アルドノア・ゼロ
アニメ
原作:Olympus Knights,
原案:虚淵玄,
監督:あおきえい,
シリーズ構成:高山カツヒコ,
メカニックデザイン:寺岡賢司,
音楽:澤野弘之,
アニメーション制作:A-1 Pictures,TROYCA,
製作:アニプレックス,芳文社,TOKYO MX,日本BS放送,朝日放送,MAGES.,ニトロプラス,ムービック,
放送局:BS11,
話数:全24話,
漫画
原作・原案など:Olympus Knights,
作画:ピナケス冬野万博,
出版社:芳文社,
レーベル:まんがタイムKRコミックス,
巻数:全4巻全5巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『アルドノア・ゼロ』(ALDNOAH.ZERO)は、A-1 Pictures・TROYCA共同制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品。分割2クールで、第1クールは2014年7月から9月まで、第2クールは2015年1月から3月まで放送された。
概要
AICからの独立組の1つ、TROYCAがA-1 Picturesと共同制作するオリジナルロボットアニメ。監督はTROYCAの取締役であるあおきえい、ストーリー原案は製作にも名を連ねるニトロプラスの取締役である虚淵玄、シリーズ構成は高山カツヒコ、キャラクターデザインは漫画家の志村貴子による原案を基に松本昌子が担当している。
監督のあおきえいによると本作は“王道”を目指して制作された。物語の主人公と呼べる人物は3人存在し、地球側の主人公として界塚伊奈帆、火星側の主人公としてスレイン・トロイヤード、その中心に位置する主人公としてアセイラム・ヴァース・アリューシアを挙げており、複数の人物からなる群像劇を意識しているのだという。また、ロボットアニメ作品としては「リアルロボット路線でいま一度、物語をつくるとどうなるか」という視点で製作され、地球側のロボット(カタフラクト)が工業的なデザインのリアルロボット、火星側が古代文明の超技術を導入したスーパーロボットとして位置づけられており、「火星側のスーパーロボットをどうやって地球側のリアルロボットが倒していくか」を全体のコンセプトとする。
ストーリー
第1クール
1972年、アポロ計画の最中に月で地球と火星を繋ぐ古代文明の遺産「ハイパーゲート」が発見された。地球はレイレガリア博士を中心とする調査団を火星に派遣する。その後、火星で古代火星文明のテクノロジー「アルドノア」が発見され、火星側の独占の主張と地球側の共有化の主張が対立し、徐々に火星と地球との軋轢が増していった。
1985年、レイレガリア博士は自らを皇帝と称し、火星に「ヴァース帝国」を建国。1999年、新皇帝となったレイレガリアの息子、ギルゼリアが地球へ宣戦布告する。しかし、突如ハイパーゲートが暴走を起こし月が砕ける大惨事「ヘブンズ・フォール」が発生。ギルゼリアの戦死も伴い、2000年に地球と火星間で休戦協定が結ばれた。この時の教訓から地球側はヴァース帝国軍との交戦を想定して、人型機動兵器「カタフラクト」の操縦・戦闘技術の指導を義務教育として導入することを決定する。
2014年、休戦から10年以上が経った現在も地球側と火星側の和平交渉が進められていた。その一環でヴァースから地球へ親善大使が訪れることとなる。物語は、その役目を担う火星の皇女であるアセイラム・ヴァース・アリューシアと、彼女を敬愛する少年スレイン・トロイヤードの二人が地球について語るところから始まる。
アセイラムの歓迎パレードが行われる日、日本の新芦原(しんあわら)市に暮らす一介の高校生、界塚伊奈帆は、いつも通り級友と合流して学校へ向かっていた。放課後、伊奈帆は級友と共に新芦原市で行われるアセイラムのパレードの手伝いをさせられる。だが、そのパレードはテロリストによる襲撃を受け、彼女は生死不明となる。火星側はこれを地球による宣戦布告と判断して休戦協定を破棄し、地球の衛星軌道上に駐屯していた火星騎士の軍勢が地球へと降下、世界各国に攻撃を開始する。しかしアセイラムはパレードの当日に影武者を立てていたため死んではおらず、侍女のエデルリッゾと共に民間人に変装し、避難先を探していた。
様々な経緯を経て、アセイラムの生存を知り、彼女を保護することとなった伊奈帆は、襲い来る火星騎士たちを迎撃しつつ、彼女と共に地球連合本部が置かれているロシアのノヴォスタリスクを目指す。一方、アセイラムの生存を知ったスレインは、そのことを皇帝レイレガリアに報告して戦争を止めようとするが、皇帝一族の抹殺を目論む火星騎士の一人、ザーツバルムに全て見抜かれており、逆に状況は悪化してしまう。そしてザーツバルムは、スレインの行動を受けて休戦を申し入れようとしたクルーテオを始末し、自身の揚陸城をノヴォスタリスクへと降下させ、地球連合軍との決戦に打って出る。
ノヴォスタリスクの戦闘で伊奈帆はザーツバルムを撃破するが、彼は脱出する。そして、アルドノアの間にいたアセイラムがザーツバルムに撃たれ、それを目撃したスレインがザーツバルムへ発砲。さらにその場にいた伊奈帆とスレインは互いに銃を向け合い、スレインは伊奈帆へと引き金を引く。伊奈帆とアセイラム、ザーツバルムらは生死不明なまま結末を迎える。
第2クール
地球連合本部での戦闘から19ヵ月後。依然として、火星と地球の戦争状態は未だ継続していた。ザーツバルムの揚陸城で消息不明となったアセイラムだったが、火星側の月面基地に戻り、火星騎士を煽動する演説を行っていた。そして、その傍らには火星騎士となったスレインと、彼によって命を救われたザーツバルムの姿もあった。だが、それはアセイラムの異母妹であるレムリナ・ヴァース・エンヴァースを利用した火星側のプロパガンダであり、そして本物のアセイラムはスレインによって保護され、生命維持装置に繋がれていつ覚めるともない眠りについていた。
一方で地球側では、宇宙での作戦のためにデューカリオンの発進準備が進められていた。そんな中、火星騎士の一人、ヤーコイムから攻撃を受け、彼のカタフラクトの能力に地球のカタフラクト隊が苦戦を強いられるが、揚陸城での決戦で瀕死の重傷を負っていた伊奈帆が復帰し、彼の的確な戦術によってヤーコイムは撃破される。その2日後、デューカリオンは伊奈帆たちを乗せて出航。地球連合軍の宇宙基地であるトライデント基地に入港する。そして、宇宙においても両軍は激突することとなる。その最中、ザーツバルムは自身の後継者としてスレインを養子に迎えることを発表する。だが、スレインはザーツバルムへの復讐心を持ち続けており、彼の信頼を得ることは計算のうちであり、スレインはマリネロス基地をめぐる戦闘の混乱に乗じてザーツバルムを謀殺。彼の後継者として伯爵の地位を得る。
宇宙における戦闘が一段落し、スレインは、火星騎士は派閥争いを避けて意思統一を果たすべきだと全軍に向けて呼びかけ、それに反対するマリルシャン伯爵を決闘にて撃破する。決闘後、アセイラムになりすましたレムリナは、スレインとの結婚と、ヴァース帝国とは別の新たなる王国を築くことを宣言し、アセイラムの眠る部屋を訪れて生命維持装置を切ろうとするが、直前で思いとどまり部屋を後にする。その直後にアセイラムはついに意識を取り戻し、スレインとエデルリッゾの手によって密かに匿われた。それと同時期にスレインは、レムリナの建国宣言に賛同する火星騎士の協力を取りつけ、地球圏に駐屯するヴァース帝国軍の実質的な長となり、ゼブリン、ラフィア、オルガ伯爵らによる火星騎士同士の連携攻撃を行う。伊奈帆は巧みな作戦によりこれを阻止するが、左目に埋め込んだアナリティカルエンジンの酷使により、脳に過大な負荷がかかっていた。一方でアセイラムは、穏健派の一人であるマズゥールカ伯爵の訪問を受け、スレインがヴァースの全権を握り、地球を支配しようとしていることを知り、レムリナを説得して彼の野望を阻止するために動くことを決意する。だが、それも全てスレインに読まれており、2人は彼の部下の手で軟禁されてしまう。
そして遂に地球連合軍は、戦争に終止符を打つためにヴァース帝国の月面基地へ総攻撃をかけることを決断し、伊奈帆らの乗った戦艦デューカリオンが月へと旅立つ。その裏ではアセイラム暗殺を目的とするアサルト部隊が月に潜入していた。伊奈帆はアサルト部隊に先んじてアセイラムを保護するために月面基地へ潜入するが、アナリティカルエンジンの酷使により気を失い、目的は果たせなかった。しかし、火星からやってきていたクルーテオの息子・クランカインが自身の宇宙船にアセイラムを保護する。この事態に際してスレインは、残った軌道騎士による地球への全面攻撃の命を下すが、その通信にアセイラムが割り込み、クランカインを夫とし、祖父の後を継いでヴァース帝国の女王となること、地球と和平を結ぶことを宣言する。この宣言によって勝ち目を失ったスレインは、伊奈帆との決着をつけるべく、月面基地から部下を全員退避させて単独出撃。両者ともに未来予測の力を使えない状況下での戦いの末、スレインは伊奈帆に敗北し、惑星間戦争の発端を作った戦犯として捕縛された。
戦後、アルドノアの力は地球にも開放され、地球と火星の友好の証、そして新しいエネルギー資源として「アルドノア炉」が建造された。アセイラムはクランカインと共に地球を訪れ、炉の完成記念式典に出席する。一方、伊奈帆は投獄されているスレインと面会していた。彼は表向きは死んだことにされていたが、アセイラムの「憎しみの連鎖から解放され、生きていて欲しい」という願いにより、死刑を免れ生かされていたのだった。伊奈帆からそれを聞いたスレインは涙する。そして、物語はアセイラムがクランカインに空の青さの理由を教えたところで幕を下ろす。
登場人物
主要人物
界塚 伊奈帆(かいづか いなほ)
声 - 花江夏樹
本作の地球側の主人公。15歳。新芦原市の芦原高校に通う高校生。ヘブンズ・フォールによる天変地異で両親を亡くしてからは姉のユキに育てられ、姉と二人で暮らしている。家事全般が得意で、中でも料理が好き。日常生活では世話の焼ける姉を「ペニビア(怠惰の女神の意)」と揶揄しながらも大切に思っている。理知的で滅多なことでは取り乱さない冷静沈着な性格だが、律儀で身内に対する情は深い。ユキによるとアセイラムに「相当入れ込んでいる」とのこと。学力・軍事教練共に首席を修め、僅かな情報から敵機の特性・弱点を見抜くほどの高い作戦立案能力とカタフラクト操縦技量を有し、次々と火星騎士達を撃破していく。軍属となってからはマスタング小隊に配属される。この時のコールサインは「マスタング2-2」。地球連合軍との合流後も練習機であるスレイプニールを愛用する。ザーツバルムの揚陸城にてディオスクリアと対峙し圧倒するが、トドメを刺す寸前にタルシスに搭乗したスレインの妨害により、乗機を撃破される。その後、ザーツバルムに撃たれたアセイラムに重傷を負った体で這いよろうとするが、銃を構えたスレインに撃たれてしまう。
