カミエラビ
以下はWikipediaより引用
要約
『カミエラビ』は、UNEND制作による日本のテレビアニメ。2023年10月から12月までフジテレビの『+Ultra』枠ほかにて放送された。副題は『GOD.app』。
あらすじ
都内の私立高校に通う高校1年生・ゴローは、何事も無関心で何の願いも持たない少年。 同じ学校の同級生・ホノカに淡い憧れを抱きながら、親友・アキツと平穏ながらも退屈な日々を過ごしていた。
ある日、ゴローのスマートフォンに奇妙な通知が届く。 そこでゴローが願い事を呟くと、突如現れた謎の少女・ラルが現れて、ゴローに残酷な運命を告げる。 実は、ゴローは「大いなる意志」に選ばれ、願いを叶えるため「神様」の座をかけて、他のカミサマ候補達と最後の一人になるまで殺しあわなくてはならないという。
登場人物
ゴロー / 小野 護郎(おの ごろう)
声 - 浦和希
本作の主人公で、都内私立高校に通っている高校一年生。「カミサマ候補」ランクD。
自身のスマートフォンに届いたメッセージから「カミエラビ」というカミサマ候補らによる殺し合いに巻き込まれてしまう。アキツは中学時代からの同級生。中学時代に親の悪口を言った同級生を殴ったことでクラスで孤立してしまったが、唯一話しかけてきた彼と親友になる。
売れっ子アイドル「フタナイヨ」の熱狂的なファン。
能力は自らの不幸と引き換えにこの世の理を自在に操る「愚者の聖典」。ホノカと戦った際には寿命が6か月短くなる、ホノカを蘇生させた際には自身は周囲からいじめられるようになった上に母親がアルコール中毒になるなど、不幸の内容は固定されていない。また、能力によって第10話時点でほとんどの感覚を失っている。
ラル
声 - 佐倉綾音
ゴローが「カミエラビ」に参加したのと同時に「愚者の聖典」という能力で目覚め、彼の元に出現した謎の存在。角の生えた褐色の肌の少女のような姿をしており、常に空中を浮遊している。あくまでも「愚者の聖典」の能力を補佐する存在であり、ラルが勝手に能力を発動させることは出来ない。
その姿はゴローにしか見ることはできなかったが、第4話でホノカにその存在を認知され、以降も他のカミサマ候補から認知されている。最後は刺されそうになったゴローを庇い、消滅する。
ホノカ / 佐和 穂花(さわ ほのか)
声 - 松本沙羅
「カミサマ候補」ランクA。高校一年生。ゴローと同じ高校に通っている。
カミサマ候補以外に対しては猫を被っているが、実際は性格が悪い。複雑な家庭環境の中で育ち、ネグレクトによって弟を失った後に両親を殺害した過去を持つ。成績や運動神経は普通で、可愛く見えることから学校にも多くのファンがいるが、それほど目立っていない。最初にゴローと戦った人物で、状況を把握していない彼を一方的に攻撃したが、最終的に「愚者の聖典」により人工衛星の破片を落とされ死亡。しかし、彼の能力によって生き返る。以降はゴローと一応の協力関係を結ぶが、隙を狙って彼を殺害するつもりでいる。
チカとの対決にて炎につつまれ焼死寸前になるも、自らの肉体を使用して「謝肉祭」を発動し覚醒する。
能力は死肉を媒介にした肉金属の凶器にかえる「謝肉祭」。自由に強度を変え自在に変形できる。周囲の死体から食肉に至るまで支配できる。いつもパック詰めの肉を持ち歩いている。実際には前述のとおり自分の肉体を使うことも可能で、その際には身体が幼児化する。
アキツ / 秋津 豊(あきつ ゆたか)
声 - 内田修一
「カミサマ候補」ランクC→AAA。高校一年生。ゴローと同じ高校に通っている。ゴローの悪友であり親友でもある。運動も得意で頭も良く、言葉も上手いムードメーカー。
能力は「過去」を「未来」に連れていく「可逆時計」。「過去」の物事を「現在」に連れて来ることでありとあらゆるものを出現させる。現在の「自分の意識」を「未来」に連れていくことで、未来を読むこともできる。
能力を身に着けた際に複数の未来を見たが、どれも最悪な未来であった。ゴローを襲撃し瀕死の状態まで追い込ませたが、「愚者の聖典」により能力を無効化され返り討ちに遭い、自分の見た未来を無効化させる希望をゴローにたくし死亡した。
チカ / 能島 千歌(のじま ちか)
声 - 阿部菜摘子
「カミサマ候補」ランクA。高校一年生。ゴローと同じ高校に通っている。科学研究会に所属しているが部員は自分しかいない。その部室を私室化し研究に集中している。天然で好奇心旺盛、突発的なスタイルでゴローを困惑させるも、スマートフォンの電源を切ることでゴロー達にカミサマ候補であることを隠し情報収集していた。過去に自分の思い通りのことをさせてくれない親を恨み自殺を図ろうとしていたところをリョウに助けられており、彼女とその兄のキョウとは既に知り合っている。理科室でゴローたちを襲ったガスマスクの正体。ゴローが入院している病院の屋上でホノカと対決することになるが、追い込んだホノカが覚醒したことで敗れてしまう。ホノカから降参して協力することを要求され承諾した。
