新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop
以下はWikipediaより引用
要約
『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』(しんきどうせんきガンダムウイング フローズンティアドロップ)は、隅沢克之による日本の小説作品。『ガンダムエース』2010年6月号にて、「ガンダムW プロジェクト」の第1弾として発表され、同年8月号にプロローグを掲載し、10月号から2016年1月号まで連載された。イラストは小説版『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の挿絵や、漫画版『新機動戦記ガンダムW BLIND TARGET』を担当したあさぎ桜。
概要
元々トレーズ・クシュリナーダの視点から時代を描く「新機動戦記ガンダムW エントリッヒ・エロイカ」という小説作品を構想していたが、未完のままお蔵入りになったという(後年、文庫版『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』の発売時に「エントリッヒ・エロイカ」の物語を書き足す案もあったが、分量が単行本5冊以上にまで及ぶと計算され、再度お蔵入りとなる)。それから10年以上の月日が流れ、再び小説に挑戦する想いが生じたとの事で「エントリッヒ・エロイカ」の物語を序章とし、その後の新たな展開を加えて描かれるのが本作である。
物語は『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』より数十年後から始まり、MC(マーズセンチュリー)と改暦した火星と、「ファイル」という形で語られるテレビシリーズ以前のAC(アフターコロニー)時代の地球圏の2つを舞台として構成されている。
物語
本編
MC-0022年、地球圏統一国家大統領による「オペレーション・ミュートス」発動の許可を受けたプリベンターの老師・張は、部下のキャシィ・ポォ准佐に対し、大統領から送信されたメモリーチップのほか、ヒストリーバンクから3つのファイルをダウンロードし、自身が滞在する火星支局北極冠基地にまで持って来るよう命じる。オペレーション・ミュートスの発動には人工冬眠用冷凍カプセルに眠る「オーロラ姫」の覚醒が必要とされ、オーロラ姫を目覚めさせるにはそのファイルの存在が欠かせないという。やがて基地に現れたファザー・マックスウェルと名乗る初老の男性が持参する4つ目のファイルと合わせ、老師・張は冷凍カプセルの中で眠り続けていたAC時代のガンダムパイロット、ヒイロ・ユイを覚醒させる。
かつて「もう誰も殺さない」と誓ったヒイロに与えられた任務は、地球圏にとって最大の敵である火星連邦政府二代目大統領リリーナ・ピースクラフトの殺害だった。
しかしリリーナ殺害の準備を行うプリベンターから、W教授の妹カトリーヌがリリーナの完全平和主義を完成させようとガンダニュウム製モビルスーツ「プロメテウス」を持ち出し出奔、それを追撃するためヒイロはファザー・マックスウェルの息子デュオとともに出撃する。そのころドクトルTらに拾われ、パイロット訓練を受けたトロワ・フォボスもまたカトリーヌを追っていた。カトリーヌの暴走を食い止めようと老師・張は「エピオンパイ」で発進するが、火星連邦と敵対するラナグリン共和国の指導者ゼクスの操る「ガンダムエピオン」の待ち伏せをうけ場は三つ巴の混戦と化す。
カトリーヌはモビルドール・マグアナックを操り追撃するヒイロ、フォボス、デュオの足止めを行い、マグアナックは全機撃破されるも、ミリアルドと火星連邦大統領補佐官ノインの子供であるナイナ、ミルとの合流に成功しプロメテウス強奪に成功する。そこに戦場に火星連邦の無人マーズスーツ部隊500機がプリベンターとゼクス双方をまとめて抹殺しようと包囲網を形成し乱入、ゼクスは戦場を離脱し、プリベンター部隊はキュレネの風の操るトールギスヘブンの介入により危機を脱するがヒイロは体力の限界からダウンしてしまう。
なおも追撃してくるデュオに対してナイナは直属の火星連邦軍第909特殊独立戦隊「無慈悲な妖精たち」を発進させる。そこへカトリーヌの操る「プロメテウス」も加わり、戦闘は激化する。デュオ達は無慈悲な妖精たちを撃破し、ヒイロの代わりにMS「白雪姫」に乗ったW教授の活躍もあり「プロメテウス」の奪還に成功するが、指揮していたドクトルTやヒイロ達は母艦ショーフック2をクラッキングされ拿捕されてしまう。
ヒイロらを救出すべく、火星連邦首都リリーナ・シティに向かったW教授、デュオ、フォボスはその途中で、火星連邦のナイナ、ミル、カトリーヌの操る有人型マーズスーツとラナグリン共和国が送り込んだビルゴの上陸部隊との戦闘に遭遇する。完全平和主義を謳う火星連邦の危機に直面したW教授達はナイナに加勢し、ビルゴ部隊を撃破したのち火星連邦に投降し先に投降し賓客となっていたヒイロらと合流する。邂逅を果たす一向の元に、傷ついたトールギスヘブンに搭乗したキュレネの風がラナグリン共和国の移動要塞「バベル」のリリーナシティへの接近を告げ倒れる。
接近するバベルを迎撃せんとする火星連邦とプリベンダー部隊と、ラナグリン共和国との戦闘は激化の一途をたどる。そのさなか、リリーナは己の信念に従い対話のためにバベルに乗り込みラナグリン共和国へ投降。人類虐殺プログラムPPPの発動を阻止するため己の手でリリーナを心穏やかな状態で殺す必要のあるヒイロは、彼女の救出のためバベルに乗り込むも、人工冬眠からの不完全な覚醒の影響で認知的不協和を起こし錯乱したリリーナに撃たれてしまう。
ヒイロはファザー・マックスウェルとキャシイによって救出されるが、一命を取りとめたものの治療にあたったドクター・ヒルデにより記憶障害に陥ってしまう。実はヒイロの覚醒に必要であった記憶ファイルから二人の人物の情報が抜き取られておりそれによりヒイロも認知的不協和を起こしており、一度リセットする必要があったのだ。ファザー・マックスウェルは、キャシィや老子・張、ヒルデの協力により不完全だった記憶ファイル「ゼクスファイル」を完全な状態にし、ヒイロにダウンロードしヒイロは完全に復活する。
バベルからノインによって救出されたリリーナは、バベルによるリリーナシティーへの砲撃による被害を受け、改めて完全平和主義の信念に基づき火星南部連合に降伏を宣言、その身を差し出す決意をする。「オペレーション・ミュートス」を実行するために、リリーナと共に要塞バベルへ向かう途中、バーチャルバイザーにより戦いの過去を体験したリリーナは、火星連邦政府の罪を一身に被り、法廷で下された死刑判決を受け入れる。そしてヒイロの放った弾丸が、リリーナを撃ち抜くが、それは立体映像のAIリリーナであった。
一方、残された面々は戦いを終わらせるためそれぞれ行動をはじめる。意識を取り戻したキュレネの風は正体を明かし、初代火星政府大統領ミリアルドとしてデュオ、フォボス、カトリーヌ、ミル、ナイナ、無慈悲な妖精たちを率いてバベルとの戦闘を再開。ファザー・マックスウェルはレディ・アンによって引きあわされたヒイロのスペアであるアルファと共に民衆を立ち上がらせる。老師・張、ドクトルT、W教授、キャサリンは火星衛星軌道上に隠されたモビルドールプラント「ウルカヌス」に乗り込みすべての元凶であるディズヌフを捕えPPPの解除コードを取得し解除に成功する。
白雪姫に乗ったヒイロはミリアルドを追い詰めていたゼクスのエピオン初号機に対し最後の七つの矮星《金》を撃ち込みその強力なEMPによりAIであったゼクスは機能を停止、またバベルや主力であったビルゴIVもシステムダウンしラナグリン共和国は戦力を喪失。火星南北戦争は終結を迎える。
戦後、火星のウィナーホスピタルで母親と過ごすリリーナの元に手紙を持ったヒイロが現れる。ドーリアンへと戻ったリリーナと共に歩む誓いとして、ヒイロはコロニーのエージェント「ヒイロ・ユイ」の名を捨てただの少年に戻る。初めて自らの手でリリーナに渡した手紙には、プロポーズの一言が書かれていたのだった。
トレーズ・ファイル
ヒイロの覚醒に必要だったバーチャルバイザーの記憶ファイルの一つ。
主にトレーズの人格形成の過程が描かれており、 トレーズの両親であるアイン・ユイとアンジェリーナ・クシュリナーダの出会いから駆け落ちと離別、トレーズとその弟ヴァンの誕生、モビルスーツの完成とスペシャルズ創設とその初陣、ヴァンのロームフェラ財団掌握、嵐の大洋会戦(第一次月面戦争)とその後に行われたバルジ完成式典への反乱軍の奇襲攻撃、そこから始まるロームフェラ財団によるコロニーへの締めつけとヴァンの暗殺までが記録されている。
ピースクラフト・ファイル
ヒイロの覚醒に必要だったバーチャルバイザーの記憶ファイルと、ヒルデがミルに送ったファイルを組み合わせて作成されたリリーナの覚醒に不足していた記憶ファイル。
ピースクラフト王家に生まれた双子の王女サブリナとカテリナを中心に、地球圏統一連合と反乱軍との戦いの日々や若き日の指導者ヒイロ・ユイの軌跡が描かれており、AC130年のピースクラフト王家に生まれた双子の王女であるサブリナとカテリナの誕生、若き日の指導者ヒイロ・ユイとカテリナの出会い、AC145地球圏統一連合への反乱軍がピースクラフト王国に逃げ込んだことに端を発する地球圏統一連合とピースクラフト王国との戦争におけるカテリナと若き日の5博士達の活躍。サブリナに名を譲ったカテリナのシス・マーキスとしての日々、サブリナの死に伴うカテリナの復帰、指導者ヒイロ・ユイのエメラルド・シティの副市長就任が記録されている。
プリベンダー5
元はFrozen Teardropの序章として制作されたBlu-ray Box2の封入特典のピクチャードラマ「新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 次なる戦い(エピオンアレス)」のCDシナリオ。
A.C.197年。リリーナの居城サンクキングダム・キャッスルがテロリスト集団『次の政府』に占拠される。テロリストの首謀者ディズヌフの目的は地球圏支配のためにPPPと呼ばれる虐殺プログラムを起動することだった。PPPの起動にはサンクキングダム・キャッスルに存在する特別なコンピュータとピースクラフト王家に連なる人物の生体認証が必要だったのである。
テロ事件解決のために、プリベンダーの長であるレディ・アンはかつてのガンダムパイロットに協力を要請。彼らの活躍によりテロ自体の終息には成功するが、仕掛けられた核爆弾の解除とPPPの起動がリンクしていた。リリーナは事件解決のために傷ついたヒイロの命を救うため、PPPの起動を行う。
PPPの発動を防ぐため、リリーナはドクターJの設計した人工冬眠用冷凍カプセルで眠りにつくことを選択し、ヒイロもまたリリーナが意図せず覚醒しPPPの発動が行われようとした時、唯一の発動回避手段であるリリーナの安らかな死を実現するため、別の人工冬眠用冷凍カプセルで眠りについた。
ゼクス・ファイル
ヒイロの覚醒に必要だったバーチャルバイザーの記憶ファイルの一つ。 ファザー・マクスウェルが持参したヒルデが作成したファイルから竜妹蘭とサリィ・ポォのデータが抜けていたため当初は不完全であった。
