それでも世界は美しい
以下はWikipediaより引用
要約
『それでも世界は美しい』(それでもせかいはうつくしい、Still world is beautiful)は、椎名橙による日本の漫画。『花とゆめ』(白泉社)にて3回の読み切りを発表後、同誌2012年2号から2020年11・12合併号まで連載。単行本は「花とゆめコミックス」(同)より全25巻が刊行された。2020年9月時点で累計発行部数は300万部を突破している。
2014年4月から同年6月までテレビアニメが放送された。
あらすじ
少雨化が進んで降雨量の減少が続く世界。雨を降らせる能力を持つ「雨の公国」の第四公女ニケ・ルメルシエはジャンケンで負けてしまい嫌々ながらも国のため、「晴れの大国」の太陽王リヴィウス一世に嫁ぐことに。しかも、即位して3年で世界を征服したと聞いたが、会った相手はなんとまだ子供であった。さらには、退屈だから雨を降らせろと要求され反発するニケ。しかし、共に危機を乗り越え信頼を深め、ニケは自らの意志でリビ(リヴィウス)のそばに留まることを決意する。互いに愛し合い支え合いながら、共に歩むニケとリビ。やがて2人は正式な婚約者となり、運命の輪が回り始めるのだった。大国で暮らしていくうちにニケは、自らが秘める秘術の秘密、世界で起こる少雨化の現状、リビの抱えた闇を知り、自分自身も世界情勢に巻き込まれていく。
登場人物
晴れの大国
主要人物
ニケ・ルメルシエ
声 - 前田玲奈
本作の主人公。東方にある貧乏な鎖国国家「雨の公国」の第四公女。四人姉妹の末娘。緑の瞳・茶髪を持つスタイル抜群の少女。一人称は「私」。一国の王女であり「世界王の妻」となる身であるが、そのことを鼻にかけない。活発なおてんば娘で堅苦しいことが苦手。
「雨の公国」の自治を認めることと引き換えに太陽王であるリビの元に嫁いだ。リビの態度に腹を立てて反抗的な態度をとったことで逆に気に入られ、妻として迎え入れられてからは彼の隠された優しさや脆さに触れ恋心を抱くようになり相思相愛となり、自らの意志で彼の元に留まった。ニールからはリヴィウスの「精神安定剤」として頼りにされており、彼が自分の寝所に潜り込んでくることに辟易しているが、ニケ自身の寝相はかなり悪い。
型破りな性格とリビとの年齢差・身長差、そしてド田舎の小国の姫という立場ゆえに貴族や同盟国の大使や宮廷の人間たちからは疎まれ蔑まれることが多い。しかし、強い意志と努力によって周囲の反感を乗り越え、対立していた相手と和解することも珍しくない。特に、リビの重臣や元老院からも絶対的な信頼を置かれている。
大国でのマナーやダンスを知らずに嫁いできたためニールが教育しているが、よくさぼっては城下に脱走しその都度叱られる。しかし、それゆえに城下の人々には顔が知れ渡り「リヴィウス王を変えた姫」として慕われ、庶民的であることも相重なってかなりの人気がある。相手が心を許してしまう不思議な魅力を持っており、人付き合い・外交面においてはリビよりも上手で、外国にもファンが多く、初めていった国でもすぐに打ち解けることが出来る。
普段は雨の公国の人民服を着ており、山猿と称されるが、正装で着飾れば皆が見とれるほどの美しさを放つ。普段は腰ほどまである長い茶髪をストレートにしているが、ダンスを踊る時や式典に出席する際には結っている。異性に対する警戒心が欠落しているためリビの嫉妬と怒りを買うことが多いが、本人はリビを一途に想っており、他の男性からの求愛には応じない。また、相手の言葉の真偽を見極め、その裏に隠された真意を見抜く力は十分備わっている。
王家全員が天候を操る能力を持ち、特に「アメフラシ」と呼ばれる雨を降らせる能力に特化している中で、幼いころは王族でありながら雨を呼ぶことが出来なかったため、祖母トハラのの下で修行をして雨を呼べるようになり公国一の歌い手になった。耳のピアスは、能力を制御するための「制限石」である。公国の秘術を受け継ぐべき存在としてリビとの仲を引き裂かれそうになったこともあるが、正式に嫁入りを認められ「雨の公国」で結婚式を挙げた。作中、登場はしていないがリビの元に嫁ぐ以前から許婚と思しき人物がいたらしい。
最北の地で「守護者システム」の亜空間に招き入れられ守護者ティルスと出会って世界の秘密を知り、守護者となることが運命だと一方的にリビと別れて彼を強引に元の世界に戻すが、リビと世界中の人々の協力によりティルスと再会したいと願う悪霊ちゃん(シドン)と交代し、成長したリビの許に戻って来る。
リヴィウス・オルヴィヌス・イフリキア
声 - 島﨑信長、工藤晴香(幼少期)
「晴れの大国」の少年王リヴィウス一世。愛称は「リビ」。黒眼・黒髪の美少年。11歳→12歳→18歳。先王レオニダスIII世と側室シーラとの間に生を受けた庶子。容姿・性格ともに父親似だが、そう言われるのを嫌がっている。即位して3年で世界征服を果たした世界王。着道楽。音痴(バルド談)。
