機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
小説
著者:富野由悠季,
出版社:角川書店,
レーベル:角川スニーカー文庫,角川コミックス・エース,
発売日:『』:1989年2月13日『』:1990年3月1日『』:1990年4月11日『 新装版』:2021年2月26日『 新装版』:2021年3月26日『 新装版』:2021年4月26日,
巻数:全3巻,
漫画
作画:さびしうろあき,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:月刊ガンダムエース,
レーベル:角川コミックス・エース,
巻数:全4巻,
話数:全19話,
映画:機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(第1作)機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイサン オブ ブライト(仮)(第2作)
監督:村瀬修功,
キャラクターデザイン:pablo uchida,恩田尚之,
メカニックデザイン:森木靖泰,カトキハジメ,山根公利,中谷誠一,
音楽:澤野弘之,
制作:サンライズ,
製作:バンダイナムコフィルムワークス,
以下はWikipediaより引用
要約
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(きどうせんしガンダム せんこうのハサウェイ、英題: Mobile Suit Gundam Hathaway)は、富野由悠季による日本の小説。全3巻。ガンダムシリーズのうち世界観「宇宙世紀」を描く作品の1つで、ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアを主人公とする物語が展開される。
角川スニーカー文庫より1989年2月13日から1990年4月11日にかけて出版された。また、角川コミックス・エースより新装版が2021年2月26日から2021年4月26日にかけて出版された。
2021年4月時点で累計発行部数は130万部を記録している。
2021年より「UC NexT 0100」プロジェクトの一環で映画化。サンライズ制作によるアニメーション映画三部作の1作目が公開されている。
概要
富野由悠季が1989-1990年に上梓した小説で、大国同士の戦争ではなく、テロとの戦いを描いている。前年の1988年に公開された劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のストーリーに連なる続編的立ち位置の作品であるが、劇場版『逆襲のシャア』とは設定や結末がやや異なる(パラレルワールドともいわれる)小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(角川スニーカー文庫刊)の後日譚として執筆されている。劇場版『逆襲のシャア』とほぼ同内容の(さらに前日譚も著した)小説『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』(徳間書店刊)については、2002年時点で富野が「『閃光のハサウェイ』に対して繋がりがない物語として執筆した」と発言している。
一方、2021年に公開された本作の劇場アニメ作品は、劇場版『逆襲のシャア』の設定も汲んで制作されている点で小説とは若干設定が異なる。
あらすじ
宇宙世紀0093年。後に「第二次ネオ・ジオン抗争」と呼ばれる戦火のなかで、ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアは、初恋の少女クェス・パラヤの死や戦場で死んでいく人々の魂の声、そして伝説のニュータイプ戦士アムロ・レイと人類粛清を掲げたシャア・アズナブルの生き様を目の当たりにした。
それから時は流れ、青年へと成長したハサウェイは、地球連邦政府の高官ら特権階級の人々が地球の汚染を加速させており、「人狩り」とも呼ばれる強引な手段で民衆を宇宙に送り出す政策によって地球を私物化していることを知る。これまでの戦争で死んだ全ての人々の行為を無下にしないため、ハサウェイは反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」への参加を決意。やがてハサウェイは組織の表向きのリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」として、アムロからは「ガンダム」を、シャアからは「地球の保全」という遺志をそれぞれ受け継いだ戦士となる。
マフティーによる、腐敗した特権階級の粛清がスペースノイドたちから歓迎されるようになった宇宙世紀0105年4月19日。マフティーの討伐を命じられたケネス・スレッグ大佐は、特権階級専用往還シャトル「ハウンゼン」で地球に降下する途中、植物監察官候補として降下しようとしていたハサウェイと、このシャトルには似つかわしくない少女ギギ・アンダルシアと出会うが、大気圏へ突入し始めたとき、突如マフティーを名乗る集団にハイジャックされる。機内にはアデレードで行われる連邦議会に出席するため、連邦政府高官らが多数搭乗していた。
用語
マフティー・ナビーユ・エリン
