マクロス7
以下はWikipediaより引用
要約
『マクロス7』(マクロスセブン、MACROSS 7)は、1994年10月16日から1995年9月24日まで、毎日放送(MBS)を製作局として、TBS系列(テレビ高知を除く)で放映されたテレビアニメである。全49話+テレビ未放送話3話。
1982年から1983年にかけて放送されたテレビアニメ『超時空要塞マクロス』の世界設定を継承し、OVA『マクロスプラス』と並行して11年ぶりに企画・制作されたテレビシリーズ。前作から35年後の世界を描いており、一部のキャラクターも登場するなど、直接的な繋がりがある。謎の敵の襲撃を受けた宇宙移民船団マクロス7を舞台に、歌にすべてを懸けるロックボーカリスト、熱気バサラが戦場で自分の歌を伝えようと挑戦する姿を描く。本作のタイトルは、物語の主要な舞台である7番目の移民船団の名であり、シリーズの7作目という意味ではない。
原作・スーパーバイザーに河森正治、シリーズ構成に富田祐弘、キャラクター原案に美樹本晴彦、メカニックデザインに宮武一貴(河森と連名)と、前作における主要スタッフが本作においても参加している。アニメーション制作はヒーロー(第34話まで)と葦プロダクションが担当し、監督には新たなファン層を開拓するため、これまでシリーズに無関係だったアミノテツローが起用された。
「歌」「可変戦闘機」「三角関係」という「マクロスシリーズ」における三大要素は本作でも健在であるが、実写的な作りである『マクロスプラス』とは対照的に、「明るいマクロス」で、キャラクター性を押し出したストーリーを志向している。河森は『プラス』を「青いマクロス」、『7』を「赤いマクロス」とたとえており、『プラス』は「温度が高くなりすぎると冷たい色に見える青い炎」、『7』は「赤く燃える炎の、ホットな感じ」といったイメージだと述べている。リアリティのある兵器・戦闘描写が評価されていた旧作とは一線を画し、戦場でみずからの危険を顧みず熱唱する主人公の熱気バサラが繰り広げる数々の論理性・合理性を超越した行動は、原作者の河森自身が「リアリズムに対する一種の破壊行為」と評するような作風を構築するいっぽう、きわめて重いテーマ(後述)を内包した作品でもあり、一連のシリーズのなかでは「異色作」とも評価される。
あらすじ
西暦2009年、地球人類は戦争しか知らない巨人型異星人ゼントラーディと遭遇し、のちに「第一次星間大戦」と呼ばれる史上初の星間戦争により滅亡の危機に瀕する。アイドル歌手リン・ミンメイの歌をきっかけに、文化に目覚めた一部のゼントラーディと共存することになった地球人類は、種の存続のため銀河各方面への移民を開始し、メガロード級移民船に続き、100万人規模の新マクロス級超長距離移民船団を続々と送り出していった。
西暦2045年、新マクロス級7番艦マクロス7を中核とする第37次超長距離移民船団(通称マクロス7船団)は移民惑星を求め、銀河を旅していた。船団内の居住スペースには、地球と変わらぬ町並みが再現されており、民間人・軍人合わせて100万人以上の乗組員が平和な日々をすごしていたが、ある日船団は正体不明の敵バロータ軍の奇襲を受ける。彼らに「スピリチア」と呼ばれる生命エネルギーを奪われた兵士や市民は「生きる気力」とも言うべきものを失い、果ては生命活動を脅かすほどまでに影響を与える。
そのなかで、ロックバンド「Fire Bomber」のボーカリスト、熱気バサラは、愛機VF-19改(ファイアーバルキリー)で戦場に飛び出し、戦うことなく歌を歌い続ける。その行為に対しマクロス7を守る統合軍のエリートパイロット、ガムリン・木崎は特に強い不快感を示し、Fire Bomberの新人ミレーヌ・フレア・ジーナスもバサラの意図を理解できず不満を募らせる。その一方で、敵味方の誰にも理解されないなかで諦めず歌い続けるバサラに対し、わずかながらその姿勢に共鳴する人々も現れはじめる。ミレーヌとガムリンは見合いをきっかけにしだいに親密になり、バサラにも理解を示すようになってゆく。
バサラの歌はやがて敵の兵士の洗脳を解いたり、敵の中核的存在で、スピリチアを糧とする生命体「プロトデビルン」を追い払うといった効果を発揮するようになる。それに着目した統合軍はFire Bomberのメンバーを民間協力隊「サウンドフォース」として管轄下に置く。新開発された歌エネルギー変換ユニットなどを装着したサウンドフォースは襲い来るプロトデビルンを次々に撃退し、人々はそれに喝采を送るが、それは自分の歌を伝えたいというバサラの思いとは異なっていた。自分の歌が一向に伝わらないことで、バサラは歌う意味を求め放浪の旅に出かけ、その果てに迷いを振り切りふたたび歌いはじめる。
プロトデビルンとの戦いが激しさを増すなか、バサラはただ銀河に向かって歌いつづけ、その歌はやがてプロトデビルンの心を揺り動かすことになる。バサラに触発され、みずから歌いだすことにより自己から湧き上がる無限のスピリチアの存在に気づいたプロトデビルンは、もはや人類からスピリチアを奪い取る必要がないことを悟って遠い宇宙へと飛び立ってゆく。
登場人物
おもな登場人物は以下のとおり。
レイ・ラブロック
ビヒーダ・フィーズ
ガムリン・木崎
マクシミリアン・ジーナス
ミリア・ファリーナ・ジーナス
エキセドル・フォルモ
イワーノ・ゲペルニッチ
ナレーションは井上瑤(第1話 - 第6話、第39話)、菅原正志(第8話、第12話、第17話以降)、土井美加(テレビ未放映話「最強女の艦隊」)が担当している。
登場メカ
マクロス7船団所属
マクロス7船団の可変戦闘機
VF-19改 エクスカリバー 熱気バサラスペシャル