第2クールではスレインの銃撃により左目を失うも、ユキに救助され一命を取り留めたことが明かされる。その折、ユキの涙によってアセイラムの返り血を経口摂取したことにより、アルドノアの起動因子を得る。その後、少尉の階級を得て戦列に復帰。復帰後のコールサインは「マスタング0-0」。失った左目にはアナリティカルエンジンを搭載した義眼を移植。地球側で唯一起動しているアルドノアドライブを機能させ続ける存在であり、いくつもの敵を撃破してきたこともあって、周囲からは特別な存在と思われている。ただし、伊奈帆が死亡するとアルドノアドライブは機能停止するため、結果的に戦艦デューカリオンの命運も背負っている状況となっており、周囲からの評価に対しても複雑な心境を抱えている。タルシスとの交戦で敵のパイロットがスレインだと知り、手ごわい相手であるという思いを強くする。そして彼の目的とアセイラムの居場所を探るため、連合軍の捕虜となっていた火星騎士のマズゥールカを逃がし、対スレインとしての協力を取り付ける。また、アセイラムの演説を見て今の彼女が偽者であると即座に見抜くが、建国宣言が出された以後は、既に本物でも偽者でも現在の状況を変えることはできないと理性的に判断している。アナリティカルエンジンの多種多様な利用により、火星騎士の撃破やデューカリオンの航法支援、戦況の把握などを行い味方を勝利させていくものの、その酷使から脳への負担が強まっていく。オペレーション・ルナゲート発動時、作戦の裏の目的を看破し、アセイラムを助けるために一人月面基地へ潜入。アセイラムと再会するも気を失うが、彼女へ伝言を残すことに成功する。その後月面基地を脱出し、韻子と共にデューカリオンに帰投するも、最終決戦の前には自分一人が休んでいるわけにはいかないと、左目の負担を抱えながらも出撃を決める。そしてスレインのタルシスと激闘の末、彼の機体と共に大気圏突入し地球へと降下。スレインを救って欲しいというアセイラムの願いもあり、彼を殺さずに拘束する。
戦後は、用済みとなった左目のアナリティカルエンジンは取り外し、眼帯を付けている。拘置所にいるスレインに面会した際は、彼の命を助けた真相を告げた。
スレイン・トロイヤード
声 - 小野賢章
本作の火星側の主人公。16歳。火星に住む地球人の少年。元々は北ヨーロッパの出身で、研究者の父親と共に世界中を転々とする生活を送ったのち、物語開始の5年前に火星へ移住するが、道中で事故に遭遇し、瀕死の状態だった所をアセイラムに人工呼吸で救われた過去を持つ。それが後にアルドノアを起動できる原因となった。暫くはヴァース帝国の宮殿に滞在しており、父に先立たれてから引き取り先が決まるまでの間、アセイラムからの要望で地球の知識を教える教師役をしていた。その後は宮殿を離れ、使用人としてクルーテオに仕えているが待遇は悪く、アセイラム以外の火星人から酷く蔑まれており、肩身の狭い暮らしを強いられている。命の恩人であり差別せずに接してくれるアセイラムには恩義と共に強い忠誠を誓っており、彼女が親善大使として地球へ向かう別れ際、「地球に伝わる魔除けのお守り」とされている父の形見のペンダントを贈り、その身を案じていた。アセイラムの暗殺事件が謀略で、トリルランや他の火星騎士が関わっていることを知るが、その元凶であるザーツバルムの「火星人の生活をより良くしたい」という大義に理解を示し始め、それと同時に姫を救いたいという行動原理で苦悩しながら行動することとなる。ノヴォスタリスクでは、危機的状況を見て咄嗟に助けてしまったザーツバルムがアセイラムを銃で撃ったのを見て激昂し、彼に発砲。さらにアセイラムに近寄った伊奈帆にも銃を向け、引き金を引く。
第2クールでは最後の銃撃後、ヴァースの一員として自分の進むべき道を定めアセイラムとザーツバルムを連れてタルシスで揚陸城を去り、ザーツバルムの後ろ盾で火星騎士へと任命され、騎士の称号と部下を得たことが明かされる。アセイラムの影武者を行っているレムリナには地球の知識を教えているが、現在でも自らの主君はアセイラムと考え、昏睡状態となった彼女の下を度々訪れている。ザーツバルムからは養子に迎えられ「我が息子」と呼ばれるほどの信頼を勝ち得たが、アセイラムに引き金を引いたことを赦すことが出来ず、伊奈帆を倒すための罠に彼を誘導し、最後は愛憎入り混じった様子で「お父さん」と呼びつつ手にかけた。その後、伯爵の地位と身分を得て、名を「スレイン・ザーツバルム・トロイヤード」と改める。それからは地球連合軍のトライデント基地を一人で陥落させ、ザーツバルムと付き合いのあった火星騎士と友誼を図り、マリルシャンとの決闘では彼を倒してその全資産を手に入れるなど、着々と足元を固めていく。アセイラム(レムリナ)による新王国の建国宣言後は、アセイラムが所持する皇族としての権限すらも手に入れ、自身に賛同した火星騎士の協力も取り付けて、ついに地球圏におけるヴァース帝国軍の頂点に立つが、レムリナの思慕とアセイラムへの愛に挟まれる立場に置かれ、自分の成すことがアセイラムの悲願を打ち砕くことも理解しており、悩みを抱える。だが、自身の地球全土に領土を広げ、資源とアルドノアの力により自分達の世界を作るという目的のために真実を知ったアセイラム、レムリナの二人を拘束してまで前へと突き進んでいく。本国からやって来たクランカインに対しては、取り込んで皇帝派を味方に付けようと企む。しかし、連合軍兵の月面基地への襲撃時に、クランカインにアセイラムを保護されてしまう。アセイラムの戦争を止めるよう懇願する言葉にも耳を貸さず、全ての軌道騎士に地球全土への総攻撃を命じるも、その演説の最中にアセイラムによる電波ジャックを受ける。状況の変化を感じ取ると月面基地の放棄・爆破を決断。レムリナやハークライト達を連合軍に降伏するよう送り出し、自身は全ての責任を取り基地と運命を共にしようとする。しかし、彼の意に反して戻ってくるハークライトや部下達、そして戦場を駆ける伊奈帆を見て自身もタルシスに乗り出撃し、伊奈帆と決着を付けるために最後の激闘を繰り広げる。その末に伊奈帆と共に大気圏突入し、彼から銃を突きつけられてそのまま死を受け入れようとするが、予想に反し生きたまま拘束される。
戦後は、アセイラムの暗殺を目論み、第二次惑星間戦争の発端を作った戦犯として拘留され、表向きには死刑になったと公表される。拘置所を訪ねた伊奈帆には何故自分を殺さなかったと激昂するが、彼の口からアセイラムの願いを聞かされ、涙した。
アセイラム・ヴァース・アリューシア
声 - 雨宮天
本作のヒロインで、地球側と火星側の中心に位置する人物。15歳。ヴァース帝国の第一皇女で、皇帝レイレガリアの孫娘。皇帝のレイレガリア以外で唯一全てのアルドノアを起動・停止できるため、侍女のエデルリッゾからは「神の力を呼び覚ます身の上」と言われている。火星では珍しく地球人に対して偏見を持っていない人物で、地球の出身であるスレインとも幼い頃から仲がいい。穏やかな性格だが皇女としてのマナーや護身術の教育を受けている。火星と地球は友好を結ぶべきという理想を持つが、国家を代表する身分としての自覚が薄い面もある。理想の実現のため親善大使として地球を訪れるが、戦争を目論む火星騎士が起こした暗殺事件によって開戦のきっかけを作ってしまう。しかし、体調不良のため護衛隊が急遽立てた影武者により九死に一生を得て、光学迷彩のホログラムを応用して民間人に姿を変え、侍女のエデルリッゾと共に潜んでいた所を伊奈帆と出会い、暫くの間「セラム」という偽名を名乗り、事態収拾のため地球連合軍側と行動を共にする。ある際、火星人を憎むライエによって首を絞められ一時は心肺停止の状態に至るが、伊奈帆の蘇生措置によって一命を取り留める。その後、自分を暗殺すべく連合本部を強襲してきたザーツバルムを止めるため、伊奈帆らと共に揚陸城に乗り込みアルドノアドライブを強制停止するが、伊奈帆に駆け寄った所を背後にいたザーツバルムに撃たれてしまう。
第2クールでは地球人への態度を豹変させ、月面基地にて地球人殲滅の意思を見せる演説を行うが、その正体は光学迷彩のホログラムで変装した異母妹のレムリナであり、アセイラム本人は昏睡状態のまま生命維持装置に繋がれ、いつ覚めるともない眠りについていた。第18話のラストにてついに目を覚まし意識を取り戻すが、スレインとエデルリッゾの手で密かに匿われ、スレインはレムリナに対して「アセイラムが危篤状態に陥ったため面会謝絶になった」と騙っていた。意識を取り戻したアセイラムは当初、記憶障害を抱えており、エデルリッゾのことや、誰かと「鳥を見た」程度の記憶しか思い出せなかったが、マズゥールカを介して伊奈帆が渡したペンダントを見たことで、完全に記憶を取り戻した。その後、彼女の部屋を訪れたレムリナから全てを打ち明けられ、アセイラムはレムリナに変装してスレインに会い、彼が変わってしまったことを実感して即時停戦するよう迫るが、スレインの手で拘束される。だが、月面基地に地球連合のアサルト部隊が潜入したため、エデルリッゾやレムリナと共に避難するが、その途上で伊奈帆と再会を果たし、アナリティカルエンジンを通して彼に「自分の一部」のように思っていると告白され、自分も同じ思いだと告げる(その際にスレインを救って欲しいと依頼する)。その後はクランカインの手で救出され、マズゥールカの揚陸城へと匿われる。そこで病床のレイレガリアと面会し、皇帝の後を継いで女王になり、政略結婚でクランカインを夫に迎えて地球との和平を望むことを全宙域へ向けて発信する。
戦後は、地球とヴァースの友好の証として「アルドノア1号炉」の起動式典に参加。起動権を普遍化し、誰にでも起動できるように尽力している。
地球連合
民間人
ライエ・アリアーシュ
声 - 三澤紗千香
地球に住む火星人の少女。16歳。ヴァース帝国のスパイとして長年地球へ潜伏し皇女暗殺テロを実行した、ウォルフ・アリアーシュの娘。テロ事件の口封じとして、トリルランによって父や仲間が殺害される現場に居合わせてしまい、自身も抹殺対象として追われていた所をユキに助けられ、伊奈帆たちと出会い、その後は彼らと行動を共にすることとなる。火星人だが父の理不尽な死からヴァース帝国への憎悪は強く、二ロケラスやヘラスとの戦闘では伊奈帆たちに協力する。地球潜伏中に学校へは通っていなかったが、武器に造詣が深く、カタフラクトの操作もこなす。普段は淡々とした、やや斜に構えた性格だが、時折感情を爆発させ暴走することがある。地球連合軍との合流後は地球の民間人として振舞っていたが、正体を明かしたアセイラムが地球人に受け入れられた現実を目の当たりにして苦悩し、結果アセイラムを襲ってしまう。その後、自らの素性を明らかにし、命を絶とうとするが阻止され、拘束される。連合本部が襲撃された際には、搭乗者を失ったアレイオンに自ら乗り込み、戦艦デューカリオンに向かうアセイラムを援護した。
