デスマーチからはじまる異世界狂想曲
ジャンル:ファンタジー,なろう系,異世界,ハイファンタジー,
題材:異世界への転生・転移,
小説
著者:愛七ひろ,
出版社:KADOKAWA,
掲載サイト:小説家になろう,
レーベル:カドカワBOOKS,
連載期間:2013年3月3日 - 2020年3月8日,
巻数:既刊30巻,
漫画:デスマーチからはじまる異世界狂想曲
原作・原案など:shri,
作画:あやめぐむ,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:月刊ドラゴンエイジ,
レーベル:ドラゴンコミックスエイジ,
発表期間:2014年12月 -,
巻数:既刊15巻,
漫画:デスマーチからはじまる異世界狂想曲Exアリサ王女の異世界奮闘記
原作・原案など:shri,
作画:瀬上あきら,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:月刊ドラゴンエイジ,
レーベル:ドラゴンコミックスエイジ,
発表期間:2018年2月9日 - 7月9日,
巻数:全1巻,
話数:全6話,
漫画:デスマーチからはじまる異世界幸腹曲
作画:つむみ,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:月刊ドラゴンエイジ,
レーベル:ドラゴンコミックスエイジ,
発表期間:2022年1月8日 - 2023年2月9日,
巻数:全2巻,
話数:全13話,
アニメ
原作:愛七ひろ,
監督:大沼心,
シリーズ構成:下山健人,
キャラクターデザイン:滝本祥子,
音楽:MONACA,
アニメーション制作:SILVER LINK.,
製作:デスマ製作委員会,
話数:全12話,
以下はWikipediaより引用
要約
『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』(デスマーチからはじまるいせかいきょうそうきょく)は、愛七ひろによる日本のオンライン小説およびライトノベル。略称は「デスマ」。小説掲載サイト『小説家になろう』にて2013年3月3日から2020年3月8日にかけて連載された。総PV数は10億を突破している。
書籍版はKADOKAWA(富士見書房ブランド)から発行され、イラストはshriが担当。後に2015年10月に創刊したweb初作品の小説レーベル「カドカワBOOKS」に編入され、既刊分の改装版が発行された。書籍化に際しては大幅な改稿が加えられており、エピソードやキャラが追加される一方で既存要素の改変・整理が行われており、登場するタイミングが異なるキャラクターなども多い。2023年10月時点で小説と漫画の紙の書籍と電子を合わせたシリーズ累計部数は730万部を突破している。
あらすじ
オンラインゲームの下請け会社に勤めるアラサープログラマー鈴木 一郎(すずき いちろう)。後輩の失踪によって複数のプロジェクトを並行して手がける中、仕事に一区切りをつけて仮眠をとった一郎は、唐突に異世界の荒野で目を覚ます。視界には見慣れたゲームによく似たユーザーインターフェイスが。名前は普段テストで使用しているキャラクターネームであるサトゥーとなっており、レベルは1だった。これは夢かなどと考えているとレベル50の敵が300体前後出現し、弓によって300体全員に攻撃される。しかし、初心者救済システムで一体を残し倒してしまう。それによりレベルは310(主人公が最初に訪れた村の騎士団の最高レベルは40)に上昇し、異常な能力値、巨額の財産や財宝を得た。正気を保つためにこれは夢だとサトゥーは自身に言い聞かせていたが、やがて現実だと受け入れた後に、折角の機会だから異世界観光と元の世界へ戻る方法探しを同時に行おうと決意する。こうして、サトゥーの異世界観光が始まった。
登場人物
シガ王国
チーム「ペンドラゴン」
サトゥー・ペンドラゴン
声 - 堀江瞬
主人公。アラサー(29歳)の青年で、本名は鈴木一郎。ゲーム開発の下請け会社に勤めているプログラマーで、何故か同僚から名前を佐藤(さとう)とよく間違われる事からゲームなどのキャラクター名を全てサトゥーにしていた。基本的に彼の視点で物語は進行する。
ある日会社で仮眠を取って目覚めたら異世界で名前がサトゥーになっていた上、15歳に若返っていた。レベル1で荒野に放置され、50レベル前後の蜥蜴人族の軍勢に追い回されるが、3回だけノーコストで使える最強魔法「流星雨」のおかげで蜥蜴人族の兵団や竜の群れ、そして最強とされる竜神アコンカグラをうっかり殺してしまい、Lv310という最強の強さ(13巻の「狗頭の魔王」戦後にLv311に上昇)、莫大な財宝、竜神が所持していた「竜の谷」の源泉支配権を手に入れる。その後は仲間と快適に物見遊山をする目的で旅にでる。
外見は身長160cmとやや小柄で華奢。更に童顔で髭などの体毛も薄い為年齢より年下に見られる事が多い。一方で精神年齢はアラサーのままなので知人からは「妙に老成している」と評される。
性格は小市民的で良くも悪くも野心に乏しい。グロいものが苦手など一般的な感性を持つものの、異世界の常識がない為高い能力値に任せて度々非常識な現象を引き起こす。行く先々で大事件に巻き込まれる苦労人だが、チートな能力を頼りにあらゆる事態を解決に導いていく。
ユニークスキル(厳密には「特殊能力(アビリティ)」と表示される)に「メニュー」「ユニット配置」「ユニット作成」「不滅」を持つ。只、転移直後は「メニュー」以外のスキルがグレーアウトしていて使えなかった。
「メニュー」はゲームのAR表示に似た情報を視界内に表示し、マップ・レーダー・ストレージ・スキル・魔法・ステータス・交流・メモ帳・行動ログなど幾つもの機能を包括し呼び出せる万能性の高いスキル。マップは訪れた場所の周囲を記録し、地形の閲覧・3D表示や出会った人物・地点に対する検索やマーカー設置が可能で、更に魔法「全マップ探査」を組み合わせる事により、同一領域内のまだ訪れていない場所のマップ確認や会っていない人物を含めた様々な情報について検索等が可能となり、移動や迷宮攻略で安全性を確保するのに役立っている。ストレージは容量無制限でアイテムを収納・取り出し・装備切り替えができ、また所持金を発行国別に表示できる。更にストレージ内部に任意の名前をつけてフォルダ分けをしたり内部の書物について閲覧・文字列検索が可能。ストレージ内には時間経過がなく、内部の物に分離・融合などの操作を行うこともできる。スキル欄・魔法欄ではスキルや魔法の有効・無効化やスキルレベル上昇ができ、また魔法欄に追加(後述)した魔法であれば無詠唱で発動ができる。交流欄では鑑定系のスキルやヤマト石などに表示される自身の情報(名前・種族・年齢・レベル・職業・所属・階級・称号・スキル・賞罰)を既に獲得している内容から自由に選択できるため、1巻終盤からレベル10、4巻以降はレベル30、15巻以降はレベル45に偽造して公表している。メニューの欠点は大量の情報で視界が遮られることで、普段は犯罪者や高レベルの存在を色分けするだけで閲覧する情報を意図的に制限している。そのため直感で危険物を感知するタマの方が早く状況を把握していることもある。また、「宝物庫」や「魔法の鞄」に入っているアイテムは検索から外れてしまう。
17巻で「魔神の落とし子」を倒したことで有効化された「ユニット配置」は、自陣のユニットを自領域(源泉を支配しているマップ全域と所有する建造物)へ経過時間も魔力消費もなしで再配置、つまり空間転移が可能になるアクティブスキル。発動に若干のラグがあるので近距離では「閃駆」「縮地」スキルの方が有用だが、長距離移動については圧倒的に便利。
また、特殊能力としての名称があるわけではないが、「0歳からスタートする転生者にも元の年齢で召喚される転移者にも当てはまらない」「レベルアップ時に手に入るスキルポイントは一律10でスキルレベルを1上げるのにポイントはわずか1で済む」「何か行動を起こす度に新たなスキルが獲得可能な一覧に追加される」「同一領域内の敵を全て倒すと領域内で『戦利品(ドロップ・アイテム)の自動回収(オートマチック・ルート)』が起きる」「7柱の神々の侵入さえ防ぐ結界の透過」「人族の限界レベルを突破している」「神の言霊が通用しない」といったこの世界の住人としては異質な特性をいくつも持っている。さらに大陸最大の源泉である「竜の谷」の支配者であるため魔力の回復速度が極めて早く(毎秒3ポイント)、全身から放たれる極彩色の精霊光により周囲の瘴気を浄化することができる。
レベル310の恩恵で、体力・魔力・スタミナは全て3100ポイント、残る全ての能力値は表示が99でカンストしているため厳密な数値は不明。レベルアップ時に手に入れた莫大なスキルポイント(合計3100)をつぎ込むことで、多種多様で幅広い分野にわたるスキルを所持する。ただし、レベルMAXの芸術系スキルでも打ち消しきれないほどの極度の音痴で、リズムが重要とされる「詠唱」スキルは一向にコツを掴めず覚えられないため、魔法を覚える際には巻物(スクロール)を一度使用してメニューの魔法欄に登録してから発動している。法律の関係で殺傷力の高くない中級魔法までしか利用できないが、Lv310のステータス(知力値)によりメニューから使用する魔法は初級のものでも上級魔法クラスの威力まで跳ね上がるためむしろ手加減に苦労している。また促成栽培故の弊害で戦闘技術に関しては拙く、ステータスによるごり押しといった全力を出していない状態の訓練では歴戦の戦士などに何度か敗れている。スキルのオンオフを自由に変更することはできるが、「自己鑑定」を持たないためスキルリストからスキルを選ぶことはできず、同様にリセットでポイントの振り直しを行うこともできない。
称号についても圧倒的なステータスとスキルで難業や偉業すらもこなしてしまうので簡単に手に入れることができる。
「竜の谷」の戦利品で数多くの伝説級武具を所有しているものの人前ではそれらの武器は使わず、普段は両刃バスターソード型の純ミスリル製魔剣「妖精剣トラザユーヤ」を使う。
ステータスによる知力の底上げのためか、この世界の魔法の詠唱がプログラムのコードと類似していることを理解し、魔法の開発や改良を片手間に行うことができる。また、生産系スキルとカンストした器用値を活かしてものづくりも趣味としている。
マップなどを利用した探索や状況把握には優れるが、高い知力値に反して推理や予測については見当はずれなことが多く、自分でも推理物が苦手な自覚を持っている。考え方が理系なので、ついつい難しい説明をしがちであり、子供に分かりやすい簡単な解説をするのが不得手。ネーミングセンスも微妙で、アリサからよく突っ込まれているため、自作の無銘の武器のいくつかにはアリサが名前をつけた。ネーミングセンスのなさは一家全員の共通点らしい。
巨乳で年上の女性が好みのタイプで、たびたび娼館に通っている。一方で年下の少女たちからは好意を寄せられることが多いものの、10代は恋愛対象外としてあくまで保護者としての立場を取る。ハイエルフのアイアリーゼとは心情的には相思相愛だが種族の違いからアイアリーゼ側に一定の距離感があり深い関係には至っておらず、何度か振られているが、その後もめげずにこまめに連絡を取ったり、エルフの里を訪れたりと諦めずアプローチをしている。
同行者たちが自衛できるだけの十分な力をつけるまでは余計なことをして目立つわけにはいかないと考えており、全力を出さざるを得ない状況では密偵系スキルを駆使して変装し、さらに「メニュー」の交流欄でステータスも偽装して活動している。ただ過保護になりすぎている面があり、仲間の超絶装備には一切妥協せず、近接武器は青液を使った聖剣仕様、魔法の杖には世界樹の枝で、防具はオリハルコン合金と大怪魚の銀皮繊維を組み合わせた非常に強力なものに仕上げている。
3巻までは行商人を名乗って平民として旅をしていたが、4巻でムーノ領の危機を救ったことでムーノ男爵から名誉士爵に任ぜられ、架空の勇者の名である「ペンドラゴン」の姓を名乗ることになった(家紋はペンを槍のように抱えたドラゴン)。授爵後は貴族の前で料理の腕を振るうことが増え、「奇跡の料理人」として名が知られるようになっている。ララギ王国では「竜泉酒」を贈呈して国王から「酒侯」の地位を、国宝を守ったことでブライブロガ王国の「巫山戯卿」の地位を授けられている。陰で犯罪組織等の摘発や魔族討伐に協力もしているためかオーユゴック公爵領ではサトゥーの御蔭で貴族間の関係が改善して治安が良くなったととも言われているが、本人としては、目的の物や知識を手に入れたり、敵をできるだけ作らないようにという思惑からやっている事なので影響力に対しては無自覚。また、商人としては「筆槍竜商会」の出資者兼オーナーとして、王族とのコネクションを活かした交易で大きな収益を上げており、砂糖航路の旅行中に海賊を退治して回ったため、商人の間では「海賊狩り」の異名でも知られる。さらに迷宮都市では善意の炊き出しや清掃活動を行い、路上生活する浮浪児のための養護院や探索者を育成するための学校を私設している。また、探索者としては仲間共々いつも無傷で生還していることから「傷なし」の二つ名で呼ばれる。数々の功績を王国から認められ、年始の「大謁見の儀」にて永代の子爵に陞爵、さらに新設された観光省の副大臣に任命される。大陸西方諸国を巡る中で、世界樹の枝を用いて人間大の神像を作成して神の依り代となったこともあってパリオン、カリオン、ウリオンにより神の使徒として認定された。
サトゥーの現実世界での設定は半分以上が著者・愛七ひろの実体験に基づいている。また、愛七はなるべくキャラクター性が薄くなるようにしており、「なるべく等身大の普通の人」という部分を最も意識して描いているとしている。
「ナナシ」
サトゥーが勇者として自重を捨てて活動する際の偽名。変装時にステータスの氏名欄を空白に設定していたことに由来する。仮面とカツラで素性を隠し、当初は金髪銀仮面で公都以降は紫髪白仮面(バージョンⅡ)の聖職者風に変え、最終的にアリサの提案による光魔法「幻影(イリュージョン)」で作った背中の光の輪と足元の炎輪で装飾した陰陽師イメージの「バージョンⅢ」に決定している。当初は口数少ないキャラだったが、アリサの監修で馴れ馴れしく誰にも敬意を持たないキャラで口調も子供っぽく改変した。設定上のレベルは王祖ヤマトと同じ89。変装用の顔は会社の後輩氏をモデルとしており、それが王祖ヤマトに似ているためシガ王や宰相からはヤマトの転生者だと思われていたが、後に王祖本人と同時に姿を見せて誤解を解いている。
セーリュー市に出来た悪魔の迷宮やムーノ男爵領で魔族の奸計を阻止し、赤肌、青肌の上級魔族と魔王「黄金の猪王」をオーユゴック公爵領の迷宮遺跡で倒したことで「真の勇者」となり、「聖者」として巫女長の「蘇生の秘宝」へ魔力を提供し魔王復活の生贄とされたセーラを蘇生させた。また、黄肌の魔族が召喚した伝説の大怪魚トヴゲゼェーラ7体を瞬殺し、黄肌の魔族の魔力を吸い取り空にすることで勇者ハヤトを助けた。その際、シガ王国の王子が所有していた「聖剣クラウソラス」を使いこなしたことで王の影武者に所有を認められ、その対価として「不死の王」ゼンによって奪われていた「聖剣ジュルラホーン」を返却したことで大変感謝された。なお、後日、聖剣クラウソラスを勝手に渡したことがバレては面倒だろうということでその贋作を王に渡している。ボルナエン氏族の里で発生した世界樹存亡の危機を解決したことでボルナエン氏族のみならず他の7つの氏族から感謝され、9柱目の「聖樹」として認められた。砂糖航路での骸骨王が起こした事件もナナシが解決したことになっており、迷宮都市では緑の上級魔族の「擬体(アバター)」を倒し人知れず騒動を終わらせ、セリビーラの迷宮に出現した「狗頭の古王」を撃破している。王都へ向かう飛空艇ではビスタール公爵の暗殺を防ぎ、大晦日の王城では「自由の光」に召喚された「魔神の落とし子」を撃破する。ゴウエンの頼みでソミエーナからトーリエルに宛てられた手紙を預かり、反乱軍の鎮圧に介入して手紙を渡す。「狗頭の古王」といった伝説の魔王討伐などを筆頭にとんでもなさすぎる戦歴と人目につかずにこれらを成したことから、シガ王国の宣伝であると看做す者も多い。
「クロ」
サトゥーとナナシを同一視させないために生み出したサトゥーの仮の姿。名前は黒竜ヘイロンに与えられたもの。ある程度の実力を発揮して活躍するために変装している。勇者ナナシの従者という設定。モデルはサトゥーが知る外国人タレントで、映画で演じた暗殺者キャラの傲慢な口調を元にしている。白髪で顔の上半分を白い仮面で隠し、右の頬の傷と左右で色が違う目が特徴。一人称は「我」。設定上のレベルは50。
迷宮都市で迷賊が監禁していた女性たちを救助し、魔人薬の材料の人工栽培の条件の解明や迷賊の捕縛に尽力。ティファリーザやネルなどの火災事故の被害にあった奴隷や、迷賊から救った200名弱の女性たちを庇護しており、迷賊討伐の報酬を使って区画ごと借りた下町長屋でその生活を補助し自立を促している。その一環として彼女たちに効果的な装備を配ったり迷宮都市でコロッケやたこ焼きなどの屋台出店を援助し、後に国王から商業権を得て下町長屋メンバーでエチゴヤ商会を設立させる。また、レリリルと共同開発した人族の錬成板で作れる「ベリアの魔法薬」という従来の薬に比べて非常に材料が安価な下級魔法薬の製法を確立し、その製作を庇護下の錬金術師たちに指示している。魔族化したルダマンとの戦いではサトゥーとクロが別人であることを印象付けるために人形を使って登場し、ストレージに保管していた世界樹の稲妻を使って敵を完全に滅ぼした。レッセウ伯爵領から移動して来た難民達を援助し、エチゴヤ商会で作った開拓村で受け入れを行う。また、アリサからの頼みで元クボォーク王国勢力へも助力し、旧王都奪還を助けた。
迷宮下層を訪れる際にもこの名前を使っており、その場合は外注デバッグスタッフのタナカ氏の顔を元にした日本人顔のマスクを着用している。
「アキンドー」
「トリスメギストス」
ポチ・キシュレシガルザ
声 - 河野ひより
犬耳族(Web版では犬人族)の少女。10歳。茶髪のボブカットで身長はタマと同じく約120センチ。
セーリュー市でウースの奴隷としてリザ、タマと共にザイクーオン神殿による扇動に利用されていたが、セーリュー市内での迷宮騒動渦中に主人が死亡し、サトゥーに拾われ脱出を共にする。「取り替え子」として親から捨てられたせいで、当初は名前を持たず以前の主人からは「犬」と呼ばれていたが、サトゥーに新たにポチと名付けられて以後彼の奴隷として旅に同行する。語尾に「~なのです」と付けるのが特徴。天真爛漫な性格。タマと仲が良くいつも一緒にいる。少々粗忽で、一行の中ではオチを飾ることが多い。よくサトゥーやアリサにからかわれており、四字熟語や諺を間違えて覚えるのも半分はアリサのせい。肉と甘いものが好き。
「悪魔の迷宮」で「片手剣」「投擲」「解体」「索敵」スキルを覚え、前衛として活躍する。戦闘スタイルは威力重視の機動戦で、片手剣+盾の正統派。自重なしの装備では刀身の伸長機能を付けた魔剣でリーチの短さを補う。攻撃一辺倒になる悪癖があったが、カジロの指導によって防御にも意識を回すようになった。五感が鋭く、その中では嗅覚が特に秀でている。タマより長距離走が得意。ムーノ領で「突貫」を、ボルエナンでの修行で「瞬動」「身体強化」を習得。迷宮都市での修行で「魔刃」スキルを習得し、エルフ師匠から教わった瞬動と組み合わせた必殺技スキル「魔刃突貫(ヴァンキッシュ・ストライク)」を使えるようになる。後に習得した「魔刃砲」の適性が高く、習得したばかりでも短時間で収束が可能であり、さらに任意に軌道を操って狙撃まで行える。「空歩」(「天駆」の下位スキル)によって空中を短時間だけ歩けるようになり、アリサから教えられた創作サムライの影響でレベル50で「居合い」スキルを覚えている。また、黒煙島で侍大将から修行をつけてもらい、元から覚えていた必殺技「魔刃旋風(ヴァンキッシュ・スライサー)」の速度を何倍にも上げる事に成功する。
「階層の主」討伐を称えて名誉士爵の位を叙爵されたことで、奴隷から解放され、リザに倣って同じ姓を名乗ることにする。叙勲の際にはアリサから提案された「犬侍」を二つ名に決めた。
タマ・キシュレシガルザ
声 - 奥野香耶
猫耳族(Web版では猫人族)の少女。10歳。白髪ショートヘアーで身長は約120センチ。
セーリュー市でウースの奴隷としてリザ、ポチと共にザイクーオン神殿による扇動に利用されていたが、セーリュー市内での迷宮騒動渦中に主人が死亡し、サトゥーに拾われ脱出を共にする。「取り替え子」として親から捨てられたせいで、当初は名前を持たず以前の主人からは「猫」と呼ばれていたが、サトゥーにより新たにタマと名付けられて以後彼の奴隷として旅に同行する。間延びした語尾が特徴ののんびり屋だが、直感が非常に鋭く罠や瘴気を(時にはチートな索敵能力を持つサトゥーより早く)察知できる。ポチと仲が良くいつも一緒にいる。肉と甘いもの、可愛い服が好き。
年齢からは想像できないような芸術センスの持ち主でもあり、写実的で躍動感にあふれた食べ物の絵や彫刻を得意としている。迷宮都市の露店では看板の作成依頼が殺到、売り上げ向上に貢献している。一度興味を持ったことへの集中力は素晴らしく、何度失敗しても試行錯誤を繰り返して成功させようと努力する面もある。
「悪魔の迷宮」にて「片手剣」「投擲」「採取」「解体」スキルを覚え、前衛として活躍する。薬草の種類を覚えて見つけるのが得意。戦闘スタイルはスピード重視で、二刀流を駆使した雑魚の殲滅速度では前衛陣一を誇る。ある種の天才肌で、自重なしの装備では蛇腹剣や回転刃のようなネタ武器も器用に使いこなす。斥候職としての才能もあり、迷宮では罠の解除や魔物のピックアップも任されている。ムーノ領では「索敵」、ボルエナンでの修行で「瞬動」「身体強化」を習得。迷宮都市での修行で「魔刃」を覚え、さらにエルフ師匠から教わった必殺技スキルの「魔刃双牙(ボーバル・ファング)」を使えるようになり、「魔刃砲」も会得している。投擲スキルを活かした手裏剣術等をアヤゥメから習い、アリサから教えられた創作ニンジャの影響で「忍術」スキルを50レベルで習得したほか、レアスキルの「虚身」も覚えた。属性石を用いた遁術を編み出しており、賢者ソリジェーロからのアドバイスで魔刃の上に属性の刃を纏わせ蛇腹剣のようにしならせることもできるようになる。黒煙島で忍者頭から受けた修行により、「魔刃双牙」に忍術を加えて魔剣と影の刃で傷を広げる必殺技「魔刃影牙(ボーバル・シャドウバイター)」を習得する。
「階層の主」討伐を称えて名誉士爵の位を叙爵されたことで、奴隷から解放され、リザに倣って同じ姓を名乗ることにする。叙勲の際にはアリサから提案された「猫忍者」を二つ名に決めた。
リザ・キシュレシガルザ
声 - 津田美波
橙鱗族(Web版では蜥蜴人族)の少女。18歳。身長163cm。赤い長髪で身長はサトゥーより長身でスレンダーな体型。
橙鱗族の里のキシュレシガルザ氏族出身。鼬帝国との戦争で故国を失い奴隷に落ち、タマ、ポチと共にザイクーオン神殿による扇動に利用されていたが、セーリュー市内での迷宮騒動の渦中に主人のウースが死亡し、サトゥーに拾われ脱出を共にする。以後サトゥーの奴隷として旅に同行する。成人後に奴隷落ちしたので本来の名前があったが、それは長い上に擦過音が混じる人族には呼びにくいものであったため、本人の希望によりサトゥーに新たな名前を希望し元の名前から2文字をとってリザと名付けられた。命の恩人であり主であるサトゥーに忠誠を誓っており、他人から好待遇を提示されても応じることはない。真面目な性格で、一行の中では年長組であることから子供たちの保護者的な役割も務めている。
肉好きで、ほかにも皮の堅い果物や甲殻類の殻を好む。お腹に力を入れて胃の内容物を圧縮するという特技があり、体型を変えずに大量に食べることができる。褒められても顔には出さないが、尻尾は正直でぴたぴたと地面を叩くように動く。風呂も好き。悪酔いはしないが酒を飲むとすぐ寝てしまう。高所恐怖症。
初めから「槍」スキルを持っており、槍と尻尾攻撃を組み合わせた巧みな戦法で前衛の要となっている。「悪魔の迷宮」では「刺突」「解体」に加えて「料理」スキルも習得しており、サトゥーやルルがスキルを手に入れるまでは厨房を一手に引き受けていた。ムーノ領の道中で「強打」を、グルリアン市への道中でわずか10レベル台中盤にしてレベル30以上でも所有者が珍しい「魔刃」スキルを獲得し、ボルエナンでの修行では「瞬動」「身体強化」を身につけている。必殺技スキル「螺旋槍撃」や「魔刃砲」の習得も早く、レベル50までに「魔槍竜退撃(ドラグ・バスター)」「魔刃爆裂(マナブレード・ブラスター)」「反射神経高速化」「虚撃」「挑発」などを覚えている。
セリビーラでの修行を経て武芸者として名声を高めており、「『黒槍』のリザ」として名を馳せるようになる。挑戦者を練習相手として賭け試合をすることもあるほか、親衛隊ができるほどに人気がある。さらに、王都でジュレバーグとの決闘に勝利したことで、「魔滅光槍」の二つ名を得る。
愛用の槍は迷宮騒動で倒したカマドウマの魔物素材を使ってサトゥーが作ったものであり、リザはその槍を大切に肌身離さず、戦闘で魔槍が傷つくたびに、魔法薬を浸した布で巻いて治すなど丁寧にケアを行なっている。この槍は当初「カマドウマの黒槍」という名前だったがサトゥーが槍系のスキルと魔刃を得る過程で魔力を込めすぎたために偶然、「魔槍ドウマ」という名前の槍に進化した。セーリュー市を出た辺りでは槍にかすかな赤い光を纏うくらいだったが、魔槍ドウマになってからはその光が強くなりその性能も3倍ほどになった。最初に与えられた武器ということでドウマに強い愛着があったものの、魔王の側近クラス相手では力不足が際立つようになったため、仲間たちの武器が新調される中で強化を重ね、セリビーラ迷宮下層の邪竜親子から得た「竜の牙」の欠片で穂先を薄くコーティングして、攻撃力を十分に改善しメインの槍として使い続けている。後に予備として、邪竜親子の爪を魔法で加工した貫通力の高い「竜爪槍」、ミスリル合金ほどではないが魔力を通しやすい「紅鋼」製の槍、氷雪を纏い倒した相手を凍らせる雑魚狩り向きの魔法の槍「氷奪骨槍」を授かっている。
「階層の主」討伐を称えて名誉女准男爵を叙爵される時に奴隷身分から解放され、姓は氏族の名であるキシュレシガルザに決めた。同時にポチとタマが同じ姓を名乗ることも許している。
アリサ・タチバナ
声 - 悠木碧
滅亡したクボォーク王国の王女。11歳。身長は約140cm。実はサトゥーと同じ元日本人の転生者で、前世の名前は橘 亜里沙(たちばな ありさ)。北欧系の美少女だが忌み色とされる紫色の髪と瞳を持ち、「亡国の魔女」「乱心王女」の称号を持つ。
前世はOLで、経理系の仕事をしていたが、職場の後輩をストーカーから救った時にストーカー男に逆恨みで刺されて死亡した。隣国の陰謀によって失敗した農業改革の責任を負わされ、宮廷魔術師の「強制(ギアス)」スキルにより奴隷に身を落とした。
奴隷商人ニドーレンに拾われてセーリュー市へ連れてこられた際に、迷宮騒動でニドーレンと懇意となったサトゥーにルルと共に売却され、以降その旅に同行することとなる。前世からの筋金入りのショタコンであり、初対面でサトゥーに一目惚れし、度々セクハラまがいの行動に出ることがある。しかし前世では喪女であったためか、逆に迫られるのを苦手とする。仲間内だけの時や迷信を気にしない人の前以外では、金髪のカツラで紫髪を隠している。
交渉力が高く、推理が苦手なサトゥーを機転を利かせて助けることもある。OL経験に由来する優れた事務処理能力を持ち、ニナ執政官に複式簿記を教えたことで文官としての才能も評価されている。物を教えるのが得意で、迷宮都市では暇な時に養護院の子供へ魔法を教えている。また、エチゴヤ商会で顧問をしており、幹部候補生の教育プログラムなどを手掛ける。
一行のムードメーカーで面倒見も良いしっかり者だが、かなりの自爆体質も持ち合わせる残念な所がある。前世の生涯を終えたときの年齢は明らかにされていないが、少なくともその時点ですでに後輩がいる社会人であり、さらに転生後11年も経っているため、合わせるとサトゥーよりずっと年上である。そのせいか、日本に関する話題のネタが古くてサトゥーに通じないことがあり、昭和の匂いがすると評されている。喪女のまま生涯を終えた事もあってリア充に敵意を抱く事もあり、サトゥーに悪い虫がつきそうな気配にはかなり敏感でミーアと共に鉄壁ペアを形成する。
ユニークスキルは2つで、全魔力・スタミナを消費して一撃の威力を何倍にも引き上げる「全力全開(オーバーブースト)」と、最大3回という制約があるが一定確率で防御やレベル差を突破できる「不撓不屈(ネバーギブアップ)」を持つ。またギフトとして「自己確認(セルフ・ステータス)」、「技能隠蔽(ハイド・ステータス)」、「能力鑑定(ステータス・チェック)」、「宝物庫(アイテムボックス)」がある。さらに家族に隠れて習得した「精神魔法」スキル(当初レベル5)を持っていたが、公都地下の迷宮遺跡にてリセットを行い、代わりにサトゥーが得た魔法書の知識からレアな「空間魔法」スキルを習得。迷宮都市での修行で「火魔法」スキルも習得し、空間魔法は最高のレベル10、火魔法はレベル8にまで上げた。自重なしの装備は世界樹の晶枝を使ったエメラルドグリーンの杖。後に切り札となる、空間に開いた穴に目標を吸い込み消滅させる空間魔法の禁呪「空破侵奪(ディメンジョン・イーター)」を習得する。
知識欲旺盛で努力家であり、女性の勉学が否定される環境で育ちながらもこっそりと経験を積んで、11歳でレベルを10にまで上げていた。その特殊な出自からサトゥーの事情をある程度教えられており、見た目とは違って精神年齢は一行で一番高いためチームでは参謀役。魔法使い型のステータスに特化していたため序盤はスタミナの低さが目立ったが、レベルを上げたことで十分な体力も身についた。戦闘時の役目は精神魔法での敵の妨害や弱体化が主だったが、リセット後は空間魔法による索敵や攻撃も可能になり、火魔法の付与で仲間の援護も行う。なお空間魔法は希少なので、目立つのを避けるため人前では火魔法をメインに使う。レベル50を超えた時点での魔力(MP)値は500超。
前世ではコスプレの衣装を自作していたらしく、裁縫を得意としており、ほかにもフィギュア製作の技能も持つ。一方でちまちました刺繍は苦手で、料理に関しても戦力外である。
「階層の主」討伐後は名誉士爵の位を授かり、「強制」による制約を考慮されて、奴隷身分のまま貴族相当の権利を得られるように配慮された。叙勲の際には「爆炎姫」の二つ名を自分で付け、前世の姓であるタチバナを家名に決める。その後、サトゥーの手で「強制」スキルを上書きされ、好きなタイミングで奴隷を止めることを許可された。
ルル・ワタリ
声 - 早瀬莉花
故クボォーク国王の庶子で、アリサの腹違いの姉。14歳。身長150cm。その立場と、アリサのお気に入りとなったことから王城でメイドとして働いていたが、アリサと同じく「強制(ギアス)」によって奴隷に身を落としていた。サトゥー曰く「傾城」クラスの黒髪美少女で、容姿はサガ帝国の勇者であった曾祖父(名字はワタリ)からの遺伝。だが、その外見はこの世界の人間の価値観では嫌悪対象となるほどの不美人で、本人も自身の外見にコンプレックスを持っている。
アリサと共にサトゥーに買われ、以後行動を共にする。当初はコンプレックスから男性恐怖症に陥っていたが、自分の容姿を嫌わないでくれたサトゥーに好意を寄せるようになり、コンプレックスに折り合いを付けて次第に女の子らしい感情を表すようになる。一行の年長組として年少組の行儀が悪い時は注意することも多い。笑い上戸。
迷宮都市では「メイド王」(女王ではない)の通称で呼ばれる。迷宮都市の屋敷ではメイド幼女たちに料理や護身術を教えているのでとても慕われており、アシネン侯爵家のメイド達とも親しい。
初期スキルは「礼儀作法」のみで当初は完全な非戦闘員だったが、ムーノ領の途中から自らの意思で戦闘に参加するようになり、レベルアップの結果「射撃」スキルに目覚め、魔法銃を武器とする後衛として活躍できるようになる。エルフのネーアから特訓を受け「護身術」スキルを習得しており、後衛ながら油断している下級魔族程度なら投げ飛ばせるほどの身体能力も持つ。アリサと幼少期から練習していた「詠唱」スキルは、迷宮都市での修行で「術理魔法」「生活魔法」のスキルを得たことで活かせるようになった。戦闘での役割は術理魔法を併用した狙撃と魔法使いメンバーの護衛を兼ねた後衛で、精密な狙撃から「魔弾の射手」「狙撃王」の称号を得ている。風の流れだけでなく、空気の密度や温度まで読むことができ、サトゥーでも「風読み」スキルを使わなければ成功しないレベルの狙撃を、素の状態でより高精度にやってのける。戦闘以外では「操車」「調理」の労働系スキルで御者や料理係としてパーティに貢献する。特に最近では料理の腕が目に見えて上達してきており、魔法スキルも料理に使える物を覚えたいと考えている。自重なしの装備では黒竜ヘイロンに辛子マヨネーズのお礼で貰った成竜の棘を砲身に使った小型加速砲で、加速門を100枚利用した仮想砲身でレールガン並みのマッハ20で弾丸を発射できる。砂塵王討伐に協力した時、威力は高いが消費魔力が多く命中させるのが難しい、球状の雷弾を発射するフリントロック式の魔法長銃「金雷狐銃」を勇者パーティーから譲渡されている。食材の安全を確保するため、「階層の主」の討伐で得た「祝福の宝珠」をもらい「物品鑑定」スキルを習得する。
「階層の主」討伐後は名誉士爵の位を授かり、「強制」による制約を考慮されて、奴隷身分のまま貴族相当の権利を得られるように配慮された。叙爵の際には祖父と同じワタリ姓を名乗ることにした。その後、サトゥーの手で「強制」を上書きされ、好きなタイミングで奴隷を止めることが許可される。
ミサナリーア・ボルエナン
声 - 永野愛理
ボルエナンの森の最も年若いエルフ。愛称はミーア。エメラルドグリーンの瞳に薄い青緑色の長髪で外見は12、3歳だが、実年齢は130歳。身長110cm。賢者トラザユーヤの孫娘。
故郷の結界から迷い出た時にゼンによって攫われ、「トラザユーヤの揺り篭」の鍵として利用されていた。No.7の言葉で揺り篭からの脱出を決め、ドライアドの協力で逃げた際にミゼたちに救助されてセーリュー市に運び込まれる。ゼンがサトゥーの介錯で死亡したことで揺り篭から解放され、サトゥー一行に故郷へ送ってもらうことになる。二度も命を救ってくれたサトゥーに異種族でありながら好意を寄せており、アリサと共に「鉄壁ペア」として彼に近づく女性たちを警戒している。たびたび「婚約者」「相思相愛」を主張しているものの、サトゥーから見れば外見年齢が恋愛対象外であるせいで流されている。普段は無口で、会話の際も一言、二言しか話さないが、感情が高ぶったり酒に酔ったりすると饒舌になる。エルフとの会話では何もなくても普通に会話できるが、関係の浅い相手との会話にはサトゥーやアリサの通訳が必要。
野菜や果物、甘いものが好き。一方で肉が嫌いで、帰郷まではエルフは肉を食べる習慣がないという嘘をついてまで拒否していた。帰還後に肉入り豆腐ハンバーグを食べたことでわずかに苦手意識が薄れたが、まだ脂身の多い肉は食べられない。
特技は楽器の演奏で、音痴のサトゥーの代わりに演奏したり、アリサが教えたアニソンの伴奏をしたりする。迷宮都市では妖精族の少年少女へ楽器を教えており、よく演奏会を開いている。
ミーアを両親の元に届けるのが旅の目的の一つであり、当初はボルエナンの里に着いた時点で別れる予定だったが、作戦勝ちに近い形でサトゥーと誓約の口づけを交わし、親からも成人と認められてそれ以降の旅にも同行することになる。種族的に1人だけレベルアップに必要な経験値が多いため、修行ではレベルアップのタイミングを合わせるためサトゥーが調整を手伝っている。
ギフトで「精霊視」スキルを持ち、このスキルによって強烈な精霊光で大量の精霊を寄せ集めるサトゥーの居場所を探ることができる。また「弓」と「水魔法」スキルを持ち、故郷に帰った際に「精霊魔法」を習得。後衛として攻撃と回復、探査、擬似精霊の使役など幅広く活躍する。魔力値はアリサの5割増しで、レベル50の時点で1000を超えている。自重なしの装備は世界樹の枝と属性晶珠を組み合わせた属性杖で、使うたびに消耗するが魔力消費を大幅に減少させる効果がある。さらに各里のハイエルフから教えを受け、ボルエナン氏族の魔獣王ベヒモス、ベリウナン氏族の魔鳥王ガルーダ、ブライナン氏族の魔蛇王リヴァイアサンを喚ぶ精霊魔法の奥義を伝授されている。
