うたわれるもの 偽りの仮面
以下はWikipediaより引用
要約
『うたわれるもの 偽りの仮面』(うたわれるもの いつわりのかめん)は、アクアプラスより2015年9月24日に発売されたゲームソフト。
PlayStation 3・PlayStation 4・PlayStation Vitaによる3機種マルチプラットフォームで、セーブデータの共有も可能。
2020年1月23日にはWindows 10移植版が発売された。
概要
アクアプラスがLeafブランドで2002年にリリースしたアドベンチャーゲーム・シミュレーションRPG『うたわれるもの』の約13年ぶりとなる新作にして、初の正式続編作品。
続編という形になっていて、前作のキャラクターも登場するが、主要登場人物は一新されており、前作を知らないプレイヤーでもストーリーがほぼ理解できるように配慮されている。
2011年1月にアクアプラスの公式ホームページにて『うたわれるもの2(仮)』として制作が進められていることが発表されていた。
プロデューサーの下川直哉によると本作では前作にあたる『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』を第一部とした、三部作構想の中の第二部に位置するストーリーが展開される。
2015年11月28日 - 29日に開催されたイベント「大アクアプラス祭」で、続編にあたる『うたわれるもの 二人の白皇(ハクオロ)』が2016年9月21日に発売されると発表された。
2015年10月より2016年3月までテレビアニメが放送された。2016年1月から『電撃G'sコミック』で漫画版が連載された。
2018年1月29日に、セガゲームスがPlayStation 4版を、繁体中文版とハングル版に翻訳した上でアジア地域で発売することを発表した。
2019年10月18日には『うたわれるもの ロストフラグ』公開記念として、シミュレーションパートはカットされているが、アドベンチャーパート全編を体験することができる『スマホで読むうたわれるもの』がシリーズ3作品同時にAndroid版、iOS版でそれぞれ無料公開された。
2020年1月23日には英語と繁体中文字幕に対応したWindows 10移植版がSteamにて、続編の『二人の白皇』と同時に販売開始された。
ゲームシステム
前作と同じく、キャラクター同士の会話でシナリオが進むアドベンチャーパートと、シミュレーションRPGの要素があるシミュレーションパートが存在する。比重はアドベンチャーパートが長くなっており、シミュレーションパートの難易度は高くない。 また前作と同様、プレイヤー(主人公)が移動先を選べる選択肢が登場するが、それによってシナリオの展開が変化することはなくイベント発生順が変わるだけであり、シナリオ(ストーリー)は一本道である。
前作からのシミュレーションパートの変更点
シミュレーションパートは前作のシステムをほぼ継承しているが、PS2版『うたわれるもの 散りゆく者への子守歌』と比較すると、主に以下のような変更点がある。
- ゲーム開始後も難易度変更が可能。
- 好きなターン数だけ戦闘を過去に戻してやり直せる「巻き戻し」、いつでも以前にクリアしたマップをやり直して経験値を稼ぐことができる「戦闘回想」の実装。
- キャラクターごとの、自動的に発動される固有スキルの実装(攻撃されたときの反撃、ZOC、エリア支援効果など)。
- 効果範囲や付随効果が異なる複数種類の中から攻撃・回復が選択可能。
- 「連撃」のシステム拡張。従来のリングが小さくなったときにタイミングを合わせてボタンを押す攻撃に加え、円形のバーが一周するタイミングでボタンを離すと成功する「チャージ」が追加。双方とも、タイミングが最適だとクリティカルが発生する。
- 攻撃を受けたときの「錬技」の実装。2つのリングが表示され、重なったときにボタンを押すと、攻撃の回避や防御によるダメージ軽減などが可能。
- 気力システムの大幅な変更(気力がないキャラは一部の技が使えなくなる。逆に気力が最高になると、必殺技を使えたり2回連続行動ができたりする)。
- マップおよびキャラクターの3D化(必殺技のカットインイラストのみ2D)。
- マップに高低差と、跳躍可能な亀裂等を実装(高低差が大きすぎると攻撃や移動ができない。跳躍が可能な高低差および亀裂の大きさはキャラクターごとに異なっており、アイテムで増やすこともできる)。
- 本編終了後、シナリオとは直接関係しない高難易度のマップに挑戦できる「夢幻演武」の実装。
- 協撃(2人以上のキャラクターによる同時攻撃)の廃止。
あらすじ
青年は、気が付くと記憶を失った状態で、テントの中で少女に介抱されていた。少女がいない間に青年がテントの外に出ると、そこには見たことのない雪原が広がっており、おぼろげな家族の記憶を元にふらふらと歩き出すが、昆虫のような怪物(ボロギギリ)に襲われる。その怪物から逃げようとしたところ、怪物は別のスライム状の生物(タタリ)に飲み込まれ、さらに青年をも襲おうとする。その時、青年を介抱していた少女がやってきて、青年は救出された。少女の名前はクオンといい、旅をしていたところ雪原に倒れていた青年を見つけ、助けたという。
青年には、現在の状況や文化が全く理解できず、クオンに人間にはついていない動物のような耳としっぽがあることも混乱に拍車をかけた。その後クオンは、自分の名を思い出せない青年にハクという名をつける。ハクは行くあてもないため、旅をするクオンに同行することになった。 やがて2人でクジュウリの集落にたどり着いたとき、ハクは体力がない一方、算術が得意だったり、壊れた水車を独力で直したりするのを見て、頭が切れる者であることをクオンは知る。また2人は、ほぼ同時期に集落にやってきたウコンに誘われ、ギギリ駆除の仕事に参加する。一行はボロギギリの出現で危機に陥ったが、ハクとクオンの活躍によって窮地を乗り切り、ウコンに気に入られた。
その後2人は、クジュウリからの荷を運ぶ使者で、同國の姫でもあるルルティエと出会い、彼女とその荷をヤマトの帝都まで護衛するウコンに同行。途中でモズヌという賊に襲われるが、2人はルルティエを守り切ってモズヌを捕らえる。その直後、賊討伐の軍を率いる右近衛大将オシュトルと出会い、モズヌを引き渡した。
やがて帝都に到着してから、クオンはハクが自立できるよう、帝都で彼のための仕事を探そうとするが、2人はルルティエと共に、オシュトルの屋敷に呼び出される。オシュトルは、自分がウコンと同一人物である事を明かし、ハクとクオンのことを見込んで、自分のために隠密の仕事をしてほしいと依頼。クオンが快諾した事でハクも引きずられるように巻き込まれる。こうして2人は、帝都の宿白楼閣を拠点とし、ルルティエや、オシュトルの妹ネコネ、オシュトルの義弟キウルなど、次第に増える仲間と共に、オシュトルが依頼してくる様々な仕事を引き受けるようになった。
そんな中ハクはチリメン問屋の隠居のミトと名乗る謎の老人に呼び出され、身の上話などの相手をさせられるようになる。また白楼閣には、ヤマトの皇女であるアンジュが遊びに来るようになった。アンジュは、自分が好意を抱いているオシュトルの気を惹くため、誘拐された自分をオシュトルに助けさせるという狂言誘拐を考える。アンジュの正体を知る皆が“誘拐役”を断る中、突然現れた、何も知らない義賊のノスリが、この“誘拐役”を引き受けてしまう。ハクたちの活躍によって、この事件はあまり大事にならずに済んだが、アンジュを“救出”したということになったハクは、ヤマトの帝(ミカド)に呼び出され、“褒美”として“鎖の巫(カムナギ)”という能力者であるウルゥル、サラァナを下賜された。またハクは、ミトと名乗っていた老人と、ヤマトの帝が同一人物であることに気が付く。
その後、ヤマト北方にある國ウズールッシャが、ヤマトへの侵攻を開始。ハクの仲間であり、ヤマトの属国シャッホロの姫でもあるアトゥイは、自国を離れられない父の代わりに、戦いに出るよう命じられる。アトゥイは、父の暑苦しい私兵の代わりに、ハク達をこの戦いに連れて行く。その中でハク達は、養女を人質に取られ、剣奴(ナクァン)としてウズールッシャのために戦わされていた剣豪ヤクトワルトに遭遇。クオンやハクは、捕らえられていたヤクトワルト達の家族を救出して、ヤクトワルトたち剣奴を救う。またウズールッシャの軍勢は、オシュトルやライコウらヤマト近衛大将、またヤマト八柱将の力によって撃退された。
それからハクはミトより、ヤマトが占拠したウズールッシャ領内で見つかった遺跡を調査してほしいという依頼を受け、クオンたちと共にその遺跡へと向かう。遺跡に入った途端、ハクは強い既視感を覚える。またハク達は遺跡の中で、冷凍されていたヒトを発見。だがそのヒトが目覚めた途端、タタリとなってハク達を襲ってくるが、皆はからくも逃げだし、遺跡を封印した。
帝都に戻ったハクは、今度は「帝」としてのミトに密かに呼び出され、遺跡でハクが目撃したことを確認される。それから帝は、次第に記憶を取り戻しつつあったハクに対し、この世界の真実の断片を語り出す。それは、地上に住めなくなっていた人類が地下シェルターに籠もって、地上に戻るための研究を行っていたところ、ハクは自分が“兄”の人体実験の被験者となって眠りにつかされたこと、その直後に“災厄”が発生し、“原因不明の奇病”で人類が次々とスライム(タタリ)化していったこと、その中で唯一生き残った人類である“兄”こそがヤマトの“帝”であることだった。
兄は、地上環境に適応したデコイ(亜人種)の中から自分に忠実な者を集めてヤマトを建国し、各地に残されていた旧人類の遺跡を発見・調査することで人類の復活を考え、それと同時に弟、すなわちまだどこかで眠りについたままかもしれないハクの捜索を行っていたということを告げる。そして帝は、自分自身も被験者として人体実験を行っていたため、タタリ化も免れ数百年という長い間生きてこられたと自ら推測していたが、老いによる死が近づいていることも感じていた。そのため、ヤマトという國はアンジュに継いでもらうが、自分が行ってきた研究はハクが引き継いで欲しいということも頼む。
