十兵衛ちゃん
以下はWikipediaより引用
要約
『十兵衛ちゃん』(じゅうべえちゃん)は、テレビ東京で放送されていたテレビアニメ。『十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-』(1999年4月5日 - 6月28日放送)と『十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲-』(2004年1月7日 - 3月31日放送)がある。
モチーフとなったのは柳生十兵衛三厳である。また作中の舞台である本剣越市は、第一期で主演を務めていた小西寛子の出身地である埼玉県川越市がモデルとなっている。
ストーリー
十兵衛ちゃん -ラブリー眼帯の秘密-
今から約300年前、江戸時代初期の剣豪、柳生十兵衛は今際の際に、弟子の小田豪鯉之助に「ラブリー眼帯」を授け、2代目柳生十兵衛を探し出せと言い残して死去する。2代目の条件は――「ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼーん」。 300年後の現代。2代目にいきなり指名されてしまった中学2年の少女・菜ノ花自由。彼女は「ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼーん」であるため、その名を継ぐ資格があると鯉之助はいう。彼は300年間気力だけで生きながらえてきたのだ。見事認められた自由はいやいやながらも眼帯をつけたとたん、天下無双の剣の達人「十兵衛ちゃん」へと変身、柳生に代々深い恨みを持つ「竜乗寺家」からの挑戦を受けざるを得なくなったが、実は2代目柳生十兵衛の剣には秘密の力があった。
十兵衛ちゃん2 -シベリア柳生の逆襲-
あれから1年、念願の普通の女の子に戻り、平凡で幸せな日々を送る菜ノ花自由。しかし運命の歯車は再び回りだす。シベリアからやってきた転校生柳生フリーシャ。実は彼女は初代柳生十兵衛の忘れ形見。「自分こそが真の二代目柳生十兵衛であり、ラブリー眼帯を持つのは自分だ」との決意を持って自由に近づく。 小田豪鯉之助の子、小田豪鮎之助も現れ、更に300年前「江戸柳生」によってシベリアの地まで追いやられた「北柳生」の一族も絡み合い、柳生十兵衛になることをかたくなに拒み続ける自由は、つらい選択を余儀なくされる。
登場人物
『ラブリー眼帯の秘密』
菜ノ花自由(なのはな じゆう)
菜ノ花 彩(なのはな さい)
声 - 藤原啓治
自由の父親。職業は小説家だが、実は有名な剣豪作家・石橋漣達のゴーストライター。妻亡き後自由を男で一つで育ててきた。風邪をひいて発熱した自由を仕事の忙しさから看病することができず、危篤に陥らせたことから、仕事よりも自由を優先するようにしている。妻を医師の誤診がもとで亡くしており、医者を信用していない。2期では自由のリクエストによりオリジナルのほんわか恋愛小説を書くことになる。だが、石橋に泣きつかれ、再び代筆した事で自身が楽しんでゴーストライターをしていた事に気付く。
小田豪鯉之介(おだごう こいのすけ)
声 - 置鮎龍太郎
初代柳生十兵衛の最後の弟子。「ぽちゃぽちゃのぷりんぷりんのぼんぼーん」という抽象的極まりない師の遺言をたよりに、二代目柳生十兵衛となるべき人物を300年間探し続けていた。当時の若い姿のままではあるが、気が抜けるとミイラ化する。剣の腕前はさっぱりである。自由が鯉之介笛を吹くと、どこからともなくやってくる。
竜乗寺四郎(りゅうじょうじ しろう)
三本松番太郎(さんぼんまつ ばんたろう)
声 - 上田祐司
自由のクラスメイト。いまどき、番長を名乗る古風な男。家は「お酒造って300年」の三本松酒造。赤シャツの文字が心情に応じて変化する。転校初日に自転車で登校していた自由に一目惚れする。基本的にヘタレだが、いざという時の行動力は持っている。2期では四郎同様フリーシャに一目惚れしてしまう。
大猿(おおざる)
声 - 西村ちなみ