スーダン語、アラブ語、古いアイルランド語の合成(ギギ曰く「酷いメドレー」)であり、「正当な預言者」の意味を持つ造語だが、人名の体をなしていない。テレビ放送の電波ジャックなどによって宣戦布告などの声明を発信する際の音声は合成であり、顔ははっきり見えず、マフティーその人を演じるハサウェイ・ノアひとりだけを指すかは不明である。
反地球連邦政府組織の急先鋒として、モビルスーツを使ったテロを実行し、無差別テロではなく地球連邦政府要人の閣僚や官僚を狙って粛清を行うことで、地球連邦政府の要職の世襲と血縁による体制を揺さぶろうとしている。
当然ながら避けられない一般市民の犠牲者が出る事も容認しているの為、世間からの評価は両極端。オエンベリ軍のように同様の思想を持つ反連邦のテロ組織がマフティーの名を騙ることもある。
また、太平洋地域の現有戦力は鉱物資源運搬船を改装した空母的役割の船4隻、搭載されたモビルスーツやサブフライトシステム程度。地球連邦政府の高官とも噂されるクワック・サルヴァーが物資の流れや現在は使用されていない連邦軍基地などのデータを抹消することで行なわれている現場の組織の規模は大きくせず、構成員は若者ばかりで階級や任務による上下の区別はない。
地球環境の保護を名目に全人類が宇宙で暮らすべきだという主張を掲げ、政府高官が"例外的な事例"として地球に住み続けることを問題視しており、不正と差別の温床になっている宇宙移民法の例外規定の撤廃を主張。要職にある人々を暗殺したあと、連邦政府に地球をクリーンにするために人類のすべてが地球から出ていく政策を実施させるのが最終目標。
批判的な声もある一方、滞在を認めた政府高官や富裕層などの特権階級と、社会生活を維持するエッセンシャルワーカーなどの労働者以外を不法滞在者と見なし、マンハンターにより拘束して強制送還(送還と言う名の移民)させる地球連邦政府のやりようをよく思わない人々からは、ガウマンやギギが「シャア・アズナブルの幽霊」「シャアが生き返って人の思うことをしてくれる」と語るようにシャア・アズナブルと結び付けて強く支持されている。
オエンベリ軍
マフティーを騙っていたものの、全く無関係の組織だった。しかし、反地球連邦政府運動の一角ではあり、連邦軍のキンバレー隊による虐殺が行われているという噂もあったため、ハサウェイたちは救出に向かった。
その後、マフティーにクワック・サルヴァーとの仲立ちを求め、組織にも協力するようになる。
自分が関与していないオエンベリ軍の蜂起に対し、マフティーの黒幕クワック・サルヴァーは「マフティーの運動を始めた真の効果だ」と喜んだ。一方、連邦軍のケネス・スレッグ大佐と刑事警察機構のゲイス・H・ヒューゲストは、大衆がマフティーの活動を支持し「現代のジャンヌ・ダルク」などと言ってもてはやしている現状を危惧している。マフティーへの対応が遅れることで彼が本当の政治闘争の偶像(アイドル)となり、実際に彼が指揮しなくても各地で勝手にマフティーの軍が出来てしまう危険性を指摘し、ケネスは「マフティーが本物のアイドルになる前にジャンヌ・ダルクのように火炙りにする」と宣言した。
マンハンター
キンバレー部隊
キルケー部隊
シャアの反乱
マフティー動乱
登場人物
担当声優は、『SDガンダム GGENERATION』(Gジェネシリーズ)などのゲーム作品への客演時 / 劇場アニメ版の順番に記載する。一人のみの記載の場合は、特筆ない限りは劇場アニメ版での担当声優。
主要人物
ハサウェイ・ノア
声 - 佐々木望 / 小野賢章
主人公の植物監察官候補。地球連邦軍の英雄ブライト・ノアの息子。ティーンエイジャーだった時に連邦軍の立場から「シャアの反乱」に立ち会った当時とは正反対ともいえる反地球連邦組織の秘密結社マフティーのリーダーとして、マフティー・ナビーユ・エリンを名乗り、宣戦布告などの声明を出す場合は"マフティー"その人を演じる。
「ごく普通の反応をするような相手とは付き合う気はしない」と思う青年になっていた。クェス・パラヤの存在が現在のハサウェイを作っているのは間違いなく、ハサウェイがギギに魅力を感じ、気を許しているのは、仲良くしておけば味方になってくれるかもしれないが、嫌われたらケネスの側につくのも不自然ではない部分であり、ギギのような敵にするには危険な少女に出会うと無条件でそばにいたくなってしまう。
戦後、モビルスーツを盗み出したことでかけられた軍事裁判は敵機を撃墜した功績で不問に付されるが、身近にいた人々が次々に死んでゆくのを目撃し、さらに初恋のクエス・パラヤを殺してしまったという大きなショックと強迫観念だけが深く残りハサウェイは鬱病の治療と植物観察官候補生の研修という名目で地球に降りる。研修中、クワック・サルヴァーと名乗る初老の男からスペース・コロニーでは知ることがない地球の実情やマフティーの存在を教えられ、次第にのめり込むようになった。
ギギ・アンダルシア
声 - 林原めぐみ(『GジェネF』)→川上とも子(『GジェネSPIRITS』以降) / 上田麗奈
本作のヒロイン。透き通るような白い肌と金髪を持つティーンエイジャー。時折、家庭を持たない生い立ちであることを想像させる反応を見せる。
