咎狗の血
ジャンル:ボーイズラブ,
ゲーム:咎狗の血(PC、Vista対応版)咎狗の血 TrueBlood(PS2版)咎狗の血 True Blood Portable(PSP版)
発売元:Nitro+CHiRAL,角川書店,
発売日:2007年,3月25日,4月5日,2008年,5月29日,2010年,12月23日,
アニメ
原作:Nitro+CHiRAL,
監督:紺野直幸,
シリーズ構成:高橋ナツコ,
キャラクターデザイン:紺野直幸,
アニメーション制作:A-1 Pictures,
製作:「咎狗の血」製作委員会、毎日放送,
放送局:毎日放送,
話数:全12話,
以下はWikipediaより引用
要約
『咎狗の血』(とがいぬのち)は、2005年2月25日にNitro+CHiRALより発売されたボーイズラブ系アダルトゲーム。
概要
第三次世界大戦を経て勢力別に東西で分かれたパラレルワールドの日本を舞台に、主人公の戦いの日々を描く。
初回版にはスリーブケース、咎狗の血WORKS COLLECTION(冊子)、ランブリングエンジェルプロモーションカードが同梱されている。2005年3月25日に特典を除いた通常版が発売され、2007年4月24日にロットアップとなった。同年4月5日にはWindows Vista対応版が発売された。
2008年5月29日に角川書店から新規イベントなどを追加したPS2版『咎狗の血 True Blood』が発売された。
2010年12月23日に角川書店からPSP版『咎狗の血 True Blood Portable』が発売され、同年10月にはテレビアニメが放送された。なお、原作内容とアニメの内容は異なる。
物語
THE 3RD DIVISION(第三次世界大戦)を経たニホンは壊滅的なダメージを受け、東は「CFC」、西は「日興連」が統治し、国内は二分された。終戦から数年後、壊滅状態に陥ったかつての首都トウキョウの一都市にして無法地帯「トシマ」は、犯罪組織「ヴィスキオ」に乗っ取られていた。荒廃したそこでは、「ヴィスキオ」の王座を巡る命懸けの殺人バトルゲーム「イグラ」が開催されていた。
何者かの策略で無実の罪を着せられた主人公・アキラは無罪放免の交換条件として、「イグラ」にて「ヴィスキオ」の「王(イル・レ)」を倒して組織を壊滅させるよう、謎の軍関係者の男女から持ちかけられる。トシマを舞台に繰り広げられる、愛と狂気に満ちたいくつもの出会いと運命の選択が、アキラの未来を変えていく。
登場人物
キャストはPC版・ドラマCD版 / PS2版・テレビアニメ版の順。一名のみの場合は同様。
アキラ
声 - 先割れスプーン / 鳥海浩輔
本作の主人公。10代後半(PS2の特典冊子より)国民番号は11298-TM-3099。(一部公式では11248との表記もあり)
身長172cm。緑がかった灰髪、青い瞳。装いはファー付きの黒いジャケットで、インナーはオレンジのシャツ。
戦後の政策により義務付けられた家族制度に馴染むことが出来ず、幼いころから暮らしていた孤児院を飛び出し、独り-ミカサ-の街で生活を送っている。「Bl@ster」と呼ばれるストリートファイトの個人戦の優勝者で、敗戦記録はゼロ。Bl@sterでは「LOST」という通り名で呼ばれており、無敗の王者。
無口でクールな性格。
オムライス味のソリドが好き。
武器は両刃のシースナイフ(鞘付きナイフ)。
シキ
声 - 緑川光
“イグラ”参加者に最強と呼ばれ恐れられている孤高のカリスマ。身長188cm。黒い髪に深紅の瞳、全身皮製の黒衣を纏っている。
己の力を高めるのみに執着する完璧主義のナルシストで我が道を塞ぐ者は容赦なく切り捨てる。
最強であるために戦い日々腕を磨くことに美学を感じており、快楽の為だけに殺しを行う人間を嫌悪している。
使用武器は日本刀。
ケイスケ
声 - 何武者 / 杉田智和
アキラと同じ孤児院出身で幼馴染。CFCの工場で真面目に働いている青年。身長178cm。10代後半。茶色い目と髪をしていて、服装は青いつなぎ服(普段は上着は脱いで腰に巻いてある)。
