世紀末リーダー伝たけし!
漫画
作者:島袋光年,
出版社:集英社,
レーベル:ジャンプ・コミックス,
巻数:JC:全24巻JCD:全13巻,
以下はWikipediaより引用
要約
『世紀末リーダー伝たけし!』(せいきまつリーダーでんたけし!)は、島袋光年による日本の漫画。
概要
リーダー的存在の主人公「たけし」と、様々なキャラクターが繰り広げる少年漫画。連載当初は1話読み切り形式の「ハートフルギャグコメディ漫画」であったが、中盤からはシリアスなバトル編とギャグ編を交互に繰り返していく構成となっていった。タイトルに「世紀末」とあるが、連載は21世紀に入っても続き、作中でもネタにされている。
1997年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載開始。2001年に第46回小学館漫画賞を受賞。1998年の「ジャンプ・スーパー・アニメツアー」にてアニメを製作(正確には、前身作品である読み切り3作品を原作とする)、ビデオは応募者全員サービスで配られた。
2002年8月、島袋が女子高生との援助交際により逮捕されたことを理由に連載が打ち切られ、同年9月発売予定であった最新刊も発売中止となり、既刊の単行本全巻も絶版となった。なお、逮捕当時の『週刊少年ジャンプ』本誌には編集部より読者へのお詫びの旨が載せられた。その後、島袋は漫画家活動を自粛し2004年に同じ集英社の青年誌『スーパージャンプ』で復帰、「たけし」の単行本も「世紀末リーダー伝たけし! ワイド判」として再刊。2005年6月に『スーパージャンプ』にて『世紀末リーダー伝たけし! 完結編』のタイトルで連載を再開し、同年11月に完結した。
連載に先立ってジャンプ本誌に掲載された読切は、島袋の初期作品と併せて『世紀末リーダー外伝たけし!』(ジャンプ・コミックス)として発売された。本作の連載終了後、同じ島袋作『トリコ』において、本作のキャラがモブ出演している。『トリコ』本編においても、それもネタになっている。
後に集英社ジャンプリミックスも発売している。
あらすじ
生まれた時から既にヒゲが生えまくりだったたけしは、周囲から「リーダー的存在」と呼ばれていた父親のヒロシを尊敬していたが、ヒロシは酔っ払いの喧嘩を仲裁しようとして命を落としてしまう。数年後、ポッポ小学校1年2組に転入したたけしは「リーダー的存在」として、クラスの問題を解決したりしなかったりしていく。
リーダーの証編
友人の元気が通う「リーダー道場」を怪しんで乗り込んだたけし・ゴン蔵・天堂。 そこは考えた通り詐欺道場であったものの、かつてリーダー保育園に通っていたたけしの最大のライバルであるボンチューが師範として君臨していた。 力を信望し弱者を踏み敷くボンチューに、たけしの怒りが爆発する。
へるスィー編
勉学の神を祭るポッポ神社に初詣にやってきたたけしと友人達だが、石段を駆けあがっていた小次郎を探すうちに、爪弾きにされ隅に追いやられていた健康の神へるスィーの生み出した怪物達と戦いを繰り広げることとなる。
野球編
全国三位の小学生野球チーム「マメマメタイガース」の8軍対1軍の野球試合に、8軍の助っ人として参戦したたけし達。はじめは圧倒的劣勢に立たされるが、その異常な能力と、精神力、野球への情熱に、徐々に1軍のチームワークが崩れ始める。
マミー編
たけしは恩師であるえんチョーの誘いで、ポッポ町のリーダー的存在が一堂に会する「リーダー合宿」に出席する。その目的は町で暴れているギャングチーム「マミーファミリー」への対策を練ることだった。だがファミリーのボス・マミーはリーダー的存在の動きを嗅ぎつけており、既に刺客を送っていた。合宿に潜りこんだ「裏切り者」を探るうちに、たけし達はかつて最高のリーダー的存在と呼ばれたトニーがファミリーの一員になったことを知る。
モービー編
たけしが朝起きると、小次郎が原因不明の病気で死んでいた。たけし達はへるスィーに助けを求めるが、小次郎の感染したウイルスは神の力を超越しておりどうすることもできなかった。小次郎を助けるには、ガッツのある生物しか生き残れないこの世の地獄「ガッツ島」の頂点に立つ究極生物・モービーの血を飲ませなければならない。へるスィーに貰った地図を頼りにガッツ島にたどり着いたたけし・ゴン蔵・馬場の前に現れたのは、シシカバという青年だった。同じくモービーの血を目指すシシカバと共に、たけし達はガッツ島の頂上を目指す。
魔黒編
ポッポ町で「世界最強コンビ決定戦」が開催されることになり、たけしとゴン蔵はチーム「ボス+1」として参戦する。賞金を寄付するために参加したリーダーズ黄金世代をはじめとして懐かしい顔が次々と現れる中、ボス+1は決勝戦まで勝ち上がる。時を同じくして、リーダーバッジ所有者が謎の集団に襲われバッジを強奪される事件が発生。唯一の手がかりは彼らが落としていった「魔黒」と書かれたカードのみ。そして決定戦に参加した謎のチーム「デビル・ブラック」が正体を現した時、会場は地獄へと変わった。
