo→David Winn
特徴:水色のヘラジカ。登場キャラクターの中で身長が一番高い。他のキャラクターのほとんどは目や鼻の形、体形などが同じであるが、彼のみデザインが大きく異なる。左右で向きの違う大きな角を持ち、耳がなく、小刻みで複数の出っ歯があり、唯一左利きのキャラクターである。
このアニメの準主人公。カドルスたちと一緒に遊んでいることもあるがその身長ゆえか、他のキャラクターが子供で彼のみ大人というケースが多少含まれる。また、多くのキャラクターは大木の中をくり抜いて作った家や木造の家に住んでいるが、彼だけキャンピングカーのトレーラーハウスに住んでいる話がしばしばある。出っ歯でトレーラーハウスに住むという描写はレッドネックのステレオタイプを表している。
以上のように本作品において異彩を放つ彼だが、登場回数は全キャラクターの中で最も多い。何らかの仕事(バスの運転手(Happy trails)、ロケットの操縦士、医者など)をすることが多いが、何かしらのドジを踏み痛い目に遭うことがある。
悪運が強く、他のキャラクターを死亡させた上で自分は生還するケースが目立ち、死亡するときも終盤に死ぬか、話が終わる直前に死ぬことが多い。本作品のキャラクターとしては体が丈夫で、特に落下には強く、山の頂上や高速道路から落ちても死なないことがある(しかしその場合は直後に別のアクシデントに巻き込まれ死亡する)。ただし、すぐに死ぬことが少ない分死亡する際はかなり凄惨な死に方をする事が多い(死亡率は5割前後)。生死を問わずオチを担当することも多い。
普段の声は低いが、驚くと高い声を出す。判断力が鈍く、知能も低い上に注意力も散漫であるため度々トラブルメーカーになっている。全エピソード中で最初に他キャラクターを殺害したキャラクターで、他のキャラクターの殺害回数は多数のトラブルの原因を占めて1位。
細身の体に似合わず怪力の持ち主で、一人で大量のゾンビを芝刈り機で一気に倒したり、多数のキャラクターを襲った巨大イカをネズミ捕り一個で拘束したり、悪魔に乗り移られたカブを取り押さえつけたりと言った実力を発揮するシーンもある。医者として登場する話では、無茶苦茶な治療法ではあるがその場で患者を死亡させたことはない。
公式サイトの説明ではやさしいとされるが、実際はいざという時に他のメンバーを見捨てて逃げたり(Class Act)、ソーセージの機械に巻き込まれたリフティとシフティの加工肉を平気で販売したり(Meat Me for Lunch)、金もうけのためにトゥーシーを殺害したりと(We're Scrooged!)自分勝手な描写が目立つ。だが「All Flocked Up」では、巣から落ちた小鳥をあらゆる手段で元の巣に戻そうとしていたり、「Take a Hike」では負傷したカドルスたちを暑い中運んだりと、前述の通り、公式設定通り優しいとされるシーンも少ないながら存在する。
皮と思われる体は実は服であり、その下を晒してギグルスを驚かせてしまったことも(男性器の描写はない)。
名前の由来は「鈍い」という意味の単語"lumpy"から。
トゥーシー(Toothy)
声 - Warren Graff
特徴:顔にそばかすがある、藤色のビーバー。歯と歯の間に隙間がある、いわゆるすきっ歯である(一部のストーリーや初期のOPのキャラクター紹介などでは隙間がない)。最初はリスという設定だったそうで、その時は前歯が非常に大きく、頭に髪の毛が2本生えていた。
カドルス、ギグルス、ランピー、トゥーシーの四人のみが登場する話が目立つことからトゥーシーは前述の三人に次ぐ主要キャラクターと考えられる。扇風機に体を切り刻まれたり、棒つきキャンデーで目をえぐられたりと、彼も凄惨な死に方をする。危険物が分かりづらい点が見受けられ、自滅したり他のキャラクターを巻き込む発端となっている。カドルスやスニッフルズと仲が良いようなシーンが目立ち、「Camp Pokeneyeout」ではカドルスの誤解がきっかけで彼とスリングショットで石をぶつけ合い悶着になった。歯医者としてナッティーを治療したこともあるが、大怪我を負わせてしまう。
フラッシュ版の第一話で最初に殺害されたキャラクターでもあり、事実上、最初の死亡キャラクターである。眼球や顔を損傷することが多く、火で死亡することも多い。また、彼が主演である「Eye Candy」は、アヌシー国際アニメーションフィルムフェスティバルのインターネットアニメーション部門で金賞を受賞している。
名前の由来は、「出っ歯」という意味の単語"toothy"から。
ナッティ(Nutty)
声 - Michael "Lippy" Lipman
特徴:黄緑色のリス。いつも顔にキャンディを貼り付けている。鏡を見て付けるシーンがあり、彼にとってはアクセサリー感覚である。彼だけ瞳の形が楕円形で、左目の瞳は黄緑色になっている(これは糖尿病を暗示している)。
甘味依存症である。その依存度は異常で、甘い物と結婚する妄想に耽ったり(A Sucker for Love)、舌を噛み切ってまで飴を食べようとしたりするほどである(Chew Said a Mouthful)。大抵の場合、それが原因となって死亡する。自身の欲求を制御できず甘いものを手にするためなら何でもするため、トラブルの元凶となることが比較的多いキャラクターである。左目は物が菓子に見えるようで、ラッセルが彼の瞳孔をコンタクトレンズと間違えて付けたら、彼も目の前の物がお菓子に見えるようになった。お菓子と間違えて何かを食べ始めると、それがお菓子でないことに気付かない(「Class Act」ではお菓子に仮装したスニッフルズを食いちぎった)。何かの拍子に思いがけず甘いものが口に入った時は敏感に反応し、ハイテンション状態でタップダンスのような跳ね方をする。一度だけ、リハビリをして甘味依存を克服したことがあるが、その際にリフティ、シフティのせいでゲームに依存して一年中家に引きこもり、ゲームを求めてその二人を追いかけている間に他のキャラクターをゲーム感覚で惨殺してしまった(False Alarm)。
名前の由来は、「気の変な」という意味の単語"nutty"から。
フリッピー(Flippy/Fliqpy)
声 - Kenn Navarro(暴走時はAubrey Ankrum)
特徴:薄い緑色のクマ。ベトナム帰還兵で、迷彩色の軍服とドッグタグを身につけている。サバイバルナイフと手榴弾を常備している。頭にはグリーンベレー隊員のものとよく似た緑色のベレー帽を被っている。帽子を自ら外すことはせず(跳ね上がることはある)、寝ているときも被っている。
