ヘヴィーオブジェクト
小説
著者:鎌池和馬,
出版社:アスキー・メディアワークス,KADOKAWA,
レーベル:電撃文庫,
巻数:全20巻,
漫画
作画:犬江しんすけ,
出版社:アスキー・メディアワークス,
レーベル:電撃コミックス,
発表期間:2009年12月17日 - 2011年2月26日,
巻数:全1巻,
話数:全5話,
漫画:ヘヴィーオブジェクトS
作画:さいとー栄,
出版社:アスキー・メディアワークス,
掲載誌:電撃マオウ,
レーベル:電撃コミックス,
発表期間:2011年12月27日 - 2013年6月27日,
巻数:全3巻,
話数:全19話,
漫画:ヘヴィーオブジェクトA
作画:さいとー栄,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:電撃マオウ,
レーベル:電撃コミックスNEXT,
発表期間:2015年2月27日 - 2016年10月27日,
巻数:全3巻,
話数:全20話,
アニメ
原作:鎌池和馬,
監督:渡部高志,
シリーズ構成:吉野弘幸,
キャラクターデザイン:渡辺敦子,
アニメーション制作:J.C.STAFF,
製作:PROJECT HO,
放送局:TOKYO MX,
話数:全24話,
インターネットラジオ:ヘヴィーオブジェクト 超大型ラジオ
配信期間:2015年9月24日 - 2016年4月7日,
配信サイト:HiBiKi Radio Station,
配信日:隔週木曜日,
配信回数:全14回,
以下はWikipediaより引用
要約
『ヘヴィーオブジェクト』(HEAVY OBJECT)は、鎌池和馬による日本のライトノベル。イラストは凪良。電撃文庫(アスキー・メディアワークス→KADOKAWA)より2009年10月から2021年10月まで刊行された。公式略称は「HO」。
概要
『とある魔術の禁書目録』に続く2作目となる鎌池和馬の長編作品。戦争の形態や世界情勢が大きく変容した未来の地球を舞台に、超大型兵器『オブジェクト』が織り成す戦争を描いたSFアクション作品。キャッチコピーは「近未来アクション・ボーイミーツガール」。
1作目の『禁書目録』とは打って変わって魔術や超能力といったファンタジー設定や超常現象は一切存在しないが、代わりに科学方面に大きく傾倒したミリタリー色が強いSF作品となっている。RPGのラストボス戦にも似た誰も敵わない強大な敵を主人公が独力で倒す構図や、ただ単にデカい物を爆破する時の爽快感といった要素を最重要視した作風であり、主人公である2人の少年兵が知略や小細工などを駆使して敵オブジェクトを破壊する戦いが主軸である。
なお、第1巻が作品の基本となるスターターパック、それ以降の巻が拡張パックのようになっており、基本を踏まえれば後はどの巻から入っても楽しめるような構成を想定して書かれている。このため、1巻以降に掘り下げられた人間関係は基本的に次巻には引き継がれない。
2014年10月5日に開催された「電撃文庫 秋の祭典2014」においてテレビアニメ化が発表された。
2016年4月時点でシリーズ累計発行部数は120万部を記録している。
あらすじ
21世紀前半に国際連合が崩壊した近未来。国境の意味が無くなり、割れたステンドグラスのように疎らになった世界は『正統王国』『資本企業』『情報同盟』『信心組織』の四大勢力に別れ争っていた。既存の兵器では歯が立たない超大型兵器『オブジェクト』の台頭により戦死者を出さない『クリーンな戦争』が行われている。オブジェクトの設計士を目指すクウェンサーは戦地派遣留学生として『正統王国』の第37機動整備大隊に派遣され、貴族の嫡男であるヘイヴィアと共に日々を過ごしていた。派遣先でオブジェクトのパイロット『エリート』であるミリンダに出会う。そしてある作戦以降、クウェンサーとヘイヴィアは各地を転々とし生身でオブジェクトと戦う羽目になる。
登場人物
メインキャラクター
クウェンサー=バーボタージュ(Qwenthur=Barbotage)
声 - 花江夏樹
本作の主人公。『正統王国』軍に所属する学生。『平民』出身。年齢は17歳。二人称は「お前」であり、複数形所有格の接尾辞は「〜達」といった口調。どちらかと言えば腋の下でイロイロされたい性癖の持ち主。
肩に届かない程度のサラサラした金髪の少年。線が細く女顔の優男という見た目に反してあまり真面目ではなく、行動力がある。『平民』の範囲で最も豊かな暮らしを求め、ウェポンエンジニア(オブジェクトの設計士)を目指して王立テクノアカデミーに在籍。専門はトータルフレーム(オブジェクト全身全ての組み立て)であり、オブジェクト関連技術に興奮するギーク気質(ただしレプリカントは苦手)。ウェポンエンジニアへの最短コースとして戦地派遣留学に志願し、第37機動整備大隊に配属される。兵科は工兵で、爆弾を用いて敵の進路を塞いだり味方の進路を確保するといった任務を主とする。王立テクノアカデミー在籍時の教習の経験から爆発物の取り扱いには精通しているが、正規の軍人ではないため、基本的に銃器は携帯していない。基本装備は『ハンドアックス』とサバイバルキット。非戦闘時は派遣留学の本来の目的であるオブジェクトの勉強に勤しもうと、ベイビーマグナムの整備に参加している。
元々は楽して知識を学び、3年程度の研修を経て『安全国』へ帰国するつもりだった。しかし、部隊への配属からわずか半年後のアラスカ極寒環境雪上戦で「生身でのオブジェクト撃破」という史上初の功績を上げてしまったため、それ以来もヘイヴィアと共に世界各地の作戦に参加させられている。これを機に、軍のデータベースへのアクセス権限が与えられた。咄嗟の閃きや判断力に優れており、自身の知識を活用して敵オブジェクトの弱点を突いたりベイビーマグナムを勝利に導くための状況を作り出すなど、功績を重ねている。勝算を求めるあまりリスクが見えなくなって積極的な意見が多くなりがちであるが、消極的なヘイヴィアとは上手くバランスが取れ、馬が合った活躍を見せる。実質的相棒を務めるヘイヴィアと共に、ネットや週刊誌にてドラゴンキラーの通称が広まっていく。
ミリンダを始め大なり小なり女性から好意を向けられることが多いものの非常に鈍感で、オープン回線で繰り広げられた自分の取り合いにも気づかなかった。そのため、無駄にヘイヴィアやミリンダの不興を買うことがある。決して異性・恋愛に興味が無いという訳ではなく、エロ本を隠し持ちヘイヴィアと共有するといった事もしている。巨乳が好きで、おほほの真の体型に愕然としたことも。
王立テクノアカデミー在籍当時、文化祭の出し物として女装した経験を持つが本人は語りたがらない。
ヘイヴィア=ウィンチェル(Havia=Winchell)
声 - 石川界人
『正統王国』軍に所属する兵士。有力貴族『ウィンチェル家』の嫡男であり、数百人ものウィンチェル家継承候補者の中でも継承順位は上位3位以内に入る。階級は上等兵。年齢は17歳。二人称は「テメェ」であり、複数形所有格の接尾辞は「〜ら」といった口調。どちらかと言えば足の裏でイロイロと踏んで欲しい性癖の持ち主。
短い茶髪を真ん中分けにした、多少筋肉質な体格の少年。不真面目で気取らない大雑把な性格。ウィンチェル家の家督を継いで当主になるために必要な武勲を積むべく軍に入り、半年間の短期訓練課程を終えて上等兵として第37機動整備大隊に配属される。本来の兵科は、敵オブジェクトのスペック調査といった索敵を主任務とするレーダー分析官だが、インテリ系な職務とは裏腹に器用貧乏で何でもそつなくこなす高スペックな人間のため、実際にはクウェンサーと共に戦場に駆り出されて歩兵のような任務を請け負うことが多い。月給2000ユーロ。正規の軍人なので旧式の入隊訓練を一通り受けており、ライフルや拳銃といった銃器で武装している。基本装備は、光学スコープや赤外線カメラや索敵マイクなど各種アタッチメントを取り付けたアサルトライフルおよび、サイドアームとして50口径の自動式拳銃。
元々は楽して功績を得るだけのつもりであり配属以来1度も実戦を経験しなかったが、アラスカ極寒環境雪上戦を経て以降はクウェンサーと共に世界各地の作戦に参加させられている。以来、不本意にも実戦経験を重ねてしまい、前線では小隊の指揮を取らされる羽目になるケースもある。消極的な意見が多くクウェンサーの突飛な作戦に主導されることが多いが、それは状況を冷静に客観視できている証であり、彼と息の合ったコンビぶりを発揮し、ドラゴンキラーの片割れとして奇跡的な生還を次々と実現させている。クウェンサーを「ナイト様」「ヒーロー」と呼んで皮肉を言うことが多い。
『貴族』の堅苦しい生活や下らないいざこざについて煩わしく思っており、『安全国』のお屋敷の生活とは違って戦地では羽を伸ばしている。乳母を務めたメイドのカレンから厳しい教育を受けた影響で、彼女の存在がトラウマと化している。婚約者がいるバンダービルト家とウィンチェル家の対立関係を嫌い、婚約者の少女と結ばれるべく自らがその歴史に終止符を打つという目的を持っている。前述の当主になる功績集めも、全てこのためである。軍の回線を経由してバンダービルド家の令嬢とは度々電話している。ウィンチェル家全体から見ても異端であり、一族には疎まれている嫌われ者。
ミリンダ=ブランティーニ(Milinda=Brantini)
声 - 鈴木絵理
本作のヒロイン。『正統王国』軍に所属する『エリート』。階級は中尉。14歳で身長155cm、体重39kg。小柄で儚げな印象から「お姫様」と呼ばれており、台詞や地の文でも基本的に名前ではなくこちらで呼称・表記される。
肩にかかるふわっとした金髪に、色白な肌で繊細な体格の少女。スリーサイズはB79W56H80。普段は無表情なことが多い。天然で、端から見るとボーッとしているように見える。眼球の動きもオブジェクトの入力デバイスとして組み込まれているため、瞳の色素が抜けて空色へ進化している。第37機動整備大隊のオブジェクト「ベイビーマグナム」に搭乗する。特殊スーツは『安全国』の学生服のようなツーピース型。
アラスカ極寒環境雪上戦にて、整備基地の兵士達を「自分が守らなければ何もできない無能な人間」と内心で馬鹿にしていたが、クウェンサーによる決死の救出を目の当たりにし、その考えを改めるようになった。それに伴い、クウェンサーに好意を抱くようになったが、状況が状況であったり彼にセクハラされたりと報われない。メル友にはなれたものの一般的な恋愛事情に疎く、アプローチは非常に奥手である。一方で、彼が他の女性と接点を持った際は恋愛感情の有無に関わらず不機嫌になる等、嫉妬深い一面もある。時にはオブジェクトの砲口を向ける事も。
オブジェクト戦においてはプライドが高く、敗戦のことを口にされると不機嫌になる。操縦士としては手練れであり、実質第二世代と同様の性能を持つ第一世代を2機を相手取っても撃沈できるほどである。しかし、時代遅れと称される第一世代の「ベイビーマグナム」で特定の戦場において特化性能を持つ第二世代と戦うことになるため、作中では苦戦する場面が多い。
フローレイティア=カピストラーノ(Frolaytia=Capistrano)
声 - 伊藤静
『正統王国』に所属する女性将校。階級は少佐。『貴族』出身。年齢は18歳。身長は173cm、体重は51kg。スリーサイズはB97W58H81。出身はパリ、ノルマンディー。
うっすらと青みを帯びた長い銀髪に、紫色の瞳、そして女性将校用のタイトスカートを着こなす衣服の上からでもそれとわかる爆乳の持ち主である美女。かなりの和風マニアであり、簪で髪を止めて煙管を咥え、自室の内装も全て和風で統一している。第37機動整備大隊の実地指揮官だが実地と遠隔を合わせて複数の部隊を指揮しており、規模を踏まえると本来なら少佐ではなくもっと上の階級になるはずだが、女性という理由から少佐で留置されている。
日頃から人使いが荒く厳しいことに加え、酒豪である割には酔い過ぎると泣き上戸になるのでクウェンサーとヘイヴィアには恐れられているが、部下たちを死なせることを嫌う部下想いの面もある。大胆な下着の露出などでクウェンサー達をからかう反面、純粋な好意にはたじろいでしまうウブな一面も覗かせる。
ほぼ100%男子が生まれる極端な男系の家柄であるカピストラーノ家に生まれた数少ない女性であるため、世継ぎ問題に悩む他の『貴族』たちから政略結婚を迫られている。本人はそれから逃れるため13歳の頃から少年兵として本国を離れた最前線の戦場に身を置き、「女としての価値」が無くなるまで老いるか戦死するまで戦い続けるつもりである。
アラスカ極寒環境雪上戦の一件以降、屁理屈を駆使して軍上層部から予算をもぎ取りながら、衛生兵や軍医、医療設備の拡充を進めている。
正統王国
アヤミ=チェリーブロッサム(Ayami=Cherryblossom)
声 - 横尾まり
第37機動整備大隊所属オブジェクト整備主任。「整備兵の婆さん」と主人公たちに親しまれており、台詞や他の文でも基本的に名前ではなくこちらで呼称・表記される。慈善活動家だった娘が『資本企業』から経済テロリストとみなされ処刑されかかったため、『資本企業』支配下の『島国』(日本列島)から、娘夫婦とともに亡命してきた経歴を持つ。
『資本企業』の人間として『島国』にいた頃は、オブジェクトの整備技術に誇りはなく金儲けの資格程度の認識しかなかった。当時は第一次超高齢化の真っ最中で知財だけが頼みの綱であり、そんな環境にも後押しされ、(本人曰く)生理が来る前から大学院に飛び級で進学していた。夫のヤマト=チェリーブロッサムは既に故人で、孫がいる。娘夫妻は孫と共にヴィクトリア島東端にある移民居住都市に住んでおり、インディゴプラズマに乗るプライズウェル=シティ=スリッカーのクーデターに街ごと巻き込まれる事になる。娘婿の名はイエカズ(Iekazu、声 - 柳田淳一)、娘の名はシキブ(Shikibu、声 - 葉山いくみ)、孫の名はオリヒメ(Orihime、声 - 水瀬いのり)。
バンダービルト(Vanderbilt)家の令嬢
声 - 内田真礼
ヘイヴィアの非公式の婚約者であり、大貴族バンダービルド本家の跡取り娘。ファーストネームは不明。家紋は百合であり、それにちなんだ彼女を指す俗称は『バンダービルドの白き百合』。年齢は15歳程度で金髪、全身宝石だらけのドレスを着ている。「○○っつー訳ですのね」「○○じゃねーですか」など、乱暴な口調と丁寧な口調を混ぜ合わせた話し方が特徴。
バンダービルド家の中でも平和主義者であり、非武装を標榜して『正統王国』内外の問題を言葉によって解決する事を目指す。
ウィンチェル家とバンダービルド家の両家の反対を押し切って婚約した。夫の待遇や階級については頓着しない主義。愛人を作ることも『貴族』の男のステータスだとヘイヴィアの素行を許容してはいるが、それは自分を一番に大切にするのが条件とのこと。ウィンチェル家専門の対策室ともコンタクトを取り、一族の人間の動向を把握している。
フライド(Flide)
声 - 大林隆介
『評議会』の一員。エリートの育成部門を一括管理している。生身の人間でもオブジェクトに勝てることを証明し、結果的にゲリラやテロリストによる抵抗の長期化を招いたクウェンサーらを疎んじている。オセアニア軍事国侵攻戦にてクウェンサーらをオブジェクト同士の交戦に巻き込ませて殺害する予定だったが、彼らが〇・五世代の破壊に成功し計画が破綻し失脚。軍に採用させず秘密裡に子飼いにしていたキャスリンを率いてイグザクトジャベリンで第37機動整備大隊と交戦したが、イグザクトジャベリンを撃破され軍法会議へかけられる。
アニメでは軍法裁判後は拘束されていたが脱走、後にアルプス山脈にて『情報同盟』から盗み出したエリート用認識介入プログラム『真実の鏡』を使用し、ベイビーマグナムの暴走を招いた。その後、暴走したベイビーマグナムからの砲撃を受けて『真実の鏡』の解除キー諸共消滅した。
シーワックス(Seawax)
声 - 小山力也
報道カメラマン。オブジェクトばかりが強調され、戦場の人々が軽視される風潮に憤っている。
プレス用の非戦闘許可証を持ってオセアニア軍事国へ取材に赴いた際、独断でオセアニア兵を射殺し、先住部族虐殺のきっかけを作ってしまう。第37機動整備大隊に身柄を拘束され尋問されたが、自身の行動を反省してクウェンサー達に助言を行った。
オセアニア模擬戦にて、『ブルーボトル』が拉致した人質を救出しに向かうクウェンサー達に同行した。以前は目の前の悲劇を前にカメラを構え続ける人間だったが、クウェンサー達との邂逅を機に、自ら救出の手を差し伸べる選択を取るようになる。
ハルリード=コパカバーナ(Halreed=Copacabana)
声 - 竹内良太
第52機動整備大隊所属のオブジェクトのエリート。有力『貴族』出身の長男坊で、カールした金髪。典型的な貴族らしい性格であり、高い誇りと強い特権意識を持っている。階級は少佐。
フローレイティアとの政略結婚を求める『第三候補』だったが、イグアス砲撃戦に居合わせた功績をカピストラーノ家に認められて『第一候補』へと昇格した。が、クウェンサーに『フローレイティアと「平民」の自分に肉体関係がある』というデマを吹き込まれて逆上し、婚姻を自ら蹴って婚約者を探し直すことになった。アマゾンシティで定期メンテ中のフォレストローラーを護衛する任もあったが、放棄して『本国』に帰ってしまっている。
バイラニー=サローノ(Bilany=Saronno)
声 - 高橋未奈美
第52機動整備大隊最前斥候小隊所属。オブジェクト突入前にいち早く戦場に向かい、事前情報の収集や基地の基盤の構築を担当している。階級は伍長。気が強く忠誠心も高い女性兵士。
ブレイクキャリアーへの奇襲としてダムを爆破し村を水没させ足止めすることをフローレイティアに提案したが、万単位の人を見殺しにしなければならず第37機動整備大隊は作戦に応じなかった。しかし、ブライトホッパー大破の報復を諦めずダムへと部隊を展開したところで、ヘイヴィアに作戦を妨害され、ベイビーマグナムがブレイクキャリアーを破壊したことで作戦を中止した。
スタッカート=レイロング(Staccato=Raylong)
声 - 松本忍
『正統王国』海兵隊に式典用として設立されているアクロバット飛行隊に所属するエースパイロット。コールサインは『バーニング・アルファ』。階級は大尉。キザな言葉遣いの男性。時代遅れの戦闘機に愛着を持ち、ヒロイズムを忘れないロマンチスト。クラシックを好む。
「正統王国の朱き邪眼」として知られており、作中では高度5mを乱立するビル群を躱しながらマッハ1で駆け抜ける、水平爆撃をピンポイントで決める等の離れ業を披露した。他にも、オブジェクト全盛のこの時代に敢えて不便なセミアクティブ方式を好んで使い、撃ったミサイルの再照準といったテクニックで敵機を翻弄する。
モニカ(Monica)
声 - 大久保瑠美
『貴族』出身で金髪のわがままな少女。グラビアアイドル出身の、『CS☆ミリタリーチャンネル』の歌って殺せる戦場アイドルリポーター。白とピンクの迷彩服を着ている。戦場リポーターはあくまで宣伝戦略の一環であって、本人に軍事技術や経験は皆無。
没落して借金まみれになり母親と逃亡している際に、近所に住んでいたクウェンサーの父親(しがないサラリーマン)に匿われた過去がある。その後、血統局と連絡を取って身分証を変え、アイドルとして復興した自分をクウェンサーに見せつけるためにミリタリー色のある仕事を選んだ。クウェンサーを「奴隷」「小間使い」「下僕」と呼んで使い走りにする。
シャルロット=ズーム(Charlotte=Zoom)
声 - 大西沙織
『正統王国』軍独立特7小隊の中尉(『黒軍服』の将校)。『平民』出身。眼鏡をかけた20代前半の女性。艶のある茶髪の髪に、雪のように白い肌がコントラストを作っている。話し相手には「貴君」と呼びかける。式典用のリボルバーを携帯している。理知的で冷静、生真面目で少々融通が利かない。
偽装巡洋艦『スカーレットプリンセス号』の船長、アルフォンソの双子の娘の内の一人。成金商人の母親のコンプレックスの影響のせいでピアノやバイオリンなどの英才教育を受けており、その反動からか社交界に忌避感情を抱き『黒軍服』に志願した。馴染みのバーにて、クウェンサー達二人組がオブジェクトを破壊するたびにマスターが記念カクテルを作るため、今ではすっかり2人のファンになってしまった。
ミョンリ(Myonri)
声 - 本渡楓
第37機動整備大隊警備部門機械化中隊所属の小柄な東洋人の女性兵士。階級は兵長。誰に対しても敬語で話す、生真面目で押しの弱い性格。ヘイヴィアに「可愛い女の子」と呼ばれ困惑するウブな一面もある。「無味無臭のレーションに耐えられないのでペースト作ろう同盟」の一員。
本来は装甲車などに乗って基地内の敷地を巡回するだけの安全な係だが、シザーオープナーなど妙な資格を大量に集めているせいで現場へ駆り出されることが多い。パワードスーツの操縦も得意とする等、手先が器用。実戦経験に疎いため現場では誰彼構わず指示を仰ぎたがる。
クックマン(Cookman)
声 - 山本格
第37機動整備大隊警備部門保安斥候小隊所属のベテラン兵士。大柄の黒人の青年。階級は軍曹。警備部門は、基地へ接近する敵兵との直接戦闘を請け負う最も武闘派な部署のため、ベースゾーンから2,3日もかかるような広域パトロールもこなしている。
カムチャッカ半島夜間奇襲電撃戦にて、チームの最年長だったことから指示を出していたが、ウィングバランサーの進行に巻き込まれて戦死する。
ウェスティ(Westy)
声 - 芳野由奈
第37機動整備大隊警備部門保安斥候小隊所属の女性兵士。茶髪のポニーテールにそばかすの少女。階級は伍長であり、斥候小隊に属するが故に戦場を歩き慣れている。男と男をくっつける発想の持ち主。カムチャッカ半島夜間奇襲電撃戦にて、ウィングバランサーの進行に巻き込まれて戦死する。
チャールズ(Charles)
声 - 山下大輝
第37機動整備大隊電子シミュレート部門所属の戦地派遣留学生。ホームシックで陰気な雰囲気を纏う、人見知りな線の細い白人の少年。専門はオブジェクトの通信ソフトウェア関連で、ハッキングの腕なら第37機動整備大隊の電子シミュレート部門をも凌ぐ。逆に、それ以外は取り柄がない。カムチャッカ半島夜間奇襲電撃戦にてナッツレイに銃殺(アニメ版ではナイフで刺殺)される。
ナッツレイ(Nutsray)
声 - 内匠靖明
第24機動整備大隊所属の黒人の少年。言葉は汚いが、発声はハキハキとしている妙な口調。前向きに現状を楽しむ性格。偵察やスパイを行う諜報関係の人間のため、オブジェクトよりもUAV、UAGなど小さなメカの方が興味がある。ライフルを手にして直接戦闘を行う腕もある。
シティ=スリッカーの思想に共感しており、スパイとして第37機動整備大隊へ戦地派遣留学生という肩書きで潜り込む。部隊内では諜報部門に所属。カムチャッカ半島夜間奇襲電撃戦にてチャールズを射殺して妨害プログラムをUAVに感染させることを阻止し、クウェンサーとシャルロットを襲撃した。その後、坑道内へ逃げ込んだ彼らを採掘用パワードスーツに搭乗して追撃したが、クウェンサーの返り討ちに遭って死亡した。
プライズウェル=シティ=スリッカー(Prizewell=City=Slicker)
声 - 小西克幸
第24機動整備大隊所属のオブジェクトのエリート。自分を中心とした特定の集団でのみ、戦争と政治を操ることを至上の目的としている。
奴隷制の復活を提唱する血統主義者であり、狂信的な言語保護活動家でもあるためか、他言語バンドのメンバー暗殺や外語学校の爆破など数件のテロへの関与が囁かれるほど悪名高い。その為『貴族』出身ではあるが浮いた存在だった。状況を打開するために『情報同盟』へスパイを派遣して戦略AIの技術を盗み、オブジェクトのダミー機を開発した。
カムチャッカ半島夜間奇襲電撃戦に採掘場の『信心組織』の反戦団体を巻き込み、排除することで軍事的な発言権を取り戻して言語保護活動に繋げようとした。が、第37機動整備大隊に目論見を阻止され、工作が露見。大破したインディゴブラズマと共に爆死した。
ジェニーリア
クレア=ホイスト
オブジェクトの天才設計士。20代の女性。第二世代のオブジェクト4機によって警護されたクック追加諸島の『中央』に住んでいるが、本宅はパリにある。趣味で株や先物取引をしており、その儲けで世界各地に別荘を買っている。派手な色のビキニの水着の上から足首辺りまである長い白衣を羽織っており、髪は茶色のロングヘアで束ねず広げっぱなし。過去に『ベイビーマグナム』や『アサルトシグナル』などの設計を手掛けている。現在は「第三世代への道」を模索しており、実際に『トライコア』の戦場に居合わせたクウェンサーの出向先が自身の住まうクック追加諸島になるよう軍上層部に介入した。
専属の護衛であるナイトエッジ小隊を使って『正統王国』の内部の裏切り者の炙り出しを行っていた。また、ある復讐を果たす為に、破壊工作を専門としサイドビジネスも行っていると黒い噂が付きまとう独立部隊『ユニコーン』の活動に加担している。
完璧アイドル
本名不明。完璧すぎて可愛くないという理由で落ち目のアイドル。広告代理店に『ボルガの王女より美しい』と評されたことにより、不敬罪でレギュラー番組を降格させられたこともある。戦場レポーターかAVデビューかでクリーンな戦争に参加したが、そこでヘマをしてバックグランド部隊へ左遷された。テレビ番組の企画で建築用パワードスーツの免許を取っていたため、アサバスカ方面輸送戦ではパワードスーツに搭乗していた。
同部隊に左遷されていたドラゴンキラーの2人と共に『情報同盟』の襲撃に賄賂密輸の証拠隠滅と立て続けに危機に遭うも、パワードスーツの存在とクウェンサーの的確な指示で3人揃って生還を果たした。その後、彼とだけメアド交換している。
ソギア
マルス
サーニャ
フラット
ステイビア=ニコラシカ(Staivia=Nikolaschka)
ボルガ方面の王女。14歳で、身長150cm、体重39kg、スリーサイズはB76W55H76。ディープパープルの瞳とブロンドの髪を持つ。出身地はモスクワ、ラドガ。乗り物酔いするため、船や飛行機に乗りたがらない。好物はビーフストロガノフ。大衆人気も高く、モスクワの宮殿前ではブロマイドが売られている。ヘイヴィアは夜会で会ったことがあり、面識がある。
これまで数々の政争に巻き込まれてきた過去があり、ディミクシ派の陰謀にも巻き込まれた。3年前に自身を警護する部隊である第115独立近衛中隊『ホワイトベアー』が軍事演習中に『情報同盟』に襲撃され壊滅して以来、直接の護衛がいない「孤独の王女」となっている。強く信頼していた『ホワイトベアー』隊長のユーレンザックの死亡を含むこの壊滅事件以来、彼女を守るために身体を張る人物が少なくなるよう彼女なりの(かなり破滅的な)決断をするようになった。
マキアーレ
ミクファ
ディミクシ=ニコラシカ
『ブロードスカイサーベル』を操るエリート。30代のボルガ方面の王族だが、女王の夫の愛人が出産した連れ子と噂されている。つまり血統が最重要視される『正統王国』においてボルガの王族の血が全く流れていないという疑惑があるが、血統局の重役に息のかかった者を過半数以上派遣し審査に介入している。大胆な計画を取る割に臆病に行動する。
3年前、ステイビアの護衛部隊『ホワイトベアー』が軍事演習中に『情報同盟』の襲撃により壊滅したとなっている事件は、実際には『ユニコーン』発案の『ホワイトベアー』壊滅作戦にディミクシ達が相乗りする形で起きたもの。『御前試合』にてステイビアを「正々堂々」暗殺し王位継承権の獲得を目論む。だがクウェンサー達の活躍によって大破されたブロードスカイサーベルと共に海の底に沈んだ。
エクセルシーラ
ドロシー
リサ=ドービル
金髪碧眼の女性兵士。軍のデータベースに登録されていない撤退戦のエキスパート『ストークキラー部隊』所属の少尉。
部隊の暴走を止めようとリーダーと口論になった際、銃撃戦に発展して仲間を射殺し遁走を図っている。「クリーンな戦場」の裏事情の暴露を恐れた軍上層部は彼女一人を「自然に暗殺」する為だけに彼女の逃走予測区域に戦争をセッティングした(オセアニア情報戦)。第37機動整備大隊のベースゾーンへ逃げ込もうとしていた所、任務活動中のクウェンサー達と合流。ベイビーマグナムと2機の敵オブジェクトの激突に巻き込まれたクウェンサー達を逃がすため、自身が囮となる決意をし砲撃の余波を受けて右腕を失う。しかし彼女を助ける為、シンプルイズベストを撃破した事により戦況は一転。ホーネットストームが撤退したことで第37機動整備大隊に保護され、事情聴取を受けた。その後は希望通り軍事法廷に立つことになり、軍上層部のスキャンダルが暴露される事になった。
マリアージュ=ナイトキャップ
カレン=I=ウィンチェル
ミリア=ニューバーグ
アレン=ジャックローズ
王立テクノアカデミーに在籍するクウェンサーの悪友。一人称は「僕」で、クウェンサーを「クウェン子ちゃん」と呼ぶ。証明書のみの没落貴族であり、実家は築500年のボロアパートの一室。制服である青のブレザーを纏った上で、肘や膝に合成樹脂のプロテクターをつけている。学業に優れ、首席成績者だけが資格を与えられる秘密サロン『金獅子クラブ』に加入している。そのお蔭で軍部や官僚へコネを持つが、本人はそちらに興味はなくエンタメ業界を志望しており、映研での活動に夢中。クウェンサーに憧れ、彼をモデルにした脚本を書いていた。
王立テクノアカデミーで起きた『教員派』と『学生派』の抗争にて、クウェンサーとモニカと共に事件を終結させる。その後はモニカの伝手を得て、配給会社の脚本チームに参加するチャンスを得た。
名物教授
エルリッタ=シャンゼリゼ
クリフ=フレンチコネクション
ミーナ=スティンガー
アズライフィア=ウィンチェル(Azureyfear=Winchell)
ヘイヴィアの妹であり、継承順位は第5位。15歳で身長158cm、体重47kg。スリーサイズはB83W54H80。金髪に青白い肌で、青いドレスの纏う少女。瞳の色はブルー。
