魔女と野獣
ジャンル:ファンタジー,ダーク・ファンタジー,バトル,
題材:魔女,
漫画
作者:佐竹幸典,
出版社:講談社,
掲載誌:ヤングマガジンサード,月刊ヤングマガジン,
レーベル:ヤンマガKCスペシャル,
発表期間:2016年11月5日 -,
巻数:既刊10巻,
アニメ
原作:佐竹幸典,
監督:浜名孝行,
シリーズ構成:百瀬祐一郎,
キャラクターデザイン:飯島弘也,
アニメーション制作:横浜アニメーションラボ,
放送局:TBSテレビ,
以下はWikipediaより引用
要約
『魔女と野獣』(まじょとやじゅう)は、佐竹幸典による日本の漫画。『ヤングマガジンサード』(講談社)にて、2016年12号から2021年5号まで掲載された後、同社の月刊誌『月刊ヤングマガジン』に移籍し、2021年6号より連載中。
魔女の呪いによって少女の姿に変えられたギドと魔術師アシャフが世界各地を訪ね歩きながら魔女を追うダーク・ファンタジーであり、2023年11月時点で電子版を含む単行本の累計発行部数は全世界で60万部を突破している。メディアミックスとして、アニメ化が発表されている。
2023年1号より休載中。
あらすじ
魔女と紅蓮の街(1巻)
魔女の戯れ事件(1巻、2巻)
死霊魔術編(2巻)
剛毅なる魔女と魔剣(2巻 - 4巻)
永遠なる魔女(4巻、5巻)
神秘なる魔女(5巻)
吸血鬼編(5巻 - 8巻)
嵐の中の合戦:魔女の一団 vs 聖騎士団(9巻)
禁具の子(10巻 - )
登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。
主要人物
ギド
声 - 大地葉
本作の主人公の一人。少女のような外見をしているが、元は男で魔女の呪いによって変えられた姿である。そのためか魔女をひどく憎んでおり、自身に呪いをかけた魔女アンジェラを探し出して復讐するため、世界を訪ね歩いている。魔女を追う途中でアシャフと出会い、魔女を探すという目的の一致から協力関係を結び、行動を共にするようになる。当初はギブアンドテイクの関係だったが、徐々に信頼を置くようになり、相棒のような関係になる。紳士的なアシャフとは対照的に粗野で乱暴な性格で目つきも口も悪いが、意外に合理的で無駄なことはしない。外出時はアシャフが用意したオシャレな服装とヘアアレンジのバリエーションが楽しめる。実はこの少女の身体は魔女であり、そしてアンジェラが「あたしの身体」と言ったことから、永遠なる魔女アンジェラの原初の身体である可能性がある。(ただ仮にアンジェラの原初の身体であれば魔女の寿命である200年をゆうに超えているはずで、なぜ身体が朽ちないのかは謎である。)彼の本当の身体は別にあり、魔女との口づけによって一時的に呪いが解かれると棺桶の扉が開いて彼の本体が姿を現す。(どのくらいの時間元に戻れるか、棺桶が近くになかった場合どうなるのかなどは不明。)
アシャフ
声 - 森川智之
本作の主人公の一人。魔響教団の魔術師。長身でオールバックな外見、よくタバコを吸っている。ギドの本体が封印されている棺桶を背負っている。魔女を探して連れて帰るという仕事中にギドと出会い、魔女を探すという目的の一致から、以降行動を共にしている。ギドとは対照的に物腰が柔らかく紳士的だが、どこか胡散臭いと思われがちなようである。どのような状況下でも冷静沈着に立ち回り、魔女のスカウトを担当するだけあって交渉術に長ける。魔術や魔女について造詣が深く、魔術師としての力量も一流で、魔女との直接的な魔術戦では自分は戦力にならないと言いつつも、使い魔のカラスの視界を通して広範囲を偵察したり、防御の結界を張ったり、治療や解毒といった実に様々なことができる。特に解術に関しては魔女以上を自負している。
魔響教団
ファノーラ・クリストフル
声 - 早見沙織
魔響教団の死霊魔術師であり「幽玄なる魔女」(「~の系譜」という表現で呼称されなかったためファノーラ自身が起源の魔女の可能性がある)。左目に魔性紋が現れる。その容姿はどこか現実離れした寒気のするような美しさと評される。冷気を纏っているかのように彼女の周りだけ空気が冷たい。教団内では死屍人(アンデッド)が関わる事件の仕事を主に担当している。戦闘時には、彼女に忠誠を誓う死霊騎士と呼ばれる強力な死屍人達が召喚されて戦う。物静かだが、怒らせると怖い。