VF-17 ナイトメア
VF-11C サンダーボルト
VF-11MAXL改 ミレーヌ専用機
VF-17T改 ナイトメア
VF-19 エクスカリバー
VF-11D改 サンダーボルト
VF-22S シュトゥルムフォーゲルII
このほか、前作『超時空要塞マクロス』よりVF-1J バルキリー(ミリア機)や、デストロイド数種類が登場。
マクロス7船団の艦船
本作の舞台となる第37次超長距離移民船団、通称「マクロス7船団」は、旗艦である新マクロス級7番艦をはじめとする7隻の大型艦と、それを護衛する多数の戦闘艦などで構成される。
マクロス7
スリースター
リビエラ
ハリウッド
サニーフラワー
アインシュタイン
ビギンヒル
グァンタナモ級宇宙空母
ウラガ級護衛宇宙空母
ノーザンプトン級ステルスフリゲート
バロータ軍所属
バロータ軍の可変戦闘機
Fz-109 エルガーゾルン
Az-130A パンツァーゾルン
FBz-99G ザウバーゲラン
バロータ軍の艦艇
艦隊旗艦宇宙空母(ゲペルニッチ艦)
突撃艦(ギギル艦)
標準戦列戦艦
高速遊撃巡宙艦
新鋭巨大空母
バトロイド大型輸送母艦
前衛フリゲート艦
その他の所属
マクロス5船団
クァドラン・ロー
用語
部隊名
統合軍マクロス7所属部隊
ダイアモンドフォース
エメラルドフォース
音楽部隊
サウンドフォース
詳細は「Fire Bomber#サウンドフォース」を参照
ジャミングバーズ
その他
ピンクペッカー
バロータ3198XE第4惑星特務調査部隊
バロータ軍関連
プロトデビルン
詳細は「プロトデビルン」を参照
スピリチア
分冊百科『マクロス・クロニクル No.23』で付け加えられた詳細な設定では、我々の住む3次元宇宙より上位の高次元領域「サブ・ユニバース」において、このエネルギーは満たされているとされている。3次元宇宙ではスピリチアは極端に少なかったため、プロトデビルンはそれを生命活動のために必要としていたとされる。
エビル・シリーズ
『マクロス30 銀河を繋ぐ歌声』では、惑星ウロボロスにプロトデビルンが憑依せずそのまま封印されていた「フォールド・エビル」が登場し、藤堂潮の手によって封印を解かれる。その力は過去の歴史を書き換える能力を持っているらしく、藤堂はその力を使ってマクロスの存在を消滅させ、第一次星間大戦でゼントラーディによって壊滅された地球の過去の歴史を変えようともくろむ。
サウンドエナジー関連
プロジェクトM
統合軍内でも有効性に疑問が持たれ、極秘プロジェクトとして動いていたが、熱気バサラの出現により状況が一変。バートン大佐を中心に対プロトデビルン戦で「音楽部隊計画」が実行されるが、軍事目的では期待されたほどの成果は出せず終わる。
歌エネルギー理論(サウンドエナジー理論)
『マクロス・クロニクル No.23』では、人類がサブ・ユニバースに干渉できる唯一の方法こそが「歌」であるとされ、そこに満ちる莫大なエネルギーを引き出すことで、時空間やフォールド波などに影響を及ぼすとされている。
チバソング
歌エネルギー変換ユニット
サウンドエナジーシステム
惑星
バロータ3198XE第4惑星
2068年を舞台とする『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』では、同作品における敵組織「ヘイムダル」の襲撃を受ける惑星のひとつとしてわずかに登場。この時代では「LIBERA」という名称が与えられており、モニター上には「Ballota 3198XE starzone the 4th planet Libera」と表記されている。
惑星ラクス
作戦名
オペレーション・スターゲイザー
サウンドバスター作戦
作品解説
背景と意図
本作はもともとアメリカ合衆国よりハリウッドでの実写劇場版製作の企画を持ちかけられた際に、当時の子供の間では『マクロス』の知名度が低かったことから、日本国内でOVAとテレビアニメの新作を展開して人気を獲得しようという意図のもとに企画された。異なるメディアでの同時展開の理由について製作会社ビックウエストの大西加紋は、テレビアニメの内容面やスケジュール面での制約から「マニア層」を納得させる水準維持が難しく、そうした層を取り込むためにOVAでの展開と両方が必要であったという趣旨の発言をしている。
『超時空要塞マクロス』の劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(1984年公開)以降の10年間「マクロスにはもう手を出さない」と言ってきた河森は、それをやる以上は「路線継承だけはせずにファンを裏切ろう」と思い、バンダイビジュアルのプロデューサーである高梨実より企画を持ちかけられた際に一度は断るが、その後1週間考えた結果、「歌うパイロット」というアイデアを思いつき、もう一捻りして「スポンサーに却下されるかもしれないけど、戦わない主人公はどうだろう」と考えた。
高梨は、構想としては『7』よりも先に『プラス』の劇場版とOVAがあったとしており、河森も先に『プラス』のイメージが固まり、テレビ版は難航の末に「戦わない主人公」というアイデアを思いついたのちにヒロインや敵の設定もでき、富田、美樹本、宮武ら旧作のスタッフが加わって企画が具体化したと述べている。河森は後年のインタビューでは、『7』だけでは前作と極端に変わるため、同時に『プラス』を制作することを提案したところ、両方通ったと語っている。
構想の背景には『愛・おぼえていますか』のクライマックスにおいて、歌で異星人の心を目覚めさせながら敵軍のボス、ゴル・ボドルザーだけは銃撃で決着をつけたという経緯があり、本作制作中には「劇場版でも弾を撃たなければ、本当の意味で時代を変えられたかもしれない。その深い心残りが今やっていることにつながっているような気がしますね」と語っている。
