ルードヴィッヒ革命
以下はWikipediaより引用
要約
『ルードヴィッヒ革命』(ルードヴィッヒかくめい)は、由貴香織里による日本の漫画。『別冊花とゆめ』(白泉社)にて、2007年9月号まで連載された。グリム童話をモチーフにした漫画作品で、各童話を王子の目線から別解釈で描く。
同作者による続編『ルードヴィッヒ幻想曲』(ルードヴィッヒげんそうきょく)も同誌にて連載された。こちらはグリム童話だけでなくアンデルセン童話や竹取物語も含んだ内容となっている。
ストーリー
某国の王子ルードヴィッヒ(ルーイ)はその凄まじい性格から周りを巻き込むトラブルメーカー。ある日、父王から隣国の姫を口説き落として来いと言われ、従者のヴィルヘルムと共に出発するが、結果白紙となる。
改めて自分に相応しい花嫁を探すために従者のヴィルヘルムと共に旅に出たルーイだが、出会う花嫁候補は皆、一癖も二癖もある女性ばかり。一方ルーイの国ではルーイの腹違いの弟を名乗るユーリウスが現れ、ルーイは王位継承者から外されようとしていた。
登場人物
声優はドラマCDにおけるキャスト。原典を持つ人物の場合は名前の後に付記。
ルーイ一行と殺し屋
ルードヴィッヒ / ルーイ
声 - 杉田智和
主人公であり各童話における王子。容姿端麗で頭脳明晰だが我儘のサディストで巨乳系美少女好き。
第1話時点では読切作品として書かれたため、初版の『グリム童話』の「白雪姫」の王子と同様に死体愛好家という設定だった。第2話以降は「死体はもう飽きた」としてその設定は無くなり、理想の(=巨乳美女の)花嫁を探す旅に出る。同時に彼の立場は白雪姫の王子から各童話の王子にシフトチェンジした。ドラマCDでは最終的にブランシュに手を下す点は同じだが、死体愛好家の設定は無くなっている。
何だかんだで旅先の花嫁候補達と結ばれることは無いが、第3話「茨姫[プランサスロンス]」で出会ったイーディケ(フリーデリーケ)とは魔法が解けて以降も互いに相思相愛。
名前はグリム兄弟のルートヴィッヒ・グリム。外見はロックバンド「PENICILLIN」のVo.HAKUEIと作者が公言している。
ヴィルヘルム / ヴィル
声 - 羽多野渉
ルーイの従者。お人よしでいつも振り回されている苦労人で常識人。幼馴染であるリゼッテに想いを寄せており、彼女の本性を知ってからも変わらない。ルーイのサディストな性格の裏側にある本性を理解し、何処までも着いて行くと決心している。
彼自身は童話における従者そして様々な登場人部の役割を、その話ごとに割り振られている。
ドロテア
声 - かかずゆみ
各童話における魔女(第5話「ラプンツェル」では妖精。その他、役を割り振られていない話や別の人物が魔女役になっている話もある)。巨乳的ナイスボディーでドM。ドSなルーイの仕打ちに惚れたため勝手に旅に同行する。道中、その魔力でルーイにさまざまな助言・助力を行なう。外見は若い女性だが実年齢は不明。終盤で過去が明らかとなり、人間としての生を得る。
リゼッテ / 赤ずきん
ルーイとヴィルの幼馴染。明るく優しいが内心は策略家。幼いころ、ヴィルの優しさを利用しおり、その本性を見抜いたルーイの悪戯により誤って両親を殺害してしまい、その時の快感が忘れられずフリーの殺し屋になってしまった。両親殺害の原因であるルーイを殺害しようと付け狙うが、中盤からは半ば旅の仲間となり、ルーイ達に力を貸す。
物語後半で実は両親からは売春まがいのことをさせられていたため、両親殺害自体を悔いてはおらず、ルーイへの恨みはそれがヴィルとの別離に繋がってしまったこと、ヴィルを一人占めできなくなったことにあるのを明らかにしている。
「赤ずきん」という異名の由来は、浴びた両親の血で灰色のずきんが赤く染まったことから。
ルーイの国の関係者
王
声 - 青山穣
ルーイの父親。初登場時は息子の名前を使って他国を侵略する悪王という印象だったが、次第にギャグ系の立ち位置へとシフトし哀れっぷりばかりが目立つように。実は婿養子であり妻のアマルベルガには完全に尻に敷かれている。ペトロネラの暗示によりユーリウスをルーイの異母弟として城に迎えていたが、アマルベルガの帰還によってあっさり(彼女への恐怖のあまり)暗示が解けた。
ルーイ曰く本来女性の好みがロリコン趣味で、ペトロネラのような成熟した女性は愛人にすることはない。
アマルベルガ
姫
ルードヴィッヒと関わりをもった姫君達。王族・平民が混在する。各自の名はオリジナルに由来・そのまま・創作に分かれる。
ブランシュ / 白雪姫
フリーデリーケ / いばら姫
ラプンツェル / ラプンツェル
カトライン / かえるの王さま
アッシェン / 灰かぶり
書誌情報
単行本
- 由貴香織里『ルードヴィッヒ革命』白泉社〈花とゆめコミックス〉、全4巻
- 2004年6月18日発売 ISBN 4-592-17095-4
- 2007年1月19日発売 ISBN 978-4-592-18409-6
- 2007年6月19日発売 ISBN 978-4-592-18410-2
- 2007年12月18日発売 ISBN 978-4-592-18411-9
- 由貴香織里『ルードヴィッヒ幻想曲』白泉社〈花とゆめコミックス〉、全1巻
- 2013年10月18日発売 ISBN 978-4-592-21401-4
ドラマCD
ルードヴィッヒ革命(発売日:2006年11月22日)
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