ナナ・ナガサキ
声 - 安野希世乃
転生者の魔法使いゼンにより、トラザユーヤ・ボルエナンの研究を基に作られたホムンクルスのNo.7。他に7体のホムンクルスがおり、全員がミーアをベースとしていると推察され外見は酷似しているものの、髪型や性格にはそれぞれ違いがある。また、全員感情の起伏はあるものの、それが表情に表われることはない。
金髪で外見年齢は17歳程度でEカップ(後にFカップに成長する)の巨乳美女だが、実年齢は0歳(登場時で生後半年ほど)。身長162cm。「~~すると○○します」などといった変わった口調で話すが、ゼンに作られたホムンクルスの仕様で流暢に話せるまで2年ほどかかるため、基本番号が若いほど話し方が自然になる。ゼン亡き後はホムンクルスの姉妹たちとの勝負でサトゥーに同行する権利をじゃんけんで勝ち取り、彼を「マスター」と呼び行動を共にする。その際、サトゥーに「No.7」から「ナナ」と命名された。現在は「人成りの護符(アミュレット・オブ・ヒューマン)」という隠蔽アイテムで人族に偽装している。
幼く可愛いものが好きで、幼児を「幼生体」と呼び保護したがる。好きな動物はひよこ。外見年齢と偽装した種族の影響で、しばしばサトゥーの妻に間違われる。製造時点で基本知識などはインストールされているが、見た目よりは精神年齢が幼く、無自覚なまま際どい要求をすることがある。
種族の固有スキルである「理術」を使った戦闘を得意とする。初期スキルは「片手剣」「魔力操作」。戦闘時のポジションは魔法戦士型の前衛で、身体強化や「盾(シールド)」の理術、「盾」スキルを使った壁役として後衛陣を守るとともに、「理槍(ジャベリン)」「魔法の矢(マジックアロー)」などの理術で遠距離攻撃も行う。武器は大盾と魔剣。グルリアン市への道中で「挑発」スキルを覚え、敵の意識を自分へ集中させられるようになり仲間のサポートが上達した。ボルエナンの里で「瞬動」「身体強化」を習得、ホムンクルスの調整槽で受けた追加インストールにより使用できる理術の幅が中級術理魔法相当まで大きく広がった。迷宮での訓練により「気配感知」「空間把握」を獲得し、レベル40台後半で防御障壁粉砕特化の必殺技「魔刃砕壁(ブラスト・アーマー)」スキルを覚え、オークションで落札した宝珠で「麻痺耐性」を習得する。そして、黒煙島の修行でブルーメから「魔刃砕壁」の改良版「魔刃崩砦(ブラスト・フォート)」を伝授され、後に剣だけでなく盾でも発動できるようになった。自重なしの装備では高さ10m幅15mの防御障壁を張る「城塞防御(フォートレス)」機能が備わり、使用後の移動ができなくなるものの超大型魔物の突撃や大規模な雷撃すら受け止め切るが、対強敵の装備なので雑魚の殲滅戦とは相性が悪い。さらに、西方諸国を巡る旅の中で、聖樹石炉と神石を用いてララキエの「天護光蓋」を小型化した強靭な積層障壁を作り出す「不落城(キャッスル)」も実装される。
迷宮都市では、その圧倒的な防御力から「盾姫」の二つ名で呼ばれている。「階層の主」討伐を称え名誉士爵の位を叙爵される際には、ゼンの前世の姓であるナガサキを名乗ることにした。
セーリュー伯爵領
ゼナ・マリエンテール
声 - 高橋李依
マリエンテール士爵家の娘にしてセーリュー伯爵領軍の魔法兵。一族が代々使っている風の魔法が得意。サトゥーが初めて言葉を交わした異世界人。薄い金髪で碧い瞳の痩せ形で胸が小さい地味系美人。17歳。レベル13で「風魔法」「瞑想」スキルを持つ。オールラウンダータイプの風魔法使いで、サポート系の魔法は一通り使え、中級上位までの魔法を習得済み。
「星降り」事件の調査任務中のワイバーン戦でサトゥーに救われて以来彼に好意を寄せるようになり、家族からも応援されて何度かアプローチしている。サトゥーにプレゼントされたストールを宝物にしており行軍中も持ち歩いている。初デートで約束した「空の散歩」を実現することを密かな目標とし、飛行魔法の習得を目指している。
亜人差別の強いセーリュー領では珍しく、石をぶつけられる亜人の子どもたちを庇うほど心根が優しい。魔族による「悪魔の迷宮」騒動では暴徒から獣娘たちを庇っており、彼女たちからは信頼されている。
サトゥーたちがクハノウ伯爵領を出立した頃に迷宮選抜隊の分隊長に抜擢され、サトゥーを追うような形でセリビーラの迷宮都市に向かう。数か月ぶりに再会したサトゥーに訓練の協力を頼み、迷宮都市での顔つなぎなども手伝ってもらう。さらに、アリサとミーアから後衛の立ち回りを教えてもらうことになり、索敵を維持したまま他のことをする技術を習得。チーム「ペンドラゴン」との隔絶した実力に嫉妬を覚えたり、潤沢な魔法薬や国宝級の魔法道具を惜しげも無く使った攻略に驚いたりしながらも、順調にレベルを上げていく。また、迷宮都市で知り合ったカリナとは恋のライバルではあるものの、以前ポチとタマを救った経緯から信用され、勇者物語を好むなど嗜好が似ていることから親しくなる。
年末の王都が魔族たちの攻撃を受けたことを知ると、セーリュー伯の無事を確認するため部隊を連れて軍馬で王都へ駆けつけた。その後は迷宮都市へとんぼ返りする。
その後もカリナ達やナナの姉妹とは親しくしており、ヒカルの指導を受けて魔物の殲滅速度を上げるために風と相性の良い「雷魔法」を学んでいる。ブートキャンプでレベル40を突破、上級の風魔法まで使用可能となり、翼人のカイロスの指導で念願の「飛行(フライ)」の魔法も習得する。
リリオ
声 - 長野佑紀
クロスボウと短剣を使う領軍の弓兵で、ゼナの護衛兵。小柄で赤髪ショーカットの女性。
ジョンスミスとつきあっていたがしばらく前に分かれたため、黒髪で年下の少年という同じ特徴をしていたサトゥーにややキツく当たっていた時期がある。迷宮選抜隊に選出されセリビーラに向かう道中のレッセウ伯爵領にて元彼のジョンと再会し、死の危機から救われた。
迷宮都市ではゼナと共に訓練することになり、リザとナナから前衛の立ち回りを学び、斥候職の技能についてはサトゥーの紹介で「影牙」のポースから座学を、タマから実戦で手ほどきを受け、サトゥーからは短剣系必殺技「首狩り(ネック・チョッパー)」を教えてもらう。
イオナ
声 - 衣川里佳
領軍に所属する大剣使いの重装兵でゼナの護衛兵。男爵家の傍流に当たる家系の出身で、アルフェ准男爵の姪。上品な色っぽい美女。ゼナの恋路を応援しており、実家に伝わる豊胸法などを教えている。
迷宮選抜隊に選出されセリビーラに向かい、ゼナと共に訓練を受ける。リザとナナから前衛の立ち回りを学び、サトゥーから大剣系必殺技「昇牙(レイジング・ストラトス)」を教授してもらう。
ルウ
声 - 小若和郁那
領軍に所属する大柄な女性の盾使いでゼナの護衛兵。「挑発」スキル持ち。カノイナの町出身。ゼナ分隊では体力が一番。
迷宮選抜隊に選出されセリビーラに向かい、ゼナと共に訓練を受ける。イオナと共にリザとナナから前衛の立ち回りを学ぶ。
ソーン
マーサ
モーサ
ユニ
オーナ
声 - 末柄里恵
セーリュー伯爵の娘でパリオン神殿の巫女。レベル27で「神聖魔法:パリオン教」を使える。ゼナの母親が乳母をしていた。ゼナの弟に好意を抱いている模様。偶然西街で治療活動をしていたために「悪魔の迷宮」騒動に巻き込まれたが、無事脱出を果たす。
ボイド
声 - 関幸司
ザイクーオン神殿の神官。年齢は30歳前後。サトゥーからはデブ神官と呼ばれている。神が死に神聖魔法が使えないため金に困っている。ウースに提供して貰った獣娘たちを魔族と決めつけ、集めた市民を煽動して聖石と名付けた石ころを売りつけてぶつけさせていた。だがサトゥーやゼナに企みを暴かれ、ウースの体内から出てきた魔族の毒爪で腹を裂かれて死亡する。
ウース
声 - 浜田洋平
セーリュー市の下級市民。キツネ顔の小男。リザ、ポチ、タマの元主人。39歳。レベルは12で、「詐欺」「説得」「脅迫」スキル持ち。犯罪ギルド「ドブネズミ」所属。目玉魔族に憑依されており、ザイクーオンの神官と「ドブネズミ」メンバーを使い市民を煽動し、獣娘たちを魔族の配下だと称して只の石を市民に売りつけ暴行させた。サトゥーの活躍で企みがバレて糾弾され、魔族が体内を突き破って出現したために死亡する。
ジン・ベルトン
声 - 上田燿司
ベルトン子爵家の当主。33歳。レベル15で「火魔法」「炎魔法」「社交」スキル持ち。領軍で魔法使いの顧問をしている。悪魔の迷宮に囚われた際にサトゥーに救助され、魔族との対決でも活躍する。帰還後はサトゥーに恩を返すため、一時的に身元を引き受けた。
ソマル
声 - 狩野翔
無職の青年。レベル3でスキルは無い。亜人への差別意識が強く、「犬」と呼ばれていた頃のポチをいじめていた。悪魔の迷宮でポチに救助されたときも横柄な態度をとり続けていたが、魔物から助けられた際に改心し、脱出後はきちんと謝罪とお礼を告げている。
ユサラトーヤ・ボルエナン
声 - 山谷祥生
セーリュー市に店を構える何でも屋の店長。ボルエナン氏族出身のエルフ。280歳。レベル20で、「森魔法」「術理魔法」スキルを持つ。迷宮都市でエルフが多く命を落とした一件での生存者であり、トラザユーヤを追放した一族に反感を抱いて里を飛び出した。100年ほど前にはムーノ領内の山樹の里を訪問したことがある。ミーアを保護したミゼを匿い、故郷へ帰ることを決めたミーアの護衛をサトゥーに依頼する。
ナディ
声 - 佐藤聡美
何でも屋の従業員で20歳ぐらいの女性。レベル9。店長に種族を超えた好意を抱いている。サトゥーに借家探しを依頼されるが、ミーアの件で条件に合う家を見つける前にセーリュー市を出発することになったため、その代わり行商人(という設定)の彼に2頭立ての馬車を斡旋した。
デリオ
リーロ
ヘンス
カラナ
クハノウ伯爵領
クハノウ伯爵
声 - 楠大典
クハノウ伯爵家の当主。補佐官の企みをサトゥーから幻想の森の魔女経由で伝えられ、セダム市に駆けつけた。魔女や自身への恩を仇で返した補佐官を断罪しようとしたが、子供の前で殺さないでほしいとサトゥーに請われ、処分を奴隷落ちに留めた。サトゥーのことは「魔女の友」として信用しており、年末の王都で再会した時も友好的だった。
バーキンツ
声 - 興津和幸
クハノウ伯爵の部下。銀髪で長髪の男。セダム市の太守補佐官。レベル7。野心家の没落貴族。元々父がムーノ侯爵領の官僚だったがゼンの襲撃で流民となり、クハノウ伯爵に縁故採用された。
5年前の流行病で死にかけた家族を魔女の魔法薬で救われているが、その恩を忘れ、幻想の森の魔女とクハノウ伯爵との盟約を破らせ、自身が幻想の森の源泉を支配して小領主に成り上がろうと企んだ。しかしサトゥーによってその計画を阻止され、さらにクハノウ伯爵本人に事が露見したことで、知識奴隷に落された。
ドサン
声 - 小林康介
補佐官の手下。当初はセーリュー市の役人で、サトゥーたちが倒した蟻の魔核を横領しようと圧力をかけたが、サトゥーの交渉により失敗。その後は何らかの事情で解雇され、補佐官に拾われ彼の計画に協力する見返りに将来の守護補佐の地位を要求していた。領内各地で魔法薬保存用の瓶を徴発して回り、イネニマアナを襲って運んでいた魔法薬を破壊する。その後も妨害を繰り返したが、最終的に自分で壊した魔法薬分の補償を求められて多額の借金を負い、奴隷として鉱山に送られることになった。
レンマーリス
幻想の森
幻想の森の魔女
声 - 定岡小百合
幻想の森の源泉を支配する魔女。レベル37で217歳。所有スキルは「水魔法」「術理魔法」「瞑想」「錬成」「調合」「魔法道具製作」と魔女らしいものが揃っている。「古老雀(エルダー・スパロー)」という巨大な雀に乗って移動する。クハノウ伯爵との盟約で森に他者を侵入させない代わりに魔法薬を納めている。サトゥーから補佐官の企みを聞かされ、クハノウ伯爵へ事態を知らせた。
イネニマアナ
声 - 田中美海
「幻想の森の魔女」の弟子で、癖のある赤毛の女の子。サトゥーからは「イネちゃん」の愛称で呼ばれる。レベル6。土魔法を使う。「毛玉鳥(パフバード)」という幻獣を使い魔にしており、頭の上に帽子のようにして乗せている。納品予定の魔法薬の大部分を補佐官の策略で破棄されてしまい、その危機をサトゥーの協力で切り抜けた。サトゥーから貰った甘い魔法薬に感銘を受け、未来の短編では師匠から独立してからも彼の味を再現するため努力を続けている。
ムーノ男爵領
カリナ・ムーノ
声 - 川澄綾子
ムーノ男爵の次女。19歳。初心で不器用。お嬢様口調と金髪縦ロールの髪型が特徴の美女。サトゥーから“魔乳”と評されるほどの大きな胸の持ち主。初期レベルは2でスキルもなかったが「知性ある魔法道具」である“ラカ”を持ち、低レベルながら驚異的な身体能力を発揮する。父譲りの勇者ファンで、勇者の従者になるのが夢。貧乏暮らしが長かったため、生活態度と金銭感覚が庶民的。
魔族の姦計から父親や領地を救うため、巨人族の力を借りようと隠れ里へ向かう途中、空腹で森の中で倒れているところをサトゥーに救われた。人見知りが強いコミュ障で、特に異性を過剰に意識してしまう。サトゥーのことも警戒していたが、巨人族からムーノ侯爵のせいで差別を受けた時に親身になって励まし、魔族打倒にも尽力してくれた彼に好意を抱くようになる。ポチやタマとは波長が合うのか非常に仲が良く、「カリナ」と呼び捨てすることを許しており度々愚痴をもらしている。サトゥーに救われた共通点を持つゼナとは恋のライバルでもあるが、ポチやタマの恩人で嗜好も似ているため出会って間もなく意気投合している。
剣の才能がなく「刃筋を立てる」ことができないため、ラカの強化で怪力を発揮すると剣を壊してしまう。加えて深窓の令嬢なので、レベル8時点でも強化なしでは武器を振ることもままならないほど非力。メイスなどの鈍器の方に適性があるが、本人が嫌って迷宮都市では大剣などを使い続けている。サトゥーから伝授された大剣系必殺技「旋回斬(ウインドミル・ブレード)」を身につけたものの、武器を使うより格闘の方が明らかに強く、基本的にはラカに身体強化と防御を任せ、巨人の里への道中で得た「立体機動」スキルを併用した素手の格闘が最も得意。
ムーノ市での戦いを経てレベルも8まで上がる。魔族事件の顛末を記した父の書状を王都へ届ける役目を帯びて実家を発ち、グルリアン市と公都ではサトゥー一行と行動を共にした。グルリアン市での短角魔族戦では果敢に先陣を切り、その活躍で「オーユゴック公爵領蒼炎勲章」を与えられた。任務を終えた後はニナの援護で父を説得し、強くなるため迷宮都市へやってくる。身体強化により、木剣で校舎の一部を破壊してしまったため、貴族子弟向けの探索者講義は1日で退学になりポチやタマと一緒に貴族子弟達とは別で修行に励む。迷宮都市から王都へ向かう当日、ゼナとサトゥーの仲睦まじさへの焦りからか、彼に結婚をかけた決闘を申し込むも敗北する。
以降もまだ恋を諦めておらず、年始の行事が落ち着いた後でサトゥー一行やアディーン達と共に迷宮都市に戻り、観光副大臣として国外へ旅立つサトゥーを頬へのキスで見送った。ブートキャンプでレベル40を突破している。
ラカ
声 - 髙階俊嗣
カリナの身に着けているペンダント型の【知性ある魔法道具(インテリジェンス・アイテム)】」。一人称は「我」で、渋い男性の声で話す。王祖ヤマトの伝承では「無敵甲冑」の名で登場している伝説の秘宝。何代か前の所有者には「マスティール」と呼ばれており、真祖バンとも面識がある。ヒカルによると、フルー帝国時代の動甲冑を制御していた魔導AIパーツのカスタムメイド品らしい。
「魔族看破」「悪意看破」「強者看破」「超強化付与」「苦痛耐性付与」などのスキルを持ち、持ち主の緊急時には青い光の結界を張って防御する。「超強化」状態は「身体強化」「意気高揚」「加速」「魔力障壁」などの支援効果を発揮することで総合的にプラス15レベル程度の補正がかかり、障壁はサトゥー以外には破壊されたことがないほど強固。
ムーノ城の隠し部屋に安置されているのを偶然カリナが見つけた。ムーノ領の執政官が魔族であることを見抜き、カリナとサトゥーの出会いのきっかけを作った。
ラカ
声 - 髙階俊嗣
カリナの身に着けているペンダント型の【知性ある魔法道具(インテリジェンス・アイテム)】」。一人称は「我」で、渋い男性の声で話す。王祖ヤマトの伝承では「無敵甲冑」の名で登場している伝説の秘宝。何代か前の所有者には「マスティール」と呼ばれており、真祖バンとも面識がある。ヒカルによると、フルー帝国時代の動甲冑を制御していた魔導AIパーツのカスタムメイド品らしい。
「魔族看破」「悪意看破」「強者看破」「超強化付与」「苦痛耐性付与」などのスキルを持ち、持ち主の緊急時には青い光の結界を張って防御する。「超強化」状態は「身体強化」「意気高揚」「加速」「魔力障壁」などの支援効果を発揮することで総合的にプラス15レベル程度の補正がかかり、障壁はサトゥー以外には破壊されたことがないほど強固。
ムーノ城の隠し部屋に安置されているのを偶然カリナが見つけた。ムーノ領の執政官が魔族であることを見抜き、カリナとサトゥーの出会いのきっかけを作った。
レオン・ムーノ
現ムーノ男爵。オーユゴック公爵家の傍系の出身で、現シーメン子爵の兄弟とはハトコ。黒髪で小太りの中年男で、貴族とは思えないほどにお人好し。亜人や人族の区別なく接する良い人でタマとポチを孫のように可愛がっている。公都では無類の勇者好きとして名が知られており、公都に居た頃は勇者研究の第一人者として有名だった。
かつては公都在住で、家名も元はドナーノ準男爵だった。後継者の潰えたムーノ領の領主に指名され、それまでの候補者とは違って死ぬことはなかったものの、ゼンが残した呪詛核のせいで都市核との契約が行えずにいたため称号に「領主」がない。そのため領主としては爵位が低いが、名目上は伯爵相当の権力を持っている。
偽執政官の精神魔法にかけられて自領の危機に気づけずにいたが、サトゥーの協力もあって都市核との契約を行ったことで真に「領主」の資格を取得し、魔族がムーノ市街に向けて放った魔砲の発動を防いでみせた。その後サトゥーの活躍を讃えてサトゥーを自領の名誉士爵に取り立てる。正式に領主になっても善人さは変わらず、自分が困るのも顧みず、サトゥーの栄達を第一に考えて引き抜きを認めることも考慮するほどのお人好しぶりを見せる。
その年の王国会議で伯爵への陞爵が内定し、晴れて「真の領主」に就けることになり、年始の「大謁見の儀」で正式に伯爵に陞爵した。
オリオン・ムーノ
ニナ・ロットル
ハウト
ピナ
エリーナ
ゾトル
森巨人の里
石鎚
編み髭
ボルエハルト自治領
ドハル
ボルエハルト自治領の領主。ミスリル関連の施設を統括する老ドワーフ。「憎めない老人」の一人。シガ王国でも有名な鍛冶職人だが、頑固で厳しく見極めた相手にしか武器を作らないことで知られている。そのため真印まで刻むことは極めて稀。かつては賢者トラザユーヤの従者をしていた。
レベル51の猛者で呪われた戦斧が武器。能力を制限していたとはいえ近接戦闘でサトゥーを追い詰めるほどの強者で、徹夜で鍛冶仕事をした後に作品の出来を確認するため打ち合いを休み無く演じるなど、老人とは思えないような体力の持ち主。
鍛冶場を訪問したサトゥーにいきなり剣を鍛えるよう要求し、すぐにミスリルインゴットの不備を見抜いた彼の鍛冶の腕を認める。サトゥーに相槌を打たせて作った生涯最高の魔剣に真印を刻み、「妖精剣トラザユーヤ」と名付けて彼に与えた。サトゥーの技術を後継者にと考えるほど見込んでおり、種族の違いも忘れてジョジョリに婿入りしてほしいとさえ思っている。
ドリアル
ザウジル
オーユゴック公爵領
テニオン神殿
セーラ
テニオン神殿の巫女。オーユゴック公爵の孫娘だが出家した為家名は捨てている。15歳。萌黄色の瞳にプラチナブロンドの髪の美少女。シガ王国人としては鼻が低めで、年齢の割に胸が大きく、Dカップ目前のCカップ。レベル30。「神聖魔法:テニオン教」「神託」「瞑想」「悪意感知」のスキルを持つ。家族からも「貴族に向いていない」と言われるほど優しい性格だが、激情家としての側面も持つ。
優秀すぎる姉のリーングランデに対して劣等感を抱き続けていたこともあって、若干の隔意がある。魔王の復活に際して命を落とす神託が降されており、残りわずかな人生で魔族に狙われたムーノ領を慰問に訪れたときにサトゥーと知り合う。グルリアン市で再会したときに自分を励まし力になってくれたサトゥーに好意を抱くようになり、彼に目をかけるようになった姉に焼き餅を焼いたりしている。
公都からの急報でグルリアン市から呼び戻されて神殿に匿われていたが、「自由の翼」に空間魔法で誘拐され「黄金の猪王」を憑依させられてしまう。魔王が復活するときに体内から引き裂かれ死亡したが、サトゥーの尽力で蘇生が間に合った。衰弱が回復してからは炊き出しなどに参加しているが、野心家のシャロリック王子に言い寄られたため一時的に神殿内で保護されていた。
その後、王都にてサトゥーと再会する。
リリー
テニオン神殿のユ・テニオン巫女長でセーラの師匠に当たる人物。前回召喚された勇者の仲間として活躍した過去を持ち、聖女として名が知られている。神殿内部の聖域の効果で「80歳」という年齢には不釣り合いな程容姿と声が若いが、高齢である事に変わりなく聖域から出るのもままならない程弱っている。「神託」に加え、神聖魔法系スキルを持ち祈願魔法の行使が可能。さらに「人物鑑定」「危機察知」スキルを持つ。
ナナシの協力で魔王に殺されたセーラを「蘇生の秘宝」で蘇生させた。神託スキルによるものか、サトゥーとナナシが同一人物かもしれないと何となく察している。サトゥーが差し入れたコンソメスープのおかげで体調が改善しており、そのお礼にサトゥー一行の洗礼を引き受けた。セーラがサトゥーを慕っていることを知り、からかいながらもその恋を応援している。
ケオン・ボビーノ
貴族
オーユゴック公爵
ティスラード・オーユゴック
イパーサ・ロイド
トルマ・シーメン
現シーメン子爵の弟でオーユゴック公爵の甥かつレオン・ムーノのハトコ。平民女性と駆け落ちしていたが、娘が神託のギフトを持っていたため勘当が解かれ、公都に帰郷する途中で賊に襲われ捕らわれていたところをサトゥーに救われた。
空気が読めず図々しいが、意外に義理堅い善人でもある。当初は妻を心配したとはいえ心無い発言でポチやタマを傷付けたためサトゥーからオッサン呼ばわりされていたが、貴族子弟の無法から助けた件で最終的に和解して友人になっている。社交的な性格から王国貴族の派閥や人間関係・趣味嗜好等に関して詳しく、彼の知識は「トルマメモ」としてサトゥーに記録され、活用されている。カリナ達が迷宮都市に向かうときには、公都から王都への飛空挺の便を手配している。
ホーサリス・シーメン
現シーメン子爵。巻物工房を経営している。ワシ鼻に眉間の皺、整った口ひげにオールバックの金髪、強い意志を感じさせる瞳で、教師のような印象を与える。34歳だが年齢より年上に見える。酒好きだが下戸。巻物の売買に関連して各地を飛び回っており、迷宮方面軍のトップであるエルタール将軍とも仲が良い。
ムーノ男爵領の一件やグルリアン市や公都での下級魔族討伐でサトゥーとその仲間たちの戦闘能力を高く評価している。またサトゥーに関しては料理人としても評価しており、料理人としての腕を謙遜するサトゥーを「奇跡の料理人の料理は同じ重さの金にも匹敵する」と叱った。更に「花火」を筆頭に様々な魔術を開発するサトゥーを魔術に精通する者と評価している。迷宮都市で再会した際も色々とサトゥーを気にかけて迷宮都市での人脈作りや使用人雇用を助けた。
ロイド候
ホーエン伯
カーク・エムリン
エムリン子爵家当主。家臣を気遣うなど優しい性格。代々果樹園を経営していたが、近年は貿易に力を入れている。方々で出資を募って編成した7艦からなるジートベルト男爵率いる貿易船団が海龍諸島で「栄光の歌い手」号のみを残して壊滅してしまう。財政難に立たされ、起死回生の策で家畜の飼料(Web版では漬物)としてしか使えない「ルルの実」の活用法をサトゥーに依頼、見事に高級食材としての価値を生み出した彼に恩義を感じ、ムーノ領へルルの実の栽培環境を整える手助けをした。他の貴族と同じくサトゥーを自分の一門に引き入れたがっている。後にスウトアンデル市の太守に就任し、海龍諸島で失ったと思われていた資産をサトゥーの善意で返却してもらった。
リナ・エムリン
ミューズ・ラゴック
ポロロ・ポトン
市民
キキヌ
ユーカム
シリルトーア・ボルエナン
ナタリナ
アシカ人族の姉妹
コン
ケナ
その他
カジロ
サガ帝国出身の侍。レベル39の大太刀使い。金髪のイタリア風な顔立ちで、高身長かつ筋肉質。父祖スィマァーズから受け継ぐ元祖ジィ・ゲイン流という剣術を修めている。島津や示現流との関係は不明。
公都の武術大会に出場していたが、2次予選でタンに敗北した際に大太刀を折られてしまう。武器の修復を待つ間、路銀を稼ぐためにポチやタマに戦い方の基礎を教えたことがあり、2人からは師匠と慕われている。その後、迷宮都市での修行中に左膝下を魔物に食われて欠損してしまい、傘張りの内職で生計を立てていたが、ペンドラゴン邸で護衛として雇われることになる。しばらくしてサトゥーがエルフに教えられた上級魔法薬をもらって欠損を治し、必ず大陸に名を轟かせるような武芸者になることを誓った。以降はリハビリを兼ねて「麗しの翼」の特訓に同行したり、貴族子弟向けの探索者講義を任されたりしている。迷宮都市でのブートキャンプによってレベル50弱まで成長している。
アヤゥメ
ジラゥ
ガ・ホウ
迷宮都市セリビーラ
貴族
レーテル・アシネン
レイリー・アシネン
ゲリッツ・アシネン
ソーケル・ボナム
迷宮都市の太守代理。利に聡いと言われるボナム伯爵家の出身。見た目は20歳くらいで耽美系の美貌の青年。色々と問題がある人物で、短慮で情緒不安定で尊大な小物。監視役のポプテマが苦手。
門閥貴族の子弟だが王都で公職が得られず、ポプテマ相談役に誘われて迷宮都市に流れてきた。迷宮都市に来た当初は単なる太守の愛人だったが、太守の娘に病を緩和する鬼喰薬を提供して取り入った。子煩悩な太守と太守夫人に気に入られ太守の留守を任せられているが、職務をほったらかして昼間から娼館に通うような大職には不釣り合いな無能。愛人の家から迷宮都市外へ通じる地下トンネルを作り、タルトゥミナで行われていた違法薬物の密輸にも一枚噛んでいた。
第3王子の失脚に関わったサトゥーを勝手に逆恨みし、罠に嵌めて罪人にしようと画策し、禁止薬物や迷賊を利用したがことごとく失敗。最終的に太守の子を暗殺しようとしたために見限られ、違法薬物密造が発覚したことで捕縛、王都の情勢が安定するまでの間は幽閉されることになった。捕縛後、情緒不安定の原因の一端が魔人薬の副産物による薬物中毒にあることが判明している。
ポプテマ
迷宮都市の相談役で、太守の懐刀。ボブテマ伯爵家前当主。語尾はザマス。変な髪型の男性。衣服だけでなくアクセサリーや小物、化粧に至るまで緑色の色合いの品で統一していることから、通称は「緑貴族」。アシネン侯爵家の諜報機関の一員で、かつては王都の王侯貴族の暗部で活躍していた。
実は魔族に攫われて精神魔法の洗脳を受けており、自分が緑の上級魔族の「擬体」であると思い込まされていた。迷宮都市を魔王再臨に必要な瘴気で満たすために画策していたが悉くサトゥーに邪魔されたため、探索者ギルドに捕らえられている迷賊達に接触して「短角」と「長角」を渡し、残りをプニ玉に吸収させる。その際に中級魔族化したルダマンに胴体を切断されたショックで人格が戻り、瀕死のままプニ玉に吸収されたことで事件後は辛うじて生きたまま回収された。事後処理の間は都市核の力で延命されており、散々迷惑をかけたサトゥーに謝罪して自らの私財を贖罪のために使って欲しいと託す。太守達からはその能力を惜しまれたため、後に太守夫人がオークションで大金で落札したエリクサーによって健康な状態に戻る。
ポプテマの不在による影響は大きく、迷宮都市に犯罪者の侵入を許す事態を招いている。
デュケリ準男爵
永代貴族の准男爵。太守の懐刀。迷宮都市の魔法薬やマジックアイテムの利権を牛耳っており、爵位は低いが権勢が盛ん。針金のように細身の老紳士。シガ王国の貴族にしては珍しく側室や愛人がおらず、子供とかなり年が離れている。
魔法薬が高くて買えないと探索者から嫌われており、悪い噂ばかり流れているが、迷宮都市での魔法薬の価格を調整しているのは錬金術師たちが廃業しないように配慮したためで、迷宮都市の魔剣やミスリル剣の価格を上げさせるのは他国に流れて国力を低下させないためであるなど単なる守銭奴というわけでもないらしい。娘のメリーアンをサトゥーが2度助けた礼として晩餐に招待し、砂塵迷宮産の珍しい巻物を2つ与えた。ゴブリン病の対策になる野菜ジュース製造用のミキサーや迷宮都市周辺に自生するペリアを使った比較的安価に人間でも作れる下級魔法薬のレシピがサトゥーによってもたらされたことに感謝している。
メリーアン・デュケリ
モッフォ男爵
ルラム・トケ
迷宮方面軍
アルエトン・エルタール
迷宮方面軍の将軍。迷宮都市における軍のトップであり、太守夫人に対等の立場で物が言える数少ない人物。筋骨隆々で、いかにも名門貴族出身といった感じの傲岸不遜を絵に描いたような鷲鼻の中年男性だが、見た目に反して砕けた性格。実家はビスタール公爵家で、名誉伯爵の地位を預かっている。
レベル41。「魔刃」を使えるほどの武人で格闘技も使える。武人以外を軽視する傾向にあるらしい。愛剣は真印なしだがドハル老師が鍛えたミスリル剣。サトゥーが作ったとは知らないがサトゥー作の魔剣アカツキの美しさ、魔力の流しやすさを評価し絶賛した。
ホーサリス・シーメン子爵と仲が良く、迷宮都市を訪れた彼にサトゥーを紹介され、「シガ王国の未来を担う逸材だ」と戦闘能力、魔法開発、そして料理や人柄により公爵領の派閥対立を軟化させたと様々な点を褒め称えたことでサトゥーに好印象を持ちその後もサトゥーを助けている。サトゥーの飲み友達でもあり、甘いワインを好み、好物のカマンベール風チーズをサトゥーが理解してくれたことを喜んでいる。
キンクリ
探索者ギルド
ゾナ(リリアン)
探索者ギルド長。迷宮資源大臣を兼任し、名誉伯爵相当の権力を持つ。二つ名は「紅蓮鬼」。矍鑠とした87歳の老婆。なかなかぶっ飛んだ人のようで、部屋に入ったサトゥーにいきなり杖で襲い掛かるなど稚気に富んだ人物。ドハル老を爺呼ばわり、エルタール将軍を小僧呼ばわりする。AR表示ではゾナとなっているが、セーアにはリリアンと呼ばれている。戦闘狂だが、サトゥー曰くドハル老と同じく「憎めない老人」カテゴリーに属する。冷酷な面もあるが正義感が強く信用できる人物。魔人薬が嫌い。
レベル52の魔法使い。炎と光の魔法スキル持ちで、リザの槍を凌ぐほどの杖術の達人でもある。佇まいや帯剣したドハル老の剣から、サトゥーの力をある程度まで見抜いていた。
飲兵衛で有名で、迷宮都市でのサトゥーの飲み友達2人目。ツマミは迷宮蛙(メイズ・フロッグ)の軟骨が好物。シーメン子爵がサトゥーの功績を語って根回ししていたこともあって初回の迷宮攻略で大量の魔核を得たチーム「ペンドラゴン」を買っており、下級魔族を無傷で討伐したサトゥー一行の強さを認めミスリル証を押し付けようと画策していたが、議会からの反対で赤鉄証しか与えられなかったことを残念がっている。サトゥーの不正を証拠もなく疑い貴族である彼を侮辱したソーケルの愛人を、ギルド職員から即刻懲戒免職にした。「クロ」としてのサトゥーとも関係があり、彼から魔人薬の栽培場所や魔族の企みに関する情報を教えられている。また、サトゥーが迷宮都市に来てからわずかな期間で行った様々な功績を高く評価し、彼が構想した初級探索者講習も気を利かせて国から予算を貰って講師まで手配し仕事の全てを引き受けている。
セベルケーア・ブライナン
イルナ
20代前半の筋肉質でスレンダーな女性探索者。レベル8。探索者パーティー「麗しの翼」のリーダーで美人ではないが愛嬌がある顔立ち。男口調。雇った運搬人を身を呈してかばうなど悪い人ではない。
ベッソたちと一緒に依頼を受けていた際に、迷宮内で蟻の連鎖暴走(トレイン)事件を起こしたベッソに巻き込まれてしまう。丁度サトゥー一行の迷宮デビューの日であったため助けられたが、連帯責任でその事件の罰金を負うことになり、利子の返済にも苦しんでいる。サトゥー一行の新人研修を担当した。その後奴隷落ち寸前まで追い詰められていたが、養護院で探索者を目指す元浮浪児のために講習会の講師になることを条件にサトゥーに借金を肩代わりしてもらった。その後、探索者学校の教師を任されることになり、カジロたちからの特訓でレベル20を突破した。その後、自分たちと同じ境遇の「逃げ矢」を講師として推薦する。迷宮都市でのブートキャンプによってレベル30を突破した。
ジェナ
ドゾン
ジェリル・モサッド
「紅の貴公子」の二つ名を持つ赤鉄証の探索者。準男爵の爵位を持つ、ビスタール公爵の寄子。レベル45の魔法剣士で、片手剣と盾、火魔法を得意とし、魔刃も使えるほか、斬撃系必殺技「斬魔旋剣(エビル・スラッシャー)」、片手剣系必殺技「貫魔穿剣(エビル・ピアッサー)」なども習得している。優男風だが胸板は分厚く腕は太い。レベル30〜40ばかりの多数の赤鉄証の探索者を含むパーティー「赤竜の咆哮」の団長で、シガ八剣入りが噂されるほどの剣豪。朗読の才能があり、語りがうまい。勇者ハヤトとも知り合いで、彼からサトゥーの話を聞いていた。
剣マニアで、ザウジルが鍛えた赤鞘のミスリル合金製魔剣を所有する。「区画の主」の「翁硬甲虫(エルダー・ハード・ビートル)」との戦いで自慢の剣が折れてしまったため、サトゥーに第三世代型の試作品の魔剣を借りる。中層の「階層の主」である「氷雪蔦帝(アイス・アイビー・エンペラー)」討伐に挑み、途中暴走した相手に後衛が襲われたのをクロに助けられたことを除けばほぼ自分達の独力で討伐を達成、戦利品として氷の魔剣「氷樹の牙」や「毒耐性」「光魔法」「魔刃」の祝福の宝珠などを獲得する。
王都へ向かう飛空艇で発生した第1公子派の反乱では、帯剣していない状態で触手の怪物と交戦し、負傷しながらも公爵一家を守り抜いた。ビスタール公爵の夜会前に起きた暗殺未遂事件では、現役のシガ八剣の2人と共に暗殺者と戦った。
ビスタール公爵領の内戦鎮圧後、新たなシガ八剣に就任した。
ザリゴン
「業火の牙」のリーダー。野生的なイケメンでレベル39。アリサからは名前を捩って影で「ザコリン」呼びされるが、魔刃を使えるトップクラスの探索者。口が悪く脳筋で、初対面のサトゥーに対してもコイツ呼ばわりで粗暴だったが、悪人ではなく重症の運搬人も見捨てるようなことはしなかった。ミーティアに頬を赤らめていたことから、おそらくロリコン。
ジェリルと張り合って、格上の「区画の主」である「招雷牡鹿(ライトニング・エルダー・スタッグ)」に挑んだが、戦闘中にタヘレが連れてきたバジリスクの石化を右腕・右足に受け、右足は膝から下が砕けて失うという重症を負い撤退を余儀なくされる。近くにいたサトゥーから「1つ貸し」ということで万能薬と上級回復薬を譲られ、そのおかげで傷は完治したものの、体力と魔力が減った状態で治療された代償で、かなり消耗したまま迷宮を脱出することになった。
ベッソ
レベル13。利己的な性格のゲス野郎。パーティのリーダー。2人の運搬用の奴隷がいるが扱いが悪く、他の探索者からは好かれていない。危険だが儲かる仕事を受けては失敗して連鎖暴走を起こす問題児で、なおかつ反省しないため常習的に同様の事故を繰り返す。
サトゥー一行の迷宮デビュー初日に「麗しの翼」と一緒に依頼を受けて蟻の住処を攻めていたが、彼女たちに無断で蟻蜜を採取したせいで迷宮蟻(メイズ・アント)の連鎖暴走事件を引き起こした。「麗しの翼」を囮に逃げ延びたが、軍の駐屯所に魔物を連れてきた罪で罰金を負ったため、依頼を受けたメンバー全員に連帯責任をかぶせて自分の負担を軽くした。後日借金返済に追われて、魔誘香の原料になる「魅油涎」を欲して他のパーティーを唆し、魔物の誘導に失敗して起こした迷宮油虫(メイズ・コックローチ)の連鎖暴走を同行者たちに押し付けて逃走する。その際、仲間を見捨ててタヘレと逃げ、新人だった2人の仲間が死んだ。「区画の主」の部屋の宝箱で一儲けして一気に借金を返そうと企み、2度の悪行で地に落ちた評判を知らない運搬人の孤児を利用し、魔誘香を使って起こした3度目の魔物暴走を「業火の牙」に押し付け、留守になった区画の主の部屋から最後の仲間まで見捨てて魔剣を回収する。しかし、剣に刻んであった「不幸」と「悪縁」のルーンのためにバシリスクに襲われてしまい、石化したまま捕食されるという悲惨な最期を遂げることになった。
