チェンソーマン
以下はWikipediaより引用
要約
『チェンソーマン』(Chain saw Man)は、藤本タツキによる日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて第1部「公安編」が2019年1号から2021年2号まで連載され、第2部「学園編」は『少年ジャンプ+』(同社)にて2022年7月13日より連載中。コミックス15巻までの累計発行部数は2023年8月時点で2600万部を突破している。
メディアミックスとして2022年10月から12月までテレビアニメが放送された。
概要
「チェンソーの悪魔」の力を手に入れた少年・デンジの活躍を描くアクション漫画。主人公であるデンジは一般的な少年漫画に登場する王道のヒーロー像とは異なる「ダークヒーロー」となっており、凶暴かつ過激な演出や、衝撃的な展開が特徴。
作中における「チェンソー」とは電動鋸の一種であるチェーンソーを指す。本来チェンソーは木の伐採などに使われる工具であるが、ホラー映画では殺人鬼が使う凶器としても知られ、作者の藤本も公式インタビューで、スプラッター映画『悪魔のいけにえ(原題:ザ・テキサス・チェーンソー・マサカー)』から最も影響を受けた旨を語っている。本作においても「恐怖」は作品における重要な要素となっており、恐怖映画のパロディやオマージュも多く取り入れられている。
週刊少年ジャンプでの第一部『公安編』の連載後、2022年7月より少年ジャンプ+で第二部『学園編』が連載中。また、2022年10月12日よりテレビアニメの放映が開始した。
あらすじ
第1部「公安編」
ある日、デンジは仕事を斡旋していたヤクザに騙され、「ゾンビの悪魔」によって殺害されてしまうが、ポチタが心臓となったことで復活。「チェンソーの武器人間」へと変身する力を手に入れたデンジはゾンビの集団を一掃し、現場に駆け付けた公安のデビルハンターであるマキマに導かれ、その身を管理されることになる。
東京の公安本部へ移ったデンジは、マキマの命令を受けて先輩の早川アキ、デンジのバディとして選出された「血の魔人」パワーと同居する。公安ではかつて5分で120万弱の人を殺した「銃の悪魔」の討伐を掲げており、デンジは仲間たちとともに様々な敵と戦いを繰り広げる。やがてデンジは悪魔でありながら人々のために戦う姿が話題を呼び、次第にヒーローとして扱われてゆくことになる。
第2部「学園編」
周囲に馴染めず孤立した日々を送っていたアサは、ある日悪魔と契約したクラスメイトによって殺されてしまうが「戦争の悪魔」ことヨルと一心同体になったことで蘇る。「チェンソーマンを倒すことができれば肉体を返してやっても良い」とヨルに告げられたアサは、それ以来自身の身体を悪魔と共有する奇妙な共同生活を送ることになる。一方、チェンソーマンの正体であるデンジは「自分がチェンソーマンであることを周囲に打ち明けたい」という想いを胸に秘めながら、偶然アサと同じ高校で学校生活を送っていた。
ひょんなことから知り合いになったアサとデンジの二人は、互いの正体と目的を知らないまま次第に親交を深めていくようになる。
世界設定
「悪魔」という、人間の恐怖を原動力とする怪物が当たり前に存在し、認知されている世界。1997年と作中で明記されているが、ソ連が崩壊していないなど、現実世界の歴史とは必ずしも符合しない。
用語
悪魔
天使の悪魔の証言によれば、悪魔は人間のいる世界と地獄との間で輪廻転生をしており、名前が恐れられている限りは、一方の世界で死んだとしてももう一方の世界で復活することができる。転生する際、記憶は引き継がれない。しかし、特異課の管理下にいる悪魔は、全員地獄で死ぬ直前にチェンソーのエンジンのものと思われる音を耳にしている。
人間は悪魔と契約をすることで、代償を払ったうえで使役したり、力を借りたりすることができる。強力な悪魔であるほど強い契約が必要になるが、悪魔に気に入られれば少ない代償で契約したり、より強い力を借りたりすることができる。
魔人
悪魔でも魔人でもない存在
変身や武装にはトリガーがあり、胸のスターターロープを引いてエンジンを吹かす、鞘になっている左手を抜いて抜刀する、首の安全ピンを抜くなど、該当武器の特徴の特定の動作になっている。また、悪魔や魔人と同様に血液が重要なエネルギー源になっている。これらの存在は基本的に不死身で、血液を摂取すれば回復し、上記の特定の動作でも回復できる。普通の悪魔なら致命傷になるほどの負傷でも容易に回復でき、サムライソードはアキによって呪殺されてもすぐに蘇生している。ただし蘇生には血を供給されるか、上記の特定の動作を代行してもらう必要があるため、誰かの介入がなければ死んだままで無防備である。血液が不足していると、再び変身しようとしても途中で変身が止まってしまったり、特定の動作をしても武装が現れなかったり、損傷だけが回復して人間の姿に戻ってしまったりする。
これらの存在には特定の呼称は「無い」とされていた。実際には、チェンソーマンの能力によりその名が抹消されたが、何故か存在は消えていなかったものたちである。
契約
デビルハンターが悪魔と契約することは合法だが、一般人の場合は犯罪となる。
契約は人間側に何かしらの代償を悪魔に与えなければならず、寿命や身体部位であることが多く、力を借りる都度に代償を支払うケースや再生不可な欠損と共に悪魔の部位や力を貸与されるもの、人間側の夢や死をみせる約束をする場合など様々である。
デビルハンター
地獄
登場人物
声はテレビアニメ版の声優。演は舞台版での俳優。
主要人物
公安編
デンジ
声 - 戸谷菊之介(幼少期 - 井上麻里奈)
演 - 土屋直武(幼少期 - 岩田陽葵)
本作の主人公。自称16歳。「チェンソーの悪魔」であるポチタとともに非正規のデビルハンターとして働く少年。死別した父親が遺した借金の返済に追われる日々を送っていたが、あるとき「ゾンビの悪魔」と契約したヤクザたちに殺害された際に、ポチタが心臓となり身体を再生させたことでチェンソーの悪魔へと変身する能力を手に入れた。その力でゾンビの悪魔とヤクザたちを皆殺しにした後、マキマに拾われて公安所属のデビルハンターとなる。
大胆不敵な自信家で、素直かつ単純な性格。物事を深く考えることが嫌いで自分の欲望に忠実だが、それらは過酷な幼少期を過ごした経験と「普通に生きて普通に死ぬ」という人並みの生活と幸福への憧れによるものである。幼少期からデビルハンター以外の生き方を知らずに過ごしてきたため、協調性や一般常識に欠けるが、次第に他者への思いやりや自分の生き方について考えるなど成長を見せるようになる。
初めて自分を一人の人間として扱ってくれた経緯からマキマに好意を持っており、公安で任務を続け、彼女に認められることを第一目標とする。その後、マキマの企みにより「チェンソーマン」に変身して暴走してしまうが、ポチタとパワーの助力によりデンジとしての姿を取り戻し、再びマキマと対峙。ポチタとの連携で勝利する。マキマへの好意は最後まで変わることはなかったが、マキマの所業によって命を落とした者たちへのけじめとして、彼女を攻撃としてではなく愛ゆえの行為で完全に殺すために、肉体を食して一つになることで罪を共に背負うことを選ぶ。
全てが終わった後はニャーコやマキマが遺した犬たちと暮らしていたが、転生した支配の悪魔である「ナユタ」を岸辺から預けられ、共に暮らすこととなる。
第二部『学園編』では高校生として学校に通っている。自身がチェンソーマンであることを隠しながら引き続き悪魔の討伐をおこなっているが、内心では周囲に自分がチェンソーマンであることを打ち明けたいと思っている。
チェンソーの悪魔
演 - 夛田将秀、仲宗根豊
デンジが悪魔に変身した姿。胸から生えたスターターロープを引っ張ることで変身する。変身すると頭部全体が、鋭い牙の生えたチェンソーのような形状になり、両腕からも腕を貫くようにガイドバーとソーチェンが生える。人や悪魔の血液をエネルギー源としており、どんなに深い傷を負っても胸のスターターロープを引っ張れば何度でも蘇ることができる不死身の存在だが、逆に貧血になると肉体の再生ができずに仮死状態に陥るという弱点も存在する。
戦闘時は常人離れした身体能力に加え、自身の肉体各部から突き出ている刃を高速回転させ、対象を荒々しく斬り刻む攻撃を得意とする。さらに数々の戦いを通じて肉体から突き出る刃の制御や出し入れ、伸ばしたチェーンを利用した移動や拘束などの応用もできるようになった。後にこの姿は仮のものであり、真の姿は地獄のヒーロー「チェンソーマン」であることが判明する。
チェンソーマン
精神が崩壊したデンジがマキマに助けを求められた際に変身した姿であり、かつポチタの真の姿。変身の際には、腹から腸のようなものが出てマフラーのように首に巻き付く。外見にデンジの面影はなく、通常時の変身よりも強大かつ凶悪な姿に変貌しているほか、戦闘力も大幅に増幅している。マキマ曰く「悪魔に最も恐れられる地獄のヒーロー」で、悪魔に助けを求められると現れるが、助けを呼んだ悪魔ごとあらゆる悪魔を殺し回り、自身は何度殺されても復活して蹂躙を続けるという滅茶苦茶な存在である。その活躍から怒りや畏怖、崇敬など様々な感情を悪魔から向けられている。
悪魔から恐れられる更なる理由として、悪魔を食べるとその名前を持つ存在をこの世から消し去ってしまうという能力を持っており、食べられた存在はあらゆる記録や個人の記憶から抹消されるため、その結果として作中の世界には「ナチス」「第二次世界大戦」「エイズ」「核兵器」「第六感」といった事物や概念が存在しない。
何者をも寄せ付けない圧倒的な強さでマキマと対峙したが、人々がチェンソーマンをヒーローと見なすようになり、恐怖されなくなったことで弱体化し、一度は敗北する。弱体化してからは、それまでのチェンソーの悪魔の姿に腕だけ鎧が備わったような見た目となっている。
チェンソーの悪魔
演 - 夛田将秀、仲宗根豊