元々は王位に興味のないおとなしい少年だったが、下層階級出身の母親を暗殺されたことで冷血で無慈悲な太陽王へと変貌する。ニール曰く「欠けた心を埋めたい一心のウサ晴らし」で世界征服を果たす。式典や謁見、相手を脅す際の一人称は「余」だが、普段の一人称は「俺」であり、言葉遣いはかなり悪い。非常に嫉妬深い性格であり、ニケとほぼ2人きりになると一個人に戻り、彼女の警戒心の無さなどに対する怒りを露わにすることもある。バルドと共に母シーラの死により時間が止まっていたが、惑いの森でカッサンドラの課した試練で脱却し、母の死と過去に少しずつ向き合うようになる。
晴れ続ける天候に飽き、雨を見たいという理由で「雨の公国」に自治を認める代償として姫を1人寄こすよう要求した。当初は退屈しのぎで反抗的なニケを妻として迎え入れたが、敵対派閥に暗殺されそうになったところをニケに救われて以来ニケに依存し、ニケの危機とあらば禁を犯すことも命の危険を冒すことも顧みない。性格の面においても変化がみられ、ニケと出会ってからは「許すことができる王」になっているが、それゆえにニケに嫌われることを一番恐れている。貴族たちから何かと蔑まれるニケを守り、気にかけている。
母親の死後は薬が無ければ眠れなくなっていたが、ニケの寝所に潜り込むようになってからは薬が無くても眠れるようになった。ニケとはただ一緒に寝ているだけで夜の営みは皆無。背が低いことを悩んで身長が伸びるよう密かに努力していたが、成長期ゆえに少しずつ成長している。
和解したウルスラを旧「氷の王国」の総督に任じ、その土地に合った統治を考えるようになった。またシーラ殺害の黒幕である異母兄アルターリアを憎み続けていたが、ニケの願いもあり和解した。
諸国に「守護者システム」を公表して協力を得て、シドンの欠片を集めて彼女を完全体とし、6年後に交代を成功させてニケを取り戻した。
ニール
声 - 杉田智和
太陽王リビ(リヴィウス)の首席秘書官で彼の理解者。銀髪・紫瞳の男性。下縁メガネをかけている。ニケを「山猿のような姫」と言っているが、それでニケを蔑むようなことはなくリビの「精神安定剤」として頼りにしている。平民出身で才覚を見込まれてスタインベック家の養子に迎えられた。身体には火傷と打撲の跡があり、肌を見られることを拒む。秘書官の邸は豪華すぎて落ち着かず、中央館から離れた森に近い場所で暮らしている。
リビに重用されるようになったのは大戦の終結間際のことだったため、先王やリビの触れられたくないことを直接は知らないもののニケの存在がリビを支え、国に安定をもたらしていることを理解している。そのため、2人の良好な関係が崩れてしまうことを恐れている。たびたびレッスンをさぼって町へ行ったり公務逃亡したりするニケを叱り鎖に繋いでの指導を行うが、貴族たちから蔑まれることの多いニケを心配し何かと気にかけている。
ヴィオレタの記録を塗り替えて王立アカデミーを卒業後に王宮の文官になり、人材不足ゆえに中央館の役職に就任する。首席秘書官に任命されたのは他人に弱みを見せまいとするリビによる口封じで、戦乱を巻き起こした大国王家を嫌悪していたがリビが自分たちと同じ生身の人間だと悟り、心から仕えるようになる。カラオス会のアインとその妹セーラとは家族同然の間柄。
バルドウィン・シシル・イフリキア
声 - 櫻井孝宏
「晴れの大国」の先王レオニダスIII世の末の異母弟で、リビ(リヴィウス)の叔父。愛称は「バルド」。先々王レオニダスII世と第3王妃の間に生を受け、同父母の姉と第2王妃との間の兄スピラーリがいるが交流はなく、シシル宮に同居する母親や出戻りの姉ともほとんど顔を合わせることはない。金髪・金瞳の青年。年が離れており母親も違うため、彼にとって先王は兄という実感がない。
かつてはその派手な外見と人に心の内を見せない様から「宮廷の花」「太陽」などと呼ばれていたが、それは自身で敢えてそうあるように意識してのことで、本来は物静かで思慮深い。 初恋の人シーラを失って以来、彼女だけを想って生きても構わないだろうと開き直る一方、女癖が悪く女性関係が派手で、リビの元に「バルド様と結婚したい」という嘆願書が届くようになっている。
リヴィウスの亡き母シーラに想いを寄せていたため、彼女が暗殺された後、リヴィウスを守るため彼を王位に就け自身は宰相を務めていたが、リビが心を失くしてしまったことに耐え切れずに彼の元を去り吟遊詩人となった。リビが婚約したことを知って妻となるニケを見定めるために「晴れの大国」に帰る。その後、ニケの計らいでリビと和解、再び宰相に任じられた。当初はシーラの死を受け入れられなかったが、カラとのふれあいで徐々に受け入れ始める。