リーだら病編
ある日突然死亡したたけし。その訃報はたけしの仲間たちに広く矢文で伝えられ、これまでの仲間たちが集結する。えんチョーよりたけしの死因が「リーダー的行動とそうでない行動の区別が付かなくなる」リーだら病であること、今は一時的に死んでいるだけで、後に暴走しながらの復活があることを知ったリーダー達は、たけしの脳に直接リーダー的行動を取るよう呼びかけようとする。「体内のあちこちに脳が移動する」たけしの特異な体質に対応するため、足マンの超能力で巨大化したたけしの体内へゴン蔵、馬場、月彦がアナルから突入する。
天界編
キムモーが河川敷で見つけた恐竜の卵。殻にヒビが入り、恐竜が生まれるかと思いきや出てきたのは何かの植物の芽だった。雲の上まで伸びていったその芽を登っていくと、たどり着いたのは雲の上に存在する天界だった。そこではカミナリ様になるための試験が行われており、たけし達は試験を受けに来た女戦士モンモンと出会う。共に試験を受けることにしたたけし達は、その過程でモンモンの真の目的や、雷神の持つ闇に直面する。これまでのシリーズよりバトルの割合が薄く、バトル要員ではないエージとキムモーもメインキャラクターとして登場する。
バーバリアン編
安藤仁一の出所が、悪逆非道のチームバーバリアンの再始動を告げる。リーダー達は直ちにバーバリアンに対抗するための体勢を整えようとするが、安藤仁一は出所したその日のうちに馬場や京介を倒し、ボンチューとも火花を散らせる。えんチョーやたけしのおばあちゃん達は復活したバーバリアンを調べ、戦う最中にかつて死亡したはずのたけしの父・ヒロシの影をバーバリアンの内部に見つける。一方たけしは、謎の胸の痛みにこれまでにない苦しさを感じていた。ボンチューの妹の死や馬場の頬についた火傷痕、マミーの顔の傷など、メインキャラクター達の過去が明らかになる「たけし」長編シリーズの最終章。
登場キャラクター一覧
※声は1998年にアニメツアーで製作されたアニメ作品のもの。
メインキャラクター
たけしとたけしの家族
たけし
声 - 長島雄一(現・チョー)
リーダー的存在。血液型O型。外見は子供の域を超えており、小学1年生にしてすでに下の毛・胸毛・ヒゲが生え揃っている。リーダー養成施設「リーダー保育園」で一番リーダー的だった者に贈呈される「リーダーバッジ」を肌身離さず付けている。8回もの転校を経て、ポッポ小1年2組に転入した。
特技は早食い早グソと運動全般。特に運動能力は凄まじく、生後2日で二足で歩く、生後3日で開脚前転をマスターするなど、人間離れした才能を持つ。妙な言動や釣り合わない単位を使うことが多い(例:「住めば親子(住めば都)」「オレはまだ、3cmの力しか出してない気分だ」自己紹介をする際「俺はこういう感じだ!」と筋肉を見せ付けるなど)。授業は、居眠りが多いゴン蔵とは違って一応しっかり受けているが、テストの成績は最悪でノートの取り方もエキセントリックなため通知表はゴン蔵以下である。しかし本人は気にも留めていない。語尾に「さ~」と付ける。
リーダー的「気」を溜める事によって、決め技である「リーダー的パンチ」や、異常に小さく遅いエネルギー砲「リーダー波」(かめはめ波のもじり)を始めとする数多くの技を使うことができる。例として、腕や脚などの筋肉を膨張させ、相手を威嚇すると同時に力を増す「リーダーお肉」、ただ睨むだけの技「リーダーにらみ」、本人曰く虫すら魅了する「リーダー魅せ」、とても低く良い声を出す「リーダー声(ボイス)」等がある。また、怒りが7万ボルトを超えると髪が逆立ち「スーパーたけし」に変身する。シリーズによってはその他様々な形態になることも多い。
幼少時代に偉大なリーダー的存在だった父・ヒロシを亡くし、その遺言「最も大切なのは人間の心だ」という言葉を受けて、「父ちゃんの夢を叶える」ためリーダー的存在になることを志した。
人の名前を間違えることが多い。一例を挙げると天堂を「てんどん」と呼んだりマメマメタイガースのつよしを「さとし」(間違えたのは一回だけ)、谷光を「関根つとむ」、リーダー道場のゴーレムを「ゴーヒロミ」、エリーを「前園」、ノリオを「まさとし」、エロ・ジョフンを「ジョゼフ」、トップヘビーを「ドブルベイベー」と呼んだりなど。作者曰く、「わざとボケてやってるんだよ、絶対」らしい。更にまちがえていることを突っ込まれても呼び直さない。
バーバリアン編にてバッジの与える「絶望」の洗礼を受け、新たな「リーダーマスター」(後述)に覚醒する。自分の両目を犠牲にしながらも安藤を倒した。全てが終わった後、バッジの生命エネルギーを使って仲間たちと安藤を復活させ、残りのエネルギーを世界中で人知れず泣いている子ども達に与え、リーダーマスターの力を失った。
ヒロシ
声 - 井上和彦