デンジが悪魔に変身した姿。胸から生えたスターターロープを引っ張ることで変身する。変身すると頭部全体が、鋭い牙の生えたチェンソーのような形状になり、両腕からも腕を貫くようにガイドバーとソーチェンが生える。人や悪魔の血液をエネルギー源としており、どんなに深い傷を負っても胸のスターターロープを引っ張れば何度でも蘇ることができる不死身の存在だが、逆に貧血になると肉体の再生ができずに仮死状態に陥るという弱点も存在する。
戦闘時は常人離れした身体能力に加え、自身の肉体各部から突き出ている刃を高速回転させ、対象を荒々しく斬り刻む攻撃を得意とする。さらに数々の戦いを通じて肉体から突き出る刃の制御や出し入れ、伸ばしたチェーンを利用した移動や拘束などの応用もできるようになった。後にこの姿は仮のものであり、真の姿は地獄のヒーロー「チェンソーマン」であることが判明する。
チェンソーマン
精神が崩壊したデンジがマキマに助けを求められた際に変身した姿であり、かつポチタの真の姿。変身の際には、腹から腸のようなものが出てマフラーのように首に巻き付く。外見にデンジの面影はなく、通常時の変身よりも強大かつ凶悪な姿に変貌しているほか、戦闘力も大幅に増幅している。マキマ曰く「悪魔に最も恐れられる地獄のヒーロー」で、悪魔に助けを求められると現れるが、助けを呼んだ悪魔ごとあらゆる悪魔を殺し回り、自身は何度殺されても復活して蹂躙を続けるという滅茶苦茶な存在である。その活躍から怒りや畏怖、崇敬など様々な感情を悪魔から向けられている。
悪魔から恐れられる更なる理由として、悪魔を食べるとその名前を持つ存在をこの世から消し去ってしまうという能力を持っており、食べられた存在はあらゆる記録や個人の記憶から抹消されるため、その結果として作中の世界には「ナチス」「第二次世界大戦」「エイズ」「核兵器」「第六感」といった事物や概念が存在しない。
何者をも寄せ付けない圧倒的な強さでマキマと対峙したが、人々がチェンソーマンをヒーローと見なすようになり、恐怖されなくなったことで弱体化し、一度は敗北する。弱体化してからは、それまでのチェンソーの悪魔の姿に腕だけ鎧が備わったような見た目となっている。
ポチタ
声 - 井澤詩織
チェンソーの悪魔。デンジの相棒で、チェンソーを模した子犬のような見た目をしている。普段は「ワン」としか鳴かないが、稀に相手の意識内で会話することがある。
頭部から鼻先にかけてチェンソーの刃が生えており、作中ではデンジの武器や工具として活用されている。
瀕死で倒れていたところにデンジと出会い血を与えられ、「ポチタを助ける代わりにデンジを助ける」契約をし協力するようになる。悪魔でありながらデンジとは良好な関係を築いており、デンジが語る夢の話を楽しみにしていた。デンジが殺害された際には「心臓をデンジに与える代わりにデンジの夢を自分に見せてほしい」と言い、再び契約してデンジと一体化する。その後はデンジの体の中で生き続けており、夢の中からデンジに語り掛けるようになる。
その正体は地獄のヒーロー「チェンソーマン」の成れの果てで、強力な悪魔との激戦で瀕死になり、弱体化した姿であった。チェンソーマンとなったデンジがマキマによって瀕死にされた際には、デンジの血に残されたパワーの残滓に自らの肉を与え、パワーとデンジの復活に大きく貢献する。マキマとの最終戦ではデンジの策の一環としてデンジに成り代わってマキマと対決し、デンジを勝利に導いている。
「誰かに抱きしめてもらうこと」が夢であったが、強すぎたがためにデンジと出会うまでそれが叶えられることはなかった。第一部の最終回である97話では、自分とも通ずる部分のあった支配の悪魔の心中を見抜き、夢の中でデンジにナユタを「たくさん抱きしめてあげて」とアドバイスを残す。
マキマ
声 - 楠木ともり
演 - 平野綾
デンジの上司となる女性。内閣官房長官直属のデビルハンターで、公安対魔特異4課のリーダー。1本の三つ編みにしたチェリーピンクの髪と同心円状の瞳が特徴的な麗人。優しく人懐っこい一面と、非情で容赦のない冷徹さを併せ持ち、つかみどころがない性格。周囲の者を惹きつけるミステリアスな魅力の持ち主で、人間からも悪魔からも畏怖や憧れを抱かれる存在。
ゾンビの悪魔討伐に向かった際にデンジと出会い、彼を自身が担当する公安対魔特異4課に迎え入れる。癖者揃いの特異4課をまとめ上げる実力者で、肉体、精神、戦闘力のあらゆる面で常人をはるかに超越しているが、その出自や真意については謎が多い。
その正体は、内閣総理大臣と契約した支配の悪魔。「物事を掌握する力」を持ち、チェンソーマンが悪魔を食べて消えてしまった存在の名前もしばらくは憶えていられる。格下と見なした相手を意のままに操ることができるほか、契約によって自分への攻撃からのダメージを日本国民に移すことで不死身に近い存在となっている。
チェンソーマンには狂気にも似た憧れを抱いており、彼の力を支配して「なくなったほうが幸せになれるもの」を消し去って「より良い世界」を作ろうとしている一方で、彼に食べられて消滅することもまた本望と語っている。数々の任務の末にデンジの精神を崩壊させることでチェンソーマンを出現させることに成功するが、最終的にパワーの介入と再起を遂げたデンジの策に嵌まり敗北。最期は食べることでデンジの肉体と「一つになる」という奇策を取られたことで不死身の契約を無効化されて消滅する。
ポチタの見立てによれば、家族や対等な関係に飢えており、人が恐怖を抱くものを消すことで、恐怖による支配でしか他者と関われなかった自分が対等な関係を築ける世界を作ることも目的の一つだった。
早川 アキ(はやかわ あき)
声 - 坂田将吾(幼少期 - 村瀬歩)
演 - 梅津瑞樹
公安対魔特異4課の隊員で、デンジの3年先輩の男性。髪を後頭部の高い位置で結っている。両親(声 - 上田燿司、斎藤恵理)と弟のタイヨウ(声 - 中臣真菜)を銃の悪魔に殺され、復讐のためにデビルハンターになった。銃の悪魔討伐に命を懸けており、死すら厭わないほどの強い信念と高い実力を持つ。普段は冷徹に振舞っているが、根は心優しく情に厚い性格。バディの姫野とは付き合いが長く、互いに厚い信頼を置いている。また、マキマには「命の恩人」として好意を抱いている。
物語開始時点では狐の悪魔・呪いの悪魔と契約しており、戦闘においては悪魔の力を駆使して戦うが、度重なる悪魔の力の行使により残りの寿命が大きく削られている。サムライソードとの戦いで狐の悪魔に見限られ、呪いの悪魔の力も寿命が減りすぎて使えなくなったため新しく未来の悪魔と契約し、天使の悪魔とバディを組んで彼の作り出した寿命武器の刀で戦うようになる。
デンジとパワーが公安対魔特異4課に加入した後は彼らの監視役兼保護者として共同生活を送る。当初は自分勝手なデンジとパワーに手を焼いていたが、ともに暮らす内にかけがえのない存在になってゆき、悲願であったはずの銃の悪魔討伐作戦の際には彼らを失うことを恐れて不参加を要請するまでになる。しかし銃の悪魔迎撃のためにマキマの能力によって支配され、さらに銃の悪魔に肉体を奪われ銃の魔人となりデンジを襲う。混濁した意識の中で、デンジと雪合戦をする幻想を見ながら人々の殺戮を開始するも、最終的には人々の救いを求める声に答えたデンジによって倒される。しかし、その精神は最期の瞬間に弟と再会し、かつて出来なかった弟とのキャッチボールを果たすことで幸福に満たされていた。
パワー
声 - ファイルーズあい
演 - 甲田まひる
血の魔人。魔人としては比較的知能と理性があったためマキマに保護され、魔人でありながら公安対魔特異4課のデビルハンターとなる。容姿はおよそ10代後半程度の女性で、亜麻色のロングヘアー、頭頂部の2本のツノ、十字の文様が入った虹彩が特徴。一人称は「ワシ」で、老人語混じりの話し方をするが実際は子供っぽく、非常に自己中心的かつわがままな性格。言ったことをすぐ覆すうえに虚言癖があり、かつ無責任で都合の悪い事態は責任転嫁する。元が悪魔だった故にプライドが高く傲慢だが、自分より強い相手には逆らわず自己保身を優先する傾向にある。
血を操る能力を持ち、血を固めて武器を生成したり、自分や他者の血液を操作することで止血を行うこともできるが、本人は魔人状態であるために他人の血の操作は苦手と述べている。また吸血することで自らの力を強化することができる一方で、逆に血を使いすぎると貧血になり動けなくなる弱点もある。
特異4課に加入したデンジのバディとなるも当初は人間を信用していなかったが、唯一心を許していた猫の「ニャーコ」をデンジに救われたことで信頼関係を築く。デンジとバディを組んで以降はデンジと共にアキの自宅で暮らし、様々な任務で活躍するが、後に独自の思惑を秘めたマキマに殺害される。しかし以前にデンジに自らの血を吸わせていた事から、デンジの中で辛うじて生きながらえ、血の悪魔本来の姿で復活。致命傷を負いながらもマキマからデンジを護りきり、最期は「血を与える代わりに、いつか血の悪魔を見つけて再び友達になる」契約をし、デンジを復活させて消滅する。
83話ではマキマからチェンソーマンの眷属に数えられる。
学園編
三鷹 アサ(みたか あさ)
「学園編」の主人公。第四東高等学校に通う少女。肩の下まで伸びた黒髪を後ろで2つに束ねている。両親を悪魔に殺された過去を持ち、人々に持て囃されている悪魔のヒーロー「チェンソーマン」を嫌っている。頑固で融通が利かない性格により周囲からは孤立しているが、根は真面目で繊細な常識人。また、内心では素直な生き方や、友だちや恋人を作ることに憧れている。
クラスで飼われることになった鶏の悪魔・コケピーとの交流で周囲に心を開きかけるが、誤ってコケピーを死なせてしまったことで、より孤立を深めてしまう。その夜、クラスの委員長が契約した「正義の悪魔」によって頭部顔面を切り刻まれ殺されかけるが、突如現れた戦争の悪魔に身体を乗っ取られたことで委員長を撃退。それ以降「戦争の悪魔(ヨル)」と身体を共有することになる。