自由のクラスメイト。番太郎の子分。1期では番太郎と小猿とともにバンカラトリオを結成していた。2期では小猿と共に博識で頼もしい人物として活躍している。フリーシャの正体を知っても友人として彼女への態度を変えなかった。
小猿(こざる)
丸山翔子(まるやま しょうこ)
声 - 生駒治美
自由のクラスメイト。通称まろ。自由の前に転校してきた関西弁の少女。自由を「いけてる餡蜜屋」に連れていこうとするがなかなか果たせない。自由・幸と転校生ラブリーズを結成しようと提案する。彩に思いを寄せる。
遠山 幸(とおやま さち)
白幡多丸乙女(しらはたまる おとめ)
隣の席のヤツ
竜乗寺ハジメ(りゅうじょうじ ハジメ)
尾崎幸四郎(おざき こうしろう)
針生鉄斎(はりう てっさい)
神崎右五郎(かんざき うごろう)
津村天領(つむら てんりょう)
津村御影(つむら みかげ)
声 - 安原麗子
竜乗寺家の刺客。天領の妻。29歳。天領からフランソワーズの愛称で呼ばれている。二代目柳生十兵衛の秘密を探るため、出版社の編集者のふりをして菜ノ花家に入り込む。自由の母・真琴に瓜二つだったため、彩から思いを寄せられることになる。2期ではオリジナル小説を書くことになった彩の担当編集者となり、彩と自由を手伝うため菜ノ花家へ泊り込む。
大隈甚左(おおくま じんざ)
石橋漣達(いしばし れんたつ)
初代柳生十兵衛(しょだい やぎゅう じゅうべえ)
『シベリア柳生の逆襲』からの登場人物
柳生フリーシャ(やぎゅう フリーシャ)
声 - 中山恵里奈
初代柳生十兵衛の実の娘。ロシア生まれ。母の名前はトゥルーシャ。300年前に初代十兵衛と喜多烈斎の戦いに巻き込まれ、氷の中に閉じ込められてしまい現代に蘇る。二代目柳生十兵衛の名とラブリー眼帯を自由より取り戻すため本剣越中学校に転校してくる。自由の持つ赤いハート型のラブリー眼帯に対し、フリーシャの持つニエナスターヤーシャ眼帯は青いスペード型である。
小田豪鮎之介(おだごう あゆのすけ)
喜多歩郎(きたふろう)
声 - 前田剛
シベリア柳生の一人。本名は柳生喜多郎(やぎゅう きたろう)。生まれながらの隻眼。父・喜多烈斎を初代十兵衛に討たれたと思い、自由を敵と付け狙う。最終回のEDで郵便局に就職したと思われる姿が描かれている。
柳生喜多烈斎(やぎゅう きたれつさい)
ヤング柳生十兵衛(ヤング やぎゅう じゅうべえ)
柳生但馬守(やぎゅうたじまのかみ)/ 柳生宗矩(やぎゅう むねのり)
右太衛門様
ホワイトタイガー仁佐衛門
ムッシュ・タカハシ
白戸屋バッテン
ハム土三平
下平辰平
しずくん
婦人警視正ナヅカ
スタッフ
( )括弧内に説明がないスタッフは第1期・第2期共通。
- 原作 - 大地丙太郎、マッドハウス(第1期)
- 総監督 - 大地丙太郎(第1期)
- 監督 - 桜井弘明(第1期)、大地丙太郎(第2期)
- チーフディレクター - 長濱博史(第2期)
- キャラクター原案 - むっちりむうにい
- キャラクターデザイン - 吉松孝博(第1期)、馬越嘉彦(第2期)
- 美術監督 - 金子英俊
- 撮影監督 - 山口仁(第1期)、尾崎隆晴(第2期)
- 音楽 - 増田俊郎
- 音響監督 - 田中一也、堀江由衣(第2期10話・じいさん先生パート)
- プロデューサー - 池口和彦(第1期)、丸山正雄(第1期)、中西豪(第2期)、諸澤昌男(第2期)、笠井信児(第2期)
- アニメーションプロデューサー - 小池経利(第1期)、諸澤昌男(第1期)
- アニメーション制作 - マッドハウス
- 製作 - 第1期:バンダイビジュアル / 第2期:J2製作委員会
主題歌
『ラブリー眼帯の秘密』
エンディングテーマ「Forever」
『シベリア柳生の逆襲』
エンディングテーマ「心晴れて 夜も明けて」
挿入歌「凪 〜Peace of Mind〜」
音楽のレーベルが第1期と第2期で異なるためBGMの流用等は行われていない。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 | 収録VHS |
