ふらいんぐうぃっち
以下はWikipediaより引用
要約
『ふらいんぐうぃっち』(flying witch)は、石塚千尋による日本の漫画。『別冊少年マガジン』(講談社)にて、2012年9月号(2012年8月9日発売)から隔月で連載中。2021年6月時点で累計発行部数は160万部を突破している。
作中には舞台となる青森県弘前市に存在している名所・風景などが数多く登場しており、ファンの間では聖地巡礼が行われている。
メディアミックスとして2015年8月にテレビアニメ化が発表され、2016年4月より6月まで放送された。
あらすじ
見習い魔女の木幡真琴は、15歳になったら独立して家を出るという「魔女のしきたり」に従い、使い魔の黒猫チトと共に、実家の神奈川県横浜市から遠く離れた青森県弘前市にある、又従兄弟の圭・千夏兄妹のいる倉本家に頼って、居候を始めることになった。
魔女とは言っても、まだ半人前の真琴に出来るのは「ホウキで空を飛ぶこと」だけ。真琴は一人前の魔女になるべく、魔女たちが好むという自然豊かな東北地方の弘前を舞台に、魔女の修行に取り組んでいく。
同級生の石渡那央や先輩魔女の犬養トワとの出会い、真琴の姉である茜との魔法修行、喫茶店「コンクルシオ」での椎名母娘や動物たち、さらには精霊や幽霊や魔法生物などの不思議な存在との交流を通じ、1人の若い魔女と彼女を取り巻く人々の、騒々しくも穏やかな日常の風景が淡々とコミカルに描かれる。
登場人物
木幡家
神奈川県横浜市在住。
木幡 真琴(こわた まこと)
声 - 篠田みなみ
本作の主人公。魔女の仕来りに倣い、15歳になったのを機に修行へ出た新米魔女。
誕生日は2月22日、血液型はO型、身長は160センチメートル。趣味は植物の栽培、散歩、裁縫。特技はクッキー作り、ローブ作り、幼い頃習っていた日本舞踊。好きなものはケーキ、クッキー、田舎。動物占いでは狸、魔女の属性ここのつは「闇」(チェムノタ)。
姫カットに切り揃えた黒髪ロングが特徴的な美少女。一見スレンダーな体型をしているが、かなりの巨乳。丁寧語で物を言うなど常に物腰柔らかな性格だが、やや天然気味で極度の方向音痴など抜けた面も多い。
「現代において、魔女は不安定な職業」という両親の意向により、親戚である倉本家へと預けられた。魔女としてのスキルは未熟。高い才能で次々に魔術を行使する姉とは違い、「地道に学んでいくタイプ」と評されている。期待された効果は得られなかったものの、高度な魔術薬を作成するなど才能の片鱗も伺わせる。
チト
声 - 茅野愛衣
真琴の使い魔である雌の黒猫。真琴によると、「細かく言えばネコではなく、ネコみたいな人間」とのこと。人語は使えないが人間の言葉は理解しており、魔女とは相互に意思疎通が可能である。真琴や那央からは「チトさん」と呼ばれる。出不精のため太りやすく、体重を気にしている。魔女の使い魔であるため、実年齢が17歳でありながら普通の猫よりもはるかに若く見える。
誕生日は4月1日、趣味は散歩、特技は道案内。好きなものは睡眠とホットケーキ。
チト
声 - 茅野愛衣
真琴の使い魔である雌の黒猫。真琴によると、「細かく言えばネコではなく、ネコみたいな人間」とのこと。人語は使えないが人間の言葉は理解しており、魔女とは相互に意思疎通が可能である。真琴や那央からは「チトさん」と呼ばれる。出不精のため太りやすく、体重を気にしている。魔女の使い魔であるため、実年齢が17歳でありながら普通の猫よりもはるかに若く見える。
誕生日は4月1日、趣味は散歩、特技は道案内。好きなものは睡眠とホットケーキ。
木幡 茜(こわた あかね)
声 - 葵井歌菜
真琴の実姉。誕生日は5月1日、血液型はA型、身長は170センチメートル。趣味は旅とアルバイト。特技は魔術。好きなものはお酒、旅、寿司。魔女の属性ここのつは「光」。
妹とは対照的に非常に自由奔放な性格で、高校を中退して以来世界中を旅して回っている。大ざっぱだが、肝心なことはちゃんと筋を通す。魔女の弟子入りを懇願した千夏を魔女見習いに任命した。気まぐれに瞬間移動で帰国しては倉本家に顔を出すようになり、段々と居付くようになった。魔女としては優秀であり、魔女や運び屋にもその名を知られているなど顔も広い。魔女界での通り名は「山消しの魔女」「崖えぐり」。
