蟲師
漫画
作者:漆原友紀,
出版社:講談社,
掲載誌:アフタヌーンシーズン増刊,-,月刊アフタヌーン,
発表期間:1999年,2013年,
巻数:全11巻,
アニメ
原作:漆原友紀,
監督:長濵博史,
シリーズ構成:長濵博史,
キャラクターデザイン:馬越嘉彦,
音楽:増田俊朗,
アニメーション制作:ART LAND,
製作:「蟲師」製作委員会,
放送局:#放送,
話数:全20+6話,
アニメ:蟲師 特別篇 日蝕む翳
アニメーション制作:アニメーションスタジオ・アートランド,
製作:アニプレックス,
放送局:#放送,
話数:全1話,
アニメ:蟲師 続章
アニメーション制作:ART LAND,
製作:講談社、アニプレックス,
放送局:#放送,
話数:全10+1+10話,
以下はWikipediaより引用
要約
『蟲師』(むしし)は、漆原友紀による日本の漫画作品、およびそれを原作としたアニメ、実写映画、ゲーム作品である。
概要
「蟲師」を生業とする主人公「ギンコ」が、様々な「蟲」によって引き起こされる事象に対峙していく物語。
1999年に講談社『月刊アフタヌーン』の増刊号『アフタヌーンシーズン増刊』にて連載開始。同誌の休刊後は『月刊アフタヌーン』本誌に移り2003年から2008年まで隔月連載された。その後、2013年に特別篇「日蝕む翳(ひはむかげ)」が同誌2014年1月号と2月号に前後篇で連載された。2007年3月時点で累計部数は350万部を突破している。
時代背景は作者曰く「鎖国を続けた日本」もしくは「江戸期と明治期の間にある架空の時代」で、登場人物は(主人公のギンコを除いて)和装をしており、風景も日本の原風景を思い起こさせるようなノスタルジックなものとなっている。また、物語の語り方として必ず人物の回想を用いる点も特徴的であり、ギンコが行動する時間や行動範囲に収まらず、伝聞による時間・世界も描かれている。
2003年の文化庁メディア芸術祭・漫画部門優秀賞、2006年の第30回講談社漫画賞・一般部門受賞、2007年の文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」マンガ部門選出。
2005年10月から2014年まで、監督長濵博史、主演中野裕斗によってテレビアニメ化された(#アニメ、#日蝕む翳、#蟲師 続章にて詳述)。
2007年3月には、監督大友克洋、主演オダギリジョーによって実写映画化された(蟲師 (映画)を参照)。
2008年1月31日には、ニンテンドーDS向けソフト「蟲師 天降る里」(#ゲームにて詳述)としてビデオゲーム化された。
2021年、『月刊アフタヌーン』5月号に新作短編「地翔る影」が掲載された。
あらすじ
各話リスト
第1巻
緑の座(みどりのざ)
柔らかい角(やわらかいつの)
枕小路(まくらのこうじ)
瞼の光(まぶたのひかり)
原題は「蟲師」で、作者のさらなる過去作「虫師」を経ての受賞作を単行本収録に際して改題したもの。
アニメ版では作者自身が「変。」と自嘲していたギンコのズボンが無地のシンプルなデザインへと変更されている。
旅をする沼(たびをするぬま)
第2巻
やまねむる
アニメ版では珍しく多めの修正がなされており、顔を隠した子供が描かれたカラーページの語りや猿の頭をした狐などがカットされ、「女達は犬猫のように子を孕む」が「次々と授かる」へ変更されるなどしている。
筆の海(ふでのうみ)
露を吸う群(つゆをすうむれ)
雨がくる虹がたつ(あめがくるにじがたつ)
綿胞子(わたぼうし)
アニメ版「日蝕む翳」ではさらなるその後が描かれている。
第3巻
錆の鳴く聲(さびのなくこえ)
海境より(うなさかより)
重い実(おもいみ)
アニメではオープニングがカットされている話を除き、全シリーズで唯一、アバンタイトルを採用している。
硯に棲む白(すずりにすむしろ)
アニメ版ではたがねが彫った銘のカットが追加され「鏨」と明記されている。
眇の魚(すがめのうお)
第4巻
虚繭取り(うろまゆとり)
アニメ版「日蝕む翳」では結末が映像化されている。
一夜橋(ひとよばし)
春と嘯く(はるとうそぶく)
籠のなか(かごのなか)
アニメ版「日蝕む翳」ではさらなるその後が描かれている。
草を踏む音(くさをふむおと)
第5巻
沖つ宮(おきつみや)
眼福眼禍(がんぷくがんか)
放浪の途中、街道筋の宿場町でギンコは、見える眼(まなこ)を閉じ、路上で蟲の話を弾き語る奇妙な女に出会う。ギンコが来ることが視えていたという女の頼み、「私の目玉を山に埋めてくれ。」とは一体……。視える幸せ、視えない幸せ……。
山抱く衣(やまだくころも)
篝野行(かがりのこう)
暁の蛇(あかつきのへび)
第6巻
天辺の糸(てんぺんのいと)
囀る貝(さえずるかい)
夜を撫でる手(よるをなでるて)
雪の下(ゆきのした)
「雪蟲」類の研究に雪降る山里へとやって来たギンコは、旅籠の娘から「希少種の雪蟲に憑かれた少年」の話を聞き、少年の元を訪れる。蟲に憑かれた事から寒さを感じず、暖の一切を受け付けることの出来なくなった少年の身体に痛みを診てとったギンコは治療を進めるが……。凍えた身体……凍えた心……凍えた記憶……。
野末の宴(のずえのうたげ)
アニメ版では「吸蜜糖」のカットが追加されている。
第7巻
花惑い(はなまどい)
鏡が淵(かがみがふち)
アニメ版では最後の真澄の台詞に「奥さんいるの?」が追加されている。
雷の袂(いかずちのたもと)
棘のみち(前編)(おどろのみち ぜんぺん)
棘のみち(後編)(おどろのみち こうへん)
第8巻
潮わく谷(うしおわくたに)
冬の底(ふゆのそこ)
隠り江(こもりえ)
離れた互いを思う気持ちが、時に意識を通わせる……。
日照る雨(ひてるあめ)
踏み入れれば雨が降り行く。女の流れぬ涙が、雲無き空から雨を呼ぶ……。
泥の草(どろのくさ)
言い伝えを信じなかった一人の男は、弟が山へ帰るのを見た。
第9巻
残り紅(のこりべに)
夕暮れ時1人残されるアカネ。寂しげな彼女にちかづく小さな影、しかしそこに姿はなく……。
風巻立つ(しまきたつ)
ギンコはその技術に感心するが、夜には口笛を吹かないように警告する。
壷天の星(こてんのほし)
突如屋敷に現れたギンコが語る「あの空の向こうでイズミを待っている者」とは。