タヘレ
ジェジェ
ジーナ・ダリル
コシン
ウササ、ラビビ、トカカ、ギケケ、ガウガル、クベア
迷賊
迷賊王ルダマン
懸賞金金貨100枚がかかっている迷賊。魔人薬で変貌した顔半分を覆う仮面が特徴で、武器は魔戦斧。「身体強化」「捨て身」スキル持ち。親は山賊で、迷宮都市で裏仕事をしていたことがある。迷賊のリーダーをやっているだけあって冷静な判断力を持つ。
ソーケルの手引きで迷宮探索中のミーティア王女達を襲い、魔人薬の服用で高まった身体能力で護衛のラヴナを圧倒するが、駆けつけたチーム「ペンドラゴン」に妨害され、サトゥーに負けて捕縛される。獄中では極刑ではなくムラサキ送りを希望して、誘拐した貴族令嬢を含む女性探索者を使って魔人薬の原料を栽培していること、栽培の黒幕が恐らく魔族であったことの情報提供する。これにより罪が減じられ、石打ちの後にムラサキ入りを打診という処分が下る予定だった。
その後、獄中でポプテマに「長角」を与えられ、意識を保ったままレベル44の中級魔族に変化。AR表示で種族は「魔族」「魔人」と二重表示になっている。長身のエルタール将軍の2倍の大きさで、黒い昆虫のような外骨格はミスリル剣でも傷つけるのが難しいほどに硬く、頭の部分には角のようなものがついて、枝分かれして攻撃できる短い尻尾が生えた。語尾も普通で流暢に喋れるが、魔族になってからキンキンとした迫力の欠ける声質になった。外骨格を外せるらしく、中の顔形は人族風だが黒に近い暗赤色の肌をしている。右腕を斧の形に変形するなど器用で、黒い障壁のようなもので魔法を防ぐ。エルタール将軍をいたぶっていたが、サトゥーの魔刃を帯びた妖精剣で装甲を脆くされ、両腕を封じられたところでエルタールの魔刃を帯びたミスリル剣で首を切断され倒された。
だが、生首がプニ玉に取り込まれたことで、体が酸でできた体長15mのヒトガタをしたレベル50の中級魔族として復活。知性や理性は失われ、喋ることはできず奇声をあげるだけとなった。動きはノロいが体が大きいため実際の移動速度は速い。サトゥーを執拗に追いかけるも、ギルド長の上級魔法「火炎地獄」で体力が1割まで減らされ原形をとどめていない瀕死状態になり、サトゥーがクロの服や姿をした関節可動マネキンを操ってトドメを刺された。
魔戦士カース
その他
レリリル
賢者トラザユーヤが迷宮都市に残した「蔦の館」の番人を務める家妖精(ブラウニー)。外見は6~7歳の童女に見えるが、実年齢は60歳。黒に近い緑の髪の短いポニーテール。レベル20で、探知系スキルと隠形系の種族特性、「精霊魔法:家魔法」スキルを持つ。ボルエナンの里に住むギリルの孫。人族を蔑視している傾向があり、口が悪い。煽てに弱く調子に乗りやすい。
サトゥーを貶しているので珍しくルルが喧嘩腰になっているが、アリサとは妙に馬が合う。だが、下町の火災事件の際、サトゥーの機材操作の見事さ、錬金術の異常な速度を目の当たりにして尊敬の念を抱く。それ以後、「サトゥー様」と様を付けて呼び敬語で話すようになり、有能な助手として研究開発や迷賊被害者のケアに協力している。
ミテルナ
凛とした表情とピンと伸びた背筋から生真面目さを感じさせる。美人と言えなくもないが、プロポーションはとてもスレンダー。26歳。レベル9。王都の王立学院を卒業しており、「礼儀作法」「奉仕」「交渉」「教育」のスキルを持つ。未亡人。シーメン子爵家の家臣の一族出身。
夫の死後はさる準男爵家でメイド長をしていたが、主のセクハラを拒否したところ解雇された過去がある。その後、ホーサリスからサトゥーに紹介され、迷宮都市のペンドラゴンの屋敷でメイド長として招き入れられた。サトゥーの規格外の財力で水仕事や調理が魔法道具で行われることに驚嘆しており、特に非力な自分には辛いお風呂用の湯沸かしと水汲みが必要ないことには感激していた。
彼女なりに使用人としてのポリシーがあるらしく自分の名前を呼び捨てにさせる、サトゥー一行の敬称、敬語を徹底し、メイドにもそれを徹底させるなどきっちりした人。またサトゥーが保護した子供達のメイドとしての教育を買って出るなど節々に彼女の有能さが垣間見える。
スコピ
バン・ヘルシング
迷宮下層の「常夜城」に住む吸血鬼の真祖。ヘルシング伯爵家の開祖。ワカメのように縮れた天然パーマの青年で、顔立ちはフランス系白人。レベル69。迷宮の外では「深淵血王」と呼ばれている。
転生者で、ユニークスキルに「一心不乱(コンセントレイション)」を持つ。シガ国語では「である」語尾が特徴だが、日本語で話すときは関西弁っぽいアクセントになる。種族固有能力に加え、「陽光耐性」スキルがあるため「陽光の下を歩む者(デイ・ウォーカー)」の称号を持つ。闇魔法と水魔法を複合した血流魔法(ブラッド・マジック)の使い手であり、300年かけて血流魔法による呪印を利用した刀鍛冶を習得している。
日に3度ほど血を一滴垂らしたワインを一杯飲むのが趣味で、格安ワイン「レッセウの血潮」を愛飲している。トマトも好物。将棋も好きだが、下手の横好き。友人のムクロのために、下層の「階層の主」を定期的に狩っているため多くの財宝を所有している。
常夜城では嫁である8人の上級吸血鬼や、奴隷を含む17人の人間と暮らしている。長生きしすぎて暇なので、城の壁の修繕や慈善事業の人命救助で暇を潰している。迷宮村の市で購入した奴隷達を使用人とするが、自由意志は奪わず月10mlの血液提供以外に無体を働くことはなく、吸血姫達の暇つぶしを兼ねて教養と技術を与え、さらに5年から10年で希望者には資金を渡して開放している。
探索中に重傷を負ったゼナを救助したことでクロと縁ができた。ピザ用トマトソースを確保するため、トマトの原産地であるプタの街へ眷属を派遣する。
セメリー
常夜城に住む上級吸血鬼。黒髪の艶めかしい美女。170歳。ネーミングセンスが微妙。怪力で大剣を片手で軽々振り回す。ただ太刀筋は洗練されているものの、老獪さが足りず表情が豊かすぎるのが弱点。吸血鬼化した騎虫の禍鋼大蠍(ルイン・スコーピオン)、体高6mのティラノサウルス風の古陸獣「ティラノン」、遊歩触手(プレイ・ローパー)の「ロッパ」を従える。「ちょっとグレる時期」らしく、よくバンへ勝負を挑んでくる。ユイカ1号とは友人で、恋愛相談に乗ってもらうこともある。
常夜城を訪問していたクロとの勝負に敗れ、彼に迷宮下層の名所を案内する役目を負うことになる。クロを下層の転生者たちへ紹介し、その時に邪竜一家とお揃いの純金アクセサリーをプレゼントされる。
ヨロイ
ムクロ
迷宮下層に住むレベル72の「骸の王(キングマミー)」。元人間のミイラ。転生者で、本名は「テツオ」。ユニークスキルは2つで、土塊から放射性物質を除いたあらゆる鉱石を作り出す「金属創造(メタル・メーカー)」と「夢幻工場(ドリーム・ファクトリー)」。妻はセリビーラの迷宮の「迷宮の主」だが、200年以上会っていない。迷宮下層では博物館を作っており、趣味で大量の兵器を自作している。
3000年ほど前に小国の王子として転生し、ユニークスキルと軍事知識を駆使して大陸の西部に一大帝国を築く。しかし情報と流通を安定させるために電波塔と鉄道網を作ったことが神の逆鱗に触れてしまい、天変地異のバーゲンセールによって国に大打撃を受け、帝国は分裂し神託で元凶と名指しされ暗殺されてしまう。儀式で「骸の王」になってからも「神の使徒」に狙われ続けたが、核兵器を大量製造して人類全てを人質に取り、迷宮の奥深くへ隠棲することを条件に停戦した過去を持つ。同じ神嫌いとして狗頭と愚痴を言い合うこともあったらしいが、相手の狂信者ぶりから完全には相入れなかった。
セメリーに案内されてきたクロへ、成竜の鱗・世界樹の枝葉・「賢者の石」との交換で、アリサの「魂の器」を保護するための神器「魂殻花環」を与えた。
ユイカ
「小鬼人族(ゴブリン)」として生まれた転生者。サトゥー曰く「ルルほどではないが、アリサやミーアにも匹敵するほどの美形」。細く華奢で、起伏に乏しい体型。迷宮の外では「小鬼姫」と呼ばれる存在。かなりの高齢で、ムクロとバンの中間ぐらいの年齢。全盛期はレベル99に至ったが、「心身代謝」の副作用でレベルが半分ほどまで低下している。
ユニークスキルは全15種類と圧倒的で、「入口として設定された場所から」「定められた手順で」「条件を満たした者」だけが通ることができる、神々の力ですらはねのける最強の結界を国一つ分程度の規模で構築する「箱庭創造(クリエイト・マイ・ガーデン)」、魔力の効率化を行う「魔力循環(マナ・ループ)」、魔力の供給を行う「魔力井戸(マナ・スプリング)」、魔法の連射を支える「無限連鎖(インフィニット・チェイン)」、硬い魔力の壁で攻撃を阻む「自動防御(ガーディアン)」、岩をも砕く威力の拳を繰り出せるよう身体強化する「豪腕無双(バーサーク・グラップラー)」、いかなる隠蔽さえ見抜き非表示の称号を確認する「神破照身(デバイン・サイト)」、レベルの3割を代償に新しい自分を生み出して代替わりする「心身代謝(ソウル・リフレッシュ)」などを持つ。耐えきれないほど辛いことがあれば、「心身代謝」で古い人格と記憶を捨てているため現状で3つの人格を宿しており、人格ごとにユニークスキル以外のスキル構成も変わり、表示される称号も入れ替わる。古い人格は背後霊のような存在となるため、主人格が眠るか気絶して憑依しない限り、傍観することしかできない。
称号として「小鬼姫」「ゴブリンの魔王」「真の勇者」「ヒトの限界に届きし者」「小鬼人族最後の子」などを持つ。初代勇者と戦った「ゴブリンの魔王」とは別人だが、召喚勇者達に間違われ続けた結果同一の称号を獲得し、さらには自分に挑んできた魔王も倒したことで勇者になっている。
ユイカ1号
エチゴヤ商会
エルテリーナ・ロンドンベール
貴族出身の元探索者。20歳くらいの金髪の女性で、派手な顔立ちのビジネスの世界で映えるタイプの理知的な美人。父は男爵で祖父は軍閥に影響のあるケルテン侯爵。自分が逃げることよりも他の者を助けることを優先する心優しい性格。魔法スキルは持っていない。クロに好意を寄せており様付けで呼ぶ。胆力があり、博識で、指示が上手く、人を見る確かな目を持つ。
迷賊に囚われていたが、クロが迷賊を一掃した時に救助され、人に指示するのが上手いことから元虜囚の世話役の1人に選ばれる。その後は事件のトラウマから探索者を廃業し、「蔦の館」で一時保護される。貴族籍の娘が迷賊に捉えられていたのは外聞が悪いと言うことで解放するタイミングを計っていたが、祖父に魔人薬に関する嫌疑がかけられたことを機に王都での商業拠点確保の名目で迷宮都市を発つ。王都の貴族関係に深い見識を持つことから、祖父の冤罪が晴らされたあと新設されたエチゴヤ商会で支配人に指名された。
大晦日の王都が「赤縄の魔物」の脅威に晒された時は、レベルは高いが実戦経験の少ない幹部娘を指揮し、安全な場所から攻撃することで力を十全に発揮する作戦を立てる。
ティファリーザ
肩で切りそろえられている銀髪の怜悧な美人。ルルには及ばないまでも目を引くほどの美貌を持つ。「紋章学」と「命名」スキル持ちで、パワーレベリングで20レベルになった時に「宝物庫」スキルを習得する。
継母から虐待されて育ち、レッセウ伯爵の書記官として働いていたとき、伯爵のセクハラを拒絶したために反逆印という烙印を押されて犯罪奴隷に落とされたという過酷な経歴の持ち主。当時の主人が起こした迷宮都市下町の火災事故で全身の大半が炭化寸前という重症を負い烙印の副作用で魔法薬での治療が困難だったが、賢者の装置と下級エリクサーを用いたサトゥーの巧みな再生医療により一命を取りとめ、失明まで治った。サトゥーではなくクロが救ったことになっており、その後はクロの庇護下に置かれて長屋暮らしして、レリリルの補佐と元虜囚たちの連絡係として他の4人同様「蔦の館」を行き来している。クロに好意を寄せているが、奥手で他の同僚より想いを前面に出せない。エチゴヤ商会新設に際して王都へ異動、書類関係や経理を担当することになった。
年末には国王からの恩赦で奴隷身分からの解放を許されたものの、クロとの絆が無くなることを拒んで解放を拒否する。
ネル
アホ毛が似合う赤色のショートカットで「〜っす」という下っ端風の特徴的な話し方をする。レッセウ伯爵のセクハラを拒否して、反逆罪で烙印を押されて犯罪奴隷に落とされた。「生活魔法」を使える。
迷宮都市下町火災事故で重症を負い治療が難しい状態だったが、中級魔法薬と賢者の装置によるサトゥーの巧みな治療により一命を取りとめた。サトゥーではなくクロが救ったことになっており、その後はクロの庇護下に置かれている。長屋に住みながらタコヤキ屋台で働いており、自然な形で接触したサトゥーやルル達とも親しくなった。屋台の看板の絵を描いて売り上げに貢献してくれたタマのことを年下であるにも拘らず「タマ先生」と呼んでいる。迷宮都市で知り合ったルルとは仲が良く、彼女を「ルルちゃん先生」と呼んで一番弟子を自称している。ポリナの栄転後は、西ギルド近くに出店した喫茶店でウェイトレスとしても働いており、年末には喫茶店フランチャイズの件で、エルテリーナの指示でセリビーラから王都へ呼ばれる。
王都滞在中に国王からの恩赦で奴隷身分から解放されたが、転職することなくエチゴヤ商会勤務を続ける。
ポリナ
スミナ
アン、ベス、クリス、デビー、エミリー
ロゥーナ
メリナ
ジャハド
王都
王家
セテラリック・シガ
シャロリック・シガ
シガ王国第3王子。第2代国王と同じ名を持つ美形の青年で妻が2人居る。人族全てを支配する統一国家を作ろうとする野心家にして自信家。愛想がなく短気で器が小さい。レベルは40台後半でシガ八剣第2位に列せられる剣豪だが、躊躇無く人を殺そうとしたり、後述の所業を何ら悪びれることなく口にするなど「人として何かが欠けている」とサトゥーは見ている。国王から神授の聖剣クラウソラスを佩くことを許されているが、勇者ではないので聖剣の力を引き出せておらず、刀身の分裂という本来の力を使えない。ハヤトの聖鎧に匹敵する防御力を持つ、王祖ヤマトの時代に作られた伝説級の装備である白鎧を使う。
派手な女性遍歴の持ち主で、嫁入りが決まっている令嬢に手を出して危うく伯爵家が1つ離反しそうになったという大事件を起こしている。その際にリーングランデとの婚約が破棄されているが、まだ未練があり、彼女をリーンと愛称で呼ぶ。何名も居た庶子を全て「処分」したことでリーングランデに妻に迎える準備はできていると得意満面で報告するという、あまりにも道徳心が欠如した振る舞いを見せた。公爵の娘を娶って至高の地位を目指すという野望のため、リーングランデの妹であるセーラにも目を付けていたが、本人の顔も知らない上で会いにきてセーラ本人をただの神官とみて無礼と断じて殴ろうとしたり、その後も面と向かって地味な容姿とけなすだけでなく、姉リーングランデにモーションをかけるなど、他者に対する配慮が全くない。
次々期公爵の結婚式で公都を訪れていた時に黄肌魔族の襲撃を受ける。その際、リーングランデやサトゥーには「相手の力量も読めず、勇気ではなく無謀に行動しているだけ」「考えなしに敵に突っかかり、勇者パーティーが満足に攻撃できず場をかき乱している」と評された。事態を解決しようとしていたナナシを攻撃し、武器を手放していた隙に大怪魚の寄生虫に襲われて「生命強奪(ライフ・ドレイン)」を受けた影響で急速に老化し、レベルも20台まで落ちてしまった。その後は療養のため王都に送り返され、シガ八剣としての地位も剥奪された。
システィーナ・シガ
シガ王国第6王女。橙色に近い金髪と銀縁のメガネが特徴の、スレンダーな女性。21歳。レベルは17で、「礼儀作法」「算術」「錬成」「術理魔法」「召喚魔法」のスキルを持つ。「禁書庫の主」という称号の通り、結婚などせず一生書物に囲まれていたいと願う本の虫。呪文マニアでもあり「変わり者」と噂されている。巻物工房を経営するシーメン子爵とも親しい。
元は次期レッセウ伯爵の婚約者で本来は1年前に結婚していたはずだが、伯爵領で不幸が重なったことで婚約解消になり、今も未婚のまま王城で暮らしている。「花火」などのオリジナル魔法をいくつも開発しているサトゥーに興味を抱き、魔法開発の大家として「サトゥー様」「至高の呪文研究者」「先生」と呼んで尊敬するようになる。年末から王都に出没するようになった「赤縄の魔物」と聖桜樹の未開花に関係があるのではと疑い、サトゥーらを護衛に市中へ繰り出し事件の調査を行った。
ヤマト・シガ
シガ王国を建国した初代国王。王祖とも呼ばれる。ヤマト石の製作者。レベルは人族で最高の89だったと言われている。術理魔法を得意とする魔法戦闘主体の勇者であり、称号に「隠者」「勇者」「真の勇者」「王」「王祖」を持つ。現役時代は聖剣クラウソラスを使っていた。
本名は高杯 光子(たかつき みつこ)で、サトゥー(一郎)の幼なじみの「ヒカル」。厳密にはサトゥーが来た世界と非常に類似した並行世界の日本出身で、お互いに非常に良く似た別人と幼なじみ同士であるが、それぞれが知る経歴には細かな違いがある。天之水花比売という女神を祀る神社の娘で、一郎と同じ会社で働くプログラマーとして「後輩氏」の渾名を付けられていた。ジョンスミスとリリオの関係性をからかい気味に尋ねたり別れた経緯をしつこく聞いたりと女子っぽい性格。
FFLの制作中に「黄金の猪王」に対抗するために召喚され、殺し合いを嫌ってパリオン神からはユニークスキル「友愛(みんななかよし)」を貰い、ゲームでよく使っていたテニ×勇という少女漫画の主人公に由来する「シガ・ヤマト」を名乗った。能力が戦闘向きではなかったせいでハズレ勇者扱いされて、聖剣や聖具を取り上げられたうえに容量無限のインベントリを利用した輸送担当にさせられる。飛空艇を撃墜されてオーク帝国の捕虜になるが、「友愛」の力でオークに味方を作り、魔王とも友情を育んだが、ユニークスキルに侵食された魔王が大戦争を引き起こしたことで状況が変わり、捕虜から解放されて「竜の谷」で天竜という相棒とクラウソラスをはじめとする聖なる武具を授かり、大魔王討伐を成し遂げる。
その後は天之水花比売の神託で帰還しても一郎には会えないと知ったため異世界に残留し、当時の従者や仲間とシガ王国を建国、遷都した後は養子のシャロリック1世に譲位して「ミト・ミツクニ公爵」を名乗り諸国を漫遊し、再び神託を受けてフジサン山脈の麓の「夢晶霊廟」でコールドスリープについた。
600年以上経った後、暗号を解いて墓所内にやってきたジョンスミスやNo.1たち7人のホムンクルスたちによって目覚めた。偶然、セーリュー市の迷宮選抜隊が魔物に襲われている所に遭遇し、ジョンがリリオを助けたいと言ったためホムンクルス達やミトも加勢した。その際、魔物の大群や中級魔族を余裕で倒すという底知れぬ強さを見せた。その後はファウの街で女給をしていたが、領境の山に住み着いた下級竜をフジサン山脈に返すためジョンたちと別行動することになった。大晦日を前に天竜と王都を目指すが、魔神の降臨騒動に巻き込まれ、ナナシの援護でホーズナスの陰謀を食い止めるため奔走する。事件後はナナシに怯えた天竜に連れられ、フジサン山脈まで戻った。
王都にて再会したと思ったサトゥーが自分の知る一郎でないことにショックを受けたが、いずれ再会できることを信じて待つことにする。サトゥー(ナナシ)のことは「許婚の兄弟」「幼なじみの兄」のような存在だと周囲に説明している。アリサとルルの「強制」を解除する目的でオークションで競り落とした「祈願の指輪」を2人から譲られ、「自分の世界の鈴木一郎に会えるよう」に願い、その際に神から「すぐに叶う」と太鼓判を押される。
王都で寂しくないようにというサトゥーの配慮で、迷宮都市の養護院から王立学院の幼年学舎に留学する子供たちの後見と近所に借りる寮の寮母をする事になった。また、サトゥーの知人達から希望者を募ってHBC(ヒカルブートキャンプ)を行い、レベル上げをさせている。
シガ八剣
ゼフ・ジュレバーグ
シガ八剣の筆頭であり、聖騎士団の団長。二つ名は「不倒」。レベル56。総白髪の年経た老騎士。武器は、白い軸にアダマンタイト合金製の青い穂先を付けた魔槍。「魔刃」「身体強化」「虚身」「光魔法」「螺旋槍撃」「魔刃砲」など、珍しいものも含む多彩なスキルを習得している。
シガ八剣の候補者であるサトゥーの実力を図ろうとしており、王都に到着したばかりの彼に申し込んだ決闘がビスタール公爵家の内輪揉めによって流れると、聖騎士団の駐屯所へチーム「ペンドラゴン」を招く。ジャゴウを圧倒し、自分にも勝利したリザをシガ八剣に推挙しようとしたが、断られる。
ビスタール公爵邸で開かれる夜会に招待され暗殺事件に巻き込まれた時には、襲撃犯の黒殺党のほとんどを倒し、重傷を負いながらも公爵を守り抜く。事件にゴウエンが関わってことで引責辞任の危機にあったが、これまで積み重ねた功績とケルテン侯爵からの擁護により、減俸とシガ八剣の指名権放棄という処分で落ち着いた。
レイラス・ケルテン
トレル
ヘルミーナ・キリク
シガ八剣第5位。二つ名は「銃聖」。レベル49。キリク伯爵の縁者。つり目だが優しい瞳で、金髪ボブの綺麗系女子。27歳。
シガ王国では珍しい銃使いで、《穿て》の合い言葉で弾丸を加速させるための螺旋回転する水滴を作り出す「水蝶銃」という白いライフルや、ワンアクションで再装填できる銃剣付き二丁拳銃が武器。防御力は低いが、攻撃力は高く中級魔族にも大ダメージを与えられる。堅物だが、酒に弱く、抱きつき癖がある。
サトゥーが大砂漠の都市核を秘密裏に掌握した一件の調査のため、4名の聖騎士を随員に迷宮都市に向かう。「自由の光」が起こした中級魔族との交戦を経てサトゥーと親しくなった。サトゥーを弟に重ねて可愛がっている。また、優れた射撃の腕を持つルルやミーアを、自分の後継者にしたいと考えている。栄達を望まないサトゥーを変わり者だと思っている。
大砂漠の調査中に「狗頭の古王」復活を目撃し殺されかけたが、都市核の力で安全な山脈付近まで排除された。王都でのビスタール公爵の夜会で暗殺事件に巻き込まれた時には、ジュレバーグと共に奮闘したが、同僚が事件に関わっていたことで大きなショックを受けた。
ゴウエン・ロイタール
シガ八剣の第6位。二つ名は「剛剣」。レベル51。身長2m近い、鋼のような筋肉の巨漢。以前はサガ帝国で冒険者をしていた。実家はビスタール公爵家の家臣で、公爵への忠義に厚く、かつては第1公子に剣術を教えていた。妻と10歳くらいの娘を故郷に残している。子煩悩で、子供好きなヘイムとは仲がいい。
現在は巨大な両手剣を使う。「魔刃」「金剛身」「瞬動」「身体強化」「瞬発強化」「剛力」「光魔法」スキルのほか、必殺技スキルとして神速の上段からの振り下ろし「魔斬鋼烈刃(バースト・ハッカー)」、技の途中でモーションが次々に変わる「魔斬旋乱刃(バースト・ハリケーン)」を習得している。冒険者時代は「魔力強奪(マナ・ドレイン)」と「生命強奪(ライフ・ドレイン)」の効果を持つ、長さ2m半、刃渡り2m近くもある黒い両刃の呪われた巨大斧を使っていた。テクニカルな技は使わないが、見かけ通りのパワー一辺倒ではなく、サトゥー曰く「パワーとスピードを兼ね備えたオーソドックスな剣士の最高峰」である。
公爵への忠義と公子への義理の間で板挟みになっており、故郷の妻子を第1公子派に人質に取られて公爵暗殺に加担せざるを得なくなる。かつて使っていた呪われた斧を手に、「魔人心臓」を装着することで魔族ルダマンを凌駕するほどの力を獲得し、ジュレバーグとヘルミーナを戦闘離脱に追い込むも、サトゥーに両手首を切断される。魔人心臓を暴走させて触手甲冑化、サトゥーと入れ替わりで現れた勇者ナナシを倒せないまま同僚達が戦線復帰してしまい、最終手段で「長角」を使ってレベル60の魔族と化し、身長6m近くまで巨大化、口内から黒いビーム状のブレスを吐くようになる。しかし、ポチとタマが回収してきた魔笛によって動きを封じられ、魔族化したのが魔人心臓だけだったことが幸いして、魔人心臓を摘出したうえでエリクサーで心臓を再生させたことで蘇生する。
本来は反逆罪により一族郎党処刑されるところを、武勲を惜しまれたことと、ナナシの嘆願を聞いてビスタール公爵が減刑を願い出たこと助命された。しかし、シガ八剣を解任されて犯罪奴隷へと落とされ、ムラサキの長官として碧領に送られることになった。
ヘイム・カラズ
リュオナ・エセブ
シガ三十三杖
貴族
宰相
ケルテン侯爵
シガ王国の軍務大臣。王家を信奉しており、自分達の血族以上に王族を重要視しているのが誇りでもある。エルテリーナの祖父。
賄賂を使って取り入ろうとする業者や貴族を徹底的に排除している。魔人薬の密輸摘発時に関係者として名前が挙がったため、大臣を辞職して自宅謹慎していたが、クロの働きで冤罪が晴れた。
年始のオークションでは、憧れだった「魔刃」の宝珠を落札し、滂沱の涙を流していた。以降は来客に「魔刃」を見せびらかすのを楽しんでいるが、はしゃぎすぎて魔力切れを起こして度々倒れているらしい。
サトゥーの家臣に孫娘の窮地を救ってもらった恩義から、力になれる範囲で手を貸すことを約束する。ビスタール公爵領の反乱鎮圧軍に推薦する事も考えていたが、ロイド侯とホーエン伯の猛反対にあって断念する。
ボッパン伯爵
エマ・リットン
モーシル・ボナム
フリンジ・マークレ
シェリン・ロイタール
バリー・ゾーゴン
チナ・ケルテン
その他
ジャゴウ
黄色い槍を持つ髭面の聖騎士。傲慢で不遜な性格。聖騎士の中でも5本の指に入る実力者で、「魔刃」「螺旋槍撃」などのスキルを持つが、発動までが遅い。
ジュレバーグに呼ばれて聖騎士の駐屯所に来たリザに喧嘩を売るが、一方的に翻弄されて無様に敗北。その後、サトゥーにも挑んだが「対人戦先読み」スキルに翻弄されて完敗した。「魔人心臓」を装着してビスタール公爵の暗殺にも加担、シガ八剣にも匹敵する身体能力を得たが、手加減を忘れたサトゥーに吹き飛ばされるも、魔人心臓の暴走で触手甲冑化してサトゥーに襲いかかる。人間の判別がつかないほどに錯乱して、入れ替わりで現れた勇者ナナシに両手足を斬り飛ばされ、触腕を使ってなおもナナシに迫るも、負傷から回復し戦線復帰したジュレバーグとヘルミーナに頭を砕かれて死亡した。
ケストラー
リ・フウ
シャルルルーン
ピピン
「神出鬼没」の異名を持つ怪盗で、シャルルルーンのライバル。悪徳商人や貴族から盗んだ金を貧民に配っているので義賊扱いされている。先天的なギフトとして体力を消費して瞬間移動する「短距離転移(ショートレンジ・リープ)」を持ち、「宝物庫」「変装」などの怪盗向きなスキルを保有する。
年始のオークションに乱入して「祈願の指輪」を収めた「封竜匣」を強奪し、チーム・ペンドラゴンとヒカルを相手に逃走劇を繰り広げ、土地勘を活かして苦戦させたものの、あえなく御用となった。
その後は犯罪奴隷に落とされて、姉を弄んで殺した悪徳貴族の始末を条件にエルテリーナの奴隷となり、情報収集や各種工作などで活躍する事になる。パリオン神国編では勇者ハヤトの支援メンバーに選出され、パリオン神国で勇者を狙う暗殺者の始末を任された。その次の仕事として、パリオン神国や西方諸国にエチゴヤ商会の支店設立の為の事前調査を任され、赤竜に滅ぼされたシベでセレナを救助すると、カリスォークでポチに「白竜の卵」を預け、セレナに同行してバザンの企みを阻止しようと奔走した。
レッセウ伯爵領
新レッセウ伯爵
前レッセウ伯爵の子。年齢は15歳でサトゥーと同じ。
非常に運が悪く、本来は1年前に第6王女のシスティーナと結婚しているはずだったが、その直前に実母が亡くなって喪中により婚姻が延期になり、その間に魔族騒動で領都が壊滅してしまう。父の死後に爵位を継ぎ、民兵を募りセーリュー伯迷宮選抜隊を対魔族軍に組み込んで指揮をとる。功を焦って周囲の反対を無視して無謀な野戦を挑んでゼナ達を死なせかけた。さらには不手際の影響で王女との婚約を破棄される。挙句に王国会議前の根回しに失敗して他の領主や門閥貴族から反感を買ってしまい、子爵への降格や継承権を他の親族へ譲渡するまで話題に上るほどになってしまう。年始の「大謁見の儀」では降格する事なく伯爵に襲爵したが周囲からの不満は大きく、その後の会議でも交渉に失敗して周囲から更に不興を買う。
魔族という外患だけでなく、贅沢三昧で自分をこき下ろす事しかしない貴族という内憂まで抱えて頭を痛めている。先代伯爵をよく思っていないサトゥーにもその境遇に同情され、金貨1000枚の投資の代価として養護院の開設と倒産工場の譲渡を許可。さらにフルー帝国時代の遺跡の探索許可、発見した遺物や倒した魔物の素材の免税、廃坑の採掘権20年分を条件に、さらに金貨500枚の投資を得る。
ビスタール公爵領
ビスタール公爵
現ビスタール公爵。厳つい鷲鼻の中年男性で、エルタール将軍は年齢の近い叔父。現国王の従兄弟という高貴な血筋。オーユゴック公爵の政敵。一番若い夫人は17歳で、最年長の娘より年下。末娘のソミエーナを溺愛している。
「階層の主」を撃破した寄子のジェリルに期待しており、ゆくゆくはシガ八剣に就いて箔をつけてから領軍の一翼を担ってもらいたいと考えている。一方で、オーユゴック公爵の派閥寄りのサトゥーを敵視しており、その思いを隠さない為、ソミエーナの方がよっぽど礼儀をわきまえているとサトゥーに思われている。
鼬人族と取引して領内に被害を出した長子を廃嫡したことがきっかけで、第1公子派の配下に反乱を起こされる。飛空艇乗船中に暗殺されかかったが、同乗していたジェリルに庇われ傷を負うことなく生還する。王都でサトゥーに飛空艇テロの鎮圧の恩賞を与え、内乱鎮圧に協力させようとしたが、ムーノ男爵の臣下という立場から断られた。その日、夜会の前に再び暗殺されかかるもシガ八剣やナナシによって助けられ、ナナシの頼みで計画に参加させられていたゴウエンの減刑を国王に嘆願する。内戦後は莫大な戦費の支払いと幾つかの利権の王国への譲渡という罰を受ける。
トーリエル・ビスタール
現ビスタール公爵の第1公子。王立学院時代はリーングランデと並び立つ天才と言われていたが、自身の卒業後に彼女がさらなる功績をあげたことで過去の話となってしまう。また、ゴウエンから剣を学んでいたが、武人としての才能はなかった。
シャロリックが提唱する「大乱の世」の到来を確信し、鼬人族と「ネジ」を取引するために種族差別の撤廃を提唱していた。だが、鼬人の新兵器実験の被害を受けた猿人族からの報復で領民に被害を出したことを口実に、父から廃嫡された。これを不服とする派閥の者達がビスタール公爵の暗殺を謀り、公爵家の内乱に繋がる。
ヨウォーク王国軍の支援を受け、切り札として派遣された下級竜により反乱鎮圧軍を苦しめたが、ナナシの介入により反乱は失敗。妹からの手紙を読んで思うところがあったのか、ナナシの嘆願で助命された後は辺境にある邸宅で生涯を過ごす事になった。
ソミエーナ・ビスタール
トホマエーナ・ビスタール
レダ・ビスタール
モーサン
ビスタール公爵家の高官。レベル7。召喚魔法や各種事務系スキルを持つ。公爵夫人の1人レダと不倫関係。亜人差別主義者。
トーリエルの廃嫡に反対しており、考え直してもらえるよう懇願するが強く拒否されたため、領軍の隊長を努める第1公子の叔父と共謀し、「領主の力」の及ばない場所で暗殺するため公爵が乗る飛空艇の襲撃を実行する。計画では地上の狩猟館を占拠した隊長が従魔による砲撃を行っている間に、暗殺と飛空艇設備の破壊を行うはずだったが、艦橋に持ち込んだ魔導爆弾をサトゥーにこっそり没収され、地上からの攻撃をチーム「ペンドラゴン」にことごとくつぶされる。最終手段で「魔人心臓」を稼働させ、故障と暴走で無数の触手を生やした異形と化し、艦橋で大暴れするがリザに撃破され、一命を取り留めるが後遺症で知性を失う。
サガ帝国
勇者ハヤトチーム
ハヤト・マサキ
日本出身の勇者で25歳の青年。短髪に男臭い精悍な顔つき。高校2年生の春に召喚された当時はレベル50で現在はレベル69。ユニークスキルに「無敵の矛(つらぬけぬものなし)」「無敵の盾(つらぬけるものなし)」「無限再生(はてなきいやし)」を持ち、聖剣アロンダイト(聖句は《歌え》)・聖鎧トゥーナス(聖句は《奏でろ》)・聖盾の所有者。「挑発」「瞬動」「身体強化」「魔刃」「サガ帝国神皇流剣術」「閃光六連撃」「閃光螺旋突き(シャイニング・ストラッシュ)」「虚身」といった多様なスキルを保有する。
2013年3月3日、17歳の時に勇者としてサガ帝国に召喚され、メーリエスト達仲間と共に戦ってきた。
幼女から人気の高いサトゥーに嫉妬したり、一目惚れしたアリサを「マイ・ハニー」と呼んだりする真性のロリコンだが、一方で正義感が強い善人でもある。
黄肌魔族と交戦するリーングランデに召喚されて公都にワープし、そこで勇者ナナシと知り合う。同時にサトゥーとも知り合って友人となり、彼が日本人の末裔ではなく転移者であることも見抜き、ある程度の情報を共有して自分が持つ技の一部を伝授した。当初はサトゥーとナナシが同一人物であることは知らされていなかったが、魔王討伐後にサトゥーが勇者ナナシの正体だと確信を得る。
日本への帰還後はサトゥーからの頼みで家族に手紙を届けた際(なお、この世界の「鈴木一郎」は5年以上前、大学の合宿中に失踪しているらしい。)、偶然出会ったヒカルに憑依した神に頼まれてサトゥーと書かれた表札を貼った犬小屋を製作し、拾った犬をそこで育てることにした。
リーングランデ・オーユゴック
オーユゴック公爵の孫娘で王位継承権はないが現国王の孫娘でもあり、セーラの姉。「天破の魔女」の異名を持つ。銀髪で顔立ちは妹とよく似ており、22歳でEカップの巨乳美女。
10歳から2年で風と炎の魔法を上級まで修めて王立学院を卒業、15歳までの3年間で研究員として失伝していた爆裂魔法と破壊魔法を復活させ、聖騎士隊と共に迷宮都市で「階層の主」を倒したことで名誉女男爵に叙せられている。第3王子の婚約者だったが彼の愚行に愛想を尽かして18歳で婚約を破棄した上で王国を出奔、以後はサガ帝国で勇者の従者として活躍していた。
魔法使い寄りの魔法戦士で、レベルは55。「階層の主」から手に入れた雷の大剣と魔法鎧チャフタルを使う。バカが嫌いで頭の固い相手とは喧嘩になるので、折衝は苦手。
実妹のセーラを溺愛し過保護な扱いをしているが、彼女からは若干避けられている。弟の結婚式のために4年ぶりの帰郷時に出会ったサトゥーの才能を高く買って自身の戦闘技術を伝えたが、セーラに懸想していると思い込んで微妙に敵視している。
砂塵王討伐作戦時にはレベルが58まで成長している。砂塵王討伐後、ハヤトが日本に帰る前夜に意を決して告白するが、振られてしまう。
メリーエスト・サガ
ロレイヤ
ルスス
フィフィ
ウィーヤリィ
ノノ
セイナ
歴代勇者
国民
リュッケン
ルモォーク王国
メネア・ルモォーク
ピンク色の髪に碧色の瞳の美少女。彫りがあまり深くない顔立ちで、背は150センチ、腰は細く胸はDよりのCカップ。16歳でレベル9。「召喚魔法」スキルを持つ。ルモォーク王国の第三王女。
シガ王国に留学中で、武術大会で命を救われたことをきっかけにカリナの数少ない友人となった。黄肌魔族の襲撃でたまたま公都にやってきたハヤトに対して祖父や叔母が異世界人の召喚を行っていたことを謝罪し、自国に住み着いた黒竜退治を依頼する。
他国にほとんど顔を合わせたことの無い婚約者がいたが、鼬帝国に国を滅ぼされた時に亡くなっており、現在はシガ王国で夫候補の上級貴族を探している。当初はサトゥーをただの料理人だと思っていたが、黒竜との戦いでの活躍を見て見直し、彼に恋心を抱くようになる。カリナがサトゥーと結婚して太守夫人になったら、自分は第2夫人になりたいと宣言している。
その後、王都にてカリナやサトゥーと再会する。
ユイ・アカサキ
アオイ・ハルカ
ジョンスミス
ルモォーク王国に3番目に召喚された10代後半の少年。本名は異世界に召喚された際に捨てており偽名を使っている。「埋没」というレアなスキル持ち。異世界召喚に憧れていて色々と準備していたが、実際に召喚されるとチート能力もなく、自分の置かれた状況が恐ろしくなり逃げ出した。その際に翻訳の指輪を腕ごと失った。
セーリュー市の領軍兵リリオの元彼であり、サトゥーが鼠人族のホゼからもらった日本語で書かれた陶器の製法メモを書いた人物。また、他にもサトゥーが入手した日本語メモはジョンが持ち込んだ物だと推測される。巨乳よりは薄い胸の方が好み。旅先で様々な料理を広めており、セーリュー市では「セーリュー揚げ(=肉なしコロッケ)」、プタの街では「白タレ(=マヨネーズ)」を伝授して路銀を獲得している。抜け目ない人物で、度々奴隷商人に売り払われかけるなどの危機を乗り越えながら、たくましく異世界を生き抜いている。
