タクティカルロア
以下はWikipediaより引用
要約
『タクティカルロア』は、日本のアニメ作品。2006年1月から4月までUHFアニメとして放送された。全13話。略称は「タクロア」。護衛艦で戦う少女達の奮闘を描いた作品で、主に護衛艦「パスカルメイジ」を中心にストーリーが展開された。バンダイチャンネルによるストリーミング配信や、インターネットラジオ番組『たくろあ航海日誌』の配信、『コミックキラリティー』(学習研究社発行)にコミカライズ作品が掲載されるなどのメディアミックスも展開している。
本作は海上自衛隊全面協力により、事前に護衛艦はるさめ(DD-102)を実際に乗艦取材を敢行しており、その成果はそれをモチーフにしているパスカルメイジや各所の表現に活かされている。そのため、パスカルメイジの艦番号は海自の承諾の上DD102はるさめに敬意を表して「102」とされている。
ストーリー
西太平洋に巨大な停滞性台風が発生した。その名は「グランドロア」。その台風はアジア各国に甚大な被害をもたらし、様々な影響を与えた。その自然災害を「ケースオメガ」と呼ぶようになったのだ。
それから約半世紀近くのこと。復興を成し遂げて、海洋航路の重要性が再認識されるようになった。しかし海洋時代に暗躍するかの如く、テロリストグループ・所謂海賊が目立つようになった。それに対応するため、民間自衛機関を組織することになったのだ。本作はそれら民間自衛機関の1つであるharu-nico警備保障に所属する、女性のみをクルーとした護衛艦「パスカルメイジ」、そしてそのクルー達の日々の戦いの物語である。
主な登場人物
キャラ名の殆どが、海洋用語や海の生物など、海に関係する名前がモチーフとなっている。
パスカルメイジクルー
美咲 七波(みさき ななは)
声 - 中原麻衣
21歳、パスカルメイジの艦長で二等海佐。連邦洋衛大学を飛び級で入学、卒業したスーパーエリート。的確な指令で、クルーからの信頼も厚い。しかし完璧主義者故に、手に負えない状況下では自暴自棄になってしまう面も。なお、学生時代は勉強の日々を送っていたため、友好も異性関係も殆どなかった。
身長163cm、体重49kg、スリーサイズ88cm/57cm/83cm
ターニャ・L・コジマ
声 - 三宅華也
21歳、三等海佐・副長。七波の片腕的な存在。才色兼備の持ち主で、常に冷静なため、クルーから人気がある。七波とは大学の同期で、お互いに信頼し合う関係にあり絆は強い。自暴自棄に陥る七波を叱責するのは彼女の役目。
身長165cm、体重50kg、スリーサイズ89cm/56cm/86cm
綿摘 翼(わたつみ つばさ)
声 - 高橋美佳子
16歳、三等海佐・飛行長。パスカルメイジ搭載の小型飛行機でありVTOL機の「カモメ」のパイロットを務めるボク少女。操作の腕は超一流。男勝りの強気な性格で、当初は男性がパスカルメイジに乗り込むことも嫌っていたが、次第に男性である凪宮漂介に惹かれていくという一面も見られる。
身長147cm、体重41kg、スリーサイズ78cm/53cm/75cm
深水 さんご(ふかみ さんご)
声 - 植田佳奈
17歳、三等海佐・統括機関長。パスカルメイジの操舵・機関管理を一任されている。ドジっ娘の面があるものの、メカニックに強い上に、人に好かれるタイプ。旧家の出であり、作法や丁寧な挨拶も心得ている。
身長143cm、体重38kg、スリーサイズ78cm/54cm/76cm
海里 美晴(かいり みはる)
声 - 小林由美子
13歳、三等海佐・情報統括長。超人的な才能を持っており、情報処理や作戦立案・管理のリーダーを一任されている。会話をすることが苦手な感があるが、実際には単に人見知りで照れ屋なだけである。
身長122cm、体重25kg、スリーサイズ56cm/50cm/57cm
クレイオ・アクアノート
声 - 夏樹リオ
22歳、三等海佐・砲雷長。アメリカ国籍、ギリシャ系移民第2世代。目に付くようなナイスプロポーションの持ち主で、戦闘能力に長けている。同じ才色兼備のターニャと人気を争っている。美女に目がないため数多くの女性と同時に付き合っており、各地で「お姉さま」として慕われている。
身長177cm、体重53kg、スリーサイズ97cm/57cm/88cm
阿古屋 真夏(あこや まなつ)
声 - 比嘉久美子
15歳、一等海尉・通信長。常軌を逸した実験を得意とするマッドサイエンティスト。双子の阿古屋真秋とコンビを組んでいる。だが真秋と双子ながら彼女とはその性格は正反対。
身長132cm、体重30kg、スリーサイズ65cm/51cm/66cm
