超探偵事件簿 レインコード
以下はWikipediaより引用
要約
『超探偵事件簿 レインコード』(ちょうたんていじけんぼ レインコード)は、スパイク・チュンソフトより2023年6月30日に発売されたゲームソフト。
あらすじ
第0章 アマテラス急行殺人事件
プロローグ 世界探偵機構 VS アマテラス社
第1章 連続密室殺人鬼クギ男
第2章 暗黒少女の沈黙
第3章 探・偵・失・格
第4章 キミのすべてが0(零)になる
第5章 そしてボクもいなくなった
エピローグ RAIN CODE
登場人物
主要人物
世界探偵機構
ユーマ=ココヘッド
声 - 福原かつみ
このゲームの主人公。世界探偵機構に所属する探偵見習い。自分に関するあらゆる記憶を喪失している。性格は臆病で、記憶も能力もない自分に自信が持てずにいた。しかし、困っている人を見ると放っておけない性格でもあり、次第に自分の正義を貫こうとする意志の強さとなっていく。
第0章では他者の探偵特殊能力を感知でき、第1章からは手をつないだ相手の探偵特殊能力を自分も使うことができる「能力共有」の能力を発現する。
死に神ちゃん
声 - 鈴代紗弓
世界探偵機構の書庫にあった「死神の書」に封印されていたという死神。一人称は「オレ様ちゃん」。契約者であるユーマのことを「ご主人様」と呼び、ユーマを一人前の探偵とするための教育係を自称している。彼女の興味の対象は基本的にユーマしかなく、他の男性には全く靡かないほか、ユーマがクルミやフブキなどの女性と仲良くすると分かりやすく嫉妬する態度を見せる。
普段はマスコットの幽霊のような見た目をしているが、謎迷宮の能力を発動するとゴシック風のドレスを着たツインテールの美少女の姿になる。
ヤコウ=フーリオ
声 - 子安武人
世界探偵機構に所属する探偵。カナイ区に在住しており、区内で唯一の探偵事務所「夜行探偵事務所」を経営している。アマテラス社保安部との衝突を避けたいがために、消極的な行動が目立つ。死に神ちゃんからは「モジャモジャ頭」と呼ばれる。
探偵特殊能力は所持していない。
ハララ=ナイトメア
声 - 石川由依
世界探偵機構に所属する超探偵。性格は冷静沈着で、ロジックによる推理を得意とし、格闘術にも長けている。その一方で金にこだわり、自分への依頼料として高額の金銭を請求するほか、ギャンブルで金を巻き上げようとすることもある。その厳しい態度から、死に神ちゃんからは「悪魔ちゃん」と呼ばれる。
探偵特殊能力は「過去視」で、事件の第一発見者が目にした現場の光景を自分も見ることができる。条件は自分が事件現場にいることと、第一発見者の情報を知っていること。
デスヒコ=サンダーボルト
声 - KENN
世界探偵機構に所属する超探偵。スター探偵を目指しており、調査と称して女性に対してナンパを頻繁に行っている。性格は明るく前向きだが、殺人事件担当ではないため死体を見ることに慣れていない。第2章で共に事件を捜査してからはユーマのことを「マイメン」と呼び、対等な関係となる。
探偵特殊能力は「変装」で、持参するリュックには様々な衣装やメイク道具・変声機などが入っており、これを駆使して性別・体格関係なく別人そっくりになり替わることができる。自分に対してはもちろん、他人に対して施すことも可能。
フブキ=クロックフォード
声 - 大西沙織
世界探偵機構に所属する超探偵。世界の標準時を管理するクロックフォード家の令嬢でもあり、社会勉強の為に両親によって世界探偵機構に入れられたという。冒険家兼探偵を自称しており、様々な場所に冒険に行った経験があるとのこと。抜群の美貌とスタイルとは裏腹に性格は平和主義者かつ天然で、一般常識や金銭感覚が周囲と一致せず困惑させる。死に神ちゃんからは「箱入りビッチ」と呼ばれるが、「箱入り」と呼ばれることには嫌悪感を示す。
探偵特殊能力は「時戻し」で、一定の時間を戻し、行動をやり直すことができる。ただし、一度巻き戻した時間より過去に戻ることは不可能。
ヴィヴィア=トワイライト
声 - 梅原裕一郎
世界探偵機構に所属する超探偵。狭い場所で本を読むのが好きで、よく文学的な表現を交えて話す。平穏な生活が何より尊いと思っており、あまり自分から積極的に行動しない。「はやく死にたい」が口癖。死に神ちゃんからは「貧血ヴァンパイア」と呼ばれる。