たけしの父親。リーダーバッジ取得者。職業は普通のサラリーマンだったが、周囲の人物からは「リーダー」として慕われていたという。だが本人は、「たけしのいる世界では平等な判断は出来ない」ことから、もう自分はリーダーではないと語っていた。
たけしが3歳の時、酔っ払いの喧嘩の仲裁に入り誤って腹部を刺されて死亡したとされていた。後に、安藤仁一からたけしと夏絵を守るために自殺したことが判明する。その後、安藤からたけしと夏絵を守るためにバッジの力で生きた屍となるが、安藤にコピーされC8にされてしまった。たけしのおばあちゃん、リーダーマスターの力を得たたけしに次ぐ戦闘能力を持ち、C7の姿の安藤を単独で打ち負かし、遺体をC8として利用された際や安藤が彼の姿でたけしのおばあちゃんとたけしと戦った時には互角以上に渡り合った。
読み切り版でも登場したが、死に際に遺した言葉は「悪事は見逃せ。自分を大事にしろ。」と全く正反対だった。
小次郎
たけしのペットである「リーダー犬」。体が丸く耳が垂れていて、手足が非常に短い。「やん」と鳴く。メロンパンが大好物(というか、メロンパンしか食べない)。
その正体は犬ではなく、「ヤンヤン族」という種族の仲間であった。元々は人里離れた「ヤンヤン谷」という所に住んでいたが、トップヘビー騒動を受けて人間界に脱出させられる。が、その際ヤンヤン族の「じーじ」のミスで頭を強打して記憶喪失となる(その後じーじと再会してヤンヤン谷に帰っても、全く記憶は蘇らなかった)。ヤンヤン族の主食である「ヤンヤンの実」は形状がメロンパンに酷似しており、小次郎がメロンパンしか食べないのはそのせいである。ヤンヤン族としての本名は「ヤヤヤンヤヤーヤンヤヤヤヤンヤヤヤヤンーヤヤヤヤヤンヤンヤ・のぶたか」だが、本人はこの名前を激しく嫌がっている。また、「ヤンヤン砲」という光弾を口から放つ必殺技も持つ。
じーじに逃されてからは放浪を続けた後ダンディー協会にたまたま拾われ、「ミスターダンディーコンテスト97」の2位賞品としてたけしのペットとなる。だが「2位のおまけ扱い」された事で、みつるのペットである優勝賞品のダンディー犬・ダンディーくんをライバル視している。
たけしのおばあちゃん
たけしの父方の祖母。血液型O型。現在は外国中を飛び回り、様々な奉仕活動を行っている。本作の最強キャラだが、本名は不明(正式な名前は決まっていないため)。第1期リーダーバッジ取得者であり、リーダー保育園と関連した組織「リーダー本部」の最高ヘッドでもある。当初よりリーダーバッジは見せていないが、最終章のバーバリアン編ではリーダーバッジを着けていた。
彼女に並ぶ実力を持っているのはリーダーマスターの力を受け継いだたけしと、そのたけしの姿をコピーした安藤仁一(C0)のみである。
高齢だが、「新幹線より早く歩く」「3分の力でトラックを空の彼方まで投げ飛ばす」「ガッツは231000である」などが確認されている(正式に確認された負けは、バーバリアン編でのヒロシに変身した安藤戦だけ)。霊能力を使うことができ、少なくとも生きた人間に死者を憑依させることができることが確認されている。たけし同様、おばあちゃんもみつるを「みちる」、エージを「やーじ」と相手の名前を間違えて呼んでいた。
ポッポ小学校関係者
小林 英二(エージ)
1年2組生徒。血液型O型。この漫画では貴重なツッコミ役。色白でトマトが嫌い。元々いじめられっ子だったが、その時助けてくれたゴン蔵とは幼馴染みの親友で、彼を「ゴンちゃん」と呼び慕っている。普段からゴン蔵と行動を共にする。たけしとゴン蔵が仲良くすることを望んでいる。好奇心旺盛なオカルトマニアで、魔物や幽霊、宇宙人などが絡むと、身の危険が迫っても「ワクワクする」と楽しむことがしばしばである。めぐみという高校生の姉がいる。物語中盤から長編シリーズ展開が増えたこともあり、天堂やみつるや元気などの初期からのレギュラー陣の出番が減少していったが、エージだけはたけしやゴン蔵と一緒にいることが一番多く、長編シリーズでも序盤には出番があるなど、非戦闘キャラクターの中では頻繁に登場した。
魔黒編ではレッドによって石化され、食べられて一度死亡したことがあるがその後にブラックが残した生命エネルギーにより生き返っている。
天界編ではたけし達と同行したが、主にツッコミ要員として活躍し、バトルには参加しなかった。
ゴン蔵
ボス的存在。血液型B型。1年2組生徒で、たけしのクラスメイト。お化け屋敷や心霊スポットや絶叫マシーンを怖がる小心者である。鼻の下にチョビ髭は、実は付け髭。天然パーマのアフロヘアーがチャームポイント。エージとは幼馴染みで、エージがイジメられているところを助けた縁で最初の友達となった。その時は天然パーマではなく坊主頭だった。
得意技は、たけしと同系統の決め技「ボスパンチ」、パンチを連続で繰り出す「ボス連射」、ただ我慢するだけの「ボスがまん」(ただし涙は出る)、マグマの温度にも耐える「ボスやせがまん」、父親直伝の技でアフロに隠した暗器(ロケットパンチ)を射出する「ボスロケット」等がある。
