ケシカスくん
漫画
作者:村瀬範行,
出版社:小学館,
掲載誌:月刊コロコロコミック,別冊コロコロコミック,
レーベル:てんとう虫コミックス,
巻数:既刊22巻+傑作選,
アニメ
監督:加戸誉夫,
シリーズ構成:ふでやすかずゆき,
キャラクターデザイン:桑波田満,
音楽:末廣健一郎,
アニメーション制作:小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント,
話数:全44話,
以下はWikipediaより引用
要約
『ケシカスくん』は、村瀬範行による日本の漫画作品とその主人公の名前。
概要
『月刊コロコロコミック』においては2004年6月号から、『別冊コロコロコミック』においては2004年8月号から連載開始。もとは『月刊コロコロコミック』2004年4月号に読み切りとして掲載された4コマ漫画で、後に連載を開始した。読みきり版は単行本第1巻に収録されている。
他の『コロコロコミック』作品と比べてページ数が11 - 13、15と短めで、下ネタや「あるあるネタ」がやや多いのが特徴。1、2年に1回の程度の割合で、長編とVS修正液シリーズが掲載されている。
第53回(平成19年度)小学館漫画賞児童向け部門受賞。
2008年4月から2013年3月まで『おはコロシアム』にCGキャラクターとなって出演した。また、2010年1月12日より『おはスタ』内でアニメが放送される。同年2月にはタカラトミーによってトレーディングカード『カスネタ帳』が発売され、7月にはコナミデジタルエンタテインメントによるニンテンドーDS用ゲーム『ケシカスくん バトルカスティバル』も発売された。
『コロコロイチバン!』2016年5月号より、ケシカスの弟・チビカスを主人公にしたスピンオフ作品『チビカスくん』が連載されている。
デュエル・マスターズ
『デュエル・マスターズ』(原作:松本しげのぶ)関連作品に登場。
コラボ漫画『デュケシ・カスターズ』とアニメ『(新章)デュエル・マスターズ』第20話・第21話に登場。どれも、クリーチャーという扱いになっている。漫画『ケシカスくん』内にも登場。
漫画『ケシカスくん』では、ザキラと勝負するが、悪ふざけに激怒され土下座する。
コラボ漫画では、切札ジョーとコンビを組み、ボウズ&ワルオに勝利。
アニメでは、切札ジョーと対戦するが、敗北する。
消王ケシカス
あらすじ
文具界の王、ケシカスくん達が起こすパワフルコメディ。時にはライバルと戦ったり、持ち主のボウズと騒動を起こしたりなど毎日がパワフルいっぱい!
登場人物
主な登場人物
ケシカス
声 - 岩田光央
本作の主人公。消すことを趣味としており、アイドルとしてブレイクを目指しているケシゴム。また、文具界ナンバーワンと自分で言い張る。だが、実際の所人気がないため、エンピツから「自分でナンバーワンと言い張るただのイカレケシゴム」と呼ばれる。初期は「気にいらねぇヤツは消す。ケシカスです」をモットーにしていた。マジックペンが天敵。時折ライバルを理不尽かつ極悪非道な方法で叩きのめしたり(「消す」と表現される)、主にボウズやその所持品、学校の備品などに因縁をつけたりひどいイタズラをしたりする。反面他人想いな一面もあり、大長編シリーズなどではボウズのために体を張ったりボウズを諭すことが多い。よくオチなどで「ブリン」「ボリン」などという音を立てて体やチンコがちぎれたりあるいは取れることがあり、そのたびに「ノーン!!」「ポーン!!」と叫んだりする(女子からは「汚れ芸」と嫌われている。また、「ノーン」は後にギャグにもなっている)。急所はチンコであり、誰かにちぎられたりまたは強い衝撃を与えるとほぼ必ず気絶する。本人も酷い目に遭ったり、ツッコミ役をすることも多い。昔は角を削られまいと、消すことを拒否していた。体が白いため雪の日には遭難しやすい。デュエマのデッキーくんに似ているためよく真似をしていた。(作者からは「デッキーくんのパクリ」と言われた。)
ボウズ
声 - 高垣彩陽
ケシカスの持ち主。小学4年で小学校では4年2組に所属。いつもケシカスの被害に遭っている。大抵は許すが、怒ってケシカスをサイコロ状に切り刻んだり、ケシカスライス(ケシカスをスライスしたもの)を作ったり、シャーペンで刺したり、定規や素手で半分にしようとしたりしたことがある。また、ノートを消したらおろし金ですりおろすという予告をしたことがある。しかしケシカスのことは憎からず思っており、友達として信頼している。テストの度にケシカスに問題や解答を消され白紙にされるため、成績は悪い(進級をかけた追試を受けたこともある)。また、ミナコに恋焦がれており、ラブレターを書いたりプレゼントを贈ったりと様々な策をこしらえるがことごとく失敗している。住んでいる場所についてはコミックス3巻の大長編ケシカスくんでお父さんとお母さんが離婚を考え、離婚届を市役所に提出する際、その市役所の名が「ペキナン市役所」だったが、コミックス2巻「ツーンと来ます」でケシカスに届いた手紙の封筒には「ヘキナン市(以下は省略されていた)ケシカス様」と書いてあった。ケシカスからいつも被害を受けているため、ケシカス以上に性悪になってしまった。一時期、ケシカスに食事や睡眠中にケシカスを食べさせられ、消しゴムになってしまったことがある。現在はケシカス以上のボケをかましたり、ケシカスと共に悪行を働くことも多い。
