ライオン・キングのティモンとプンバァ
以下はWikipediaより引用
要約
『ライオン・キングのティモンとプンバァ(原題:The Lion King's Timon & Pumbaa)』は、アメリカ合衆国の『トゥーンシティ』と『ウォルト・ディズニー・テレビジョン』で1995年9月8日から1999年10月24日まで放送されたテレビアニメである。略称は「ティモプン」。
概要
1994年に公開されたディズニーの長編アニメーション映画『ライオン・キング』のキャラクター、ミーアキャットのティモンとイボイノシシのプンバァが主役のスピンオフ作品。
内容は基本的に一話完結式で、ティモンとプンバァの2人が世界中を旅行し、行く先々で騒動に巻き込まれるというもの。映画とのつながりははっきりしていないが、時々「ライオン・キング」のキャラクターが登場し、稀にそのキャラクターがメインでティモンとプンバァが一切登場しない番外編も存在する。
字幕放送を実施。ティモンの声は黄色、プンバァの声は水色、その他のキャラクターの声は白で表示される。
彼らのモットーである「悩まずに生きること」を示す合言葉の「ハクナ・マタタ」は、本作ではそれ以外でも感嘆詞のように扱われている。
登場キャラクター
※声優の表記は「(原語版)/(日本語吹替版)」
主人公
ティモン
声 - ネイサン・レイン→ケビン・ショーン→クイントン・フリン/三ツ矢雄二
陽気でお調子者のミーアキャット。虫が大好物で、世界中の虫を食べ歩いている(ただしカメムシは大嫌い)。魚は大の苦手だが、キャビアを虫の卵だと勘違いして賞味した事がある。
元々は大勢のミーアキャットの仲間と暮らしつつ、コロニーで裏門の警備を勤めていた。しかし、恋心を寄せていた大公の娘・タチアナに仕事を放棄して告白に行った事が、一匹のヘビにコロニーへの侵入を許してしまう。コロニー内は大混乱となり、おまけにタチアナはヘビに連れ去られてしまい、ティモンは罰としてコロニーを追放されてしまう。その後、プンバァと出会い、一緒に放浪するようになる。
『ライオン・キング』シリーズに比べ、悪い面がより強調されており、プライドが高いが小心者でせっかちで利益のためなら何でもする性格だが、友情には厚い面も持っている。プンバァとは「大大大親友」だが、体が小さいのがコンプレックスで彼よりも上に見られたいと思っている。
余計なことを言って事態を悪化させることが多く、大抵のアイデアも失敗に終わるがプンバァと協力して切り抜けている。くだらないジョークを言うのが好き。
青いスーツケースを持ち歩いており、あからさまにスーツケースのサイズより大きいものでも大概は入る。中には異常な量の雑多なもの(中には核ミサイルなどかなり物騒なものも入っている)が詰め込まれているが、一度「南極みやげの氷の塊」しか入っていなかったことがある。
子ミーアキャット協会から成人するように連絡が来たことがあり、未成年の可能性がある。プンバァのことを酷く罵倒したり見捨たりすることもあるが、最後には仲直りする。回によっては喧嘩して終わるバッドエンドの回もある。
一度、プンバァが雷に打たれて記憶喪失になった時は自分たちがこれまで旅立って来た冒険談を話して記憶を戻したものの、今度は自分が記憶を失ってしまった。
プンバァ
声 - アーニー・サベラ/小林アトム(1話〜7話Aパート、14話、15話Aパート)→畠中洋(7話Bパート〜13話、15話Bパート~85話)
呑気で大食いのイボイノシシ。ティモンと同じく虫が大好物。
元々はイボイノシシの仲間と暮らしていたが、強烈な体臭が原因で追い出されてしまう。その後、ティモンと出会い、一緒に放浪するようになる。
優しく真面目な性格のいわゆる「バカ正直」で、それ故に言わなくても良いことを言って事態を悪化させることもしばしばあるが、結果的に助かることが多い。お人好しでかなりの臆病でもあるが、怒ると怖い。陽気で食いしん坊で、少し間が抜けている(頭のコンセントが抜けているらしい)。ティモンよりも常識があり、地頭も良いが本人はティモンの方が頭が良いと思っている。一方でティモン同様見栄っ張りで後先考えず行動することもある。
ティモンとは「大大大親友」で、ティモンの事を大切に思っている。彼の体臭にはティモンも苦労している。
家族には従兄弟のミルドレッド(名前のみ登場)と、アーニーおじさん(夢の中にのみ登場)と、ボリスおじさんがいる。他の家族の事はあまり分かっていない。子イボイノシシ協会から成人するように連絡が来たことがあり、未成年の可能性がある。但し許嫁が登場した。