彼女を指す俗称は『ウィンチェル家の蒼き薔薇』。貴族の振る舞いとしてノブレスオブリージュを心掛けている。銃の扱いに長ける。ヘイヴィアを「兄様」と呼んで慕っているものの、面と向かってその想いを口にすることはない。薔薇の香りがする香水を愛用している。
ウィンチェル家における優柔不断なヘイヴィアの立場を固めるため、彼に討たれる仇役として自らカラフルバニラによる麻薬戦争を首謀。『情報同盟』から受領した『デストラクションフェス』に搭乗して自殺を図ったが、クウェンサーにより阻止され軍に連行された。
麻薬戦争を首謀したことや『情報同盟』と組んでオブジェクトを完成させ『正統王国』の艦船を薙ぎ払うなど事が重大であるため司法取引をもってしても無かったことにはできない事態を引き起こしたものの、司法取引だけでも数十年を要するとされている。クウェンサーとヘイヴィアの予想では罪人として一生を終えるとは想像できず、牢獄の真の支配者として裏世界から影響力を行使するか、重刑務所でさえ素手で脱出する怪物となるかと恐れられている。
フラッグ=エッグノック
『王族』エッグノック家の第一王子であり、『君主議会』の一員でもある小太りな中年男性。失言癖が酷いため世間からの評価は常に悪く、王族の間ですら議論を活性化するための必要悪という表現で厄介者として扱うほどであり、重臣たちの間は何とかして彼の王位継承権を回避できないか話し合われていた。麻薬戦争に関わるだけでなく、王族でありながら『情報同盟』と癒着していたが、実は彼の失言を常に動画として世界に配信しているのも『情報同盟』であった。自身の失言を揉み消すために、過去に21回ほどウィンチェル・バンダービルド両家の対立を煽り、そちらの炎上騒動の影で自身の失言問題から注意を逸らしていた。しかし、南大西洋非常事態家督相続内戦において第37機動整備大隊の妨害に逢い、ヘイヴィアとの『決闘』の末に死亡する。
ケビン
キャスリン=ブルーエンジェル(Catherine=Blue angel)
『イグザクトジャベリン』のエリート。長い金髪を三つ編みにして腰まで伸ばした、瞳は緑色の12歳の少女。特殊スーツは薄手の襟付きブラウスにリボンタイと、短めのプリーツスカートを足したような青系統の意匠。出身はアマゾン方面のブラガンサ。身長は136cmで体重は31.0kg、スリーサイズはB64W48H65。階級は中尉。エリートとして各種人工強化措置を受けているため、銃器や乗り物の扱いやCQCにも長ける。
フライドに子飼いにされていたが彼の失脚と共に軍役から退き、『安全国』で一般人としての生活に憧れて民間順応化支援制度を受ける。彼女を救出した上、銃に頼らないクウェンサーの在り方を尊敬し、「おにーちゃん」と呼んで懐いている。セカンドヴェニスにてアルゲイフォンテスに感染したが、解毒剤が投与され無事に快復。その後はバーボタージュ家が身元引受人になる事で民間順応化支援制度をクリアし、『安全国』のパリへ旅立った。現在は養子となりバーボタージュ姓を名乗っている。
エヴァンス
ブラドリクス=カピストラーノ
長い銀髪で、漆黒の燕尾服を着た青年。フローレイティアの兄で、彼女からは「おにいちゃん」と呼ばれ彼女を「ティアちゃん」と呼んでいる。出身はパリ、ノルマンディー。身長185cmで体重は69kg。瞳は紫。カピストラーノ家の継承順位は第3位。
重度の慈善中毒者であり、生まれて一度も感謝した事のない自身の資金を湯水のように募金箱に突っ込むような行為をその時の気分で実行していくため、戦争国の経済を安全国から蹂躙しているとも揶揄されている。フローレイティアに負けず劣らずの和風マニアであり日本刀を携帯している。
老若男女を問わず能力の高い者をメイドや家庭教師として採用し、護衛として侍らせている。部下の教育は徹底されており、主人である彼を輝かせるためにオーダーがなくとも諸々の事情を察して彼を全力で支援する。当人の実力も卓越しており、やり過ぎないように護衛達は彼の抑制装置となっている。
エリーゼ=モンタナ(Elise=Montana)
情報同盟
レンディ=ファロリート(Lendy=Farolito)
声 - 佐藤利奈
『Sky Dog(br) 3rd C.E.B.』の指揮官。階級は中佐。褐色肌・銀髪の女性。20歳前後。自軍のエリートである「おほほ」を部下があきれるほど溺愛している。若年ながら現場叩き上げの軍人で、軍事作戦のみならず情報戦や政治的駆け引きにも優れる。重要戦時広報作戦室付参謀という名目で、舞台衣装や追加CGの制作含むトップアイドルの総合クリエイションにまで担当している。
アラスカ戦場跡地迎撃戦にてガトリング033が第37機動整備大隊に丸ごと鹵獲されたが、建造途中のプロジェクトを横取りし、兵装を組み変えてガトリング033を再び用意した。「オセアニア駐留休暇戦(?)」時に行われた『正統王国』のクリスマスパーティに乗り込んだ際、クウェンサーに「すけこまし」の称号を与えている。
「おほほ」(本名不明)
声 - 金元寿子
『Sky Dog(br) 3rd C.E.B.』のエリート。階級は大尉。「おほほ」と笑うため、クウェンサー達にこう呼ばれている。自国ではGカップの国民性アイドル(茶色の瞳に金髪で、身長167cm・体重48kg、スリーサイズはB98W61H84)として活躍しているが、これはフル3DCGのモデルだけであり、実際には身長130センチ前後の10歳程度の少女である。CGのモーション自体は彼女の動作をキャプチャしたものである。出身はニューヨーク、チェサピーク。
性格は少々、高圧的でプライドが高い。第37機動整備大隊と縁が深く、戦場で共闘、敵対する事が多い。ミリンダとは犬猿の仲。クウェンサーに執着しており、『情報同盟』へ亡命するよう執拗に勧誘を繰り返す。自身のバーチャルモデルを4m大に拡大した巨大な試作パワードスーツをリモート操縦し、トラックの砲座に固定する用途の連速ビーム砲を両手で振り回して直接戦闘に参加する。
アラスカ戦場跡地迎撃戦にて、クウェンサーのハッタリによってレンディと対立しかけたが無事に誤解が解かれた。セカンドヴェニスの一件を経て国際的に非難を受けたが、『情報同盟』内ではデュラハンプロテクトを受ける事で架空の戦犯を捏造して真実を封殺した。
ワイディーネ=アップタウン(Wydine=Uptown)
声 - 新井里美
『Sky Dog(br) 3rd C.E.B.』の諜報員。金髪に褐色肌の女。イラストでは左目の下に泣き黒子がある。
ヴィクトリア島緊急追撃戦の際に、他の構成員らと共に『資本企業』のPMC『戦場お掃除サービス』を名乗り、メイド服のようなデザインの軍服(ネコ耳も装着)を着て一時クウェンサーに雇われの身となった。ラジコン電波で操る、単発ロケット砲が装着可能な無人偵察機(航空機のUAV『バード』と六輪車両のUDV『アニマル』)を有し、ダミーアンテナと併用してクウェンサー達と協力してインディゴプラズマの攪乱に助力した。実際には、プライズウェル=シティ=スリッカーが『情報同盟』にスパイを送って開発した戦略AIを機密保持のために破壊するべく活動していた。ワイディーネという名もその場限りの偽名なのだがコードネームとして残すことを検討しており、ヴィクトリア島緊急追撃戦後もクウェンサーの事を「ご主人様」と呼んでいる。
チャーム(Charm)
声 - 中津真莉
『Sky Dog(br) 3rd C.E.B.』の諜報員。茶髪をポニーテールにまとめた少女。ヴィクトリア島緊急追撃戦の際に、他の構成員らと共に『資本企業』のPMC『戦場お掃除サービス』を名乗り、メイド服のようなデザインの軍服(ネコ耳も装着)を着て一時クウェンサーに雇われの身となった。同組織内では各種資材の調達や管理を担当していた。
レミッシュ(Lemish)
声 - 木村珠莉
『Sky Dog(br) 3rd C.E.B.』の諜報員。金髪をツインテールにまとめた少女。ヴィクトリア島緊急追撃戦の際に、他の構成員らと共に『資本企業』のPMC『戦場お掃除サービス』を名乗り、メイド服のようなデザインの軍服(ネコ耳も装着)を着て一時クウェンサーに雇われの身となった。同組織内では戦力分析や作戦立案などを担当していた。
ロイス
ルーカス=ウェスタンローズ
エリエ=グリーンハット
レイス=マティーニ=ベルモットスプレー(Wraith=Martini=Velmouthspray)
12歳の金髪碧眼(青色)の黒い軍服を纏う少女。身長141cm、体重37.8kg、スリーサイズはB68W55H71。出身地はブカレスト、トランシルヴァニア。階級は中佐。天才少女計画によって生み出された『マティーニシリーズ』の内の一人で、序列は49位。「代わりが利く」という条件が彼女に大胆な行動を促し、短期間で中佐にまで上り詰めた。『島国』の習慣である七五三の話を持ちだすと激怒するらしい。所属は『carrier pigeon news.ltd, emergency supply company』。
軍の高官が不祥事を起こした際に、指揮系統が混乱した大部隊を迅速に戦線復帰させるために送られるトラブルシューターの専門職であるため『繋ぎの死神』と呼ばれている。そのため、彼らはこれまでの人生で指揮下の兵士達を大事に扱った試しがない。
アリサ=マティーニ=スイート、リカ=マティーニ=ミディアム、オルシア=マティーニ=ドライ
天才少女計画によって生み出された『マティーニシリーズ』の3姉妹。パレード用の真っ赤な軍服を着た金髪の女性。3人で1つの解決装置として機能する。アリサは三女で一番胸が大きい。3人とも世話役となる青年に好意を寄せており、彼の存在によって管理不能な3人の行動が軍へ縛り付けられている。『パーフェクトブラウジング』作製のためのサンプルとしてウィンチェル家のミクロな精神構造とバンダービルド家のマクロな対立構造を蒐集、分析、保存しようとフラッグ=エッグノッグの思惑に加担していた。また、グレーターキャニオンにて信心組織の動向をモニタリングする事で、あらゆる神話や伝説の矛盾点を自動的に検索指摘する対話式宗教破綻プログラムの作成を画策していた。
フェアーズ=アペタイザー
ジャックス=スペンサー
アルフレッド=シルバーキング
ドロテア=マティーニ=ネイキッド
メリー=マティーニ=エクストラドライ(Melly=Matini=Extradry)
天才少女計画によって生み出された『マティーニシリーズ』の内の一人で、序列は29位。出身地はデトロイト。身長147cm、体重44kg、14歳。スリーサイズはB75W58H80。『techono security.co.ltd』のニューヨーク支社に所属。 マンハッタン地区警護担当。小麦色の肌に金髪をおかっぱにした青い瞳の少女。真紅の油紙でできたツーピースの施術衣を身に纏い、VR用特殊ゴーグルを頭に被っている。背骨を粉砕した後遺症があるため常に浮き輪のような乗り物に乗って移動している。
『マンハッタン000』のエリートでもあり、手元のゲーム機(ステッキVR)にその機能を集約し管轄している。言葉の節々にランダムな3桁の数字を挟む事で記憶の整理を行う特有の癖がある。
カタリナ=マティーニ
ピラニリエ=マティーニ=スモーキー
天才少女計画によって生み出された『マティーニシリーズ』の内の一人で、序列は7位。ウェーブの黒髪をした13程度の小柄な少女。セーラー服の上に青地に金刺繍のパレードコートを羽織り、床を引きずるようにだぶつかせている。周囲からの腫れ物扱いを逆手に取って周囲の人間の行動を雁字搦めにする事に慣れている。行政での役割は各種条約、パワーバランス、保護生物の生息域などに縛られて膠着状態に陥った戦線の円滑な復帰作業。他のマティーニと異なり、何かと理由をつけてストッパー役の青年から離れ単独行動を取る事が多い。
行政システムを管理するAIネットワーク『キャピュレット』の決定に従い、雲をナイトロジェンミラージュの窒素レーザーで励起させ、広範囲かつ異常速度で進行する電解腐食現象をマンハッタンに招く事で『情報同盟』の崩壊を望んだ。マンハッタン000の起動により計画は頓挫し、自身もナイトロジェンミラージュの砲撃の余波を受けて死亡する。
タラチュア=マティーニ=オンザロックス
エリナ=シルバーバレット
資本企業
バッファ=プランターズ(Buffer=Planters)
声 - 菅生隆之
中年の男。階級は少将。『正統王国』から何度も暗殺を試みられている大物。軍事衛星や宇宙ステーションに強い権限を持っている。宇宙開発における新方式には、マスドライバーではなくレーザー式軌道エレベーターを推進していた。
月面にある別荘地ロックキャッスル滞在中にマスドライバー財閥のテロ対象になったが、ヘイヴィアの婚約者であるバンダービルト家のお嬢様も滞在していた為、テロ回避に手を尽くしたクウェンサー達の活躍で結果的にテロを免れた。
ロックベルト=ディーンズゲート
マリーディ=ホワイトウィッチ(Mariydi=Whitewitich)
航空PMC『SKY BLUE.inc』のエースパイロットであり『北欧禁猟区』での稼ぎ頭。階級は大尉。アイス飛行隊のリーダー機に搭乗しており、コールサインは『アイスガール1』。番外編の主人公。
長い金髪に白い肌をした12歳の少女。身長142cm、体重37kgで、スリーサイズはB74W53H72。航空PMCのフライトジャケットは黄色と黒のド派手なカラーリングで、首の下から足の爪先までピッチリ覆う特殊スーツとなっている。ハードロックを好んで聴いている節があり、特にボーイレーサーの曲を愛聴している。『島国』発祥のテクノロジーを甘受できる『資本企業』に所属している事を喜び、カップ麺などの携帯食を贅沢品と呼んでいる。泥沼の戦場での生活を日常だと感じドッグファイトを楽しむ好戦的な気性の持ち主。休暇を取らず戦争漬けの日々を過ごしているため、口座には金が貯まっていく一方。
サバイバリティ研究の一環として、エリートに転用される人体開発技術の被験者として体を弄られた経歴を持つ。『北欧禁猟区』で積み重ねた経験も相まって泥沼の旧時代の戦闘に慣れており、現代の戦争に慣れきった敵兵を軽々と制圧していく。手癖が悪く他人の装備をよく抜き取る。またパイロットとしての技量も高く、他勢力の戦闘機も乗りこなし特殊なマニューバも巧みに行う。
命令違反を過去に多数繰り返してきたため「勲章に最も遠いエースパイロット」と噂されるが、これらは全て後世の歴史からは賞賛されるものが多く、『スカイブルー』の株主総会でもプラス材料として毎回名が上がる。ドSでクールな上、『資本企業』らしい金銭に執着する性格をしているが部下想いの一面もある。軍人然とした生死に達観した考えを持ち合わせているが、時折歳相応の少女らしい仕草が垣間見える。同じ人工強化措置の技術を用いられているにも関わらず給料に差がありすぎる事から正規エリートを嫌っている。
アリシア=スラピージョーズ
広告代理店の雇われである国際競技広報部門の女マネージャー。極めて実利的な性格。テクノピックにて、マリーディとスポンサー『クリアスナイプ社』の仲介を担当した。ブルーエリア社のプラチナコースの生命保険に加入している。常に直立不動で表情に変化がなくスポンサーの意向のみに従っている。スポンサーを接待する時などは笑顔を取り繕い女として媚を売るなど、『資本企業』の人間らしくプライドよりもビジネスを優先する人間。
『空白化』阻止のため独断専行に走ったマリーディを擁護するため、スポンサーへ「メダルを剥奪されても民衆を守るために戦った」という美談を宣伝に利用するよう提言するなど、彼女なりに気を回してマリーディのサポートに回った。
ステイシー=パーメット
護衛の男
本名不明の浅黒い肌の大男。肉体を害するレベルの特殊ウェア等も使用し、特にパワードスーツ使用時に肉体の限界値を超えるようなスペックも可能なように調整されたアスリート兵によって組織される護衛団の上官。自身もアスリート兵。両親の離婚によって年の離れた妹と疎遠になっており、妹はマリーディとどこか面影が似ている。
テクノピックではマリーディの護衛に当たり、アスレティカに襲撃された彼女と共に敵兵を退ける。護衛対象のマリーディを逃がして、自らは『空白化』を阻止するためオリンピアドームに残ることを提案したが、マリーディが独断専行に走ったことで、ドップラーレーダーによる管制によって彼女の支援に回ることとなる。彼女がセカンドヴェニスへ休暇に訪れた際も護衛に雇われていた。
アンジェラ=ハイビスカス
ジョージ=コーラル
ヨグ=ソトース
エイカー=キスオブローズ
ナンシー=ジョリーロジャー
リーガス=ブラックパッション
ラファエロ=ゴールデンクリッパー
シルクスパイダー
ルイジアナ=ハニーサックル(Louisiana=Honeysuckle)
信心組織
クロンダイク(Klondike)
声 - 辻親八
アニメオリジナルエピソード「野に咲く花に鎮魂の歌を >> ベイビーマグナム破壊戦」に登場。『信心組織』の重鎮の一人。眼鏡をかけたスケベな老人の導師。
国際的影響力が高い宗教家だが、実際には「非暴力・不服従・無抵抗主義」を貫く哲学に近い思想家の側面が強く、『信心組織』の中では浮いた存在。思想の拡大が嫌われているものの、勢力の垣根を越えて多くの信者を持っているために国際問題を危惧して迂闊に殺害する事も適わず、結果的に人質として各世界的勢力の間をたらい回しにされている。
サラサ=グリームシフター
ロイベルツ=オールドニック
十字教系勢力の元枢機卿の老人。旧宗教の復古運動による十字教勢力の弱体化に危機感を抱いている。
失言を連発してギリシア系勢力との内戦を引き起こし、『安全国』の民間人を含む5000人以上の大量の死者を出したことで、十字教系勢力からも除名されヴァルキリエの討伐対象となった。ロワイヨーテ方面のハイエナ(強盗集団)と接触を図り、彼らと自身を追跡するヴァルキリエを衝突させようと目論んだが、第37機動整備大隊がハイエナを掃討したことで失敗。オセアニア北東端に逃走しようとしたが、休暇中の第37機動整備大隊がそこへ駐屯していたためソロモン方面へとさらに北上することになった。その後、『資本企業』と取引を交わし、人工プラチナ製造法『電子数学の財宝』を実現させることでギリシア勢力の経済破綻と自身の返り咲きを狙った。しかし、プラチナ暴落の疑惑さえ生めれば十分だった『資本企業』に切り捨てられ、ディープオプティカルの主砲を撃ち込まれ焼死した。
ラミール=スコッフロー
テクノピックの裏で暗躍するギリシア系組織『アスレティカ』の指揮官。階級は中佐。金髪・褐色肌の女性。『ロケットイカロス』のコールサインで知られるエースパイロットでもある。
母体ギリシアの祖先から発祥したオリンピックの復活を目論み、テクノピックを廃止するため会場となるオリンピアドームの破壊計画『空白化』を実行に移した。マリーディ襲撃に見せかけてオリンピアドーム側が無人兵器の情報を統合するハブを破壊し、無力化。こうして対空戦力潰し、マリーディに妨害を受けながらもオーシャンサブステーションの1機を掌握し、送電用レーザーの兵器化に成功する。そのレーザーによりオブジェクトを攻撃することで警護に当たる4機の各世界的勢力のオブジェクト同士による戦争を嗾けようとしたが、マリーディが搭乗したHarpuiaiの襲撃に遭い、自身もマイクロウェーブ兵装搭載機に乗って排除に当たるが、返り討ちに遭い死亡する。
イリス=アグラベーション
プタナ=ハイボール(Putana=Highball)
『"HINOU" 5th instruct battalion』のエリート。長い黒髪を頭の後ろで束ねている、金色の瞳で褐色肌の少女。15歳。身長155cm、体重45kg、スリーサイズはB78W56H80。階級は大尉。出身地はニューデリー、ガンジス。
特殊スーツは、緑色を基調としたナース服を模したデザイン。極度の視線恐怖症だが、それを自らの武器として転化させている。カレー好き。
『コレクティブファーミング』が鹵獲されたことで存在意義を失い、部隊の兵士から処刑される所をミリアによって救出されて捕虜となる。初めはクウェンサーに敵意を抱いていたが、彼やアヤミの言葉を受けて思い直し、『コレクティブファーミング』の自爆を諦めて機体を『正統王国』へ差し出した。
ウルズ=サイレントサード
第5次ノルンプログラムでウルズの役割を担う事になった『トリニティスタイル』を操るエリート。三姉妹のエリートの一角であり長女。緑色の特殊スーツで全身を覆った、長い金髪を1本の三つ編みにした18歳ぐらいのおっとりとした印象の少女。姉妹揃って同じ髪留めをしている。スーツには布を水着のように巻きつけている。2人の妹スクルドとベルザンディと共に部隊内では「聖女猊下」と敬われ、兵士の集団ヒステリー化施策『ベルセルク』を助長させるアンプとしての役割を担っていた。耳年増な割りに純愛を求める等、色々と重いため部隊内の兵士から余所余所しい態度を取られる。化学戦のエキスパート。エリートとしては及第点ギリギリのスペックしか持ち合わせておらず、知略で補っている。
ベルザンディ=サイレントサード
スクルド=サイレントサード
第5次ノルンプログラムでスクルドの役割を担う事になった『トリニティスタイル』を操るエリート。三姉妹のエリートの一角であり三女。緑色の特殊スーツで全身を覆った、長い金髪をツインテールにした14歳の少女。姉妹揃って同じ髪留めをしている。スーツには胸元と腰回りにそれぞれX字に布を巻きつけている。2人の姉ウルズとベルザンディと共に部隊内では「聖女猊下」と敬われ、兵士の集団ヒステリー化施策『ベルセルク』を助長させるアンプとしての役割を担っていた。また、エリートとしてのバイタル調整には入眠時幻覚を利用する。
計画性皆無でアドリブに殺人を繰り返す天性のシリアルキラーであり、軍で囲わなければ社会に適合できない人格破綻者。常識的な倫理観は存在せず、殺せる時に殺せる場所で殺せる分だけ殺す事を信条としている。同じ部隊内の兵士にさえ殺人癖を隠し通してきたサイコパスであり、その殺人は模倣犯を大量に発生させるほどに伝染率が高い。好みの殺害対象は中性的で女っぽい男であり、一目惚れしたクウェンサーの殺害を画策した。オブジェクトによるクリーンな戦争に微塵も興味がなく、自身の手で殺人を行う事を何よりも優先する行動原理を有する。基本的には縊殺を好むが移り気が激しいため殺害方法もばらついていた。しかしマダガスカルでの一件を機に、爆弾を用いる手法に魅入られ、クウェンサーを「先輩」と崇めるようになった。
『トリニティスタイル』の主格を担っているものの、エリートとしての調整のバランスが崩れてしまったピーキーなタイプ。特に攻撃性が高く、敵軍が『白旗』を上げても暗黙の了解を破り攻撃を辞めない。兵士ではない民間人どころか味方の兵士や自身の姉達まで見境なく射殺を試みる。最終的に実験戦場マダガスカル島での一件を経て、抗躁剤を投与され植物状態のまま実験サンプルとして延命処理が施された。
ティルフィング=ボイラーメイカー
ロバート=ミスティネイル
エリザベート=シュノズル
ベネト=ダンデライオン
その他の勢力
スラッダー=ハニーサックル(Sladder=Honeysuckle)
声 - 細谷佳正
マスドライバー財閥に所属。軍服の上に白衣を羽織り、さらにその上に複数のスプレー塗料を噴きつけて迷彩色を施している。丸みの削り取られた顔立ちに、わずかに生えたヒゲ、疲れの見える表情が獣のような印象を感じさせる男。
世界有数の投資家、マスドライバー財閥専属のオブジェクト設計士、同財閥の名誉会長の軍事相談員など様々な肩書を持ち、個人で50億ドルを出資できる莫大な資金を有している。オブジェクト設計において常軌を逸しており、騙し絵のように捻くれた着眼点から思考を始めて、机上の空論を効率良く実用化するための手順を理路整然と構築していく。
「戦争はオブジェクト同士の戦いで決まる」という定説の破壊を目論み、大量のスペア砲による対戦車陣地、大出力レールガンの囮、試作実験炉を利用した臨界爆発などを立案した。陣頭指揮を取っていたブレイクキャリアーのエリートがイグアス山岳砲撃戦で無力化されたことで、500人程度の残党を率いて指揮を取る。『情報同盟』に亡命して増援を待ちながらアマゾンシティで籠城戦に移り、ベイビーマグナムの無力化に成功した。そのまま自爆装置を起動させてミリンダの殺害を企んだが、クウェンサーの妨害を受けて捕縛された。
脱走したフライドの目論見を知っており、黒軍服の事情聴取を受けて『正統王国』へ情報提供を行った。
ヘンリー=ブラッディブル
世界的なハードロックの鬼才バンド『ボーイレーサー』のボーカル。ヘンリーが2回刺されて以来、愛や恋などを謳わず作詞に凄味が増したとファンに評価されている。表向きはロサンゼルス暮らしだったがメンバー全員が生まれは北欧禁猟区であり本名はブレイズ=モヒート。
メンバーが正気を失った理由が10以上存在すると言われている。平和主義で歌詞に戦争への皮肉を込める活動が『資本企業』の目に留まり、麻薬を掴まされる。他にもハニートラップを受けて夫婦間に亀裂が走り、11歳になる双子の娘ネクレアとエレノアをヴァルハラに捨てていく。正気な頃に発表した名盤は『エンドオフ』。メジャーデビューのアルバムでジャケット写真には出身地であるアースガルドを使っている。
『ブルーボトル』
ニュースメーカー
白海方面の反体制勢力『極光冠』のまとめ役であり、コピー兵器工場の工場長を務める。何度も整形を繰り返し身分も捨てた、本名不明の中年男性。北極圏由来の緩衝派であり、『安全国』と『戦争国』の間に緩衝地帯を設け、大都市が直接戦場になるリスクを減らそうとしていた。
白海方面北極航路争奪戦にて、阻塞気球を利用した『無影爆弾』や有人ミサイル『フライングフィッシュ』によって第37機動整備大隊を苦しめる。その精神攻撃方法論『第六の軍隊』を世界へ拡散し、次世代を担う同志が現れることを願って自身も有人ミサイルに搭乗したが、ヨグ=ソトースの協力を取り付けた第37機動整備大隊の妨害に遭い、生け捕りにされ目論見は破綻した。
ニャルラトホテプ
かつて『資本企業』の諜報機関『外なる神』に所属していた工作員。髪を七三に分けた本名不明の中年男性。整形を繰り返し過ぎて、生まれ持った元の形を完全に失っている。由来は「這い寄る混沌」「無貌の神」など千の異名を持つクトゥルー神話の邪神。
公式記録だけでも既に30回以上もの死亡が確認されており、自身の死亡を偽装工作する術に長ける。
エイカーが実権を握った『外なる神』の活動に嫌気が差し、死んだ振りをして退役した後、自己暗示で諜報員としての記憶・能力を封じてパナマ運河近郊のソベラニア方面で第二の人生を歩んでいた。しかしセイレム・ロジスティクス社が引き起こしたソベラニア動乱によりNGO『青十字』に参加していた妻と5歳の息子を失い、計画の主導者であったエイカーへの復讐を誓う。ヨグ=ソトースおよび『極光冠』を影から操り、多国籍合同軍事演習『ギガントハスラー』の会場にエイカーを誘い込むことで彼を拉致し、拷問の後殺害した。その後は第37機動整備大隊に拘束され、なし崩し的にクウェンサーと共にエクストラアークを撃退する。エイカーの暗殺を裁判にて自白した後、自身が殺されたよう偽装工作して脱獄して南欧に渡った。
トーマス=ゴールデンクリッパー
ヒナ=リキュールボール
ドーラ=ブルーハワイ
グリノフ=クォーターデッキ
用語解説
世界観
本作の世界は、正確な年代は不明だが少なくとも21世紀後半から22世紀以降であることが示唆されている。月面に居住施設が建設されるなど社会の節々に発達した科学技術が見受けられるが、最先端技術は全てオブジェクト開発に回されているため、その他の分野は本来あるべき水準より数世代遅れている。
世界情勢も現代とは大きく異なっている。21世紀前半に国際連合が崩壊し、世界中のあらゆる国家が破綻または変貌した。その後、世界は下記の4つの連合体に分裂している。その各地域が勝手に所属する勢力を決めた結果、1つの地方の国々でも所属勢力がバラバラとなっており、作中では「割れたステンドグラス」と表現されている。そのため、隣接するいずれかの地域とは敵国関係という歪な構図が発生し、小規模な局地戦が起こりやすい状況を形成している。
作中で発生中の戦争は、大義名分はあるものの基本的にオブジェクトを効率よく移動させる経路を確保することを目的としている。また、その多くはクリーンな戦争と呼ばれてオブジェクト同士の激突で勝敗を決めるという、一種のオブジェクトによる代理戦争の体を成している。オブジェクトに対して、戦車や戦闘機といった通常兵器は「戦う前に気概が折られる」、オブジェクト同士では「戦闘前にスペックや機体数を見比べて勝敗が分かる」という風潮が整えられた結果、一部の例外を除いて死傷者が少なく泥沼にも陥らない戦争が普遍化しており、エンターテイメントとなっている。
世界的勢力
主義主張、趣味趣向が各世界的勢力によって異なり、それぞれどの勢力も何かしら異常な一面を価値観の根底に有しており、所属者がそれを疑問視することはない。そのため、偏りのない理想郷などは存在せず何かしらの仄暗い陰謀が渦巻いており、作中では世界的勢力を巨人に見立てて「巨人達の影」と形容された。その異常な性格以外の面ではおおむね、現代社会と似た一般的な価値観である。
正統王国(A Legitimate Kingdom)
封建的な旧身分体制を復古させた王政諸国の集合体であり、血統と名誉を最も重んじている。血筋によって決定される『平民』および『貴族』(さらにその上の『王族』)という身分階級が存在し、身分差別は公認されているものの人種差別はない(男女差別は『貴族』の間で根付いている)。全体のトップは、『君主議会』およびその諮問機関『評議会』で、各国の政治の実権は『貴族』が掌握している(参政権は貴族にしか与えられていない)。奴隷階級もかつて存在したが数十年前に完全廃止された。正式言語は、かつてのフランス語を軸にヨーロッパの各文化の言語をまとめ上げた文体となっている。使用通貨はユーロ。