阿古屋 真秋(あこや ましゅう)
島原 看取(しまばら みとり)
声 - 皆川純子
25歳、三等海佐・衛生長。クルーの健康管理を一任している。作品中のいわゆる「お色気」担当で、心理カウンセラーも務めている。浮いているように見えるが、純粋な心の持ち主。露出過多でキャンペーンガールも喜んで務めるなどサービス全開だが実は既婚者でもある。
身長170cm、体重51kg、スリーサイズ92cm/57cm/86cm
笠悟 さより(かさご さより)
虹浦 鈴音(にじうら すずね)
鮎原 水萌(あゆはら みなも)
声 - 大浦冬華
16歳、一等海尉・速力伝達員。三人娘の中では世渡り上手。他人のペースを絶妙に合わせることができる。
身長152cm、体重43kg、スリーサイズ82cm/53cm/80cm
以上の3人は「パスカルメイジ艦橋三人娘」と称し、向かって左から順にさより、鈴音、水萌がそれぞれ位置している。
以上の3人は「パスカルメイジ艦橋三人娘」と称し、向かって左から順にさより、鈴音、水萌がそれぞれ位置している。
浅利木 結(あさりぎ ゆい)
声 - 小野涼子
16歳、CICクルー・二等海尉・砲雷科。クレイオの信頼する部下の1人で、仕事の技量もピカイチ。クレイオを純粋に尊敬している。クレイオの右に位置している。
身長143cm、体重38kg、スリーサイズ76cm/48cm/77cm
恵美 アイナ(めぐみ あいな)
声 - 樋口あかり
19歳、CICクルー・三等海尉・砲雷科。チャラチャラとした見た目によらず、仕事をこなすタイプ。砲雷科の隠れた人気を持つ。クレイオの左に位置している。
身長168cm、体重52kg、スリーサイズ84cm/58cm/86cm
亀垣 麻未子(かめがき まみこ)
天田 ころん(あまだ ころん)
声 - 中尾衣里
18歳、CICクルー・二等海尉・通信科。天然ボケキャラであり、常にボケをかましているが、仕事の技量はなかなかのもの。将来の夢はツッコミ出来る旦那と結婚することらしい。真夏の右に位置している。
身長143cm、体重38kg、スリーサイズ74cm/52cm/75cm
ルッカ・マイヨール
李 彩霞(リ・サイカ/リー・ツァイシァ)
声 - 皆川純子
16歳、CICクルー・二等海尉・観測科。パスカルメイジ希少の中国人民。隠れた格闘技マニアであり、負けん気が強い。仕事も観測技量に優れている。真秋の右に位置している。
身長152cm、体重47kg、スリーサイズ76cm/59cm/76cm
磯村 早瀬(いそむら はやせ)
声 - 大浦冬華
17歳、機関室クルー・一等海尉・機関科・応急長。パスカルメイジが危機に逢った時にダメージコントロールを担う。常にさんごをカバーする立場だが、応急に関してはなかなかのもの。さんごの左に位置している。
身長154cm、体重48kg、スリーサイズ82cm/54cm/82cm
館山 帆能美(たてやま ほのみ)
声 - 小野涼子
18歳、機関室クルー・一等海尉・機関科・機関長。おっとりとした見た目によらず、地味な役割であるものの、さんごを的確にフォローしている。車のチューンアップとドライブが趣味。さんごの右に位置している。
身長147cm、体重45kg、スリーサイズ78cm/52cm/76cm
笹原 櫻(ささはら さくら)
クミコ・J・カーソン
声 - 鈴木菜穂子
22歳、飛行科・三等海尉。カモメの副操縦士で、パイロットの翼を補佐する。強気な性格で、クルーいちの酒豪でもある。
身長165cm、体重52kg、スリーサイズ83cm/59cm/84cm
シイナ・ラケルス
パスカルメイジ関係者
凪宮 漂介(なぎみや ひょうすけ)
声 - 菅沼久義
パスカルメイジの技術提供の精密機械会社「小笠原技術研究所」社員。専門大学在学中。17歳。この若さで現在の立場を得るほど明晰な頭脳の持ち主だが、気弱な所もあり、使い走りやからかいの対象にされることが多いが、パスカルメイジにおいては唯一の男性ということで人気者である。美咲七波とは姉弟の関係(両親は再婚だったため、血の繋がらない関係にある)で、両親の離婚のため、苗字が異っている。幼い頃は七波に家庭教師を依頼し快諾してもらったり、七波の洋衛大学入学に伴って離れ離れになる時にジャイロを貰い、漂介が今でもそれを大切にしていること等、良い姉-弟という構図の関係だが、技研からパスカルメイジに派遣された際に、艦長である七波から素っ気無い態度とられ、成長したお互いの存在に戸惑い、すれ違いに悩む。その後七波への自分の気持ちに気付いていく。なお、スポーツ全般ほぼ苦手だが、水泳だけは、幼い頃の七波の特訓のおかげで翼に劣らぬ得意さを見せる。身長163cm、体重51kg。
