黒の獅士
以下はWikipediaより引用
要約
『黒の獅士』は、1978年から1979年にかけて発表された永井豪とダイナミックプロによる日本の漫画作品。KCマガジン版の第2巻 - 第4巻の表紙の表記は『戦黒秘帖 黒の獅士』。
概要
講談社『週刊少年マガジン』1978年5月28日号から1979年6月10日号まで掲載された。ストーリー自体はデビュー以前から温めていたもので、長編のエピソードの一つ「本能寺異聞」という60枚ほどの作品が原型として挙げられている。
あらすじ
天文13年(1544年)、伊賀忍者の頭領・百地三太夫の娘、小夜は毎夜夢にうなされていた。三太夫が見張りに就いた晩、百地砦の衆は手も足も出ないまま何者かに襲われ、小夜は身ごもる。三太夫は生まれてくる子どもが魔王信長を倒す天命を持つと告げられる。子どもは天王獅子丸と名付けられ、自分の素性を知らないまま下忍として育つ。美濃国主・斎藤道三に反旗を翻した道三の長子・義竜に仕える伊賀衆。一方、銅磨陣内という男が道三の元へ赴き護衛となる。忍の間では不死身の怪物と恐れられていた。手練れの伊賀衆が陣内に殺されたという報告が三太夫の元に届く。三太夫は陣内に立ち向かえるただ一人の者として獅子丸の名を挙げる。陣内の正体とともに戦いの背景が明らかになってゆく。
登場人物
伊賀衆
天王獅子丸(てんおう ししまる)
百地三太夫(ももち さんだゆう)
お夕(おゆう)
弥吉(やきち)
尾根(おね)の三郎太(さぶろうた)
甲賀衆
竜月小次郎(りゅうづき こじろう)
武将勢力
23世紀時間局
バーン馬野(まの)
ユウキ隼(はやぶさ)
黒の志士
白魔と戦う組織。
ギリー
書誌情報
巻数 | KCマガジン | サンコミックス | ||
---|---|---|---|---|
発行日 | ISBN | 発行日 | ISBN | |
1 | 1978年12月25日 | 978-4-06-172553-9 | 1984年5月 | 978-4-25-791794-6 |
2 | 1979年1月20日 | 978-4-06-172561-4 | 1984年6月 | 978-4-25-791795-3 |
3 | 1979年4月20日 | 978-4-06-172581-2 | 1984年7月 | 978-4-25-791796-0 |
4 | 1979年7月25日 | 978-4-06-172595-9 | 1984年8月 | 978-4-25-791797-7 |
巻数 | 発行日 | ISBN |
---|---|---|
1 | 1992年1月 | 978-4-12-002079-7 |
巻数 | 発行日 | ISBN |
---|---|---|
1 | 1995年2月 | 978-4-12-202262-1 |
2 | 1995年2月 | 978-4-12-202263-8 |
3 | 1995年2月 | 978-4-12-202264-5 |
巻数 | 発行日 | ISBN |
---|---|---|
1 | 2003年3月29日 | 978-4-90-181937-4 |
2 | 2003年4月30日 | 978-4-90-181940-4 |
アニメーション
1992年にOVA『時元戦国史 黒の獅士 陣内篇』が作られた。
スタッフ
- 原作:永井豪とダイナミックプロ
- 監督・演出:渡部高志
- 脚本:早坂律子、高木康臣
- キャラクターデザイン・作画監督:本橋秀之
- 美術監督:砂川千里
- 音響監督:松浦典良
- 背景音楽:安西史孝
- 音楽制作:日本コロムビア
- 制作プロデューサー・総合監修:山崎理
- アニメーション制作:南町奉行所、東京キッズ
- 企画・制作:ダイナミック企画
- 製作:日本コロムビア