第2クールでは正式にマスタング小隊に配属され、アレイオンのパイロットとして戦艦デューカリオンに乗艦している。コールサインは「マスタング2-2」。火星騎士のマズゥールカが捕虜となった際は、伊奈帆と共に彼の脱走を手助けし、最終決戦ではバルークルスと激戦を繰り広げた。
網文 韻子(あみふみ いんこ)
声 - 小松未可子
伊奈帆の同級生で幼馴染。16歳。学力が高く、伊奈帆と学年トップを争うほど。生徒会役員も務めている。明るく素直な性格で、伊奈帆に好意を寄せているが、当の伊奈帆には気づかれていない。実家が定食屋を営んでおり、伊奈帆は幼い頃から立ち寄っていた。二ロケラスとの戦闘ではスレイプニールに搭乗し、伊奈帆の作戦の一役を担う。軍属となってからはアレイオンに搭乗し、マスタング小隊に配属される。コールサインは「マスタング1-1」。装甲車の運転やガントリークレーンの操作もこなすなど、行動力にも長けている。
第2クールにおいてもアレイオンのパイロットとして戦艦デューカリオンに乗艦している。伊奈帆が復帰した際には歓喜の表情で出迎えた。ディオスクリアIIとの戦闘時は伊奈帆を間一髪で助け、アセイラム救出作戦の際は伊奈帆の補佐に指名されている。
カーム・クラフトマン
声 - 村田太志
伊奈帆の同級生。15歳。明るくややお調子者。元々新芦原に住んでいたわけではなく、ヘブンズ・フォールで母国をなくし、日本へ疎開してきた。元々火星人への敵意が強く、起助が死んだことや新芦原市への隕石爆撃が行われたことから、さらに火星人への敵意が強くなっている。ただし、アセイラムとの対面でその考えを改めている。二ロケラスとの戦闘と港でアルギュレの襲撃を受けた際は、スレイプニールに搭乗し、伊奈帆の作戦の一役を担う。軍属となってからはカタフラクトの操縦の成績が悪かったこともあり、整備士として配属される。
第2クールにおいてもカタフラクトの整備士として戦艦デューカリオンに乗艦している。
ニーナ・クライン
声 - 加隈亜衣
伊奈帆の同級生で、韻子の親友。15歳。カーム同様、ヘブンズ・フォールにより新芦原に移り住んできた。おっとりとした性格で、育ちが良い。鞠戸の呼び掛けに応じて避難民の救助に向かうべく、操舵手として揚陸艇に乗り込んだ。軍属となってからも操舵を担当している。
第2クールにおいても戦艦デューカリオンの操舵手を務めているが、「軍服がかわいくない」からと学生服姿で任に就いている。アセイラムの態度の変化には困惑している。
箕国 起助(みくに おきすけ)
声 - 山谷祥生
伊奈帆の同級生。16歳。愛称はオコジョ。二ロケラスとの交戦により損傷した機体からユキを救出しようとするが、乗っていた装甲車から投げ出される形でニロケラスの次元バリアに分解され死亡する。
祭陽 希咲(まつりび きさき)
詰城 祐太朗(つむぎ ゆうたろう)
声 - 斉藤壮馬
伊奈帆たちの先輩で、祭陽の同級生。17歳。軍属となってからは強襲揚陸艦「わだつみ」のレーダー手を務めている。女子の仕草や服装に関する熱いこだわりを持つ。
第2クールにおいても戦艦デューカリオンのレーダー手を務める。
耶賀頼 蒼真(やがらい そうま)
声 - 鳥海浩輔
新芦原市に住む医師。28歳。専門は外科と心療内科で、芦原高校の学生とも面識がある。鞠戸の主治医でもあり、伊奈帆たちと合流後も艦内で医療活動に従事し、PTSDに苦しむ鞠戸の治療に当たっている。
第2クールでは戦艦デューカリオンへは乗艦せず、地上に降り鞠戸の治療に当たっていたが、デューカリオンが地球へ帰投したのを機に伊奈帆たちと合流。正式に軍医として着任し、少尉の階級を得る。
軍人
界塚 ユキ(かいづか ゆき)
声 - 大原さやか
伊奈帆の姉。アレイオンのパイロットで、芦原高校の訓練教官。階級は准尉。21歳。ヘブンズ・フォールで両親を亡くしてからは親代わりとして伊奈帆を育てているが、家事全般を弟に任せていたため、家事が苦手。弟とは対照的に明るい性格で、喜怒哀楽がはっきりとしている。鞠戸と連携してトリルランに追われるライエを救助し、伊奈帆たちと合流する。ライエ救出時に左腕を負傷するが、後に合流した耶賀頼に動作補助器具「アーマチュア」を着けてもらい、職務に復帰。新芦原市脱出後はマスタング小隊に所属、隊長として伊奈帆と韻子を率いる。コールサインは「マスタングリーダー」。私情を挟むこともあるが、伊奈帆の能力と性格はよく理解しており、弟の独断行動時も本人の意思を尊重している。
第2クールでは鞠戸と共に地上に降りていたが、マズゥールカとの戦闘後、戦艦デューカリオンが地球へ帰投したのを機に伊奈帆たちと合流する。弟が軍属となったことには反対していたが、後にそれを受け入れる。伊奈帆が少尉となったために階級上はユキが下になったが、これまでと変わらず姉弟として共に作戦にあたる。
鞠戸 孝一郎(まりと こういちろう)
声 - 中井和哉
アレイオンのパイロットで、芦原高校の訓練教官。階級は大尉。37歳。15年前に種子島でヴァース帝国の襲撃を受けた際の唯一の生き残り。その後、戦闘の詳細を記した「種子島レポート」を連合軍に提出するが黙殺され、その経緯から連合軍のやり方を斜に見ており、真実を後世に伝えることが出来ず多くの戦友の死を無駄死にさせてしまったという自己嫌悪に苛まれ続けている。表面的な事情しか知らない兵士たちからは「戦友達を死なせて一人生き延びた卑怯者」「法螺話を口にするペテン師」と思われ、あまり信頼されていない。勤務中に飲酒するなど不真面目な態度を取ることもあるが、軍人としては模範的であり、ユキからは「本当は立派な軍人」と評されている。戦闘技能も高く状況判断能力にも優れているが、カタフラクトのコクピットに乗り込むと操縦桿を握る手が震えたり、視界がぼやけるなど過去のトラウマや日々のストレスによるPTSDの症状に苦しめられるようになる。
第2クールでは「古傷を思い出すから」と、戦艦デューカリオンへは乗艦せずユキと共に地上に降りていた。この頃にはPTSDの症状が若干緩和され、短時間であればカタフラクトの操縦が可能になっており、コールサイン「クライスデールリーダー」として、クライスデール小隊を率いている。マズゥールカとの戦闘では症状が再発しかかる中、宇宙から帰投中のデューカリオンに連絡を取って作戦を成功させた。その後、デューカリオンが地球へ帰投したのを機に伊奈帆たちと合流する。また、戦闘後の耶賀頼の診察を聞き、トラウマを克服できたかもしれないと考える。後の戦闘ではPTSDを発症していない。
ダルザナ・マグバレッジ
声 - 茅野愛衣
強襲揚陸艦「わだつみ」の艦長。階級は大佐。27歳。基地放棄のため鞠戸に撤収を急がせようとするが、部下と教え子の救出を嘆願する彼に興味を持ち、自らも救出チームに加わり、ニロケラスと戦う伊奈帆達を援護する。アセイラムの正体を知ると同時に開戦の背後にある陰謀を知るものの、彼女の希望を尊重して、火星側と連絡を取ることが可能と思われる連合本部まで連れて行くことを了承する。戦艦デューカリオン入手後は、ダルザナ率いる「わだつみ」のクルーがそのままデューカリオンのクルーとなる。名前のマグバレッジは里親の姓であり旧姓はヒュームレイで、ダルザナ自身は種子島で戦死した鞠戸の親友ジョン・ヒュームレイの実妹。
第2クールにおいても戦艦デューカリオンの艦長を務めている。伊奈帆が死亡した場合、デューカリオンの機能が停止することを承知の上で彼の出撃を認めている。軍上層部の認識の甘さや現実対応力のなさには危機的なものを感じている。
不見咲 カオル(みずさき かおる)
声 - 嶋村侑
強襲揚陸艦「わだつみ」の副長。階級は中佐。25歳。ダルザナの補佐をしており、艦長代理を務めることもある。淡々とした調子で思ったことをはっきり言ってしまう性格だが、思考基準は冷静かつ守勢的でもあり、ダルザナからはたびたびそれを「モテない理由」と言われている。
第2クールにおいても戦艦デューカリオンの副長を務めている。
筧 至鋼(かけい しごう)
エーリス・ハッキネン
声 - やまむらいさと
第2クールから登場。総司令部に務める軍の高官で、階級は中将。伊奈帆を「正規兵として迎え入れたい」と軍へ勧誘し、彼にアナリティカルエンジンを渡した人物。戦艦デューカリオンのことは遊撃部隊として扱っている。ヴァース帝国軍を侮っており、ほとんど危機感を抱いていない。第22話にて、連合軍部隊をサテライト・ベルトに集結させ、帝国の月面基地と周囲の揚陸城を攻略する「オペレーション・ルナゲート」を発動するが、その裏には秘密裏にアサルト部隊を基地へと送り込み、アセイラム姫を暗殺しようとする策略があった。その後のアセイラムの演説には、月を見捨てたのか内紛で割れたのか判断が付きかねている様子であった。
ジョン・ヒュームレイ
声 - 細谷佳正
鞠戸の戦友だった連合軍の軍人で、ダルザナの実兄。故人。15年前に連合軍の戦車隊の一員として、鞠戸と共に種子島にてオルレインの専用機デューカリオンを迎撃するが、全く歯がたたず乗っていた戦車を大破させられる。その際、残骸に足を挟まれて炎上する車内から脱出が出来なくなり、生きたまま焼かれてしまう。その苦しみのあまり、鞠戸に自らを殺すように懇願し、彼にやむなく射殺される。このことが鞠戸のトラウマとなってPTSDを患わせ、15年経った現在も彼を苦しませ続けている。
ヴァース帝国
皇族
レイレガリア・ヴァース・レイヴァース
声 - 小川真司、菅生隆之(第23話)
ヴァース帝国の皇帝で、アセイラムの祖父。70歳。当初は火星に派遣された調査団の一員だった。古代火星に存在した高度文明の管理システムから「継承者」として認められ、軍事的・政治的に強大な力を得ることになったが、アルドノア利権をめぐり、経済的な圧迫を加える地球側に反感を覚え、ついに開拓民を扇動して帝国を建国した。後に病により息子のギルゼリアに皇位を譲ったものの、彼の戦死を受けて再び皇帝に復位する。皇女暗殺の報を受けても地球側の意図に疑問を抱き、休戦布告を提案するなど穏健派の冷静な一面もあるが、地球への不信を捨てきれず、最終的には地球・火星間の全面戦争開始を決断してしまう。
第2クールではかなり体調が悪化しており、人工呼吸器の補助を得て、ようやく生き永らえている状態にあった。クランカインやマズゥールカと合流したアセイラムとの面会時には、過去と現在の意識が混濁した状態にあり、彼女に対して「良い姫になれ、そして人を幸福に導け」との言葉を伝えた。面会後に側近が彼の生命維持装置を止めたため、そのまま崩御する。
レムリナ・ヴァース・エンヴァース
声 - 夏川椎菜