その後、海の向こうの國であるトゥスクルの使節がヤマトにやってくる。クオンは、トゥスクルの使者であるアルルゥとカミュに見つかり、クオンもトゥスクルの出身で、さらにアルルゥたちの“妹分”であることが判明する。
トゥスクルからの使節が帝都より去った後、帝による朝議が開かれる。帝は、消極的な対外政策がウズールッシャの侵攻を招いたとして、トゥスクルへの侵攻を発表した。後に、密かにミトに呼び出されたハクは、トゥスクル侵攻の真の狙いは、外部の者には侵入を禁じられている、トゥスクルのオンカミヤムカイにあると思われる旧人類の遺跡の奪取と調査であり、ハクに研究を引き継がせる前に行う自分の役目だと明かされる。
トゥスクル遠征軍が出立してからしばらくして、オシュトルに呼び出されたハクは、遠征軍にいるヤマトの将ムネチカ達が苦戦を強いられてることを知らされ、支援物資を運ぶと共に、ハクたちとも親しくなっていたムネチカの支えになって欲しいという依頼を受ける。トゥスクルに上陸し、無事にムネチカと合流したハク達だが、突如として帝の崩御という訃報が届き、ヤマトの軍勢は撤退することとなる。ムネチカは、ハク達や他の軍勢の撤退の殿となってトゥスクルに残った。一方、帝都へと帰還したハク達が耳にしたのは、帝とアンジュに毒をもった容疑が、オシュトルにかけられているということであった。
それからハク達はオシュトルと、まだ生きているアンジュ救出のため、宮廷に侵入。ハク達の前には、アンジュを帝の後継者とは認められないという八柱将のヴライが立ちふさがるが、一行はどうにかヴライを倒してオシュトルとアンジュを救い出し、オシュトル達の故郷であるエンナカムイへと逃亡を図る。だが、まだ生きていたヴライは、オシュトルとの決着を求め、仮面(アクルカ)の力を完全に解放して、オシュトルを追う。ヴライが近づいてくることを察知したオシュトルは、仮面の力を解放したヴライに対抗できるのは、同じ仮面の者(アクルトゥルカ)である自分しかいないとして、皆を先に行かせ、自らはヴライを待ち受ける。だが暗殺容疑で過酷な尋問を受け傷ついているオシュトルをそのまま置いてはいけないと、ネコネはオシュトルの元に残ろうとする。やむなくハクは、クオンやアンジュたちはそのまま行かせてから、ネコネに“影から見守るだけ”と念を押して、オシュトルとヴライの戦いを見届けることにする。
そしてハクとネコネの前で、仮面の力を解放して巨人のような姿になったオシュトルとヴライが、ヒトの力を完全に越えた壮絶な戦いを繰り広げる。だが、やがてオシュトルがヴライに押され始めた。そのためネコネは見ていられずオシュトルを助けようとするが、その行動が裏目に出てしまう。男同士の決闘に水を差されたヴライは怒ってネコネを襲うが、ネコネ、そしてネコネをかばおうとするハクを守りながら、オシュトルはついにヴライを倒す。それからヒトの姿に戻ったオシュトルだが、仮面の力を使いすぎたせいか身体は徐々に消えていき、ネコネにはハクの助けになるように、そしてハクには「姫殿下を頼む」と言い残し、自分の仮面をハクに手渡して完全に消滅した。
それからハクは、残されたオシュトルの仮面と衣服を身につけて、ネコネと共にエンナカムイへ到達し、クオン達と合流。そしてオシュトルに扮したハクは「ハクは死んだ」とクオンたち皆に告げ、自分は“右近衛大将オシュトル”として彼の遺志を継ぎ、ヤマトで巻き起こっている謀略からアンジュを守ることを決意する。
一方「ハクの面倒を見る」という口実のもと今まで彼と行動を共にしてきたクオンは、ハクが死んだと聞かされて茫然自失となり、ひとり帰国してゆく。
世界観
地名
ヤマト
帝都(ていと)
帝都(ていと)
高い外壁と巨大な正門の内部は、碁盤の目のように整然と整備された道路があり、多数の建物があって人口も多く、普段から市などが賑わっている。地下には水路があるほか、都市内にはオムチャッコという川も流れており、物流の拠点になっている。
高い外壁と巨大な正門の内部は、碁盤の目のように整然と整備された道路があり、多数の建物があって人口も多く、普段から市などが賑わっている。地下には水路があるほか、都市内にはオムチャッコという川も流れており、物流の拠点になっている。
聖廟(せいびょう)
聖廟手前には宮廷である大内裏(だいだいり)があって、帝の住居があるほか、大内裏の敷地内には側近用の公邸もある。
白楼閣(はくろうかく)
聖廟(せいびょう)
聖廟手前には宮廷である大内裏(だいだいり)があって、帝の住居があるほか、大内裏の敷地内には側近用の公邸もある。
白楼閣(はくろうかく)
聖廟(せいびょう)
聖廟手前には宮廷である大内裏(だいだいり)があって、帝の住居があるほか、大内裏の敷地内には側近用の公邸もある。
白楼閣(はくろうかく)
聖廟(せいびょう)
聖廟手前には宮廷である大内裏(だいだいり)があって、帝の住居があるほか、大内裏の敷地内には側近用の公邸もある。
白楼閣(はくろうかく)
聖廟(せいびょう)
聖廟手前には宮廷である大内裏(だいだいり)があって、帝の住居があるほか、大内裏の敷地内には側近用の公邸もある。
白楼閣(はくろうかく)
聖廟(せいびょう)
聖廟手前には宮廷である大内裏(だいだいり)があって、帝の住居があるほか、大内裏の敷地内には側近用の公邸もある。
白楼閣(はくろうかく)
聖廟(せいびょう)
聖廟手前には宮廷である大内裏(だいだいり)があって、帝の住居があるほか、大内裏の敷地内には側近用の公邸もある。
白楼閣(はくろうかく)
聖廟(せいびょう)
聖廟手前には宮廷である大内裏(だいだいり)があって、帝の住居があるほか、大内裏の敷地内には側近用の公邸もある。
白楼閣(はくろうかく)
白楼閣では、ハク達はそれぞれの個室のほか、仲間達が相談したり款談したりするための「詰め所」として使っている部屋を借りている。最上階の隠し部屋は、カルラの私室となっている。もともとこの旅籠屋は、しばらくヤマトの帝都に留まることにしたカルラが、風呂恋しさに自分で作り主人となったもの。
白楼閣では、ハク達はそれぞれの個室のほか、仲間達が相談したり款談したりするための「詰め所」として使っている部屋を借りている。最上階の隠し部屋は、カルラの私室となっている。もともとこの旅籠屋は、しばらくヤマトの帝都に留まることにしたカルラが、風呂恋しさに自分で作り主人となったもの。
白楼閣では、ハク達はそれぞれの個室のほか、仲間達が相談したり款談したりするための「詰め所」として使っている部屋を借りている。最上階の隠し部屋は、カルラの私室となっている。もともとこの旅籠屋は、しばらくヤマトの帝都に留まることにしたカルラが、風呂恋しさに自分で作り主人となったもの。
白楼閣では、ハク達はそれぞれの個室のほか、仲間達が相談したり款談したりするための「詰め所」として使っている部屋を借りている。最上階の隠し部屋は、カルラの私室となっている。もともとこの旅籠屋は、しばらくヤマトの帝都に留まることにしたカルラが、風呂恋しさに自分で作り主人となったもの。
クジュウリ
この國の西方にあるシシリ州で、ハクはクオンに発見された。
白楼閣では、ハク達はそれぞれの個室のほか、仲間達が相談したり款談したりするための「詰め所」として使っている部屋を借りている。最上階の隠し部屋は、カルラの私室となっている。もともとこの旅籠屋は、しばらくヤマトの帝都に留まることにしたカルラが、風呂恋しさに自分で作り主人となったもの。
白楼閣では、ハク達はそれぞれの個室のほか、仲間達が相談したり款談したりするための「詰め所」として使っている部屋を借りている。最上階の隠し部屋は、カルラの私室となっている。もともとこの旅籠屋は、しばらくヤマトの帝都に留まることにしたカルラが、風呂恋しさに自分で作り主人となったもの。
白楼閣では、ハク達はそれぞれの個室のほか、仲間達が相談したり款談したりするための「詰め所」として使っている部屋を借りている。最上階の隠し部屋は、カルラの私室となっている。もともとこの旅籠屋は、しばらくヤマトの帝都に留まることにしたカルラが、風呂恋しさに自分で作り主人となったもの。
クジュウリ
この國の西方にあるシシリ州で、ハクはクオンに発見された。
エンナカムイ
シャッホロ
ナコク
エンナカムイ
シャッホロ
ナコク
イズルハ
マルルハ
当初はヤマトの援助もあって、小競り合い程度の争いが繰り返されていただけに収まっていたが、グンドゥルアがウズールッシャの部族を統一して組織的な攻撃を仕掛けてきたことにより、陥落してしまう。
イズルハ
マルルハ
当初はヤマトの援助もあって、小競り合い程度の争いが繰り返されていただけに収まっていたが、グンドゥルアがウズールッシャの部族を統一して組織的な攻撃を仕掛けてきたことにより、陥落してしまう。
ウズールッシャ
だがヤマトの反撃に遭い、逆にヤマトに領土を奪われる形で国土を縮小させた。
トゥスクル
ヤマトから見て西方に位置する小さな島国。解放者(ウィツァルネミテア)と呼ばれる神が眠る国と呼ばれている。
季節(潮)によっては、ヤマトとは陸路で移動することも可能だが、時期が限られているため、ヤマトと行き来するには通常は船が使われる。クオンの出身地であり、彼女も船旅でヤマトにやって来た模様。
ヤマトとは比べるまでもない小国で、それまでは商人による細々とした交流があったのみだが、なぜかヤマトの帝が興味を抱いており、アルルゥたちトゥスクルからの使者を公式に受け入れている。だが、ヤマトが求めるオンカミヤムカイの調査をトゥスクルが断ったため、帝は武力で制圧しようとする。一方ムネチカは、トゥスクルの兵を戦慣れしていると評しており、トゥスクルをよく知るクオンは、ヤマトの仮面の者(アクルトゥルカ)の力を目の当たりにしても、戦いではヤマトが負けると評している。
前作では、トゥスクルの周辺(同じ島の中)には多数の國があり、トゥスクルによってほぼ平定されたものの、一部の國は独立を維持していた。例えばカミュは、トゥスクルとは別の國であるオンカミヤムカイの人物である。だが本作ではカミュも「トゥスクルからの使者」となっていて、オンカミヤムカイもトゥスクルの一部であるように語られており、本作の時代におけるトゥスクルおよびその周辺国の関係などは不明。