普段は素直で穏やかだが戦闘神経症を患っており、戦争を連想させるもの(銃声に類似した音、炎、煙や、ケチャップを血と、パイナップルを手榴弾と見間違えるなど)を見たり聞いたりすると凶暴かつ猟奇的な人格に変貌し、目付きが悪くなり、声が低くなり、瞳孔が開き、歯が鋭くなる。彼が主役のストーリーは、何かの拍子に人格が入れ替わって周りにいるキャラクター全員を残酷な手口で殺害してしまうのだが、それは彼(凶暴な人格)がまだ戦争中だと思っていて、自分が罪のない人を殺していると気づかず、敵兵だと思ってしまっているからである(モチーフになっているジョン・ランボーの経緯に相当、初期のエピソードでは見た目が変わらないまま凶暴化している)。ただし、「Happy trails」および短編映像「YouTube Live」や「Without a Hitch」では暴走していない(Happy Trailsは絵コンテ時はポップが出演予定だった為、声が凶暴時のものである)。周りのキャラクターを殺害した後は血の入ったドリンクを飲んだり、血をつけたフライドポテトを食べたり、切り落とした他のキャラクターの腕で印を押すなど凶暴な行動も見られる。凶暴化しても何かの弾みで元に戻ることもある(だれかの叫び声、蝶々、破裂音など)。
現在は話によっては暴走した時の行動を覚えていることもある。本人も自身の凶暴な人格を悩んでおり、カウンセリングを受けたり、精神安定剤を飲んで、なんとか克服しようとするエピソードもある(Double Whammy)。ピーナッツと鹿肉アレルギーがある。番外編の、戦争に従軍していた時の彼を主役にしたストーリー「KA-POW!!-W.A.R. Journal」ではカメレオンの"Sneaky"(スニーキー)とネズミの"Mouse Ka-Boom"(マウス・カ・ブーム)という部下と、青いトラの将軍と敵兵が登場している(スニーキーとマウス・カ・ブームはフリッピーのミスにより死亡、敵兵とトラの将軍は凶暴化したフリッピーに殺害された)。
初期のフラッシュ版作品では幾度か死亡したことがあるものの基本的に他の主要キャラクターには殺害されなかったが、TVシリーズ以降の作品では彼の死亡シーンが増えており、フレイキーやランピーにより殺害されたこともある。また、彼が誰も殺害することなく初盤で死亡した回も存在する(A Vicious Cycle)。死亡するときは、死体が原型を留めていないことがほとんどである。
トラブルメーカー的存在は簡単に死亡しないのが本作品の特徴であり、彼もランピーと同様、人間以上の打たれ強さを持っており、手榴弾の爆発に巻き込まれても吹き飛ぶ程度で、グランドピアノが落ちてきても全く無傷であった。
名前の由来は、「興奮する・正気を失わせる」という意味の単語"flip"から。
フレイキー(Flaky)
声 - Nica Lorber
特徴: 赤いヤマアラシ。実際の性別は不明だが、後述のとおり場合によって女の子とされることがある。頭頂部から背中にかけて髪の毛のような無数の針が生えている。針の部分にフケがついており、激しく動くと舞い散る。耳はない。
非常に気が弱く、その臆病ぶりは小鳥が近寄ってきた時や(From A to Zoo)、自分の背丈よりはるかに低い雪山(と言うより積もった雪)でスキーをした時におびえて叫ぶ(Ski Ya, Wouldn't Wanna Be Ya!)、などといった具合である。恐怖のあまり嘔吐する場合もある。車やスクーターの運転は普通にこなす。体の針はトラブルを招くことが多く、生皮ごとはぎとられる、誰かを刺殺する(Easy Comb, Easy Go)、脱出用のゴムボートを沈没させてフリッピー達に殺害されるなど(Happy Trails Pt. 2)、事故が絶えない。ピーナッツアレルギー持ちらしく、ピーナッツを食べると体中に斑点が出て、唇が腫れ、体も風船状に膨れ上がる。死亡するケースも多いが、その非常に臆病な性格もあってか、フレイキーだけが生還したり、あるいは最後に死ぬというケースもある(Wingin' It)。死亡した後でも、その遺体は悲惨な扱いを受けることが多い(「Let It Slide」ではランピーの服、「Wipe Out!」ではヤドカリの貝殻の代わり、「Take a Hike」では鷲の巣等)。
臆病者ながらも意外な意地を見せ、一時的にだが危機を脱することもあり(こちらもWingin' It)、また、巣から落ちた小鳥を助けてやろうとしたりというシーン(Take a Hike)から優しく思いやりのある心の持ち主である様子がうかがえる。初期の頃はカドルスの対応がギグルスやペチュニアに対するものとは違い激しいことや幼児設定でなくても危険な遊びに誘う、フレイキーとの交流でギグルスなど女の子キャラが戸惑う、ディスコ・ベアーが興味を示さないなど男の子と取れる描かれ方が多かったが、公式ホームページのリニューアル後に更新されたプロフィールでは性別が女性だということになっていたほか、「Wingin' It」のストーリー紹介では、"Can Flaky overcome her fear of flying in time to lead an out-of-controll airplane?"との記述がある。しかし後に作中では再び性別不明の状態に戻っているようで、「Something Fishy」でトイレに行く際どちらの性別のトイレに行くべきか迷っており、昨今のジェンダー問題を投影しているキャラクターと取ることもできる。スタッフ間でも性別についての見解が一致しないらしく、声優を担当するNica Lorberもフレイキーは女性だと考えている(その主な理由は「自分が女性だから」)一方、監督でカドルスなどの声優を担当するKenn Navarroやナッティの声優を担当するMichael "Lippy" Lipmanは性別が無く、男女どちらにもなる可能性があるとしているほか、原作者のひとりであるRhode Montijoは元々男性としてデザインしていたとされる。
名前の由来は、「(薄片が)チラチラと舞う」、同時に「風変わりな」という意味の単語"flaky"から。
ハンディー(Handy)
声 - Warren Graff
特徴:濃いオレンジ色のビーバー。黄色いヘルメットをかぶり、腰に工具をぶら下げたベルトをしている。
腕は二の腕あたりから切断されており、包帯を巻いている。そのため何も持てないキャラクターとして描かれ、苛立ちつつしかめっ面になるケースがある。ペチュニアやギグルスのために家を建てたり、レーシングカーを作ったり、ロックバンドでドラマーをやっていたりと、手先は器用だが、そうした作業をする様子が直接映されたことはなく、どのようにして作業を行っているのかは全くの謎である。劇中ではヘリコプターの機器に手が届かず操作出来ないにも関わらず、いつの間にかヘリコプターを離陸させられたりしている。
ヘルメットでガラス片などの危険物を防ぐこともあるが、助かったと安堵の表情を浮かべている矢先に無防備な胴体を危険物に切断されて死ぬことも多い。時折腕がないことにコンプレックスが見られるが、一度だけ逆に腕がないことによって一時的に危機を回避したことがある(The Wrong side of the Tracks)。
彼の死ぬ場所・タイミングは大抵工事現場か、機械(主に車)の修理など何らかの作業中の事故、そして乗り物に乗っている最中の事故である場合がほとんどで、上記の通り身体的特徴が影響した最期を遂げることが多く、死亡率は非常に高い。登場回数は平均的。
名前の由来は、「巧みな・器用な」という意味の単語"handy"から。
ペチュニア(Petunia)
声 - Dana Belben→Ellen Connell→Lori Jee→Ellen Connell