水碧む(みずあおむ)
ギンコが語るには湧太は「雨蠱(うこ)」という蟲の影響を受けているという。
草の茵(くさのしとね)
山のヌシとスグロに出会い、蟲と己の運命を考えるギンコ。
第10巻
光の緒(ひかりのお)
常の樹(とこしえのき)
里の財政難のために伐り倒されてしまう事となるが、その記憶が別の男へと宿る。
男は歩けなくなった脚と養われるだけの生活の中で苦悩する事となるが……。
香る闇(かおるやみ)
鈴の雫(前編)(すずのしずく ぜんぺん)
鈴の雫(後編)(すずのしずく こうへん)
特別篇
日蝕む翳 前篇(ひはむかげ ぜんぺん)
しかし、生まれてからずっと太陽から隠れるようにして暮らしていた白髪の少女・ヒヨリだけは、その蟲のおかげでむしろ好都合の世界となったことを喜ぶのだった。
日蝕む翳 後篇(ひはむかげ こうへん)
一方、偶然が重なって健常に生まれることが出来たとギンコの話で聞き知ったヒナタは、かつてヒヨリから浴びせられた非難の一件を思い出していた。直後、伝承にあった事象の通りなのかヒナタが姿を消してしまい……。
連作『蟲師』番外短編「地翔る影」(ちばしるかげ)
登場人物
当作は基本的に1話完結で物語が構成されているため、少数の人間とギンコを除いて各話ごとに登場人物が異なる。そのため、以下は劇中におけるギンコとその関係者という意味合いで記している。
ギンコ
声 - 中野裕斗、沢城みゆき(幼少期)
主人公。蟲師。年齢不詳。白髪緑眼で左目を前髪で隠している(「瞼の光」回の時点では左目に義眼が入っていたがスイに与えており、以降左目がどうなっているのかは不明)。
本来はヨキという名であり、幼少時は母親に連れられ行商の旅をしていた。その道中に崖崩れに遭って母親を失い、行き倒れた所を蟲師・ぬいに拾われたが、ぬいの庵の近くにある池に棲む蟲が原因で白髪緑眼となり、左目と本名を含む過去の記憶すべてを失った。以来「ギンコ」と名乗り、しばらくはワタリや蟲師の間を転々としていたが、ある山のヌシの卵を割ってしまった事などを通し、蟲師としての道を歩んでいく。
蟲を呼び寄せる体質のため、ひとつ所に留まることは出来ず、蟲の研究をしながら常に旅をしている。蟲避けのため蟲煙草を常時くわえている。人々が和装をしている作中においては珍しく、洋装をしている。常に冷静で感情的になることは少ないが、正義感は強い。また、知らない子供や若者に「よう」と気軽に声をかけるのも特徴的である。蟲を屠る事を前提とする蟲師の多い中、蟲と共存したいという考えを持つ。イサザ、化野と仲が良い。
化野(あだしの)
声 - うえだゆうじ
とある海辺の里の医者。ギンコの知人。人徳は結構あり、里の住民からの信頼も厚い。とにかく珍しい物が好きで収集しているが(収集物は部屋や蔵に置いてある)、その趣味が仇となって時たまトラブルも起きる。ギンコもよく蟲に関する曰くつきの物(ただし、時々偽物あり)を売りつけては路銀を稼いでいるが、本人は最近彼の売る物に疑り深くなっている。
狩房淡幽(かりぶさ たんゆう)
声 - 小林愛
狩房家の娘であり4代目筆記者。筆記者とは、全ての生命に死をもたらす強力な「禁種の蟲」を体内に封じている者のことであり、狩房家に数世代に1人生まれる。蟲を屠った話を書物に書き記すことで代々少しずつ「禁種の蟲」を封じる力を持ち、その役目に一生を費やす。筆記者は、その証として身体の一部に墨色の痣を生まれ持つ(淡幽は右足)。痣のある部位は自由に動かすことが出来ない上、筆記の際に痣から生じる痛みに耐えなければならないが、筆記によって蟲を封じることでわずかずつではあるが痣は減ってゆく。蟲師達が蟲をただ屠る事に疑問を感じていた中、ギンコに出会い「蟲が人や動植物と共存する理想の世界」を考え始める。
薬袋たま(みない たま)
イサザ
声 - 岸尾だいすけ
光脈筋を追って流れ歩くワタリの者。光脈筋の変動や蟲に関する情報を蟲師に売ることで生計を立てている。ギンコを子供の頃から知る人物で、今でも彼とは親しい。
アニメ版では再登場のタイミングが(本筋に影響は無い範囲で)異なり、先に放送(制作)された特別篇「日蝕む翳」にて1カットながら姿を見せている。
兎澤綺(とざわ あや)
声 - 名塚佳織
ウロ守。代々ウロ繭を作り、管理してきた兎澤一族の当代。5年前、自身の不注意が元でウロに連れ去られ、行方不明となった双子の姉・緒(いと)を探し続けている。緒を捜すためにギンコと共にウロの巣「虚穴」に入るが、その虚穴の奥深さゆえに、運に任せざるを得ないことを痛感する。
原作では語りのみだった結末が、アニメ版では特別篇「日蝕む翳」にて1カットながら映像化されている。
ぬい
声 - 土井美加
母親を亡くして行き倒れていたヨキ(後のギンコ)を拾い、蟲師としての基本を教えた女蟲師。ギンコ同様、蟲を呼び寄せる体質で白髪緑眼。郷里の近くの山中に消えた家族や友人を探して入り、そこで常闇(とこやみ)及びぬいが銀蠱(ぎんこ)と呼ぶ蟲に遭遇。家族らが常闇となって消えてしまった事を悟った後も、その山中に暮らしていた。最終的に自身も常闇となって消えたが、その際ともに常闇に呑まれたヨキを、左目を犠牲にすることで常闇から脱け出させた。
アニメ版では原作における語り部分を土井美加のナレーションで行っており、12話でぬいのダビング(アフレコ)も担当したことから、シリーズを通してぬいが語り手のような演出になっている。
設定
蟲(むし)
劇中では「生と死の間、者と物の間にいるもの」、「陰より生まれ、陽と陰の境をたむろするモノ共」、「我々とは在り方の異なる命」などとも説明され、その姿が見える者と見えない者がいるが、稀に全ての人間に見える蟲も存在する。その生態は未だ謎が多く姿形も多種多様で、動植物型のものやどちらともつかないもの、虹や雨など自然現象に近いもの(劇中曰くナガレモノ)、姿形は違えど実際の生物と全く同じ性質を持ったものすらいる。生命の根源により近いものになると、透けているものや光を帯びているもの、物体をすり抜けるものもいる。また、死んでも骸は残さない。
それら「蟲」に対する知識を活かして生業としている者達が「蟲師」である。
蟲師(むしし)
しかし、たとえ蟲師であっても劇中ではまず怪異の原因である「蟲」を探し出し、研究しながら解決策を模索することのほうが多い。
ワタリ
