おたすけマニー
以下はWikipediaより引用
要約
『おたすけマニー』(原題:Handy Manny)は、2006年からディズニー・チャンネルの朝の放送枠プレイハウスディズニー(現・ディズニージュニア(特別枠および専門チャンネルの両方))で放送されているコンピュータグラフィックを用いたエデュテインメント・アニメ番組。このアニメの主人公マニー・ガルシアはヒスパニックでバイリンガルの修理屋である。2009年6月、テレトゥーンで初回放送された。
ロジャー・ボレン(Roger Bollen)、マリリン・サドラー(Marilyn Sadler)、リック・ギテルソン(Rick Gitelson)の3名がこの番組のプロデューサーであり、このうち、ギテルソンはエミー賞受賞経験のある脚本家兼プロデューサーでもある。この番組の制作は、トロントを拠点に活動するネルバナが行っている。 ウィルマー・バルデラマ、トム・ケニー といったレギュラーキャストのほかに、ランス・バス、カートウッド・スミス、シェリー・モリソン、フレッド・ウィラード、ペン・ジレット、ジョン・ポリト、ブライアン・ジョージ、スヌープ・ドッグ、T-Pain、キーリー・ウィリアムズといったゲストキャストも出演した。
日本では2008年7月3日からテレビ東京のディズニータイムで放送されたことがあり、現在はディズニージュニアで放送されている。字幕放送を実施マニーの声は黄色、その他のキャラクターの声は白で表示される。
登場人物
※日本語吹き替え版は出演声優の全員がメイン・サブ・ゲストキャラの全てにわたって最低2役を担当している。
人間
マニー(Manuel "Manny" Garcia)
声:ウィルマー・バルデラマ / 吹き替え(以下同): 細井治
シートロックヒルズ一の修理屋で、プエルトリコ系およびメキシコ系アメリカ人。しゃべる修理道具たちと暮らしている。皆を助けることに誇りを感じており、最後のほうのシーズンでは"Good Citizens Award"をうけとったが、うっかりそのトロフィーを修理していた。
仕事は電話を通じて依頼されることがほとんどで、電話を受けたらすぐに駆けつけるようにしている(ただし最初期では受話器をとっていたが、中盤以降はこの動作はほとんどない)。シリーズ序盤では道具たちが粗相をすると彼らをきつく睨んでいたが、話数が進むにつれて表情はだいぶ優しくなっている。普段から修理仕事で鍛えていて、第13話では雪のために動けなくなったシャーマンの車を、そのタイヤの下に砂を撒くことで押して動けるようにした。
依頼先へは道具箱を持って徒歩で来るほか、トラックで来ることもある。2008年12月1日に北米で放送された第228話では、おじのヒューゴーからもらったサイドカー付きの緑色のバイクにも乗っている。古いトースター集めが趣味。帽子(野球帽)は、滅多に脱がない。
設定や役回りは『ボブとはたらくブーブーズ』のボブに似ている。
ペットにロボット犬のシュウリン(Fixit、第3話Bパートより登場)がいる。第7話Bパートのエピソードで誕生日を迎える。
『きんきゅうしゅつどう隊 OSO』第58話にゲスト出演している(プラスンやノビッチなどの道具たち及びケリーも同様)。
第117話では、ケリーに恋心を抱くも、マニーが奥手でバレンタインパーティーに誘えず、最終的に(この回では義祖母の)ポルティーヨさんに助けてもらった。
ロパートさん(Mr. Lopart)
声:トム・ケニー / 入江崇史、(子供時代)ジェリー・ソーレス
本名は「レナード・フランシス・ロパート」。マニーの隣のキャンディ・ショップの店主。知ったかぶりな態度をとることが多く(同時に『~のロパート』と自称する)、不器用で意地っ張り。そのため、危なっかしく作業をする様子を心配したマニーが声をかけても大丈夫だと言った直後に、はしごなどから落ちることが多い。トラブルメーカーの為、ご近所とは表面上の付き合いはするものの、クリスマスパーティーに誘われず、煙たがられている様子。一人称は基本的には『私』だが、母親と2人だけのときは『ボク』に変化することがある。ローザ市長にだけは敬語を使って話す。
靴のサイズは28cm(第11話Aパートより)。第48話のエピソードで開店10周年を迎えた。ひいひいおじいさんは「ハンドル・ロパート」、祖父は「アロイシウス・ロパート」という名前らしい(それぞれ第65話と第44話Bパートより)。頭頂部が禿げているが、それを少し目立たなくするために、左側から右側にかけて城の跳ね橋のように5本の細い髪の束を渡していて、左端は固定させている。
ロパート母
ケリー(Kelly)
声:ナンシー・トルーマン / 嶋村カオル → MAI?