陸待 クニオ(おかまち クニオ)
声 - 乃村健次
七波が勤める警備会社「ハルニコ警備保障」の実務船舶部マネージャー。40歳。七波たちの直属上司であり、人を見る目がある縁の下の力持ち。また、何かと風当たりの強いパスカルメイジを、様々に支援する良き理解者でもある。理想の上司として慕われており、七波のヘッドハンティングを挙行した。元々は七波達の洋衛軍の上司であった。身長180cm、体重80kg。
濱口 レマラ(はまぐち レマラ)
声 - 中村大樹
ハルニコの保険部担当監。45歳。パスカルメイジの陰口を叩き、自分の出世ばかりを気にして上司には頭を下げ、現場を理解せず部下に当たる自己中心派。イヤミで器量の小さい人物。また、臆病で日和見主義。パスカルメイジのクルーからは毛嫌いされている。撃沈されたオリビエ調査任務に向かうパスカルメイジに同乗した(第1・2話)際、遭遇した洋衛軍艦(ヴェッケン艦)への対応について交渉および金での解決を提案、それを却下されたことでプライドを傷つけられたと感じ、パスカルメイジおよび七波を恨む。身長165cm、体重85kg。
鯨伏 慶五郎(いさぶし けいごろう)
声 - 辻親八
パスカルメイジ僚艦・コールマン(初代・2代)艦長。42歳。艦長としての能力は優秀。「海の男」的性格の持ち主のため、「護衛艦に女は不要」と断言している。しかし七波たちを優秀に思う一面も見られる。そのため、七波にあえて厳しいことを言い、士気を高めようとしている一面が伺える。その誠実さと実力により、七波からも尊敬されている。艦で指揮を執る際、部下に対して最後に「〜してみせろ!」が口癖。護衛艦狩りが副大統領を狙って襲撃してきた際にはパスカルメイジの確実な退却のため自ら囮となって時間を稼ぎ撃沈される。その後は重症を負ったものの無事退院し任務を果たした七波たちを称賛した。身長182cm、体重82kg。
東ルース共和国
エステレーラ・ジャルディンマール
声 - 門脇舞
14歳の少女でありながら東ルース共和国の副大統領。法学博士号を持ち、ルース国立大学名誉教授を兼任する国際慣習法の専門家として知られ、アジア人権委員会主席副委員長を務めるなど人権問題の専門家でもある。母親から送られた法律書を常に肌身離さず持ち歩いている。副大統領としても申し分無いものの、彼女の理想主義的政策を嫌う者も東ルース国内では少なくない。一方かなりの艦艇マニアで、ステルス性追求により画一化する新型デザインよりも、機能優先デザインである(パスカルメイジのような)旧型艦艇を好み、国際観艦式に向けての航海ではその趣味が結果的に彼女の生命を救うこととなった。相手が女性でもキスで挨拶をするが、それは東ルース独特の風習。身長138cm、体重32kg。本編では呼ばれないものの“エーラ”という愛称がある。
ジョルナダ
悪党たち
“護衛艦狩り”
フルード
声 - 佐藤利奈
フリーの女テロリスト。「フルード」はコードネーム。今まで数々の組織を渡り歩き、フリーであるものの、ある信念を持って行動している。フロートに対しては一見つらく当たっているが、実は溺愛している。身長165cm、体重48kg、スリーサイズ86cm/57cm/84cm
フロート
声 - 渡辺明乃
フルードの双子の妹。派手なゴスロリファッションを常に身に付け、8ミリフィルムカメラを帯同している。本来目立たぬことを旨とするテロリストにあって敢えて目立つ服装が、自信の現れと見ることができる。姉妹でレズの関係。身長165cm、体重48kg、スリーサイズ86cm/57cm/84cm
ハッサン
声 - 樫井笙人
物語序盤(第1話・第2話)、ヴェッケン艦艦長として“護衛艦狩り”を行っていた男。45歳。所属や身分は不明だが、言動などは海賊より軍人を思わせ、複雑な機構を持つはずのヴェッケン艦(リンドブルム)を指揮するが、その傲慢な性格から同乗したフルードからは軽く見られていた。また、フルードの提言によりリンドブルム強奪を行ったことも自ら口にしており、ミサイルを多用する戦法から有力なバックボーンが居たと考えられる。パスカルメイジと対峙した際、艦の性能を過信し大胆な行動に出たため正体を露呈、ついには艦を撃破された。身長185cm、体重83kg。
企業体リディル
リディル総代表
声 - 中村秀利
巨大複合企業コングロマリットの総代表を務めている。52歳。グランドロア以降、軍需産業を中心として急速な企業育成に成功し、世界随一の企業同盟を組織する。その野望は、飽くなき利益追求欲を満足させるため、全世界を裏から実質的に支配することである。本編では第8話にてランブルフィッシュと会見を行った際に姿を見せているが、他の登場シーンでは黒幕らしく影を落として描かれている。身長170cm、体重80kg。