妖質(ようしつ)
ヌシ
ヒトもヌシに選ばれることがあるが、蟲師の「ヌシの術」を用いれば後天的にヌシになることもできる。しかし、後者の1人曰く「ヒトには辛い」役目で、ヒトの後継者に術を継承せず、「ヌシを喰ってヌシに成り替わる蟲」に座を譲っている。また、前者の1人はヌシの役目とヒトの心を両立させることができず、最終的には「ヒトのヌシはもう2度と現れない」と示唆するような結末で次のヌシが選ばれている。
蟲の宴
光酒(こうき)
蟲煙草(むしたばこ)
蟲煙草の中身の材料は不明だが、ゲーム版では自ら調合して作ることができる。「冬の底」での描写から水に濡れると使いものにならなくなる。
なお、「緑の座」でギンコが吐き出した煙が蟲になりかけの人間に纏わり付いて捉えているが、この時に吸っていたものが同じ蟲煙草かどうかは不明。
蟲ピン
ウロ繭
狩房文庫(かりぶさぶんこ)
ナガレモノ
書誌情報
単行本
- 漆原友紀 『蟲師』 講談社〈アフタヌーンKC〉、全10巻
- 2000年11月22日発売、ISBN 4-06-314255-8
- 2002年2月22日発売、ISBN 4-06-314284-1
- 2002年12月20日発売、ISBN 4-06-314312-0
- 2003年10月23日発売、ISBN 4-06-314332-5
- 2004年10月22日発売、ISBN 4-06-314361-9
- 2005年6月23日発売、ISBN 4-06-314381-3
- 2006年2月23日発売、ISBN 4-06-314404-6
- 2007年2月23日発売、ISBN 978-4-06-314442-0
- 2008年2月22日発売、ISBN 978-4-06-314488-8
- 2008年11月21日発売、ISBN 978-4-06-314537-3
- 漆原友紀 『蟲師 特別篇 日蝕む翳』 講談社〈KCデラックス〉、2014年4月23日発売、ISBN 978-4-06-376971-5
愛蔵版
大判化された再版シリーズ。上述の単行本第1巻では白黒印刷だった「枕小路」のカラー原稿が初めて収録されているが、逆に各巻に存在した書き下ろしの後書き類は全て割愛され未収録となっている。また、枠で囲まれていたサブタイトルが単なる文字のみのデザインに変更されている。
- 漆原友紀 『蟲師 愛蔵版』 講談社〈KCデラックス〉、全10巻
- 2013年11月21日発売、ISBN 978-4-06-376865-7
- 2013年11月21日発売、ISBN 978-4-06-376866-4
- 2013年12月20日発売、ISBN 978-4-06-376867-1
- 2014年1月23日発売、ISBN 978-4-06-376868-8
- 2014年2月21日発売、ISBN 978-4-06-376879-4
- 2014年3月20日発売、ISBN 978-4-06-376954-8
- 2014年4月23日発売、ISBN 978-4-06-376970-8
- 2014年5月23日発売、ISBN 978-4-06-376988-3
- 2014年6月23日発売、ISBN 978-4-06-377012-4
- 2014年7月23日発売、ISBN 978-4-06-377032-2
コンビニコミック
アニメ第2期『続章』におけるエピソードを収録した廉価版シリーズ。カラー原稿は全て白黒印刷、後書き類は全て未収録、サブタイトルは「」で囲んでの書院太ゴシック体調のフォントで印刷されている。
- 漆原友紀 『蟲師』 講談社〈講談社プラチナコミックス〉
- 『蟲師 アニメ放送順セレクション 宴編』2014年4月23日発売、ISBN 978-4-06-377994-3
- 『蟲師 アニメ放送順セレクション 棘編』2014年5月14日発売、ISBN 978-4-06-377995-0
- 『蟲師 アニメ放送順セレクション 宴編』2014年4月23日発売、ISBN 978-4-06-377994-3
- 『蟲師 アニメ放送順セレクション 棘編』2014年5月14日発売、ISBN 978-4-06-377995-0
関連書籍
- 『蟲師 Official Book』講談社、2006年1月23日発売、ISBN 4-06-372117-5
- 原作第6巻までとアニメ第1期を対象とした設定資料集・ムック本。アニメ版のシナリオライター達が書き下ろしたオリジナル短編小説を「狩房家当主の記した狩房文庫」として収録してもいる。
- 『蟲師二十景 漆原友紀画集 蟲襖』2007年6月30日発売、ISBN 978-4-06-368018-8
- 『蟲師 〜連綴〜 二〇〇四〇七〇九−二〇〇六〇八〇八』講談社、2007年7月23日発売、ISBN 978-4-06-364692-4
- アニメ第1期の設定資料集。電子書籍版も配信されている。
- 『蟲師画集』2015年6月20日発売、ISBN 978-4-06-364971-0
- 原作第6巻までとアニメ第1期を対象とした設定資料集・ムック本。アニメ版のシナリオライター達が書き下ろしたオリジナル短編小説を「狩房家当主の記した狩房文庫」として収録してもいる。
- アニメ第1期の設定資料集。電子書籍版も配信されている。
アニメ
メインスタッフ | |
---|---|
原作 | 漆原友紀 (講談社 月刊アフタヌーン 所載) |
監督・シリーズ構成 | 長濵博史 |
脚本 | 桑畑絹子、伊丹あき、山田由香 漆原友紀(特別篇のみ) 長濵博史(続章) |
キャラクターデザイン 総作画監督 |
馬越嘉彦 |
美術監督 | 脇威志(GREEN) |
音楽 | 増田俊郎 |
音響監督 | たなかかずや |
メインキャスト | |
ギンコ | 中野裕斗 |
語り/声、ぬい | 土井美加 |
化野(あだしの) | うえだゆうじ |
淡幽(たんゆう) | 小林愛 |
蟲師(第1期)
原作単行本第1 - 6巻から選ばれたエピソード(#各話リスト)と、後述の特番を加えた全26+1話。
シリーズ名としては「二十六譚」「第1作シリーズ」「第1期(一期)」などとも呼ばれたが、当記事では後年に当作監督の長濵が称した「第1期(1期)」で統一して解説する。
タイトルおよびロゴタイプは原作と同一。
