転生王女と天才令嬢の魔法革命
小説
著者:鴉ぴえろ,
出版社:KADOKAWA,
掲載サイト:小説家になろう,
レーベル:富士見ファンタジア文庫,
連載期間:2019年2月13日 - 2020年6月26日,
巻数:既刊7巻,
漫画
作画:南高春告,
出版社:KADOKAWA,
掲載誌:電撃マオウ,
レーベル:電撃コミックスNEXT,
発表期間:2020年7月27日 -,
巻数:既刊6巻,
アニメ
原作:鴉ぴえろ,
監督:玉木慎吾,
シリーズ構成:渡航,
キャラクターデザイン:井出直美,
音楽:日向萌,
アニメーション制作:ディオメディア,
製作:転天製作委員会,
放送局:AT-X,
話数:全12話,
インターネットラジオ:転天とーく
配信期間:2023年1月6日 -,
配信サイト:Twitterスペース,
配信日:不定期,
パーソナリティ:千本木彩花石見舞菜香,
以下はWikipediaより引用
要約
『転生王女と天才令嬢の魔法革命』(てんせいおうじょとてんさいれいじょうのまほうかくめい)は、鴉ぴえろによる日本のライトノベル、およびメディアミックス作品である。略称は「転天」。
「魔法に愛されなかった異端の天才」アニスフィアと、「誰よりも魔法に愛された天才」ユフィリアの、二人を主人公とする作品。「王宮百合ファンタジー」と銘打っている。
沿革
2019年に『小説家になろう』にてWeb版の連載を開始し、2021年に後日談も含めた連載が終了した。なお、Web版のあらすじ部分に「Web版と書籍版は展開や内容が異なる部分も多い」と言及されている。
ファンタジア文庫から書籍化されることは2019年10月10日の活動報告で発表され、書籍版第1巻は2020年1月18日に発売された。
南高春告による漫画版は2020年7月27日発売の『電撃マオウ』(KADOKAWA)9月号より連載が開始されている。
2022年8月にはテレビアニメ化が告知され、2023年1月から3月まで放送された。
あらすじ
5歳のパレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアは、ある日前世の知識や常識を思い出す。それをきっかけに魔法に強い情熱を抱くものの、魔法の適性がなかった彼女は、魔法科学という新たな技術体系を編み出した。17歳になったアニスフィアは自らが作成した飛行魔道具『魔女箒』の夜間飛行テスト中、制御失敗により貴族子女らの通う学院の夜会会場へと突入。そこで弟である王子アルガルドがマゼンタ公爵家令嬢ユフィリアに婚約破棄を突き付ける場面に遭遇し、放っておけないと感じたユフィリアを、強引に自分の離宮へと連れ帰った。その後アニスフィアはユフィリアを助手とすることに決め、二人は様々な手段で魔法科学の発展に努めていく。
登場人物
声の項はテレビアニメの声優。年齢は初登場時。
主要人物
アニスフィア・ウィン・パレッティア
声 - 千本木彩花
本作の主人公で、17歳。愛称は「アニス」。パレッティア王国の第一王女であり、「キテレツ王女」「最強の問題児」「狩猟の略奪姫(マローダー・プリンセス)」などの異名を持つ。魔法への強い情熱を持ちながらも適性を持たず、長年の研究により「魔法科学(魔学)」を編み出した。高位の冒険者でもあり、自分で素材や研究資金を獲得している。
ユフィリア・マゼンタ / ユフィリア・フェズ・パレッティア
声 - 石見舞菜香
本作のもう一人の主人公で、15歳。愛称は「ユフィ」。マゼンタ公爵令嬢であり、次期国王であるアルガルドの婚約者として王妃教育に励むものの、最終的には貴族学院の夜会でアルガルドから婚約破棄を突き付けられる。その理由とされた出来事に心当たりがなく愕然としているところを、アニスフィアにさらわれるという形でその場から救出される。
リュミエルとの関わりを経て精霊契約を行い、王家の養子となり王位継承権を得る。オルファンスの退位によって、女王に即位して改革を進めることになる。
イリア・コーラル
声 - 加隈亜衣
