宇宙一の無責任男
小説
著者:吉岡平,
出版社:富士見書房,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
巻数:全15巻,
小説:無責任キッズ
著者:吉岡平,
出版社:富士見書房,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
巻数:全5巻,
小説:無責任カルテット
著者:吉岡平,
出版社:富士見書房,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
巻数:全5巻,
小説:無責任三国志
著者:吉岡平,
出版社:富士見書房,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
巻数:全10巻,
小説:無責任黙示録
著者:吉岡平,
出版社:アスキー,
レーベル:ファミ通文庫,
巻数:全5巻,
小説:無責任三銃士
著者:吉岡平,
出版社:エンターブレイン,
レーベル:ファミ通文庫,
発売日:2000年6月19日,
巻数:全2巻,
小説:真・無責任艦長タイラー
著者:吉岡平,
出版社:エンターブレイン,
レーベル:ファミ通文庫,
巻数:全8巻,
小説:無責任提督タイラー
著者:吉岡平,
出版社:エンターブレイン,
レーベル:ファミ通文庫,
巻数:全4巻,
小説:真・無責任艦長タイラーReMix
著者:吉岡平,
出版社:エンターブレイン,
レーベル:ファミ通文庫,
発売日:2009年2月28日,
巻数:全1巻,
小説:無責任艦長タイラースーパー・デラックス版
著者:吉岡平,
出版社:朝日新聞出版,
レーベル:朝日ノベルズ,
巻数:既刊2巻,
小説:無責任ギャラクシー☆タイラー
著者:吉岡平,
出版社:エンターブレイン,
レーベル:ファミ通文庫,
発売日:2017年10月20日,
巻数:全1巻,
アニメ:無責任ギャラクシー☆タイラー
原作:吉岡平,
監督:木村寛,
キャラクターデザイン:北奈つき,
音楽:加藤賢二,
アニメーション制作:アニメーションスタジオ・セブン,
製作:無責任委員会,
話数:全12話,
以下はWikipediaより引用
要約
『宇宙一の無責任男』(うちゅういちのむせきにんおとこ)は、吉岡平のライトノベル『無責任艦長タイラー』から始まった小説シリーズ。
概要
「宇宙一の無責任男」を初めとする最初のシリーズは1989年1月より富士見ファンタジア文庫より刊行された。シリーズの担当挿絵画家は当初は都築和彦が担当していたが、後年のアニメ化に合わせて外伝5巻以降のシリーズ挿絵画家はアニメ版のキャラクターデザインを担当した平田智浩に変更されている。
続編としてタイラーの子供や孫、玄孫(孫の孫)などが主人公の無責任キッズ、無責任カルテット、無責任三国志がある。
また2001年11月からはファミ通文庫レーベルよりアニメ設定を踏襲させた本編のリライト作品『真・無責任艦長タイラー』、『無責任提督タイラー』や、それら作品への布石となる前章的作品『無責任三銃士』(2000年6月刊行)『無責任黙示録』(2001年2月刊行)などが発刊されている。こちらの挿絵イラスト担当画家は吉崎観音および藤本秀明(本文およびカバー、口絵挿絵・キャラクターデザイン)江田恵一(メカデザイン)である。
2012年1月からは朝日ノベルズレーベルより富士見書房版を収録し新作短編と都築による新規イラストが掲載された無責任艦長タイラー【スーパー・デラックス版】の刊行が開始された。
2014年3月よりBOOK☆WALKERにて富士見ファンタジア文庫より電子書籍化され、宇宙一の無責任男全9巻と外伝全6巻を全巻購入すると特典で書き下ろしショートストーリー『宇宙一の無責任男シリーズ外伝7 ヒラガーのゲーム』が配信された。このショートストーリーは2015年3月5日発売の無責任シリーズ全35巻の合本購入者にも配信されている。電子書籍版のイラストは初期に担当した都築和彦のものは含まれておらずイラストなしで配信されているが、平田智浩が担当した分はそのようなことはない。
また、シリーズ初作の一部分が無責任艦長タイラーのタイトルでアニメ化されている。
作者は植木等の東宝映画『無責任男シリーズ』のファンで、この主人公平均(たいら ひとし)がもし『スタートレック』シリーズ的宇宙船の艦長になったら、といった構想で書かれていた(これについてはあとがきでも冗談めかして語られている)。転送機やフェイザー、ワープなど、スタートレックに登場する技術も多く登場し、ラアルゴン帝国はクリンゴン帝国がモデルである。 2017年に作者はTwitterで『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーという出世に拘泥しない(が故にどんどん昇進する皮肉)先例への「それは綺麗過ぎる」というアンチテーゼから生まれたキャラがタイラーだと発言している。
原作とアニメではキャラの設定などが大幅に変わっていて、主人公のジャスティ・ウエキ・タイラーが小説では20代後半のノッペリした不細工顔のロリコンのおっさんであり、艦長から提督、元帥、更には大統領にまで出世するのに対して、アニメでは20歳でそれなりの顔で駆逐艦艦長(少佐)のまま活躍し続けるという設定になっていたり、アニメではキャラ全体の年齢が若くなっている。
原作者の吉岡は当初はアニメ化の際の設定変更に対して「原作の世界観を壊している」と不快感を示し小説のあとがきでもそれを匂わせるような面が見受けられることがあったが、後に原作との差を解消するためアニメ設定にあわせて本編をリライトした真・無責任艦長タイラー、無責任提督タイラーシリーズを執筆した(「無責任キッズ」でもタイラーはアニメ準拠で、あとがきに「アニメのイメージが浸透しているので、タイラーはアニメに合わせた」と述べている)。後に吉岡は設定変更されたのは植木等などパロディ元への配慮ではないかと推測している。 詳細は宇宙一の無責任男#登場キャラクターを参照。
設定
21世紀以後、地球以外の太陽系惑星や巨大衛星に進出した地球人類移民は、西暦2093年(宇宙暦101年)に惑星連合としての独立を宣言して統合地球政府に宣戦、最初に地球外惑星の独立を唱えたマリウス・ボルツの誕生日である西暦1993年1月25日を元年とする宇宙暦を導入した。西暦2098年(宇宙暦106年)に独立戦争が地球外惑星側の勝利に終わって体制も一新され、以後宇宙暦が統一暦となる。
宇宙暦188年にワープ航法が開発され、翌年に太陽系外への地球進出が開始される。その際に宇宙空間にわずかな空気と重力の存在が確認され、無重力・真空を前提としたこれまでの宇宙観は見直しを迫られた。宇宙歴208年(西暦2200年)にいくつかの大陸が消滅し、朝鮮半島やインドシナ半島などは「島」となる「ぶちこわしの一週間」と呼ばれる核戦争が勃発、以後地球は宇宙歴5228年に浄化が完了するまでの5020年間、人類は地球を離れる事になる。その後、宇宙歴6556年にラアルゴン帝国との戦争が勃発、そして宇宙歴7000年(西暦8992年)に物語が始まる事となる。(以後宇宙暦省略)
登場勢力
惑星連合
合議制となる前は貴族制が採られており、フランス風をはじめとした欧州系の勢力が強く、また漢字も公用されて日系人などの名がそのまま漢字を使用していた。また、幕府が存在していた時代もあるらしいが詳細は不明。
「颱宙ジェーン」対策のためタイラーがラアルゴンに協力した時は一時的に降伏し、ラアルゴン主導の統一国家「汎銀河共和国」が発足。タイラーを大統領とする大統領制になった。颱宙問題が解決すると、ラアルゴン、惑星連合はそれぞれ「汎銀河共和国」内の緩やかな連邦国家となった。しかしタイラーの「銀河三分の計」により汎銀河連合共和国連邦、ベルファルド・コーポレーション、バグジー・スレイ帝国に三分裂。前二者は共和制とは言え事実上タイラー一族の世襲国家であり、後者はバグジー(父がラアルゴン皇族で母がタイラー一族)の世襲である。
惑星連合宇宙軍
このほかに教育機関として、宇宙軍士官学校、宇宙軍幼年学校、惑星エダジーマの宇宙軍兵学校、海兵隊学校が存在する。
保有する戦力は、アニメ版では戦艦140隻、空母13隻、巡洋艦306隻、駆逐艦1731隻、戦闘機6059機とされているが、原作ではこれを上回る規模の戦力が登場している。全体的な戦力ではラアルゴン帝国軍に劣るが、宇宙歴6990年代頃に電子装備の質が大幅に向上し、6999年には兵器の質でラアルゴンを大きく引き離している。反面、6999年時点では度重なる戦闘によって人材が激減し、兵士の質ではラアルゴンに劣っていた。また、所属する艦艇などは惑星連合の構成国が保有するものが惑星連合艦隊に参加するという形を取っているが、宇宙軍では伝統的に日本人の派閥が強いためか、艦艇や航空機は日本語名のものが多い。
階級制度も日本海軍のものに近く、上から順に元帥、大将、中将、少将、准将、大佐、中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、兵曹長、上等兵曹、一等兵曹、二等兵曹、兵長、上等兵、一等兵、二等兵の19階級からなり、「二等飛行兵曹」や「軍医中佐」「技術中将」といった兵科ごとの階級も日本海軍のものに準じている。ただし、海兵隊や従軍看護婦は特務曹長(兵曹長と同格)や伍長(二等兵曹と同格)といった大日本帝国陸軍式の階級を用いているほか、特殊工作部隊は一等宙佐(大佐と同格)といった自衛隊式の階級を引き継いでいる。また、屯田兵制度も存在する。
制服の色は一般兵はスペース・ブルー、特殊工作部隊の物はモスグリーン。菊花紋章に相当する象徴として梅の代紋が用いられているほか、アニメ版では日の丸の右上に緑色の十字を足したようなマークが設定されている。
銀河解放同盟
神聖ラアルゴン帝国
「無責任黙示録」にて、ラアルゴン人は「ぶちこわしの一週間」によって地球を出た移民団の末裔であるとの設定が追加された。それによって、地球人との交配が可能なことや、アードラ神信仰が仏教と類似する点(曼荼羅絵)があることなどの摺り合わせになった。
アシュラン大公国
シード教
ケルテ
ケルテ人全体の人口は約6億であったが、クム・ビクの圧政によって5000万から2億の民衆が虐殺され、汎銀河共和国軍(当初はキサラ一派)の介入まで荒廃が続いた。
ブラック・セラフィム
ヤーヴェの野望成就のために順調に戦勝を重ねてきたが、惑星フーロン攻略失敗をきっかけに艦隊戦では連戦連敗が続き、最高幹部である三巨頭が揃ってカツヤの前に討ち死にし、切り札であったキムタークも実質的な敗戦の末に降伏、ヤーヴェの死後、教団の実務を取り仕切っていたチェラブ・イノセントとタイラーの取引によって実質的な解散に至った。しかしそれを潔しとしない残党も多く、カツヤが一部幹部を吸収してエグゾゼ・カンパニーの母体とした。
エグゾゼ・カンパニー
その存在を知ったタイラーによってなかば懐柔され、三国鼎立候補者の3人に試練を与えるための対立勢力となる。しかし総帥であるフロイが表舞台に立つ野望を持ち、三人の抹殺を図るも、逆撃を受けて死亡。最下部のチンピラ組織を残して上層部は壊滅した。
バグジー=スレイ帝国
ベルファルド・コーポレーション
登場惑星・星域・宙域
地球
ラムザン
ブルネイ
カイヒン
ムスペルヘイム
ラジェ
R222宙域
アルデバラン宙域
ビシュラム
ザクソニア
ボラン
プロキオン星域
ボゾン
メネキス
重要拠点であるにもかかわらずまともな支援は行われていないため、敵であるラアルゴンの支援(懐柔工作)に好意的な者も多い。
ヤンマイ
ホロシリ
もとは独立した惑星国家だったが、宇宙歴6882年におこった暴動事件により自治権を剥奪され惑星連合の直轄地となる。人口22万人、全員が屯田兵(老若男女を問わず)。
豊富な地下資源(チタン、金、銅、マンガン、ボーキサイト等)を産出するものの、その資源を惑星連合に無料同然で接収され、不満が燻っていたところに自動攻撃衛星システムの試作品(ドグラ・マグラ)が配備されたことを奇貨とし、ジェイコブ・ランカー少尉を首魁として反乱を起こすが鎮圧される。その余波として、破壊されたドグラ・マグラが集束して人口太陽化し、温暖な気候をもつ惑星へと変化していった。