一度、雷に打たれて記憶喪失になったこともあったが、ティモンがこれまでの冒険談を話したことで記憶が戻るも、今度はティモンが記憶をなくしてしまい、視聴者にティモンの記憶を戻してくれと頼む。
サブキャラクター
クイント
スピーディ
声 - コーリー・バートン/梁田清之
歌が上手いカタツムリ。非常に珍しい個体らしく、行く先々で狙われてしまう。初めて出会った時にティモンとプンバァに捕まり食べられそうになったが、すぐに友人となる。「スピーディ」の名前はその際にティモンが名付けた。その正体は、世界中で大人気の「スーパーヒーローX」なのだが、秘密にしている。彼が登場する話のラストでは、ティモン達と別れた直後に鳥にさらわれ、それを2人が追いかけるというのがお約束となっている。
フレッド
声 - S・スコット・ブロック/千葉繁
ティモンの古くからの「大大親友」である金髪で赤鼻のミーアキャット。様々ないたずらを仕掛けるのが大好きだが、自分が面白ければ友達を痛め付けても構わないと考えるなど悪趣味な性格。『本当の友達はだれ?』でティモンと久々に再会してからプンバァとも仲良くなるが、「ティモンを恐がらせてやれ」という命令にプンバァが応じなかったため、腹癒せに2人を仲間割れさせようと企む。しかし、2人のどんでん返しによって、結果的に自らが仕掛けた落とし穴に落とされてしまった。その後もエイプリル・フールにティモンの母と称して女装しシャトルで月に送られるなど、ティモン・プンバァの前に現れては悪戯を仕掛けるが彼らから仕打ちを受けるという役回りとして登場する。
原住民
アーウィン
声 - チャーリー・アドラー/江原正士
ペンギン。当の本人は悪気こそないが、何かをする為に騒動を引き起こすいわゆる疫病神で、周囲の人たちは彼と会う度に散々な目に遭っている。その為、初めは仲良くし、プンバァも悪気がないから許してやろうとしたがあまりの災難続きに二人は彼を避けるようになった。
「ライオン・キング」のキャラクター
シンバ
ザズー
ゴーファー
ラフィキ
シェンジ・バンザイ・エド
声 - トレス・マクニール/片岡富枝(シェンジ)、ロブ・ポールセン/樋浦勉(バンザイ)、ジム・カミングス/安原義人(エド)
「ライオン・キング」でスカーを殺害して以来、ジャングルを徘徊しているハイエナトリオ。メスのハイエナがリーダーのシェンジ、短気な性格をしているのがオスのバンザイ、いつも笑ってばかりいるのがエド。常に腹をすかせており獲物を探し回っている。狩りなどで獲物をめぐって喧嘩したりするトラブルメーカーだが、なんと言っても仲が良い。彼らが主役のエピソードもある。漫才トリオのような会話をしていて、シェンジは自分たちより強い相手に対して礼儀正しく、バレエ練習をするなど純粋な女の子っぽい一面があるお色気女王様系のツッコミ担当、バンザイはジャズが好きで歌が上手いが、ドジや振り回される側が多いコメディリーフ、エドはオモチャが大好きな子供っぽく強度のボケ担当。年齢は人間で言うと26〜28歳の不良。
その他のキャラクター
グライド
パイパー
声 - エイプリル・ウィンチェル/小宮和枝
グライドに片思いしていた、大柄で気の強いメスのムササビ。彼とディナーを楽しむ為にティモン達に彼を捕まえさせる。その交換条件として、ティモンらが狙っていたテントウムシを捕まえる事になっていたが、グライドと相思相愛になったドサクサに行方をくらましてしまし、二人との約束をすっぽかした。『地球まるかじりの旅』にはぬいぐるみが登場。
エルトーロ
モンティ
バンプゥ
ラルフとエディ
ジュニア
声 - ナンシー・カートライト/坂本千夏
卵から生まれたワニの子供。プンバァを刷り込みで母親だと思い、ティモンを「叔父さん」と呼ぶ。プンバァはわが子のように育てるも、振り回されたティモンから「あの子は俺たちと種類が違うから、俺たちには育てられない。あの子はあの子の親に育ててもらった方がいい」と言われ、そのショックで家出する。その後、プンバァと罪悪感を抱いたティモンが探しているとメスのワニと出会い駆け落ちしていたことが判明し、それを見たティモン達は本当の親に返すことにした(ニワトリだが)。
フロンク
ボリス
声 - ジム・カミングス/飯塚昭三
プンバァのおじで、ロシアのロイヤルバレエ団のトップダンサー。体色は薄緑色。趣味にキャビアのコレクションがあるがティモンにほとんど食べられた。蹄が傷んできた事で引退を考えていたが、ティモンが床にばらまいたキャビアとスーツケースに入れていたが階段にばらまいた荷物に足を滑らせた勢いで最上階から激しく転落したことが原因で最後の公演前に大怪我を負ってしまい、プンバァを代役に抜擢する。2人の努力も虚しく公演は失敗に終わるかと思いきや、急遽舞台に現れダンスを披露し拍手喝采を浴びる。しかし、実はまだ完治していなかった為、無理が祟って体がバラバラに砕け散ってしまった。
