AIKa
OVA
監督:西島克彦,
シリーズ構成:金巻兼一,
キャラクターデザイン:山内則康,
アニメーション制作:スタジオ・ファンタジア,
製作:バンダイビジュアル,
発表期間:1997年,1999年,
話数:全8話,
以下はWikipediaより引用
要約
『AIKa』(アイカ)は、1997年から1999年にかけて発売されたOVA作品、およびそのコミカライズ作品である。
2007年にはこの作品の10年前を描くOVA『AIKa R-16:VIRGIN MISSION』(以降、『R-16』)が発売され、2009年には『R-16』の3年後を描くOVA『AIKa ZERO』も発売された。
概要
特別編1巻を含む全8巻のOVA。『女神天国』OVA版の好評を受け、ほぼ同一スタッフで制作された。当初は第1期全4巻の予定だったが、好評により第2期が制作され、全8巻となった。なお、第1期は1998年4月6日より11回に分けてTBSのバラエティ番組『ワンダフル』内で放送された。第2期では引き続き藍華を主人公に置きながらも、やられ役であるデルモ達にも焦点が当てられていた。
特徴
一般作でありながら、お色気シーンやパンチラシーンが多く、女性キャラ(大部分は敵)が気絶するまで殴打されたり、拷問・体罰を受けたりするシーンが多いものの、死亡することは稀である。「業界最多パンツを目指そう」を合言葉に西島、山内主導のもと全カットのうち限界ギリギリである数のカットにおいてパンチラシーンを入れようという意欲的な作品となっている。
主人公の藍華、パートナーのりおん、敵のデルモなど、女性登場人物のほとんどが極端なミニスカートを身に着けており、アクションシーンでは常に誰かの下着が見えているような状態であったり、敵のデルモがやられる時は必ずスカートの中が丸見えになるように倒れ、通常シーンでも下から覗きこむようなローアングルが多い。西島監督のこだわりから登場するパンツはすべて白で統一されている。
ストーリー
西暦2016年、地球規模の大災害により陸地の一部が海底に沈んでしまった。
それから20年後、世界では先の大災害により海底に失われてしまった国家や企業のデータ・物品の回収が目的の、「サルベイジャー」と呼ばれる新しい職業が活躍していた。その中でも皇 藍華は、抜群の美貌と格闘センス、冷静な判断力を合わせ持つ超一流のサルベイジャーである。
ある日、藍華は某クライアントから、先の大災害と関わりのあるエネルギー物質「ラグ」の調査・回収を依頼される。しかしその途中で、ラグを利用しての人類文明一掃とユートピア建設を画策するルドルフ・ハーゲンや妹のネーナ、そしてその配下のデルモ達との戦闘に巻き込まれてしまう。
登場人物
K2コーポレーション
皇 藍華(すめらぎ あいか)
声:佐久間レイ
本作の主人公。2010年10月23日生まれの乙女座。26歳。KK(ケーツー)コーポレーション所属の凄腕サルベイジャー。金髪で巨乳。容姿端麗で格闘も強い女性。
特殊液体金属「オルタネートメタル」の力を宿したビスチェを着用しており、有事の際にはそれを用いて肌もあらわな姿に変身する(髪の色も青に変わり、肌が浅黒くなる)ことで超人的な戦闘力を発揮できるが、藍華自身はその力を快く思っていない。ただし、りおんからはカッコいいと言われている。
漫画版によれば、大災害に巻き込まれて両親を失い、オルタネイトメタルの力により深海で1年近く生き続けていた後に、K2コーポレーションに拾われる。当時は男所帯だった為非常に言動が荒っぽく男勝りな性格だったが、愛していた征人の死以降は別人のように性格が変わり、『R-16』へと繋がっていくこととなる。
相田 りおん(あいだ りおん)