「カエサル・プロジェクト」として、本国パリ地下深くのシェルターに精子と卵子の自動掛け合い装置があり、理想の支配者の遺伝子の作成が行われている。現在は掛け合わせの途中で潜り込んだ遺伝病を希釈・無力化するため回り道をしている最中。
本国はノルマンディー方面のパリ。判明している所属地域は、アラスカ方面、ジブラルタル海峡、グレートブリテン島南部、アマゾン方面、ヴィクトリア島、クック追加諸島、アサバスカ方面、ニューカレドレア方面、ボルガ方面など。ユーロ圏は『信心組織』とのスパークエリアとなっている。
情報同盟(Intelligence Union)
ありとあらゆる情報を収集・管理しており、情報の真偽を最も重んじている。上位層の人間が様々なアクセス権を有する反面、下位層の人間は情報制限など日常茶飯事でプライバシーも保証されない情報弱者と化す等、情報格差が恒常化された極端な情報化社会。
『島国』で開発されていた『一霊四魂』を垣間見た結果、軍では諜報活動や戦略AIの開発が盛んになった(『正統王国』が一般公開している論文『アンジェリナ・リスト』にて、完全無人AIの導入は否定されている)。諸問題への対処法を検索一つで素早く引き出すシステム『パーフェクト・ブラウジング』の完成を最終目標とし、その達成のために採用戦争で敗れた試作技術までもを情報の1つとして収集している。安全国各国の中央サーバーを繋いだAIネットワークにより管理される行政システム『キャピュレット』が行政を担っている。マリーディ曰はく、レーションは四大勢力の中で最も美味しいらしい。
本国はアメリカ合衆国東部で中心地はニューヨーク。方面判明している所属地域は、チョノス諸島、南米パリマ方面、チェサピーク方面、トランシルバニア方面など。北米大陸は『資本企業』とのスパークエリアとなっている。
資本企業(Capitalist)
その名の通り資本系企業の集合体であり、経済と財産を最も重んじている。七つの巨大企業体『7thコア』により『本国』が直轄管理される。貯金の大小が人権の優先順位を決定するほどの極端な資本主義体制となっており、『資本企業』内の優劣は所有する資産の量によって決められる。「チップを出さない客には店の出口も教えない」というのが常識としてまかり通るほど。使用通貨はドル。
軍は完全PMC(傭兵)化されており、エリートが重役に就く事で権威的なバランスが図られている。また、オブジェクトを有する事が大企業の条件とまで言われている。レーションは様々な味があって美味しい模様。
本国はアメリカ合衆国西部で中心地はロサンゼルス。判明している所属地域は、セントラルヴァレー方面、日本列島、中米シエラマドレ方面、アスエロ方面など。北米大陸は『情報同盟』とのスパークエリアとなっている。
信心組織(Faith Organization)
様々な宗教団体の集合体であり、思想を最も重んじている。故に、所属する国の法律も宗教上の戒律をベースにしたものが多い。各種思想・宗教の代表が協議する『中央』と呼ばれる機関が上層部である。北欧神話、ギリシア神話など過去に衰退した宗教の復活や無名の新興宗教の保護なども積極的。しかし建前とは裏腹に、実際には他勢力という共通の敵を見出さなければ内戦だけで滅亡してもおかしくないほど険悪とまで評される。紙幣よりも貴金属が重要視されているため、固定された為替によってダイヤやプラチナなどの貴金属で世界市場の変動レートに対応している。映画産業が遅れた事で国際世論誘導が最も遅れている。宗教で金を稼ごうとする『資本企業』や伝承の科学的見地をウェブで頻繁に発表する『情報同盟』とは仲が悪い。『情報同盟』に敵対意識が高く、エリート開発に重きを置く事でスパコンやAI技術に対抗しようとしている。
過去に鹵獲した兵器の再利用計画があり、砲身は敢えて他勢力と同じ口径、そして加工を施せば他勢力の弾頭も使用できるようになっている。これにより、襲撃の際に敵からの勢力の特定を誤認させる思惑もある。『島国』の『幽霊船団計画』の影響を受けた『潜水母艦計画』が道楽として行われていた。また、信仰心を闘争心に切り替える施策なども進められている。兵糧確保計画『ドラウプニル計画』により、遺伝子改良型の鈴虫が繁殖させられている。
判明している所属地域は、カムチャッカ半島、本国とされるローマ、アテネなど。ユーロ圏は『正統王国』とのスパークエリアとなっている。
組織・機関
正統王国
君主議会
評議会
黒軍服
特別教導隊
血統局
王立テクノアカデミー
チェーンカッター部隊
情報同盟
天才少女(神童)計画
現在では情報同盟のAIネットワークの行政システム『キャピュレット』の脆弱性を人間の発想で埋める生体ハードウェアとして機能を負っている。カサンドラの有する「合理的な殺人者」という一面がどの個体が継承したか主導者のカタリナでさえ把握できておらず、情報同盟への破壊工作を目論む暴走へと発展した。
資本企業
マスドライバー財閥
宇宙開発にまつわる技術開発競争にて、実用に耐え量産できるほどのマスドライバー技術を持つのは作中では当財閥のみであり、レートビジネスで稼いだ資金を使ってマスドライバー技術による宇宙開発市場の独占を狙っていた。
しかし、所属勢力である『資本企業』がレーザー方式軌道エレベーターを選んだために「採用戦争」に敗北し、『資本企業』と敵対する勢力に技術を売り込もうとした。それが技術流出であるとされ抑止されたことが発端となり、財閥のエリートを『資本企業』側に抑えられオブジェクト同士が衝突する戦争は回避されたものの一方的に『資本企業』から離脱した。本拠地は中米シエラマドレ方面を南下し、南米大陸のイグアス方面へ拠点を移しつつあり、『情報同盟』への亡命も試まれていたが未遂に終わる。
7thコア
セイレム・ロジスティクス
エレベーター連盟
信心組織
中央
ヴァルキリエ
十字教
オセアニア
MIB
かつて北米大陸の超大国が担っていた『世界の警察』という抑止力を、オセアニアの戦災復興に乗じて再現しようと数年がかりの計画を企てていた。世界的勢力の統合を志し、自らを「亡霊達の警察」と名乗る。
民衆の世論操作で『正統王国』軍の排斥運動を煽ったが、デモ活動へ反対する者が現れ始めて目的が頓挫する。妨害のため追撃しにやって来た多国籍軍を『アーリーステイツ』で迎撃するが、操縦者が死んだことで投降。彼らのスポンサーについても『黒軍服』が派遣されたことでバックグランドを失い、組織は壊滅する。
島国
一霊四魂
組み上げた開発者達が企んだ全世界気象コントロール兵器システム『アマテラス』の構築を目指して演算されており、この計画に賛同した自防PMCが暴走を起こした。
その他
ユニコーン
ナタラージャ
第37機動整備大隊に目論見を勘づかれ、大人達に『オリエンタルマジック(カーリー)』を派遣させて妨害を試み逃走を図ろうとした。しかし、クウェンサー達によってオリエンタルマジックは破壊され、ナタラージャも沈没した『コレクティブファーミング』に押し潰されて身動きが取れなくなり、各世界的勢力に資源を没収された。
シンデレラウィザード
ウッドストック
国家・地理
安全国
ロストエンゼルス
「信仰を失ったら人々はどうなるか」を名目に設定された実験場であり、犯罪が横行していて治安は最悪。元々は大規模なシャトル発射場として開発されていた。山岳部の変電施設はボロいため頻繁に停電が起こる。夜になると、山間部から流れる風によって街に深い霧が立ち込める。
オセアニア軍事国
崩壊後は「空白地帯」として介入を受けつつ、再興に向けて暫定政府が活動している。再興を機に、治安維持は軍隊ではなく警察系の特殊部隊が担当している。再興への資金援助も散発的でオセアニア・ドルも乱高下しており、旧軍政派残党が開く闇市が否応無しに根付いている。
ロワイヨーテ方面、ソロモン方面なども該当する。
南極
空白地帯
グレーターキャニオン
ロックキャッスル
アマゾンシティ
移民居住都市
『島国』
所属は『資本企業』だが、列島西部を掌握した朝廷制度復活を掲げる勢力が『正統王国』と『信心組織』のどちらに属するかで内部対立したり、東部も徐々に『情報同盟』的な体制に移行しつつあるなど、曖昧な政治情勢となっている。
北欧禁猟区
爆撃や略奪の恐怖などの戦争病変に長時間曝された子供たちの精神はエリートの素体として優れており、エリートの自然発生率が高い。
アースガルド
敵の襲撃により動力炉が爆破され、街そのものが消滅し、現在は『崩壊首都』と呼ばれゴーストタウンと化している。クリーンな戦争における負の歴史の転換点とされており、北欧全域がオブジェクト無用な禁猟区とされる原因となっている。
ヴァルハラ
地下道や抜け道などが数多く存在し、マネーロンダリングの温床と化している。
人工浮揚島
オリンピアドーム
直径約20kmの競技ドームを中心に、周囲10kmへ各種施設を配置した構造(目玉焼き、とも揶揄される)。選手村として、競技ドームの外側に高層リゾートホテルが建設されている。遊泳エリアの海底には可動式の防波堤として強化ウレタン製の直方体ブロックが敷き詰められ、それが上下することで海流をコントロールしている。オリンピアドーム自体は、およそ2年の周期で大西洋を周回している。テクノピック出場選手への襲撃事件に対処するため5000機以上の無人兵器を導入しているが、ドームそのものに軍事的価値が無いことを示すため、それらの供給電力はオーシャンサブステーションと呼ばれる外部の大型変電船舶3隻で作り出している(軌道上の発電衛星群からマイクロウェーブで船舶へ送電、続いてその電力をレーザーに変換してオリンピアドームにエネルギーを供給)。こういった回りくどい間接的なシステムは、マイクロウェーブの人体への影響を懸念した上での風評被害対策も兼ねている。ビフレストビーチと呼ばれる観光名所があり、内陸に引き込まれた巨大な運河へ並行的に架かる200m以上の7本のアーチ状鉄橋がある。夜にはライトアップされ、一本につき一色、合計七色の光を放つ。「ここへ立ち寄るカップルは仲が進展しない」というデータも週刊情報誌に掲載されていたりする。
テクノピック
表向きは『平和の祭典』だが、現在はスポーツ衣類の向上や人間工学の発達により、技術力の誇示を兼ねた代理戦争と化している。さらに裏では選手暗殺を始めとする妨害行為が半ば暗黙の了解としてまかり通っているため、『死の祭典』『殺戮パレード』という異名がついている。その他、選手に負担のかかるドーピングや、成績の芳しくなかった選手がオリンピアドーム公式発行の賭博チケット絡みの逆恨みで帰国後に襲撃されるなどの問題も発生している。出場選手の平均寿命は、ドーピングの『底上げ』や暗殺のせいで低くなっているのが現状。
シャトー・ド・ルージュ(赤ワインのブドウ園)
コンテナの全てがモジュール化された独房であり、1500人もの囚人達を収容している。囚人達は皆、内部告発や貧民へのボランティアなどで『貴族』の反感を買ってしまった無実の『平民』であり、収容施設は国が認めた公的な「リンチ場」となっている。
施設の構造体とコンテナ式の独房がブドウの棚に見えることや、無実の人間を閉じ込め、苦しめ、真っ赤な血を搾り取る、という意味も含めて名付けられた。
マダガスカル島
マザーレディ
地上基地・グランドベースへカーボンナノチューブの塔を垂らす形で建造されており、静止軌道上に直径20kmの宇宙ステーションが広がっている。ステーションに搭載されたレザービーム砲やデブリを利用した人工流星雨、地上基地の防衛用コイルガンを搭載しており地上部隊・オブジェクト共に寄せ付けない防衛能力を有する。雷による被害を避けるために、気圧操作の天候兵器も有しており、副次効果としてオブジェクトによるレーザー砲撃を歪曲させることも可能。
軍事用語
各オブジェクトの種別に関しては次のセッションで説明する。
オブジェクトの兵装・技術
オニオン装甲(タマネギ装甲)
プリント基板式送電装置
JPlevelMHD動力炉
推進(浮遊)方式
静電気式
海上での運用はできないため、海戦を想定する場合は海上用フロートを併用する必要がある。浅い水たまり程度なら難溶性の反発剤を用いる事で強引に踏破できるが、環境に悪影響を与える。
エアクッション式
砲門
レールガン
コイルガン
レーザービーム砲
電子ビーム砲
下位安定式プラズマ砲
主砲
副砲
第8世代暗号通信
機密保護装置
エリート
オブジェクトの操縦形態(インターフェース)は各エリートに合わせて個別に用意される。オブジェクト搭乗時は時速500km近い高速機動が行われるため、専用のスーツを着用し、耐Gスーツと同様の原理で下半身を圧迫する事で血流を堰き止め、脳の虚血状態を防止する。また、エリートのバイタル調整も「メンテナンス」と呼ばれるほど厳重に管理されており、各エリートに合わせた独特な方式が取られる(フルートの調律、瞑想、入眠時幻覚など)。
『正統王国』では救国の英傑、『情報同盟』ではアイドルなど戦時広報としてエリートを神格化する動きは各世界的勢力にそれぞれある。特に『信心組織』ではその傾向が強く、オブジェクトは一種の神殿であり神官や巫女であるエリートのカリスマ性を増幅させるための装置といったイメージが浸透している。
その他の用語
ベースゾーン
『正統王国』第37機動整備大隊(37th. Consolidation Maneuver Battalion)
兵士の居住区もレーダー管制塔も全て巨大な車両の上に設置されている。海上では車両団の設営は不可能なため、強襲揚陸空母2隻でベイビーマグナムを挟み、多数のワイヤーを張り巡らせる事で固定する。
レーション
白旗
ハンドアックス
ウォーハンマー
摂氏70℃を超えるソベラニア方面において、ハンドアックスでは溶けて使い物にならないため代用兵器としてクウェンサーが使用した。
試作実験炉
パワードスーツ
軍用モデル
また、量産型ではなく兵器ショーに出品された10-15m程度の大型モデルや、人型ではなく球体状の試作スーツも存在する。
採掘用モデル
建築用
『カーソル』
オブジェクト以外の兵器・技術
正統王国
シャルルマーニュ
シグムント
ティルトローター式ガンシップ | |
---|---|
種別 | 対地攻撃型火力支援機 |
所属 | 『正統王国』 |
全高 | 10.1m |
全長 | 25.3m |
全幅 | 36.3m |
重量 | 65.1t(火器最大装備時) |
動力系 | ターボプロップエンジン×2(ティルトローター式) |
最高速度 | 時速750km(動力垂直時 時速350km) |
武装 | 150ミリ砲×1 50ミリ榴弾砲×1 30ミリガトリング砲×1 |
乗員人数 | 操縦席に1・2名、他に使用火器や管制によって変化。 |
その他 | メインカラーリング:カーキ |
ティルトローター式ガンシップ
また、各種大砲の代わりにカートリッジ式のレーザー兵器ユニットを積んだ亜種などの登場にもより、『鈍重な機体は制空権の確保されていない戦場では無力』という従来の法則は突き崩され、戦闘機どころか巡航・弾道ミサイルの迎撃まで可能となった。
通常モデルとレーザーモデルを組み合わせることで、空と地上の双方へ同時に切り込み、戦場の一方的な制圧を可能とした。
しかし、レーザー兵器が各国の軍隊に導入されるようになって以来、主役の座を明け渡すこととなった。
ティルトローターと呼ばれるプロペラ機であり、翼についたプロペラの向きを90°変更することで、垂直方向と水平方向の推力を切り替えられる。
基本的には、パイロットは対人センサーから中心点を定めて円を描くように飛行し、胴体から砲撃手が途切れることのない連射を一方的に浴びせ続ける戦法が取られる。
ナイトエッジ小隊からは『プテラノドン』という愛称で呼ばれている。
ティルトローター式ガンシップ
また、各種大砲の代わりにカートリッジ式のレーザー兵器ユニットを積んだ亜種などの登場にもより、『鈍重な機体は制空権の確保されていない戦場では無力』という従来の法則は突き崩され、戦闘機どころか巡航・弾道ミサイルの迎撃まで可能となった。
通常モデルとレーザーモデルを組み合わせることで、空と地上の双方へ同時に切り込み、戦場の一方的な制圧を可能とした。
しかし、レーザー兵器が各国の軍隊に導入されるようになって以来、主役の座を明け渡すこととなった。
ティルトローターと呼ばれるプロペラ機であり、翼についたプロペラの向きを90°変更することで、垂直方向と水平方向の推力を切り替えられる。
基本的には、パイロットは対人センサーから中心点を定めて円を描くように飛行し、胴体から砲撃手が途切れることのない連射を一方的に浴びせ続ける戦法が取られる。
ナイトエッジ小隊からは『プテラノドン』という愛称で呼ばれている。
スカーレットプリンセス号
豪華客船と銘打っているが、内部構造は根本から異なる偽装巡洋艦であり、海賊を誘い殺すことを目的としている。作戦ごとにモジュール状の外装を完全に再換装させ、カラーリングやシルエットそのものを変更している。
交戦時は、1000枚以上ある強化ガラスの窓が全て、複合素材のシャッターで内外二列に降りるようになっている。サイドデッキの両翼からは船首から船尾まで近接防御用のCIWS(20ミリガトリングガン)がせり上がり、三段デッキのプールは割れて21センチの速射砲がそびえ立ち、屋根一面のミサイルハッチが展開される。対地ロケット砲を配備した攻撃ヘリまで格納している。
船の下層半分は一つの大きな空間となった揚陸部隊用船倉となっており、多数の軍用エアクッション船が配備されている。船首の部分が中央から真横へ割れて、乗船していた部隊が出陣する。
第37機動整備大隊の先遣隊としてマラッカ海峡を通過中に海賊と会敵し、掃討した。
ショートボウ
烙印
クラスターブレイン
スーパーノヴァ
スカーレットプリンセス号
豪華客船と銘打っているが、内部構造は根本から異なる偽装巡洋艦であり、海賊を誘い殺すことを目的としている。作戦ごとにモジュール状の外装を完全に再換装させ、カラーリングやシルエットそのものを変更している。
交戦時は、1000枚以上ある強化ガラスの窓が全て、複合素材のシャッターで内外二列に降りるようになっている。サイドデッキの両翼からは船首から船尾まで近接防御用のCIWS(20ミリガトリングガン)がせり上がり、三段デッキのプールは割れて21センチの速射砲がそびえ立ち、屋根一面のミサイルハッチが展開される。対地ロケット砲を配備した攻撃ヘリまで格納している。
船の下層半分は一つの大きな空間となった揚陸部隊用船倉となっており、多数の軍用エアクッション船が配備されている。船首の部分が中央から真横へ割れて、乗船していた部隊が出陣する。
第37機動整備大隊の先遣隊としてマラッカ海峡を通過中に海賊と会敵し、掃討した。
ショートボウ
烙印
クラスターブレイン
スーパーノヴァ
レーヴァテイン | |
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種別 | 自走式戦線攻略砲 |
所属 | 『正統王国』 |
全高 | 80m(地対空無限円周高射砲含む) |
全長 | 520m |
全幅 | 165m(地対空無限円周高射砲含む) |
重量 | 12万t(火器最大装備時) |
動力系 | クリッパー造船製戦艦規格ディーゼルエンジン×1 |
最高速度 | 時速220km |
武装 | 地対空無限円周高射砲×1、地対地50センチ砲×12など |
乗員人数 | 最大830名 |
その他 | メインカラーリング:ブラック |
レーヴァテイン
きのこ雲を生む程の膨大な火薬を詰めた砲弾を大雑把に高空で炸裂させ、爆風と乱気流により広範囲の戦闘機をまとめて墜落させる事から『吊り天井』と呼ばれている。
6両編成の巨大車両の中でも、3両に渡る巨大な円周が主砲。これは円形のリニアレールであり、この上に高速砲台車両を走らせ、飛距離に合わせて遠心力で特殊な液化装薬を練りながら砲弾を発射する。
屋根の上には蜂の巣のように大量の砲身が並ぶ。内部のライフリングを数値設定する事で、ピッチングマシンのように砲弾へスピンを加えて自由に歪曲させる変化高射砲の群れとなっている。
レーヴァテイン
きのこ雲を生む程の膨大な火薬を詰めた砲弾を大雑把に高空で炸裂させ、爆風と乱気流により広範囲の戦闘機をまとめて墜落させる事から『吊り天井』と呼ばれている。
6両編成の巨大車両の中でも、3両に渡る巨大な円周が主砲。これは円形のリニアレールであり、この上に高速砲台車両を走らせ、飛距離に合わせて遠心力で特殊な液化装薬を練りながら砲弾を発射する。
屋根の上には蜂の巣のように大量の砲身が並ぶ。内部のライフリングを数値設定する事で、ピッチングマシンのように砲弾へスピンを加えて自由に歪曲させる変化高射砲の群れとなっている。
G-22 | |
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種別 | 地上攻撃専用機 |
所属 | 『正統王国』 |
全高 | 8.5m |
全長 | 20.4m |
全幅 | 15.2m |
重量 | 20.0t(火器最大装備時) |
動力系 | アースガルズ航空製ホワイトホースⅢ×1 |
最高速度 | 時速1400km(アフターバーナー展開時) |
武装 | 40ミリ地上攻撃ロケット×16、30ミリ地上攻撃ガトリング×2 護身用短距離空対空ミサイル、欺瞞兵装など |
乗員人数 | 最大2名 |
その他 | メインカラーリング:モスグリーン迷彩 |
G-22
G-22
S/G-31(複座カスタム) | |
---|---|
種別 | 多用途戦闘機 |
所属 | 『正統王国』 |
全高 | 5.5m |
全長 | 17.1m |
全幅 | 13.1m |
重量 | 25.5t(火器最大装備時) |
動力系 | プレミアム重工製チャリオット×1(VTOL推力可変モデル) |
最高速度 | 時速2550km(アフターバーナー展開時) |
武装 | 短距離空対空ミサイル×12、20ミリ機銃×1、欺瞞兵装など |
乗員人数 | 最大2名 |
その他 | メインカラーリング:グレー |
S/G-31(複座カスタム)
搭載されている空対空ミサイルは『バリスタⅡ』と呼ばれ、撃ちっぱなし能力を持つもの。
S・Cu-25
S/G-31(複座カスタム)
搭載されている空対空ミサイルは『バリスタⅡ』と呼ばれ、撃ちっぱなし能力を持つもの。
S・Cu-25
S/G-31(複座カスタム)
搭載されている空対空ミサイルは『バリスタⅡ』と呼ばれ、撃ちっぱなし能力を持つもの。
S・Cu-25
S/G-31(複座カスタム)
搭載されている空対空ミサイルは『バリスタⅡ』と呼ばれ、撃ちっぱなし能力を持つもの。
S・Cu-25
S-36 | |
---|---|
種別 | 迎撃戦闘機 |
所属 | 『正統王国』 |
全高 | 4.4m |
全長 | 23.8m |
全幅 | 18.7m |
重量 | 26.5t(火器最大装備時) |
動力系 | プレミアム重工製サーベルタイガー×2 |
最高速度 | 時速3000km(アフターバーナー展開時) |
武装 | 短距離空対空ミサイル×12、30ミリ機関砲×1、欺瞞兵装など |
乗員人数 | 最大2名 |
その他 | メインカラーリング:ホワイト |
S-36
独特の空力制御で『果実搾り』と言われる程の高負荷慣性Gを生み出す急旋回が可能。一方で、やり過ぎて失速し機体の制御を失うリスクも高いピーキーな性能。
S-36
独特の空力制御で『果実搾り』と言われる程の高負荷慣性Gを生み出す急旋回が可能。一方で、やり過ぎて失速し機体の制御を失うリスクも高いピーキーな性能。
情報同盟
真実の鏡
トールハンマー
トールハンマー
アナスタシアプロセッサ
アナスタシアプロセッサ
ゴーストチェンジャー
獄中のスラッダー=ハニーサックルが設計し、中和剤によって自分の脳への干渉は防いでいた。
ゴーストチェンジャー
獄中のスラッダー=ハニーサックルが設計し、中和剤によって自分の脳への干渉は防いでいた。
資本企業
EXウォール
コイル状の有刺鉄線は砲撃を受けるとバラバラに分解するようになっており、1つ1つが対人地雷として機能する。車両1台で約2000 - 3000個もの地雷へと変貌する。戦争条約で禁止されている「無秩序な地雷の敷設・散布」を敵に行わせることで、国際会議で有利に立ち回ること、あるいはそれを危惧した敵をバリケードで牽制する、といった目的がある。
fli-21T
Zig-27 | |
---|---|
種別 | 長距離多用途戦闘機 |
所属 | 『資本企業』 |
全高 | 5.6m |
全長 | 25.5m |
全幅 | 19.7m |
重量 | 29.9t(火器最大装備時) |
動力系 | ジグリクス航空製RE-03×2 |
最高速度 | 時速2800km(アフターバーナー展開時) |
武装 | 短距離空対空ミサイル×14、20ミリ機銃×1、欺瞞兵装など |
乗員人数 | 最大2名 |
その他 | メインカラーリング:グレー |
Zig-27
Zig-27
Rev-19 | |
---|---|
種別 | 制空戦闘機 |
所属 | 『資本企業』 |
全高 | 4.7m |
全長 | 15.4m |
全幅 | 10.6m |
重量 | 18.9t(火器最大装備時) |
動力系 | レヴォスカイ社製JE-18×1 |
最高速度 | 時速2380km(アフターバーナー展開時) |
武装 | 短距離空対空ミサイル×8、長距離空対空ミサイル×2 20ミリ機銃×1、欺瞞兵装など |
乗員人数 | 1名 |
その他 | メインカラーリング:グレー |
Rev-19
最高速度よりも軽量故の急旋回を武器とする高機動機で、純粋なドッグファイトのみを追求したモデル。督戦部隊に配備されている。
Rev-19
最高速度よりも軽量故の急旋回を武器とする高機動機で、純粋なドッグファイトのみを追求したモデル。督戦部隊に配備されている。
Rev-51
信心組織
Harpuiai | |
---|---|
種別 | 多用途戦闘機 |
所属 | 『信心組織』(『正統王国』所属と誤認させている) |
全高 | 5.5m |
全長 | 17.1m |
全幅 | 13.1m |
重量 | 25.3t(火器最大装備時) |
動力系 | ギリシア圏営空軍戦力工場製prometheusV×2 (VTOL推力可変モデル) |
最高速度 | 時速2550km(アフターバーナー使用時) |
武装 | 短距離空対空ミサイル×12 400キロ爆弾×2 20ミリ機銃×1 光波長ジャミングポッド×2 電磁波ジャミングポッド×2 |
乗員人数 | 1名 |
その他 | メインカラーリング:グレー |
マイクロウェーブ兵装搭載機 | |
全幅 | 14.3m |
重量 | 25.9t(火器最大装備時) |
最高速度 | 時速2430km(アフターバーナー使用時) |
武装 | マイクロウェーブ受電板×2 マイクロウェーブ放射装置×2 20ミリ機銃×1 |
搭乗者 | ラミール=スコッフロー |
Harpuiai(ハルピュイアイ)
ジェットエンジンのベクタースラストノズルにあるパドルの特許上の問題によって、『正統王国』から『信心組織』へ亡命した技師が設計した。
そのため身元を隠すために外装を改造しており、『正統王国』のS/G-31機と酷似している。
スーパークルーズ(超音速巡航)可能な機体だがアフターバーナーも備え付けられている。機銃は毎分4000発。
パイロットは、顔にゴーグルと酸素吸入用ヘッドセットを、喉には小型のマイクを取り付け、高速飛行中の気道を確保する。
このように装備が単純なヘルメット方式ではないのは、エリート用技術を流用しているためである。
オブジェクト全盛の時代において、戦力にならない戦闘機には基本的に国防費は回されないため、オブジェクトの技術を応用した珍しい機体。
マイクロウェーブ兵装搭載機
ラミール=スコッフローが搭乗し、マリーディのHarpuiaiの迎撃に用いられた。
太陽風で乱れるタイミングでオーシャンサブステーションの発電衛星にコマンドを送り、搭載機を大まかに追跡しながらマイクロウェーブ受電板から機内に電力を溜め込み再び発振器で放射する仕組みになっている。
マイクロウェーブの照射によって、敵機のレーダーや通信のみならず高度や方位を示す計器までまとめて無力化する電磁波攻撃が可能。
また、照射時間によっては敵機の航空素材の融解を併発させることもできる。
電磁波そのものを完全に回避する手段はなく、既存の空戦の法則を覆す兵装。
一方で、自身もレーダーが利用できなくなる等、デメリットも大きい。
Harpuiai(ハルピュイアイ)
ジェットエンジンのベクタースラストノズルにあるパドルの特許上の問題によって、『正統王国』から『信心組織』へ亡命した技師が設計した。
そのため身元を隠すために外装を改造しており、『正統王国』のS/G-31機と酷似している。
スーパークルーズ(超音速巡航)可能な機体だがアフターバーナーも備え付けられている。機銃は毎分4000発。
パイロットは、顔にゴーグルと酸素吸入用ヘッドセットを、喉には小型のマイクを取り付け、高速飛行中の気道を確保する。
このように装備が単純なヘルメット方式ではないのは、エリート用技術を流用しているためである。
オブジェクト全盛の時代において、戦力にならない戦闘機には基本的に国防費は回されないため、オブジェクトの技術を応用した珍しい機体。
マイクロウェーブ兵装搭載機
ラミール=スコッフローが搭乗し、マリーディのHarpuiaiの迎撃に用いられた。
太陽風で乱れるタイミングでオーシャンサブステーションの発電衛星にコマンドを送り、搭載機を大まかに追跡しながらマイクロウェーブ受電板から機内に電力を溜め込み再び発振器で放射する仕組みになっている。
マイクロウェーブの照射によって、敵機のレーダーや通信のみならず高度や方位を示す計器までまとめて無力化する電磁波攻撃が可能。
また、照射時間によっては敵機の航空素材の融解を併発させることもできる。
電磁波そのものを完全に回避する手段はなく、既存の空戦の法則を覆す兵装。