ヨハン
声 - 逢坂良太
ファノーラの助手。左目に黒い眼帯をつけている。下僕のようにこき使われているが、本人は気にしていないようである。外見も性格も人間と見分けがつかない程だが、正体はファノーラの死屍人(アンデッド)である。
ダンウォード・コルヴェクト
吸血鬼の二大勢力の1つ夜族のかつての王。吸血鬼の中で最強の力を持ち、力のある者が上に立つという吸血鬼の掟の下、力のまま思うままに、女は食い荒らし、それ以外は気まぐれに殺す、傲慢で残忍な暴君として恐れられていた。それらの横暴により大勢から恨みを買っていた一方でその姿に憧れる者もいた。しかし約100年前に血族に力を貸そうとした人間の国王を殺してしまったためにその報復として城を留守にした隙に襲撃され、妻子は火あぶりにされ、自身もドルネイズに敗れて失脚する。瀕死のところをオスカーに助けられ、復讐のため教団と契約を結び、再びオルエンシア・セットに戻ってくる。プライドが高く傍若無人で人を食ったような態度をとる癖があり、ギド達と対女王の共同戦線を張った際にも得手勝手に行動し何度も衝突した。
オスカー・オルエンシア
世界聖教会教団
聖騎士団
マット・クーガ
声 - 石田彰
氷の大精霊と契約した精霊魔術師。通称、氷の男。魔女に匹敵する力を持つ。第三大陸第六大隊・大隊長であったが、魔剣の一件で自身の部隊は壊滅状態になる。その後、魔女の一団が聖騎士の城を襲撃した際に城の警護のために招集され、オクリーヴと組んで防衛戦に参加する。その後、引き抜かれる形で処刑人となり新たな任務につく。笑顔を見せることがないため冷たい印象を受けるが、生真面目で人命を守るためなら自己犠牲を厭わない良心的な性格である。決して善人の死を許さず、悪人がその実善人である可能性も考え、どんな人間であろうとギリギリまで生かそうとする独自の正義を持っているが、アシャフからはその甘さは命とりだと忠告される。ただし、一線を越えた者に対しては容赦はせず、魔剣の一件の首謀者である処刑人を自ら処罰した。
ローエル
処刑人
魔剣を狙う男(名前不明)
クレイグ/カール・オクリーヴ
魔女
アンジェラ=アン・フュール
「永遠なる魔女」。右目の下に魔性紋が現れる。ギドに呪いをかけた張本人。起源の魔女の一人と目され、肉体を乗り換えるという特殊能力によって、200年で肉体が朽ちるという魔女の宿命から逃れ、悠久の時を生き続けている。世界最強の魔女の一角とされ、見ただけで同じ禁具をつくったり、死霊魔術によって強力な剣士を蘇らせたりと、幅広い能力を持つ。子供に化けてギドを誘導した際も、自ら正体を明かすまでギドにその正体を見破られなかった。
読み切り第0話「魔女ときまぐれ」(6巻に収録)に登場する魔女と魔性紋が同じため、同一人物の可能性がある。その時代は現代より何百年か過去と思われ、アンジェラの過去のエピソードの可能性がある。そこでは、隕石のように多数の巨石を空から落として、魔軍と呼ばれる魔族の軍勢を殲滅している。
イオーネ
声 - 日笠陽子
とある街で英雄と呼ばれている魔女。左目に魔性紋が現れるが系譜は不明。外見は若いが、すでに120年以上生きている。街への奉仕活動に長年尽力し、今でこそ街の人々から絶大な支持を得ているが、魔女という理由で過去に幾度となく命を狙われる。また濡れ衣を着せられ火あぶりの刑にされた祖母の恨みを誰にも言わずに根に持ち、復讐の機会を長年待ち続けていた。417年前に祖母が封印したとされる業火を解き放とうとする。ギドとの戦闘に敗れて拘束され魔教教団に連行された。その後は不明。「紅蓮の魔女」(と言われている)。
ヘルガ・ベルベット
声 - 富田美憂
「剛毅なる魔女」の系譜。右目に剣のような魔性紋が現れる。魔剣術と呼ばれる魔術を使える。剛毅なる魔女の一族は、クエンナが封印した魔剣を隠れ里で代々守り続けてきたが、処刑人に急襲され皆殺しにされてしまう。ヘルガはその唯一の生き残りである。魔剣の一件後、アシャフの勧誘を受け入れて魔響教団に加わる。力のほとんどを魔剣の封印に割いていた事情で魔女の中では最弱と評されることもあったが、魔剣の封印を教団が肩代わりしてからは、剛毅なる魔女としての本来の力を使えるようになった。赤みがかった黒髪と紫色の瞳が特徴。ざっくばらんな性格で、彼氏をつくることを平凡に夢見ながらも、並大抵でない意志の強さを持ち、再三にわたり命の危険にさらされながらも魔剣を守るという自分の役目を最後まで全うしようとした。