王祖ヤマトの墓所「夢晶霊廟」を訪れようとしたが行き倒れた所をNo.1たち7人のホムンクルスに助けられ、目的地までの護衛を頼んだ。墓所の奥地の水晶柱から現れた黒髪の美女ミトと出会い行動を共にする。その際、リリオたちセーリュー市迷宮選抜隊が魔物に襲われている所に遭遇し、ミトの魔法によるサポートを受けて救援に向かった。ミトが下級竜をフジサン山脈へ連れていく為に別行動を取ると、No.1らを残してまた旅立った。
ユリコ・ルモォーク
灰鼠首長国
ミゼ
声 - 高橋伸也
「赤兜」の名で知られる灰鼠人族の騎兵。ネズミの顔だが、妙に男くさくニヒルな印象を与える。若い頃にボルエナンの里で修行していたことがある。レベル24。
自身が暮らす集落の周辺に起きた立ち枯れの調査をしている中で「トラザユーヤの揺り篭」から逃げてきたミーアを保護することになり、彼女を故郷に送り届けようとしていた矢先にゼンの追っ手によって部下たちの多くを失い、命からがらセーリュー市に逃げ込みユーヤに保護された。その後はミーアをサトゥーに託して無事に帰国し、サトゥーが奴隷から解放した部下たちの生き残りとも再会し、自分が所持していた「ボルエナンの静鈴」を譲った。
Web版ではミーアをサトゥーに託して羽蟻の群れに特攻し、戦死を遂げている。
ボルエナンの里
アイアリーゼ・ボルエナン
声 - 茅野愛衣
ボルエナンの里で唯一残ったハイエルフ。称号に「無垢なる乙女」を持つ。外見はプラチナブロンドに碧眼、20代の大人びた美女だが、うっかり屋で少し残念なところがあり、勇者ダイサクからはよくからかわれていた模様。一方で世界樹の記憶庫と接続すると性格が一変して神々しい雰囲気を放つようになる。愛称は「アーゼ」。
「精霊魔法」「精霊視」「鑑定」などのスキルやギフトを所有する。サトゥーに精霊光を制御する術や精霊視の技術を伝授したほか、ミーアの精霊魔法の師匠でもある。
サトゥーの事情を竜神殺しなどを含めて全て教えられている唯一の人物。サトゥーと初めて直接出会ったとき、(彼が知らなかったとはいえ)婚約を請う儀式を行ったことから過剰に意識していた。里と世界樹を救うために奮闘したサトゥーに思いを寄せるようになるが、種族の壁や自身の立場に阻まれている。それでも互いに憎からず思っており、亜神アーゼの時には誓約の口づけを返している。里を旅立ってからは遠距離恋愛のように毎日「遠話」で話をしている。
ルストフーア・ボルエナン
ネーア
ヒシロトーヤ・ボルエナン
ゴーヤ
トラザユーヤ・ボルエナン
声 - 浜田洋平
「賢者」と呼ばれたエルフで、シガ王国でも有名な存在。故人。ミーアの母方の祖父に当たる。
かつて、里を出て旅をして様々な功績を上げ、セリビーラで「階層の主」の討伐を果たすが、年若いエルフ等を連れて迷宮探索を行った際に供のエルフが死んだり重傷を負わせるという失態を犯し、その親たちから恨まれ里を追放された。その時の生き残りがシリルトーアやユサラトーヤらしく、彼らが里を出たのはトラザユーヤの追放に抗議するため。今でも彼を慕っているものはエルフ以外にも多い。その時の経験で「命への執着が薄い(すぐ命を諦める)」というエルフの欠点を危惧しており、それを解決するべく研究を続け灰鼠首長国の外れに安全な訓練施設「トラザユーヤの揺り籠」を作ったが、先述の恨みで里の者からは無視されたことを手記では嘆いていた。
マキワ王国
ダザレス侯爵
マキワ王国の侯爵。「火炎将軍」の異名を持ち、巨大ルビーのような宝玉がついた「紅蓮杖」という炎の魔物を引き寄せる呪われた杖を所持する。
鼬帝国に追われていた白虎王国の生き残りを自身の屋敷で保護していた際に、何者かによって一族と訪ねてきていた国王を惨殺され、金品を奪われ領地にも放火される。その恨みの矛先を白虎たちに向け執拗に追跡しており、黒街ムラァスのオークションでルーニャ姫を競り落とそうとするがガルガオロンとこっそり手を貸したサトゥーに妨害される。その後も逃げる白虎たちを追い、行く先々の村で放火を行い魔物をおびき寄せる被害を与えていた。ボビーノ伯爵の手引きで逗留していたプタの街でも狼藉を働き、止めようとした守護を麻痺させると大量の食料を買い込んでいたサトゥー一行を怪しんで、魔狩人や犯罪者を取り込んで宿に夜襲をかける。だが抵抗にあって紅蓮杖を使おうとしたことで蛇竜(ナーガ)の群れを街に招きよせてしまい、撤退した守護の城でボビーノ伯爵から得たと思しき「長角」で全身が炎でできた中級魔族に転生、しかし黒竜山脈から降りてきたヘイロンによって瞬殺されてしまった。
白虎王国
ルーニャ
ノロォーク王国
ミーティア・ノロォーク
ノロォーク王国の第六王女。語尾に「のじゃ」をつける。ルルと同い年の14歳だが、大きな瞳で幼い外見なので10歳ほどにしか見えない。髪型は茶色のドリル・ツインテール。奔放な性格で度々、お付きの者を困らせるが、探索者にも挨拶を返す気さくでいい子。
「ヘラルオンの巫女」という称号と息を吹きかけるだけで病気(瘴気中毒)を癒す「浄化の息吹」というギフトを持っている。レベル4で「礼儀作法」スキル持ちだが神聖魔法や「神託」スキルは持っていない。武術や魔法の才能がない。
自国での生活に飽きており、太守四女の治療を依頼されてセリビーラを訪問する。ミーアがエルフだと知って興奮していた。ソーケルに婚約を求められているが、永代貴族でもない相手と結婚するわけにはいかず、そもそも彼のことが生理的に嫌いなので対処に苦慮していた。魔族の洗脳に関係していたかは不明だが、ポプテマには本能的な恐怖心を抱いていた。
ラヴナ
イシュラリエ王国
魔導王国ララギ
ララキエ王朝
レイラーネ・トゥーワ・ララキエ
ララキエ最後の王女。「半幽霊」という種族で、毛先の青い白髪に褐色肌、赤い瞳が特徴。女王だった母親も同じ名前である。魔力消費を抑えるため普段は幼女姿を取っているが、魔力に余裕があればカリナに匹敵する魔乳美女にまで成長することができる。レベルは27。スキルに「歌唱」「土魔法」「召喚魔法」「歌唱魔法」「瞑想」「社交:ララキエ」を持つ。「海王の落とし子(=蛸型海魔)」を操るための「生け贄の聖女」でもある。
ララキエが落下した際に狗頭の信奉者によって捕らえられ、魔法装置の部品としてノノリエ神殿の中に閉じ込められたまま20000年を生きてきたが、海龍諸島を探索していたサトゥーに救助される。当初は記憶喪失でレベルと「歌唱」スキル以外を失っており、その時に神代語で「鎮魂の光」を意味する単語から自らを「レイ」と名付け、記憶が戻ってからもそう呼ばれることが多い。父親が起こした事件の後は地上人を苦しめてきた責任を取ってララキエごと自爆しようとしたがアリサに説得され生きる決意をし、以降は瘴気の影響を受けないララキエ中央島改めラクエン島でユーネイアと暮らしている。サトゥーに好意を持っている模様で、彼の冒険を影ながら健気に支えようとしている。
ユーネイア
骸骨王
元半幽霊の不死の魔物(アンデッド)。レイの父。生前はララキエ最後の女王レイラーネの王配だった。不利になると「幽界渡り」スキルで逃走するため非常にしぶとい。
黄肌魔族に洗脳され、ララキエを浮上させることが妻の遺言だと思い込まされて、船を襲ってアンデッド仲間を増やしララギの「天想祭」を何度も襲撃していた。「封塔島」に捧げる紅蓮杖の代用品として炎王の封印に使われていた輝炎剣を盗み、炎王を封印から解き放つ。復活したレイが持つ「ララキエの鍵」とララギ王から奪った「ララキエの箱」を手にしたことで計画を実行に移し、封印から脱した「海王」を生け贄の聖女によって支配しようとするが、海王はサトゥーに瞬殺され、自身は呪詛返しや砲弾を受けて消滅した。
鼬帝国
ヨウォーク王国
ウサルサーキス17世
オルキデ・マトッシュ
アリサ達旧クボォーク王国の王族に「強制」をかけた元宮廷魔術師。国が滅亡する直前にヨウォーク王国に鞍替えして家名を授かる。称号は「支配者」「迷宮主」「キメラ・マイスター」「ヨウォーク王国宮廷魔術師」「反逆者」「クボォーク王国宮廷魔術師」の6つで、スキルにギフトである「強制」の他、「契約」「詠唱中断耐性」「闇魔法」「死霊魔法」「鑑定」などを持ち、チャージしたアクティブ・スキルを3度まで発動句を唱えるだけで使える秘宝「偽りの魔黄杖」を所持する。
ミュデに色目を使ったとして左遷され、生贄迷宮に籠もって自身の「強制」を強化するための研究を行なっていた。「黄衣の魔術師」から貰った「竜の血」を用いて隠者トウヤの魔法装置でキメラを創造しており、騎士から命じられた竜人の研究開発をベドガーに押し付けて、魔法使いを素体にいつでもギアスを使う事のできるキメラを完成させる。そしてアリサから写し取った「不撓不屈」を使い、最下層に現れたサトゥーを一時的に「強制」で操る事に成功するも、「強制耐性」を得た彼がギアスから脱し、奪われた「偽りの魔黄杖」に自分の「強制」がチャージされている事に気付けず、禁止されていた「強制スキルの使用」を強引に敢行したせいで凄惨な死を迎える事となった。
ミュデ
クボォーク王国
エルゥス・クボォーク
ベン・ファーマー
ニスナーク
アリサの元家臣。軽薄そうにも見える軽やかな容姿でストレートロングの黒髪をした美形。アリサの内政改革に必要な予算を取ってきたり、第2王妃や大臣とアリサ達の間を取り持とうと説得して回ったり、実験場所の確保をしたりと活躍していた。しかし、理想家で人の悪意に鈍いところがあり、ヨウォーク王国の間者に善意を利用されて、結果的にアリサを裏切り国を滅ぼす切っ掛けを作ってしまった。
国が滅亡した際に処刑されて王城裏の墓地に葬られたが、幽霊となって現世に留まり、魔族を呼び寄せ王城を破壊させる事で捕われていたアリサとルルを逃した。国を滅ぼした罪人として成仏する事を望まず、帰国したアリサに迷宮核に捕われた国王達の魂を救うよう願い、それが果たされた後でアリサから先に昇天した国王達のもとで再び仕えるよう命じられ、罪を許され浄化された。
パリオン神国
ザーザリス
パリオン神国の法皇。白い髭が豊かな柔和な顔の老人。「祈願魔法」を使うことができる数少ない人物で、転生者ではないがユニークスキルに「万能治癒(ヒール・オール)」を持ち、青く清浄な光を広範囲に広げてそれを浴びた者達の怪我や病を癒すことができる。
何人もの人間の手を経て渡された人形を取り戻しに来た砂塵王に襲われ、危うく暗殺されかかるが勇者ハヤト達によって助けられた。実はユニークスキルは魔王シズカの「譲渡」によって与えられた物で、「神の欠片」を宿されたせいで「魂の器」が壊れかけており、民衆が暴動を起こした際に遂に限界を超えて魔王化してしまう。反転したユニークスキルで周囲から生命力を奪い、殺した者を「紫祈者(エビル・プレイヤー)」という眷属にして大量発生させるが、ユ・パリオンの神聖魔法「幼神浄光(セイクリッド・ピュリフィケーション)」で瘴気を浄化され、魔王化の原因であったユニークスキルをシズカに取り除いてもらい、ナナシのエリクサーを服用したことで元の人間に戻る。職務の続行は不可能となった為、回復したら人々に顔を見せて安心させてから、北関門領にある風光明媚な館で余生を送ることになる予定。
ソリジェーロ
法皇の私的な相談役を務める猿人族の男性。称号に「賢者」「法皇の助言者」「探究者」「真理を求める者」を持つレベル50の魔法使い。スキル構成は魔法戦士型で、地水火風と影の5種からなる魔法スキル、詠唱短縮や瞑想といった実戦的な補助スキル、杖術や回避などの戦闘系スキルを持つ。猿人族の種族特徴から口元に皺があるが、それほど年配という訳ではない。
実は、一度解除したスキルは複写し直す必要があるものの、アイテムの効果やギフトやユニークスキルを含む他人のスキルを劣化版として写すというユニークスキル「複写模倣(コピー・ペイジャーリズム)」を持っており、これにより、「強制」「閃駆」「最強の矛」「掏摸(すり)」「盗神の装具」「反射光鱗」「無敵の盾」「神喚」といった力を使うことができる。なお、本当はレベル99であり、装具の効果で「精神魔法」「闇魔法」「光魔法」「術理魔法」「雷魔法」スキルや、シズカから奪った「能力鑑定」のギフトを含めて隠蔽している。
砂塵王討伐に来た勇者ハヤトのパーティーにも協力的で、タマの忍術にアドバイスをするなど作戦に貢献していたように見えていたが、実は緑の上級魔族や鬼人王と組んでパリオン神国の転覆を目論んでいる。迫害される猿人族で世界を支配するという野望を持ち、精神魔法と人心掌握術で信頼を集める裏で、大量生産させた砂塵兵によって魔窟の瘴気を増大させ、「魔神牢」の封印を解き、蘇らせた「災厄の軍勢」で現在の支配機構を一掃することを目論み、不要になった災厄を駆逐し世界を統治する為の人材を集める目的で、細かな条件の「強制」で魔王シズカを縛って「聖女」として担ぎ、ユニークスキルを使った「才渡りの儀」で自身と配下を強化させていた。しかし、魔王討伐後にサトゥーが精霊光を全開にして聖碑を設置したため計画前の半分まで瘴気が減少してしまい、新たな手を打つ必要に迫られる。その上、法皇がユニークスキルの限界を限界を迎えたところを枢機卿に目撃され、さらにシズカをナナシに奪われてしまう。対策を練っている間に聖都で緑に扇動された民が暴動を起こした為に急遽対処に迫られ、魔王となった法皇を操り虐殺を行おうとしたが、ナナシや2人の聖女によって阻止される。逃走先の大聖堂に現れた枢機卿と部下を圧倒的な力で抹殺しようとしたが、サトゥーらに妨害され、自らも格下だと思っていたサトゥーに一騎打ちで敗れる。絶体絶命の時に緑が与えた「魔神様の加護」によって魔王化、レベルも110まで上昇したものの、勇者ナナシには敵わず、発動した起死回生の「神喚」も失敗、その際に出現した羊皮紙を粗略に扱ったことで魔神牢の牢番に捕まって囚人になるという末路を辿った。
ホーズナス
パリオン神国の枢機卿。アリサ曰く「ロレンス」、サトゥー曰く「少女漫画に出てきそうな」美男子で、ターバン風の頭巾と金色多めの装飾品を身に着けている。レベル51。手首に付けた「盗神の装具」によって「神聖魔法:パリオン教」「神学:パリオン教」「光魔法」「人物鑑定」「社交」「交渉」「調停」「折衝」「説得」「弁論」「演奏」「瞑想」「詠唱短縮」「護身術」などの多彩なスキルと、「聖者」「神の寵児」「神の試練に挑む者」の称号を持つように偽り、神授の人物鑑定スキルでもレベルを32に偽装し、「神聖魔法:パリオン教」「神学:パリオン教」「聖者」以外のスキルと称号が見えないように隠蔽している。
亜人差別もせず、貧民街を訪れて無償の治療行為をするなど善人のようであったが、実は「自由の光」の筆頭幹部。本来のステータスでは、スキルには「尋問」「拷問」「誘惑」「魅了」「召喚魔法」が加わり、称号にも「魔神の信徒」「魔神の加護」が増えるだけでなく、ユニークスキルで「神喚(コール・インモータル)」が表示される。これは魔王シズカの「譲渡」によって強化し尽くされたもので、賢者ソリジェーロが「一つの完成形」と評する存在となっていた。
部下を一度破門して構成員でなくしてからシガ王国に送り込み、召喚した中級魔族に製造させた転魔丸で「赤縄の魔物」を量産し、王都で騒動を起こさせた。そして、パリオン神殿からの神殿長や神官長の代理として大晦日の魔禍払いの儀に出席すると、「赤縄の魔物」だけでなく召喚した小魔族(インプ)に操らせた鼬人族の重機ゴーレムを街中で暴れさせ、小魔族に操らせたレベル62の「老頭獅子(マンティコア)」、レベル60の「邪王飛竜(カオス・ワイバーン)」、レベル50の「空泳魔虎(エアウォーク・タイガー)」で王城を襲撃。その間に周囲の神官を集まった瘴気で悶死させ、聖杯の底から現れた「邪念結晶(イービル・フィロソフィア)」を飲み込み、手首から先と引き換えに魔神の召喚を敢行する。しかし、勇者ナナシやミト、ホムホム、黄金騎士団の妨害に合い、苦肉の策で邪念結晶の欠片を飲み込んで人間から「瘴魔」に変生、称号も「殉教者」に変わる。顔はそのままに首が伸び手足の付け根から触手を生やした怪物となり、戦いを続けようとしたが、フジサン山脈から駆けつけた天竜に殺された。だが、部分召喚された「魔神」の一部である「魔神の落とし子」を3本召喚することに成功する。
ドーブナフ
パリオン神国の枢機卿。パリオン神国の実務を担っている。聖女の熱烈な信奉者。嫌味な性格をしていて、決戦を避けて逃げ回る砂塵王をなかなか倒せずにいるハヤトに度々文句を言いに来る。一方で自前の商会を持つサトゥーに接触を図り、パリオン神国とシガ王国の間での交易をより盛んにしようと考える。かなりの切れ物であり、ソリジェーロの計画についても彼の弟子から話を聞き出して、相手の強さ以外はほぼ完全に全容を掴んでいた。
賢者の策謀を察知して手を打っていたが、大聖堂で部下と共に包囲した際に返り討ちに合いそうになったところをチーム・ペンドラゴンやナナシに救われた。事件後はパリオン神から直接祝福を授けられたサトゥーを聖人の列に加えたがっている。ザーザリスが退任した後は新たな法皇に選出されることが確実視される。交易契約を委託されたエチゴヤ商会に対し、交易に必要な「パリオン神の灯火」と神官を派遣する。
シープナス
モーキリス
メーザルト
ライト
黄土色の肌をした華奢な砂人の少年。スキルに「直感」を持つ。考えなしに思った事を口にして人を傷つけることがあるが、根は善良なので注意されれば反省する。母親が亡くなり、賢者に誘われて聖都に行ったきり帰らない父親に遺言を伝えるために旅をしていた。入門許可証を持っていなかったので門前払いされていたが、見かねたサトゥーが同行する事で入国が適った。
その後、魔王の所有物である人形を用いた法皇暗殺の片棒を担がせられ、「自由の光」に内通するシープナス司教に口を封じられそうになったが、賢者によって助けられる。その後、隠れ里へと連れて行かれて才能を奪われそうになるが、サトゥーの活躍で阻止され、賢者が撃破された後は父親と再会して故郷に帰る。
ユ・パリオン
13代目ゴザロー
セレナ
賢者ソリジェーロの弟子で、麗しい赤髪の美少女。符術が得意で、火晶珠が仕込まれた炎の魔剣ガンジェロも使う。シズカから眠りによって致死量の傷も修復するユニークスキル「安心冬眠(セーフティー・ハイバネーション)」を与えられている。
元々はシェリファード法国を担当していたが、賢者の失脚後、バザンが「鍵」を見つけた事を知り、彼の企みを阻止しようと奔走する。悪徳都市シベでカムシムの裏切りにあい、「安心冬眠」でかろうじて生き延びていたところをシベに調査に来ていたピピンに救出される。その後はお節介でついてくるピピンと共にバザンを止めるべく西方諸国を巡り、ピアロォーク王国で再度殺されかけるがユニークスキルで生還した。
バザン
賢者ソリジェーロの弟子。「破壊魔法」や「隠形」のスキルを持ち、封印破りが得意。
賢者の名代として何度もピアロォーク王国を訪問し、ザイクーオン中央神殿の人間と接触していた。賢者の失脚後は「まつろわぬもの」の封印解除を目的として行動し、鍵たる「夢響の音叉」をミューシア王国から盗み出し、「贄となる竜の魂」として、赤竜、緑竜、黄竜の卵を奪う。そしてピアロォーク王国のザイクーオン中央神殿を襲撃して儀式を開始、自らの心臓を捧げることで「神裁牢」の封印を解く。そして「まつろわぬもの」に取り込まれて細い体に掌のような翼を背中から生やす怪物となり、空間歪曲を経由して黒い翼による攻撃が可能となる。ケルマレーテを殺害すると、翼のコブに隠していた竜の卵を奪った勇者ナナシと交戦するが、靄の翼を親竜達に焼き尽くされ、最期はナナシに神剣で斬り伏せられて消滅した。
カムシム
賢者ソリジェーロの弟子で、氷のような美貌の青年。氷系最上位の攻撃魔法まで使いこなし、「隠形」のスキルも持つ。
バザンの仲間で、彼を追うセレナに魔法で致命傷を与えた。その後、賢者の教えから逸脱しつつあるバザンへの抑止力を求め、ルルキエ時代の浮遊要塞を手に入れる為に部下を引き連れて黒煙島を襲撃するも、サトゥー一行や侍大将らに妨害され、切り札の巨大ゴーレム「ギガント」も駆けつけたセレナに破壊されてしまう。捕縛後、侍大将から浮遊要塞の情報が欺瞞である事を聞かされ、放心している間にケルマレーテにより「煉獄呪詛」を浴びせられて「まつろわぬもの」と化す。暴走状態でその場にいた面々を圧倒したが、ウリオン神とカリオン神が戦士達に付与した「断罪の刃」と「聖なる守り」を前に浄化殲滅される。
ロドルォーク
都市国家カリスォーク
ラーマ・カリスォーク
ドラグ王国
ミューシア王国
黒煙島
スィーンゲン
ブルーメ・ジュレバーグ
ラドパド
オーベェル共和国
要塞都市アーカティア
ロロ
ハムっ子
アーカティア
数百年に渡って要塞都市の源泉を支配し、都市機能を維持している大魔女。見た目は20代半ばほどの赤髪の女性魔法使いで、土魔法の使い手。胸は小ぶり。普段は大魔女の弟子「ティア」として市街を出歩いており、大魔女として姿を見せる時は鍔の広い帽子と豪奢な黒いローブ、飛翔靴(フライング・ブーツ)を装備する。装飾過多な長杖は詠唱なしで魔法を使用可能となる秘宝。隠蔽や偽装の魔法道具が通用しない転生者や勇者に苦手意識がある。
子狼サイズになっていたフェンリルをロロから預かった過去があり、「勇者屋」を何かと気にかけて大口の仕事を回している。一方でフェンの勝手な買い物の料金を支払わされたり、モロクが起こす数々の騒動の尻拭いに駆り出されたりとかなりの苦労人でもある。ザンザサンサによる要塞都市襲撃の際には大魔女として都市を防衛し、中級魔族化したザンザサンサを冒険者と共に迎え撃つ。
神獣フェンリル
低い山と同じくらいの背丈がある真っ白い毛をした狼。樹海迷宮の守護者のような存在で、レベルは62だが、これは力を制限された状態で、本来はレベル91。冒険者達は樹海で倒した魔物を回収して恩恵に預かるが、生き延びた魔物は存在感に怯えて逃亡するので、出現後は狩り場を変えなければならない。
普段は灰色の髪をした狼人の青年に化けて「フェン」と名乗り、ティアの護衛をしている。また、かつて山より大きな樹皮の上級魔族と戦って疲弊し子狼ほどの大きさになった際にロロに救われ、ティアに預かられた経緯を持つ為、恩返しで彼女を影ながら護衛している。
ザンザサンサによる要塞都市襲撃の際は、サトゥーがタウロス・チャンピオンの角と氷晶珠を素材にヘパイストス名義で作った「やらかし大剣」を振るって前線で戦い、本来の姿に戻り復活した上級魔族を「ペンドラゴン」と共闘して撃破するが、重傷を負い再び子狼ほどの大きさまで縮んでしまう。
ノナ
ダッツ
ティガー
タンパー
ザンザサンサ
蛙人の老死霊術師。魔族と協力関係にあり、アーカティアを手中に落とそうと企む。シャーシとゾゾを連れ、あらゆるアンデッドを使役できる魔王「死霊冥王」の遺物を手に樹海迷宮の「邪神殿」に向かい、隠された地下霊廟で魔王の残留思念を利用してゾゾの遺体を呪物とすると、配下の呪詛騎士達を強化し、民家サイズの巨大亀・怨念鎧亀(グラッジ・タートル)の体内に潜んで要塞都市を襲撃する。しかし、「ペンドラゴン」やフェンの参戦によって捕縛され、切り札の「短角」を使おうとしたがフェンに首を切り落とされて死亡。無念のあまり悪霊化して、レベル55で、アンデッドと魔族の2種類の属性を持つ汚泥の胴体の中級魔族となるが、大魔女と冒険者達によって撃破された。
シャーシ
ゾゾ
タッポ&トッパ
モロク
ケリナグーレ
そのほかの存在
ゼン
声 - 天田益男
ミーアを攫った魔術士。ナナの前主人。レベル41。「~~なのだよ」という語尾が特徴。「不死の王(ノーライフキング)」と呼ばれる不死の魔物(アンデッド)で、白骨化した幽鬼のような姿をしているが、実はアリサと同じ元日本人の転生者で、前世の名は「ナガサキ ゼン」。
ユニークスキルは2つで、対象に限界を超えた身体能力を発揮させる「限界突破(リミット・ブレイク)」の他、名称不明の不死身化するスキルを持つ。「影魔法」と「死霊魔法」を操る。
転生前は非常に不遇な暮らしをしていたらしく、神に「死なない体」「飢えない暮らし」「理不尽な暴力に抗う力」を願って転生する。家族や妻と共に平和に暮らしていたが、妻を見初めたかつてのムーノ侯爵の弟によって一族もろとも処刑され、略奪された妻も殺された。ユニークスキルの効果によってアンデッドとして復活し、死霊魔法を使って自分と同じ境遇の死者を復活させて件の貴族とその一族を皆殺しにした過去がある。その復讐譚は劇にもされているが、貴族からの物言いで事実が改変されている。
復讐を果たした後は死を望んだが、ユニークスキルの効果で聖剣や聖職者の浄化でも死ねなくなる。そこで、妻の下に旅立つ為に、ミーアや「トラザユーヤの揺り篭」を利用して「勇者」の称号を持つ人間を生み出し、王家から盗み出した聖剣ジュルラホーンを使って自分を殺してもらおう計画し、後に望み通り揺り篭を攻略した勇者のサトゥーの手によって討たれ、彼に感謝しながら消滅した。
死後も、ムーノ領の都市核の間と迷宮都市のムーノ侯爵の甥の館に「呪詛魂(カースド・ソウル)」が残留していた。前者は契約しようとするものを拒み続け、後者は最初の住民を殺した後も寄り付く生き物すべてに害をなしていたが、どちらもサトゥーによって浄化された。
ドライアド
声 - 森永千才
森精と呼ばれる、精霊の中でも人間と会話ができる特殊な存在。緑色の肌に身長の倍ほどもある緑色の髪を持った5、6歳の童女の姿をしている。レベル21。「魅了」「吸精」「吸魔」の能力を持つ。年齢は桁が多くて読む気にもならないほど。同じ姿をしたドライアドは数多くいて、基本的にひとつの人格を共有しているため、森が存在する限り消滅することはない。身体の接触によって魔力を吸収する能力を持ち(人を選んでくちづけしたりもする)、「妖精の輪(フェアリーリング)」によって人を転移させることができる。ただしその時に吸収する魔力の量は桁違いで、並みの人間なら干上がってしまうほどである。
シガ王国王都の「聖桜樹」に宿るドライアドは、王都の情報をエルフ達に知られない為に、400年前の呪術師の呪いによって魔力経路に弁をされて外の自分と分断されていたため、他のドライアドとは似ても似つかないほど肉感的な桜色の美女になっていた。その後、サトゥーが魔力の弁を破壊したことで通常の緑童女に戻り、お礼に樹霊珠に花を咲かせる特殊効果が加わった「桜宝珠」をプレゼントした。
No.1~No.8
声 - 安野希世乃
ゼンが製造した全8体のホムンクルス。ナナの同型機なので外見はそっくりだが、No.8のみ胸が小さい。それぞれ髪型と得意な武器が違う。固有能力の理術とそれぞれが持つ武術系スキルにより、連携時の戦闘能力はかなり高い。各々が異なる役目を持ち、No.1がリーダーで、No.3が料理担当。最年長のNo.1でも2歳なので好奇心が強く、番号の大きい幼い個体ほど人の話を聞かない傾向がある。ナナと同じく子供や小さな生き物が好き。方向は分かっているが道を考えずにとにかく直進するためよく迷う。旅の間に低レベルだった面々も倍の14レベルまで上がっている。
当初は揺り籠の戦力として立ちはだかるが施設の崩壊時にサトゥーに救出され、以降は前マスターの願いを叶えた彼を新たなマスターとして認識する。ゼンの遺品を墓に返すため、じゃんけんに勝利したNo.7(ナナ)を残して旅立ち、西周りのコースでセーリュー伯爵領を進んで鉱山都市経由でクハノウ伯爵領に入るも、道に迷ってフジサン山脈へと続く山々を放浪することになる。その後、行き倒れていたジョンスミスを救助したことがきっかけで「夢晶霊廟」に同行することになり、復活したミトも加えて旅を続け、レッセウ伯爵領での魔族との戦いに介入した後は、路銀を確保するためにゼッツ伯爵領のファウの街で女給として労働し、助けたクモ助に乗って墓所のある「森巨人の里」に到達。目的を果たした後はフジサン山脈を横切って王都でサトゥー一行に合流し、名前を与えられた。
迷宮都市での特訓で実力を高めたナナに追いつくためにボルエナンの里で訓練を開始し、1ヶ月の間にスキルや称号を増やす。その後もまだ力不足であるとして、迷宮都市に場所を移して鍛錬を続け、ブートキャンプによってレベル40弱まで成長している。
Web版ではナナ以外はゼンの「限界突破」が原因で体が破裂し死亡している。
アディーン
No.1。名前はロシア語の1から。ホムンクルスたちの最年長者で、リーダー格。感情が最も豊かで言葉も流暢。編み込んだ髪をシニョンでまとめている。武器は大盾と細剣(レイピア)。大盾使いとして自分より強くなったナナに追いつくため、エルフ師匠達から修行をつけてもらう。姉妹の中で一番魔力の循環が上手く、鎧に魔力を流す技術も真っ先に習得した。
イスナー二
No.2。名前はアラビア語の2から。三つ編みポニーテール。非常に無口で、質問の回答を他の姉妹に丸投げすることもある。武器は戦鎚(ウォー・ハンマー)。
トリア
No.3。名前はラテン語の3から。節編みサイドテール。一人称は自分の名前で、ドジっ子属性持ち。武器は刃槍(ブージ)。表情変化はあまり豊かではないが、無邪気な可愛さを体の動きで表現する。料理が好き。他の姉妹と違って特訓には興味が薄いが周囲の誘導に乗せられやすく、迷宮の食材に興味を持って探索に同意し、また、獲物を自力で調達するために罠や弓をエルフ師匠達から学習することになり、ネーアに弟子入りして1ヶ月で免許皆伝をもらった。
フィーア
No.4。名前はドイツ語の4から。髪を一本結びにして胸元に垂らす。武器は大剣。言葉少なで、姉に比べて表情変化もほとんどない。堅実な性格を評価され、オークションで落札した宝珠により「水魔法」を習得。
フュンフ
No.5。名前はドイツ語の5から。ざんばらセミロング。武器は長柄斧(ポール・アックス)。会話に参加するタイミングを計るのが苦手。
シス
No.6。名前はフランス語の6から。両サイドシニョン。武器は短槍。妹であるユイットには姉の威厳的に負けられないと思っている。
ユィット
No.8。名前はフランス語の8から。武器は曲刀。他の姉妹と違って巨乳ではない。無表情だが、他の姉妹よりも人懐っこい性格で、ジェスチャーでの感情表現が豊か。ウザ可愛い。旅の途中で習得した「調教」スキルでクモ助を友達にしている。また、サトゥーに迷宮都市で移動と斥候に使う走竜をねだり、了承される。
クモ助
「足長蜘蛛蟹(ロングレッグ・スパイダー・クラブ)」という、蟹と蜘蛛を融合させたような巨大生物。レベル30ほど。脚を怪我していたところをNo.8ことユィットに治療され、調教を受けて従魔になっている。ユイット達の修行中の1ヶ月ほど魔素の薄い精霊溜まりの近くで生活したためか、肉体に変化が生じて魔物から幻獣になった。
カエルン
ユイットが従魔にした迷宮蛙(メイズ・フロッグ)。《膨らまし》でお腹を大きく膨らませて仲間を衝撃から守る事ができる。
アディーン
トリア
フィーア
ユィット
No.8。名前はフランス語の8から。武器は曲刀。他の姉妹と違って巨乳ではない。無表情だが、他の姉妹よりも人懐っこい性格で、ジェスチャーでの感情表現が豊か。ウザ可愛い。旅の途中で習得した「調教」スキルでクモ助を友達にしている。また、サトゥーに迷宮都市で移動と斥候に使う走竜をねだり、了承される。
クモ助
「足長蜘蛛蟹(ロングレッグ・スパイダー・クラブ)」という、蟹と蜘蛛を融合させたような巨大生物。レベル30ほど。脚を怪我していたところをNo.8ことユィットに治療され、調教を受けて従魔になっている。ユイット達の修行中の1ヶ月ほど魔素の薄い精霊溜まりの近くで生活したためか、肉体に変化が生じて魔物から幻獣になった。
カエルン
ユイットが従魔にした迷宮蛙(メイズ・フロッグ)。《膨らまし》でお腹を大きく膨らませて仲間を衝撃から守る事ができる。
クモ助
ケーゼ&サーゼ
竜
ヘイロン
黒竜山脈に住む黒い成竜。全長100m。成竜の中では最強の存在で、雷・闇・風の魔法を使いこなし、レベルは68だが「竜の吐息(ドラゴン・ブレス)」の攻撃力だけなら猪王を上回る。かなりやんちゃで、40年前には好物の山羊を欲してセーリュー市で大暴れし、住処の近くには大きな破壊の後がいくつも残され、ボルエナンの里にちょっかいを出して世界樹の雷に焼かれたことがある。かつて人間の子供にクロと名付けて育てていた。
黒竜山脈を降りてルモォーク王国の癒眠樹付近を寝床にしていた際に、鼬人が作ったヒュドラの毒付き竜爪矛を逆鱗付近に刺される。気が立った状態で勇者一行との交戦時したが、矛の穂先が取れたので気をよくして帰って行った。戦闘狂であり、サトゥーとの殴り合いを経て盟友と成り、サトゥーはヘイロン、ヘイロンはクロという名を与え合った。ヘイロンは単純に黒竜の中国語読み。山羊が大好物だが、サトゥーが作る料理にも魅了され、マヨネーズの魅力に目覚めた。彼が魔法で作り出す「竜泉酒」はサトゥーが交渉材料としてしばしば利用している。
天竜
フジサン山脈に住む白銀の天竜。亜神の域に達した存在。ミトとは古い友人で、「天ちゃん」と呼ばれている。その「竜の吐息」は、数キロ先から放たれたにもかかわらず、魔族の群れを蒸発させ、上級魔族や瘴魔をも瀕死に追い込むほどの威力を誇る。
竜血ホムンクルスを操って王都へ向かうミトに同行していたが、大晦日の王都に魔神が召喚されようとしていることを知って本体で王都に向かう。「瘴魔」と化したホーズナス枢機卿を撃破するが、召喚された「魔神の落とし子」を攻撃した際に侵食を受けて暴走状態に陥ってしまい、ナナシに侵食部分を切除されて重傷を負いつつも難を逃れる。しかし、逆鱗まで剥がされた激痛がトラウマになり、ナナシに対して強い恐怖心を覚える。
赤竜ウェルシュ
魔王
黄金の猪王
かつてオーク帝国を率いてフルー帝国を亡ぼし、王祖ヤマトと天竜の軍勢に敗れたオークの魔王。オークだった頃は「黄金王陛下」と呼ばれていたが、魔王化した際に容姿が変化し猪頭になった。黄・青・赤・黒・緑・桃の6体の上級魔族を従え勇者を2人殺したと言われる最強クラスの魔王。
ユニークスキルは3つで、自分の筋力や武器を強化する「一騎当千」、死んでもアンデッドとして復活する「万夫不当」、肉体を自由自在に変化させる「変幻自在」を持つ。物理系スキルは剣や回避を持ち、爆裂や破壊のようなレアな魔法も無詠唱で使いこなす。「下級魔法無効」スキルや魔法の小盾に加え、「物理ダメージ99%カット」「魔法ダメージ90%カット」の効果がある「金鱗障壁」と呼ばれる金色の肌で身を守る。武器は神授の聖剣に匹敵する2振りの柳葉刀や、「変幻自在」で肋骨から作った槍と破壊魔法を纏わせた黒炎骨刀。さらに即死や石化などの効果を乗せた魔眼も使うことが出来る。
赤青の上級魔族と魔王信奉者集団「自由の翼」が公都の地下の「猪王の迷宮」遺跡で行なった儀式により、誘拐されたセーラに憑依し彼女の肉体を内側から引き裂いてその中から復活する。この時のレベルは120。サトゥーと死闘を繰り広げ、剣術と無詠唱魔法を織り交ぜた高い戦闘技術で彼を今までに無いほど苦戦させ、武器の貯蔵が無くなりかけるほどに追い詰めた。聖なる武器で滅ぼされる度に「万夫不当」で13回も復活したが、ユニークスキルの過剰使用で徐々に理性を失い、最期には魔力を過剰充填した青液と中級火魔法「火炎炉(フォージ)」の組み合わせで生じた聖なる青い烈光で跡形も無く焼き滅ぼされ、復活を果たせず消滅した。
狗頭の古王
かつてセリビーラに出現した魔王。神に苦しめられる人々を解放したいと願い、20000年前に世界中の神殿を破壊し、古代ララキエ王朝を滅ぼした。「邪神」と呼ばれるほどの力がある最強の魔王とされており、称号に「真の魔王」「魔王」「解放者」「虐殺者」「救世主」「神を騙る者」「神敵」を持つ。伝説では8人の神、あるいは竜神と天竜によって倒されたとされるが、本人によると幾度も魔神に挑んで殺されているらしい。迷宮下層の転生者達とも面識がある。紫色の体毛と狗の顔が特徴。基本の姿は180cmほどの背丈だが、身長5mの狼男、狼そのものなどの姿に変化することも出来る。
ユニークスキルは破格の9つで、物理攻撃を完全無効化する盾を作る「絶対物理防御(アンチ・フィジカル)」、精密射撃系の魔法や武器の精度を狂わせる「確率変動(トリックスター)」、魔法陣から眷属を召喚する「眷属召喚(コール・ファミリーア)」、無数の眷属を呼び出す「軍団召喚(レギオン)」、眷属を狂乱させ攻撃能力を底上げする「滅心狂乱(バーサーカー)」、トロールの魔王から奪った概念を編み上げた球体を操る「森羅万象(ライブラリ)」、魔法を完全無効化する漆黒のカーテン「絶対魔法防御(アンチ・マジック)」、自分の周囲に消滅効果を持った暗紫色のドームを展開する「神喰魔狼(フェンリル)」を持つ。主な武器はグレイブのような3mほどのポールウエポン。全盛期には四天王と称された4体の強力な眷属を操った。