現実の地理との関連性は、前作解説の世界の謎(地理、歴史)を参照。 ゲーム内で表示される地図によると、ヤマトがあるのは「古代」のロシア東部であり、帝都があるのはマガダン州、クジュウリはハバロフスク地方北部、シャッホロはカムチャツカ半島南部、トゥスクルは作中の地図上では日本の新潟県に位置し、ゲームに登場する地域は北海道と地形が一致する。
生物
ギギリ
タタリ
ウィツァルネミテアの怒りは現在に渡っても継続しており、例えかつての災厄当時からコールドスリープで逃れたとしても、目覚めた瞬間にタタリへと変貌してしまうほどの凄まじい怒りが今もなお残っている。だがヤマトの帝はその原因についてまでは知らず、「災厄」「原因不明の奇病」と表現している。
タタリについて調べるのはトゥスクルでは忌まわしい出来事から目を背けるような形で禁忌とされており、ヤマトの民にもタタリがオンヴィタイカヤンであることは知られておらず、知れば無かったこととして消されるかもしれないとされている。ハク達はその真実をも目の当たりにしたが、消されるかもしれないために以後はこのことを蒸し返していない。
ウォプタル
またウォプタルに乗った騎兵は騎兵衆(ラクシャライ)と呼ばれている。
ホロロン鳥
デコイ
ハクやハクの兄がいたのとは別の研究施設で実験・創造が行われており、ハク達はこの研究を、神をも恐れぬものと忌避していたが、人類滅亡の災厄の後、ただひとりとなったハクの兄は孤独に耐えかね、自らデコイを作り出してしまった。なお、その別の研究施設での人類は亜人種を「マルタ」と呼んでいたが、なぜハク達とその人類との間では呼び名が異なっているのかは不明。
用語
仮面(アクルカ)
劇中では4種類確認されており、形状や力の性質はそれぞれ異なる。前作におけるハクオロの仮面を参考にして作られたことが示唆されているが、ハクオロの仮面と異なり着脱は自由。
アニメ版では仮面は4つだけでなく、試作されたと思われるものを含め、多数作られていることが描かれている。
仮面の者(アクルトゥルカ)
常世(コトゥアハムル)
地獄(ディネボクシリ)
大いなる父(オンヴィタイカヤン)
人類がタタリ化する災厄が襲った後、隣人家族がいつタタリに変貌するのかという疑心暗鬼にかられ、変貌する段階にいたってなかった者も含めてお互いに殺し合って滅び去った。作中で明確に生き残りとして描かれているのはハクと帝の2名のみで、この事実を知る者はホノカとウルゥル、サラァナなど、ほんの僅かに限られている。
今を生きるヒト達に伝聞でしかわかっていない技術としてはウマもいないのに走る車、たくさんのヒトを飲み込んで遠くまで運ぶ大蛇、空を飛ぶ鉄の巨鳥、星の海を渡る船など。
禍日神(ヌグィソムカミ)
剣奴(ナクァン)
アマテラス
真人計画(しんじんけいかく)
登場人物
主人公・ヒロイン
ハク
声 - 藤原啓治
本作の主人公。20代の青年であり、ヤマトの西方シシリ州の雪原でクオンと出会う。記憶を失っており自分の名前を思い出せなかったため、クオンに「伝承にまでうたわれし御方の名からいただいた」という名前からハクと名付けられる。後に、クオンが「お守りのようなもの」として大切に持っていた鉄扇を借りて、そのまま武器とするようになる。
子供でもできるような力仕事にも苦労するほど体力不足で、何かにつけては仕事をさぼろうとする。その一方、頭の回転が速く洞察力があって機転が利き、数学や化学などの勉学を得意とする。記憶が無いためか文字は読めなかったが、それもすぐに覚えていった。
甘い菓子が好きで、ルルティエと新作菓子を作る時にも、化学の知識を応用している。酒も好み、宴会などに目が無い。時々、イタズラでオシュトルにも変装したりしてオシュトルの一番の関係者であるネコネにも見破れないほどに変装と物真似が上手だった。
不思議と動物に好かれやすく、劇中に登場するウォプタル達やココポ、クラリンらと困惑しながらもすぐに打ち解けている。
「ハクの仕事を探すため」という名目で、クオンによって帝都に連れてこられる過程でオシュトルに人柄や才覚を認められ、クオンと共にオシュトルに雇われて活動するようになる。そういった仕事の中、危機的な状況に陥っても即興で的確な作戦を考えては、皆に指示を与えていくようになる。
正体は、旧時代の支配者たる人類(この世界でオンヴィタイカヤンと呼ばれる存在)の生き残り。兄によって人体実験の被験者とされた後に眠らされ、その数百年後となる現代に目覚めた。
オシュトルの死に際に仮面を託され、アンジュを頼むと言われ、オシュトルの死を隠して彼の遺志を継ぎ「ハクは死んだ」「我が名はオシュトル」という“偽りの仮面”を被り、修羅の道へと突き進む。
アニメ版
クオン
声 - 種田梨沙
本作のヒロイン。各地を一人旅していた少女で、記憶を失っていた青年を助け、ハクと名付ける。薬師(くすし)である一方、苦無を主な武器とした体術にも優れる。そのためか相手の強さを見極める能力も高く、例えばアトゥイがかなりの強者であることを一目で見抜いている。
ハクを拾った責任者として、ハクが自立できるようになるまで面倒を見ることを自分の義務とし、彼を自分の旅に連れ回すようになる。この経緯や、ハクがこの世界についての知識が無いため、彼の保護者のように振る舞い、ハクが仕事をさぼったときなど「お説教」「お仕置き」としてハクを正座させたり、しっぽで締め上げたりすることがあり、自分以上にハクへの態度や女性的な処世が上手な人間を見るとショックを受けることもある。
しゃべるとき、語尾に「~かな」と付けるのが特徴。活動的で時に上品で気品がある面を見せることがある。またしたたかな一面も持ち、言質などから相手を追い込むことが得意。一方、機嫌がよくなると表情に表れずともしっぽが揺れ動いたり、自分のこととなると隠し事をしているのが露骨に態度に表れることがある。
相当な風呂好きで、旅のさなかでもわざわざ水を汲んで、湧かした湯に浸かるのをいとわず、風呂のことになると人が変わる事もあるほど。また見かけによらず大食いで、自分で料理もできるが、ルルティエに比べると味付けや盛り付けなどは大ざっぱ(ハクには「男の料理」と評されている)。酒もたしなみ、特にハチミツ酒が好物。古代の遺跡・文献調査なども趣味とている。
出身地はトゥスクルで、かつて(前作の主人公である)ハクオロに仕えていた者達を親代わりとして育っており、幼い頃から、学問や武術をその者達から学んだほか、名は出ないが薬師としての技術も(前作のヒロインである)エルルゥから学んだことが示唆されている。そんな状況で育ったため、家族は多いが友人はほとんどいなかった。
旅路の身であるが愛郷心は強く、ヤマト帝都の発展ぶりを見て悔しがる場面などがある。一方「約束の期限」を過ぎたため、アルルゥなどから帰国を求められているが、ハクの面倒を見ることなどを理由に、帰国を渋っている。
ハクがオシュトルから引き受けた、トゥスクル遠征軍への救援という依頼を持ってきたときには、母国への侵攻に荷担することになるため逡巡したが、ハクや、トゥスクル遠征軍に加わっていたムネチカを案ずる心もあり、傍観者でいるよりは自分も加わることを選び、ハク達と共にオシュトルの依頼を引き受けた。
帝の暗殺の混乱の騒動の最中、ハク、ネコネ、オシュトルと分断される状況となり、ハクは帰ってくるのだと信じて待つ。だが、戻ってきたオシュトルによってハクが死んだと聞かされて鉄扇を返されると、失意により自分が扇を落としたことも気づかぬまま、茫然自失となって故国へと一人帰っていく。
その途中でオシュトルの関係者を狙ってきた暗殺者達に捕らえられるが、彼らを超常能力を用いて人体発火・人体凍結・人体腐敗などで返り討ちにした。その後、彼女を迎えに来たオボロによって、自分がハクに対して抱いていた本当の気持ちに気づき、涙する。
明言は避けられているが、クロウから「我が魂魄を捧げた御方の愛しき忘れ形見」と言われたり、オボロがハクに“娘”の話をするとき、“娘の母”は生まれつき病弱で、娘を産んですぐ死んだと語ったりしていることや、本編最後にオボロがクオンに語りかける言葉、また耳やしっぽの形などから、前作ゲーム版エピローグで描かれている、ハクオロとユズハの間に生まれた娘であることが強く示唆されている。
主人公の仲間となる人物たち
ウコン
声 - 利根健太朗
クオンが、ハクを見つけた後最初に立ち寄った、クジュウリ國シシリ州の集落で出会った男性で、ネコネの兄にあたる風来人。ハクとクオンのことを気に入り、ギギリ駆除や、帝都へ運ぶ貢物の護衛といった自分の仕事に、ハク達を誘う。
その正体はヤマト右近衛大将オシュトルで、仮面(アクルカ)を外し、髪をぼさぼさにして付け髭をつけ、変装した姿。口調や態度も、オシュトルの姿の時は改まっているが、ウコンの姿の時は垢抜けて、さばさばとした状態になっている。
オシュトルは官位が上がりすぎて小規模な行動が取りにくくなったため、ウコンとして隠密活動などをするようになったが、次第にウコンのほうも有名になって正体を探られはじめたため、ウコンとしての仕事をハク達に引き継がせる。しかしその後も、ウコンの姿でいる方が気楽なため、よくウコンとして白楼閣に現れては、ハク達と酒を飲むなどしている。
シミュレーションパートには基本的に参加せず、プレイヤーが操作することはできない。2018年にリメイク版が発売されたうたわれるもののダウンロードコンテンツにて操作可能ユニットとして登場する。
ネコネ
声 - 水瀬いのり
史上最年少で、数年に一人しか合格者が出ないという殿試に合格した才女。本来は哲学士の資格を得るはずが、幼すぎたせいで保留にされているため学徒扱い。呪法の使い手で、豊富な知識とは裏腹に、子どもっぽい一面が目立つ。
ウコン(オシュトル)の妹で、ウコンを「兄(あに)さま」と呼んで溺愛しており、兄を侮辱する者には容赦ない。また大人ぶろうとし、ウコンに撫でられるなどすると照れて抗議するものの、嫌がらないブラコン。なおオシュトルの政敵などに利用されるのを避けるため、あくまでネコネは、オシュトルではなくウコンの妹ということになっていて本人たちもそのように振る舞うようにしており、事実を知る者は少ない。だがネコネ個人は幼き才女として、宮廷などではそれなりに有名な人物になっている。