一方で、自身もレーダーが利用できなくなる等、デメリットも大きい。
Harpuiai(ハルピュイアイ)
ジェットエンジンのベクタースラストノズルにあるパドルの特許上の問題によって、『正統王国』から『信心組織』へ亡命した技師が設計した。
そのため身元を隠すために外装を改造しており、『正統王国』のS/G-31機と酷似している。
スーパークルーズ(超音速巡航)可能な機体だがアフターバーナーも備え付けられている。機銃は毎分4000発。
パイロットは、顔にゴーグルと酸素吸入用ヘッドセットを、喉には小型のマイクを取り付け、高速飛行中の気道を確保する。
このように装備が単純なヘルメット方式ではないのは、エリート用技術を流用しているためである。
オブジェクト全盛の時代において、戦力にならない戦闘機には基本的に国防費は回されないため、オブジェクトの技術を応用した珍しい機体。
マイクロウェーブ兵装搭載機
ラミール=スコッフローが搭乗し、マリーディのHarpuiaiの迎撃に用いられた。
太陽風で乱れるタイミングでオーシャンサブステーションの発電衛星にコマンドを送り、搭載機を大まかに追跡しながらマイクロウェーブ受電板から機内に電力を溜め込み再び発振器で放射する仕組みになっている。
マイクロウェーブの照射によって、敵機のレーダーや通信のみならず高度や方位を示す計器までまとめて無力化する電磁波攻撃が可能。
また、照射時間によっては敵機の航空素材の融解を併発させることもできる。
電磁波そのものを完全に回避する手段はなく、既存の空戦の法則を覆す兵装。
一方で、自身もレーダーが利用できなくなる等、デメリットも大きい。
Harpuiai(ハルピュイアイ)
ジェットエンジンのベクタースラストノズルにあるパドルの特許上の問題によって、『正統王国』から『信心組織』へ亡命した技師が設計した。
そのため身元を隠すために外装を改造しており、『正統王国』のS/G-31機と酷似している。
スーパークルーズ(超音速巡航)可能な機体だがアフターバーナーも備え付けられている。機銃は毎分4000発。
パイロットは、顔にゴーグルと酸素吸入用ヘッドセットを、喉には小型のマイクを取り付け、高速飛行中の気道を確保する。
このように装備が単純なヘルメット方式ではないのは、エリート用技術を流用しているためである。
オブジェクト全盛の時代において、戦力にならない戦闘機には基本的に国防費は回されないため、オブジェクトの技術を応用した珍しい機体。
マイクロウェーブ兵装搭載機
ラミール=スコッフローが搭乗し、マリーディのHarpuiaiの迎撃に用いられた。
太陽風で乱れるタイミングでオーシャンサブステーションの発電衛星にコマンドを送り、搭載機を大まかに追跡しながらマイクロウェーブ受電板から機内に電力を溜め込み再び発振器で放射する仕組みになっている。
マイクロウェーブの照射によって、敵機のレーダーや通信のみならず高度や方位を示す計器までまとめて無力化する電磁波攻撃が可能。
また、照射時間によっては敵機の航空素材の融解を併発させることもできる。
電磁波そのものを完全に回避する手段はなく、既存の空戦の法則を覆す兵装。
一方で、自身もレーダーが利用できなくなる等、デメリットも大きい。
アトポーシス
道楽程度でしかなかった『潜水航空母艦計画』の副産物。徹底した小型、軽量化を施した無人攻撃機だったが、肝心の母艦が大きすぎて海中で静穏性が確保できずにプロジェクトは凍結された。現在では、計画の負債を消化する意味で様々なテロリストへ売りつけられており、アトポーシス自体がテロリストの象徴ともなってしまっている。
アトポーシス
道楽程度でしかなかった『潜水航空母艦計画』の副産物。徹底した小型、軽量化を施した無人攻撃機だったが、肝心の母艦が大きすぎて海中で静穏性が確保できずにプロジェクトは凍結された。現在では、計画の負債を消化する意味で様々なテロリストへ売りつけられており、アトポーシス自体がテロリストの象徴ともなってしまっている。
ヤリイカ
ヤリイカ
ムニン
ムニン
フギン
フギン
ナグルファル号
作中での3か月前に『資本企業』のアイス飛行隊に制空権を取られて航空爆弾により撃沈させられる。
ナグルファル号
作中での3か月前に『資本企業』のアイス飛行隊に制空権を取られて航空爆弾により撃沈させられる。
Fefnir | |
---|---|
種別 | 垂直離着陸式全環境迎撃戦闘機 |
所属 | 『信心組織』 |
全高 | 5.6m |
全長 | 16.5m |
全幅 | 18.0m(可変翼最大展開時) |
重量 | 17.1t(火器最大装備時) |
動力系 | 北欧圏営航空戦力工場製heimdallⅡ×1 |
最高速度 | 時速2200km(アフターバーナー展開時) |
武装 | 長距離空対空ミサイル×4、20ミリ機銃×1、欺瞞兵装など |
乗員人数 | 1名 |
その他 | メインカラーリング:スカイブルー |
Fefnir(ファブニール)
Fefnir(ファブニール)
その他
北欧禁猟区平和的開発事業協力会議
人工分子モーター
ヴォータン(Wotan) | |
---|---|
種別 | 戦術化学ミサイル地面効果爆撃機 |
所属 | 北欧禁猟区平和的開発事業協力会議 |
全高 | 43m |
全長 | 550m(着水用フロート後部収納時) |
全幅 | 700m |
重量 | 8万t(火器最大装備時) |
動力系 | 特殊合弁法人製スレイプニル×8 |
最高速度 | 時速2370km(地面効果最大時) |
武装 | ブレインミサイル、欺瞞兵装など |
搭乗者 | ネクレカ=モヒート |
その他 | メインカラーリング:シルバー |
グングニル(Gungnir) | |
全高 | 5.0m |
全長 | 26.8m |
全幅 | 7.8m |
重量 | 30.2t(火器最大装備時) |
動力系 | 特殊合弁法人製ニーズヘッグ×1 |
最高速度 | 時速2800km(アフターバーナー展開時) |
武装 | 短距離空対空ミサイル×10、30ミリ機銃×1、欺瞞兵装など |
乗員人数 | 無人 |
その他 | メインカラーリング:ブラック |
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
ヴォータン(Wotan)
超音速分子ビームを利用した複合装甲により、分子間結合力そのものを強化した異常に堅牢な装甲を纏う。一方で、超音速分子ビームに必要なマイナス100℃の極低温状態を機体内部で維持しなければならないためにオブジェクトの下位安定式プラズマ砲の連射で大破してしまう等、熱に対する脆弱性を孕んでいる。そのため欺瞞兵装にも力が入れられており、吹雪かと錯覚するレベルのチャフをばら撒く。
母機であるヴォータンと子機扱いのグングニルは一つのオンライン兵装システム。
搭乗者であるネクレカ=モヒートは医療用の生命維持装置に繋がれ、自我はなく外部からの電気信号を入力されるだけの演算機となっている。
クリーンな戦争のイメージを維持するため、北欧禁猟区のガラパゴス化が世界のパワーバランスに影響がない事を見せつける目的でオブジェクトに敗北するために迷走したまま開発された兵器。
グングニル(Gungnir)
島国レーザー要塞砲 | |
---|---|
分類 | 不明(オブジェクトと認定した場合は第二世代相当) |
種別 | 超広域防衛兵器 |
所属 | 『島国』自防PMC |
全長 | 130m |
装甲材質 | 放射熱対策用特殊装甲 |
最高速度 | 時速0km(移動不可) |
武装 | 主砲:レーザービーム×1 副砲:無し |
その他 | メインカラーリング:ホワイト |
島国レーザー要塞砲
オブジェクト
JPlevelMHD動力炉の膨大な電力とオニオン装甲・プリント基板式送電装置による核爆発にすら耐える桁外れの装甲防御力を備えた超大型兵器。その圧倒的な戦闘力から、機銃や砲弾、ミサイルなど既存兵器は軒並み豆鉄砲扱いになっており、作中では「兵隊が要らない」とまで形容され、人間同士が直接交戦せずに済むクリーンな戦争の代名詞とされている。
実弾、光学、ビーム等様々な大小100門以上の砲門による圧倒的な攻撃力を有し、動力炉を中心に配する直径約50m球形本体(砲の長さまで合わせればそれ以上)、平均質量は20万tを超える巨体ながら、静電気式又はエアクッション式を主体とした推進システムで時速500km以上で戦闘機動を行う。開発初期の時点では、マッハ5以上で飛来する対艦ミサイルやMIRVなどが代表的な仮想敵であったが、照準レーダー群の並列演算技術の確立及び対空レーザーによる圧倒的な迎撃能力の獲得により、オブジェクトのいる戦場において航空機による制空権は意味をなさない(オブジェクトによる戦闘機のキルレシオは1対500を超える)。そのため、戦争ではどちらのオブジェクトが強いか、数が多いかという条件で勝敗がある程度予測できる。しかし、あくまでも兵器であるため常に整備や補給を必要としており、万全な稼働には移動可能な整備基地(ベースゾーン)の同行による整備が不可欠。動力炉自体は長期稼働が可能だが、弾薬・消耗品は元より、整備のための工作機や重機を動かす石油の供給が滞ると整備不全で動けなくなってしまう事もある。作中ではオブジェクトを効率的に輸送できるルートを確保するために戦争が起きているという本末転倒な説まで出ている。また、その質量故に水没したオブジェクトはほぼ回収不能となる。
平均建造費用は50億ドルと言われ、3〜4年もの建造期間を要する。開発されるオブジェクトにあわせて、搭乗者となるエリートを一種の強化人間として調整するため、それぞれのオブジェクトとエリートの組み合わせはほぼ完全に固定されている。エリートが戦闘等でオブジェクトを失った場合でも、造り直した同じ機体、ないし同一系統樹上の発展機でない限り乗り換えはできない。発展機と言っても、基本的なシステムを共有できる範囲での発展(つまり単なる強化・拡大)に限定され、世代を跨ぐ程の進化は望めない。そのため、第一世代型オブジェクトのエリート達は第二世代・2.5世代と言った新型機に対し、半ば旧式扱いされる第一世代で対抗することを余儀なくされている。
オブジェクトは各勢力の最新・機密技術とレアメタルなど希少資源の塊であり、戦闘不能となった際は(その時点でまだ行動可能であっても)自爆装置が作動する。そのため、各勢力は時代遅れの第一世代であっても他勢力のオブジェクトの情報収集に余念がない。自勢力圏外で破壊されたオブジェクトの残骸の調査・奪取を計画するほどである。
オブジェクト同士の戦闘では敵機と距離を離し過ぎると装甲へのダメージが通らないため、通常5〜10kmの間合いにて円運動を取るような挙動で相対速度1000kmを超える砲撃戦が行われ、互いに有利な射撃位置を奪い合う争いになりやすい。
第一世代
現場のエリートや兵士からは「時代遅れ」とされることもある。
第二世代
第三世代
『正統王国』所属機
機体名称は、機体の特徴を表した英単語を組み合わせたシンプルな物となっている。他勢力のオブジェクトの敵性コードネームも同様の名付け方である。
ベイビーマグナム BABY MAGNUM | |
---|---|
分類 | 総合マルチロール型第一世代 |
種別 | 戦場制圧用兵器 |
所属 | 『正統王国』第37機動整備大隊 |
全長 | 75m(主砲最大展開時) |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気+レーザー型推進システム |
最高速度 | 530km/h |
武装 | 主砲:回転アーム式兵装×7 副砲:レーザー、コイルガンなど |
搭乗者 | ミリンダ=ブランティーニ |
その他 | メインカラーリング:ホワイト |
ベイビーマグナム
全天候型・全地形適応のスタンダード機。設計士クレア=ホイストが設計に関わっており、また一般的な第一世代オブジェクトの主流から外れた機体。
逆Y字型の脚部ユニットは静電気式推進システムを採用しており、さらに地表との隙間に高出力のレーザーを放ち空気を加熱・膨張させるレーザー推進による加速機構を併用して高速移動を行う。あらゆる地形で自在に走行でき、専用フロートに換装することで海上での移動、及び戦闘も可能(海戦用フロートには後述のトライコアと同様にシャークアンカーが装備されている)。フロートの換装作業には整備部隊が随伴する必要がある。
アームによって各々が独立して可動する7門の主砲は、戦況に応じてレーザービーム、レールガン、下位安定式プラズマ砲、コイルガン(アニメ版のみ)などに機能を切り替えることができ、拡散と集束の2種類の砲術理論を用いる。
コックピットは機体中核にある直径2mの球状空間の中に設置されており、入り口からは動力炉の整備室や燃料追加用投入口や固着ボックス交換室などの分岐路が伸びている。一面に張られた巨大モニターに表示されるカメラの映像やセンサーの検知結果などの膨大な情報を超高速処理し、入力デバイスは眼球の動きを読み取るサングラス型の赤外線センサー、操縦桿、大量のキーボードなど様々なインターフェースを組み合わせて使い、操縦している。なお、エリートのコンディション調整のために電子レンジや小型冷蔵庫、座席には低周波振動マッサージ機能まで備え付けられている。
短所が無く汎用性が高い代わりに長所も無く決定打に欠け、それゆえに特化型の第二世代との戦闘では不利な戦況に立たされることも多い。また、多様な兵装を備えているため威力偵察の用途には相性が良い。
ブライトホッパー BRIGHT HOPPER | |
---|---|
分類 | 陸戦特化型第二世代 |
種別 | 対オブジェクト用駆逐兵器 |
所属 | 『正統王国』第52機動整備大隊 |
全長 | 120m(脚部最大展開時) |
装甲材質 | 1cm厚×1000層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気+複数脚推進システム |
最高速度 | 850km/h |
武装 | 主砲:短距離レーザービーム砲×4 副砲:レーザービームなど |
搭乗者 | ハルリード=コパカバーナ |
その他 | メインカラーリング:シルバー |
ブライトホッパー
建造前に3機も試作実験炉が用意されたほどの鳴り物入りで作られた最先端オブジェクトであり、スペック上では陸上戦闘においてベイビーマグナムが3機でかかっても勝てないとすら言われている。1か月後には『本国』での模擬戦闘が予定されていた。ちなみに、搭乗者である有力『貴族』ハルリードの要望で、コックピットの内装は王城用の宮大工が担当している。
球体コアの下部に取り付けた円形の静電気発生装置で機体を浮かせ、後部にあるバッタの脚のような3本の推進脚で地面を蹴り上げて進むことにより、常時時速700 - 800kmで突進する超高速戦闘を行う。推進脚の先端部のピックおよび主砲後部のバーニアを併用する事で、急激な方向転換を可能とする。ただし脚部の構造上、後退できず常に前進する仕様になっている。
機体の大小全ての兵装がレーザービーム兵器で統一され、主砲も大出力のレーザービーム砲。機体の上面後部に装備された対空レーザーを除き、砲台全てが機体前面に設置されている。設計想定上では5km圏内の攻撃目標を瞬殺できるとされており、迅速な接敵と速攻撃破が機体のコンセプトである。しかし陸戦専用機のため、海路での輸送や上陸を要する作戦では準備に手間取る。
イグアス山岳砲撃戦にてブレイクキャリアーの主砲の直撃を受け、大破する。
フォレストローラー
第2巻3章で、アマゾンシティ総力戦では定期メンテナンス中であった。第6巻第3章で、クウェンサーたちの応援要請に応じてアマゾン方面軍の常設警備隊から派遣されたが、ブロードスカイサーベルによる衛星軌道上からのレーザー攻撃を受け、中破する。
インディゴプラズマ INDIGO PLASMA | |
---|---|
別称 | リリイマリア(『資本企業』の敵性コードネーム) |
分類 | 換装式水陸両用第二世代 |
種別 | 対オブジェクト用駆逐兵器 |
所属 | 『正統王国』第24機動整備大隊 |
全長 | 140m(主砲含む) |
装甲材質 | 1cm厚×1000層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進システム (プラズマ式加速システム) |
最高速度 | 580km/h |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲 副砲:レールガン、コイルガンなど |
搭乗者 | プライズウェル=シティ=スリッカー |
その他 | メインカラーリング:ディープブルー |
ダミー機 | |
重量 | 5万t以下(通常の1/4以下) |
装甲材質 | 鋼板5cm+セラミック素材の2層構造 (厚さ通常の1/3) |
武装 | 下位安定式プラズマ砲1門のみ |
搭乗者 | 無人(戦略AI) |
インディゴプラズマ
その名の通り兵装から移動方式まで隅々にプラズマ技術が応用されており、下位安定式プラズマ砲の性能を最大限引き出すために開発された機体である。
基本となる推進機関は静電気式で、前方に2本と後方に5枚あるスキー板に似た形状のパーツで地面を滑るように浮かぶ。さらに機体浮揚とは別の空気を爆発させ、前進・加速する方式はプラズマ技術を用いており、単なる静電気式機体よりも圧倒的に速度に優れている。なお、その際機体周辺には通常の耐熱性能では防げないほどの熱が発生するが、電子制御による対策が取られている。水上で運用する際は専用のフロートユニットを装備する。2本の前脚をユニットと固定し5枚の後脚は上方へ折り畳んでジョイントされるため、上陸時はスムーズにパージすることができる。
機体前面には主砲である2門の下位安定式プラズマ砲が平行に飛び出すように備えられ、その砲身側面には特殊ガスの予備タンクが並んでいる。また、プラズマ発生用の特殊ガスを周囲に散布する歩兵との連携により、散布された一帯を状況に応じて自在に起爆させる戦術を得意とする。下位安定式プラズマ砲に用いる特殊ガスを充填したドラム缶ほどの大きさの砲弾を副砲のレールガンで射出し、標的の上空でパラシュートによって失速させ、ガスを半径100mほどに散布することもできる。
カムチャッカ半島夜間奇襲電撃戦にて第37機動整備大隊の援軍となるも、運用母体である第24機動整備大隊ごと『正統王国』を離反(クーデターとも)。続くヴィクトリア島緊急追撃戦において、『正統王国』のオブジェクト3機(ベイビーマグナム、スノウクエイク、アクティブスレッジ)による追撃を受ける。
ダミー機(後述)を用いた奇襲や、歩兵及びダミー機との連携、「オブジェクトが7機(うち6機はダミー機)」という心理的威圧によって『正統王国』軍を圧倒するが、クェンサー・ヘイヴィア両名と『戦場お掃除サービス』の妨害によってダミー機を全て失う。自身も大きな損害を受けたところをベイビーマグナムに攻撃され、撃破された。
ダミー機
機体の外観や装備は、主砲が1門に、後部の推進パーツが2本に減っている以外は基本的にインディゴプラズマに酷似しており、同型の設計を流用しているらしい(アニメ版では主砲と副砲の数が減っているだけであり、推進パーツの数に変化は無い)。しかし機体性能はオブジェクトに到底及ばない粗悪な廉価版であり、装甲はセラミック製の擬似装甲を薄い鋼板で覆っただけで全体の厚さも足らず、動力炉は出力不足な未完成品であり、兵装も主砲1門しか機能せず高速移動も不可能。ただし、その軽量さゆえに潜水航行が可能である。
操縦は基本的に戦略AIによるオート制御であり、単調かつ直線的な行動しか取らないが、インディゴプラズマの半径5km圏内のみ搭乗エリートによる遠隔操縦の補正が可能。
ヴィクトリア島緊急追撃戦にて6機が参戦。歩兵や本体(インディゴプラズマ)と共に『正統王国』軍を圧倒するが、クウェンサーとヘイヴィア及び『戦場お掃除サービス』の妨害に遭い、全機大破する。
スノウクエイク(SNOW QUAKE)
ヴィクトリア島緊急追撃戦にて、陸上でベイビーマグナムと共にインディゴプラズマと交戦するも、推進機関を損傷したことで動きが鈍り、その後に現れた6機のダミー機に撃ち抜かれ、大破する。
アクティブスレッジ(ACTIVE SLEDGE)
ヴィクトリア島緊急追撃戦にて、海上からベイビーマグナムとスノウクエイクの増援に向かっていたところ、不意に海中から現れた6機のダミー機から奇襲を受け、大破・沈没する。
スピードキラー
オセアニア駐留休暇戦(?)において、ヘイヴィアの要請を受けて反体制勢力の発射した巡航ミサイル『クラフトサラマンダーIII』を対空レーザーで撃墜する。
スライドランス、アクティブシールド
アサルトシグナル
設計思想は異なるものの同じ設計者が係わっているということもあって、ベイビーマグナムとは兄弟機というほど近くはないが、従兄弟程度の関係ではある。
主砲は下位安定式プラズマ砲。基本的な砲門以外にも、強力な電磁波や各種波長の光を照射することで敵機のセンサーに使われる素子を破壊する実験的なプロジェクトにも参加していたが、結果は惨敗で机上の空論に過ぎないことがわかっている。エリートが気絶した場合などに備えた遠隔操縦システムが勝手に設計図へ組み込まれる予定であったが、素早い行動などは不可能で、数十 - 100人以上でゆっくりとバランスをとる程度のことしかできず、ハッキングの窓口になる恐れもあったために却下され不採用となっていた。しかし設計者のクレアによって勝手に設計図に組み込まれ、そのまま建造される。
王位継承をかけた『御前試合』の体裁を整えるために、何の訓練も受けていないステイビア=ニコラシカが無理矢理に搭乗させられた。
ブロードスカイサーベル BROAD SKY SABER | |
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分類 | 水陸両用(ディミクシ曰く 第三世代) |
種別 | 宇宙開発支援兵器 |
所属 | 『正統王国』ニコラシカ王家(ディミクシ専用機) |
全長 | 80m(主砲最大展開時) |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 550km/h |
武装 | 主砲:衛星軌道上からの超高出力レーザービーム砲 副砲:レーザービーム、コイルガンなど |
搭乗者 | ディミクシ=ニコラシカ |
その他 | メインカラーリング:グレー |
ブロードスカイサーベル
レーザー式軌道エレベーターを構造の一部として組み込んでいる。機体の各砲身の先端に紫外線ライトが取り付けられているが、これは弱点の露呈を防ぐための急造であり、耐久性はない。
基本となる推進機関はエアクッション式で、左右に3本ずつの脚がパイルバンカーのように機能して抵抗を細かく変動させ、急旋回を可能としている。
機体前面に6門のレーザー砲があり、一見するとこれが主砲のように思われるが、実際には副砲でオブジェクトの装甲を削る程度の威力しかない。
主砲は衛星軌道上にある超高出力レーザービーム砲で、動力炉で充電した巨大バッテリーを軌道エレベーターで撃ち上げて発射に必要なエネルギーを送っている。そのため、宇宙条約を無視した国際法違反の機体。約7分に1発の間隔で、発射、減速、バッテリーユニットの接続を行うなど、驚異的な速さを実現している。主砲に動力炉を搭載し、独立運用するとディミクシ自身の手から制御を離れて外部の人間に裏切られる可能性もあるため、『1発撃つ毎に1発分のエネルギーを運搬する』装填機構が作られた。それ以外にも照準の緊急回避用の安全機構が用意されており、紫外線マーカーが一定の法則で点滅している地点からは自動的に主砲の照準がずらされるようになっている。
『御前試合』において、落雷で紫外線マーカーが機能不全を起こしたことにより、自身の主砲を受けてまともに動けなくなったところ、クレアによって遠隔操作されたアサルトシグナルの主砲斉射を受け、大破する。主砲も機能停止し、デブリ対策に利用される。このことにより、『脆弱な重要拠点・防御施設をオブジェクトの構造に組み込むことで、移動能力をも備えた最強の兵力に変化させる』という第三世代の構想はひとまず見送られることとなった模様。
セーブ・ザ・ロジティクス SAVE THE LOGISTICS | |
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分類 | 海戦専用第二世代 |
種別 | 兵站輸送支援兵器 |
所属 | 『正統王国』 |
全長 | 102m |
装甲材質 | 5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進+海戦用フロート |
最高速度 | 490km/h(限界積載時) |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲×2 副砲:レールガン、コイルガンなど |
その他 | メインカラーリング:黒 |
セーブ・ザ・ロジティクス
脆弱な輸送船団を数機のオブジェクトで守ることを改善するため、巨大なオブジェクトに直接コンテナを外付けした実験的な機体。しかし、余計なウェイトが増えて敵砲からの被弾率が高まる、超慣性Gのせいでコンテナ内の中身がグチャグチャに潰れるなど、不遇な問題点が多い。そのため、現在では運搬中に襲撃・奪還の恐れのある重犯罪者の護送任務を担当している。
ロイヤルレジデンス ROYAL RESIDENCE | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 拠点敷設用兵器 |
所属 | 『正統王国』 |
全長 | 250m(10巻におけるユニット選択装着時) |
装甲材質 | 2cm厚×500層 (本体部分。溶接など不純物含む。その他各部は異なる) |
推進機関 | 静電気式推進システム+ロケットブースター |
最高速度 | 510km/h |
武装 | 主砲:大口径レールガン×1 副砲:レールガン、コイルガン、高出力レーダー、 分析用スパコン、出力強化用アンプリファイアなど (兵装選択により変更可能) |
その他 | メインカラーリング:青 |
ロイヤルレジデンス
球体状本体の左右と後方に、本体より巨大で不均一な直方体ユニットを取り付けた機体。ユニットにはスパコン、弾薬庫、追加冷却装置など多数の装備が積載される。また、大規模なレーダーや鉄橋のように巨大な主砲、高速移動用ロケットブースターなど、通常のオブジェクトでは搭載しにくい大型装備で身を固めている。静電気式推進装置を採用しており、円形フロートも不規則に配置されている。
ただでさえ巨大なオブジェクトの外装に、多数の追加武装や装甲を纏い続けることで山のように膨れ上がった。超大型、超重量にもかかわらず機体各所の無数に取り付けたブースターを点火し、甚大な慣性Gと引き換えに高速機動を実現する。
多国籍合同軍事演習『ギガントハスラー』に参戦したオブジェクトたちの1機。集中砲火を浴びたベイビーマグナムの盾となり、総勢4機のオブジェクトを前に健闘する。
イグザクトジャベリン(EXACT JAVELIN)
通常オブジェクト同士の戦いは敵の攻撃の予備動作などを察知して回避行動を取るが、それを逆手に取り、一切の攻撃予備動作を見せず、偏光ワイヤーを使って光を歪めることで相手に攻撃を一切関知させずに攻撃する。それ以外にも、相手の照準のジャミングも可能な模様。
外観は多脚型で、本体中央部から伸びる主砲の基部に偏光ワイヤーがあり、起動時に発光するのが特徴。
原作では、フライド評議員が秘密裏に育成していたエリートが駆るオブジェクトは登場するものの、出現と当時にエピソードが終了したために長らく詳細不明であった。また、『ヘヴィーオブジェクト S』では、副砲の位置等若干の差異はあるもののアニメ版におけるデザインに近い外観の多脚型オブジェクトが描かれている。
オセアニックドライバー OCEANIC DRIVER | |
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分類 | 海戦特化型第二世代 |
種別 | 海上防衛兵器 |
所属 | 『正統王国』 |
全長 | 130m |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション+バラストタンクによる重心コントロール |
最高速度 | 600km/h |
武装 | 主砲:レーザービーム砲×1 副砲:レーザービーム、主砲動力支援用大規模コンデンサなど |
その他 | メインカラーリング:マリンブルー |
オセアニックドライバー
レーザービームの主砲を軸としており、動力炉の他に大規模コンデンサをいくつも装着する事で隙の無い連射を可能とする。
機体外周に備えたいくつものバラストタンクへ状況に合わせて大量の海水の流入・排出を繰り返し、機体の重量バランスを意図して崩し急激な旋回挙動を可能する。
セントヘレナ島の海上警護する任務についていたところ、第37機動整備大隊の応援要請を受けてデストラクションフェスと交戦する。
後方に控える10万人以上の民間人を守り、また第37機動整備大隊へと情報を残すために最後まで白旗を上げずに戦闘を続け、デストラクションフェスの主砲を受けて大破、操縦士エリートも殉死した。
プラズマホーン
球体状本体の真下にH字の大きな静電気式推進装置を持つ他、機体後部には後光か天使の輪に似た円形パーツを装着し、同円に時計の文字盤のように配置された12基の円筒形プラズマブースターで瞬発的な回避性能を引き上げた機体。主砲は球体状本体の真正面に、正三角形の各頂点を作るように下位安定式プラズマ砲が3門。極めて近い位置から重なり合う形で発射する事でプラズマ同士をわざと干渉させ、射程内にある所定の座標で大爆発を起こす攻撃が可能。集束が弱まれば貫通性能は著しく下がるが、その分拡散すれば命中精度は格段に高くなる。まず敵機の表面を散々炙って少しでも動きを鈍らせ、点の砲撃で急所を撃ち抜く戦術を取り、この理想パターンの術中にハマると抜け出せなくなる『底なし沼』として有名。多くの戦果を上げているが、敵機を炙る過程で必要のない生身の敵兵を巻き込み過ぎる点が撃墜王としてノミネートされない欠点となっている。非人道兵器候補の筆頭とも呼ばれ、多くの戦果を持続できていなければ戦術理論ごと闇に葬られていたとされている。