エンピツ
声 - 日笠山亜美
ケシカスの子分。ケシカスの愚行や悪行を一番多く目撃しているにもかかわらず、一向にケシカスに愛想を尽かす素振りを見せず、忠誠を誓っている。芯が折れることがある。昔はケシカスと共にとがっていた時期もあった(ケシカスは角があり、エンピツは芯を伸ばしていた)が、昔の持ち主(今のボウズの母)に対するケシカスの行動に心を打たれ、今はやさしいキャラクターとなっている。
修正液
声 - 大川透
ケシカスのライバル。通称“白い魔術師”。ケシカスによく中身を搾り出されてしまい、一回「ただの容器」とケシカスに馬鹿にされた。よくアンケートなどに使われるタイプのキャップがないボールペンをいつも手に持っている。容器のシールは服だが、顔が付いているためはがすと息ができなくなってしまう。元の持ち主はボウズの父であり、今も使われているらしい。2巻でカス田大サーカスに中身を吸い取られた。修正テープが現れた時には「俺のライバルはケシカスだけだ」と発言していた。
チビカス
声 - 間宮くるみ(ゲーム版)
ケシカスの弟。見た目は可愛いが、消し方が兄よりも激しい(カス息子を粉砕したり、ノートに穴を開けたり、エンピツを削りカスにするほど。ボウズの衣類やケシカスの衣服に当たるスリーブに代表されるように、布や紙も粉砕できるようである)。チンコは、兄のケシカスや、持ち主のボウズよりも2倍くらい大きい。2016年から「チビカスくん」の連載開始以降は「ケシカスくん」の登場が衰退傾向にある。
なお、アニメには出演しなかったが、ゲーム版には終盤で登場する。
エリートシャーペン
声 - 千葉進歩
キャップの部分を取り替えることによってホビーとなる最先端の文具。芯がすぐ折れるところがケシカスのちぎれネタとかぶっている。「エリート」とあるが、エンピツより格下。一度ケシカスの人気者の座を奪おうとした事もあるためケシカスとの信頼関係は欠ける。シャーペンの中でも実力者。
水のり
声 - 下山吉光
ノリだけにノリノリなラッパー。水ノリだけにケシカスに対して異様にベタベタしてくる。「ヘイ、ブラザー!」と言って良くケシカスを手伝おうとするが大抵とんでもないミスをしてケシカスの足を引っ張る。ノリクミインと言う家族がいる。
ふで爺
声 - 藤本譲
名前道りの筆の老人。ケシカスのパートナーに立候補し書き初めを披露したが、ケシカスに阻止された。相手を「殿」と付けて呼ぶ(「ケシカス殿」など)。2012年で99歳であることが判明した。はさ美に恋を抱いているがいつも「キモ」と言われている。
カス息子
下じき
はさ美
声 - 直木萌美
ウサギの服装がチャーミングなはさみ。長澤まさみのパロディ。文具のみんなからは注目の的。ケシカスが彼女のためにラブレターなどを使って告白しようとしたが失敗した。また、ザリガニの彼氏がいる。
ミナコ
声 - 牧口真幸
ボウズのガールフレンド。ケシカスはいつも彼女にやられている。また、ケシカスやボウズによってたびたび被害に遭っており、彼らに悪気は無くとも結果的に彼女の怒りを買ってしまうケースが多い。見かけによらず力は強い。ケシカスのことを「ケシゴム」と呼んでいたが、その後「ケシカスくん」に。しかしその後は「カス」「ヨゴレ」などと、ケシカスに対する態度が悪化している。パズルが得意だが家庭科が苦手。ケシカスとボウズのせいでチンコを見ることがほとんど平気になってしまった。
ワルオ
和尚(おしょう)
先生
声 - 佐藤美一
ボウズのクラスの担任。丸メガネをかけている。昔ながらの厳しい人物であり、嘘つきが大嫌いで怒ると鬼の形相になるほど怖い。頭がハゲており、それをネタにされることが多い。一時期かつらを着用した時もあった。独身でアパートに一人で住んでいる。ボウズの母の小学生時代の担任でもある。
アニメでは声のみ出演。
ボウズの父
その他の登場人物
ケシ社長
ケシ課長→カス課長→クリスカス課長→ハニカス王子→ケシがらわしい課長
フランケシタイン
ロナウジーニョ
ジ・ターン
黒板消し
カス田大サーカス
消志團