能力は炎を操る「エントロピーマスク」。元素等の可燃物の「反応」を操り、酸化反応の「燃焼」、金属を錆びさせたり、爆轟現象を引き起こすなど、殺傷能力の高い攻撃が可能。また反応熱を操作することで対生物においては極めて凶悪である。
コウキ / 天 昂輝(あま こうき)
声 - 梶原岳人
「カミサマ候補」ランクBBB。ゴローが通っている高校の先輩で生徒会長。財閥一族の息子の一人。幼少期にいじめられたことがあり、それがきっかけで髪を染めたり身体を鍛えたりするなど、自身に売られた喧嘩を買い、不良らの気持ちを理解していくようになる。料理が上手い。
カミサマ候補のバトルによって死亡したタツヤのスマホを手にしたことで新たなカミサマ候補となり、その能力「我流餓臨」を引き継いだ。ただし能力内容は異なっている、ラルの存在も認知し、ゴローの良きパートナーとなる。
能力は「我流餓臨(ガルガリン)」。強力な能力結界を展開し、その中にいる二人に対して強制的タイマンを強いる。結界の中では神様由来の能力、身体能力も全てリセットされ、二人とも完全な平等になった上で己の拳で対決する。
イヨ / ⼆奈 唯世(ふたな いよ)
声 - 楠木ともり
17歳の人気アイドル。1年前に活動を休止していたが、その後復帰し、人気漫画のアニメ化作品『ワンダーチルドレン』の主題歌を担当。
実際は1年前にストーカー被害に疲れライブ楽屋で自殺を図っていた。現在の正体は、楽屋に忍び込んだ際に、自殺現場を見てしまった男性ファン。神候補の能力によって彼女の姿となり、これまでの痛みや苦しみも共感することで、アイドル活動を継いで復帰した。記念ライブに来場していたゴローと会場トイレで鉢合わせた際に会場で爆破事件が起き二人で逃げる途中、遭遇したのが爆弾をしかけた犯人であり、1年前自殺の原因となったストーカー本人であった。それを気づいたイヨは怒りのあまりゴローの前で正体を明かし犯人を殺そうとしたが、それを止めたゴローから、これからもイヨのままでいて欲しいと説得され、アイドル活動を継続しゴローを熱狂させている。
能力は「みんなのおうえん」。劇中では先述の通り別人が能力によって入れ替わっていることが明かされているほかバリアを張る描写があったが、能力の全貌は不明。
ミツコ / 沖野 美津⼦(おきの みつこ)
声 - ファイルーズあい
「カミサマ候補」ランクAAA。20歳のセクシー女優。きっかけは落ち込む人を元気付けたい仕事をしたいという思いから。いつも明るくて悩むことがない。友人が悩みの相談をしても全くストレスを感じることがない。
能力は思い浮かべた場所に瞬間移動する「メルクリウス」。神器であるブーツを出現させタップダンスのようなステップを踊りながら発動させる。イメージした転移先の空間ドアを開くことができ、他人を移動させることも可能。イメージできない場所には正確に移動することができない。また、危ない場所を忌避していることから、そのために能力を使いたくない短所もある。
タツヤ / 雨野 辰哉(あまの たつや)
声 - 新祐樹
「カミサマ候補」ランクA。ゴローと同じ高校に通う高校二年生。生徒副会長でコウキを崇拝している。軟弱な容姿と、ひねくれた性格のせいで不良たちからいじめられている。ゴローが通っている高校で「天使くん」と呼ばれている人物ではないかとチカから疑われた人物。不良たちの「更生」を願うコウキと対立し、他の生徒たちを征服・排除してきたが、最後まで助けようとしたコウキを観て、自らカミサマ候補の棄権を宣言し、突如開いた穴に落ちて死亡した。
能力は人に命令を下し操る力「我流餓臨(ガルガリン)」。相手にある程度心を開かせないと発動できないため、「天使くん」伝説という噂話を広め(タツヤに)願い事を話すとことで発動し、学校生徒を操る。
リョウ / 狭手井 綾(せまてい りょう)
キョウ / 狭手井 杏(せまてい きょう)
声 - 小林千晃
リョウの兄。リョウの日常生活のほとんどをサポートしている。世の中の不条理に対して怒りを覚え、この世をリョウが幸せになれる世界に作り直すことを望んでいる。右目にアイパッチをしている。目の色は右が赤、左が緑。
能力は「阿眼」。これにより、ifの世界を実現させることが出来る。
ケイタ / 岳川 啓太(たけかわ けいた)
声 - 狩野翔
「カミサマ候補」ランクBB。傲慢な性格で気に入らない人物を能力で陥れている。セクシー女優「みきピヨ」を誘拐・軟禁する。「ワンダーチルドレン」の大ファン。情報収集に長けている。ゴローの能力によって休載だったワンダーチルドレンの連載誌に作品を掲載させ、購読していたケイタが読み始めたそのページからミツコが移動に成功。自身の戦闘能力が乏しいため、結果的に彼女にボコボコにされ、能力を解除させられた上で南極へ追放された。