エスカリヴォール(ESCALIBOR) | |
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分類 | 水陸両用第一世代 |
種別 | 多目的戦略兵器 |
所属 | 『正統王国』 |
全長 | 80m |
装甲材質 | 5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進装置 |
最高速度 | 時速560km |
武装 | 主砲:多用途切り替え式主砲×1 副砲:レーザービーム、レールガンなど |
その他 | メインカラーリング:グレー |
エスカリヴォール
クック追加諸島の設計士の少女たちが設計に関与している。
第20巻における本国防衛戦において、マンハッタン000からの砲撃を受け大破した振りをしつつ継戦した。
クリスタルスクライング(CRYSTAL SCRYING) | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 山岳地帯用防衛兵器 |
所属 | 『正統王国』第21整備機動大隊 |
全長 | 140m |
装甲材質 | 強化ガラスと保護フィルムによる積層構造 |
推進機関 | 静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速600km |
武装 | 主砲有線尾翼可動式誘導コイルガン×8: 副砲:レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:ホワイト |
クリスタルスクライング
前脚が非常に肥大化し枝分かれした多脚型フロートの静電気式推進装置を有する。クワガタの鋏のように左右に大きく開き、中央に向かって収束する形状。
主砲は球体状本体の左右に1台ずつ設けられた4門のコンテナ式砲台。これから発射する尾翼付きの弾頭を光ファイバーの有線で可動させ、光学カメラによる目視照準で着弾を狙う。
装甲は、通常のオブジェクトのような高耐火反応剤の鋼板ではなく強化ガラスと保護フィルムを幾重にも重ねて構成されている。鋼板ではなく金属箔の配線を挟む事でプリント基板式送電を再現している。
山岳地帯を考慮し、レーダーやマイクではなく光学カメラを重視している。貴族・王族の遺伝子情報を記録した『ボディファイル』を保管するサーバーを内蔵している。
『情報同盟』所属機
『情報同盟』軍の機体正式名称は、単語と数字のシンプルな組み合わせとなっている。
ラッシュ(RUSH) 正式名称:ガトリング033 | |
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別称 | アンリエッタ(『資本企業』の敵性コードネーム) |
分類 | 陸戦特化型第二世代 (エアクッションによる海上移動のみは可) |
種別 | 対オブジェクト用駆逐兵器 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 100m(主砲最大展開時) |
装甲材質 | 5cm厚×200層(カーボン、アラミド等を含む複合装甲) |
推進機関 | エアクッションフロート+キャタピラ式推進システム |
最高速度 | 時速530km |
武装 | 主砲:連速ビーム式ガトリング砲×2 副砲:レールガン、コイルガンなど |
搭乗者 | 本名不明の少女(おほほ) (戦略AIによる自動機体制御機能有り) |
その他 | メインカラーリング:グレー |
ラッシュ(ガトリング033)
推進方式にはエアクッションを用いるが、高速移動時には十字のフロートの下部のチェーンソーのように高速回転する特殊なキャタピラで地面を削りながら加速する。エアクッションフロートはウレタン製で、装甲もカーボンやアラミドといった素材を混合しており、それらにより大幅な機体の軽量化を実現している。
主砲である2門の連速ビーム式ガトリング砲により近・中距離戦を得意とする。5本の砲身を束ねることで負荷を分散させ連射性能を向上させているが、一発につき30秒の冷却時間を要する。その問題を解決するために主砲が2門用意されているが、左右に1門ずつ取り付けられた砲は旋回範囲が限定されているため、側面をそれぞれ180°までしかカバーできない。また、主砲は1本1本の砲身をさらに100以上の細かいパーツに分解できるよう設計され、パワードスーツ部隊との連携によりベースゾーンの車両団が通れない場所へも運搬することができる。操縦用の入力デバイスはUの字に広がった三段重ねのキーボード。
『オブジェクト無人化計画』の一端として開発された戦略AI『ジュリエット』が搭載されており、現在は第三次試験運用中。通常時はその高速演算性能を駆使してオブジェクトの基本操作を担当しており、発生したエラーやバグをエリートが修正する形で運用されている。ただし、情報同盟がアンジェリナリストを忌避しているため、フールプルーフテスト(いじわるな扱いをしても誤動作などが最小限で済むかのテスト)に対する脆弱性が残っている。
アラスカ戦場跡迎撃戦にてベイビーマグナムと交戦するも、「アンジェリナリスト」を参考にしたフレーム問題が引き起こされ機能不全に陥り、最終的に『正統王国』軍に丸ごと鹵獲される。レンディの尽力にて『ジュリエット』を搭載した後継機が用意された上、番となる戦略AI『ロメオ』を搭載した新型の2機目(照準攪乱用に高度なジャミングシステムも搭載)も製造されており、こちらは自動操縦の他にも遠隔操縦も可能。
スナイプレーザー051
ソリ状の静電気式推進装置とは別に、本体後部にロケットエンジンのようなものを複数搭載した速度重視の高機動型オブジェクト。対オブジェクト戦のみを考慮して前面装甲を厚くし他を削ったラグビーボールのような流線型で、圧倒的なスピードと引き換えに側面は核などの旧式兵器でも破壊できる程度の防御力しかない。そのため保守派には煙たがられていた。
主砲は8門の高出力レーザー砲。フォトニック結晶の粉末を滞空させることでレーザーの軌道を自在に屈曲させられる。GPSによる照準補正を受け、山を挟んだ反対側へレーザーによる精密な砲撃が可能。
高い対空レーザー性能から空路の封鎖役としても注目されている。これを危険視した『正統王国』は非公式であるバックグラウンド部隊を派遣して間接的な賄賂を用意し、アサバスカ方面以外の空路の封鎖を行わないよう『情報同盟』へ打診していた。
シンプルイズベスト(SIMPLE IS BEST) | |
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別称 | グリムリーパー(『信心組織』の敵性コードネーム) |
分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 対オブジェクト用駆逐兵器 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 125m |
装甲材質 | 2.5cm厚×250層(溶接など不純物含む) +特殊前面装甲0.5cm×2000層(爆薬など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進装置+高出力イオンクラスター |
最高速度 | 時速1350km(高出力イオンクラスター最大展開時) |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲×1 副砲:無し |
その他 | メインカラーリング:白 |
シンプルイズベスト
イオンエンジンは本来、宇宙探査機などに取り付けられ『無重力下で弱く長く効果を発揮する』ことに用いられるが、これをオブジェクトの動力炉のエネルギーに任せて桁違いの出力を実現させたのがイオンエンジンの亜種となる『高イオンクラスター』である。色々な噂が飛び交っており、シンプルイズベストの建造自体が、「完全飛行オブジェクトの建造」「太陽系外の居住可能惑星を探すための完全循環システムの開発」などの足掛かりとなる蛹のプロジェクトとも囁かれている。
推進フロートは、ハの字の板状パーツ(水平方向の調整)と、後部へ大きく伸びた直線パーツに分けられ、全体として矢印形になっている。直線状のフロートの上には何本もの円筒形のクラスターが設置されている。
前面の装甲は極めて薄い金属箔の集合体であり、リアクティブ防御技術の結晶。有効な攻撃を感知すると、衝撃が内部に伝播する前に薄い装甲を火薬で剥離させダメージを軽減する。一方で、機体の真横や背後、上部は装甲が薄い設計となってしまっている。また、機体前面の追加装甲は空気の流れを機体上部へ逃がすようになっており、超音速で生じる空気の撹拌にて機体が空中へ浮いてしまうことを防いでいる。
取り得る戦術は単純であり、一切回避せず多少のダメージを無視して最短最速で標的へ接近し、ほぼゼロ距離から主砲を撃ち込む。最高速度は音速に届く。同じ速度重視の『正統王国』の『ブライトホッパー』とは異なり、前面装甲によって回避すら必要としないコンセプト。
カタパルトカーゴ(CATAPULT CARGO) 正式名称:カノン256 | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 多用途精密砲撃兵器 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 80m |
装甲材質 | 5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速550km |
武装 | 主砲:切り替え装填式コイルガン×1 副砲:下位安定式プラズマ砲、レールガンなど |
その他 | メインカラーリング:黒 |
カタパルトカーゴ
ベースは金属砲弾だが、内部に強酸や下位安定式プラズマ砲用のガスなどを積載するコンテナ構造を有することで、多種多様な攻撃を可能としている。
アーリーステイツを迎撃するために多国籍軍として派遣された際に主砲が直撃して大破したが、後継機への乗り換えを間近に控えていたため大局に影響はなかった。
バンドステーション(BAND STATION) 正式名称:ECM110 | |
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分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 情報解析、電子戦用兵器 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 130m(脚部展開時) |
装甲材質 | 2.5cm厚×400層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速530km |
武装 | 主砲:切り替え式主砲×1 (下位安定式プラズマ砲、レールガン、コイルガン、 連速ビーム砲から選択可能) 副砲:下位安定式プラズマ砲、各種高精度センサー、 超高速撮影用カメラなど |
その他 | メインカラーリング:白 |
バンドステーション
主砲は向かって右手側に2門。砲身機関部は縦に4つ連結されており、上下にスライドさせることで下位安定式プラズマ砲、レールガン、コイルガン、連速ビーム砲へ切り替え可能。左手側には大量のカメラ、マイク、センサー、レーダー類を装着した、主砲と同サイズの感覚器ターレットを装備。エアクッション式推進システムを採用し、球体状本体頂点から伸びた4本のアームに似たデバイスの先にフロートが取り付けられている。
直接的な攻撃力よりも、多数のカメラはセンサーを搭載し、相手の弱点を探ることに特化した機体。同時に、強力な放映機材を内蔵し、『安全国』の民衆へ極めて高額な懸賞クイズ番組を放映することで、10億人以上もの民衆を取り込み敵機の分析を行わせる。
多国籍合同軍事演習『ギガントハスラー』に参戦したオブジェクトの内の1機。3機のオブジェクトの集中攻撃を受けそうになったラッシュの指示に従い、『ギガントハスラー』の実態を世界的にリークして演習を中止させた。
オールドヴァージン
コードネームは建造以来一度も被弾した事がないという戦歴に由来するが真偽は不明。クレバスに落下し身動きが取れなくなったベイビーマグナムを他所に、第37機動整備大隊を襲撃した。
スペクトルQ&A(SPECTRE Q&A) 正式名称:レーザークラッカー001 | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 敵対技術分析兵器 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 130m |
装甲材質 | 2.5cm厚×400層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進装置 |
最高速度 | 時速550km |
武装 | 主砲:色素レーザービーム砲×1 副砲:レーザービーム、航路妨害用製氷機など |
その他 | メインカラーリング:白 |
スペクトルQ&A(レーザークラッカー001)
エアクッション式の水陸両用機。4本の細長い脚で体を支え、4本の大バサミのような腕部を前面に抱える。オブジェクトの巨重を活かしたプレス式製氷機によって、人工流氷を作成する。これは輸送機の航路妨害のみならず、オブジェクトの足止めやレーザーの反射、また溶けて立ち上る蒸気を利用してレーザービームを屈折させる事も可能。
フェムト秒クラスの超短波パルスレーザーを使い、光学試料分析を得意する。これにより、下位安定式プラズマ砲に使用される特殊ガスや静電気式推進に使用される反発剤、さらに剥離したオニオン装甲の破片からその高耐火反応剤の成分レベルを解析し、色素レーザーを利用した幅広い各種波長のレーザーを照射して対象物への伝導効率を高める事ができる。作中では「炸裂レーザー」と表現された。
操縦士エリートは薬学と生理学で博士号を取得している変わった経歴を持つ。
麻薬戦争に加担して、アズライフィアの提供した麦角からカラフルバニラを生成していたが、アフリカ南端喜望峰砕氷砲撃戦にて第37機動整備大隊と交戦して大破した。
シールドバッシュ
ナイトロジェンミラージュ(NITROGEN MIRAGE) 正式名称:レーザービーム069 | |
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分類 | 海戦専用第二世代 |
種別 | 情報同盟『本国』第一防衛線担当兵器 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 95m |
装甲材質 | 1cm厚×1000層(窒素加工鋼。溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速670km |
武装 | 主砲:窒素レーザービーム砲×6 副砲:窒素レーザー、化学薬品散布用コンテナランチャーなど |
その他 | メインカラーリング:ダークグレー (元々は明るい灰色だが窒素酸化作用で表面が変色している) |
ナイトロジェンミラージュ(レーザービーム069)
左右に縦3門ずつ、紫外線領域の窒素レーザービーム砲を搭載している。窒素レーザーは太陽光の数百倍有害であり条約違反の設計コンセプト。動力炉の周りに液体窒素を使った低温超伝導発電を数ユニット並べて電力を上乗せしている。
球体状本体真上に皿形の気象レーダーを備え、それに設置されたコンテナランチャーから酸化鉄とアルミ、液体窒素を交互に散布する事で極端な温度差を生み出し自在に蜃気楼を作り出す。それを利用してレーザーを屈折させる事も可能。温度差による熱流磁気効果を利用して空気中で極端な電位差を作り、電波攪乱もできる。
ピラニリエの駒となりカタリアを連行するクウェンサー一向やレイスを強襲するが、アナスタシアによる演算補助を受けた光化学スモッグにより自身の放った窒素レーザーが屈折し被弾し大破し轟沈する。
マンハッタン000 (MANHATTAN000) | |
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分類 | 海戦専用第二世代 |
種別 | 『情報同盟』本国最終防衛兵器 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 20000m以上(概算。実態把握不能) |
装甲材質 | 規格外タマネギ装甲+人工植物質外装補強材(概算。実態把握不能) |
推進機関 | 高圧水流推進+極微小気泡式水中抵抗減衰システム |
最高速度 | 時速750キロ |
武装 | 主砲:電磁投擲動力炉砲含む44種 副砲:下位安定式プラズマ砲、レーザービーム、連速ビーム、 レールガン、コイルガンなど(概算。実態把握不能) |
搭乗者 | メリー=マティーニ=エクストラドライ 本名不明の少女(おほほ) |
その他 | メインカラーリング:グレー |
マンハッタン000
世界最大の大艦巨砲オブジェクト。『情報同盟』の『本国』中心地ニューヨークにあるマンハッタン島を改造しており普段は島そのものへと擬態している。その機能を100%で稼働できれば既存のオブジェクトが100機集まっても勝てないとまで言われている。17000人以上の住人を乗せたまま稼働したが、真下から吹き上がる風をエアカーテンにして進行方向からの突風を緩和しているため住人の日常生活に影響はない。サーバー不要の自律無人機(ブルマイト、スマートメテオなど)が多数配備され、島内の警備が図られている。高い慣性負荷がかかる場合は甲板から蔦が伸びて建物の壁へ巻き付いて補強し、住人に対しては樹液でサイコロ状のキューブに固めて仮死状態にし保存する事で肉体を保護する。
左右両側から翼のように44種の主砲システムを展開しているが、代表的なものは電磁投擲動力炉砲。発射機構はレールガンと同様であり、JPlevelMHD動力炉にも利用される石炭ベースの化学燃料をペレット状に固めて標的座標の上空に撃ち込み、後追いでレーザービームで射撃する事で急激に反応させ、動力炉の爆発を再現する。磁力線に保護されない大規模の爆発は150キロ平方メートル以上もの超広範囲に渡り、あまりの威力に電波異常や電離層・磁気圏に影響を及ぼしオーロラを発生させる他、急激な気圧変化により突発的な大嵐まで発生する。圧倒的な大火力を弾道ミサイル迎撃システムのように運用する事でそもそも敵機からの被弾を許さず一方的に蹂躙する。
移動するだけで周囲に30mもの高波を発生させる他、機雷などの迎撃機構も有する。
AI行政ネットワーク『キャピュレット』と、それをデバッグする数千人単位のマティーニシリーズ(+エリートとしてメリー)のワンセットで操縦がなされる。『キャピュレット』そのものの機構は、ラッシュに搭載される戦略AI『ジュリエット』を拡張し統合データベース『モンタギュー』に接続したものに過ぎず、「ジュリエット-ロメオ」規格のラッシュと互換性のあるシステムとなっている。
無数の動力炉を積んでいるため、通常のオブジェクトのように動力炉を破壊して大破させるという事がまず不可能。一方で、巨大すぎる機体のせいか通常のオブジェクトよりも造波抵抗・摩擦抵抗・粘性圧力抵抗の影響が比較にならないほど高く、海水と淡水が混ざる汽水域の走行を避ける等、操船にデリケートな部分がある。
シールドマシン002(SHIELD MACHINE2) | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 国土防衛兵器 |
所属 | 『安全国』南部観光資源 |
全長 | 95m(後部、掘削用の尻尾最大展開時) |
装甲材質 | 5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速490km |
武装 | 主砲:コイルガン×4、掘削用尻尾×1 副砲:レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:グレー |
シールドマシン002
サソリをモチーフにした外観。左右2門ずつのコイルガン主砲で叩いて敵を弱らせつつ、機動力を失ったところで一気に近付き、その場で180度反転する。
その後、機体後方の尾の先端にある円形シールドマシンでもってタマネギ装甲を削り取るという戦術のコンセプト。
モルドヴェアヌ山の地下にて、数年かがりで部品を運び込まれて組み上げられたオブジェクト。
起動時に山肌を破壊して地表に顔を出す必要があったが、事前にクウェンサーの工作により側溝、雨水管、マンホールなどに充填剤を流し込まれ補強された山肌を突破できずに沈黙。
パーフェクトレンジ(PARFECT RANGE) | |
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分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 遠距離戦略狙撃兵器 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 170m(主砲最大展開時) |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進装置 |
最高速度 | 時速530km |
武装 | 主砲:レールガン×2 副砲:レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:ブラック |
パーフェクトレンジ
レトロガンナー(RETRO GUNNER) | |
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分類 | 陸戦専用第一世代 |
種別 | 技術開発協力機 |
所属 | 『情報同盟』 |
全長 | 110m |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 金属ローラー式推進装置 |
最高速度 | 時速490km |
武装 | 主砲:レールガン×3 副砲:レーザービーム、連速ビーム砲など |
その他 | メインカラーリング:グレー |
レトロガンナー
『資本企業』所属機
『資本企業』軍の機体正式名称はハリケーンの命名からの名残で女性名を付けている。
ブレイクキャリアー(リゾレッテ)
ディープオプティカル(DEEP OPTICAL) 正式名称:シャーベティ | |
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分類 | 海戦特化型第二世代 |
種別 | 対オブジェクト用駆逐兵器 |
所属 | 『資本企業』クライアントセキュリティ社 |
全長 | 100m(主砲最大展開時) |
装甲材質 | 2cm厚×33層(溶接など不純物含む)+レーザー振動検知式相殺装置 |
推進機関 | エアクッションフロート+レーザー式推進システム 変形後=完全レーザービーム射出型推進システム |
最高速度 | 時速250km 変形後=時速730km |
武装 | 主砲:レーザービーム砲×8の収束攻撃 副砲:レーザービーム、レーザーパリー、ブラインド兵器など 変形後=主砲:YAGレーザー×8 =副砲:レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:アッシュブルー |
ディープオプティカル(シャーベティ)
球状の本体真下に8本のエアクッション機関を脚のように広げた海上戦特化型。右手側上部には巨大なレーザー砲が設置され、その台座を中心に取り付けられた8本の円筒形の励起装置(炭酸ガスレーザー)が生み出したエネルギーを液化プリズムの屈折で集約して大量の誘導放出を実現している。液体内の光線屈折率が少しでもズレるとレーザービームで主砲が自壊するため、溶液濃度を自動調整する電子制御プログラムや高温対策装置も導入されている。また、オニオン装甲は大きく中空になっており、外層の振動の衝撃をレーザー振動検知器で察知し、衝撃の波を相殺するように内層のクッションを振動させることでレーザー技術の塊である繊細な精密機械を守っている。
レーザーの熱で空気中の屈折率を変えて敵オブジェクトのレーザービームを屈折させたり(10km圏内)、副砲のレーザー集中攻撃で敵オブジェクトの金属砲弾を傷つけ空気抵抗に悪影響を及ぼし軌道を変更させる(1・2km圏内)などのレーザーパリーが行える。逸らした砲撃が機体近くの海面に着弾しても、機体側面の高出力レーザーで空気を爆発的に膨張させることで、荒れる海上で傾く機体を強引に押さえ付ける姿勢制御も可能。このように、『機体の動き』を犠牲にし、『レーザーの速さ』を重視したコンセプト。
また、本体前面には無数のレンズが取り付けられており、これによって通常の光波と回折波を組み合わせた3次元映像投影の投射や、各種ロック用のセンサーを攪乱させる光学干渉などで、数キロ圏内へ機体を10機に増殖させる分身戦法を行う。
変形後
ホーネットストーム(HORNET STORM) | |
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分類 | 水陸両用第一世代(1.5世代との非公式呼称も) |
種別 | 大都市侵攻用対人大規模精密砲撃兵器 |
所属 | 『資本企業』 |
全長 | 75m |
装甲材質 | 2.5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進装置 |
最高速度 | 時速550km |
武装 | 主砲:無し(100以上のレーザー兵器を収束するシステムで代用) 副砲:レーザービーム砲のみ |
その他 | メインカラーリング:銀 |
ホーネットストーム
機体後部を覆うように孔雀の羽を丸めたような巨大な金属板が何枚も展開されている。主砲は存在せず、対オブジェクト戦ではこの金属板で100門以上の全レーザーを屈折・反射させて敵機の装甲へ一点集中させることでダメージを与える。100門以上の砲はいずれも5km圏の精密狙撃を可能とする。
「対人用」と銘打つように現代の「クリーンな戦争」から外れた設計コンセプトであり、大都市へ逃げ込み大量の一般市民を人質に取った独裁者などを交渉の余地を与えず問答無用で殺すためのオブジェクト。人質を無視して大都市に突っ込み、群衆に紛れたターゲットだけを精密にピックアップして一斉狙撃するため、「現代の死神」とも噂される。
オセアニア情報戦にて、『情報同盟』との混成部隊と共に第37機動整備大隊と交戦。契機を見測りながらリサ=ドービルを暗殺するため砲撃を行っていたが、共同作戦を行っていた『シンプルイズベスト』が大破、自身もベイビーマグナムとの交戦で中破し、それ以上の損害を恐れて撤退した。
デザートスコーピオ
標的の周辺へ作為的にレーザービームを落とし、地面の砂をガラス化させた上で、そのガラス板を利用して主砲のレーザービームを複雑に乱反射させる。
オセアニア解放戦にて、MIBの『アーリーステイツ』を排除するため、多国籍軍から派遣されたが、主砲を受けて大破した。
マッドクッカー(にんぎょ)
ビーアブレイズ(BE ABLAZE) 正式名称:ゆうひ | |
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分類 | 水陸両用第一世代 |
種別 | 戦略防衛兵器 |
所属 | 『資本企業』の『島国』 |
全長 | 85m |
装甲材質 | 5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション |
最高速度 | 時速650km (左右への側面回避挙動を得意とする。前進だと半分程度) |
武装 | 主砲:コイルガン+レールガンの多段式加速砲 副砲:レーザービーム、連速ビーム砲、火炎放射器など |
その他 | メインカラーリング:赤銅色 |
ビーアブレイズ(ゆうひ)
第一世代ではあるものの、機体にバージョンアップを重ねて第二世代に劣らない性能を発揮する。
『火遁の衣』という近接防御システムを有しており、辺り一面に重油やナパームをばら撒いて火の海を作り出すことで、対人効果の他に黒煙や蜃気楼によって照準情報を誤魔化すことができる。
クラウンシャーク
詳細な描写はないが、海上の走行が可能。その攻撃力から、撃墜王とも呼ばれる。
コンテナ式の多連装レールガンが特徴。細かい照準を気にせず『面』制圧を敢行し、左右30°、距離10kmを完全破壊する。3回しか攻撃できないという制限があるが、デッドゾーンへ踏み込んだ敵機をどんなオブジェクトでも確実に食い破る。
メガロダイバー(アメノウズメ)
プライベートバンク
ケイマン諸島に置いてあると思われていたタックスヘイブン銀行のメインサーバーを内蔵した機体。表向きは「顧客の預金と個人情報を万全の態勢で警護するため」とされているが、実際には「各世界的勢力のVIP達の裏金の流れを把握し、秘密裡に協力を仰ぐ」ことで政治的に破壊不可能なオブジェクトを作ることにあった。この機体を破壊すると各国要人の莫大な預金情報が丸ごと損失し、さらには、残骸を回収され解析作業が行われてしまうと不正な金の流れが露見するため、誰も手出しできなくなる。
コンチネンタルスプリンター