ラッシュ・ビヨンド
声 - 藤田圭宣
「“暁の葬列(あかつきのそうれつ)”バタフライラッシュ」の異名をとる青年で、現役大学生。21歳。ノイントテーゼを著したハクビと大学図書館にて出遭い、彼女に心酔したことから一連の陰謀に関わることとなる。潜水艦「メトセラ」艦長でもある。ハクビのそばにいつも居るレーゲンを嫌っている。長身かつ痩身、端整な顔立ちで女言葉を喋るオカマ系キャラだが、大胆かつ強気な所を見せていた。非常に優れた戦術眼も持ち、七波の戦術の裏をかく戦法でパスカルメイジを一度は戦闘不能に陥れたが、最終話で乗艦していた「メトセラ」をパスカルメイジからの対潜ミサイル「タンキウム」により撃沈され戦死。身長182cm、体重70kg。
トウテツ
声 - 大橋佳野人
ラッシュの参謀で元大学政治学教授。45歳。ラッシュとは彼が大学に入る前に兵役に就いていた時出会った。現在の名前は本名かどうかは定かではない。学会において彼の持論は異端とされ、孤立していた頃にラッシュと出遭い、彼が切望するノイントテーゼの成就を自身の生き甲斐として見出した。身長175cm、体重76kg。
レーゲン
声 - 皆川純子
ハッキングプログラム「プロヴァンシャル」(第7話)の開発者。14歳。美晴と同じ“テイラーシリーズ”研究所で英才教育を受けていた。年齢の割に容姿・性格が大人びている。美晴同様に口数が少ないが、洋衛軍艦隊が使うオーグ社製OSを侵入した際にその目的を隠すため敢えてネットを使い劇場型演出を行うなど、知能的。その際、プロヴァンシャルを撃退し、侵入をブロックした「パンセ」を見てパスカルメイジに美晴が居ることを知る。身長155cm、体重50kg。
ハクビ
声 - 能登麻美子
リディル総代表の秘書兼アドバイザー。21歳。ノイント・テーゼの草案者であり、その実現に向け邁進するリディルの活動を常に陰で支えている「縁の下の力持ち」。だが、彼女自身はそれについて特に関心を見せず、無感動な表情からその真意を読み取る者は居ない。本名を阿古屋 暦(あこや こよみ)といい、真夏・真秋の実姉。また、七波とターニャの洋衛大学時代の同期でもあり、共に「マーキュリーズ」の一員となった。一時は七波と肩を並べて護衛艦艦長を務めるが、物語数年前に突如起きたケラマ事件において姿を消し、その首謀者と目されていた。身長168cm、体重44kg、スリーサイズ84/54/82。
その他の人々
ランブルフィッシュ
声 - 園部啓一
パスカルメイジ・クルー達が休暇を楽しんだ(第8話)リゾート地・タアロア島に住む原住民「オロファト族」の長老。オロファト族は海と共に生きる部族で精霊信仰的な考え方を持ち、「グランドロア」さえも「偉大なるロア」と呼んで崇拝する。同島におけるその影響力を当てにしたリディル総代表と面会するが、その申し出をにべも無く退け、憤慨させる。第13話にも登場。
謎の少女
ほぼ全話を通して登場する少女。金色の目に長い黒髪、黒いワンピースと薄桃色のショールを着ており、頭にハイビスカスと見られる花を着けている。毎回ショッピングモールや海岸など、あるいはケースオメガによる廃墟や洋衛軍壮行会場など思わぬところにも登場し物憂げな表情を見せるが、一言も発することは無い。エンディングでも岸壁から沖を航行するパスカルメイジを見送っている。こうしたことから物語上重要な人物かとも想像されるが、実は監督のふじもとよしたかによれば(DVD第1巻添付ブックレットより)、毎回本編終了時に表示される「To NEXT」表記と共に、彼自身がかつて携わった“某作品”のオマージュである。また、本編では触れられないものの、実はランブルフィッシュの孫である。
パスカルメイジ
パスカルメイジ(Pascal Magi)は、ハルニコ警備保障実務船舶部第7課所属の護衛艦。艦番号は102。南波島のハルニコ埠頭を母港とする。本作品の主役メカであり、物語の大半は本艦が海賊やテロリストと繰り広げる戦い、および航海中または停泊中の本艦内外で営まれるクルー達の日々である。
来歴