特徴:青いスカンクの女の子。 頭にペチュニアと思しき花をつけており、名前もそこから採られたと思われる。
準ヒロイン。性別による情けは全く存在せず、登場回数が多いがゆえ死亡回数も多く(ただし、トゥーシーより出番が少ない)、フリッピーに焼けた鉄板に顔を押し付けられたり、ディスコ・ベアーに電線に叩きつけられて感電したりと死に方も凄惨。ギグルスとは特別仲がいいようでままごとなどをして遊んだり、食事をしたりと、行動を共にすることが多い。なお、首に掛けている木の形をした物は、実は消臭剤。
「Wishy Washy」では強迫性障害を患っており、汚物、向きがそろっていない棚に置いてある物を見ては過呼吸を起こす。常に紙袋を持ち歩いており、過呼吸が起きてしまったときは紙袋を口に当てて呼吸することで呼吸を落ち着かせる(日本では一般的でないが、日本以外の先進国では紙袋を使ったこの方法が一般的に知られている)。その後のエピソードでは既に克服しているものの、潔癖症な面は残っており、「Home Is Where the Hurt Is」や「Wingin' It」ではそれが死因に繋がっている。悪質な登場キャラクターの見分けがつかないらしく、ストーリーによっては逆に無関係なキャラクターでも悪者と誤解したり毛嫌いするといった描写もある。
ハンディと恋人同士になるエピソードが存在する(「I Nub You」)。
ポップ(Pop)
声 - Aubrey Ankrum
特徴:肌色のクマ。赤いベレー帽とガウンを身に着けている。いつもパイプをくゆらせている。
息子のカブを愛するよき父親なのだが、自身のおっちょこちょいな性格のせいでカブを殺してしまうことが多い。しかし、彼自身が殺さなくても、目を離すなどの油断でカブが思わぬ事態に巻き込まれ、死んでしまうというケースも目立つ(その際彼自身、カブが死んだことに気付かない場合が多々あり、彼の死体を見ても気づかないのに彼の帽子を見たら気づく)。カブを救う為に車で暴走して多数のキャラクターを殺害したこともある(And The Kitchen Sink)。登場回数の割に、彼の死亡回数は二桁のキャラの中では1番少ない。ポップが死亡した場合、ほぼ必ずカブも死ぬが2013年の番外編「Cubtron Z」以降、カブが生き残りポップが死亡する場合も出てくるようになった。カブに本を読み聞かせていたりカブのキャンディを奪ったナッティからキャンディを取り返そうとするなど、父親らしい面も見られる。なお、妻は既に亡くなっているとKenn NavarroのTwitterで語られている(「Can't Stop Coffin」では、カブと一緒に妻のものと思われる墓に訪れている)。
名前の由来は「とうちゃん・おじさん」という意味の単語"pop"から。
カブ(Cub)
声 - Dana Belben→Ellen Connell→Lori Jee→Ellen Connell
特徴:ポップの息子。体色はポップと同じ。プロペラのようなものがついた小さな帽子をかぶっており、安全ピンのついたおむつを履いている。
現在は彼が登場すると必ず父親のポップも登場するが、初期は単独で登場することがあった。Happy Tree Friendsのキャラクターの中では年齢も身長も一番低い。笑い声が愛しく、一見無邪気な赤子だが、滝から落ちてもはしゃいでいたり、下半身がもげても平然としていたり、額をバリカンでむかれても笑っているなど、時折痛みに対する異常な耐性を見せる。また、えぐられたばかりの心臓や頭蓋骨を手にとってうれしそうに笑ったり(Rink Hijinks、Just Desert)、血だらけのハンディに笑顔を向ける(Don't Yank My Chain)など、赤子とはいえ常人とかけ離れた感性を持っている。ポップの過失で殺されることが多い(Chip off the ol' Blockなど)が、他のキャラクターに殺害されることも少なくない。
名前の由来は「(キツネなど動物の)子」という意味の単語"cub"から。
ディスコ・ベアー(Disco Bear)
声 - Peter Herrman
特徴:黄土色のクマ。アフロヘアーと半開きの目が特徴。いつも黄色いジャケットとズボンを身に着け、底の厚い靴という1970年代に米国のディスコで流行った格好をしている(常に履物を身につけているのは彼とカドルスだけで、上着とズボンの両方を身につけているのは彼とラッセルだけである)。
名前の通り、踊りが好きなダンサー。「Oh yeah」が口癖。ギグルスとペチュニアをよくナンパしているが2人からは嫌われており相手にされないことも多く、ペチュニアにキスをしようとして催涙スプレーをかけられて目が傷んだこともあるが、以降も全く懲りていない。自身の不注意さと身勝手さのせいで主役を務める作品ではトラブルメーカーとなることが多い。以前は踊った拍子に誰か(大体ギグルス、ペチュニア、フレイキー)を突き飛ばし、危険物に巻き込み、自分はそのまま近くでのんきに踊っているというパターンが多かったが、近年は、ダイエットしようとジムに通った際に騒動になるなど、踊りは無関係である場合が目立つ。肥満体質であるようで、前述した通りジムに通ったり(Ipso Fatso)、油分の多い食事で心臓発作(心筋梗塞)を起こして病院に送られたり(Change of Heart)と、彼が主演の話は生活習慣病を暗示している部分も見られる。死亡率は登場回数の割にはかなり高い。また、生きていてもランピーの都合によって鯨の心臓を移植される(Change of Heart)、増毛剤を使用した際に毛が眼球に生え、最終的には全身に毛が生える(Easy Comb, Easy Go)など、悲惨な目にあうケースも多い。
育毛剤を大量に買ったり、潜水艦を持っていたり、お風呂が豪華など、お金持ちのようである。
マイム(Mime)
声 - Sarah Castleblanco
特徴:白いメイクをした紫色のシカ。縞模様の衣装とメイクはパントマイムのイメージであるため、一言もしゃべらないが、声にならないうめき声をあげることがある(日本MTVの公式ではしゃべれないとされている)。
電話をする際やドライブレコーダーの時すらしゃべらずにパントマイムで伝えようとするため、マイム自身を見られない相手側には何も伝わらない。また、盲目であるザ・モールとも全く意思疎通ができない。健常な相手と面と向かって話すときですら、自分の意思が伝わらないこともあり、スニッフルズからは頭がおかしい者扱いされたことも(Who’s to Flame?)。家に家具は一切置いておらず、全てパントマイムで代用して暮らしている。パントマイム以外にもジャグリングやバルーンアートといった曲芸に長けており、手先がかなり器用。よく一輪車に乗って芸を披露しては散々なトラブルに巻き込まれている。
大抵は、全身を裂かれる、頭部が切断されると言った凄惨な最期を迎えるが、トラブルメーカーとなった上で生き残るケースもしばしばある(Mime to Fiveなど)。初期は尻尾が生えており、一旦消失した後、「Something Fishy」以降復活した。
名前の由来は、「パントマイム(pantomime)」から。
スプレンディド(Splendid)