チェンソーマンを倒すことができれば肉体を返すというヨルの言葉により、不本意ながら校内にある「デビルハンター部」入部を目指すこととなる。その過程で初めての友人となるユウコや、吉田ヒロフミ、デンジたちと接触する。
ヨル/戦争の悪魔
登場時はヨタカに似た不気味な姿をしている戦争の悪魔。チェンソーマンを倒すことを目的としている。
アサの身体を乗っ取り体を共有するようになってからは、便宜上ヨルと名乗る。アサの脳内で会話するときや、ヨルが肉体の主導権を握るときは、顔に大きな傷跡がついたアサの姿で登場する。
チェンソーマンを探すために勝手の判らぬ人間社会に適応せねばならないことから、アサの身体意識の全てを乗っ取ることをせず、アサの脳の半分を残すことで共存状態をとっている。高圧的で傍若無人だが、脅しの通じないアサの難儀な性格やお人好しぶりに頭を抱えたり、アサの意識誘導に引っかかったりと、どこか人間臭い部分がある。
自分の物だと認識した物体や生物、そしてアサに好意を持つ人間を武器に変える能力を持っており、武器の強さは、武器にされる人間に対してアサが罪悪感を抱いているほど強くなる。ヨルの意思でアサと体の主体となる表に出る人格を切り替えることが可能だが、アサの恐怖心が強くなっている間は人格を切り替えることができない。
チェンソーマンが該当悪魔を食べたことで「核兵器」や「第二次世界大戦」の存在が世界から消滅しているうえに、自身も何度も戦ったが敗けて体を食われて弱体化しているため世界に大きな戦争が起こらなくなっており、「戦争の恐怖」とともに自身が忘れられることを恐れている。
ナユタ
公安警察
公安対魔特異課
公安警察における、対悪魔を目的とした部署の一つ。福利厚生が厚く、給与目当てで就職する者も多いが、その性質上民間で対処出来なかった強力な悪魔と対峙するため殉職者が後を絶たない。所属する者は1年後までに大抵死ぬか、民間のデビルハンターに転職するとのこと。とりわけ対魔特異4課は実験的部隊とされ、魔人や悪魔が隊員として所属している。作中で銃による襲撃で大半の人員が殉職したため、1〜3課は4課と合併された。
姫野(ひめの)
声 - 伊瀬茉莉也
演 - 佃井皆美
デンジの先輩で、アキのバディ。隻眼で眼帯がトレードマークの美女。明るくノリのいい性格。酒好きだが酒乱であり、酔うと奇行が増える。酔った勢いで一度はデンジを自宅に連れ込み性行為に及びかけるも、互いに別の想い人が居ることを知ったことで「友達」となった。父と妹(声 - 松本沙羅)がおり、実家に仕送りをしている描写がある。
自身の右目を代償に幽霊の悪魔と契約しており、不可視、不可触の腕を自由自在に操ることができる。デビルハンターとしての経歴は長く、過去5人いた彼女のバディはいずれも殉職している。その影響かアキとバディを組む以前は暗くシビアな性格だった。アキに好意を持っており公私ともに依存しつつも、内心ではアキが公安を辞めて穏やかに生きることを望んでいる。愛煙家であり、元々は嫌煙だったアキをなし崩し的に喫煙者にした。
サムライソードとの戦いの際に、アキを護るため幽霊の悪魔に自身の全てを捧げて戦うも、ヘビの悪魔に幽霊の悪魔を喰われ肉体が全て消滅する。
荒井 ヒロカズ(あらい ひろかず)
声 - 八代拓
演 - 鐘ヶ江洸
デンジの同僚で、コベニとバディを組む新人の男性。22歳。趣味は俳句。姫野曰く「実力不足だけどやる気は十分」。狐の悪魔と契約している。大柄な体格と生真面目な性格をした堅物だが、繊細で面倒見のいい一面もある。幼少期は母親がよく酔って帰ってきたらしい。
当初はデンジのことは快く思っていなかったが、永遠の悪魔との戦いでデンジに助けられたことで認識を改めたのも束の間、特異課襲撃の際にコベニを庇って射殺された。
東山 コベニ(ひがしやま こべに)
声 - 高橋花林
演 - 岩田陽葵
デンジの同僚で新人の小柄な女性。20歳。同じく新人の荒井とバディを組んでいたが、彼の死後は暴力の魔人とバディを組むことになった。姫野曰く「引っ込み思案だけどかなり動ける」。契約している悪魔は秘密。本人は大学進学を望んでいたが、優秀な兄を大学に行かせるため、嫌々ながらデビルハンターになった。9人兄妹で、所謂毒親に搾取される荒んだ家庭環境を持つ。小心者で精神的に脆い部分があるが人並み外れた身体能力を持ち、対人での戦闘力は非常に高い。
給料を貯めて自動車(フィアット・500、通称コベニカー)を購入したが、パワーにアメリカの刺客の長男を撥ねるのに利用され、その後の戦いの中で大破してしまう。その後デンジらと共に地獄に送られてしまうが暴力の魔人に守られて生還、ついに公安を辞職した。
辞職後はハンバーガーチェーン店『ファミリーバーガー』に勤めていたが、店長や店員からパワハラを受け「助けて」と零した事でチェンソーマンを呼び寄せる。「女とデートをしたい」というデンジの夢に付き合わされる形でチェンソーマンに連れ回された挙句、マキマとチェンソーマンの戦いに巻き込まれる。その後は元に戻ったデンジと共に岸辺に匿われ、命を落としかねない状況に怯えながらも両親から離れられることに安堵していた。
円(まどか)
声 - 武藤正史
演 - 船木政秀
特異4課所属のデビルハンターだった男性。顔の切り傷と眼鏡が特徴で、甘いものが好物。特異課襲撃の際には行動を共にしていた女性課員(声 - 國府咲月)は死亡するが、彼自身は生存。その後は公安を辞職し、民間のデビルハンターとなった。
伏(ふし)
岸辺(きしべ)
声 - 津田健次郎
演 - 谷口賢志
姫野、早川の師匠である初老の男性。年齢は50代。初登場時は公安対魔特異1課所属で、後に合併された特異4課の隊長を務めることになった。口の左にある縫い跡が特徴的なほか常に無表情で、何を考えているのかわからない印象を与える。特異課襲撃の後、サムライソード打倒に備えてデンジとパワーの稽古をつける。
「悪魔が恐れるデビルハンターは頭のネジがぶっとんでるヤツ」という持論を持っており、好きなことは酒と女と悪魔を殺すことと語るなどエキセントリックな面が目立つ。仕事の際には冷静沈着かつ冷酷に振舞っているが、根は人情家で、仲間想いの性格。
自称「最強のデビルハンター」で、老いとアルコールにより実力に衰えはあるものの、それでもマキマを除けば公安所属のデビルハンターの中では最強という超人的な戦闘力を持つ。ピンツィによれば爪の悪魔・ナイフの悪魔・針の悪魔と契約しているが、契約の対価として払えるものは体に残っていない。
当初からマキマを警戒しており、マキマがチェンソーマンを復活させた際には、彼女のマンションを機動隊やデビルハンター達を率いて襲撃するが失敗。自意識を取り戻したデンジとコベニを匿い、デンジの最後の戦いに協力する。全ての決着がついた後、中国から拉致してきた、生まれ変わった支配の悪魔であるナユタをデンジに預け、自身は姿を晦ましている。
かつては9年以上クァンシとバディを組み、また彼女に惚れてアプローチをかけていたが、彼女が女の方が好きであることから諦めている。
ビーム
声 - 花江夏樹
サメの魔人。筋肉質な男性の肉体を持つ。頭の上半分がサメの頭部と背鰭を模したような形になっており、耳も人間のものより尖っている。戦闘時には頭部全体がサメになり、目標に喰らいついて攻撃する。短時間であれば悪魔本来の姿にもなれる。地中や壁などあらゆる場所を泳ぐことが可能で、普段のパトロールの際には頭頂部の鰭だけ地上に出して地面に潜んでいる。非常に凶暴で普段は会話もできないほどだが、マキマには頭が上がらないようで彼女には忠実。また、チェンソーの悪魔の過去を知る人物の一人で、デンジのことを「チェンソー様」と呼び慕っている。
レゼと台風との戦いでは大いに活躍するが、闇の悪魔との戦いでは、デンジを復活させるために彼に血液を分け与えた後、殺されてしまう。83話ではマキマからチェンソーマンの眷属に数えられる。
天使の悪魔(エンジェル)
声 - 内田真礼
頭上の光輪と一対の羽を備えた、中性的な天使の姿をした悪魔。羽は防御等に活用することもできる。性別は男性。姫野の後任でアキのバディとなる。覇気に欠け、常に気だるそうにしているほか、「働くくらいなら死んだほうがマシ」など、自らの死を望むような発言も多いが、マキマによれば、怠け癖がなければ岸辺の次に強い。他の悪魔の例にもれず、人の苦しみを望んでいる旨の発言をしている一方、天使らしい慈悲や気遣いを覗かせることもある。
特殊な悪魔らしく、悪魔ながら人間に敵意を抱いていないものの、意思とは無関係に、触れた人間の寿命を吸い取る能力を持っている。彼自身はこの能力を「死を呼んでしまう」として嫌っている。吸い取った寿命を変換して武器を造ることもでき、アキの新しい刀も彼の能力で造ったもの。武器は使用する寿命に応じて強力になり、召喚する際は光輪から引き出す。かつては漁村らしき場所を故郷として人と交わって暮らし、思い人すらいたが、マキマに操られて村の人間の寿命を全て吸い取っており、その記憶を消されている。
闇の悪魔との戦いで両腕を失う。アキと共にマキマに相談に行き、アキがマキマに操られる様子を見て記憶を取り戻し、反旗を翻すが再支配されてしまう。83話ではマキマからチェンソーマンの眷属に数えられる。
暴力の魔人(ガルガリ)
声 - 内田夕夜
ペストマスクとガスマスクを合わせたような仮面を装着し、パーカーのフードを被った男性。特異課の統合以降は、コベニとバディを組んで活動している。魔人の身でありながら強すぎるため常に毒の出る仮面で力を制御されているが、それでも蹴り技を筆頭とする格闘能力では無類の強さを発揮する。仮面の下は人間に近い顔をしているが目が2対ある。
暴力を冠する物騒な名前とは裏腹に、本人は争いを嫌う気さくで明るい性格をしており、フレンドリーな言行も多い。人間としての脳が多く残っているらしく、乗っ取った人物が生前に通っていた学校や定食屋の記憶が残っており、マキマに助けられたことも覚えているが、なぜその人物が亡くなったかは覚えていない。
闇の悪魔との戦いでは仮面を外して全力で応戦し、満身創痍になりながら奮戦するも敗れて死亡する。