声:小西寛子
郷造の娘で、サルベイジャー見習い。2018年6月8日生まれの牡牛座。18歳。聖重力子学園卒業。活発な眼鏡っ娘。藍華に憧れを抱いており、強引に相棒となる。
前日譚である漫画版では渦巻メガネを着用している。
相田 郷造(あいだ ごうぞう)
声:大塚明夫
KKコーポレーション社長で、りおんの父。1985年5月27日生まれの牡牛座。51歳。両親と死別した藍華を海底から引き揚げ、親代わりとして育て上げた。ムッツリスケベであり、酒が絡むと喧嘩が強くなる。最終回でゴールデンデルモにひき逃げされて大怪我を負ってしまった。
道草 旬太郎(みちくさ しゅんたろう)
声:小野坂昌也
特別編と第2期のみ登場。新人サルベイジャー。ほとんど何もせずボーッとしており、戦闘力も皆無だが、りおんの暴走に対して現実的な意見を述べたり、最終話では情報系の仕事に長けた人として、メイピアを引き合わせるなど時折、有能な一面も見せる。
藍華の協力者たち
ガスト・タービュランス
声:小杉十郎太
サルベイジャー。2012年8月14日生まれの獅子座。24歳。富豪の息子だが、独立して自分の腕で稼いでいる。藍華にベタ惚れしている。サルベイジャーとしての腕は一流で業界トップを誇り、筋肉質な体格通り格闘戦や銃火器の扱いにも長け、ブルー、ブラックの集団を一人で叩きのめし、2話では8名ほどのホワイトデルモを一人で叩きのめしている。しかし、本人は女性に暴力を振るうのを嫌っており、「調子狂うんだよなー」「顔は勘弁してやるよ」などと発言している。最終話では、りおんと共にデルモ残党基地に殴り込みをかけるが、りおんを庇いながらとはいえ、ソニアとトニアに圧倒され気絶させられてしまった。
この作品の第2作目『R-16』にも14歳の時の姿で登場しているが、その頃は今と違って全然強くなかった。
バ・バンドラ
メイピア・アルキメタリア
ハーゲン兄妹
ルドルフ・ハーゲン
声:塩沢兼人
試験管ベビーとして生まれた天才科学者。2003年生まれ。31歳。人類を一旦滅ぼし、優秀な遺伝子を持つ者だけで構成された世界を再生しようと目論んでいる。
女好きで、藍華のことを気に入るものの、ネーナの暴走に巻き込まれて吸収されてしまい、彼女と共に宇宙の彼方へと消えた。
ネーナ・ハーゲン
声:田中敦子
ルドルフの妹。2006年生まれ。28歳。ピンク色のロングヘアをしている。兄のルドルフに対して兄妹を超えた愛情を抱いており、ルドルフからもてはやされる藍華に強烈に嫉妬する。部下や敵に対してはサディストであり、特に酒が入ると顕著。
オルタネイトメタルの力をルドルフから授けられ、「シヴィエネーナ」となり旗艦に侵入した藍華を迎え撃つが、オルタネイトメタルが暴走してしまい、シヴィエの姿を保てなくなり、それと共に精神も同時に崩壊を迎え、変色したオルタネイトメタルがネーナの身体に絡み付き一体化した様な姿となり、崩れ落ちる旗艦の中で逃げ出そうとするルドルフに抱きつき、彼を包み込む様に球体状へと変化し旗艦の外壁を突き破り宇宙の彼方へと消えた。
デルモゲニィ
美女や美少女だけで構成されているルドルフ・ハーゲン配下の私設部隊。略してデルモ。彼の優秀な遺伝子を残し、後世に伝えるべく集められた。階層は制服の色によって区分され、第1期では指揮官や管制官を務める白、火器による遊撃部隊の青、機甲部隊のピンク、実働部隊の黒となっており、第2期からは戦闘指揮官を務める金色(ゴールデン)も登場する。
制服はボディコンタイプのセットアップで肩がパフスリーブとなっており、ボトムは常にパンツが見え隠れするほど短いマイクロミニ。パンツは白のTバックで統一されている。細かい差異としては最上位の白デルモは上着が加飾を施された色違い(他のデルモは上下同じ色)のものとなっており、最下級の黒デルモは徒手空拳で戦うため機動性重視のプリーツスカートに白のニーハイを着用。