第2クールから登場。皇帝レイレガリアの孫娘で、アセイラムの異母妹。足が弱く常に車椅子の状態であり、無重力下の状態でしか地に足を付けることができない。母親がアセイラムとは違うことにより冷遇された過去から、強固な身分制を作り上げた祖父レイレガリアとその血を嫌悪しており、逆意を抱く火星騎士側に与してアセイラムを騙り地球との戦争を扇動する。また、自身と同じく差別され続けてきたスレインに好意を寄せ、アセイラムから全てを奪おうと目論んでいる。しかし、スレインと語らううちに、利用されることを分かっていても彼を支えたいと願い、アセイラムに変装して「スレインを夫として迎えること、火星の支援に頼らず地球圏に新しい王国を築くこと」を全軍へ向けて発表し、アセイラムの生命維持装置を停止させようとするが、直前で思いとどまり部屋を後にする。その後、スレインからアセイラムが危篤状態に陥ったと聞かされた際には、自身が生命維持装置を停止させようとしたのがきっかけではないかと思い、本当にアセイラムに成り代われることを喜ぶと同時に、理由もわからず一人涙した。だが、スレインが(未来の妻になるはずの)自分を徐々にないがしろにしていることに苦しみ、彼の居ぬ間に生命維持装置の部屋を一人で訪れ、スレインがアセイラムの復活を隠蔽していたことに気付き、衝撃を受ける。そしてスレインとの通信から彼が嘘をついていると確信し、アセイラムに面会して彼女に全ての真実を話す。しかし、その後にスレインの手でアセイラム共々拘束されてしまう。そして月面基地への連合軍兵の襲撃で避難することになるが、共にいたアセイラムとエデルリッゾを逃がし、自分一人はその場に残る。スレインが月面基地の放棄を決めた際は、連合軍に投降するよう脱出させられた。
火星騎士
クルーテオ
声 - 速水奨
37家門の騎士の一人。身分は伯爵。37歳。先帝ギルゼリアの反地球思想を受け入れて地球人を「劣等民族」と嫌っており、トロイヤード博士が亡くなってからはスレインの主人となるが、地球出身である彼を「下郎」、「犬」と呼び、快く思っていない。その一方、アセイラムには忠実で、友人であるザーツバルムの行動の真の理由についても知らず、皇女暗殺計画には関わっていない様子を見せる。脱走したスレインを捕らえて拷問し、処刑しようとするが、アセイラムのために全てを敵に回しても忠義を貫こうとした彼の真意に気付き、彼を保護するとともにその志を汲んで地球との停戦を申し入れようとする。しかし、直後にザーツバルムの奇襲を受け、彼が皇女暗殺に関わっていることをようやく悟るが、反撃する間もなくその場で落命する。第2クールにて、息子であるクランカインが登場し、クルーテオの名を継いでいる。
ザーツバルム
声 - 大川透
37家門の騎士の一人。身分は伯爵。43歳。地球側のテロに偽装したアセイラムの謀殺と地球への全面侵攻を画策した人物。表面的にはクルーテオの友人だが、彼の周囲に幾人もスパイを配置して動向を探るなど、いざとなれば排除することさえ躊躇しない冷酷な策士。長きにわたり本国を離れていた事情も手伝って一種の軍閥を形成し、地球との戦争を望む強硬派を主導する立場にあり、アセイラムの死を契機にして他の火星騎士を煽動し地球侵攻を実現する。生活が困難になりつつある火星人の生活をより良くしたいという大義を持っているが、15年前の戦争に尖兵としてオルレインと共に参加した際の一件や、反地球感情を煽ることで国内の結束を固める政策を取るヴァース帝国には冷淡な感情を持ち、地球のみならず皇帝一族にも根深い恨みを持っている。その一方で、15年前に助けられたという過去からスレインの父親であるトロイヤード博士には恩義を感じており、それに報いる義務としてスレインを保護し、自ら過去と謀殺計画の真相を語るが、アセイラムを殺さないで欲しいというスレインの要望を聞き届けることは無かった。アセイラムが地球連合本部から発した休戦の呼びかけも意図的に遮断し、自らの揚陸城を地球連合本部に降下させて決戦に挑むが、伊奈帆とのカタフラクトでの一騎討ちに敗れ、アセイラムに揚陸城のアルドノアを強制停止され、地球連合軍に敗北。その後、アルドノアの間にいたアセイラムを見つけ銃撃するが、それを見て激昂したスレインの銃撃を受け、死を覚悟して自分に止めをさすよう命じる。
第2クールでは、最後の銃撃戦の後、スレインから持ちかけられた「野望を果たせぬまま死ぬか、アセイラムを見逃す代わりに生き続けるか」という取引に応じたことが明かされる。それに伴ってスレインを配下とし、レムリナを利用して戦争を継続させ、地球侵略を進めている。スレインのことは自身の後継者足り得る器と見込んでいたらしく、スレインが他の伯爵達に咎められていたのを機に養子に取る旨を宣言する。直後の戦闘でスレインによって、彼が伊奈帆を倒すために仕掛けた罠に嵌められ落命するが、その最期は彼の愛憎入り混じった「お父さん」という言葉に「悪くない」と微笑むなど、まんざらでもない様子であった。
トリルラン
声 - 櫻井孝宏
ザーツバルムの配下の一人。身分は男爵。25歳。表向きはクルーテオの食客だが、実際はクルーテオ側の内部事情を探るスパイで、アセイラム謀殺を企てた勢力の一人。地球人を「ネズミ」と呼び、いたぶり殺すことを楽しむ残忍な性格。スレインを従えて地球に出撃しテロ実行犯の口封じを行うが、その性格が災いして生き残りであるライエを取り逃がし、その後の戦闘で伊奈帆に乗機のニロケラスの特性を見抜かれて撃破され、脱出する。戦闘の最中にアセイラムの生存を知り、逆賊になることを避けるべく今度こそ彼女を殺そうと息巻くが、焦りのあまりアセイラムの謀殺計画について公表してしまい、その場にいたスレインにそれを聞かれて銃を奪われ、射殺される。その後、スレインは謀殺を企む黒幕にアセイラムの生存を隠すため、彼の死を隕石爆撃に巻き込まれたためと報告、戦死として扱われる。
ブラド
声 - 安元洋貴
クルーテオの配下の一人。身分は騎士。44歳。銃火器などの飛び道具を「無粋」として嫌い、カタフラクト戦でも剣のみで戦う。クルーテオの命で港にいた伊奈帆らを襲撃するが、初戦では港のガントリークレーンを使った作戦によって機体を中破され、取り逃がす。その後、自らの名誉回復のために火星側の休戦布告を無視して強襲揚陸艦「わだつみ」を強襲するが、伊奈帆の策略に嵌って彼の機体ごと海へ落下、アルギュレのビームサーベルが放つ熱量で発生した水蒸気爆発に巻き込まれ、戦死する。
フェミーアン
声 - 甲斐田ゆき
37家門の騎士の一人。身分は伯爵。28歳。女性で一人称は「わらわ」。好戦的な性格で、自らの領地とした種子島に入港しようとした強襲揚陸艦「わだつみ」に単独攻撃を仕掛ける。しかし伊奈帆の作戦によりヘラスの腕を全て破壊され、さらに種子島内部に隠されていた戦艦デューカリオンの体当たりにより乗機が破損したところをライエの追撃によって撃破され、戦死する。
オルレイン
声 - 能登麻美子
ザーツバルムの婚約者だった火星騎士の女性。身分は子爵。15年前、飛行能力を有するカタフラクトを所持していたのは彼女とザーツバルムのみだったために種子島へと降下し、専用機デューカリオンで先制攻撃をかけた。その際にヘブンズ・フォールが発生したために帰投しようとしたが、デューカリオンの重力制御システムがヘブンズ・フォールの影響を受けて飛び立てなくなり、月の破片の落着に巻き込まれて生死不明(死亡扱い)となる。その後、彼女の機体は地球連合軍側に鹵獲されている。
ヤーコイム
声 - 興津和幸
第2クールから登場。身分は男爵。エリシウムに搭乗し戦艦デューカリオンを襲撃するが、伊奈帆の策に敗れて戦死する。追い詰められた今際の際には伊奈帆の戦術に「お見事」と呟き、従容として死に就くなど、潔い最後であった。
マリルシャン
声 - 千葉進歩
第2クールから登場。37家門の騎士の一人。身分は伯爵。地球人であるスレインを毛嫌いしているが、その実力は認めている。しかし、マズゥールカの消息不明を受けてスレインへの憎しみを募らせ、アセイラム(レムリナ)に面会し、スレインに近衛兵の座を掛けた勝負を挑む。決闘では乗機の攻撃方法を生かした戦法でスレインを追い詰めるが、彼の策に乗せられて逆に窮地に陥り、最後は宇宙空間に生身で放り出されて死亡した。その後、自身の資産は全てスレインへと譲渡(没収)され、カタフラクトもハークライトの物となった。
バルークルス
声 - 竹内良太
第2クールから登場。37家門の騎士の一人。身分は伯爵。マリルシャン同様、地球人であるスレインのことを快く思っていない。マリルシャンがアセイラムに面会を頼んだ際は彼に同行し、マリルシャンとスレインの決闘時にはハークライトと共に立会人を務めた。マリルシャンの勝利を疑っていなかったが、彼の敗死を受けて屈辱と無念さに体を震わせながらも結果を受け入れた。その後は心変わりをしたのか、レムリナの建国宣言に同意してスレインへの全面的な協力を約束する。月への連合軍の攻撃の際はスレインのために駆けつけた。最終決戦ではハークライトと共に連合軍に投降しろというスレインの命令に逆らい、彼のために戦い続け、デューカリオンに特攻した。
マズゥールカ
声 - 豊永利行
第2クールから登場。37家門の騎士の一人。身分は伯爵。地球資源やインフラの円滑な取得と、労働力確保のために破壊的な活動を極力控えていたが、バルークルスの言葉に乗せられて出撃。鞠戸達の部隊を追い詰めるも、伊奈帆と戦艦デューカリオンの介入で乗機を大破され、敗北する。他の火星騎士と違い、地球人に対して恨みの感情を抱いておらず、地球のことをもっとよく知りたいと願っていた。敗北後は地球連合軍の捕虜となっていたが、彼の人柄を見込んだ伊奈帆とライエの手助けを受けて脱走。伊奈帆から「今のアセイラムは偽者だ」と聞かされ、アセイラムの居場所と彼女が本物なのかの確認、そしてスレインの目的を探るよう依頼され、無事に揚陸城へ帰還を果たすも、既にバルークルスのような反スレイン派の貴族までがスレインに帰順していることを知る。しかし、目的を果たすためその状況すらも利用し、スレインに恭順したと見せかけてバルークルスの仲介でアセイラム(レムリナ)に面会する。さらにエデルリッゾにも会ったことで、伊奈帆の話が本当だと確信を抱く。その後は月面基地から脱出した本物のアセイラムを自身の揚陸城へと保護する。
セルナキス
声 - 手塚ヒロミチ
第2クールから本格的に登場。37家門の騎士の一人。身分は伯爵。第1クールではアメリカのニューオーリンズに揚陸城を落着させた。それ以降は対峙した地球連合軍の部隊をことごとく退けてきたが、第2クールでは鞠戸やユキ、韻子たちの部隊と戦うことになり、戦闘中に伊奈帆の観測を受けた戦艦デューカリオンの主砲弾の直撃を受けて乗機が爆発、戦死する。
ゼブリン
声 - 木島隆一
第2クールから本格的に登場。37家門の騎士の一人。身分は伯爵。第1クールではモザンビークのマプトに揚陸城を落着させた。第2クールでは共にザーツバルムの旧友であったオルガ、ラフィアと、スレインとの会談の場を設ける。その後はスレインの理念に賛同し、地球連合軍に対し自身とオルガ、ラフィアによる連携攻撃作戦を展開する。2度目の戦闘ではラフィアと機体を合体させて戦況を有利に進めるが、上空から降下してきた伊奈帆の攻撃を受け、電撃の欠点を見抜かれて機体を撃破され、戦死する。
ラフィア
声 - 生天目仁美