第20話までは2005年10月から2006年3月間にフジテレビ・関西テレビ・東海テレビ・北海道文化放送・テレビ新広島・テレビ西日本などで放送され、残る6話は製品DVD-ROMにて収録(発表)予定だったが、好評を受けて2006年5月から6月間にアニメオリジナルの第20.5話的な総集篇「BSフジ放送特番『蟲師』ダイジェスト」を含む全1+6話がBSフジで放送された。さらに地上波のみの視聴者に向けて、東京、大阪、名古屋、札幌、広島、福岡の6都市で「蟲の宴」と題したDVDの第5集収録分(21 - 26話)の試写会が7月から8月にかけて行われた。
漫画を原作としたアニメーション作品では、キャラクターやエピソードの追加削除などのアレンジが加えられることが多いが、当作は“原作が面白いんだから、それだけを見て、忠実に映像化する”を掲げてほぼ完全に原作漫画に倣って制作されていることが特徴である。
子供のキャラクターのダビング(アフレコ)には必ず子役を起用している。
音楽面では、アンクルン、ガムランなどのアジアの楽器が、提供ジングルや効果音だけでなく、劇伴曲のなかでも多く使用されている。
2006年3月25日、東京国際アニメフェア第5回東京アニメアワード・テレビ部門優秀作品賞を受賞。また、美術監督の脇威志が美術賞を受賞した。
マンガ部門でも選出された2007年の文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」アニメーション部門において『新世紀エヴァンゲリオン』『風の谷のナウシカ』『機動戦士ガンダム』などに次ぐ総合第6位を獲得し、2000年 - 2007年間に制作されたもので限定した場合は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』『鋼の錬金術師 (アニメ)』『千と千尋の神隠し』などを抑えて第1位の栄冠に輝いた。
文化庁メディア芸術祭10周年企画展「日本の表現力」(国立新美術館 2007年1月21日 - 2月4日)では現代のアニメ作品の1つとして、第1話「緑の座」が紹介上映された。
放送終了から約7年が経った2013年末に新作エピソードの制作決定が発表され、続篇として翌2014年新春に『蟲師 特別篇 日蝕む翳』が放送された。
主題歌(第1期)
「The Sore Feet Song」
オープニングテーマ。18話「山抱く衣」、24話「篝野行」、26話「草を踏む音」ではカットされている。
一方、当作でのエンディングテーマは後述の続篇も含めて各話毎に異なるBGM制となっており、「」で囲んでのサブタイトルが曲名となっている。
各話リスト(第1期)
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | ゲストの担当声優 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 緑の座 | 桑畑絹子 | 長濵博史 | 馬越嘉彦 | 五百蔵しんら:三瓶由布子 廉子:伊瀬茉莉也 | |
2 | 瞼の光 | 伊丹あき | 宮下新平 | 杉光登 | スイ:岡明子 ビキ:國分優香里 | |
3 | 柔らかい角 | 山田由香 | 林宏樹 | 長井龍雪 | 田中将賀 | 真火:本城雄太郎 白沢:翠準子 |
4 | 枕小路 | そ〜とめこういちろう | 加々美高浩 | ジン:小山剛志 きぬ:安達まり | ||
5 | 旅をする沼 | 桑畑絹子 | 山川吉樹 | 今泉賢一 | いお:佐藤利奈 | |
6 | 露を吸う群 | 伊丹あき | 林宏樹 | 小田原男 | 馬場充子 | あこや:千葉千恵巳 ナギ:今井由香 |
7 | 雨がくる虹がたつ | 峰達也 | そ〜とめこういちろう | 西位輝実 | 虹郎:前田剛 虹郎の父:松山鷹志 | |
8 | 海境より | 山田由香 | 平松禎史 | 成田歳法 | 田中将賀 加々美高浩 馬越嘉彦 |
シロウ:藤田大助 みちひ:清水香里 ナミ:明坂聡美 |
9 | 重い実 | 桑畑絹子 | 島村秀一 | そ〜とめこういちろう | 杉光登 | 祭主:陰山泰 サネ:花村怜美 |
10 | 硯に棲む白 | 山田由香 | 長井龍雪 | 田中将賀 | たがね:日高奈留美 | |
11 | やまねむる | 伊丹あき | 五十嵐卓哉 | 五十嵐卓哉 そ〜とめこういちろう 峰達也 |
西位輝実 | ムジカ:坂口芳貞 コダマ:安達直人 朔:氷青 |
12 | 眇の魚 | 桑畑絹子 | 桜井弘明 | そ〜とめこういちろう | 加々美高浩 中村章子 |
ぬい:土井美加 ヨキ:沢城みゆき |
13 | 一夜橋 | 伊丹あき | 宮下新平 | そ〜とめこういちろう 宮田亮 |
馬場充子 | ゼン:加古臨王 ハナ:稲村優奈 |
14 | 籠のなか | 山田由香 | 成田歳法 | よこた和 | 杉光登 | キスケ:保村真 セツ:岩男潤子 |
15 | 春と嘯く | 桑畑絹子 | 山川吉樹 | 小田原男 | 田中将賀 | すず:鬼頭典子 ミハル:熊谷健吾 |
16 | 暁の蛇 | 伊丹あき | 峰達也 | そ〜とめこういちろう 宮田亮 |
中村章子 西位輝実 馬場充子 田中将賀 日向正樹 |
カジ:岡村明美 さよ:天野由梨 |
17 | 虚繭取り | 山田由香 | 今泉賢一 | 兎澤綺(成人期):名塚佳織 兎澤綺(幼少期):黒葛原未有 兎澤緒:宮本侑芽 ウロ守:青野武 | ||
18 | 山抱く衣 | 伊丹あき | 山崎理 | 明珍宇作 結城信輝 |
塊:川田紳司 塊の姉:豊後敦子 トヨ:牧莉々香 骨董店の店主:野添義弘 | |
19 | 天辺の糸 | 大地丙太郎 | 井之川慎太郎 | 加々美高浩 | 吹:福井裕佳梨 淸志朗:井上優 | |
20 | 筆の海 | 桑畑絹子 | 長濵博史 | そ〜とめこういちろう 長濵博史 |
田中将賀 中村章子 西位輝実 馬場充子 |
狩房淡幽:小林愛 狩房淡幽(幼少時代):黒葛原未有 淡幽の父:山口祥行 薬袋たま:京田尚子 |
話数 | サブタイトル | ディレクター | 編集 | MA | 協力 | ナビゲーター |
20.5 | 蟲師ダイジェスト | 林直人 大川剛(制作担当) |
北澤直之 三善幸子 |
