magico
漫画
作者:岩本直輝,
出版社:集英社,
掲載誌:週刊少年ジャンプ,
レーベル:ジャンプ・コミックス,
発表期間:2011年,2012年,
巻数:全8巻,
話数:全66話,
以下はWikipediaより引用
要約
『magico』(マジコ)は、岩本直輝によるファンタジー漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、2011年13号から2012年31号まで連載された。
あらすじ
初めて都会へやってきた少女エマは、どういうわけか街中の男たちに言い寄られる。ついには王様に見初められ、強引に結婚させられそうになるが、魔法使いシオンのおかげで難を逃れる。シオンの説明により、エマは自分が世界を滅ぼすほどの魔力を心臓に宿している黒魔女(エキドナ)であること、その魔力を欲しがる魔法使い達に狙われる運命であることを知る。彼女は黒魔女の魔力を封印する儀式『魔女結婚儀(マジコ)』を行うため、シオンと共に数多の儀式に挑んでいく。
登場人物
声の項はVOMIC版のもの。
主要人物
シオン・エリファス・レヴィ
声 - 朴璐美
本作の主人公である魔法使いの少年。黒魔術師。髪は銀色。まだ若いが、鷹の翼の大陸最強と言われる西方三賢者の一人で、『紫銀の箒使い』の異名を持つ。
生まれは大魔術師の家系だが、満足に魔法が使えない落ちこぼれだった。だが母親は自分の息子が完璧では無いことが許せず、十人の子供を生贄に彼を魔人へと改造する「黒の儀式」を実行する。しかし儀式は失敗し、シオンは魔人どころか常人よりも遙かに能力の劣る、劣化人間になってしまった。その後は母親に骸山へ捨てられ、飢え死にしかけていたところをエマに助けられた。
それから10年後。助けてもらった恩を返すため、劣化人間でありながら西方三賢者の一人に数えられるほどの大魔法使いとなった。また、魔法だけでなく腕っ節も相当なものであり、拳の風圧だけで物を吹っ飛ばすほどである。そしてエマに宿る黒魔女の力を封印するための儀式『魔女結婚儀(マジコ)』を調べ上げ、黒魔女の封印に協力する。儀式のことを抜きにしてもエマの事を大切に想っているが、アニスに「乙女」と揶揄されるほど色事にはウブであり、彼女に対してその気持ちを露骨に表に出す事はない。また、かなりのツンデレである。
エマを救う事を目的に生きてきたため魔法や儀式に関する知識以外は持ち合わせておらず、基礎的な学力は小学校低学年レベル(九九の一の段すら暗唱できない)。またひどい味音痴で、料理の腕もすこぶる悪い。
機密とされる儀式の盗みや都市の官僚への暴行など、あわせて懲役8921年の大犯罪者であるが、その多くは苦しめられた人達を救うためにやった事である。
思い出の掃討
裏箒魔法。自身の幸せな思い出を魔力として箒に捧げることで、魔法力を飛躍的に高め、複数の巨大な箒を召喚する。
2号箒エンケ
魔力をジェット機の推進力のようにして解き放つ。一瞬で地球を一周できるほどの速度を出せる他、応用して大砲のように噴射することも可能。
14号箒ヴォルフ
己の心臓の鼓動に合わせて攻撃力を変化させる箒。鼓動が速くなるほど魔力も高まる。
第27号箒クレンメソン
先端が強力な粘着性を持っており、光さえも捕えることが可能。
第20号箒ヴェストファール
先端が千の星の刃となっている。
壱号箒ハレー
超巨大な魔法力をエネルギーとして放出することが出来る。
火炎魔法
顔を火龍に変換させ、口から火を吹く。習得儀式は「火竜の角を狩り、それを燃やした煙をあびる」。
24house
創造系魔法。紙に描いた間取りの家を、24時間だけ召喚することが出来る。
エマ
声 - 茅野愛衣
