漫画 アニメ

混血のカレコレ


ジャンル:YouTube,



以下はWikipediaより引用

要約

『混血のカレコレ』(こんけつのカレコレ、英語: Karekore the Half Blood)とは、シナリオライターの比企能博による原作・脚本で、株式会社Plottにより制作・配信されているYouTubeオリジナルアニメーション作品。また、それを元に他の媒体で展開する諸作品。

YouTube Creator Awards 登録者100,000人 2020 登録者1,000,000人 2023

概要

制作元が同じ姉妹チャンネルの『テイコウペンギン』に続き、2019年9月15日よりPlottによりYouTube上での配信を開始した。

2020年1月に公式X(旧Twitter)にてYouTubeチャンネル登録者数が10万人を突破したことを明かした。

2021年6月時点でチャンネル登録者数は50万人を突破している。

2022年4月に公式Xにてコミカライズ化が決定したことが発表された。

2022年8月、オープニングテーマ『彼此のコレカラ』のミュージックビデオが公開され、9月には主要キャラクターによる歌唱動画が公開された。

2023年にYouTubeチャンネル登録者数が100万人を突破し、月間再生回数1億回を突破した。

物語形式

地球ごと「異宙」と呼ばれる異世界へ転生した世界を舞台に、カゲチヨ、ヒサメ、シディの3人がなんでも屋の「カレコレ屋」を営みながら様々な依頼をこなす物語。スカッとする体験談や現実社会で話題のニュースなど、幅広いテーマを扱うとともに、キャラの過去に迫るストーリー編も公開される。

登場人物
カレコレ屋

カゲチヨ

声 - 宮瀬尚也
本作の主人公。吸血鬼とゾンビの能力を持つ混血児。1月22日生まれの20歳。身長171センチメートル、体重56キログラム、血液型A型。コードネームは腐血(ふっけつ)。
田舎に住む普通の高校生であったが、18歳の時に村で起こったゾンビパニックによってゾンビウィルスに感染し、またアザミの気まぐれによって彼の眷属となった事で、現在の力を得る。アザミが引き起こしたゾンビパニックによって家族や友人を失い、彼に復讐する為にカレコレ屋で働いている。
人間であった時代は、弱気な一面を見せる事が多かったが、混血児になった後はゾンビパニックでのトラウマが原因で物事を一人で抱え込んだり、憎まれ役や汚れ役を自ら買う一面も多々ある。
序盤では自らの復讐が原因で仲間と衝突することも多かったが、物語が進むにつれ、仲間を頼る場面も増えている。
恋愛感情については、ヒサメの事を気になりつつも、かつての幼馴染であるヒビキの事を忘れられず、ストーリー編4章やコミカライズ版ではその事を強調する場面が描かれている。。

ヒサメ

声 - 栗坂南美
本作のヒロイン。雪女とカンナカムイの能力を持つ混血児。11月28日生まれの17歳。身長162センチメートル、血液型AB型。コードネームは氷電(ひょうでん)。
トッププレデターの研究所で実験動物として育った過去を持ち、カゲチヨ達とは彼らが研究所を襲撃した時に出会った。
しっかり者で明るい性格であるが、戦闘面では消極的である。これは過去のトラウマや本人の性格が故であるが、物語が進むにつれ、仲間の為に積極的に動く場面が増えた。
ストーリー編2章にて、研究所で一緒に育ったズィーベン(カンナ)と再会するが、別れて以降の自分達に置かれた環境の違いによって対立してしまう。そんな彼女を救うべく、セカンドロットの変身形態であるリデュースに覚醒する。以降の物語でも、仲間を救うべく、要所要所でリデュースに変身するが、寿命を削る代償は大きく、ストーリー編4章では余命1ヶ月弱となってしまう。
カゲチヨに恋愛感情を抱いているが、上記の寿命やトッププレデターとの問題がある為、その思いを本人に伝えたり、その恋を成熟させようとはしていない。