本艦の原型となったのは、イタリア海軍にて退役、長らく動態保存されていたスキピオ級高速フリゲート4番艦「シルド ブレイブ(Shield Blave)」(イタリア海軍籍であるが、同級の建造はヨーロッパ連合により設立された「地中海正常化委員会」が推進しており、4番艦は主にイギリスの出資により建造されたため英語で命名された)である。この老朽艦をハルニコ社実務船舶部が格安で購入、グランドロア周辺の海賊に対抗する民間護衛艦として艤装を施した。この際、艦長となる美咲七波の意見を多く取り入れ、故に旧式小型であるにもかかわらず、この規模としては異例の重武装艦であり、その戦闘能力は高い(速度だけは原型(50ノット)より若干低下している)。こうした背景を持つため劇中に登場する他の艦艇に比べ現代の同種艦艇に近い艦影を持つ。なお、シルドブレイブがパスカルメイジに改装される経緯などはアニメ本編では触れられていないが、DVD添付ブックレットや後に出版された『タクティカルロア COMPLETE BOOK』などに詳述されている。後者にはシルドブレイブ時代を描いたラフ画も掲載されており、それによると艦橋などパスカルメイジの面影を持ちながら棒マスト1本でバルジも無いなど、より現代の艦艇に近い姿をしていた。建造は21世紀中盤とされ、一方で同艦の艦齢は50年以上との記述が見られるが、パスカルメイジへの改装は物語数年前の慶良間事件以降、七波のハルニコ着任時とされているため、その生涯の大半はシルドブレイブとして動態保存されていた年月である。
同社における主力護衛艦ラジダエ級ではなくわざわざ軍払い下げの艦を改修したこと、およびその改修について七波の希望が採用された理由は、彼女が元洋衛軍エリート「マーキュリーズ」の一人としてヘッドハンティングに応じた際に出した条件に基づく。その条件とは即ち、「理想の艦」「理想のクルー(個々に対する面談の上での登用)」「理想の副長(ターニャの同伴乗艦)」などである。この要求に従って彼女の理想として誕生したのが本艦であった。加えて、彼女自身によって選抜されたクルーにより、本艦は時としてカタログスペック以上の性能を発揮する。
元となった「シルド ブレイブ」は(現代のMEKO型フリゲートのような)モジュール構造を持ち、パスカルメイジもその特徴を継承している。故に本艦は整備や修理・改修などの利便性に優れている。七波の希望通りの改修を施すことができたのも、劇中に幾度か損害を受けつつ早期に復帰できたのも、このモジュール構造によるところが大きい(修理は破壊部分をモジュールごと交換する形で行われるため)。
また、精密機器メーカー・小笠原技研とハルニコ社との間に結ばれたモニタリング契約の対象艦となっており、技研で開発された先端技術をいち早く搭載している。これは技研において開発された新システムの実地試験およびフィードバックを行う見返りに、安定性未確認ながら最新の技術を安く提供される、という契約であり、技研の技術者である凪宮漂介が本艦にやってきたのもこの契約に基づくものであった。
広告塔としてのパスカルメイジ
元洋衛軍エリートの艦長、社で型式の唯一異なる艦、乗員全てが女性クルー、といった側面を持つためか、本艦はハルニコ社で最も目立つ艦である。劇中の大規模電子掲示板には「【パスカル】アリスブランド観測版【メイジ】」なるスレッド(劇中のままの表記だが「版」は「板」の間違いと思われ、現代電子掲示板などにおける当て字文化と共通するものであろう)が立てられ、「蓮刈」のあだ名が与えられているほど。同スレッドにレーゲンが現れ、ハッキングにより混乱する艦内が盗撮動画として公開されると盛り上がったが、その騒ぎが収まったかと思いきや同艦が軍潜水艦と遭遇すると掲示板にはパスカルメイジを心配する書き込みが行われ、それがハッキングプログラムの残滓による幻影であり本艦が無事であると知れると現実世界で安堵するファンの姿が描かれていた。そのほかにも、劇中webでの検索では数多くの記事が見つかったらしい。
ハルニコ社においても、本艦は広告塔としての役割を担っている。国際観艦式においてコールマンと共に同社展示の目玉として選ばれ、また雑誌表紙や同社CMなどにも登場している。さらに、損傷を受けた際に復帰が早かった理由としても、上記のモジュール構造による整備性の高さと並び、社が広告塔としての本艦修理を優先させたことによるところが大きいとされる。そうした事情や先に述べた背景、あるいは小笠原技研の最新技術を真っ先に導入していることへのやっかみもあってか、僚艦の男性クルーや本艦を良く思わない濱口担当監などからは“少女趣味の艦”を意味する「アリスブランド」と揶揄されることがある。
諸元
- 全長124m、全幅19m、深さ7.4m、喫水5.5m、基準排水量3420t、満載排水量4250t
- エンジン:液化メレジン型水素ガスタービン4基
- 推進方式:(主)超伝導プロパルサー2基(艦底部に突出したコルトノズル部)、(副)水流ジェット方式(艦尾埋込式)