声 - Rhode Montijo→David Winn
特徴:スーパーヒーローの青いモモンガ。赤いバンダナを目に巻いている。
普段は崖の頂上にあるドングリの家で、裁縫や料理をしているが、叫び声を聞くと空を飛んで駆けつける。スーパーマンのパロディとして、地球の自転を反転させることで時間を戻したり、「See What Develops」では新聞記者をしており眼鏡もかけている。
しかし誰かを助けようとしても、全く役に立たないばかりか被害を及ぼしてしかおらず、そのキャラクターを確実に殺害する。彼自身は助けたつもりになっている場合が多いが、殺してしまったことに気づいて逃げ出したり無理やりごまかすこともある。新キャラクターのラミーとミスター・ピクルス以外全てのキャラクターを殺害したことがあり(確証ではないが「Breaking wind」では地球中を巻き込んだ為、実質的に全キャラクターを殺したことになる)、あろうことか殺意を持って無関係な人物を殺害することもある。目から放つビームは、メガネのレンズで威力を高めることができる。他のキャラクターでは、自身のミスで周りのキャラクターをうっかり殺してしまうパターンがよく見られるが、スプレンディドの場合、善意ある行動が度を過ぎたものでそれが他のキャラクターの死につながるというパターンがほとんどである。他のキャラクターの殺害に留まらず、周辺の環境にまで影響を及ぼすことも多々ある。
作中では著名人のようで、彼の講演会では会場に大勢のキャラクターが詰めかけた(Wrath of Con。本作でも訪れた全員がスプレンディドによって殺害された)。ハロウィンパーティーでは、トゥーシーが彼に仮装していた。
バスと衝突しても瓦礫の下敷きになっても無傷だったり、宇宙空間でも生存出来たりなど、この作品の登場人物の中では珍しく身体がとても頑丈、というより本家スーパーマンのように常人離れした身体能力を持つので、他のキャラクターに直接的に殺害されたことは一度もないが、クリプトナッツ(スーパーマンの弱点であるクリプトナイトのパロディ)という彼の弱点である宝石が登場し、それによって顔の皮膚が剥がれて激しく嘔吐し始め、最終的に頬が爆発して死亡したことがある。またClass Actでは全てのキャラクターが爆発で死亡した事になっているため、現状死亡回数は2回である。また、主役を務めることは多いものの、背景扱いでの登場は非常に少なく、2010年からの新キャラクターであるミスターピクルスを除いて彼の登場回数、死亡回数は主要キャラクターの中で最も少ない。
彼を主人公にした番外編ストーリー「Ka-Pow! Splendid's SSSSSuper Squad」では赤いモモンガの"Splendont(スプレンドント)"が登場し、スプレンディドと互角に戦った。
名前の由来は、「素敵な・贅沢な」という意味の単語"splendid"から。
ラッセル(Russell)
声 - Jeff Biancalana→Francis Carr
特徴:薄い水色のラッコ。 常に海賊帽をかぶり、右手はフック、両足は義足、右目に眼帯を装着している(作中では顔の皮をはがれた際に、右目だけが元からなかった描写があった)という典型的な海賊の格好をしている。フックと眼帯はよく左右逆になっている。よく「イヨーア!」と特徴的な声を出す。
海賊らしい行為(略奪など)の描写は一切ないが、主役を務める作品の舞台の多くが海である。よく釣りをしており、潜水も得意である。フックは、ほとんどの場合、手の代わりのようである(エレキギターを弾いたり、コンタクトレンズを装着する時やスマートフォンをいじる時にも使用する(画面に傷が付いている)など、かなり使いこなしている)。海賊帽の中には好物の貝が入っていることがある。ランピーやフレイキー同様耳はなく、海賊帽を外すとハゲであることが多かったが、「Something Fishy」では頭にカールした毛が1本だけ生えていた。足がないにもかかわらず、家には多種多様な靴がある。彼が主演のストーリーではランピーと共演する話が目立つ。登場する準メインストーリーではその作品のメインキャラクターと関わったりするが、彼だけ脇役扱いが多い。また、街中などで脇役として登場することも多くない。しかし死亡回数は多く、海の生物に食い殺されたり、なんらかの事故に巻き込まれるケースが少なくない。
前述した通り眼帯の位置やフックの左右が変わったり頭に毛が生えたり、初期の話では口の周りに薄いヒゲが生えていたこともありそれが途中で消失するなど、デザインの変遷が激しいキャラクターである。
名前の由来は、実在する男性の名前"Russell"から。
ザ・モール(The Mole)
声 - 無し
特徴:紫がかったピンク色のモグラ。彼だけ名前に"The 〜"という冠詞がつく。 一般的なモグラ同様盲目(光の感知だけはできる)で、いつも盲人用の白い杖を持っている。
目が見えないゆえにトラブルメーカーになりやすいが、生き残る割合は比較的高い幸運の持ち主で、身体の頑丈さではフリッピーやランピーに及ばないものの他のキャラクターのトラブルをだいたい避けることが出来るという不思議な力を持つ。ランピー、クロー・マーモットと同じくストーリーのオチを担うことも多い。ただし相対的に、死ぬ時は逃げるどころかアクシデントに一切気付くこともなく巻き込まれる不遇な死を遂げる。
目が見えないにもかかわらず、盲目では不可能な仕事(カメラマン、医者など)をしていることが多く、テレビを見ていたり車も運転するなどと、矛盾の多いキャラクターである。サングラスと口元まで覆った濃い紫色の服は脱いだことが無いため、素顔は一度も披露されたことが無く、また、一言も声を出したことがない(喋れないのか、単に無口であるだけなのかは不明。ただ、耳は聞こえるらしい)。他のキャラクターを殺害したことが比較的多く、注射器で相手を激しく傷つけたり、自身のミスで殺害した被害者の死体の一部を持って帰ったりするなど、暴力的行為を行うこともある(単に見えないだけなので悪気はないが、他のキャラクターが悲鳴を上げても無視したり、下手に動いてさらに事態を悪くすることもある)。
カドルスの眼球などをリンゴとまちがえても構わず食べていたり、ギグルスをデートに誘おうとして間違えてランピーを連れて行きランピーが死亡してもデートを続けるなど、盲目であることとは別に非常に鈍感であるように描かれることもある。
口元にあるほくろは、モグラとホクロをかけたしゃれである(共に英語で"mole")。番外編の「Mole In The City」では、ホクロが時限爆弾という設定だった。
リフティ・シフティ(Lifty・Shifty)
声 - Mark Giambruno→Kenn Navarro
特徴: 深緑色の双子のアライグマ。帽子をかぶっている方が兄のシフティで、もう一人が弟のリフティ。シフティが帽子を取ると、どちらがどちらなのか全く見分けがつかないほど同じ顔をしている。