カーディアス保険会社の創業者で80歳を超える老人、カーディアス・バウンデンウッデンの愛人。ケネス・スレッグは事情聴取中、ギギが彼のことを一部の人間しか知らない「伯爵」という通称で呼ぶのを聞いて、その関係を信じた。カーディアスよりも一足早く香港のアパートメントに向かうためハウンゼンに搭乗し、そこでハサウェイやケネスと出会った。
極度に感性の鋭い少女で、芯はガラスのようなのにそれを生々しい若い肉体が覆っているという印象。外見の美しさとは別に人を引き寄せる吸引力のようなものがある。一見すると男になら誰にでも媚びを売るタイプに見えるが実際はまったく違い、どこか男を寄せ付けない毅然とした雰囲気がある。誰に対しても社交的にふるまうので口が軽いように見えるが、秘密は絶対に漏らさない。心を許した人間に対しては自分で喋った言葉の内容や重さを信じるので、相手からの当たり障りのない言葉には反応しない。自分の興味を刺激してくれる人間には素直。
伯爵からは女主人としてふるまわなければならないような場合に、ある階級に属しているように演じることが出来る才能を評価されている。例えば彼の代理として部屋の調度を整えるようなときに良い趣味を持って備品を選んで使用人を使って配置させ、そのことによって周囲の者を感服させるような能力である。
たとえ単語一言からでも相手の言いたいことを間違えることなく理解する感性の持ち主。また何気なく口にしたことが的中することが続いたため、縁起を担ぐケネスは部隊でも彼女を手元に置いていた。部下たちの間でも愛人には見えず、父娘でもないギギの事は「大佐のお守り」という表現で噂になっていた。しかしレーン・エイムの戦果を当てたり彼女の言葉でマフティーの攻撃を回避できたりしたことで、ギギの存在は隊員にも正式に認知され、キルケ―部隊の女神となった。なぜ当たるかについて聞いたケネスの問いに対しては、「わからない。女の勘。自分の方こそ男の理屈が聞きたい」と答えた。
老人に身を売るしかない境遇だったギギにとって、ハサウェイとケネスのような男性の間にいることは刺激的であり、望みは二人の行く末を見届けることだけだった。本当に好きなのは当然ハサウェイだが、それでもケネスの方に行ってしまったのは自分の中に年長者に持たれかかりたいという潜在的な欲望(ファザー・コンプレックス)があるからだろうと推測している。しばらくはケネスの元にいたが、「若い時は若い時に出来ることをやる」と決め、伯爵と別れてケネスの元も離れ、ハサウェイの元へと向かった。その後はケネスのスパイではないかと疑われつつもアデレードの爆撃までマフティーと行動を共にした。そしてケネスとハサウェイ、二人の男の闘いの行く末を見届けた後は、ケネスと共に日本の「キュシュー(紀州地方?)」へと渡った。
ケネス・スレッグ
声 - 立木文彦(『Gジェネ』)、大塚明夫(『サンライズ英雄譚』) / 諏訪部順一
地球連邦軍所属。階級は大佐→准将。
『シャアの反乱』の時に第一線でパイロットとして戦った後、仮想敵がいなくなり実戦もなくなった地球連邦軍で新型モビルスーツの開発を続けていた。しかし、マフティーの掃討部隊(後に彼自身によって「キルケーユニット」に改名)に後任の司令官として着任するために政府高官たちとともに地球に降下するハウンゼンに乗り込む羽目になった。そこでハサウェイとギギの二人と出会った。
一見すると調子の良いただの優男だが、油断のならない「怖い」人物。連邦側のやり方に全面的には賛同しておらず、心情的にはむしろマフティーにシンパシーを感じていながらもマフティー殲滅という任務は確実に遂行する、ハサウェイ曰く「自制心があって凶暴な男」。
指揮官として有能で、見えないところで事前にすべて準備している用意周到さ、敵味方かかわらず非協力的な相手には手段を選ばず脅してでも言うことを聞かせる強引さをあわせ持つ。
ギギ・アンダルシアに対して持つ好感は、「彼女がいる」という事実だけでプレッシャーを感じるギギの存在としての力に対してであり、情操的なものではない。また人の運勢は呼び込むものだと思っているケネスにとってギギの存在には験担ぎの要素があり、彼女は良い結果を運んでくる女神であって、メイス・フラゥワーに代わる存在ではない。パートナーの異性としてはごく変哲の無い大人であるメイスの方が好ましいと思っている。
ケネスにとってモビルスーツは心底感情移入出来る対象。モビルスーツが好きだという面があるから軍にいるにすぎず、その結果、好きなものを弄って暮らしていける自分の暮らしは悪いものではないと思っている。「好きに生きていければ自分だってマフティーの仲間になっていたかもしれないが、組織のしがらみの中で生きているのが大人であり、それから逃げ出すことが出来ないから軍人をやっている」というのがケネスの考え方である。
ハサウェイと協力してハイジャッカーを鎮圧したことをきっかけに彼を評価し、友人として親交するようになる。しかし、戦いの中でハサウェイこそがマフティー・ナビーユ・エリンであることに気づき、苦悩しながらもΞガンダムのアデレード襲撃の阻止に成功。ブライトにマフティーの正体がハサウェイであることを隠すため、自らマフティー処刑の指揮を執るが、彼の努力はメジナウム・グッゲンハイム大将の裏切りによって無駄となってしまった。最終的にケネスは地球連邦軍を自主退役し、ギギと共に日本のキュシューに渡る。そして彼女に、いつかハサウェイやアムロ・レイのようなニュータイプと出会った時のため、彼らが活躍できるような組織を立ち上げたいと語った。