第2クールから登場。37家門の騎士の一人。身分は伯爵。ゼブリン、オルガと共にスレインの理念に賛同し、地球連合軍への連携攻撃を担う。2度目の戦闘ではゼブリンと機体を合体して戦いを進めるが、ユキの長距離射撃で片足を撃ち抜かれて合体を解かれ、ゼブリンの指示で撤退を図るが、ユキが放った弾丸の直撃を受けて機体を撃破され、戦死する。
オルガ
声 - 三宅健太
第2クールから登場。37家門の騎士の一人。身分は伯爵。ゼブリン、ラフィアと共にスレインの理念に賛同し、地球連合軍への連携攻撃を担う。2度目の戦闘ではゼブリンとラフィアがやられたことに激昂し、多数の分身を作り出して連合軍部隊を追い詰めるものの、伊奈帆が乗機の能力の真相を見抜いたことで全ての機体を同時に撃破されてしまい、戦死する。
クランカイン
声 - 逢坂良太
第2クールから登場。37家門の騎士の一人。身分は伯爵。クルーテオの息子。スレインに会うため、火星本国からザーツバルムの弔問という形で地球圏へとやって来る。父とは反対に地球人に対する敵意は持たず、むしろ理性的な見方をしている様子が伺える。父の名を受け継いでいるが、本人によると「まだその名で呼ばれるのは慣れていない」とのこと。生粋の皇帝派であり、スレインに対してその本質を見定めようとしていた。地球連合軍のアサルト部隊に襲われていたアセイラムを助け、その後は彼女を連れて月面基地を出奔。マズゥールカの揚陸城へと彼女を匿う。そして自身の地位と人脈をアセイラムのために差し出し、彼女と婚姻を結ぶ。戦後は女王となったアセイラムから、地球の空が青い理由を教えられている。
その他
エデルリッゾ
声 - 水瀬いのり
アセイラムの侍女。12歳。物語開始の2年前に教師役をしていたスレインの代わりの世話係として、アセイラムの従者が用意した火星人の少女。火星の選民思想の影響から地球人にいい感情を抱いておらず、スレインに対しても厳しい目で見ている。アセイラムに対しては健気に仕えているが、年下であるため思考や立ち回りは相応に子供らしい面もある。しかし、いざという時には身を挺して彼女を守ったり、ハンヴィーを運転するといった行動力を見せる。避難民に変装したアセイラムに付き従い、種子島で彼女が正体を明かすまでは「セラムの妹」として振る舞っていた。アセイラムの行動に苦慮しながら、彼女の希望である火星と連絡が取れる拠点を目指す。
第2クールでは火星側に戻り、レムリナの侍女を務めながらもアセイラムの目覚めを待ち、目覚めた後は彼女の介護にあたる。スレインの変わり様に驚くアセイラムには、スレインは昔からずっと変わっていないと告げている。戦後は、束ねていた髪を下ろしている。
ハークライト
声 - 平川大輔
第2クールから登場。スレインの部下。下級階層の出身者で、爵位は持たない。自身の出自から身分の差を深く実感しており、地球人でありながら出世したスレインを蔑まず、純粋に尊敬して支えている。アセイラム(レムリナ)の建国宣言後はスレインに敵対的な火星騎士の炙り出しを行うなど精力的に動き、スレインからマリルシャンの乗機であったハーシェルと「騎士」の爵位を授かる。月面基地付近での戦闘では、バルークルスと共に地球連合軍の部隊を迎え撃っている。最終決戦では連合軍への投降を命じたスレインに逆らって戦闘を続け、バルークルスと二人でデューカリオンに特攻した。
ウォルフ・アリアーシュ
声 - 木下浩之
アセイラム暗殺未遂事件の実行犯で、ライエの父。ヴァース帝国の強硬派のスパイであり、地球攻撃の大義名分を作るため、皇女暗殺の機会を狙って仲間たちや娘と共に長年潜伏していた。任務達成後は火星に凱旋し爵位を与えられる約束であったが、謀殺計画の真相が発覚することを恐れたトリルランによって仲間もろとも殺される。
漫画版の登場人物
三影 陽弥(みかげ はるや)、三影 弥月(みかげ みづき)
スピンオフコミック『ALDNOAH.ZERO外伝 1 TWIN GEMINI』に登場。地球側の双子である兄妹。14歳の中学生。亡くなった母に「太陽と月」に由来して付けられた名だが、月が「砕けている」こともあり、弥月が苛められ、陽弥は助ける際に右の額に傷(本人曰く「男の勲章」。ただし、「苛められているのに気付けなかった」と悔やんでいる)を負う。カタフラクトの学校での正式な訓練は高等学校からだが、父の方針で種々の生存術の1つとしてカタフラクトの操縦も教わっていた。兄妹では、弥月の方が操縦が上手い。
アニメでは、最終話の1カット(アセイラムのアルドノア炉起動式典での祭陽希咲、詰城祐太朗、筧至鋼らの左端)に、それらしき人物が登場している。
三影 蒼雲(みかげ そううん)
ヴィリー・フェルゼン
青坂 氷柱(あおさか つらら)
ケテラテッセ
リビティナ
登場兵器
地球連合軍の兵器
連合軍のカタフラクト
スレイプニール SLEIPNIR | |
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形式番号 | KG-6 |
分類 | カタフラクト |
所属 | 地球連合軍 |
生産形態 | 訓練機 |
頭頂高 | 13.5m |
動力源 | ガスタービンエンジン |
武装 | 75mmマシンガン 75mmハンドガン グレネードランチャー 120mmライフル 格闘用ナイフ 203mmグレネードライフル(第13話) 小型ミサイル(コンフォーマルパワーアシスト) 無反動銃(宇宙仕様) 長刀(最終決戦仕様) シールド(最終決戦仕様) |
選択式装備 | タクティカルスーツ コンフォーマルパワーアシスト 宇宙仕様 最終決戦仕様 |
搭乗者 | 界塚伊奈帆 網文韻子 カーム・クラフトマン 三影陽弥(漫画版) 三影弥月(漫画版) |
KG-6 スレイプニール
作中の日本では高校においてカタフラクトを用いた兵科教練を受けることが必修となっており、伊奈帆らはこの機体で教習を受けていた。開戦後、ニロケラスに対抗するため伊奈帆らは高校で保管されていた本機を3機持ち出し「わだつみ」と合流、種子島に向かう途中のアルギュレとの戦闘で1機が失われている。伊奈帆は軍属となってからも、慣れていて軽い機体が良いとして本機を使い続けている。技術的熟成が進んだ機体ゆえに、数多くのオプション装備の選択肢があり、それらを活用することで柔軟かつ効果的な運用が可能だという面も、伊奈帆にとっては戦闘時の利便性に繋がっていたと思われる。
第2クールでは宇宙仕様の装備も登場する。機体番号は「00」。第13話では伊奈帆が対エリシウム用にレバーアクション方式の203ミリグレネードライフルを使用した。また、対タルシス戦においては彼専用の最終決戦仕様が用意されている。
タクティカルスーツ - 対アルギュレ用に伊奈帆が装着した装備。リアクティブアーマーが追加されている。
コンフォーマルパワーアシスト - ザーツバルムの揚陸城攻略作戦の際に伊奈帆が装着した装備。小型ミサイルを多数搭載しているほか、下部の車輪で高速移動が可能となっている。
宇宙仕様 - 肩部に8基のワイヤーユニット、脚部にキッカーユニット、武装として無反動銃を装備する。ワイヤーは岩石に射出して軌道を変更でき、キッカーユニットはカートリッジ(燃料カプセル)入りで、それを消費して宇宙を移動する。デューカリオンへの着艦時は足先のアレスティングフックを使用する。武装の無反動銃は長砲身で、機体が流されずに射撃できる。
最終決戦仕様 - 第23話にて地球連合とヴァース帝国との最終決戦前に完成した装備。対タルシス用として、新たに刀身が機体の全高に及ぶほど長い刀が収められた鞘ユニットと、機体を覆うように展開するシールドユニットが装着されたほか、肩部にもキッカーユニットが追加されている。
アレイオン AREION | |
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形式番号 | KG-7 |
分類 | カタフラクト |
所属 | 地球連合軍 |
生産形態 | 正式量産機 |
頭頂高 | 13.5m |
動力源 | ガスタービンエンジン |
武装 | 75mmマシンガン 75mmハンドガン グレネードランチャー 120mmライフル 格闘用ナイフ 無反動銃(宇宙仕様) 電磁グリッド(宇宙仕様) |
選択式装備 | タクティカルスーツ 宇宙仕様 |
搭乗者 | ライエ・アリアーシュ 網文韻子 界塚ユキ 鞠戸孝一郎 三影蒼雲(漫画版) 地球連合軍兵士 |
KG-7 アレイオン
第2クールにおいては、宇宙仕様が登場する(機能・武装共にスレイプニールと共通)。また、対ステイギス戦では「電磁グリッド」という半透明の傘状の盾を使用している。各機体は戦術データリンクで繋がっており、ユキ達が伊奈帆の戦闘データを参照している。
電磁グリッド - 「傘」と呼ばれる宇宙空間で使用する盾。円形に広がり、ローレンツ力でデブリや敵弾を防げるが、被弾し続けると機能を失う。
連合軍の艦艇
揚陸艇
わだつみ
第2クールでは同型艦が登場し、偵察任務から帰ったユキと鞠戸を収容している。
デューカリオン DEUCALION | |
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所属 | 地球連合軍 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 3連装主砲 ミサイルランチャー |
艦長 | ダルザナ・マグバレッジ |
主な搭載機 | KG-6 スレイプニール KG-7 アレイオン |
デューカリオン(戦艦)
武装として大口径の3連装主砲4基や艦首や艦底に多数のミサイル発射口を備え、カタフラクトの母艦機能も有する。主砲は連射が可能。アセイラムがライエに襲われた影響でアルドノアが機能停止し墜落するが、再起動に成功し、地球連合軍本部に無事到着した。その後はロシアのノヴォスタリスクの戦闘にて、アルドノア停止作戦の中核的存在となるも、敵の襲撃で機関部が損傷、アセイラムをザーツバルムの揚陸城に送り届けるべく突撃し、擱座した。
第2クールでは損傷した部分は修復されている。所属しているカタフラクト部隊は「マスタング小隊」。第18話以降は「クライスデール小隊」も所属している。第21話では、新装備のカタパルトモジュールが追加される。
カタパルトモジュール - 艦体の左右にカタフラクト格納庫が置かれ、搭載数が増加。戦闘時はコンテナとワイヤーユニットを垂直に展開する。機体は遠心力で打ち出されて発艦する。
その他の兵器
戦闘機
輸送機
戦車
装甲車
ハンヴィー
カタフラクト輸送用トレーラー
ヴァース帝国軍の兵器
帝国軍のカタフラクト
ニロケラス NILOKERAS | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
頭頂高 | 18.0m |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 格闘 |