名称は熱帯魚の名前から取られている。
ホワイトデルモ
デルモの中でも幹部に当たる階級で、ルドルフの旗艦の管制業務等も任務となっている。スカートの色は藍色。
艦長
声:永島由子
深緑色をしたロングヘアーの美女。旗艦に潜入したガストを迎え撃つが返り討ちにされるも、緊急警報を鳴らすなど意地を見せる。
第2期では死んだハーゲンに代わりリーダーとしてデルモ軍団を指揮して藍華に復讐を挑む。藍華との決戦では副官とのコンビネーション攻撃で追い詰めるが、最後は藍華の麻酔銃の直撃を受け敗北した。なお、女同士であるにも関わらず副官とは相思相愛の仲である。
ホワイト(副官)
ホワイトN
ホワイトR
青デルモ
銃火器の使用が許された兵隊。階級は黒より上。
ブルーリーダー
ブルー(ヴァレリー)
声:新山志保
色黒で金髪の長身の女性。第2期では髪を切ってピエールと名乗って男装し、藍華に近づく。彼女に薬を盛って弱体化させるが、それでも大して弱くはなっておらず、エレベーターで襲撃をかけた際にはいとも簡単に倒された。藍華に「そっち」の気は無かったらしく、ヴァレリー相手にキスまでしてしまったことを心底落胆していた。
ブルーX(キャサリン)
ブルーY
ブルーV
ブルーW
黒デルモ
最下級のデルモで年齢も10代中~後半といった少女たちで構成されている。戦闘は全て徒手空拳で戦うが、メンバー個人の戦闘力そのものは高くはなく、基本的には奇襲や数をそろえた上での突撃戦法をとる。他のデルモがタイトスカートなのに対し、黒デルモはフレアスカート。
なお、黒デルモは全員日系人という設定。
ブラックリーダー
声:西原久美子
薄紫色の髪を内巻きボブヘアにしている巨乳の美少女。リーダーだけあって黒デルモの中では高い実力を持ち、スタイルも肉感的である。 第1話で部下の黒デルモ小隊を率いて藍華襲撃作戦の指揮を取るも、部下の黒デルモ小隊が返り討ちにされ作戦は失敗。自身も藍華に決闘を挑むが、その場に割って入ったネーナに作戦失敗の責任を問われると、胸の谷間に蹴りを打ち込まれ失神。そのまま部下ともども車に積まれ、旗艦内でネーナと白デルモたちから再び制裁を受ける事となる。その後もやられ役として頻繁に登場する。
ブラックH、ブラック(みさき)
ゴールデンデルモ
第2期以降に登場。デルモ内部でも直接戦闘力に優れた4名が選ばれており、階級はホワイトのすぐ下にあたる。制服は胸元が菱型にカットされたセクシーな物。実力は高く、ガストやメイピアでは全く相手にならない。最終話では勢ぞろいで主人公たちと対決する。
ビアンカ
声:高山みなみ
赤髪の美女。普段は冷静だが、感情が高ぶると気性が荒い一面を見せる。拳銃使いであるが、藍華に対しては「銃で殺すには生ぬるい」と吐き捨て、手甲剣での格闘戦を挑んだ。ヴァレリーをうまく使い、その隙をついて藍華を倒そうとするも失敗。なりふり構わず装甲車を投入して殲滅にかかるが、藍華の機転により返り討ちに遭う。
最終話では小型火炎放射器を用いて藍華を焼き殺そうとするが、オルタネイトメタルの力で防がれ倒された。
リエ・ペトリヤコワ
声:大谷育江
デルモの中では最も幼く、黒髪をロングにした美少女。藍華のことを徹底的に調べようと目論み、依頼人のフリをして彼女に「適性試験」と称しあらゆる検査をかけた。藍華以外のK2コーポレーションのメンバーを「オマケ」とあしらうなど気が強く、口も達者。可愛らしさと腹黒さを同居させ、上手く使い分けられる。部下の黒デルモたちが藍華の攻撃により次々とやられていく中でも全くお構いなしにデータ収集を始めるなど度胸も性格も豪胆。