アキラの幼馴染。幼いころからアキラと共に孤児院で育った。現在は小さな工場に就職し真面目に働いている。
大人しくやや優柔不断な性格。努力はするが何かと要領が悪く、何でもソツなくこなせるアキラに憧れや好感を抱いており、彼に関する事となると急に大胆になる。アキラがトシマに行き、しかもイグラに参加すると知り、アキラのことが心配になってあとをつけて、単身無防備にトシマに向かう。その後アキラと共にトシマで自分の過去の秘密を知ることになる。
アキラを助けたい一心でイグラに参加する。
グリーンカレー味のソリドが好き。
武器はリンからもらったレバーロックナイフ(レバー操作一つで刃の飛び出すナイフ)。
リン
源泉(もとみ)
声 - 一条和矢
トシマとバトルゲーム"イグラ"全般の情報屋。無精髭の中年男性。身長183cm。40代前半。
物事にも余裕が有り、のんびりしている様に見えるが、隙が無い。
多少クセがあるが世話好きの面倒見の良いオヤジ。
アキラたちの事を気にかけ、アドバイスをしてくれる。
ナノ
キリヲ
グンジ
アルビトロ
狗(カウ)
アルビトロに可愛がられている奴隷少年。真っ白な髪をし、全身に黒皮の拘束具をまとい四足で歩く。また腹部に大きな傷跡がある。両親から性的な暴行を受けて捨てられたところをアルビトロに拾われた。
アルビトロに両目を抉られており視力は皆無、声帯を潰されていて声を出せない。完全に薬物に犯されている。主人であるアルビトロを慕っているが、それが本心からか薬物汚染によるものかは不明である。イグラの不正を見つけるため、タグについた匂いをかぎ分けるよう調教されている。アキラを気に入っている。キリヲからはタマ、グンジからはポチと呼ばれている。また、アルビトロの膝枕で寝ることも多く、彼からは芸術品と呼ばれる。嗅覚はイグラのタグを回収するために改造されている。
猛(タケル)
トモユキ
カズイ
ユキヒト
声 - 神谷浩史
PS2版『True Blood』から登場する人物。身長178cm。20代前半。赤い髪でアキラやケイスケと同世代の外見の青年。
タグを所持しているのでイグラ参加者と思われる。アキラやケイスケのいた孤児院での過去を、ただ一人覚えている。
特殊な絵を描くのが趣味。
トウヤ
用語
THE 3RD DIVISION(ザ・サード・デヴィジョン) / 第三次世界大戦
戦前・戦中と戦後で180度国家の方針が変わり、それに戸惑う若者達を中心に鬱憤晴らしとして「Bl@star」が流行することになる。
CFC
日興連
トシマ
治安は極めて悪く、建物もほぼ廃墟しかない。一見するとゴーストタウンのような街。物品も不足している。
イグラ
参加したいものはヴィスキオでアルビトロに会い、意思表明をする。直後に5枚のドッグタグが配られる。参加者の証として、そのうち1枚のタグを首から下げなければならない。タグにはトランプの手札に見立てた模様が彫られている。参加者はこれらのタグを奪い合い、命を賭けたポーカーを行なうことになる。
銃器の使用は禁止で、立会い人(見物者)のいないバトルは無効。相手が死ぬか、完全に背中が地面についたら試合終了。バトルの勝者は敗者のタグを得ることができ、敗者を好きなように扱うことが許されている。そして敗者には死が待っている。
ロイヤルストレート(スート関係なく10,J,Q,K,Aのストレート)か10以上のフルハウスで、イル・レへの挑戦権が得られる。
タグ
イル・レ
ヴィスキオ
処刑人
中立地帯
ソリド
ライン
Bl@ster(ブラスター)
ペスカ・コシカ
スタッフ
- シナリオ:淵井鏑
- 原画:たたなかな
主題歌
咎狗の血
オープニングテーマ
「GRIND」
エンディングテーマ
「STILL」
「Good bye Aliens」
「CurriculuMachine」
咎狗の血 TrueBlood
エンディングテーマ
「追憶の風」
WEBラジオ