迷宮都市に蔓延する大量の瘴気を利用し、アリサが「階層の主」に使った召喚陣に便乗して復活を果たす。レベルは140。理性を保っていたためその場にいた面々を見逃すが、世界中の神殿を焼き払うことを宣言したため大砂漠でサトゥーと交戦することになる。サトゥーのことを魔神だと思っていた。サトゥーの上位互換といえる魔神と交戦した経験から、交渉のため本気では無かったとは言え次々と彼の力を打ち破る。だが乱入してきたパリオン神らしき謎の存在によって自身の行動が文明の発展を妨げ神々の力を弱めるために、黒幕に唆された結果だと気づかされ、信仰を捨てない人々を殺した罪悪感に押しつぶされて「狂える魔王」に堕ちる。激情のままに世界を滅ぼそうとしたが、サトゥーの最強魔法「流星雨」で1000個を超える巨大隕石の飽和攻撃を受けて死亡した。
炎王
炎王
海王
海王
空王
空王
鬼人王
砂塵王
パリオン神国の魔窟に出現した魔王。レベル62。外見は砂色の蠍と人間をくっつけて大きくした感じで、伸縮自在の長い尻尾で死角から足を刈りに来る。
身体の周りに浮かべる紫金の光でできた巨大な鱗「反射光鱗」は攻防一体の強力な技で、素早く移動させて鎧ごと人体を切断する攻撃を行うほか、ハヤトの「最強の矛」を込めた聖剣の一撃を防ぎ、禁呪未満の魔法攻撃を反射することができる。さらに転移系のユニークスキルを保有し、空間魔法による転移阻害を突破して逃走する事が可能。ただ、自在に転移できるわけではなく、転移先は第6魔窟に限定される為、実際は撤退用の能力である。激昂すると紫電を帯びた強烈な砂嵐を起こす。「砂塵兵」という魔物を眷属として使役する。
殺してしまった娘の形見である草編みの人形を大切にしている。魔王でありながら人殺しを忌避しており、「魅了(チャーム)」や模倣した「強制」スキルでは魔窟に縛り付けることしかできなかったため、瘴気濃度を上げるために砂塵兵の増産をさせられていた。逃げ足が非常に早く、身代わりを残したり、雑魚を嗾けたりしてハヤト達を翻弄しており、接触時には鬼人王から与えられていた「魔神の落とし子」の欠片を投げつけて相手を「穢れ」状態にして追い払う。解呪に成功したハヤトとその後二度にわたって戦闘を繰り返すが、互いに決定打を欠いたまま時間が過ぎる。そして、戦力増強として緑の上級魔族により「落とし子」が原料の「黒い魔核」を強制的に与えられ、レベルが72まで上昇して何倍も強くなった代わりに自我が「穢れ」に喰われ、紫色だった地肌はタールのような漆黒に爛れてしまう。最終決戦では勇者パーティーに追い詰められるが、形見の人形をハヤトが破壊してしまったことで暴走、さらにレベルが82まで上昇した上に体力と魔力が全回復、体も二回り大きくなる。魔神の呪いで後衛陣を倒し、光鱗でハヤト以外の前衛も戦闘不能にするが、アリサの魔法で転移してきたサトゥーの援護を受けたハヤトの手で討伐された。
その正体は砂塵兵の量産を強要された砂人の実験体。
砂塵兵
砂塵王の眷属の魔物。物理攻撃耐性や再生の種族特性を持ち、矢や風魔法は無効化、爆発性のない火魔法と土魔法、雷魔法の威力を半減するが、水魔法や爆裂魔法に弱い。
シズカ
長耳族の魔王。24歳。魔王の中では最弱のレベル50。ところどころ黒くくすんだ真っ直ぐな黒髪の女性。通常スキルは「神聖魔法:パリオン教」のみ、称号に「聖女」「魔王」「偽りの聖女」「献身者」「引きこもり」を持つ。ユニークスキルは他者を眷属化する「眷属化(アドプション・ファミリーア)」と、眷属のスキルや経験値を別の者に移す「譲渡(トランスファー・エレメント)」の2つ。「能力鑑定」などスキルの一部は賢者に奪われている。ステータスは「魔神手形」で偽装している。
前世は同人漫画家だったが、20歳の時に死亡し、取り替え子として生を受けた。スーツ萌えでオフィス系恋愛モノや上司部下BLが好み。
賢者ソリジェーロの「強制」に縛られて、彼が太守を務める都市の地下にある「聖女の間」に幽閉されながら、「才渡りの儀」と称して賢者とその配下に力を移動させていた。搾取の片棒を担いで信者を騙してきた罪悪感のため、状態異常に「病気:鬱」「病気:胃潰瘍」を抱えている。修行の里から消えた子供を探して魔窟に潜入していたナナシによって儀式の場から拉致され、魔王ザーザリスを元に戻すために尽力した。その後は精霊溜まりにある秘密基地に建てた家で静かに暮らすことを望み、趣味が合うアリサやヒカルと仲良くなって、自分がユニークスキルを奪わされたせいで消耗していた幼いダイゴとチナツの看病をしている。以降は同人誌の執筆を行いつつ、ヒカルを介してセテラリック国王から貰った毛が長めのチワワのような子犬に「ワン太」と名付けて飼育している。
魔族
黒の上級魔族
声 - 三宅健太
目玉魔族の主であり、レベル62の上級魔族。王祖ヤマトと戦った古参魔族の1体。黄色魔族の影のように描かれ、神出鬼没と紹介されている。一人称は「ワガハイ」であり、目玉魔族と同様セリフの後「~~ワガハイ○○」と付けるおかしな口調の為、サトゥーからは「ワガハイ君」などと呼ばれていた。7mの巨体に、雄羊の角と蝙蝠の翼、4本の腕、二股に分かれた尾が特徴。風、雷、闇の魔法と格闘スキルの他、「飛行」「石化の吐息」「毒」「自己再生」「眷属創造」といった固有能力を持ち、戦闘時には強化魔法で「物理ダメージ90%カット」したり「物理攻撃力を300%アップ」させる。
配下の目玉魔族の召喚により「悪魔の迷宮」に出現し人々を圧倒するが、勇者に扮したサトゥーには及ばず神剣の一撃で滅ぼされる。この戦いでサトゥーは「勇者」の称号を得た。また、サトゥーが異世界に転移する前日にルモォーク王国を襲撃し、8人目の召喚者を誘拐した嫌疑がかかっている。
赤肌魔族
青肌魔族
黄肌魔族
黄色い肌に2つの頭をもち肩から水牛のような角を生やした上級魔族。人族の3倍を超える巨躯。黄金の猪王の筆頭幹部でリーダー格。並みの魔王より強かったとされ、レベルは71。「デス」語尾が特徴。黄衣の魔法使いに扮して各地で暗躍していた。レベル310のサトゥーをも上回る3300ポイント近い莫大な魔力を持ち、「召喚魔法」「精神魔法」「炎魔法」などを得意とする魔法戦主体の魔族だが近接戦闘も強く、6年前には勇者ハヤトの一行に仲間の半数を失わせるという壊滅的な被害を与えた。回復玉(キュアボール)という魔物を召喚して自分を回復させながら障壁で身を守り、魔法で遠距離攻撃を行うのが得意。
レイの父を骸骨王に変えてララキエを浮上させる手伝いをしたり、ムーノ市やセリビーラの迷宮で魔王復活に利用するための瘴気を収集し、迷賊達に魔人薬の製法を教える、ヨウォーク王国ではオルキデに「竜の血」を与えたなど色々と暗躍していた。バンやムクロ、「迷宮の主」とレベル99の「太古の根魂」を改造したこともあった。武術大会会場に出現し持続式の召喚魔法で大量の魔物を送り込んで人々を苦しめたが、勇者ナナシのあまりにも理不尽な力により切り札の大怪魚トヴケゼェーラの群れを全滅させられたあげく、全魔力を吸収されて弱体化したところでハヤトの攻撃を受け、「やり直しを要求するのデース」と断末魔をあげながら消滅した。
大怪魚(トヴケゼェーラ)
黄肌魔族が使役する魔物。全長300mで黒いクジラのような姿をしており、空を飛ぶ。名前は恐らく日本語の「飛ぶ鯨」の聞き間違い。竜さえ手こずる伝説の空中要塞として知られる。また、体内には「生命強奪(ライフ・ドレイン)」というスキルを持つ線虫型の魔物が寄生している。サガ帝国の北方、浮遊石のある地域を巣としている。
黄肌魔族に召喚され、レベル97の個体が7頭も公都に現れたが、鯨肉に興奮したナナシの「集光」と「光線」の合体魔法で瞬殺された。その肉はステータスを一時的に1割増しにする食料、「銀皮」という硬質化した脂肪層は耐衝撃性の高い繊維、ヒレは空力機関の材料、水晶体は光線銃の部品として、余すところなく有効活用されている。
緑の上級魔族
ザマス語尾が特徴。黄金の猪王の筆頭幹部。緑色のヘビとして描かれるが、変幻自在だったと伝わっており、勇者の鑑定スキルさえ欺く能力を持ち、王祖ヤマトの軍を混乱に陥れたとされている。慎重で危険への嗅覚が鋭く、本体は表に出ず、「擬体(アバター)」を利用して行動する。移動時には深緑色のワイバーンに変身する。
迷宮都市では誘拐したポプテマに精神魔法をかけて洗脳し、大量の瘴気を生産させようと暗躍していたが、サトゥーの「聖光鎧」スキルで擬体越しに本体まで響くダメージを与えられて撤退する。レッセウ伯爵領でも暗躍していたが、その際の戦闘で擬体は破壊されている。
パリオン神国では賢者ソリジェーロと協力して、魔神牢の解放を最優先に行動する。砂塵王を操り、計画に狂いが生じて賢者が魔神牢の封印解除を延期しようとしたのを翻意させるため、民衆を精神魔法で扇動することで暴徒化させる。賢者がサトゥーに敗れたのを見て彼を魔王化させ、「神喚」を使わせたものの結果は失敗。再起を図り撤退したが、ヒカルが対策として用意していたアイテム「夢追糸車」によって本拠地を突き止められ、配下の魔族諸共討伐された。
樹皮の上級魔族
目玉魔族
声 - 浜添伸也
セーリュー市に潜んでいた下級魔族。一人称は「ワテクシ」で、セリフの後「~~ワテクシ○○」と付けるおかしなしゃべり方をする。レベルは36、「火魔法:魔族」「闇魔法:魔族」スキルと、種族固有能力で「邪眼:魅了」を持つ。リザ、タマ、ポチの前の主人であったウースに憑りつき、セーリュー市内で騒動を起こした後、その地下に迷宮を創造する。その後、勇者に扮したサトゥーやゼナたちに追い詰められるが、主である「黒の上級魔族」を召喚した後、喰われて吸収された。
偽執政官
ムーノ男爵領で暗躍していた下級魔族。種族特性で「飛行」「分身」「変身」「下級魔法耐性」、スキルとして「精神魔法」「死霊魔法」を持つ。レベルは40ほどだが、分身を1つ作るごとに本体のレベルが1ずつ低下する。分身と本体の位置を入れ替える能力を持つため非常にしぶとく、憑依した相手の能力を使うことも出来る。
「黄金の陛下」の復活の為、3年前からムーノ領の執政官に化け、騎士を含む犯罪歴のある相手に分体を憑依させ、領民の怨嗟や怨念を集めていた。精神魔法を使って領主を騙し、領軍を同士討ちで壊滅させ、ガボの実で増殖させた15000匹のデミゴブリンを操ってムーノ市を攻撃する。だが、カリナに計画を聞かれたことがきっかけになり、ゴブリンの群れは援軍の巨人たちに駆逐され、瘴気を溜めていた「邪念壷(カオス・ジャー)」も持ち出させた配下の文官や武官が自分達の企みで増加した盗賊によって道中で殺害されたことで輸送に失敗。自ら騒霊(ポルターガイスト)化してムーノ城の魔砲へ取り憑き市街を焼き払おうとしたが、発射直前にムーノ男爵が都市核の掌握に成功したため不発に終わり、最期は勇者に扮したサトゥーに倒された。
プニ玉
下級魔族
長角魔族
「長角(ロングホーン)」で変異した中級魔族。
公都のテニオン神殿を襲撃したものは直立する薄紫色の肌をした雄牛型で、レベルは45もあったが外聞よりセーラの救命を優先したサトゥーに雑魚扱いされ、妖精剣の一撃で消滅した。
迷宮都市で迷賊が変化したものは8本腕に銀色で全身が剣でできているような姿。レベル40。腕による突きはそのレベルに見合わないほど鋭い。獣娘やナナを軽々とあしらうほど強く、ギルド長の「豪炎弾」でも半分もダメージを与えられなかった。しかし、サトゥーの魔刃を帯びた石槍で魔核を貫かれて倒された。
王都の下町で「自由の光」構成員が変化したものは、レベル50で、青銀色の鉤爪を振るい、体を覆う銀色の鱗を散弾のように発射する能力を持っていたが、サトゥーとゴウエンによって倒された。
短角魔族
「短角(ショートホーン)」で変異した下級魔族。
「自由の翼」構成員が変異したものは公都の都市で暴れた。グルリアン市に出現した個体はレベル30で「変身」「炎掌」の種族特性と「怪力」「剛身」のスキルを持つ6本腕のゴリラのような前衛タイプで、カリナやサトゥー一行の尽力で被害が大きくなる前に倒されたが、他の都市では大きな被害を出している。
公都のテニオン神殿を襲った2体は、レベル30で「伸縮」「鋼身」「再生」の種族特製持ちの鈍色の触手を生やした巨漢と、銀羽虫を作り出す「生産」と「防御壁」の種族特性に「雷魔法」「指揮」スキル持ちの鳥の巣頭で、どちらもリーングランデとシャロリックによって討伐された。
迷宮都市では探索者ギルドに捕縛された迷賊が「短角」で変異し、複数体が出現した。口からナパーム弾のようなものを吐き出して攻撃する蜥蜴型は、サトゥーの石飛礫一撃で倒された。下半身が蜘蛛、上半身が蟷螂で、4本の腕は全て剣や斧のような武器になっている女性魔族は、武器化した腕や乳房棘で攻撃していたが、チーム「ペンドラゴン」に翻弄されてサトゥーの投石で消滅。透明化能力を持つ魔族は攻撃し赤鉄の探索者を倒すが、レーダーとAR表示の前になすすべもなくサトゥーによって妖精剣で一刀両断される。熊型魔族は襲いかかったルルに投げ飛ばされ、チーム「ペンドラゴン」に倒された。
王都の下町で「自由の光」構成員が変化したものは、ゴリラと犀を歪に混ぜ合わせたような姿をしており、腕や角を伸ばす攻撃手段を持っていたが、他の4体と共にリザに倒された。
馬頭の中級魔族
剛毛魔族
神
アコンカグラ
パリオン
別の世界からこの世界へ渡ってきた神の1柱。幼き女神と称される。魔神に苦しめられる人々を救うため、竜神に「勇者召喚」の魔法を願ったと伝わっている。パーソナルカラーは青色。
「狗頭の古王」からパリオンと呼ばれる謎の童女はサトゥーを「私の勇者」と呼んで目をかけている。サトゥーと狗頭の交戦に介入した際には、最強の魔王を一方的に封印するという圧倒的な力と、人の営みに興味を示さないという神話と乖離した性格を見せている。本人によると他の神のように文明を抑制したり、天災を起こして自作自演で信仰心を集めるような真似はしていないらしい。
ユ・パリオン巫女長への神託を通して、サトゥーらにパリオン神国にしばらく逗留するよう要請し、ソリジェーロが引き起こした事件を解決したサトゥーに感謝の意を伝え、「パリオンの認めし者」「パリオンの証」「パリオンの使徒」「祝福:パリオン神」の称号を与える。その言動から、上述の童女とは別存在ではないかとサトゥーは疑っている。
カリオン
別の世界からこの世界へ渡ってきた神の1柱。「叡智」を司る神。パーソナルカラーは朱色。好奇心旺盛なわりに、興味が湧かない事に対しては驚くほどドライ。うっかり属性がある。神力を用いた「聖なる守り」は竜神以外は突破できず、魔神残滓の穢れによる侵食を防ぐ効果がある。
カリオン中央神殿主催の奉納祭りでサトゥーが提出し、審査員特別賞を受賞した世界樹製の神像「美少女は花吹雪とともに」を依り代に、分け御霊を憑依させて街に繰り出す。自らの神威が効かないサトゥーに興味を抱き、観光に同行させる。人界の美味に関心があり、サトゥーの料理を気に入って「神調理師」「カリオンの料理人」「カリオンの認めし者」「カリオンの使徒」の称号を与え、シェリファード法国、ミューシア王国、黒煙島、オーベェル共和国への物見遊山に同行する。そしてピアロォーク王国の「神裁牢」から復活した「まつろわぬもの」の討伐を手伝った事を讃えて、サトゥーに「祝福:カリオン神」「カリオンの証」の称号と神力で作った「知泉石」を授けて人界を去る。使用後の木像は聖遺物としてサトゥーが匿名でカリスウォークに送り届けた。
ウリオン
別の世界からこの世界へ渡ってきた神の1柱。「断罪と審判」を司る神。パーソナルカラーは紅色。神力で「断罪の刃」を付与された武器は、「まつろわぬもの」の再生能力を無効化して魔神残滓ごと浄化殲滅が可能となる。
カリオン神に連れられてウリオン中央神殿にやって来たサトゥーに、カリオンと同じ依り代を用意するよう要求し、世界樹製の神像に分け御霊を憑依させる。サトゥーを「ウリオンの使徒」に任命、ミューシア王国、黒煙島、オーベェル共和国への物見遊山に同行する。そしてピアロォーク王国の「神裁牢」から復活した「まつろわぬもの」の討伐を手伝った事を讃えて、サトゥーに「祝福:ウリオン神」「ウリオンの認めし者」「ウリオンの証」の称号と神力で作った「紅法石」を与えて人界を去る。使用後の木像は聖遺物としてサトゥーが匿名でシェリファード法国に送り届けた。
テニオン
魔神
別の世界から現れた神の1柱。「盗神」という蔑称でも呼ばれる。魔族の神で、「魔王」という仕組みを作って昔から人々を苦しめている。「魔王」や「魔族」といった「適度な災害」は信仰心を集めるのに役立つとして他の神々も感謝している節がある。この神を崇める人々は「自由」を標榜しているが、実は信仰を広めさせないために文明の抑制を主導しているとみられている。「まつろわぬもの」とは違ってこの世界の一要素であるが、ウリオンからは嫌われている。
下級魔法をサトゥーの中級魔法に等しい威力で使い、次元刀や虚無刀、神舞装甲、竜破斬といった武器を操るらしく、あらゆる能力と発想でレベル310のサトゥーを超えている。またロリコンでもあるらしく、実際に幼い容姿のエルフたちの里は今まで一度も魔王や魔族に襲われたことがない。
魔神の落とし子
魔神の一部。高さ9km、幅10mの黒線。剣も魔法も通じず、亜神の域にある天竜などや神々しか傷付けることができない。ただ鞭のように打擲するだけでも凄まじい威力を発揮し、神剣を使ったレベル311のサトゥーでも、ミトやアリサの支援魔法がなければ押し切られていたほど。千切れた欠片に触れるだけで、高濃度の瘴気汚染による状態異常「穢れ」が生じ、レベル10から20の魔物がレベル50のスライムへと変貌させる。
ホーズナス枢機卿の「神喚」により大晦日の王都に3本召喚される。2本はナナシが神剣で滅ぼし、1本は天竜に引き裂かれながらも逆に浸食していったが、やはりナナシに滅ぼされた。
魔神残滓を加工した呪具は「煉獄呪詛」と呼ばれる。
日本
橘 ユミリ(たちばな ユミリ)
高坏 光美(こうはい みつみ)
国家と都市
シガ王国
身分制度が厳格で上位貴族の権力が強く、迷宮資源大臣以外の大臣職や将軍職は門閥貴族によって独占される。そのため、平民に対する無礼討ちをしても罪には問われない場合がある。貴族の間では、魔族が相手の際は領土を超えて軍事的に協力するという取り決め『蒼の誓約』がある。
成人年齢は15歳。やや男尊女卑の傾向があり、基本的に結婚した女性は家庭に入る。識字率は低め。人族が主体で、領地によって亜人の扱いにも差があり、王国北部では亜人差別が深刻。法律上、奴隷は主人の所有物という扱いなので、商業ギルドで口座を開設することはできない。嫡子のいない未婚の上級貴族家当主は1年以内に嫡子を儲けなければならないという国法があり、さらに3年以内に子供ができなければ第2夫人や新しい妾が必要になる。
セーリュー伯爵領
兵卒でもワイバーンと戦わされることで有名であり、領軍の職場環境はなかなかにブラック。
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
セーリュー市
昔は猟師や農民が獣人に殺されたりしていたことがあるため市民には獣人差別の意識が根強い。一部の妖精族を除く亜人種は奴隷以外で存在することができないほどで、宿屋では部屋に泊めてもらえず、理不尽な理由でも躊躇なく亜人の子供に石を投げつけられる。
揚げたコウモリの翼に黒味噌を付けた「竜翼揚げ」や、甘い芋の餡を練り込んだパンが古くからの名物で、ジョンスミスが考案した市の名を冠する「セーリュー揚げ」と呼ばれる肉無しポテトコロッケも新たな名物になった。
東町の通りには露店が並び、西町には娼館や奴隷商会がある。そのため西町の方はやや治安が悪く、獣人奴隷もこちらに多い。
下級魔族の策略により、大陸で7つ目の生きた迷宮「悪魔の迷宮」が誕生、159名の人が巻き込まれ、黒の上級魔族も出現したが、仮面の勇者(サトゥー)によって事態は解決した。これにより迷宮運営のノウハウを学ぶため、領軍からセリビーラへ選抜隊を派遣することになった。
悪魔の迷宮
カノイナの街
カノイナの街
カノイナの街
カノイナの街
カノイナの街
カノイナの街
カノイナの街
カノイナの街
クハノウ伯爵領
クハノウ伯爵領
セダム市
セダム市
セダム市
セダム市
セダム市
セダム市
セダム市
セダム市
幻想の森
幻想の森
幻想の森
幻想の森
幻想の森
幻想の森
幻想の森
幻想の森
ムーノ男爵領→ムーノ伯爵領(旧ムーノ侯爵領)
人口はかなり少なく、領都以外に人口が10000人を超えている都市はない。亜人差別も酷いわけではないが、人族と亜人が共存している場所はない。
かつてはムーノ侯爵の統治下で当時最大の権勢を誇っていたが、あまりに横暴な行いを続けたことから、その犠牲となって処刑され「不死の王」として蘇った魔術師ゼンによる復讐で、傍系に至るまで係累全てが滅ぼされた。その後に就任した領主もほとんどが変死か怪死しており、ただ客として訪れただけの貴族ですら不幸になったことから、「呪われた領地」と忌み嫌われている。
オーユゴック公爵の係累のレオン・ドナーノ準男爵がムーノの家名と領土を引き継ぐが、ゼンの呪いにより都市核との契約ができないため、領主としては異様に爵位の低い男爵として統治することになった。以前は貧乏なだけの領地だったが、3年ほど前に執政官の交代に乗じて魔族が民衆の苦痛を瘴気産生に利用するため暗躍し始め、それ以来続く飢饉のせいで奴隷に身を落としたり盗賊業に手を染める領民が後を絶たない。役人達は腐敗し、犯罪歴を持つ兵隊達が盗賊以上に好き勝手していて無政府状態に近い酷いありさまとなっている。人材不足も深刻で、当初は領内の爵位持ち貴族が2名、うち永代貴族はムーノ家だけ、執政官候補のニナは魔族の策略で投獄中という状態にあった。
その後、魔族によって盗賊討伐任務中の領兵約1000名が殺害され、デミゴブリンの軍勢により手薄になった領都が陥落しかけるが、勇者の活躍と領主の正式就任により最悪の状況を脱し、サトゥーやアリサの協力も得て人事の再編や飢饉対策に乗り出している。また不足が著しい人材に関しては、新執政官の伝手でボルエハルトへの留学やオーユゴック公爵領での公募などを進めている。サトゥー一行が公都やボエルハルトで行った活動のお陰で、食糧不足や職人と労働者不足が解消され、「呪われ領」の噂も和らいで役人・士官候補の食い詰め貴族も集まり、深刻な人材不足からは脱した。年始に陞爵された事で、ムーノ伯爵領になる。
ムーノ男爵領→ムーノ伯爵領(旧ムーノ侯爵領)
人口はかなり少なく、領都以外に人口が10000人を超えている都市はない。亜人差別も酷いわけではないが、人族と亜人が共存している場所はない。
かつてはムーノ侯爵の統治下で当時最大の権勢を誇っていたが、あまりに横暴な行いを続けたことから、その犠牲となって処刑され「不死の王」として蘇った魔術師ゼンによる復讐で、傍系に至るまで係累全てが滅ぼされた。その後に就任した領主もほとんどが変死か怪死しており、ただ客として訪れただけの貴族ですら不幸になったことから、「呪われた領地」と忌み嫌われている。
オーユゴック公爵の係累のレオン・ドナーノ準男爵がムーノの家名と領土を引き継ぐが、ゼンの呪いにより都市核との契約ができないため、領主としては異様に爵位の低い男爵として統治することになった。以前は貧乏なだけの領地だったが、3年ほど前に執政官の交代に乗じて魔族が民衆の苦痛を瘴気産生に利用するため暗躍し始め、それ以来続く飢饉のせいで奴隷に身を落としたり盗賊業に手を染める領民が後を絶たない。役人達は腐敗し、犯罪歴を持つ兵隊達が盗賊以上に好き勝手していて無政府状態に近い酷いありさまとなっている。人材不足も深刻で、当初は領内の爵位持ち貴族が2名、うち永代貴族はムーノ家だけ、執政官候補のニナは魔族の策略で投獄中という状態にあった。
その後、魔族によって盗賊討伐任務中の領兵約1000名が殺害され、デミゴブリンの軍勢により手薄になった領都が陥落しかけるが、勇者の活躍と領主の正式就任により最悪の状況を脱し、サトゥーやアリサの協力も得て人事の再編や飢饉対策に乗り出している。また不足が著しい人材に関しては、新執政官の伝手でボルエハルトへの留学やオーユゴック公爵領での公募などを進めている。サトゥー一行が公都やボエルハルトで行った活動のお陰で、食糧不足や職人と労働者不足が解消され、「呪われ領」の噂も和らいで役人・士官候補の食い詰め貴族も集まり、深刻な人材不足からは脱した。年始に陞爵された事で、ムーノ伯爵領になる。
ムーノ市
魔王復活に必要な瘴気の温床として3年前から執政官に化けた下級魔族に利用されており、2年前には養護院が閉鎖されて市内では魔王信奉組織も横行していた。魔族の企みで15000匹に増殖したデミゴブリンの襲撃を受けるが、その事実に気付いた男爵次女カリナの尽力とサトゥー一行や森巨人たちの協力により救済される。
その後はサトゥー一行の援助で怪我人や重病人が魔法薬で治療され、飢饉対策に区画整理された畑でガボの実の栽培を開始、名産品の創出と市民の自立支援として川魚の練り物「ササカマ」(≠笹蒲鉾)の生産が行われるようになる。
ムーノ市
魔王復活に必要な瘴気の温床として3年前から執政官に化けた下級魔族に利用されており、2年前には養護院が閉鎖されて市内では魔王信奉組織も横行していた。魔族の企みで15000匹に増殖したデミゴブリンの襲撃を受けるが、その事実に気付いた男爵次女カリナの尽力とサトゥー一行や森巨人たちの協力により救済される。
その後はサトゥー一行の援助で怪我人や重病人が魔法薬で治療され、飢饉対策に区画整理された畑でガボの実の栽培を開始、名産品の創出と市民の自立支援として川魚の練り物「ササカマ」(≠笹蒲鉾)の生産が行われるようになる。
ムーノ市
魔王復活に必要な瘴気の温床として3年前から執政官に化けた下級魔族に利用されており、2年前には養護院が閉鎖されて市内では魔王信奉組織も横行していた。魔族の企みで15000匹に増殖したデミゴブリンの襲撃を受けるが、その事実に気付いた男爵次女カリナの尽力とサトゥー一行や森巨人たちの協力により救済される。
その後はサトゥー一行の援助で怪我人や重病人が魔法薬で治療され、飢饉対策に区画整理された畑でガボの実の栽培を開始、名産品の創出と市民の自立支援として川魚の練り物「ササカマ」(≠笹蒲鉾)の生産が行われるようになる。
ムーノ市
魔王復活に必要な瘴気の温床として3年前から執政官に化けた下級魔族に利用されており、2年前には養護院が閉鎖されて市内では魔王信奉組織も横行していた。魔族の企みで15000匹に増殖したデミゴブリンの襲撃を受けるが、その事実に気付いた男爵次女カリナの尽力とサトゥー一行や森巨人たちの協力により救済される。
その後はサトゥー一行の援助で怪我人や重病人が魔法薬で治療され、飢饉対策に区画整理された畑でガボの実の栽培を開始、名産品の創出と市民の自立支援として川魚の練り物「ササカマ」(≠笹蒲鉾)の生産が行われるようになる。
ムーノ市
魔王復活に必要な瘴気の温床として3年前から執政官に化けた下級魔族に利用されており、2年前には養護院が閉鎖されて市内では魔王信奉組織も横行していた。魔族の企みで15000匹に増殖したデミゴブリンの襲撃を受けるが、その事実に気付いた男爵次女カリナの尽力とサトゥー一行や森巨人たちの協力により救済される。
その後はサトゥー一行の援助で怪我人や重病人が魔法薬で治療され、飢饉対策に区画整理された畑でガボの実の栽培を開始、名産品の創出と市民の自立支援として川魚の練り物「ササカマ」(≠笹蒲鉾)の生産が行われるようになる。
ムーノ市
魔王復活に必要な瘴気の温床として3年前から執政官に化けた下級魔族に利用されており、2年前には養護院が閉鎖されて市内では魔王信奉組織も横行していた。魔族の企みで15000匹に増殖したデミゴブリンの襲撃を受けるが、その事実に気付いた男爵次女カリナの尽力とサトゥー一行や森巨人たちの協力により救済される。
その後はサトゥー一行の援助で怪我人や重病人が魔法薬で治療され、飢饉対策に区画整理された畑でガボの実の栽培を開始、名産品の創出と市民の自立支援として川魚の練り物「ササカマ」(≠笹蒲鉾)の生産が行われるようになる。
ムーノ市
魔王復活に必要な瘴気の温床として3年前から執政官に化けた下級魔族に利用されており、2年前には養護院が閉鎖されて市内では魔王信奉組織も横行していた。魔族の企みで15000匹に増殖したデミゴブリンの襲撃を受けるが、その事実に気付いた男爵次女カリナの尽力とサトゥー一行や森巨人たちの協力により救済される。
その後はサトゥー一行の援助で怪我人や重病人が魔法薬で治療され、飢饉対策に区画整理された畑でガボの実の栽培を開始、名産品の創出と市民の自立支援として川魚の練り物「ササカマ」(≠笹蒲鉾)の生産が行われるようになる。
ムーノ市
魔王復活に必要な瘴気の温床として3年前から執政官に化けた下級魔族に利用されており、2年前には養護院が閉鎖されて市内では魔王信奉組織も横行していた。魔族の企みで15000匹に増殖したデミゴブリンの襲撃を受けるが、その事実に気付いた男爵次女カリナの尽力とサトゥー一行や森巨人たちの協力により救済される。
その後はサトゥー一行の援助で怪我人や重病人が魔法薬で治療され、飢饉対策に区画整理された畑でガボの実の栽培を開始、名産品の創出と市民の自立支援として川魚の練り物「ササカマ」(≠笹蒲鉾)の生産が行われるようになる。
ペンドラゴン砦
ペンドラゴン砦
ペンドラゴン砦
ペンドラゴン砦
ペンドラゴン砦
ペンドラゴン砦
ペンドラゴン砦
ペンドラゴン砦
森巨人の里
サトゥーたちが訪問する少し前にヒュドラに襲撃され、巨人族の子供たちがその毒に苦しんでいたが、サトゥーの提供した解毒薬で回復した。その恩返しでムーノ市の危機にも救援を派遣している。
森巨人の里
サトゥーたちが訪問する少し前にヒュドラに襲撃され、巨人族の子供たちがその毒に苦しんでいたが、サトゥーの提供した解毒薬で回復した。その恩返しでムーノ市の危機にも救援を派遣している。
森巨人の里
サトゥーたちが訪問する少し前にヒュドラに襲撃され、巨人族の子供たちがその毒に苦しんでいたが、サトゥーの提供した解毒薬で回復した。その恩返しでムーノ市の危機にも救援を派遣している。
森巨人の里
サトゥーたちが訪問する少し前にヒュドラに襲撃され、巨人族の子供たちがその毒に苦しんでいたが、サトゥーの提供した解毒薬で回復した。その恩返しでムーノ市の危機にも救援を派遣している。
森巨人の里
サトゥーたちが訪問する少し前にヒュドラに襲撃され、巨人族の子供たちがその毒に苦しんでいたが、サトゥーの提供した解毒薬で回復した。その恩返しでムーノ市の危機にも救援を派遣している。
森巨人の里
サトゥーたちが訪問する少し前にヒュドラに襲撃され、巨人族の子供たちがその毒に苦しんでいたが、サトゥーの提供した解毒薬で回復した。その恩返しでムーノ市の危機にも救援を派遣している。
森巨人の里
サトゥーたちが訪問する少し前にヒュドラに襲撃され、巨人族の子供たちがその毒に苦しんでいたが、サトゥーの提供した解毒薬で回復した。その恩返しでムーノ市の危機にも救援を派遣している。
森巨人の里
サトゥーたちが訪問する少し前にヒュドラに襲撃され、巨人族の子供たちがその毒に苦しんでいたが、サトゥーの提供した解毒薬で回復した。その恩返しでムーノ市の危機にも救援を派遣している。
オーユゴック公爵領
3年おきに大規模な武術大会が行われている。ここで好成績を残すと貴族の家臣として仕官できるため、この時期になると各地から腕自慢が集まり1次予選参加をかけた野試合が至るところで見られるようになる。また公爵軍の近衛隊の入隊条件である「武術大会1次予選突破」を満たすため、爵位を継げない貴族子弟が1次予選免除に必要な魔剣等を求めるのも風物詩である。
王都の需要を賄えるほどの綿花の産地だが、陸路では遠く、危険を伴う海路を用いるため、主に加工品の綿製品を輸送する。
オーユゴック公爵領
3年おきに大規模な武術大会が行われている。ここで好成績を残すと貴族の家臣として仕官できるため、この時期になると各地から腕自慢が集まり1次予選参加をかけた野試合が至るところで見られるようになる。また公爵軍の近衛隊の入隊条件である「武術大会1次予選突破」を満たすため、爵位を継げない貴族子弟が1次予選免除に必要な魔剣等を求めるのも風物詩である。
王都の需要を賄えるほどの綿花の産地だが、陸路では遠く、危険を伴う海路を用いるため、主に加工品の綿製品を輸送する。
公都
魔王信奉組織「自由の翼」により黄金の猪王が迷宮遺跡で復活するも、ナナシの活躍で地上に被害が及ぶ前に解決し、ナナシからの情報提供で公爵が組織残党の一斉検挙を行った。さらに、武術大会を襲撃した黄色の上級魔族によって多数の魔物が送り込まれたが、こちらも勇者ハヤトやナナシによって討伐されている。
公都
魔王信奉組織「自由の翼」により黄金の猪王が迷宮遺跡で復活するも、ナナシの活躍で地上に被害が及ぶ前に解決し、ナナシからの情報提供で公爵が組織残党の一斉検挙を行った。さらに、武術大会を襲撃した黄色の上級魔族によって多数の魔物が送り込まれたが、こちらも勇者ハヤトやナナシによって討伐されている。
公都
魔王信奉組織「自由の翼」により黄金の猪王が迷宮遺跡で復活するも、ナナシの活躍で地上に被害が及ぶ前に解決し、ナナシからの情報提供で公爵が組織残党の一斉検挙を行った。さらに、武術大会を襲撃した黄色の上級魔族によって多数の魔物が送り込まれたが、こちらも勇者ハヤトやナナシによって討伐されている。
公都
魔王信奉組織「自由の翼」により黄金の猪王が迷宮遺跡で復活するも、ナナシの活躍で地上に被害が及ぶ前に解決し、ナナシからの情報提供で公爵が組織残党の一斉検挙を行った。さらに、武術大会を襲撃した黄色の上級魔族によって多数の魔物が送り込まれたが、こちらも勇者ハヤトやナナシによって討伐されている。
公都
魔王信奉組織「自由の翼」により黄金の猪王が迷宮遺跡で復活するも、ナナシの活躍で地上に被害が及ぶ前に解決し、ナナシからの情報提供で公爵が組織残党の一斉検挙を行った。さらに、武術大会を襲撃した黄色の上級魔族によって多数の魔物が送り込まれたが、こちらも勇者ハヤトやナナシによって討伐されている。
公都
魔王信奉組織「自由の翼」により黄金の猪王が迷宮遺跡で復活するも、ナナシの活躍で地上に被害が及ぶ前に解決し、ナナシからの情報提供で公爵が組織残党の一斉検挙を行った。さらに、武術大会を襲撃した黄色の上級魔族によって多数の魔物が送り込まれたが、こちらも勇者ハヤトやナナシによって討伐されている。
公都
魔王信奉組織「自由の翼」により黄金の猪王が迷宮遺跡で復活するも、ナナシの活躍で地上に被害が及ぶ前に解決し、ナナシからの情報提供で公爵が組織残党の一斉検挙を行った。さらに、武術大会を襲撃した黄色の上級魔族によって多数の魔物が送り込まれたが、こちらも勇者ハヤトやナナシによって討伐されている。
公都
魔王信奉組織「自由の翼」により黄金の猪王が迷宮遺跡で復活するも、ナナシの活躍で地上に被害が及ぶ前に解決し、ナナシからの情報提供で公爵が組織残党の一斉検挙を行った。さらに、武術大会を襲撃した黄色の上級魔族によって多数の魔物が送り込まれたが、こちらも勇者ハヤトやナナシによって討伐されている。
グルリアン市
公爵領の他の都市と同じく短角魔族の襲撃を受けたが、カリナやサトゥーの活躍により早い段階で対処できたため、被害はかなり軽く済んだ。
グルリアン市
公爵領の他の都市と同じく短角魔族の襲撃を受けたが、カリナやサトゥーの活躍により早い段階で対処できたため、被害はかなり軽く済んだ。
グルリアン市
公爵領の他の都市と同じく短角魔族の襲撃を受けたが、カリナやサトゥーの活躍により早い段階で対処できたため、被害はかなり軽く済んだ。
グルリアン市
公爵領の他の都市と同じく短角魔族の襲撃を受けたが、カリナやサトゥーの活躍により早い段階で対処できたため、被害はかなり軽く済んだ。
グルリアン市
公爵領の他の都市と同じく短角魔族の襲撃を受けたが、カリナやサトゥーの活躍により早い段階で対処できたため、被害はかなり軽く済んだ。
グルリアン市
公爵領の他の都市と同じく短角魔族の襲撃を受けたが、カリナやサトゥーの活躍により早い段階で対処できたため、被害はかなり軽く済んだ。
グルリアン市
公爵領の他の都市と同じく短角魔族の襲撃を受けたが、カリナやサトゥーの活躍により早い段階で対処できたため、被害はかなり軽く済んだ。
グルリアン市
公爵領の他の都市と同じく短角魔族の襲撃を受けたが、カリナやサトゥーの活躍により早い段階で対処できたため、被害はかなり軽く済んだ。
ツゥルート市