小説完結後、ガンダム関連書籍で「ケネスがズィー・ジオンの礎を作ったとする説がある」という設定が作られた。
マフティー
指揮官
パイロット
エメラルダ・ズービン
ガウマン・ノビル
声 - 竹村拓 / 津田健次郎
メッサー2号機のパイロット。シャアの反乱時には連邦政府軍西方百八十三部隊に所属し、実戦より過酷な実戦訓練を行っていた。長い顎を気にするくせがある30歳前後の男。飄々とした軽い話し方をするがパイロットとしての実力は確かなもので人質となりながらもペーネロペーを操るレーン・エイムの操縦に未熟さを感じて度々口出しをした。ダバオのタサダイ・ホテルに泊まっていた七人の閣僚の粛清を行うため出撃し、同時にホテルで身動きが取れなくなっていたハサウェイを逃がすための陽動作戦に従事した。しかし、突如奇襲をかけてきたペーネロペーの圧倒的な性能の前に、投降・捕獲され人質となる。初出撃となったΞガンダムによって救出され、以後の作戦においてもパイロットとして参加する。アデレード空港戦ではペーネロペーのファンネル・ミサイルを回避し右足の装甲を損傷させる活躍を見せた。連邦議会襲撃作戦失敗後の消息は不明。
フェンサー・メイン
ゴルフ
ヘンドリックス・ハイヨー
サポート要員
ケリア・デース
声 - 早見沙織
マフティーの地区支援要員。鬱病治療のために地球に降りて来たハサウェイを支えてきた女性で、彼がマフティーに参加するまでは、彼の主治医そのものと言ってよい存在だった。
彼女との出会いがハサウェイの精神を安定させ、将来の希望まで抱くようになった。しかし彼女は非合法地球居住者であったため、ハサウェイとは結婚できなかった。そんな時、ハサウェイはクワック・サルヴァーと出会い、マフティーに参加することになった。
当初はケリアもハサウェイの積極的な変化を喜び、彼が自分と同じ非合法居住者になってくれるのではということを期待した。だが一年ほど経つとマフティーの中枢の戦闘員となった彼はケリアとは疎遠になっていき、やむなく彼女は地区支援要員としてマフティーに参加するようになった。
その後、ギギと出会ったことによるハサウェイの精神的な変化が彼女との間に溝を生むことになり、彼の心は離れて行った。最終的に彼女は自ら配置換えを申し出て彼の許を離れることを選んだ。
劇場アニメ版では「ハサウェイがマフティーへ参加するきっかけを作った人物」という設定。ハサウェイがΞガンダム受領後にヴァリアントへ帰艦した頃には、ケリアも既に乗艦・合流している。
ミヘッシャ・ヘンス
声 - 松岡美里
連絡員兼オペレーター。過去にマンハンターにより一度とらえられ宇宙へと強制送還されており、ダバオではもし今マンハンターに見つかれば、植物監察官候補生のハサウェイはともかくミツダと共に自分は彼等に検挙されてしまうだろうと語った。
ミツダ・ケンジ
マクシミリアン・ニコライ
ジュリア・スガ
マックス・ハリエット
チャチャイ・コールマン
その他のマフティー関係者
クワック・サルヴァー
コードネーム「クワック・サルヴァー」を名乗る初老の男。マフティーの組織そのものの支援者で、「マフティー・ナビーユ・エリン」という架空の人物を中心とする反地球連邦政府組織を結成した黒幕。
かつては連邦軍地球方面軍で要職に就いていた将軍であったということだけは分かっている。現在は連邦政府の高官ではないかと噂されているものの正体は不明。ケネス・スレッグ曰く「閣僚か官僚のトップの中で、一番良質な頭を持っていて短気な奴がクワック・サルヴァー」。連邦軍内部とアナハイム・エレクトロニクスに太いパイプを持つ。
物資補給とメンテナンス部隊の編成については信じられないほどの手腕を発揮する。本人はそのことについて「補給物資の管轄を長年やっている間に物資や小さい基地を軍籍から抹消する方法をいくつも考えついた」と語っている。
オエンベリ軍
地球連邦軍
ダバオ空軍基地
レーン・エイム
声 - 橋本晃一(『GジェネF』)→水島大宙(『GジェネSPIRITS』以降) / 斉藤壮馬
地球連邦軍所属。階級は中尉。ケネス・スレッグが自分の赴任前にキンバレー隊に新型モビルスーツ「ペーネロペー」とともに送り込んだテストパイロット。ブラウンの髪が律儀な好青年という印象を際立たせている。劇中では自機を「ペネロペー」と呼ぶ。
マフティーについては「軍のような公的な組織での苦労を知らない民間人」「自由をはき違えた青年」という印象を持っている。パイロットとして優れた資質を持つが故にパイロットをやることで全ての感性が充足してしまうため、ケネスのように連邦政府のような巨大な組織を疑ったりその陰で行われる影の部分に思いを馳せたりすることもない。そのため彼にとっての敵は人そのものになってしまい、マフティー(ハサウェイ)や、時にはケネスやギギまでをも敵とみなしてしまう。
実戦部隊の実働作戦に無関係の民間人の少女、ギギをゲン担ぎで同行させるケネスについては「技術畑を歩いてきてボケた」「人格のバランスがどこかで狂っているのでは?」と判断していた。それを当たり前のように受け入れている同僚のパイロットたちの体質も異常に思えて、当初はそれは自分たちの部隊を動かしている大人たちの世界が歪んでいる証拠だと考えていた。