特殊装備 | 次元バリア |
搭乗者 | トリルラン |
ニロケラス
アルギュレ ARGYRE | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
頭頂高 | 16.5m |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | ビームサーベル |
搭乗者 | ブラド |
アルギュレ
ヘラス HELLAS | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
頭頂高 | 22.0m |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | ロケットパンチ 体当たり(変形後) |
搭乗者 | フェミーアン |
ヘラス
デューカリオン DEUCALION | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
特殊装備 | 重力制御 |
搭乗者 | オルレイン |
デューカリオン(カタフラクト)
タルシス THARSIS | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
頭頂高 | 17.0m |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 機銃 ブレード シールド |
特殊装備 | 未来予測 |
搭乗者 | クルーテオ スレイン・トロイヤード |
タルシス
最終決戦で伊奈帆と対峙するも、捕まえてしまえば未来予測も意味がないと網状に展開した複数のワイヤーアンカーにより捕獲されて量子演算アンテナが破壊されたために未来予測機能をカットし、お互い弾薬を撃ち尽くして近接兵器での激闘の果てにコクピット部分を拳で叩きこまれ制御不能になり、そのまま大気圏に突入して燃え尽きるかと思われたが伊奈帆のカタフラクトをドラッグシュートの代わりとすることで大破しつつも2人とも生存することができた。
ディオスクリア DIOSCURIA | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
頭頂高 | 31.0m |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | ミサイルポッド ビームサーベル ロケットパンチ |
特殊装備 | 次元バリア |
搭乗者 | ザーツバルム |
ディオスクリアII DIOSCURIAII | |
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | ミサイルポッド ビームサーベル ロケットパンチ |
特殊装備 | 次元バリア |
搭乗者 | ザーツバルム |
ディオスクリア
複数のアルドノアドライブ能力を使用できることから一見無敵に思えるが、ロケットパンチを使用する間は干渉する恐れがあるため次元バリアを解除しなければならないなど、複数の機能を同時使用できない上に、それぞれの弱点も有している。その点を見抜いた伊奈帆によって損傷を重ねて各個撃破され、コアロボットのみにされてなお挑みかかるも、一方的に打ち負かされ撃破された。
ディオスクリアII
伊奈帆によって、故意に切り離した脚部ユニットの爆散した破片を多数当てられたことでバリアの隙間を見破られ、韻子の銃撃によりバリア機能が破損。最終的に、スレインが罠として仕掛けていた地球の衛星軌道に沿う弾丸の通り道に入ってしまったことによって破壊された。
エリシウム ELYSIUM | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | エントロピーリデューサー |
搭乗者 | ヤーコイム |
エリシウム
シレーン SIRENUM | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 重力波 |
搭乗者 | マズゥールカ |
シレーン
ハーシェル HERSCHEL | |
---|---|
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | バレット |
搭乗者 | マリルシャン ハークライト |
ハーシェル
マリルシャンがスレインのタルシスと決闘することになり、終始優位に戦況を進めるものの、月面基地建設時の資材搬入路へと誘い込まれてバレットを破壊されたことで形勢が逆転。最後はタルシスのブレードで頭部ごとコクピットハッチを切り飛ばされ、その際にマリルシャンは宇宙へ放り出されて死亡している。その後、修復された機体はスレインによりハークライトへ譲渡された。地球連合軍との決戦では、ほぼ全てのバレットを失いデューカリオンに特攻した。
オクタンティス OCTANTIS | |
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分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 超電磁ボビン |
搭乗者 | バルークルス |
オクタンティス
ソリス SOLIS | |
---|---|
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | レーザービーム |
搭乗者 | セルナキス |
ソリス
エレクトリス ELECTRIS | |
---|---|
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 電撃 |
搭乗者 | ゼブリン |
エレクトリス
スカンディア SCANDIA | |
---|---|
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 頭部バルカン砲 ボウガン |
特殊装備 | 光学迷彩 |
搭乗者 | ラフィア |
スカンディア
オルテュギア ORTYGIA | |
---|---|
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | ナックルダスター |
特殊装備 | 多重分身 |
搭乗者 | オルガ |
オルテュギア
ステイギス STYGIS | |
---|---|
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
生産形態 | 量産機 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | マシンガン ミサイルランチャー |
搭乗者 | 火星兵士(マスター機) 無し(無人機) |
ステイギス
ゲリュオン GERYON | |
---|---|
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 雷鞭 |
搭乗者 | ケテラテッセ |
ゲリュオン
背部側面から出力される6本の鞭状のビーム「雷鞭」を武器として用いる。これは攻撃だけでなく移動手段としても用いられ、重力下での超高速三次元機動力を発揮する事ができるが、柔軟性を維持する為にビームの強度と熱量が犠牲となっており、高初速の大口径砲弾で貫通・切断されるという弱点がある。この弱点はモード・ジュリオーネと呼ばれる最大出力モードを用いる事で克服できるものの、代わりに雷鞭の柔軟性が失われる為機動力や操作性が低下してしまう。北京の決戦で地球軍や離反したアキダリアと交戦し甚大な被害を与えるも、アキダリアの荷電粒子砲がコックピットを直撃。直後に揚陸城の崩壊に巻き込まれ破壊された。
アキダリア ACIDALIA | |
---|---|
分類 | カタフラクト |
所属 | ヴァース帝国 |
動力源 | アルドノアドライブ |
武装 | 荷電粒子砲 ソルジャージャベリン |
特殊装備 | EMP |
搭乗者 | リビティナ、リベルティナ |
アキダリア
ケテラテッセの配下として地球軍と交戦するが、ソルジャージャベリンに施された耐荷電粒子フィールドを利用し肉薄したアレイオンの自爆攻撃を受け左半身を損傷、リベルティナが死亡する。揚陸城への帰還後離反したリビティナにより奪取され地球軍と共にゲリュオンと交戦し、左半身の大破と引き換えに揚陸城を破壊。その後損傷した下半身へ弥月のスレイプニールをソルジャージャベリンを介して結合する事で前線復帰し、ゲリュオンを破壊するも揚陸城の崩壊に巻き込まれ大破した。後に残骸が地球軍に回収され、ソルジャージャベリンの脳波コントロールシステムのバックアップデータがアナリティカルエンジンの基礎として用いられた。
帝国軍の航空機
スカイキャリア SKYCARRIER | |
---|---|
所属 | ヴァース帝国 |
武装 | 機関砲 ミサイル 榴弾砲 |
搭乗者 | スレイン・トロイヤード |
スカイキャリア
帝国軍の艦艇
揚陸城
輸送船
用語
世界観・歴史
古代文明
またヴァース帝国初代皇帝レイレガリアによると、古代火星人は火星のことを「ヴァース」と呼んでおり、これがヴァース帝国と言う国家名の由来となっている。
惑星間戦争
ハイパーゲート
ヘブンズ・フォール
サテライト・ベルト
国家・組織
地球連合
本部は地下600メートルに存在する広大な核シェルターであり、定員3年分が生活できるほどの物資を貯蔵している。しかし、実際には本部に辿り着く前に死んでいった人々の方が多いため、物資に余剰が生じている。ザーツバルム伯爵の揚陸城と激闘の末、おびただしい犠牲を払いながら揚陸城のアルドノアドライブ停止作戦を成功させたことで火星軍側を無力化させ、辛くも勝利を収める。
第2クールでは、軌道上での空間戦闘が可能なほどには軍事システムを発達させてきてはいるものの、劣勢を覆すには到っていない。また、軍中央が利己的で狡猾な人物達に掌握されており、危険な任務は有能な部下に押し付け、戦略的な錯誤から出る被害は前線の兵士の命で償わせる傾向が見られる。
ヴァース帝国
アルドノア技術の占有の影響で地球側に先駆けてカタフラクトや航宙艦を実用化したが、その産業構造はアルドノア関連に特化した形態となっており、工学系の技術以外では地球に劣った状態が続いている。テラフォーミングも不充分な状態で住民の主食はクロレラとオキアミというあり様で、このような国土環境による人心の不安を抑え地球に対し優位性を保とうとした第二代皇帝ギルゼリアの工業化に偏重した政策もあり、反地球感情を煽ることで国内の結束を維持している状況となっている。しかし国内問題や対地球政策においては意見が分かれている状態にあり、皇帝を中心とした一枚岩の権力構造ではなく、地球との和平を望む穏健派と地球の武力制圧を画策している強硬派による権力闘争が水面下で行われている。