褐色の肌に白髪であり、犬養はあまり似ていない姉妹と評している。
ケニー
声 - 佐倉綾音
茜の使い魔であるタイ猫。趣味で人類学の研究をしており、杏子に考古学を教えている。
誕生日は5月5日 趣味、特技は人類学、考古学。好きなものは人間、パスタ。
原作では1巻のみ名前の表記が「ケニィ」となっている。
ケニー
声 - 佐倉綾音
茜の使い魔であるタイ猫。趣味で人類学の研究をしており、杏子に考古学を教えている。
誕生日は5月5日 趣味、特技は人類学、考古学。好きなものは人間、パスタ。
原作では1巻のみ名前の表記が「ケニィ」となっている。
倉本家
青森県弘前市在住。農家をしている。なお、倉本家のモデルとなった民家もほぼそのままの形で実在しているが、個人宅なので一般公開されていない。
倉本 圭(くらもと けい)
声 - 菅原慎介
真琴の再従兄。誕生日は2月2日、血液型はO型、身長は175センチメートル。趣味は料理と映画鑑賞。特技は料理。好きなものは映画、料理、焼肉。動物占いではライオン。
マイペースで穏やかな性格。幽霊やお化けが苦手。食材の知識が豊富で料理が得意。家業である畑仕事に興味があり、真琴の畑作りを手伝ったりしている。
その女子力の高さから友人からは「女子力の人」と揶揄されるが、学校では自ら映画研究部を発足するなど行動力もある。女子から「かっこいい」と評されたり、実際に女子からも好意を寄せられていたり、整った容姿の持ち主。また犬養が好みのタイプらしい。
父と違い、言葉は標準語に近い。真琴に対して那央からは「兄妹みたいな感じ(66話)」とのこと。
倉本 千夏(くらもと ちなつ)
声 - 鈴木絵理
圭の実妹。9歳。誕生日は8月8日、血液型はO型、身長は127センチメートル。趣味、特技はお絵かき、好きなものはお菓子、魔女、ピーマンの肉詰め。動物占いではペガサス。
最初は猫と会話する真琴を警戒していたが、箒で一緒に空を飛んで以降「まこ姉」と呼び懐いている。好奇心旺盛で、後に茜に弟子入りを申し込み、魔女見習いとなる。山菜が苦手だが、茜に「好き嫌いする子は良い魔女になれない」と言われて克服しようと努力している。第30話にてついに魔法が使えるようになった。
真琴の仕事に同行しようとするが夜の場合は寝てしまうことが多々。
ハマベー
67話で正式に千夏の使い魔になった後述の浜辺兎の個体。命名したのはチト。
意思疎通はジェスチャーがメインだったが、後述の「相乗の誓い」のタイルにお互いの手形を残すことで、以降千夏達と会話が可能になった。
自分の眉毛にこだわりがある。浜辺の安全を守る存在なので公園の利用規則にはうるさい。
はまなす公園から真琴について行き倉本家を訪れ、様々な対決をした千夏を友と認め歯を贈り、これがきっかけで千夏は魔法を使えるようになった。倉本家では人間と同じものを食べていたが、食性は雑食。好物はクラゲ。
ハマベーの母から、水を媒介して転移する「水渡り」という魔法を授かり、いつでも千夏のもとに出現できるようになった。
口から水をウォータージェットのように吹き出し、ペットボトルの切断から悪霊退治まで可能。
ハマベー
67話で正式に千夏の使い魔になった後述の浜辺兎の個体。命名したのはチト。
意思疎通はジェスチャーがメインだったが、後述の「相乗の誓い」のタイルにお互いの手形を残すことで、以降千夏達と会話が可能になった。
自分の眉毛にこだわりがある。浜辺の安全を守る存在なので公園の利用規則にはうるさい。
はまなす公園から真琴について行き倉本家を訪れ、様々な対決をした千夏を友と認め歯を贈り、これがきっかけで千夏は魔法を使えるようになった。倉本家では人間と同じものを食べていたが、食性は雑食。好物はクラゲ。
ハマベーの母から、水を媒介して転移する「水渡り」という魔法を授かり、いつでも千夏のもとに出現できるようになった。
口から水をウォータージェットのように吹き出し、ペットボトルの切断から悪霊退治まで可能。
倉本 奈々(くらもと なな)
倉本 啓司(くらもと けいじ)
同級生
石渡 那央(いしわたり なお)