大抵の場合悪役として登場する。「イーッヒヒヒヒヒ」や「ティッヒヒヒヒヒ」と狡猾な笑い方をする。どちらかが単独で登場したことはなく、OPのキャラクター紹介でも二人同時に登場。2人で様々な悪事を考えるが、踏み切りで口げんかをしてそのまま列車にひかれたり(Don't Yank My Chain)、相棒の危機よりも海賊の宝を選んで見捨てたりと(Sea What I Found)、兄弟仲はあまり良くない。お金に非常に目がつき、ランピーを救助するかと思うと真っ先に中身を探って財布などの貴重品を盗んでいったこともある(Concrete Solution、盗みに成功したのはこの回とIpso fatsoの2話のみ)。特に登場時間が短い時は、お金を取り合って登場することが多い。彼らの登場する話のほとんどが勧善懲悪型で、悪事を働き一時はおいしい思いをするが、最後はほとんど死亡して終わる。そのため死亡率は全キャラで二人揃って一番高く、ほぼ近いタイミングで同時に死亡する(「Cheezy Does It」のみシフティだけ死亡したため、シフティが単独で生存率ワースト)。登場するとほとんどの場合盗難、時に傷害や殺害をするが、一度全うに商売をしたことがある。
無人島で救命ボートを用意したり、池に飛び込んだ際にいつの間にか酸素ボンベを着用していたりと、物持ちがいい。
名前の由来は、Liftyが「盗む」という意味の単語"lift"から、Shiftyは「策略家・ずるい」という意味の単語"shifty"から。
スニッフルズ(Sniffles)
声 - Liz Stuart
特徴: 水色のアリクイ。いつも眼鏡をかけており、胸ポケットには3本の色ペンが入っている。眼鏡には修理の跡と思われるテープを巻いた部分がある(眼鏡が壊れて新調した時もテープが巻かれていた)。
しばしば本を小脇に抱えており、医師や発明家など、知的な職業であることが多い。紙飛行機型のラジコンやロケット、さらにはドラム式洗濯機を改造したタイムマシンを設計するなど、本作で最も優秀であると考えられるが、その発明は大抵自身や他キャラクターを死に至らしめる。脇役などの際は誰かと共に行動し、何かの役割をすることが多い。他のキャラクターが目の前で死んでも平然としているなど冷たい面もある一方、タイムマシンで何度も仲間を助けようとしたこともある。
彼がアリを食べようとすると、後述するアリの家族によって舌を釘で打ち付けられガソリンで焼かれる(Crazy Ant-ics)、背骨や脳ごと内臓を引っ張り出されて皮だけになる(Suck It Up)、食べたとしても、大動脈を結ばれて体内から破壊されるなどといった逆襲に遭う(A Hard Act to Swallow)など、アリを退治する作戦や自分がピンチなとき避難することに悉く失敗し、最後は確実に残忍に始末される。後述の説明通りアリが登場する話には他のキャラクターが関わることはほとんどなく、登場するとしても背景扱いや脇役になっている(一度だけランピーが準主人公として登場する話があったが、その時は散々邪魔をされた)。
タイムマシンの回ではアリと共存しているスニッフルズのご先祖が登場し、スニッフルズがその時代のアリを食べる様子を見たのち、ご先祖は初めてアリを捕食することを覚えたようである。
名前の由来は、「鼻をすする」という意味の単語"sniffle"から。
クロ・マーモット(Cro-Marmot)
声 - 無し
特徴:緑色のマーモット。棍棒と豹柄の腰布を身にまとった原始人の格好で、目は茶色の長い髪に隠れており一度も披露されたことがない。全身(棍棒含む)が常に氷(直方体)漬けで、会話はせず、無表情。登場シーンはかなり少なく、登場したとしてもアイスクリーム屋の店員であったりとストーリーに直接絡まないことが多い。
分厚い氷に身を包んでいるためトラブルに巻き込まれても滅多に死なない(死亡したと思われる話は極めて少ないが存在する。だが、死亡する様子が直接描写されているのは後述のDVD版の特典映像のみである。なお、Class Actで死亡したとスタッフのWarren Graffによって明らかにされている)。その姿からして動くことさえ不可能なはずだが、なぜか何でも上手にこなせる器用人で、雪玉を投げたり、ギターの演奏、車の運転ができる(それらは直接映像には描かれておらず、どのように行っているのかは謎である)。一輪車に乗る描写はあるが、サドルに乗った状態で、ペダルが動いていた。DVD版の特典映像で、氷漬けでない彼の活躍と唯一明確な死亡シーンが見られる (その映像は1920年撮影とジョークで記されている)。
主要キャラクターでは作中でも一番オチが平凡である反面、下手をすれば殺人器具になり兼ねないおそれも孕んでおり、雪の斜面を滑ってペチュニアやランピーを轢いたこともある(Snow what?That's What)。彼を覆っている氷は特殊なのか、サーフィンで対決した際に海に落ちたときでは氷が溶けるどころか海のほうが凍ってしまったり、リフティとシフティの部屋にいた時はその部屋の温度を氷点下にまで下げ、ガスバーナーの火すら凍りつかせた。彼が主役の話が外伝的な扱い、TVシリーズで一話ずつ存在する。
名前の由来は、クロマニョン人(Cro-Magnon)とマーモット(marmot)から。
ラミー(Lammy)
声 - Renee T. Mac Donald
特徴: 薄紫色の子羊の女の子。カドルス同様、頭頂部に毛の塊があり、白いセーターを着ている。18万以上の投票のあった人気投票で一位を獲得し、2010年4月16日の「A Bit of a Pickle」で初登場した新キャラクター。同じく人気投票での新キャラクターであるミスター・ピクルスとは常に一緒にいる。羊の鳴き声(英語で「baa」)に似た声を出す。
「A Bit of a Pickle」では、ミスター・ピクルスの悪意ある行為を止めようとするが尽く裏目に出るために彼女の責任となってしまい、理不尽なことにランピーに逮捕され刑務所に収容されてしまった。しかし、刑務所でミスター・ピクルスと再会した時は怒った顔一つせずむしろ喜んでいた。その後の主人公となったストーリーでもピクルスの行動を止めようとして結果的に多くのキャラクターを殺害している。
ミスター・ピクルスが登場しない、あるいは普通のピクルスとして登場する作品でも、自身のミスなどで死亡する場合がある。
彼女が初登場した回には、人気投票に敗れた青い豚のトラッフルズがモブキャラとして僅かに登場している(この時は一瞬の登場だったが、以降では普通に登場しているストーリーもある)。
名前の由来は、「子羊」という意味の単語"lamb"から。
ミスター・ピクルス(Mr.Pickles)
声 - 無し
特徴:動物でない唯一のキャラクターで、生きて動くキュウリ(ピクルス)。ラミーのイマジナリーフレンド。「A Bit of Pickle」にて初登場。名前の「ミスター」が示す通り、シルクハットをかぶりカールしたヒゲを生やしており見た目は紳士のようである。しかし性格は腹黒く、表情一つ変えずに他のキャラクターを殺害したり、キャラクターが大事にしている人形を壊すなどしている。本作品では覚醒後のフリッピーと並んで最も暴力的なキャラクターの一人であるといえる。ラミーから見ると彼が生きているように見えるが、他のキャラクターからはただのピクルス(全く動かず、シルクハットなども消えている)にしか見えない。