フレスコ
エダジーマ
カイテ
ボルス
コルバー
アルペル
ゴロンボ
無責任カルテットの時代においてもそのエネルギーは衰えることがなく、記憶を失った状態でブラック・セラフィムから逃がされたエドが荷役作業員として働いていた。
ダルーン
フォークト
クロフト
アモン、アイドラ、イズン、エッダ、ホレイショ、ミドラ、ランベル
カリオン
トコス
エヌド
ヒンメル
バウラル
プロポスビル星系
浮遊惑星L34
ゲルニカIV
ブベル
ポルト、ベラミデ、カイワウ、ソラッチ
ネプトレウス宙域
イプシロン宙域
ハレック
ルクサー
フーロン
リガ
ポアザン
ピンチョ
ポルポ
エルフィン
アラド
イサーン
ヒルン
イスカリオテ
セランテ
オト、ガルバ
レガ
スタナム
オメガG-III
スロボ
プロテックス
マイオリンガ
ヘッケルλー44
カナン
天神
二本松
また、リュフランへの復讐を果たした巌(タイラー)が終の住家とした惑星ともなっている。これは、真・無責任艦長6巻でタイラーの実家である寺が移転する前は二本松にあったと現住職(ベルリネッタの夫)が語っていることから。
六郷
ネオベガス
登場キャラクター
宇宙一の無責任男
タイラー一家
タイラー一家(アニメ版では「そよかぜ」クルー)のキャラクターについて解説する。
ジャスティ・ウエキ・タイラー
声 - 辻谷耕史(カセット文庫版:山本正之)
本編の主人公。
原作では三流の銀河産業大学に一浪・一留し、卒業後は「楽がしたいから」という理由で宇宙軍に二等兵として志願入隊する。奇想天外な作戦と強運によって二等兵→少尉→少佐→中佐→大佐→少将→三等兵(「信濃」事件により新設された階級への降格)→大将→元帥と怒涛の大出世を遂げ、最後には大統領にまでなる。若くして第一線を退いたかに見えたが、その後も晩年に至るまで隠然たる(ある時期からは公然と)影響力を持ち続けた。初期は強運と山勘、おべんちゃらの上手さ(ただし他人の陰口だけは絶対に言っていないため「裏表のある人間」という評価は皆無であった)だけの存在で、それ以外の評価は最低レベルだったが、中盤以降は強運と智謀を兼ね備えた絶対的な存在になっていく。
実戦では負け知らずだが、ミフネ中将に命じられたコンピュータ相手の模擬戦では、一度も勝ったことがない。
ハイスクール時代に手相占いで130歳まで生きると言われたが本当に生き延びた。ユリコとの間に一男二女あり。「無責任キッズ」シリーズでは、孫かわいさに孫をいじめた同級生の父親を僻地へ左遷させる。
実はカトリも舌を巻く程の操舵の名手だが、そうと知らないヤマモトは絶対に彼に舵輪を握らせようとはしなかった。
名前の由来は「植木等」と、植木が映画で演じた「平均(たいらひとし)」(父親のアベレッジ・ウエキ・タイラーがより「平均」に近い)。また、植木等の父・植木徹之助が住職であり、等も小僧としての修行経験があることから、タイラーもかつて僧にさせられそうになった過去があるという裏設定があった。しかし、巻が進むにつれ、植木等(とクレイジーキャッツ)の要素は薄れて行く。また、明治時代にタイムスリップした時(『明治一代無責任男』参照)は「日本一(ひのもと はじめ)」と名乗った。
作者はベルファルドに「タイラーのクローンである」という設定を付与したことから、「タイラー自身も誰かのクローンであるという設定を付与しようとしたがやめた」とあとがきで語っている。
『真』での変更点
富士見版の外見は黒髪&黒眼と典型的なモンゴロイドだが、真では金髪碧眼の美形に変更されている。他には出身地が惑星「天神」に、宇宙軍への志願動機が「借金逃れのため」に変更、大学も中退している(しかし、結局給料を差し押さえられている。大学は後に卒業扱い)。
亡き父親は一介のサラリーマンから国宝級の名跡である寺の住職(物語開始時はまだ生存)に変更(ちなみに植木等の家は真宗大谷派であるが、タイラーの家は真言宗と設定されている)。父の他界後はタイラーの姉が僧侶である従兄を婿を取る事で継いでいる。
富士見版では心理描写がほとんど無く、つかみ所のない人物として書かれているが、『真』では内面がかなり語られるようになっている。
ユリコ・スター(原作ではのちにユリコ・タイラー)
マコト・ヤマモト
声 - 速水奨(カセット文庫版:松本保典 ラジオドラマ版はTVアニメ版と同じ)
タイラーの生涯の副官にして最大の犠牲者。山本権兵衛の子孫。漢字では「山本誠」。代々軍人の家系で、ハイハイの頃から軍人となるよう教育されていた。初期はタイラーを激しく嫌っていたが、やがて彼を補佐することが自分の使命と割り切り、以降は徹底して忠誠を尽くす。しかしタイラーに忠誠を誓ってからも、その規格外の行動は負担が重く、ストレス性の慢性胃炎で3日と置かずに神経洗浄の世話になっている。一時はタイラーとの付き合い方にも慣れたように見えたが、アニメ版の影響で、『無責任キッズ』シリーズ以降は神経質さが再び強調されている。提督・司令官としても優秀ではあるが、タイラーやドムには決して敵わない存在として書かれる。
原作ではシア・ハスと結婚、『無責任シリーズ』ラストで長男シゲチヨを儲ける。その後子供を1ダース儲け、「子宝元帥」として歴史に名を残す。シアからは「マコちゃん」と呼ばれているが、本人は嫌がっている。
アンダーソン最高司令長官の次の最高司令長官になり、イサム・フジへと引き継ぐ。
空手の達人であり、アシュラン編ではその片鱗を披露する。
キョンファ・キム
声 - 三石琴乃(カセット文庫・ラジオドラマ版:水谷優子)
朝鮮「島」の出身。漢字では「金京和」。通信担当。ハッカーとしての才能に長け、情報収集も得意とする、ユリコの親友。
婚約者のオドン・ベクが艦長だった駆逐艦「ゆうなぎ」を「あさなぎ」艦長だったタイラーが身代わりに利用し、ラアルゴン軍に攻撃させたことを突き止めた。そのため間接的にとはいえ死に追いやったタイラーを憎んでいたが、いつしかその気持ちは薄れていった。後にグエン・ホー・ミンと結婚。50歳の時に娘を出産、ユリコがノリカを出産した時期と重なり、出産した病院まで同じだったため周囲に「何もそこまで一緒でなくても…」と言われる。
名前はチョン・キョンファから。
ハロルド・カトリ
ユーミ・ツキコ・ハナー/エイミィ・ヒデヨ・ハナー
声 - かないみか(カセット文庫版:ユーミ:志村佳名子、エイミィ:太田薫 ラジオドラマ版はTVアニメと同じ)
タイラーの恩人・ハナー提督の双子の遺児。ネーミングはザ・ピーナッツの伊藤エミと伊藤ユミから。父親・ハナー提督を含めて、シャボン玉ホリデーの名作コントのパロディである。
原作では戦闘機を操り『バブルボール・ジェミニ』のチーム名で戦場で大活躍する。
ユーミはサカイと、エイミィはヒラガーと結婚する。
ミッキー・クライバーン
声 - 中田和宏
海兵隊の一員でキーナンの直接の部下。タイラーファミリーの一員として大出世をする。キーナンの死後はその職を継ぐ。ネアンデルタール人風の巨漢。
退役後は警備会社の社長となる(実質的にタイラー家のお抱えで、タイラーの個人護衛)。
キーナンともに、「パンツァー・リート」を意外なまでの上手さで謡うことが出来る。
カール・ビョルン・アンドレセン
声 - 柴本浩行(カセット文庫版:古田信幸)
元カトリの上司。赤髪・赤髭の巨漢で、ラアルゴンの血が入っていると言われる程、ラアルゴン人の中に入っても全く違和感がない。そのためか、後にラアルゴン駐在武官に任命される。
原作では「信濃」事件でタイラー達と懇意になり、ファミリーの一員となる。「提督・タイラー、参謀・ヤマモト、艦長・アンドレセン」のチームは最強と呼ばれる。
颱宙ジェーン事件のさなか、ラアルゴン帝国の恒星であり信仰の対象であるARA-IIIを犠牲にするプロジェクトに反対するテロリストが仕掛けた爆弾からアザリンを庇い絶命。その眼球は、失明したアザリンへと移植された。
しかし「脳死には至らなかった」ため(『宇宙戦艦ヤマト 完結編』のパロディ)、ドクター・キタグチとヒラガーにより軍艦へと人格が移植される。これはタイラーにも内密に行われ、彼とキーナンの思いがけない復帰を知ったタイラーは、喜びの余り涙を流した。
カトリからは「カール」、アザリンからは「アンドレ」と呼ばれる。
アニメ版では艦長職に就くことはなく、海兵隊の一員、クライバーンの同僚という扱いになっている。赤髪だが、ヒゲは生えていない。
コジロー・サカイ
声 - 岩田光央(ラジオドラマ版:西村朋紘)
漢字では「坂井虎獅狼」。モデルは坂井三郎。惑星フレスコ出身。家業は農家だったが、パイロットに憧れ、父の死を機に宇宙軍に入隊。パトロール艦の偵察機パイロット時代に負傷し、右足を失う。ちなみに義足はドクター・キタグチが製作した(『銀河無責任時代』を参照)。「汎アルデバラン会戦」にて空母航空戦隊に復帰したが、その戦いぶりをタイラーに買われて「阿蘇」の艦載機パイロットとなる。
ヴィクトリア・イヤハートを失ったことが原因で女が苦手になるがやがて克服、ユーミと結婚する。2人の間に双子の姉妹と男が1人。パイロットの道を歩んだのは息子のみのようである。退役後は農場を営み晩年を過ごした。
ヒデサブロー・キタグチ
声 - 八奈見乗児
大破したパトロール艦の中を脱出カプセルで漂っていたところを、タイラーが艦長を務めていた駆逐艦「あさなぎ」に拾われて以来そのままタイラー一家に加わる(『銀河無責任時代』を参照)。
かなりの酒豪(というよりアル中)で、長い航海の中、こっそり持ち込んだ酒と酒保から盗んだ酒を全て飲み尽くし、メチルアルコールにまで手を出したために失明、ゴーグルの様な義眼を着ける事となる。医者としての腕は酔った時のほうが確かである(逆に酔っていない時は手元が狂う)。
彼の義眼はただの義眼ではなく、アルコールを燃料とする様々な機能が組み込まれており、拡大と照明の機能はアザリンの手術の際に威力を発揮した。また、ブラスターが仕込まれており、その「戦果」は美人アンドロイド1体と巡洋艦1隻とゴキブリ数匹。ただし、発射すると自分も猛烈に眩しく、しばらく行動不能になるという欠点がある。
ハルミ・ナカガワ
声 - 岡本麻弥
伍長。衛生兵(看護婦)であるが、その実体はラアルゴンのスパイ・ゲッショウのパートナーで、アンドロイドである。モデルはゲッショウの母親。
アニメでの活躍が目立つが、原作においては殺人を犯すこともためらわない冷酷非情さを見せる。タイラー暗殺に失敗した後、彼の乗艦「阿蘇」に潜入し、乗員の殺戮を試みるが、サカイとキタグチの手で阻止され、破壊された。その時限りの登場で、アニメとは違いレギュラーではない。後にタイラー家によって、予備の記憶チップを用いて再生される(『キッズ』および『三国志』を参照)。
タケオ・シラギク
ボブ・キーナン
イツァーク・ハイフェッツ
タイラーファミリーの重鎮。かつてはハナー提督の部下であった。三次元軍人将棋の達人で、タイラーに将棋にかこつけて正規の戦略戦術のイロハを伝授した。タイラーはその返礼として、自分が艦隊を率いる時は彼をその後衛にすえることを約束し、後に果たされる。アンダーソンらと並ぶタイラーのよき理解者で後見人である。
アシュラン戦役で別働隊を指揮していたが、ティン・シュン率いる10倍の敵艦隊に奇襲を受け、奮戦するも衆寡敵せず艦隊は壊滅。残存艦を脱出させるために敵を道連れにして旗艦ごとランダムワープを決行、行方不明となる。そんな彼の最後の心残りは、生まれたばかりのタイラーの娘(キサラ)をその手に抱けなかった事だけだった。タイラーは彼を戦死と認定せず、今もその帰還を待ち続けている。
本編では妻も子もないためキサラを実の孫のように考えていたと書かれているが、外伝では子供が最低女子2名以上いることが言及されており、無責任カルテットでも孫(ドミトリー)が登場する。
名前は、イツァーク・パールマンとヤッシャ・ハイフェッツから。
ジェット・シン・ヤスダ
声 -(カセット文庫版)古田信幸
ヤマモトに先立つタイラーの副官。原作では「そよかぜ」の副長で、突然現れたタイラーに奇跡を見せつけられ心酔する。駆逐艦「あさなぎ」でもタイラーの副官を務めるが、タイラーが「阿蘇」の艦長に就任した際にはタイラーと別れ、「そよかぜ」に艦長として戻った。
実直だが結構抜け目のない性格。三次元軍人将棋の名人で、彼に勝とうとタイラーが発奮したことがハイフェッツとの出会いのきっかけとなった。