声 - 三上枝織
真琴のクラスメイトで、圭とは幼馴染。酒屋の娘で、店番や配達の手伝いをしている。カエルはその見た目と皮膚のさわり心地から苦手。過去に手伝おうとして失敗した経験から料理することを避けていたことからスキルは低く、苦手としている(ただし、あくまで過去の経験から苦手意識があるだけで、指導を受ければちゃんとこなせるなど、「下手」と言う訳ではない)。
誕生日は12月21日、血液型はA型、身長は162センチメートル。趣味は読書とCDの収集。特技はファッションのコーディネートと客商売。好きなものはイケメンとたこ焼き。
百瀬、立花
コンクルシオ
建物には魔法がかかっており、普段は一般人には廃屋にしか見えないが、二礼二拍一礼することで本来の綺麗な外観が見えるようになる。店名のコンクルシオとは、ラテン語で「封鎖、包囲、結論」といった意味がある。
椎名 杏子(しいな あんず)
声 - 井口裕香
喫茶店「コンクルシオ」で母の手伝いをしている中学生であり、母同様魔女である。ケニーの弟子。
初めての魔法は色とりどりのシャボン玉を作る魔法。
通う中学は横浜市営地下鉄「新横浜駅」近くの中学であり、距離をショートカットする異空間を使って通学している。
誕生日は7月1日、血液型はAB型、身長は150センチメートル。趣味は考古学と、神社めぐり。特技は考古学で、異世界の古語などにも造詣が深く、横浜で真琴が請け負った仕事でも、異世界生物との間で古語を翻訳し活躍する。好きなものは古い建造物、歴史、ひなの作ったケーキ。
オロル
杏子の使い魔のミミズク。必要に応じてメッセンジャーの役を請け負ったりする。
使い魔としての経験からか仲間内に顔が広く、若いフクロウに巣や縄張りを斡旋する「不動産屋」の役割も担っている。
ひな
声 - 金元寿子
「コンクルシオ」の店員の幽霊。明治39年生まれ。恥ずかしがり屋のため普段は透明になって筆談で応対しており、人前に姿を現す場合は能面を着用する。喫茶店のケーキや煎じ茶を作っている。
誕生日は6月24日、血液型はA型、身長は164センチメートル。趣味と特技はケーキ作り。好きなものは店長、杏子、白米。生前は看護婦をしていたが、患者から伝染病を罹患してしまい死亡した。
杏子の母
魔女
犬養 トワ(いぬかい トワ)
声 - 日野まり
茜の友人の魔女。秋田県出身。夜間大学に通いながら昼間はフードを被り店舗兼住居の「魔女の家」で「トワトワ」という偽名で占いをしている。
圭は好みの女性であるという旨の発言をしており、千夏も元の姿を美人の犬飼さんと表現するなど、作中では容姿端麗の秋田美人として描かれている。
真琴が来る1年前、茜が作成した動物変化の魔法薬を食べたことで秋田犬の獣人の姿になる。その魔法薬の完成度から、獣人の姿は昼間に限られ夜間には元の姿へと戻る。酒の飲みすぎで記憶を失っていたため、最初は茜に無理矢理、魔法薬を食べさせられたと勘違いしていたが、実際は酔った勢いで自ら進んで食べていた。のち、茜が入手した「呪解薬」によって完全な人間に戻る機会を得たが、後述の甥のために踏み切れずにいる。
原液一滴を水に薄めて飲むと約1時間人間の姿を維持できることが調査で判明しており、第49話の取材回や第52話の水着回では一時的に人間に戻ってやり過ごしている。
誕生日は10月2日、21歳。血液型はB型、身長は170センチメートル。趣味は深夜の飛行と読書。特技は占い。好きなものはお酒、占い、紅茶。バスケットボール部にいたこともある。動物占いでは名前に反して猿。
アル
声 - 小澤亜李
犬養の使い魔である白いハムスター。首に小さな蝶ネクタイを付けている。猫が苦手で、チトやケニーの視線におびえている。
誕生日は1月10日、特技はパントマイム。好きなものは子供。
アル
シャーリー・フローレス
二瓶 巴(にへい ともえ)
アキラと同じく協会の職員。帰省した真琴とミコの、横浜での補佐役魔女。木幡 茜曰く(68話)魔法界で一番喧嘩の強い人。一般人には見えない「冥界馬車」を用いる。酔うとダジャレマシーンと化す。(69話)
東京の豊島区巣鴨で人形使いの魔女「五所川原椿(名前のみの登場)」の弟子として同魔女の商う、世界中の魔術師が作った呪織布を扱う一般人には見えない「布屋」という店舗運営を任されている。