若く優秀なパイロットだが、実戦経験不足で狡猾さを知らないために初めは苦戦する。映画劇中でもケネスからメッサー1機を仕留めるのに味方3機を失い、失態を繰り返せばペーネロペーをハサウェイに任せると活を入れられた上に「まだ(ペーネロペーの)性能を引き出せてはいない」「レーン・エイムを過大評価したらしい」「テストパイロットとしての技量は極めてよくても実戦では使えない」とケネスから辛辣に低評価される。ケネスの命令でガウマンをコックピットに同乗させ人質にするも、ハサウェイに情けない奴呼ばわりされた途端に「返す」「大佐の命令でやっただけだ」「私はケネス司令とは違う」と素直に空中で解放、ハサウェイに回収させるまで味方機に撃たせないなど潔いところを見せる。実直でプライドが高く、ガウマンに操縦を指示された時も「馬鹿にする」と切り返した。サーベルで接近戦を仕掛けた時にも、ハサウェイとの実力差を看破したガウマンから「下がれ。やられるぞ」と指示されてしまう。Ξガンダムとの初陣で大敗した時も「とどめを刺したはずだ」と自らの負けを信じられず機体の外に飛び確認しようとまでした。そこそこの戦果は挙げても最初の運の悪い印象が消えず、ケネスからは籤運が悪いと思われていたが、アデレードでのマフティーとの最終決戦を前に、ようやくパイロットとして仕上がった。技量と経験の差でマフティー(ハサウェイ)に圧倒されながらも囮としての任務を果たし、ケネスの作戦を成功させた。
ケネスが退役する際に、隊員たちのカンパで買ったプレゼントを代表して渡すと、代わりに指揮棒代わりに愛用していた乗馬鞭をもらう。
小説では優秀でサイコミュ兵器も使いこなすもののあくまで優秀なパイロットという描写しかなかった。小説完結後に制作されたゲームやアニメ雑誌では、強化人間やニュータイプとして設定されることが多い。
キンバレー・ヘイマン
レイ・ラゴイド
ホセ・アドルノ
ミネッチェ・ケスタルギーノ
地球連邦政府
サウリ・ストールベリ
ハイラム・メッシャー
声 - 川口啓史
保健衛生大臣。ハウンゼンに乗り合わせた閣僚の一人で、妻のベアトリス・メッシャー(声 - 田村千恵)と一緒にハウンゼンに搭乗していた。
ハウンゼンがハイジャックされた際、不用意にもハイジャック犯に話しかけ、ハイジャック犯の警告にも関わらず喋り続けたため射殺される。なお、同乗していた妻もハイラムの死体を見て泣き叫んだことでハイジャック犯に射殺された。
カール・エインスタイン
ローガン・マクガバン
刑事警察機構
民間人
アマダ・マンサン
ミライ・ノア
メイス・フラゥワー
声 - 種﨑敦美
ブロンドの美人。ハウンゼンの客室乗務員をしており、ハイジャックに巻き込まれる。ケネスが自宅の番号を調べ上げて誘ったものの、その頃に同じく彼のもとにいたギギによって破局させられる。ケネスは、「日本に着いたらよりを戻すよう言ってみる」と言っていた。
その他の人物
クェス・パラヤ
声 - 川村万梨阿 / 川村万梨阿
シャアの反乱でハサウェイが出会ったニュータイプの少女。故人。小説版ではアムロを殺害しようとしたところを、止めに入ったハサウェイの突発的な攻撃によって撃墜されており、自らを殺めた事を糾弾するため、ハサウェイの夢の中に出てきている。
劇場アニメ版では、映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に従って、クェスがチェーン・アギに殺害されている設定のため、登場の意図が変化している。劇中においてハサウェイが逡巡する度、彼の背を押しはやし立てるかのようなクェスの声が響き、それがギギの台詞とかぶり、二人の存在が重なるように演出されている。さらに戦闘に巻き込まれ恐怖に打ち拉がれたギギがケネスに走り寄る場面でも、アムロとシャアの乱闘に割って入るため車から飛び出し、それが事実上の最後の別れとなったクェスを思い出し、両者の姿を重ねている。本編中、ハサウェイ自身も度々心の中でクェスと会話しているかのようなシーンが描かれ、あれからずっとハサウェイの心の中で消えないでいるクェスの存在が明確に表現されている。
アムロ・レイ
声 - 古谷徹
劇場アニメ版にて登場。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の終盤に起きたアクシズ・ショックにより連邦軍内ではMIA扱いとなっている。
ハサウェイのΞガンダム初搭乗時に幻影として現れ、「身構えている時には死神は来ないものだ、ハサウェイ」と語りかける。
登場兵器
Ξガンダムをはじめとする本作のMSは、すべて森木靖泰がデザインしている。
後年のゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』にて本作のMSが登場することになり、その際に機体のデザインが一新された。Ξガンダムとペーネロペーは元デザインも担当した森木が、メッサーとグスタフ・カール(およびドーラ・カール)は藤田一己がそれぞれリデザインしている。そのうち、グスタフ・カールはOVA版『機動戦士ガンダムUC』にも登場するが、『GGENERATION-F』からさらにリデザインされている。
Ξガンダムとペーネロペーは、本体のディテールアップや若干の形状変更、デザイン画が存在しなかった各種武装(ファンネル・ミサイル)など、比較的細かな部分に手が及んでいる。
マフティー
地球連邦軍(キンバレー部隊/キルケー部隊)
地球連邦軍(第13独立艦隊)
マン・ハンター
既刊一覧