短角魔族の襲撃で大きな被害を受けている。「黄金の猪王」復活の日に太守の晩餐会を「自由の翼」所属の死霊術士が襲うが、ナナシによって撃破された。
ツゥルート市
短角魔族の襲撃で大きな被害を受けている。「黄金の猪王」復活の日に太守の晩餐会を「自由の翼」所属の死霊術士が襲うが、ナナシによって撃破された。
ツゥルート市
短角魔族の襲撃で大きな被害を受けている。「黄金の猪王」復活の日に太守の晩餐会を「自由の翼」所属の死霊術士が襲うが、ナナシによって撃破された。
ツゥルート市
短角魔族の襲撃で大きな被害を受けている。「黄金の猪王」復活の日に太守の晩餐会を「自由の翼」所属の死霊術士が襲うが、ナナシによって撃破された。
ツゥルート市
短角魔族の襲撃で大きな被害を受けている。「黄金の猪王」復活の日に太守の晩餐会を「自由の翼」所属の死霊術士が襲うが、ナナシによって撃破された。
ツゥルート市
短角魔族の襲撃で大きな被害を受けている。「黄金の猪王」復活の日に太守の晩餐会を「自由の翼」所属の死霊術士が襲うが、ナナシによって撃破された。
ツゥルート市
短角魔族の襲撃で大きな被害を受けている。「黄金の猪王」復活の日に太守の晩餐会を「自由の翼」所属の死霊術士が襲うが、ナナシによって撃破された。
ツゥルート市
短角魔族の襲撃で大きな被害を受けている。「黄金の猪王」復活の日に太守の晩餐会を「自由の翼」所属の死霊術士が襲うが、ナナシによって撃破された。
スウトアンデル市
スウトアンデル市
スウトアンデル市
スウトアンデル市
スウトアンデル市
スウトアンデル市
スウトアンデル市
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ムラァス
ムラァス
ムラァス
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ムラァス
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ムラァス
ムラァス
ヨルスカの街
ヨルスカの街
ヨルスカの街
ヨルスカの街
ヨルスカの街
ヨルスカの街
ヨルスカの街
ヨルスカの街
コゥーカの街
コゥーカの街
コゥーカの街
コゥーカの街
コゥーカの街
コゥーカの街
コゥーカの街
コゥーカの街
クーチェの街
クーチェの街
クーチェの街
クーチェの街
クーチェの街
クーチェの街
クーチェの街
クーチェの街
プタの街
守護が賄賂で外国人のダザレス侯爵の横暴を見逃していたせいで市民の不満が溜まっており、侯爵が街に魔物の群れを引き寄せたことで守護の城などに被害を受ける。
プタの街
守護が賄賂で外国人のダザレス侯爵の横暴を見逃していたせいで市民の不満が溜まっており、侯爵が街に魔物の群れを引き寄せたことで守護の城などに被害を受ける。
プタの街
守護が賄賂で外国人のダザレス侯爵の横暴を見逃していたせいで市民の不満が溜まっており、侯爵が街に魔物の群れを引き寄せたことで守護の城などに被害を受ける。
プタの街
守護が賄賂で外国人のダザレス侯爵の横暴を見逃していたせいで市民の不満が溜まっており、侯爵が街に魔物の群れを引き寄せたことで守護の城などに被害を受ける。
プタの街
守護が賄賂で外国人のダザレス侯爵の横暴を見逃していたせいで市民の不満が溜まっており、侯爵が街に魔物の群れを引き寄せたことで守護の城などに被害を受ける。
プタの街
守護が賄賂で外国人のダザレス侯爵の横暴を見逃していたせいで市民の不満が溜まっており、侯爵が街に魔物の群れを引き寄せたことで守護の城などに被害を受ける。
プタの街
守護が賄賂で外国人のダザレス侯爵の横暴を見逃していたせいで市民の不満が溜まっており、侯爵が街に魔物の群れを引き寄せたことで守護の城などに被害を受ける。
プタの街
守護が賄賂で外国人のダザレス侯爵の横暴を見逃していたせいで市民の不満が溜まっており、侯爵が街に魔物の群れを引き寄せたことで守護の城などに被害を受ける。
オークの幻蛍窟
オークの幻蛍窟
オークの幻蛍窟
オークの幻蛍窟
オークの幻蛍窟
オークの幻蛍窟
オークの幻蛍窟
オークの幻蛍窟
神渡り橋
神渡り橋
神渡り橋
神渡り橋
神渡り橋
神渡り橋
神渡り橋
神渡り橋
ボルエハルト自治領
ボルエハルト自治領
ボルエハルト市
ドワーフが作る鍛造武器や精密な鋳造技術はシガ王国一とされ、職人街は活気にあふれている。特に公都の武術大会が開催される時期には、良質な武器を求める人が多く訪れる。
ボルエハルト市
ドワーフが作る鍛造武器や精密な鋳造技術はシガ王国一とされ、職人街は活気にあふれている。特に公都の武術大会が開催される時期には、良質な武器を求める人が多く訪れる。
ボルエハルト市
ドワーフが作る鍛造武器や精密な鋳造技術はシガ王国一とされ、職人街は活気にあふれている。特に公都の武術大会が開催される時期には、良質な武器を求める人が多く訪れる。
ボルエハルト市
ドワーフが作る鍛造武器や精密な鋳造技術はシガ王国一とされ、職人街は活気にあふれている。特に公都の武術大会が開催される時期には、良質な武器を求める人が多く訪れる。
ボルエハルト市
ドワーフが作る鍛造武器や精密な鋳造技術はシガ王国一とされ、職人街は活気にあふれている。特に公都の武術大会が開催される時期には、良質な武器を求める人が多く訪れる。
ボルエハルト市
ドワーフが作る鍛造武器や精密な鋳造技術はシガ王国一とされ、職人街は活気にあふれている。特に公都の武術大会が開催される時期には、良質な武器を求める人が多く訪れる。
ボルエハルト市
ドワーフが作る鍛造武器や精密な鋳造技術はシガ王国一とされ、職人街は活気にあふれている。特に公都の武術大会が開催される時期には、良質な武器を求める人が多く訪れる。
ボルエハルト市
ドワーフが作る鍛造武器や精密な鋳造技術はシガ王国一とされ、職人街は活気にあふれている。特に公都の武術大会が開催される時期には、良質な武器を求める人が多く訪れる。
エルエット侯爵領
エルエット侯爵領
ガニーカ侯爵領
ガニーカ侯爵領
ビスタール公爵領
ビスタール公爵領
タルトゥミナ
迷宮都市での犯罪ギルド摘発とほぼ同時期に密輸業者の検挙が敢行された。
タルトゥミナ
迷宮都市での犯罪ギルド摘発とほぼ同時期に密輸業者の検挙が敢行された。
キリク伯爵領
キリク伯爵領
ウケウ伯爵領
ウケウ伯爵領
ケルトン
ケルトン
セリビーラ
太守は王都の門閥貴族でも最上級の権勢を持つ上級貴族だけから選ばれ、現在の太守はアシネン侯爵。衛兵の統括も太守の役目である。迷宮に潜る者たちを管理する探索者ギルドは迷宮資源省の管理下にある国家機関で、ギルド長は名誉伯爵相当の迷宮資源大臣を兼任する。また迷宮方面軍が魔物の氾濫に備えており、駐屯所まで魔物を連鎖暴走(トレイン)させた者は重犯罪者となり、殉職者を出した場合は極刑もあり得る。
迷宮から魔物が街へ溢れる事態を想定して、遅滞防御をするために大通りを除く全ての街路が複雑な迷路のように入り組んでいる。また、探索者ギルドは太守公館の前にある東ギルドと迷宮のある西門前の西ギルドの2箇所があり、後者は1000人規模で人が入れる広場に面した小国の宮殿のように立派な建物で都市の中で最も賑わっている。西の大砂漠地帯と接しているため周囲は荒地ばかりで、作物を育てられる土地に乏しく、魔法薬が需要に対して常に不足気味になっている。瘴気の処理がされていない食品を食べることが多く、程度の差はあるが「瘴気中毒」を患っているものが貴族含め人口のおよそ2割も存在する。治安がいいとは言えないが、荒っぽい者が多いため窃盗事件はかなり少ないらしい。派手な格好を好む探索者の影響で、その嗜好に引きずられて全体的に派手で露出高めな衣装が流行している。
太守代理のソーケルが違法薬物の密輸を行なっていたが、探索者ギルドの斥候や迷宮方面軍の諜報部員によって犯罪ギルドごと一斉摘発された。その後、ギルドの牢に捕縛されていた迷賊たちが魔族に洗脳されていたポプテマ相談役の手引きで魔族に転生して市街で暴れるという事件が起き、対応できる実力者たちが総出で当たったことで解決したものの建造物に大きな被害を受けた。
当初は太守が公立養護院を閉鎖していたため多くの浮浪児が路上生活していたが、サトゥーの働きかけで子供達は保護されている。
セリビーラ
太守は王都の門閥貴族でも最上級の権勢を持つ上級貴族だけから選ばれ、現在の太守はアシネン侯爵。衛兵の統括も太守の役目である。迷宮に潜る者たちを管理する探索者ギルドは迷宮資源省の管理下にある国家機関で、ギルド長は名誉伯爵相当の迷宮資源大臣を兼任する。また迷宮方面軍が魔物の氾濫に備えており、駐屯所まで魔物を連鎖暴走(トレイン)させた者は重犯罪者となり、殉職者を出した場合は極刑もあり得る。
迷宮から魔物が街へ溢れる事態を想定して、遅滞防御をするために大通りを除く全ての街路が複雑な迷路のように入り組んでいる。また、探索者ギルドは太守公館の前にある東ギルドと迷宮のある西門前の西ギルドの2箇所があり、後者は1000人規模で人が入れる広場に面した小国の宮殿のように立派な建物で都市の中で最も賑わっている。西の大砂漠地帯と接しているため周囲は荒地ばかりで、作物を育てられる土地に乏しく、魔法薬が需要に対して常に不足気味になっている。瘴気の処理がされていない食品を食べることが多く、程度の差はあるが「瘴気中毒」を患っているものが貴族含め人口のおよそ2割も存在する。治安がいいとは言えないが、荒っぽい者が多いため窃盗事件はかなり少ないらしい。派手な格好を好む探索者の影響で、その嗜好に引きずられて全体的に派手で露出高めな衣装が流行している。
太守代理のソーケルが違法薬物の密輸を行なっていたが、探索者ギルドの斥候や迷宮方面軍の諜報部員によって犯罪ギルドごと一斉摘発された。その後、ギルドの牢に捕縛されていた迷賊たちが魔族に洗脳されていたポプテマ相談役の手引きで魔族に転生して市街で暴れるという事件が起き、対応できる実力者たちが総出で当たったことで解決したものの建造物に大きな被害を受けた。
当初は太守が公立養護院を閉鎖していたため多くの浮浪児が路上生活していたが、サトゥーの働きかけで子供達は保護されている。
セリビーラの迷宮
探索済みエリアには昔の探索者たちが立てた「標識碑」という、区画番号・入り口からの距離・通し番号が記されたものが等間隔に配置されている。暗い迷宮で同士討ちを防ぐために、人が近づくと青く、魔物が近づくと赤く光る機能が備わっている。湧穴が開く前には青と赤が交互に点滅するため予測が可能。ただし迷賊のような人間の犯罪者には対応していないため、光り方だけでは安全を確認できない。
中層には赤鉄証以上の中堅探索者以上しか入れない。上層に比べて急に魔物が強くなるわけではないが、特殊攻撃を使う相手が増えるため総合的な難易度は上層より高い。また、中層には亜人の弾圧を逃れたものたちで作った「迷宮村」という集落が存在する。
下層には最大レベル80の邪竜(エビル・ドラゴン)一家などが生息し、最深部の「試練の間」にはレベル99の「太古の根魂(エルダー・ルート)」という強敵が陣取っている。また、「青い人」と呼ばれる吸血鬼の真祖や、その友人の転生者が住んでいる。下層には「区画の主」や「階層の主」は存在しないと思われているが、実際は迷宮の主を守るために吸血鬼のバン・ヘルシングたちが定期的に主を狩っている。
「迷宮の主(ダンジョン・マスター)」はムクロの妻。ひねくれ者なので、ムクロの住居以外を監視して、探索者が欲しいと言ったのが聞こえた物は絶対に出現しない設定にしている(曰く「物欲センサー」)。上層・中層・下層の「階層の主」を倒して証を3つ全て揃えると、迷宮核が危険に晒される。
国有鉱山のような扱いのため、迷宮内で採れた魔核は全てギルドで回収される。ギルドはあくまで魔核の安定回収を目的としているため、それ以外の素材は規定価格でしか買い取れず依頼者との直接交渉を推奨している。なお、魔核以外の素材には一切税金がかかっていない。
過去に貴族たちが血みどろの争いを繰り広げた歴史の間でトラブル防止のためにできた慣例として、「階層の主」の戦利品は「国王に献上する」という形で一旦没収され、王都で開かれる公正なオークションで売却された後に、その収益と同じ金額が後日「褒美」として国王から与えられる。なお、ごくごく希に戦利品として出る「国家間の均衡を崩す」ような武具や魔法道具は、オークションに出品されず王城の宝物庫に納められたままになるが、その品が出品された場合に入札されると予想される額の倍を支払われる。戦利品のなかの1品だけは討伐したパーティーに優先所有権がある。戦利品のうち、特に高価な品々は「宝物庫」持ちの幹部職員が運搬し、残りは王家から貸与された「魔法の鞄」で王都の迷宮資源省へ持ち運ばれる。
内部では迷賊が危険地帯の先に拠点をいくつも作って、魔族から教えられた技術で違法薬物の材料を攫ってきた探索者や運搬人に製造させていた。だが、クロによって全ての迷賊が捕縛され、虜囚となっていた200名弱の女性たちも無事に解放された。さらに「狗頭の古王」までが復活したが、大砂漠へとサトゥーが転移させたため内部に被害は出なかった。
セリビーラの迷宮
探索済みエリアには昔の探索者たちが立てた「標識碑」という、区画番号・入り口からの距離・通し番号が記されたものが等間隔に配置されている。暗い迷宮で同士討ちを防ぐために、人が近づくと青く、魔物が近づくと赤く光る機能が備わっている。湧穴が開く前には青と赤が交互に点滅するため予測が可能。ただし迷賊のような人間の犯罪者には対応していないため、光り方だけでは安全を確認できない。
中層には赤鉄証以上の中堅探索者以上しか入れない。上層に比べて急に魔物が強くなるわけではないが、特殊攻撃を使う相手が増えるため総合的な難易度は上層より高い。また、中層には亜人の弾圧を逃れたものたちで作った「迷宮村」という集落が存在する。
下層には最大レベル80の邪竜(エビル・ドラゴン)一家などが生息し、最深部の「試練の間」にはレベル99の「太古の根魂(エルダー・ルート)」という強敵が陣取っている。また、「青い人」と呼ばれる吸血鬼の真祖や、その友人の転生者が住んでいる。下層には「区画の主」や「階層の主」は存在しないと思われているが、実際は迷宮の主を守るために吸血鬼のバン・ヘルシングたちが定期的に主を狩っている。
「迷宮の主(ダンジョン・マスター)」はムクロの妻。ひねくれ者なので、ムクロの住居以外を監視して、探索者が欲しいと言ったのが聞こえた物は絶対に出現しない設定にしている(曰く「物欲センサー」)。上層・中層・下層の「階層の主」を倒して証を3つ全て揃えると、迷宮核が危険に晒される。
国有鉱山のような扱いのため、迷宮内で採れた魔核は全てギルドで回収される。ギルドはあくまで魔核の安定回収を目的としているため、それ以外の素材は規定価格でしか買い取れず依頼者との直接交渉を推奨している。なお、魔核以外の素材には一切税金がかかっていない。
過去に貴族たちが血みどろの争いを繰り広げた歴史の間でトラブル防止のためにできた慣例として、「階層の主」の戦利品は「国王に献上する」という形で一旦没収され、王都で開かれる公正なオークションで売却された後に、その収益と同じ金額が後日「褒美」として国王から与えられる。なお、ごくごく希に戦利品として出る「国家間の均衡を崩す」ような武具や魔法道具は、オークションに出品されず王城の宝物庫に納められたままになるが、その品が出品された場合に入札されると予想される額の倍を支払われる。戦利品のなかの1品だけは討伐したパーティーに優先所有権がある。戦利品のうち、特に高価な品々は「宝物庫」持ちの幹部職員が運搬し、残りは王家から貸与された「魔法の鞄」で王都の迷宮資源省へ持ち運ばれる。
内部では迷賊が危険地帯の先に拠点をいくつも作って、魔族から教えられた技術で違法薬物の材料を攫ってきた探索者や運搬人に製造させていた。だが、クロによって全ての迷賊が捕縛され、虜囚となっていた200名弱の女性たちも無事に解放された。さらに「狗頭の古王」までが復活したが、大砂漠へとサトゥーが転移させたため内部に被害は出なかった。
セリビーラの迷宮
探索済みエリアには昔の探索者たちが立てた「標識碑」という、区画番号・入り口からの距離・通し番号が記されたものが等間隔に配置されている。暗い迷宮で同士討ちを防ぐために、人が近づくと青く、魔物が近づくと赤く光る機能が備わっている。湧穴が開く前には青と赤が交互に点滅するため予測が可能。ただし迷賊のような人間の犯罪者には対応していないため、光り方だけでは安全を確認できない。
中層には赤鉄証以上の中堅探索者以上しか入れない。上層に比べて急に魔物が強くなるわけではないが、特殊攻撃を使う相手が増えるため総合的な難易度は上層より高い。また、中層には亜人の弾圧を逃れたものたちで作った「迷宮村」という集落が存在する。
下層には最大レベル80の邪竜(エビル・ドラゴン)一家などが生息し、最深部の「試練の間」にはレベル99の「太古の根魂(エルダー・ルート)」という強敵が陣取っている。また、「青い人」と呼ばれる吸血鬼の真祖や、その友人の転生者が住んでいる。下層には「区画の主」や「階層の主」は存在しないと思われているが、実際は迷宮の主を守るために吸血鬼のバン・ヘルシングたちが定期的に主を狩っている。
「迷宮の主(ダンジョン・マスター)」はムクロの妻。ひねくれ者なので、ムクロの住居以外を監視して、探索者が欲しいと言ったのが聞こえた物は絶対に出現しない設定にしている(曰く「物欲センサー」)。上層・中層・下層の「階層の主」を倒して証を3つ全て揃えると、迷宮核が危険に晒される。
国有鉱山のような扱いのため、迷宮内で採れた魔核は全てギルドで回収される。ギルドはあくまで魔核の安定回収を目的としているため、それ以外の素材は規定価格でしか買い取れず依頼者との直接交渉を推奨している。なお、魔核以外の素材には一切税金がかかっていない。
過去に貴族たちが血みどろの争いを繰り広げた歴史の間でトラブル防止のためにできた慣例として、「階層の主」の戦利品は「国王に献上する」という形で一旦没収され、王都で開かれる公正なオークションで売却された後に、その収益と同じ金額が後日「褒美」として国王から与えられる。なお、ごくごく希に戦利品として出る「国家間の均衡を崩す」ような武具や魔法道具は、オークションに出品されず王城の宝物庫に納められたままになるが、その品が出品された場合に入札されると予想される額の倍を支払われる。戦利品のなかの1品だけは討伐したパーティーに優先所有権がある。戦利品のうち、特に高価な品々は「宝物庫」持ちの幹部職員が運搬し、残りは王家から貸与された「魔法の鞄」で王都の迷宮資源省へ持ち運ばれる。
内部では迷賊が危険地帯の先に拠点をいくつも作って、魔族から教えられた技術で違法薬物の材料を攫ってきた探索者や運搬人に製造させていた。だが、クロによって全ての迷賊が捕縛され、虜囚となっていた200名弱の女性たちも無事に解放された。さらに「狗頭の古王」までが復活したが、大砂漠へとサトゥーが転移させたため内部に被害は出なかった。
セリビーラの迷宮
探索済みエリアには昔の探索者たちが立てた「標識碑」という、区画番号・入り口からの距離・通し番号が記されたものが等間隔に配置されている。暗い迷宮で同士討ちを防ぐために、人が近づくと青く、魔物が近づくと赤く光る機能が備わっている。湧穴が開く前には青と赤が交互に点滅するため予測が可能。ただし迷賊のような人間の犯罪者には対応していないため、光り方だけでは安全を確認できない。
中層には赤鉄証以上の中堅探索者以上しか入れない。上層に比べて急に魔物が強くなるわけではないが、特殊攻撃を使う相手が増えるため総合的な難易度は上層より高い。また、中層には亜人の弾圧を逃れたものたちで作った「迷宮村」という集落が存在する。
下層には最大レベル80の邪竜(エビル・ドラゴン)一家などが生息し、最深部の「試練の間」にはレベル99の「太古の根魂(エルダー・ルート)」という強敵が陣取っている。また、「青い人」と呼ばれる吸血鬼の真祖や、その友人の転生者が住んでいる。下層には「区画の主」や「階層の主」は存在しないと思われているが、実際は迷宮の主を守るために吸血鬼のバン・ヘルシングたちが定期的に主を狩っている。
「迷宮の主(ダンジョン・マスター)」はムクロの妻。ひねくれ者なので、ムクロの住居以外を監視して、探索者が欲しいと言ったのが聞こえた物は絶対に出現しない設定にしている(曰く「物欲センサー」)。上層・中層・下層の「階層の主」を倒して証を3つ全て揃えると、迷宮核が危険に晒される。
国有鉱山のような扱いのため、迷宮内で採れた魔核は全てギルドで回収される。ギルドはあくまで魔核の安定回収を目的としているため、それ以外の素材は規定価格でしか買い取れず依頼者との直接交渉を推奨している。なお、魔核以外の素材には一切税金がかかっていない。
過去に貴族たちが血みどろの争いを繰り広げた歴史の間でトラブル防止のためにできた慣例として、「階層の主」の戦利品は「国王に献上する」という形で一旦没収され、王都で開かれる公正なオークションで売却された後に、その収益と同じ金額が後日「褒美」として国王から与えられる。なお、ごくごく希に戦利品として出る「国家間の均衡を崩す」ような武具や魔法道具は、オークションに出品されず王城の宝物庫に納められたままになるが、その品が出品された場合に入札されると予想される額の倍を支払われる。戦利品のなかの1品だけは討伐したパーティーに優先所有権がある。戦利品のうち、特に高価な品々は「宝物庫」持ちの幹部職員が運搬し、残りは王家から貸与された「魔法の鞄」で王都の迷宮資源省へ持ち運ばれる。
内部では迷賊が危険地帯の先に拠点をいくつも作って、魔族から教えられた技術で違法薬物の材料を攫ってきた探索者や運搬人に製造させていた。だが、クロによって全ての迷賊が捕縛され、虜囚となっていた200名弱の女性たちも無事に解放された。さらに「狗頭の古王」までが復活したが、大砂漠へとサトゥーが転移させたため内部に被害は出なかった。
セリビーラの迷宮
探索済みエリアには昔の探索者たちが立てた「標識碑」という、区画番号・入り口からの距離・通し番号が記されたものが等間隔に配置されている。暗い迷宮で同士討ちを防ぐために、人が近づくと青く、魔物が近づくと赤く光る機能が備わっている。湧穴が開く前には青と赤が交互に点滅するため予測が可能。ただし迷賊のような人間の犯罪者には対応していないため、光り方だけでは安全を確認できない。
中層には赤鉄証以上の中堅探索者以上しか入れない。上層に比べて急に魔物が強くなるわけではないが、特殊攻撃を使う相手が増えるため総合的な難易度は上層より高い。また、中層には亜人の弾圧を逃れたものたちで作った「迷宮村」という集落が存在する。
下層には最大レベル80の邪竜(エビル・ドラゴン)一家などが生息し、最深部の「試練の間」にはレベル99の「太古の根魂(エルダー・ルート)」という強敵が陣取っている。また、「青い人」と呼ばれる吸血鬼の真祖や、その友人の転生者が住んでいる。下層には「区画の主」や「階層の主」は存在しないと思われているが、実際は迷宮の主を守るために吸血鬼のバン・ヘルシングたちが定期的に主を狩っている。
「迷宮の主(ダンジョン・マスター)」はムクロの妻。ひねくれ者なので、ムクロの住居以外を監視して、探索者が欲しいと言ったのが聞こえた物は絶対に出現しない設定にしている(曰く「物欲センサー」)。上層・中層・下層の「階層の主」を倒して証を3つ全て揃えると、迷宮核が危険に晒される。
国有鉱山のような扱いのため、迷宮内で採れた魔核は全てギルドで回収される。ギルドはあくまで魔核の安定回収を目的としているため、それ以外の素材は規定価格でしか買い取れず依頼者との直接交渉を推奨している。なお、魔核以外の素材には一切税金がかかっていない。
過去に貴族たちが血みどろの争いを繰り広げた歴史の間でトラブル防止のためにできた慣例として、「階層の主」の戦利品は「国王に献上する」という形で一旦没収され、王都で開かれる公正なオークションで売却された後に、その収益と同じ金額が後日「褒美」として国王から与えられる。なお、ごくごく希に戦利品として出る「国家間の均衡を崩す」ような武具や魔法道具は、オークションに出品されず王城の宝物庫に納められたままになるが、その品が出品された場合に入札されると予想される額の倍を支払われる。戦利品のなかの1品だけは討伐したパーティーに優先所有権がある。戦利品のうち、特に高価な品々は「宝物庫」持ちの幹部職員が運搬し、残りは王家から貸与された「魔法の鞄」で王都の迷宮資源省へ持ち運ばれる。
内部では迷賊が危険地帯の先に拠点をいくつも作って、魔族から教えられた技術で違法薬物の材料を攫ってきた探索者や運搬人に製造させていた。だが、クロによって全ての迷賊が捕縛され、虜囚となっていた200名弱の女性たちも無事に解放された。さらに「狗頭の古王」までが復活したが、大砂漠へとサトゥーが転移させたため内部に被害は出なかった。
セリビーラの迷宮
探索済みエリアには昔の探索者たちが立てた「標識碑」という、区画番号・入り口からの距離・通し番号が記されたものが等間隔に配置されている。暗い迷宮で同士討ちを防ぐために、人が近づくと青く、魔物が近づくと赤く光る機能が備わっている。湧穴が開く前には青と赤が交互に点滅するため予測が可能。ただし迷賊のような人間の犯罪者には対応していないため、光り方だけでは安全を確認できない。
中層には赤鉄証以上の中堅探索者以上しか入れない。上層に比べて急に魔物が強くなるわけではないが、特殊攻撃を使う相手が増えるため総合的な難易度は上層より高い。また、中層には亜人の弾圧を逃れたものたちで作った「迷宮村」という集落が存在する。
下層には最大レベル80の邪竜(エビル・ドラゴン)一家などが生息し、最深部の「試練の間」にはレベル99の「太古の根魂(エルダー・ルート)」という強敵が陣取っている。また、「青い人」と呼ばれる吸血鬼の真祖や、その友人の転生者が住んでいる。下層には「区画の主」や「階層の主」は存在しないと思われているが、実際は迷宮の主を守るために吸血鬼のバン・ヘルシングたちが定期的に主を狩っている。
「迷宮の主(ダンジョン・マスター)」はムクロの妻。ひねくれ者なので、ムクロの住居以外を監視して、探索者が欲しいと言ったのが聞こえた物は絶対に出現しない設定にしている(曰く「物欲センサー」)。上層・中層・下層の「階層の主」を倒して証を3つ全て揃えると、迷宮核が危険に晒される。
国有鉱山のような扱いのため、迷宮内で採れた魔核は全てギルドで回収される。ギルドはあくまで魔核の安定回収を目的としているため、それ以外の素材は規定価格でしか買い取れず依頼者との直接交渉を推奨している。なお、魔核以外の素材には一切税金がかかっていない。
過去に貴族たちが血みどろの争いを繰り広げた歴史の間でトラブル防止のためにできた慣例として、「階層の主」の戦利品は「国王に献上する」という形で一旦没収され、王都で開かれる公正なオークションで売却された後に、その収益と同じ金額が後日「褒美」として国王から与えられる。なお、ごくごく希に戦利品として出る「国家間の均衡を崩す」ような武具や魔法道具は、オークションに出品されず王城の宝物庫に納められたままになるが、その品が出品された場合に入札されると予想される額の倍を支払われる。戦利品のなかの1品だけは討伐したパーティーに優先所有権がある。戦利品のうち、特に高価な品々は「宝物庫」持ちの幹部職員が運搬し、残りは王家から貸与された「魔法の鞄」で王都の迷宮資源省へ持ち運ばれる。
内部では迷賊が危険地帯の先に拠点をいくつも作って、魔族から教えられた技術で違法薬物の材料を攫ってきた探索者や運搬人に製造させていた。だが、クロによって全ての迷賊が捕縛され、虜囚となっていた200名弱の女性たちも無事に解放された。さらに「狗頭の古王」までが復活したが、大砂漠へとサトゥーが転移させたため内部に被害は出なかった。
セリビーラの迷宮
探索済みエリアには昔の探索者たちが立てた「標識碑」という、区画番号・入り口からの距離・通し番号が記されたものが等間隔に配置されている。暗い迷宮で同士討ちを防ぐために、人が近づくと青く、魔物が近づくと赤く光る機能が備わっている。湧穴が開く前には青と赤が交互に点滅するため予測が可能。ただし迷賊のような人間の犯罪者には対応していないため、光り方だけでは安全を確認できない。
中層には赤鉄証以上の中堅探索者以上しか入れない。上層に比べて急に魔物が強くなるわけではないが、特殊攻撃を使う相手が増えるため総合的な難易度は上層より高い。また、中層には亜人の弾圧を逃れたものたちで作った「迷宮村」という集落が存在する。
下層には最大レベル80の邪竜(エビル・ドラゴン)一家などが生息し、最深部の「試練の間」にはレベル99の「太古の根魂(エルダー・ルート)」という強敵が陣取っている。また、「青い人」と呼ばれる吸血鬼の真祖や、その友人の転生者が住んでいる。下層には「区画の主」や「階層の主」は存在しないと思われているが、実際は迷宮の主を守るために吸血鬼のバン・ヘルシングたちが定期的に主を狩っている。
「迷宮の主(ダンジョン・マスター)」はムクロの妻。ひねくれ者なので、ムクロの住居以外を監視して、探索者が欲しいと言ったのが聞こえた物は絶対に出現しない設定にしている(曰く「物欲センサー」)。上層・中層・下層の「階層の主」を倒して証を3つ全て揃えると、迷宮核が危険に晒される。
国有鉱山のような扱いのため、迷宮内で採れた魔核は全てギルドで回収される。ギルドはあくまで魔核の安定回収を目的としているため、それ以外の素材は規定価格でしか買い取れず依頼者との直接交渉を推奨している。なお、魔核以外の素材には一切税金がかかっていない。
過去に貴族たちが血みどろの争いを繰り広げた歴史の間でトラブル防止のためにできた慣例として、「階層の主」の戦利品は「国王に献上する」という形で一旦没収され、王都で開かれる公正なオークションで売却された後に、その収益と同じ金額が後日「褒美」として国王から与えられる。なお、ごくごく希に戦利品として出る「国家間の均衡を崩す」ような武具や魔法道具は、オークションに出品されず王城の宝物庫に納められたままになるが、その品が出品された場合に入札されると予想される額の倍を支払われる。戦利品のなかの1品だけは討伐したパーティーに優先所有権がある。戦利品のうち、特に高価な品々は「宝物庫」持ちの幹部職員が運搬し、残りは王家から貸与された「魔法の鞄」で王都の迷宮資源省へ持ち運ばれる。
内部では迷賊が危険地帯の先に拠点をいくつも作って、魔族から教えられた技術で違法薬物の材料を攫ってきた探索者や運搬人に製造させていた。だが、クロによって全ての迷賊が捕縛され、虜囚となっていた200名弱の女性たちも無事に解放された。さらに「狗頭の古王」までが復活したが、大砂漠へとサトゥーが転移させたため内部に被害は出なかった。
セリビーラの迷宮
探索済みエリアには昔の探索者たちが立てた「標識碑」という、区画番号・入り口からの距離・通し番号が記されたものが等間隔に配置されている。暗い迷宮で同士討ちを防ぐために、人が近づくと青く、魔物が近づくと赤く光る機能が備わっている。湧穴が開く前には青と赤が交互に点滅するため予測が可能。ただし迷賊のような人間の犯罪者には対応していないため、光り方だけでは安全を確認できない。
中層には赤鉄証以上の中堅探索者以上しか入れない。上層に比べて急に魔物が強くなるわけではないが、特殊攻撃を使う相手が増えるため総合的な難易度は上層より高い。また、中層には亜人の弾圧を逃れたものたちで作った「迷宮村」という集落が存在する。
下層には最大レベル80の邪竜(エビル・ドラゴン)一家などが生息し、最深部の「試練の間」にはレベル99の「太古の根魂(エルダー・ルート)」という強敵が陣取っている。また、「青い人」と呼ばれる吸血鬼の真祖や、その友人の転生者が住んでいる。下層には「区画の主」や「階層の主」は存在しないと思われているが、実際は迷宮の主を守るために吸血鬼のバン・ヘルシングたちが定期的に主を狩っている。
「迷宮の主(ダンジョン・マスター)」はムクロの妻。ひねくれ者なので、ムクロの住居以外を監視して、探索者が欲しいと言ったのが聞こえた物は絶対に出現しない設定にしている(曰く「物欲センサー」)。上層・中層・下層の「階層の主」を倒して証を3つ全て揃えると、迷宮核が危険に晒される。
国有鉱山のような扱いのため、迷宮内で採れた魔核は全てギルドで回収される。ギルドはあくまで魔核の安定回収を目的としているため、それ以外の素材は規定価格でしか買い取れず依頼者との直接交渉を推奨している。なお、魔核以外の素材には一切税金がかかっていない。
過去に貴族たちが血みどろの争いを繰り広げた歴史の間でトラブル防止のためにできた慣例として、「階層の主」の戦利品は「国王に献上する」という形で一旦没収され、王都で開かれる公正なオークションで売却された後に、その収益と同じ金額が後日「褒美」として国王から与えられる。なお、ごくごく希に戦利品として出る「国家間の均衡を崩す」ような武具や魔法道具は、オークションに出品されず王城の宝物庫に納められたままになるが、その品が出品された場合に入札されると予想される額の倍を支払われる。戦利品のなかの1品だけは討伐したパーティーに優先所有権がある。戦利品のうち、特に高価な品々は「宝物庫」持ちの幹部職員が運搬し、残りは王家から貸与された「魔法の鞄」で王都の迷宮資源省へ持ち運ばれる。
内部では迷賊が危険地帯の先に拠点をいくつも作って、魔族から教えられた技術で違法薬物の材料を攫ってきた探索者や運搬人に製造させていた。だが、クロによって全ての迷賊が捕縛され、虜囚となっていた200名弱の女性たちも無事に解放された。さらに「狗頭の古王」までが復活したが、大砂漠へとサトゥーが転移させたため内部に被害は出なかった。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
迷宮村
太古の根魂(エルダー・ルート)
ムクロ、バン、「迷宮の主」、黄肌魔族が協力して魔改造した魔物。「神を殺せる魔物」というコンセプトだが、300年の試行錯誤でも「神の使徒」を倒すのがせいぜいだった。群体のようなものなので一度に全てを破壊せねば無限に再生する。
クロと交戦するユイカの救援として「迷宮の主」が考えなしにユイカの異空間へ送り込み、両名に攻撃を開始するが、「箱庭創造」で作られた異空間の中でクロの攻撃を受け完全消滅する。
蔦の館(つたのやかた)
蔦の館(つたのやかた)
蔦の館(つたのやかた)
蔦の館(つたのやかた)
蔦の館(つたのやかた)
蔦の館(つたのやかた)
蔦の館(つたのやかた)
蔦の館(つたのやかた)
レッセウ伯爵領
魔族の攻撃で2つある都市の片方が壊滅した上に、魔物のせいで滅んだ村落も多く、存亡の危機に立たされている。領軍も壊滅したために軍による領内の巡回まで手が回らなくなり、魔族軍の生き残りの魔物たちが各地に巣を作って、放置されたままになっている。その影響で、王都の下町を始めとして各地に難民が押し寄せてきている。
レッセウ伯爵領
魔族の攻撃で2つある都市の片方が壊滅した上に、魔物のせいで滅んだ村落も多く、存亡の危機に立たされている。領軍も壊滅したために軍による領内の巡回まで手が回らなくなり、魔族軍の生き残りの魔物たちが各地に巣を作って、放置されたままになっている。その影響で、王都の下町を始めとして各地に難民が押し寄せてきている。
レッセウ市
レッセウ市
レッセウ市
レッセウ市
レッセウ市
レッセウ市
レッセウ市
レッセウ市
セウス市
セウス市
セウス市
セウス市
セウス市
セウス市
セウス市
セウス市
ゼッツ伯爵領
隣のレッセウ伯爵領に魔族が出た影響で主要都市に軍を集中させており、巡回が疎かになって領内の魔物が増えつつある。難民は受け入れておらず、レッセウ伯爵領から流れてきた難民達が街の外で難民キャンプを作っていたが、クロの紹介でエチゴヤ商会の開拓村で働くために移動を開始した。
ゼッツ伯爵領
隣のレッセウ伯爵領に魔族が出た影響で主要都市に軍を集中させており、巡回が疎かになって領内の魔物が増えつつある。難民は受け入れておらず、レッセウ伯爵領から流れてきた難民達が街の外で難民キャンプを作っていたが、クロの紹介でエチゴヤ商会の開拓村で働くために移動を開始した。
ファウの街
下級竜が谷間に住み着いたせいで、そこに住んでいた亜竜が王都へ続く峠に移動し交通が妨げられていたが、シガ八剣の兵務が派遣されて解決した。
ファウの街