- 速力:公称約42ノット、搭乗員数48名
- 艦体は劇中に登場する他艦艇のような複数胴体やサイドハルなどは持たず、現代護衛艦と類似の艦体を持つ。ただし両舷には大型バルジを装着、姿勢制御のため艦首(艦番号のやや後ろに当たる喫水線下)両舷に2門ずつのスラスターと、艦中央後部両舷には大型のフィンスタビライザーを持つ。
- 上部構造物の特徴としては艦橋後方煙突間に2本あるマストがあり、左舷側は(現代のアーレイバーク級ミサイル駆逐艦のような平面型ではあるが)従来型の棒状マスト、右舷側には覆いの着いたエンクローズドマストと呼ばれるものが装備されている。これは在来型探知機器と最新探知機器とを組み合わせることで信頼性を増そうという七波の案によるもの。
兵装
155mm単装砲
現実にも予算削減のため自走砲の主砲を艦艇に装備する案はあり、本作ではそれを先取りした、と説明されている。実際ドイツ海軍ではPzH2000をザクセン級に試験的に搭載しており、現在計画中のF125フリゲートにも搭載が検討された。
Mk.62VLMS
レーヴァテイン
主に物語前半、オリビエ撃沈時の反撃やヴェッケン艦に対する攻撃に使われた(第1・2話)。オープニングでも多数の本機を撃ち込むシーンが見られる。
スモークロケット
スティガンテ
本来海賊を相手とする民間護衛艦は条約により対潜装備を持てないが、本魚雷は設定深度を書き換えることで対潜水艦戦に転用することも可能である。ランスイール沖海戦において、洋衛軍を壊滅させた敵潜水艦「メトセラ」への攻撃に使われた(第10話)。
タンキウム
本来は条約によって民間護衛艦には対潜装備が禁止されているにもかかわらずパスカルメイジに搭載された背景には、東ルース人道支援前、洋衛軍によって出された民間警備会社への協力要請の際、陸待が政治的交渉の末、認めさせたものらしい。本魚雷の搭載により、パスカルメイジはメトセラと互角の戦いに臨むことができた。
57mm高速射砲
THEL-CIWS(せる・しうす)
本艦装備中、唯一SF的な光学兵器だが、実際に同名対空兵器が開発されているという。また、本作海戦シーン制作において毎回スタッフを両陣営に分けた「作戦打ち」なる会議を行っていたが、なぜかパスカルメイジ側がTHEL-CIWSを使う局面は無かったという。
アルヴィースCIWS
四連短SAMランチャー
フェルメール
エプタム
チャフ/フレア散布装置
ニードルマイン
自航式音響デコイ
「カモメ」
民間哨戒機であるため、条約により一切の武装が認められていない。しかしながら翼の機転と巧みな操縦技術によって消火弾で七波と陸待の危機を救ったり(第2話)、プロペラントタンク(追加燃料槽)を使い急降下爆撃を行ったり(第6話)、亜音速飛行による衝撃波でヴェッケン攻撃ヘリを弾き飛ばすなどの活躍を見せた。
高性能である一方、その重量と大きさがネックとなっており、本来はラジダエ級護衛艦を前提として購入された機体であるため、より小型のパスカルメイジでの運用は困難も伴うとされている。
パスカルメイジ以外の主な登場兵器
ハルニコ警備保障
ラジダエ級護衛艦
全長142.11m、全幅43.13m、喫水4.2m、基準排水量3850t、満載排水量5200t、エンジン;EHGRタービン、最大速力40ノット(以上の要目は主に「オリビエ」のもの)。武装については外部より艦首主砲が望見できるほか、CIWSやVLMSを装備しており、艦後部には幅広い飛行甲板を備える。
本級はハルニコ社における主力護衛艦として就役しており、同型艦として「オリビエ」「コールマン(1・2代)」のほか、「モンゴメリー」「フォンテーン」「ノーマシアラー」が東ルース共和国人道支援活動(第12・13話)の際、登場した。
オリビエ
コールマン
コールマン2(コールマン ツー)
洋衛軍
スィートフラッグ
後方支援艦隊旗艦
駆逐艦
護衛艦狩り
ヴェッケン艦
ハッサン艦長の指揮のもと、その高いステルス性能を利用した奇襲攻撃でオリビエ(第1話)など多数の護衛艦を屠っていたと見られるが、フリードキン護衛中のパスカルメイジを襲った際、スパイラルバンドに逃げ込んだ同艦を追撃しようと浮上し、激しい荒天に突入したためヴェッケンシステムを含む探知妨害機能が麻痺、存在を露呈してしまう。それでもなお追跡した結果、螺旋雲のわずかな隙間で待ち伏せていたパスカルメイジからの対艦ミサイル「レーヴァテイン」2発の直撃を受け、大破した。その後、船体は洋衛軍によって回収、乗組員は拘束された。