83話ではマキマからチェンソーマンの眷属に数えられる。
蜘蛛の悪魔(プリンシ)
声 - 後藤沙緒里
人間の女性に似た上半身と蜘蛛のような多脚を備えた悪魔。顔には正中線に沿ってファスナーのような溝が走っている。人間に友好的だが、癇癪で安易に人を殺すとして警戒されている。常に無表情だが、マキマには忠実で彼女に付き従っている。
多脚を利用して天井を移動したり、脚で敵を貫いたり切り裂いたりする。また、体のファスナーを開くことで任意の物を召喚する能力を持っている。
83話ではマキマからチェンソーマンの眷属に数えられる。
公安対魔2課
野茂(のも)
古野(ふるの)
京都公安
黒瀬 ユウタロウ(くろせ ゆうたろう)
声 - 河西健吾
演 - 阿瀬川健太
京都公安所属の男性。鼻から左頬にかけて切り傷がある。罰の悪魔と契約している。特異課襲撃の後に特異4課の指導に来訪、早川に未来の悪魔との契約を結ばせた。早川同様に銃の悪魔への恨みでデビルハンターになったが、復讐はすでに諦めている。ゆえに愚直に復讐を目指す早川には苛立ちを感じているが、一方でその身を案じて激励を送った。
学生時代はサッカー部に所属していた。兄がいたが、悪魔に食べられ亡くなっている。東京にミサという名の恋人がいる。マキマの要請を受け、デンジ護衛任務に参加するべく東京まで車で移動する道中で、アメリカからの刺客の三兄弟によって天童・スバルと共に射殺された。その後、銃の悪魔との対決の際にマキマの支配を受けた状態で召喚される。
天童 ミチコ(てんどう みちこ)
声 - 上田瞳
演 - 三枝奈都紀
京都公安所属の女性。長身で、鼻から右頬にかけて切り傷がある。ジョーイ曰く「いい女」。黒瀬と同じく罰の悪魔と契約している。黒瀬とバディを組んでおり、ともに特異4課の指導に来た。黒瀬・スバルと共に、デンジ護衛任務に召集されるも道中で射殺される。その後、黒瀬と同様に銃の悪魔との対決の際にマキマの支配を受けた状態で召喚される。
宮城公安
日下部(くさかべ)
民間デビルハンター
吉田 ヒロフミ(よしだ ひろふみ)
高校生であり民間デビルハンター。デンジ護衛任務のために雇われた。岸辺とは知り合いの仲。光のない黒目、長い前髪、口元のホクロ、左耳の大量のピアスが特徴。「蛸の悪魔」と契約しており、蛸の触手や墨など多彩な戦法を持つ。
常ににこやかで人当たりのいい気さくな性格だが、敵に対しては冷徹に容赦なく殺す。己を三流と謙遜しているが、クァンシと攻防が成立するレベルの実力者である。サンタクロースによる地獄送りを免れ、特に負傷なく戦いを終える。
第2部『学園編』で、アサとデンジが通う高校に転校生として登場した。公安入りしており、チェンソーマンの正体がデンジとバレるのを阻止するよう図るが、説得に難航することになる。1部では飄々として底を見せなかったが、2部にてわりとまともな性格であることが判明した。
武器人間
悪魔でも魔人でもない不死の存在であり、様々な武器の名を冠した悪魔に変身することができる。武器人間とは仮称であり、チェンソーマンによって名前を奪われているため正式名称はないが、彼らは暫定的に『武器人間』と呼ばれている。第1部終盤にて、マキマの支配のもとに「公安対魔特異5課」として集結し。チェンソーマンと戦った。マキマの死後は姿を見せていなかったが、2部にて何人かが「ウェポンズ」と名乗りチェンソーマン協会に協力している。
沢渡アカネと銃の悪魔に利用され、武器人間となった。公安対魔特異5課メンバー。
ソ連の工作員。公安対魔特異5課メンバー。
最古のデビルハンター。日本の公安に所属していたこともある。公安対魔特異5課メンバー。
須郷ミリ(すごう みり)
武器人間・槍
武器人間・鞭
チェンソーの心臓を狙う者たち
永遠の悪魔
沢渡 アカネ(さわたり あかね)
声 - 大地葉
演 - 新原ミナミ
ショートカットでヘビのような虹彩を持つ少女。元は民間のデビルハンター。ヘビの悪魔と契約している。自身の爪などを代償に、尻尾で攻撃させたり、対象を丸呑みにさせたりする。丸呑みにした悪魔を吐き出させ、そのまま使役することもできる。
詳しい経緯は不明だが、銃の悪魔と契約して2万円と交換でヤクザたちに銃を流し、また「ヤクザの孫」を改造して刀の悪魔の心臓を移植し、特異課を半壊させた。再戦にて、蛇の悪魔の能力で得た「姫野の幽霊の悪魔」を使役するが、アキとコベニに敗れる。尋問の前にヘビの悪魔に首を刎ねられ、謎を多く残したまま死亡した。死体はマキマに回収されており、銃の悪魔との決戦時、彼女の能力の生け贄の一人として再登場している。
ヤクザの孫
声 - 濱野大輝
演 - オレノグラフィティ
デンジを雇っていたヤクザの孫。長いモミアゲが特徴的な男。彼を名前で呼ぶ者は登場していないため本名は不明で、デンジからは「モミアゲマン」、岸辺からは「サムライソード」、沢渡やヤクザの部下たちからは「若」と呼ばれる。ヤクザの組長(声 - 松山鷹志)の意思とは関係なく部下を引き連れ行動している。祖父を盲目的に敬愛しており、自分や祖父の正当性を疑わず、デンジを祖父の仇として恨んでいる。一方で、他者に対しては高圧的で見下すような態度をとる。ひたすら自分本位に都合のよい言動が多い。
沢渡に身体を改造されて心臓が刀の悪魔になっており、刀の悪魔に変身することができる。デンジの同類の武器人間(悪魔でも魔人でもない存在)であり、絶命しても条件を満たせば蘇る。初戦ではデンジを圧倒したが、再戦にて敗北して捕らえられた。警察に引き渡される前に、姫野の復讐という名目でデンジと早川に股間を蹴られ続け悶絶した。
逮捕後の処遇は不明であったが、後に公安対魔特異5課の一員として、記憶を書き換えられた形で再登場する。
刀の悪魔(サムライソード)
演 - 吉岡将真
彼が悪魔(武器人間)に変身した姿。仕込み刀のようになった左手を引き抜いて抜刀することで変身する。
変身すると、長大な刀が頭を後ろから前に貫くようにして水平に生え、その刃の部分とツバが一体化した軍帽のようなものも現れる。頭部は黒い肉質に覆われ目などの感覚器は確認できないが、口は歯が剥き出しになったものになる。腕からも、腕を貫くように刃が生える。
戦闘では主に両腕の刃を使うほか、身を屈めて構えを取った後、高速で突進しながら刀を振り抜く居合斬りのような攻撃を得意としている。
レゼ
声 - 上田麗奈
カフェ「二道」でバイトする女性。明るく天真爛漫な性格の美女。黒髪と、側面にリングが付いたチョーカーが特徴。雨宿りのために入った電話ボックスでデンジと出会ったことで交流を持ち、彼にとって二人目の「好きな人」となる。
学校に通ったことがなく若い身空で危険な仕事に就くデンジを案じて、度々デートに誘い、アプローチをかける。
その正体は、かつてソ連軍が国に尽くす戦士を育てるために人体実験の要員として集めた「モルモット」と呼ばれる子供達の一員。爆弾の悪魔に変身することができ、デンジのような、悪魔でも魔人でもない存在であるとされる。その素性には謎が多いが、悪魔の間では名の知れた存在であるとされる。
駆け落ちの提案を断ったデンジに牙を剥いて心臓を奪おうとし、一時はデンジを瀕死にまで追い込むも、復活したデンジに一瞬の隙を突かれて海に引きずり込まれ敗北する。戦闘後、今度はデンジの方から駆け落ちを提案され、心揺れるも、マキマと天使の悪魔に殺される。
後にチェンソーマンとなったデンジに対抗するための公安対魔特異5課の一員として、記憶を書き換えられた形で再登場。
「 モデルにした「人狼 JIN-ROH」てアニメ映画とかなり似ている所があって、「人狼 JIN-ROH」は女の子が爆発で死ぬシーンから主人公の物語が始まっていくんですけどあの子とレゼはかなりポージング似ていたり、いろいろなものが似ています」と作者は公言している。
爆弾の悪魔
レゼが悪魔(武器人間)に変身した姿。首の右側にあるリング(手榴弾のピンのようなもの)を引き抜くことで変身する。変身は首から上が爆発したあと衣装が生成され、煙の中から頭部が現れて完了する。
変身すると、頭部が航空爆弾を模したようなものに変化し、導火線状のもので編まれたオペラグローブと、ダイナマイト状のものが連なったエプロンを身に纏う。頭部には目と思われる切れ込みと、剥き出しの牙が並んだ口が確認できる。
戦闘では主に、自身を起点とした爆発による攻撃を行うが、攻撃手段や応用は幅広く、デンジやサムライソードよりも練度の高さが見て取れる。作中では火花を飛ばして離れた場所に爆発を起こしたり、徒手格闘に爆発や爆風を付与し、速度や破壊力を強化するなど様々な戦法を見せている。
台風の悪魔
モヒカン男と組んで行動していた悪魔。露出した脳と腸が周囲を取り巻いた巨大な赤子という、異様な姿をしている。当初は排水溝に流れ込む水の渦として現れていたが、後に本体が明らかになった。関係性は不明だが、レゼには頭が上がらない様子。風雨を操る強力な悪魔で、モヒカン男がデンジを狙った際に、レゼがいるとは知らずに2人を学校に閉じ込めるために雨を降らすが、それをレゼに咎められ、許す代わりに服従を強いられる。レゼと特異課との戦闘に加勢し、強風を巻き起こして天使の悪魔やアキに死を覚悟するほどの苦戦を強いるが、デンジとビームの共闘で身体をバラバラにされた。
死んで地獄に落ちたが、別個体として再生した。三鷹アサの母の死の原因となった。
モヒカン男
アメリカの刺客
ジョーイ
ジョーイ
アルド
アルド
サンタクロース
トーリカ
トーリカの師匠
トーリカと共に狩りをしながら暮らしている妙齢の美女。寿命が残り半年しかない。
国からの依頼で、デンジの心臓を奪うべく来日する。柔和で人懐っこく穏やかな雰囲気を持つが、デンジ本人にすら気付かれずに攻撃を加えるなど力量は計り知れない。
その正体は真のサンタクロース。ドイツのサンタクロースは、あくまで外交や契約を代行する傀儡であった。人形の悪魔と契約している、自らが人形の悪魔であるという2通りの自称があり詳細不明。呪いの悪魔とも契約しており、アキとは条件が異なっている。