シディ

声 - 宮瀬尚也 → 露崎亘
狼男とホルスの能力を持つ混血児。8月16日生まれの20歳。身長185センチメートル(獣耳なし)、体重89キログラム、血液型O型。コードネームは陽狼(ようろう)。
唯一のファーストロットの混血児として研究所で暮らしていたが、10歳の時に母が研究所から逃がしてくれた過去を持つ。母はトッププレデターに捕まり、途方に暮れていた所、武者小路ゴブアツに出会い、20歳になるまでゴブアツの家族と共に暮らしていた。
カゲチヨとは、ある日の夜、彼を乗せたトッププレデターの研究所に向かっていたトラックに轢かれそうになっていたゴブフタを救った際に出会う。
カレコレ屋の中では一番優しく、どんな小悪党のような人間であっても更正の余地があれば真っ当な生活をするよう諭していく。だが、ゴブリン達と一緒に育った影響か、人間社会に馴染めない部分も多々ある。
ストーリー編3章にて、ホルスの力はシディが新たな器として選ばれていた事で使える力だという事がヒサメの精神世界で判明する。
ストーリー編4章では、前章でのアヌビスとの戦いからホルスの侵食が始まっている事に苦悩する。7話にて、自分の母だと思われるユーガがレンゲによって殺された悲しみと憎しみが原因で、ホルスに人格が完全に乗っ取られてしまう。

ボティス

声 - 栗坂南美
ソロモン72柱として数えられる悪魔の1人。不完全体の時の身長は50センチメートル、体重は9キログラム。正式名称は双角王ボティス(そうかくおうボティス)。
元々はアヌビスが所有していたが、ストーリー編1章でトッププレデターに盗まれる。その後、フィーアとの戦いの際に、作戦として半不死身のカゲチヨが契約した事でカレコレ屋に居座る事が余儀なくされる。
他人のドロドロとした関係を見ることが大好きで、依頼主の悩みを更に大きくしようとするためカレコレ屋も手を焼いている。
カゲチヨの心臓が腐敗していた事が要因で蛇のような姿に弱体化しているが、彼の心臓が破壊された時に一時的に元の女性のような姿に戻ることができる。またストーリー編3章で、「もし吸血鬼化に変身し、暴走したら止めてくれ」とカゲチヨと新たな契約をしたことで、この条件でも一時的に戻る事ができるようになった。

リサイクルショップ

オーナー

地階にカレコレ屋が入っているビルのオーナーであり、一階にリサイクルショップの店主でもある。本名は不明。年齢は30代。
カレコレ屋の身元引受人であり、3人の部屋の手配や学校への編入のサポートも手伝っている。
3人のうち、ヒサメとシディの事は気に入っているが、何故かカゲチヨのことだけは嫌っている。
人間でありながら、異宙人の生態系や倫理観に理解を示し、彼らが生存する為なら人間を捕食することを罪と捉えてない。また質問コーナーで「色々な罪を重ねてきた」と発言しており、ストーリー編3章最終話では神谷の写真を見つめているという意味深なシーンが描かれた。

ヨーメイ

声 - 城内由茄子
チャンネル登録者75万人記念として登場したキャラクター。10月1日生まれの17歳。バロメッツと獏の能力を持つ混血児。左目は青、右目は紫のオッドアイ。
コミュ障であり、性格は卑屈なトラブルメーカーである。
セカンドロットの失敗作であり、正規品になる前のフィーアの昇格試験の一環で左目を潰される。その後、自分を買い取った組織に麻酔なしで義眼を埋め込まれ、奴隷のように酷使される。しばらく月日が流れたある日、ギバーが率いる有情解放戦線に救われ、そこのスパイとしてカレコレ屋と接触した。尚、能力を使っている時の姿は、羊頭の女(ひつじあたまのおんな)という名で呼ばれており、正体発覚以前はエコーが掛かっていた。
このような過去を持つことから人間に増大な憎しみを抱いているが、カレコレ屋やその仲間と日々を過ごす中で「悪くない人間もいる」という事を理解し、葛藤する。
当初はシディのみに正体を明かしていたが、ストーリー編4章にてユーガを救うために能力を使用した時にカゲチヨに正体を知られる。カゲチヨはストーリー編2章で有情解放戦線を知っていた為衝突するが、状況が一大事であった為、その場はシディの仲裁もあり丸く収まる。

学校
教員

神谷

カゲチヨとヒサメのクラスの担任。本名は神谷丹次(かみやたんじ)。10月12日生まれの36歳。身長190センチメートル、体重95キログラム。担当科目は現代社会。
少し変わった所があるという噂がある教師だが、授業が面白く生徒からは好評である。
ストーリー編2章にて、カレコレ屋が衣装を変更する前の通信機は彼が発明したものだと判明する。
そして2章最終話では、嘗てトッププレデターでデュアルコアプランの開発を進めていた研究者キュリオシティである事がアザミの口から語られる。アザミに組織に戻って研究を再会するように言われるが、神谷はこれを断る。その後、組織の裏切り者としてアザミに心臓付近を貫かれ死亡する。

カゲチヨの友達(キモ5)