本作のヒロイン、16歳。茶髪のロングヘアー。やや天然で、他人を信じやすい純粋な性格。ステレオタイプの東北方言(役割語)で喋ることが多い。肌を見せることに羞恥心が薄く、シオンの前でも平然と服を脱ぐことがある。普段はさほど目立たない地味な服装だがスタイルは良くかなりの巨乳でもあるため、脱いだり際どい格好になる度にシオンが鼻血を吹きだすのがお約束。 生まれつき黒魔女の力を宿しており、絶大な魔力を持っている。本人はその力に気付いていなかったが、幼い頃から人里離れた場所に隔離され、軟禁生活を余儀なくされていた。シオンと協力して、黒魔女の力の封印を図る。
自分のことに親身になってくれるシオンには心底感謝しており、彼の良き妻となるべく奮闘しているが、彼女自身は家事はあまり得意ではない(作中、少しずつ上達している)模様。料理に関しても、見た目も味もひどく、彼女自身が普通の味覚をしていることから自己嫌悪に陥るのが常である(自分で作った料理を口に入れた直後、吐き出していた)。また、非常に食いしん坊な一面も見せる。
前述の通り、生まれたときから軟禁生活をおくっていたためか、一般常識が少々ずれており、恋愛のこともあまり理解していなかった。そのためか、物語当初に助けてくれたシオンには好意的に接しても恋愛感情と言うよりは命の恩人という印象が強かった。しかし、儀式をしながら共に過ごしていく内に少しずつシオンのことを理解していき、常闇の三兄弟との戦いで彼に初めて告白されてからはシオンを異性として意識していき、永遠の絆の儀の競技でシオンの過去を聞いた際、本当の笑顔になれるまで彼をずっと支えたいと決意し、彼のことが大好きだと自覚した。また、ロゼッタがシオンにキスをした際は、泣きながら嫉妬していた。シオンの友人で西方三賢者の一人のレイブンからプロポーズされ、積極的にアプローチをかけられていたが、本人はシオンを一途に想っていたため、最終的には彼を振った。
ルー
辺境の地「アンドラ」の「悪魔の樹海」に住む少女。赤魔術師。自称「イケイケの魔法少女」及び「森の大スター」。食欲旺盛。
神泉ルナの水を浴びた母から生まれたが、エウロザに捨てられ、村人からも忌み嫌われていた。人気者になる為魔法を習得したが、その強大な力故に逆に敬遠され、結果「ルナへの人身御供」として樹海に捨てられた(彼女の口癖「イケイケ」は「イケニエ(生贄)」の間違い)。
本人はその事実を知らぬまま育つが、エマを狙うゾディアらとの戦いで真実を知り絶望する。しかしシオンとエマに存在価値を認められ、一行に加わる。シオン・エマの夫婦関係に対して娘的な立ち位置に収まり、また本人も2人を慕っている。
シンデレラ・フィーバー
100回殴ることで発動。最強の破壊拳「冥王(プルート)」を掌換し、百発限定だが壊せないものは無い程のパンチ力を得る。
その溢れる力は肉体・精神を活性化させてしまう程強大であり、ルーは一時的に18歳の姿になる。
1発のパンチに複数発分のパンチ力を上乗せする事も可能と応用も効くが、百発殴ると元に戻りその副作用で気を失ってしまう。
冥王世界(カイパーベルト)
「シンデレラ・フィーバー」状態から繰り出される冥王魔奥義。手から目の前に強力なエネルギー球を発生させ、ぶつける。
アニス
声 - 山根舞
喋るメスの黒猫。シオンの保護者的存在。「降魔鈴」と呼ばれる鈴が何個も付いた首輪をつけている。
豊富な知識を持っており、魔法や儀式の解説をすることが多い。また黒猫を介した幅広い情報網も持っており、調査系の魔法でシオンをサポートすることもある。やや大人目線な言動が多く、ウブなシオンにちょっかいをかけたりする。