27歳。アニスフィア専属侍女。アニスフィアに厳しい発言を繰り返し、「不敬じゃないかな!?」と彼女に突っ込まれることも多い。実は過去にアニスフィアに助けられたことがあり、ユフィリアに過去の自分を重ねてみている部分もある。
レイニ・シアン
声 - 羊宮妃那
15歳。婚約破棄のきっかけとなった少女。男爵令嬢だが、元は平民であり、至らぬ部分をユフィリアに注意されたりもしていた。平民時代の孤児院や国立貴族学院で不思議と人に好かれていた。実は純粋な人間ではなく、ヴァンパイアとのハーフで体内に魔石があり魅了能力を意識せずに使っていた。
主要人物の家族
アルガルド・ボナ・パレッティア
オルファンス・イル・パレッティア
シルフィーヌ・メイズ・パレッティア
グランツ・マゼンタ
ドラグス・シアン
声 - 佐久間元輝
34歳。元は平民の冒険者だったが功績があり男爵となった。レイニの父親であるが、平民時代にレイニの母が姿を消したため、孤児院にいたレイニを見つけるまでその存在も知らなかった。レイニを引き取ってからは溺愛している。
その他
作中用語
魔法
魔法科学(魔学)
精霊
精霊石
魔石
ヴァンパイア
アルカンシェル
セレスティアル
既刊一覧
小説
- 鴉ぴえろ(著)・きさらぎゆり(イラスト)『転生王女と天才令嬢の魔法革命』KADOKAWA〈ファンタジア文庫〉、既刊7巻(2023年7月20日現在)
- 2020年1月18日発売、ISBN 978-4-04-073476-7
- 2020年5月20日発売、ISBN 978-4-04-073691-4
- 2021年1月20日発売、ISBN 978-4-04-073916-8
- 2021年8月20日発売、ISBN 978-4-04-074220-5
- 2022年8月20日発売、ISBN 978-4-04-074610-4
- 2023年1月20日発売、ISBN 978-4-04-074846-7
- 2023年7月20日発売、ISBN 978-4-04-075022-4
漫画
- 鴉ぴえろ(原作)・南高春告(漫画)・きさらぎゆり(キャラクター原案)『転生王女と天才令嬢の魔法革命』KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉、既刊6巻(2023年12月27日現在)
- 2021年1月27日発売、ISBN 978-4-04-913655-5
- 2021年8月27日発売、ISBN 978-4-04-913896-2
- 2022年2月10日発売、ISBN 978-4-04-914251-8
- 2022年8月26日発売、ISBN 978-4-04-914551-9
- 2023年3月27日発売、ISBN 978-4-04-914881-7
- 2023年12月27日発売、ISBN 978-4-04-915432-0
テレビアニメ
2023年1月から3月までAT-Xほかにて放送された。
原作・コミカライズ版ではいずれもユフィリアの婚約破棄の場面から始まっているが、アニメ版ではそれを第1話のラストとし、それ以前の二人の描写を掘り下げている。
スタッフ
- 原作 - 鴉ぴえろ
- キャラクター原案 - きさらぎゆり
- 監督 - 玉木慎吾
- シリーズ構成 - 渡航
- キャラクターデザイン - 井出直美
- サブキャラクターデザイン - 前田恭佑
- キーアニメーター - 井出直美、松本麻友子、石川雅一、本多美乃
- 衣装デザイン - 鈴木陽子
- 美術設定 - 滝口勝久
- 美術監督 - 細井友保
- 色彩設計 - 林由稀
- 撮影監督 - 伊藤康行
- オフライン編集 - 小島俊彦
- 音響監督 - 立石弥生
- 音楽 - 日向萌
- 音楽制作 - KADOKAWA
- 音楽プロデューサー - 水鳥智栄子
- プロデューサー - 河本紗知、伊藤志暢、天野翔太、岩田聡一郎、西前朱加、松村尚、大久保明子
- アニメーションプロデューサー - 竹岡瑞樹
- アニメーション制作 - ディオメディア
- 製作 - 転天製作委員会(KADOKAWA、ディオメディア、CTW、AT-X、関西テレビ放送、TVA advance)