また、同時作業の『プラス』と似ていると頭のなかで混乱するうえつまらないので、昔の『マクロス』の要素をデフォルメして振り分け、『プラス』は実写寄り、『7』は漫画寄りと設定した。『7』のコンセプトは「メカファンからそっぽを向かれる作品」と「空前にして絶後」であり、誰もこのあと真似をしようと思わないものを作ろうと思ったという。
河森は「スタイル」から来る「思い込み」をあえて外すのが好みで、『7』は荒唐無稽に見えながらも「戦わずに歌う主人公」という点で、一見シリアスな装いを持った『プラス』よりも重いテーマを扱っていると語っている。また、アニメ作品をリアリティを込めて制作すると洗脳に近くなってゆくため、『7』のような「際どい」テーマを扱った作品の場合、海外旅行中に拳銃を突きつけられた状況で歌いだすといったような人間が万が一にも出る可能性を考慮して、そこまでは責任をもてないためにあえて漫画的な表現にとどめたという趣旨の発言もしている。その上で「スタイルは漫画ですけど、やっている内容はそんなに外れていないはずです。全部を小説のSFとして書くと、結構筋立って見えるはずですよ」とも述べている。
新規スタッフ
監督に起用されたアミノテツローは、テレビ版の『超時空要塞マクロス』を観たことがなく、旧作の影響を避け新しいものを作るために、本作の制作にあたってあえて同作品を観ることはしなかったといい、旧作の設定などについては河森や富田の意見を聞きながら制作を行なったと述べている。
助監督および各話絵コンテ・演出としてみずから志願して参加した藤本義孝(ふじもとよしたか)は『超時空要塞マクロス』の大ファンで、河森によると旧作のスタッフも忘れているようなことをファン視点で記憶しており、旧スタッフと新スタッフの橋渡し的な存在になっていたという。
「シリーズ構成補」という役職で本作のクレジットに記載されている「ミソトハジメ」は、アニメ監督・演出家の佐藤順一である。高梨に声を掛けられて初期の打ち合わせに立ち会ったといい、俯瞰で見られる立場から原作者である河森をハンドリングする役割を求められたのではないかと佐藤自身は推測しており、実際に周囲が河森の意見に流されそうになったときに方向修正を行なうことがあったと語っている。
キャラクターデザインは、主要キャラクターの場合は美樹本の原案をもとに桂憲一郎がアニメーション用のキャラクター設定を起こすという方式をとっている。それ以外のキャラクターは桂のオリジナルデザインである。
各話脚本はシリーズ構成の富田と隅沢克之、大橋志吉によるローテーションが組まれ、富田によると「女の子話」を富田、「戦闘話」を隅沢、「設定話」を大橋が手がけることになったという。
制作手法・特徴
歌・音楽
作品の重要な要素のひとつである「歌」に関して、『超時空要塞マクロス』では女性アイドル、『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』では歌巫女をフィーチャーしていたが、本作では男女ツインボーカルのロックバンドを中心に据えている。さらに新機軸として、キャラクターの通常の声を声優が演じ、歌の部分はプロのミュージシャンが担当するという方法が採られている。配役は先にミュージシャンを決めてから、歌の声と違和感のない声優を選ぶというかたちがとられた。ただし、その分業方式は放送開始後まで伏せられており、1995年5月21日に日本青年館で行われたライブ「Let's Fire!!」において初めて明かされた。
音楽面の制作は音楽プロデューサーの佐々木史朗が統括し、その下でハックルバックの元ドラマー、林敏明がディレクションを担当した。本作では曲が先に完成し、そこに詞をつけていくという作り方で、作曲・編曲と作詞のチームは直接会う機会がほとんどなく、バサラの曲とミレーヌの曲も別チームで作業しており、その全体を林がまとめていた。
佐々木によれば、通常の新番組では2 - 3曲ほどで済む歌を開始までに10曲以上制作せねばならず、さらに制作予算を最初の十数曲で使いきるという事態におちいったが、本作の大ヒットにより追加予算が下りたため、無事に番組後半用の音楽を制作できたという。
また本編内では劇伴がいっさい使用されておらず、使用される音楽はすべて作品世界内における歌や演奏、スピーカーから流れる音声などである(例外的に、楽器のない状況で登場人物が歌を歌った際、その場に存在しないはずの伴奏が流れることがある)。本作オリジナルの音楽に限らず、『II』や『プラス』の挿入歌やBGMも使用されている。アミノはことさらに盛り上げるのを避けたいと思い、ドキュメンタリー的な雰囲気づくりを要求してこの方法をとったと語っている。
映像・作画