1989年から1990年にかけて角川スニーカー文庫より発売された。2021年の2月〜4月に映画公開にあわせてB6判の新装版が発売された。
文庫版
- 角川スニーカー文庫(全3巻)
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 上、美樹本晴彦(表紙・本文イラスト)、森木靖泰(口絵イラスト)、角川書店、1989年2月13日。ISBN 4-04-410131-0。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 中、美樹本晴彦(表紙・口絵・本文イラスト)、森木靖泰(口絵イラスト)、角川書店、1990年3月1日。ISBN 4-04-410132-9。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 下、美樹本晴彦(表紙・口絵・本文イラスト)、角川書店、1990年4月11日。ISBN 4-04-410133-7。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 上、美樹本晴彦(表紙・本文イラスト)、森木靖泰(口絵イラスト)、角川書店、1989年2月13日。ISBN 4-04-410131-0。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 中、美樹本晴彦(表紙・口絵・本文イラスト)、森木靖泰(口絵イラスト)、角川書店、1990年3月1日。ISBN 4-04-410132-9。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 下、美樹本晴彦(表紙・口絵・本文イラスト)、角川書店、1990年4月11日。ISBN 4-04-410133-7。
新装版
- 角川コミックス・エースレーベル(全3巻)
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 上、美樹本晴彦(表紙イラスト)、KADOKAWA、2021年2月26日。ISBN 978-4-04-109620-8。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 中、美樹本晴彦(表紙イラスト)、KADOKAWA、2021年3月26日。ISBN 978-4-04-109718-2。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 下、美樹本晴彦(表紙イラスト)、KADOKAWA、2021年4月26日。ISBN 978-4-04-109719-9。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 上、美樹本晴彦(表紙イラスト)、KADOKAWA、2021年2月26日。ISBN 978-4-04-109620-8。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 中、美樹本晴彦(表紙イラスト)、KADOKAWA、2021年3月26日。ISBN 978-4-04-109718-2。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 下、美樹本晴彦(表紙イラスト)、KADOKAWA、2021年4月26日。ISBN 978-4-04-109719-9。
漫画
作画はさびしうろあき。『月刊ガンダムエース』にて2020年5月号にプロローグが掲載された後、2021年6月号から2023年8月号まで本連載された。プロローグは完成済みの全69ページで読み切りとするはずが編集部の不手際によって序盤18ページしか掲載されなかったため、さびしと読者へのお詫びが編集部から発表されている。
本作は、ざびしが以前コミカライズした『ベルトーチカ・チルドレン』に連なる作品であることが、第1巻の巻末の宣伝ページに記載されている。
- 富野由悠季、矢立肇(原作) / さびしうろあき(漫画) 『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』 KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、全4巻
- 2021年5月10日発売、ISBN 978-4-04-109720-5
- 2022年3月26日発売、ISBN 978-4-04-112366-9
- 2022年11月26日発売、ISBN 978-4-04-113325-5
- 2023年9月26日発売、ISBN 978-4-04-113960-8
劇場アニメ
映画(第1部)
2018年11月21日、機動戦士ガンダム40周年プロジェクト発表会において、ガンダムシリーズ40周年記念作品および『機動戦士ガンダムUC』以降の宇宙世紀作品を各種メディアで展開する『UC NexT 0100』の第2弾として、三部作で制作されることが発表される。第1作は当初は2020年7月23日に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で複数回延期され、2021年6月11日に公開された。