中村玲子 村上智広 |
柴田敦子 | 中野裕斗 |
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | ゲストの担当声優 |
21 | 綿胞子 | 山田由香 | 成田歳法 | 馬場充子 | ワタヒコ:齋藤彩夏 あき:川上とも子 ヤスケ:下崎紘史 | |
22 | 沖つ宮 | 桑畑絹子 | よこた和 | 杉光登 | 澪:宮島依里 イサナ:鈴木真仁 | |
23 | 錆の鳴く聲 | 山崎理 | 中村章子 西位輝実 |
しげ:五十嵐浩子 しげ(子供時代):工藤あかり テツ:竹本英史 | ||
24 | 篝野行 | 山田由香 | 五十嵐卓哉 | 成田歳法 | 田中将賀 | 野萩:安原麗子 ナオ:山内翔平 みく:戒怜菜 |
25 | 眼福眼禍 | 伊丹あき | 今泉賢一 | 周:坂本真綾 周の父:山路和弘 さき:伊藤実華 フサ:菊池こころ | ||
26 | 草を踏む音 | 桑畑絹子 | 長濵博史 | そ〜とめこういちろう 長濵博史 |
加々美高浩 馬越嘉彦 |
沢(少年):伊藤実華 イサザ:小清水亜美 ギンコ(少年):沢城みゆき 沢(現在):浜田賢二 沢の父:石井康嗣 |
放送
放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送話 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
フジテレビ | 2005年10月23日 - 2006年3月12日 |
日曜日 3:40 - 4:10(土曜深夜) | 1話 - 20話 | フジテレビ系列 | 一部で時間変更 |
関西テレビ | 2005年10月23日 - 2006年3月19日 |
日曜日 3:15 - 3:45(土曜深夜) | 一部で時間変更 | ||
テレビ新広島 | 2005年10月27日 - 2006年3月23日 |
木曜日 1:35 - 2:05(水曜深夜) | 数話で時間変更 | ||
テレビ西日本 | 木曜日 2:15 - 2:45(水曜深夜) | 数話で時間変更 | |||
東海テレビ | 木曜日 3:58 - 4:28(水曜深夜) | 一部で時間変更 | |||
北海道文化放送 | 2005年10月29日 - 2006年3月31日 |
土曜日 2:30 - 3:00(金曜深夜) | 数話で時間変更・放送休止 | ||
BSフジ | 2006年5月15日 - 6月19日 |
月曜日 1:00 - 1:30(日曜深夜) | 20.5話 - 26話 | BSデジタル放送 | |
2006年10月7日 - 2007年3月31日 |
土曜日 0:00 - 0:30(金曜深夜) | 21話 - 26話 | 再放送(以下全て同じ) | ||
CSフジテレビ721 | 2006年6月28日 - 2006年10月4日 |
水曜日 21:00 - 21:50 | 全26話 | CSデジタル放送 | 1週2話 |
2006年12月26日 - 28日 |
火曜日 - 木曜日 1:00 - 4:20(月曜 - 水曜深夜) | 1話 - 8話、9話 - 16話、17話 - 26話 | 3日分割 | ||
フジテレビオンデマンド | 2007年3月1日 配信開始 |
木曜日 更新 | 全26話 | ネット配信 | 初回のみ2話、以降は1話 |
NHK BS2 | 2008年12月8日 - 2009年3月2日 |
火曜日 0:25 - 0:50(月曜深夜) | 1話 - 13話 | BSデジタル放送 | |
NHK BS2 | 2009年4月5日 - 6月28日 |
日曜日 23:54 - 0:20 | 14話 - 26話 | 衛星アニメ劇場にて放送 |
BSフジ以外で「蟲師ダイジェスト」(20.5話)は放送・配信されていない。
日蝕む翳
約7年振りとなった続篇で、2014年新春スペシャルとしてTOKYO MX・BS11ほかで放送された『日蝕む翳 前後篇』のアニメ版。1時間番組として単話化されており、実尺は約44分。
メインのスタッフ・キャストは1期と変わらないが脚本に作者の漆原自身が参加している。クロージングクレジットは1期のBGM制と同じで新規の曲だが、オープニングクレジットは1期の第1、2、20.5話にのみ存在した土井美加による語りのコールドオープンを新作画・新録音かつ反転構図にしたものを前半とする演出になっている。細かいところでは制作スタジオが改名したり、著作権関連でレーベルがアニプレックスに変更されたりしている。
日食のシーンには作者も絶賛した原作に無いオリジナルとして、先のアニメ版全26話に登場したメインゲスト数名のカットが追加されており、語りだけだった結末やさらなるその後の様子が描かれている。
本篇終了後には、残っていた原作エピソードを映像化する更なる続篇シリーズ『蟲師 続章』の製作・放送決定AD(CM)が流された。
各話リスト(日蝕む翳)
蟲師 続章
原作単行本第6 -10巻から選ばれたエピソード(#各話リスト)をアニメ化したもの。総称の際は「第2期」とも言い表される。
メインのスタッフ・キャストは特別篇から変わらないが、オープニングは新作画・新曲となった。コールドオープンは特別篇のものが引き継がれている。キービジュアルなどで見られる通りタイトルに「続章」を含んだデザインの新規のロゴタイプも存在するが、劇中では1期/特別篇および原作と同一の単なる「蟲 むしし 師」ロゴとなっている。
音声収録においては独特な空間表現を目的として、ガンマイクを使用している。
当初、第二期は全24話と発表されたが、実際の放送では下記「放送略歴」などに述した通りレギュラー放送とは別に特別編として放送されたエピソードがある事、最終エピソード「鈴の雫」が劇場で上映される形となった事などにより、全話数については注釈を多く含む。詳細については#各話リスト(続章)および#放送(続章)も参照。
放送略歴
第二期は前述した特別編「日蝕む翳」の放送後、2014年4月より同年12月まで幾つかの時期に分けてテレビ放送した。
1話約30分のレギュラー放送としては2014年4月より6月まで第一話〜第十話までを放送(ここまでが「前半エピソード」にあたる)。同年10月より12月まで第十一話〜第二十話まで放送(これが「後半エピソード」にあたる)した。