身につけた呪織布を手足のように使う数々の魔法から「衣使いの魔女」と呼ばれるバリバリの武闘派魔女で、海外でトロールを布を使った魔法で保護(取り押さえ)した一部始終を使い魔のミンミンによって撮影されていたり、呪織布の実演でチェンソーや散弾銃を用いるなど、その武闘派ぶりが伺える。
魔法使い
運び屋
春の運び屋
声 - 櫻井孝宏
メンフクロウに似た長身の人型男性。冬を送り、春を運んでくる。弘前に新米魔女がやって来たと聞いて、真琴の元を訪ねる。その怪しい風貌から千夏に警戒されていたが、「嫌わないでください」というメッセージとともに春の花(ペチュニア)を贈り、彼女の信頼を勝ち得た。後述の「夏の運び屋」と知己であり、スマホで連絡をとりあっている。コンクルシオの常連でもある。
夏の運び屋
秋の運び屋
外見は公家風の和装で、常に鍬を持ち、面と公家風の立烏帽子を被り素肌はどこも見せない服装。飲食も面をずらして食べている。73話で入浴シーンがあり体は裸であったが、面だけは外していなかった。性別は本人曰く女性寄りで作中では女性の肢体で描かれている。茜の友人であり「アキちゃん」「あかねん」と呼び合うほどの仲。秋を運ぶ役目を担っている。異領域と呼ばれる場所で鍬で神事を行うことで地から小人のような神が複数顕われ、その神の力を冬のタネに宿し、そのタネを各地に埋めることでその地に冬を呼ぶ。(73話で「埋めることで冬が始まる」と本人からの解説がある)なお、タネに宿る神は素直に宿らず逃げ回る個体がいるため宿らせるために捕まえなければならず、失敗すると地球上の火山が一気に噴火して人類が滅ぶ。作中の年は夏の運び屋の失敗で充分に神が温まっておらず逃げる個体が大量に発生したが、同行したシャーリーの機転により温泉に漬けることで逃げ回っていた個体も充分に温まり、素直に冬のタネに宿り事なきを得た。
冬の運び屋
夜の帳(よるのとばり)
生物
マンドレイク
くじら
浜辺兎(はまべうさき)
土魚(どんぎょ)
マン、ドレ、イク
ガシャ
その他
ミヅハよもぎ
大熊 灯花(おおくま とうか)
用語
魔女
物語の根幹をなす存在であり、普通の人間と違い魔法(魔術)が使える女性たち。基本的に血族が代々受け継いでいく存在だが、最近は普通の人生を選ぶものも多く、徐々に数が減ってきているらしい。ジョブと言うより「スキル」であるようで、魔女について学ぶことによって普通の人間から魔女になることも可能だが、下手をすると人としての人生すら送れなくなることもある。
魔法使い(男性)もいるが、魔女1,000人に対して1人くらいの割合で、とても少ない。「魔女になって何をするか」はそれぞれの判断に委ねられており、悪いことさえしなければ大抵のことは認められている。茜の「長距離瞬間移動」は、厳密に言えば出入国管理法違反であり犯罪なのだが、茜によると「過去に協会と各国と取り決めで不問とされている」らしい。
新人の魔女には自然が多く資源が豊富な東北地方が人気のようで、数多く存在するとのこと。魔女であることは、家族や親戚等の関係者以外には秘密にすることとされているが、特に漏洩に対する罰則などは無い。15歳になると立派な大人として認識され、自立するために家を出るという昔からの仕来たりがある。
魔法
魔女協会
使い魔
魔女が難しい魔法を使う際に力を貸してくれたり、魔法を使った後の心の疲労のケアなどをしてくれる。
初対面の魔女同士が使い魔の前で会うと協会に誰と誰が会ったかなどの情報が発信される。
使い魔はこうじゃなければいけないという決まりはなく、目には見えない「縁」のようなもので自然に惹かれ合い仲良くなる。
マナ
九行(ここのつ)
ここのつは「火」「水」「木(プランタ)」「風(ウィントス)」「土(テラ)」「金」「光」「闇(チェムノタ)」「霊」に大別される。「光」「闇」「霊」は極めてレアであり「光」は一万人に一人、「闇」は二万人に一人、「霊」に至っては十万人に一人と言われている。
作中の説明によると、「闇」と言っても「悪(ダークサイド)」という意味ではなく、影や暗闇から生まれる「闇のマナ」をうまく扱える魔女のこと。新たな魔法を生みだすことも多い属性なので「創造の魔女」とも言われる。