トレーズ・ファイルの続きとして、主に反乱軍の捕虜からテストパイロットになったゼクスを中心に、ガンダムの開発と第二次月面戦争、後のガンダムパイロットたちの姿が描かれており、捕虜となったゼクスとエルヴの転戦、生きていたアインとの邂逅、ノインとの合流、G-03554コロニー落下事故とその際行われたZEROシステムの再起動とトレーズへの譲渡、後のヒイロのガンダムパイロットとなるための訓練、第二次月面戦争とその後始末が記録されている。
登場人物
※声優は2014年に発売された「新機動戦記ガンダムW Blu-ray Box 2」に収録されているピクチャードラマ「新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop 次なる戦い(エピオンアレス)」のもの。
本編と過去編である各記憶ファイルにおいて名称が異なる人物については、本編における名称を優先する。
各人物の登場編の並びは、本編 | トレーズ・ファイル| ピースクラフト・ファイル| プリベンダー5| ゼクス・ファイルとし、登場する編は○、未登場は-とする。
主要人物
ヒイロ・ユイ、アディン・ロウ・ジュニア《ベータ》
声 - 緑川光
【登場編:○|○|-|○|○】
かつてのガンダムのパイロットの1人。長い間コールドスリープによって若い肉体を維持しており、「オーロラ姫」と呼ばれていた。しかしMC-0022 NEXT WINTERに「オペレーション・ミュートス」発動により覚醒させられる。通常は1日以上しなければ立つことも出来ない状態から、直ぐに行動を開始し、身体能力の健在ぶりを見せた。
「P・P・P(パーフェクトピースプログラム)」が発動していることによって、現状ヒイロ以外にリリーナを殺すことはできないとされている。カトリーヌ追撃任務後に出現した大量のMS(マーズスーツ)との交戦中、リリーナからの通信を受け、「お前はお前の戦いをまだ終わらせていない」と伝える。
A.C.197に発生したサンク・キングダムでのテロ事件でリリーナを救うために奮闘するが、己の判断ミスでリリーナを重傷にまで追い込んでしまう。治療技術を身に付けず殺す手段ばかり覚えた自分を戒め、自分の中でどれだけリリーナが大きな存在だったかを実感、リリーナを傷付けたディズヌフを己の命を掛けても殺すと激しい怒りを見せる。その後彼女がヒイロのためにピースクラフトに戻ったのを激しく後悔し、コ―ルドスリープによってリリーナが眠るのを見届けた後、リリーナの残した「もっと生き抜いて魂が一際輝いた瞬間をいつか見せて欲しい」という約束を果たすため、自身もリリーナと共に未来を歩むために眠りについた。
搭乗機は「白雪姫(スノーホワイト)」。
ファザー・マックスウェル、デュオ・マックスウェル、ジェームス・クラーク・マックスウェル
声 - 関俊彦
【登場編:○|-|-|○|○】
かつてのガンダムのパイロットの1人、デュオ・マックスウェル。息子と共に「オーロラ姫」の覚醒に必要なファイルを持ってきた。
ガンダムパイロットとしての役目が終わった後、平和に適応できず一人苦しんでいた(サリィ曰く「心が空っぽになっている」)。これは幼年期に「マックスウェル教会の悲劇」より仲間の孤児達が次々に死んでいく姿を経験し、生と死が隣り合わせの「非日常」がデュオ自身の「日常」になっていたためである。 そんな時に人類が火星へのテラフォーミングを成功させた報告を聞き、「日常」を求めるため新天地火星へと移り住む決意をする。 火星では新たなる「相棒」(800ccの大型バイク)と共に自由気ままなツーリング生活を行っていた。この時期に火星の教会の神父と親しくなり、神父の保証人になっていた。しかし彼の死後多額の借金を抱えていたことが判明し、全てデュオに背負わされてしまうという貧乏くじを引かされる。バイク事故で大怪我を負い入院し、そこで別れたヒルデと再会することになる。 ヒルデとの再開後、彼女と婚姻する(この時点でヒルデがJames Clerk Maxwellの名義で戸籍を作った)も事故で大破した相棒が完成するとそのままヒルデを残してツーリング生活を再開する。残されたヒルデは借金返済(神父の保証人)のためにシュバイカー孤児院でシスターヒルデとして教会の子供たちの世話をすることになる。 放浪後、教会に帰ってきたデュオの前にいたのは堪忍袋の緒が切れたヒルデであった。離婚を突きつけられたデュオはヒルデの意思を尊重し離婚届けにサインをし(最終話でヒルデは離婚届を出さなかったことが発覚したために、戸籍上は夫婦のまま)、借金返済の約束をさせられ「ファザー・マックスウェル」を名乗るようになる。そして教会にいた少年(後の2代目デュオ・マックスウェル)に出会う。ファザーに瓜二つだったのでヒルデが「デュオ」と名付けていた(ヒルデはファザーと別の女性の子供と疑ったが、彼は身の潔白を証明する)。ヒルデは晴れて借金とは無縁の生活となったが子供達を見捨てることができずに教会に留まり、ファザーも自身の借金返済とデュオや教会の子供たちを養育するために賞金稼ぎとなって火星で生きる決意をする。ショットガンを片手に目深までテンガロハットを被ったファザーは火星で有名な賞金稼ぎとなっていた。そして、デュオに戦いで生き残る術を教えてほしいと懇願される。そして彼を自身の後継者と認めて、ヒイロと肩を並べるほどのガンダムパイロットに育て上げる。
最終的に火星南北戦争が終結を迎えた後に、ファザーは火星大統領に立候補する。ファザー自身が幾度もどん底から這い上がった人間であり、戦争により疲弊した火星の住民を鼓舞する役割としては最適だと周囲の人間の判断でもあった。
目論見通り民衆の支持を集め「3代目火星大統領」に当選し、火星の復興のために尽力する事になる。また大統領となったファザー・マックスウェルの隣にはファースト・レディとなったヒルデ夫人の姿もあった。
デュオ・マックスウェル
声 - 関俊彦
【登場編:○|-|-|-|-】
ファザー・マックスウェルの(血の繋がらないらしい)息子。ヒルデがシュバイカー孤児院を運営している時に、転がり込んできた少年であった。髪を三つ編みにしており、容姿も若い頃のファザーにそっくりであるために、ヒルデが「デュオ」と名付けていた。
ファザーにガンダムパイロットの訓練を積まれており、ヒイロ・ユイに匹敵する腕前にまで成長する。もともとメカの扱いに長けており、推定4歳の時点で、ファザーのバイクを修理するほどの技術を有していた。
ファザー曰く、口が悪いのは「男手ひとつで育てたため」とのことだが、実際にはそれ以前にシュバイカー孤児院で育てられておりこの頃から口は悪かった。
上着の襟回りの白いファーは、幼少期のクリスマスにファザーが着ていたサンタ衣装の切れ端であり、同じく幼少期にナイナに貰った髪留めリングやシールを今でも大切にしている等、物持ちがいい。
ファザーとヒルデの子供の可能性もあるが真相は不明。
搭乗機は「魔法使い(ワーロック)」。
ドクトルT、名無し、トロワ・バートン
【登場編:○|-|-|○|○】
かつてのガンダムのパイロットの1人、トロワ・バートンと名乗っていた人物。特徴である長い前髪は健在。
本人曰くドクトルTのTは「トロワ」ではなく「トリトン」とのことだが、後にトロワ・フォボスを名乗る少年にはどちらでも「3」と思われている。 オペレーション・メテオに参加し前線に立ち続けた兵士としてのトロワは完全になりを潜め、目覚めたヒイロからは「冷たい仮面を取り外し優しさを隠そうともしない」と評される程温和な人間となった。ミルに「じじい」と呼ばれると静かに激昂する人間らしい姿も見せる。
火星重力によるサーカスに興味がありキャスリンと共にやってきたところ、火星の危機に追われる五飛に出会いオペレーション・ミュートスへと参加しカトルと共にガンダムを開発する。道端で倒れているデュオをその際に救助した。己が機械工学専門では無かったためガンダム開発は難航し、12年の年月が経つ中で五飛が1年でエピオンを完成させた際には己の無力さを実感し自虐した。
トロワ・フォボス、名無し
声 - 中原茂
【登場編:○|-|-|-|-】
MC-0021 FIRST WINTERに、火星連邦政府の初代大統領ミリアルド・ピースクラフトを暗殺した少年。しかし暗殺直後に所属していた組織に裏切られてしまう。そこをドクトルTとカトリーヌに助けられ、行動を共にする。その後、キャスリンによってヒイロ・ユイに匹敵するレベルまで訓練を積まされた。
かつてのトロワと同じく「名無し」であり、カトリーヌ追撃の際にドクトルTに「あんたのTはトリトンだったな?」と確認を取り、トロワ・フォボスを名乗ることにした。
名無しの自分を象徴する「ボロ雑巾のような」ニット帽を愛用、トロワを名乗ると同時に一時手放すが、名を捨てると再び被っている。
W教授、カトル・ラバーバ・ウィナー
【登場編:○|-|-|○|○】
かつてのガンダムのパイロットの1人、カトル・ラバーバ・ウィナーである。「スノーホワイト」と「ワーロック」の開発・製造を担当したらしい。
『EW』から本作までの具体的な経過年数は示されていないものの、ファザーやドクトルTが「初老」と表記される中、「青年」と表記されている。かつての戦いで多くの命を奪ったことへの自責から、自分は幸せになってはならないという強迫観念に囚われている。結婚はしておらず、姉のイリアからは「恋愛すらしないのかもしれない」と言われていた。
父から受け継いだデスクワークが身に入らず、五飛の誘いに乗りプリベンターに協力。A.C.197にサンク・キングダムにおける任務で度重なる失敗をしてしまい、リリーナを瀕死の状態に追い込んでしまい自分を責め続けた結果、トロワとは正反対に優しい顔の奥底に冷酷な判断を下す人間となった。その後再び五飛の計画に乗りガンダム再建造に着手する。
『宇宙の心』を読む力によりZEROシステムのような未来予知に近い予測を立てる事が出来る。この力によってもうガンダムに乗れない体でも狙撃だけなら何とかなる、とヒイロが不在の間白雪姫に搭乗した。
カトリーヌ・ウード・ウィナー
声 - 折笠愛
【登場編:○|-|-|-|-】
W教授の妹。トロワ・フォボス曰く「かなり年の離れた兄妹」。試験管から生まれたため自分の存在を卑下しており、生命溢れる美しい世界を直視するのは申し訳ない事であるとし、眼鏡を着用している。ラシード曰く「妙なところがカトル様に似てしまった」。一人称は「ボク」。
リリーナの完全平和主義に賛同し、彼女の力になるため未完成のMS「プロメテウス」を奪い脱走する。
W教授と同様に『宇宙の心』を読む力を使い未来予測を立てる事が出来る。しかし同じ力を持つW教授やZEROシステムの未来予測、そしてヒイロ・ユイ相手にのみこの力は混濁し無効化されてしまう。
老師・張、張五飛
声 - 石野竜三
【登場編:○|-|-|○|○】
キャシィの上官。かつてのガンダムのパイロットの1人、張五飛である。現在はプリベンター火星支局北極冠基地に1人で滞在している。トレーズの開発したガンダムエピオンの開発データを入手し、独自のMSであるエピオンパイを1人で製造・整備した。初めての搭乗にもかかわらず、機体のスペックを十二分に発揮させていた(ガンダムパイロットを引退したファザーは「奴はバリバリの現役だ」と評している)。