「All in vein」では登場当初から、死亡していたトラッフルズやラミーと共にかじられた状態で写っており、唯一の死亡例と言える。
彼が誰かを殺害するタイミングに必ずラミーが居合わせていることと、彼がイマジナリーフレンドであることを考えると、ミスター・ピクルスはラミーの凶暴な人格が視覚化されたものという見方もできる。
その他のキャラクター
名も無き住人達(Genetic Tree friends)
ブディストモンキー(Buddhist Monkey)
声 - Jeff Biancalana
スピンオフ作品「Ka-Pow!」で主人公をつとめる山吹色の猿。名前は"Buddhist Monk"(仏教僧)と"Monkey"(猿)を掛けたシャレ。その通り仏教徒を思わせる姿で、カンフーの使い手。神通力を扱うこともでき、遠くのものを動かしたり、触れずして相手を切り裂くこともできる。謎の忍者組織に狙われているらしく、時折送り込まれる刺客と日夜死闘を繰り広げている。彼自身は平和主義的な性格であり争いを好まないが、忍者軍隊が自分が大切にしているものを壊し続け、それに怒り凶暴化する(フリッピーとは違い理性は保っており、無関係な人間は殺害しない)。趣味は庭の手入れと読書。以前は師匠の元で修行をしていたが、師匠は故人。高い所に落ちても、壁にたたきつけられても、殴られても軽傷で済み、耐久性、戦闘面においてはスプレンディドやフリッピーと1,2を争う実力者でもある。本編に登場することはないが、映画として出演していたり、UFOキャッチャーのデザイン、映画のポスターとして載ったりしているため、彼のストーリーは、フィクション、もしくはパラレルワールドとして位置づけされているのかもしれない。これまでに死亡したことはない。
作者によると、彼は元々主要キャラクターの1人として登場させる予定だったのだが、設定そのものがHTFの世界観に合わないと判断され、実現しなかったそうだ。以下が登場するキャラクターである。
Buddhist Monkey
師匠 - ブディストモンキーの師匠のオランウータン。すでに亡くなっていて、回想シーンにのみ登場する。
Dark Shadow Lord (闇陰の王) - ブディストモンキーの主敵。中国の龍のような姿をしている。
忍者 - 闇陰の王の命令を受けて、日本から送られている特別隊。ブディストモンキーを迫害・死に追いやろうとするが、ほぼその都度に、ブディストモンキーの戦闘攻撃で死亡している。また、1度だけ、任務を失敗したせいで闇陰の王に殺された。
チャーシュー - ブディストモンキーの元に送り込まれた豚の忍者。頭に乗せた蒸籠に巨大なカニを飼っており、手足のように動かすことができる。多彩な技でブディストモンキーを苦しめたが、最終的に彼が繰り出した火遁の術で敗死。その頭のカニは、パンダの食材となった。
パンダママ - 白いパンダ。背中に赤ちゃんを背負っている。戦闘に巻きこまれる場合はあるが、脇役なので危害を加えたことや、死亡したことはない。
子パンダ - パンダママの子供。いつもおしゃぶりをくわえている。
スプレンドント(Splendont)
トラ将軍(Tiger General)
マウス・カ・ブーム(Mouse Ka-Boom)
呪いの人型像(Cursed Idol)
体育座りをした金色の像。これを所持するキャラクター、あるいは近くにいるキャラは必ずあり得ない不幸に見舞われ死亡する。これがメインの話では、独自のBGMで人形のアップで終了するため、作中随一のホラー要素である。「Wrath Of Con」ではクロ・マーモットが同じ形の商品を大量に売っていた他、川に捨てられたゴミに紛れていたりすることもある。出番こそスプレンディドよりも少ないながら背景にも何度か登場しているが、背景扱いの時は危害を加えない場合もある。
「Idol Curiosity」で遺跡に置かれていた際は持ち去られるものの、突如現れた地割れが守護しようとし、スニッフルズを執拗に追跡し(海は貫通出来なかったがなぜかタクシーに乗ることができ、お金も払っている)、最終的にスニッフルズの眼鏡や体を真っ二つに切った。
トラッフルズ(Truffles)
水色に近い青色のイノシシ。2010年3月に実施された、新キャラクターを決める選挙の候補だったがラミーに敗れた。主要キャラクターになれなかったがモブとして登場する回数が多いため、結果的にラミーよりも多く登場している。主要キャラクターと違い、他のキャラクターを殺害したこともトラブルメーカーになったこともない。眠そうな目つき、下顎から1本飛び出している牙、頭頂部のブタの尾のような毛が特徴。水兵のような帽子と服装を身に付けている。ラミーが初めて主役を務めた作品で、モブキャラとして一瞬だけ登場した。これが事実上の初登場である。
他のキャラの例に漏れず、「By The Seat Of Your Pants」や「All in Vein」のように他のメインキャラの殺害シーンの隅で死亡していることがある。
外伝的な扱いだが、「Truffles Style」(PSYの江南スタイルの韓国パロディ)では主役になり、特徴的なダンス(物真似)を披露。ミュージシャンになることを目指し始めたようである。この時は彼の他ミスター・ピクルスも登場している(ラミーは登場していない)。
名前の由来はトリュフ。
物語のオチでは月をどかすことが出来ずに終わった。
擬人化されていないキャラクター
アリ
声 - Kenn Navarro, Warren Graff, ケン・ポンタック(英語版)
登場するときは必ずスニッフルズを殺害する半分擬人化しているアリの家族。母、息子、娘、赤子の4人組。「アー、アー」としかしゃべらない。父は死亡している (DVD「First Blood」でKenn Navaroが戦死したと語っている。4匹の巣には兵隊服を着た父の写真がある)。登場回数こそかなり少ないが、基本的に主要キャラクターとはスニッフルズにしか関わらないためこの4匹は殺されたことは一度もない。しかし赤子アリだけはスニッフルズに食べられてしまうこともあり、祖先と思われるアリはスニッフルズの祖先に食べられた。人間以上の頭脳の持ち主で、多種の近代兵器を常備しスニッフルズへ報復、様々な拷問で苦しめてとどめを刺す。
鳥
キツツキ
トナカイ
猫
熊(グリズリー)
クジラ
サメ
亀(カミツキガメ)
犬
巨大イカ
カタツムリ
マントヒヒ
悪魔
宇宙人
スライム
これらの擬人化されていない動物たちはキャラクターたちに危害を加えることが多い。また、死に方もメインキャラクター同様残酷な死に方をする場合もある。
歴史
始まり
ある日、Mondo MediaでRhode MontijoやKenn Navarroが小さなスクラップ用紙に描いたウサギ(後にカドルスとなる)が始まりとされている。Rhodeは自分達の描いたウサギを気に入り、その後、今のカドルスに少し似た、黄色いウサギをポスター用紙に描いた。そして一番下に「Resistance is futile」(抵抗は役に立たず)と書いた。彼は他の人に自分のアイデアを見せるため、建物の壁中にそのポスター用紙を貼った。スタッフやクルーの人たちはこのアイデアを受け入れた。