魔女のすゝめ
魔女の小指
脱兎ルール
トロルマネジャ
大(だい)サバト
大サバトは20年に1度、一週間かけて行われる世界中の魔女が一挙に集まる地球規模の大祭。
開催地は候補地が占いで示された後、それぞれの候補地へ魔女協会総本部理事が各国地域の協会支部長らと共に視察し決定される。
魔具
魔法が込められており、魔術的な効果をもたらす道具。「魔法道具」の略。協会から依頼される仕事の報酬として渡される金貨で購入できるものもある。
ほうき
可視化軟膏
三界銭
呪織布(じゅしょくふ)
チェンソーや刃物も通らない布や、銃弾すら通さない防弾性の布、耐火性に優れたマグマすら掴める布や、身につけることで筋力が上がりコンクリすら握り潰せるようになる布など、布ごとにそれぞれ違う魔法が織り込まれている。
鑑札
相乗の誓い
このアート作品は同支部の七不思議のひとつで、魔女と使い魔でひとつ(かなり厚みがある)のタイルにセットで手形を残す風習がある。普段は真っ新なタイルの壁だが訪れた魔女の呪文により、特定の魔女と使い魔のタイルが閲覧可能になる。
未だ解明はされていないが手形を残した魔女と使い魔の親睦が深まる効果があり、手形をきっかけに使い魔と会話可能になることが稀に起きる。千夏達とハマベーもこの手形をきっかけに会話できるようになった。
カオスストーン
真琴の場合は、「持つと少し視力が良くなる魔石」になり、小夜の場合は、「台風を相殺するほどの威力を持った小さな竜巻を作る魔石」になった。
モデルとなった場所
石場家住宅
藤田記念庭園
弘前学院聖愛中学高等学校
弘前公園
旧弘前偕行社
書誌情報
- 石塚千尋 『ふらいんぐうぃっち』 講談社〈講談社コミックス〉、既刊12巻(2023年6月8日現在)
- 2013年12月9日発売、ISBN 978-4-06-394992-6
- 2014年6月9日発売、ISBN 978-4-06-395095-3
- 2015年4月9日発売、ISBN 978-4-06-395363-3
- 2016年3月9日発売、ISBN 978-4-06-395635-1
- 2016年11月9日発売、ISBN 978-4-06-395790-7
- 2017年9月8日発売、ISBN 978-4-06-510183-4
- 2018年9月7日発売、ISBN 978-4-06-512323-2
- 2019年8月9日発売、ISBN 978-4-06-516285-9
- 『ドラマCD付き特装版』同日発売、ISBN 978-4-06-517032-8
- 2020年6月9日発売、ISBN 978-4-06-519382-2
- 2021年6月9日発売、ISBN 978-4-06-523415-0
- 2022年6月9日発売、ISBN 978-4-06-528167-3
- 2023年6月8日発売、ISBN 978-4-06-531871-3
- 『ドラマCD付き特装版』同日発売、ISBN 978-4-06-517032-8
テレビアニメ
2016年4月より6月まで日本テレビ、青森放送、サンテレビ、ミヤギテレビ、BS日テレにて放送された。
原作コミックス第1巻から4巻の第21話までのストーリーを元にして制作された。「夜の帳」や、最終話の後半に登場した「土魚」(どんぎょ)はアニメオリジナルのキャラクターであり、ストーリーもオリジナル制作された。
経緯・製作
プロデューサーの奈良駿介が、原作の3巻が出るころに表紙に惹かれ、書店で原作を手に取り、作中で描かれている弘前の風景が背景としてアニメ映えするだろうこと、作品が持つ不思議な雰囲気に惹かれたことをきっかけに企画が立ち上がった。
制作スタジオは、キャラクターのかわいらしさと、弘前の自然の風景や光などを綺麗に描けるスタジオとしてJ.C.STAFFに白羽の矢が立てられた。現実世界からすると異質な魔法の表現についても原作者との協議の結果、現実世界に実在することに違和感がないよう、化学実験に近い控えめな表現を用いている。シリーズ構成には、多くを占める女性のキャラクターの台詞にリアリティーが出るように、女性である赤尾でこが起用された。大きな要素として意識していた背景は「優しく温かみのある画面作り」という希望をJ.C.STAFFに伝えたところ、ムーンフラワーを紹介され、奥村泰浩が担当となった。