自分の立場を奪った(と勝手に思い込んでいる)たけしを極端にライバル視しており、たけしより強いと自己主張する。スーパーたけしには完全に勝てないものの、終盤のイベント大会で通常時のたけしと戦った時は互角に渡り合った。何だかんだでたけしの事は大事に思っているらしい。戦闘力を持ったメインキャラクターということもありマミー編やバーバリアン編などを除くとほとんどの戦闘に参加している。
たけしのペットである小次郎が大好きだが、小次郎からは嫌われている。ペットに大型犬のボッスィー(後述)を飼っている。また元気に対してはいじめに近い言動をすることが多く、自転車に乗れなかったり音痴だったりする彼を何かとバカにする。しかし実際は自分も音痴で自転車にも乗れず「ボス号」という三輪車らしからぬ三輪車に乗っている。
唯一自分を友達として接してくれるエージを誰よりも大切に思っており、魔黒編でエージが目の前でレッドに殺されたときは怒りを露にした(エージが生き返ってもまたレッドに向かってくるほど執念深く、結局は返り討ちに遭っている)。また、唯一の子分に幼稚園児の丸山文太がいる。
人気投票では結果を見るたびに文句を言っては周りに当たり散らす(特に1回目ではそれが顕著でたけしが1位なことに納得しなかったり、しまぶーが5位でおばけが10位に入っていることにも文句を言うなど)。「6位のやつが1位」という珍妙な人気投票では見事(?)6位となったが、前回投票より順位が落ちまくりで泣きながら笑う複雑な表情を浮かべていた。
「リーダー的マンガ日本昔ばなし」というシリーズでは、度々主役を演じている。
一応普通の小学1年生であり、リーダー的存在ではないがその戦闘力は常人の域を抜けており、マミー編やバーバリアン編以外の長編全てに参戦し、戦果を上げている。戦闘力が描写されるシーンではリーダー達より一歩劣った数値に設定される。
名前のモデルは鬼瓦権造。
ガン蔵
今井 みつる
声 - 小西寛子
初登場1巻。血液型A型。たけしが転校して来てから最初にできた友達。ポッポ小学校5年生の田淵ノリオ(まさとし)にいじめられているのを隠していた。顰蹙を買っても、クラスの男子から嫌われていた天堂を庇ったり、裏切られた「社長の息子」の最初の友達となったりと、人一倍心優しく純粋な心を持っている。
主役になるエピソードは多くないが、たけし・エージとともにポッポ小で起きる出来事にはほぼ必ず登場している。
両親が共働きの関係で、おばあちゃんっ子。ペットのダンディーくんを飼っている。
名前の由来はSOPHIAの松岡充。
天堂 貴史
初登場1巻。1年2組の級長。血液型A型。成績優秀・スポーツ万能、しかも女子の間でファンクラブが作られるほどの美形。太い眉毛が特徴。1年生のうちから家庭教師をつけて、6年生の勉強をしている。当初はリーダー的なたけしに反感を持っていて、「意味の無い事」が嫌いだと公言し、クラスメイトへの思いやりを微塵も持たない高慢な性格だったが、たけしに活を入れられて考えを改める。その後はたけし曰く「リーダー的」な性格となり、たけしとも友達になる。
幅広い知識を持っており、たけしが滅茶苦茶な放言をしたときはそっと訂正することが多い。作中では希少な、まっとうな知識と考え方の持ち主である。
たけしから「てんどん」という名前で呼ばれ、それ以後、読者や他のキャラまでてんどんと呼ぶようになる。また戦闘能力もそこそこ高いようで初期にリーダー道場にたけしと共に乗り込んだ際には道場の師範代を倒したり、ユンケルとの走力勝負でも実力で勝利した。以後は戦闘メンバーから離脱した。終盤では竜宮城で玉手箱に入っていた数多くのモンスターを倒している。
小泉 元気
社長の息子
初登場4巻。血液型AB型。その名の通り、偉い社長の息子である。呼び名は通称であり、本名は不明。実は初期、教室後ろ側にその呼び名だけは出ている。「社長」と呼ばれることもある。家は大金持ちで、小遣いもかなりの額を貰っている。当初は「お金さえあれば何でもできる、友達だって出来る」と勘違いしており、それまで付き合っていた友達はお金目当てで友達のフリをしていたことに全く気づかず、みつる曰く「すごく可哀想」な存在だった。たけしによってその考えを改め、以後成金な言動は相変わらずだが友達を思いやるようになる。学校への登校の際は、(実家からとても近いにもかかわらず)高級車で送ってもらっている。お金を持っていても、強い中学生等のボディーガードを雇っているのでカツアゲ等はされないらしい。誕生日まで、たけしにデブだと気付かれていなかった。マメマメタイガース8軍スポンサー。
渡辺 由紀(ユキ)
栗原 麗子(クーリン)
下村 美久(ミク)
川上 奈々(ナナ)
声 - こおろぎさとみ
初登場6巻。血液型A型。本編では「マミー編」直前にようやく登場したが、「たけし」の読み切り時代からヒロイン役として登場していた。