またドルビーシネマ版、およびドルビーアトモス版も制作され劇場で上映された。邦画アニメ作品においてのドルビーシネマ版は『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』など先行した事例があるが、ドルビーシネマ版公開に当たり既存のバージョンより編集を加える方法でなく、制作段階からドルビービジョンを採用した邦画アニメ作品は当作が初めてである。
キャッチコピーは「その閃光は人類の希望」、「シャアの理想とアムロの情熱 2人の意志を継ぐ者」、「運命の閃き— Ξガンダム」。
原作が『逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』の続編に当たるのに対し、こちらはアニメ映画『逆襲のシャア』の続編として製作される。
原作者である富野は劇場版の制作に関わっていないが、プロデューサーの小形尚弘によれば、制作当初に三角関係をテーマとする韓国映画のメディアを渡されたという。また、完成したものを観たあとに、映画としてもっと構成を考えてはどうかと言われたとのこと。
公開後(第1部)
- 6月11日に公開。初日だけで興収1億9000万円を突破。土日2日間の興収は3億3065万6900円となり、週末の興収ランキング1位をマーク。動員ランキングは3位となっている。
- 公開日6月11日から20日までの期間で興行収入が、10億1624万9400円に達した。
- 10月2日時点で興行収入21.8億円を突破した。
- 最終興行収入は22.3億円。
映画(第2部)
2021年9月2日に行われたスタッフトークショーにて、第2部のサブタイトルが『サン オブ ブライト』(仮題)であると発表された。また、第2部は3部作の中で原作小説とは最も異なるストーリーであるとも発表されている。
スタッフ
- 企画・製作 - サンライズ
- 原作 - 富野由悠季、矢立肇
- 監督 - 村瀬修功
- 脚本 - むとうやすゆき
- キャラクターデザイン - pablo uchida、恩田尚之、工原しげき
- キャラクターデザイン原案 - 美樹本晴彦
- メカニカルデザイン - カトキハジメ、山根公利、中谷誠一、玄馬宣彦
- メカニカルデザイン原案 - 森木靖泰、藤田一己
- 美術設定 - 岡田有章、中村豪希(スタジオ心)
- 色彩設計 - すずきたかこ
- CGディレクター - 増尾隆幸、藤江智洋
- 編集 - 今井大介
- 音響演出 - 笠松広司
- 録音演出 - 木村絵理子
- 音楽 - 澤野弘之
- エグゼクティブプロデューサー - 小形尚弘
- 配給 - 松竹ODS事業室
絵コンテ | 演出 | 総作画監督 | 作画監督 |
---|---|---|---|
村瀬修功、渡辺信一郎 | 松尾衡、原英和、米田光宏 | キャラクター 恩田尚之 メカニカル |
エフェクト 金子秀一 キャラクター |
メカニカル中谷誠一
キャラクター寺岡巌、木村貴宏、工原しげき、田頭真理恵、浜津武広、清水翔人、柴田淳、金世俊、凌空凛、渡部貴喜、高谷浩利、玉川真吾、茂木信二郎、冨澤桂也乃、小林利充、橋本敦稔、飯島弘也、坂本修司
主題歌
「閃光」
映像ソフト・配信
映像ソフトは劇場にてで限定版ブルーレイが発売。「Blu-ray」(特装限定版・通常版)、「DVD」、「4K ULTRA HD Blu-ray」は、2021年11月26日より一般販売を開始した。
2021年10月16日よりNetflixやPrime Videoなどの動画配信サービスにて配信を開始。
テレビ放送
『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のSeason 1・2の間にあたる2023年1月から3月に、宇宙世紀を舞台にした作品を放送する「GUNDAM NEXT FUTURE×日5」の第1弾として、本作の第1部を全4話に編集したテレビエディションが地上波放送された。
話数 | サブタイトル | 放送日 |
---|---|---|
1st QTR | ランディング・グラウンド | 2023年 1月15日 |
2nd QTR | コンタクト | 1月22日 |
3rd QTR | ランナウェイ | 1月29日 |
4th QTR | テイク・オフ | 2月5日 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域・備考 |
---|---|---|---|
2023年1月15日 - 2月5日 | 日曜 17:00 - 17:30 | 毎日放送をはじめとする TBS系列全28局 | 日本国内 連動データ放送 『日5』枠 |
毎日放送・TBS系列 日5 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
機動戦士ガンダム 水星の魔女
(Season1) |
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
テレビエディション |
機動戦士ガンダム サンダーボルト
テレビエディション |
毎日放送・TBS系列 GUNDAM NEXT FUTURE×日5 | ||
機動戦士ガンダム 水星の魔女
(Season1) |
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