『マクロスプラス』では3次元コンピュータグラフィックス(リンクス制作)を積極的に活用しているが、本作のオープニングアニメーションの一部でも使用されている。シティ7内にたたずむバサラから一気にカメラを引いてマクロス7全景が映るまでがワンカットで描かれた冒頭部分は、手描きのアニメーションと3DCGで描かれた背景が合成されている。CGが「1分1億円」といわれていた当時、河森は『プラス』の取材のために訪れたアメリカ合衆国において、CGが「安い」という理由で用いられていたことに衝撃を受けてデジタル時代の到来を予感し、それに先んじるかたちで『プラス』でのCG導入を決め、より認知を広めるべくテレビアニメである『7』のオープニングでも用いることになった。当時は3DCGのみで完結するのが主流で、平面のアニメーションと3DCGの合成という手法はうまくいかないといわれていたが、河森は以前に手掛けたOVA『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』で試みた映像表現の研究から、20度ほどの角度変化であれば手描き部分が平面であることが露呈しないという読みがあり、説得のすえに成立させることができたと語っている。リンクスの片塰満則は、「背景美術をそのまま動かすという狙いで創ったんです」と述べており、当該カットは「どの時点で画面を静止させても全体がBGとして見える」ようになっているという。サビの一部でも3DCGが使用されており、ここに登場する主人公機VF-19改のCGモデルは、『プラス』第3話のラストに登場するYF-19のデータが一部流用されたものである。
当時の30分テレビアニメが一話あたり2,000枚から3,000枚程度のセル画で制作されていたのに対し、本作第1話での使用枚数はおよそ7,000枚とされている。番組開始前に放映された特別番組『マクロス最速発進!!』では話数を指定せずに「7,000枚以上」と説明されている。最終話(第49話)を間近に控えた時期、藤本はバンク(使い回し)が15カットのみである最終話の作画枚数が「今までで一番多そう」と語り、冒頭ナレーション部分がないぶん、河森がみずから絵コンテを切った第27話「七色の歌エナジー」を越えるかもしれないと述べていた。ただし、全般的にメカの戦闘シーンではバンクが多用されている。
旧作・並行制作作品との関係
本作の舞台となる年代はテレビ版『超時空要塞マクロス』から35年後にあたる2045年で、劇場版『愛・おぼえていますか』は作品世界内で2031年に公開された映画という設定になっているが、「メルトランディ」という呼称やエキセドル・フォルモの容姿をはじめ、設定・デザインなどにおいて劇場版『愛・おぼえていますか』の要素も採り入れられている。これについては、テレビ版と劇場版のどちらか一方が作品世界における「史実」とされているわけではなく、テレビ版『マクロス』や本作も同じく、作品世界内で歴史的事実を元に作られた作品(再現ドラマ)であるという解釈が河森によって示されている。
『マクロスプラス』(2040年)から5年後が舞台になるため、メカも試作機が制式採用される(YF-19からVF-19、YF-21からVF-22Sへ)、主力機がアップデートされる(VF-11BからVF-11Cへ)などの移行が設定されている。
メカニックデザイン
メカニックデザインは河森と、スタジオぬえの先輩である宮武が分担して行い、統合軍側の可変戦闘機を河森が、艦船、敵可変戦闘機のバトロイド形態、敵生命体プロトデビルンなどを宮武が担当した。宮武はほかに、自身のデザインした艦船などが出る場面のレイアウト設定も担当している。また、一部の敵兵器は、河森が企画していた『空中騎行戦記』(『天空のエスカフローネ』の原案)からデザインが転用されている。
本作では河森・宮武の共通認識として前作のように細部に凝った複雑なデザインとせず、ステルス性のある構成を取り入れている。初期のカラーリング設定画では継ぎ目の線がすべて消されたものが描かれたが、実際にアニメーションで動かす際にチープな印象になることや、継ぎ目がないと形がつかみづらいという問題から、継ぎ目が足されることになった。
アイキャッチ
CM前後に挿入されるアイキャッチはOVA版の未放送3話も含めて39種類のバリエーションがある。アイキャッチの原画は名和宗則が担当した。使用回数が多いものもあれば、1回しか使われなかったものもある。詳細は後述の「各話リスト」を参照。
次回予告
次回予告は15秒で、すべて主人公のバサラとヒロインのミレーヌによる掛け合いで構成される。多くの場合バサラの「過激にファイアー」「俺の歌を聞け」などといった台詞で締められるが、第32話 - 第34話、第36話、第37話における次回予告ラストでは『アニメージュ』1995年2月号で公募され、同年6月号で採用が発表された台詞が使用されている。
告知
主人公バサラが主役機ファイアーバルキリーに搭乗することは放映時まで極秘にされており、それに合わせてオープニング映像も第1話のみ、バサラがファイアーバルキリーに搭乗していることがわかるカットが別のカットに差し替えられている。また特別番組『マクロス最速発進!!』ではバサラが主人公であることには触れられず、重要人物のひとりとして紹介されており、ファイアーバルキリーも「操縦者不明の謎の機体」とされていた。
評価
本作では歌がとくに重要な役目を持っており、主人公である熱気バサラがボーカルを務める劇中のバンド、Fire Bomber自身が主題歌を担当し、挿入歌も数多く制作された。Fire BomberのCDアルバムとして発売された『LET'S FIRE!!』はオリコン初登場4位を獲得し、総売上も30万枚に到達。1995年日本ゴールドディスク大賞アルバム賞(アニメ部門)を受賞するなど、アニメソングとしては異例の高セールスを記録した。
アニメ雑誌『アニメージュ』の第17回アニメグランプリ(第7話まで)ではグランプリ作品部門で第5位、翌年の第18回(最終話まで)では同部門で第4位を獲得した。ただし、得票数ではどちらも上位作品に大差をつけられている。
一方で、ヒロイックで玩具的な外見の機体に搭乗して戦わずに歌う主人公といった、ミリタリー色の強い『マクロス』のイメージを覆すような作風に対しては、旧作のファンからの反発が少なからずあったとされる。