同年8月20日および24日には、原作では前後編構成の「棘のみち」を単話化し1時間スペシャル(実尺は約47分)として放送。
レギュラー放送の最終話(最速局では2014年12月21日)で、原作における連載最終エピソード「鈴の雫」を2015年初夏に劇場で上映する事が発表された。
前半の期間中は「特別番組 蟲語(むしがたり)」と称し、本編から抜粋した映像を見ながらメインキャスト・スタッフが語らう番組を本編の間に挟む形で放送した。(第6話の後に第6.5話として第1弾、第10話の後に第10.5話として第2弾)
主題歌(続章)
「SHIVER」
オープニングテーマ。
放送時、「特別番組 蟲語」「蟲語 第二夜」および十二話・十三話・十七話・二十話ではOP自体がカットされたため流れず。
エンディングテーマは今期でも各話毎に異なるBGM制だが、サントラ『蟲音 続』には未収録であり、DVD/Blu-ray完全生産限定版における特典CDでの提供となっている。
各話リスト(続章)
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | ゲストの担当声優 |
---|---|---|---|---|---|
第一話 | 野末の宴 | 長濵博史 | そ〜とめこういちろう 長濵博史 |
杉光登 馬越嘉彦 |
禄助:上村祐翔 禄助(子供):野田宏海 禄助の父:堀越富三郎 イサザ:岸尾だいすけ |
第二話 | 囀る貝 | そ〜とめこういちろう | 安彦英二 馬越嘉彦 |
砂吉:中博史 綱元:屋良有作 ミナ:津田彩花 シマ:藤本南風 | |
第三話 | 雪の下 | 長濵博史 | 下司泰弘 | 馬場充子 加々美高浩 馬越嘉彦 |
トキ:植田慎一郎 妙:谷田部美咲 サチ:駒形瑠美奈 |
第四話 | 夜を撫でる手 | 木村延景 | 西位輝実 | 辰:内山昂輝 卯介:貴島康成 父:かわのをとや | |
第五話 | 鏡が淵 | 下司泰弘 | 馬越嘉彦 西位輝実 馬場充子 |
真澄:白石晴香 真澄の母:福森加織 真澄の父:みやざこ夏穂 想い人:濱野大輝 | |
第六話 | 花惑い | 宮田亮 | 杉光登 佐藤浩一 馬越嘉彦 |
柾:宮本充 佐保:武藤寿美 佐保(子供時代):栗本有規 佐保(赤ちゃん):吉畑夏希 佐保の声:吉畑優子、平ますみ | |
第七話 | 日照る雨 | 下司泰弘 | 安彦英二 西位輝実 馬越嘉彦 |
テル:日笠陽子 ヤス:尾関俊和 テル(子供時代):池田小雪 涼:石川凌 | |
第八話 | 風巻立つ | 宮田亮 そ〜とめこういちろう |
馬場充子 加々美高浩 西位輝実 安彦英二 杉光登 馬越嘉彦 |
イブキ:齋藤陽介 父親:高橋広司 継母:桜井明美 | |
第九話 | 潮わく谷 | 下司泰弘 | 西位輝実 安彦英二 馬越嘉彦 |
豊一:松下哲 豊一の嫁:きっかわ佳代 豊一の父:竹本和正 豊一の父(25歳):佐賀孔生 千代:辻良江 | |
第十話 | 冬の底 | そ〜とめこういちろう | 杉光登 馬場充子 西位輝実 安彦英二 馬越嘉彦 |
- | |
特別編 | 棘のみち | そ〜とめこういちろう 長濵博史 |
西位輝実 安彦英二 馬場充子 馬越嘉彦 |
クマド:三上哲 淡幽(幼少時代):蒲生彩華 クマド(幼少時代):西田光貴 薬袋の爺さま:北川米彦 薬屋:チョー 農民男:浜添伸也 | |
第十一話 | 草の茵 | 下司泰弘 | 西位輝実 馬場充子 |
ギンコ:沢城みゆき スグロ:中尾隆聖 | |
第十二話 | 香る闇 | 布施康之 | 安彦英二 馬越嘉彦 |
カオル:古川登志夫 郁:柿沼紫乃 | |
第十三話 | 残り紅 | 下司泰弘 | 西位輝実 馬場充子 |
みかげ:鈴木れい子 陽吉:西村知道 | |
第十四話 | 隠り江 | 大久保富彦 | 飯飼一幸 関口雅浩 津熊健徳 |
ゆら:越川詩織 スミ:島本須美 | |
第十五話 | 光の緒 | 桜井弘明 | 木村泰大 | 安彦英二 馬越嘉彦 |
ゲン:金沢凜 ゆい:東郷すばる ゲンの父:浜添伸也 |
第十六話 | 壺天の星 | 大地丙太郎 | 下司泰弘 | 佐藤浩一 馬越嘉彦 |
イズミ:松浦亜弓 ミズホ:飯野茉優 |
第十七話 | 水碧む | 長濵博史 | 布施康之 | 西位輝実 馬場充子 馬越嘉彦 |
涌太:潘めぐみ タキ:折笠冨美子 |
第十八話 | 雷の袂 | 長濵博史 そ〜とめこういちろう |
下司泰弘 | 安彦英二 西位輝実 馬場充子 馬越嘉彦 |
レキ:山田瑛瑠 しの:小橋めぐみ |
第十九話 | 泥の草 | 大久保富彦 | 飯飼一幸 関口雅浩 津熊健徳 馬越嘉彦 |
草介:古賀瑠 シゲル:矢部雅史 シノブ:塚本淳也 | |
第二十話 | 常の樹 | 桜井弘明 | そ〜とめこういちろう | 西位輝実 馬場充子 安彦英二 佐藤浩一 馬越嘉彦 |
幹太:辻本耕志 幹太の母:清野佳津美 幹太の妻: 雪乃さやか ふたば:秋葉月花 ワクリの長老:羽佐間道夫 イサザ(少年):小清水亜美 |
蟲語(続章)
放送(続章)
放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送話 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
前半エピソード | |||||
TOKYO MX | 2014年4月5日 - 6月21日 | 土曜日 0:00 - 0:30(金曜深夜) | 1話 - 10話 | 独立局 | 『E!TV』枠 |
群馬テレビ | |||||
BS11 | BSデジタル放送 | 『ANIME+』枠 | |||
とちぎテレビ | 土曜日 0:30 - 1:00(金曜深夜) | 独立局 | |||
ニコニコ生放送 | 土曜日 23:30 - 0:00 | ネット配信 | 最新話1週間無料 | ||
ニコニコチャンネル | 2014年4月6日 - 6月22日 | 日曜日 0:00(土曜深夜) 更新 | 同上後に有料 | ||
朝日放送 | 2014年4月10日 - 6月26日 | 木曜日 2:14 - 2:44(水曜深夜) | テレビ朝日系列 | 『水曜アニメ〈水もん〉』枠 第1部 数話で時間変更 | |