探偵特殊能力は「幽体離脱」で、物理法則を無視した霊体となって行動することができる。弱点は、肉体の方は完全な無防備の状態になること。
ナンバー1
アマテラス社
ヨミー=ヘルスマイル
声 - 松岡禎丞
アマテラス社保安部部長。片目を隠した赤髪が特徴。「カナイ区の正義」を自称し、外部から来て事件を解決しようとするユーマたちと真っ向から対立する。
非常に残忍な性格で、カナイ区民や部下を切り捨てることに全く躊躇がない。
スワロ=エレクトロ
スパンク=カッツォーネル
セス=バロウズ
ギヨーム=ホール
ドミニク=フルタンク
マコト=カグツチ
声 - 種﨑敦美
アマテラス社最高責任者。カナイタワーの最上階に住んでいる。常に仮面をつけているが、つけている理由についてははぐらかしている。カナイ区のことを世界一愛していると公言し、現在の保安部の横暴については心を痛めているという。
第0章
プッチー=ラヴミン
声 - 堀江由衣
アマテラス急行に乗り込んだ超探偵。ヘッドホンをした少女。内向的で人付き合いに慣れていない。
探偵特殊能力は「超聴覚」で、集中することで半径500メートル程度のあらゆる音を聞き取ることができる。心音までも聞こえるため、誰かが隠れていないか調べるということも可能。
ジルチ=アレクサンダー
声 - 関智一
アマテラス急行に乗り込んだ超探偵。理知的な性格だが、やや人を見下しているような態度を取る。
探偵特殊能力は「動物調査」で、四足歩行の動物を使役し、人間の入り込めない場所で調査をさせることができる。
メラミ=ゴールドマイン
声 - 田村ゆかり
アマテラス急行に乗り込んだ超探偵。ユーマのことを気遣う優しい性格だが、服についてはこだわりがある。
探偵特殊能力は「降霊術」で、死者が着用していた衣服を着ることで、自分を依代にした降霊を行うことができる。
エイフェックス=ローガン
声 - 森久保祥太郎
アマテラス急行に乗り込んだ超探偵。怒りっぽい性格で、急にやってきたユーマを最初に怪しんだ。
探偵特殊能力は「生命体探知」で、半径50メートル程度の範囲に存在する生命体の位置を感知することができる。
ザンゲ=イレイザー
声 - 秋元羊介
アマテラス急行に乗り込んだ超探偵。右目に眼帯をした貫禄のある老人。一人称は「本官」。
探偵特殊能力は「念写」で、自身の記憶にある光景を写真としてスマートフォンなどのカメラに映すことができる。保持時間は48時間程度だが、別の媒体にコピーすれば永久に残る。
第1章
少年
神父
シスター
使用人
信者
第2章
クルミ=ウェンディー
声 - 戸田めぐみ
エーテルア女学院生徒。祖父から引き継いだ「カナイ区唯一の情報屋」を自称している。超探偵への憧れが強く、特に初めて会って親身になってくれたユーマに懐いている。
アイコの自殺の真実について調べるため、最近になって演劇部に入部した。
カレン
声 - 上田瞳
今回の事件の被害者。エーテルア女学院生徒で、演劇部に所属している。お金持ちのお嬢様だが、演技の実力は折り紙付き。アイコに代わる演劇部の次期スター候補生だった。練習公演では主演の一人・ナターシア役を演じていた。
ワルナ
声 - 高野麻里佳
エーテルア女学院生徒で、演劇部に所属している。派手なメイクとわがままな性格が特徴。数人の取り巻きとしか行動せず、他の演劇部員からはかなり怖がられている。そのせいで、性格の暗い部員達からはハッキリと嫌われており、中には無視したりこっそりと陰口を言う生徒もいる。一方で、取り巻きからは絶大な信頼を寄せられており、彼女達からはとても慕われている様だ。練習公演では主演の一人・アナトリー役を演じていた。
ヨシコ
声 - 和氣あず未
エーテルア女学院生徒で、演劇部に所属している。優しく優等生のしっかり者で、演劇部全体のまとめ役。多くの演劇部員達から慕われており、中には彼女に好意を抱いている生徒もいる。ただし、一部の部員達からはその人気っぷりを妬まれて敵視されており、演劇部員の全員と仲が良いと言う訳ではなさそうだ。練習公演では演出助手を担当していた。