幼いときから本の虫で、同年代の子供達と馴染めずにいたため、人付き合いが苦手。だが遺跡や古代の文献調査などといった同じ趣味で意気投合したクオンを「姉(あね)さま」と慕うようになり、義姉妹の契を結ぶ。理想の兄であるオシュトルに比べると欠点が多いハクに対しては辛辣で、ハクがデリカシーのない発言などをすると、杖で殴ったり脛を蹴ったりしているが、苦手なものがあるとハクの後ろに隠れるようになるなど、「兄以外の人間にここまで気を許すのは珍しい」と言われるようになる。
「本だけでは得られない知識を得てほしい」というウコンによってハク達の元に身を預けられ、仲間となる。
帝暗殺とアンジュ暗殺未遂の混乱の最中、オシュトルの死に大きな関わりを持ってしまったために大きな罪の意識を背負うこととなった。兄の遺言によって“偽りの仮面”の真実を守り続ける立場となったが、目つきと声音は死人同然に変わり果てた。
シミュレーションパート
アニメ版
シミュレーションパート
マロロ
声 - 杉山大
ウコンの従者である男性。白塗りの顔に、一人称が「マロ」で語尾に「おじゃる」をつけるなど、公家のような容姿と言動が特徴。ネコネと同じく、殿試に合格した人物(助学士)で、呪法の使い手。自分は助学士となった一方、ネコネは幼いために学徒扱いにされているが、実際はネコネが得るはずの資格である哲学士のほうが位が高いため、学士であることなどについてネコネに皮肉を言われても言い返せず、頭が上がらないでいる。貴族の出身だが、祖父や父の散財のせいで家は没落してしまっているため、どうにか立て直そうと努力しているが、自分自身も風雅な趣味の造詣が深いため思わぬ出費をしてしまうことがあり、なかなか成功しない。
ウコンら一行と共に、クジュウリからの荷を護衛する任についていたとき、ハク達に出会う。ギギリ退治などで自分を助けたハクを「心の友」と呼ぶようになる。当初、ウコンの仕事を引き継いだハクの仲間になりたがっていたが、「学士の俸禄は高給であり、その相場を安易に下げることもできないため支払えないから雇えない」としてクオン達に断られ、落胆している。だがウコンらと共に、時折白楼閣でハク達と酒を飲んでいる。
その後金策のため、やむなくデコポンポの采配師として雇用され、ウズールッシャとの戦でデコポンポらに同行する。だが、マロロの適切な助言はことごとくデコポンポに無視され、さらにデコポンポ敗戦の責任を押しつけられた。
学士として、ウズールッシャの遺跡にいたところ、同じく遺跡を調査するためにやってきたハクと再会し、共に遺跡に入っている。
デコポンポがトゥスクルに遠征することになった時にも、デコポンポの采配師として同行。その後、帝崩御の知らせを受け、デコポンポらと共に帰国している。
ルルティエ
声 - 加隈亜衣
ヤマトの属国クジュウリの姫君で、15人兄妹の末女。父はクジュウリ皇で、ヤマト八柱将でもあるオーゼン。帝へ貢物を運ぶ使者として、ヤマトの帝都に向かっていたところをウコン達が護衛することになり、ハク、クオンも同行して、帝都へと向かう。故郷の城から出ることはほとんどなかったため、友人と言える人物はいなかったが、似た境遇で育ったクオンから積極的に話しかけられて親しくなり、またハクを慕うようになる。ペットはホロロン鳥のココポ。
性格は気弱で家庭的。裁縫や料理が好きで、故郷の城でも厨房を仕切っていた。白楼閣でも皆の茶を入れたり、厨房を借りて皆の食事を作ったり、ハクの知恵を元に新作菓子作りに挑戦したりするようになる。一方で密かな耽美趣味があり、帝都に来たときも、事前に調べていた店から、その趣味の本を買いにいくなどしている。
帝都にやってきた後、オーゼンの計らいで見聞を広げるためオシュトルのもとに身を預けられることになり、そのままオシュトル(ウコン)によって、ハクの仲間として身を預けられた。
アニメ版
キウル
声 - 村瀬歩
ヤマトの属国エンナカムイの皇子で、弓を使う少年。同郷の出身であるオシュトルとは義兄弟の契りを結んでいる。またネコネを慕っているが、彼女からは全く相手にされていない(ネコネは、キウルが積極的に話しかけてくるのは、自分がキウルの義兄であるオシュトルの妹にすぎないからだと思っている)。素朴な性格ゆえに、周囲の人間が持ち込むトラブルに振り回されることが多く、そのストレスでいつも腹痛に悩まされている。
オシュトルの元で修行を積むため、皇女の聖誕祭にあわせて帝都にやってくる。最初、ウコン(オシュトル)によってハクのもとに預けられようとした時は、あくまでオシュトルのもとで修練するつもりでいたため乗り気ではなかったが、ネコネもハクの元にいることを知るとすぐに態度を変え、ハクの仲間となった。
帝の崩御後、囚われの身にあったオシュトルとアンジュが救出されると、オシュトルに頼まれ、彼直属の手兵を逃がすための連絡を引き受けて、オウギと共に帝都に残った。
シミュレーションパート
アニメ版
シミュレーションパート
ウズールッシャの攻撃が始まったときには、オシュトルの兵に同行する形でネコネと共に、ハクに先行して出陣している。
ウズールッシャの攻撃が始まったときには、オシュトルの兵に同行する形でネコネと共に、ハクに先行して出陣している。
またトゥスクル遠征の際には、エンナカムイ皇の名代として、ムネチカらと共に、ハクより先行してトゥスクルに向かっている。また帝都に帰還後、オシュトルとアンジュ救出後の避難場所としてエンナカムイを提案し、彼らを受け入れるよう説得するため、シノノンを連れて一足先にエンナカムイへ向かっている。
またトゥスクル遠征の際には、エンナカムイ皇の名代として、ムネチカらと共に、ハクより先行してトゥスクルに向かっている。また帝都に帰還後、オシュトルとアンジュ救出後の避難場所としてエンナカムイを提案し、彼らを受け入れるよう説得するため、シノノンを連れて一足先にエンナカムイへ向かっている。
アトゥイ
声 - 原由実
ヤマトの属国シャッホロの姫で、ヤマト八柱将でもあるソヤンケクルの娘。恋愛話が好きで、惚れっぽい性格。やわらかい言葉遣いをし、ハクを「おにーさん」と呼ぶほか、ルルティエを「ルルやん」、ネコネを「ネコやん」と呼ぶなど、独特の愛称を他人に付けて呼ぶことがある。一方、かつて幼い自分を背負って戦っていたソヤンケクルの影響か、強そうな相手などを見ると戦ってみないと気が済まず、ウルゥルによると「シャッホロの狂い姫」などと呼ばれているというほどで(アトゥイ本人は褒め言葉と受け取っている)、戦いでもすぐ突出しようとする戦闘狂。折り畳みが可能な二叉の槍を持ち歩いている。クラリンという、空中を漂うクラゲのような生物をペットにしている。
皇女の聖誕祭に合わせて帝都にやって来るが、連れの者から逃げ出して追っ手も叩きのめし、父が用意した屋敷も無視して「せっかく帝都にまで来たのだから恋がしたい」などと言い、帝都で評判の旅籠屋だという白楼閣で過ごそうとしていたところ、町中から白楼閣に戻ろうとしていたハクと偶然出会い、宿まで案内された。
その後、オシュトルの依頼でハクが護衛することになったユゥリに一目惚れし、クオンがアトゥイの強さを見抜いたこともあって引き込まれ、なあなあのうちにハクの仲間となる。
ウズールッシャがヤマトに侵攻してきたときには、国を離れられないソヤンケクルの代わりに戦に出るよう求められたが、ソヤンケクルの暑苦しくてむさ苦しい私兵を連れて行くのを嫌がったため、オシュトルの許可を得て、代わりにハク達を戦いに連れて行った。
シミュレーションパート
シミュレーションパート
ノスリ
声 - 山本希望
弓使いの少女で、前作におけるトウカ、ゲンジマルと同じ、エヴェンクルガの出身。没落した家を再興するため、ノスリ旅団という義賊の長として、役人の不正を暴いたり悪徳商人から金を奪って庶民に与えるような活動をしているが、思い込みが激しく行動も大ざっぱなため、助けられるはずの側からひんしゅくを買うこともある。「いい女」という言葉をよく口にし、常に自分も「いい女」であろうとしている。
モズヌ一党と手を組み、帝都に向かっていたルルティエ一行の荷を奪うが、それは女子供など弱者も襲うモズヌを許せなかったため、モズヌのアジトを突き止めるというオシュトルの計略に協力したものであった。オシュトルの事は私利私欲がない人物として認めてはいるが、慎重すぎて行動が遅いとも批判している(正確にはノスリの方が直情的に動きすぎている)。だがそういった批判もオウギによれば「憧れの裏返し」とのこと。
アンジュの正体に気付かないまま、アンジュが言い出した狂言誘拐に協力してしまう。その騒動が一段落した後、オシュトルの提案に乗り、オウギを除く配下の旅団の者を解散させて、しばらく目立たないためにもハクの仲間となる。以後はハクの指示で、オウギと共に斥候の役目を行っていることが多い。
オウギ
声 - 櫻井孝宏
ノスリの弟で、エヴェンクルガの出身。いつも姉を褒め称えて、引き立てるような言動を行っている。その一方、姉とは対照的に理知的で、思い込んだら止まらないノスリを制御するため、ノスリを止めようとする代わりに、時にはノスリ本人をも平気で騙しつつ補佐している。
以前からオシュトルと繋がりがあり、ノスリを腹芸で誘導しつつ、「利害の一致」でオシュトルに協力している。これもノスリを引き立てる行動の一環であり、オシュトルの依頼で動いていることは、大抵ノスリには伏せられている。
ノスリによるアンジュの狂言誘拐でも、最初からアンジュの正体などに気付いていたが、事を最小限に抑えつつ、ノスリの行動を引き立てるために暗躍している。その騒動が一段落した後、ノスリと共にハクの仲間となる。
帝の崩御後、囚われの身にあったオシュトルとアンジュが救出されると、ハク達が逃亡するのに紛れる混乱を引き起こすための彼の策により、閉め出されていたライコウとデコポンポ及びその手兵を帝都に入れるため、キウルと共に帝都に残った。また、ヴライが生きていることを知ると、彼が帝位を簒奪しようとしているという情報や、アンジュの居場所の偽情報をキウルと共に流し、混乱を助長させてハク達のための時間を稼いでいる。
