コレットは死ぬことにした
以下はWikipediaより引用
要約
『コレットは死ぬことにした』(コレットはしぬことにした)は、幸村アルトによる日本の少女漫画作品。冥府ロマンスと称される。『花とゆめ』(白泉社)にて、2014年7号(同年3月5日)から短期集中連載された後、同年16号(同年7月18日発売)から本格連載開始。2016年からは数度にわたってドラマCD化されている。コミックス6巻に合わせて2017年1月28日にはジュンク堂書店池袋本店にて、幸村にとっての初めてのサイン会が開催された。2021年21号(同年10月5日発売)にて完結。完結後、2022年2号に番外編が掲載された。新章『コレットは死ぬことにした -婚姻編-』を『ザ花とゆめ』(同)にて開始することが発表されていたが、『コレットは死ぬことにした -女神編-』にタイトルが変更され、2022年1月27日発売の同年3月1日号より同年10月26日発売の12月1日号まで連載された。2021年10月時点で電子版を含めた累計発行部数は300万部を突破している。2022年4月28日、2021年度「白泉社電子書籍大賞」の優秀賞を受賞。
あらすじ
6歳の時に住んでいた村が流行り病で全滅してしまった少女コレットは、薬師の先生に拾われて長じて薬師となる。しかし、薬師のハードな仕事に疲弊し、ある日井戸に飛び込んでしまう。井戸の先は冥府につながっており、そこで冥王ハデスに出会い、体調を崩していた彼の治療をすることとなった。
登場人物
声はドラマCDの声優。
主人公
コレット
声 - 矢作紗友里
おてんばな薬師。青い服と金髪三つ編みは薬師のしるし。6歳のときに流行病で村が全滅し、家族を失った後、薬師のアンノに引き取られる。かつては薬師としてオーバーワークに辟易していたが、自らの辛さを堪えてでも人々のために己の仕事を貫くハデスの姿に影響を受けて成長していく一方で、ハデスに恋心を抱くようになる。
ハデス
声 - 小野大輔
冥府を統べる王。趣味は犬の散歩。何百年も冥府での仕事を優先し地下にこもっていたため、日光アレルギーを患っている。そんな中偶然冥府に迷いこんだコレットを主治医とするようになるが、次第に一目置くようになる。神々の中でも屈指の美男子で、多くの女神たちから想いを寄せられているが、大抵のものは冥府を恐れて声を掛けられないでいる。
冥府の住人
ガイコツ
ハリー
カロン
声 - 花江夏樹
冥府の舟渡し。マイペースで物怖じしない肝の据わった性格。かつては天界の渡し守をしていた下級神だったが、ある時態度の悪い女神をハデスの前で注意したことで逆上した女神に「地面に永遠にへばりつく呪い」を掛けられてしまい、動けなくなったところを肉食獣の群れに襲われて重傷を負ってしまう。しかし冥府の舟渡しを探していたハデスは度胸のあるカロンこそ適任と考え、身を守れる加護、引き裂かれた身体を繋ぎとめ自由に動ける加護を授け、野獣たちに食い千切られてしまった箇所はアポロンの薬草や粘土・石で補われている。そのためハデスには若干軽口をたたきながらも、心の底では深い感謝と忠誠を抱いている。
ケルベロス
コツメ
声 - 潘めぐみ
かつてポセイドンの家来として仕えたカワウソの子供。体が小さく弱かったことで家族に疎まれ、海に流されてしまった先でポセイドンに引き取られるも、アンピトリテが親から嫁入りの餞別に貰ったドレスにワインをこぼしたことで怒りを買い、追放された先でコレットと出会った。その後は冥府でガイコツ達の修行を受け、再びポセイドンの家臣になる試験を受けて最終面接まで残るも、わだかまりの残るアンピトリテを慮ったポセイドンの判断により不合格となる。しかしそれまでの努力や能力を評価したハデスの家臣となった。
神々とその関係者
オリンポス十二神
ゼウス
声 - 代永翼
ハデスの弟の1人で、神々を統べる王。かつて3兄弟でどの世界を統べるかをくじで決めた際、冥府に行くことを恐れて、一番文句を言わないだろうハデスが冥府を引き当てるよう細工をしたことに罪悪感を抱いている(ハデス自身は気づいており、つまらない細工をしたことに怒っただけで気にしていなかった)。
ヘラ
アポロン
ヘファイストス
エリュシオン
クロノス
その他の神々とその関係者
ディオニュソス
声 - 江口拓也
ゼウスが人間との間に儲けた息子で、酒の神。ワインを作った神。幼いころはヘラの迫害から逃れるために各地を転々としていたことで放浪癖があり、神となってからも天界にはほとんどおらず地上を放浪している。
アンピトリテ
コレットを取り巻く人々