戦後プリベンターの一員として地球圏から武器やMSがなくなるように尽力した。P・P・Pの実態と火星で軍拡が進められていると聞き「オペレーション・ミュートス」を提案。カトルやトロワに声を掛け作戦に備え自身も鍛錬し続け、サリィの忘れ形見キャシィやゼクスの息子ミルを教育した。トレーズの作り上げた「敗者のための機体」であるエピオンにシェンロンとは別種の特別な思い入れがあり、カラーもトレーズのパーソナルカラーに染め上げた。
ミス・キャスリン
キャシィ・ポォ
声 - 冬馬由美
【登場編:○|-|-|-|-】
プリベンターに所属している女性。階級は准佐。かつてのガンダムパイロットの協力者サリィ・ポォの娘であり、ファザーには「おっかさんそっくり」、ヒイロには「劣化サリィ」と評された。
なお、実際にはクローンの研究者だったサリィの母キャサリンのクローンである。
キュレネの風、ゼクス・マーキス
ナイナ・ピースクラフト
火星連邦政府
ミリアルド・ピースクラフト
リリーナ・ピースクラフト
声 - 矢島晶子
「星の王子様」と呼ばれる冷凍カプセルで長きに渡り眠っていた。ミリアルドの死後目覚めさせられ、二代目大統領として火星の統治を宣言する。ファザー曰く「かつてのリリーナとは変わってしまった」とのこと。火星支局北極冠基地にノインとともに乗り込み、MS(マーズスーツ)と戦闘中だったヒイロと通信し、「早く私を殺しにいらっしゃい」と告げる。
A.C.197の自身の誕生日に開いたパーティでテロが発生し、敵を破壊し動けなくなったヒイロ・ユイを核爆発から守るためにP・P・Pを起動。ジェノサイドを発生させないためにその後ITの発展でP・P・Pが解除される事を願いコールドスリープで眠りについていた。しかしディズヌフの企みにより不完全なファイルをインプットされ記憶を改竄され目覚めてしまう。
ルクレツィア・ノイン、ルクレツィア・ノイエンハイム
【登場編:○|○|-|-|○】
火星連邦政府、大統領首席補佐官。
トレーズファイルでは、ゼクス、エルヴと共にトレーズの下でMS訓練生をしていた少女。火星の軍事企業ノイエンハイム・コンツェルンのご令嬢であるが、父のDVに耐えられない母と共に地球に逃亡、その後連合軍に入隊した。ノイエンハイムの姓を捨てノインと改姓、女性名であるルクレツィアを嫌いノインと名乗る。
ゼクスファイルでは、ゼクスと再会すると軍を抜け行動を共にし、試作機「シェヘラザード」のテストパイロットを務める。その後廃棄コロニーの破砕任務に当たりわずかなミスから気絶してしまい、ゼクスにZEROシステムを起動させる切っ掛けを作る。ゼクスとエルヴが火星に向かった際自身は過去の経験から火星に行くのを躊躇し、OZに帰った。
ラナグリン共和国
ゼクス・マーキス上級特佐
シスター・ヒルデ
【登場編:○|-|-|-|-】
ラナグリン共和国で表向き図書館の司書をしていた。デュオ(ファザー)と結婚したが、本来デュオが負うはずだった彼の知り合いの老神父の遺産である教会や孤児、借金まで押しつけられる羽目になったため離婚する。しかし孤児達を不憫に思い、シュバイカー孤児院として運営を引き受けていた。ファザーの放蕩ぶりにはその腕を折る程の怒りを持っていたが、彼を『P・P・P』の呪縛から解放するために研究を再開するなど憎からず思っているようである。そして火星大統領になったデュオ(ファザー)の隣にはファースト・レディとなったヒルデ夫人が隣にいたことから再婚したようである。とはいえ相変わらず諍いが絶えないとの事。
ナノディフェンサーと言った火星ナノマシンは彼女が完成させた技術である。
ヴァン・クシュリナーダ
【登場編:○|○|-|-|-】
トレーズの父親違いの弟。トレーズは彼の将来を有望視していたが、自身は母親のアンジェリーナの意思に従い、兄に地球と宇宙の覇権を握らせることを目標に行動していた。若くして才能を発揮し、宇宙におけるモビルスーツの量産を軌道に乗せ、それを連合に卸すことで財団に莫大な利益を生んだことで10代にして財団の副代表の地位に就いた。母親への愛情が強く、近づく男に対して過剰なまでの敵意を撒き散らしてしまう。その後、AC-188にアディンの命令を受けたヒイロが暗殺しようとするが、他の暗殺者に先を越されてしまう。その際、アンジェリーナも巻き添えをくらい死亡した。暗殺者はその後ヒイロが初めて殺した人間となる。
その後父の願いからクローン候補の一員として記録され、データを火星政府に盗まれる。ノイエンハイムの力によってクローンとして甦り記憶を引き継ぎ、かつて兄トレーズに願った地球圏掌握の実現のために動く。
ステラ・ノベンタ
【登場編:○|-|-|-|-】
ノベンタ元帥の血縁者でシルビア・ノベンタの姪にあたる人物の臓器スペア用クローン。先天的な循環器疾患を患っていたためウィナー・ホスピタルに預けられており、同院に預けられていたカトリーヌの親友となるが、オリジナルが脳死となったため、彼女がオリジナルから臓器移植を受け健康体となる。健康体となった後はカトリーヌと疎遠になり、カトリーヌは孤立することとなる。その後彼女らの通っていたスクールが反火星連邦テロに巻き込まれ、そのごたごたでカトリーヌとの縁は完全に切れる。
現在はラナグリン共和国に参加しており、高官として交渉に来たリリーナの対応にあたるほどの地位を得ている。
最終決戦においては、かつて自分がまきこまれたテロに使用されたのと同型の旧式マーズスーツに搭乗し、EVE WARS時のゼクス・マーキスのイメージトレースを用いてカトリーヌのシェヘラザードと一騎打ちを行うが引き分けに終わる。
地球圏統一国家
その他民間人
アディン・ロウ
ラシード・クラマ
マリーメイア・バートン
指導者ヒイロ・ユイ
トマス・カラント
地球圏統一連合
トレーズ・クシュリナーダ
【登場編:-|○|-|-|○】
かつてのOZの指揮官。宇宙の平和的指導者ヒイロ・ユイの甥、アインとクシュリナーダ家の令嬢アンジェリーナの間に生まれる。財団の後継者となるべき立場であったが、養父フンデルトとアンジェリーナとの間に弟ヴァンが生まれると、片方の血しか引いていない自分よりもヴァンのほうがふさわしいと、連合軍の士官学校へ入学した。士官学校では優秀な成績を収め、誰よりも優秀な将軍になると叔父のカタロニア将軍にも認められていた。当時無用の長物と言われ、自身も有効ではないと思っていたモビルスーツという兵器に、コルシカ基地でのトールギスとの邂逅に着想を得たことで、モビルスーツの戦闘理論を構築、史上初となるモビルスーツ部隊を創設するに至った。
イズミ・ターノフ
【登場編:-|○|-|-|○】
レイク・ビクトリア基地の士官候補生の青年でトレーズの最初の教え子の一人。モガディシオ攻略戦で選抜された4人の精鋭の一人で、作戦ではノインと同じくトラゴスにて間接:支援を担当した。
第一次月面戦争では4人の部下を任される形で参戦。モガディシオ攻略戦にてトレーズが担った後の兵士のための教育役を期待される。
戦術眼に優れる様で、第一次月面戦争では常に戦局を予測し行動する姿や、出撃前のブリーフィングで部下たちに熱くトレーズの作戦の素晴らしさを説く姿が見られた。
漫画『敗者たちの栄光』では、オペレーション・デイブレイク初同時に一コマのみ作戦発動を了承するセリフがみられる、この時の階級は上級特尉。
エルヴ・オゲネル
【登場編:-|○|-|-|○】
トレーズの元で共にMS訓練を受けていたゼクスの親友。かつてサンクキングダムを滅ぼしアニメ本編でゼクスが復讐を果たしたダイゴ・オゲネルの実子であるが、エルヴはゼクスの心情を理解し友好関係を続けた。反乱軍との戦いで二人とも捕虜になるが、ゼクスがミリアルドだと判明するとそのまま反乱軍の一員として共に行動するようになる。
その後優秀なパイロットとして試作機「プロメテウス」のテストパイロットを務めるようになり、ガンダム開発に貢献する。
ゼクスがトレーズとの決闘に敗れOZに戻った後もゼクスとは協力体制にあり、火星に落ち延びていたがホワイトファングと地球統一軍の決戦終了後にゼクスと会い、半壊していたエピオンを託される。しかしエピオンを狙ったディズヌフの策略で暗殺されてしまう。
ソラック・デルブリュック
アオイ・クラーク
【登場編:-|○|-|-|-】
OZのエージェントで、ヒイロの実の母親。セイス・クラークの妻。
かつてチームアオイという特殊部隊を率いており、当時の同僚であったアディン・ロウの恋人であったが、ヒイロ・ユイ暗殺を契機に別れた。その時にはヒイロを身籠っており、アディンに出産を反対されるが出産を強行している。
ヴァンから依頼され、地下組織に潜入ガンダニュウム合金製モビルスーツ(後のウイングガンダムゼロ)の設計図の入手を図っていた。
AC186年秋のバルジ完成パーティでは、ヒイロのけなげな姿を見たことでエージェントからの引退を考えており、動揺からヴァンに直接顔を合わすことができず入手に成功した設計図をヒイロを通じてヴァンに渡すが、それが仇となりアルテミス率いる反連合軍の襲撃時にヒイロとはぐれ、バルジ内で彼を探す中宇宙空間へ放り出され死亡する。
高い身体能力の持ち主であり、それはヒイロにも受け継がれた。
セイス・クラーク
【登場編:-|○|-|-|-】
アオイの夫で、ヒイロの義理の父。トラント・クラークの年の離れた兄。リーオー、エアリーズの開発者であり、宇宙要塞バルジの設計を担当した。
安価で誰にでも扱えるというリーオーのコンセプトに反し、トールギスに先祖返りしたグライフに対しては嫌悪を露わにしており、グライフの採用を受けOZのモビルスーツ設計製造担当技師長を辞任、連合軍の技術顧問となる。
非常に優れた技術と堅実な設計はMS関係者からの評価こそ高いものの、一般人から見ると華に欠けており、正当な評価を受けられないことに対し劣等感を抱き、晩年は鬱状態となっていた。
バルジで発生したテロ事件に巻き込まれ、家族を守るためにリーオーIII型に搭乗し戦うも死亡する。ヒイロはそんな義父を尊敬しており、エージェントとして活動している間もリーオーに対し無自覚ながら愛着を感じている。
キーリア・カタロニア
ノベンタ
ミリオン・リデルハート
セプテム
【登場編:-|○|-|-|○】
地球連合宇宙軍少佐。
指導者ヒイロ・ユイの片腕として活動していたアインと会談予定であったが、アインの妻アンジェリーナが誘拐され、それを追うアインが宇宙軍管轄のスペースポートに侵入した際射殺しようとする。
後に指導者ヒイロ・ユイの殺害をアディンに依頼した。
第一次月面戦争時には地上軍統括本部詰めの参謀として参戦。実質的な敗戦にトレーズが参加した記録を残したくないヴァンの意向を受け手柄を譲られ短期間で准将にまで異例の出世を遂げる。
その後L3方面軍指揮官を経て暗殺されたドッツエントの後任としてバルジ要塞指揮官に就任。報復として、無実の民衆を含む捕虜の公開処刑を行おうとし、第二次月面戦争のきっかけを作る。
第二次月面戦争はスペシャルズの介入もあり膠着状態となるが、癒着しているバートン財団との関係を悟られないためにトロワ・バートンとの連合軍将兵の捕虜交換を受け入れ終戦する。
シェーシチ・オネゲル
クラレンス・セプテム
ドッツエント
【登場編:-|-|-|-|○】