ウルゥル、サラァナ
声 - 佐倉綾音
ホノカの娘である双子の姉妹。鎖の巫(カムナギ)と呼ばれる能力者で、術法の使い手。外見は姉妹で非常によく似ているが、ウルゥルは色白で、サラァナはやや色黒。ウルゥルは言葉数が少なくぶっきらぼうな雰囲気で、サラァナはウルゥルの言葉を補足し説明することが多い。
クジュウリからの荷およびルルティエと、ウコン、ハク、クオンが合流した頃より、2人揃って黒いベールを纏った状態で現れ、全く言葉を話さないまま、ハクにつきまとうように神出鬼没を繰り返す。帝都に着いた後は一時姿を消すが、「ミト」と名乗る老人の元へハクを案内するかのように、再び現れる。この時もベールを纏っていて、終始無言である。
その後、悪漢から皇女アンジュを救い出した(ということにされた)ハクに、「褒美」として帝より下賜され、初めてベールや外衣を外した姿を見せ、言葉を発した。オシュトルによると、たとえどんな手柄を立てたとしても、一市民に過ぎないハクに鎖の巫が下賜されるのは前代未聞のことであり、城を賜る以上の壮挙であるという。
以後ウルゥルとサラァナは、ハクを「主(あるじ)様」と呼び、食事から夜伽に至るまで、ありとあらゆる世話を焼こうとし、寝所にまで潜り込んでこようとする。またハクの護衛および、ハクと帝(ミト)の連絡役を勤めるようになる。ヤマトの深層にある旧人類の遺跡にも帝と共に奥底まで入れたり、帝による今のヒトの始まりの話を聞いていることから、ホノカと同様に帝とハク達旧人類のことも知っている。
鎖の巫というのは“仮面の者”がヤマトに反逆した時のための対抗措置と言える存在で、大封印(オンリィヤーク)を扱うことができる。
アニメ版
ヤクトワルト
声 - 江口拓也
特定の人物に仕えることをせず、各国を渡り歩く剣豪。速すぎて剣先が陽炎のようにしか見えないということにより「陽炎のヤクトワルト」の異名を持つ。帝の御前試合に飛び入り参加して、全勝したほどの使い手。いつもキセルを口にくわえており、飄々とした雰囲気で話す。シノノンという養女がいる。
シノノンを人質に取られ、剣奴(ナクァン)としてウズールッシャのために戦うことを余儀なくされていたが、クオンと出会ったとき、彼女がハク達にも見せたことがない威厳ある声で、自分たちが差し伸べる救いの手を受け取るか選択を求めたとき、クオンに賭けることにする。その後、ハクやクオンの助けを得て無事シノノンの救出に成功したあと、クオンに誘われ、ハク達の仲間となる。
主人公の仲間の関係者
ココポ
通常は空を飛ばずに歩いており、荷車を引いていることもある。ルルティエ以外の人にはなかなか懐かず、特にルルティエに対する害意に敏感で、彼女を害そうという者などに対しては蹴る、つつくなどの行動で暴れる。一方でハクには初対面から懐いている。性別は不明。
初めてモズヌと遭遇した際、ルルティエを人質に取ろうとしたモズヌを叩きのめしたため、モズヌからは疫日神(ヌグィソムカミ)呼ばわりされている。
アニメ版
クラリン
声 - 三宅麻理恵
アトゥイのペット。半透明な身体で2本の触手があり、空中を漂うクラゲのような生物。アトゥイの帽子のように、頭におさまっていることがある。小さな昆虫などを主な餌とする。触手から、相手を痺れさせる攻撃を繰り出すことがある。
シノノン
ヤクトワルトのことは「とぉちゃん」と呼んでいる。実父と思われる「とうさま」と呼ぶ人物については詳しく語られておらず、生死不明。
ヤマトの人物
帝とその関係者
帝(ミカド)
声 - 木村雅史
ヤマトを統治し、絶対的権力を持つ人物。老人の姿をしており、足が不自由で車椅子を使っているが、数百年生きているといわれている。帝都には壮年時の帝の像があるほか、姿絵なども出回っているが、現在は長らく一般庶民の前には姿を現していない。
聡明で博識な賢君として、諸将の忠誠を一身に集める大人物であると同時に、ヤマトの民からは現人神、太陽のような御方として崇拝されている。帝本人は威厳があるものの穏やかで、滅多に怒ることはないが、帝の意向に逆らうことは許されないことと、ヤマトの民には考えられている。
オシュトルがハク一行を都へ導いた直後、ウルゥル、サラァナよりハクについての報告を受け驚喜した一方、ハクが記憶を失っていることも知らされて、しばらく様子を見ることにする。そこでハク達が帝都に到着してからしばらくして、ウルゥル、サラァナを使ってハクを、聖廟にある庭園へと呼び出すと、「チリメン問屋の隠居のミト」と名乗って正体を隠し、ハクから、記憶を失って目覚めた後に起こったことなどの身の上話を聞いている。
アンジュの狂言による誘拐騒動が一段落すると、アンジュを救出した(ということにされた)ハクを、帝として宮廷に呼び出し、“褒美”としてウルゥル、サラァナを下賜した(真の目的は、ハクの護衛および自分との連絡役を務めさせるため)。その後も時折「ミト」としてハクを呼び出し、茶や酒などを飲みながら話をしている。
ゲーム版ではハク達がタタリの正体を目の当たりにするウズールッシャの遺跡の調査の後、ハクに自らの真実を明かす。
その正体は旧人類(オンヴィタイカヤン)の生き残りで、ハクの実の兄。過去に起きた旧人類がタタリへと変貌させられた災厄を目の当たりにし、そこから生じた人類同士の殺し合いからただ一人逃れた。自分がタタリになるのが避けられたのは、自分自身を基礎体力向上などの被験者にしたためではないかと自ら推察している。同時にこの研究は意図せず、寿命を通常の人間よりもはるかに伸ばすことにも繋がった。
その後、アマテラスの制御を取り戻して地上環境を整え、地上に出ることに成功するが、孤独のあまりデコイを作って文明を起こさせ、今に至るまで生き延びてきた。それから旧人類復活と、眠りにつかせていたハクの捜索のため、ヤマトを建国して敵対勢力を排除し、占拠した各地の遺跡から得られた情報を元に、研究を続けていた。
だが、延びた寿命をもってしても老化は避けられず、残りの命は短いものとなりつつある。ヤマトの帝の座はアンジュに継承させる一方、最後に残った人として、自分が行ってきた研究をハクに委ねようとする。トゥスクルの先皇の陵とされる、旧人類の過去の研究所であった遺跡があるオンカミヤムカイの調査を要望し続けたが断られ、自らの最後の成すべきこととして、ヤマトの軍にトゥスクルへ侵攻を命ずる。しかし侵攻の最中に突如として崩御。その後の薬師の調査で、毒を盛られたと言われており、その容疑者としてオシュトルとホノカの名が上げられることになった。
アニメ版
アンジュ
声 - 赤﨑千夏
ヤマトの皇女。ヤマトの多くの民から愛されている一方、子供らしく天真爛漫で時に我が儘な振る舞いを行い、世情にも疎いため、たびたび周囲を困らせるところがある。皇女とはいえ厳しく育てられており、ムネチカに尻を叩かれて説教されることなどもある。
皇女の聖誕祭が行われたときハクたちは、薄布に隠れていたアンジュの顔をよく見ることができなかった。その後、ハクがオシュトルに雇われていることを知ったアンジュは、オシュトルに会おうとして白楼閣に現れるが、ルルティエが作った菓子を勝手に食べるなど、好き放題にしていた。この時、アンジュが皇女だとすぐに気付いたのはネコネだけである。この時はアンジュ自身の発言から、彼女が「皇女」という立場が使えないよう追い詰めたクオンによって絞られ、捨て台詞を吐いて逃げ帰っている。だがその後も菓子などを目当てに、宮廷を抜け出しては白楼閣に姿を現している。
また白楼閣の詰め所にいたとき、ルルティエが隠していた本を見つけ、どこまで内容を理解しているのかは不明だが「男同士の友情」の素晴らしさに目覚めている。
よく、帝都の外の話をしてくれたオシュトルに好意を抱いている。オシュトルは立場もあるため好意に気付かぬふりをしているが、そのことが理解できず不満。そんな話を白楼閣でしていたとき、アトゥイが語った「誘拐された女を助ける男の物語」を聞き、狂言誘拐として実行しようと考えるが、アンジュを知る皆に「自分を誘拐する役」を断られたところ、アンジュの正体に気付かないノスリが突然その場に現れ、この話に乗ってしまう。
その後、アンジュを「拉致していった」場所に実際にオシュトルが現れ、狂言誘拐という行動に走らせた「姫殿下の目を曇らせた責任」として右近衛大将を辞すると言い出したときは「余の悪戯で忠臣を失っては御父上に申し開きようもない」とさすがに反省し、オシュトルに頭を下げて詫びた。だがその後、さらにムネチカに尻を叩かれて絞られている。
聖誕祭の後は、滅多に民の前に姿を現さない帝の代理として、たびたび民の前に姿を現している。その後、父にあたる帝の急死により泣きじゃくっていたが、帝の後継者として泣いてばかりはいられないと決意したのもつかの間、オシュトルが用意したとされる、毒が盛られた茶を飲んで倒れてしまい、一命は取り留めたものの、意識が混濁し、さらに喉が焼かれて声が出せない状態となっている。だがどうにかハク達に救出され、エンナカムイへと運ばれた。
本人によると「天子」として祝福された存在のため、いくら食べても太らないなど特殊な体質であり、また常人なら死に至るほどの毒でもある程度耐えられるという。その正体は、帝の実娘が災厄でタタリへと変貌した後、帝が実娘の遺伝子を元に作りだしたヒト(デコイ)。
ホノカ
最初、「ミト」を名乗る帝の付き人として現れ、ハクに緑茶などを振る舞っている。この時ハクは、なぜかホノカに既視感を覚えるが、ホノカ自身はハクとは初対面と答えている。その後、誘拐されたアンジュを“救出”したハクが、帝の前に呼び出されたときにも帝の付き人として現れ、「ミト」と「帝」が同一人物であるとハクが気付くことになった。
トゥスクル遠征軍出発後の帝の突然の死が毒殺だったことが判明すると、ホノカは帝暗殺の共謀を図った容疑者にされるが、エントゥアに対しハクに助けを求めるよう伝え、自分は姿を隠す。