アンダーソン長官の従兵時代にタイラーは、ヤスダの投書を元に、前艦長の公私混同を告発し失脚に追い込んでいたため、ヤスダと「そよかぜ」を間接的に知っていた。
軍籍を離れて失踪し、隠遁生活を送っていたタイラーを捜索・発見したのは彼である。のちにタイラーの下で宙雷戦隊司令官となる。
タイラーからは「ヤスダー!」と呼ばれる。
名前の由来はクレージーキャッツの安田伸とプロレスラーのタイガー・ジェット・シンから。
グエン・ホー・ミン
イサム・フジ
フジ参謀の一人息子。父親を反面教師とし、タイラーを尊敬している。タイラーの一番弟子。
アシュラン戦役時には幼年学校を中退、一兵卒としてタイラーに付き従う。この際にアザリンと出会い、親しくなったことが、その後の彼の人生を大きく変えることになる。
ユリコ、キサラ奪回作戦にも参加して地球に降り立つが、その時の経験がトラウマとなり、その後は生涯、デモンストレーションの時ですら戦車にだけは乗らなかった。理由をマスコミに聞かれ「暗い!狭い!怖い!」と答えたという。
アシュラン戦役後は幼年学校に復学を認められ翌年卒業、士官学校に進学してすぐ卒業扱いになり、大佐に昇進。同時に、ラアルゴンにてフォーマルアウト侯爵の地位を得る(アザリンとの釣り合いを考慮)。颱宙ジェーン事件のさなか、「銀河解放同盟」を自称し反乱を起こすが、実は颱宙から世間の目をそらすための彼なりの陽動作戦であり、不満分子を自分の配下として囲ってしまう意図もあった(とはいえ、鎮圧に差し向けられたザンギエフと、父のススムの艦隊を一蹴している)。また、途中からは実質タイラーの非公然部隊、工作員として活動した。階級も剥奪されないどころか昇進し、10代で少将になった。
颱宙問題解決後に帰順。いったん辺境勤務に回されるが、復帰後はタイラーに負けない程の大出世を遂げ、20代で最高司令長官に登りつめ、「百勝元帥」として名を残す。彼の在任期間は惑星連合宇宙軍の第二次黄金期といわれた。しかし最後までタイラーには頭が上がらず、以降の惑星連合宇宙軍はタイラー一族の傀儡になっていった。
アシュラン戦役での縁から、後にアザリンと結婚する。異例の早い出世は、アザリンの皇配として釣り合うには将官でなければならないという政治的配慮もあった。
トオル・ジョーニアス・ヒラガー
名前は平賀譲から。作者いわく「何にでも隠しコマンドと自爆装置をつけたがる危険人物」。モデルは作者自身という説もある。自他共に認めるおたく。
元は軍用ソフトハウス「タムコ」の社員だったが、その才能から軍に引き抜かれる。人工知能を搭載した新鋭戦艦「信濃」を作り上げるが、その知能があまりにも精密すぎた為に自我が芽生えて暴走、大事件へと発展する。
「ハードはヒラガー、ソフトはタイラー」と呼ばれる程の実力者で、タイラーとは違う意味での救世主だが、その性格が災いしてか誰にも感謝されていない。特にアンドレセンには嫌われている。
後にエイミィと結婚。男女1人ずつをもうける。2人の血が混ざりあった結果、父親そっくりの息子は戦闘機の設計、娘は戦艦の操縦という、親とは微妙に食い違った希望進路を持つに至る。
惑星連合軍
セッシュウ・ミフネ
声 - 麦人
惑星連合宇宙軍銀河外周方面艦隊司令官。中将。日本刀「村正(長男の名もムラマサであった)」を携帯しており、怒ると振り回す癖がある。口癖は「かくなる上は腹を切る!」。タイラーの行状を頭痛の種にしており、その名を聞くだけで不機嫌になる。先祖代々軍人の家系で、3人の男子も軍人にするものと決めてかかっていた。しかし全て自分に先立って戦死し、「惑星連合艦隊の乃木将軍」と呼ばれた。
彼の奇行に耐え切れずノイローゼとなった(彼に言わせれば「無能な」)秘書が次々とお役御免となり、ユリコが着任するまで長続きした者は皆無であった。タイラー死亡の誤報で弔い合戦として攻め込んだラアルゴン戦で戦死。
名前は三船敏郎と早川雪洲から。
アニメ版では死亡せず、フジを毛嫌いしている描写もなく、むしろタイラーをいかにして蹴落とすかを相談する間柄。なおアニメ版では軍高官がミフネとフジ以外に登場せず、二人の会話によって「タイラーという存在を煙たがる軍上層部」のイメージを視聴者に理解させるようになっている。
ススム・フジ
声 - 西村知道(カセット文庫版:菅原淳一)
惑星連合宇宙軍参謀総長。中将。「参謀三羽烏」の1人だが、作戦よりもっぱら派閥抗争に血道を上げており、「三人揃って一人前」と揶揄される。任官当時の上官だったミフネの評は「参謀として有能なれど姑息。上官には卑屈にして部下には尊大な小人物」。惑星連邦議会から新兵器開発予算を勝ち取るなど、政治的根回しに関しては有能。タイラーを亡き者にしようと色々画策するが、アシュラン戦役では妻子を人質に取られながらも奮闘するタイラーを助けようとしたりと、男気も見せる。イサムが反乱を起こした(実はタイラーと気脈を合わせていた芝居)際は大統領となっていたタイラーに鎮圧を命じられるが、さんざんに打ち破られ命からがら逃げ帰り、辞職を決意した。妻とは政略結婚だったがお互いに愛情は一欠けらもなかったため、彼女との間には子供はいなかった。そういう関係だったため、退役後は一方的に離婚される。
退役後は退職金他資産すべてを元夫人に譲渡し、かつての愛人であり、息子イサム・フジの実母、アスカ・コリアと縁りを戻した。その際「女房に食わせてもらうことになるが、この程度が自分には相応」とタイラーに話し、彼から「ヒモは男のロマン」と妙な励まされ方をした。
名前は藤田進から。ただし、本作での名字の漢字表記は「富士」。
ロベルト・J(ジュンイチ)・ハナー
アドリアン・アンダーソン
声 -(カセット文庫版)古田信幸
惑星連合宇宙軍最高司令長官。元帥。タイラーを寵愛している。シゲル・ウサミの辞職により最高司令長官となる。タイラーなどの活躍もあって戦線を立て直し、ラアルゴン帝国との講和にこぎ着けたため惑星連合宇宙軍の第一次黄金期を迎えたと評価されている。タイラーほどではないが、信奉者は多い。マコト・ヤマモトに最高司令長官の地位を譲った。
ムラマサ・ミフネ
キクチヨ・ミフネ
サンジューロー・ミフネ
ケンイチ・サハラ
イサム・ホズミ
レイア・ダン
ソノミ・ミヤハラ
ノムラ
ドミトリー・クラヴィンスキー
グレン・J・フレッチャー
ジェイコブ・ランカー
ノリユキ・タカネザワ
アスカ・コリア
イワン・ミハイロビッチ・ザンギエフ
ヒロシ・キリノ
ミツル・スナガ
アンドリュー・バーミンガム
シゲル・ウサミ
エンリコ・フェルナンデス
クレア・ニーブン
ミヤナガ
ヴィクトリア・イヤハート
ヘンライン
アンリ・ジュールダン
アルバート・ヒンメル
スティーブ・デビッド・ライサンダー
カシカシュアン
グレッグ・マーレイ・ジュニア
『無責任少尉タイラー』に登場。
駆逐艦「そよかぜ」艦長、中佐。士官学校の成績が限りなくビリに近かったにもかかわらず、おざなりな任務をこなすたびに昇進したのは、父親のグレッグ・マーレイ・シニアが予備役大将であり、後継者育成として各所に画策した結果であり、父親の威光で誰も口出しできなかったためでもある。しかし本人は将器はおろか士官としての能力も大きく欠けており、作戦行動(待機)中に高級娼婦を艦内に連れ込もうとしてヤスダ副長に制止された。ヤスダはそれら種々の問題行動をアンダーソン長官への直訴状にしたため、それをアンダーソンの元にいたタイラーが目にしたことから、ヤスダの直訴は陽の目を見た。その結果、プロキオンの戦い前に更迭された(ととれる描写がある)。
ただし、父親のグレッグ・マーレイ・シニアは、現役時代は無能とは全くかけ離れた人物であり、身内贔屓など全くしなかった人物であることが、『無責任少尉タイラー』にて語られている。
惑星連合(文官)
惑星連合(民間人)
コウサク・カヤマ
ノリコ・バッハ
声 - 川村万梨阿
バッハとはドイツ語で「小川」の意味でモデルは小川範子である。人材を求める軍のCMに出演し、それもあってタイラーは軍の門を叩く(実は彼女は、ある事情でタイラーに唇を奪われた事を根に持ち、自分がCMに出演した商品は全て購入する、サービスには加入する事を約束させた上で、軍のCMへの出演を承諾した)。
カヤマとはタイラーを介して知り合い、のちに結婚。結婚生活はわずか三年だが、男児(テツヤ)を儲ける。芸能界を引退した後はビバリーヒルズにて余生を送る。その地に訪れたタイラーとの会談でエドとマチコが結ばれた暁には祝福することを約束した。
シズカ・マリナー
ノゾミ・タケナカ
ジャン・ジスカール・ガロワ
銀河中央大学革闘連OB右派第二分派書記局長総代。メガネをかけたインテリ風の、細身で神経質そうな若者。ヨレヨレの革ジャンにヘルメット、白い覆面をマフラーのように首に巻いている。革命闘争のためタイラーに戦いを挑もうと考えていたが、固有の武力がないため銀河解放軍に同盟を求める(しかし銀河解放軍の首魁イサムも皇配、すなわちガロワが打倒すべきブルジョアジーであるため、タイラー打倒までの期限付きという条件で)。
組織内では「できちゃった」赤子が多数おり、そのため育児用品が慢性的に不足、ガロワが最初に行った無心も赤ん坊用のミルクだった。自身も妻と幼子がおり、妻に尻を蹴られるような形でイサムとの同盟を申し入れた。
フサエ・ミフネ
オズリック・ランスロー
素人歴史家。本業は藍の栽培師だが、むしろ歴史家や航空史研究家・音楽史研究家・作曲家としての活躍が目立っていたとされている。素人ながら、名将と謳われたアンダーソンを酷評するなどの御用学者と一線を画する歴史観が評価されたというが、反面敵も多かったという。7度も離婚する破天荒な私生活を送り、慰謝料のため身代を潰した。また、フジ中将が心血を注いで完成させた自動攻撃衛星システムを「宇宙時代の、万里の長城」と斬って捨てている。
吉岡作品におけるヒゲオヤジ的存在で、他作品にも登場する。キサラより少し年上の世代(生年6996年、没年7076年)だが、本編に登場することはない。また、外伝第2巻はランスローが執筆したノンフィクション作品『大宇宙のサムライ』を、ヒトシ・ヨシオカが翻訳して富士見書房から刊行したものだと設定とされている。
ダグラス・A・ヒッチャー
アベレッジ・ウエキ・タイラー
ベルリネッタ・ウエキ・タイラー
ロイ・ハルコーネン
ラアルゴン帝国
ゴザ16世(幼名:アザリン(アザリン・ド・エル・クラン・ライクン)、原作ではのちにルッチナ1世)
声 - 笠原弘子(カセット文庫版:本多知恵子)
父ゴザ15世と母、兄2人を一度に失ったため8歳にして即位。歴代最高の資質を持つ皇帝として後の歴史書に記された。5歳の時に兄に出された軍事の問題を解き、兵站(補給および後方支援)の重要性をよく認識するなど、幼い頃より大戦略家の片鱗を見せていた。即位から暫くはワングによる独裁政治が行われたが、失脚後は彼女の親政となる。
アシュラン戦役時に一時は退位するが、戦役終了後はラアルゴン帝国を共和国に変え、自ら象徴の立場として政治を行う。
ラアルゴンに囚われの身となり、脳にチップを埋め込まれて動物同然となったタイラーを「パコパコ」と名付け可愛がっていた。
戦役時に知り合ったイサムに惹かれ結婚。
カセット文庫版の配役は、吉岡の要望を容れる形で決まっている。
イラストでの姿は書き手によって異なり、都築版ではビキニを連想させるような衣装をまとった小柄な容姿(数年後の16歳時などでもイラストは変わらず)、アニメ版・平野版では尖った耳にギリシア神話風の装束を纏う少女、『真』ではフリルの多い装束を纏い縦ロールの髪型に羽の付いた帽子を被った幼げな少女となっている。
ル・バラバ・ドム
ナク・ラ・ワング
声 - 塚田正昭
宰相・大僧正。権力に異常な執着を見せ、アザリンの裏で政治を操っていた。
敵に背を見せる事を恥とするラアルゴンの中で転進また転進の愚行により失脚・逃亡するが偶然にも「信濃」と遭遇して共同戦線を張る。
シア・ハス(原作ではのちにシア・ヤマモト・ハス)
声 - 三田ゆう子
私掠海賊あがりの軍人。男勝りの仕事をする女傑だったが、ひょんなことから知り合ったヤマモトに惚れ込み結婚、地球に帰化する。
TVアニメ版では(バルサロームが登場しないこともあって)、ドムの副官的な立場になっている。
ユッター・ド・ロナワー
ガラゼル・ガ・ガラハン