大量の人間を人形に変化させて操るほか、事前準備を施すことでより人間に近い『精巧な人形』を作ることもできる。精巧な人形は人間として判定されるため、悪魔と契約したり対価を支払うことができる。真の仕事はマキマを殺すことであり、デンジをチェンソーの心臓として闇の悪魔に差し出し、対価に闇の悪魔の肉片を得て取り込み、パワーアップする。以後は暗闇で体を修復したり、人形のパーツを集めて自ら大型の人形になるなどの力を見せた。
闇の力を得て、マキマに襲撃をかけて追い詰める。しかしデンジにペースを乱され、闇と人形の力を攻略され、身体をバラバラにされる。身動きがとれなくなった隙にコスモの大技を命中させられ、「ハロウィン」と呻きながら焼死する。
クァンシ
中国からの刺客。右目に眼帯をした気だるげな銀髪の美女。
4人の女性型魔人を愛人として常に侍らせている同性愛者で、報酬として彼女たちに人権と義務教育を与えることを条件に、デンジを捕えるべく来日する。常に眠たげな表情を崩すことなく仕事に対する熱意も感じさせないが、岸辺曰く「素手の殴り合いなら人類最強」らしく、常人離れした実力と身体能力を持つ。何らかの悪魔の能力により、対象に剣を振りかざした後に「死体が喋っている」という意味の言葉を誰かが述べると対象が切断される。サンタクロース曰く『最古のデビルハンター』であり、岸辺とはかつてバディを組んでいた。「この世でハッピーに生きるコツは無知でバカのまま生きること」という持論を持っており、マキマ殺害を画策する岸辺に、手を引くよう忠告を送った。地獄で闇の悪魔にバラバラにされて死亡したが、地上でツギハギに蘇生され、サンタクロース打倒の為にデンジと共闘した。サンタクロースを倒した後は共闘の終わりを告げると同時にデンジの首を落とすも、直後に現れたマキマの剣の一閃により、魔人たちと共に首を落とされ、かつてのバディであった岸辺の目の前で死亡した。
後にデンジに対抗するための公安対魔特異5課の一員として、記憶を書き換えられた形で再登場。
青年期の岸辺とバディを組んでいたが、その頃から容姿が殆ど変化していない。
ピンツィ
ロン
コスモ
クァンシに付き従う魔人。跳ねた髪をお下げしているほか、頭の右側から脳と眼球が垂れており、垂れた脳みその一部をリボン結びにしており、虹彩にはハートの模様がある。表情と動きが豊かで活発な性格だが、「ハロウィン」としか言わず、コミュニケーションは不全。彼女に話しかけられた際に「ハロウィン」と聞き返した者は、彼女同様「ハロウィン」を連呼し続ける、もしくは語尾に「ハロウィン」がつくようになる。
その正体は、全宇宙のあらゆる知識を有した宇宙の魔人で、図書館のような精神世界へ他人を連れ込むことができる。精神世界では理知的で達観したような話し方をする。精神世界へ連れ込んだ標的の脳へ森羅万象の知識を流し込み、無力化する。曝露した者は、死ぬまでハロウィンのことしか考えられなくなり、コスモ同様にコミュニケーションは不全となり「ハロウィン」としか言えなくなる。その能力によってサンタクロースを倒すが、闘いの後はクァンシと共にマキマに首を落とされ、死亡した。
第四東高等学校
「学園編」の舞台となる、東京で一番大きな高等学校。「デビルハンター部」なる部活動が存在する。
委員長
田中先生
コケピー
ユウコ
アサと同学年の別クラスで、「デビルハンター部」の入部希望者としてアサやヒロフミと組む。ショートカットでメガネを掛けている。
明るく快活な性格で、コケピーの一件でクラスでいじめられるようになったアサを気遣うなど友好的に接する。「コウモリの悪魔」に襲撃を受け負傷し気絶するが、ユウコを武器化しようというヨルの意見を無視したアサによって助け出される。
実は正義の悪魔と契約しており、その影響で他人の心が読めるようになると同時に異形の姿に変異する能力を獲得している。アサのいじめを止めるために学校で同級生達を殺そうとしたところ、ヨルの正体を知ったユウコを殺すために現れたヨルと交戦する。思考を読む異能で、ヨルには善戦するが、アサに斬られて死にかけ、キガの介入で蘇る。乱入してきたチェンソーマンと交戦となり、自分の正体をバラすこと以外何も考えてないデンジの思考は読めずに敗北する。その場は逃れたが、異形と化した姿は戻らず、アサのもとを訪れ別れを告げた。その後、偽チェンソーマンに殺されてしまう。
飢餓の悪魔 /キガ
女子高生の姿をした悪魔で、戦争の悪魔の姉。飢餓状態の生物を駒にする能力を持っている。マキマやナユタ、ヨルのような同心円状の瞳が特徴的で、両耳に長いピアスを付けている。悪魔の時代が来て中華料理などの自分が食べたいものが消えるのを避けるために暗躍している。
ユウコを倒したアサの前に現れ、「妹の頼みだからユウコを助けてあげる」と言い、ユウコを復活させた。
デンジとの水族館デート中のアサに接触し、自らの正体を明かすと共に、「アサがデンジを武器化するまで」という条件付きで永遠の悪魔の力でアサ達を水族館に閉じ込めるが、アサの機転で水族館が武器化されたことで失敗に終わる。
落下の悪魔を人間界に召喚し、アサ/ヨルを悪魔の胃に閉じ込めて飢餓状態にしようとしたが、ナユタの妨害によりアサ/ヨルが吐き出されて失敗に終わる。
132話からは、チェンソーマン協会を作り、伊勢海を表の顔として利用しながら活動している。
伊勢海 ハルカ(いせうみ はるか)
三船 フミコ(みふね ふみこ)
悪魔(登場人物)
人間と契約している悪魔
狐の悪魔
声 - 甲斐田裕子
アキと契約していた悪魔。全体像は明らかになっていないが、巨大な狐の姿に似た姿をしている一方、頭部には大小複数の目がついている。呼び出す部位に応じた形の手印と「コン」の号令によって呼び出すことができる。比較的人間に友好的な悪魔で、アキ以外にも多くの人間と契約しており、皮膚や体の一部を代償に頭部を召喚できる。戦闘では爪で斬りつけたり、頭部で敵に食らいつくなどして攻撃する。姫野曰く面食いで、頭を使わせてもらえるのは容姿の優れた男性だけらしい。
強力な悪魔だが、サムライソードやレゼといった悪魔でも魔人でもない存在は口に合わないらしく、飲み込むことなく取り逃してしまう。アキの命令でサムライソードを食らいつくが、あまりの嫌悪感にアキを見限ってしまう。
呪いの悪魔
声 - 上田ゆう子
アキやサンタクロースなどが契約している悪魔であり、アキからはカースと呼ばれている。釘で相手の体を打ち、代償を払うことで能力が発動し、相手を呪い殺す。アキはその力が宿った釘のような形の刀を所持しており、能力を使う際はこれを使って闘う。アキは、刀を3回刺すことで寿命と引き換えに対象を呪い殺す、という内容で契約しており、正に切り札に位置付けられている。サンタクロースは条件が異なる。
決まれば確実に相手を殺すことができるが、死んだ後に蘇ることができる武器人間には効果が薄い。
未来の悪魔
声 - 裕樹
銃のテロリストによる襲撃後に新たにアキが契約した悪魔。妙にテンションが高く、「未来最高」と叫ぶことが多い。人型の樹木のような姿をしており、頭部には目が3対あるほか、腹部のうろの中にも大きな目があり、うろの中に頭を入れた人間の未来を結末まで見ることができる。
アキ以外にも公安に2人、それぞれ両目と味覚と触覚、寿命の半分を代償に契約している人物がいる。「最悪な死に方をする」アキの未来を気に入り、右目に住まわせるだけという破格の代償の軽さで契約した。
能力によりアキは数秒先の未来を見ることができるようになるが、あくまでも「見えるだけ」であり、未来の出来事にどう対処するかは本人次第。また、未来の悪魔の方から勝手に未来を見せてくることもある。
幽霊の悪魔
声 - きそひろこ
姫野が契約している悪魔。姫野からはゴーストと呼ばれている。本体は花が繁茂した胴体に、目と口が縫い合わされた女性の顔と大量の骨張った腕が生えた見た目をしており、姫野はその腕のうちの一本を借りている。姫野は手のひらにある口を介して会話していたが、本体が言葉を発する描写はない。目が潰れているため、人間の恐怖心を察知して動いている。沢渡に使役されてアキと戦った際、アキに姫野が遺したタバコを授け、それを見て恐怖を克服したアキに首を切られ、消滅した。
ヘビの悪魔
人形の悪魔
サンタクロースが契約している悪魔。姿や契約内容は不明。能力を使うと触れた人間を操り人形に変えることができ、人形に触られた者も人形となる。人形となった者は、文字通り顔が人形のように変化して表情を失うほか、体の一部を変形させることもできる。事前に対象に『人間しか持たない感情』を学習させておくと、より人間に近く、サンタクロースの意のままに操れる『精巧な人形』を作れる。
世界中に散在する無数のストック達の中の1人がサンタクロースになるというからくりで動いている。そのためサンタクロースを殺しても次のサンタクロースが出現するだけで、人形の悪魔を滅ぼすためには何らかの対策が必要になる。最終的には宇宙の魔人によって攻略された。
石の悪魔
蛸の悪魔
地獄の悪魔
闇の悪魔
地獄の超越者・根源的恐怖の1人。悪魔は死ぬと輪廻転生するのだが、超越者は一度も死んだことがない。 何もせずとも魔人や悪魔たちが揃って恐慌をきたすほどの存在であり、地上で恐れられている銃の悪魔よりはるかに強い。
サンタクロースが契約していた悪魔。チェンソーの心臓を持ってくることと引き換えに、サンタクロースに自らの肉片を提供する。
体が複数のミイラで組み上げられた人型の異形がマントを羽織ったような姿をしている。地獄の上空にある無数のドアの一つから、上下に両断された宇宙飛行士で作られた花道とともに現れ、地獄の悪魔によって地獄へと連れていかれた面々の両腕を瞬く間に切断する。一瞬で周囲を闇で覆う、触れることなく対象に風穴を開ける、バラバラに切断する、体を捩じり折る、覗き込むだけで血を噴出させる、といった不可視の攻撃をする驚異的な力を持っている。また唯一目に見える攻撃手段として、鍔に4つの鈴が付いた巨大な刀を操ったりもする。デンジのチェンソーの刃が当たらない。