1999年、Mondo Mediaはこのウサギを使って何らかのショートムービーを作るチャンスを与えた。担当に当たったのはAubrey Ankrum、Rhode Montijo、Kenn Navarroの3人だった。彼らは『Banjo Frenzy』という名前のムービーを作り上げた。このムービーは恐竜がバンジョーを演奏している途中に弦が切れ、それを見ていた三人の動物たち(後のカドルス、ギグルス、トゥーシー)がそれを嘲笑ったことに腹が立ち、殺害してしまうという内容のものであった。そしてさらにムービーが作られるようになったため、Mondo Mediaはこれらのシリーズに『Happy Tree Friends』という名前を付けたのであった。
制作意図
Mondo Mediaは暴力的でグロテスクな表現を使用する理由について宝島社のインタビューで次のように答えている。
- 「トムとジェリーのトムがジェリーをぺしゃんこに押しつぶしても、ただ意味もなくおかしいと思えるように『実際にこんなことはありえない』とか『こんなこと、ばかげている』と思えるものは、ユーモアの一部になりえます。アニメだから行き過ぎると面白い」(Kenn Navarro/監督)
- 「かわいらしいキャラクターが登場して物語がスタートし、それぞれのキャラクターの個性を生かしたユーモアとジョークが満載のストーリーが展開される。『楽しかったね、はい、おしまい』。そんな感じで、とにかく楽しんでもらいたい。ただそれだけです」(Warren Graff/脚本家)
- 「暴力とは神経質になり、不快だという意味合いがあると思いますが、私たちのストーリーで使用する暴力は、ただの副産物でパンチラインのひとつに過ぎません。特にメッセージ性があるわけではなく、何かのレッスンがあるわけでもありません。ユーモアをベースに作っている私たちが、楽しくて笑っているから、視聴者たちにも楽しく笑ってもらいたい。そんな純粋なエンターテイメントです。また、私たちは大きな子どもで、決していじわるが好きな集団ではありません」(Ken Pontac/脚本家)
また監督のKenn NavarroについてKen Pontacは「ネガティブなことがあっても、必ずポジティブに捉える、いい意味でとても楽観的な人です。温厚でとても素敵な人格者ですね」「彼は小心者なんです。目玉が2つに割れた時の中身をアニメに描写するために写真のリサーチをしていましたが、吐き気を催して、リサーチが続行できなくなりました」「ストーリの源がやさしい心を持つ人にあること、それがクオリティにつながるのだと思います」と評している。
成功
インターネットデビューして直後の2000年、Happy Tree Friendsは予期せぬ大ヒットとなり、月に150万回の動画再生を受けるようになった。また、映画祭などでの上映もするようになった。また、一部の国ではテレビでも視聴可能である。テレビ番組の一部としてではなく、Happy Tree Friendsという番組名で放送する国がほとんどである。2007年のオズフェストでは大画面で上映された。また、iTunesポッドキャストでのチャンネル登録数も非常に高く、YouTubeでも様々なユーザーのチャンネル登録を受けている。
DVD
Happy Tree Friendsの成功に感動させられたMondo Mediaは、DVDの販売を開始した。初期から順番に、First Blood, Second Serving, Third Strike, Winter Break...と続いていく。これらのDVDにはインターネットの動画再生サイトでは公開されていないエピソードも含まれている。また、これらの動画を全て1枚のDVDに収めたものも販売されている。発売元 タキ・コーポレーション/アニプレックス、販売元 東宝。
プロモーションビデオ
2007年2月、HTFはロックバンドフォール・アウト・ボーイ(Fall Out Boy)の楽曲「The Carpal Tunnel of Love」(邦題:カーパル・トンネル症候群)のプロモーションビデオを手がけている。
カドルス、ギグルス、ランピー、トゥーシー、ナッティー、ザ・モール、(ハンディの顔が描かれたトラックも登場している)そしてバンドメンバーをモデルにしたクマ(4人)が登場。最終的には全員死亡した。
2014年2月、HTFとコラボしたカービー・クラックル(英語版)の楽曲「Unlucky」のPVが公開された。内容は本作の映像をバックに曲の歌詞が流れるというもので、曲自体も本作のエピソードを基にした歌詞となっている。
エピソード一覧
シーズン1
放送期間: 1999年〜2001年
シーズン2
放送期間: 2002年〜2005年
シーズン3
放送期間: 2007年〜2013年
シーズン4
放送期間: 2013年〜2014年
Still Alive
放送期間: 2016年
視聴方法
オフィシャルサイトにおいてフラッシュアニメの形で公開されている他、日本では2006年4月7日よりMTVジャパンの「MTV FLASHER」にて毎週火曜日深夜23:30分頃からテレビ放送されていた。その他、YouTubeのMondo Mediaのチャンネルにて視聴することができる。
また、HMVなど輸入盤DVDを扱っている店舗もある。
また現在日本ではFLUXのweb(無料)、携帯電話(有料)、Podcasting(無料)によるものと、Netflixからの配信を行っている。
2006年上半期にTV版も制作され、現在アメリカのG4 TVで放送している。
またiTunes Storeでビデオポッドキャスト(無料)で配信を行っている(「EXPLICIT」の表示付)。
そのほかの国では、MTVでTV版が放送されている。
TVバージョンではAmazon.comで発売しており(なお、リージョンコードの関係で日本国内用のDVDプレーヤーでは再生できない。リージョン1のプレーヤーでなら再生可能)、HMVで扱っているDVDはFLASH版で廃盤となっているが、日本では2008年11月にたのみこむでも国内版のDVDが発売された(現在は販売終了している)。
TVシリーズは日本では宝島社のDVDブック『Happy tree friends ~みんな大流血★編~』(2012年12月刊行)と『Happy tree friends ~いつも大パニック☆編~』(2014年7月刊行)に収録される形で発売。収録順は話数順とは異なる。
尚、現時点で吹き替え版の配信は無い。
TVシリーズ
アメリカのTV、G4 TVで放送されている。 全13話。各話3作品、それぞれ6 - 7分程度で放送される。
TVシリーズにおいては一部キャラクターの性格が誇張されている(ナッティの甘味依存、ペチュニアの潔癖症など)。
各話のエンドクレジットや最初のナレーション音声はディズニーのミッキーマウスをモチーフにしていると言われているが、直接それをMondo Mediaが意識したかは定かではない。
ゲーム
ジャンル | 3Dアクションパズルゲーム |
---|---|
対応機種 |
Xbox 360 Windows |
開発元 | Stainless Games |