地球圏統一連合宇宙軍准将。バルジ要塞指揮官。思慮に欠け頑迷な典型的な無能な人物で、廃棄コロニーの事故ではその性格ゆえ後手に回り被害を拡大させたうえ、バルジ砲の連続発射でさらに被害を増やしかねなかったが、アディンらの活躍により回避された。
極度の高所恐怖症のため航空機が苦手であり、月面での移動は常にバギーで行うという臆病な一面を持っている。
対宇宙強硬派でレジスタンスの暗殺対象となっており、最後はバルジ内部に潜入したディオ(ファザーマックスウェルの前身)により暗殺されるが、これがセプテムのバルジ要塞司令の着任と公開処刑の実施を招き、第二次月面戦争へとつながることとなる。
反乱軍、レジスタンス
アイン・ユイ
ジェイ・ヌル 、ドクターJ
【登場編:-|-|○|○|○】
ヒイロのカレッジの友人であり、後のドクターJである。「ワイバーン」を造った。
ヒイロを反地球統一連合を掲げる地下組織に勧誘していた。
その後未完成のプロトゼロを開発、ガンダムの技術を仲間たちと高め合った。スナイプ用MSとしてツインアイを採用し、そのフェイスは見栄えが良いと性能よりも見た目を重視した仲間達は皆同じ顔を採用した結果、ガンダムはそれぞれ開発が分かれても同規格の如く共通化された。その後はオペレーション・メテオ用に完成度を高めたウイングガンダムを開発、二人のアディン・ロウ・ジュニアに競い合わせた。
アニメ本編で死亡されたと思われていたが生存。コールドスリープが可能な冷凍カプセルを二基建造し、リリーナとヒイロに与えた。その後の消息は不明。
マルティクス・レクス
【登場編:-|-|○|-|-】
地球圏統一連合軍に対抗する反乱軍の参謀補佐官。後のピースクラフト王。
当初は反乱軍のいち大尉でしかなかったが、単身ワイバーンで現れたカテリナ・ピースクラフトの護衛監視を命じられて以降は彼女と意気投合し、後にカテリナを主体とした反連合組織《シャーウッドの森》の一員となる。
非常に優秀であったが、「多分」という言葉を口癖のように使っており、優秀な作戦を立案してもいつも言葉の最後には「多分」という言葉がつくため、人を不安にさせてしまい、その点において作戦参謀としては悪癖だと言う評価もある(この悪癖がついたのは、AC146年4月以降《シャーウッドの森》に参加して以降とも言われる)。
D・D(ダイヤモンド・デスペラード)、プロフェッサーG
マイク・ハワード
呉王龍(ウー・ワンロン)、老師O
チック・パーガン
セディッチ
アルテミス・セディッチ
キャサリン・ポォ
サリィ・ポォ
竜獠牙(ロン・タウヤー)
竜胡蝶(ロン・フーティエ)
竜妹蘭(ロン・メイラン)
アディン・ロウ・ジュニアクローン《アルファ》
【登場編:○|-|-|-|○】
ドクターJの元にいたアディン・ロウ・ジュニア(ヒイロ)のクローン。バートン財閥が確保したクローン成功体の一人であり「アルファ」の名を与えられていた。
後から合流した本物である「ベータ」とMSによる模擬戦を強いられていた。父セイスの思いの分かベータには戦闘能力で劣っており、それを憐れんだベータに第二次月面戦争勃発前にプロトゼロに搭乗し逃亡するよう催促される。逃亡したアルファは戦争の元となるGND原石が埋蔵されている巨大溶岩トンネルを破壊し、バードモードのプロトゼロに搭乗したまま宛てもなくさまよっている所をカトルと出会い、プロトゼロを託し何処かへ去っていった。
カトルと出会った際は「ブラック・アルファ」を名乗っており、見た目もみずぼらしく髭や髪もボサボサに生えていたため、後にベータであるヒイロに出会っても気が付かなかった。
ロームフェラ財団
サンカント・クシュリナーダ
【登場編:-|○|-|○|○】
ロームフェラ財団代表。トレーズの祖父。
財団代表就任前、サブリナの乗る地球使節団のシャトルの爆破テロを指揮し、地球と宇宙の対立を決定的とする。その後コロニー独立運動の集会に参加し、若き日の指導者ヒイロ・ユイと論戦を繰り広げる。議論はかみ合わなかったものの、ヒイロのことを認め以後友人となる。
財団代表就任後、サンクキングダムと連合軍の戦いにおいては、外交手腕を発揮しサンクキングダムの勝利を陰から演出する。その後も、ロームフェラ財団代表として地球圏統一連合に影響を持ちつつ、レジスタンス組織『シャーウッドの森』にクシュリナーダ家当主として資金援助を行い、迷っていた指導者ヒイロ・ユイに行動を行うよう諭すなど、孫のヴァンに引き継がれる「コントロールされた戦いによる平和」構築を進める。
シャーウッドの森の後身であるアウトローにも引き続き資金援助を行っていたが、彼らが戦闘動画をネット上に上げたことを、ヒイロやピースクラフト家の活動の足を引っ張る、戦いを市民に広げる行為と判断して援助を停止する。
晩年は娘であるアンジェリーナを溺愛する頑迷で前時代的思想の持ち主となっており、アンジェリーナの妊娠を知ると、宇宙での出産が危険という迷信からアンジェリーナをアインの元から拉致し強引に離婚させ、財団の有力者であるカタロニア家のフンデルトと再婚させる。
アンジェリーナ・クシュリナーダ
【登場編:-|○|-|-|-】
トレーズとヴァンの母親。ロームフェラ財団代表サンカント・クシュリナーダ公爵の一人娘。アイン・ユイとの熱烈な恋愛を経て半ば駆け落ち状態でコロニーに移住し結婚。しかしトレーズの妊娠を知ったサンカントにより地球に連れ戻される形で別離し、後に政略結婚により二十歳以上年上のフンデルト・カタロニアと再婚させられ、彼との間にヴァンを儲ける。
アイン・ユイが指導者ヒイロ・ユイの暗殺に巻き込まれて死亡したことを契機に、心身のバランスを崩しサンクキングダムの王立病院に入院、さらにサンクキングダム崩壊前にL-1コロニーに転院し、そこでヴァンの暗殺に巻き込まれ死亡する。
精神を病み、地球の代表であるクシュリナーダ家とコロニーの代表であるユイ家の間に懸け橋として生まれたトレーズに世界の支配者となることを求める一方、愛情のないフンデルトとの子であるヴァンに全く興味を向けない彼女の姿が2人の息子の成長に大きく影響を与えることとなった。
ツバロフ・ビルモン
ウェリッジ侯爵
エリック・シャーゴールド、エリック・ピースクラフト
【登場編:-|-|○|-|-】
サンカント・クシュリナーダの親友。
もともとは貴族出身ではなかったが、親族からの莫大な遺産と地位を相続してから財団の重要な地位についた。
ウェリッジ侯爵と親交があり、その関係でサブリナの補佐役となる。
サンクキングダムと連合軍の停戦会議において、講和条件として提示されたサンクキングダムに対するピースクラフト家の総資産の5倍以上という莫大な賠償金を受諾するようサブリナに進言、サブリナに内密にその全額を彼の個人資産で賄った。
その後、サブリナに求婚されピースクラフト王家に婿入りする形で結婚、シャーゴールド家の資産は他家の養子となった場合は相続できない決まりとなっていたため親族のマックスウェル神父に相続されることとなる。
サブリナとの間に娘カテリーナを儲けるが、その3か月後にカテリナを恨む元軍人の爆破テロにより死亡。
サンクキングダム
サブリナ・ピースクラフト
カテリナ・ピースクラフト、シス・マーキス
【登場編:-|-|○|-|-】
サブリナの双子の妹であるが、双子は一緒に育てられないというサンクキングダムの習俗で、L-1コロニーのドーリアン家に引き取られ育つ。積極的で活発な性格で、家庭教師であるヒイロへの恋心を自覚している。リリーナの大叔母にあたる。
美しい金髪と透き通る青い瞳を持っており、その容姿はリリーナに限りなく近い。また動物全般を愛するが、サブリナと違って本物のサムはなかなか懐いてくれていない(ワイバーンのAIであるサムは彼女と共に戦っていたが)。
AC145年11月26日、サンクキングダムが衛星軌道上からの核弾頭ミサイルで攻撃される事実を掴んだカテリナは、ジェイがサムの人格データを組み込んで開発した《ワイバーン》に乗って出撃。27日午前0時に発射されるようセットされていた攻撃衛星を見事破壊し、核弾頭ミサイルも地球圏から遠ざけることに成功。そのまま大気圏に突入し、サンクキングダム王国を占拠した反乱軍に宣戦布告をし、王政復古の宣言をした。
その後はウェリッジ侯爵の協力もあってAC145年12月に入り、サンクキングダムを占拠、王はじめ王家関係者を人質にとった反乱軍に単独で接触した。そして卓越した外交手腕と圧倒的なカリスマ性によって反乱軍と軍事同盟を結び、連合軍からの独立を目指すことを決めている。
AC146年5月頃、彼女は新たに《シス・マーキス》と自らを名乗るようになり、男装の麗人を演じ、自らを戦士として律するようになる(彼女が纏った仮面は、ゼクス・マーキスが纏っていたものと酷似している)。
登場兵器
いずれもデザイン画が公開されておらず、ほとんどの機体は文字情報のみ設定されている。
新型モビルスーツ
マーズスーツに対抗する抑止力として、ドクトルTとW教授によって火星歴で6年(地球時間で12年)の年月をかけ制作された4機のモビルスーツ。完全平和主義に基づく平和法により、モビルスーツに関係するデータはすべて失われており、開発が難航する中、ウィナー家所有の古い資源衛星の格納庫で解体されて放置状態であったガンダニュウム合金製のMSが発見される。その後、それらのMSは『第二次月面戦争』において使用された、ウイングガンダムゼロとオペレーションメテオで降下した5機のガンダムの間に開発された試作機と判明。これらを現在の技術でブラッシュアップしたのが以下のMSである。
物語開始時点ではドクトルTの担当したシェヘラザード、プロメテウスは完成度80%と、W教授の担当する白雪姫、魔法使いより遅れている。
白雪姫(スノーホワイト)
機体解説
機体解説
ガンダムタイプかどうかは不明だが、開発者である二人はガンダムを意識してこの機体の製造をしていた。
外見はウイングガンダムプロトゼロに酷似したものであるらしいが、その外見が元からなのか開発者の二人が意図的に似せて作ったのかは不明である。
ウイングガンダムゼロ同様の白い翼を有することも表記されている。可変機構の有無は不明。
オペレーションメテオ以前のMSが基でありながら、スペックは現在の主要マーズスーツや、IIやIIIからの大幅な改良を加えられたビルゴIVにもひけをとらず、特にその機動性は高い誘導性を持つ無数のミサイルを青白い粒子を残像として残しながら余裕で回避するほど。
また、ブラックウイングのバスターライフルの直撃をうけても本体は無事であり、通常の機体と一線を画すガンダニュウム製のMSの防御力も健在である。加えて通常の機体ならば行動不能になると言われる火星の強力な磁気嵐の中でもステルスマントを羽織るだけで稼働可能である。このステルスマントは火星連邦の監視衛星でも発見不可能とされる特殊なステルス機能を持つ。色は白。
ゼロシステムが搭載されているが、ウイングガンダムゼロやエピオンと異なり意図的なオンオフが可能。
基本武装はカートリッジ装填式の新型バスターライフル(装弾数は三発、予備カートリッジ三発を携行)とビームサーベルで、かつてヒイロが搭乗したウイングガンダムに通じるところがある。
赤《ロート》……高温の特性を持つ。発射後赤く発光し灼熱に包まれた「火の鳥」が目標に向かい着弾する。青と組み合わせる事で特殊な化学反応が発生する。