主人公の行動に関して、河森は放映当初は主人公が戦わないことについて抗議を受けたが、ストーリーが進むにつれ今度は主人公が戦いそうになると抗議が来るようになったと語っており、「ファンの方にも、こちらの意図をくみ取っていただいて、本当にやった甲斐がありましたね。」と述べている。
アニメ研究家の氷川竜介はアミノへのインタビューで、主人公が4クールにわたってぶれずに周囲が変化していくという構造が、1993年から1994年にかけて放映されアミノが監督を務めたテレビアニメ『疾風!アイアンリーガー』と共通していると指摘し、放映当時のパソコン通信にあった「毎週毎週同じように見えて、ちょっとずつ変わっている。ハッと気づくとものすごく変わっている。そこが現実っぽい」という意見を紹介している。
スタッフ
- 企画 - 大西良昌
- 原作・スーパーバイザー - 河森正治
- 監督 - アミノテツロー
- 助監督 - 藤本義孝
- シリーズ構成 - 富田祐弘
- シリーズ構成補 - ミソトハジメ
- キャラクター原案 - 美樹本晴彦
- アニメーションキャラクター - 桂憲一郎
- メカニックデザイン - 宮武一貴、河森正治
- 音響監督 - 鶴岡陽太
- 音響効果 - 蔭山満(フィズサウンドクリエイション)
- 録音調整 - 滝沢おさむ
- 録音スタジオ - KSSスタジオ
- 録音制作担当 - 杉山好美
- 録音制作 - アーツプロ
- プロデューサー - 井口亮(毎日放送)、大西加紋(ビックウエスト)
- 制作 - 葦プロダクション
- 製作 - 毎日放送、ビックウエスト
使用曲
オープニングテーマ
「SEVENTH MOON」
エンディングテーマ
「MY FRIENDS」(第1話 - 第34話)
「…だけど ベイビー!!」(第35話 - 第48話)
「突撃ラブハート(アコースティック・バージョン)」(第49話)
挿入歌
Fire Bomberの曲
「PLANET DANCE」
「突撃ラブハート」
「MY SOUL FOR YOU」
「REMEMBER 16」
「SWEET FANTASY」
「HOLY LONELY LIGHT」
「PILLOW DREAM」
「SUBMARINE STREET」
「POWER TO THE DREAM」
「君に届け→」
「fall」
「TRY AGAIN」
「LIGHT THE LIGHT」
「SPIRAL ANSWER」
その他の曲
Fire Bomber名義以外では、劇中で使用されている以下のボーカル曲が『マクロス7』関連の音楽ソフトに収録されている。このほか、第11話では『超時空要塞マクロス』の挿入歌「私の彼はパイロット」をミレーヌ(チエ・カジウラ)が歌い、さきに述べたように『II』『プラス』の楽曲も劇中曲として複数流用されている。
「そこにあるのが未来だから」
「Galaxy」
「Groove Along」
「愛・おぼえていますか」
テレビ未放映話「最強女の艦隊」で使用。
ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 放送期間 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 毎日放送 | TBS系列 | 1994年10月16日 - 1995年9月24日 | 日曜 11:00 - 11:30 | 製作局 |
北海道 | 北海道放送 | ||||
青森県 | 青森テレビ | ||||
岩手県 | 岩手放送 | 現:IBC岩手放送 | |||
宮城県 | 東北放送 | ||||
山形県 | テレビユー山形 | ||||
福島県 | テレビユー福島 | ||||
関東広域圏 | 東京放送 | 現:TBSテレビ | |||
新潟県 | 新潟放送 | ||||
長野県 | 信越放送 | ||||
山梨県 | テレビ山梨 | ||||
静岡県 | 静岡放送 | ||||
富山県 | チューリップテレビ | ||||
石川県 | 北陸放送 | ||||
中京広域圏 | 中部日本放送 | 現:CBCテレビ | |||
島根県 鳥取県 |
山陰放送 | ||||
広島県 | 中国放送 | ||||
山口県 | テレビ山口 | ||||
香川県 岡山県 |
山陽放送 | ||||
愛媛県 | 伊予テレビ | 現:あいテレビ | |||
福岡県 | RKB毎日放送 | ||||
長崎県 | 長崎放送 | ||||
熊本県 | 熊本放送 | ||||
大分県 | 大分放送 | ||||
宮崎県 | 宮崎放送 | ||||
鹿児島県 | 南日本放送 | ||||
沖縄県 | 琉球放送 |
各話リスト
以下、各話の放送日とサブタイトル、主要スタッフに加え、毎回異なるアイキャッチも紹介する。初使用、および一度かぎりのアイキャッチは太字で記す。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | アイキャッチ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 1994年 10月16日 |
スピーカーポッド | 富田祐弘 | アミノテツロー | 藤本義孝 | 桂憲一郎 前田明寿(メカ) |
A - ミレーヌ、グババ B - ガムリン / VF-17Dファイター |
第2話 | 10月23日 | スピリチアレベル | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - ガムリン / VF-17Dファイター B - ミレーヌ、グババ | ||