散々収集したデータをもとに、「全裸写真をネットに流出する」と嘯いて藍華を脅迫するが逆に激昂させてしまう。戦闘は多彩な投げ技等を駆使して善戦するものの、長い髪を掴まれて動きを封じられたところに攻撃を受け失神。しばらくして意識を取り戻した後もデータを基地に持ち帰ろうとするが、藍華の大暴れに完全に縮み上がってしまい逃走。脱走を目論むKKコーポレーションにミサイルを撃ち込んで飛行機ごと吹き飛ばそうとするが、郷造の発射したポッドが腹部に直撃し気絶した。
サニア
声:長沢美樹
トニアとコンビを組む重火器の使い手。トニアと共にKKコーポレーション本社に時限爆弾を仕掛けた上、郷造を車で跳ね飛ばして重傷を負わせた。
本部を襲撃したKKコーポレーションをトニアと共に追い詰めるが、本部での戦いでオルタネイトメタルモードの藍華に倒された。
トニア
声:井上喜久子
サニアの相棒。長い銀髪を編み込んだクールな美女。手甲鉤を用いた近接戦を得意とする。サニアと共にKKコーポレーション本社を襲撃した。
暗闇の中でこそ藍華相手に終始互角に戦えたものの、本部での戦いではオルタネイトメタルモードの藍華に倒された。
共通設定・用語集
「大災害」(Global Disaster)
サルベイジャー
サルベイジャーユニオン
ジェット潮流
オルタネートメタル
ラグ
スタッフ
- 原作:スタジオ・ファンタジア
- プロデューサー:池口和彦
- 監督:西島克彦
- 構成:金巻兼一
- キャラクターデザイン:山内則康
- キャラクターデザイン協力:もりやまゆうじ
- メカニックデザイン:きむらひでふみ
- アクションコーディネーター:田中良
- 色彩設定:伊東修子、一色緑
- 美術監督:小倉一男
- 撮影監督:佐野禎史
- 音響監督:藤山房伸
- 音楽:兼崎順一
- 音楽プロデューサー:金子重雄
- サウンドトラック:日本コロムビア
- アニメーション制作:スタジオ・ファンタジア
- 製作:バンダイビジュアル
主題歌
- オープニング1『SILENTCITY -AIKa-』(#1-4)
- 作詞:TA,Cool&Family Cod(Featering MICHIKO)、作曲:TA,Cool、歌:佐々木真里(現・佐々木真理)(by the cortesy of TOSHIBA EMI)
- オープニング2『真夏の星座』(#5-7)
- 作詞:石川華子、作曲:高梨康治、大畠翔太郎、編曲:高梨康治、歌:Mink
- オープニング3『碧の十字架』(#Special)
- 作詞:岸恭子、作曲・編曲:渡部チェル、歌:岸恭子
- エンディング1『More Natural』(#1-4)
- 作詞:松浦有希、作曲:松浦有希、歌:小西寛子
- エンディング2『Dance with me tonight』(#5-7)
- 作詞:橋本寛、作曲・編曲:勝又隆一、歌:PUNKY FRUITS!
- エンディング3『ああ、人生耐えて夢も咲く』(#Special)
- 作詞:前田耕一郎、作曲:前田克樹、編曲:義野裕明、歌:藍華&郷造(佐久間レイ&大塚明夫)
- 作詞:TA,Cool&Family Cod(Featering MICHIKO)、作曲:TA,Cool、歌:佐々木真里(現・佐々木真理)(by the cortesy of TOSHIBA EMI)
- 作詞:石川華子、作曲:高梨康治、大畠翔太郎、編曲:高梨康治、歌:Mink
- 作詞:岸恭子、作曲・編曲:渡部チェル、歌:岸恭子
- 作詞:松浦有希、作曲:松浦有希、歌:小西寛子
- 作詞:橋本寛、作曲・編曲:勝又隆一、歌:PUNKY FRUITS!