全長163.8m、全幅46.8m、喫水9.2m(浮上航行時)、基準排水量6520t、満載排水量7060t(浮上航行時)・8200t(艦橋深度潜行時)、エンジン:密閉循環MHD駆動・水流ジェット推進、最大速力52ノット
兵装 - 155mm水密型単装砲1門、VLMS 2基(艦首32セル1基・艦尾16セル1基)、統合対空兵装システム 2基
本艦は艦橋深度潜行時に正面から見たアングルが凶悪な顔に見えるが、これは一目見て「悪役」をイメージさせ、また「強敵」を感じさせるキャラクター性を演出したものである。
ヴェッケンシステム
ミサイル艇
全長56m、全幅18.7m、満載排水量560t、エンジン:液化メレジン燃焼還元サイクルエンジン、最大速力60ノット
アルファル
全長6.15m、直系40cm、フィン最大幅1.7m、発射重量980kg、弾頭重量182kg、最大射程150〜200km、速力2400m/s
偽装コンテナ輸送船
ヴェッケン攻撃ヘリ
主ローター直径16.84m、主ローター翼弦長0.66m、全長(主ローター先端 - 尾翼後端)20.08m、胴体長17.86m、翼幅7.8m、最大高6.77m、胴体高5.04m、空虚重量5420kg、エンジン:T924-UT-218ターボシャフト、出力2250kW×2
アール
全長8.13m、直径87cm、フィン最大幅1.7m、発射重量2600kg、最大射程100km、速力1160m/s
ヴェッケンシステム
イストリチェ
全長1.22m、直径16cm、発射重量12kg、最大射程200〜6000m
メトセラ
ランスイール沖海戦において海賊討伐に赴いた洋衛軍の大艦隊を一撃で撤退に追い込み、唯一自艦を探知し反撃を試みたパスカルメイジを翻弄して窮地に陥れた。
全長303.944m、全幅46.626m、全高48.567m、中央艦体最大径36m、水中排水量64500t、自重(運用時最大)52600t、エンジン:密閉循環MHD駆動・水流ジェット推進・超伝導電磁推進、最大深度800m、無音潜行可能速度30ノット(表面摩擦軽減システム利用時)、最大速度62.5ノット(計画)
武装 - 67cm水圧式魚雷発射管9門、高速魚雷発射管2門、レイヤーエキスパンションプローブ、SLM22セル、後部機雷等発射管3門
イスクラ05(イスクラ ノーリ・ピャーチ)
全長14.7m、直径1.86m、弾頭重量35kg、最大射程50km、バス射程5km(発射方向・角度により左右される)
ECMブイ
マルチバンドECMシステム、レーザー通信ジャミングシステム、パッシブ光学・赤外線センサー、燃料電池出力35kW1基、最大寿命2日
対空機雷
全長2.95m、全幅0.16m、フィン幅0.65m、発射重量86.5kg、弾頭重量10kg、最大射程15km、最大速力1060m/s
TF-64魚雷
全長4.83m、舷高0.67m、最大射程80km、最大速度75ノット
ピラー
全長5.76m、直径0.88m、最大射程20km、最大速度260ノット
誘導機雷ハリバット
最大速度50ノット、攻撃射程10km、長期待機モード18か月
レイヤーエキスパンション・システム
その他
フリードキン
用語
地勢
南波島(なうみじま)
島は中央にごく小さな自然島、その周囲をドーナツ状に人工島が囲む。人工島部分には環状線のシャトルライナー(大型の列車)が運行され、島の遥か西に浮かぶ4000m級滑走路を持つ飛行場と結ばれている。都市構成は大まかに北部にリゾートエリア、北東部に居住区、南東部に商業区、南側に工業区と港湾部、南西に洋衛軍基地がある。また、東側沖合いには人工島部と同心半円状に水素プラント群が浮かんでいる。島南側の港湾部の一角にharu-nico警備保障南波島支社および同社埠頭があり、パスカルメイジをはじめとする同社艦艇が停泊する。
グランドロア(Grand Roar)
ケースオメガ(Case Omega)
スパイラルバンド(Spiral Band)
カラムアレイ海峡(Column Alley)
東ルース共和国(East Luz)
ナクロマ共和国(Nachroma)
シーレルム運動
パスカルメイジ艦内用語
イリーガル(Illegal)
コンディションゼブラ(Condition Zebra)
ダメコン(Damage Control)
ヘルムレフト/ヘルムライト(Helm Left/Helm Right)
カレントアルファ(Current Alpha)
ドロップワン(Drop One)
パスカルメイジ応答用語
「アイ、ショーティ!」(Aye,Shorty!)
「アイ、フェロー!」(Aye, Fellow!)
「ライトオーバー」(Right over)
「アイ、サー!」(Aye, Sir!)