テレビエディション |
機動戦士ガンダム サンダーボルト
テレビエディション |
商品化
本作が劇場三部作として公開が決定され、HGUC 1/144にてペーネロペーが初のキット化となった。なお、グスタフ・カールはアニメ『機動戦士ガンダムUC』で設定されたデザインのものがHGUCで2019年2月に「ユニコーンver.」として発売されており、ゲーム『SDガンダムGジェネレーション』シリーズで設定されたデザインのものは「ギレンの野望ver.」として発売されている。
#0025 RX-105 Ξ GUNDAM Ξ(クスィー)ガンダム
Ka signature ROBOT魂 <SIDE MS> Ξ(クスィー)ガンダム
Ka signature ROBOT魂 <SIDE MS> ペーネロペー
Ka signature ROBOT魂 <SIDE MS> Ξ(クスィー)ガンダム マーキングプラスVer.(マイクロ・ミサイル・ポッド装備)
Ka signature ROBOT魂 <SIDE MS> ペーネロペー マーキングプラスVer.
BB戦士 No.386 RX-105 Ξガンダム
HGUC 1/144 ペーネロペー
HG 1/144 メッサーF01型
HGUC 1/144 Ξガンダム
HGUC 1/144 ΞガンダムVSペーネロペー ファンネル・ミサイル エフェクトセット
HG 1/144 メッサーF02型
HG 1/144 メッサーF02型(指揮官機)
Ka signature ROBOT魂 <SIDE MS> ペーネロペー (機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイVer.)
登場するゲーム作品
小説版準拠
劇場版準拠
その他
評価
- プロデューサーの大月俊倫は、1993年の取材に於いて、小説版と劇場アニメ『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』を鑑賞した上で、本作をアニメ化する際はOVAやTVシリーズではなく、劇場映画で見てみたいと述べている。また、主人公であるハサウェイについては、第二次ネオ・ジオン抗争での一件で殺傷行為に免疫を持ってしまい、そのトラウマから逃げられなくなった。シャアの遺志を継ぐとは「トラウマを引き継ぐこと」ではないかと考察している。
参考文献
- 小説
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (上)』(初版)角川書店、1989年2月28日。ISBN 978-4-04-410131-2。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (中)』(初版)角川書店、1990年4月1日。ISBN 978-4-04-410132-9。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (下)』(初版)角川書店、1990年5月1日。ISBN 978-4-04-410133-6。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (上)』(初版)角川書店、1989年2月28日。ISBN 978-4-04-410131-2。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (中)』(初版)角川書店、1990年4月1日。ISBN 978-4-04-410132-9。
- 富野由悠季『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ (下)』(初版)角川書店、1990年5月1日。ISBN 978-4-04-410133-6。
- 書籍
- 明智惠子『富野由悠季の世界』株式会社キネマ旬報社、2019年6月22日。ISBN 978-4-87376-468-9。
- 明智惠子『富野由悠季の世界』株式会社キネマ旬報社、2019年6月22日。ISBN 978-4-87376-468-9。
- 雑誌付録
- 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 公式ブックレット」『ガンダムエース』2021年8月号、KADOKAWA。
- 「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ 公式ブックレット」『ガンダムエース』2021年8月号、KADOKAWA。
- ウェブサイト
- “2021年にふさわしい現代的なガンダム作品『閃光のハサウェイ』、超絶クオリティの理由を小形尚弘プロデューサーに聞いてみた【アニメ業界ウォッチング第78回】”. アキバ総研. カカクコム. p. 2 (2021年6月19日). 2021年6月19日閲覧。
- “2021年にふさわしい現代的なガンダム作品『閃光のハサウェイ』、超絶クオリティの理由を小形尚弘プロデューサーに聞いてみた【アニメ業界ウォッチング第78回】”. アキバ総研. カカクコム. p. 2 (2021年6月19日). 2021年6月19日閲覧。
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