太平洋ガラパゴス方面にある、各世界的勢力が共同出資し互いの技術を競い合わせる次世代実験場にて『資本企業』の本国により開発された。球体状本体から真下に2本の脚部ユニットが伸びる二足歩行のオブジェクト。変形して正座することが可能。時速500kmでボディプレスやヘッドバットにより攻撃を行う。衝突時の衝撃から身を守るため、エリートは搭乗せず遠隔操作を行う。制御権限は複数ある模様。
中華鍋をパラボラアンテナ代わりに利用し、クウェンサーにより遠隔操縦をジャミングされた。
スパイダージョスト(SPIDER JOST) | |
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分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 対オブジェクト戦用兵器 |
所属 | 『資本企業』 |
全長 | 110m |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速650km |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲(近距離戦用)×1 副砲:レールガンなど。 また瞬間接着剤や有刺鉄線を詰めた射出コンテナを利用した足止め兵器 |
その他 | メインカラーリング:銀 |
スパイダージョスト
球体状本体頂点に、極めて巨大な主砲を持つ。また、球体状本体左右には、敵機を足止めするための有刺鉄線や瞬間接着剤などの射出コンテナが並ぶ。エアクッション式推進システムを採用し、フロートは機体の前方と後方に縦一列に並び、それらをアームによって保持している。
極近距離における下位安定式プラズマ砲を好んで用いる。極めて高速で敵機への接近を挑むため、確実に敵機の懐へ飛び込むよう有刺鉄線や瞬間接着剤、溶鉱など多数の罠をばら撒いて足止めする機能を多数装備している。
多国籍合同軍事演習『ギガントハスラー』に参戦したオブジェクトの内の1機。
メビウスインフィニテイ(MOBIUS INFINITY) | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 戦略砲撃用兵器 |
所属 | 『資本企業』 |
全長 | 70m |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進システム |
最高速度 | 時速530km |
武装 | 主砲:大口径レールガン×3(有翼位置エネルギー弾使用) 副砲:レールガン、レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:グレー |
メビウスインフィニティ
球体状本体の背面上部に3門の主砲を備えており、正面から垂直まで自由に角度を変更可能。静電気式推進装置を採用しており、五つの輪を重ね花弁のような形状のフロートを成す。
砲弾には姿勢制御用の翼があり、真上、成層圏にまで届く超高高度まで射出した砲弾をメビウスの輪のようにターンさせて敵機を頭上から撃ち抜く戦法を好む。レールガンによる運動エネルギーと超高高度の位置エネルギーを掛け合わせた破壊力から、小惑星衝突の規模に匹敵すると噂される。
砲身は球体状後部との一点支持方式のため、自重や熱により僅かに砲身が歪曲する。これが照準情報に誤差を生んでしまうため、メビウスインフィニティはナノテクと過冷却水を用いた人工雪により反射鏡を作り、それを利用してレーダー光により砲身の歪曲具合を検出して照準情報を補正する機構を有している。
多国籍合同軍事演習『ギガントハスラー』に参戦したオブジェクトの内の1機。総勢5機の同時侵攻を物ともせず敵機2機を返り討ちにしたが、クウェンサーとヘイヴィアによって人工雪の反射鏡が誤形成されて主砲の照準機能を失い、ベイビーマグナムの砲撃を受けて大破した。
エクストラアーク(EXTRA ARC) 正式名称:ミスカトニック | |
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別称 | シンシア(『資本企業』の書類上の正式名称) |
分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 超高温制圧兵器 |
所属 | 『資本企業』7thコア『セイレム・ロジスティクス』 |
全長 | 200m |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速540km |
武装 | 主砲:特殊ファイバー式可変プラズマ砲×8 副砲:多用途レールガン(対人、対空用の金属砲弾の他、 UAVなども発射可能)、コンテナ式近接焼夷弾散布機など |
その他 | メインカラーリング:銀 |
エクストラアーク(ミスカトニック)
エイカー=キスオブローズが大規模な予算を注ぎ込み開発した機体。機体後部から放射状に広がるように、直径2mの太さのチューブ8本が円形のリールから伸びている。このチューブが主砲であり、JPlevelMHD動力炉から直接取り出したエネルギーを高威力のプラズマとして放つ。あまりの輻射熱・光量・爆音にセンサー類がまともに機能しないため、敵オブジェクトの推進剤(静電気式なら反発剤、エアクッション式ならタービン用の潤滑油等)などを捉える嗅覚センサーによって照準を定める。故に操縦が非常に難しく、周囲の障害物に度々ぶつかってしまう。また、対人・対通常兵器に対しては、無人偵察機からの位置情報を頼りに砲撃を行う。プラズマを安定制御するため、周囲に化学焼夷弾を撒き散らして気温を瞬間的に1000℃近くまで上昇させ、動力炉内部と外気の気温の差を極力減らしている。
エアクッション式推進装置を採用し、#を斜めに倒し前方中心へ合流する2本の直線を真っ直ぐ伸ばして、全体的に両刃の剣のようなシルエットを成している。また、動力炉からエネルギーを直接取り出す都合上、オブジェクトの操縦にむらが生まれないよう動力炉を2つ詰んでいる。コックピットをオニオン装甲の外に設置した異形の造形。
ソベラニア方面動乱にて、クウェンサーとニャルラトホテプの罠によって自身の放ったプラズマ砲をまともに浴びて半壊。さらに液体窒素を流されたことで膨圧に耐え切れず大破した。
アントライオン(ANTLION) | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 砂漠地帯国境迎撃兵器 |
所属 | 『資本企業』 |
全長 | 170m |
装甲材質 | 1cm厚×1000層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速590km |
武装 | 主砲:連速ビーム砲×1 副砲:レーザービーム、人工流砂発生用高周波振動ロッド散布器など |
その他 | メインカラーリング:カーキ |
アントライオン
球体状本体の真下にある静電気式フロートの他、4本のアームによって柔らかい砂地に太い杭を打ち込む形で地面を掴み、本体を手繰り寄せるように前後左右への強烈な初速を実現する。オブジェクト右側には主砲となる連速ビーム砲、左側には人工流砂発生用高周波振動ロッド散布器が装備されている。
人工流砂発生用高周波振動ロッドは発射時は数m大の1本の槍だが、空中で三脚のように展開して敷設される。これにより砂漠中の砂鉄を操り人工流砂をキロ単位で発生させる。こうして地磁気を遮断・誘導する事で電子ビームを歪曲させる事が可能。また、静電気式推進に利用される反発剤も人工流砂により利用する事ができ、敵機を足止めする事もできる。
リオグランデ方面墜落機救出戦にて、地中の地雷を利用しベイビーマグナムを相手に善戦したが、第37機動整備大隊が戦線から手を引いた事で決着はつかなかった。
ウェザーガール
オフェンシブマイン、オクトブレード、ザ・スナイプ
オーバーキャビテーション(OverCabitation) 正式名称:アントワネット | |
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分類 | 海戦専用第二世代 |
種別 | 海上掃討兵器 |
所属 | 『資本企業』 |
全長 | 140m(主砲最大展開時) |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション+次世代蒸気機関 |
最高速度 | 時速630km(シャークアンカー排除による姿勢不安定化を実装) |
武装 | 主砲: 副砲:レーザービーム、下位安定式プラズマ砲など |
その他 | メインカラーリング:ブルー |
オーバーキャビテーション
主砲は前面に1門であり、長い砲身を支えるためにバイポッドにも似たパーツが根元から海面へと2本延びている。これはキャビテーションの名前通り水撃作用を機構としたものであり、放射した水そのものへ超音波を当てて大量の気泡へと変換し、生じる気泡の衝突による圧力波で実質的な10kmクラスのパイルバンカーのように作用させる。バイポッドのような脚は伸縮する事でエアクッション機構で海面を蹴り、瞬間的な跳躍を可能にする。
潤沢な気象・海洋データのサポートが揃わない環境では絶対に戦わないという特徴を持つ。副砲のレーザービームや下位安定式プラズマ砲は球体状本体に設置されておらず、機体上部に3本の副砲設置用の塔が装備されている。
エアクッションと次世代蒸気機関を兼ね備えた移動方式。エアクッション式フロートには、錘として本来あるべきシャークアンカーがない。空気の力で浮び上がってはいるが水陸両用ではないのは、塩分濃度を利用して空気の粘り気を微調整しているため。さらに海水を吸い込んで動力炉の熱で水蒸気に変え、翼のように広げたパイプから噴出する事で小刻みなスライド移動を可能にしている。
ハワイ諸島の気象台や海洋観測所とデータリンクする事で機能向上の恩恵を受けていた。本来のエリートはハワイ諸島の風土病に倒れたため、ドーラにより派遣された後任のエリートにより運用されている。
ワイヤードラッシュ(WIRED RUSH) | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 非殺傷鹵獲研究兵器 |
所属 | 『資本企業』 |
全長 | 110m |
装甲材質 | 2.5cm厚×400層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速600km |
武装 | 主砲:鹵獲用ワイヤーリール×8 副砲:レザービーム、有刺鉄線コイル射出装置など |
その他 | メインカラーリング:グリーン |
ワイヤードラッシュ
ポリスクイーン(Police Queen) | |
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分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 軍事方面拡張用実験兵器 |
所属 | 『資本企業』警察系 |
全長 | 95m(可変推進装置最高速度優先時) |
装甲材質 | 4cm厚×250層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 可変式エアクッション |
最高速度 | 時速650km(可変推進装置最高速度優先時) |
武装 | 主砲:高水圧ジェルカッター砲(ナパーム仕様)×3 副砲:測量ロッド投擲機、レールガン等。着火用信号弾含む |
その他 | メインカラーリング:ホワイト |
ポリスクイーン
球体状本体の前面180°にかけて扇の骨のような3本の主砲アームが伸びている。
エアクッション式のフロートは2本のスキー板のように機体後方に伸びており、フロート関節部の低温超伝導技術を利用した磁石によって接触面を浮かせて摩擦をなくすことで小回りの利く俊敏な機動が可能。
ALSを搭載しており、指紋・足跡・血痕などの捜査ができる。
ワールズエンド(WORLD'S END) 正式名称:エリナベル | |
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分類 | 宇宙専用第二世代 |
種別 | 大気圏外燃焼兵器 |
所属 | 『資本企業』軍エレベーター連盟 |
全長 | 95m(主砲正面展開時) |
装甲材質 | 1cm厚×1000層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 酸素噴射式ロケットエンジン |
最高速度 | 時速450km |
武装 | 主砲:誘爆式酸素放射器×2 副砲:レーザービーム砲、連速ビーム砲など |
その他 | メインカラーリング:シルバー |
ワールズエンド
球体状本体の後部と下部に円形の推進装置があり、噴射・逆噴射を行って宇宙空間での姿勢制御を行う。左右2門の高圧酸素放射ノズルにより、宇宙空間に酸素をばら撒いて着火する攻撃手段を取る。
第二世代を謳うスペックに反し、実際にはルイジアナが宇宙エレベーターを建造する予算捻出のために企画されたカムフラ用の機体。
クサンティッペ
超音波や人工フェロモンなどを駆使し、イナゴや食用ミミズの大群を呼び寄せ中南米国境を防衛する。
『信心組織』所属機
『信心組織』軍の機体正式名称は、所属部隊の宗教圏における神話から取られている。また、エリートを信仰や宗教的に神格化する傾向が強いため、効率や合理性からかけ離れた設計が採用される事も珍しくない。ゆえに異形のデザインが組み上がり欠点や脆弱性が際立つが、反面、通常のセオリーが通じないためラッキーパンチやビギナーズラックのような戦法を自ら制御し連発している。
ウォーターストライダー(WATER STRIDER) 正式名称:プロメテウス | |
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分類 | 氷雪地帯特化型第二世代 |
種別 | 局地的防衛用兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 約140m(主砲展開時) |
装甲材質 | 4cm厚×250層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気+直接接地型推進システム(氷雪仕様) |
最高速度 | 時速550km |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲2門×4 副砲:レーザービーム、レールガン、コイルガンなど |
その他 | メインカラーリング:ブルー |
ウォーターストライダー(プロメテウス)
最大の特徴は球状本体から伸びている昆虫のような4本の脚型ユニット。機体浮揚は静電気方式を使い、移動は脚で瞬間的に地面を直接蹴る方法をとっている。それによってその名の通りアメンボのように動き、深雪の上や起伏の激しい地形でもスムーズな高速機動が可能となる。しかし、接地面積が極端に少ないため脚部の負荷が大きく、約12時間に一回の頻度でメンテナンスと消耗したパーツの交換作業を必要とする。なお、脚部の静電気発生装置のタービンは1基につき消費電力が主砲の2倍と非常に高く、それが脚1本に10基も取り付けられているため、この箇所が暴走・破損すると被害が大きい。
主砲は下位安定式プラズマ砲。前後左右にそれぞれ2門ずつ計8門取り付けられ、上から見ると十字型の形状になっている。また、機密保護装置の作動と連動して、下位安定式プラズマ砲用の特殊ガスにより自爆するよう設計されている。
アラスカ極寒環境雪上戦にて、ベイビーマグナムを撃破したのち『正統王国』軍のベースゾーンを蹂躙。その後基地に帰還しメンテナンスを受けた際、クウェンサーによってタービンにC4爆弾が仕込まれた上に機密保護装置の制御センサーが取り外されたパーツに交換し、その状態でクウェンサーがタービンを爆破したことで実際は損傷などないにもかかわらず「タービンが大破した=致命的損害を受けた」と誤判断し、機密保護装置が誤作動して爆発・大破する。
漫画版では、陸上を高速移動するだけなら複数脚は明らかに無相応ということから、生物的なフォルムの複数脚を応用することで、急斜面に張り付くような立体的な機動が可能という事実が判明している。
ストラテジックアンテナ(STRATEGIC ANTENNA) 正式名称:アフロディテ | |
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分類 | 山岳戦闘特化型第二世代 |
種別 | 超広域電子・情報戦兵器 |
所属 | 『信心組織』(ギリシア神話圏) |
全長 | 約75m |
装甲材質 | 2.5cm厚×250層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気+レーザー型推進システム |
最高速度 | 時速490km |
武装 | 主砲:attachCOIL 副砲:レールガン、コイルガンなど |
その他 | メインカラーリング:グレー |
ストラテジックアンテナ(アフロディテ)
レーダーやセンサーに特化した最新型であり、パラボラと砲が咲き誇った花のリングを連想させることから"アフロディテ(愛と美の女神)"と名付けられた。砲台よりもレーダーやセンサーを重視した設計になっており、半径3000km圏内を複数の方式で徹底的にジャミングすることが可能。その中で、自身のレーダーやセンサーだけはピンポイントで使えるように調整されている。その特性から、ブレイクキャリアーやブロードスカイサーベルの天敵とされる。主砲のattachCOILは、旧式のCOIL(化学酸素ヨウ素レーザー)と動力炉のエネルギーを組み合わせた独自の兵器。
長期戦闘後に主砲レーザーに必要な薬品が底をつき、整備基地に補給するため移動中に第37機動整備大隊の待ち伏せに遭う。これにあたって推進装置を邪魔するためにマット型静電気発生装置(床暖房)がクウェンサー達によって仕掛けられていた。第一次迎撃戦を突破し、第二次迎撃戦となる「第二次オセアニア争奪戦」にてベイビーマグナムと交戦していたが、ロードショウシティ近郊にて運搬部隊が『正統王国』の第9小隊との交戦中に炭素兵器を使用したため、街を防衛しようとベイビーマグナムが戦線を離脱した。フリーとなったため安心して撤退しようと考えていた。渓谷にてクウェンサー達を発見して余裕で殺そうとするが、ベイビーマグナムが炭素兵器除去のために発射した砲撃によって発生した砂嵐に遭い、センサーの塊であるが故の過敏さによって熱・音・光・電波などあらゆるセンサーが無力化されて見失う。止めに床暖房が持つ「周辺の電子機器に悪影響を与える」という副次作用を、砂嵐に帯電させてストラテジックアンテナを包む砂嵐全体に伝播させたことでセンサー類がショートして全滅した。挙句の果てには生身の人間(クウェンサー)に接近されてマジックでサインを残されるという屈辱を刻まれ、精密すぎる設計が仇になって機器に入り込んだ砂を満足に除去することも出来ず、「砲撃で任意に砂嵐を発生させることで無力化できる」という致命的悪状況が発覚している、という状態でベイビーマグナムの再襲撃を喰らう羽目になった。
ウィングバランサー(WING BALANCER) 正式名称:アークエンジェル | |
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分類 | 完全水陸両用第二世代 |
種別 | 局地的防衛用兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 120m |
装甲材質 | 4cm厚×250層 |
推進機関 | エアクッション(二重同心円状推進装置) |
最高速度 | 時速470km |
武装 | 主砲:大規模小口径コイルガン 副砲:連速ビーム砲など |
その他 | メインカラーリング:ホワイト |
ウィングバランサー(アークエンジェル)
極端なフィヨルド地形への対応や完全水陸両用のための移動手段として、膨大な空気を下方へ噴射するエアクッション機関により、20万tの巨体にも拘らず150mという常識外れの跳躍を行う。そのため機体の下半分は複雑な支持架構造と二重同心円状の接地面で構成されている。二重同心円の推進装置は空中で20ほどの細かい扇型パーツの脚に分割、下部にある複数の赤外線センサーで地形を計測し、その地面の凹凸に合わせて細かく駆動する。着地時には莫大な圧縮空気が暴風となって周囲に撒き散らされる。また、機体後方には跳躍時のバランスを確保するために4枚の羽根状構造体を錘として備えている。
主砲は機体の前方中央部分に設置された、長射程高命中率の大型砲身小口径コイルガン。「細く鋭く速く」を追求し、小さく着実に装甲を貫き損傷を蓄積させていくタイプの武装。さらに、付近の大型レーダー施設と接続し遠隔補正を受けることで照準精度を格段に向上させている。副砲のレーザーや連速ビーム砲等は機体の上半分に集中して設置している。
カムチャッカ半島夜間奇襲電撃戦にて、その奇怪な動きと戦術でベイビーマグナムを翻弄するが、機体下部の構造を見抜いたクウェンサーがIRジャマー(赤外線パルスジャマー)を使いセンサー類を誤作動させたことにより着地に失敗、落下の衝撃で中破して深刻なダメージを負い行動不能となる。
ラートリー
テクノピックの『空白化』を目論んだ『アスレティカ』により、オリンピアドームの送電用レーザーの攻撃先に設定されたが、マリーディの妨害によって阻止された。
ミラーボーラー
ショットガンのように大量の電子ビーム兵器をばら撒きつつ、高性能センサー群とブースターの恩恵によって『常に標的へ薄いダメージを与えながら逃げ回り続ける』ことを設計コンセプトとした、長期戦用オブジェクト。
コレクティブファーミング(COLLECTIVE FARMING) 正式名称:サラスバティ | |
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分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 『リ・テラ』用大規模農地開拓兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 140m(フロート標準展開時) |
装甲材質 | 5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速520km |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲×1 副砲:レーザービーム、レールガン、 岩盤破壊用振動式ロードローラー、 カルティベーター、他各種農業機械など |
搭乗者 | プタナ=ハイボール |
その他 | メインカラーリング:灰色 |
コレクティブファーミング(サラスバティ)
エリートであるプタナは視線恐怖症であり、10本以上の各種高感度センサーによって彼女の生体情報を読み取ることで、カメラ以外の『視線』まで逆探知する超感覚を発揮する。しかし、精神面でのチューニングが必要であり、監視や整備の人員を遠ざけて数日かけてメンテナンスする必要がある。コックピットに座席は無く、エリートの特殊スーツにベルト状の固定具を接続して姿勢を支える。
単純な戦闘能力の他に、主に砂漠での大規模農地開拓技術を有する『リ・テラ』計画の一環のオブジェクト。生態環境を侵略しながら、表向きは食糧対策としてジャガイモやトウモロコシの生産基地を拡大し、実質的にはバイオ燃料の捻出を図っている。農業機械のアームを上下させることで、戦闘モードと開拓モードを切り替える。
フライアウェイ(FLYAWEY) 正式名称:ガルーダ | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 山岳地帯特化型兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 270m(脚部標準展開時) |
装甲材質 | 4cm厚×250層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進システム |
最高速度 | 時速590km |
武装 | 主砲:コンテナ式コイルガン×1 副砲:レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:シルバー |
フライアウェイ(ガルーダ)
静電気式の六本の脚部ユニットによって、最大傾斜65°以下なら滑るように移動することが可能。前脚にあたる2本の近接用下位安定式プラズマ砲は、普段は脚部ユニットに偽装し八本脚のように振る舞う。
戦術は基本的には「奇襲」と「撤退」。戦闘開始から5秒で主砲の残弾の8割を斉射し、即座に交戦区域外へ離脱する。撤退時は主砲をパージして重量を軽減する。パージされた主砲には大容量バッテリーと虫の足のような脚部ユニットがあり、自走が可能。斉射はできないが、これによって主砲自身が自力で交戦区域から離脱したり、敵機を牽制したりできる。追いつかれそうになった時点で即座に『白旗』の信号を発し、何度も撤退戦を仕掛けることで敵を疲弊させるコンセプト。しかし、本来『白旗』は非常措置であり、無闇に乱用することで「クリーンな戦争」の暗黙の了解を乱す混乱を生んでいる。
ロストエンゼルス山岳戦にて、クウェンサーの挑発によって深層崩壊を起こしてしまい、山岳部を転倒しながら転げ落ちてエリートが死亡した。
オリエンタルマジック(ORIENTAL MAGIC) 正式名称:カーリー | |
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分類 | 水陸両用第二世代 (ただし万全の力が振るえるのは海戦のみ) |
種別 | 超高出力電磁波制圧兵器 |
所属 | 書類上は『信心組織』。 ただしナタラージャ側に合流済み |
全長 | 120m(ガトリング標準展開時) |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速530km |
武装 | 主砲:レーザービーム×1 副砲:レーザービーム、殺人マイクロ波照射装置、 攪乱兵器ブイ発射用ガトリング砲、 レーザービーム歪曲用バブルチャフ放射装置など |
搭乗者 | 『ナタラージャ』の協力者 |
その他 | メインカラーリング:黒 |
オリエンタルマジック(カーリー)
砲身より巨大な円筒形の励起システムを備えたレーザービーム主砲の他に、巨大な砲身を束ねたガトリングシステムが併設されている。このガトリング砲から毎分8000本以上の連射速度でマイクロウェーブの送受信を行う5mほどの巨大なブイを撒き散らす。このブイは、マイクロ波送電技術によりオブジェクトの動力炉から電力を受け取り、強力な磁場を発生させる。ブイ先端部は、クラスター状の電磁石のように全方向へ散らばる磁力を一方向へ束ねている。これら無数のブイは、乱数処理によりランダムで選ばれた3本のみが常にマイクロ波を発することで、三体問題を人工に作り出して敵機に逆算されることを防いでいる。
また、マイクロウェーブの照射によって、半径30km圏内を人体の危険域、半径10km圏内を人体の殺害域に変える。このように強力なマイクロ波によってあらゆる通信をジャミングする他、プラズマ砲、電子ビーム、レールガン、コイルガンの弾道を歪曲させる。さらに、特殊なゴム系の接着剤と水を混ぜ合わせた『割れないシャボン玉』を辺りに滞空させることで、レーザービームも屈折させる。マイクロ波の照射下でも自身は照準を機能させられるように、レーザービーム砲を主砲としている。
セルフデセプション(SELF DECEPTION) | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 戦略的攪乱兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 70m |
装甲材質 | 4cm厚×250層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進システム |
最高速度 | 時速550km |
武装 | 主砲:連速ビーム砲×1 副砲:レーザービーム、大規模チャフやフレアなど |
その他 | メインカラーリング:黄 |
セルフデセプション
主砲は球体状本体の頂点に取り付けられた、反射望遠鏡のような構造の連速ビーム砲。球体状本体の下部を貫くように一本だけ静電気式推進装置のメインフロートがあり、それをくの字に折り畳んだアームと連結した左右二本のサブフロートで支えたヤジロベエのような構造。各種欺瞞武装も球体状本体の左右から水平に伸びた懸架翼によって保持される。
チャフ、フレア、ジャマーなどの欺瞞兵器を極限まで先鋭化させた機体であり、照準を狂わせて回避、および友軍の誤射などを狙う。
多国籍合同軍事演習『ギガントハスラー』に参戦したオブジェクトの内の1機。メビウスインフィニティの主砲が直撃して大破した。
サンドクラスター(SAND CLUSTER) | |
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分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 遠距離戦況制圧兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 125m(フロート標準展開時) |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速580km |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲×1 副砲:レーザービーム、主砲歪曲用磁力制御装置 および砂鉄投射装置など |