マニーがよく通う道具屋(住居兼ではない)の女性店主。祖母の代から続いている道具屋の4代目。ロパートさんと彼女だけが、第1話Aパートからほぼレギュラーで登場している。髪型は襟元までのショートヘアで、後ろ側で左右に跳ねている。フルネームは「ケリー・クランショー」だが、彼女の苗字がエピソード中で出てくることはほとんどない。
マニーが依頼を受けて彼女の店に来た折に、「~が欲しい」と指定した部品は大抵そろっている。
エリオット(Elliot)
ポルティーヨさん(Mrs. Portillo)
ローザ市長(Mayor Rosa)
グランパ(Abuelito)
声:カルロス・アラズラキ / 入江崇史
マニーの祖父である元軍人。マニーだけでなく、ケリーやロパートさんなどからも「グランパ」と呼ばれている。第116話(本名が「マニュエル・エステベス・ガルシア」であることが判明)でポルティーヨさんと再婚する。
通常は第1の挿入歌直前にマニーが道具たちを召集点呼するが、第8話Aパートだけはマニーでなくグランパが召集点呼を行った。
チコ
声:ミンディ・バーバノ / クリステル・チアリ
ローラの息子で、ペペの弟。まだ幼いが、母親以上に叔父のマニーが大好き。『マニーのオートバイ』では、彼にとってひいおじいちゃんであるグランパとは(エピソード内で)初対面だが、グランパのことがあまり好きではない。第83話Aパートから幼稚園に通うことになる。
サンチェスさん
ジュリエッタ
ジャスミン・チャン
カルメラ・コルバンクル
アルバレスさん
ペギー&ミゲイル(=グラトル夫妻)
ウィリー
リーラ
イザベル・モントーヤ
ルイージ
シエロ船長
ジョンソン市長
道具たち
マニーのそばには、常に7つ(第54話からは8つ)の『道具たち』がいる。彼らのうち、キルリ&シメールのみ女性人格で、それ以外全員は男性人格。また彼らの活動は、本編において、重要な役割を果たす。ピッカー以外の道具たち1つ1つの体色は、全部または一部が虹色の7つのうちの1つになっている(赤=キルリ、橙=モンキ、黄=プラスン、緑=シメール、青=トン、藍=マイナー、紫=ノビッチ)。 道具たちは毎回必ず、お得意さんの家にマニーに連れていってもらう時と、その家々で作業にとりかかる時の2回、挿入歌を歌う。その歌詞は『すすめ!オクトノーツ』や『きんきゅうしゅつどう隊OSO』のそれとは異なり1通りしかない(ただし、1曲めでのマイナーのセリフのみ2つのバージョンあり )。
プラスン("Felipe")
マイナー("Turner")
声:ディー・ブラッドリー・ベイカー / 入江崇史
青いマイナスドライバー。 気難しい皮肉屋で、他者への二人称はほとんど常に「あんた」(人間に対して)か「お前」(トンなど他の道具に対して)のどちらかだが、第13話で1度だけロパートさんを「あなた」と呼んだ。
プラスンとはライバル同士だが、第9話Aパート『スーパーヒーロー(" Supremoguy ")』 では、建設現場の足場から落ちそうになったプラスンを助けるのを手伝った。
ノビッチ("Stretch")
シメール("Squeeze")
トン("Pat")
声:トム・ケニー / 金丸淳一
おしゃべりで愉快な金づち。ただし頭は良くない。体長は30cm(ノビッチの計測による)。
『トンはドライバー?(" Pat the Screwdriver ")』では記憶喪失になり、自分をドライバーだと思い込んでいた。「僕とんかちだもん("I'm a hammer")」が口癖。最初のEDで「タッタタッタタッタタッ」という音を伴う軽快なダンスを披露している(しかしその直後ノビッチに制止された)。
キルリ("Dusty")
声:キャス・スーシー / クリステル・チアリ
木などを切るのが大好きなのこぎり。賢い彼女のアイデアはうまくいきやすい。第53話Aパートでダニー・スターに一目ぼれしたらしい。
第2の挿入歌で彼女が歌う番になると、その巨体を生かして、歌いながら時々様々な方向からどアップで登場する。
ピッカー("Flicker")
声:グレイ・デリスル / MAI
英語を勉強中の懐中電灯。そのため、原語版ではほとんどスペイン語で会話する。第54話Aパートより登場。マニーがヒューゴ叔父さんからサイドカーつきのバイクを譲り受けた時に、その付属品入れに入っていたのをシメールによって最初に発見され、マニーたちの仲間になる。ピッカー登場前の第29話Aパートで、マニーはポルティーヨさんの家の灯りの不具合修理のために、人格をもたない普通の懐中電灯(両端が黒、中央部は黄色)を使っている。