その他の悪魔
銃の悪魔
作中で大きな影響力を持つ悪魔。作中時の13年前、紛争などにより世界的に銃への恐怖が高まっていた中、アメリカで銃を用いた大規模なテロが起こった日に出現。世界各地に上陸し、およそ7分間で約110万人を殺害した。作中の描写では家屋を吹き飛ばしたり街を崩壊させたりと、天災とも言うべき甚大な被害を出している。それ以降は姿を消しているが、銃の悪魔の出現により悪魔そのものへの恐怖が高まり悪魔全体が強くなるなど、その影響は未だに残っている。
おおよそ山よりも巨大な人型で、背中と腕には大量の自動小銃を備えており、脚部はガンベルトでできている。頭部は拳銃を模しており、骨があらわになった胸部には大量の人間の顔が生えている。生まれた月や性別、年齢などの条件で指定された射程内の対象を狙い撃つ能力がある。
かつての出現時に脱落した弾薬のような形の肉片が世界中に散らばっている。肉片には、摂取することで悪魔が強力になったり、集結し再生しようと性質を活かして銃の悪魔本体の居場所を探索できたりする効果がある。契約した人間を介するなどしてチェンソーの心臓を狙っているようだが、作中では銃取引をする人間がでっちあげた嘘である可能性が高いと推測されている。
実は既に何者かによって倒されており、本体はいくつかの国で分けられて所持されている。また、現在違法に出回っている銃は、銃の悪魔が造った物ではなく人間が製造・販売した物であり、銃への恐怖を維持するために黙認されていた。その結果、銃の悪魔は国際外交上の抑止力として働いており、現実世界での核兵器のような役割を果たしている。
第75話でアメリカ大統領が国民の寿命1年分を代償にマキマを殺す契約をし、アメリカの所持分である全体の20%が復活。秋田県にかほ市に上陸し、道程で大量の虐殺を行いながらマキマへ向け侵攻、殺害するが、無限に蘇生が可能なマキマには有効打とならなかった。支配下の悪魔を使役したマキマの複合的な攻撃によって返り討ちにあうものの、アキの死体を乗っ取って「銃の魔人」となる。しかしその意識はアキのものと混合しており、マキマを離れアキの自宅へと向かったことで今度はデンジと戦闘になり、変身したデンジにチェンソーで刺殺された。
トマトの悪魔
ゾンビの悪魔
声 - 宮田幸季
デンジを雇っていたヤクザが契約した悪魔。内臓が露出したトルソーの胸部に顔が生えたような見た目をしている。契約した人間はゾンビになり、ゾンビに噛まれた人間もまたゾンビになる。悪魔に変身したデンジが最初に屠った悪魔。後にサムライソードとの戦い、マキマとの最終決戦で再登場。
コウモリの悪魔
声 - 松田健一郎
ニャーコを監禁して盾にし、パワーに血を飲むための人間を要求していた悪魔。空を飛べるほか、口から強力な空気砲を発することもできる。追ってきたデンジと戦って敗北する。
第二部では外見が大きく変化した状態で登場。本能の赴くまま人間を貪り、その場に居合わせたアサ達を捕食しようとするが、ゴキブリの悪魔とデンジの戦闘に巻き込まれ死亡した。
ヒルの悪魔
正義の悪魔
落下の悪魔
根源的恐怖の名を持つ悪魔で、人間界に出現しただけで世界各国の重力に異常が生じる程の強力な力を持っている。料理服を着た麗人の姿をしている。自分が作る料理を振る舞うことに誇りを持っており、残したら死んでもらうとさえ言っている。
生け贄として集団飛び降り自殺させられた東区玉野集合団地の住人の遺体を媒体として人間界に出現した。
物理的・精神的問わずに「落とす」能力を持っており、作中では、トラウマを抱えたものや精神的ダメージを受けたものを、上空に出現した地獄の扉に落下させたり、ビルを引っこ抜いて対象に落下させている。
また、致命傷を受けてもすぐさま再生してしまうため、物理攻撃全般が効かない。
ヨルを操ろうとしたキガの依頼により出現し、アサ/ヨルを芋虫の形をした悪魔に食べさせようとしたが、ナユタの妨害により失敗。目の前でアサ/ヨルを吐き出されたことで血の涙を流し激怒し、悪魔を殺害して地獄に帰っていった
その他の登場キャラクター
デンジを雇っていたヤクザ
声 - 廣田行生
演 - 古屋敷悠
ヤクザの組長でデンジがチェンソーマンになる切っ掛けを作る。サムライソードの祖父で、曰く「正義のヤクザ」「必要悪」「みんなから愛された江戸っ子気質のいい人」だが、実態はデンジに父親の借金の返済を迫り非合法のデビルハンターとして働かせたり、臓器を売らせたりしていた。また、サムライソードの話では麻薬を売り捌き、女子供を殺めたこともある悪党。
ゾンビの悪魔と契約し用済みになったデンジを差し出すが、自らもゾンビに成り果てたうえチェンソーマンとなったデンジにゾンビの悪魔を殺され、その後はデンジによって切り刻まれたことが示唆される。
ニャーコ
コベニの車
作品背景および表現技法
作者の藤本は300万部突破記念に寄せたコメントの中でとにかく自分の好きな物を詰め込んだと話しており、「邪悪なフリクリ」「ポップなアバラ」を目標にしたと述べている。また、レゼ編は押井守原作のアニメ『人狼 JIN-ROH』をモチーフとしている。
長年藤本の担当編集者を務めてきた林士平は、2021年のメンズノンノとのインタビューの中で、藤本が漫画のコマで遊ぼうとしている表現について言及している。 その具体例としては、「圧倒的な力を持つ敵になりふり構わず立ち向かう様子を表現するために見開きを使う。しかも隣接する二つのコマに一本の腕をつなげて描く」(単行本第1巻)、「登場人物が持っている武器を枠外からはじく」(単行本3巻)、「一歩引いたところから登場人物を見せるため、窓を通して外から部屋をのぞく視点にする」(単行本7巻)などが挙げられる。
書評家の倉本さおりはニュースサイト「リアルサウンド」による評論家の鼎談の中で、本作は登場人物の死亡回数が多いと同時に、「生」の描き方が鮮烈かつ個性的だと述べている。
その例として倉本は銃の悪魔に寄生されたアキとチェンソーマンの戦いを挙げており、実際の戦闘シーンをアキが子どものころにやりたかった雪合戦に置き換えることで、失われたものをうまく描いていると評価している。
セッティング
テレビアニメ版でマキマを演じた楠木ともりは、悪魔やデビルハンターの登場する本作の世界観が非現実的ではあるものの、現実離れしすぎていないようにも感じるとデンジ役の戸谷菊之介との対談の中で話しており、本作の登場人物たちはもしかしたら自分たちと同じ世界の知らない場所で生きているかもしれないと思わせるほど、現実と非現実のバランスが絶妙であるとも述べている。
倉本はパワーをはじめとする本作に登場する女性キャラクターの大半が「昨日と今日とで態度が異なる」ことが多いとリアルサウンドでの鼎談で指摘しており、倉本はどれだけ背景を知らされても信頼できないと述べている。
社会的評価・賞歴
- 2020年12月:このマンガがすごい!2021オトコ編1位。同年第66回小学館漫画賞少年向け部門受賞。
- 2021年、2022年、2023年:ハーベイ賞BestManga部門受賞(3年連続受賞)。
書誌情報
- 藤本タツキ 『チェンソーマン』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊16巻(2023年12月4日現在)
- 「犬とチェンソー」2019年3月9日第1刷発行(3月4日発売)、ISBN 978-4-08-881780-4
- 「チェンソーVSコウモリ」2019年5月7日第1刷発行(5月2日発売)、ISBN 978-4-08-881831-3
- 「デンジを殺せ」2019年8月7日第1刷発行(8月2日発売)、ISBN 978-4-08-882016-3
- 「銃は強し」2019年10月9日第1刷発行(10月4日発売)、ISBN 978-4-08-882075-0
- 「未成年」2020年1月9日第1刷発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-882171-9
- 「バン バン バン」2020年3月9日第1刷発行(3月4日発売)、ISBN 978-4-08-882224-2
- 「夢の中」2020年6月9日第1刷発行(6月4日発売)、ISBN 978-4-08-882328-7
- 「ちょうめちゃくちゃ」2020年8月9日第1刷発行(8月4日発売)、ISBN 978-4-08-882376-8
- 「お風呂」2020年11月9日第1刷発行(11月4日発売)、ISBN 978-4-08-882470-3
- 「犬の気持ち」2021年1月9日第1刷発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-882527-4
- 「がんばれチェンソーマン」2021年3月9日第1刷発行(3月4日発売)、ISBN 978-4-08-882576-2
- 「鳥と戦争」2022年10月9日第1刷発行(10月4日発売)、ISBN 978-4-08-883271-5
- 「ネタバレ」2023年1月9日第1刷発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-883316-3
- 「ペンギンが見たい!」2023年4月9日第1刷発行(4月4日発売)、ISBN 978-4-08-883464-1
- 「前菜」2023年8月9日第1刷発行(8月4日発売)、ISBN 978-4-08-883598-3
- 「普通の幸せ」2023年12月9日第1刷発行(1月4日発売)、ISBN 978-4-08-883701-7
小説
- 藤本タツキ(原作)、菱川さかく(小説) 『チェンソーマン バディ・ストーリーズ』 集英社〈JUMP jBOOKS〉、2021年11月4日発売、ISBN 978-4-08-703518-6
アニメ
テレビアニメ
2020年12月に製作が発表された。2022年10月から12月までテレビ東京系列ほかにて放送された。
