ヤング・ジャスティス (アニメ)
アニメ
原作:Young Justice,
キャラクターデザイン:フィル・ボーラッサ,
音楽:クリストファー・カーター他,
アニメーション制作:ワーナー・ブラザース・アニメーション,
製作:DCエンタティメント,
放送局:カートゥーン・ネットワーク,
話数:シーズン1:26シーズン2:20シーズン3:26,
以下はWikipediaより引用
要約
ヤング・ジャスティス(Young Justice)は、DCコミックス社の同題のアメリカン・コミックスを原作とするアメリカのテレビアニメ、及び作品中に登場する架空のスーパーヒーローチームの名称。2019年にシーズン3となる続編の『Young Justice: Outsiders』が放映された。2021年にはシーズン4となる『Young Justice: Phantoms』が放送予定。
概要
さまざまな特殊能力を持ったティーンエイジャーの若きヒーローたちの成長と活躍を描く。制作を担当するのは多くのヒーローアニメを手がけてきたアニメーター兼演出家のブランドン・ヴィエッティと、脚本家のグレッグ・ワイズマン。
登場人物
ヒーロー
ヤング・ジャスティス
アクアラッド、ロビン、キッド・フラッシュ、スーパーボーイは第1話「インディペンデンス・デイ」から登場、ミス・マーシャンは第2話「チーム誕生」からチームに加入している(ただし、事件解決後)。アルテミス以降は、順次参加。
創設メンバー
ナイトウィング / ロビン
声 - 小野塚貴志 / 英 - ジェシー・マッカートニー
本名:ディック・グレイソン
バットマンのサイドキック。13歳(第1シーズン)。初代ロビン。
優れた戦闘能力を持ち、棒術や格闘術に加え、ハイテクガジェツトを駆使して戦う。コンピュータのハッキングなどメカにも強い天才。第1シーズンでは、チームの中で最年少だが、実戦経験が最も豊富なメンバー。ゴッサム・アカデミーに通っている。
当初はリーダーを目指していたが、精神的に未熟でワンマンなために周囲の賛同が得られなかった。一方でアクアラッドが不在の時には、臨時リーダーを任されており、アクアラッドからは、ロビンがリーダーに相応しくなったときにリーダーの座を譲るといわれている。第2シーズンの5年後では、ナイトウィングを名乗って、チームのリーダーとなっており、精神的にも成長している。
原作コミック『ヤング・ジャスティス』に登場するロビンは、ディック(初代)ではなくティム・ドレイク(3代目)である(本作シーズン2に登場)。
アクアラッド
本名:カルダラーム / 愛称:カルダー
声 - 松田健一郎 / 英 - カリー・ペイトン
アトランティスの王であるアクアマンのサイドキックでチームのリーダー。アトランティス人(海底人)。16歳。
魔法と科学を合わせた戦闘技術を習得しており、水を自在に操れる。身体能力も地上人を上回るが、乾燥や高熱にだけは弱い。首筋にはエラ、指の股には水かきがある。冷静な知性や謙虚な人柄を持ち、チーム内では最も精神的に成熟している。第4話「降下地点」にて、的確な判断力・実行力を皆に認められ、チームのリーダーとなる。
第2シーズンでは、元恋人のトゥーラの死に加え、自分がブラックマンタの息子であるという出生の秘密を隠していたアクアマンに怒り、父であるブラックマンタのもとに身を寄せ、父と同じくブラックマンタを名乗っている。
スーパーボーイ
本名:コナー・ケント
声 - 新垣樽助 / 英 - ノーラン・ノース
元はカドモスの「プロジェクトKr」(小文字のkrはクリプトンの意味)において生み出されたスーパーマンのクローン。生後16週目(肉体年齢は16歳)。
スーパーマンの能力を全ては使うことはできないが、スーパーマンと同等の並外れた怪力や頑丈さを誇る。コナーという名前は、第10話「ターゲット」で学校に通う(人間社会を学習する)ことになり、ミス・マーシャンから名付けられた。ケントという苗字はマーシャン・マンハンターから贈られたが、コナーとメーガンはケント・ネルソン(先代ドクター・フェイト)由来のものと思っている。