青《ブラウ》……超低温の特性を持つ。発射後青く発光し氷の翼を持つ「青い鳥」が羽ばたき、四方に展開し白鳥座をイメージさせる十字に絶対零度に近い冷気を発生させる。赤と組み合わせ青い炎を発生させ、温度差による機体ダメージを与える。
黒《シュバルツ》……暴風の特性を持つ。発射後白く発光した直後「巨大なカラス」のように駆け、周辺に機体を捲き上げる程の竜巻を発生させる。
白《ヴァイス》……雷撃の特性を持つ。発射後白い発光物は散開し、「白い小鳩」の群れは着弾後天に向かって逆雷を放つ。プラネイトディフェンサーのような電界を持つ兵器と相性が悪い。
緑《グリユーン》……植物の特性を持つ。発射後緑の閃光は天に向かい緑色のオーロラを発生させ、直後数百本の濃緑色の光が降り注ぎ、植物の蔓のように変化しMSを絡み取り、地面に根付き敵を鎮圧する。
銀《ズィルバー》……貫通の特性を持つ。発射後先端をドリル状に形状変化させ、コクピットを貫く。「MG合金」によって作られた弾丸はガンダニュウム合金製MSの装甲を確実に穿つ。
金《ゴルド》……特性は不明。発射後、黄金の矢が刺さった部分を中心に黄金の輝きを放ち、強力EMP攻撃を仕掛ける。トールギスヘブンに搭載されている「ナノディフェンサー」を改良した物で、全ての色がナノマシンによる作用である事を示唆している。
劇中での活躍
本編
その後、ラナグリン共和国のゼクス上級特佐の搭乗するエピオン初号機と老師・張のエピオンパイとの交戦に介入、戦場に投下した予備エネルギーカートリッジのプライマーへ、バスターライフルによる狙撃を行い爆破、随伴するビルゴを行動不能に陥らせる。
過労によるヒイロの離脱により、代わってW教授が乗り込み七つの矮星を用いてプロメテウスの奪還を果たす。
そのままW教授が搭乗し、リリーナシティーへ侵攻するビルゴ部隊と交戦する。
バベル迎撃にあたって復帰したヒイロが搭乗、バベルに痛撃を与えるが、リリーナ救出のためヒイロがバベルに潜入するため放棄される。
バベルからの撤退にあたり、ヴァンのブラックウイングによる追撃に対し再びW教授が搭乗。魔法使いとの連携でブラックウイングの撃破に成功する。
最終決戦に当たり、三度ヒイロが搭乗。ゼクス上級特佐のエピオン初号機とトールギスヘブンとの戦闘に乱入し、七つの矮星の金《ゴルド》により、エピオン初号機とバベルを機能停止にしすべての戦いに決着をつける。
ゼクス・ファイル
ジェイ・ヌルによる改修が行われておりゼロシステム無しでも起動が可能。
ウイングガンダムゼロ同様に可変機構を備えておりバードモードに変形可能。
下記のウイングガンダムスノーホワイトプレリュードおよび漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場するウイングガンダムプロトゼロと同一の仕様かは不明。
ゼロシステム未搭載で、かつ武装も未完成の状態でアディン・ロウが搭乗し、当初はバスターライフルの狙撃データ採取を兼ねた連合軍基地への襲撃へ投入される予定であったが、廃棄コロニーの事故を受けその破砕作業にメッサーツバークをドライツバークバスターモードで搭載し急遽投入された。
破砕作業にあたっていたノインの乗るシェヘラザードが不測の事態により行動不能になり、バルジ砲の砲撃に巻き込まれそうになったことを受けた、ゼクスが再起動したレジスタンスの秘密施設に存在するゼロシステムから情報を受信、コロニーの破片及びバルジ砲のコアクリスタルをドライツバークを装備したバスターライフルの狙撃により破壊することに成功する。
挿絵から、この時の機体の外見はウイングガンダムプロトゼロに非常に似通っているのが分る。
その後、ゼロシステムが搭載されアディン・ロウ・ジュニアクローン《アルファ》が搭乗し、開発中のウイングガンダムのアグレッサーとなるが、第二次月面戦争前にアルファの脱走に伴い強奪される。
ゼロシステムに誘導されたアルファにより第二次月面戦争の原因となったGND原石の鉱床の存在する月面南極のエイトケン盆地をドライツバークバスター・ドッペルトで消滅させるも、開戦の阻止には至らなかった。この際、ドッペルトのあまりの威力で月は変形したとされている。
第二次月面戦争後、アルファの手によりウィナー家の資源衛星にネオバードモードで運び込まれ、カトルに譲渡された後、カトルの父ザイードの命により解体される。
青《ブラウ》……超低温の特性を持つ。発射後青く発光し氷の翼を持つ「青い鳥」が羽ばたき、四方に展開し白鳥座をイメージさせる十字に絶対零度に近い冷気を発生させる。赤と組み合わせ青い炎を発生させ、温度差による機体ダメージを与える。
黒《シュバルツ》……暴風の特性を持つ。発射後白く発光した直後「巨大なカラス」のように駆け、周辺に機体を捲き上げる程の竜巻を発生させる。
白《ヴァイス》……雷撃の特性を持つ。発射後白い発光物は散開し、「白い小鳩」の群れは着弾後天に向かって逆雷を放つ。プラネイトディフェンサーのような電界を持つ兵器と相性が悪い。
緑《グリユーン》……植物の特性を持つ。発射後緑の閃光は天に向かい緑色のオーロラを発生させ、直後数百本の濃緑色の光が降り注ぎ、植物の蔓のように変化しMSを絡み取り、地面に根付き敵を鎮圧する。
銀《ズィルバー》……貫通の特性を持つ。発射後先端をドリル状に形状変化させ、コクピットを貫く。「MG合金」によって作られた弾丸はガンダニュウム合金製MSの装甲を確実に穿つ。
金《ゴルド》……特性は不明。発射後、黄金の矢が刺さった部分を中心に黄金の輝きを放ち、強力EMP攻撃を仕掛ける。トールギスヘブンに搭載されている「ナノディフェンサー」を改良した物で、全ての色がナノマシンによる作用である事を示唆している。
劇中での活躍
本編
その後、ラナグリン共和国のゼクス上級特佐の搭乗するエピオン初号機と老師・張のエピオンパイとの交戦に介入、戦場に投下した予備エネルギーカートリッジのプライマーへ、バスターライフルによる狙撃を行い爆破、随伴するビルゴを行動不能に陥らせる。
過労によるヒイロの離脱により、代わってW教授が乗り込み七つの矮星を用いてプロメテウスの奪還を果たす。
そのままW教授が搭乗し、リリーナシティーへ侵攻するビルゴ部隊と交戦する。
バベル迎撃にあたって復帰したヒイロが搭乗、バベルに痛撃を与えるが、リリーナ救出のためヒイロがバベルに潜入するため放棄される。
バベルからの撤退にあたり、ヴァンのブラックウイングによる追撃に対し再びW教授が搭乗。魔法使いとの連携でブラックウイングの撃破に成功する。
最終決戦に当たり、三度ヒイロが搭乗。ゼクス上級特佐のエピオン初号機とトールギスヘブンとの戦闘に乱入し、七つの矮星の金《ゴルド》により、エピオン初号機とバベルを機能停止にしすべての戦いに決着をつける。
ゼクス・ファイル
ジェイ・ヌルによる改修が行われておりゼロシステム無しでも起動が可能。
ウイングガンダムゼロ同様に可変機構を備えておりバードモードに変形可能。
下記のウイングガンダムスノーホワイトプレリュードおよび漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場するウイングガンダムプロトゼロと同一の仕様かは不明。
ゼロシステム未搭載で、かつ武装も未完成の状態でアディン・ロウが搭乗し、当初はバスターライフルの狙撃データ採取を兼ねた連合軍基地への襲撃へ投入される予定であったが、廃棄コロニーの事故を受けその破砕作業にメッサーツバークをドライツバークバスターモードで搭載し急遽投入された。
破砕作業にあたっていたノインの乗るシェヘラザードが不測の事態により行動不能になり、バルジ砲の砲撃に巻き込まれそうになったことを受けた、ゼクスが再起動したレジスタンスの秘密施設に存在するゼロシステムから情報を受信、コロニーの破片及びバルジ砲のコアクリスタルをドライツバークを装備したバスターライフルの狙撃により破壊することに成功する。
挿絵から、この時の機体の外見はウイングガンダムプロトゼロに非常に似通っているのが分る。
その後、ゼロシステムが搭載されアディン・ロウ・ジュニアクローン《アルファ》が搭乗し、開発中のウイングガンダムのアグレッサーとなるが、第二次月面戦争前にアルファの脱走に伴い強奪される。
ゼロシステムに誘導されたアルファにより第二次月面戦争の原因となったGND原石の鉱床の存在する月面南極のエイトケン盆地をドライツバークバスター・ドッペルトで消滅させるも、開戦の阻止には至らなかった。この際、ドッペルトのあまりの威力で月は変形したとされている。
第二次月面戦争後、アルファの手によりウィナー家の資源衛星にネオバードモードで運び込まれ、カトルに譲渡された後、カトルの父ザイードの命により解体される。
青《ブラウ》……超低温の特性を持つ。発射後青く発光し氷の翼を持つ「青い鳥」が羽ばたき、四方に展開し白鳥座をイメージさせる十字に絶対零度に近い冷気を発生させる。赤と組み合わせ青い炎を発生させ、温度差による機体ダメージを与える。
黒《シュバルツ》……暴風の特性を持つ。発射後白く発光した直後「巨大なカラス」のように駆け、周辺に機体を捲き上げる程の竜巻を発生させる。
白《ヴァイス》……雷撃の特性を持つ。発射後白い発光物は散開し、「白い小鳩」の群れは着弾後天に向かって逆雷を放つ。プラネイトディフェンサーのような電界を持つ兵器と相性が悪い。
緑《グリユーン》……植物の特性を持つ。発射後緑の閃光は天に向かい緑色のオーロラを発生させ、直後数百本の濃緑色の光が降り注ぎ、植物の蔓のように変化しMSを絡み取り、地面に根付き敵を鎮圧する。
銀《ズィルバー》……貫通の特性を持つ。発射後先端をドリル状に形状変化させ、コクピットを貫く。「MG合金」によって作られた弾丸はガンダニュウム合金製MSの装甲を確実に穿つ。
金《ゴルド》……特性は不明。発射後、黄金の矢が刺さった部分を中心に黄金の輝きを放ち、強力EMP攻撃を仕掛ける。トールギスヘブンに搭載されている「ナノディフェンサー」を改良した物で、全ての色がナノマシンによる作用である事を示唆している。
劇中での活躍
本編
その後、ラナグリン共和国のゼクス上級特佐の搭乗するエピオン初号機と老師・張のエピオンパイとの交戦に介入、戦場に投下した予備エネルギーカートリッジのプライマーへ、バスターライフルによる狙撃を行い爆破、随伴するビルゴを行動不能に陥らせる。
過労によるヒイロの離脱により、代わってW教授が乗り込み七つの矮星を用いてプロメテウスの奪還を果たす。
そのままW教授が搭乗し、リリーナシティーへ侵攻するビルゴ部隊と交戦する。
バベル迎撃にあたって復帰したヒイロが搭乗、バベルに痛撃を与えるが、リリーナ救出のためヒイロがバベルに潜入するため放棄される。
バベルからの撤退にあたり、ヴァンのブラックウイングによる追撃に対し再びW教授が搭乗。魔法使いとの連携でブラックウイングの撃破に成功する。
最終決戦に当たり、三度ヒイロが搭乗。ゼクス上級特佐のエピオン初号機とトールギスヘブンとの戦闘に乱入し、七つの矮星の金《ゴルド》により、エピオン初号機とバベルを機能停止にしすべての戦いに決着をつける。
ゼクス・ファイル
ジェイ・ヌルによる改修が行われておりゼロシステム無しでも起動が可能。