クラネ
声 - 田所あずさ
エーテルア女学院生徒で、演劇部に所属している。役者としての実力はトップクラスで、個性派な演技で人気を博しているが、普段は無愛想で影が薄い。周囲から浮いていることも相まって、一部の演劇部員からはかなり嫌われており、あからさまに嫌悪しながら塩対応する者もいれば会話することすら拒んでガン無視する部員もいる。ただ、面倒見は良いので彼女を慕う部員も少なくない。練習公演では照明を担当していた。
女教師
第3章
シャチ
声 - 津田健次郎
今回の事件の被害者。ドーヤ地区に拠点を構えるレジスタンス組織のリーダー。豪快な性格だが仲間思いで、組織での信頼は厚い。アマテラス社の打倒をモットーにしているが、組織としては非暴力を訴えている。
サーバン
イカルディ
マーグロー
イルーカ
用語
世界探偵機構
一定以上の能力を持っていると見なされた者には組織に所属する証として「探偵証」が発行される。
超探偵
カナイ区
アマテラス社
現在はその中でも保安部の力が強く、警察のような役割も担っているが、捜査自体は杜撰で区民の不満が密かに高まっている。
謎迷宮
ユーマのみが振るうことができる「解刀(かいとう)」と呼ばれる刀と、事件の手がかりを具現化した「解鍵(かいかぎ)」を組み合わせることで、謎を解いていく。
迷宮内では、謎を解かれたくないと思っている人物の姿を模した「謎怪人(なぞかいじん)」が出現し、謎の解明を妨害することもある。
謎がすべて解明されると真犯人の魂が露出し、死に神ちゃんがその魂を狩ることで現実世界のその人物は死亡する。
ダウンロードコンテンツ
ダウンロードコンテンツとして探偵達を主役としたエピソードが制作され、2023年7月27日にデスヒコ編『カリスマ探偵VS怪盗九尾の猫』、8月31日にフブキ編『フブキの最高に幸運な1日』、9月28日にハララ編『Raining Cats & Dog』、10月26日にセットでヴィヴィア編『臨死探偵』 / ヤコウ編『ありがとう、私の探偵さん』が発売された。
メディアミックス
小説
本作の予約特典として、「超探偵のなり方 ヤコウ=フーリオの場合」が封入されていた。作者は小泉陽一朗。本作の登場人物であるヤコウの過去が描かれている。
また、ノベライズとして篠宮夕による『超探偵事件簿 レインコード オレ様ちゃんはお嫁さん!?』と、綾里けいしによる『超探偵事件簿 レインコード ユーマを待ちながら』が刊行された。どちらもゲームにはないオリジナルのストーリーで、『オレ様ちゃんはお嫁さん!?』は死に神ちゃんが実体化したことから始まる物語、『ユーマを待ちながら』は本編の前に超探偵達がそれぞれ関わった事件を描いた短編集となっている。
書誌情報(小説)
- 篠宮夕(著)・スパイク・チュンソフト(原作・監修)・おむたつ(イラスト) 『超探偵事件簿 レインコード オレ様ちゃんはお嫁さん!?』 KADOKAWA〈富士見ファンタジア文庫〉、2023年8月20日初版発行(2023年8月19日発売)、ISBN 978-4-04-075109-2
- 綾里けいし(著)・スパイク・チュンソフト(原作・監修)・花澤明(イラスト) 『超探偵事件簿 レインコード ユーマを待ちながら』 KADOKAWA、2023年8月30日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-737581-9
漫画
公式Twitterおよび公式サイトにて、まご作画による4コマ漫画が掲載された。
週刊コロコロコミックにて、ゲーム発売日と同日にぱげらった作の漫画「超外伝事件簿レインコード」が公開された。全2話。死に神ちゃんが普段から美少女の姿でいるなど、一部原作とは違う設定がある。
月刊コミックジーン2023年8月号から、紺野ぱる作のコミカライズが連載されている。
書誌情報(漫画)
- 紺野ぱる(漫画)・スパイク・チュンソフト(原作) 『超探偵事件簿 レインコード』 KADOKAWA〈MFコミックス ジーンシリーズ〉、既刊1巻(2023年8月25日現在)
- 2023年8月25日発売、ISBN 978-4-04-682597-1