ヘラクレス
半神半人の英雄。かつて倒したネメアの森の獅子の皮のマントを羽織っている。
妻子を失った哀しみの記憶からの解放を求め、予言の神のお告げを受けて祖国の王エウリュステウスに仕え、欲深い彼の命令のままに各地を旅し目当てのものを集めてきた。12番目にして最後の命令でケルベロスの捕獲を命じられて冥府に襲来し騒動を起こすも、コレットやハデスに諭されたことで反省し謝罪した。これを許したハデスからケルベロスの唾液と毛を混ぜた泥人形を渡され、それを本物としてエウリュステウスに渡した。
エウリュステウスがその偽物に懲りたことで役目から解放され、各地を旅してまわっており、里帰りの途中のコレットと再会した際はお供としてマリーの許まで送り届けた。
アンノ
書誌情報
- 幸村アルト 『コレットは死ぬことにした』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、全20巻
- 2014年7月18日発売、ISBN 978-4-592-21381-9
- 2015年3月20日発売、ISBN 978-4-592-21382-6
- 2015年11月20日発売、ISBN 978-4-592-21383-3
- 2016年4月20日発売、ISBN 978-4-592-21384-0
- 2016年9月20日発売、ISBN 978-4-592-21385-7
- 2017年1月20日発売、ISBN 978-4-592-21386-4
- 2017年5月19日発売、ISBN 978-4-592-21387-1
- 2017年9月20日発売、ISBN 978-4-592-21388-8
- 2018年1月19日発売、ISBN 978-4-592-21389-5
- 2018年4月20日発売、ISBN 978-4-592-21390-1
- ドラマCD付き限定版 同日発売、ISBN 978-4-592-21390-1
- 2018年9月20日発売、ISBN 978-4-592-21676-6
- 2019年1月18日発売、ISBN 978-4-592-21677-3
- マンガ「コツメくん日記」小冊子付き特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-21888-3
- 2019年5月20日発売、ISBN 978-4-592-21678-0
- 2019年10月18日発売、ISBN 978-4-592-21679-7
- 2020年2月20日発売、ISBN 978-4-592-21680-3
- 2020年6月19日発売、ISBN 978-4-592-22336-8
- マンガ「コツメくん日記2」小冊子付き特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-22728-1
- 2020年10月20日発売、ISBN 978-4-592-22337-5
- 2021年2月19日発売、ISBN 978-4-592-22338-2
- カラー画集付き特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-10624-1
- 2021年7月20日発売、ISBN 978-4-592-22339-9
- 2021年12月20日発売、ISBN 978-4-592-22340-5
- カラー画集付き特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-22805-9
- 幸村アルト 『コレットは死ぬことにした -女神編-』 白泉社〈花とゆめコミックス〉、2023年3月20日発売、ISBN 978-4-592-22365-8
- ドラマCD付き限定版 同日発売、ISBN 978-4-592-21390-1
- マンガ「コツメくん日記」小冊子付き特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-21888-3
- マンガ「コツメくん日記2」小冊子付き特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-22728-1
- カラー画集付き特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-10624-1
- カラー画集付き特装版 同日発売、ISBN 978-4-592-22805-9