かなりの長身であるため、身長のことで悩むリビがニケのほかに彼女よりも一層悩みを知られたくない相手である。再び宰相となってからは、ニケとリビの良き理解者となっているが、それと同時によく2人をからかっている。自身を「歩く下半身」と呼んで嫌うルナが大の苦手。王位争いが嫌いで神官になった異母兄スピラーリの姿が単なる逃避とみなしており、力があっても使おうとせず行動しない彼を軽蔑していた。見た目は不味そうなのに、食べると美味しい料理を作りたがる。
神官庁
ラニ・アリステス
声 - 浪川大輔
第4話 - 第6話登場。神官。30歳。趣味は、刺繍。
異民族であったシーラやその息子であるリビに悪意を抱いている。かつてリビが神官庁に粛清を敷いたことを恨みに思い、試練に乗じてニケ暗殺を目論むがリビの乱入により失敗し、日輪交換の儀において自らの罪を認める。この時、死を覚悟していたが、リビとニケの婚約を承認することを条件にニケに助命される。神官の位を剥奪されて神官庁を追放されたため、行き場がないのならとバルドの異母兄であるスピラーリに手を差し伸べられ同居している。
ランダ
ラニ・レアータ
声 - 竹口安芸子
第6話登場。女性神官。病中の大神官に代わり、リビとニケの日輪交換の儀を務めた。かつてリビが神官庁に粛清を敷いたことに対して自分達にも非があったことを認めて、日輪交換の儀の後、2人の婚約を直接大神官に取り合った。
ラニ・ランドレス
ラニ・スピラーリ
先々王レオニダスII世と第2王妃との間に生を受けた第2王子で、第1王子であるリビの父レオニダスIII世に次いで誕生し、第3王妃を母とする末弟バルドの20歳も年齢の離れた腹違いの兄。10代のころ、早々と王子の地位を捨てて神官になった。王位争いを嫌ってのことではあるが、バルドには腰抜けと蔑まれている。元王族というだけで位を貰っているだけで発言権は皆無であり、自身で空気というほど無視されている。バルド曰く「幽霊幹部」。そのバルドに嫌われていることを知っていたため、あえて距離を取っている。近所の子供に無償で教育の手ほどきをし、街に出れば施しを忘れない人物。政治で10人の内の9人は救えても1人は救えず、その1人を救うのが信仰で自身の役目だと考えている。
元老院
ラトクリフ、ヴォーダン、ケイツビー
声 - 富田耕生(ラトクリフ)、池田秀一(ヴォーダン)、二又一成(ケイツビー)
「晴れの大国」で先代のころより仕えている重臣。リビの助言役であり、彼ら4人が決定したことは『四神の声』と畏怖され、何人たりとも逆らうことは許されない。しかしながら、そうしたシリアスであるはずの会議においても3人は主にニケや女性の胸のことばかり議論している。ウルスラとカラオス会の襲撃が起こったリビの生誕祭のころ、原作漫画にも登場した。
ビンセント・ラトクリフ:スキンヘッドで、あごひげを生やした老人。この世のすべての人脈に通じており、善悪問わずあらゆる組織から一目置かれている。
グラハム・ヴォーダン:長い白髪で、白い鼻ひげとあごひげを生やした老人。『戦略の神』と謳われており、戦死者0人だったゼウス島攻略で有名。
アレン・ケイツビー:黒髪に、黒い鼻ひげを生やした老人。『兵器の神』と謳われており、他国に先んじて爆裂火薬の調合を成功に導いた。
王宮の人々
ジャイナ
カール
フェラーラ公
ビニシウス
エイミア
バルドの姉
市民
ヴィオレタ・ルートウィック
声 - 佐藤ゆうこ
城下町の宿屋「小鹿亭」の女主人。年の離れた妹がいる。王立アカデミーきっての秀才。ニールが記録を塗り替えるまでの最年少卒業者で、2度も飛び級しバルドをおさえてアカデミーを首席で卒業した。馬術や喧嘩も秀でている。バルドとは親しく、リビの変貌に耐えかねて出奔した時や、いつもと変わらないようでいて違うことを察するなど、彼の微妙な変化に敏感である。
ミーナ
声 - 浅川悠
(アニメ版)大国の港町レピオンで暮らす少女。宿屋の近くで倒れていたニケを助けた。ニケと間違われて誘拐されるが、そのニケに救出される。
(原作版)第87話「影武者」で屋敷勤めをしていたが、主にクビにされてヴィオレタに相談した際、女装したリビに似ているため、「空の大公国」に向かおうとするリビが自由に行動できるよう影武者を務めることに。ニールに淡い想いを抱いている。
リーザ
ボコータ、デコンス
ミランダ
故人
シーラ
声 - 潘恵子
故人。先王レオニダスIII世の側室でリビの母親。男言葉を話す。元は下層階級とされる草原で暮らす遊牧民の部族の娘。リビに「雨の公国」のことを聞かせた人。国王の個人的な感情により生きていられる身の上の側室とその庶子であったため、物語開始時より3年前の大王の他界直後に第一王妃アントニアを唆したアルターリアにより暗殺された。バルドから好意を寄せられていたため、暗殺される前に息子を彼に託した。リビに守りの指輪を遺していった。その後、この指輪は婚約指輪としてニケに渡されるが刺客により真っ二つに壊され、そのうちの半分をニケが首から下げている。
大王に無理やり側室にされたかのように思われているが、実際は部族の暮らしが限界であるため自分だけでも食い扶持を減らそうと考えてのことだった。