ノリクミイン
シャー芯子
ワサビ
タッチペン
万年筆子
万年筆まんねんくん
ケシカスの先祖
学校のグランドの中に埋まっていた卵から目覚めた消しゴム。原始人の格好をしている。手に持っているハンマーで消す(正確には潰す)。ハンマーはスコップ代わりにもなるらしい。落ちている物どころか地面に埋まっていた物でも平気で口にする。フラッシュ(閃光)を見ると反射的に攻撃してしまう。「キョエー!!」などという奇声を発する。
ザキラ
お絵かき用磁石ボード「センセー」
ニセカス
市役所のおやじ (市民課)
史上最強の弁消士軍団
神様(文房具屋のオヤジ)
ボールペン
三色将軍
ハハカス
ケシカスの父
ヤギ
彫刻刀丸
読者コーナー
本編が終ったあとに掲載されていた2pほどの読者参加企画。
新ライバルキャラ勝ち抜きバトル
カス文コンクール
これ以降も色々な読者コーナーを展開している。商品はニンテンドーDS Lite、PSPであることが多い。「必カス技コンテスト」を最後にコーナーは終了した。
アニメ
おはコロシアム
2008年4月から2013年3月まで『おはスタ』の姉妹番組『おはコロシアム』に出演した。ケシカス、鉛筆、下敷き、カス息子はこの頃から出演していた。
スタッフ
おはスタ
初のストーリーアニメで、2010年1月12日より隔週で放送されている。同年4月5日よりおはスタ第1部へ移動し毎週放送になり、オープニングアニメも追加された。夏休みなどの時期には過去回の再放送をはさむことがある。2010年末の放送を最後に新作は放送されておらず、再放送のみになっている。1話約2分で原作にあったエピソードを再現している。ボウズなど、おはコロシアムに出演しなかったキャラクターもここで順次登場し、ゲーム版のキャラクターも数体登場した。
原作との相違点として、股間がまったく映らず(前に物があったりケシカス自身が隠している)、その話題もないため、原作での「ちぎれたりちんこ出したりのヨゴレ芸が嫌」という文が「ちぎれたりスカート覗いたりの…」という台詞に変更になった。「ケシカスくん 大ブレイク!公式ファンBOOK」の付録DVDに過去回5話とOVAを収録。OVAではケシカスの股間や台詞に規制はなくなっている。
2013年7月29日からはCS放送局のカートゥーン ネットワークでも再放送が開始された。1話2分のエピソードを1日5話まとめて放送される。過去に『うちゅう人 田中太郎』や『メタルファイト ベイブレード』、『イナズマイレブン』などが日本以外のカートゥーン ネットワークで放送されていたが、『コロコロコミック』原作のアニメ化作品が日本のカートゥーン ネットワークで放送されるのは、極稀なことである。
スタッフ
- 監督 - 加戸誉夫
- 原案協力 - 秋本武英
- シリーズ構成 - ふでやすかずゆき
- 脚本 - ふでやすかずゆき、笹川勇、吉田麻生
- キャラクターデザイン - 桑波田満
- CGディレクター - 西山良輔
- 編集 - 沖田秀樹
- 効果 - 北方将実
- 音楽 - 末廣健一郎
- 音響監督 - 藤田亜紀子
- 音響製作 - HALF H・P STUDIO
- 絵コンテ・演出 - 高橋秀弥、中村里美、黒田幸生 ほか
- スーパーバイザー - 佐上靖之、中沢利洋
- アニメーション製作 - 小学館ミュージック&デジタル エンタテイメント
- 製作協力 - XEBEC
- アニメーションプロデューサー - 吉澤政昭
- 番組担当 - 村松紗也子(テレビ東京)
- プロデューサー - 神宮寺真、斉藤雅弘
うごくまんが
2016年1月15日より『デジコロ』ページにて公開されたデジタルコンテンツ。
『月刊コロコロコミック』2016年2月号掲載のシリアルコード入力で「決死のフライに挑め!」、「ケシカスくん 爆ケシファンBOOK」掲載のシリアルコード入力で「貫け!ちくわ道!!」「あの文具と真剣勝負!?」「よっちゃんの不思議な釣り!?」がそれぞれ閲覧可能。2016年7月からニンテンドー3DSにて新作も交え全15話配信(それに伴いシリアルコードは廃止された)。2023年3月に3DSのニンテンドーeショップ終了に伴い配信が終了した。
声の出演(うごくまんが)
声優はテレビアニメ版から一新されている。
ケシカス - 山口翔平
ボウズ - 加藤祐梨
エンピツ - 小橋里美
修正液 - 鎌田美沙紀
水のり - 諸田和典
エリートシャーペン - 諸田和典
お父さん - うさみ航
お母さん - 古木のぞみ
先生 - 牛木理人
宮本武シャー芯 - 市来光弘
よっちゃん - 市来光弘
先生(6年) - うさみ航
男子 - 牛木理人、諸田和典、永谷直樹
女子 - 桜城あみこ、吉冨睦
スタッフ