第3話 | 10月30日 | ファイアースクランブル | 隅沢克之 | 藤本義孝 | 村山靖 | 高見明男 前田明寿(メカ) |
A - ミレーヌ、グババ B - ガムリン / VF-17Dファイター |
第4話 | 11月6日 | バンパイアソルジャー | 大橋志吉 | 吉田俊司 | 鈴木二郎 | A - ミレーヌ、グババ B - ガムリン / VF-17Dファイター | |
第5話 | 11月13日 | スピリットギャル | 富田祐弘 | 村山靖 | 日下直義 | 新羽こういちろう | A - ガムリン / VF-17Dファイター B - ミレーヌ、グババ |
第6話 | 11月20日 | ファーストコンタクト | 隅沢克之 | 牛草健 | 増谷三郎 | A - ガムリン / VF-17Dファイター B - バサラ / VF-19改バトロイド | |
第7話 | 11月27日 | サマーアクシデント | 大橋志吉 | 藤本義孝 | 桂憲一郎 伊藤浩二(メカ) |
A - リヴィ、エラ / VF-11Cファイター B - バサラ / VF-19改バトロイド | |
第8話 | 12月4日 | バージンボンバー | 富田祐弘 | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - バサラ / VF-19改バトロイド B - ミレーヌ、グババ | |
第9話 | 12月11日 | エンジェルナイト | 隅沢克之 | アミノテツロー | 藤本義孝 | 前田明寿 | A - アリス / Fz-109Aファイター B - ミレーヌ、グババ |
第10話 | 12月18日 | ディープバラード | 大橋志吉 | 吉田俊司 | 鈴木二郎 | A - アキコ / VF-11Bバトロイド B - ガムリン / VF-17Dファイター | |
第11話 | 12月25日 | ミンメイビデオ | 富田祐弘 | 藤本義孝 | 勝亦祥視 | 新羽こういちろう | A - ミリア、マックス B - バサラ / VF-19改バトロイド |
第12話 | 1995年 1月8日 |
スピリチアファーム | 大橋志吉 | 牛草健 | 増谷三郎 | A - ミレーヌ、グババ B - ミリア、マックス | |
第13話 | 1月15日 | フォールドアウト | 隅沢克之 | 藤本義孝 | 勝亦祥視 | 深沢幸司 | A - ゲペルニッチ / VF-19改バトロイド B - ギギル / Fz-109Fバトロイド |
第14話 | 1月22日 | 戦う女市長ミリア | 富田祐弘 | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - バサラ / VF-19改ガウォーク B - ミリア / VF-1Jガウォーク | |
第15話 | 1月29日 | 乙女のジェラシー | 大橋志吉 | 吉田俊司 | 鈴木二郎 | A - 美穂、サリー / バトル7空母モード B - バサラ / VF-19改バトロイド | |
第16話 | 2月5日 | 戦場のオルゴール | 隅沢克之 | 藤本義孝 | 桂憲一郎 伊藤浩二(メカ) |
A - ガムリン / VF-17Dファイター B - ギギル / Fz-109Fバトロイド | |
第17話 | 2月12日 | プリティデビル | 富田祐弘 | アミノテツロー | 加戸誉夫 | 前田明寿 | A - バサラ / VF-19改ガウォーク B - シビル (A) |
第18話 | 2月19日 | おちていく小悪魔 | 大橋志吉 | 牛草健 | 増谷三郎 | A - シビル (A) B - Fire Bomber | |
第19話 | 2月26日 | 命がけのデート | 隅沢克之 | 土蛇我現 | 日下直義 | 新羽こういちろう | A - バサラ / VF-19改バトロイド B - ガムリン / VF-17Dファイター |
第20話 | 3月5日 | レディースの誘惑 | 富田祐弘 | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - Fire Bomber B - シビル (B) | |
第21話 | 3月12日 | あぶないKISS | 大橋志吉 | 藤本義孝 | 勝亦祥視 | 深沢幸司 | A - アキコ、シビル B - ミリア / VF-17Sバトロイド |
第22話 | 3月19日 | 熱き炎の男たち | 隅沢克之 | 吉田俊司 | 岩井優器 | A - アキコ、シビル B - ミリア、マックス | |
第23話 | 3月26日 | サウンドフォース | 富田祐弘 | 日下直義 | 新羽こういちろう | A - シビル (A) B - シビル (B) | |
第24話 | 4月2日 | メリーゴーランド | 大橋志吉 | 牛草健 | 増谷三郎 | A - ガムリン / VF-17Dファイター B - ガムリン / VF-17Dファイター | |
第25話 | 4月9日 | 深夜のデュエット | 隅沢克之 | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - アリス / Fz-109Aファイター B - ミレーヌ | |
第26話 | 4月16日 | 惑星ラクスの死闘 | 富田祐弘 | 藤本義孝 | 後藤圭二 伊藤浩二(メカ) |
A - バサラ B - ゲペルニッチ / VF-19改バトロイド | |
第27話 | 4月23日 | 七色の歌エナジー | 大橋志吉 | 河森正治 | 松園公 藤本義孝 |