その他 | メインカラーリング:黒 |
サンドクラスター
主砲は球体状本体の前方中央に1門。機体左右に巨大なスピーカーのような磁力制御装置および砂鉄投射装置を複数装備。エアクッション式推進システムを採用し、フロートは中心から左右へ広がるものと斜め後ろへそれぞれ広がるものの4つで構成される。
砲身そのものを扇のように開いて拡散したプラズマを放つ他、磁化した砂鉄などを空中散布し、下位安定式プラズマ砲の軌道を僅かに曲げて敵機を狙うなどのトリッキーな砲術理論を用いる。
多国籍合同軍事演習『ギガントハスラー』に参戦したオブジェクトの内の1機。メビウスインフィニティの主砲が直撃して大破した。
トリニティスタイル(ノルン)
トリニティスタイル(TRINITY STYLE) 正式名称:ノルン | |
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所属 | 『信心組織』 |
装甲材質 | 可変式装甲板(ドヴェルグによる組み替え) |
武装 | 副砲:レーザー、レールガンなど |
その他 | メインカラーリング:ダークグレー |
ウルズ(Urthr) | |
分類 | 陸戦特化型第二世代 |
種別 | 対オブジェクト化学戦兵器 |
全長 | 100m |
推進機関 | 三点支持型静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速510km |
武装 | 主砲:レーザー式エレベーター砲×1 |
搭乗者 | ウルズ |
ベルザンディ(Verthandi) | |
分類 | 陸戦特化型第二世代 |
種別 | 対オブジェクト極近接戦兵器 |
全長 | 130m |
推進機関 | 三点支持型静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速650km |
武装 | 主砲:高出力レーザービーム砲×1 |
搭乗者 | ベルザンディ |
スクルド(Skuld) | |
分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | シリアルキラー・スクルドの遊び道具 |
全長 | 140m |
推進機関 | 三点支持型エアクッション式推進装置 |
最高速度 | 時速550km |
武装 | 主砲:プラズマ分解式高出力ブレード×1 |
搭乗者 | シリアルキラー・スクルド |
『信心組織』の第二世代オブジェクト。「ヘヴィーオブジェクトEX 軍神手繰る三姉妹」に登場。
主砲はレーザー式コンテナ砲。これはレーザー式軌道エレベーターを真横に倒したような機構であり、空気の爆発的な膨張を利用してコンテナを発射する。巨大な弾倉から空気コンベア式の給弾ベルトを通してコンテナへ濃硫酸、王水、液体窒素など様々な物を詰め込む機構となっている。化学反応でオニオン装甲を溶かす他に、瞬間接着剤と重曹を混ぜてジャンプ台として利用する足場の形成も可能。コンテナ式の砲弾を排し、純粋なレーザービーム砲としても運用する事もできる。三日月のような形の推進装置を3つ重ねて三つ巴を成し、それぞれのパーツが独立して支えている。これは静電気式とエアクッション式の2種類の推進システムに組み換え可能。また、球体状本体の頂点に指向性のパラボラマイクをサッカーボールのように配備し、全方位への索敵マイクを実現している。これにより、声や呼吸音のみならず関節の軋む音まで拾う事ができる。
ウルズ操縦時
大量の弾幕で敵機の逃げ道を封じる詰将棋のような戦法を選びたがる。自機のノーダメージに偏重しており長距離戦を好む。特に化学戦を得意とし、主砲から発射したコンテナ内の薬品を戦場で直接混ぜ合わせてオニオン装甲を溶かしにかかる事から、『資本企業』からは「マーダーカクテル戦法」と呼ばれ怖れられている。
ベルザンディ操縦時
一撃必殺を狙いたがるため無駄弾で牽制をしない。短時間で敵機を破壊する事に偏重しており、近距離戦を好む。オブジェクト戦においてインファイトとも称される1km圏よりもさらに接近し、十数mもしくは数mレベルから主砲の直撃を浴びせる、「位置取り」の巧みさで必殺を狙うスタイル。
スクルド操縦時
ウルズ操縦時
大量の弾幕で敵機の逃げ道を封じる詰将棋のような戦法を選びたがる。自機のノーダメージに偏重しており長距離戦を好む。特に化学戦を得意とし、主砲から発射したコンテナ内の薬品を戦場で直接混ぜ合わせてオニオン装甲を溶かしにかかる事から、『資本企業』からは「マーダーカクテル戦法」と呼ばれ怖れられている。
ベルザンディ操縦時
一撃必殺を狙いたがるため無駄弾で牽制をしない。短時間で敵機を破壊する事に偏重しており、近距離戦を好む。オブジェクト戦においてインファイトとも称される1km圏よりもさらに接近し、十数mもしくは数mレベルから主砲の直撃を浴びせる、「位置取り」の巧みさで必殺を狙うスタイル。
スクルド操縦時
オールドファッション(OLD FASHION) 正式名称:クロノス | |
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別称 | パウダーキャノン011(『情報同盟』の敵性コードネーム) アイアンランス(『正統王国』の旧敵性コードネーム) |
分類 | 水陸両用第一世代 |
種別 | 多用途攻撃兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 150m |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速550km |
武装 | 主砲:圧縮金属砲×1 副砲:レールガン、レーザービーム、大型ミサイルコンテナなど |
搭乗者 | ロバート=ミスティネイル |
その他 | メインカラーリング:グレー |
オールドファッション(クロノス)
推進装置は長方形のフロートを4枚2×2で並べ大きな板を構成し、一部をわざと水面や地面に押し付けて急旋回を行う。右手側にある1門ある極小口径長砲身の主砲は火薬を使った旧式で、動力炉から得たエネルギーをプレス機に投じ、大質量の金属砲弾を超高圧縮して針のように尖らせた特殊な砲弾を発射する。開発当時は火薬を詰めた大艦巨砲主義からレーザービームやレールガンに移行する際に様々な利権が絡んでおり、旧式なのもその名残。主砲には通常のマガジンとドラムマガジンが同居しており、炸薬用と金属弾頭用に分けられている。左手側には大型のミサイルコンテナがあり、逆噴射用のロケットを射出し瞬間接着剤で敵機に貼り付け、勝手に推力を働かせて敵機の機動を混乱させる事が可能。
時代遅れの第一世代でありながら決して覆せないはずの第二世代オブジェクトとの機体差をあらゆる手段を用いて覆し続ける、歴戦の撃墜王として有名な伝説の機体。エリートの今は亡き戦友が設計した機体であり、アップデートを頑なに拒否し続けている。
『正統王国』第37機動整備大隊と『情報同盟』Sky Dog(br) 3rd C.E.B.の連合軍と交戦し、地中海で沈没した。
リザードテイル(LIZARD TAIL) 正式名称:ディオニュソス | |
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別称 | コイルガン052(『情報同盟』の敵性コードネーム) |
分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 対オブジェクト電子戦用兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 125m(フロート最大展開時) |
装甲材質 | 自己破壊装甲 |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速570km |
武装 | 主砲:コイルガン×1(電子戦用ニードルガン含む) 副砲:コイルガン(主砲同系モジュール) |
搭乗者 | ヘルメス製薬の関係者 |
その他 | メインカラーリング:パープル |
リザードテイル(ディオニュソス)
推進装置は多脚のエアクッション式。球体状本体の真下から後ろへ流れるように、スキー板に似た4本の細長いフロートが伸びている。長さは均一ではなく、外側2つは後ろへ長く中の2つは短い。内側2つで重量を支え、外側2つで急旋回や高速機動を補助する仕組み。
主砲は大口径短砲身のコイルガンであり、副砲も同系のモジュール。射程は短く威力も低いが、構造がシンプルなため故障しにくいというメリットがある。通常の金属弾の他に、一度に4万5000発もの小型アンテナを発射するニードルガンとしての機能も有し、アンテナ先端の瞬間接着剤により敵機のオニオン装甲に付着し、表面の剥げたプリント基板式送電板の電極からハッキングを仕掛けるサイバー攻撃が可能。
オニオン装甲ではなく、薄皮1枚程度の爆発反応装甲によって球形のハリボテが作られている。この球状内部の突起にコックピットや動力炉の歯車を噛み合わせて内部を高速で動き回り、本体を敵機の砲撃で貫通されても紙一重で回避するコンセプト。ゆえに高速機動や堅牢な装甲が特徴のオブジェクトのコンセプトとは異なり、何度も敢えて被弾する事で不死の印象を与えるような自傷兵器。
余命1年と医者に宣告を受けた少女がエリートに選ばれ、普段は全身の臓器や骨格をバラバラに分けられて生命維持装置に連結されており、オブジェクト搭乗時に元の人間の形に組み上げられる。
断熱材や緩衝材を纏いつつアスペタイザー小惑星に扮してセカンドヴェニスに上陸し、ラッシュやベイビーマグナム、オールドファッションと交戦した。一度は轟沈したように見せかけて撤退し後日再びラッシュと敵対したが、オニオン装甲を持たない事による電磁波攻撃への弱点を見抜かれ機体内部の半導体をまとめて焼き切られ沈没した。
ペーパービキニ(PAPER BIKINI) 正式名称:ハリーティ | |
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別称 | コイルガン073(『情報同盟』の敵性コードネーム) |
分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 敵防衛線突破用兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 110m |
装甲材質 | 多重格子構造式軍用再生紙実験装甲 |
推進機関 | エアクッション式推進システム |
最高速度 | 時速490km |
武装 | 主砲:コイルガン×2 副砲:コイルガン、レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:白 |
ペーパービキニ(ハリーティ)
球体状本体を左右から挟み込むように菱形に近いシルエットのエアクッション式フロートが特徴。主砲は左右に2門設置されているが、両側180°しか射角が合わず正面は狙えない。正面には2枚の分厚い盾状装甲が取り付けられている。
極小のカーボンナノチューブの織り方で研究が進められる多重格子構造を利用し、装甲や主砲の砲身まで含めて促成マングローブ製の再生紙を素材として組み上げられた巨大兵器。砲弾も円錐形に整えた750kgの紙の塊が採用されている。オニオン装甲に比べてコストは低く、敵勢力との長期戦にもつれ込んだ際に財政の負担を抑えるという経済戦略まで備えた設計。
メコン方面を巡回中にベイビーマグナムと交戦し、主砲を引き裂かれ敗北する。
ジャックインザボックス(JACK IN THE BOX) 正式名称:フェンリル | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 長距離侵攻兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 190m(瞬発ダッシュ用発射杭最大展開時) |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進システム |
最高速度 | 時速580km |
武装 | 主砲:金属実体砲×1(アーム8本分の運動エネルギーを統合) 副砲:金属実体砲、レーザービーム、瞬発ダッシュ用発射杭など |
その他 | メインカラーリング:カーキ |
ジャックインザボックス(フェンリル)
弾性合金技術の塊であり、「びっくり箱」の名を冠する通り、強大なバネ仕掛けを要所に取り入れた機体。8本のクロム鋼製のコイルスプリングを搭載したアームを束ねてベクトルを合成し、重ね掛けしたバネ仕掛けで発射する金属実体砲を主砲とする。液状鉛を固化させた弾性金属砲弾を採用している。主砲発射時は反動を相殺するために瞬発ダッシュ用発射杭を虚空に打ち出す必要がある。また、主砲のバネは発射時の反作用の熱で金属疲労していくため、発射後に伸び切ったアーム内部でバネを瞬時に交換する。『信心組織』は2,3年前にレールガンのコンデンサで派手な爆発を起こしており、そのトラウマを踏まえた上での設計。
移動様式については4枚のフロートで構成された静電気式推進システムを採用。足回りのサスペンションは物理センサー系の倒立振り子があり、さらに球体状本体後部180°にガイドレールを備え付け、それに接続された尻尾のような巨大な円筒を地面に打ち込む事で瞬発力と回避精度を高めている。一方で、高速移動中は瞬発ダッシュ用発射杭を使用できないため主砲を発射する事ができない。
バネの素材となる六価クロムは重度の環境破壊物質であり国内では条約違反になるため、空白地帯であるグレーターキャニオンの住人を雇用対策だと騙し汚染させながら製造を行っていた。グレーターキャニオンで交差した『正統王国』軍第37機動整備大隊と交戦し、クウェンサーの手によって主砲機構が機能不全に陥り敗北する。
ハンマースロウ001(HAMMER THROW001) 正式名称:イシュ・チェル | |
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分類 | 空戦専用第二世代(戦闘・攻撃機能併用) |
種別 | 拠点強襲制圧兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 170m |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 二重反転ローター |
最高速度 | 時速650km |
武装 | 主砲:遠心力式投弾砲×3 副砲:直下空爆用小鉄球投下兵装×1 |
その他 | メインカラーリング:グレー |
ハンマースロウ001(イシュ・チェル)
球体状本体中央にY字の三枚羽の構造の二重反転ローラーがついており、飛行が可能。本体下部に正三角形のスキッド式の降着装置がある。
砲台そのものは存在せず、二重反転ローターの回転力を活かして巨大な重金属砲弾を投擲する事で主砲機能を代用している。副砲機能の代わりとして、人工気流に小鉄球を乗せて下方に投下する。
オリンピアドームの補給任務に就いていた際にタラチュア主導の第101ゾンビ小隊の制圧に駆り出されるが、スクルドが戦線に登場した事で敵味方の識別なく破壊されてしまう。
ザ・ギガトン(THE GIGATON) | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 対オブジェクト掃討兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 200m(前脚最大展開時) |
装甲材質 | 4cm厚×250層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速520km |
武装 | 主砲:曲射式装甲×2 副砲:レーザービーム、下位安定式プラズマ砲など |
その他 | メインカラーリング:グレー |
ザ・ギガトン
機体後部に斜めに取り付けられた板状装甲板にはレーザービーム砲が設置されている。
セプティモンティウム(SEPTIMONTIUM) | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 『信心組織』本国防衛兵器 |
所属 | 『信心組織』軍 |
装甲材質 | 0.5cm厚×2000層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 特別鉄道式推進装置、 主砲操作時のバランス調整用にロケットエンジン |
最高速度 | 時速80km(鉄道路線上に限る) |
武装 | 主砲:レーザービーム(100万本以上の斉射) 副砲:無し |
その他 | メインカラーリング:グレー |
分離後(Detached Generator) | |
種別 | 内部懲罰兵器 |
全長 | 15m(尾を収納した場合) |
推進機関 | 跳躍脚部式推進装置 |
最高速度 | 時速500km |
武装 | 主砲:高圧電流電極×1 副砲:多目的尻尾 |
その他 | メインカラーリング:シルバー |
セプティモンティウム(七つの丘)
推定100万本以上ものレーザービームを斉射することでレーザービームの壁を作り、戦場を面で制圧する。
分離後
オブジェクト本体へ給電するための電源プラグを高圧スタンガンのように扱う。また、後部の尻尾のようなパーツは動力炉の2~3倍まで伸長し、周囲の物を巻き取って投擲することも可能。
ゾンビパウダー(ZOMBIE POWDER) | |
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分類 | 陸戦専用第一世代 |
種別 | 移動式野戦病院及び兵員回収兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 110m |
装甲材質 | cm厚×0層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速510km |
武装 | 主砲:レールガン×1 副砲:レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:ホワイト |
ゾンビパウダー
ブラストサムライ(BLAST SAMURAI) 正式名称:ヤルダバオト | |
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分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 接近戦専用兵器 |
所属 | 『信心組織』 |
全長 | 90m |
装甲材質 | 2.5cm厚×400層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進装置+主砲併用補助ブースター×2 |
最高速度 | 時速790km(ブースター使用時) |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲×2 副砲:レールガン、レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:グレー |
ブラストサムライ(ヤルダバオト)
主砲の外装保護カバーにわざと隙間を空けて主砲外部へ磁場を漏らし砲身延長線上に磁場のレールを生成でき、プラズマ砲の500kmもの遠距離投射も可能にしている。
その他の所属機
〇・五世代(ZERO POINT FIVE GENERATION) | |
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分類 | 陸戦特化型0.5世代 |
種別 | 対オブジェクト戦特化兵器(自称) |
所属 | オセアニア軍事国 |
全長 | 約70m |
装甲材質 | 10cm厚×100層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 鉄製車輪(接地重量分散型) |
最高速度 | 時速450km |
武装 | 主砲:大口径コイルガン×1 副砲:レーザービーム、コイルガンなど |
搭乗者 | オセアニア軍事国の指導者 |
その他 | メインカラーリング:シルバー |
0.5世代型
技術力が低いために性能が平均以下の粗製オブジェクト。『情報同盟』の『ガトリング033』の設計データをダウングレードし、MIBによって軍事国に与えられる。2年前に建造されたが、それ以来公に姿を現さず雲隠れしていた。なお、オセアニア軍事国の指導者が搭乗エリートとして直接同行している。
球体状本体の下部にはX字型の推進ユニットが取り付けられ、後部には四角い大型構造体が設置されている。鉄製の車輪による駆動という前時代な推進方法をとり、500輪の車輪で重量を分散させ機体を支えている。装甲は核兵器で破壊できる程度でしかなく脆い。動力炉は長時間稼動すると内部融解する危険がある粗末な出来で、起動の際に外部から送電し点火するための干渉装置が備わり、また逆に暴走を防ぐべく余剰エネルギーを外部に放出する機構もある。
主砲は本体左側にある大口径コイルガン1門。複数のワイヤーで強引に固定されているため旋回できず、標的を狙うにはオブジェクトごと動く必要がある。副砲の搭載数も一般的なオブジェクトに比べて少ない。センサー類も脆弱であり、光学式カメラしか搭載されていない。
オセアニア軍事国攻略戦にて、タナミ砂漠付近の偽装基地で起動するも、短時間で起動させるために外部から無理矢理給電して起動させたことで動力炉が暴走、崩壊を回避するために大型コンデンサーにエネルギーを逆流させようとするも失敗・爆発したことで、爆風で基地に詰めていた兵を全滅させてしまう。その後遭遇したクウェンサーとヘイヴィアと交戦、給電ケーブルを付けたまま引きずっていることに気付かれ、ヘイヴィアの砲撃で周辺を浸水させその水を介してプラグに無理矢理送電したことで動力炉が過熱し内部から爆発・大破する。
ブレイクキャリアー(BREAK CARRIER) 正式名称:リゾレッテ | |
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分類 | 陸戦特化型第二世代 |
種別 | 大規模砲撃用兵器 |
所属 | マスドライバー財閥 |
設計 | スラッダー=ハニーサックル |
全長 | 150m(主砲含む) |
装甲材質 | 5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進システム |
最高速度 | 時速410km |
武装 | 主砲:高出力レールガン×1 副砲:レールガンなど |
搭乗者 | マスドライバー財閥の指揮官 |
その他 | メインカラーリング:グレー |
ブレイクキャリアー(リゾレッテ)
マスドライバー財閥の持てる宇宙開発技術の粋を集め、スラッダーの特殊な設計により実現した機体であり、後述の超長射程と確実な遠距離迎撃能力により「一方的な領土宣言」を可能にする強大な戦力である。
球体状の本体を支えるように三脚型のパーツが伸び、その先端にあるスキー板状の静電気式推進パーツで地面を滑るように移動する。本体ボディの右側には全長100m以上の巨大な主砲が取り付けられ、先端は二脚パーツで砲身を支持している。最後部は側面にマガジンが飛び出た円筒形回転シリンダーが設置されている。主砲以外の兵装は本体左側に集中している。
主砲はマスドライバー技術とロケット技術を応用した高出力の大型レールガン。砲弾を超高速で上方へ向けて撃ち出し、目標の真上2500mまで上昇したのち急降下するという極端な曲射弾道が特徴。射出後に空中での砲弾の分割や後部ロケットエンジンの点火等によってさらに加速を重ね、最終的にはマッハ25という驚異的な速度を叩き出す。砲弾の側面や内部に複雑な機構を備えてその強引な軌道を実現し、凄まじい空気摩擦については液体窒素を使った冷却システムにより対処している。しかし試作品ゆえに砲弾の半数以上は摩擦に耐え切れず空中分解し不発に終わる。有効射程は最大3000km。最大装弾数は25発。機動性の低さを補うためにチャフミサイルを備えているが、別の用途として、周辺の雲へチャフミサイルを発射しそこにロック用の電波を照射することで雲に反射させて標的を狙う事ができる。これにより、間に障害物のある超遠距離の相手でも正確にロックすることが可能。なお、砲身の伸縮や砲弾の方式変更により射程を縮め、状況に応じて近・中距離用の直射弾道に切り替えることもできる。
アーリーステイツ(EALY STATES) | |
---|---|
別称 | アンノウン サノバビッチ |
分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 大陸用戦略防衛兵器 |
所属 | 『MIB』 |
全長 | 70m |
装甲材質 | フライバイコライダー近接防御システム |
推進機関 | 静電気式推進装置 |
最高速度 | 時速530km |
武装 | 主砲:フライバイコライダー誘導式電子ビーム砲 副砲:無し(主砲の出力調整で対応) |
搭乗者 | D.C.ゼロ(操縦士エリートではない) |
その他 | メインカラーリング:灰色 |
アーリーステイツ
直線的なフロートが2本、並行に並べてあり、静電気式推進フロートとなっている。
「球体状本体からウニのように大小100門以上の砲が伸びている」という『定番』の型がなく、サッカーボールに均等な突起物を加えたような歪な形をしている。最大の特徴であるオニオン装甲を排することでコスト削減をしているため、機体の調達費は10分の1に。さらに、『フライバイコライダー』の防御システムのおかげで機体の高速移動も攻撃の戦術も必要としないため、専用のエリートを用意する必要すらなく選抜・開発費用を0にできる。
『フライバイコライダー』という技術を用い、攻撃から防御までシステムのほとんどをこれに依存する。これはナノテク医療技術の応用であり、機体の周辺半径200mの大気中にコロイド状のカプセルに強酸を包んで滞空、滞留させておき、必要なタイミングで信号を送りカプセルをシャボンダマのように割る。これによって中身の強酸が迅速に気化して金属砲弾の表面を傷つけ、空気抵抗に干渉することで砲撃の軌道を逸らす。濃度や摩擦も制御することで電気的にプラズマや電子ビームも曲げることも可能であり、下位安定式プラズマ砲やレーザービームの歪曲や、主砲発射前などは光ファイバーのように光を屈折させて照準を操る。機体上部に強酸カプセルの噴出口があり、ここから周囲に滞空させるカプセルを常に供給している。
主砲から放つ電子ビームを『フライバイコライダー』の屈折により旋回させ遠心力を加えることで加速させ、速度とエネルギー量を溜めながら主砲の電子ビームを追加していく。最上部を除く球体状本体が青白い光で半円球状のドームに覆われると同時に、ハンマー投げのような原理で電子ビームを射出する。電子ビームは数十秒近く継続し、一筆書きのように10km以上を薙ぎ払う。遠心力を増して発射するまでに約7分もの時間を要する。
オセアニア大陸全土に、3機の『アーリーステイツ』とおよそ500棟近い『増幅施設』が敷設されており、これによって高出力の電子ビーム兵器を大陸全土で自由に折り曲げ、全方向から敵機を狙撃できるようになっている。
マッドクッカー(MAD COCKER) 正式名称:にんぎょ | |
---|---|
分類 | 海戦専用第一世代 |
種別 | 海洋長距離侵攻用兵器 |
所属 | 自防PMC |
全長 | 75m |
装甲材質 | 5cm厚×200層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 静電気式推進+海戦用フロート |
最高速度 | 時速580km |
武装 | 主砲:ソルトレールガン 副砲:レーザービーム、下位安定式プラズマ砲など |
その他 | メインカラーリング:白 |
マッドクッカー(にんぎょ)
暴走して『資本企業』の手から離れた後も、返還せずに無断使用を続けていた。
第一世代ではあるものの、機体にバージョンアップを重ねて第二世代に劣らない性能を発揮する。
単なる塩水の10倍以上の導電性を有する溶融塩を利用し、安価で原始的なレールガンを構築している。海水から塩を抽出しているため、無尽蔵な原材料の供給を可能としている。
砲弾の核は中央を通るタングステンの太い細長い杭『うしのこく』のみで、発射と同時に塩の塊は粉々に砕け散る。APFSDSをオブジェクトの主砲サイズにしたものだと述べられている。
仮に、海中に溶ける鉄分やレアメタルをフィルターで吸着・凝縮できる技術さえ獲得できれば、完全な無補給で恒久戦闘が可能。そのため、単機の交戦能力よりも、実証研究の面で極めて重要な意味を持つ機体。
メガロダイバー(MEGALODIVER) 正式名称:アメノウズメ | |
---|---|
分類 | 海上高度防衛戦用第二世代 |
種別 | 海洋長距離掃海兵器+天候兵器『アマテラス』の司令機 |
所属 | 自防PMC |
全長 | 80m |
装甲材質 | 2.5cm厚×400層(溶接など不純物含む) +近接防御システム『水遁の衣』 |
推進機関 | エアクッション+ウォータージェット推進 |
最高速度 | 時速550km |
武装 | 主砲:レーザービーム 副砲:レーザービーム、コイルガン(実質的に『水遁の衣』専用) |
その他 | メインカラーリング:灰色 |
メガロダイバー