その正体はオズに仕える黒猫騎士団の団長。元々オズの命令でエキドナについて調査していたが、シオンたちを気遣い一行を離脱する。その後オズに嘘の報告をするも見破られ、殺されかけるがシオンに救われる。その後、シオンの説得やエマとルーの呼びかけに応じ彼らの元に帰ってきた。
ジーク
魔法使い
西方三賢者
レイヴン
儀式学校の校長。史上最年少で就任した西方三賢者の一人。真面目で優しく、女性に対してはかなり奥手。シオンのことを親しみをこめて「しーちゃん」と呼んでいるが、彼からは苦手とされている。エマのことが好き。
学校内では彼のことを慕わないものはおらず、エマへの告白も学校総出で応援されていたほどである。普段は穏やかだが非道なことは決して許さない性格の持ち主。戦闘の際は顔つきが変わり、その実力も三賢者の名に恥じないものである。
エマにプロポーズし、積極的にアプローチをしていたが、自分が好きになったのはシオンを一途に想っているエマなのだと気付き、失恋した。
その後は未だに独身であり、いい女性を紹介するともいわれているが彼の恋は報われていない。
主要人物関係者
ガルラン爺
ジュウベエ
永遠の絆の儀に参加する魔法使いの一人。額に傷跡のある侍のような男。月夜一族の生き残りで、アヤメの夫。
正々堂々とした戦いを好み、敵に対しても礼儀を欠かさない潔い性格。東洋一と呼ばれる実力を誇る魔術師。
見た目と肩書き通りに使用する魔法も強力だが、オキナが使用した魔法の代償により月夜一族は一定の場所に住めないという呪いのようなものをかけられている。
よって永遠の絆の儀に参加した理由は、エルラルドを手に入れて安息と定住の地を手に入れるため。そのためシオンに敗北したあとに強く落胆していた。
その後シオンの計らいにより、呪いを気にせずに暮らせるジークの体内を紹介され、「お隣さん」としてジークの体内で暮らすことになる。
ファウスト
シオンの兄。黒い長髪を束ねた青年。
世界中の女をこよなく愛するフェミニストで、女性が絡むと調子に乗る。鼻血の吹き方はシオンと全く同じ。ヨシュアからは「気味が悪い」と評された。
シオンを溺愛しているが、人体実験の道具として見るなどねじ曲がった感情を抱いており、シオンから怖れられている。彼の愛情はあくまでもシオンが自分よりも下だと思っているためのものであり、シオンが何かを成し遂げることを異常なほど嫌っている。その嫉妬心から禁じられた黒の儀式に手を染め、失敗して魔人になってしまった。そのため普段は変化魔法で人の姿に化けて行動している。
トンプの身体の中に潜んで永遠の絆の儀に潜入し、シオンと接触を図った。屍を操り「黒白主義」を発動させシオンを追い詰め、最終的には魔人化して彼を襲うが死闘の末敗れ、『魔人になる』という魔法が消え(正確には使えなくなり)自らの姿を偽らなくても人間の姿のまま行動することが可能になった。アインに連れられて撤退し、後にシオンに自らの楽しい思い出を犠牲にして作った『シオンの思い出を犠牲にしなくても魔法の箒を召還できる』オリハルコンの指輪を贈る。物語が終わった後、アインとの交際は順調の模様。
黒白主義(モノクロハート)
常闇の三兄弟
ガスパ
"常闇の三兄弟"の長男。黒魔術師。全身傷だらけの大男。黒魔女の力で、「世界中を皆殺しにする」ことを企む。
彼ら四兄弟はある儀式研究所にさらわれた子供。その研究所では子供たちに過酷な実験を課し、魔法の習得に成功した子供は洗脳され殺人兵器にされていた。ガスパ達四兄弟はガスパが「紅き騎士の断末魔」を習得した時、洗脳される前の隙をついて研究所を脱走した。だがその時既に末弟のリオネルは欠陥のある改造儀式の副作用で体が刃に変わり始めており、兄弟は名のある白魔術師の元を渡り歩きリオネルを治療しようとしたが、リオネルの姿を見た者達はリオネルを蔑み誰も関わろうとしなかった。そして治療は間に合わずリオネルは刃に変わって命を落とし、残されたガスパ達はリオネルを拒絶した人間を皆殺しにする事を誓った。