キャスティングは作品になじむことを重視し、できるだけ自然でやわらかな声という基準でオーディションで決められた。原作者から、若い世代は強い津軽弁をさほど使わないという話があったため、無理には入れず方言による表現は圭や千夏の父、啓司が担っている。
さらに「弘前さくらまつり」のポスターや「弘前ねぷたまつり」および「弘前城雪燈籠まつり」や弘南鉄道のラッピング電車(7000系7033編成)、弘南バスのラッピングバスや停留所でコラボ企画も実施された。
トークショー
- 舞台地の弘前市では放送に先駆け第1話の先行上映会を2016年4月3日に弘前文化センターで開催され、篠田みなみと三上枝織のトークショーも行われた。
- 2016年9月10日に、RABまつりにて、篠田みなみと鈴木絵理のトークショーが行われた。
- また、2017年2月11日15時から、弘前城雪燈籠まつり会場のイベントステージで篠田みなみと鈴木絵理のトークショーが行われた。
スタッフ
- 原作 - 石塚千尋
- 監督 - 桜美かつし
- シリーズ構成 - 赤尾でこ
- キャラクターデザイン - 安野将人
- 総作画監督 - 安野将人、藤井昌宏(第2話)
- 美術監督 - 奥村泰浩
- 色彩設計 - 安藤智美
- 撮影監督 - 大河内喜夫
- 編集 - 後藤正浩
- 音響監督 - 岩浪美和
- 音楽 - 出羽良彰
- 音楽プロデューサー - 高谷楓、渡辺一博
- プロデューサー - 稲毛弘之、桐本篤、奈良駿介、千石一成、伊藤洋平、佐々木渉
- アニメーション制作プロデューサー - 鈴木薫
- アニメーション制作 - J.C.STAFF
- 製作著作 - 「ふらいんぐうぃっち」製作委員会(日テレ、vap、NTVM、講談社、RAB青森放送)
主題歌
「シャンランラン feat.96猫」
「日常の魔法」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1話 | 6年振りの不思議 | 赤尾でこ | 桜美かつし |
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第2話 | 魔女への訪問者 | 二瓶勇一 | 高島大輔 |
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第3話 | 畑講座と魔術講座 | 江夏由結 | 篠原正寛 | 齋藤美香 | |
第4話 | 桜の中の占い師 | 福田裕子 | 倉川英揚 |
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第5話 | 使い魔の活用法 | 赤尾でこ | 佐山聖子 |
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第6話 | おかしなおかし | 福田裕子 | 二瓶勇一 | 高島大輔 |
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第7話 | 喫茶コンクルシオ | 江夏由結 | 篠原正寛 |
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第8話 | 常連の鳴き声 | 赤尾でこ | 橋本敏一 |
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第9話 | 明日の明日は今にある | 福田裕子 | 倉川英揚 |
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第10話 | 料理合わずと蜂合わず | 江夏由結 | 佐山聖子 |
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第11話 | くじら、空をとぶ | 福田裕子 | 二瓶勇一 | 篠原正寛 |