アサヲ

エルフの第3皇子であり、次期王として注目されている有力者。8月6日生まれ。身長174センチメートル。
ストーリー編3章では、エルフの皇子として地衝祭の護衛を任される。4話ではカゲチヨ達を裏切り、バルボアに争闘結界の1つを渡そうとするが、その態度が気に入らなかったバルボアによって殺される。5話にて、事前にトッププレデターの情報を聞き、組織の研究内容がカゲチヨ達との関与を疑ったことから、前話でのアサヲは万が一の保険として影武者と入れ替わり、本人は生存していることが判明する。6話では、キモ5と自ら率いるエルフの軍と共に、争闘結界を破壊しようと目論むバルボア軍と戦う。
ストーリー編4章では、トッププレデターが開発したゾンビが異宙にいる事をカゲチヨ達に伝え、アナンケーに会おうとする彼らにゾンビを倒す事を条件に月まで行く手配をする。
チダイ

1000年続く殺し屋一家「シートゥー一家」の末弟。坊主頭に黒いマスクを着けている事が特徴である。
ストーリー編3章では、家族と共にバルボア軍と戦う。その際、過去にバルボアにスカウトされている事が判明し、他の兄弟を圧倒する実力をもっていること事から「漆黒のアドバルーン」と呼ばれている。
ルイ

緑髪で目が細いインキュバス。インキュバス界から新たな概念を生み出している事から革命児と呼ばれている。尚、ルイ本人は異性から好かれる描写がない。
ストーリー編3章では、他のインキュバスと共にバルボア軍と戦う。
マチャソ

モヒカンで掌サイズの妖精の少年。謎めいた種族であり、何故かキモ5のみが意思疎通が出来る。ある回では、ある村に行った時に迫害され、限界を迎えたマチャソは村1つ破壊したと言う。
ストーリー編3章では、自らの治癒能力でキモ5やエルフの軍勢をサポートする。その際、マチャソという名は種族名である事が判明し、過去に意思疎通を図ろうとする異宙人を滅ぼした事から「異宙の7大災害」に数えられている事が判明する。

ヒサメの友達

ミキ

ヒサメと同じクラスの紫ロングヘアでギャルっぽい言動が特徴的な女子生徒。2月20日生まれ。
研究所を抜け出し人間社会に馴染めていなかった頃のヒサメに、ノリコと共に友好的に接し、彼女と友達になった。また、ヒサメがカゲチヨに恋心を抱いている事に薄々気づいており、気を使うこともある。
ストーリー編3章では、シディの実家に帰省しているヒサメと彼を迎えに行った所、激戦の末に森の中で記憶喪失になったアヌビスを見つけ、家で保護する事になる。

ノリコ

ヒサメと同じクラスのぽっちゃりした女子生徒。4月15日生まれ。
ヒサメとの大食い勝負ではほぼ互角に渡り合う実力を持っており、42勝32敗とのこと。ある回で、一人の男子生徒から告白されるが、自分の体型やコンプレックスから本当に付き合っていいか悩んでいた所、ヒサメやミキの助言もあり、付き合う事になる。
ストーリー編3章では、事前にカゲチヨからバルボアの動きを止める為に、彼からの合図があったら呪いのペンで彼の名前を書く事を頼まれる。

トッププレデター

アザミ

レイナ・ガーベラ

イーラ

フィーア

ズィーベン

ゼクス

アハト

脱退者

サトウ

スズキ

有情解放戦線

ギバー

響丸

その他

バルボア

アヌビス

混血児

トッププレデターが、異宙への転生により、生態系の頂点でなくなった人類の覇権を再び取り戻すことを目的とする研究の1つであるデュアルコアプランの一環として、人間の胎児に2種類の異宙人のDNAを埋め込まれた実験体である。

ファーストロット 

最初期に作られた混血児を指す。能力は、異宙人のDNAを単純に注入した事で得ている。現在は、ホルスの器として選ばれたシディ以外は全滅した。

セカンドロット 

ファーストロットから改良された混血児の事を指す。人工臓器D.C.器官(でぃーしーきかん)を体内に埋め込む事で、能力を使用する事ができる。作中に登場する混血児は、ファーストロットのシディと、それ以外の区分に該当するカゲチヨ以外は全てセカンドロットである。
また年をとれば兵器として使い物にならない為、40代を前に寿命が尽きるように設計されている。

形態

リデュース
D.C.器官の出力を無理矢理引き上げる事で潜在能力を解放する変身形態。オリジナルの異宙人の要素が通常より濃く現れるのが特徴である。
使用すると体に大きな負荷がかかり、寿命を大きく削るデメリットがある。