その正体はアンジュと同じく、災厄でタタリへと変貌した、帝(ハクの兄)の妻であった、ほのかの遺伝子を元に作りだされたヒト(デコイ)で、外見も似ているためハクが既視感を覚えた理由だった。また帝の配下などの中で彼女およびウルゥルとサラァナだけ、帝やハクの正体などを詳しく知っていることが明示されている。
ヤマト近衛大将
ヤマトの双璧と呼ばれる人物で、その名は海を越えた國にも聞こえているほど。帝やヤマトの民を、災いから守ることを任としており、定期的に帝都の巡邏も行っている。
清廉潔白で、民からの信頼が篤く、巡邏の時には歓声が上がるほど。将として優れているだけではなく、自ら剣術にも秀でており、かつて試合で、唯一ヴライに土を付けた人物である。
地方の下級貴族出身で、かつてヤマトに仕えて民を守っていた父に憧れ、帝都に上京して仕官する。その後、自身の能力と(本人によると)幸運に恵まれ、右近衛大将にまで上り詰めた。その結果、貴族(特にデコポンポなど)の中には「成上り者」として毛嫌いする者もいる。だがオシュトル自身はこの高すぎる出世が、ウコンとして活動するようになった一因であり、ウコンとしての活動の方が、かつて憧れていた父に近いものだという。
アニメ版
ミカヅチ
落ち着いた物腰のオシュトルとは対照的に、強面で武を重んじる人物。信頼されてはいるが、威圧的な雰囲気のため、ネコネなどヤマトの民からは恐れられていることが多い。普段混雑して賑わっている市も、ミカヅチの巡邏の時には、途端に整然として静かになる。オシュトルとは(特にネコネなどからは)仲が悪いと思われていることがあるが、実際には互いを信頼し、気の合う間柄。
オシュトルがウコンとして活動するようになったことを聞いて真似し「飴屋のサコン」として、頭がはげ上がった老人に変装して、美しい細工を施した飴を帝都で売っている。この姿の時は威圧的な雰囲気は全くなくなり、飄々とした好色な老人のように振る舞っている。そうやって飴を売りながら人々の話を聞き、市井の情報収集をしている。この飴屋の姿は、かつて悪童だった自分にも公平に接してくれ、飴を作りながら色々な土地の話をしてくれた憧れの老人を模したものだという。また、それが縁で菓子の研究にも余念がないなど意外な一面も持ち、時折帝直々に、帝所有の果樹園から様々な果物を頂戴されてはそれを材料とした菓子を模索してネコネなどの女子に試食させており、果物に関しては玄人裸足なほどの知識を持つ。
女性陣には親切で、サコンの姿の時は、よく飴をサービスしている。特にネコネがお気に入りなようで、ネコネに大きな飴を与えたり酒宴の時に酌を頼んだりしている。また「飴屋のサコン」の正体を明かす前にもミカヅチとして、ハクとネコネを自分の屋敷に呼び出し、菓子などを与えている。
一方、周囲に美人が多いハクのことを羨みやっかんでいるようで、ハクには嫌がらせのように、精巧にギギリの形を模した「蟲味」の飴を押しつけてくる。だがハクに「あの飴屋のオヤジを思い出す」と興味を持ち惹かれている部分もあって、自分がミカヅチの姿をしているとき、ハクとネコネが持ってきたオシュトルの手紙より、ハクのことや、彼がオシュトルの密偵として働いていることなどを知らされた後、自分とハクを会わせるよう再度オシュトルに依頼し、白楼閣で酒宴が開かれることになった。その後ハクのことを「友」とまで呼ぶようになっている。
ミカヅチの依頼で、オシュトルが「紹介したい人物がいる」として白楼閣でサコンとハク達を会わせ、サコンがミカヅチの変装であることを自ら明かしたときには、オシュトル以外の全員が絶句するほどに驚いた。
ウズールッシャとの戦いでは仮面の力を使い、崩壊しかけたデコポンポの兵を救出する。また帝崩御の時には、ウズールッシャの残党狩りの任のため帝都を離れていたが、急ぎ帝都に戻る。そして、オシュトルを追おうとするヴライと一戦交え、アンジュの笑顔こそがヤマトの民を幸福にするものであり、ヴライが帝になれるわけはないという自らの信念を叫ぶ。だが、(ハク達が救出していった)アンジュを捜索すべきというライコウに止められ、またオシュトルに対するヴライの執念に感じるものがあり、ヴライを見逃して行かせた。
アニメ版
ヤマト八柱将
属国の皇や豪族を出身とし、帝から将の位を与えられた8人。地位は近衛大将よりも上。
ライコウ
声 - 置鮎龍太郎
ミカヅチの兄で「聖賢のライコウ」と呼ばれる。知略による戦いを得意とし、力に頼らずとも必ず勝利するという。
逓信衆(ティリリャライ)という、離れた場所にいても念話で情報伝達ができる兵を使い、正確な情報をもとに緻密な用兵を行う。
情報収集に優れており、ウコンとオシュトルが同一人物で、ネコネがオシュトル本人の妹であることや、ハクがオシュトルの密偵として動いていること、ハクとオシュトル(ウコン)がどのように出会ったかなども、子細に知り尽くしていた。たださすがに、ハクがどこから現れた何者かまでは調べられなかった模様。
トゥスクル侵攻軍を率いる将の一人にして統率者に選ばれたが、罠があると思われる場所に突出するデコポンポの自滅を放置しようとしていた。またいざとなれば、女子供の虐殺なども含んだありとあらゆる方法で勝つために手段を選ばないことをしかねないと、ムネチカに危険視されている。
さらに野心家でもあるらしく、トゥスクル侵攻を急いだ帝の朝議を目にして、今の帝の御代は長くないのではないかと感じ、そのための計略を考え始めている。そんな状況の中トゥスクル遠征軍の指揮官とされてトゥスクルにいたとき、帝崩御の知らせにより帰国したが、ウォシスとヴライの意向により、手兵もろとも帝都より閉め出されている。帝の後釜となる計画を立てていたようだが、帝暗殺を実行した何者かによって先を越された形となった。
アニメ版
ムネチカ
声 - 早見沙織
「鎮守のムネチカ」と呼ばれる。仮面の者(アクルトゥルカ)のひとり。仮面は、顔の下半分を覆う形状だが、他の仮面の者とは異なり、戦いの時にしか仮面は付けない。右手に巨大な鉄拳のようなものをつけて武器とする。
八柱将唯一の女性で、守りの戦いを得意とし、帝都や皇女の守護を主な任とする。また帝よりアンジュの指南役の任を与えられ、ホノカの代理でアンジュの教育係となることもあり、時にはアンジュの尻を叩いて説教している。生真面目で言葉遣いは堅いが性格は温厚で、オシュトルとは強い信頼関係にある。またソヤンケクルのことは、若い自分を指導してくれた人物として尊敬している。一方ムネチカ本人は、ルルティエに憧れられている。
最初、オシュトルに教えられ、白楼閣のハク達の詰め所で遊んでいたアンジュを連れ帰りにやって来る。その後単独、あるいはアンジュの付き添いで白楼閣を訪れて茶や菓子を頂くなどするうちに、ハク達と親しくなっていく。さらにアンジュの使いで「男同士の友情の本」を買いに行くべき場所を尋ねるため白楼閣を訪れたとき、その方面の趣味でルルティエと親密になる。
アニメ版
ヴライ
声 - 乃村健次
「豪腕のヴライ」と呼ばれる、仮面の者(アクルトゥルカ)のひとり。仮面は、顔の右半分を覆う形状。
帝への忠誠心は非常に高く、力こそ絶対的なものと考えており、帝に刃向かう者はすべて力でねじ伏せようとする。ゲーム版では我が強く暴走しがちな性格で、後述のデコポンポとは異なる意味でトラブルの種になりやすい人物。ウズールッシャとの戦いが起こったときには、剣奴(ナクァン)とされていた元来のヤマトの民も、ウズールッシャの兵もろとも徹底的に殺戮した。
過去に御前試合でオシュトルに敗北を喫した事に、やや鬱屈した思いを抱いている描写がある。
宮廷内にてウォシスが冠童(ヤタナワラベ)と話していた、帝が暗殺されたという話と、アンジュ暗殺未遂の話を耳に挟み、これをオシュトルが企てたものと疑わず、オシュトルに対して激怒する。また帝の死で泣きじゃくり、さらにその後毒によって意識が混濁したアンジュを、帝をつぐ器ではないと感じ、帝位は力あるものが次ぐべきだとの信念を固める。
アニメ版
ウォシス
「ラウラウ先生」の名のもと、趣味で(本人によると「本業」)絵物語を描いており、その原稿を届けるためなどで、たびたび市井に現れている(この時は眼鏡をかけている)。ルルティエはラウラウ先生の大ファンだが、彼の正体は知らない。偶然「ラウラウ先生」とハク達が出会ったとき、一緒にいたネコネとは既知の間柄で、ネコネは彼の正体も知っていたが、自分が八柱将であることは、その場でネコネに口止めしている。
アニメ版
ソヤンケクル
声 - 最上嗣生
ヤマトの属国シャッホロの皇(オゥルォ)であり、帝よりヤマト全領海の統治を任じられ、海上交易の免状や港の管理などを行っている海の男で、「溟海のソヤンケクル」の異名を持つ。帝より賜ったポロロウンハという巨船型居城の主。アトゥイの父で、娘を溺愛している。アトゥイからも好かれているが、スキンシップは嫌がられている。
アニメ版
15人の子を持ち、ルルティエは末子にあたる。ルルティエを箱入りに育てすぎたと考え、オシュトルの元に預けて、見聞を広げさせることにする。
ゲーム版、アニメ版共に、皇女の聖誕祭などで姿が見えるのみであり、セリフはない。
トキフサ
声 - 志賀麻登佳
強弓の使い手で「調弦のトキフサ」の異名を持つ。攻守共に堅実な戦いを旨とするが、逆に言えば能力的に際立った部分がないといえる人物。実力的に八柱将に選ばれるほど有能とも言えないが後述のデコポンポの無能さが際立っているせいで、現在、さほど問題視されていない。
戦の才もないが傲慢で悪知恵も働き、裏事業などの汚職を行いつつも、いつもうまくもみ消している。オシュトル(ウコン)が、時にはハクにも依頼して何度も探りを入れているが、古くからの貴族の家系で横の繋がりも強いため、八柱将の地位を守り続けている。しかし、そうした事が他の八柱将から決定的な侮蔑を買う結果を招いており、ライコウからは「豚(ブルタンタ)」呼ばわりされたり、ミカヅチからは「八柱将の面汚し」と呼ばれたりしている。
だが芸術や財宝などの金銭的価値があるものの採集能力はオシュトルにも評価されており、その才だけを世のために生かせるのならひとかどの人物になれたと惜しまれた。