ラクラム・ド・ドナン
声 - 円谷文彦
ラアルゴンの提督、通称「食い倒れ」ドナン。ラアルゴンではロナワーに次ぐ地位だが、戦略家ではなく猪突猛進タイプ。土佐犬に似た顔をした巨漢(身長235センチ、体重247キロ)。通称に違わぬ食欲の持ち主。能力はあるが狭量で、皇帝はおろかタイラー討伐を命じたワングからすら疎まれていた。タイラー抹殺を命じられるが逆に翻弄され、戦死。
ドロワン・ザンゲ
バリス・ラン・ラトキム
ギガン・ド・バルサローム
ベギン・ハン・ゾッド
ギル・ド・ドラン
ガルグル・ド・ランゲ
グロム・ハス
ランドラ・ラ・セトラ
ア・キュラ・ドム
サリア
ゴザ15世
ミライザ
シード教
ラアルゴン帝国皇帝
注意:ゴザ12世は欠番となっている。
9代 カチャカウナ(一日帝)
10代 ゴザ1世
11代 ゴザ2世
12代 ゴザ3世(小便帝)
13代 パルナス1世(簒奪帝)
14代 ゴザ4世(中興帝)
15代 ゴザ5世
16代 ゴザ6世
17代 アイラ1世(石女帝)
18代 ゴザ7世(辺境帝)
27代 ゴザ16世(少女帝)
28代 ルッチナ1世
29代 ゴザ17世
30代 ゴザ18世
アシュラン公国
血縁的にはラアルゴン寄りであり、皇帝の血筋が絶えた時一番皇位を継ぐにふさわしい家系であったが、ワングの讒言によりゴザ15世により滅ぼされた一族の生き残り。表向きはラアルゴン帝国に従属していたが、父や一族の敵を取るためラアルゴン帝国へ復讐する。その野望はやがて宇宙を手にするという野望へと変わり、アシュラン戦役へとつながる。
ティン・ルウ
アシュラン3兄弟の長兄で、アシュラン公国の車椅子の公王。先代ティン・マオが殺された時はまだ若かった為地下へ潜り復讐の機会を待った。アザリンとは乳兄弟の間柄で彼女より4歳年上。一番仲が良く、アザリンは彼を本当の兄のように慕っていた。
ラアルゴン帝国と惑星連合の戦争に乗じて漁夫の利を得るため、和平交渉の途上にあったゴザ15世を暗殺。惑星連合の仕業に見せかけ、和平を御破算にした。その後「アスキルト平和条約」で停戦が結ばれると、再び両軍に破壊工作を仕掛け、それに釣られたラアルゴン帝国は停戦を破棄。両者の主力艦隊が出払った隙にラアルゴンと地球を急襲、両者を手中に収めた。
彼が車椅子なのはアザリンが原因ではあったが、恨んではいない。
1度は銀河系を統一したが、タイラーなどが反旗を翻した。最後はアザリンとの一騎討ちを演じるがイサムが放った銃撃により死亡。2人に銀河の平和を託す。
実は車椅子を使用するようになってすぐに元通り歩けるようになってはいたのだが、「何かと都合が良かった」ため、対外的には車椅子のままでいたことが一騎討ちの際に明らかとなる。
ティン・ラオ
ティン・シュン
ティン・リィカ
ギオウ・ガイ
パーセルミ
ロコフ
ドナー卿
その他
颱宙「ジェーン」
宇宙に発生した超重力の「颱宙(たいちゅう)」。「超重力低気圧」とも言われる。何億年に一個ほどの割合で発生する、成長・移動する宇宙空間の歪みで、超重力によって星雲や星間物質を飲み込み、中心部の「目」で純粋なエネルギーに変換し自らのエネルギー源とする。大きさは銀河系の半分ほどで、「目」の最大瞬間風速は四十光年にも達する。「生きた巨大ブラックホール」「銀河の天敵」「銀河の癌細胞」などとも言われており、発見したヘギョン・カン少佐によって「ジェーン」と名付けられた。その正体は無数のブラックホールの集合体とも、一種の生命体とも言われており、意志を持っている可能性も言及されているが、その行動は気紛れで、キムには「まるでタイラー提督」と評された。
銀河系がジェーンの標的にされ、光速の64倍以上の速度で接近してきたことから銀河系は滅亡の危機に陥いるが、タイラーの提案した「ジェーンは急には止まれない」作戦に基づき、ARA-IIIなどの赤色巨星をワープによって銀河中央に集め、人為的に超新星を起こさせ、その衝撃で「横になっている銀河を縦に」移動させる事で、ジェーンを間一髪でかわす事に成功した。その後ジェーンは一度規模を縮小して移動性ブラックホールになるも、およそ1万年後に、今度は少々の移動では交わせない動きを取って銀河系に再接近する見込み。これに対応するため、「スリーピング・ビューティー計画」が立ち上がることとなる。
名前は「ジェーン台風」のもじり。
パカパカ
パコパコ2号(強化犬)
アシュランに接収された強化犬(バイオドッグ)の一頭。元々は惑星連合宇宙軍が生物兵器として開発した物で、ソム・ラビ指揮下のラアルゴン艦隊に対して使用された。その戦闘能力は一頭あたりで歩兵一個小隊に匹敵する。ドーベルマンを強化改造・クローン培養したサイボーグ犬で、反応速度は通常犬の数倍 - 数十倍に強化され、皮膚には硬化処理と特殊コーティングが、牙にも特殊表面処理が施されている他、嗅覚も通常の数万倍にまで高められている。
アシュラン・地球・ラアルゴンの講和パーティの席上でアザリン暗殺を狙って放たれるが、立ちはだかったタイラーの「3日履き続けた靴下攻撃」によって戦意喪失、アザリン暗殺の命令も忘れて脅えていたところをアザリンに優しくされ、以降従順なペットとなった。
他の強化犬は民間に払い下げられ、一部の犬は惑星ゴロンボでドッグレースに従事している。
無責任キッズ
ビクトリー・キサラ・ウエキ・タイラー
声-(ラジオドラマ版)矢島晶子
タイラーとユリコの第一子。アシュランにより地球が陥落した日に生まれる。生まれて暫くはアシュラン側に母と共に人質となっていた。
成長後は士官学校へ入学、偉大すぎる父を超えようと奮闘。因みに士官学校在籍時の校長はキム。傲慢かつ尊大で、シゲチヨをアゴで使う。父以上の強運を持ち、策謀家。のちに惑星連合宇宙軍は彼女の傀儡になった。
圧政を敷くクム・ビク打倒のため降り立った惑星ケルテにてディックと知り合い婚約に至るが、結婚式当日にドタキャンし、シゲチヨと結婚した。
シゲチヨ・ヤマモト
声-(ラジオドラマ版)置鮎龍太郎
ヤマモトとハスの第一子。キサラより2つ年下。ジェーン回避作戦真っ最中の艦内で誕生。親子共々タイラー一家に振り回される運命になるが、本人はそれで結構幸せらしい。女装が似合いユーミィ達の玩具にされたり、ウェディングドレスまで着たりした。
クム・ナン
ドクロク・ド・ラルゴ
声-(ラジオドラマ版)玄田哲章
海賊船「ギュローメ」の船長。軽い気持ちで宇宙軍の練習艦を襲うがキサラに返り討ちにされる。処刑される予定だったがタイラーとの取引のすえにキサラの子分的な立場となる。ケルテの動乱後は軍の嘱託に近い位置取りで惑星ルクサー近辺の違法船舶取締りの任につく。
レオナルド・リチャード・カーネギー・デュポン・ミツイ・イワサキ・ロックフェラー・フヨウIX世
ハルミII
レン・アンダーソン
マスミ・シマヅ
エリザ・クルムバッハ
イリナ・ラザロワ
声-(ラジオドラマ版)荒木香恵
キサラの士官学校の同期生。新体操惑星オリンピック候補だったが、最良の就職先の一つとして軍を選んだ。いわゆる「腐女子」で、練習航海のさなかでもやおい同人小説執筆に余念がなかった。のちにキサラと破談したディックと結婚した。
ドルトン・ドレイク
アムジア
クム・ビク
無責任カルテット
無責任カルテット
ジャスティ・エドワード・ウエキ・ハス・ヤマモト・タイラーIII世
キサラとシゲチヨの長男、つまりタイラーの初孫でタイラーが一番可愛がっている。通称「エド」。弟1人と妹が3人いる。名前が長すぎて昔から苦労している。両親の強運と不運を併せ持つ。
幼い頃に出会い結婚を誓い合ったマチコを探し求め、邪教集団ブラック・セラフィムに偽装入信した。組織内で順当に昇進するも、その在りように不審を抱いたカッツ(およびイノセント)によって拷問の末に正体を暴かれる。重傷となり記憶もなくした彼を、マチコの意を受けたシン・カトリが教団から逃がす。
惑星ゴロンボ、ピンチョなどで毀誉褒貶の激しい生活を送りながら、心と体を癒していき、最終的に産業廃棄物処理船「泥船」に拾われる。そこでも頭角を表し、船のオーナーであるティンの知遇を得る。その後カツヤと合流し、キムタークとの決戦に随行。その後マチコと再開するも、マチコはカイの姦計によって意識不明となっていた。
ブラック・セラフィムとの戦いの後は士官学校に入校、中将まで昇進。退役後は半官半民の兵器会社を興す。この会社がTAC社の前身となる。
カツヤ・ウエキ・タイラー・ジュニア
タイラーとユリコの長男。エドより3歳年長の叔父。一応タイラー家の嫡男だが本人曰く「家督は姉貴がもっていったようなもので、家を継ぐのはエド」。豪快な性格だが頭は切れ、軍人ではないが艦隊を率いるのを任されるや否や大活躍、「(赤色巨星)番長」の二つ名で活躍する。
フランソワーズと婚約するもキムタークとの決戦で彼女を失い虚脱状態に。しかしインドの山奥で修業し精神再建を果たす。その後は悪の魅力に取りつかれ、ブラック・セラフィムの幹部や残党をまとめてマフィア組織「エグゾゼ・カンパニー」を創設した。
作者はあとがきで「本当はカツヤをメインキャラに据え、タイトルも『無責任番長カツヤ』とするつもりだったが、それでは本が売れないのでエドをメインに据えた」と語っている。
ディスティニー・ノリカ・ウエキ・タイラー
ブラック・セラフィム
マチコ・カヤマ
エドの初恋の相手にして、タイラーのかつての親友コウサク・カヤマとノリコ・バッハの孫。ソーラーシステムの暴走により起こった「リガの惨劇」により両親を失い一時的に叔父夫婦に引き取られ、エドと知り合った。その後祖父・カヤマに引き取られ行方不明となる。
邪教集団ブラック・セラフィムの「マリア」として崇拝されるが、エドへの想いは変わらなかった。偽装入信していたエドと再会を果たしたが、裏切り者であることが判明したエドを逃がしたことをきっかけに外の世界に興味を持ち、シン・カトリの手引きによって逃亡。
エドとの再会直前で事故にあって長期間意識不明の状態が続き、目を覚ました時はエドと出会った頃より先の記憶を失っていた。
ラヤ・キムターク
カッツ・モリガン
カイ・マサヒコ
シン・カトリ
キヨシ・サナギ
ゴロン・イノセント
ニッキー・カルキン
ノリユキ・オストベルク
カーツ・ウェクサー
ヒカル・ドルトムント、タケシ・ドルトムント
レイ
ケンジ、マサトシ、ピーター、ラッド、イグナチオ、タケル、フレッド、ミツオ、アキラ
アンドレ・ドガ
ピエール・ドガ
惑星連合宇宙軍
ドミトリー・ハイフェッツ
フランソワーズ・ドレフュス
サンシロー・サカイ
イヂチ
フーロン軍
ホイ・カオシェン
ワン・ウーター
その他
ローゼリア・ド・エル・クラン・ライクン=フジ
デ・ルシオ・ドム
カール・ハインツ・ヤマモト・タイラー
ジン・タケナカ
メグミ・タケナカ
エズラ・スガワラ
タツオ・フクシマ
マーガレット、シャミー、マリコ
イザベラ・ガルベス
タコ入道
無責任三国志
汎銀河共和国
イツマ・ウエキ・タイラー
オリヴァー・ナサニエル・ポコ・カイゼル・ドミナントV世(ドミン)
シズマ・ウエキ・タイラー
ボニー・リトラ・カーライル
ガラティア・ティトー
チョン・ソヨン
ナサニエル・タイラー
ベルファルド・コーポレーション
イーサン・ベルファルド・タイラー
チッコリーナ
エッソ・ケーゼギンク
セイジューロー・キタグチ
ナ・バァム・ドム
アンリ・ゴドー・ナンジェッセー
ノボル・ヤマシタ
ウンベルト・グロッシ
ブルーノ・リュンツラー
フランク・マコト・ロイド
サン=ルイ・ルナール
フリント・ベルファルド
バグジー=スレイ帝国
ドン・レオ・スレイ
バグジー・マローン・ウエキ・タイラーV世=ノワール・ド・エル・クラン・ライクン
ノーイ・ライオネス・スレイ
プラティープ・チュリアカーン
ユーリア・ヒープ
ランスロット・ルメイ
デミ・クックマイヤー
アントン・ブルミン
ジョナサン・ベルグマン
ギーム・パンセラ・スレイ
エグゾゼ・カンパニー
フロイ・ジュダ・ウエキ・タイラー
ガブリエル・キムターク
ミヒャエル・カトリ
アルフレート・サリバッシュ
ヨナタン
ウェポンスキー
レダ
チヒロ
ランディ
セルジオ
ホン・ガークイ
ティーサップ
コーンケン
タノム
アレクサンドル・リジンスキー
グレゴール・ウォン
チェ・ジョンヨル
タイラー一族
ユズル・タイラー
ブリンゴ・タイラー=カーネギー・デュポン・ミツイ・イワサキ・ロックフェラー・フヨウXII世