実はスーパーマンのDNAにレックス・ルーサーのDNAを混ぜて生み出されており、空を飛ぶことやヒートビジョンを使うことができなかったのは、人間の遺伝子が邪魔をしていたからであった。ルーサーから渡された「シールド」というシールを腕に張る(ニコチンパッチのように使用する)ことで地球人のDNAを抑え、クリプトン星人由来の力を使えるようになった。スーパーマンに対しては父親に対する感情のような物を抱いており、彼に認められたいと思っている。
第11話「アイスヴィランの計画」でベルレーヴ刑務所に潜入した時に、ミス・マーシャンと恋仲になる。第2シーズンでは、ミス・マーシャンと別れている。
ミス・マーシャン
本名メーガン・モールス / 火星名:メガン・モールズ / 愛称:メーガン
声 - 北原知奈 / 英 -ダニカ・マッケラー
マーシャン・マンハンターの姪であり、彼のサイドキックである火星人の少女。48歳(地球年齢では16歳)。
変身能力や空を飛ぶことができることに加え、テレパシーやテレキネシスなどの超能力を持つ。地球人と火に弱い。口癖は「そうだわ、メーガン!」であるが、第21話「メーガンの秘密」で由来が判明。『そうだわメーガン!』という、過去のコメディドラマに出てくる女子高校生の主人公「メーガン」の口癖がオリジナルであり、彼女とドラマに心酔するメガン・モールズは、地球での姿を彼女そっくりにしていた。
緑色火星人のふりをしているが、実際は白色火星人であり、本体は、より一層人間ばなれした姿をしている。第11話「アイスヴィランの計画」でベルレーヴ刑務所に潜入した時に、スーパーボーイと恋仲になる。第2シーズンでは、スーパーボーイと別れ、ラグンボーイと恋人同士になっている。
追加メンバー
アルテミス
本名:アルテミス・リアン・クロック
声 - 中嶋ヒロ / 英 -ステファニー・ルムラン
グリーンアローの新たなサイドキックとなった少女。15歳。ロビンと同じくスーパーパワーは持たないが、卓越した格闘術と弓術を持っている。第6話「新たなチームメイト」でグリーンアローの姪として紹介され、チームに加わる。
本人は乗り気でなかったが、母の願いでゴッサム・アカデミーに通うことになる(バットマンの計らいである)。その後、グリーンアローの姪ではないことが判明。実はヴィランであるスポーツマスターの娘であり、リーグ・オブ・シャドウズのチェシャの妹である。第2シーズンの5年後では、キッド・フラッシュと恋人同士となっており、彼とともにヒーローを引退している。
第2シーズン第33話「深層」では、通信衛星打ち上げの護衛任務でアクアラッドに刺され、死亡。しかしこれは殺したふりで、ナイトウイング、アクアラッド、キッド・フラッシュの四人だけで計画した、ライトのことを探る偽装潜入作戦であった。
マル・ダンカン
ジャスティス・リーグ
グリーンランタン / ハル・ジョーダン
ドクター・フェイト / ザターラ
声 - 小林親弘 / 英 - ノーラン・ノース
リーグのメンバー。ザターナの父親。
「仕組まれたカオス」で、ザターナがクラリオンを倒すためドクター・フェイトになったが、彼女の身代わりとしてザターラがフェイトとなった。
レッドアロー / スピーディー / ロイ・ハーパー
声 - 私市淳 / 英 - クリスピン・フリーマン
グリーンアローの養子で、彼の元サイドキック。第1シーズン第1話「インディペンデンス・デイ」では、自分を一人前として扱わない彼に反発し、「レッドアロー」と名乗り、彼のもとを離れた。 ロビンたちにチームに入るように誘われるが、拒否して独自で活動を始めた。
その後リーグの正式メンバーとなるが、実はヴァンダル・サベージがリーグにスパイとして送り込むため、スピーディ(ロイ・ハーパー)を攫い、カドモスで作られたクローンである。
第2シーズン第4話「サルベージ」では、チェシャと結婚し、無意識の内に彼女との間に娘を儲けていたことが判明した。
その他のヒーロー
ドクター・フェイト / ケント・ネルソン
声 - / 英 - エドワード・アズナー
先代のドクター・フェイトでジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)のメンバーであった元ヒーロー。