能力は、嘘の出来事を事実化してしまう「事実取引(エフエックス)」。異形のタイプライター型操作卓を顕現させ、噂話、ネットニュース、公衆トイレの落書きまで、情報を意のままに操れる。
超久保篤(ちょうくぼ あつし)
声 - 田所陽向
人気漫画『ワンダーチルドレン』作者。ケイタの理不尽な要求を拒否したため、事実化された捏造情報によって犯罪容疑者とされた。
名前の由来は本作のキャラクターデザインを担当する大久保篤と思われる。
みきピヨ
ヒガキ
スタッフ
- 原作 - スロウカーブ、ヨコオタロウ、UNEND
- 原案 - ヨコオタロウ
- 企画・プロデュース - スロウカーブ
- 監督 - 瀬下寛之
- 副監督 - 井手恵介、石間祐一、りょーちも
- シリーズ構成・脚本 - じん
- キャラクターデザイン - 大久保篤
- アニメーションキャラクターデザイン - 山中純子、もりやまゆうき
- プロダクションデザイン - 田中直哉、フェルディナンド・パトゥリ
- モーショングラフィックデザイン - 佐藤晋哉
- 神器デザイン - 帆足タケヒコ
- 造形監督・光画監督 - 片塰満則
- アニメーションディレクター - 得丸尚人
- CGスーパーバイザー - 鮎川浩和、菅井進、前田哲生、永源一樹
- CGディレクター - 中村友紀、佐藤滉太、湯藤巧、中嶋徳寿
- 美術監督 - 芳野満雄、松本吉勝、宍戸太一
- 編集 - 肥田文、村上浩、山条裕香
- 音響監督 - 山口貴之
- 音響効果 - 小山恭正
- 音楽 - MONACA
- 音楽制作 - フジパシフィックミュージック
- プロデューサー - 森彬俊、大槻林太郎
- アニメーションプロデューサー - 白石照明、藤嵜怜那、酒井洋之
- アニメーション制作 - UNEND
- 制作 - カミエラビ製作委員会(フジテレビジョン、クランチロール、MBC Anime / TOKYOPOP、電通、スロウカーブ、BSフジ、クロックワークス)
主題歌
「スクラップ&ビルド」
「Bleed My Heart」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 初放送日 |
---|---|---|
第一話 | 誰にも気付かれない、誰しもが夢に見る場所で | 2023年 10月5日 |
第二話 | あいつが強いとか、弱いとか | 10月12日 |
第三話 | お前って、最高の友達だ | 10月19日 |
第四話 | ソレすなわち、私たちは同志、ということ | 10月26日 |
第五話 | まっすぐで、強い、あなたには | 11月2日 |
第六話 | 姿も、声も、記憶も、その痛みまで | 11月9日 |
第七話 | 目を瞑って、耳を塞いで、そのあと | 11月16日 |
第八話 | 自己紹介は後回しってことで | 11月23日 |
第九話 | 旅行行くならどこ行きたい? | 11月30日 |
第十話 | 降っているのは、雨じゃない | 12月7日 |
第十一話 | まだ僕らまで、光が届いていないんだ | 12月14日 |
第十二話 | 私の願いだもの | 12月21日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2023年10月5日 - 12月21日 | 木曜 0:55 - 1:25(水曜深夜) | フジテレビ | 関東広域圏 | 製作参加 / 『+Ultra』枠 |
木曜 1:55 - 2:25(水曜深夜) | テレビ西日本 | 福岡県 | ||
2023年10月6日 - 12月22日 | 金曜 2:25 - 2:55(木曜深夜) | 関西テレビ | 近畿広域圏 | |
2023年10月8日 - 12月24日 | 日曜 1:45 - 2:15(土曜深夜) | 東海テレビ | 中京広域圏 | |
日曜 23:00 - 23:30 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送 / リピート放送あり | |
2023年10月9日 - 12月25日 | 月曜 1:10 - 1:40(日曜深夜) | 北海道文化放送 | 北海道 | |
2023年10月12日 - 12月28日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | BSフジ | 日本全域 | 製作参加 / BS放送 / 『アニメギルド』枠 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
---|---|---|---|
2023年10月5日 | 木曜 12:00 更新 | 見放題配信 | |
2023年10月10日 | 火曜 12:00 更新 |
| 見放題配信 |
| 都度課金配信 |
フジテレビ +Ultra | ||
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