タイラー一族の中でアンチ・イツマのリーダー格。ケンとノリカの長男であるウーノの長子(そのため、フヨウグループを継ぐ資格がある)で、才能も人格も一般人以下。ユズルの再婚相手の連れ子であるベルファルドを便利な奴隷としか思っておらず、「タイラーにあらずんば人にあらず」の思想をもっともよく表している。次期主力戦闘機のコンペに敗れてTAC会長を辞任したイツマの後釜となるが、就任3日後に役員から解任提議を出され、イツマ復帰と同時にお払い箱になる。TAC社を去る車に10円傷を見つけ、器物破損犯に制裁を加えようとしたところで複数のスレイ(実はスレイ・クローン)を見てしまい、精神に異常をきたし、以降消息不明となる。
レイジ・タイラー
ライザ・タイラー
ラアルゴン共和国
バロー
ル・ウム
その他
オノレ・バルザック
マーク・スミハラ
ブルース・スウェイン
ケンゴ・フジキ
エマ・ハナー=サカイ
マスコミなどに雇われて戦場を飛び回り取材するプレス機のパイロット、サンシロー・サカイの孫。スウェインと契約してベルファルドとタイラーの艦隊決戦場を飛ぶ。21歳。彼女一人で視聴率を根こそぎ奪えるほどの美女。
18歳で結婚し、スウェインと契約する1週間前に離婚。旧姓リチャードソン。飛行機に乗っていないと体形すら維持できない家系で、結婚と同時にパイロットを引退したが、復帰するまで極度の肥満に陥り、夫に浮気され離婚。パイロットに復帰すると途端に体形は戻った。
コジロー・サカイの曾孫だけあって操縦テクニックはピカイチ。その技量を「針の穴に駱駝を投げ込むように」とスウェインは賞賛した。また、14歳のときにセクハラ航空教官を超絶機動で心筋梗塞をおこさせるほどGに強い。
最初の結婚で男に懲りたと言ったものの、のちにスウェインと結婚した。
スンヴィーチャイ
マラティップ・カランコーン
スザンヌ・レオン
プディラ・カールソン
キミコ
アクセル・ピンカートン
フィリポ・ビアンキ
ツトム
書記長
リサ・グリーンウッド
スズミ
無責任黙示録
惑星連合宇宙軍
平松 巌(ひらまつ いわお)
『真』におけるタイラー家の初代。元々は惑星天神二本松町「平得寺」の住職だったが還俗して惑星連合宇宙軍に入隊。惑星ボランの惨劇を契機としてリュフランへの憎しみを高めた。惑星ネオベガスにて生涯の伴侶となるベルリネッタと知り合う。
のち、断絶した貴族の株を買ってロック・タイラー伯爵となり、カペー元帥の推挙を得て中将に、惑星ボラン攻略に成功して大将となった。
その後リュフランの陰謀によって裸同然の小規模艦隊で最前線に出されラアルゴンの捕虜となるが、メフマーン皇子に気に入られて家庭教師に出世。皇位争いの人間ジップ・カァーンを経て惑星連合へ帰還。
ベルリネッタと強引に結婚しようとするリュフランを打ち倒し、積年の恨みを晴らす。その後は大将の階級も爵位も捨てて辺境の惑星で坊主となり、その地まで追いかけてきたベルリネッタと結婚し静かな余生を送る。
孫の真魚・ウエキ=タイラーとファイナスの孫であるジャスティス・ヤマモトを結婚させることで、両家の血を一つとした。
シゲル・ファイナス=山本
リュフランに一家惨殺された乃木大公の息子(乃木桂典)。金髪碧眼にしてリュフランをうならせる美貌であり、日系と思える外見的要素が少ない。リュフランへの復讐のため、軍に入った巌を追って上等兵となる。リュフランの稚拙な作戦の捨て石とされるが、持ち前の強運と財力によって惑星ネオベガスに逃れる。その地でガローニ姉妹ならびにクレイハウザー侯爵と知り合い、銀河中央の貴族社会へ進出する機会を手に入れた。
ラアルゴンによる奇襲作戦を機にカペー元帥の推挙を得て大佐となり、さらに軍功を挙げ准将に。その後ラアルゴンの捕虜となるが、ムズメット皇子の腹心という地位を手に入れて皇位争いを人間ジップ・カァーンで行うよう提言、それを利用し惑星連合に帰還した。
その後権勢をふるってベルリネッタと結婚しようとしているリュフランを打倒し、一族を殺された恨みを晴らした。
復讐劇が終わったあとは巌と別れ、宇宙を放浪しつつ自分の血族を増やしていった。
ジョセフィーヌ・キャロン=カペー
ポール・フーリエ
レニ・カール=クレイハウザー
モーリス=ルイ・カルヴァン
フィリップ・ハルスケン
ミシェル=ド・リュフラン
ピエール・リュフラン
ジャン・クロード=リュミエ
ゴドノフ
フランシス・ランブイエ
アラン・アトレイユ
ホルスト・クライバーン
田崎
森崎
野島代悟
倉田優
木原伸兼
磯部拓郎
田中武男
民間人
ベルリーナ・ガローニ
ベルリネッタ・ガローニ
ヴィオレッタ・ガローニ
モンブランシェ子爵夫人
マーティン・グレイ
ウエキ・タケ
真魚=ウエキ・タイラー
ラアルゴン帝国
アル・メフマーン・エル・クラン・ライクン
ドル・ムズメット・エル・クラン・ライクン
ゴザ1世(カルマーム)
ギルス・ド・ロナワー
ゲルバ・イラ・イズファ
カラジ
ビギ・ラ・ワング
カチャカウナ
ゴルゲ・ヨブ・ゾルバ
無責任三銃士
物語中、ラアルゴンには皇帝に忠誠を尽くす者達とそれに反抗する者達がいるが、明確に「○○派」「○○グループ」と呼ばれていないため、便宜上「ゴザ7世派」「コロー伯派」と分けることとする。
ゴザ7世派
ゴザ7世
ラアルゴン帝国ライクン朝第18代皇帝、即位前の名はブラッポ辺境伯ロルベ。老境の域にある凡庸な人物。もともと皇統の傍流のさらに傍流で、皇帝の地位など望んでもいなかったが、ゴザ4世の遺言を順守して国が荒廃することをおそれた前皇帝(アイラ1世)と重臣たちに養子縁組を強要され、至尊の地位に就く。しかし望んでなったわけではない皇帝の椅子の座り心地は最悪で、替わってくれる人間がいるなら替わってほしいと考えていた。
数年の間に皇太子を含め主だった血縁者が軒並み事故死病死を繰り返し、心を許せる肉親はエンテア一人になっていた。重臣の薦めにしたがってエンテアとアルペア公の縁談を進めるが、裏でコロー伯と組んでいた惑星連合の攻撃を受け重傷を負う。その後奇跡的に回復し、エンテアとアルペア公の成婚を見届けてから退位した。
コロー伯派
その他のラアルゴン人
惑星連合宇宙軍
ヒデオ・ミフネ
ケンソル・ヤマモト
登場艦船
惑星連合宇宙軍・汎銀河共和国軍
艦船の命名法は第二次大戦前の日米英等各国の命名基準(戦艦は日本は旧国名、米は州名である等)で、なるべく実在しなかった名称を使用している(信濃など実在した名称も存在する)。
各艦には艦隊指揮コードが割り振られており、艦隊旗艦などのコードが上位の艦は、指揮下の艦艇の操艦や攻撃を自由にコントロールすることが可能。また、戦艦などの大型艦の艦首には、梅の代紋があしらわれている。フェイザー砲を主武装とする。
無責任黙示録・無責任三銃士
戦艦「ロベスピエール」
戦艦「マレンゴ」
戦艦「マザラン級」
旗艦空母「玄龍」
軽巡洋艦「テルミドール」
駆逐艦「タレーラン」
護衛艦「あまぎり」
空母「藍鳳」
宇宙一の無責任男(外伝・ファミ通版含む)
駆逐艦「そよかぜ」
後にベルファルドが最初に指揮する老朽駆逐艦も「そよかぜ」と改名される(無論別の艦である。旧名は「はなかぜ」)。
性能諸元 全長:284.8m 全幅:68.2m 全高:142m(アンテナ含む) 総重量:2万7980トン 定員:90名(最少稼動人員64名) 武装:光子魚雷発射管5基(艦首4、艦尾1)、単装フェーザー砲塔5基、誘導ミサイル発射管4基、防空用小型機銃数基
駆逐艦「あさなぎ」
全長は200mクラス。武装は小出力フェーザー砲6門、光子魚雷発射管8バンク、小型対空ミサイルとレーザー・ポムポム砲数基、爆雷など。富士見版では単純に「さわかぜ」型駆逐艦の後継艦種であったが、『真』ではバランスも考えず新技術を詰め込みすぎた極めて不安定な艦となっている(作中では、ワープシステムが暴走した)。性能は「さわかぜ」型を上回るが生産性が低く、スペシャルバージョン的な位置づけにあった。
この「あさなぎ」にて敵艦隊壊滅の功績を上げたタイラーは、「阿蘇」艦長に就任。その後、「あさなぎ」についての言及はない。
駆逐艦「やまかぜ」
駆逐艦「ラドロワ」
駆逐艦「はるなぎ」
駆逐艦「さぎり」
富士見版ではドムが指揮する巡洋艦に特攻する形で、『真』では奇襲を受けたあさなぎを守る形で撃沈される。艦長以下搭乗員総員戦死。
駆逐艦「ゆうなぎ」
銀河無責任時代では「あさなぎ」の身代わりとして、ファミ通版ではドナン艦隊の進路上にあったとして撃沈された。
駆逐艦「つきかげ」「はやかぜ」
駆逐艦「むらさめ」
駆逐艦「わだつみ」
駆逐艦「まきなみ」「みなづき」「あさぐも」
駆逐艦「たつまき」「はたかぜ」「うらかぜ」「みなづき」「ゆうづき」「のわき」「さみだれ」
駆逐艦「さかしお」
護衛艦「エリソン・オニヅカ」
護衛艦「若竹」
重巡洋艦「阿蘇」
全長388m。乗員は382名。艦載機2機を搭載可能。ヒラガーの出世作でもあり、火力と装甲は登場時の戦艦に、速力は駆逐艦に匹敵したといわれる。また、航続距離も長い。多数の同型艦が建造されたが、アシュラン戦役までの酷使により戦没艦以外もほとんどが退役した。
アニメでは、最終話でヤマモトに与えられる予定だったが、進宙式の際にそよかぜに吹っ飛ばされた。
富士見版の挿絵では、『宇宙海賊キャプテンハーロック』のアルカディア号に似た外観をしている。
軽巡洋艦「揖斐」
小説8巻で父親のススム・フジと対峙した際、他の艦艇と共に無人の特攻船として使用され戦没。
巡洋艦「ふらの(富良野)」
巡洋艦「笠捨」
防空巡洋艦「イドメネオ」
防空巡洋艦「ラスベガス級」・防空駆逐艦「みかづき級」
大巡洋艦「ベルホヤンスク」
重巡洋艦「ダブリン」
巡洋艦「ラーレイ」「カヴェンディッシュ」・駆逐艦「シアリーズ」
巡洋艦「白根」
巡洋艦「大雪」
軽巡洋艦「隅田級」
高速巡洋艦「千曲」
巡洋艦「生駒」
巡洋艦「白馬」
重巡洋艦「穂高」
軽巡洋艦「四万十」
軽巡洋艦「空知」
巡洋艦「那須」
練習巡洋艦「橿原」
戦艦「尾張」
同型艦が多数登場しており、「尾張級」のネームシップにもなっている。同型艦には後述する「肥前」や「紀伊」などの他に、「薩摩」が存在する。
戦艦「肥前」
レグルス会戦、汎アルデバラン会戦などに参加した後、小説1巻においてタイラー少将(重巡洋艦「阿蘇」での出撃で戦死したと思われ、二階級特進)がラアルゴンから脱出してきた際、戦死直前のミフネ中将より指揮権を託され、その後アルタイル会戦時の旗艦となる。アスキルト条約締結後は「尾張」に代わってアンダーソン元帥の乗艦となった。
戦艦「伊賀」
戦艦「飛騨」
戦艦「エール・オブ・ドリンコート」
戦艦「越後」
戦艦「遠江」
戦艦「フェンリル」
汎アルデバラン会戦にて活躍した後に練習戦艦に種別変更、老朽化によって廃艦処分となる前に信濃の模擬戦の相手となったが、作戦が悉く信濃に読まれた末に大破して除籍となった。
戦艦「出羽」
戦艦「津軽」「隠岐」「石見」
「津軽」はのちに(アシュランの策謀によって)ラアルゴン迎撃を命じられたヤマモトの旗艦となる。
戦艦「アンビータブル」「イリジスティブル」「セントアンドリュー」「エジンコート」・巡洋艦「ドーセットシャー」「アデレート」「シュロップシャー」・駆逐艦「シェフィールド」「チーター」「モーニングスター」・フリゲート艦「ヴィンディクティブ」
「セントアンドリュー」はその艦名からバーミンガムの験担ぎに使われていたが、この戦いで失われた。
戦艦「ホーンブロワー」
戦艦「摂津」
戦艦「信濃」
フジ中将が主導した戦艦、巡洋戦艦を8隻ずつ建造する「八・八艦隊計画(旧日本海軍の八八艦隊計画がモデル)」の一環であり、無敵の新戦艦として期待されていた。しかし、試験中の模擬戦闘で相手を務めたアンドレセンの戦法に恐怖し、自我を持つに至ったコンピューターが暴走。その後ワングに利用され、タイラーと対決する。
電子装備を簡易化した準同型艦として、2番艦「相模」が艤装中、3番艦「水戸」と4番艦「奥羽」が進水間近、5 - 8番艦が起工段階にあったが、八・八艦隊計画中止後の動向は不明。
巡洋戦艦「六甲」
なお『真』ではほぼ全ての武装が左向きに設置され、左舷方向に特化した火力を発揮するようになっているほか、信濃事件にて脱走したタイラーを追撃した際の顛末が、富士見版から変更されている。
戦艦「讃岐」
戦艦「駿河」
航空戦艦「周防」