ウイングガンダムゼロ同様に可変機構を備えておりバードモードに変形可能。
下記のウイングガンダムスノーホワイトプレリュードおよび漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場するウイングガンダムプロトゼロと同一の仕様かは不明。
ゼロシステム未搭載で、かつ武装も未完成の状態でアディン・ロウが搭乗し、当初はバスターライフルの狙撃データ採取を兼ねた連合軍基地への襲撃へ投入される予定であったが、廃棄コロニーの事故を受けその破砕作業にメッサーツバークをドライツバークバスターモードで搭載し急遽投入された。
破砕作業にあたっていたノインの乗るシェヘラザードが不測の事態により行動不能になり、バルジ砲の砲撃に巻き込まれそうになったことを受けた、ゼクスが再起動したレジスタンスの秘密施設に存在するゼロシステムから情報を受信、コロニーの破片及びバルジ砲のコアクリスタルをドライツバークを装備したバスターライフルの狙撃により破壊することに成功する。
挿絵から、この時の機体の外見はウイングガンダムプロトゼロに非常に似通っているのが分る。
その後、ゼロシステムが搭載されアディン・ロウ・ジュニアクローン《アルファ》が搭乗し、開発中のウイングガンダムのアグレッサーとなるが、第二次月面戦争前にアルファの脱走に伴い強奪される。
ゼロシステムに誘導されたアルファにより第二次月面戦争の原因となったGND原石の鉱床の存在する月面南極のエイトケン盆地をドライツバークバスター・ドッペルトで消滅させるも、開戦の阻止には至らなかった。この際、ドッペルトのあまりの威力で月は変形したとされている。
第二次月面戦争後、アルファの手によりウィナー家の資源衛星にネオバードモードで運び込まれ、カトルに譲渡された後、カトルの父ザイードの命により解体される。
青《ブラウ》……超低温の特性を持つ。発射後青く発光し氷の翼を持つ「青い鳥」が羽ばたき、四方に展開し白鳥座をイメージさせる十字に絶対零度に近い冷気を発生させる。赤と組み合わせ青い炎を発生させ、温度差による機体ダメージを与える。
黒《シュバルツ》……暴風の特性を持つ。発射後白く発光した直後「巨大なカラス」のように駆け、周辺に機体を捲き上げる程の竜巻を発生させる。
白《ヴァイス》……雷撃の特性を持つ。発射後白い発光物は散開し、「白い小鳩」の群れは着弾後天に向かって逆雷を放つ。プラネイトディフェンサーのような電界を持つ兵器と相性が悪い。
緑《グリユーン》……植物の特性を持つ。発射後緑の閃光は天に向かい緑色のオーロラを発生させ、直後数百本の濃緑色の光が降り注ぎ、植物の蔓のように変化しMSを絡み取り、地面に根付き敵を鎮圧する。
銀《ズィルバー》……貫通の特性を持つ。発射後先端をドリル状に形状変化させ、コクピットを貫く。「MG合金」によって作られた弾丸はガンダニュウム合金製MSの装甲を確実に穿つ。
金《ゴルド》……特性は不明。発射後、黄金の矢が刺さった部分を中心に黄金の輝きを放ち、強力EMP攻撃を仕掛ける。トールギスヘブンに搭載されている「ナノディフェンサー」を改良した物で、全ての色がナノマシンによる作用である事を示唆している。
劇中での活躍
本編
その後、ラナグリン共和国のゼクス上級特佐の搭乗するエピオン初号機と老師・張のエピオンパイとの交戦に介入、戦場に投下した予備エネルギーカートリッジのプライマーへ、バスターライフルによる狙撃を行い爆破、随伴するビルゴを行動不能に陥らせる。
過労によるヒイロの離脱により、代わってW教授が乗り込み七つの矮星を用いてプロメテウスの奪還を果たす。
そのままW教授が搭乗し、リリーナシティーへ侵攻するビルゴ部隊と交戦する。
バベル迎撃にあたって復帰したヒイロが搭乗、バベルに痛撃を与えるが、リリーナ救出のためヒイロがバベルに潜入するため放棄される。
バベルからの撤退にあたり、ヴァンのブラックウイングによる追撃に対し再びW教授が搭乗。魔法使いとの連携でブラックウイングの撃破に成功する。
最終決戦に当たり、三度ヒイロが搭乗。ゼクス上級特佐のエピオン初号機とトールギスヘブンとの戦闘に乱入し、七つの矮星の金《ゴルド》により、エピオン初号機とバベルを機能停止にしすべての戦いに決着をつける。
ゼクス・ファイル
ジェイ・ヌルによる改修が行われておりゼロシステム無しでも起動が可能。
ウイングガンダムゼロ同様に可変機構を備えておりバードモードに変形可能。
下記のウイングガンダムスノーホワイトプレリュードおよび漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場するウイングガンダムプロトゼロと同一の仕様かは不明。
ゼロシステム未搭載で、かつ武装も未完成の状態でアディン・ロウが搭乗し、当初はバスターライフルの狙撃データ採取を兼ねた連合軍基地への襲撃へ投入される予定であったが、廃棄コロニーの事故を受けその破砕作業にメッサーツバークをドライツバークバスターモードで搭載し急遽投入された。
破砕作業にあたっていたノインの乗るシェヘラザードが不測の事態により行動不能になり、バルジ砲の砲撃に巻き込まれそうになったことを受けた、ゼクスが再起動したレジスタンスの秘密施設に存在するゼロシステムから情報を受信、コロニーの破片及びバルジ砲のコアクリスタルをドライツバークを装備したバスターライフルの狙撃により破壊することに成功する。
挿絵から、この時の機体の外見はウイングガンダムプロトゼロに非常に似通っているのが分る。
その後、ゼロシステムが搭載されアディン・ロウ・ジュニアクローン《アルファ》が搭乗し、開発中のウイングガンダムのアグレッサーとなるが、第二次月面戦争前にアルファの脱走に伴い強奪される。
ゼロシステムに誘導されたアルファにより第二次月面戦争の原因となったGND原石の鉱床の存在する月面南極のエイトケン盆地をドライツバークバスター・ドッペルトで消滅させるも、開戦の阻止には至らなかった。この際、ドッペルトのあまりの威力で月は変形したとされている。
第二次月面戦争後、アルファの手によりウィナー家の資源衛星にネオバードモードで運び込まれ、カトルに譲渡された後、カトルの父ザイードの命により解体される。
ウイングガンダムスノーホワイトプレリュード
スノーホワイトのプロトタイプ(プレリュード=前奏曲)とされる機体。2019年11月にフィギュアブランド「GUNDAM FIX FIGURATION METAL COMPOSITE」で詳細が公開された。12巻表紙に写っているスノーホワイトをカトキハジメがプロデュース、サンライズ・著者の隅沢克之が監修を務めている。新たに「ノイエツバーク」という6つの新型ツバークを装備し、従来のメッサーツバークと同様にツインバスターライフルに接続出来る他、「モードアンセム」「モードロンド」といった形態変化を可能としている。本機が小説本編で活躍したスノーホワイトなのかは不明(ジーベンツバークを装備した白雪姫が完成体だと想定される)。
魔法使い(ワーロック)
機体解説
機体解説
白雪姫同様ガンダムタイプかどうかは不明だが、ツインアイタイプのMSとして描かれており(二機ともステルス機能付きのマントで機体を覆っている)、パイロットのデュオも「ガンダムパイロット」とされている。
デスサイズ系列同様にジャミング・カメラのハッキング機能を備えており、自身の姿を分身させたり空に満月を出現させたりといった芸当を可能としている。
「マーズリミッター」と呼ばれるシステムを解放すると、モード:フェンリルと呼ばれる四脚歩行型に変形し移動速度を更に上げる事が出来る。この際ビームサイズは蝙蝠のように変形し、体の横からサイズを出現させ素早く切り裂く事が可能になった他に、正面に対しビーム砲としても使用が可能となる。また装甲が十個パージされ、遠隔操作によってビーム射撃を行う事が可能。この遠隔操作はパイロットの負担が大きく、デュオの代わりに一緒に搭乗したカトリーヌが担当していた。
劇中での活躍
本編
その後もプロメテウスを強奪したカトリーヌ一派を追い掛けナイナのハートオブクイーンと対峙するも、デュオがナイナに対し好戦的ではないため決着は着かず。その後海戦で囮として使われるが敵機を撃退した後に離脱、ドクトルT達が人質に囚われたのを無視して単身乗り込もうとするがW教授・トロワに阻まれ合流、リリーナ・シティの部隊とラグナリン共和国の部隊の戦いに介入、ナイナ等と共に行動する。
その後ヴァンが駆るウイングゼロ"黒い翼"と交戦、W教授が敗北するとファザーの許可でマーズリミッターを解除し"魔王"となる。カトリーヌを同乗させ遠隔射撃を行いながらも"黒い翼"を追いつめた。最終決戦ではナイナのハートオブクイーンと共に数多くのMSと対峙した。
ゼクス・ファイル
ゼクスが反乱軍の元を離れ、プロフェッサーGの元に戻され開発が進められたが、老師Oが自分のコロニーに帰る際に持って行ってしまう。その後は竜姉妹の搭乗機として第二次月面戦争に参加。デュオ・獠牙を救い離脱の最中、エアリーズの攻撃がコクピットを直撃し胡蝶が死亡してしまう。娘を失った悲しみで獠牙は試作一号機を"魔王"含めて全て持ち出しウィナー家で解体されてしまう。「最高傑作の"魔王"以外作らない」と豪語していたプロフェッサーGは、"魔王"を失った事で新機体「ガンダムデスサイズ」の開発に着手した。
劇中での活躍
本編
その後もプロメテウスを強奪したカトリーヌ一派を追い掛けナイナのハートオブクイーンと対峙するも、デュオがナイナに対し好戦的ではないため決着は着かず。その後海戦で囮として使われるが敵機を撃退した後に離脱、ドクトルT達が人質に囚われたのを無視して単身乗り込もうとするがW教授・トロワに阻まれ合流、リリーナ・シティの部隊とラグナリン共和国の部隊の戦いに介入、ナイナ等と共に行動する。
その後ヴァンが駆るウイングゼロ"黒い翼"と交戦、W教授が敗北するとファザーの許可でマーズリミッターを解除し"魔王"となる。カトリーヌを同乗させ遠隔射撃を行いながらも"黒い翼"を追いつめた。最終決戦ではナイナのハートオブクイーンと共に数多くのMSと対峙した。
ゼクス・ファイル
ゼクスが反乱軍の元を離れ、プロフェッサーGの元に戻され開発が進められたが、老師Oが自分のコロニーに帰る際に持って行ってしまう。その後は竜姉妹の搭乗機として第二次月面戦争に参加。デュオ・獠牙を救い離脱の最中、エアリーズの攻撃がコクピットを直撃し胡蝶が死亡してしまう。娘を失った悲しみで獠牙は試作一号機を"魔王"含めて全て持ち出しウィナー家で解体されてしまう。「最高傑作の"魔王"以外作らない」と豪語していたプロフェッサーGは、"魔王"を失った事で新機体「ガンダムデスサイズ」の開発に着手した。
劇中での活躍
本編
その後もプロメテウスを強奪したカトリーヌ一派を追い掛けナイナのハートオブクイーンと対峙するも、デュオがナイナに対し好戦的ではないため決着は着かず。その後海戦で囮として使われるが敵機を撃退した後に離脱、ドクトルT達が人質に囚われたのを無視して単身乗り込もうとするがW教授・トロワに阻まれ合流、リリーナ・シティの部隊とラグナリン共和国の部隊の戦いに介入、ナイナ等と共に行動する。