狗ラジ TB-SHOW
2008年8月21日から10月30日まで、アニメイトTV、マリン・エンタテインメントにて隔週木曜日に配信された。
パーソナリティ
- 鳥海浩輔(アキラ 役)
ゲスト
- 第1回 - 緑川光(シキ 役)
- 第2・3回 - 福山潤(リン 役)
- 第4・5回 - 小西克幸(キリヲ 役)、谷山紀章(グンジ 役)
- 第6回 - 神谷浩史(ユキヒト 役)
WEBラジオ「咎狗の血」Toshima Station
2010年8月26日から2011年6月10日まで、テレビアニメ公式サイト内にて配信された。
パーソナリティ
- 鳥海浩輔(アキラ 役)
ゲスト
- 第1・2回 - 杉田智和(ケイスケ 役)
- 第3・4回 - 一条和矢(源泉 役)
- 第5・6回 - 福山潤(リン 役)
- 第7・8回 -小西克幸(キリヲ 役)、谷山紀章(グンジ 役)
- 第9・10回 - 岡野浩介(アルビトロ 役)
- 第11・12・13回 - 緑川光(シキ 役)
- 第14回 - ジョイまっくす
- 第15回 - 石川智久
- 第16回 - 荻原秀樹(猛 役)
- 第17回 - 飯塚昌明(GRANRODEO)
- 第18回 - いとうかなこ
- 第19回 - 緑川光(シキ 役)
テレビアニメ
2010年10月よりMBS・TBS・CBCにて放送された(全12話)。MBS木深枠作品でAT-X初出となるのは本作が初である。
スタッフ
- 原作 - Nitro+CHiRAL
- 監督・キャラクターデザイン - 紺野直幸
- ゲストキャラクター設定 - 石上香美
- プロップデザイン - 大河広行
- シリーズ構成 - 高橋ナツコ
- シナリオ監修 - 淵井鏑
- 美術監督 - 倉田憲一
- 色彩設定 - 有澤法子
- 撮影監督 - 飯島亮
- 編集 - 坪根健太郎
- 音楽 - 石川智久、飯塚昌明
- 音楽制作 - ランティス
- 音楽プロデューサー - 伊藤善之
- 音響監督 - 本山哲
- プロデューサー - 岩上敦宏、櫻井優香、細川修、丸山博雄、土居由直、金庭こず恵
- 制作プロデューサー - 五十嵐守
- アニメーションプロデューサー - 植田もとき、澤口幸一
- 制作 - A-1 Pictures
- プロダクション協力 - ピクチャーマジック
- 製作 - 「咎狗の血」製作委員会(アニプレックス、ランティス、博報堂DYメディアパートナーズ、ニトロプラス、ムービック)・毎日放送
主題歌
オープニングテーマ
「ROSE HIP-BULLET」
エンディングテーマ
「no moral」(第1話)
「bright lights」(第2話)
「Don't Stare Me」(第3話)
「棘-toge-」(第4話)
「once more again」(第5話)
「Requiem Blue」(第6話)
「crossing fate」(第7話)
「優しさに守られて」(第8話)
「Honed Moon〜咎レタ月〜」(第9話)
「Don't look away」(第10話)
「STILL anime Ver.」(第11話)
「GRIND"style GR"」(第12話)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 虚夢/LOST | 高橋ナツコ | 紺野直幸 | 千葉大輔 | 柳瀬雄之、石上香美 |
第2話 | 死街/toshima | 坂巻貞彦、日下岳史 | |||
第3話 | 狂争/igra | 渡邊大輔 | 大花祷里 | 林ヒロシ | 小林利充 |
第4話 | 休刑/ease | 菅原雪絵 | 佐野隆史 | 高橋敦子、蘇武裕子 | |
第5話 | 決蔑/crack | 浦園萌 | 中澤勇一 | 吉田徹 | 中澤勇一 |
第6話 | 怨鎖/desire | 渡邊大輔 | 大花祷里 | 綿田慎也 | 高乗陽子、柳瀬雄之 清水勝祐 |
第7話 | 因念/sever | 高橋ナツコ | まついひとゆき | 中村近世 | 小林利充 |