火星騎士
史実現代的な軍組織とは異なり、国家による一元的統制ではなく37家門の騎士たちによる個別統制で戦うことを旨とする軍閥に近い組織体系となっている。37家門の騎士たちは独自に配下の部隊を指揮して軍事行動を取る権限があり、論功行賞においては地球の地域制圧をいち早く成し遂げた騎士が栄誉を受けられるため、原則的に他部隊との連携は取らない。このため、皇帝による正式な宣戦布告が行われる前でも騎士が独自に軍事行動を起こしており、軍隊の最高指揮官の所在が不明確になっていたが、スレインが地球攻略部隊の指揮権を掌握したことで軍事的統制が明確になり、戦略・戦術面での効率化が図られつつある。アセイラムが女王となり戦争が終結した後も、一部の騎士達は地球の領土を占拠したまま、抵抗を続けている。
37家門
技術・兵器
アルドノア
アルドノアドライブ
カタフラクト
名称はローマ帝国の重騎兵と同じである。
アナリティカルエンジン
ASIMOV
スタッフ
- 原作 - Olympus Knights
- 監督 - あおきえい
- ストーリー原案 - 虚淵玄
- シリーズ構成 - 高山カツヒコ
- キャラクター原案 - 志村貴子
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 松本昌子
- メカニックデザイン - I-IV、寺岡賢司
- メカ・エフェクトアニメーション - 橋本敬史
- メインアニメーター(第2クール) - 斎藤敦史、サトウミチオ
- 美術設定 - 児玉陽平、藤井祐太
- 美術監督 - 伊藤聖
- 色彩設計 - 大内綾
- CGディレクター - 那須信司(第1クール)→町田政彌(第2クール)
- ビジュアルエフェクト - 津田涼介
- 撮影監督 - 加藤友宜
- 編集 - 右山章太
- 音響監督 - 明田川仁
- 音楽 - 澤野弘之
- 音楽プロデューサー - 堀口泰史
- 音楽制作 - アニプレックス
- チーフプロデューサー - 岩上敦宏、落越友則
- プロデューサー - 黒崎静佳、小林宏之、北澤晋一郎、大和田智之、西出将之、伊藤円、でじたろう、金庭こず恵
- アニメーションプロデューサー - 長野敏之、林健一
- アニメーション制作 - A-1 Pictures + TROYCA
- 製作 - アニプレックス、芳文社、TOKYO MX、日本BS放送、朝日放送、MAGES.、ニトロプラス、ムービック
主題歌
オープニングテーマ
「heavenly blue」(第2話 - 第12話、総集編 - ALDNOAH.ZERO EXTRA ARCHIVES)
第1話、第24話ではエンディングテーマとして使用。
「&Z」(第14話 - 第22話)
第13話ではEnglish ver.をエンディングテーマとして使用。
第23話、第24話はオープニングテーマ無し。
エンディングテーマ
「A/Z」(第2話・第3話・第5話・第6話・第9話、総集編 - ALDNOAH.ZERO EXTRA ARCHIVES)
「aLIEz」(第4話・第7話・第8話・第10話・第11話、総集編 - ALDNOAH.ZERO EXTRA ARCHIVES)
放送回によって2種類のエンディングテーマを使い分ける形で使用。第12話はエンディングテーマ無し。
「GENESIS」(第14話 - 第22話)
「Harmonious」(第23話)
挿入歌
「Keep on keeping on」(第7話・第11話・第13話・第15話・第18話・第24話)
「No differences」(第14話・第21話)
「MKAlieZ」(前半 - 第1話・第4話 / 後半 - 第2話・第4話・第12話・第16話・第19話・第21話・第22話・第24話)
「AL℃-@」(総集編 - ALDNOAH.ZERO EXTRA ARCHIVES)
「The Call to Arms」(第2話)
「BRE@TH//LESS」(第3話・第7話・第11話、総集編 - ALDNOAH.ZERO EXTRA ARCHIVES)
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | |
---|---|---|---|---|---|---|
第1クール | ||||||
EPISODE.01 | 火星のプリンセス -Princess of VERS- |
虚淵玄 | あおきえい | 別所誠人 | 松本昌子 | |
EPISODE.02 | 地球の一番長い日 -Beyond the Horizon- |
中井準 | ||||
EPISODE.03 | 戦場の少年たち -The Children's Echelon- |
加藤誠 | 猪股雅美、小林真平 油井徹太郎、奈須一裕 垣野内成美 | |||
EPISODE.04 | 追撃の騎士 -Point of No Return- |
高山カツヒコ | 宇都宮正記 | 池田広明、永野孝明 藤原潤 | ||
EPISODE.05 | 謁見の先で -Phantom of The Emperor- |
二瓶勇一 | 守田芸成 | 辻智子 | ||
EPISODE.06 | 記憶の島 -Steel Step Suite- |
ほしかわたかふみ | 松村やすひろ | 向山裕治、服部憲知 | ||
EPISODE.07 | 邂逅の二人 -The Boys of Earth- |
あおきえい | 矢花馨 | 鈴木勇、加藤里香 | ||
EPISODE.08 | 鳥を見た日 -Then and Now- |
加藤誠 | 西村大樹 | 武藤和弘、興石暁 | ||
EPISODE.09 | 追憶装置 -Darkness Visible- |
二瓶勇一 | 南川達馬 | 丸岡功治、藤原潤 油井徹太郎、永野孝明 | ||
EPISODE.10 | 嵐になるまで -Before the War- |
笹嶋啓一 | 渡部周 | 加藤里香、池田広明 熊田亜輝 | ||
EPISODE.11 | ノヴォスタリスクの攻防 -Wind, Snow and Stars- |
細谷秋夫 | Kim Sang Min、Lee Min Bae | |||
EPISODE.12 | たとえ天が堕ちるとも -Childhood's End- |
あおきえい | 加藤誠 | サトウミチオ、山本碧 中井準 | ||
第2クール | ||||||
EPISODE.13 | 眠れる月の少女 -This Side of Paradise- |
高山カツヒコ | 稲垣隆行 | 渡部周 | 松本昌子、サトウミチオ | |
EPISODE.14 | 異星の隣人たち -The Beautiful and Damned- |
吉川浩司 | 南川達馬 | 丸岡功治、福地和浩 成松義人、垣野内成美 サトウミチオ | ||
EPISODE.15 | 旋転する罠 -Toll for the Brave- |
あおきえい | 守田芸成 | 辻智子、池田広明 加藤里香、鈴木勇 | ||
EPISODE.16 | 熱砂の進撃 -Soldiers' Pay- |
大西信介 | 松村やすひろ | 服部憲知、向山裕治 神戸洋行、サトウミチオ 猪口美緒 | ||
EPISODE.17 | 謀略の夜明け -The Turning Wheel- |
関根アユミ | 加藤誠 | 吉田優子、サトウミチオ 加藤里香、松本昌子 猪口美緒 | ||
EPISODE.18 | 深い森を抜けて -The Rose and the Ring- |
高山カツヒコ | 笹嶋啓一 | 浅見松雄 | 松尾真彦、宮崎里美 | |
EPISODE.19 | 楽園の瑕 -Here to There- |
大西信介 | 仁昌寺義人 | 丸岡功治、成松義人 永野孝明、藤原潤 油井徹太郎 | ||
EPISODE.20 | 名誉の対価 -The Light of Day- |
加藤誠 あおきえい |
栗山貴行 藤沢奈々子 |
坂本龍典、冨澤佳也乃 サトウミチオ、羽野広範 岩井優器 | ||
EPISODE.21 | 夢幻の彼方 -The Fortune's Fool- |
高山カツヒコ | 笹嶋啓一 | まつもとよしひさ | 中野彰子、山崎輝彦 猪口美緒、kim bongduk | |
EPISODE.22 | 邂逅と訣別 -Out of the Past- |
大西信介 | 渡部周 | 藤田正幸、飯飼一幸 南伸一郎 | ||
EPISODE.23 | 祈りの空 -The Unvanquished- |
高山カツヒコ | 加藤誠 | 猪口美緒、加藤里香 サトウミチオ、斉藤敦史 | ||
EPISODE.24 | いつか見た流星 -Inherit the Stars- |
あおきえい | 松本昌子、辻智子 冨澤佳也乃、加藤里香 猪口美緒、サトウミチオ 斉藤敦史 |
放送局
本放送
テレビ放送
放送地域
放送局
放送期間
放送日時
放送系列
備考
第1クール
東京都
TOKYO MX
2014年7月6日 - 9月21日
日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
独立局
製作局 / 『E!TV』枠
栃木県
とちぎテレビ
群馬県
群馬テレビ
日本全域
BS11
BS放送
製作局 / 『ANIME+』枠
近畿広域圏
朝日放送
2014年7月10日 - 9月25日
木曜 2:44 - 3:14(水曜深夜)
テレビ朝日系列
製作局 / 『水曜アニメ〈水もん〉』第2部
日本全域
AT-X
2014年7月12日 - 9月27日
土曜 18:30 - 19:00
CS放送
リピート放送あり
第2クール
東京都
TOKYO MX
2015年1月11日 - 3月29日
日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
独立局
製作局
栃木県
とちぎテレビ
群馬県
群馬テレビ
日本全域
BS11
BS放送
製作局 / 『ANIME+』枠
近畿広域圏
朝日放送
2015年1月15日 - 4月2日
木曜 2:14 - 2:44(水曜深夜)
テレビ朝日系列
製作局 / 『水曜アニメ〈水もん〉』第1部
日本全域
AT-X
木曜 23:00 - 23:30
CS放送
リピート放送あり
インターネット放送
放送地域
放送局
放送期間
放送日時
放送系列
備考
第1クール
中国大陸
愛奇芸
2014年7月6日 - 9月21日
日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
ネット配信
簡体字字幕あり
日本全域
ニコニコ生放送
ニコニコチャンネル
日曜 0:30(土曜深夜) 更新
バンダイチャンネル
2014年7月10日 - 9月26日
木曜 12:00 更新
GYAO!