製作に当たっては製作委員会方式を用いず、MAPPA一社のみの出資で行われている。
製作
原作 | 藤本タツキ |
---|---|
監督 | 中山竜 |
チーフ演出 | 中園真登 |
シリーズ構成・脚本 | 瀬古浩司 |
キャラクターデザイン | 杉山和隆 |
悪魔デザイン | 押山清高 |
アクションディレクター | 吉原達矢 |
プロップ・衣装デザイン | 山本彩 和田たくや(第8、9、11、12話) |
美術監督 | 竹田悠介 宗政拓也(補佐) |
美術設定 | 中島美佳 松田春香(第3、5-7話) |
色彩設計 | 中野尚美 |
撮影監修 | 宮原洋平 |
CGIプロデューサー | 淡輪雄介 |
3DCGディレクター | 奧納基、横川和政 |
撮影監督 | 伊藤哲平 |
編集 | 吉武将人 |
音楽 | 牛尾憲輔 安場晴生(協力) |
音響監督 | 小泉紀介 |
製作プロデューサー | 木村誠 |
クリエイティブ プロデューサー・ アニメーション プロデューサー |
瀬下恵介 |
制作・製作 | MAPPA |
企画経緯・スタッフィング
瀬下はスタッフィングに当たり、原作がジャンプ作品における異色であることから、演出や表現の決まった型を持たない新人に託すことで面白くなるだろうと考えたとインタビューの中で明らかにしている。その際、瀬下は自身が入社した時からアニメーターとしての才能を見せていた中山竜を監督として起用した。
中山はMAPPAの別作品『呪術廻戦』の第19話「黒閃」の演出・絵コンテなどを手掛けた実績があるものの、テレビシリーズの監督は本作が初めてである。
シリーズ構成と脚本は瀬古浩司が担当した。
なお、瀬下はキャラクターデザインやキャスティング、絵コンテのチェックから映像表現に至るまで逐一藤本から意見をもらうようにしているとインタビューの中で語っている。
セッティング・演出
瀬古は原作を読んだ際に「映画的な漫画」だと強く感じたとリアルサウンドとのインタビューの中で述べており、シナリオを執筆している際も原作の熱量を下げることがないように意識していたと話している。
シリーズ構成に入る前に、監督と相談のうえで映像化する範囲を決め、それから物語の内容を割り振り、原作者の監修のもとで調整を行う。瀬古はこの手法は海外ドラマの影響であるとインタビューの中で認めており、話の割り振りが最も重要だとしつつも、各エピソードにテーマがあるか、そして最後の引きをどうするかを特に重要視していると話している。表現の補完などを目的にテレビアニメ版独自の場面を追加する際も、原作の魅力をそいだり、原作と齟齬が生じることがないように細心の注意が払われた。たとえば、第1話の場合、大勢のゾンビに追われたデンジがロッカーを倒して足止めをする場面が追加されており、これは『ウォーキング・デッド』などのゾンビものをヒントにしている。
また、原作は過激な描写が多いことで知られているが、中山は「物語の中で起きたことはちゃんと描写する」という方針を立てており、それを抑制したら『チェンソーマン』じゃなくなってしまうとファミ通とのインタビューの中で明かしている。中山はこのようなグロテスクな描写ができるほかの理由として、斬られる相手が人間ではなく悪魔やゾンビであることを挙げており、テレビ局の考査が入ったうえで、協議のうえで問題がないことを確認してから描写しているとも話している。また、中山はもっと描写を過激にすることはできるが、『チェンソーマン』の魅力はそれに限らないため、視聴者を必要以上に不快にさせてしまっては『チェンソーマン』らしい映像化から遠のいてしまうとも述べている。
デンジ役の戸谷菊之介はアニメイトタイムズとのインタビューの中で、ラフ状態にあるリハーサル用映像の時点からキャラクターが斬られる場面が多く、モザイクがかかるのではないかと思ったと話す一方、奇抜な描写が主体ではなく、メッセージ性や美しさや切なさがあるからこそ、アニメ化の要望が多く、実現したのだろうと推測している。また、マキマ役の楠木ともりは毎回劇場版じゃないかと思うぐらい美しい映像だったとメンズノンノとのインタビューの中で話している。
美術
本作の3DCGモデルディレクターを務めた横川和政は、CG専門誌「CGWORLD」のインタビューの中で、今まで培ったMAPPAの様式を引き継ぎつつも、3Dモデルに質感を入れる新しい手法も挑戦していると述べている。MAPPAのCGチームは、チェンソーマンやサムライソードに加え、カースらモデリングの難しい悪魔も手掛けているほか、作画参考用としてデンジら主要人物のレイアウトモデルも作成した。
このうち、チェンソーマンとサムライソードは中山の要望により、部位の一部に特殊効果を撮影時ではなく3Dモデル作成の時点で付与するというMAPPAにしては珍しい手法がとられた。これにより、作画キャラクターともなじむ、2D調でありながらリッチな質感に仕上がり、特殊効果を入れる箇所やモデルを制限することで、より印象的に見せることができた。横川は特にチェーンソーマンの動きにこだわりがあり、じっくり協議をしながらセットアップを行ったと「CGWORLD」とのインタビューの中で明らかにしており、実際のチェンソーマンの首のチェーン一つ一つだけでなく、スニーカーの組みひもにリグが仕込まれるなど、細やかな設計がなされている。最初、中山や杉山が3DCGに不慣れであり、以降のリテイクに時間がかかることから、たたき台としてチェンソーマンの3Dモデルの初稿が出された。これをもとに杉山がキャラクター設定を仕上げ、そこからさらにモデルのブラッシュアップが行われた。それから数週間後に出来上がった完成稿は大まかな造形の変更ではなく、質感や色味などが補強された。加えて、初稿では水平だった歯茎の角度は、実際の人間の歯茎に従って2、3度の傾斜をつけることで造形のバランスが整った。また、衣装やダメージの差分も作られた。一方、チェンソーの刃が回転する場面はテクスチャやアニメーションだと正面から見た際にチェンソーの厚みがなくなってしまうため、こちらも3Dモデルによる表現が採用された。戦闘シーンではチェンソーを振り回すことから、あらゆる角度から見ても破綻がなく、かっこいい動きを実現するため、横川と杉山の間で話し合いが行われ、試行錯誤が重ねられた。
サムライソードのモデルはチェンソーマンのモデルができた後に作られた。効率を優先するため、プロポーションの調整はラフモデルの段階から行われていた。また、しわの目立つ衣装デザインであるため、設定画の指示を参考に、左右非対称にしわを刻むことでリアリティを追求した。
本作に登場する悪魔のうち、幽霊の悪魔のウェーブした髪を3Dモデルで表現するのには時間がかかった。最終的には大きなウェーブをZBrushでモデリングし、細かなウェーブをテクスチャで表現する手法がとられた。また、幽霊の悪魔はたくさんの腕や髪の毛の揺れだけでなく、花同士のめり込み防止にいたるまで複雑なリグが求められた。
撮影監督を務めた伊藤哲平は「CGWORLD」の取材に対し、色や雰囲気を大切にしてほしいという要望が寄せられたため、どうすれば雰囲気が良くなるかをつねに念頭に置いていたと話している。本作の撮影工程は、コンテ撮、レイアウト撮、タイミング撮、本撮という一般的なフローの次に色彩的な効果を用いたフィルタ処理という工程がある。これにより、場所や時期だけでなく、登場人物の感情を含んだ雰囲気ができるようになった。
演技・キャスティング
主人公のデンジ役には新人声優の戸谷菊之介が選ばれた。
戸谷本人は本作が初めての主演作となることへのプレッシャーがあったものの、音響監督の小泉紀介から作品の方向性について丁寧な説明を受けたりするなど、安心して収録に臨めたとアニメイトタイムズとのインタビューの中で振り返っている。その一方で、戸谷は2022年9月19日に行われたワールドプレミアにて、デンジの気持ちを細かく分析すると共感できる部分が多く、その気持ちを演技にのせたと述べている。
マキマ役には、戸谷と同じ事務所の先輩にあたる楠木ともりが起用された。楠木はワールドプレミアにて、デンジとの距離感を意識しながら演技をしていると述べている。
楠木は当初はマキマの謎めいた雰囲気を演技に含ませようとしたものの、監督からそのニュアンスは不要であると指摘が寄せられたと、戸谷との対談の中で明かしている。楠木は指示の意図について、序盤ではデンジから見たマキマが多く描かれているためであると推測しており、フラットなテンションかつつかみどころがないが、たまにかわいらしさが少しのぞけば良しと思って演じているとも話している。
また、物語ではデンジとマキマが行動を共にする場面が多いものの、お互いがどう出るのか知らない方がよいという観点から、特に打ち合わせなどはしていないと楠木は述べており、互いの演技で感じたことを受けて、それぞれの役で出した方が監督の求めるリアリティに近いと話している。
デンジの仲間の一人となる早川アキ役には坂田将吾が起用された。早川も中山から「坂田くんは声をつくらなくてもアキだから、お芝居をしようとしなくていい」と言われており、そこから作品の世界観をつかめたと感じたとメンズノンノとのインタビューの中で振り返っている。また、ある回ではアキの気持ちに焦点が当てられていたため、集中するために台本を見ずに収録に臨んだと坂田は述べており、「裏を返せば、それほど役を理解できたということで、僕にとって初めての経験でした。」と振り返っている。以上のことから、坂田はアキが心のうちに秘めたやさしさを描けることにつながったと推測している。
姫野役には伊瀬茉莉也が起用されており、楠木によると伊瀬が「公安対魔特異4課ノート」を用意して共演者にアフレコの感想を書いてもらい、直接会えない者とも交流ができるようにしたとされている。
パワー役にはファイルーズあいが起用されており、戸谷はファイルーズが場を盛り上げてくれるため、皆が仲良くなれたとアキバ総研の千葉研一とのインタビューの中で話している。