挿絵では、『さらば宇宙戦艦ヤマト』『宇宙戦艦ヤマト2』に登場する白色彗星帝国の超大型空母や高速中型空母に類似しており、「バス・トイレ完備」「日当り良好」とされている。
戦艦「リベラシオン」
戦艦「インペロ」
戦艦「トブルク」「トリポリ」「イニゴ・カンピオーニ」「アンジェロ・イアチーノ」・重巡洋艦「ザラ」「バンデ・ネレ」「ヴェスヴィオ」「マタパン」「ボルザノ」
戦艦「筑後」
ポケット戦艦「リュッチェンス」
戦艦「マラー」「ダントン」「ナチョナーレ」・巡洋戦艦「ライオン」・空母「イーグル」
戦艦「ミシガン」「メイン」「ケンタッキー」
究極戦艦「樺太」
「信濃」の無限粒子砲を上回る兵器・拡散無限粒子砲をはじめとする多数の武器を備えており、たった一隻でアシュラン艦隊を大混乱に陥らせた。
富士見版の挿絵では、宇宙戦艦ヤマトや大和型戦艦に似た形状になっている。
兵装 主武器:拡散無限粒子砲1門 主砲:フェーザー3連砲塔256基 中間砲:フェーザー3連砲塔1500基 副砲:高出力レーザー単装砲塔8800基 補助砲:レールガン単装砲塔12000基 対空砲:フェーザー連装砲塔5980基 対空機関砲:8連装フェーザー・ポムポム砲40000基、同4連装9600基 光子魚雷発射管:128バンク 対空ミサイル:16連装ランチャー1700基
戦艦「伊予」
戦艦「ジュリーニ」「ジュッサーノ」「セビリア」
戦艦「常陸」
空母「インプローバブル」
空母「雲鶴」
空母「沖鳳」
空母「蒼隼」
空母「コンステレーション」「インクレティブル」「金竜」
空母「蛟龍」「鳳鷹」
空母「紅鶴」
空母「蒼鶴」
空母「白竜」
護衛空母「ジャマイカ・ベイ」
正規空母「飛鶴」「翠竜」「伏竜」「蒼鳳」・軽空母「千尋」「飛隼」
軽空母「鈴鹿」
特設護衛空母「雷鷹」
空母「翔龍」・巡洋艦「鞍馬」・駆逐艦「あわゆき」
空母「鳳凰」
空母「藍鳳」
砲艦「磐手」
自動攻撃惑星システム(小説外伝4巻では「自動攻撃衛星システム」)
太陽系には4組配備されており、冥王星軌道上に「ソドム」「ゴモラ」、海王星軌道上に「スコル」「ハーティ」、天王星軌道上に「ヘルター」「スケルター」、土星軌道上に「満珠」「干珠」が配備されている(このうち「満珠」「干珠」はアシュラン戦役のラストでタイラーの作戦に使われる)。他に試作タイプの「ドグラ」「マグラ」が存在したが、惑星ホロシリへの試験配備後反乱に利用されてしまう。
強襲揚陸艦「サイパン」
強襲揚陸艦「コレヒドール」「クェゼリン」
強襲揚陸艦「ガダルカナル」
潜宙艦「伊-八〇〇」
オメガ泊地攻撃に先立ち、パンゲワン隧道閉塞作戦の成否を確認するため投入される。コジローとヴィッキーが搭乗している藍雲を発艦させたのち、撃沈された。
潜宙母艦「神鯨」
オメガ泊地攻略戦に先立ち、潜宙艦伊-八〇〇に補給を行った。
工作艦「琵琶湖」
ラアルゴンとの戦い(特に負け戦)が続いて修理・整備に支障をきたした後方部隊が、「せめて『琵琶湖』があったら修理もスムーズなのに」と愚痴をもらした。
フリゲート艦「ベイリアル」「ベーリング」
パトロール艦「占守」
パトロール艦「単冠」
宙雷艇「友鶴」
宙雷艇「朝鳥」
謎の敵(シード教徒艦隊)の襲撃に対応するためメルバから離れ攻撃に向かうが、艇長が悪阻のためまともな対処ができず、護衛対象であるメルバの陰に隠れるという醜態をさらした。
特務艦「揺天」
特務艦「明石」「須磨」
恒星をはさんで反対側にそれぞれが位置するように2隻を配置、ワープフィールドを形成して恒星を所定の位置へ運び、合体(徳利形の艦形となる。同時に無限粒子砲が使用可能となる)して恒星にスーパーノヴァを起こさせることをコンセプトとして設計された。設計者はヒラガーで、「明石」の艦長はタイラー、「須磨」の艦長はヤマモトが務める。
「明石」にはアンドレセンの、「須磨」にはキーナンの脳が移植されており、自動運行モードに入る事によって、機械を操作するよりよほど正確かつ大胆な調整を行うことができる。
パトロール・ボート「はやとり」
内火艇
LST
ソーラーディンギー「わが青春のバラクーダ号」
無責任キッズ
戦艦「備後」
練習巡洋艦「熱田」
重巡洋艦「黒姫」
空母「應竜」
工作艦「壇ノ浦」
哨戒艇「はやぶさ13号」
無責任カルテット
戦艦「伯耆」
戦艦「常陸」
空母「玄鳳」
無責任三国志
戦艦「蝦夷」
戦艦「ロードアイランド」
駆逐艦「イムジン」
補給艦「伊良湖」
ラアルゴン帝国・ラアルゴン共和国
無責任黙示録・無責任三銃士
戦艦「サルバローメ」
ゴザ1世の命により、ムズメット皇太子のお召し艦として建造された。内装は古今東西の宝石や貴金属で彩られており、建造費だけでも戦艦64隻分、内装だけでも惑星が10は楽に買える。
「死亡」したタイラーを恒星葬とするためにタイラー一行が乗り込む。皇帝をだました後に惑星連合へ向かって逃亡を開始するが、皇帝座乗艦に追いつかれ、皇帝とタイラーの涙の別れのあとに惑星連合に向かった。
戦艦「エルドローメ」
皇帝専用艦として艦隊旗艦となり、タイラーの危機を救うついでに惑星連合宇宙艦隊を瞬時に壊滅させた。
駆逐艦「ドリバーン」
宇宙一の無責任男
高速戦艦「ドローメ」
戦艦「バローメ」
ファミ通版では「ディダローメ」と改名されている。
戦艦「ズワーフ」
ファミ通版では「マルドーメ」
戦艦「ロローメ」
戦艦「グローメ」
戦艦「ガダローメ」
戦艦「ヤローメ」
空母「バナウ級」
巡洋艦「ザグーン」
巡洋艦「ザザーン」
巡洋艦「バザーン」
巡洋艦「ギドロワ」
巡洋艦「ドーラグーン」
巡洋艦「ヴァイラグーン」
駆逐艦「ガラゴラン」
駆逐艦「ガルギュラン」
駆逐艦「レイバーン」
駆逐艦「モルガーン」
移動要塞「メルバ」
富士見版では、オメガ泊地攻防戦において投入された砲艦磐手の主砲(信濃の無限粒子砲)の威力に恐れをなした帝国が、同等の威力を持つ主砲を搭載した軍艦を急遽建造したという設定。
『真』では、惑星連合との開戦以前より建造は開始されていたが、建造費用の高騰化により建造中止と再会を繰り返し、ゴザ16世の御世になってやっと完成したという設定。
また、富士見版では荷電粒子砲であった主砲が指向性タキオン対消滅兵器となっており、「無限粒子砲(あるいはアザリン砲)」という名称もついている。
戦艦「パローメ」
戦艦「クワトローメ」
スナイプモニター
「エルダローメ」「ダグーン」「ユデローメ」「デッダローメ」「アルーン」「ギンデローメ」「ビズローメ」「リュギュラン」「スヴァローメ」「ジガローメ」「ボローメ」「ビュローメ」「ドリューン」
「アルーン」は脱落、「ギンデローメ」は別空間で行方不明、「リュギュラン」と「スヴァローメ」はワープアウト座標で接触し爆発四散、「ジガローメ」は剥落した「あさなぎ」の砲塔によって大破、「ビュローメ」は行方不明、「ドリューン」はワープ中に消滅。残りは爆発した。
御用船「ル・クト・ゴザ」
星系間宇宙船
無責任カルテット
巡洋艦「バルバローメ」
無責任三国志
駆逐艦「サアジアン」
ゴザ19世即位に合わせて出奔したバグジーが乗るメイフラワー号を追尾・撃沈する任務を受けるが、艦長が軍事の素人だったため艦の性能を発揮できず、コンテナの一つに隠されていた分子破壊砲の直撃を受けて消滅した。
その他の勢力
アシュラン大公国
ラアルゴン帝国の属国の1つであり、作中には固有の宇宙戦力は登場していない。そのため、アスキルト条約により破棄される予定だった両国の軍艦を奪取し使用している。ただし、「乗り心地が良い」という理由で地球製の軍艦に好んで乗艦した。また、熟練兵の数が少ない為、多くの艦は無人で運用されている。
戦艦「紀伊」
戦艦「近江」
戦艦「ガローメ」
戦艦「佐渡」
戦艦「豊後」
戦艦「阿波」
戦艦「伯耆」
巡洋艦「葛城」
空母「瑞龍」
銀河解放同盟
首魁のイサムが惑星連合将官であり、ラアルゴン侯爵でもあることから、勢力を問わずその下に集まっている。ただし、固有艦名をもつ軍艦は惑星連合艦艇のみ。
軽巡洋艦「揖斐」
駆逐艦「サンダー・チャイルド」
戦艦「頼遠」
一等輸送艦「ピークフォードII」
フーロン宇宙軍
貿易中継を生業としているため、他星系の警戒を促す規模の大きさの軍艦は有していない。作中には出てこないが、巡洋艦と護衛空母も有している。
駆逐艦「チェンド」
駆逐艦「ルーター」
フリゲート艦「ニンハイ」「ピンハイ」
ブラック・セラフィム
あくまで宗教団体であり、軍艦の用途が細分化されてはいない。 大型戦闘艦は重巡洋艦程度、小型戦闘艦は大型駆逐艦程度の戦闘能力を持つ。また、攻撃空母も保有している(ただし、攻撃空母を戦力に組み込めるのはチェラブ〈中将〉以上のみ)。
大型戦闘艦「ウリエル」
大型戦闘艦「サリエル」
「レヴィアタン」
小型戦闘艦「イブリース」「ジブリール」「イスラフェル」
攻撃空母「メタトロン級」
タイラー・アームズ・コーポレーション
戦艦「アメミット」
戦艦「カー」
巡洋艦「アポフィス」
駆逐艦「ベヌ」「マフート」
駆逐艦「ケット・シー」
病院船「安宅」
パトロール艇「千鳥」
バグジー・スレイ帝国
「メイフラワー」号
出航時は特に船名はなかったが、バグジーの境遇に好感をもつ人たちから「新天地へ向かって進む船」として誰からともなく「メイフラワー号」と呼ばれるようになった。
戦艦「アグリッピナ」
戦艦「ドローメII」
戦艦「ガルガローメ」
潜宙艦「ビライバーII」
潜宙艦「マツブッシーII」
潜宙艦「コリドラス」「プレコ」「ロリカリア」「オトシンクリス」
潜宙艦「グラスキャット」「シノドンティス」「レッドテール」
ベルファルド・コーポレーション
戦艦「エクシード級」
戦艦「ドローメIII」
重巡洋艦「耳成」
大日本帝国海軍
防護巡洋艦「畝傍」
防護巡洋艦「浪速」
防護巡洋艦「松島」
清国海軍
戦艦「定遠」
戦艦「鎮遠」
しかし長崎事件(本編に描写なし)に見られるように乗組員の士気は極めて低く、特に大砲に下着をかけて干しているさまを見た東郷平八郎は「これなら勝てる。仏作って魂入れずとはまさにこのこと」と狂喜したという。
輸送船「高陞」
ただし東郷艦長は英国留学を通じて国際法に深く通じており、あくまで国際法で許される範囲の行動しかとっていない。事件の一報が伝わった当時は日本非難の声が上がったが、詳細が伝わるにつれ非難の声も沈静化し、国際法の権威が「日本の行動に国際法違反は全くない」と公表するに至り、日本非難は清国非難へと変わっていった。
民間・所属不明
「不在の騎士」号
「真っ二つの子爵」号
輸送船「出雲丸」
タンカー「新発田丸」
豪華客船「夜の女王」号
タンカー「エンパイア」号
豪華宇宙客船「デジャー・ソリス」号
遊覧砂上船「シャイフルドII」
海賊船「ブルーベアード」
海賊船「ギュローメ」
宇宙空間で帆を張る、マストに旗をなびかせるなど、「海賊の気分を高揚させるギミック」が満載している。
「メトセラIV」
「流れ星一番」号
「泥亀」
「ピグマリオ」号
その他の登場兵器
航空機
特に断りのない限り宇宙機としての運用も可能。
惑星連合宇宙軍
藍電
84式中級宇宙練習機
93式艦上宇宙戦闘機21型 暴風
緑電
T-6 ブルーホーク
96式宇宙艦上戦闘機22型 嵐風
アニメ版では全編に渡ってコジローの乗機となる。
97式艦上迎撃機 蜃竜
アニメ版ではハナー姉妹の乗機となる。
藍雲
F-1001 キョンシー
零式無人迎撃戦闘機 緋電
F-1002 デルタアロー
3式艦上戦闘機11型 菊水
極星
剣山
Mi-556 ヘルハウンド
BAe-AV55N バザード
A-66 アードウルフ
EX-9 ブラックバード
桜花・橘花
闇鴉
閃空
ルシード
バルチャー
ラアルゴン帝国
バハムート
ミッドガルド
ブラック・セラフィム
ゾルテック
陸上兵器
惑星連合宇宙軍
キューベルワーゲン
鬼輪番(おにわばん)
M7A1
武装は主砲である152mm長砲身滑腔砲(劣化ウラン弾芯の徹甲弾・成形炸薬弾・榴弾・焼夷弾のほか、自己誘導式多目的ミサイル「マイク・ハマー」を発射可能)の他、エリコン製の連装レーザー機関砲1基、ラインメタル製のレーザー同軸機銃1基、対人用の火焔放射砲1基、スモークディスチャージャーを装備している。また、砲塔旋回速度も極めて速い。アシュランに接収されて使用されており、うち一台をキーナンたちが強奪して使用した。
M80 ジェネラル・アイク