マニーと一緒にいる道具たちの中で唯一、第73話Aパートでダニー・スターと初めて会うが、その後もキルリが時折彼のことばかり話すのでダニーがあまり好きではないらしい(第103話より)。
体長は10cm(ノビッチの計測による)。
以下に列挙する道具たちはビーマーを除く全員が第84話で初登場(ビーマーはその次の第85話で)。『ツール・スクール』にも時々出ている。
オーダンス("Roland ")
パパ&ママ&ジュニア("Lefty, Lily, & Junior")
クシュン("Sneeze")
その他(ペットなど)
シュウリン
シュプリーモガイ
以下の4人は全て、第65話でのマニーやローザ市長の想像した開拓時代のシートロックヒルズにいた人物。
ランパートさん
サブタイトル
「日本語版タイトル→原題(カッコ内)」の順に表記。
番外編
マニーのツール・スクール (Handy Manny's School for Tools)
『マニーのツール・スクール』は、上記シリーズ物とは独立した話であり、2~3分程度の短編。ただしサブタイトルはシリーズ物と異なり表示されない。
ここではマニーが講師役となり、シメールやノビッチなどの道具たちと会話を交えながら、視聴者(対象は幼児~小学校低学年)に一般的な道具(マニーと常に一緒にいる仲間たちを含む)の使用法を教える内容である。
したがって、ここでの登場人物はマニーと仲間の道具たちだけである。
いつも元気に
上記『マニーのツール・スクール』もまた「小規模なシリーズ物」であり、それ以外に単発のエピソード『いつも元気に』が存在する。「マニーが仕事をする前及び仕事をした後の健康管理を説明する」という内容となっている。
おたすけマニーのオートバイ (Handy Manny Motorcycle Adventure)
第69話、70話の1時間枠として放送。
ゲストキャラとして、マニーの親族たちが集中的に登場する。
マニーのおおしごと (Handy Manny Big Construction Job)
第89話、90話の1時間枠として放送。
特別枠内では何度か放送されたことがある(初放送された年月日は不明)が、専門チャンネルでは2013年9月7日に初放送。
ある日、マニーは旧知のダンディ・ダンに「数日間一緒に働いてくれないか?」と勧誘される。ダンは以前シートロックヒルズに住んでいたが現在はコンクリートフォールズに移住し、そこで建設会社の社長をしていた。意気揚々と承諾するマニーだが、シメールなどに指摘されるまで1人残されるシュウリンのことに気づかず、とりあえずシュウリンの世話と自分の仕事の代行をロパートさんに託すことになった。
マニーがダンの待つ建設現場に着いたころ、ロパートさんはクマールさんなどの家のトラブルを引き受けて直したつもりだったが、どこの家でも状況はかえって悪くなった。ノビッチやマイナーたちは、仕事中にダンのお供の道具(削岩機のサック&電動ドリルのドルリ)の圧倒的な能力を見せつけられ、8人全員が「シートロックヒルズに帰りたい」と思い始めた。だが、マニーはダンに「もう1日2日どうかな」と言われて悩むが、ロパートさんによる自己流修理の手落ちから生じた人々の不満を集中的に浴びせられたケリーがたまりかねてダンの工事現場までマニーを迎えに行き、ついにマニーは決断してダンの要請を断り、ケリーや道具たちとともにシートロックヒルズに帰っていった。
通常のOPとは画面が異なり、マニーが重機を使って金属製の看板を設置している。
しゅうりこうじょうをまもれ! (The Great Garage Rescue)
第101話、102話の1時間枠として放送。
通常の放送枠とは違う時間帯で年に数回放送される。
おたすけマニーと7つのどうぐ (Hamdy Manny and The 7 Tools)
第107話、108話の1時間枠として放送。
2014年7月19日にディズニー・チャンネルで初放送。
しょうぼうしマニー (Firefighter Manny)
第112話、113話の1時間枠として放送。
2013年1月14日に特別枠内で初放送。
ある日、マニーとケリーはロパートさんが自分の店の2階付近で破れたポスターの切れ端にしがみついているのを発見し、急いで彼を助けるが、その働きを通報で駆けつけたエドゥアルド署長に評価され、2人とも消防ボランティアをやることになる。
主題歌
『おたすけマニー』
日本語版スタッフ
- 翻訳/訳詞 - いずみつかさ
- 演出 - 鈴木彩子
- 音響演出 - 深沢茂行
- 録音 - 上村利行
- 録音制作 - スタジオ・エコー
- 日本語版製作 - Disney Character Voice International, Inc.