引退後は運命の塔でヘルメットを管理していたが、それを狙ったクラリオンと戦いで命を落とし、彼の精神は運命のヘルメットに宿ることとなった。第1シーズン第19話「仕組まれたカオス」ではヘルメットに宿る秩序の主ナブーにより、ヘルメットから解放されたことが判明した。
ヴィラン(敵)
ライト
ラーズ・アル・グール
ムッシュ・マーラー
魔法少年クラリオン
レックス・ルーサー
声 - / 英 - マーク・ロルストン
レックス・コープのCEO。「ターゲット」では南北に分かれて対立するアジアの国リレージアの和平会談での調停役を務めていた。
プロジェクトKrの新理事長となっているが、実はカドモスの設立者でスーパーマンのクローンを作らせた張本人。
ヴァンダル・サベージ
オーシャンマスター
クイーン・ビー
インジャスティス・リーグ
ジョーカー
ヴァーティゴ伯爵
声 - 小柳良寛 / 英 - スティーヴン・ブルーム
ジョーカーらとともにインジャスティスリーグを結成するが、リーグとヤング・ジャスティスに敗れベルレーブ刑務所に送られる。
「走れ!キッド」ではブラタボー家の人間であるため外交特権により、釈放され母国ブラタバの国王になるため、姪のペルティーダ女王の心臓移植を妨害しようとしたが、キッド・フラッシュに阻止される。再びベルレーブ刑務所に収監されることとなった。
ウルトラ・ヒューマナイト
ポイズン・アイビー
リーグ・オブ・シャドウズ
リーチ
シーズン2に登場。表向きは友好的に人類に接しているが、裏では人類を奴隷としようと目論む。
グリーンビートル
カルト・オブ・コブラ
コブラ
その他のヴィラン
マーク・デズモンド
ブリック/ダニエル・ブリクエル
ベイン
スポーツマスター
プロフェッサー・アイボ
アブラカタブラ
サイモン
声 - / 英 - アラン・テュディック
「奪われた記憶」に登場。テレパシー能力を持つ。ヤング・ジャスティスのメンバーの記憶を奪うが、ミス・マーシャンとスーパーボーイの連携に敗れる。
「メーガンの秘密」ではビアリアの独裁者クイーンビーの指示で、クラックの大統領を操り、ビアリアとの統合を図るが、ミス・マーシャンに敗れる。
アイスクルシニア
アイスクルJr.
アイスクルJr.
キラーフロスト / クリスタル・フロスト
ヒューゴ・ストレンジ
レッドトルネードと同じく風を操る能力を持つロボット。「ハッピー・ハーバーへようこそ」ではロビンたちはレッドトルネードと勘違いした。T.O.モローが作り、彼の助手であるブルームウェル・スティックが操作していた。
レッドトルネードと同じく風を操る能力を持つロボット。「ハッピー・ハーバーへようこそ」ではロビンたちはレッドトルネードと勘違いした。T.O.モローが作り、彼の助手であるブルームウェル・スティックが操作していた。
レッドトルネードと同じくジャスティス・リーグにヒーロとして潜入させるためT.O.モローに作られたアンドロイド。水を操る能力を持つ。自分のことを人間と思い込むようプログラムしたが、不完全であったため失敗作とされた。
レッドトルネードと同じくジャスティス・リーグにヒーロとして潜入させるためT.O.モローに作られたアンドロイド。水を操る能力を持つ。自分のことを人間と思い込むようプログラムしたが、不完全であったため失敗作とされた。
レッドトルネードと同じくジャスティス・リーグにヒーロとして潜入させるためT.O.モローに作られたアンドロイド。火を操る能力を持つ。元の名をファイアー・ブラントという。ヒーローとして完璧でありすぎたため、失敗作とされた。
レッドトルネードと同じくジャスティス・リーグにヒーロとして潜入させるためT.O.モローに作られたアンドロイド。火を操る能力を持つ。元の名をファイアー・ブラントという。ヒーローとして完璧でありすぎたため、失敗作とされた。
T.O.モローが作成した他の三体とは違い、初めからヒーロたちを破壊するため作られたアンドロイド。火山を操る能力を持つ。レッドトルネードら三体に加え、T.O.モローの記憶を持つ。
T.O.モローが作成した他の三体とは違い、初めからヒーロたちを破壊するため作られたアンドロイド。火山を操る能力を持つ。レッドトルネードら三体に加え、T.O.モローの記憶を持つ。