最初にたけしと出会ったのが、1998年の夏。ポッポ町で行われた夏祭りで、母とはぐれ迷子になり、不審者にからまれていた所をたけしに助けられた。以後たけしに恋をする。その後、1999年に再び登場。ポッポ町に引越した為、ポッポ小学校に転校した。
3人兄弟らしいが、夏祭り時にはいなかった。兄弟はケンタと、名前が明かされていないもう1人の弟がいる。島袋曰く「(正真正銘の)ヒロイン」らしい。
足マン
初登場19巻。惑星アッシーから来た異星人。性別は不明。足がとてつもなく大きい。普段はおとなしくかぐわしくうるわしい性格だが、意地悪なことを言われ過ぎると死んでしまい、逆に褒められ過ぎると巨大化して暴れ回るといった、面倒臭い宇宙人。地球に初めて来た時、一瞬死に掛けたが、たけし達のお陰で救われた。他に特技で、頭に生えている毛を引っ張ると、未来・現在・過去が覗ける。また、他人を巨大化させることもできる。
宇宙船が故障し、しばらく地球にいる時の住処として、ついでにポッポ小学校の1年2組生徒になるために、校長と交渉する時に特殊能力を使った(校長はバレンタインの時にコンビニでチョコを馬鹿買いしている。他に20年後のみつるは介護師(Mr.ジャッジの介護をしていた)、エージは警察官、てんどんは医者、10年後のたけしは赤色の洗濯バサミになっていた)。
木村 孟洸(キムモー)
佐藤 香
声 - 寺田はるひ
初登場1巻。通称「かおり先生」。血液型B型。高校時代のエピソードで名前とその漢字表記が出た。年齢は29歳。たけしやゴン蔵を始めとする、問題児だらけの1年2組の担任。ジャニーズの狂信的な大ファン(球技大会の日にまで、TOKIOのコンサートに行こうとしていたが、自分のクラスが決勝戦に勝つまで戦ったため、結局行けずじまいだった)。校長の変態行為に悩まされていて、数度警察に突き出している。
キャメロン幸子
遊佐ゆらり
教頭先生(横田守史)
校長
初登場1巻。ポッポ小学校の校長。血液型B型。最初は「絶好調な校長」や「絶校長」という名前(?)だった。かおり先生が好きということもあまり触れられていなかった。
悪趣味なサングラスをかけ、頭の両端に少ししか生えていないという独特のヘアスタイル。1年2組の担任であるかおり先生の事が好きで、日々ストーキングし、彼女の食器や家具、ベッド等を盗んで所持。かおり先生が高校時代には痴漢行為におよぶなど最低な教師にして、当作品最強の変態男。
趣味はエロビデオの鑑賞。かおり先生に出会うと、服を脱いで迫る。自称「トマトフェチ」であり、エージの恐れる「トマト日(給食にトマトが出る日)」を作ったのも彼である。学校での騒動の前フリは、大概彼による全校朝礼であり、いきなり生徒達を意味不明な放送(いきなりトルシエ・ジャパン!と叫んだり、ボボボーボ・ボーボボ!と言ったりなど)でグラウンドに呼び付け、異様に大き過ぎたり、細長過ぎたり、すごく小さかったりするマイクでまた意味不明な連絡を行う。よく「大したことではない」などと言っておきながら「もう、最悪の事態だ」というふうに翻す。
ボンチュー関係
ボンチュー
初登場1巻。たけしの保育園時代の級友。血液型AB型。小学生だが高校生にも劣らぬ容姿の持ち主。
実力は91期の中でも最強クラスであり、かつてたけしが唯一勝てなかった男。しかし人を信頼する心がないという理由からリーダーバッジはもらえなかった。
たけしが「スーパーたけし」になることで倒せるほどの強さで、作品の終盤においてはマミーとトニーを相手とした1対2で圧勝した。しかし直後にたけしの婆ちゃんには惨敗している(強い、と褒められはしている)。猫舌であることが欠点。金魚を飼うのが趣味。
初登場時は、「リーダー道場」という詐欺道場の師範をしていた。だが、自分から詐欺をする為に道場を開いたのではなく、師範代達がボンチューの強さを利用して、金儲けをするのが目的だった(たけしはこのことを見抜いており、師範代らも肯定している)。当初は狡猾な「三流悪役」の言動をしていたが、たけしとの戦いによって、武人の如き性格に変わっている。マミー編では、月彦の妹を救助するという優しい一面も見せた。
「メグ」という妹がいたが、彼の保育園の卒園式の日に家が火事になり、亡くなってしまう。妹が亡くなる前までは、乱暴者ではあったが、とても妹思いな性格だった。しかし彼女を守ることができなかった自分が許せず、強さのみを求める荒くれ者になってしまった。学校に通わず、ずっと滝に打たれる等の修行をしている。
「ボーンチュあぁー!!」等、「ボンチュー」という名前をもじったパンチ技を使う。他にも連続パンチの「ボボンチュウ」、上下ほぼ同時にくりだす攻撃「ボンチューダンス」、防御技「カーテン」などがある。
メグ
バンチュー
あんどれ&かんどれ
声 - 大友龍三郎(あんどれ)、梁田清之(かんどれ)
初登場1巻。ボンチューの弟子。
2人合わせて「あんどれかんどれ」。