機体下部に円形のフロートがあり、そこから伸びる左右の2本の柱によって、球体状の本体を地球儀のようにぐるりと上下反転させることができる。主砲は本体の上部に一門搭載され、副砲は円形フロートに接続されている。球体状本体に寄り添うような円形パーツから、翼のように左右に3つずつウォータージェット方式の推進装置が接続されている。このウォータージェットに利用するため吸水口から取り込んだ海水は、機体の冷却にも利用されている。動力炉の近くに海水パイプを切り替えるY字のセレクターがあり、吸水口はこれらを切り替えた複数の系統で稼働している。
味方の音紋をデータベースに記録しておき、周囲一帯から集めたデータベースに合致しない音紋を敵と認識する。多様な高性能マイク、分析用スパコン、さらには自身の周囲に音叉魚雷を遊泳させることで多角的な「面」で音紋の収拾を補強しており、爆音の中でも正確に敵の音紋を把握する。音叉魚雷は機体本体にも格納されており、撃墜されたら随時補うことができる。
全世界気象コントロール兵器システム『アマテラス』の司令機であり、海底に沈んだ12個のJPlevelMHD動力炉を管制を担当する。
エリート当人の他に影武者が複数人用意されている。特殊スーツは日の丸をイメージしたように白地に赤の紋様。
潜航時
浮上時
『水遁の衣』という防御システムを用いて敵機の主砲から身を守る。これは、副砲のコイルガンを海面に複数発射することで立ち上る水柱の壁を作り、レーザーはプリズムと同じ原理で歪曲、さらにプラズマや電子ビームも水の壁に熱を奪われ軌道がブレる。海水下2mの厚みを持つ程の天然高分子を排出し、粘性を高めて金属砲弾まで軌道をズラす。こうして数度、数十度屈折させた砲撃と逆の方向へ機体を動かすことであらゆる砲撃を回避する。
子(NE)
本体前方右側に赤い文字で『子』の文字がペイントされている。本体左側に設置された主砲はレーザー、レールガンの兵装選択式となっており、本体上部には副砲としてレーザーキャノンを配備している。推進システムは現在のように巨体を浮かすだけの出力を実現できなかったために、井桁に組まれたフロートによる水上移動を基本としている。
14か国連合艦隊による奇襲迎撃戦が初陣となる。戦闘終盤には太平洋上で核攻撃を受けるが半壊で済み、残された兵装のみで連合艦隊を全滅させた。この戦争がオブジェクト時代の幕開けとなり、現在の四大勢力に分かれた世界情勢に繋がる歴史のターニングポイントとなった。現在では既に他の『pro_be_12(十二支計画)』シリーズの11機とともに失われている。
デストラクションフェス(DESTRUCTION FES') | |
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別称 | プラズマ177(開発元『情報同盟』のコードネーム) |
分類 | 水陸両用第二世代 |
種別 | 完全遠隔操縦兵器 |
所属 | 麻薬戦争総轄アズライフィア派 |
全長 | 150m |
装甲材質 | 0.5cm厚×2000層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション、電磁誘導式流体補助ブースター、遠隔操縦用オーケストラシステム |
最高速度 | 時速570km(ただし有人機には不可能な鋭角の切り返しを選択化) |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲×1 副砲:遅滞戦術用大規模音響兵器×5 |
その他 | メインカラーリング:銀 |
デストラクションフェス
推進装置は真下のエアクッションの他に、逆Y字に敷設された昆虫のような脚部ユニットに補助ブースターが無数に取り付けられている。主砲は大口径の下位安定式プラズマ砲が正面に1門のみで、副砲としての砲台は存在しない。代わりに、孔雀の羽のように広がる音響兵器を有する。まず最初にマイクロ波を全方位に放ってドップラー効果による歪みを測定した後に補正された数値の超音波を発生させ、敵機を『圧』により足止めする。
電磁誘導式流体補助ブースターが安全面を無視して追加されている。陸上では土砂に、海上では海水に砂鉄を混ぜ、コイルガンやレールガンの要領で噴射して推進力を得る。海戦時では噴射した砂鉄を随時回収しながら高速機動を行う必要がある。また、50〜100隻のステルス潜水艦や無数の衛星を結んだ全世界対応遠隔操縦体系『オーケストラシステム』にて1万人以上の人間の手で操縦されており、エリートは存在しない。これにより有人機ではクリアできない慣性Gの限界を超えた挙動を実現する超鋭角高機動格闘機。
アズライフィアが麻薬戦争で得た資金によって『情報同盟』へ開発を依頼した機体。機体にはウィンチェル家の紋章である薔薇が刻まれている。オブジェクト自体は既存の第一世代の技術でしかなく、『情報同盟』の技術漏洩はそれほどない。
アズライフィアの主導でバンダービルド家の抹殺に使用される。しかし、南大西洋で開催されていた世界最大の洋上花火大会『セレスティアルフラワーズ』で使用された大量の花火や宇宙ステーション『プリンセスニコラシカ』の協力による極地方域電波消失現象によって電波妨害に遭い沈黙する。
ギャングスター(GANGSTAR) | |
---|---|
分類 | 陸戦専用第二世代 |
種別 | 対世界的勢力交渉兵器 |
所属 | 武器商人ウッドストック |
全長 | 約100m(主砲最大展開時) |
装甲材質 | 1cm厚×1000層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進装置 |
最高速度 | 時速590km |
武装 | 主砲:連速ビーム+コイルガン連動散弾砲×1 副砲:レーザービーム、下位安定式プラズマ砲など |
その他 | メインカラーリング:シルバー |
ギャングスター
右側上下に2門に主砲があり、球体状本体の各所にはリング状の巨大な台座が据えられている。リングの上に植え込むように下位安定式プラズマの副砲が並んでいる。
主砲はコイルガンと連速ビーム砲であり、どちらも一度に大量に弾をばら撒く拡散式。散弾銃のように扇状に広く薄くダメージを与え、敵機が鈍ったところで接近し直射する戦術を取る。
推進装置は正三角形のエアクッションのフロートであり、表面には対空用のレーザービーム副砲が設置されている。
推進フロートの各頂点から遠隔操作の無人観測機を射出し、自身の周囲を飛行させる。この子機による多角的なレーダー網により、側面や後方、障害物の裏などの死角に潜り込まれても照準のロックを可能とする。
また、重力探査により周囲に接地するオブジェクトの座標を掌握する事ができる。これにより、変則的な遠隔照準が可能。
アジアンモンスター(ASIAN MONSTER) | |
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分類 | 水陸両用第二世代(実質的にはほぼ海戦専用) |
種別 | 首都防衛兵器 |
所属 | 『島国』自防PMC |
全長 | 約100m |
装甲材質 | 1cm厚×1000層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | エアクッション式推進装置 |
最高速度 | 時速590km |
武装 | 主砲:下位安定式プラズマ砲×1 副砲:レーザービームなど |
その他 | メインカラーリング:シルバー |
アジアンモンスター
所属不明機
トライコア(TRY-CORE) | |
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分類 | 海戦特化型第二世代 |
種別 | 大陸間侵攻用兵器 |
所属 | 不明 |
全長 | 約180m |
装甲材質 | 2cm厚×500層(溶接など不純物含む) |
推進機関 | 海上戦闘・採掘フロート仕様 |
最高速度 | 時速320km |
武装 | 主砲:レールガン×3 副砲:レーザービーム、コイルガンなど |
その他 | メインカラーリング:グレー |
トライコア
球体状コアが3つも備わり、正三角形の頂点を形作るようにそれぞれ配置されている。推進システムにはエアクッション式を採用し、機体を支える大型フロートで海上を浮揚・推進する(動力炉を3つ詰んだ超重量の都合上、陸上では脚部ユニットが自重で破損するため海上でしか運用できない)。その超重量による自壊や転覆を防ぐため、海中には3本の長大なシャークアンカーがそれぞれのコアから真下に伸びバランスを維持している。シャークアンカーは伸縮式の先端が吸水口と排水口を兼ねている。内部には整備基地の設備や人員を丸ごと搭載しているためベースゾーンを随伴させる必要が無く、さらに海底の原油を採掘し貯蔵・運搬する機能も有する。主砲はコアと同様頂点に取り付けられている3門の大口径レールガン。マッハ10ほどの速度で砲弾を撃ち出す。
ジブラルタル通行阻止戦にて、侵入防止網を突破し『正統王国』軍の海上急造ベースゾーン2,30棟を蹂躙した後、遅れて到着したベイビーマグナムと交戦し優勢に立ったが、機雷用のネットがシャークアンカーの伸縮部の隙間に入り込むという不調を見抜いたクウェンサーが爆弾でネットを広げて同じ不調を他のシャークアンカーにも与えることで無力化させ、その結果機体がカウンターウエイトを失って自壊し沈没する。(漫画版及びアニメ版では沈没までの展開が少々異なり、漫画版はクウェンサーがネットを広げた事で動きが止まった所にベイビーマグナムが砲撃を撃ち込んて撃沈、アニメ版はネットを絡めた所にベイビーマグナムの砲撃によって機体に強い負荷を受け、機密保護装置が作動して自爆。)
なお、一般的評価はともかく、多くの各国技術者から注目される機体となっており、その残骸が沈む海域は各世界的勢力の探査艇が入り乱れているらしい。オブジェクト設計士であるクレア=ホイストの評価によれば、第三世代を目指したいわば2.5世代とのこと。
書籍情報
既刊一覧
タイトル | 初版発行日(発売日) | ISBN | |
---|---|---|---|
1 | ヘヴィーオブジェクト | 2009年10月10日(同日) | 978-4-04-868069-1 |
2 | ヘヴィーオブジェクト 採用戦争 | 2010年6月10日(同日) | 978-4-04-868594-8 |
3 | ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影 | 2010年11月10日(同日) | 978-4-04-870051-1 |
4 | ヘヴィーオブジェクト 電子数学の財宝 | 2011年9月10日(同日) | 978-4-04-870549-3 |
5 | ヘヴィーオブジェクト 死の祭典 | 2011年11月10日(同日) | 978-4-04-870997-2 |
6 | ヘヴィーオブジェクト 第三世代への道 | 2012年6月10日(同日) | 978-4-04-886624-8 |
7 | ヘヴィーオブジェクト 亡霊達の警察 | 2013年11月9日(同日) | 978-4-04-866080-8 |
8 | ヘヴィーオブジェクト 七〇%の支配者 | 2014年3月8日(同日) | 978-4-04-866379-3 |
9 | ヘヴィーオブジェクト 氷点下一九五度の救済 | 2015年4月10日(同日) | 978-4-04-865064-9 |
10 | ヘヴィーオブジェクト 外なる神 | 2015年10月10日(同日) | 978-4-04-865452-4 |
11 | ヘヴィーオブジェクト バニラ味の化学式 | 2016年2月10日(同日) | 978-4-04-865764-8 |
12 | ヘヴィーオブジェクト 一番小さな戦争 | 2016年9月10日(同日) | 978-4-04-892353-8 |
13 | ヘヴィーオブジェクト 北欧禁猟区シンデレラストーリー | 2017年4月8日(同日) | 978-4-04-892835-9 |
14 | ヘヴィーオブジェクト 最も賢明な思考放棄 | 2017年9月8日(同日) | 978-4-04-893331-5 |
15 | ヘヴィーオブジェクト 最も賢明な思考放棄 #予測不能の結末 | 2018年4月10日(同日) | 978-4-04-893787-0 |
16 | ヘヴィーオブジェクト 欺瞞迷彩クウェン子ちゃん | 2018年12月7日(同日) | 978-4-04-912207-7 |
17 | ヘヴィーオブジェクト 純白カウントダウン | 2019年10月10日(同日) | 978-4-04-912668-6 |
18 | ヘヴィーオブジェクト 天を貫く欲望の槍 | 2020年9月10日(同日) | 978-4-04-913450-6 |
19 | へヴィーオブジェクト 人が人を滅ぼす日(上) | 2021年9月10日(同日) | 978-4-04-913997-6 |
20 | へヴィーオブジェクト 人が人を滅ぼす日(下) | 2021年10月8日(同日) | 978-4-04-914033-0 |
原作未収録作品
タイトル | 掲載誌・収録物 | 備考 |
---|---|---|
砂まみれのショートプログラム 第二次オセアニア争奪戦 |
・電撃文庫MAGAZINE Vol.10(2009年12月17日発売) 付録冊子「ヘヴィーオブジェクト ファースト・コンタクトブック」 ・一番くじ 鎌池和馬の祭典シリーズ第一弾 -作家生活10周年記念-(2014年11月29日発売) S賞 「一番くじ限定 電撃鎌池和馬10週年文庫」(再録) |
オセアニア軍事国独立政権の崩壊後の後日譚 作中の時系列は1巻3章〜2月の間 |
ヘヴィーオブジェクト書き下ろし掌編 | 電撃文庫総合目録 2015(2015年10月4日発行、非売品、無料配布) 巻頭ポスター裏 | 次世代実験場を舞台にした掌編 |
ヘヴィーオブジェクトAD 戦争とは知識と教養から生じる |
電撃文庫MAGAZINE Vol.46(2015年10月10日発売) | 王立テクノアカデミーを舞台にした番外編 作中の時系列は「軍神手繰る三姉妹」の直前 |
試作メロンスーツ | 鎌池和馬 FANBOOK「ヘヴィーオブジェクト+」 メロンブックス「ヘヴィーオブジェクト」アニメ化記念 鎌池和馬先生フェア |
新型パワードスーツに関する掌編 |
ヘヴィーオブジェクトEX 軍神手繰る三姉妹 | アニメ『ヘヴィーオブジェクト』 Blu-ray/DVD 初回限定版 | 作中の時系列は6月 |
上条当麻の異世界訪問 | アニメ『ヘヴィーオブジェクト』 Blu-ray/DVD 1巻 アニメイト、とらのあな、ソフマップ、ゲーマーズでの購入特典 |
『とある魔術の禁書目録』とのコラボ掌編 |
学園都市、第三七機動整備大隊、グランズニールの!全部載せ『ワールド』ツアー!! | 鎌池和馬OFFICIAL WEBSITE | 『とある魔術の禁書目録』と『最強をこじらせたレベルカンスト剣聖女ベアトリーチェの弱点』のコラボ企画。 |
その他の書籍
ヘヴィーオブジェクト ファースト・コンタクトブック
収録内容
漫画
第1巻刊行から2か月後に『電撃黒「マ)王』誌上でのコミカライズが決定し、vol.10(2009年12月発売)より連載開始後、同誌の休刊に伴って第4話からは『電撃「マ)王』(2011年1月号)へ移籍連載され、第5話(2011年4月号)にて最終話を迎える。作画は犬江しんすけ。
基本的な展開は原作に忠実だが、ほとんどの場面において台詞回しや演出の再構成や再解釈が行われている。また、原作では描写されていなかったベイビーマグナムとウォーターストライダーの戦闘シーンが描かれている。これらの改変は、後のテレビアニメ版に引き継がれている点も多い。ストーリーは、原作小説第1巻第1章「ガリバーを縛る雑兵達 >> アラスカ極寒環境雪上戦」のみとなっている。
犬江しんすけの漫画が終了して8か月後、原作小説第1巻の第2章、第3章のストーリーをコミカライズした『ヘヴィーオブジェクトS』が『電撃マオウ』(2012年2月号)で開始され、2013年8月号まで連載された。作画はさいとー栄。全3巻。
テレビアニメ化に際し、原作小説第3巻のストーリーをコミカライズした『ヘヴィーオブジェクトA(エース)』で3度目の漫画化がなされ、作画担当と掲載誌は前作と同じく、2015年4月号から2016年12月号まで連載された。全3巻。
既刊一覧(漫画)
タイトル | 初版発行日(発売日) | ISBN |
---|---|---|
ヘヴィーオブジェクト | ||
ヘヴィーオブジェクト | 2011年5月27日(同日) | 978-4-04-870429-8 |
ヘヴィーオブジェクトS | ||
ヘヴィーオブジェクトS01 | 2012年8月27日(同日) | 978-4-04-886818-1 |
ヘヴィーオブジェクトS02 | 2012年12月15日(同日) | 978-4-04-891249-5 |
ヘヴィーオブジェクトS03 | 2013年7月27日(同日) | 978-4-04-891803-9 |
ヘヴィーオブジェクトA | ||
ヘヴィーオブジェクトA01 | 2015年9月26日(同日) | 978-4-04-865354-1 |
ヘヴィーオブジェクトA02 | 2016年4月9日(同日) | 978-4-04-865923-9 |
ヘヴィーオブジェクトA03 | 2016年12月10日(同日) | 978-4-04-892508-2 |
テレビアニメ
2014年10月5日開催の「電撃文庫 秋の祭典2014」にてテレビアニメ化が発表され、PVも公開された。また、2015年3月15日開催の「電撃文庫 春の祭典2015」にて制作スタッフや放送時期が発表された後、同年10月から2016年3月までTOKYO MX・MBS・テレビ愛知・BS11・AT-Xにて放送された。
人物や手持ちの武器については制作元請のJ.C.STAFFによる手描き、オブジェクトをはじめとする各種兵器やそのモニターグラフィック・砲撃・爆発についてはサンジゲンによる3DCGでそれぞれ描画されている。
物語についてはほぼ原作に沿っているが、第8話にはアニメオリジナルのオブジェクトとして原作者の鎌池和馬が設定を担当した陸戦特化型第二世代機・イグザクトジャベリンが登場している。 また、第23話・第24話は、鎌池が原案を担当したアニメオリジナルストーリー「野に咲く花に鎮魂の歌を >> ベイビーマグナム破壊戦」が放送された。
第9話の翌週には、『ヘヴィーオブジェクト特別編 第37機動整備大隊 作戦記録』が放送された。出演は花江夏樹、石川界人、鈴木絵理。
スタッフ
原作 | 鎌池和馬 (KADOKAWA 電撃文庫刊) |
---|---|
原作イラスト | 凪良 |
監督 | 渡部高志 |
シリーズ構成 | 吉野弘幸 |
脚本 | 吉野弘幸、大河内一楼 横谷昌宏、高山カツヒコ |
アニメーション キャラクターデザイン |
渡辺敦子 |
兵器デザイン | 寺岡賢司、明貴美加 |
プロップデザイン | 宮本崇 |
アニメーション オブジェクトデザイン |
株式会社ランドマック |
美術監督 | 黒田友範 |
色彩設計 | 石田美由紀 |
撮影監督 | 福世晋吾 |
CGディレクター | 志賀健太郎 |
3DCG | サンジゲン |
編集 | 西山茂 |
音響監督 | 明田川仁 |
音楽 | 井内舞子、井内啓二 |
音楽プロデューサー | 土肥範子 |
プロデューサー | 中山信宏、三木一馬、福田順 深尾聡志、金庭こず恵、宿輪浩介 鈴木薫(アニメーション制作) |
アニメーション制作 | J.C.STAFF |
製作 | PROJECT HO |
製作
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメントのプロデューサー・中山信宏によると、本作のアニメ化に際し、50メートルを超えるオブジェクトとそれに立ち向かう人間のスケール差をどう描くかを心掛けた。カットつなぎやカメラワーク、背景との対比などでスケール感を出し、3DCGでオブジェクトを描くことによってオブジェクト同士の派手な戦闘シーンを見せるようにしているという。
クウェンサーとヘイヴィアの軽快な掛け合いについては、テンポ感を重視しつつ情報量を多めに入れ、設定的に突飛な部分の整合性より勢いとノリを活かした。某『あぶない刑事』的な雰囲気を出せればと意識していたが、クウェンサー役の花江夏樹とヘイヴィア役の石川界人が個人的に仲が良いということもあってうまく演じているといい、ミリンダ役の鈴木絵理も感情をあまり表に出さない彼女の雰囲気をうまく表現しているという。
小説からのアニメ化は漫画からのアニメ化と異なり、元絵がすべてあるわけではないので、一から起こさなければならないものが膨大にあり、ミリタリーやSF的要素、オブジェクトの威圧感をどう描くかがとても大変だった。監督の渡部高志には初期の話数の絵コンテでその方向性を示してもらい、彼のセンスに頼ることが多かったという。
主題歌
「One More Chance!!」
「Never Gave Up」
「ディアブレイブ」
「変わらない強さ」
「恋はワン・ツー〜あなたはモンスター〜」
各話リスト
話数 | サブタイトル | # | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
01 | ガリバーを縛る雑兵たち
アラスカ極寒環境雪上戦 | I | 吉野弘幸 | 渡部高志 | 櫻井親良 | 安野将人 | 安野将人 |
02 | II | 蔵本穂高 | 関口雅浩、大原大 岩倉和憲(銃器) | 冨岡寛 | |||
03 | III | 櫻井親良 橘秀樹 | 佐々木純人 | 柴田志郎 | 冨岡寛 安野将人 |
||
04 | 親指トムは油田を走る
ジブラルタル通行阻止戦 | I | 佐山聖子 | 鈴木洋平 | 浅川翔、矢向宏志 徳田賢朗、佐野はるか 芝田千紗 | 安野将人 | |
05 | II | 橘秀樹 二瓶勇一 | 高島大輔 | 上田みねこ、前田義宏 藤部生馬、芝田千紗 | 冨岡寛 | ||
06 | 蟻とキリギリスの戦争
オセアニア軍事国攻略戦 | I | 大河内一楼 | 渡部高志 | 蔵本穂高 | ハン・ミンギ、菊池一真 | 安野将人 |
07 | II | 橋本敏一 | 安田祥子、園瀬基 浅川翔、鎌田均 糸島雅彦、逵村六 | 冨岡寛 | |||
08 | III | 橘秀樹 渡部高志 | そ〜とめこういちろう | 芝田千紗、小林典昭 徳田賢朗、藤部生馬 矢向宏志 岩倉和憲(メカ・エフェクト) | 安野将人 | ||
09 | 障害物競走なら普通は泥まみれ
南極大陸制圧戦 | _ | 横谷昌宏 | 菅井嘉浩 | 佐々木純人 | 平良哲郎、大森英敏 吉田肇、徳倉栄一 小川みずえ、栗井重紀 | 冨岡寛 |
10 | 二人三脚登山は命懸けで
イグアス山岳砲撃戦 | I | 大河内一楼 | 鈴木洋平 | 山口杏奈、山本雅章 上田みねこ、小渕陽介 青木里枝、吉岡幸恵 | 安野将人 | |
11 | II | 横谷昌宏 | 岡村正弘 | 高島大輔 | 芝田千紗、浅川翔 園瀬基、前田ゆり子 | 冨岡寛 | |
12 | III | 渡部高志 | 篠原正寛 | 矢向宏志、徳田賢朗 山本雅章、松岡謙治 上田みねこ、藤部生馬 坂本哲也、芝田千紗 | 安野将人 | ||
13 | 騎馬戦は足元を崩すべし
アマゾンシティ総力戦 | I | 吉野弘幸 | そ〜とめこういちろう 渡部高志 | そ〜とめこういちろう | 浅川翔、上田みねこ 山口杏奈、徳倉栄一 栗井重紀、柴田志郎 矢向宏志、冨岡寛 | 冨岡寛 |
14 | II | 橘秀樹 | 橋本敏一 | 前田ゆり子、芝田千紗 山本雅章、冷水由紀絵 徳田賢朗 | 藤井昌宏 | ||
15 | ジャンクの墓はレアメタルの山
アラスカ戦場跡迎撃戦 | I | 田中雄一 | 高島大輔 | 坂本哲也、芝田千紗 冷水由紀絵、小渕陽介 鎌田均、糸島雅彦 謝苑倩 | 冨岡寛 | |
16 | II | 高山カツヒコ | 西島克彦 | 鈴木洋平 | 村上雄、徳田賢朗 浅川翔、園瀬基 山口杏奈、青木里枝 | 藤井昌宏 | |
17 | 札束の散らばる炭鉱
カムチャッカ半島夜間奇襲電撃戦 | I | 大河内一楼 | 岩崎良明 | 鈴木健太郎 | 芝田千紗、上田みねこ 小渕陽介、佐野はるか 矢向宏志 | 冨岡寛 |
18 | II | 渡部高志 | 奥野浩行 | 冷水由紀絵、村上雄 前田ゆり子、橋本真希 松岡謙治 岩倉和憲(武器) | 藤井昌宏 | ||
19 | III | 櫻井親良 橘秀樹 | 高島大輔 則座誠 | 徳田賢朗、林あすか 山口杏奈、芝田千紗 浅川翔、木本茂樹 岩倉和憲(武器) | 冨岡寛 | ||
20 | 名誉に値段はつけられない
ビクトリア島緊急追撃戦 | I | 高山カツヒコ | 岩崎良明 渡部高志 | 森義博 | 梶浦紳一郎、猿渡聖加 糸島雅彦、鎌田均 坂本哲也、佐野はるか | 藤井昌宏 |
21 | II | 岡村正弘 鈴木洋平 櫻井親良 | 岩崎良明 | 藤部生馬、上田みねこ 山口杏奈、芝田千紗 冷水由紀絵、小渕陽介 佐野はるか 岩倉和憲(武器) | 冨岡寛 | ||
22 | III | 橘秀樹 | 鈴木洋平 鈴木健太郎 | 浅川翔、矢向宏志 木本茂樹、前田ゆり子 森七奈 | 藤井昌宏 | ||
23 | 野に咲く花に鎮魂の歌を
ベイビーマグナム破壊戦 | I | 吉野弘幸 | 渡部高志 | 高島大輔 渡部高志 | 徳田賢朗、鶴元慎子 芝田千紗、藤部生馬 上田みねこ、山口杏奈 坂本哲也、冷水由紀絵 | 冨岡寛 |
24 | II | 櫻井親良 渡部高志 | 小渕陽介、木本茂樹 佐藤嵩光、前田ゆり子 浅川翔、佐野はるか 藤井昌宏、山本雅章 | 藤井昌宏 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2015年10月3日 - 2016年3月26日 | 土曜 0:30 - 1:00(金曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
2015年10月4日 - 2016年3月27日 | 日曜 2:20 - 2:50(土曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | |
日曜 3:28 - 3:58(土曜深夜) | MBS | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第4部 | |
2015年10月5日 - 2016年3月28日 | 月曜 0:00 - 0:30(日曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
AT-X | 日本全域 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
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2015年10月5日 | 月曜 12:00 更新 | dアニメストア | |
ニコニコチャンネル | 全話最新話1週間無料 | ||
月曜 22:00 更新 | ニコニコ生放送 | ||
2015年10月12日 | 月曜 12:00 更新 | GYAO! | 全話最新話1週間無料 |
月曜 12:00 更新 | バンダイチャンネル | 全話有料 | |
月曜 更新 | Rakuten SHOWTIME | ||
ひかりTV | |||
DMM.com | |||
ビデオマーケット | |||
月曜 更新 | J:COMオンデマンド | ||
HAPPY!動画 | |||
ムービーフルPlus | |||
2015年10月19日 | GYAO!ストア | GYAO!での無料配信期間終了後、有料配信 | |
2015年10月21日 | 水曜 更新 | PlayStation Store |
BD / DVD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |
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BD初回版 | DVD初回版 | |||
1 | 2015年12月23日 | 第1話 - 第3話 | 1000587154 | 1000587702 |
2 | 2016年1月27日 | 第4話 - 第6話 | 1000587155 | 1000587703 |
3 | 2016年2月24日 | 第7話 - 第9話 | 1000587156 | 1000587704 |
4 | 2016年3月23日 | 第10話 - 第12話 | 1000587157 | 1000587705 |
5 | 2016年4月27日 | 第13話 - 第15話 | 1000587158 | 1000587706 |
6 | 2016年5月25日 | 第16話 - 第18話 | 1000587159 | 1000587707 |
7 | 2016年6月22日 | 第19話 - 第21話 | 1000587160 | 1000587708 |
8 | 2016年7月27日 | 第22話 - 第24話 | 1000587161 | 1000587709 |
Webラジオ
『ヘヴィーオブジェクト 超大型ラジオ』のタイトルで2015年9月24日から2016年4月7日までHiBiKi Radio Stationにて配信されていた。隔週木曜日に更新。パーソナリティは花江夏樹(クウェンサー=バーボタージュ 役)、石川界人(ヘイヴィア=ウィンチェル 役)が務めた。
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