ウズールッシャとの戦いでは、采配士であるマロロの忠言をことごとく無視し、自軍を壊滅させかけるが、かろうじてミカヅチに救われる。その汚名をそそぐ機会として、トゥスクル侵攻軍にも選出された。だがそこでも突出を繰り返して兵を損耗させ、さらにムネチカの兵に、損害を引き受けさせようとする。
アニメ版
近衛大将、八柱将の関係者
シチーリヤ
ミルージュ
シャスリカ
声 - 浅利遼太
ウォシスが側に置いている3人の冠童(ヤタナワラベ)のうちのひとりで、栗色の髪をしている。小姓かつ護衛としてウォシスを補佐するほか、ウォシスの趣味にも付き合わされている。3人の冠童のリーダー的な存在。
リヴェルニ
ラヴィエ
ボコイナンテ
その他の人物
モズヌ
声 - 拝真之介
街道を荒らしていた盗賊団の首領。ノスリと手を組んでルルティエ一行を襲うように仕向けられるが、これはモズヌのアジトの位置を突き止めようとしていたウコンの仕組んだ計略だった。その後モズヌはアジトから、秘密の通路を通って逃げ出すが、ルルティエと共に待機していたハク達と鉢合わせ、ココポに叩きのめされた後、オシュトルに捕らえられる。だがその後、たびたび脱走を行って帝都で強盗を働き、ハク達が依頼を受けて追う羽目になる。
ユゥリ
声 - 佐藤恵
ある豪族の隠し子である少女。父が死去したとき、彼の遺書から隠し子であることが発覚し、遺産の一部を受け継がせるよう書かれていた。だがユゥリ本人は、遺産相続の内紛に巻き込まれて辟易したため、遺産の権利を放棄して帝都から抜け出し、婚約者のンハライと新天地で暮らすことにする。その帝都脱出までを、オシュトルより依頼されたハクたちが護衛することになるが、遺産を狙う追っ手を騙すため男装していたところ、アトゥイに一目惚れされてしまった。
アニメ版には登場しない。
ンハライ
アニメ版には登場しない。
旅籠屋の女将
アニメ版には登場しない。
ウズールッシャの人物
グンドゥルア
声 - 小松史法
ウズールッシャの多数の部族を、一代にしてまとめ上げた王。実力はあるが自惚れが強い上に残忍な性格で、自分の気にくわない知らせを持ってくる者は、敵の使者どころか味方の使者であっても殺すほど。
ウズールッシャの軍勢がヤマトに敗れた後の生死は不明。
ゼグニ
ヤマトの反撃に遭って絶望的な状況に陥ったのが解っておりつつ、グンドゥルアを逃がすため自ら殿を引き受けた結果、オシュトルに敗れて戦死した。
エントゥア
兵糧や、剣奴(ナクァン)の人質の管理などを任されていたが、シノノンのことは養い子のように優しく扱っていた。
ゼグニがオシュトルに敗れる場面を目撃し、父の仇を取ろうとオシュトルを襲うが全く歯が立たず、オシュトルに敢えて見逃される。その後、今わの際にあったゼグニより「仇など討とうとしてはならぬ」「女としての幸せを手に入れるのだ」と言われ、さらにウズールッシャの残党を捜索していたヤクトワルトやハクにも敢えて見逃された結果、新たな生き方を模索することになる。
その後、放浪の結果ヤマトの帝都にたどり着いてホノカに見いだされ、自身がウズールッシャ出身であることを知られるものの宮廷の女官として召し抱えられ、さらにウォシスにより、皇女御側付に推挙される。
だが帝の崩御後、自らがオシュトルに頼まれたと“思い込んで”アンジュに持っていった茶に毒が混入されていた。その後、茶を持っていくのを自分に頼んだのが本当にオシュトルだったのか、記憶がはっきりしないと語っている。
さらに、帝暗殺の共謀者ということにされたホノカより、ハクに状況を伝えて助けを求めるよう頼まれて白楼閣に現れ、オシュトルやアンジュのこと、ホノカのことなどをハク達に語っている。
ハク達が、オシュトルとアンジュを救出してエンナカムイへ向かった後も、姿を隠したホノカを案じて、自らは帝都に残ることにする。だが、生きていたヴライがオシュトルの後を追ったことを知ると、警告するため自分もハク達の後を追ったが、ヴライより先には追いつけなかった。
過去の人物
前作からの登場人物(トゥスクル出身の人物)
ベナウィ
トゥスクルに侵攻してきたムネチカの軍勢を迎え撃ち、ムネチカと一騎討ちになるが、ヤマトの帝が崩御したという知らせをムネチカより先に聞いていたらしく、ムネチカに撤退を勧告して引き上げている。
クロウより、ハクが奇想天外な手を使ってトゥスクルの補給物資を襲撃したこと、クオンがヤマトの陣営にいて息災なことを聞き、僅かに嬉しそうな様子を見せている。
クロウ
声 - 小山剛志
ベナウィの片腕である豪傑の武将。刀身の長い太刀を武器とする。恐ろしく丈夫で、ハクやアトゥイ、ヤクトワルト達が本気で戦いを挑んでもやられたふりをするなど、クオンからは遊んでいると評されるほどの強さを持ち、「戦狂い」とも言われている。
クオンのことを「お嬢」と呼ぶ一方、ヤマト側についていたクオンの行動を「子供の遊び」と笑って、戦場に立つ心構えを問うた。また、クオンと行動を共にしていた男の名が「ハク」だと聞いて驚く。
またハクの大胆な策略は「あの御方」を思い出すとベナウィに語って笑っている。
カルラ
声 - 田中敦子
旅でトゥスクルを離れた後、ヤマトの帝都にやってきてこの國の文化などに興味を抱き、しばらく帝都に居座ることにする。だが、蒸し風呂ではない湯船がある風呂恋しさに、自ら風呂がある旅籠屋白楼閣を帝都に立ち上げて女主人となり、最上階の隠し部屋を私室とするようになった。
クオンの育ての親のうちのひとりだが、クオンには「カルラお姉様」と呼ばせており、「カルラお母様」と呼ばれそうになると凄まじい殺気を放って黙らせる。クオンの育ての親の中で、最もクオンが尊敬する人物だという。クオンが旅に出たときにも音信不通であったようであり、ヤマトの帝都にやってきたクオンと、久しぶりに再会することになった。クオンを、かつて生涯で唯一愛し慕った「あのお方」の御子として大事に思っており、厳しく接しているが時折過保護気味になる事も。
その後、帝の暗殺とアンジュ暗殺未遂の事件が起こり、オシュトルとアンジュ救出を計画するハクやクオンに、宮廷へ通じる地下水路の地図を渡している。
アニメでは偶然とはいえ、ハクと混浴をした。
トウカ
声 - 三宅華也
カルラと共に旅に出て、白楼閣の設立を手伝う。当初は白楼閣の用心棒をしていたが、白楼閣にちょっかいを出してくるものがいなくなったため、有事の時まで白楼閣の女子衆(おなごし)として働くことにするが、女子衆としての仕事は、うっかり者のため苦手。
クオンの育ての親のうちのひとりで、クオンからは「トウカお母様」と呼ばれている。カルラ同様、クオンが旅に出たときにも音信不通だったらしく、ヤマトの帝都にてクオンと久しぶりに再会する。ヤクトワルトがハク達と共にトゥスクルに遠征している間シノノンを預かっており、シノノンにもよくなつかれていた。カルラ同様にクオンを、かつて忠誠を誓い、そして生涯で唯一愛し慕った「あのお方」の御子として、時折親バカな一面もみせる。
最初、オシュトルとアンジュ救出に向かうクオンに同行することを考えたが、クオンの成長や、彼女の仲間達を見て、自分の助けは必要ないと考え、白楼閣に留まった。
アルルゥ
声 - 沢城みゆき
前作のヒロイン・エルルゥの妹。トゥスクル使節団一行の大使として、ムックルとガチャタラを連れ、カミュらと共にヤマトへやってくる。クオンの家族代わりに育った人物のひとりで、クオンのことは「クー」と呼び、クオンには「アル姉様」と呼ばれている。
オシュトルの依頼によって、ハクの護衛(という名目での観察)の対象となる。だがアルルゥはカミュと共に一行から抜けだし、クオンの匂いを追って白楼閣までやってきてハク達と出会い、クオンと再会する。その後も白楼閣にたびたび現れ(目的の半分はルルティエの菓子目当て)、ネコネやルルティエたちに、幼少期のクオンの恥ずかしい話(アルルゥやカミュによると「クーのかわいさ」)を次々と暴露し、クオンを半泣きにさせていた。
帝都から離れる直前、改めてカミュと共に白楼閣に現れ、共に帰国するようクオンに告げる。だが、まだ帰国したくないというクオンの意思を尊重し、ハクにクオンのことを委ねて、カミュと共に去って行った。
アニメ版
カミュ
声 - 釘宮理恵
アルルゥと共に、トゥスクル使節団一行の巫(カムナギ)として、ヤマトへやってくる。クオンの家族代わりに育った人物のひとりで、クオンのことは「クーちゃん」と呼び、クオンには「カミュ姉様」と呼ばれている。
帝都滞在中、アルルゥと共に白楼閣にたびたび現れ、クオンの幼少期の話を次々と暴露してしまっている。
またヤマトでは、カミュのように翼を持つオンカミヤリュー族はほとんど見られることがないようだが、他人に認識されないようにする術を使って自分たちが目立たないようにし、アルルゥと共に、ハクやクオン達と帝都見物も行っている。
オボロ
声 - 桐井大介
クレジットでは「鋭い眼光の男」。口髭を生やすようになっている。形式上ではハクオロ無き後のトゥスクルの現皇であり、「兄者」同様の激務に追われる毎日をそれなりにこなしてはいるが、「兄者」のようにこなしきれてはいないと精神を擦り切らせている事も。
帝都の町中で密かにクオンと会って何かの話をしているのを、ハクが小耳に挟む場面がある。
またアルルゥ達が帝都にやってきたのと同時期に、居酒屋でひとり酒を飲んでいたハクの前に、ドリィ、グラァを伴って現れる。「忍びの商旅」として名や正体を隠し、無愛想ながらハクにヤマトのことやハク自身のことなどを尋ねる。その後泥酔し、ひたすら自分の「娘」の話をしたあと酔いつぶれ、ドリィ、グラァに連れられて去って行った。
アニメ版
ドリィ、グラァ
二人だけで白楼閣のクオンの部屋に現れ、せめて「若様」にあって話をするようクオンを説得しているのを、廊下を歩いていたハクが小耳に挟む場面がある。
ウルトリィ
声 - 大原さやか
ゲーム版では名前のみ登場。トゥスクルで、父より受け継いだ賢大僧正(オルヤンクル)の任を務めていたが、彼女を連れてくるようカルラに言われたトウカによって、ヤマトの帝都に連れ出され、白楼閣の風呂を作るための水脈を確保させられたという。クオンからは「ウルお母様」「賢大僧正」と呼ばれている。
スタッフ
- プロデューサー - 下川直哉