名前しか登場しなかったミルドレッドは、彼の子の可能性がある。
テッド
声 - チャーリー・アドラー/高木渉
ティモンとプンバァをオアシスから追い出し、そこを占領して「クラブ・テッド」を建築した、意地悪なジリス達。ティモンとプンバァを厄介払いさせるために、ライオンに鈴やスーツを着せたりなど無理難題を押しつけるが、正体がバレて叩きのめされ、二人がライオンに告げ口したことで元凶として彼らも叩きのめされた。
ライオン
ネッド
アール坊や
ヒョウ
Mr.ボタンズ
ローズバッド
ゴリラママ
ウサギ
声 - チャーリー・アドラー/中尾隆聖
モハーヴェ砂漠の底なし沼に飲み込まれかけていたピンク色のウサギ。偶然通りかかったティモン達に助けられ、その恩返しをしようと彼らに付きまとうが、その厚かましい性格をティモン達に鬱陶しがられていた。
その後『ティモンは大スター?』で再登場。タレント・コンテストにマジシャンとして出場するべくティモンとプンバァをパートナーとして勧誘する。かつての恩着せがましい気質から一転、強欲且つ狡猾な性格へ変貌しており、当初パートナーに入れる予定でなかったプンバァを邪魔に感じていたため、彼らに嘘を吹き込み決別させる事で半ば強引にティモンを相方として引き入れる。コンテスト本番直前にプンバァの報復を受け、登壇を阻止されたばかりか全身の毛皮を剥ぎ取られ主役の座諸共プンバァに乗っ取られてしまった。
チータートとチーテート
サイモン
アリクイ
日本での放送
- 日本で初めてテレビ東京で『ディズニー・トゥーン・タウン』枠内で放送された。
- 1996年4月から1996年9月まで7時35分 - 8時05分、1996年10月から2000年3月まで7時30分 - 8時00分。
- 2005年12月から2009年7月までは「トゥーン・ディズニー」で放送。
- 2010年10月から「ディズニー・チャンネル」で放送。1話から46話を放送。
- 2011年7月からは知育番組ゾーン「ディズニージュニア」で1話から46話を放送し、同年10月からは47話以降を放送。
- 2011年11月からは「ディズニージュニア」で47話以降を放送。
- 2012年10月からは1話以降を放送。
- 2012年10月1日から、スカパー!e2でも放送。
- TOKYO MX「Disney Time」で再放送されていた。
- 「雷が直撃し記憶喪失になってしまったプンバァに、ティモンが2人のこれまでの旅の思い出を語っている」という設定になっている(この設定は、VHS・DVD『ティモンとプンバァ 地球まるかじりの旅』でも使われている)。
- ただし、エンディングはカット、オープニングは短縮という形で放送。
- 2015年10月からは「ディズニージュニア」で1話から46話を放送し、翌年1月からは同話のリマスター版を放送し、同年10月3日からは47話以降を放送(74話は12月9日放送)。
- 2016年5月2日から再び「ディズニー・チャンネル」で1話から46話までリマスター版を放送し、同年12月7日から12月23日までは47話から59話を放送(74話は12月16日放送)。
- 2017年2月16日から5月10日までは再び「ディズニー・チャンネル」で47話から85話を放送。
- 2017年9月から「ディズニージュニア」で1話から放送。
- 1996年4月から1996年9月まで7時35分 - 8時05分、1996年10月から2000年3月まで7時30分 - 8時00分。
- 「雷が直撃し記憶喪失になってしまったプンバァに、ティモンが2人のこれまでの旅の思い出を語っている」という設定になっている(この設定は、VHS・DVD『ティモンとプンバァ 地球まるかじりの旅』でも使われている)。
- ただし、エンディングはカット、オープニングは短縮という形で放送。
主題歌
ハクナ・マタタ(テレビ版)
映画版とは歌詞が一部異なる。
映画版とは歌詞が一部異なる。
エピソード
シーズン1(1995)
シーズン2(1996)
シーズン3(1999)
第48話は日本未放送。
同じスタッフとキャラクターのアニメーション
- ライオン・キング2 シンバズ・プライド
- ライオン・キング3 ハクナ・マタタ - 同じ主人公