主題歌
「アルカンシェル」
「Only for you」
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | 初放送日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第一話 | 王女と令嬢の魔法革命 | 渡航 | 玉木慎吾 |
|
| 2023年 1月4日 |
|
第二話 | 趣味と実益の助手獲得 | さがら総 | 清水空翔 | 胡蝶蘭あげは |
| 1月11日 | |
第三話 | 憧憬と追憶の虹霓魔剣 | 渡航 | 井畑翔太 |
| 1月18日 | ||
第四話 | 姫様と迷子の決意表明 | さがら総 | 本多美乃 |
| 1月25日 | ||
第五話 | 魔薬と魔剣の魔竜討伐 | 王雀孫 | 玉木慎吾 |
| 2月1日 | ||
第六話 | 破談と魅了の真相究明 | 渡航 | 草川啓造 |
| 2月8日 | ||
第七話 | 開祖と助手の魔学講演 | 王雀孫 | 清水空翔 | 胡蝶蘭あげは |
| 2月15日 | |
第八話 | 怪物と凡愚の魔法定義 | さがら総 | 井畑翔太 |
| 2月22日 | ||
第九話 | 姉弟と誰がための王冠 | 渡航 | 玉木慎吾 |
|
| 3月1日 | |
第十話 | 諦観と激情の王位継承 | さがら総 | 本多美乃 | 胡蝶蘭あげは |
|
| 3月8日 |
第十一話 | 失意と決意の精霊契約 | 渡航 | 草川啓造 |
| 3月15日 | ||
第十二話 | 彼女と彼女の魔法革命 | 玉木慎吾 |
| 3月22日 |
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
---|---|---|---|---|
2023年1月4日 - 3月22日 | 水曜 21:00 - 21:30 | AT-X | 日本全域 | 製作参加 / CS放送 / 字幕放送 / リピート放送あり |
2023年1月5日 - 3月23日 | 木曜 1:00 - 1:30(水曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
木曜 2:05 - 2:35(水曜深夜) | テレビ愛知 | 愛知県 | ||
2023年1月6日 - 3月24日 | 金曜 2:55 - 3:25(木曜深夜) | 関西テレビ | 近畿広域圏 | 製作参加 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2022年1月5日 | 木曜 0:00 - 0:30(水曜深夜) | ABEMA |
2022年1月8日 | 日曜 0:00(土曜深夜) 更新 | dアニメストア |
2022年1月12日 | 木曜 0:00(水曜深夜) 以降順次更新 |
BD / DVD
Webラジオ
2023年1月6日から、Twitterスペースにて不定期で生配信の形で『転天とーく』が配信。アニスフィア役の千本木彩花が全て、ユフィリア役の石見舞菜香が一部の回でパーソナリティを務める。出演者からゲストも登場。
関連書籍
- 『転生王女と天才令嬢の魔法革命 ANIMATION 公式ファンブック』KADOKAWA、2023年7月20日発売、ISBN 978-4-04-075029-3
朗読劇
2023年9月30日・10月1日に昼夕公演で全4公演が草月ホールにて行われる予定。テレビアニメから続投で、千本木彩花(アニスフィア役)、石見舞菜香(ユフィリア役)、加隈亜衣(イリア役)、羊宮妃那(レイニ役)、篠原侑(ティルティ役)が出演予定。
スタッフ(朗読劇)
- 主催・企画 - 株式会社KADOKAWA
- 脚本 - 竜仲スグル
- 演出 - 田邊俊喜
- 協力 - 転天製作委員会
参考文献
- 『このライトノベルがすごい!』編集部『このライトノベルがすごい!2024』宝島社、2023年12月9日。ISBN 978-4-299-04899-8。