重混反応 混血児の能力が寸分の狂いもない状態で使用した時に一瞬だけ発現する必殺技。その力は、オリジナルの異宙人やリデュースを上回る程である。
重混反応
混血児の能力が寸分の狂いもない状態で使用した時に一瞬だけ発現する必殺技。その力は、オリジナルの異宙人やリデュースを上回る程である。

その他 

ゾンビウィルスに感染し、そのウィルスが脳に到達する前に吸血鬼の眷属となったカゲチヨのみが該当する。上記と異なる点は、オリジナルの異宙人から直接能力を得ている点である。

形態
吸血鬼化 カゲチヨが人間の血を吸うことで、吸血鬼の力を最大限まで引き出す変身形態。 当初は変身すると自我を失い暴走する形態であったが、ストーリー編3章10話にて自らの力で制御できるようになった。尚、パワーは暴走状態から下がっているとカゲチヨ本人が語っている。
吸血鬼化
カゲチヨが人間の血を吸うことで、吸血鬼の力を最大限まで引き出す変身形態。
当初は変身すると自我を失い暴走する形態であったが、ストーリー編3章10話にて自らの力で制御できるようになった。尚、パワーは暴走状態から下がっているとカゲチヨ本人が語っている。

用語

カレコレ屋
カゲチヨ、シディ、ヒサメの営むなんでも屋。
異宙
地球が丸ごと転生した先の異世界。
異宙人
異宙の住人。
トッププレデター
頂点捕食者を意味し、異宙への転生により、生態系の頂点でなくなった人類の覇権を再び取り戻すことを目的とする組織。主人公達の敵対勢力。
有情解放戦線
異宙人を救済し、人類を滅ぼすことを目的とする組織。
地衝月
10年に1度起こる、1ヶ月間地球と月が接近する現象。

音楽 

主題歌「彼此のコレカラ」
作詞・作曲:meiyo / 編曲:前山田健一・ meiyo / 歌:meiyo
2022年4月30日更新の『【ストーリー】3章2話「神殺し」【アニメ】【漫画】』よりオープニングテーマとして使用された。2023年7月7日更新の『モテ度が可視化されるとどうなるのか【アニメ】【漫画】』より、従来の20秒から5秒に短縮された。
2023年4月28日更新の『【神回】100万人記念動画、まさかの大炎上!?【アニメ】【漫画】』から、2024年3月1日更新の『生きたまま心臓を取られるとどうなる【アニメ】【漫画】』までは、エンディングテーマとしても使用された。

挿入歌

「ブルーダイアリー」(ヒサメ過去編、2章最終話)
作詞・作曲:Wataru Okabe / 編曲:Yuiko / 歌:ヒサメ
ヒサメのキャラクターソング。
『【後編】世界から大人がいなくなるとどうなるのか?【コラボ】【アニメ】【漫画動画】』では、インストとして使用された。
「ノスフェラトゥ」(3章最終話)
「ノスフェラトゥ」(3章最終話)
作詞・作曲:Wataru Okabe / 歌:カゲチヨ
カゲチヨのキャラクターソング。
ストーリー編4章のみオープニングテーマとして使用されている。

商品展開

アニメイトでのグッズ販売、フェアの開催、タイトーステーションとのコラボなどで、姉妹チャンネルとともにキャラクター商品の展開を行なっている。描き下ろし記念イラストの記念グッズ受注販売や、2024年1月には姉妹チャンネルとともに東京タワーでのコラボイベントが行われている。

他媒体での展開
コミカライズ

2022年4月に公式Xにてコミカライズ化が決定したことが発表された。同年6月に週刊コロコロコミックにて、井上桃太による作画で『カレコレ』と題してコミカライズ版の連載が開始した。

英語版チャンネル

『Karekore the Half Blood』と題した海外向けの英語版チャンネルが存在する。

Karekore the Half Blood
YouTube
チャンネル
活動期間 2022年11月22日 -
ジャンル アニメーション
登録者数 1.41万人
チャンネル登録者数・総再生回数は

2022年11月22日時点。
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書籍情報
  • 作画:井上桃太・原作:比企能博/Plott『カレコレ』小学館、既刊4巻(2023年12月27日時点)
  • 2022年10月28日発売、ISBN 978-4-09-143562-0
  • 2023年3月28日発売、ISBN 978-4-09-143592-7
  • 2023年7月28日発売、ISBN 978-4-09-143632-0
  • 2023年12月27日発売、ISBN 978-4-09-143672-6