下級竜が谷間に住み着いたせいで、そこに住んでいた亜竜が王都へ続く峠に移動し交通が妨げられていたが、シガ八剣の兵務が派遣されて解決した。
ファウの街
下級竜が谷間に住み着いたせいで、そこに住んでいた亜竜が王都へ続く峠に移動し交通が妨げられていたが、シガ八剣の兵務が派遣されて解決した。
ファウの街
下級竜が谷間に住み着いたせいで、そこに住んでいた亜竜が王都へ続く峠に移動し交通が妨げられていたが、シガ八剣の兵務が派遣されて解決した。
ファウの街
下級竜が谷間に住み着いたせいで、そこに住んでいた亜竜が王都へ続く峠に移動し交通が妨げられていたが、シガ八剣の兵務が派遣されて解決した。
ファウの街
下級竜が谷間に住み着いたせいで、そこに住んでいた亜竜が王都へ続く峠に移動し交通が妨げられていたが、シガ八剣の兵務が派遣されて解決した。
ファウの街
下級竜が谷間に住み着いたせいで、そこに住んでいた亜竜が王都へ続く峠に移動し交通が妨げられていたが、シガ八剣の兵務が派遣されて解決した。
ファウの街
下級竜が谷間に住み着いたせいで、そこに住んでいた亜竜が王都へ続く峠に移動し交通が妨げられていたが、シガ八剣の兵務が派遣されて解決した。
王都
王城の側には国樹の「王桜」という名の、王祖ヤマトがエルフから貰ったと伝わる城サイズの巨大な桜の木が生えており、例年なら年末から年始にかけて桜が見頃になる。
正門はパリの凱旋門を彷彿とさせる巨大な門で、精緻な彫刻の陰には幾つもの魔術的な回路が隠されている。城門には探査波による監視と固定砲台を一体化した騎士像が彫られており、これはヤマトが好きだった「テニ×勇」に登場するラウルとスラン君ペアがモデルになっている。
水源が王城にあり、外壁まで6本の水道橋が伸びている。貴族街や富裕層の居住区画には環状水道橋から水道管で上水道が各屋敷に供給され、平民区画では水道橋と水路が併用される。
屋台では蕎麦粉を用いた軽食が多く販売されているが、麺料理は見られない。
半年に1回、王都や周辺の魔物を追い払うため、大聖杯や小聖杯を用いた「魔禍払いの儀式」という儀式魔法が行われる。また、6年に一度、王家の大聖杯と公爵達の小聖杯を集めて大がかりな儀式が行われる。
王都
王城の側には国樹の「王桜」という名の、王祖ヤマトがエルフから貰ったと伝わる城サイズの巨大な桜の木が生えており、例年なら年末から年始にかけて桜が見頃になる。
正門はパリの凱旋門を彷彿とさせる巨大な門で、精緻な彫刻の陰には幾つもの魔術的な回路が隠されている。城門には探査波による監視と固定砲台を一体化した騎士像が彫られており、これはヤマトが好きだった「テニ×勇」に登場するラウルとスラン君ペアがモデルになっている。
水源が王城にあり、外壁まで6本の水道橋が伸びている。貴族街や富裕層の居住区画には環状水道橋から水道管で上水道が各屋敷に供給され、平民区画では水道橋と水路が併用される。
屋台では蕎麦粉を用いた軽食が多く販売されているが、麺料理は見られない。
半年に1回、王都や周辺の魔物を追い払うため、大聖杯や小聖杯を用いた「魔禍払いの儀式」という儀式魔法が行われる。また、6年に一度、王家の大聖杯と公爵達の小聖杯を集めて大がかりな儀式が行われる。
シガ八剣
設立目的から内戦への積極的な介入は行わないが、参加を禁じる明文化された規則はないので、きちんとした理由があって志願されれば参戦を許される。候補者には聖騎士が一番多く、王国騎士や他の領地の騎士も多いが、流浪の騎士や他国出身の神殿騎士まで含まれ、レベルは45以上の者がほとんど。
シガ八剣
設立目的から内戦への積極的な介入は行わないが、参加を禁じる明文化された規則はないので、きちんとした理由があって志願されれば参戦を許される。候補者には聖騎士が一番多く、王国騎士や他の領地の騎士も多いが、流浪の騎士や他国出身の神殿騎士まで含まれ、レベルは45以上の者がほとんど。
シガ八剣
設立目的から内戦への積極的な介入は行わないが、参加を禁じる明文化された規則はないので、きちんとした理由があって志願されれば参戦を許される。候補者には聖騎士が一番多く、王国騎士や他の領地の騎士も多いが、流浪の騎士や他国出身の神殿騎士まで含まれ、レベルは45以上の者がほとんど。
シガ八剣
設立目的から内戦への積極的な介入は行わないが、参加を禁じる明文化された規則はないので、きちんとした理由があって志願されれば参戦を許される。候補者には聖騎士が一番多く、王国騎士や他の領地の騎士も多いが、流浪の騎士や他国出身の神殿騎士まで含まれ、レベルは45以上の者がほとんど。
シガ八剣
設立目的から内戦への積極的な介入は行わないが、参加を禁じる明文化された規則はないので、きちんとした理由があって志願されれば参戦を許される。候補者には聖騎士が一番多く、王国騎士や他の領地の騎士も多いが、流浪の騎士や他国出身の神殿騎士まで含まれ、レベルは45以上の者がほとんど。
シガ八剣
設立目的から内戦への積極的な介入は行わないが、参加を禁じる明文化された規則はないので、きちんとした理由があって志願されれば参戦を許される。候補者には聖騎士が一番多く、王国騎士や他の領地の騎士も多いが、流浪の騎士や他国出身の神殿騎士まで含まれ、レベルは45以上の者がほとんど。
シガ八剣
設立目的から内戦への積極的な介入は行わないが、参加を禁じる明文化された規則はないので、きちんとした理由があって志願されれば参戦を許される。候補者には聖騎士が一番多く、王国騎士や他の領地の騎士も多いが、流浪の騎士や他国出身の神殿騎士まで含まれ、レベルは45以上の者がほとんど。
シガ八剣
設立目的から内戦への積極的な介入は行わないが、参加を禁じる明文化された規則はないので、きちんとした理由があって志願されれば参戦を許される。候補者には聖騎士が一番多く、王国騎士や他の領地の騎士も多いが、流浪の騎士や他国出身の神殿騎士まで含まれ、レベルは45以上の者がほとんど。
王立学院
初代学長のメルボンは勇者ヤマトの旅仲間で副宰相を務めた人物。
王立学院
初代学長のメルボンは勇者ヤマトの旅仲間で副宰相を務めた人物。
王立学院
初代学長のメルボンは勇者ヤマトの旅仲間で副宰相を務めた人物。
王立学院
初代学長のメルボンは勇者ヤマトの旅仲間で副宰相を務めた人物。
王立学院
初代学長のメルボンは勇者ヤマトの旅仲間で副宰相を務めた人物。
王立学院
初代学長のメルボンは勇者ヤマトの旅仲間で副宰相を務めた人物。
王立学院
初代学長のメルボンは勇者ヤマトの旅仲間で副宰相を務めた人物。
王立学院
初代学長のメルボンは勇者ヤマトの旅仲間で副宰相を務めた人物。
ミマニの街
ミマニの街
ミマニの街
ミマニの街
ミマニの街
ミマニの街
ミマニの街
ミマニの街
碧領
碧領
ボルエナンの森
里のハイエルフがフルー帝国時代にフルー帝国製の遊技機器に嵌まって大量の聖樹石(賢者の石)を支払い・巻き上げられ、遊戯機器が寿命で故障した時大半が引きこもってしまったため等で、現在も活動中のハイエルフはアイリアーゼだけ。そのため聖樹石不足が深刻で、破損した光船の修繕もままならなかったが、サトゥーが邪海月討伐の報酬で他の里から貰った大量の聖樹石を気前よく提供したおかげで大分余裕が出てきた。
灰鼠首長国
トラザユーヤの揺り篭
セリビーラで多くのエルフを死なせてしまった自責の念からトラザユーヤが作ったが、肝心のボルエナンの里から無視されたために廃棄されていた。だが「不死の王」ゼンが自分に死をもたらす存在を作り上げるための拠点として目をつけ、未完成だったホムンクルスを完成させ、ミーアを攫って「揺り篭の主」とし、勇者候補としてサトゥーをおびき出した。結果としてゼンがサトゥーに介錯されたことで攻略と看做され、トラザユーヤの趣味で施されていた自爆装置により崩壊した。
クボォーク王国
生き残った有力な貴族はシガ王国カゲゥス伯爵領に逃れており、「生贄迷宮」が崩れレジスタンスが蜂起したタイミングに合わせて反乱を起こし、ヨウォーク王国軍の撃退に成功する。その後、奴隷から解放されたエルゥスが国王に即位し再興する。
クボォーク市
生贄迷宮の崩壊直後、レジスタンスが暴動を起こし、これにクロがシガ王国カゲゥス伯爵領から転移させた旧クボォーク王国軍やキメラ実験の被害者が加勢、そしてクロによって都市核の主人が書き換えられた事でヨウォーク王国軍は力を失い撤退。
生贄迷宮
全50階の階層型ダンジョン。デミゴブリン、デミオーク、デミオーガといった二足歩行系の魔物が多く出現する。
その後はヨウォーク王国軍の練兵場として利用されていたが、迷宮主になっていたオルキデが死亡し、アリサとルルが迷宮核を破壊した事で崩壊した。
ヨウォーク王国
シガ王国軍を騙る盗賊撃退に協力するという名目で、ビスタール公爵領の反乱に助勢しており、ゴーレムやネジといった鼬帝国の兵器を反乱軍経由で入手している。しかし、クロの暗躍によりクボォーク市では生贄迷宮の崩壊と旧クボォーク王国勢力の反乱が発生、ビスタール公爵領ではナナシにより切り札の下級竜を無力化されてしまう。さらに下級竜が王城を報復で襲ったショックで国王が崩御、王妃と騎士団長の勢力と魔女ミュデの間で骨肉の内乱が勃発する。
ルモォーク王国
街道に黒竜が現れ流通が滞り、行商人や国軍が壊滅的な被害を受けた(実際は鼬人族の魔物使いが呼び寄せた魔物が原因)ため、勇者ハヤトに救援を求めた。
マキワ王国
スィルガ王国
魔導王国ララギ
王侯貴族は代々大変な酒好きで、交易の権利と引き換えに珍しい酒を献上させるための『酒士』『酒爵』『酒侯』という階級が存在する。酒士は最下級貴族扱いで関税もほぼ変わらず交易の許可が降りるのみだが、伯爵相当の酒爵になると関税が2割まで減らされ、侯爵待遇の酒侯になれば免税特権が与えられる。また王族はララキエの伝承を語り伝える役目も持っている。
砂糖航路で一番の砂糖生産地で、砂糖の精製場も多く、砂糖をふんだんに使った料理や菓子が豊富。また、酒類は国外にはほぼ出回らず、「楽園」というラム酒は伝説扱いされている。成人の儀式で絹を必要とするイシュラリエへ名産品の朱絹を売りつける目的で関税が非常に重い。
イシュラリエ王国
王族は空飛ぶ城の末裔と噂され、レイによるとララキエの策略で追放された「トトリエ王族」が建国したと考えられている。竜砲とも言われる「トトリエ第8世代型魔砲」を備えた砦で港を守っている。王家はエルフの里以外ではイシュラリエにしか自生しないアルアの樹を独占しており、その樹脂から作った「天使の涙」と呼ばれる最高級の宝石が有名。また真珠細工や珊瑚細工、貝細工が非常に安値で売られている。
サガ帝国
ヒガシノ島
ノロォーク王国
鼬帝国
夢幻迷宮
パリオン神国
大砂漠の西端から小国2つほど離れた場所に位置し、国土の3割が砂漠で5割が荒れ地という厳しい環境にあるが、領土は「万里の長城」を彷彿とさせる「長城結界」という壁に囲まれている。人口の比率は、人族が6割、砂人が3割強を占め、残り1割を多種多様な鱗族と獣人が構成し、妖精族は少ししかいない。
パリオン神の力で国内には魔窟以外に魔物が出現しないので、結界の内側にある街を囲む城壁は低くなっている。ただ、魔物が少ない為に魔法道具の燃料となる魔核が貴重であり、魔核を得る為には国外で集めるか輸入するしか方法がない。
ターバン風の布を頭に巻いた中東風ファッションが主流で、生成りの色合いをした質素な服が多い。山羊肉が名物。
出入りは国の三方にある関門街の門からしか許されない。入門許可証の発行には、大金貨10枚での購入、神殿での10年間の修行、神殿兵志望の武人、技術者や魔法使いのような「才ある者」といった特定の条件を満たさなければならない。太守にあたる存在は「聖区長」と呼称される。
法皇は司祭以上の聖職者による投票で決定する。神殿騎士はシガ王国の聖騎士並みの剣技を使う精鋭で、保有スキルが多めで無駄なスキルは皆無。だが、これは厳しい戒律に則った修行をしているからというわけではなく、実際は賢者が主導する「才渡り」の儀式によってスキルの授受が行われている為である。
土偶に似た縄文土器風の船体が特徴の、フルー帝国時代の飛空艇を保有している。しかし、燃料となる魔核の節約の為、風魔法使いが補助する以外は風任せで飛行速度が遅く、空力機関も最低限で済むよう貨物スペースに気嚢を詰めて浮力を補助している。ただ、魔窟周辺以外に飛行の邪魔をする魔物がいないので、遅い飛行船でも国内輸送には支障がない。
地方都市には裕福さがなく、重労働をしているのは亜人ばかりで、特にパリオン神国成立以前に人族を襲う蛮族だった砂人の扱いが悪い。
魔窟(まくつ)
パリオン神国で唯一魔物が出現する地下遺跡。千数百年前まで存在していた「魔神が作った牢獄」、通称「魔神牢」と呼ばれた迷宮が崩壊した後の残骸であり、魔神の名を忌避して現在では魔窟と呼称されている。知られているだけで国中に1万箇所ほどの出入り口があり、全部で千数百箇所近い構造体を持つとされる。
「才ある者」の里
パリオン神国奥地の山奥にある村。修行の里の通称で呼ばれる。村と言うには大きいが、街と言うには小さい微妙な規模。緑地化の実験をしているのか、不自然なほど緑豊かな山が背後にあり、5メートル近い外壁に囲まれている。総じて熱心ではあるものの、「才ある者」を集めているにしてはスキルのない子供が多い。時折脱落者が出るが、彼らは魔窟の中の「隠れ里」へと送られて訓練を強制され、最後は「才渡りの儀」で才能を奪われて鉱山送りになる。
隠れ里
涼御樹が群生する山の中腹にある魔窟に築かれ、賢者ソリジェーロが密かに運営する里。「才ある者」の里から連れて来られた者にパワーレベリングを施すレベル上げ工場であり、ニルボグを用いて養殖したデミゴブリンを殺させ、さらに死霊術で死骸は復活させられて何度も経験値を搾り取る。そして、「才渡り」の儀式と称して魔王シズカの「眷属化」「譲渡」でスキルと経験値を奪い、賢者の配下の神殿騎士や神官へと与えている。また、ソーケルが迷宮都市で製造・密輸出していた魔人薬の取引先のひとつであった。
西関門領
内海に面した西方諸国の玄関口。人種や服装の多様さはシガ王国の貿易都市や砂糖航路より圧倒的に上で、港の桟橋にたくさんの船が入港し、港湾関係の労働者が忙しそうに行き交う。
ザーザリスの治世から入港税がただ同然になり、お布施次第で海棲魔物避けの「パリオン神の灯火」を授ける神官まで派遣されるようになった。
魔窟(まくつ)
「才ある者」の里
隠れ里
西関門領
ザーザリスの治世から入港税がただ同然になり、お布施次第で海棲魔物避けの「パリオン神の灯火」を授ける神官まで派遣されるようになった。
ロドルォーク
隣国ソバルォークとは元々同じ国で、300年ほど前に分裂してから戦争を繰り返している。前王がかなり無謀な人物で、豊かさを求めて戦争を繰り返したが一度も勝てず、業を煮やして先陣を切って敵国に攻め込み戦死しており、その関係で戦災孤児がかなり多い。
ソバルォーク
悪徳都市シベ
都市国家カリスォーク
港以外の場所には学者や魔法使いの割合が多く、魔法スキル持ちは都市全体の3割と、他国に比べて圧倒的に多い。また、他の都市に比べて、本屋や貸本屋が多く、商店街には服屋の間に錬金術店や薬屋、素材屋が並ぶという不思議な構図をしている。主食はキャッサバ似の「栗鼠尾芋」。
叡智の塔
カリオン中央神殿
奥には貴重な神学関連の書物や歴史書が収蔵された神殿図書館があるが、一般公開はされていない。礼拝堂の祭壇の上には神器「叡智の書」カリセフェルが浮かんでいる。神話画の間には、寄贈した学者の議題や研究テーマが書かれた、朱色の岩塩で作られた「朱塩像」が置かれている。
シェリファード法国
雰囲気はパリオン神国に似ていて、衣装は古代ギリシャ風に近い生成りの服で、兵士もお偉いさんも地味な色合いの服ばかりなので、「灰色の国」のような印象を受ける。気候の問題で元々白い建物も灰色になっており、娯楽は少なく、店は実用一点張り。本屋には法律書や歴史書のような堅い内容の本が多く、判例を書いた本は山ほどあるのに対し、料理本のような日常の役に立つ本はほとんどない。
主食は細長い「シェリファ芋」や褐色の「リファ豆」。食事への欲求が低いのか、料理の味付けは雑で美味しくない。中央神殿の醸造所で「神の情け」という上等な蜂蜜酒を作っているが、そもそも酒を扱う店が少なく、国外には滅多に出回らないどころか、国内の酒店でも全く手に入らない。
禁欲主義で有名であり、「断罪の瞳」持ちが多く、禁制品を持ち込む商人は海賊と一緒に処刑される。物乞いは禁止され、衛兵に見つかると裁判に掛けられるまでもなく労役が科せられる。犯罪防止の為に国に登録した魔法使いしか魔法書を購入できないので、犯罪自体は少ないのだが、市井には生活魔法使いすら不足している。
中央司法宮
ウリオン中央神殿
ミューシア王国
黒煙島
オーベェル共和国
都市の中央には議事堂である白い瀟洒な宮殿があり、その先の上り坂を超えるとテニオン中央神殿がある。
テニオン中央神殿
ピアロォーク王国
ザイクーオン中央神殿
要塞都市アーカティア
主要言語は獣人系言語に近い「アーカティア語」。人口は獣人が圧倒的に多く、続いて爬虫類系亜人の順で、妖精族の中ではレプラコーンやスプリガンが多いが、ドワーフは少なく、エルフやノームはいない。人族が人口の1%程度の少数民族という珍しい都市であり、「毛なし」という蔑称で呼んで差別する者もおり、中心部の高級宿には泊まる事もできない。また、貴族階級も嫌われていて、問題を起こしても誰も遠慮してくれない。
大魔女が古の死霊術師と契約を結び、安住の地を与える代わりに、要塞都市に奉仕する事を求めたという歴史があり、住民から提供された遺骨を素材にしたスケルトンが働くという光景が普通に見られる。スケルトン達は主に肉体労働や汚れ仕事を行い、生前に結んだ契約のもと、家族に対価として金銭が支払われている。また、高温多湿の熱帯なので、手入れが甘いと金属製の剣はすぐダメになる上、鉄の鉱脈が近辺に存在しない為、呪術師や死霊術師が鍛えた骨製武具が多数派を占める。死霊術師がいなければ都市が成り立たない事から、スケルトンを強制的に浄化しようとする神官は嫌われ、都市内には神殿がひとつもない。
都市内の買い物では銅貨しか使われておらず、高額決済には宝石や穴あき銅貨の中央に紐を通した一貫銭で取引され、銅貨1本はこの一貫銭を指す。魔物由来の食料品が豊富で割安な代わりに、輸送コストも高いので、普通の野菜や果物は干した物でも5倍以上、新鮮な物に至っては10倍からという値付けになっている。瘴気中毒対策は徹底されており、魔物素材は大魔女が作った浄化倉庫に保管して瘴気を抜いてから後に店頭に並び、井戸から汲み上げた水も都市中に複数ある浄水塔で瘴気を取り除いている。なお、湿度が高いので普通の保存食はすぐ黴たり虫が湧いたりするという問題もあり、常食される保存食はすっぱ苦くて変なえぐみがあり、ガボの実やニルボグよりは僅差でマシという程度の不味さである。気候のせいか、扉のないオープンな店が多い。
樹海迷宮
広大な樹海がそのまま迷宮になっている世界でも珍しい場所。迷宮主の存在など迷宮である事を裏付ける複数の証拠があるが、シガ王国やサガ帝国では迷宮ではないという学説が主流。樹海自体はシガ王国の国土並みに広いが、樹海迷宮はその何割かに過ぎない。
上空まで続く特有の空間歪曲によって、まっすぐ歩いているつもりでもいつの間にか方向や場所が変わってしまう。空間魔法でキャンセルできるが、より一層面倒な事になるので推奨されない。その為、空間歪曲の境目を認識して見通す「迷わずの蝋燭」が必需品とされる。熱帯のジャングルなので虫除けも必須。加えて数メートル単位の起伏があり、木の根が張り出したり蔦が垂れていたり雑草が足下を隠していたりで行軍を阻害されやすい。
攻略を行う者は冒険者と呼ばれる。等級は4段階で、野鼠級、餓狼級、銀虎級、金獅子級と上がっていく。他の迷宮での活動歴が昇級に反映され、セリビーラのミスリル級であれば銀虎級からスタートできる。
タウロスという牛系魔物および眷属強化スキルなどを持つ上位種が生息している「城」、ゴブリンが生息する「鬼人街」、デミサハギンが生息する琵琶湖並みに広い湖、低級アンデッドしか出ない「邪神殿」といった区画がある。
樹海迷宮
上空まで続く特有の空間歪曲によって、まっすぐ歩いているつもりでもいつの間にか方向や場所が変わってしまう。空間魔法でキャンセルできるが、より一層面倒な事になるので推奨されない。その為、空間歪曲の境目を認識して見通す「迷わずの蝋燭」が必需品とされる。熱帯のジャングルなので虫除けも必須。加えて数メートル単位の起伏があり、木の根が張り出したり蔦が垂れていたり雑草が足下を隠していたりで行軍を阻害されやすい。
攻略を行う者は冒険者と呼ばれる。等級は4段階で、野鼠級、餓狼級、銀虎級、金獅子級と上がっていく。他の迷宮での活動歴が昇級に反映され、セリビーラのミスリル級であれば銀虎級からスタートできる。
タウロスという牛系魔物および眷属強化スキルなどを持つ上位種が生息している「城」、ゴブリンが生息する「鬼人街」、デミサハギンが生息する琵琶湖並みに広い湖、低級アンデッドしか出ない「邪神殿」といった区画がある。
ヴュステルー首長国
ブライブロガ王国
地域
竜の谷
黒竜山脈
住んでいるのは成竜だけではなく、ワイバーンの群生地もある。そのため山に住む魔物が時折下山して周辺の村を襲うことがあり、さらに魔物由来の流行り病もしばしば発生する。
海龍諸島
海魔領域
大砂漠
ナナシと「狗頭の古王」の戦いで主戦場となり、ナナシの魔法による天変地異が起き、さらに「流星雨」で巨大なクレーターができた。
亡国
紅獅子王国
鱗族首長国連邦
白虎王国
鼬帝国に滅ぼされ、安住の地を失った生き残りはマキワ王国やシガ王国を転々と放浪していたが、ルーニャ姫の一行はサトゥーの紹介でムーノ男爵領へ向かった。
フルー帝国
フルー帝国語をルーツとする「内海共通語」は、現在も大陸の西方諸国で多く使用される。
フェーテリアス
オーク帝国
ララキエ
骸骨王によって封印が解かれ再浮上しようとしたのをサトゥーが阻止し、その後は悪用されないようにボルエナンのエルフの協力で「彷徨いの海」の魔法をかけて隠蔽してもらっている。ララキエ遺跡のある中央島は名を「ラクエン島」と変え、半幽霊でも生活できるように瘴気の影響が少なくなるよう調整された。
ノノリエ
現代に至るまで都市岩の周囲3kmに渡って魔法無効空間が残っており、多くの船舶が魔力炉が停止した状態で魔物に襲われていたためか沈没船が他の場所よりも多い。後にその付近を航行したサトゥーにより魔法無効化の魔法陣が破壊され、島全体を浄化の魔法陣とルーンで括って弔った被害者がアンデッド化をするのを防いでいる。
エルデォーク大王国
用語一覧
能力関連
レベル
妖精族を含むヒト種の場合は最高レベルが99であるらしく、99に達した時点で「ヒトの限界に届きし者」という称号が与えられる。人族の最高値はシガ王国の王祖ヤマトの89だと言われている。一方で、魔王などはその上限を突破してレベル100以上になることがある。
ほとんどの種族は同レベルの魔物を20匹ほど倒せばレベルが1つ上がる(エルフは例外で約2倍の経験値が必要)。低レベルの相手ではかなりの数を乱獲しないとレベルが上がらず、高レベルの相手ほど経験値効率が良いが、怪我をする方が損なので同格以上の相手とは戦わないというのが探索者の常識。
ダメージをほとんど与えられなくても、投石などで戦闘に参加すれば経験値を得ることはできる。ただしパワーレベリングではレベルに応じたスキルが身につかないとされるため、極力促成栽培は行わないほうがいいというのが定説である。また、短期間で一気にレベルが上がると、「レベルアップ酔い」と呼ばれる急激なステータス上昇による体調不良を起こすが、パワーレベリングでもしない限り起こらない症状であるため都市伝説だというのが一般的な認識となっている。
ステータスの上昇は現在の値を基準に上昇率が決まるので、基礎が伴わない状態でパワーレベリングをすると必要なステータスが挙げられないという事態に陥る。
スキル
レベルアップ時に取得するスキルポイント(1レベルにつき2~12ポイントで平均は7)を消費して取得するが、人によって覚えるのに必要なスキルポイントが異なる。「自己鑑定」を持つ転生者・転移者は任意でポイントの振り分けが可能で、条件を満たした上で取得に必要なスキルポイントの半分があると一覧に追加され、スキルの出現条件も人によって違いがある。「自己鑑定」を持たない原住民はスキル取得・上昇に別の仕組みがあり、スキルの訓練を積んでもレベルが上がって十分なスキルポイントが溜まる段階までは発動の予兆しか発生しない。サトゥーの「メニュー」表示によると、レベルアップ直後に新たなスキルを覚えた時点では表示がグレーアウトしており、それからしばらく休息をとることでスキルが体に馴染み使用可能になる模様。
ただし、スキルがあればなんでも出来るというわけではなく、仮に上限のレベル10まで取得していても知識が無いことはできない(例:玉結びを忘れて縫い合わせたものが分解する「裁縫」スキル、レパートリーが少ない「調理」スキル等)。言語系スキル各種については勉強しないと語彙が少ないなどといった問題は起きず、類似性のあるものならスキル未取得の他言語でもある程度理解できる。また、「こうすればいい」ということをスキルが教えてくれても、「何故」そうするのがいいのかまでは教えてくれない。
転生者に特有の事例であるが、前世で一度熟練した技術に関しては技能はスキルを持っていなくとも再現することが可能(例:アリサの裁縫)。なお、苦手な技能をスキルポイントの割り振りで無理やり上達させても本来の効果が出ない(例:極度の音痴が「演奏」10レベルにして笛を吹くと「上手い人がわざと下手に演奏している」ように聞こえる)。
祝福の宝珠(ギフト・オーブ)
固有(ユニーク)スキル
転生者の場合は、生まれ変わる時、その望みを叶えるために神から貸与される「権能」がユニークスキルと称される。「魂の器」を越えないだけの「権能」を持つことができるが、限界を超えて使えば器が傷つき、修復不能なほど壊れて元に戻らなくなった者を「魔王」という。器の修復は人の力では不可能で、神々の神力によってのみ可能となる。神が設定した使用回数を超えない限り魔王化はしないが、一撃必殺系や限界突破系は一瞬で魔王化する危険性が高い。その一方で、神はユニークスキルを使用し、成長させることを望んでいるらしい。なお、神の祝福のない強制召喚を受けた転移者には備わっていない。
固有(ユニーク)スキル
転生者の場合は、生まれ変わる時、その望みを叶えるために神から貸与される「権能」がユニークスキルと称される。「魂の器」を越えないだけの「権能」を持つことができるが、限界を超えて使えば器が傷つき、修復不能なほど壊れて元に戻らなくなった者を「魔王」という。器の修復は人の力では不可能で、神々の神力によってのみ可能となる。神が設定した使用回数を超えない限り魔王化はしないが、一撃必殺系や限界突破系は一瞬で魔王化する危険性が高い。その一方で、神はユニークスキルを使用し、成長させることを望んでいるらしい。なお、神の祝福のない強制召喚を受けた転移者には備わっていない。
神のカケラ
権能を馴染ませるために魂の奥深くまで根を張っているため、無理に取り除けば魂をズタズタに切り裂き、その場で魔王化するか、あるいは輪廻の環にも戻れないほどに魂が砕けてしまう。
神のカケラ
権能を馴染ませるために魂の奥深くまで根を張っているため、無理に取り除けば魂をズタズタに切り裂き、その場で魔王化するか、あるいは輪廻の環にも戻れないほどに魂が砕けてしまう。
神のカケラ
権能を馴染ませるために魂の奥深くまで根を張っているため、無理に取り除けば魂をズタズタに切り裂き、その場で魔王化するか、あるいは輪廻の環にも戻れないほどに魂が砕けてしまう。
神のカケラ
権能を馴染ませるために魂の奥深くまで根を張っているため、無理に取り除けば魂をズタズタに切り裂き、その場で魔王化するか、あるいは輪廻の環にも戻れないほどに魂が砕けてしまう。
神のカケラ
権能を馴染ませるために魂の奥深くまで根を張っているため、無理に取り除けば魂をズタズタに切り裂き、その場で魔王化するか、あるいは輪廻の環にも戻れないほどに魂が砕けてしまう。
神のカケラ
権能を馴染ませるために魂の奥深くまで根を張っているため、無理に取り除けば魂をズタズタに切り裂き、その場で魔王化するか、あるいは輪廻の環にも戻れないほどに魂が砕けてしまう。
神のカケラ
権能を馴染ませるために魂の奥深くまで根を張っているため、無理に取り除けば魂をズタズタに切り裂き、その場で魔王化するか、あるいは輪廻の環にも戻れないほどに魂が砕けてしまう。
神のカケラ
権能を馴染ませるために魂の奥深くまで根を張っているため、無理に取り除けば魂をズタズタに切り裂き、その場で魔王化するか、あるいは輪廻の環にも戻れないほどに魂が砕けてしまう。
ギフト
ギフト
自己確認(セルフ・ステータス)
自己確認(セルフ・ステータス)
自己確認(セルフ・ステータス)
自己確認(セルフ・ステータス)
自己確認(セルフ・ステータス)
自己確認(セルフ・ステータス)
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自己確認(セルフ・ステータス)
技能隠蔽(ハイド・ステータス)
技能隠蔽(ハイド・ステータス)
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鑑定(アナライズ)
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鑑定(アナライズ)
無限収納(インベントリ)
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無限収納(インベントリ)
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宝物庫(アイテムボックス)
宝物庫(アイテムボックス)
宝物庫(アイテムボックス)
宝物庫(アイテムボックス)
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宝物庫(アイテムボックス)
強制(ギアス)
強制(ギアス)
強制(ギアス)
強制(ギアス)
強制(ギアス)
強制(ギアス)
強制(ギアス)
強制(ギアス)
魔法
戦闘に使えない生活魔法使いはともかく、攻撃魔法や補助魔法を使える者は殆どが軍属である。魔法の使い手は貴重で、戦闘に従事する探索者でも魔法使いが占めるのは全体の数%でしかない。貴族の子女には魔法を覚えるために幼い頃から特殊な訓練を行った者もいる。特に光魔法は聖騎士の必須スキルであり、その「祝福の宝珠」はかなりの高値で取引される。また、魔法を発動するためには必ず「詠唱」が必要で、唯一の例外で召喚された勇者と転生者だけが無詠唱で魔法を使うことが可能。ただ、それも上級魔法までで、禁呪に分類される魔法は無詠唱では使えない。人族の詠唱に比べて魔族や竜の詠唱はかなり短い。最も忌み嫌われるのが精神魔法で、これによる洗脳は最高位の鑑定でも見抜けず、高位の聖職者が勘で判断するくらいしか対抗策がない。
現代の一般的な魔法の呪文は最適化という意味では進化しているが、実行時の効率を求めるあまり可読性と再利用性を犠牲にしており、プログラムのスパゲティコードのように不具合を起こした部分を調べるのが難しく、1つの大きな文章から離れられず開発に膨大な時間と人員が必要になっている。故にサトゥーが開発した呪文は普通より冗長になっている代わりに可読性と再利用性を高め、不具合部分の特定をし易くして開発効率を上げている。
1つ魔法スキルを習得すると、他の魔法スキルの習得時に必要なスキルポイントが減り、楽に覚えられるようになる。
契約(コントラクト)
命名(ネーム・オーダー)
命名(ネーム・オーダー)
流星雨
なお、サトゥーが竜神をこの魔法で殺した事件は「星降り」と呼ばれており、魔王復活の予兆などと恐れられていた。
流星雨
なお、サトゥーが竜神をこの魔法で殺した事件は「星降り」と呼ばれており、魔王復活の予兆などと恐れられていた。
魔刃
今でこそ達人限定のスキルとなっているが、魔法金属の武器も多かった600年前の戦争中は使える人が多かったらしい。
魔刃砲
称号
一部のアイテムには適合する称号でないとその真の力を発揮しないものもあり、聖剣には「勇者」、神剣には「神殺し」の称号が必要。一部の称号は特定の対象の精神に効果をもたらし、一例として、「~殺し」は相手の敵意を煽り、「~災い」は相手の敵意を強く煽り、恐怖を与え、「~天敵」は相手に強い恐怖や警戒心を与えるという効果を持つ。
異世界人関連
勇者
勇者の従者に「神授のお守り(タリスマン)」という神器がパリオン神から授けられる。これには複数名が同時に同じ魔法を詠唱し戦術魔法の威力や精度を上げる「詠唱同期」など幾つもの便利な機能があるほか、人々の祈りや従者の命数を糧に遠方の勇者を呼び寄せる「勇者召喚」の奇跡を起こすことが出来る。
基本的にはサガ帝国の召喚魔法によって呼び寄せられた者を指すが、それ以外の人間でも上級魔族などの強大な存在を倒すことで勇者の称号を得ることもできる。彼らは「成り上がり」とも呼ばれ、これにはサトゥーやユイカが該当する。
転生者
なお、魔族たちは転生者を「魔王の卵」と認識して接触してくる。黄肌魔族は転生者の勇者に扮したサトゥーの非常識な強さを目の当たりにして、「孵化している」「雛」という言葉を残している。これはユニークスキルの過剰使用で魂の器を壊してしまった転生者が魔王になってしまうことに由来する。
魔王
元は転生者で、ユニークスキルの過剰使用により「魂の器」が修復不能なほど壊れて元に戻らなくなった者を「魔王」という。理性を保ったまま魔王になるのはかなりの変わり種で、大抵は暴走を始める。死にかけの大怪我、病気で死ぬ間際、果てには鬱で魔王化した例もあり、魔王化を防ぐ最良の手段は心身を健やかに保ち、レベルを上げて基礎能力を上げることとされる。また、何らかの手段で「神の欠片」を移植された生命体は、通常の転生者より魔王化するリスクが高まる。
多くの人間にとっては災厄でしかないが、逆に魔王を信奉する団体もあり、彼らは「自由」を冠する組織を名乗る。オーユゴック公爵領に潜伏していた「自由の翼」は、公爵三男や前伯爵といった貴族を含む300名もの人員を抱えていたが、魔王復活の儀式に参加した者は「黄金の猪王」によって皆殺しにされ、残党も公爵によって一斉摘発された。また、大陸西部には「自由の光」という組織が蔓延っている。一方で王都には「自由の風」という名前の似た組織があるが、やっていることはしょうもないイタズラ程度のお気楽集団で、特に警戒もされていない。
魔王の季節
さらに600年以上の周期で魔王が大量に発生する周期があり、「大魔王の季節」「大乱の世」等と呼ばれることもある。サガ帝国の初代勇者の時代や王祖ヤマトの時代がこれに当たるとされる。現代もその周期に入っているとのことで、「シガ王国の公都とセリビーラ、ヨウォーク王国、パリオン神国、鼠人族首長国、鼬帝国、他大陸」の7箇所での魔王復活の神託が神殿から降りている。
種族関連
神
神をその身に降ろす神聖魔法が存在するものの、依り代にした巫女が壊れる事、神力の消費が大きすぎる事から、神が人界に来る事は滅多にない。直接本体が降臨する事も不可能ではないが、世界を覆う殻に綻びが生じるおそれがあるので、滅多な事でしか使わない。
神は死亡してもいずれ復活できるが、死亡している間は神官が「神聖魔法」を使えなくなる。30年ほど前にザイクーオンが竜神に挑んで殺されたため、現在は「神聖魔法:ザイクーオン教」が使用不能。
一概に人間の善悪で語れるような存在では無く、力の源となる人の信仰心を集めるために自作自演で天変地異を起こしたり、文明の抑制を行っていた神も居るらしい。世界の維持と自分の信徒を重要視するが、他の神の信徒への優先度は低い。
神々のいる神界は物質に支配された人界とは違い、光に満ちあふれた世界。世界を構成する次元数や構成要素が違うだけで、高次元世界という訳ではない。
魔族
現地の知的生命体を魔族化するアイテムが存在しており、下級魔族へと変化させるものは「短角(ショートホーン)」、中級魔族に変化させるものは「長角(ロングホーン)」と呼ばれている。これで魔族化した者は大抵の場合名前や理性を失っている。
竜