ハーム / ビリー・ヘイズ
パラサイト
その他の人物
スタッフ
メインスタッフ
- 制作プロデューサー - ブランドン・ヴィエッティ、グレッグ・ワイズマン
- リード・キャラクターデザイン - フィル・ボーラッサ
- アニメーション・タイミングディレクター - ジェームズ・ティム・ウォーカー
- エフェクトアニメーション - マシュー・ジラルディ
- 色彩設計 - ジェームズ・ピーターズ
- 編集 - ジョアンナ・レイエス
- キャスティング / 音声監督 - ジェイミー・トマソン
- 音楽 - クリストファー・カーター、マイケル・マッキション、ロリータ・リトマニス
- ラインプロデューサー - デビッド・ウィルコックス
- エグゼクティブ・プロデューサー - サム・レジスター
- アニメーション制作 - ワーナー・ブラザース・アニメーション
- アニメーション協力 - ロット・アニメーション、ムア・アニメーション
- 製作 - ワーナー・ブラザース・アニメーション、DCエンタティメント
日本語版スタッフ
- 演出 - 高寺たけし
- 翻訳 - 横井和子、鈴木紫穂
- 調整 - 根本結花
- 制作 - 尾澤美牧
- 日本語版制作 - カートゥーン ネットワーク、ハーフエイチ・ピースタジオ
放映リスト
シーズン1(米:2011年 - 2012年、日:2013年 - 2014年)
シーズン2(米:2012年 - 2013年、日:2014年 - 2015年)
No. | タイトル | 原題 | 脚本 | ディレクター |
---|---|---|---|---|
27 | 5年後… | Happy New Year | グレッグ・ワイズマン | ティム・ダイヴァー |
28 | 地球人 | Earthlings | ニコール・ダバック | ダグ・マーフィー |
29 | 孤立 | Alienated | ケヴィン・ホップス | メル・ツワイヤー |
30 | 救済 | Salvage | グレッグ・ワイズマン | ティム・ダイヴァー |
31 | 行方不明 | Beneath | ブランドン・ヴィエッティ | ダグ・マーフィー |
32 | 未来からの旅人 | Bloodlines | ピーター・デイビッド | メル・ツワイヤー |
33 | 深層 | Depths | ケヴィン・ホップス ポール・ジアコッポ |
ティム・ダイヴァー |
34 | 賠償 | Satisfaction | グレッグ・ワイズマン | ダグ・マーフィー |
35 | さらなる闇へ | Darkest | ジョン・ワイズマン | メル・ツワイヤー |
36 | 夜明け前 | Before the Dawn | ケヴィン・ホップス | ティム・ダイヴァー |
37 | ホール・オブ・ジャスティスの戦い | Cornered | ニコール・ダバック | ダグ・マーフィー |
38 | レックス・コープ・ファーム | True Colors | ポール・ジアコッポ | メル・ツワイヤー |
39 | 救いの手 | The Fix | グレッグ・ワイズマン | ティム・ダイヴァー |
40 | 4人の逃亡者 | Runaways | ケヴィン・ホップス | ダグ・マーフィー |
41 | ウォーワールド | War | ジョン・ワイズマン | メル・ツワイヤー |
42 | 取り戻した心 | Complications | ケヴィン・ホップス | ティム・ダイヴァー |
43 | 救出 | The Hunt | ブランドン・ヴィエッティ | ダグ・マーフィー |
44 | スカラベの真実 | Intervention | ピーター・デイビッド | メル・ツワイヤー |
45 | 暴露 | Summit | グレッグ・ワイズマン | ティム・ダイヴァー |
46 | 最後のゲーム | Endgame | ケヴィン・ホップス | ダグ・マーフィー |
ゲーム
Young Justice Legacy
受賞歴
- 2011年エミー賞。
- 2013年デイタイム・エミー賞