前田明寿 | A - ミレーヌ、グババ B - レイ |
第28話 | 4月30日 | サウンド新兵器 | 隅沢克之 | 吉田俊司 | 岩井優器 | A - バサラ / VF-19改バトロイド B - ビヒーダ | |
第29話 | 5月7日 | パパ、ママ愛再び | 富田祐弘 | 日下直義 | 新羽こういちろう | A - ミリア、マックス B - シャイン、ファイン / VF-19Sガウォーク | |
第30話 | 5月14日 | 三角関係の公式 | 大橋志吉 | 牛草健 | 増谷三郎 | A - ガムリン / VF-17Sバトロイド B - ドッカー / VF-19Sバトロイド | |
第31話 | 5月21日 | 熱愛スキャンダル | 隅沢克之 | 貞光紳也 | 藤本義孝 | 後藤圭二 伊藤浩二(メカ) |
A - ミレーヌ / VF-11MAXL改ファイター B - レイ、ビヒーダ / VF-17T改ファイター |
第32話 | 5月28日 | ジャミングバーズ | 富田祐弘 | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - ジャミングガールズ / VF-11D改ファイター B - ジャミングボーイズ / VF-11D改バトロイド | |
第33話 | 6月4日 | 裏切りと少女の涙 | 大橋志吉 | 藤本義孝 | 日下直義 | 新羽こういちろう | A - バサラ / VF-19改バトロイド B - シビル (B) |
第34話 | 6月11日 | ギギルが歌った日 | 隅沢克之 | 吉田俊司 | 岩井優器 | A - ミレーヌ、グババ B - バサラ / VF-19改バトロイド | |
第35話 | 6月18日 | ふたりだけの夜 | 大橋志吉 | 日下直義 | 前田光悦 | 深沢幸司 | A - ミレーヌ / VF-11MAXL改ファイター B - ガムリン / VF-17Sバトロイド |
第36話 | 6月25日 | 男たちの熱歌 | 隅沢克之 | 牛草健 | 増谷三郎 | A - バサラ / VF-19改ガウォーク B - シビル (A) | |
第37話 | 7月2日 | 宇宙遺跡のナゾ? | 富田祐弘 | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - ガムリン / VF-17Sバトロイド B - シビル (B) | |
第38話 | 7月9日 | 禁断惑星のシビル | 藤本義孝 | 後藤圭二 伊藤浩二(メカ) |
A - ゲペルニッチ B - マックス / バトル7強攻型 | ||
第39話 | 7月16日 | 帰ってきたバサラ | アミノテツロー | 桂憲一郎 | A - アリス / VF-19改ファイター B - ジャミングガールズ / VF-11D改ファイター | ||
第40話 | 7月23日 | 星を越える想い | 大橋志吉 | 吉田俊司 | 岩井優器 | A - ガムリン / VF-17Sバトロイド B - バサラ / VF-19改バトロイド | |
第41話 | 7月30日 | ミレーヌ大好き! | 隅沢克之 | 日下直義 | 前田光悦 | 新羽こういちろう | A - ミレーヌ、グババ B - 美穂、サリー / バトル7空母モード |
第42話 | 8月6日 | 決死の捕獲大作戦 | 富田祐弘 | 牛草健 | 増谷三郎 | A - ビヒーダ B - シビル (B) | |
第43話 | 8月13日 | それぞれの別れ | 大橋志吉 | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - Fire Bomber B - ミリア、マックス | |
第44話 | 8月20日 | 悪夢の突入作戦 | 隅沢克之 | 藤本義孝 | 杉光登 | A - マックス / バトル7強攻型 B - ガムリン / VF-17Sバトロイド | |
第45話 | 8月27日 | 野望の第4惑星 | 富田祐弘 | 吉田俊司 | 岩井優器 | A - ゲペルニッチ B - ミレーヌ、グババ | |
第46話 | 9月3日 | ガムリンの反乱 | 大橋志吉 | 日下直義 | 前田光悦 | 新羽こういちろう | A - ガムリン / VF-17Dファイター B - ミレーヌ / VF-11MAXL改ファイター |
第47話 | 9月10日 | バサラ死す | 隅沢克之 | 牛草健 | 増谷三郎 | A - バサラ / VF-19改バトロイド B - シビル (B) | |
第48話 | 9月17日 | ミレーヌ涙の熱唱 | 富田祐弘 | 棚橋一徳 | 志村泉 崎山知明(メカ) |
A - ガムリン / VF-17Dファイター B - ミレーヌ / VF-11MAXL改ファイター | |
第49話 | 9月24日 | 銀河に響く歌声 | アミノテツロー | 藤本義孝 | 前田明寿 伊藤浩二(メカ) |
A - バトル7ブリッジオペレーター B - バサラ、ミレーヌ | |
第50話 | 未放映 | オン ステージ | 吉田俊司 | 岩井優器 | A - ジャネット、ヘネシー、広報、ジェシカ B - グババ、ミレーヌ | ||
第51話 | どっちが好きなの? | 大橋志吉 | 日下直義 | 佐藤和巳 | A - フラスチャカヤ B - レックス | ||
第52話 | 最強女の艦隊 | 隅沢克之 | 藤本義孝 | 桂憲一郎 伊藤浩二(メカ) |
A - クロレ、トランキル B - 花束の少女 |
関連番組
テレビ番組
マクロス最速発進!!