戦闘を好み、戦場に現れることから、大規模な戦争の抑止力になっている。それと同時に睡眠も好み、伝承では寝坊助であると言われることも多い。眠っているだけでも「竜の息吹」の力でその土地に希少な植物が生えてくる。また、竜の歌は神力を使わず地上の穢れを浄化できる手段の一つである。卵の殻はミスリル合金どころか成竜の鱗以上に頑丈で、数年から百数十年の休眠期間を経て孵る。
爪や牙は強力な武器に、鱗から作る竜鱗粉(ドラゴン・パウダー)は錬金術の素材となる。源泉の魔力と竜の生命力を編んで古竜や天竜が作る竜力石や真竜珠は、上級魔法薬やエリクサーの原料になる。成竜以上の個体が魔法で作る「竜泉酒」は伝説の酒として非常に有名。
成竜以上の存在は知能も高く、「竜語」という独自の言語を使うが、下級竜は言葉を持たない。なお、ワイバーンや蛇竜(ナーガ)、蛇女(ラミア)、ヒュドラ、海龍のような竜に似ているが竜ではない魔物は「亜竜」と呼ばれる。
大半が「竜の谷」に生息していたため、異世界に召喚されたばかりのサトゥーが使った「流星雨」の魔法によってアコンカグラを初めとした多くの竜が虐殺されたが、フジサン山脈などそれ以外の場所に住んでいる個体もいくらか存在しているため絶滅には至っていない。また竜神の眷属であるため、竜神の復活と同時に新たな竜が生み出されるだろうとされている。
まつろわぬもの
厭子(エンス)
亜人
いわゆる人族以外のヒト種。シガ王国では約400年前の亜人戦争の折に大きな弾圧が行われたことなどから、現在でも根深い差別が残っている地域も多い。基本的に種族を跨いで交配することは不可能で、異世界にはハーフの種族は存在しない。
耳族
長耳族(ブーチ)
獣人族
五感が優れているため迷宮などで魔物相手に戦うものも多い。人族より肉体的な身体能力が高いために、魔法を詠唱している時間に接近して物理で叩く方が早いと考える傾向が強く、魔法を軽視するきらいがある。
鳥人族
鱗族
妖精族
エルフ
森の妖精とも言われる、10代前半の幼い容姿と尖り耳を持つ長命な種族。ボルエナン、ブライナン、ビロアナン、ベリウナン、ズワカナン、ザンタナン、バレオナン、ダヲサナンの8つの氏族ごとに世界樹の元に集落を形成する。長い笹穂耳を持つ長耳族とは異なる種族であり、千年前にサガ帝国を建国した初代勇者が長耳族をエルフと呼んだため間違われることがあるが、エルフたちにとっては大変不名誉なこととされる。
長寿故か、レベルが上がるのに他種族の2倍に相当する経験値を必要とする。ギフトや後天的な訓練で「精霊視」スキルを持つ者がおり、精霊魔法を使うことができる。優れた技術を有し、錬成板一つを取っても人族の物とは雲泥の差がある。世界樹周辺に引きこもっていることが多いため、転生者事情にはあまり詳しくない。
名前は「(ファーストネーム)・(所属する里)」となり、ファーストネームの最初と最後の1文字を繋げた愛称で呼び合う(例:ミサナリーア→ミーア)。男性は「ーヤ」、女性は「-ア」で名前が終わる。人族の家名に相当するものを持たないため、正式に名乗る場合は父親と母親の名前を告げる風習がある。他国の貴族になってはいけないという掟があるが、ほとんどの国では国賓並みの待遇を受けられる。
500年ごとに記憶が風化する性質があり、長く生きるほど感情が希薄化していく。どうしても忘れたくない記憶を持つ者は「睡眠槽」に入って記憶の風化を避ける。他種族よりも性欲が薄いらしく、普通は結婚してから20年から50年で発情期を迎えるが、場合によっては子供を妊娠するまで100年ほどかかることもある。また繁殖力の低さとは裏腹に命の危機に対して驚くほど足掻かないという致命的な欠点があり、かつて迷宮で多くの若いエルフが命を落としたという。
エルフ
長寿故か、レベルが上がるのに他種族の2倍に相当する経験値を必要とする。ギフトや後天的な訓練で「精霊視」スキルを持つ者がおり、精霊魔法を使うことができる。優れた技術を有し、錬成板一つを取っても人族の物とは雲泥の差がある。世界樹周辺に引きこもっていることが多いため、転生者事情にはあまり詳しくない。
名前は「(ファーストネーム)・(所属する里)」となり、ファーストネームの最初と最後の1文字を繋げた愛称で呼び合う(例:ミサナリーア→ミーア)。男性は「ーヤ」、女性は「-ア」で名前が終わる。人族の家名に相当するものを持たないため、正式に名乗る場合は父親と母親の名前を告げる風習がある。他国の貴族になってはいけないという掟があるが、ほとんどの国では国賓並みの待遇を受けられる。
500年ごとに記憶が風化する性質があり、長く生きるほど感情が希薄化していく。どうしても忘れたくない記憶を持つ者は「睡眠槽」に入って記憶の風化を避ける。他種族よりも性欲が薄いらしく、普通は結婚してから20年から50年で発情期を迎えるが、場合によっては子供を妊娠するまで100年ほどかかることもある。また繁殖力の低さとは裏腹に命の危機に対して驚くほど足掻かないという致命的な欠点があり、かつて迷宮で多くの若いエルフが命を落としたという。
スプリガン
スプリガン
レプラコーン
レプラコーン
家妖精(ブラウニー)
家妖精(ブラウニー)
コボルト
コボルト
ドワーフ
ドワーフ
小鬼人(ゴブリン)族
小鬼人(ゴブリン)族
オーク
また、デミオークという豚頭をした二足歩行系の魔物が存在する。
オーク
また、デミオークという豚頭をした二足歩行系の魔物が存在する。
羽妖精
羽妖精
トロール
トロール
ホムンクルス
成人相当の外見で生み出した場合も生後半年以内は胃腸が弱く、流動物を摂るか「魔力操作」スキルで外部から魔力を直接供給するかしてもらう必要がある。人族と交配し子孫を作ることができる。作中ではエルフ由来の個体とララキエ王朝由来の個体が登場する。
ハイエルフ
巨人族
鰭人族
鰓人族
半幽霊(ハーフ・ゴースト)
幸福人
吸血鬼(ヴァンパイア)
種族固有能力として、黒い霧になると同時に対象の出血や毒の進行を妨げる「霧化(ミスト・フォーム)」、歳経た吸血鬼のみが使える影に溶け込んで移動する「影歩き(シャドウ・ウォーク)」、声も出せない強力な「束縛」の状態異常を与える「束縛の視線(ホールド・ゲイズ)」、眷属の紅蝙蝠(ルージュ・バット)を操る「眷属分離:蝙蝠(サーバント・バット)」、同じく血炎狼(ブレイズ・ウルフ)を使役する「眷属分離:狼(サーバント・ウルフ)」、死体から「吸血鬼の従僕(ヴァンパイア・サーバント)」を作る「血の従属(ブラッド・サーバント)」、満月の夜ごとに3度の儀式で吸血鬼を増やす「血の契約(ブラッド・コントラクト)」、「血の契約」後に使う「血の盟約(ブラッド・コンビネント)」の他、「魅了の視線(チャーム・ゲイズ)」「下位不死生物使役(コントロール・アンデッド)」「眷属同化(マージ・アニマル)」「血流操作(ブラッド・コントロール)」をもつ。また、真祖には「陽光耐性」スキルがあるため日中でも闊歩できる。
吸血鬼になると次第に普通の性欲がなくなっていき、唯一の欲求としてわずかな血液の摂取を必要とする程度になる。
砂人族
翼人
源泉関連
源泉
精霊
彼らを利用する「精霊魔法」は、他の属性魔法と同じ効果のものを使った場合の魔力消費が少なく詠唱時間が短いという長所があり、さらに擬似精霊と呼ばれる存在を創造し使役することが可能。家魔法のような例外を除けば「精霊視」スキルを持つ者でなければ使えない。ただし、当然ながら精霊のいないところでは使用できない。
疑似精霊
都市核(シティ・コア)
継承する王や領主の直系のみが知る最重要機密で、関係者以外が知れば死罪となる。また神の洗礼を受けていると都市核を継承できないため、継承する立場の者は洗礼を受けない。ただし領主から任じられた補助管理者である守護や太守はその限りではない。なお、奴隷を補助管理者に指名することは出来ない。この影響で異世界では源泉を支配できる上級貴族の権力が非常に強く、また都市核の機能を背景に貴族階級が形成されたとも言える権力構造をしている。反逆者として告発されると都市核の使用権限を失い、告発者より上位者でなければこれを覆すことはできない。
迷宮
物語開始時点では枯渇していない「生きた」ものは大陸に6つしか存在しないほど希少。生きた迷宮はサガ帝国の「血吸い迷宮」やシガ王国の「セリビーラの迷宮」、鼬帝国の「夢幻迷宮」が有名で、最も新しいのはセーリュー市に出来た7つ目の「悪魔の迷宮」である。また枯れた迷宮の遺跡には公都の地下にある「猪王の迷宮」や大砂漠の「砂塵迷宮」などがある。
探索者
セリビーラの迷宮では身分証が5つ用意され、見習い扱いの木証から始まり、魔核を5個以上納品した者から正探索者として青銅証を与える。月に一定数の魔核を納品できるものは国から騎士階級相当の身分やギルド関係の一部料金半額が保証された赤鉄証、「階層の主」を討伐できるものには最高位のミスリル証と名誉貴族としての爵位が与えられる。最後の黄金証は富豪専用の特別登録で、1日に数回居場所を伝えるための信号を発信する機能が付いている。一般的には青銅証から赤鉄証に到達するまで10年単位の時間がかかる。
迷宮に放置された魔物の死骸を回収し肉屋に売る者たちは他の探索者から「死骸漁り(ルーター)」の蔑称で呼ばれるが、「核無し」や「呪い持ち」の発生を防止するのに一役買っている。
また探索者に雇われて荷物を運ぶ「荷運び」と呼ばれる少年少女が迷宮入り口などにおり、荷運びで貯めた金で安物の木の防具などを手に入れて木証探索者として登録を目指すのが、一攫千金や成り上がりを目指して迷宮に来た少年少女の標準的なルートとなっていた。
世界樹
そのすべてに「怪生物」と呼ばれる生物群の一種「邪海月(エビル・ジェリー)」が一斉に寄生して世界樹を蝕むと言う事件が発生したが、サトゥーが70000体を超えるクラゲをすべて駆除したことで難を逃れた。
賢者の石(フィロソフィウム)
フルー帝国蒼貨
フルー帝国蒼貨
フルー帝国蒼貨
フルー帝国蒼貨
フルー帝国蒼貨
フルー帝国蒼貨
フルー帝国蒼貨
フルー帝国蒼貨
魔物関連
瘴気
濃い瘴気は体調に悪影響を与え、浄化処理が不十分な食材を摂り続けると「瘴気中毒」を起こす。微量の場合はえぐみや硬さをほんのわずかに感じるだけで、誤差程度だがステータスの微増効果もある。また、自滅茎や破滅草といった瘴気の濃い場所でしか育たないものも存在する。
迷宮の宝箱では普通の魔剣に比べて呪われた武具が出やすく、何より強力なので多少の欠点に目をつぶっても使うものは多く、迷宮都市セリビーラの場合は高位探索者のうち2~3割が使用している。
魔物
魔核(コア)
迷宮内において魔核を抜き取られた魔物が動死体(ゾンビ)となって動き出したものは「核無し」と呼ばれ、相手に呪いを移す「呪い持ち」同様危険視されている。
区画の主(エリア・マスター)
区画の主(エリア・マスター)
階層の主(フロア・マスター)」
階層の主(フロア・マスター)」
赤縄の魔物
赤縄の魔物
魔狩人
道具関連
魔法道具(マジック・アイテム)
ヤマト石
魔法の鞄(マジック・バッグ)
魔法の鞄(マジック・バッグ)
魔封じの鈴
魔封じの鈴
翻訳指輪
翻訳指輪
光船
光船
飛空艇
重くなると航行に必要な燃料が増えるので、厚い頑丈な装甲よりも状況に応じて防御力を増やせる魔力障壁が向いており、巨大なものには公爵家の砦以上に大きな障壁発生装置が搭載されている。推進器の空気を受ける舵(=垂直尾翼)は魔法攻撃を受けやすいため、中級魔法数発に耐えられる魔法抵抗の強い素材が使われる。舵で対応しきれないような攻撃を回避するために、緊急用の使い捨て姿勢制御ブースターがある。最新型の飛空艇には二重反転式の空力機関が使われる。
飛空艇
重くなると航行に必要な燃料が増えるので、厚い頑丈な装甲よりも状況に応じて防御力を増やせる魔力障壁が向いており、巨大なものには公爵家の砦以上に大きな障壁発生装置が搭載されている。推進器の空気を受ける舵(=垂直尾翼)は魔法攻撃を受けやすいため、中級魔法数発に耐えられる魔法抵抗の強い素材が使われる。舵で対応しきれないような攻撃を回避するために、緊急用の使い捨て姿勢制御ブースターがある。最新型の飛空艇には二重反転式の空力機関が使われる。
ネジ
ネジ
小聖杯
小聖杯
魔人心臓(デーモン・ハート)
魔人心臓(デーモン・ハート)
夢追糸車
夢追糸車
聖楽器ベルラルーラ
聖楽器ベルラルーラ
聖剣
青液(ブルー)
エクスカリバー
エクスカリバー
デュランダル
デュランダル
ガラティーン
ガラティーン
ジュルラホーン
17年前にゼンが自分を殺させるための道具としてシガ王家から強奪、その後彼の介錯をしたサトゥーの手に渡り、ナナシとして王の影武者へと返還された。
ジュルラホーン
17年前にゼンが自分を殺させるための道具としてシガ王家から強奪、その後彼の介錯をしたサトゥーの手に渡り、ナナシとして王の影武者へと返還された。
アロンダイト
アロンダイト
クラウソラス
シガ王家が所有し、シャルロック王子が佩くことを許されていたが、真の姿を発揮させたナナシに所有権が移された。
クラウソラス
シガ王家が所有し、シャルロック王子が佩くことを許されていたが、真の姿を発揮させたナナシに所有権が移された。
魔剣
刻印魔法で量産することもできるが、あまり複雑な機能をつけることはできない。サトゥーが作る鋳造魔剣は「液体操作(リキッド・コントロール)」と「理力の糸(マジック・ストリング)」を利用し魔法回路の組み込みを鋳造の段階で行なっていたが、熱による歪みがあるため複雑すぎる回路を刻むのは難しかった。のちに魔法回路を組み込むことのみを目的に変数を排除した専用の水魔法と空間魔法を開発し、外で作った回路を完成した剣の内部に転移させることで、これまで複雑すぎて不可能だった機能を搭載できるようになった。またサトゥーは魔刃スキル練習用に木刀に回路を組み込んだ「木魔剣」を作っている。
国外への流出は自国の戦力を下げ、他国の戦力を上げることに繋がるため、戦争が起こると国力を維持するために値段が吊り上げられる。
バルムンク
ノートゥング
ノートゥング
蟻翅の銀剣
蟻翅の銀剣
ロンギヌス
神剣
魔法薬(ポーション)
下級の体力回復薬でも単純骨折程度なら即座に治療でき、上級魔法薬ならば大瓶1本で部位欠損すら治療できる。ただし大きな怪我を再生する場合は魔力と体力を大きく消費するため、消耗した状態で治療を行うとしばらく臥せる羽目になる。短時間に何度も使用すると効果が発揮できなくなる。なお、味は基本的に苦味が強く、「調理」スキルで甘みを加えることもできるが、余計なものを混ぜると効果が低下する。
エリクサー
魔人薬
濃縮した「廃魔人薬」は致死性が高く、服用後はオーガ並みに巨大化して凶暴化し、しばらく暴れると元に戻ることなく死亡するという、使い捨ての兵士を作るだけの薬となる。弱気なレベル3の死刑囚で実験した際には、レベル30の騎士が3人がかりでようやく抑え込めるまでに強化され、性格も暴れ駱駝のように変化した。
魔人薬
濃縮した「廃魔人薬」は致死性が高く、服用後はオーガ並みに巨大化して凶暴化し、しばらく暴れると元に戻ることなく死亡するという、使い捨ての兵士を作るだけの薬となる。弱気なレベル3の死刑囚で実験した際には、レベル30の騎士が3人がかりでようやく抑え込めるまでに強化され、性格も暴れ駱駝のように変化した。
屍薬(しかばねやく)
屍薬(しかばねやく)
鬼喰薬(おにくいやく)
鬼喰薬(おにくいやく)
魔誘香
魔誘香
高濃度魔力賦活剤
高濃度魔力賦活剤
巻物(スクロール)
巻物専用のインクには魔核の粉末に加えて蛍鈴蘭、竜鱗粉、捻角粉などを材料とし、同様に紙も専用のものを使用する。中級以上のものを作るためにはレベル30以上の魔物の魔核を使う必要がある。また仕上げをする人間がその魔法のスキルを持っていなければならないため、シーメン子爵の工房では重力魔法・影魔法・精神魔法・死霊魔法の巻物は作製不能。技術は厳重に秘匿され、分業によって鑑定スキルでも製法が分からないよう工夫されている。
ボルエナンの静鈴
「叡智の書」カリセフェル
「罪を量る天秤」ウリルラーブ
作物関連
ガボの実
山樹
ルルの実
ベリア
また、魔覇王樹(イビル・ベリア)という巨大な植物型魔物が迷宮都市近辺に繁茂しており、大量の結界柱で侵食を抑えている。
アルア
桜鮭(さくらじゃけ)
甘雪蕪
ニルボグ
涼御樹(すずみじゅ)
栗鼠尾芋(りすおいも)
リファ豆
砂糖珊瑚
麵麭椰子(パンやし)
鉱物関連
ミスリル
またミスリルの屑を巨大イモムシに食べさせて作った繊維は「翠絹(かわせみきぬ)」という超高級な布の原料になる。この布は高い魔力伝導率と防刃性、滑らかな手触り、美しい光沢が特徴。
日緋色金(ヒヒイロカネ)
真鋼(アダマンタイト)
真銀(ティルシルバー)
神金(オリハルコン)
紅鋼(くれないはがね)
その他用語
デスマーチ
邪海月(エビル・ジェリー)
1000年に1度ほどの頻度で数匹が世界樹に現れることがあったが、近年になっていきなり世界樹全てにおよそ10000匹ずつ寄生される事態になる。そのため将来的に同様の事態が起きたときにエルフだけでも対抗できる方法をサトゥーも行動で考案しつつ、勇者ナナシとして駆除に協力した。
ゴブリン病
チーム「ペンドラゴン」
メンバー全員が戦闘経験は浅いが、サトゥーの高レベルスキルで用意した魔法薬や武具のサポートを受け、格上の魔物と戦うことでレベルを上げ、ボルエナンのエルフ師匠たちとの訓練で技術の向上に励む。セリビーラの迷宮にて、サトゥーのマップ機能を駆使して効率的な魔物狩りを数日泊まり込みで行ったことでレベルが急上昇しており、13巻時点で全員レベル50に達している。
迷宮では高価な回復薬を惜しげもなく使うため、他の探索者に「傷無し」の通称で呼ばれている。また、13巻で「階層の主」である赤雷烏賊帝(サンダー・スキッド・エンペラー)を討伐したことにより最高位のミスリル証が授与された。さらに、チームメンバー全員が叙勲・叙爵されることになり、獣娘たちは奴隷から解放、「強制」で奴隷を辞めることが許されないアリサとルルは特例で奴隷身分のまま貴族と同等の権利を行使する許可を与えられた。
ぺんどら
設定
貨幣
物によって現代と物価は異なり、衣類を基準とした場合は銅貨=100円、食品を基準とした場合は銅貨=500円、人件費を基準とした場合は銅貨=1000円が目安となっている。
時間
ちなみに、誕生日を祝う習慣はなく、元日に全員まとめて1歳加齢するのが一般的。
Web版では1時間は60分だが1日が28時間の設定で、1年および1ヶ月の日数は同じ。
爵位
領主を小王、国王を大王とした方が表現的には適切。領主としての資格があるのは伯爵以上で、そのため場合によっては爵位以上の権限を持つこともある(例:ムーノ男爵のように、厳密には領主の資格を得ていないないため階級では男爵だが、役職上の権限は伯爵)。国王以外に仕える貴族も存在し、領主以外の爵位持ち貴族は補助管理者となり、端末の通信や権限レベルに応じた力の行使が可能。都市の管理者は「太守」、街の管理者は「守護」と呼ばれる。守護になるためには最低でも準男爵位が必要になる。
一代限りの場合は爵位の前に「名誉」がつき、法律上は問題なく同格扱い・貴族扱いとなる。また、一部の役職の就任期間中に名誉爵位を与えることがあり、シガ王国のセリビーラの探索者ギルド長やシガ八剣などの場合は名誉伯爵位を授けられる。しかし、貴族社会の中では同じ爵位の永代貴族より名誉貴族は格下と見られており、特に名誉士爵は平民から見た場合は貴族であるものの、一部貴族からは貴族とみなされないことがある。
賞罰
都市核の機能である「免罪」「断罪」とも関わっており、免罪は領主一族の罪を隠蔽する際や、戦争に出た兵士の殺人罪を消すために用いられる。
犯罪奴隷は領主や国王の恩赦でしか解放されず、主人が犯罪奴隷の所有権を拒否した場合は奴隷が鉱山送りなどにされる。なお、これは戦争奴隷でも同様だが、借金奴隷などには適用されない。
文明
また、火杖や雷杖のような優れた軍用の魔法道具が存在するため、銃のような火薬兵器は実用性の低い骨董品のような扱いを受けており、廃れていて使用者はかなり珍しい。また日本刀も同様に昔の武器として扱われている。
制作背景
著者・愛七ひろは「小説家になろう」を知るきっかけとなった作品として『魔法科高校の劣等生』『理想のヒモ生活』を挙げている。その後同サイトの作品を読んでいく中で各作品に対して「この設定なら、こっちの展開のほうが面白くなりそう」「こういう考えのキャラならこう動いてほしい」と考えるようになり、であれば自身で執筆しようと思い、書き上げたのが本作だった。
作中設定については「ウィザードリィ」「ウルティマオンライン」「ファイナルファンタジーXI」などを参考にしているという。
既刊一覧
小説
Audibleにてオーディオブック化されている。1〜7巻は、相坂茜奈、8巻以降は森千晃の朗読。
巻数 | タイトル | 初版発行日(発売日) | ISBN |
---|---|---|---|
1 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲1 | 2014年3月25日(3月17日) | 978-4-04-070084-7 |
2 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲2 | 2014年7月25日(7月16日) | 978-4-04-070307-7 |
3 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲3 | 2014年11月25日(11月20日) | 978-4-04-070308-4 |
4 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲4 | 2015年4月25日(4月18日) | 978-4-04-070596-5 |
5 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲5 | 2015年8月25日(8月20日) | 978-4-04-070707-5 |
6 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲6 | 2015年12月15日(12月10日) | 978-4-04-070708-2 |
7 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲7 | 2016年4月15日(4月9日) | 978-4-04-070872-0 |
8 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲8 | 2016年8月15日(8月10日) | 978-4-04-072018-0 |
9 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲9 | 2016年12月10日(同日) | 978-4-04-072126-2 |
10 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲10 | 2017年4月10日(同日) | 978-4-04-072257-3 |
11 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲11 | 2017年8月10日(同日) | 978-4-04-072405-8 |
12 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲12 | 2017年12月10日(同日) | 978-4-04-072409-6 |
Ex | デスマーチからはじまる異世界狂想曲Ex | 2018年1月10日(同日) | 978-4-04-072576-5 |
13 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲13 | 2018年3月10日(同日) | 978-4-04-072575-8 |
14 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲14 | 2018年7月10日(同日) | 978-4-04-072800-1 |
15 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲15 | 2018年11月10日(同日) | 978-4-04-072793-6 |
16 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲16 | 2019年3月10日(3月9日) | 978-4-04-072802-5 |
17 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲17 | 2019年8月10日(8月9日) | 978-4-04-073243-5 |
18 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲18 | 2019年11月9日(同日) | 978-4-04-073244-2 |
19 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲19 | 2020年3月10日(同日) | 978-4-04-073245-9(通常版) 978-4-04-073445-3(ドラマCD付き特装版) |
20 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲20 | 2020年7月10日(同日) | 978-4-04-073246-6 |
21 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲21 | 2020年11月10日(同日) | 978-4-04-073865-9 |
22 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲22 | 2021年4月9日(同日) | 978-4-04-073866-6 |
23 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲23 | 2021年7月10日(7月9日) | 978-4-04-074156-7 |
Ex2 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲Ex2 | 2021年8月10日(同日) | 978-4-04-074190-1 |
24 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲24 | 2022年2月10日(同日) | 978-4-04-074302-8(通常版) 978-4-04-074305-9(ドラマCD付き特装版) |
25 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲25 | 2022年5月10日(5月9日) | 978-4-04-074550-3 |
26 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲26 | 2022年9月10日(9月9日) | 978-4-04-074663-0 |
27 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲27 | 2023年1月10日(同日) | 978-4-04-074817-7 |
28 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲28 | 2023年6月10日(6月9日) | 978-4-04-075006-4 |
漫画
電子配信の『エイジプレミアム』(KADOKAWA)にて2014年11月7日配信のVol.40より連載後、同誌が2015年8月9日配信のVol.49にて休刊となったことから、コミック誌『月刊ドラゴンエイジ』(同)に移籍。同年7月9日発売の8月号より、主に書籍版の設定に準拠した漫画版があやめぐむの作画により連載されている。
また『月刊ドラゴンエイジ』2018年3月号から8月号までアリサを主役にした外伝『デスマーチからはじまる異世界狂想曲Ex アリサ王女の異世界奮闘記』が瀬上あきらの作画により、2022年2月号から2023年3月号までルルを主役にしたスピンオフ『デスマーチからはじまる異世界幸腹曲』がつむみの作画により連載されている。
巻数 | タイトル | 初版発行日(発売日) | ISBN |
---|---|---|---|
1 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲1 | 2015年4月18日(同日) | 978-4-04-070576-7 |
2 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲2 | 2015年12月9日(12月5日) | 978-4-04-070708-2 |
3 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲3 | 2016年8月9日(同日) | 978-4-04-070991-8 |
4 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲4 | 2016年12月10日(同日) | 978-4-04-072114-9 |
5 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲5 | 2017年8月10日(同日) | 978-4-04-072387-7 |
6 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲6 | 2017年12月9日(同日) | 978-4-04-072527-7 |
7 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲7 | 2018年8月9日(同日) | 978-4-04-072837-7 |
Ex | デスマーチからはじまる異世界狂想曲Ex アリサ王女の異世界奮闘記 | 978-4-04-072845-2 | |
8 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲8 | 2019年3月9日(同日) | 978-4-04-073091-2 |
9 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲9 | 2019年10月9日(同日) | 978-4-04-073354-8 |
10 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲10 | 2020年5月9日(同日) | 978-4-04-073650-1 |
11 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲11 | 2020年12月9日(同日) | 978-4-04-073899-4 |
12 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲12 | 2021年7月9日(同日) | 978-4-04-074169-7 |
13 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲13 | 2022年2月9日(同日) | 978-4-04-074426-1 |
14 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲14 | 2022年8月9日(同日) | 978-4-04-074634-0 |
幸腹曲1 | デスマーチからはじまる異世界幸腹曲1 | 978-4-04-074633-3 | |
15 | デスマーチからはじまる異世界狂想曲15 | 2023年3月9日(同日) | 978-4-04-074900-6 |
幸腹曲2 | デスマーチからはじまる異世界幸腹曲2 | 978-4-04-074901-3 |
関連書籍
- 『デスマーチからはじまる異世界狂想曲 コミックアンソロジー』2022年2月9日初版発行(同日発売)、ISBN 978-4-04-074436-0
テレビアニメ
2016年にアニメ化が発表され、2018年1月より3月までTOKYO MX・AT-Xほかにて放送された。監督は大沼心、アニメーション制作はSILVER LINK.とCONNECTが担当する。
スタッフ
- 原作 - 愛七ひろ
- 監督 - 大沼心
- シリーズ構成・脚本 - 下山健人
- キャラクター原案 - shri
- キャラクターデザイン - 滝本祥子
- 総作画監督 - 滝本祥子、橋本真希(第2話 - 第12話)、原友樹(第4話 - 第12話)
- 美術監督 - 加藤浩、坂上裕文
- 色彩設計 - 岡亮子
- 撮影監督・UIディレクター - 廣岡岳
- 3DCG監督 - 濱村敏郎
- 編集 - 山岸歩奈美
- 音響監督 - 郷文裕貴
- 音楽 - 高橋邦幸、MONACA
- 音楽制作 - DIVE II entertainment
- 音楽プロデューサー - 村上貴志
- プロデューサー - 村上貴志、荒川友希子、瀬戸優、渡瀬昌太、落合剛、大和田智之、清水陽介、塩谷佳之、菊池洋平
- アニメーションプロデューサー - 田部谷昌宏
- アニメーション制作 - SILVER LINK. × CONNECT
- 製作 - デスマ製作委員会
主題歌
「スライドライド」
「スキノスキル」
「美少女天使マジカルローズ」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|
第1話 | デスマーチからはじまる天変地異 | 渡部高志 | 小柴純弥 |
|
第2話 | デスマーチからはじまる市内散策 |
| 門田英彦 |
|
第3話 | デスマーチからはじまる恋愛事情 | 福多潤 |
|
|
第4話 | デスマーチからはじまる迷宮探索 | 和泉志郎 | ||
第5話 | デスマーチからはじまる乱心王女 | 島津裕行 | 伊部勇志 |
|
第6話 | デスマーチからはじまる都市防衛 | 小寺勝之 | 門田英彦 |
|
第7話 | デスマーチからはじまる野営訓練 | 渡部高志 | 小柴純弥 |
|
第8話 | デスマーチからはじまる不老不死 | 宮尾佳和 | 伊部勇志 |
|
第9話 | デスマーチからはじまる情緒纒綿 |
| 福多潤 |
|
第10話 | デスマーチからはじまる狩猟楽曲 | 岩田芳美 | 徳本義信 |
|
第11話 | デスマーチからはじまる幻想陰謀 | 小寺勝之 | 門田英彦 |
|
第12話 | デスマーチからはじまる異(世)界旅情 | 島津裕行 |
|
|
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年1月11日 - 3月29日 | 木曜 23:30 - 金曜 0:00 | AT-X | 日本全域 | 製作参加 / CS放送 / リピート放送あり |
2018年1月12日 - 3月30日 | 金曜 0:00 - 0:30(木曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | 製作参加 |
金曜 0:30 - 1:00(木曜深夜) | BS11 | 日本全域 | 製作参加 / BS放送 / 『ANIME+』枠 | |
2018年1月14日 - 4月1日 | 日曜 1:00 - 1:30(土曜深夜) | サンテレビ | 兵庫県 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2018年1月14日 | 日曜 12:00 更新 | |
2018年1月17日 | 水曜 12:00 更新 |
|
水曜 22:00 - 22:30 | ニコニコ生放送 | |
水曜 23:30 - 木曜 0:00 | AbemaTV 新作TVアニメチャンネル |
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