あんどれは、モヒカン頭がチャームポイントで、見た目は怖いが根は優しい。ボンチューの過去を知っており、ボンチュー敗北寸前の際には回想と共にその力を信じ続け、敗北後もボンチューの強さを称えた。血液型A型。
かんどれは、歯が数本抜けている。かんどれの歯はシンナーの吸いすぎによるものではなく、ただの虫歯。実はかなり金持ちらしい。血液型不明。初登場時、自身を「あんどれ」と名乗り、訂正されてから「かんどれ」と名乗った。
リーダー道場編では、省かれているものの初登場時にはゴン蔵と互角の戦いを繰り広げた。
マミー編ではダムーの爪にズタズタにされてしまうが、そのことがボンチューの逆鱗に触れ、リーダー達の戦いに彼を参入させるきっかけとなった。
「世界最強コンビ決定戦」では、「ゲーセンボーイズ」というコンビ名で参加した。
第1回の人気投票では、あんどれは数少ない票数であったが、かんどれに至っては0票だった。
読み切り第一回では様々な悪事に手を染める不良の上級生として登場し、一度はたけしをボコボコにしたが、最終的にはみつるをいじめていることを知ったたけしに一撃で倒されながらも、その熱い拳に感動している。
その他の人物
Mr.ジャッジ
放送委員長
サンタのおっちゃん
ハサミの源
しまぶー
初登場1巻。本作の作者。序盤は欄外のたけしの技などの解説として登場したが、ほどなくして「レストランしまぶー」のコックとして登場してからは、出番が増加(作者としても認知されている)。彼メインの話もあり、第3回人気投票ではたけし達を抑え1位得票を集めた。作者曰く、しまぶーが出た方がネームが書きやすいらしい。いつもは「しまぶー」と呼ばれているが、第2回人気投票中では「しまぶく」と言われていた。2001年の正月まで、エージと顔が似ている事に気付かなかった。自分をコックキャラにした理由は「サンジが好きだから」。しかし途中からコックキャラのことは忘れ、普通に漫画家として登場するようになった。仮にも作者であるが、よく登場人物と揉めたりボンチューに殴られたりしている。
へるスィー編
へるスィー
初登場3巻。血液型不明。健康の神。髪と鼻毛が非常に長く、顔がたけしにそっくりである。健康の神なので、もちろん健康。不死身で、いくら攻撃されても死なない。ある理由で学問の神を逆恨みしていて、勉強熱心な人や、健康に気を使わない人が嫌い。鼻毛で髪を結わえると「戦闘モード」になる。「戦闘モード」になると、暴れ出して誰にも止められなくなる。不死身なのにもかかわらず、子供と遊び過ぎて腰を痛めたり、密かに生命保険(アリコジャパン)に加入していたりする。
側近は、「サムソン」と「ユンケル」。2人にも、ニキビや虫歯が出来ると怒る。サムソンがヅラだと判明した時も激怒した。
特技に「へるスィー眼(アイ)」と「スペシャルへるスィー音頭」が登場。前者は特定の人物の健康レベルを計ることができ、その結果、たけしの健康さは神の域であると判明。また、レベルを10にすると、他の人間でも見えるほどにターゲットの体の内部を透けさせることができる。後者は瀕死の者の生命力を寸前の所で維持することができる踊り。だが、へるスィー自身の体力を著しく消耗させるため、時折のハーフタイムが必要(ガッツ島編では、3話目以降ノンストップで踊り続けていたため、編のラストで死に掛けた)。
サムソン
リーダー保育園の仲間たち
えんチョー
坂本月彦
宮沢悠一(ミヤ)
杉山京介
初登場6巻。リーダー保育園91期卒。ポテト小学校リーダー的存在。通称「京介」。血液型A型。
3歳の頃に猫を助けようと道路に飛び出し、トラックに轢かれそうになったところをトニーに助けられ、それからトニーと仲良くなる。強くて心優しいリーダーのトニーに憧れ、リーダー保育園に入園する。強すぎる正義感のため、仲間とぶつかることも多い。保育園に入りたての頃の確執が切っ掛けで、馬場とは腐れ縁。
マミー編では、悪へ堕落したトニーへの怒りから、単独で「マミーファミリー」のアジトへ乗り込んだ。闘いの最中、トニーに身体を手で貫かれ、精神的な痛みから数週間リーダー病院に入院した。その後、リーダー的な心を取り戻し、リーダーバッジをつけたトニーとの仲を取り戻す。絵が下手なトニーよりも下手。
馬場宏美
初登場7巻。リーダー保育園91期卒。カール小学校リーダー的存在。通称「馬場」。血液型O型。
身長2m近い巨漢でパワーも強く、その強さはボンチューに匹敵するほどと言われているが、戦績は1勝20敗(1勝はボンチューが誤って酒を飲んだ時に奪ったもの)。関西弁で話す。リーダーズの中でもたけしに次ぐギャグセンスの持ち主でもある。下の名前の「宏美」で呼ばれるのが嫌らしい。「馬場遠投」「馬場万力」など、握力を生かした技や関節技を得意とする。髪型は坊主頭。モービー編では髪を伸ばしていたが、(しまぶー曰く、色気付いていたらしい)どうせ髪のセットとかしない自分に気づき、また坊主頭に戻る。