ラジオ番組
TBSラジオ、MBSラジオ、CBCラジオにて関連ラジオ番組を放送。番組の後半はドラマコーナーとなっており「マクロス・クラシック」、「マクロス7 トラッシュ」、「マクロス・ジェネレーション」といった「マクロス」関連作が放送され、それ以外の作品も放送された。
マクロスワールド
アニメExpress〜ギャラクシー・ネットワーク〜
関連メディア
映像ソフト
すべてバンダイビジュアルから販売。
VHS/LD
LDは1995年4月25日から1996年3月25日まで月1回、25日に発売(12月のみ18日発売)。全13巻、規格品番はBELL-761 - BELL-768(第1 - 8巻)、BELL-771 - BELL-774(第9 - 12巻)、BELL-888(第13巻)。
VHS、LDとも第1巻には特別番組『マクロス最速発進!!』、第13巻にはテレビ未放映話「最強女の艦隊」を収録。
マクロス7 アンコール
DVD
マクロス7 リマスターボックス(DVD)
マクロス7 Blu-ray Box Complete FIRE
特典映像
マクロス7ぷらす
CD
作中で使用されたFire Bomberなどの歌唱曲を集めたもの。
書籍
- 『マクロス7 設定資料集』ムービック。
- 『THIS IS ANIMATION Special マクロス7』小学館、1995年1月発行、ISBN 978-4-09-101580-8。
- 『マクロス7 アニメーション資料集』小学館、1995年7月発行、ISBN 978-4-09-101583-9。
- 『ミス マクロス7』徳間書店、1995年9月発行。
- 『FIRE BOMBER 公式プログラム in マクロス7』徳間書店、1995年10月発行。
- 『マクロス7 FIRE BOMBER THE BEST』ムービック、1995年10月発行。
- 『バンドスコア マクロス7 FIRE BOMBER BEST SCORE』ケイ・エム・ピー、2009年4月21日発行、ISBN 978-4773229691(復刻版)。
- 『電撃データコレクション マクロス7』アスキー・メディアワークス、2012年10月31日発行、ISBN 978-4048910644。
- 『バンドスコア マクロス7 FIRE BOMBER BEST SCORE』ケイ・エム・ピー、2009年4月21日発行、ISBN 978-4773229691(復刻版)。
関連作品
劇場用作品
マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!
マクロスFB7 銀河流魂 オレノウタヲキケ!
OVA
マクロス ダイナマイト7
オーディオドラマ
CDドラマ
マクロス7 ドッキングフェスティバル 歌は銀河を救う
ラジオドラマ
『アニメExpress〜ギャラクシー・ネットワーク〜』内で放送されたラジオドラマシリーズ。「CDシネマシリーズ」としてCD化されている。各巻台本付き。各巻に「特別付録」が収録されており、『CDシネマ3』以降は学園コメディ調のパロディ作品「熱血!! 歌番長バサラ」を収録(全3話)。
CDシネマ1 Mellow Heart Beat
CDシネマ2 Melodious Illusion
CDシネマ3 GALAXY SONG BATTLE 1、CDシネマ4 GALAXY SONG BATTLE 2、CDシネマ5 GALAXY SONG BATTLE 3
カセットドラマ
「アニメイトカセットコレクション」としてムービックから発売された。
漫画
マクロス7 トラッシュ
バルキリーロック
マクロス7thコード
『マクロス7』より7年後の物語。シティ7行政府高官の娘でピアノに熱中する少女ミオ・レヴィナスが、多発するゼントラーディ犯罪に対抗すべく結成された新生サウンドフォースに入隊し、先輩のラナ・アクラとともに出撃する。
2012年8月10日、角川書店より単行本刊行。全1巻。
登場人物については「マクロス7の登場人物一覧#『マクロス7thコード』の登場人物」を参照
ゲーム
マクロス デジタルミッション VF-X
マクロス7 -銀河のハートを奮わせろ!!-
マクロスエースフロンティア
マクロスアルティメットフロンティア
マクロストライアングルフロンティア
マクロス30 銀河を繋ぐ歌声
歌マクロス スマホDeカルチャー
マクロス -Shooting Insight-
スーパーロボット大戦シリーズ
ロボットアニメ作品をクロスオーバーさせたシミュレーションRPG「スーパーロボット大戦シリーズ」のうち、以下の作品に登場(シリーズでは「参戦」と呼称)する。
スーパーロボット大戦D
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇・天獄篇
スーパーロボット大戦X-Ω
コラボレーション
マクロス7×エンターベル at 養老乃瀧