dアニメストア
第2クール
日本全域
ニコニコ生放送
2015年1月11日 - 3月29日
日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
ネット配信
ニコニコチャンネル
日曜 0:30(土曜深夜) 更新
GYAO!
バンダイチャンネル
放送開始前特別番組
テレビ放送
放送地域
放送局
放送期間
放送日時
放送系列
備考
アルドノア・ゼロ "COUNT TO A/Z"
近畿広域圏
朝日放送
2014年7月3日
木曜 2:55 - 3:25(水曜深夜)
テレビ朝日系列
『水曜アニメ〈水もん〉』第2部
日本全域
BS11
2014年7月4日
金曜 23:00 - 23:30
BS放送
『ANIME+』枠
第1クール総集編『ALDNOAH.ZERO EXTRA ARCHIVES』
東京都
TOKYO MX
2015年1月4日
日曜 0:00 - 1:00(土曜深夜)
独立局
『E!TV』枠
栃木県
とちぎテレビ
群馬県
群馬テレビ
日本全域
BS11
BS放送
『ANIME+』枠
近畿広域圏
朝日放送
2015年1月8日
木曜 2:15 - 3:15(水曜深夜)
テレビ朝日系列
『水曜アニメ〈水もん〉』枠
関連商品
BD / DVD
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | ||
---|---|---|---|---|---|
BD限定版 | DVD限定版 | DVD通常版 | |||
1 | 2014年9月24日 | 第1話 - 第3話 | ANZX-11401/2 | ANZB-11401/2 | ANSB-11401 |
2 | 2014年10月22日 | 第4話 - 第5話 | ANZX-11403/4 | ANZB-11403/4 | ANSB-11403 |
3 | 2014年11月26日 | 第6話 - 第7話 | ANZX-11405/6 | ANZB-11405/6 | ANSB-11405 |
4 | 2014年12月24日 | 第8話 - 第9話 | ANZX-11407/8 | ANZB-11407/8 | ANSB-11407 |
5 | 2015年1月28日 | 第10話 - 第12話 | ANZX-11409/10 | ANZB-11409/10 | ANSB-11409 |
6 | 2015年3月18日 | 第13話 - 第14話 | ANZX-11411/2 | ANZB-11411/2 | ANSB-11411 |
7 | 2015年4月22日 | 第15話 - 第16話 | ANZX-11413/4 | ANZB-11413/4 | ANSB-11413 |
8 | 2015年5月27日 | 第17話 - 第18話 | ANZX-11415/6 | ANZB-11415/6 | ANSB-11415 |
9 | 2015年6月24日 | 第19話 - 第21話 | ANZX-11417/8 | ANZB-11417/8 | ANSB-11417 |
10 | 2015年7月22日 | 第22話 - 第24話 | ANZX-11419/20 | ANZB-11419/20 | ANSB-11419 |
ドラマCD
光の魔法少女 セラム
サウンドトラック
澤野弘之「アルドノア・ゼロ オリジナル・サウンドトラック」(SVWC-70016)
トレーディングカードゲーム
アルドノア・ゼロTCG
コンピューターゲーム
スーパーロボット大戦DD
パチスロ
SLOTアルドノア・ゼロ
Webラジオ
『アルドノア・ラジオ』のタイトルで、2014年6月29日から2015年4月4日まで音泉にて毎週日曜 0時30分(土曜深夜)に配信された。
パーソナリティは雨宮天(アセイラム・ヴァース・アリューシア役)と水瀬いのり(エデルリッゾ役)。
ゲスト
- 第2回:花江夏樹(界塚伊奈帆 役)
- 第9回:速水奨(クルーテオ 役)
- 第10回:小松未可子(網文韻子 役)
- 第14回:あおきえい(監督)
- 第22回:茅野愛衣(ダルザナ・マグバレッジ 役)
- 第28回:加隈亜衣(ニーナ・クライン 役)
- 第32回:夏川椎菜(レムリナ・ヴァース・エンヴァース 役)
- 第34回:村田太志(カーム・クラフトマン 役)
- 第41回:花江夏樹(界塚伊奈帆 役)
ラジオCD
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ」Vol.1(2枚組、2014年9月30日発売、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 新規録りおろしゲスト:花江夏樹(界塚伊奈帆 役)、小野賢章(スレイン・トロイヤード 役)
- DISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第1回から第7回までのアーカイブ(データCD)
- 音泉通販購入では数量限定で特典CDが付く(雨宮天、水瀬いのりによるトーク)
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ 特別版」TSUTAYAレンタル限定盤(1枚組、2014年10月29日レンタル開始、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 花江夏樹と小野賢章がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ」Vol.2&3(2枚組、2015年2月18日発売、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 2巻同時発売企画。新規録りおろしラジオはパーソナリティの相方をチェンジ。
- Vol.2は雨宮天と小松未可子、Vol.3は水瀬いのりと加隈亜衣でトーク。
- Vol.2ではDISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第8回から第14回までのアーカイブ(データCD)
- Vol.3ではDISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第15回から第21回までのアーカイブ(データCD)
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ 特別版」Vol.2&3 TSUTAYAレンタル限定盤(1枚組、2015年2月18日レンタル開始、タブリエ・コミュニケーションズ)
- Vol.2は雨宮天と水瀬いのり、Vol.3は花江夏樹と村田太志がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ」Vol.4(2枚組、2015年4月1日発売、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 新規録りおろしゲスト:三澤紗千香(ライエ・アリアーシュ 役)
- DISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第22回から第28回までのアーカイブ(データCD)
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ 特別版」Vol.4 TSUTAYAレンタル限定盤(1枚組、2015年4月1日レンタル開始、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 小野賢章と平川大輔(ハークライト 役)がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ」Vol.5(2枚組、2015年5月6日発売、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 新規録りおろしゲスト:夏川椎菜(レムリナ・ヴァース・エンヴァース 役)
- DISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第29回から第35回までのアーカイブ(データCD)
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ 特別版」Vol.5 TSUTAYAレンタル限定盤(1枚組、2015年5月6日レンタル開始、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 花江夏樹と豊永利行(マズゥールカ 役)がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ」Vol.6(2枚組、2015年7月1日発売、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 新規録りおろしゲスト:花江夏樹(界塚伊奈帆 役)
- DISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第36回から第41回までのアーカイブ(データCD)
- ラジオCD「アルドノア・ラジオ 特別版」Vol.6 TSUTAYAレンタル限定盤(1枚組、2015年7月1日レンタル開始、タブリエ・コミュニケーションズ)
- 雨宮天と逢坂良太(クランカイン 役)がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- 新規録りおろしゲスト:花江夏樹(界塚伊奈帆 役)、小野賢章(スレイン・トロイヤード 役)
- DISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第1回から第7回までのアーカイブ(データCD)
- 音泉通販購入では数量限定で特典CDが付く(雨宮天、水瀬いのりによるトーク)
- 花江夏樹と小野賢章がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- 2巻同時発売企画。新規録りおろしラジオはパーソナリティの相方をチェンジ。
- Vol.2は雨宮天と小松未可子、Vol.3は水瀬いのりと加隈亜衣でトーク。
- Vol.2ではDISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第8回から第14回までのアーカイブ(データCD)
- Vol.3ではDISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第15回から第21回までのアーカイブ(データCD)
- Vol.2は雨宮天と水瀬いのり、Vol.3は花江夏樹と村田太志がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- 新規録りおろしゲスト:三澤紗千香(ライエ・アリアーシュ 役)
- DISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第22回から第28回までのアーカイブ(データCD)
- 小野賢章と平川大輔(ハークライト 役)がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- 新規録りおろしゲスト:夏川椎菜(レムリナ・ヴァース・エンヴァース 役)
- DISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第29回から第35回までのアーカイブ(データCD)
- 花江夏樹と豊永利行(マズゥールカ 役)がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
- 新規録りおろしゲスト:花江夏樹(界塚伊奈帆 役)
- DISC1は録りおろし(オーディオCD)、DISC2は第36回から第41回までのアーカイブ(データCD)
- 雨宮天と逢坂良太(クランカイン 役)がパーソナリティのラジオ内容を約40分収録。
書誌情報
漫画
ALDNOAH.ZERO
アニメ本編をなぞったコミカライズとなっている。
Olympus Knights(原作) / ピナケス(作画) 『ALDNOAH.ZERO』 芳文社〈まんがタイムKRコミックスフォワードシリーズ〉、全4巻
2014年8月11日発売、ISBN 978-4-8322-4469-6
2014年11月12日発売、ISBN 978-4-8322-4495-5
2015年3月12日発売、ISBN 978-4-8322-4525-9
2015年7月13日発売、ISBN 978-4-8322-4590-7
ALDNOAH.ZERO 2nd Season
ALDNOAH.ZERO外伝 TWIN GEMINI
ALDNOAH. ZERO アンソロジーコミック
関連書籍
アルドノア・ゼロ TVアニメ公式ガイドブック
受賞歴
- ニュータイプアニメアワード2015
- メカデザイン賞:I-Ⅳ
- サウンド賞::澤野弘之
- メカデザイン賞:I-Ⅳ
- サウンド賞::澤野弘之