「マミー編」では、トニーにやられて全治2ヶ月の病院送りになっていたが、何事も無かったかのように中盤からたけし達と合流し、京介を追ってマミーファミリーのアジトへ乗り込んだ。
「マミー編」以外にも、「ガッツ島編」「リーだら病編」などにも登場し、たけし全体を通しても比較的出番が多く存在感のあるキャラとなっている。「魔黒編」でブラックを倒した際、実際には500人くらいいたのだが、馬場の名前だけが覚えられている。
頬に火傷痕のようなものがあるが、後に親がバーバリアンのいけにえになった際に儀式で火傷させられたものである事が作中で触れられている。
マミーファミリー
「リーダー合宿」にて、えんチョーからその存在を明かされた、ポッポ町の隣のカール町を支配する巨大ギャングチーム。一応少年達だけで構成されている筈なのだが、明らかに大人(というか中年男性)に見える構成員が多い。年齢構成は7歳から14歳(14歳を超えると引退)で、人数はおよそ800人。組織はマミーを筆頭に、ナンバー2、四天王、ナンバー5、幹部クラス(総勢200名)、末端構成員の順で構成されている。他には「黒豹」という特攻チームが存在する(後にマミーファミリーから独立)。たけしはずっと「シルバニアファミリー」と呼んでいた。団員曰く「泣く子ももっと泣く」。構成員はマミーファミリーのシンボルである「M」の文字のタトゥーを体にほどこしており、階級によって位置が異なる。四天王は胸、幹部クラスは額、末端構成員は具体的な説明はないものの両肩のようである。
構成員
マミー
初登場7巻。「マミーファミリー」をまとめる総ヘッド。小学5年生。血液型AB型。
月彦を人質に取るなど非道なやり方でリーダーズと戦うが、真剣勝負においてもボンチューと並ぶほどの実力を持つ。「マミー編」においてボンチューに倒されて以来ボンチューをライバル視し、徐々にボンチューと行動を共にすることも多くなっていく。顔に大きな傷を持っている。
人間離れした脅威の握力と、毒針攻撃や騙し討ちなどの「ひねくれた」戦闘スタイルが特徴。小学生であるにもかかわらず飲酒習慣があるらしく、テキーラ・サンライズが好きだと本人は語る。「丸くなった」といった言葉を受けとキレたことがある。
当初は全身に刺青を彫っていたが、「魔黒編」前に無くなった(「後に手術で取り除いた」とされるが、スクリーントーンが無くなったためらしい)。
過去にバーバリアンのいけにえにされた事があり、家族や当時よく通っていたラーメン屋のオヤジが犠牲になった。しかし、マミーによると家族が犠牲になった事自体は特に何とも思っていないらしいが、喧嘩友達でもあったラーメン屋のオヤジが殺された事に対してバーバリアンに強い憎しみを覚えており、自分をいけにえにしたC3(実際はC3の姿をしたC0)に復讐する事を考えていた。
トニー
初登場7巻。リーダー保育園88期卒。バッジ取得者。小学4年生。血液型A型。
「マミーファミリー」で、マミーに次ぐナンバー2の位置にいるが、実力はマミーより上。「歴代リーダーの中で最もリーダー的」と称され、京介がリーダー保育園に入るキッカケとなった人物。たけしのばあちゃん登場以前のキャラの中では最強キャラ。
リーダー保育園卒業後に行った「和田町」の荒んだ状況でリーダーとして戦ううちに、「全てを救えない」という現実に直面し、挫折する。「和田町」の抗争を治めた後、リーダーバッジを「墓場」に捨て(が、その時バッジには傷一つ付かなかった)、悲しみと絶望と自殺願望の中でマミーと出会い、その「生命力」に惹かれ行動を共にした。
「マミー編」では、バッジを付けたたけしと出会い、かつての自分と重ね合わせ戦い、敗れる。その後、再びバッジを胸につけ、リーダーとしての自分を取り戻す。えんチョーの家に引き取られたようで、その生活の様子が後に出てくる。
スポーツも勉強も抜群、聞き上手と称される。絵は下手。
カー坊(村上勝也)
初登場8巻。「マミーファミリー」の元メンバー。マミーファミリーが支配するカール町の隣のソラ町を1人で支配している。中学1年生。血液型B型。
かつてボンチューと複数のチームとの抗争に紛れてボンチューを倒そうとしたが、どさくさに紛れて顔に大きな傷を受ける。そのことからボンチューを逆恨みしていた。ボンチューに挑むが完敗する。「マミー編」でも相手にしたかったボンチューがその場にいなかったというだけでキレそうになる。
欲しいもの以外は全く相手にしない主義(マミー曰く「トンカツ定食はトンカツしか食べず、おでんは卵とちくわしか食べない」)。かつて「魔人」という呼び名を持っていた。息は(それだけで攻撃技「魔人ブレス」になるほど)臭い。他に、手を組んで振り下ろす「魔人アタック」、これをフェイントとして手を急に開いて左右から相手を押し潰す「魔人クラッシュ」の技を使用。単行本8巻の強さランキングによると、実力は馬場に少し劣る位の模様。