その後ヴァンが駆るウイングゼロ"黒い翼"と交戦、W教授が敗北するとファザーの許可でマーズリミッターを解除し"魔王"となる。カトリーヌを同乗させ遠隔射撃を行いながらも"黒い翼"を追いつめた。最終決戦ではナイナのハートオブクイーンと共に数多くのMSと対峙した。
ゼクス・ファイル
ゼクスが反乱軍の元を離れ、プロフェッサーGの元に戻され開発が進められたが、老師Oが自分のコロニーに帰る際に持って行ってしまう。その後は竜姉妹の搭乗機として第二次月面戦争に参加。デュオ・獠牙を救い離脱の最中、エアリーズの攻撃がコクピットを直撃し胡蝶が死亡してしまう。娘を失った悲しみで獠牙は試作一号機を"魔王"含めて全て持ち出しウィナー家で解体されてしまう。「最高傑作の"魔王"以外作らない」と豪語していたプロフェッサーGは、"魔王"を失った事で新機体「ガンダムデスサイズ」の開発に着手した。
劇中での活躍
本編
その後もプロメテウスを強奪したカトリーヌ一派を追い掛けナイナのハートオブクイーンと対峙するも、デュオがナイナに対し好戦的ではないため決着は着かず。その後海戦で囮として使われるが敵機を撃退した後に離脱、ドクトルT達が人質に囚われたのを無視して単身乗り込もうとするがW教授・トロワに阻まれ合流、リリーナ・シティの部隊とラグナリン共和国の部隊の戦いに介入、ナイナ等と共に行動する。
その後ヴァンが駆るウイングゼロ"黒い翼"と交戦、W教授が敗北するとファザーの許可でマーズリミッターを解除し"魔王"となる。カトリーヌを同乗させ遠隔射撃を行いながらも"黒い翼"を追いつめた。最終決戦ではナイナのハートオブクイーンと共に数多くのMSと対峙した。
ゼクス・ファイル
ゼクスが反乱軍の元を離れ、プロフェッサーGの元に戻され開発が進められたが、老師Oが自分のコロニーに帰る際に持って行ってしまう。その後は竜姉妹の搭乗機として第二次月面戦争に参加。デュオ・獠牙を救い離脱の最中、エアリーズの攻撃がコクピットを直撃し胡蝶が死亡してしまう。娘を失った悲しみで獠牙は試作一号機を"魔王"含めて全て持ち出しウィナー家で解体されてしまう。「最高傑作の"魔王"以外作らない」と豪語していたプロフェッサーGは、"魔王"を失った事で新機体「ガンダムデスサイズ」の開発に着手した。
シェヘラザード
機体解説
機体解説
ドクトルTを以ってして「踊るアサシン──密接戦のみに特化した凶器の人型兵器」であり、ジャンビーアというアラビア風の短剣を装備し、『ベリーダンス』という民族舞踏をするかのような流線動作が可能。ジャンビーアには「MG合金」と呼ばれるガンダニュウム合金よりも固く鋭い希少金属が採用されており、対ガンダム戦でも簡単に引き裂く事が可能。「密接戦」においてのみ最強クラスの戦闘能力を発揮する。
劇中での活躍
本編
デュオがドクトルT等を見捨てようとした際には正面から対峙し、接近戦に自信のある魔法使いを密接戦で難なく組み伏せた。
その後はカトリーヌと機体をトレードし本機にはカトリーヌが搭乗し戦闘を行う。
最終決戦では昔仲違いしたステラの旧式マーズスーツと対峙。ヒイロが戦場を鎮圧するまで踊るように戦い続けた。
ゼクス・ファイル
第二次月面戦争後、他の試作一号機と共に解体され、資源衛星に秘匿された。
劇中での活躍
本編
デュオがドクトルT等を見捨てようとした際には正面から対峙し、接近戦に自信のある魔法使いを密接戦で難なく組み伏せた。
その後はカトリーヌと機体をトレードし本機にはカトリーヌが搭乗し戦闘を行う。
最終決戦では昔仲違いしたステラの旧式マーズスーツと対峙。ヒイロが戦場を鎮圧するまで踊るように戦い続けた。
ゼクス・ファイル
第二次月面戦争後、他の試作一号機と共に解体され、資源衛星に秘匿された。
劇中での活躍
本編
デュオがドクトルT等を見捨てようとした際には正面から対峙し、接近戦に自信のある魔法使いを密接戦で難なく組み伏せた。
その後はカトリーヌと機体をトレードし本機にはカトリーヌが搭乗し戦闘を行う。
最終決戦では昔仲違いしたステラの旧式マーズスーツと対峙。ヒイロが戦場を鎮圧するまで踊るように戦い続けた。
ゼクス・ファイル
第二次月面戦争後、他の試作一号機と共に解体され、資源衛星に秘匿された。
劇中での活躍
本編
デュオがドクトルT等を見捨てようとした際には正面から対峙し、接近戦に自信のある魔法使いを密接戦で難なく組み伏せた。
その後はカトリーヌと機体をトレードし本機にはカトリーヌが搭乗し戦闘を行う。
最終決戦では昔仲違いしたステラの旧式マーズスーツと対峙。ヒイロが戦場を鎮圧するまで踊るように戦い続けた。
ゼクス・ファイル
第二次月面戦争後、他の試作一号機と共に解体され、資源衛星に秘匿された。
プロメテウス
機体解説
機体解説
最大の特徴は、自身の全長以上に大きな十字架型の兵器を武器として持っていることであり、この武器にはガトリングガン、マシンキャノン、ホーミングミサイルといった強力な火器が搭載されている。
劇中での活躍
本編
ゼクス・ファイル
劇中での活躍
本編
ゼクス・ファイル
劇中での活躍
本編
ゼクス・ファイル
劇中での活躍
本編
ゼクス・ファイル
その他のモビルスーツ
エピオンパイ
機体解説
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基本はオリジナル機と同様だが、新たにビームカノンとマシンキャノンを搭載したドラゴンハングとビームトライデントを装備しており、ヒートロッドとビームソードは外されているほか、カラーリングはトレーズのパーソナルカラーを彷彿とさせる白と蒼である。かつてのシェンロン・アルトロン同様、張はこの機体を「ナタク」と呼んでいる。
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
エピオン初号機
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劇中での活躍
本編
劇中での活躍
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本編
劇中での活躍
本編
トールギスヘブン
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劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
トールギス始龍
機体解説
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白虎……リーオーIV型グライフの装甲を容易に切断する実体剣。蒼龍と連結することで両刃の長鑓としても扱える
蒼龍……玄武の裏に装着されるビーム砲としての機能も有するビームグレイブ。
玄武……腕部に装着する円形シールド。ビームサーベルを受け止めることのできる防御力を有する。
劇中での活躍
本編
本編
本編
本編
劇中での活躍
本編
本編
本編
本編
ブラックウイング
機体解説
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本文中には具体的な描写が存在しないが10巻の表紙で全身の外観が公開されており、Endless Waltz版のウイングガンダムゼロに酷似しているが、機体色以外に腰部オリジナルにはない蝙蝠の羽根状の追加パーツが確認できる。
武装として、バスターライフル、ショルダーバルカン、ビームサーベルが確認できる。
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
リーオー
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リーオーII型キマイラ
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リーオーIII型新型キマイラ
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ゼクスファイル
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リーオーIV型グライフ
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ゼクスファイル
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トレーズファイル
ゼクスファイル
劇中での活躍
トレーズファイル
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リーオーV型ネメア
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リーオーV型レーヴェ
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トラゴス
劇中での活躍
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トラゴスII
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エアリーズ
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スペースエアリーズ
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スペースエアリーズゴールデンフリース
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アクイラ
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型式番号WMS-01。のちのWMS-03マグアナックの原型となる機体である。 リーオーとは異なる設計思想で作られ、機動性や格闘能力を犠牲に装甲と連装ガトリング砲など武装化力強化に特化した能力を持つ。 そのうえで異常に高い操作性を誇り、コックピット内モニタの見晴らしがよく初心者でも短期間で乗りこなせる簡易操縦を可能とする。 設計はドクトルSとH教授の二人。作成はAC190年前後で、バートン財団の財力で150機以上作られ反乱軍バートン派閥により運用された。
劇中での活躍
ゼクスファイル
劇中での活躍
ゼクスファイル
劇中での活躍
ゼクスファイル
劇中での活躍
ゼクスファイル
AC190年の第二次月面戦争で活躍した。
ウィングガンダム
機体解説
機体解説
劇中での活躍
ゼクスファイル
第二次月面戦争時、ジェイ・ヌルの秘密基地を隠匿するために、バスターライフルによる狙撃任務に従事。知らずに接近した、アルテミスの指揮する月面巨大戦艦キロン及びポロスの艦橋を吹き飛ばし轟沈する。
劇中での活躍
ゼクスファイル
第二次月面戦争時、ジェイ・ヌルの秘密基地を隠匿するために、バスターライフルによる狙撃任務に従事。知らずに接近した、アルテミスの指揮する月面巨大戦艦キロン及びポロスの艦橋を吹き飛ばし轟沈する。
劇中での活躍
ゼクスファイル