一度はシオンを圧倒するが、エマと繋ぐ指輪の力でシオンは回復、自ら傷をつくり巨大な剣で再戦するも、箒星の斬撃に敗れる。その後、「俺には大切なものを守れなかったが、お前は守ってやってくれ」とシオンに願いを託した。
単行本では加筆され、死を覚悟して止めを刺すよう懇願するもエマの説得により、生きる道を選ぶ。その後は魔神監獄(アケロン)へ出頭。地獄牢に収監され、120年に及ぶ拷問を受けることになる。
永遠の絆の儀
ヨシュア
シオンのライバル的存在。『永遠の絆の儀』に出場する魔法使いの一人。額に第三の目を持つアルスノービルの民。イケメン。
見た目はさわやかだが口が悪く、満面の笑みでロゼッタ以外の女性には「ドブス」「豚(以下)」などと罵声を浴びせる。ロゼッタ曰く「本人に悪気は無い」らしい。シオンとエマに対しては特に顕著で、シオンを「にら箒」、エマを「乳デカ」などと酷い言いようだが、本心ではロゼッタと同様、二人を気に入っている。黒魔女の秘密について知っている。実力もかなり高く、オズを除けば作中唯一裏箒魔法を使ったシオンと互角に戦ったほどである。
元は竜の尾の王国の騎士団長を務めていたが、ロゼッタと駆け落ちして逃亡した。彼の目的は自分たちを殺そうとする国王を殺すこと。
災厄王の毒(ディザスター・ポイズン)
ロゼッタ
『永遠の絆の儀』に出場する魔法使いの一人。太陽色の髪を持つ美しい女性。その容姿はエマが憧れるほどである。
おしとやかな性格だが、競技でスリーサイズに関するクイズが出された時は、観衆の前で自ら全裸になるなど大胆な一面も持つ。キス魔でもあり、キスされた者の魔力を覚醒させる「王女のキス」を持つ。また、初対面でいきなりエマやシオン(この際エマは泣きながらシオンを庇っていた)にキスをしたりしている。エマに対しては狼狽えたり、見栄を張ったりしているところをかわいいと想うなど、気に入っている。
元は竜の尾の王国の王妃の一人。抜群の魔法センスの持ち主であったため、親に大金で竜の尾の王国の王に売られたが、登場のひと月前にヨシュアと駆け落ちし、国から逃亡した。
トンプ
ユーリア
魔術王の海上遊園地
月
テュポーン・オズ
はじまりの魔術師。世界に初めて「魔法」を生み出した存在。アニスたち「黒猫」を造りだしたのも彼である。15年15ヶ月15日15時間15分15秒磔にされる儀式を行い、限界突破赤魔法を習得している。
元は普通の人間で、妻であるエキドナと共に奴隷として酷い扱いを受けていた。その状況を打開するため「魔法」を作り出し、一時はその状況から逃げ出すが、後に「魔法」を狙った人間たちの襲撃に遭い、エキドナを殺される。その恨みから「魔法」により人間をすべて滅ぼすことを誓った。
ゾディアら名だたる魔法使いを全滅に追い込み、さらにシオンらに対して圧倒的な力を見せ付けたが、「希望」の力を持ったシオンたちの魔法により撃破される。敗北してなお、「それでも……俺は、俺を誇るぞ」と確固とした意志を揺るがせることはなく、エキドナと共に永遠の世界へと旅立った。
その他
作中世界における魔法
本作の世界において、魔法はあらゆる生活を支える技術として確立されており、テレビなどの通信網も魔法によって成り立っている。
儀式
儀式の手順は、大別して以下の2つに分けられる。
収集(ギャザリング)
儀式(イニシエーション)
魔法使いの種類・ランク
赤魔術師
青魔術師
緑魔術師
白魔術師
黒魔術師
魔女結婚儀(マジコ)
黒魔女の力を封印するために開発された儀式。何度も婚礼の儀を重ねることによって男女の絆を深め、黒魔女の力を抑え込むことができると言われている。
結婚指輪をはめる事で、黒魔女の魔力を抑える儀式。