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第12話 | 魔女のローブと日々は十人十色 | 赤尾でこ | 桜美かつし |
|
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2016年4月10日 - 6月26日 | 日曜 2:25 - 2:55(土曜深夜) | 日本テレビ | 関東広域圏 | 製作参加 |
2016年4月14日 - 6月30日 | 木曜 0:30 - 1:00(水曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 | |
2016年4月16日 - 7月9日 | 土曜 1:27 - 1:57(金曜深夜) | 青森放送 | 青森県 | 製作参加 |
2016年4月20日 - 7月6日 | 水曜 2:30 - 3:00(火曜深夜) | BS日テレ | 日本全域 | BS放送 |
2016年4月23日 - 7月9日 | 土曜 2:00 - 2:30(金曜深夜) | ミヤギテレビ | 宮城県 | |
2016年6月11日 - 9月9日 | 土曜 1:00 - 1:30(金曜深夜) | 日テレプラス | 日本全域 | CS放送 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2016年4月10日 | 日曜 23:00 - 23:30 | ニコニコ生放送 |
日曜 23:30 更新 | ニコニコチャンネル |
ふらいんぐうぃっち ぷち
本作のプロモーションとして、作成された約2分のウェブアニメ。2016年3月19日から6月24日にかけ、4月1日配信の2話以降、隔週金曜日更新されていた。配信は公式サイトおよびバップのYouTube公式チャンネルで行われ、2017年4月現在、「ふらいんぐうぃっち ぷち」BD&DVD Vol.1発売記念編のみが配信されている。登場人物は約二頭身の3Dモデルに描き直され、元から小さい使い魔は少し大きめにデザインされている。内容は本編に纏わる小さなエピソードや広告で構成されており、こちらも映像特典として、DVDならびにBD各巻に本編と共に収録された。
スタッフ(ぷち)
- 監督 - 市川量也
- 絵コンテ・演出 - 甲田菜穂
- 脚本 - 赤尾でこ
- ぷちキャラクターデザイン - 関絵理奈
- 音響監督 - 岩浪美和
- 音楽 - 出羽良彰
- アニメーション制作 - ドメリカ
- 制作 - VAP
主題歌(ぷち)
「あしたもあした」
BD / DVD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
---|---|---|---|---|
BD | DVD | |||
1 | 2016年6月22日 | 第1話 - 第2話 | VPXY-71444 | VPBY-14503 |
2 | 2016年7月20日 | 第3話 - 第4話 | VPXY-71445 | VPBY-14504 |
3 | 2016年8月24日 | 第5話 - 第6話 | VPXY-71446 | VPBY-14505 |
4 | 2016年9月21日 | 第7話 - 第8話 | VPXY-71447 | VPBY-14506 |
5 | 2016年10月19日 | 第9話 - 第10話 | VPXY-71448 | VPBY-14507 |
6 | 2016年11月23日 | 第11話 - 第12話 | VPXY-71449 | VPBY-14508 |
BOX | 2018年12月19日 | 第1話 - 第12話 | VPXY-71671 | - |
日本テレビ 日曜 2:25 - 2:55(土曜深夜) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
ナースウイッチ小麦ちゃんR
2016年1月 - 3月 |
ふらいんぐうぃっち
2016年4月 - 6月 【本作までアニメ枠】 |
不定
|