風の大地
漫画
原作・原案など:坂田信弘,
作画:かざま鋭二,
出版社:小学館,
掲載誌:ビッグコミックオリジナル,
レーベル:ビッグコミックス,
巻数:既刊84巻,
話数:全764話,
以下はWikipediaより引用
要約
『風の大地』(かぜのだいち)は、原作:坂田信弘、作画:かざま鋭二による日本の漫画。『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて1990年より連載を開始。話数カウントは「Round.○」。1993年、第39回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。
『ビッグコミックオリジナル』2022年14号から、かざまの抗がん剤療養のため休載したが、同年10月2日にかざまが死去した。同誌2022年16号からはリバイバルを掲載。2022年24号にて第764話が掲載され、絶筆作品となった。
あらすじ
登場人物
沖田圭介(おきた けいすけ)
本作の主人公。 家庭の事情から京都大学を中退し、24歳の時に鹿沼カントリークラブの研修生として所属する。当初は全くの素人であったが多くの理解者と持ち前の努力で、ゴルフを始めてわずか1年でプロテストに参加者で唯一合格(これは現実的には不可能であり、作中でも早くて2年、長くて5年と言われている)。プロ入り後はアジアサーキット内のタイオープンで初優勝。その後も、アジアサーキットで4位、全英オープン、全米プロでそれぞれ2位、オランダオープン、ドバイ・デザート・クラシック、サン・クロレラクラシックで優勝を飾るなど、輝かしい戦績を誇る。
プロ前の研修生時代に栃木県の研修会でティーショットを300ヤード以上飛ばしたり(この際、ゲン担ぎに9ホール連続で使っていたボールがパンクして、中身の繊維が剥き出しになった)、プロ入りして全英オープンに出場し400ヤード近くまでティーショットを打ってきたり、ドバイ・デザート・クラシックでは最終日の最終ホールでティーショットを395ヤード、マスターズでも最終日の2ホール目で570ヤードPAR5をティーショットで380ヤード以上飛ばすなど、非常に人間離れした身体能力を持つロングヒッターである。それのみならず、技術面でも全米プロの最終日の最終の197ヤードのホールで2度旗に当たるショットを打つ等、技術も高い。性格は途中まで表情が多く、負けず嫌いな性格が顔に表れるような性格であったが、アジアサーキット以降そのようななりは潜めるようになり、温厚で冷静沈着な性格となる。しかし負けず嫌いな性根自体は健在であり、ゴルフや故郷、自身の知人友人家族を馬鹿にするものには静かに激昂し、相手を無言で威圧する程の気迫を放つ。
小針春芳(こばり はるよし)
宇賀神正行(うがじん まさゆき)
笠崎孝(かさざき たかし)
長谷川博(はせがわ ひろし)
沖田の先輩研修生。ただし年齢は1つ下にあたる。9歳からゴルフを始めた、名門・日本大学ゴルフ部出身のエリートゴルファー。技術は高いものの、傲慢かつ自尊心の高い性格で、鹿沼の人間をどこか見下している。故に年寄り衆からの評判は良くなく、プロテストへ向かう沖田と笠崎を送るドライバーから長谷川にだけは負けるなと釘をさされるほど。特に沖田には自身を超える成長ぶりに強い嫉妬心を見せており沖田も当初は挑発に乗せられることもあったが、沖田のキャディを務めたことが切っ掛けで和解する。鹿沼CCのグリーンマスター・小平の娘で、同じく鹿沼CCでキャディとして働く高橋明美と不倫していたが、後に明美は離婚。プロ入りを諦めた自身と共に北海道に旅立った。
石原建
小平(こだいら)
チッタ
ロジャー・デービス
リン
リリィ・マクガン
河内俊一郎(かわち しゅんいちろう)
シルバー・スコット・ウォーレンV世
第20巻より登場。アマで115戦111勝、プロで7戦全勝の戦績を持ち、天才という称号をほしいままにしているアメリカ人ゴルファー。当初は傲慢かつ尊大な性格で、沖田の実力を軽視し、それに警鐘を鳴らしたキャディを解雇しようとしていたが、沖田の異様な追い上げと、沖田が最後に取ったフェアプレーによって決着がつかなかった(リーマンが優勝した)ことから、試合後はその考えを改める。アメリカ一の石油会社からデパートまで所有するウォーレン財閥の御曹司であり、恋人にドナ・ギャラハンがいる(彼女もまた、裕福な家庭である)が、後に継承権を放棄する。以降沖田の友人にして良きライバルとして、ドバイ・デザートクラシックでアベル・コスタと、マスターズではブラッド・オーウェンとアベル・コスタらと共に死闘を繰り広げ、マスターズでは優勝している。
グレゴリー・オースティン
書誌情報
- 坂田信弘(原作) ・ かざま鋭二(作画) 『風の大地』 小学館〈ビッグコミックス〉、既刊84巻
- 『風の大地 全英オープン編』 小学館〈ビッグコミックススペシャル〉全5巻 - 全英オープン編のみ再収録したもの。カラーイラストも収録。
参考書籍
- 『ビッグコミックオリジナル』2022年16号(2022年8月20日号)、小学館、2022年8月5日、JAN 4910274730823。
- 『ビッグコミックオリジナル』2022年24号(2022年12月20日号)、小学館、2022年12月5日、JAN 4910274731226。