ヤクトレオパルト3
チャリオット
T99・2式駆逐戦車・M609自走砲・AMX-99
98式対宙重フェーザー砲車
搭載されたフェーザー砲は宇宙戦艦の主砲の数倍の威力を誇るが、その重量から移動は困難であり、移動速度は20km/hが限界。牽引車は特製の幅広の履帯を履いているが、それでも重すぎて非舗装の整地しか走行できない。また、電源車には800ギガワットの出力を持つ熱核反応炉が搭載されているが、たった二回の砲撃で反応炉に過負荷が掛かりメルトダウンを起こしてしまう。
フジ大将の指揮の元、オーストラリア東南から地球軌道上のアシュラン艦隊を砲撃する「F作戦」に投入され、アシュラン艦隊に大打撃を与えた。
その他の兵器・技術
装甲宇宙服(アームド・スーツ)
カイザースーツ
フェーザー砲・光子魚雷
反応炉
チバニューム
ワープ
ファミ通版では全面的に異なり、宇宙船や人体などを構成する通常物質「タージオン」を「コンバーター(変換機)」と呼ばれる機器を用いてタキオンに変換した後、光速を超える速さで亜空間を移動し、目標位置で再びコンバーターを用いてタージオンに戻すという順序で行われる。しかし、コンバーターのみのワープでは絶大なエネルギーが必要なうえにワープ距離も限られるので、エネルギー節約およびワープ距離伸長のために使用されるのが、タキオンを圧縮する「コンデンサー(圧縮機)」であるが、圧縮率が高すぎると、タージオンに変換(一般的に「解凍」と呼ぶ)された時に構成物質の劣化や人体への悪影響が発露し、はなはだしい時は人間の精神消去が生じることがある。これを「ワープによる劣化」と呼ぶ。作中のワープは、「劣化」を抑えるために圧縮率を抑えてある。
強化犬(バイオドッグ)
超光速魚雷
タキオン魚雷
三式弾
名称の由来は三式弾。
ネオン・シーリング・システム
フリッカー・ミサイル
既刊一覧
小説
- 吉岡平(著) / 都築和彦(イラスト) 『宇宙一の無責任男シリーズ』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全15巻
- 「無責任艦長タイラー」1989年1月25日初版発行(1月17日発売)、ISBN 4-8291-2311-7
- 「明治一代無責任男」1989年4月5日発売、ISBN 4-8291-2313-3
- 「ワングの逆襲」1989年6月20日初版発行(6月15日発売)、ISBN 4-8291-2319-2
- 「外伝 銀河無責任時代」1989年8月25日初版発行(8月18日発売)、ISBN 4-8291-2323-0
- 「無責任元帥タイラー」1989年10月20日初版発行(10月17日発売)、ISBN 4-8291-2334-6
- 「アザリン16歳」1989年12月20日初版発行(12月15日発売)、ISBN 4-8291-2340-0
- 「タイラー大逆転」1990年2月20日初版発行(2月15日発売)、ISBN 4-8291-2347-8
- 「外伝 大宇宙(おおぞら)のサムライ」1990年6月20日初版発行(6月15日発売)、ISBN 4-8291-2367-2
- 「無責任大統領タイラー」1990年11月20日初版発行(11月15日発売)、ISBN 4-8291-2385-0
- 「風速四十光年」1991年3月20日初版発行(3月15日発売)、ISBN 4-8291-2394-X
- 「永遠なれ無責任男」1991年10月25日初版発行(10月17日発売)、ISBN 4-8291-2415-6
- 「外伝 緋き獅子」1992年6月25日初版発行(6月12日発売)、ISBN 4-8291-2443-1
- 「外伝 厳冬惑星ホロシリの叛乱」1993年2月15日初版発行(2月3日発売)、ISBN 4-8291-2483-0
- 「外伝 カトリくんタンマ」1995年10月25日初版発行(10月20日発売)、ISBN 4-8291-2653-1
- 「外伝 我が名はヤマモト」1996年1月25日初版発行(1月19日発売)、ISBN 4-8291-2663-9
- 吉岡平(著) / 平田智浩(イラスト) 『無責任キッズ』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全5巻
- 「暗黒太陽小町」1993年12月25日初版発行(12月10日発売)、ISBN 4-8291-2534-9
- 「WHY?の嵐」1994年12月25日初版発行(12月15日発売)、ISBN 4-8291-2599-3
- 「燃えてキサラ」1995年2月25日初版発行(2月10日発売)、ISBN 4-8291-2612-4
- 「時先案内人」1995年5月25日初版発行(5月19日発売)、ISBN 4-8291-2623-X
- 「銀河嫁取物語」1995年88月25日初版発行(月18日発売)、ISBN 4-8291-2640-X
- 吉岡平(著) / 平田智浩(イラスト) 『無責任カルテット』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全5巻
- 「君の名はマチコ」1995年12月25日初版発行(12月21日発売)、ISBN 4-8291-2659-0
- 「天使・失格」1996年3月25日初版発行(3月19日発売)、ISBN 4-8291-2674-4
- 「邪教殲滅」1996年6月25日初版発行(6月20日発売)、ISBN 4-8291-2689-2
- 「決戦!薔薇色星雲」1996年10月25日初版発行(10月18日発売)、ISBN 4-8291-2710-4
- 「銀河賛唱」1996年12月25日初版発行(12月18日発売)、ISBN 4-8291-2720-1
- 吉岡平(著) / 平田智浩(イラスト) 『無責任三国志』 富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、全10巻
- 「謀略トライアングル」1997年5月25日初版発行(5月20日発売)、ISBN 4-8291-2739-2
- 「冷たい三角関数」1997年5月25日初版発行(5月20日発売)、ISBN 4-8291-2748-1
- 「炎のトリコロール」1997年8月25日初版発行(8月20日発売)、ISBN 4-8291-2762-7
- 「奇跡のトリニティー」1997年10月25日初版発行(10月17日発売)、ISBN 4-8291-2774-0
- 「三匹快進撃」1997年12月25日初版発行(12月16日発売)、ISBN 4-8291-2784-8
- 「三羽烏登場!」1998年2月25日初版発行(2月17日発売)、ISBN 4-8291-2798-8
- 「三つの王冠(クラウン)」1998年4月25日初版発行(4月13日発売)、ISBN 4-8291-2808-9
- 「試練の三番勝負!」1998年4月25日初版発行(4月13日発売)、ISBN 4-8291-2819-4
- 「サード・ビッグバン」1998年6月25日初版発行(6月18日発売)、ISBN 4-8291-2829-1
- 「輝け!トライスター」1998年8月25日初版発行(8月20日発売)、ISBN 4-8291-2843-7
- 吉岡平(著) / 吉崎観音(イラスト) 『無責任黙示録』 アスキー〈ファミ通文庫〉、全5巻
- 「ファイナス電光石化」1999年9月3日初版発行、ISBN 4-7572-0505-8 / 2001年2月19日発売、ISBN 4-7577-0355-4(改訂版)
- 「to hurt(トゥハート)」1999年11月4日初版発行、ISBN 4-7572-0522-8 / 2001年2月19日発売、ISBN 4-7577-0356-2(改訂版)
- 「ダブル・プリンス」2000年1月3日初版発行、ISBN 4-7572-0616-X / 2001年2月19日発売、ISBN 4-7577-0357-0(改訂版)
- 「勝ってはいけない」2000年3月発行、ISBN 4-7572-0683-6 / 2001年2月19日発売、ISBN 4-7577-0358-9(改訂版)
- 「恩讐の彼方に」2000年4月発行、ISBN 4-7572-0733-6 / 2001年2月19日発売、ISBN 4-7577-0359-7(改訂版)
- 吉岡平(著) / 吉崎観音(イラスト) 『無責任三銃士』 エンターブレイン〈ファミ通文庫〉、全2巻
- 「上」2000年7月3日初版発行(6月19日発売)、ISBN 4-7577-0049-0
- 「下」2000年7月3日初版発行(6月19日発売)、ISBN 4-7577-0050-4
- 吉岡平(著) / 吉崎観音、藤本秀明、森小太郎(イラスト) 『真・無責任艦長タイラー』 エンターブレイン〈ファミ通文庫〉、全9巻
- 「入隊編」2000年12月1日初版発行(11月20日発売)、ISBN 4-7577-0253-1
- 「奮闘編」2001年3月2日初版発行(2月19日発売)、ISBN 4-7577-0347-3
- 「邂逅編」2001年5月31日初版発行(5月19日発売)、ISBN 4-7577-0446-1
- 「虜囚編」2001年8月31日初版発行(8月20日発売)、ISBN 4-7577-0531-X
- 「復活編」2001年11月30日初版発行(11月19日発売)、ISBN 4-7577-0655-3
- 「凱旋編」2002年3月4日初版発行(2月20日発売)、ISBN 4-7577-0752-5
- 「外伝 ラヴ・アンド・ウォー 上」2004年1月1日初版発行(2003年12月20日発売)、ISBN 4-7577-1671-0
- 「外伝 ラヴ・アンド・ウォー 下」2004年3月31日初版発行(3月19日発売)、ISBN 4-7577-1789-X
- 「ReMix 獅子と鷲へのララバイ」2009年3月12日初版発行(2月28日発売)、ISBN 978-4-7577-4704-3
- 吉岡平(著) / 吉崎観音、藤本秀明(イラスト) 『無責任提督タイラー』 エンターブレイン〈ファミ通文庫〉、全4巻
- 「華燭編」2002年9月5日初版発行(8月24日発売)、ISBN 4-7577-0956-0
- 「失墜編」2002年12月2日初版発行(11月20日発売)、ISBN 4-7577-1201-4
- 「叛逆編」2003年4月1日初版発行(3月20日発売)、ISBN 4-7577-1360-6
- 「帰還編」2003年7月2日初版発行(6月20日発売)、ISBN 4-7577-1477-7
- 吉岡平(著) / 都築和彦(イラスト) 『無責任艦長タイラー スーパー・デラックス版』 朝日新聞出版〈朝日ノベルズ〉、既刊2巻(2012年5月18日現在)
- 2012年1月30日第1刷発行(1月20日発売)、ISBN 978-4-02-273982-7
- 2012年5月30日第1刷発行(5月18日発売)、ISBN 978-4-02-273991-9
- 吉岡平(著) / 北奈つき(イラスト) 『無責任ギャラクシー☆タイラー』 エンターブレイン〈ファミ通文庫〉、2017年10月20日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-072506-2
漫画
- 吉岡平(原作) / 森小太郎(作画) 『真・無責任艦長タイラー外伝 LOVE&WAR』 エンターブレイン〈ブロスコミックス〉、全3巻
- 2001年11月26日発売、ISBN 4-7577-0673-1
- 2002年5月25日発売、ISBN 4-7577-0883-1
- 2002年11月30日発売、ISBN 4-7577-1170-0
アニメ
無責任艦長タイラー
1993年1月25日から7月19日までテレビ東京系列にて放送された。
無責任ギャラクシー☆タイラー
2017年7月より9月までAT-X、テレ玉ほかにて、5分枠の短編アニメとして放送された。放送前週に番宣特別番組を放送。原作の再アニメ化ではなく、原作者の吉岡によれば「少なくとも千年は後」を描いた続編となる。
ナレーションは新田恵海。
ジャスティ・ウエキ・タイラー死後、汎共和国は衰退し帝国群も滅んだ遥か未来の話。