発売元 | Sega of America |
デザイナー | Kenn Navarro |
シナリオ | Warren Graff |
美術 | Ken Pontac |
ライセンス | Mondo Media |
人数 | 1人 |
発売日 | 2008年6月25日 |
対象年齢 |
ESRB:M(17歳以上) PEGI:12 |
必要環境 | 1280×1080 |
Mondo Mediaの公式サイトにあるフラッシュゲームも、iOSなどで配信されているアプリが多く存在しているが、ここでは代表的なものを挙げる。
Happy Tree Friends: False Alarm
Stainless Gamesが開発を担当しセガから発売されたXbox 360およびWindows用のゲームソフト。3Dによるアクションパズルゲームであり、アニメ同様残酷な表現を含むためESRBによるレーティング評価では Matureに区分されている。このゲームではHappy Tree Friendsのキャラクター21匹のうちランピー(Lumpy)を含む19匹が登場し、ステージは「鉱山」・「キャンディー工場」・「病院」・「博物館」の4種類となっている。
Happy Tree Friends: Slap Happy
2009年8月30日に配信が開始されたiPhoneおよびiPod touch用のAppゲーム。
Happy Tree Friends: DEADEYE DERBY
エピソード「Camp Pokeneyeout」の公開と同時に配信されたAppゲーム。
クレイジーペットショー:ハッピー・ツリー・フレンズ・エディション
2023年9月27日に新作エピソード「Too Much Scream Time」と同時に公開された、クレイジーペットショーとのコラボレーション作品。クレイジーペットショーの追加コンテンツとして配信される。
番外編
Ka-Pow!
2008年9月に放送された番外編「W.A.R Journal」「Splendid's SSSSSuper Squad」そして「Buddhist Monkey」も一定の評価を得た。3つまとめてKa-Pow! (カ・パウ!) と呼ばれることが多い(本編同様グロテスクな描写がある)。以下が詳細である。
W.A.R Journal (ウォー・ジャーナル)
Splendid's SSSSSuper Squad (スプレンディズ・スープリマリー・センセーショナル・スタッペンダズリー・スペクタキュラー・スーパー・スクアッド)
Buddhist Monkey (ブディスト・モンキー)
スタッフ
スタッフ一覧
役歴 | ||
---|---|---|
Kenn Navarro | 監督・映像監督・作家・アニメーター・声優・脚本・作画・演出・絵コンテ・イラストレーター | 1999年~2023年 |
Rhode Montijo | 監督・描画監督・作家・声優 | 1999年~2004年 |
Aubrey Ankrum | 監督・作家・ストーリーボードアーティスト・声優 | 1999年~2006年 |
Warren Graff | ストーリー考案・作家・声優 | 2000年~2023年 |
Ken Pontac | ストーリー考案・作家・声優 | 2004年~2023年 |
Ziad Natshe | アニメーター・ストーリーボードアーティスト | 2000年~2002年 |
Jeff Biancalana | 作家・アニメーター・ストーリーボードアーティスト・声優 | 2001年~2005年 |
David Winn | 作家・アニメーター・声優 | 2003年~2016年 |
Alan Lau | アニメーター・作家・監督・ストーリーボードアーティスト | 2001年~2016年 |
Jason Sadler | アニメーター・作家・監督 | 2001年~2016年 |
Mark Fiorenza | 作家 | 2000年~2003年 |
Brad Rau | アニメーター・ストーリーボードアーティスト | 2001年~2016年 |
Roque Bollestros | 作家・アニメーター・監督・ストーリーボードアーティスト | 2001年~2016年 |
Paul Allan | 作家・アニメーター・ストーリーボードアーティスト | 2000年~2016年 |
Nica Lorber | アニメーター・声優 | 2000年~2016年 |
Michael "Lippy" Lipman | ストーリーボードアーティスト・アニメーター・監督・作家・声優 | 2000年~2016年 |
Peter Herrman | ストーリーボードアーティスト・声優 | 2000年~2016年 |
Jim Lively | 音響・音楽 | 2000年~2023年 |
Francis Carr | アーティスト・声優 | 2004年~2016年 |
Jerome Rossen | 音楽編集 | 2005年~2016年 |
John Evershed | 幹部プロデューサー | 2000年~2016年 |
Liz Stuart | プロデューサー・声優 | 2000年~2016年 |
声優
現在はもう声優が役を務めていないキャラクターに関しては緑字で記す。
Kenn Navarro | カドルス・フリッピー(非覚醒状態)・リフティ・シフティ |
Rhode Montijo | ランピー・スプレンディド |
Dana Belben | ギグルス・ペチュニア・カブ・ギグルスの母 |
Warren Graff | トゥーシー・ハンディ |
Nica Lorber | フレイキー |
Michael "Lippy" Lipman | ナッティー |
Liz Stuart | スニッフルズ |
Ellen Connell、Lori Jee | ギグルス・ペチュニア・カブ |
David Winn | ランピー・スプレンディド |
Peter Herrman | ディスコ・ベアー |
Jeff Biancalana | ラッセル |
Francis Carr | ラッセル |
Mark Giambruno | リフティ・シフティ |
Aubrey Ankrum | ポップ・フリッピー(覚醒状態) |
Ken Pontac | 追加音声 |
受賞一覧
映画祭 | 受賞年 | 部門 | 受賞作品名 | 賞 |
---|---|---|---|---|
アヌシー国際アニメーション映画祭 | 2003 | インターネット短編アニメーション | Eye Candy | 最優秀シリーズ賞 |
2007 | 大人向けアニメーションシリーズ | From Hero To Eternity | 優秀シリーズ賞 | |
オタワ国際アニメーションフェスティバル | 2004 | インターネット短編アニメーション | Out On A Limb | 金賞 |
2005 | Mole in the City | 審査員特別賞 | ||
2007 | 大人向けテレビシリーズ | Double Whammy Part 2 | 最優秀賞 |