ポチタ役には、井澤詩織が起用された。
本作の収録に当たっては、キャスト全員に対して監督から「抑揚をつけすぎず、通常の会話と同じような感覚で演技してほしい」という指示が出された。このため、戸谷はアニメ的なイントネーションや抑揚を控え、現実に近いアプローチで芝居に臨んだと千葉とのインタビューの中で話している。楠木も原作を読んでいるとこのようなアプローチをしたいという考えがたくさん出るものの、基本的にはそれを排し、抑揚を抑えた演技になったとワールドプレミアにて述べている。
音楽
主題歌
エンディングテーマは全12話全て異なり、週替わりで使用された。第3話エンディングテーマ「刃渡り2億センチ」は挿入歌としても使用された。
話数 | 曲名 | 歌 | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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オープニングテーマ | |||||
#01 - #12 | KICK BACK | 米津玄師 | 米津玄師、常田大希 | ||
エンディングテーマ | |||||
#01 | CHAINSAW BLOOD | Vaundy | |||
#02 | 残機 | ずっと真夜中でいいのに。 | ACAね | 100回嘔吐、ZTMY | |
挿入歌
#03 |
刃渡り2億センチ | マキシマム ザ ホルモン | マキシマムザ亮君 | - | |
#04 | 錠剤 | TOOBOE | |||
#05 | インザバックルーム | syudou | |||
#06 | 大脳的なランデブー | Kanaria | |||
#07 | ちゅ、多様性。 | ano | あの、真部脩一 | 真部脩一 | TAKU INOUE |
#08 | first death | TK from 凛として時雨 | TK | ||
#09 | Deep down | Aimer | aimerrhythm | 永澤和真 | 玉井健二、百田留衣 |
#10 | DOGLAND | PEOPLE 1 | Deu | Deu、Hajime Taguchi | |
#11 | バイオレンス | 女王蜂 | 薔薇園アヴ | 女王蜂、塚田耕司 | |
#12 | ファイトソング | Eve | Numa |
#03
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
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#01 | 犬とチェンソー | 中山竜 |
| 杉山和隆 | 2022年 10月12日 |
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#02 | 東京到着 | 谷田部透湖 |
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|
| 10月19日 |
#03 | ニャーコの行方 | 田中宏紀 |
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| 10月26日 | |
#04 | 救出 | 吉原達矢 |
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| 11月2日 | |
#05 | 銃の悪魔 | 神谷友美 | 高田陽介 |
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| 11月9日 |
#06 | デンジを殺せ | 榎戸駿 |
| 齊田博之 | 11月16日 | |
#07 | キスの味 |
| 中園真登 |
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| 11月23日 |
#08 | 銃声 | 御所園翔太 |
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| 11月30日 |
#09 | 京都より | 田中宏紀 | 金子貴弘 |
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| 12月7日 |
#10 | もっとボロボロ | 吉原達矢 |
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| 12月14日 | |
#11 | 作戦開始 | 中園真登 |
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| 12月21日 |
#12 | 日本刀VSチェンソー | 中山竜 |
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| 12月28日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域・備考 |
---|---|---|---|
2022年10月12日 - 12月28日 | 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) | テレビ東京 (番組担当・番組宣伝) ほか系列全6局 | 北海道・関東広域圏・愛知県・ 大阪府・岡山県・香川県・福岡県 |
水曜 21:30 - 22:00 | AT-X | CS放送 / リピート放送あり | |
2022年10月22日 - 2023年1月7日 | 土曜 0:55 - 1:25(金曜深夜) | 長崎放送 | 長崎県 |
2022年10月22日 - 2023年1月14日 | 土曜 1:55 - 2:25(金曜深夜) | 新潟放送 | 新潟県 / 『BSN THE アニメ』枠 |
2022年10月28日 - 2023年1月20日 | 金曜 1:28 - 1:58(木曜深夜) | テレビユー福島 | 福島県 |
2022年10月29日 - 2023年1月21日 | 土曜 1:55 - 2:25(金曜深夜) | テレビユー山形 | 山形県 |
2022年10月29日 - | 土曜 21:00 - 21:30 | アニマックス | BS/CS放送 |
2022年11月4日 - 2023年1月27日 | 金曜 2:00 - 2:30(木曜深夜) | 鹿児島テレビ | 鹿児島県 |
テレビ東京系列(AT-Xを含む)では字幕放送を実施。 同系列の地上波6局では、本放送前週の同年10月5日に特別番組 『いよいよ放送直前! TVアニメ『チェンソーマン』徹底解剖 SP』が放送された。 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
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2022年10月12日 | 水曜 1:00(火曜深夜) 更新 | Amazon Prime Video |
2022年10月13日 | 木曜 1:00(水曜深夜) 更新 | |
木曜 1:00 - 1:30(水曜深夜) | ABEMA |
テレビ東京系列 水曜 0:00 - 0:30(火曜深夜) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
チェンソーマン
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BD / DVD
CD
Chainsaw Man Original Soundtrack EP Vol.1 (Episode 1-3)(2022/10/26発売)(配信限定)
Chainsaw Man Original SoundTrack EP Vol.2 (Episode 4-7)(2022/11/23発売)(配信限定)
Chainsaw Man Original SoundTrack EP Vol.3 (Episode 8-12)(2022/12/28発売)(配信限定)
Chainsaw Man Original Soundtrack Complete Edition - chainsaw edge fragments -(2023/1/25発売)
関連書籍
- 藤本タツキ 『TVアニメ「チェンソーマン」 公式スタートガイド スターターロープ』 集英社〈愛蔵版コミックス〉、2022年10月4日発売、ISBN 978-4-08-792600-2
テレビアニメ版に対する受容
前評判
音楽
評価
MAPPAの社長・大塚学は、「収支においては完全に成功だったといえる」とした一方で、同社が過去に手掛けた『呪術廻戦』と同じようなインパクトは出せておらず、「まだ満足はできていない」と語った。そのうえで、パッケージを購入するなど「お金を払ってくれるターゲット層」に対し、どのようにアプローチを行っていくか模索するとしている。
他作品とのコラボレーション
モンスターストライク
白猫プロジェクト
劇場アニメ
テレビアニメの続編となる『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』が制作予定となっている。
舞台版
「チェンソーマン」ザ・ステージ
2023年9月16日 - 10月1日、天王洲 銀河劇場 / 10月6日 - 9日、京都劇場にて上演。2022年12月29日に舞台化を発表。脚本・演出は松崎史也。音楽は和田俊輔。略称は「チェンステ」。
2023年9月16日 - 10月1日、天王洲 銀河劇場 / 10月6日 - 9日、京都劇場にて上演。2022年12月29日に舞台化を発表。脚本・演出は松崎史也。音楽は和田俊輔。略称は「チェンステ」。
スタッフ