同年10月にはKADOKAWAより吉岡が書き下ろした小説版が刊行された(挿絵はアニメのキャラデザ担当・北奈つき)。同年11月にはアニメBlu-rayソフトがドリームクリエイションより全1巻で発売。
登場キャラクター(ギャラクシー)
バンジョー・ウエキ・タイラー
球天体外壁部で、バンジョーを弾きながら宇宙の掃除屋をしている少年。14歳。「気楽にいこうよ」が口癖。
ゴザ168世 / アザリン
戦艦内で2000年間冷凍保存されていた、旧ラアルゴン帝国の末裔。ラアルゴン復興のため銀河中心に向かうことを決意する。
ヤマモト372号
タイラーのパートナーのゴミ箱型汎用お手伝いロボ。お掃除お手伝いロボットのため細かいことを気にしすぎる。
タイラーが7歳の時に両親が連れてきた。タイラーの仕事のゴミ集めやバンジョーもヤマモトが薦めた。
マコト・ヤマモト
かつてのタイラーの副官。イケメン。アザリンに蹴られたヤマモト372号が変化した。持病の胃痛持ち。ロボットモードに戻ることもできる。
ドーリー
ドリル使いのドーリー。恒星間ロケット「レボリューションドーリー号」から現れた海賊。
ナビ
ラアルゴン艦で2000年間アザリンを守っていた。
トランキライザー
ギャング団コメッツのボス。タイラーとアザリンに恒星間ロケットのデータを奪われる。
フラジー、ティアーズ、テイス
本来人間のいるはずがない球天体地上外壁部の洞穴にいた、謎の美女たち。
サイボーグJK
セーラー服を着た老人。崇高な男性同性愛者で孤高の戦士。ヤマモトを拉致しようとした。
JKリボン
サイボーグJKの胸に付けている、本体であるリボン状の生物。
ヒトシ・ヤシオマ
新たなタイラーとなり汎銀河共和国再興を目論んでいる人物。常に顔にハンカチをあてている。
本物のタイラーは時空溝乱流に巻き込まれており、バンジョーもヒトシも分岐したタイラー本人であった。
ボイジャー
十字路で悪魔と契約してギターの才能を得ようとしていたギタリスト。20年前に死んでおり、タイラーに「気楽にいこうよ」といわれ感謝し消えていった。
用語(ギャラクシー)
球殻天体(きゅうかくてんたい)
スタッフ
- 原作 - 「無責任シリーズ」(原作者:吉岡平)
- 監督・脚本・絵コンテ・演出 - 木村寛
- シリーズ構成 - 麻草郁
- キャラクターデザイン - 北奈つき
- 撮影監督・編集 - 堀川和人
- 色彩設計 - 小松さくら
- 音響監督 - 柴田勝俊
- 音楽 - 加藤賢二
- 音響制作 - ダックスプロダクション
- プロデューサー - 幕内和博、山崎明日香、渋谷慶長、前田義和、出口雅史、堀江拓
- 制作プロダクション - ドリームクリエイション
- アニメーション制作 - アニメーションスタジオ・セブン
- 製作著作 - 無責任委員会
主題歌
「スマイル♡インビテーション」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 作画監督 |
---|---|---|
第1話 | 今日はなんか違う日 | 佐藤敏明 |
第2話 | 今日はぐっと熱い日 | 岡部実 |
第3話 | 今日コレがキてる日 | 如月 |
第4話 | 今日もずっと眠い日 | 松本和志 |
第5話 | 今日はさっくりイケる日 | 佐藤敏明 |
第6話 | 今日に限ってこんな日 | 北奈つき |
第7話 | 今日はこれから良くなる日 | 如月 |
第8話 | 今日がこんなの最後の日 | 松本和志 |
第9話 | 今日からずっとこんな日 | Cerberus rere |
第10話 | 今日はきっと違う日 | 佐藤敏明 |
第11話 | 今日さえもいつか昨日 | 澤木巳登理 |
第12話 | 今日だけは特別な日 |
カセット文庫
富士見書房の富士見カセットブックレーベルから、1991年8月30日に「無責任艦長タイラー(宇宙一の無責任男シリーズ1)」、1992年6月30日に「厳冬惑星ホロシリの叛乱(宇宙一の無責任男シリーズ2)」の2本が発売された。原作者の吉岡平自らが脚本を手がけ、タイラーの設定は中年、原作のイラストレーターだった都築和彦が表紙を描くなど、アニメとは異なり原作に忠実なのが特徴である。タイラー役には山本正之を起用し、音楽性を重視したミュージカル調の作りは、まさしく原作者が意図したSF版植木等『無責任男シリーズ』である。また、作者はアザリン役の声優は本多知恵子しかない、とあとがき等で何度も言明しており、この点も実現している。本多は後にアニメ版の電話サービス「パコパコダイヤル」のアナウンスも担当した。
スタッフ(カセット)
- 原作・脚本:吉岡平
- プロデュース:白山隆彦
- 演出:とまとあき
- 音楽:山本正之
- 音響制作:メディアリング
- キャスティング協力:ぷろだくしょんバオバブ
キャスト(カセット)
- タイラー:山本正之
- ヤマモト:松本保典
- アザリン:本多知恵子
- アンドレセン:古田信幸
- カトリ:子安武人
- キム:水谷優子
- ユリコ:川村万梨阿
- ランカー:緒方賢一
- ドム:堀内賢雄
- フジ:菅原淳一
- アンダーソン:小野純一
- ハナー:吉岡平
- ヤスダ:とまとあき
- ユーミ:志村佳名子
- エィミィ:太田薫
- ナレーション:さとまさのり
ラジオドラマ
『無責任キッズ』の第1作目『暗黒太陽小町』のラジオドラマ版として「無責任キッズ『暗黒太陽小町』」が制作された。 テレビアニメ放映終了後の約二年後、新OVAシリーズ開始直前の1995年に文化放送系のラジオ番組「アニマガパラディ」の「マンスリーラジオドラマシリーズ」の1つとして企画制作され、後にCDとして発売された。キャストはテレビアニメとカセット版の両方から選んだ人選になっている。
キャスト(ラジオドラマ)
- キサラ:矢島晶子
- シゲチヨ:置鮎龍太郎
- マスミ:白鳥由里
- エリザ:小桜エツ子
- イリナ:荒木香衣
- ラルゴ:玄田哲章
- キム:水谷優子
- コジロー:西村朋紘
- ユーミ&エイミィ:かないみか(一人二役)
- ヤマモト:速水奨
- ナレーション:大塚芳忠
朗読イベント
どちらも吉岡平による個人の催しで、書き下ろし脚本。本作の他にアイドル防衛隊ハミングバードやオリジナル新作等も含まれた。
~アニメ化20周年記念朗読イベント~ 無責任艦長タイラー ザ・レジェンド!
出演者
出演者
演奏
演奏
~25Th Anniversary Just think of Future~ 無責任艦長タイラー ザ・レジェンド!
出演者
ミュージカル
朝倉薫による脚本・演出・プロデュース作品(『タイラーV』のみ麻草郁の脚本)。『タイラー!』から『タイラー△』までは好評を受けて続編となった三部作のシリーズになっている。その三部作を『タイラーV』としてボイシング(ミュージカル朗読劇)として一挙上演した。出演者は全員女性で、大きく分けるとソラ組とテラ組のダブルキャスト。
タイラー!
朝倉薫のガールズハイパーミュージカル2016『タイラー!』(初演)
朝倉薫のガールズハイパーミュージカル2017『タイラー!』(再演)
統合宇宙軍元帥を引退したタイラーが、気楽な休暇生活を送っていると、タイラー死亡のニュースが全宇宙を駆け巡り……。
初演出演者(テラ組)
初演出演者(テラ組)
初演出演者(ソラ組)
初演出演者(ソラ組)
初演出演者(共通)
初演出演者(共通)
初演スタッフ
初演スタッフ
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再演出演者(テラ組)
再演出演者(テラ組)
再演出演者(ソラ組)
再演出演者(ソラ組)
再演出演者(共通)
再演出演者(共通)
再演スタッフ
再演スタッフ
タイラー×2
ガールズハイパーミュージカル『タイラー×2』(タイラータイラー)
統合宇宙軍元帥を引退したタイラーが、気楽な休暇生活を送っていると、脱税、そして殺人容疑をかけられ……。
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出演者(テラ組)
出演者(テラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(共通)
出演者(共通)
スタッフ
タイラー製作委員会、朝倉薫演劇団
ドリームクリエイション
タイラー製作委員会、朝倉薫演劇団
ドリームクリエイション
タイラー製作委員会、朝倉薫演劇団
ドリームクリエイション
タイラー製作委員会、朝倉薫演劇団
ドリームクリエイション
タイラー製作委員会、朝倉薫演劇団
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タイラー製作委員会、朝倉薫演劇団
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スタッフ
タイラー製作委員会、朝倉薫演劇団
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ドリームクリエイション
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ドリームクリエイション
タイラー製作委員会、朝倉薫演劇団
タイラー△
ガールズハイパーミュージカル『タイラー△』(タイラートライアングル)
統合宇宙軍元帥を引退したタイラーが、気楽な休暇生活を送っていると、謎の使者が訪れて……。
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出演者(テラ組)
出演者(テラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(日替わりゲスト)
出演者(日替わりゲスト)
スタッフ
スタッフ
タイラーV
ガールズハイパーボイシング『タイラーV』(タイラーVOICE&SING)
本作のみボイシング(ミュージカル朗読劇)となっている。『タイラー!』から『タイラー△』の一挙上映。
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出演者(テラ組)
出演者(テラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(共通)
出演者(共通)
スタッフ
スタッフ
タイラーF
朝倉薫のガールズハイパーミュージカル『タイラーF』(タイラーフォーエバー)
朝倉薫のガールズハイパーミュージカル 吉岡平追悼公演『タイラーF〜フォーエバー』
謎のスポンサーMr.ゴールデンによってジャスティ・ウエキ・タイラーの伝記映画が計画された。しかし、映画内容の理想と現実は異なっていき……。
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出演者(テラ組)
出演者(テラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(共通)
出演者(共通)
スタッフ
スタッフ
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再演出演者(テラ組)
再演出演者(テラ組)
再演出演者(ソラ組)
再演出演者(ソラ組)
トークゲスト
トークゲスト
再演スタッフ
タイラー製作委員会
GHM製作委員会
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宇宙一の無責任男タイラー(タイラー2022)
朝倉薫のガールズハイパーミュージカル『宇宙一の無責任男タイラー(タイラー2022)』
タイトルは、宣伝フライヤーでは「宇宙一の無責任男タイラー」、朝倉薫演劇団の公式サイトや舞台の公式ツイッターでは「タイラー2022」と告知。内容は『タイラー!』のリブート公演。
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出演者(テラ組)
出演者(テラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(ソラ組)
出演者(共通)
出演者(共通)
スタッフ
スタッフ