J:COMオンデマンド | 2014年4月11日 - 6月27日 | 金曜日 0:00 (木曜深夜)更新 | ネット配信 | 最新話有料 | |
GYAO! | 2014年4月13日 - 6月29日 | 日曜日 1:00(土曜深夜) 更新 | 最新話1週間無料 | ||
GYAO!ストア | 同上後に有料 | ||||
バンダイチャンネル | 有料会員最新話1週間無料 | ||||
楽天ショウタイム | 2014年4月15日 - 7月1日 | 火曜日 0:00(月曜深夜) 更新 | 最新話1週間無料後、有料 | ||
ファミリー劇場 | 2014年10月13日 - 10月16日 | 月曜 - 木曜 23:00 - | CS放送 | リピート放送あり | |
特別編 | |||||
BS11 | 2014年8月20日 | 水曜日 23:00 - 0:00 | 特別篇 | BSデジタル放送 | |
TOKYO MX | 2014年8月24日 | 日曜日 20:00 - 21:00 | 独立局 | ||
朝日放送 | 2014年10月9日/ 2014年10月16日 |
木曜日 2:44 - 3:14(水曜深夜) 木曜日 2:59 - 3:29(水曜深夜) |
テレビ朝日系列 | 『水曜アニメ〈水もん〉』枠 第2部 前後編2週に分けて放送 | |
後半エピソード | |||||
TOKYO MX | 2014年10月19日 - 12月21日 | 日曜日 0:30 - 1:00(土曜深夜) | 11話 - 20話 | 独立局 | 『E!TV』枠 |
とちぎテレビ | 数話で時間変更 | ||||
群馬テレビ | |||||
BS11 | BSデジタル放送 | 『ANIME+』枠 | |||
朝日放送 | 2014年10月23日 - | 木曜日 2:44 - 3:14(水曜深夜) | テレビ朝日系列 | 『水曜アニメ〈水もん〉』枠 第2部 |
鈴の雫
劇場作となる特別編。2015年5月16日に劇場公開された。ゲストの担当声優はカヤは齋藤智美、葦朗は小川ゲン。
CD・DVD・ブルーレイ
CD
- アリー・カー/増田俊郎『蟲師 The Sore Feet Song/CW:蟲宴』マーベラスエンターテイメント、2005年10月21日発売 MJCD-23010
- アリーのアルバム『Calling Out To You』に収録されていた既存曲の「The Sore Feet Song」、そのTV Size版、増田作曲によるBGM「蟲宴」の3曲を同時収録したもの。
- 増田俊郎『蟲師 オリジナル サウンドトラック 蟲音 前』同上、2006年3月24日発売 MJCD-20053
- 同上『蟲師 オリジナル サウンドトラック 蟲音 後』同上、2006年6月23日発売 MJCD-20061
- アニメ第1期のBGM集。『前』は「緑の座」から「一夜橋」まで、『後』は「籠のなか」から「草を踏む音」までを収録。
- Lucy Rose 『Shiver』 ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル、2014年6月11日配信開始 id880977120
- 2012年9月24日に発売されたアルバム『Like I Used To』から日本独自企画としてシングルカット。ジャケットにギンコのビジュアルが用いられている。2013年にミュージック・ビデオも制作されている。
- 増田俊郎『蟲師 サウンドトラック 蟲音 続』アニプレックス、2014年6月25日発売 SVWC-7999
- アニメ特別篇および第2期のBGM集。主に劇中の場面音楽が中心で、エンディングテーマで収録されているのは『日蝕む翳』での「日向」のみとなっている。
- 増田俊郎『蟲師 オリジナルサウンドトラック 蟲音 全』株式会社マーベラス、2015年1月28日発売 MJSA-01142〜3
- 2006年発売のサウンドトラック『蟲音 前』及び『蟲音 後』の音源をリマスターし、二枚組として再発売したもの。ただし 『前』『後』で重複して収録されていた「The Sore Feet Song」TVサイズ版は、『前』に相当する Disc 1 収録分がフルサイズ版に差し替えられている。
- 増田俊郎『蟲師 サウンドトラック 蟲音 結』アニプレックス、2015年7月22日発売 SVWC-70090
- 劇場版特別編「鈴の雫」および TV第2期のレギュラーBGM集。
- アリーのアルバム『Calling Out To You』に収録されていた既存曲の「The Sore Feet Song」、そのTV Size版、増田作曲によるBGM「蟲宴」の3曲を同時収録したもの。
- アニメ第1期のBGM集。『前』は「緑の座」から「一夜橋」まで、『後』は「籠のなか」から「草を踏む音」までを収録。
- 2012年9月24日に発売されたアルバム『Like I Used To』から日本独自企画としてシングルカット。ジャケットにギンコのビジュアルが用いられている。2013年にミュージック・ビデオも制作されている。
- アニメ特別篇および第2期のBGM集。主に劇中の場面音楽が中心で、エンディングテーマで収録されているのは『日蝕む翳』での「日向」のみとなっている。
- 2006年発売のサウンドトラック『蟲音 前』及び『蟲音 後』の音源をリマスターし、二枚組として再発売したもの。ただし 『前』『後』で重複して収録されていた「The Sore Feet Song」TVサイズ版は、『前』に相当する Disc 1 収録分がフルサイズ版に差し替えられている。
- 劇場版特別編「鈴の雫」および TV第2期のレギュラーBGM集。
DVD・ブルーレイ
- 『蟲師 其ノ壱』マーベラスエンターテイメント(以下同じ)、2006年1月25日発売 AVBA-22501
- 『蟲師 其ノ弐』2006年3月29日発売 AVBA-22502
- 『蟲師 其ノ参』同上 AVBA-22503
- 『蟲師 其ノ肆』2006年5月31日発売 AVBA-22504
- 『蟲師 其ノ伍』同上 AVBA-22505
- 『蟲師 其ノ陸』2006年7月26日発売 AVBA-22506