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-ラブリー眼帯の秘密- | |||||||
1 | 二代目柳生十兵衛誕生 | 大地丙太郎 | 大地丙太郎 | 宮崎なぎさ | 吉松孝博 | 1999年4月5日 | 第一巻 |
2 | 汝の敵に惚れていた | 桜井弘明 | 和田高明 | 松本好弘 | 1999年4月12日 | 第二巻 | |
3 | 男心が揺れていた | 佐藤竜雄 | 高田淳 | 青野厚司 | 1999年4月19日 | ||
4 | 後には戻れぬ道だった | 大橋誉志光 | 岡田正和 | 1999年4月26日 | |||
5 | 敵が思い出つれて来た | 大地丙太郎 | ながはまのりひこ | 松本好弘 | 1999年5月3日 | 第三巻 | |
6 | 昨日の味方が敵だった | もりやまゆうじ | 福本潔 | 加藤やすひさ | 1999年5月10日 | ||
7 | 知らずに極意を掴んでた | 音地正行 | 村田雅彦 | 菅野利之 | 1999年5月17日 | ||
8 | 頭にこんなの添えていた | 大地丙太郎 大橋誉志光 |
ながはまのりひこ | 松本好弘 山沢実 |
1999年5月24日 | 第四巻 | |
9 | 恋の予感の父だった | 小島正幸 | 長濱博史 | 市川敬三 | 1999年5月31日 | ||
10 | 努力のしどころ、ここだった | 大橋誉志光 | 小池健 | 1999年6月7日 | |||
11 | ところが道が曲がってた | 井硲清高 | ながはまのりひこ | 菅野利之 松本好弘 小池健 |
1999年6月14日 | 第五巻 | |
12 | 知らない娘に出会ってた | 佐藤竜雄 | 長濱博史 | 田崎聡 菅野利之 大橋誉志光 |
1999年6月21日 | ||
13 | 夜が明けたら朝が来た | 大地丙太郎 | 宮崎なぎさ | 吉松孝博 | 1999年6月28日 | ||
-シベリア柳生の逆襲- | |||||||
1 | 地球のどこかが溶けていた | 大地丙太郎 | 大地丙太郎 | 宮下新平 | 馬越嘉彦 | 2004年1月7日 | 第壱巻 |
2 | 偶然運命やって来た | 錦織敦史 小金井太郎 |
今泉賢一 | 2004年1月14日 | |||
3 | いらない物を捨てていた | 宮下新平 | 西位輝実 | 2004年1月21日 | |||
4 | ずっと帰らぬ父だった | 林宏樹 | そーとめこういちろう | 田中将賀 | 2004年1月28日 | 第弐巻 | |
5 | にせモノ家族でなごんでた | 後藤圭二 | 橋本昌和 | 後藤潤二 | 2004年2月4日 | ||
6 | 昨日の友が敵だった | 大地丙太郎 長濱博史 佐山聖子 横山彰利 宮下新平 |
そーとめこういちろう | 田中将賀 日向正樹 荒尾英幸 |
2004年2月11日 | ||
7 | 斬られて落ちて消えていた | 板垣伸 | 西位輝実 | 2004年2月18日 | 第参巻 | ||
8 | 負けてほほ笑み浮んでた | 宮下新平 佐山聖子 長峯達也 今泉賢一 長濱博史 |
今泉賢一 | 2004年2月25日 | |||
9 | いつか交えた剣だった | 佐藤竜雄 | 真野玲 | 馬越嘉彦 西位輝実 香川久 安彦英二 權允姫 |
2004年3月3日 | ||
10 | あの日のワタシに戻ってた | 佐山聖子 宮下新平 長峯達也 |
そーとめこういちろう | 田中将賀 | 2004年3月10日 | 第四巻 | |
11 | 真路を決めるときだった | 宮下新平 | 吉松孝博 西位輝実 |
2004年3月17日 | |||
12 | ココロが留守なだけだった | 長濱博史 平松禎史 |
そーとめこういちろう | 田中将賀 馬越嘉彦 吉松孝博 西位輝実 西尾公伯 |
2004年3月24日 | ||
13 | スペードハートでマルだった | 大地丙太郎 | 宮下新平 | 馬越嘉彦 | 2004年3月31日 |