オルビア殺害の容疑という名目でアントニアの命により刺客が差し向けられた際にはリビを気絶させて隠し、多勢に無勢と知りながら立ち向かい殺され、遺体も持ち去られた。最期まで息子がオルビアの死に関与していることを知らなかった。
レオニダス・オルヴィヌス・イフリキア
先王レオニダスIII世。「大王」とも呼ばれる。リビの父、バルドの異母兄、スピラーリの同父母の兄。黒髪と容貌だけでなく何でも自身の思い通りにならなければ気が済まない性格までリビと同じで、肖像画に描かれた姿はリビを年取らせて髭を生やした感じ。ビニシウスが評して曰く「現王は本物のガキだが、先王はガキのまま大人になった」とのことである。遠征の折、シーラを一方的に見初めて強引に側室にしたため、リビに毛嫌いされている。北方周辺地域の侵略戦争を引き起こしたが、それは少雨化により年々降雨量が減少する世界を憂い、大国より北方に豊富にある水を故国にもたらそうとしてのことだった。志半ばに他界して混乱した世界が残されたが、リビにより秩序は回復された。好き勝手に生きた人物だが、リビが白金の塔にシーラ妃に関わるモノを封印したこともあり、たまに訪れるビニシウスを除いて顧みる人間はいなくなってしまった。父レオニダスII世と同様に、第一王妃アントニアのほか複数の王妃を娶っていた。
アントニア
ロムレス・オルヴィヌス・イフリキア
その他
ローサ
ヨル
タンバ・エンロット
雨の公国
トハラ
声 - 横山智佐
前公王。15歳で王位に就き醜い争いに巻き込まれるのを防ぐため、国を鎖国化した。公国の人間にとっては精神的支柱であり、王位を譲った後も現公王である娘婿をお飾りにし、実権を握り統治を続行している。そのため、自身の判断基準を優先し、他者の意思を軽んじる傾向にある。その性格はニケにも受け継がれてしまう。ニケとキトラを含めて、5人の子供を育てた。ニケにとっては祖母であり育ての親であり、アメフラシの師匠でもある。
諸国漫遊から帰ってきた後、ニケが「晴れの大国」に嫁いだことを知り危篤と偽ってニケを公国に呼び戻し、ニケとリビを引き離そうと計画しが、逆に2人の間に他人が入り込むことのできない強い絆があることを知る。事件後、暫くは訪ねてくるニケを追い払い逃げまくっていたが、ニケの嫁入りを認めて「雨おくり」でニケの旅立ちを見送った。しかし、最高術者であるニケが大陸にいると「悪霊」を活性化させ少雨化も加速すると判断し、ニケを幽閉すべくカラに感情操作でニケの一番大切な想いを消して連れ戻すよう命じた。
ミラ、ニア、カラ
声 - 伊瀬茉莉也(ミラ)、茅野愛衣(ニア)、寺崎裕香(カラ)
第1・2・3公女。ニケの姉たちで、にぎやか姉妹。当初は、ニケが嫁入りしたことを面白がっていた。いずれも未婚。
ミラ:第1公女。茶髪のロングヘアーに、大きなイヤリングをしている。母親似。ニアとは仲が悪い。トハラの計略に反発しながらも傍観したことを恥じ、事件後、ニアとともにリビに謝罪する。
ニア:第2公女。緑がかった長い髪をポニーテールにしている。四姉妹の中で唯一、父親似。ミラとは仲が悪い。トハラの計略に卑怯さを感じつつも、逆らうことができずに傍観していた。
カラ:第3公女。髪は、茶髪のベリーショート。四姉妹の中で一番貧乳。母親似。公国の中では唯一トハラの命令ではなく、自分の意思で動く自由人。ニケを感情操作して幽閉するというトハラの命令に反発し、ニケを犠牲にせずに解決しようと奔走するも途方に暮れる。実は傷つくことを怖れ、当事者になることを避けて傍観者だった。しかし、当事者になることを決意しバルドたちに協力を求める。悪霊ちゃん(シドン)に共鳴し、彼女の記憶を幻視した。祖母トハラや妹ニケと同じく、自身で抱え込むタイプ。
キトラ
テテル・ルメルシエ
アキ
声 - 井上倫宏
雨の公国の王族の1人で、トハラの甥。トハラの命令で急遽リビに侍従として付き、監視する。リビに暗示をかけようとしたが、逆に見抜かれ失敗した。カラによれば暗示等の精神的な方面の力に関しては公国一である。
イラハ
声 - 富沢美智恵
公王妃でニケの母親。トハラの娘。目を見張るほどの美貌の持ち主。身体が弱く、普段は病床に臥せっている。ニケを出産した際にひどく体を壊し、以来、雨もほとんど呼べなくなった。若いころは、西海岸のフレバー香るような美女でかなりアクティブな人物だった。20歳の時に、母親であるトハラの反対を押し切りテテルと結婚した。
悪霊を封印した術者
ティルス
ニケに似た男性。伝説で「悪霊」と呼ばれるシドンと一緒にいる約束をするも世界の命を生き続けさせるため、彼女の許を離れて「守護者」となった。ヨルが目撃した幽霊のような存在。百年で交代した歴代の守護者の中でも非常に優れた力を有しており、千年もの長い時の中で星を守り続けた。