ハルベル・ハーミントン
階層世界
その他
マリー
キーラ・ヘインス
ジェフ・エンカー
魔剣アシュガン
声 - 西凜太朗
手にした者には世界を統べる力をそれ以外には滅びをもたらすと言い伝えられる伝説の魔剣。ひとたび剣室から解き放たれてしまえば魔女でさえも手に負えなくなるとも言われる。起源の魔女クエンナによって力を封印され剣の姿に変えられてからは、自力では動けず、ほぼ話すことしかできない状態である。封印が解かれると禍々しい怪物が姿を現し、衝撃波のように空中を伝わる斬撃を放つ。その威力は、聖騎士団の城を結界もろとも真っ二つにする程である。
魔女の呪いによって人形にされた人間(名前不明)
用語
魔女
起源の魔女(オリジン)
- 「永遠なる魔女」アンジェラ=アン・フュール:肉体を乗り換えることができ、現在まで生き続けている。
- 「幽玄なる魔女」ファノーラ・クリストフル:死者を蘇らせる死霊魔術の使い手。(作中で明言されていないため起源の魔女ではない可能性もある)
- 「神秘なる魔女」ルナ・ハーミントン:呪文字を使わず言葉によって魔術を発する召命魔術の使い手。ハルベルの系譜。
- 「剛毅なる魔女」クエンナ・ベルベット:魔剣アシュガンを封印した魔女。魔剣はクエンナの子孫が秘密の場所で守り続けてきた。ヘルガの系譜。
- 「偉大なる魔女」リオネル・オルエンシア:太陽を呼ぶことができる。日の出ていない間は力を失う。階層世界第4階層の創造主。オスカーの系譜。
- 「巨大なる魔女」ヴィオラ・スペンドロ:天災を操ることができる。ルシアの系譜。
魔性紋(アルトマ)
魔女の呪い
魔女の寵愛
魔響教団
廻廊
世界聖教会教団
聖騎士団
城(ベース)
白子兵(シーカー)
処刑人
聖女
- 癒し手
- 守り手
- 詠み手:未来の大いなる流れを予言することができる。
禁具
- 魔本サルノワスス:魔力や術式の全てを代行する二冊一体の本。持つだけで魔女に近い力が手に入るが、代価として生贄(人命)を捧げ続けなければならない。代価を支払い損ねると命が奪われる。
- 魔手イーシュリンゲン:人を撫でることにより洗脳し傀儡にすることができる手套。代価として生贄(人命)を捧げなければならない。処刑人の愛用品。
- 消える外套(名称不明):外套を纏った者は世界からいなくなることができる。外套の内側は、外套を纏った者以外は知覚することができない異次元空間になっている。処刑人の愛用品だったがアンジェラに強奪された。
- 血を吸う手斧(名称不明):斬りつけた者の血を喰らい溜め込み解放する二挺一対の斧。代償として使う者の寿命が奪われる。夜族の居城に飾ってあったところをギドが奪い使用した。再生能力が高い吸血鬼にも有効な武器。
- 悪魔の遺骨:骨の怪物を呼び出す。処刑人クレイグの愛用品。
死屍人(アンデッド)
- 自律(オート):術師の影響が一切なし。死屍人の意志のみで自由に行動がとれる状態。
- 洗脳(セミオート):死屍人の意識はそのままに術師により何らかの目的を刷り込まれている状態。
- 支配(マニュアル):術師が死屍人の意識を完全に乗っ取り己の肉体のように意のままとする状態。
また、死屍人になることには代償を伴う。蘇生術は永遠には続かず、死屍人はやがて2度目の死を迎えることになるが、その時死屍人の魂は死よりも残酷な虚無に堕ちる。
吸血鬼
魔眼
導師
階層世界(フォール)
第4階層 オルエンシア・セット
この世界には魔術という物がない。
血族(コングラード)
夜族(グニル)
橋
書誌情報
- 佐竹幸典 『魔女と野獣』 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、既刊10巻(2022年8月19日現在)
- 2017年9月20日発売、ISBN 978-4-06-382968-6
- 2017年12月20日発売、ISBN 978-4-06-510306-7