第8話 | 酷白/rein | 菅原雪絵 高橋ナツコ |
影山楙倫 | 北川正人 | 竹内由香里 阿部千秋 |
第9話 | 薬束/bond | 浦園萌 | 紺野直幸 | 殿勝秀樹 林ヒロシ |
水上ろんど、小林利充 中山初絵 |
第10話 | 結脈/il re | 高橋ナツコ | 中澤勇一 | 吉田徹 | 中澤勇一 |
第11話 | 増悪/convict | 稲垣隆行 | 町谷俊輔 | 中山由美、一武晃 未由羽万里、川口千里 松本希羅里、高橋敦子 鎌田祐輔、しまだひであき | |
第12話 | 同至/beginning | 紺野直幸 |
各話のサブタイトルは公式サイトや放送時の次回予告で明らかにされたが、本編放送時はアイキャッチに挿入されていなかった。
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
近畿広域圏 | 毎日放送 | 2010年10月8日 - 12月24日 | 金曜 1:25 - 1:55(木曜深夜) | TBS系列 | 製作局 字幕放送 |
関東広域圏 | TBSテレビ | 2010年10月9日 - 12月25日 | 土曜 1:55 - 2:25(金曜深夜) | 字幕放送 | |
中京広域圏 | 中部日本放送 | 2010年10月14日 - 2011年1月6日 | 木曜 2:00 - 2:30(水曜深夜) | ||
日本全域 | ニコニコチャンネル | 木曜 3:15 更新(水曜深夜) | ネット配信 | 最新話1週間無料 | |
バンダイチャンネル | 2010年10月 - | 金曜 15:00 更新 | |||
ShowTime | |||||
AT-X | 2010年12月10日 - 2011年2月25日 | 金曜 9:30 - 10:00 | CS放送 | リピート放送あり |
DVD
当初2011年3月23日に第1巻を皮切りに全6巻が発売予定となっていたが、諸事情で中止となり、2011年11月23日にDVD-BOXとして発売された。
関連商品
ゲーム本編の好評を受け、公式に様々な関連グッズが製作された。その内容は食料品(ソリド)からコスプレ衣装まで多岐に渡り、膨大な総数となっている為、ここでは本やCDなどに限って紹介をする。尚、二次創作物であるアンソロジーコミックは含まない。
CD
INSIDE (咎狗の血 オリジナルサウンドトラック)
咎狗の血 Image drama CD
門原緑の脚本によるドラマCD。vol.1はシキ、vol.2はケイスケが話の中心となっている。
咎狗の血 ANOTHER STORY 〜RIN
咎狗の血 バラエティボイスCD
書籍
咎狗の血(小説)
咎狗の血外伝(小説)
咎狗の血(コミック)
2006年1月からcomic B's-LOGにて連載されていた茶屋町勝呂の漫画化作品。出版はエンターブレイン。未完。
咎狗の血(コミック)
咎狗の血 True Blood(コミック)
Nitro+CHiRAL Official Works 〜咎狗の血〜(資料本)
咎狗の血公式ビジュアルファンブック(資料本)
TCG
Lycée
アリスXクロス
プリズムコネクト
その他
- 2010年10月から11月までにアニメ・映画などとのコラボレーションを行っているパセラ×エンタテイメントによる企画展開の一環で「咎狗の血 コラボメニュー」がカラオケパセラのチェーン店9店舗で実施された。開催期間は10月7日 - 11月7日。
- 2010年12月にソーシャルネットワーキングサービスを行っているメディアグルーヴのちぷやタウンで利用者のアバター衣装が販売された。
- ガールズアトラクション夏祭2015にてゲームの知識クイズアトラクションが実施された。2015年7月24日〜8月16日まで池袋マルイ6F、7月28日〜8月9日までアニメイト池袋本店 9Fイベントホール、8月28日〜30日まで京都市勧業館みやこめっせにて。