千年前は「雨使いの国」とシドンが呼んでいた「雨の公国」の王族の一人で、当時の最高術者。気象を兵器にすることは許せないと「闇の帝国」に乗り込み、軍事利用をやめてくれれば命も惜しくはないと懇願してシドンの興味を引いた。滞在する内に彼女と心を通わせ半身とも想う仲になるが、誰かに呼ばれたような気がしても訪れており、それが「守護者システム」に呼ばれてのことだと悟り共に生きるという約束を破って「守護者」となった。そのため、置き去りにした彼女を悪霊にしてしまう。そのことをずっと悔やんでおり、ニケが次の守護者だと知りながら元の世界に戻りリビと共に生きるよう諭した。その甲斐なくニケは自身が新しい守護者だと気づき、受け入れてしまう。
湖(ウミ)の王国
湖の王国の大使
アマルナ・ルイラサエル
声 - 松岡由貴
第一王女。愛称は「ルナ」。リビの幼馴染で自称・婚約者。幼いころからリビに片想いしていたが、彼の変貌を知り距離を置いていた。
リビとニケの婚約を知り、再びリビに会いにやって来る。自国の大使がニケに魅了されたことと彼女がリビの婚約者であることに嫉妬し、ニケと「雨の公国」を蔑み彼女に対し何かと嫌がらせをする。しかし、ニケの心を挫くつもりで挑んだ決闘で、逆にニケのリビに対する強い想いを知る。結果的に、決闘にも敗れ負けを認めて身を引いた。
リビを巡りニケと対立したとはいえ根は心優しい純粋な少女で、クロードとの婚約に反発してニケとリビに助けを求めに来たころにはニケとは良き友人関係になっている。クロードとの婚約を破棄するために向かった無人島で、クロードと心を通わせ彼の人柄を知ってクロードとの婚約を継続する。
アクニ
テーベ
メンフィス・ライル・ルイラサエル
砂の皇国
イラーダ・キ・アーク
ファラハ
皇弟
ウルマ
アマルディナ
氷の王国
ウルスラ・レイルイチャーニエ
ネロ
国王
ソバロ
惑いの森
カラオス会
ロミオ
ツバイ
クマイア卿アルターリア
リビの異母兄でツバイの主。黒髪と鉛色の瞳。瞳の色や眉間から右頬に走る傷跡を除けばリビに瓜二つ。リビからは「アル」と呼ばれる。口調は丁寧だが、冷酷で残忍。ニケは「リビの姿をした悪魔」だと認識した。リビを幸福の絶頂から絶望と不幸のどん底に落とすため、火種をばら撒いて火消しを行うような策を講じる。周囲を操ってシーラを殺害した張本人であり、他人だけでなく自分自身の生死にも興味はない。
大王(レオニダスIII世)と古の帝国の末裔である氷の王国の女性ソバロの息子。母ソバロに命名された本名は大王と同じ「レオニダス」であり、愛称は「レオ」。大国の内務副大臣ランデルにより謀殺されかけた際、保身を図った母親の手で顔を切り裂かれて捨てられ、大王に恨みを抱く氷の王国の男たちに暴行を受けるも逃亡した。「悪霊」を覚醒させる傀儡として下位分身の1人に拾われ、祭壇に捧げられる供花「アルターリア」の名を貰う。封印されていた「悪霊」を覚醒させる。
リビと和解しニケを取り戻すことに協力する。母から自身が「闇の帝国」の末裔だと言われるも信じていなかったが、最後の闇帝シドンにより血は薄いものの直系の子孫だと告げられ真実だったと知る。
アイン
空の大公国
ネフェロ・スティクス・レテ
マキシーン
黄昏の国
闇の帝国
シドン・テテオラルク
千年前に大陸の全てを支配した「闇の帝国」の帝王、最後の闇帝。古代文明の生き残りゆえに一万年前の古代文明の遺跡を操り、日照りと長雨により世界に君臨した。「晴れの大国」の北東の高原地方にある滝トト・フォールの石碑で覚醒した個体は生前のシドンの自意識と〝守護者(ティルス)〟に会いたいという想いを留めた意識の最後の欠片であり、バルドたちと出会いニケを取り戻そうとするリビとバルドたちに協力し成功させ、自身は「守護者の国」に赴きティルスと再会する。
ティルスと出会い共に生きたいと思ったが、ある日「守護者システム」に応えて置き去りにされ身内の起こした内乱と分裂抗争の末に絶命する。悲しい怨念は巨大化して自身からティルスを奪った世界を憎悪し、破壊して彼を取り戻そうと災厄を齎した。五百年後に「雨の公国」の術者や精霊・高位精神体に討伐され、バラバラにされて石碑に封じられ怨念の核は「黄昏の国」の果てに封印された。彼らには災厄としか看做されなかった。
悪霊化し千年を呪い続け封印する以外に術は無かったことから強大な力の持ち主であり、帰還したニケに代わり最後の守護者となる。
設定および用語
地名・勢力関連
太陽王リヴィウス一世が世界を統一しているが、それぞれの国は併合されておらず、雨の公国のように自治を認められている国や湖(ウミ)の王国のような晴れの大国の同盟国もある。世界は総体的に降雨量が減少しており、生活用水の確保が出来る大国から見て北方は水が豊富だが、逆に南の砂の皇国は砂漠化に拍車がかかっている。