- ディレクター - 甘露樹
- 原案・シナリオ - 菅宗光
- シナリオ - 暮羽松葉、まるいたけし、涼元悠一、中村浩二郎
- キャラクターデザイン - 甘露樹、みつみ美里
- 音楽監督 - 下川直哉
- オープニングイメージボード - カワタヒサシ
- オープニングアニメーション制作 - WHITE FOX
主題歌
オープニング・エンディングテーマ「ヌエドリ」
エピローグテーマ「恋夢」
反響
本作は発売直後から累計販売本数が10万本を突破するなど、前作同様好調な売り上げをたたき出した。
コラボレーション
同社の別作品『To Heart』の世界に本作シリーズ世界のキャラを放り込んだ『うたわれ学園』というプロモーション系MAD、および本作シリーズ関連楽曲を用いた『奏楽の宴』という、うたってみた/演奏してみた系動画の各コンテストが行われた。募集期間内に公式サイト内で素材配布も行われた。
インターネットラジオ
『継うたわれるものらじお』が、2015年5月11日から6月22日まで隔週月曜日にプレ配信、2015年7月6日より毎週月曜日に本配信開始されている。本配信パーソナリティは柚木涼香(前作のヒロインであるエルルゥ役)と村瀬歩(キウル役)。
また、前作アニメ化作品『うたわれるもの』の再放送にあわせ、2015年7月7日(ちょうど初回配信の9周年目の日にあたる)より『うたわれるものらじお』の再配信が毎週火曜日、12月22日の第25回まで配信された。
テレビアニメ
2015年10月から2016年3月まで放送された。
スタッフ(アニメ)
- 原作 - アクアプラス
- 監督 - 元永慶太郎
- シリーズ構成 - 鴻野貴光
- シナリオ監修 - 菅宗光
- キャラクター原案 - 甘露樹、みつみ美里
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 中田正彦
- プロップデザイン - 鈴木典孝、岩畑剛一
- イメージボード - 緒川マミオ
- 文字デザイン - コレサワシゲユキ、灯夢
- 美術設定 - 李炫定、野村正信
- 美術監督 - 高峯義人
- 色彩設計 - 佐藤美由紀
- 撮影監督 - 木村俊也
- 3Dディレクター - 宍戸光太郎
- 編集 - 木村祥明
- 音響監督 - えびなやすのり
- 音楽 - アクアプラス、下川直哉、衣笠道雄、松岡純也、林茂樹
- エグゼクティブプロデューサー - 下川直哉、入江祥雄
- プロデューサー - 森井佑介、鈴木康太
- 制作プロデューサー - 岩佐岳
- アニメーションプロデューサー - 吉川綱樹
- アニメーション制作 - WHITE FOX
- 製作 - うたわれるもの偽りの仮面製作委員会(キングレコード、アクアプラス、エンスカイ、MAGES.、クロックワークス、ユメノソラホールディングス)
主題歌(アニメ)
オープニングテーマ
「不安定な神様」(第2話 - 第12話)
「天かける星」(第13話 - 第25話)
エンディングテーマ
「ユメカウツツカ」(第2話 - 第12話)
「星降る空仰ぎ見て」(第13話 - 第24話)
挿入歌
「運命 -SADAME-」(第17話)
「ヌエドリ」(第25話)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第一話 | タタリ | 鴻野貴光 | 元永慶太郎 | 松村樹里亜 | 中田正彦 |
第二話 | 義侠の男 | 中村浩二郎 | 武市直子 | 池上太郎 | |
第三話 | 帝都への道 | おざわかずひろ | 木宮亮介 | ||
第四話 | 帝都 | 日暮茶坊 | 岩畑剛一 | 土屋浩幸 | 池田有 |
第五話 | 海賊娘 | 鴻野貴光 | 又賀大介 | 又賀大介、森賢 | |
第六話 | 楼閣の主 | 日暮茶坊 | 川村賢一 | 中村和久 | |
第七話 | 幼き皇女 | 中村浩二郎 | 岩畑剛一 | 江口大輔 | 坂井久太、小柳達也 |
第八話 | 帝都捕物帳 | 鴻野貴光 | 碇谷敦 | 竹田直樹 | |
第九話 | 神眠りし國の使者 | おざわかずひろ | 木宮亮介 | ||
第十話 | 恋慕 | 眞島浩一 | 川村賢一 | 武市直子 | 池上太郎 |
第十一話 | 皇女の火遊び | 福嶋幸典 | 土屋浩幸 | 池田有、木宮亮介、中村和久 池上太郎、相澤秀亮、井元一彰 | |
第十二話 | 鎖の巫 | 中村浩二郎 | 島津裕行 | 松村樹里亜 | 中村和久 |
第十三話 | 八柱将 | 鴻野貴光 | 元永慶太郎 | 江口大輔 | 渡邉八恵子、奈須一裕 |
第十四話 | 剣豪 | 福嶋幸典 | 岩畑剛一 | 又賀大介 | 又賀大介、森田実 |
第十五話 | 仮面 | 中村浩二郎 | 元永慶太郎 岩畑剛一 |
碇谷敦 | 竹田直樹、浅利歩惟 |
第十六話 | 宴 | 日暮茶坊 | 露日塚俳優人 岩畑剛一 |
土屋浩幸 | 山本善哉、相澤秀亮 |
第十七話 | 残照 | 鴻野貴光 | 元永慶太郎 | 武市直子 | 池上太郎 |
第十八話 | 侵攻 | 眞島浩一 | おざわかずひろ | 池田有、加藤明日美 ぐんそう、渡邉八恵子 | |
第十九話 | 炎上 | 福嶋幸典 | 川村賢一 | 土屋浩幸 | 木宮亮介、竹田直樹 奈須一裕、浅利歩惟 |
第二十話 | 武人 | 鴻野貴光 | 又賀大介 | 中村和久、又賀大介 | |
第二十一話 | 崩御 | 中村浩二郎 | 川村賢一 | 美甘義人 | 山本善哉、相澤秀亮、加藤明日美 ぐんそう、中田正彦 |
第二十二話 | 救出 | 福嶋幸典 | おざわかずひろ | 池田有、渡邉八恵子、中村和久 奈須一裕、青野厚司 | |
第二十三話 | 脱出 | 眞島浩一 | 岩畑剛一 | 岩畑剛一 武市直子 |
池上太郎、木宮亮介、相澤秀亮 加藤明日美、中田正彦、池田有 |
第二十四話 | 覇者たるもの | 中村浩二郎 | 碇谷敦 | 竹田直樹、浅利歩惟 | |
第二十五話 | 意志を継ぐもの | 日暮茶坊 | 元永慶太郎 | 土屋浩幸 | 中田正彦、中村和久、池上太郎 木宮亮介、池田有 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2015年10月4日 - 2016年3月27日 | 日曜 1:00 - 1:30(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
2015年10月6日 - 2016年3月29日 | 火曜 2:05 - 2:35(月曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
2015年10月7日 - 2016年3月30日 | 水曜 3:00 - 3:30(火曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメ特区』第2部 |
2015年10月8日 - 2016年3月31日 | 木曜 23:00 - 23:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
2015年10月9日 - 2016年4月1日 | 金曜 23:00 - 23:30 | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
配信期間 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2015年10月9日 - | 金曜 23:30 - 土曜 0:00 | ニコニコ生放送 |
2015年10月10日 - | 土曜 0:00 更新 | ニコニコチャンネル |
2015年10月17日 - | バンダイチャンネル | |
GYAO! |
BD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 |
---|---|---|---|
上 | 2016年3月30日 | 第1話 - 第12話 | KIXA-90595〜9 |
下 | 2016年6月29日 | 第13話 - 第25話 | KIXA-90600〜4 |
映像特典
Blu-ray BOX収録短編エピソード。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Blu-ray BOX 上巻 | ||||||
1 | クオンのいい旅夢気分 其の一 | 中村浩二郎 | 田村正文 | 川西泰二 | ||
2 | クオンのいい旅夢気分 其の二 | |||||
3 | クオンのいい旅夢気分 其の三 | |||||
4 | ネコネとキウル 其の一 | |||||
5 | ネコネとキウル 其の二 | |||||
6 | ネコネとキウル 其の三 | |||||
7 | ネコネとキウル 其の四 | |||||
8 | ルルティエのお料理教室 其の一 | |||||
9 | ルルティエのお料理教室 其の二 | |||||
10 | ルルティエのお料理教室 其の三 | |||||
11 | 苦労すアンジュ 其の一 | |||||
12 | 苦労すアンジュ 其の二 | |||||
13 | 苦労すアンジュ 其の三 | |||||
Blu-ray BOX 下巻 | ||||||
14 | シノノンはじめてのおつかい | 中村浩二郎 眞島浩一 |
中村和久 | 武市直子 | ||
15 | ウルゥルとサラァナの戦い | |||||
16 | アトゥイと休日 其の一 | |||||
17 | アトゥイと休日 其の二 | |||||
18 | 名探偵ノスリ |
関連作品
漫画
同名タイトルのコミカライズが、『電撃G'sコミック』(KADOKAWA刊)2016年3月号 - 2017年2月号まで連載。以降は休載になっていたが、2018年5月号にてコミックス2巻にて終了したことが告知された。
- 原作 - AQUAPLUS / 著者 - 平こさか
- 刊行レーベル - 電撃コミックスNEXT(発売 - KADOKAWA)
既刊一覧