- 2018年9月20日発売、ISBN 978-4-06-512701-8
- 2019年2月20日発売、ISBN 978-4-06-514555-5
- 2019年9月19日発売、ISBN 978-4-06-516935-3
- 2020年3月18日発売、ISBN 978-4-06-519002-9
- 2020年10月20日発売、ISBN 978-4-06-521003-1
- 2021年4月20日発売、ISBN 978-4-06-522941-5
- 2022年1月20日発売、ISBN 978-4-06-526484-3
- 2022年8月19日発売、ISBN 978-4-06-529081-1
テレビアニメ
2024年1月よりTBSテレビほかにて放送中。
スタッフ
- 原作 - 佐竹幸典
- 監督 - 浜名孝行
- チーフ演出 - 玉川真人
- シリーズ構成 - 百瀬祐一郎
- アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督 - 飯島弘也
- サブキャラクターデザイン - 津島桂
- モンスターデザイン - 後藤翔哉
- プロップデザイン - 松田未来
- 美術監督 - 栫ヒロツグ
- 美術設定 - 山口大悟郎、三浦智
- 色彩設計 - 王姫淑
- 2Dワークス - 矢崎宏幸
- CG監督 - 五島卓二
- 撮影監督 - 内田奈津美
- 編集 - 長谷川舞
- 音響監督 - 平光琢也
- 音響制作 - ダックスプロダクション
- 音楽 - 中村巴奈重、田渕夏海
- 音楽制作 - 日音
- 音楽プロデューサー - 水田大介
- プロデューサー - 田中潤一朗、杉本美佳、秋田規行、黒須信彦、大和田智之、鹿志村絵美、鈴井敬公
- アニメーションプロデューサー - 大上裕真
- アニメーション制作 - 横浜アニメーションラボ
- 製作 - 「魔女と野獣」製作委員会(TBSテレビ、NBCユニバーサル・エンターテイメント、講談社、クランチロール、BS11、MAGNET、日音)
主題歌
「相聞詩」
「光のトリル」
各話リスト
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2024年1月12日 - | 金曜 1:28 - 1:58(木曜深夜) | TBSテレビ | 関東広域圏 | 製作参加 / 字幕放送 |
金曜 23:30 - 土曜 0:00 | BS11 | 日本全域 | 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠 | |
2024年1月21日 - | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | TBSチャンネル1 | 日本全域 | CS放送 |
2024年1月27日 - | 土曜 2:23 - 2:53(金曜深夜) | 熊本放送 | 熊本県 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト | 備考 |
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2024年1月12日 | 金曜 2:00(木曜深夜) 更新 | 月額見放題 | |
2024年1月15日 | 月曜 2:00(日曜深夜) 以降順次更新 | 月額見放題 | |
| 個別課金 |
BD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 |
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上 | 2024年5月29日予定 | 第1話 - 第6話 | GNXA-2491 |
下 | 2024年6月26日予定 | 第7話 - 第12話 | GNXA-2492 |
TBSテレビ 金曜 1:28 - 1:58(木曜深夜) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
魔女と野獣
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