フォルティス公の航海記録によれば外洋には他に2つの大陸がある模様。片方は少雨化の所為で干上がって不毛の大地と化しており、もう片方は逆に嵐に覆われ上陸は不可能だった。一万年ほど前、古代文明が星自体に重大な欠損を与えて滅び、星が再生するまで「守護者システム」での時間稼ぎをしており、「晴れの大国」などの国々のある大陸は本来なら不毛な大地のはずだったが、守護者の力で唯一生存可能な状態が維持されている。
ティルスの目算ではあと千年ほど経過すれば星そのものの力で生きられる状態に回復し、守護者もアメフラシで雨を降らせる必要も無くなる模様。
晴れの大国
ギニタリクスが王都になったのはレオニダスI世の代からであり、それ以前は地下にある古い遺跡を研究する学者の住む研究都市だった。
雨の公国
国王はテテルだが、実際の統治はトハラがしており、太陽王に自治を認められている。姫は4人いるが、末娘のニケ以外は未婚。
ニケを含め、この国の王家一族は天候を操る能力を持ち、特に「アメフラシ」と呼ばれる雨を降らす能力に特化している。ただし、雨のスペシャリストである長姉ミラ、優れた風使いの次姉ニア、精神作用に長けるカラ、オールラウンダーのニケと得意分野が分かれている。
実は「闇の帝国」と世界を二分していた古代文明の末裔で、伝説にある神秘の力を以って一夜にして3つの国を滅ぼしたことは事実だった。
「闇の帝国」の直系の子孫であるアルターリアとは祖を同じくする元は一つの民だった。
湖の王国
砂の皇国
作中では病気の国王に代わり、イラーダが国を取り仕切っている。
氷の王国
空の大公国
黄昏の国
闇の帝国
儀式・機関
アメフラシ
雨を呼ぶには歌を調合する必要があり、それを求める人間の想いと術者の想いが呼応し、術者に世界の美しさを実感させなければならない。歌を調合するにはその土地の気候・風土・景色などを自分の中に入れ、基本のメロディにアレンジを加えライムを乗せなければならず、術者が世界に感応しないと雨はおりない。
アメフラシで潤すのは大地だけではなく、真に滴を届けるべくは聖域と呼ばれる場所である。
巫女や霊媒のように森羅万象の力を我が身に降ろして行使するため、力に引きずられることのない強靭な精神力を求められ、特にニケ級になるとピアスの制限石等のように外的なリミッターが施されている。
実は星に重大な欠損を与えて滅んだ古代文明により、人体改造を施され天候や潮流に作用することが出来る。
聖域
神官庁
晴れの大国では、王族の結婚にはここの承認が不可欠である。
日輪交換の儀
男女がそれぞれ持ち寄った指輪を交換することで婚約が成立する。リングが太陽を表す。
闇返りの儀
その他の設定および用語
太陽王
暈
雲ちらし
黒蓮の塔
王室会報誌
楽しみにしている国民は少なくないらしく、リビの重臣や神官庁のラニ・アリステス、孤児院の子供たちにまで愛読されている。
カラオス会
元々は現総首タルティーブの夫が創設した組織で「太陽王から世界を取戻す会」の略「からをす」が現在の通称となっている。大王に恨みを持つ人間を集めている内に大きな組織になり、分裂状態も同然の系統が幾つも発生している。
白金の塔
大王
ラニ
黄金鳥
龍の祠
果てしない時間の中で怨念と化し、目的も自身の正体も忘れていった。
赤眼(せきがん)
代王
古代文明
守護者
見守る場所(亜空間)で守護者となった者は世界の何処にもいないと同時に何処にでもいる存在となる。世界を見守りアマタアラと石碑を操り水を制御し、同時に石碑に封印された〝悪霊〟を監視する。ほとんど干渉することは無く、いつもは見守るだけ。力が尽き守護者を降りると封印した〝悪霊〟が目覚め水の循環も完全に停止し、大陸は苛烈な死を迎えて本来の荒涼たる不毛の大地に戻り生命は死滅する。
この「守護者システム」は星の恒常性を回復させ星そのものの力で生きられるよう再生するまで時間稼ぎのためにある。ティルスと同等かそれ以上の時間を守る力があるニケは「君は最後の守護者となる」と言われ、シドンは千年を呪い続けてティルスですら封印と監視が精いっぱいであり、ニケと入れ替わりに守護者となった彼女がいれば千年後には星は回復のターンに入る。そうなれば「守護者システム」は不要になる。
守護者のいる空間
亜空間と元の世界との転移は時間のズレが生じるため、そこで数時間しかいなかったにも関わらず冬に来たリビたちが元の「黄昏の国」に強制的に戻されたのは3ヶ月続く冬の極夜が終わった春であり、ニケの帰還はシドンに交代して1ヶ月後だった。
書誌情報
コミック
- 椎名橙 『それでも世界は美しい』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、全25巻
- 2011年12月25日発行(2011年12月20日発売)、ISBN 978-4-08-859877-2
- 2012年6月25日発行(2012年6月20日発売)、ISBN 978-4-592-19472-9
- 2012年12月25日発行(2012年12月20日発売)、ISBN 978-4-592-19473-6