- 作詞:前田耕一郎、作曲:前田克樹、編曲:義野裕明、歌:藍華&郷造(佐久間レイ&大塚明夫)
各巻リスト
TRIAL | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 美しきエージェント | 金巻兼一 西島克彦 |
西島克彦 | 山内則康 | |
2 | NAKED MISSION | もりたけし | 三笠修 | 菊地洋子 | |
3 | TAKE OFF POSITION | 寺東克巳 | 山内則康 | ||
4 | 宇宙(そら)に咲く華 | 西島克彦 寺東克巳 |
三笠修 | 菊地洋子 | |
5 | 黄金のデルモ作戦 | 寺東克巳 | |||
6 | 白銀のデルモ作戦 | 金巻兼一 | 山内則康 寺東克巳 |
山内則康 山内富夫 |
山内則康 |
7 | 決戦突入!デルモ基地!! | 西島克彦 | 三笠修 | ||
Special TRIAL | 牟田口透 | 西島克彦 寺東克巳 |
TBS系 ワンダフル内アニメ枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
AIKa
(TRIAL 1からTRIAL 4まで) |
リリース
- 【VHS】【LD】 1997年から1999年にかけて発売された全8巻は廃盤
- 【DVD】 「AIka DVD COLLECTION 1」 販売元:バンダイビジュアル、発売日:2000年8月25日
- 【DVD】 「AIka DVD COLLECTION 2」 販売元:バンダイビジュアル、発売日:2000年10月25日
- 【DVD】 「AIka DVD COLLECTION 3」 販売元:バンダイビジュアル、発売日:2000年11月25日
- 【DVD】 「AIka リマスターBOX」 販売元:バンダイビジュアル、発売日:2007年1月26日 ※特典:ドラマCD、ミュージックCD
- 【UMD】 「Aika 1」 販売元:バンダイビジュアル、発売日:2009年12月22日
- 【UMD】 「AIka 2」 販売元:バンダイビジュアル、発売日:2009年12月22日
- 【UMD】 「AIka 3」 販売元:バンダイビジュアル、発売日:2009年12月22日
- 【DVD】 「EMOTION the Best AIka DVD-BOX」 販売元:バンダイビジュアル、発売日:2010年9月24日
ドラマCD
AIKa Special Mission
音楽CD
- AIKa オリジナルサウンドトラック vol.1 Soundtrack 販売元:日本コロムビア、発売日:1997年9月20日 ※廃盤
- AIKa オリジナルサウンドトラック vol.2 Soundtrack 販売元:日本コロムビア、発売日:1998年1月21日 ※廃盤
- 「AIKa」 Music Collection Soundtrack 販売元:日本コロムビア、発売日:1999年4月21日
- (ANIMEX1200-200)AIKa Music Collection Limited Edition (Soundtrack) 販売元:日本コロムビア、発売日:2015年1月21日 ※廉価盤
ムック
アイカ パーフェクトファイルA
アイカ パーフェクトファイルB
アイカ グラフィックス
アイカ コンプリートファンブック
漫画版
此路あゆみ作画で『コミックガム』(ワニブックス刊)に連載、全1巻、ISBN 4847032683。時系列はアニメ第1話の直前に当たり、最終話で「Taial.0」のサブタイトルが表示されて完結する。
アニメ本編がお色気満載の肉弾戦や航空機などによるハデな戦闘シーンがメインだったのに対し、漫画版ではアニメ本編でほとんど語られていないサルベイジャーの仕事について掘り下げられている。また、最終回では『AIKa』世界における裏設定が明かされている。
巻末にはアニメスタッフ陣による寄稿文が記され、オルタネートメタルなど劇中では殆ど解説が無い用語に関しても(独自解釈と但し書きがあるものの)説明が為されている。
漫画版にのみ登場するキャラクター
瀬良:K・せーら
実は客老の孫で正当後継者であり、白老とカオルにより潜水艦「水龍」に攫われてしまう。藍華の活躍により難を逃れ、KKコーポレーションを退社しラヴィニエと二人で会社を立ち上げた。
征人
客老(ハッラウ)
その正体はせーらとカオルの祖父であり、死期が迫っていた為お家騒動が勃発した。しかし実は狂言であり、九龍を私物化しようとする「裏切者」を一網打尽にするための策であった。その事が発覚した際にはりおんから殴られており、愛する孫が優しく正義感の強い友人を持てたことに感銘を受けた。その後、りおんが自分をぶったことを引き合いに出し、損害賠償やギルドへの報酬、更にはエセデルモたちの帰りの旅費も1円も払わずに逃走した。
ラヴィニエ・カオル
せーらを偏執狂的なまでに溺愛していることから当初は男性かと思われていたが、実は女性である。
白老(パイロウ)
エセデルモ