魔王2099
以下はWikipediaより引用
要約
『魔王2099』(まおうにぜろきゅうきゅう)は、紫大悟による日本のライトノベル。イラストはクレタ。第33回ファンタジア大賞の大賞受賞作であり、2021年1月からファンタジア文庫(KADOKAWA)より刊行されている。
メディアミックスとして、コミカライズが『少年エースplus』(KADOKAWA)にて、2021年11月5日から赤城紀伊呂の作画で開始されたが更新が停止し、新たに2023年3月22日から桜井寛の作画で仕切り直して連載中。またJ.C.STAFF制作によるテレビアニメが2024年より放送予定。
あらすじ
登場人物
制作背景
作者の紫はゲーム好きであり、「エンターテインメントとして面白いだろう」と考え、本作は「ゲームや映画から蓄積して、自分の中に落とし込んだ世界観」が描かれている。過去に紫がSFに寄った似たような作品を応募した際に、「若干のとっつきにくさがあると選評で指摘を受け」た経験があった。そこで紫は、本作では「わかりやすいファンタジー要素を積極的に取り入れ」、「ハイファンタジーな世界観に電脳やネットワークといったSF的な世界観を掛け合わせ、かつ作品としての楽しさを優先し、小難しくならないよう注意」して描いている。
地球のキャラクターを主人公とする案もあったが、勇者が主人公では悪いことをさせられない、「パンチがそこまで強く」ない、「魔王の方が書いていて楽しいと感じた」という理由から、紫は「執筆する上で自分も楽しめるキャラクターを主人公にしようと考え」て、魔王が主人公となった。
本作は「物語の本筋とは絡んではいないけど、複雑な世界観が垣間見えるような描写もかなり織り交ぜて」いるが、「ストーリーラインを明確にして読みやすさ重視で執筆」されている。紫は「頭の中で設定をこねくりまわす」ことが嫌いではないため、「科学ベースと魔法ベースの2つの世界が融合している」ことについては、書きにくさはほとんどないと話している。
既刊一覧
小説
- 紫大悟(著)・クレタ(イラスト)『魔王2099』KADOKAWA〈ファンタジア文庫〉、既刊3巻(2023年6月20日現在)
- 「電子荒廃都市・新宿」2021年1月20日発売、ISBN 978-4-04-073958-8
- 「電脳魔導都市・秋葉原」2021年4月20日発売、ISBN 978-4-04-073963-2
- 「楽園監獄都市・横浜」2023年6月20日発売、ISBN 978-4-04-075010-1
漫画
- 紫大悟(原作)・ 桜井寛(漫画)・クレタ(キャラクター原案)『魔王2099』KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、既刊1巻(2023年10月26日現在)
- 2023年10月26日発売、ISBN 978-4-04-114247-9