お決まりの行為だが、これも立派な儀式の一つ。
指輪に魔石ルベウスの力を宿すことで、黒魔女の力を封印する儀式。
リズムをとりながら100頭の牛の背を渡り切る儀式。
二人で呪文を絶えず唱えながら、神泉ルナに3時間浸かる儀式。呪文が途切れたら、最初からやり直しになる。
病、不運、呪いなどをはねのける力を持つ、魔法の言葉で黒魔女の力を封印する儀式。ある一族に一子相伝で伝えられる魔法であるという。
アスラのブーケ、精霊王のドレス、聖竜のヴェールの三神着を必要とする儀式。
魔法の家・エルドラドに住む儀式。
魔力を持った真珠を見つけて飲みこむ儀式。エマの水着姿を長時間見なければならないため、シオンにとっては最も難しい儀式。。
いくつもの儀礼を成し遂げて黒魔女の体を封印し消滅させる。儀礼は以下の通り。
瞳の中のキス
乾杯交響曲
ウェディングケーキ入刀
新婦のとっておき♡
絆との分かれ
瞳の中のキス
乾杯交響曲
ウェディングケーキ入刀
新婦のとっておき♡
絆との分かれ
用語
黒魔女(エキドナ)
黒魔女の特徴として、魔力を測定する水晶の異常反応、人を異常なまでに惹きつける等の現象が起きる。また、胸にハート型の痣がある。
魔具
星眼地図(ほしのめのちず)
魔石ルベウス(ませき-)
魔眼計(まがんけい)
魔眼の涙(まがんのなみだ)
三神着(さんじんぎ)
エルドラド
黒き7つの宝匣(ダーク・セブン・シリーズ)
不死鳥の三本尾(フェニックスのトリプル)
種族名
蟲人族(キリト)
魔蟲(アギリ)
炎屋(ほむらや)
地名
鷹の翼の大陸(イグリアス)
鷹の眼王国(ホークアイ)
骸眼の王国(スカルアイ)
東の国(エデン)
アンドラ
悪魔の樹海
エウロザ
神泉ルナ(しんせん-)
無謀者のみる墓(フール・タウン)
魔神監獄(アケロン)
術王の海上遊園地(マジカル・パーク)
ストレンジ・ラビット・ジュニアの殺人列車
ゴースト・キャッスル
地獄一周旅行(ヘルジェットコースター)
その他
常闇の三兄弟(マギ)
永遠の絆の儀(ベストカップルコンテスト)
世界賢者機関(セフィロト)
書誌情報
- 岩本直輝 『magico』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、全8巻
- 「Ceremony of fate」2011年7月9日第1刷発行(7月4日発売)、ISBN 978-4-08-870262-9
- 「For you」2011年9月7日第1刷発行(9月2日発売)、ISBN 978-4-08-870290-2
- 「Meteoric shower」2011年12月7日第1刷発行(12月2日発売)、ISBN 978-4-08-870308-4
- 「With all one's heart」2012年2月8日第1刷発行(2月3日発売)、ISBN 978-4-08-870377-0
- 「Desperately」2012年4月9日第1刷発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-870406-7
- 「Recollections made with you」2012年6月9日第1刷発行(6月4日発売)、ISBN 978-4-08-870432-6
- 2012年8月3日第1刷発行、ISBN 978-4-08-870481-4
- 2012年10月4日第1刷発行、ISBN 978-4-08-870520-0
ヴォイスコミック
集英社のヴォイスコミック「VOMIC」として、2011年10月にジャンプ専門情報番組『サキよみ ジャンBANG!』にて放送され、同年11月からVOMIC公式サイトで配信された。
キャスト