- 2013年4月25日発行(2013年4月19日発売)、ISBN 978-4-592-19474-3
- 2013年8月25日発行(2013年8月20日発売)、ISBN 978-4-592-19475-0
- 2014年1月25日発行(2014年1月20日発売)、ISBN 978-4-592-19476-7
- 2014年4月25日発行(2014年4月18日発売)、ISBN 978-4-592-19477-4
- 2014年9月25日発行(2014年9月19日発売)、ISBN 978-4-592-19478-1
- 8巻ドラマCD付き初回限定版 ISBN 978-4-592-10557-2
- 2015年1月25日発行(2015年1月20日発売)、ISBN 978-4-592-19479-8
- 2015年6月25日発行(2015年6月19日発売)、ISBN 978-4-592-21570-7
- 2015年10月25日発行(2015年10月20日発売)、ISBN 978-4-592-21571-4
- 2016年2月25日発行(2016年2月19日発売)、ISBN 978-4-592-21572-1
- 2016年6月25日発行(2016年6月20日発売)、ISBN 978-4-592-21573-8
- 2016年10月25日発行(2016年10月20日発売)、ISBN 978-4-592-21574-5
- 2017年2月25日発行(2017年2月20日発売)、ISBN 978-4-592-21575-2
- 2017年6月25日発行(2017年6月20日発売)、ISBN 978-4-592-21576-9
- 2017年11月25日発行(2017年11月20日発売)、ISBN 978-4-592-21577-6
- 2018年2月25日発行(2018年2月20日発売)、ISBN 978-4-592-21578-3
- 2018年6月25日発行(2018年6月20日発売)、ISBN 978-4-592-21579-0
- 2018年10月24日発行(2018年10月19日発売)、ISBN 978-4-592-21580-6
- 2019年2月25日発行(2019年2月20日発売)、ISBN 978-4-592-21325-3
- 2019年6月25日発行(2019年6月20日発売)、ISBN 978-4-592-21637-7
- 2019年10月23日発行(2019年10月18日発売)、ISBN 978-4-592-21638-4
- 2020年5月25日発行(2020年5月20日発売)、ISBN 978-4-592-21639-1
- 2020年8月25日発行(2020年8月20日発売)、ISBN 978-4-592-21640-7
- 描き下ろし後日談マンガ&資料集つき特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-22775-5
- 8巻ドラマCD付き初回限定版 ISBN 978-4-592-10557-2
- 描き下ろし後日談マンガ&資料集つき特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-22775-5
小説
- 藤田伸三、高木聖子 『それでも世界は美しい 風と光の交錯』 白泉社〈花とゆめコミックススペシャル〉
- 2014年6月20日発売、ISBN 978-4-592-19794-2
テレビアニメ
原作 | 椎名橙(白泉社『花とゆめ』連載) |
---|---|
監督 | 亀垣一 |
シリーズ構成 | 藤田伸三 |
キャラクターデザイン 総作画監督 |
夘野一郎 |
画面設計 | 田中比呂人 |
プロップデザイン | 早川加寿子 |
美術監督 | 松岡聡、小関睦夫 |
色彩設計 | 北沢希実子 |
撮影 | 松本敦穂 |
編集 | 坂本雅紀 |
音楽 | 山下康介 |
音楽プロデューサー | 山田慎也 |
音響監督 | 浦上靖之、浦上慶子 |
プロデューサー | 中谷敏夫、進藤友博、佐々木まりな 大島由香、石原史朗 |
アニメーションプロデューサー | 松井将司 |
アニメーション制作 | studioぴえろ |
製作著作 | 王室会報誌編集部 |
テレビアニメ化が2014年1月14日に発表され、原作と同タイトルで同年4月から6月まで日本テレビほかにて放送された。ナレーションは、横山智佐が担当する。
監督の亀垣一はテレビアニメ化に際し、ニケとリビのやり取りを作品の魅力に挙げて視聴者を歌で感動させることを心がけた。ヒロインのニケ役に新人の前田玲奈を起用したのもその一環であり、歌唱力の高さやニケとの成長を楽しみにしているという。