- 『蟲師 其ノ漆』同上 AVBA-22507
- 『蟲師 其ノ捌』2006年9月27日発売 AVBA-22508
- 『蟲師 其ノ玖』同上 AVBA-22509
- 『蟲師 初回限定特装版 第一集』2006年1月25日発売 AVBA-22485〜6
- 『蟲師 初回限定特装版 第二集』2006年3月29日発売 AVBA-22487〜8
- 『蟲師 初回限定特装版 第三集』2006年5月31日発売 AVBA-22489〜90
- 『蟲師 初回限定特装版 第四集』2006年7月26日発売 AVBA-22491〜2
- 『蟲師 初回限定特装版 第五集』2006年9月27日発売 AVBA-22493〜4
- 『蟲師 特別編集 -蟲往来- 初回限定特装版』2006年11月29日発売 AVBA-22953〜4
- 『蟲師 特別編集 -蟲往来- 通常版』同上 AVBA-22955
- BSフジにて放送されたのみだった「蟲師ダイジェスト」が収録されている一方、限定版にのみ後述の受注限定版フィギュアの購入権チケットが封入されていた。
- 『蟲師 二十六譚 DVD Complete BOX』2008年3月28日発売 AVBA-26670〜8
- 『蟲師 二十六譚 Blu-ray BOX』2009年3月27日発売 AVXA-29045〜9
- 『【特別価格限定版】 蟲師 二十六譚 Blu-ray BOX スタンダード版』マーベラスAQL、2013年12月20日発売 AVXA-62625〜8/P
- 『蟲師 特別篇 日蝕む翳』アニプレックス(以下同じ)、2014年4月23日発売、BD:ANSX-3560、DVD:ANSB-3560
- 『蟲師 続章 一 完全生産限定版』2014年7月23日発売 BD:ANZX 3561-3562、DVD:ANZB 3561-3562
- 以下の続巻も含め 各話のエンディングテーマが収録されたサウンドトラックCDなどが付属。
- 『蟲師 続章 二 完全生産限定版』2014年9月24日発売 BD:ANZX 3563-3564、DVD:ANZB 3563-3564
- 『蟲師 続章 三 完全生産限定版』2014年12月17日発売 BD:ANZX 3565-3566、DVD:ANZB 3565-3566
- 『蟲師 続章 四 完全生産限定版』2015年1月28日発売 BD:ANZX 3567-3568、DVD:ANZB 3567-3568
- 『蟲師 続章 五 完全生産限定版』2015年3月25日発売 BD:ANZX 3569-3570、DVD:ANZB 3569-3570
- 『蟲師 続章 六 完全生産限定版』2015年7月22日発売 BD:ANZX 3571-3572、DVD:ANZB 3571-3572
- BSフジにて放送されたのみだった「蟲師ダイジェスト」が収録されている一方、限定版にのみ後述の受注限定版フィギュアの購入権チケットが封入されていた。
- 以下の続巻も含め 各話のエンディングテーマが収録されたサウンドトラックCDなどが付属。
フィギュア
- 『RAH(リアルアクションヒーローズ) No.308 蟲師 ギンコ(受注限定版)』メディコム・トイ、2006年11月29日受付開始
- 『RAH No.297 蟲師 ギンコ』同上、2007年1月発売
- 衣装・小物の構成は限定版が「柔らかい角」、通常版が「緑の座」「虚繭取り」を基にしている。
- 衣装・小物の構成は限定版が「柔らかい角」、通常版が「緑の座」「虚繭取り」を基にしている。
派生作品など
蟲師(映画)
ゲーム
ジャンル | ライフシミュレーション |
---|---|
対応機種 | ニンテンドーDS |
開発元 | Tenky |
発売元 | マーベラスエンターテイメント |
プロデューサー | 長濵博史(総監修) |
シナリオ | 桑畑絹子 |
音楽 |
増田俊郎 たなかかずや(音響監督) |
美術 | 馬越嘉彦(キャラクターデザイン) |
人数 | 1人 |
メディア | 専用ゲームカード |
発売日 | 2008年1月31日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 | 漆原友紀(監修) |
概要
アニメ版のスタッフが手掛けたオリジナルの携帯型ゲーム作品。
プレイヤーキャラクターはアバターだが、ギンコだけでなく淡幽や多くの蟲が原作からゲスト出演しており、逆に当作の核心となる「蟲垂衣(ムシノタレギヌ)」と類似性があると思しきものが「光の緒」にて描かれてもいる。
ゲーム雑誌『ファミ通』のクロスレビューでは26/40点と評価された。
システム
プレイヤーは蟲師見習いとなって里を巡り全100種類いる蟲を集めるライフシミュレーションゲーム。蟲を集める時間は日中の昼間〜夜。夜を過ぎると自宅に帰るかその場で野宿するか選択する。体力の項目があり、マップの切り替えをすると減り、零になると倒れて自動的に帰宅する。日付が無く蟲を集めるのに期限はない。テレビアニメのようなナレーションとアニメの楽曲も使用されている。ギンコと淡幽のみフルボイス。
登場人物
主人公(男/女)
主人公の姉
主人公の母
ヤクノ
ギンコ (声 - 中野裕斗)
狩房淡幽 (声 - 小林愛)
ストーリー
第一部 蟲師見習い
第二部 天降る里
第三部 完結篇
蟲
採取が目的の100種類の蟲は省略。
蟲垂衣(ムシノタレギヌ)
朗読劇
『詠舞台 蟲師』(よみぶたい むしし)のタイトルで、2015年3月18日から29日までスパイラルホールにて公演。舞台原案はアニメでの監督を務めた長濱博史が、製作総指揮・脚本・演出は中村和明(ワムハウス)が担当。
内容
「緑の座」「雨がくる虹がたつ」「一夜橋」「野末の宴」「花惑い」「鏡が淵」の6作のうち、1公演で2作を上演する。
キャスト(朗読劇)
メイン(全作に出演)
- ギンコ - 中野裕斗
- 淡幽 - 小林愛
- 声 - 土井美加
緑の座
- 五百蔵しんら - 三瓶由布子
雨が来る虹が立つ
- 虹郎 - 前田剛
- 虹郎の父 - 松山鷹志
一夜橋
- ゼン - 加古臨王
- ハナ - 稲村優奈
野末の宴
- 禄助 - 上村祐翔
花惑い
- 柾 - 宮本充
- みき - 石川由依
鏡が淵
- 真澄 - 白石晴香