第二次月面戦争時、ジェイ・ヌルの秘密基地を隠匿するために、バスターライフルによる狙撃任務に従事。知らずに接近した、アルテミスの指揮する月面巨大戦艦キロン及びポロスの艦橋を吹き飛ばし轟沈する。
劇中での活躍
ゼクスファイル
第二次月面戦争時、ジェイ・ヌルの秘密基地を隠匿するために、バスターライフルによる狙撃任務に従事。知らずに接近した、アルテミスの指揮する月面巨大戦艦キロン及びポロスの艦橋を吹き飛ばし轟沈する。
キャンサー
機体解説
機体解説
劇中での活躍
プリベンダー5
サンクキングダム・キャッスルへの潜入に使用されたほか、事件終盤逃亡するディズヌフの追撃に使用され、ビルゴIIIアストリアとの一騎打ちを行い勝利するも大破。むき出しのヒイロが核爆弾の爆発により被ばくすることを防ぐためリリーナはP・P・Pを起動することとなる。
劇中での活躍
プリベンダー5
サンクキングダム・キャッスルへの潜入に使用されたほか、事件終盤逃亡するディズヌフの追撃に使用され、ビルゴIIIアストリアとの一騎打ちを行い勝利するも大破。むき出しのヒイロが核爆弾の爆発により被ばくすることを防ぐためリリーナはP・P・Pを起動することとなる。
劇中での活躍
プリベンダー5
サンクキングダム・キャッスルへの潜入に使用されたほか、事件終盤逃亡するディズヌフの追撃に使用され、ビルゴIIIアストリアとの一騎打ちを行い勝利するも大破。むき出しのヒイロが核爆弾の爆発により被ばくすることを防ぐためリリーナはP・P・Pを起動することとなる。
劇中での活躍
プリベンダー5
サンクキングダム・キャッスルへの潜入に使用されたほか、事件終盤逃亡するディズヌフの追撃に使用され、ビルゴIIIアストリアとの一騎打ちを行い勝利するも大破。むき出しのヒイロが核爆弾の爆発により被ばくすることを防ぐためリリーナはP・P・Pを起動することとなる。
マーズスーツ
「火星作業用機械MTF《マーズ・テラ・フォーマー》」を戦闘用に改造した二足歩行機械の総称。かつて地球圏で使われていた「建設及び工業労働用有腕式拡充型宇宙服MS《モビルスーツ》」はその技術の殆どがプリベンターの手で失われてしまったためルーツが違う。作中に登場するMSの殆どはマーズスーツと呼称されるが、「ガンダム」を起源としたMSは開発者の意向もありモビルスーツと呼称される。なお、ウルカヌスで生産されたモビルスーツ由来の機体もラナグリン共和国の意向でマーズスーツと呼称する。
マグアナック(モビルドール)
機体解説
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劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
無慈悲な妖精たち《マーシレス・フェアリーズ》
同名の火星連邦軍第909特殊独立戦隊が運用するマーズスーツ。リーオーIV型グライフのレストア機。全52機が存在し、ハートオブクイーン、スペードオブキング等、トランプになぞらえたコードネームが与えられ、すべての機体が別個にカスタマイズされており、カメラアイがそのスート状に変更されている。
ハートオブクイーン
機体解説
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劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
スペードオブキング
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劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
クラブオブジャック
機体解説
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劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
スペードオブエース、スペードオブジャック
機体解説
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劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
エースオブダイヤ、エースオブクラブ
機体解説
機体解説
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
ハートオブエイト、ダイヤオブエイト、スペードオブエイト、クローバーオブエイト
機体解説
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劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
スペードオブシックス、ダイヤオブシックス、クラブオブシックス
機体解説
機体解説
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
ビルゴIII
ビルゴIIIアストリア
機体解説
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劇中での活躍
プリベンダー5
劇中での活躍
プリベンダー5
劇中での活躍
プリベンダー5
劇中での活躍
プリベンダー5
ビルゴIV
機体解説
機体解説
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
サーベラス
機体解説
機体解説
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
飛行型無人マーズスーツ
機体解説
機体解説
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
劇中での活躍
本編
旧式のマーズスーツ
機体解説
機体解説
劇中での活躍
本編
カトリーヌの回想では、カトリーヌの通っていた学園を襲撃したテロリストが使用していた。
最終決戦におけるステラの機体にはイメージトレースが搭載されており、EVE WARSにおけるミリアルド・ピースクラフトの戦い方を再現し、同様にルクレツィア・ノインの戦い方を再現したカトリーヌのシャヘラザートと一騎打ちを行うも、決着はつかずに終戦を迎えた。
劇中での活躍
本編
カトリーヌの回想では、カトリーヌの通っていた学園を襲撃したテロリストが使用していた。
最終決戦におけるステラの機体にはイメージトレースが搭載されており、EVE WARSにおけるミリアルド・ピースクラフトの戦い方を再現し、同様にルクレツィア・ノインの戦い方を再現したカトリーヌのシャヘラザートと一騎打ちを行うも、決着はつかずに終戦を迎えた。
劇中での活躍
本編
カトリーヌの回想では、カトリーヌの通っていた学園を襲撃したテロリストが使用していた。
最終決戦におけるステラの機体にはイメージトレースが搭載されており、EVE WARSにおけるミリアルド・ピースクラフトの戦い方を再現し、同様にルクレツィア・ノインの戦い方を再現したカトリーヌのシャヘラザートと一騎打ちを行うも、決着はつかずに終戦を迎えた。
劇中での活躍
本編
カトリーヌの回想では、カトリーヌの通っていた学園を襲撃したテロリストが使用していた。
最終決戦におけるステラの機体にはイメージトレースが搭載されており、EVE WARSにおけるミリアルド・ピースクラフトの戦い方を再現し、同様にルクレツィア・ノインの戦い方を再現したカトリーヌのシャヘラザートと一騎打ちを行うも、決着はつかずに終戦を迎えた。
艦船及びその他の兵器
サジタリウス、ケンタウルス
機体解説
機体解説
劇中での活躍
トレーズファイル
劇中での活躍
トレーズファイル
劇中での活躍
トレーズファイル
劇中での活躍
トレーズファイル
キロン、ポロス
機体解説
機体解説
劇中での活躍
ゼクスファイル
劇中での活躍
ゼクスファイル
劇中での活躍
ゼクスファイル
劇中での活躍
ゼクスファイル
高機動宇宙戦闘機
機体解説
機体解説
劇中での活躍
トレーズファイル
劇中での活躍
トレーズファイル
劇中での活躍
トレーズファイル
劇中での活躍
トレーズファイル
バルジ
ロビン・フッド
サンクキングダムを占領した地球圏統一連合への反乱軍の旗艦である戦艦
クローバー級双胴式大型戦闘空母
地球圏統一連合の空母。
ガンシップ・アーマー
地球圏統一連合の大型戦闘機。高速戦闘機型のガンシップ・フォース、機動戦闘機型ガンシップ・ファイター、重爆撃機型のガンシップ・ボンバーの3種類が存在する。
ワイバーン
ジェイ・ヌルとトマス・カラントが開発した戦闘機。愛猫サムと離れ離れになったサブリナに譲渡され、プロトZEROシステムである制御プログラムに、DNAから生み出されたAIサムによって制御される。サンクキングダムのためにカタリナが搭乗し、シス・マーキスを騙り戦場を駆け抜ける。その姿はエピオンのMAモードに似ているとされている。
ジャック・オ・ランタン
反地球連合組織シャーウッドの森の大型の水陸両用重戦車。月でも運用可能
シャーウッド
反乱軍の宇宙巡洋艦
アポロン、ヘリオポリス・エアネド
ジェイ・ヌルが開発した宇宙戦闘機。攻撃に特化したアポロンと防御に特化したヘリオポリス・エアネドで連携して運用される。当初は遠隔操縦タイプの無人機で連合軍へのテロ行為に使われていたが、連合軍に接収され、量産の上連合軍の主力戦力として運用されることとなった。
後に、アウトローが再奪取し有人機に改造され運用される。
ヴェルソー
連合宇宙軍の旗艦。艦載機として新型無人宇宙戦闘機ジュゴンを搭載する。
ジュゴン
合宇宙軍の宇宙戦闘機。アポロンとヘリオポリス・エアネドを解析して作成された。
シュティーア
連合宇宙軍の巨大戦艦
ジェイバリー
第二次月面戦争において反乱軍デキム艦隊の旗艦である巡洋艦。
ピースミリオン
ショーフック2
プリベンダー火星支部が運用する大型潜水空母。
火星連邦艦
ナイナやミルが搭乗する火星連邦の艦。カトリーヌを回収する際に使用される。ショーフック2の制御系を完全掌握できる電子戦能力を有する。
バベル
ラナグリン共和国の移動要塞
グランシャリオ
火星連邦の戦艦。W教授が主導で操縦しウルカヌスへの突入を行った。
用語
クローン
風土病
火星暦「MC(マーズセンチュリー)」
火星連邦政府
ラナグリン共和国
ノイエンハイム・コンツェルン
ウルカヌス
P・P・P《パーフェクト・ピース・プログラム》
プログラムを動かせるのは平和を願ったピースクラフトの人間のみであり、リリーナ自身とリリーナに使用されているピースクラフト製ナノマシンが起動キーとなっており、彼女がプログラム用のコードを入力し、彼女が『SET』を命じるか安らかに死ぬ以外に命を落とした時に強制的に発動する。発動中はヒイロ以外にリリーナを殺せないとされる。
宇宙の心
書籍情報
角川書店から発売。
小説
その他
- あさぎ桜画集 新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop ISBN 978-4-04-103760-7(2015年12月26日発売)
ゲーム
スーパーロボット大戦X-Ω