第1話「晴れの大国」は、制作会議で「ニケは『晴れの大国』まで歩いて来たの?」という読者からの手紙を披露した原作者の椎名橙が描き下ろした前日譚を元に作られたオリジナルストーリーであり、第2話「雨の公女」が原作の第1話に相当する。「どうせなら原作ファンが楽しめてさらに作品の世界を深めることをしたい」という思いから、このオリジナルストーリーの制作に至った亀垣は、本作との出会いへの嬉しさからさまざまなアイデアを出す一方、時間の無さからそのすべてを描くに描けないこととの葛藤に直面したという。なお、この前日譚は『花とゆめ』2014年第11号に「#0 晴れの大国〜Side Nike〜」として掲載された。
主題歌
オープニングテーマ「BEAUTIFUL WORLD」
第7話では挿入歌としても使用。
エンディングテーマ「PROMISE」
挿入歌
「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜」(第2話 - 第11話)
「アメフラシの歌〜Beautiful Rain〜(orchestra version)」(第6話、第12話)
「雨おくりの歌」(第12話)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1話 | 晴れの大国 | 藤田伸三 | 亀垣一 | 浅野直之 | 夘野一郎 | |
第2話 | 雨の公女 | 高木弘樹 | 佐藤綾子 | 鈴木陽子 夘野一郎 | ||
第3話 | 関白宣言 | 朝倉カイト | 田中智也 | 山崎健志、菅野智之 三井寿 |
松崎正 夘野一郎 | |
第4話 | Ring of tales ① | 高木聖子 | 小高義規 | 富田美文 | 辻美也子 | |
第5話 | Ring of tales ② | 亀垣一 | 城所聖明 | 鈴木陽子、佐藤綾子 松崎正 |
夘野一郎 | |
第6話 | Call my name | 藤田伸三 | 遠藤正明 | 駒屋健一郎 | 菊池聡延、清水勝祐 北原章雄 |
松崎正 山中純子 夘野一郎 |
第7話 | Wild waltz | 高木聖子 | 高木弘樹 | 窪詔之、桝田浩史 富田美文 |
辻美也子 | |
第8話 | 雨やどり | 田頭しのぶ | 田中智也 | 山崎健志、菅野智之 三井寿 |
夘野一郎 辻美也子 | |
第9話 | 雨の公国 | 藤田伸三 | 関谷真実子 | 佐藤綾子、鈴木陽子 | 鈴木陽子 夘野一郎 | |
第10話 | 正しい国 | 遠藤正明 | 小高義規 | 松崎正、富田美文 遠藤正明、辻美也子 |
辻美也子 松崎正 鈴木陽子 | |
第11話 | 通り過ぎる風 | 田頭しのぶ | 佐藤光 | 菊池聡延、古賀誠 鈴木陽子 |
辻美也子 松崎正 夘野一郎 | |
第12話 | 帰還 | 亀垣一 | 夘野一郎、桝田浩史 遠藤正明、山中純子 鈴木陽子、辻美也子 松崎正 |
夘野一郎 |
放送局・配信元
テレビ放送
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
関東広域圏 | 日本テレビ | 2014年4月6日 - 6月29日 | 日曜 2:20 - 2:50(土曜深夜) | 日本テレビ系列 | |
福岡県 | 福岡放送 | 2014年4月15日 - 7月15日 | 火曜 1:59 - 2:29(月曜深夜) | 日本テレビ系列 | |
北海道 | 札幌テレビ | 2014年4月16日 - 7月9日 | 水曜 2:04 - 2:34(火曜深夜) | ||
中京広域圏 | 中京テレビ | 2014年4月18日 - 7月11日 | 金曜 2:54 - 3:24(木曜深夜) | ||
兵庫県 | サンテレビ | 2014年4月22日 - 7月8日 | 火曜 1:30 - 2:00(月曜深夜) | 独立局 | |
日本全域 | BS日テレ | 2014年4月23日 - 7月16日 | 水曜 2:30 - 3:00(火曜深夜) | BS放送 | 2018年9月24日から再放送 |
日テレプラス | 2014年8月2日 - | 土曜 10:00 - 10:30 | CS放送 | リピート放送あり | |
AT-X | 2016年3月22日 - | 火曜 20:00 - 20:30 |
インターネット配信
配信元 | 配信期間 | 更新日時 | 備考 |
---|---|---|---|
バンダイチャンネル | 2014年4月11日 - 7月4日 | 金曜 12:00 更新 | |
ニコニコチャンネル | |||
dアニメストア | 2014年4月22日 - 7月1日 | 火曜 12:00 更新 | 第1話 - 第3話は4月22日に同時配信 見放題サービス利用者は全話見放題 |
BD-BOX / DVD-BOX
2014年9月24日に、BD-BOX(VPXY-72937)とDVD-BOX(VPBY-10999)がそれぞれ全1巻で発売された。