スタッフ
- 監督 - ふじもとよしたか
- シリーズ構成・脚本 - 兵頭一歩
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 伊藤岳史
- コンセプトスーパーバイザー - 小倉信也
- メカニックデザイン - 高倉武史
- メカビジュアルディレクター - 伊藤浩二
- 美術監督 - 篠田邦宏
- 色彩設計 - 伊藤ゆかり
- 撮影監督 - 杉浦充
- 編集 - 田熊純
- 音響監督 - 明田川仁
- 音楽 - 七瀬光
- プロデューサー - 湯川淳、山東学
- アニメーション制作 - アクタス
- 制作 - バンダイビジュアル、アクタス
主題歌
オープニングテーマ「たったひとつだけ」
エンディングテーマ「モノクローム」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|
1 | アイ、ショーティ! | 藤本義孝 | 石倉賢一 | 佐野英敏 |
2 | 彼女の理由(わけ) | 高橋滋春 | 藤本ジ朗 | 相坂ナオキ |
3 | 微笑(えがお)と素顔 | 新町薫 | 石倉賢一 | 伊藤岳史 佐野英敏 |
4 | Kのある風景 | 高橋滋春 | 今熊野志ば助 | 相坂ナオキ |
5 | ストライクバック | 新町薫 | 藤本義孝 | 飯飼一幸 |
6 | 相似形の悪夢 | 高橋滋春 | 伊藤浩二 | 伊藤岳史 |
7 | エニアック・マニアック | 新町薫 | 藤本義孝 | 飯飼一幸 |
8 | 落日(テラ)の祭り | 藤本義孝 高橋滋春 |
里見犬 | 相坂ナオキ 伊藤岳史 |
9 | バタフライ・ラッシュ | 新町薫 | 藤本義孝 | 飯飼一幸 |
10 | ボトムライン | 伊藤浩二 | 西尾公伯 佐野英敏 | |
11 | 花 | 藤本ジ朗 | 松井鯉 | 伊藤岳史 |
12 | 九番目の命題 | 藤本義孝 | 藤田正幸 | |
13 | アウトワード・バウンド | 新町薫 | 水本葉月 | 相坂ナオキ 伊藤岳史 |
放送局
ピクチャードラマ
DVD各巻収録の映像特典であるピクチャードラマ。全7話。本編では描かれなかったサイドストーリー。
- シナリオ - 兵頭一歩
- イラスト・絵コンテ - 伊藤岳史
- 演出 - 藤本義孝
サブタイトル
関連グッズ
DVD
全7巻が2006年3月24日 - 2006年9月22日にかけ月1巻ずつ発売。第1巻は第1話のみ収録、第2巻以降は2話ずつ収録。各巻とも本編以外に映像特典として静止画と音声によるサイドストーリー「ピクチャードラマ」および各出演者による本編解説「オーディオコメンタリー」を収録。他に特典として登場兵器解説映像、劇中戦術解説映像、ノンテロップオープニング/エンディング、海上自衛隊取材映像などを各巻別に収録。各巻初回特典は、各巻ごとパッケージに描かれた女性クルーの着替えシーン(第7巻のみ幼少時の七波&漂介)を描いた「ドッキリ生写真・プライベートショット」と称するイラストカードを封入。第1巻のみ、これに伊藤岳史描きおろし全巻収納DVD-BOXが付いた。各巻パッケージは順に七波、翼、さんご、真秋&真夏、美晴、ターニャ&クレイオ&看取、七波&漂介を描き、背景にそれぞれパスカルメイジやカモメ、ヴェッケン艦などメカの線画を配していた。
CD
発売レーベルはいずれもランティス
- 『たったひとつだけ』(2006年2月8日発売シングルCD、同時収録「ヒトリゴト」)
- 『ふたりぼっち/モノクローム』(2006年2月8日発売シングルCD2枚組、同時収録「モノクローム」、Disc2は「モノクローム」(music clip)および「ロマンス」(Livea at{minitheatre+}))
- 『タクティカルロア』オリジナルサウンドトラック(2006年3月24日発売サントラアルバム、劇中BGM全33曲収録)
模型など
- F/700パスカルメイジ
- 2006年7月発売。発売元:タカラトミー、製作元:ピットロード。レジンキャスト製フルハル(喫水線下を含む全船体を再現)モデルで、着色済み完成モデルと組み立てキットがそれぞれ限定販売された。スケールは多くの艦船モデルと同じ1/700だが、本艦は架空の艦船であることから「F(フィクション)/700」と表記されている。なお、このモデルのパッケージはハルニコ社が同艦の就航50周年を記念して頒布したとの設定でデザインされている。格納庫シャッター開/閉選択可能、同スケールのカモメ付き。
- 1/10美咲七波ガレージキット(製作・発売元:有限会社バイス。レジンキャスト製組立てキット、パーツ数16、全高約17cm。略装姿で非可動)
- 1/144シーガルVTOL搭載機カモメ
- 発売元:タカラトミー、製作元:ピットロード。
- 2006年7月発売。発売元:タカラトミー、製作元:ピットロード。レジンキャスト製フルハル(喫水線下を含む全船体を再現)モデルで、着色済み完成モデルと組み立てキットがそれぞれ限定販売された。スケールは多くの艦船モデルと同じ1/700だが、本艦は架空の艦船であることから「F(フィクション)/700」と表記されている。なお、このモデルのパッケージはハルニコ社が同艦の就航50周年を記念して頒布したとの設定でデザインされている。格納庫シャッター開/閉選択可能、同スケールのカモメ付き。
- 発売元:タカラトミー、製作元:ピットロード。
出版物
- 『タクティカルロア COMPLETE BOOK』(2006年10月6日初版発行、発行元:ホビージャパン)ISBN 4-89425-464-6