仲間内からも恐れられる存在だったようで、ボタンがマミーから彼を呼ぶように言われた際は乗り気でなさそうだった。また、カー坊の姿を目の当たりにしたナンバー5の1人は尋常では無く怯えていた上に彼に張り手で壁に叩きつけられ気を失った。
マミーファミリーを抜けた後もマミーとは兄弟分の関係が続いている。「魔黒編」では片腕をハンマーにして参加し、対戦相手だったオレンジと戦うがハンマーを食べられてしまい惨敗、肉体を溶かされ死亡(後に復活)した。復活後は泣きながらマミーに感謝していた。
ボタン
マミーファミリー四天王
ガイ
ピース
ダムー
ナンバー5
四天王の次に位置する5人組。初登場時は天井にぶら下がる形で立っていた。ミヤ、つばき、順平の3人を前にした末端構成員達は彼らの登場に歓喜した。その後部下達と共にミヤ達にほぼ全滅させられ、最後に残った1人がカー坊によって張り手で吹っ飛ばされ、カベに激突して気を失った。
黒豹
マミーファミリーが誇る最強の特攻チームで、チーム名の通り黒豹をペットとしている。基本的にペットの黒豹は獲物を追跡するだけで戦闘には参加しない。メンバーは全員が面と黒い全身タイツを身につけている。また、メンバー全員が長年の戦闘によって痛みを感じなくなっており、馬場の攻撃をまともに食らっても平気だった。メンバーの戦闘能力は四天王を遥かに上回るが、ボンチューによって全員倒された。その後、マミーファミリーから独立したらしい。
モービー編
シシカバ
マリオ
初登場12巻。ガッツ島で無差別に殺戮を楽しむ「究極生物」。その正体はガッツ神・シシカバの弟。ガッツ島に住む他の生物には「モービーの血を独占し、近づく者を無差別に殺戮する戦闘マシーン」と言われている。
ガッツは20000を超えるとされ、たけし達と戦ったころには29050であった。
昔まだマリオが子供の頃、マリオは弱く兄・シシカバに守られながら暮らしていたが、ある時兄の言いつけを破り「ガッツ帯」と呼ばれる森林地帯に迷い込んでしまう。そこで怪物に捕まったところにシシカバが助けに入るが、シシカバが持病の発作を起こし、2人とも捕まってしまう。絶体絶命の状況で突如マリオが覚醒して敵を全滅させるが、病により余命いくばくも無かったシシカバは力尽きようとしていた。マリオはシシカバを助けるためモービーの血を貰いに行くが、血を大量に浴びたせいで精神に異常をきたしてしまい、「モービーの血を守って兄を待つ」という意識のみで存在し続ける事となってしまう。
最終的にはたけしに敗北した後、モービーとゴン蔵、たけし、馬場、リキのガッツの力でシシカバと共に人間の子供のような姿になる。その際ゴン蔵からは「オメーがあのバケモンだったなんて信じられんな…」と言われていた。その後は兄と共に平穏に暮らし、「リーだら病編」で兄とともに現れた際はかなり背が伸びていた。が、巨大化に加え暴走したたけしに一蹴された。
サボテン型の怪物(名称不明)
ブロル
初登場11巻。モービーの巣までの3つの関門の一つ、「闇の寝室」に住む「音獣」という一つ目の怪物。ガッツ島に住む「魔物」と分類される生物の中では唯一おとなしく、自ら他の生物に危害を加えることがない。眠ることが好きで何もなければ何十年でも寝ているというが、非常に神経質でわずかな音にも反応して目を覚ます(呼吸音や心臓の鼓動でも目を覚ましかねない)。一度目が覚めると自身の安眠を妨害したものには容赦せず、戦闘では大声で爆風を引き起こしたり相手の苦手な音を発して動きを止めるなど「音獣」らしく音を使って戦う。激戦の末、耳の良さを逆手に取ったたけしの「リーダー子守歌」で再び眠りに付いた。終盤ではたけしとゴン蔵に再び起こされた。
ゲルババ
ペペ
ルルカ
初登場12巻。モービーの巣までの最後の関門、「骨身の門」を超えた先にある城にすむガッツ島の守護神。6本の腕と8枚の羽を持ち、全身は毛で覆われている。長い髭を生やした威厳ある巨体と守護神の名にふさわしいガッツ(10000)を持っていたが、「自らのガッツを大きく削り、手で触れた対象のガッツを3倍にする」(体臭は6倍になる)という奥義をたけし、ゴン蔵、馬場、シシカバの4人に使ったため体は縮み、ガッツは8になってしまった。なお、12巻「読者の部屋」にて、「『奥義』を四人に分散させずに一人に集中すればガッツが81倍となり、マリオを圧倒できた(たけしの場合ガッツ250000に達する)ではないか」という指摘があったのだが、同じ投稿者によって「(たけしの)体臭が1296倍になり、マリオを倒せても人類が破滅する」というオチが付けられ、島袋も同意している。
彼の用意した「ルルカスーツ」はマリオ相手にまったく役に立たず(ルルカ曰く「大抵の攻撃は跳ね返してくれるじゃろう」と言っていたが作中では攻撃を跳ね返した描写は全く無い)、リキにまで「最悪」と言われてしまった。
リキ
モービー
世界最強コンビ決定戦
その名の通り世界最強の「コンビ」を決定する格闘大会。
決勝進出チーム
ロッキー&ロバート
魔黒編
パレット
魔黒界の王子。リーダー保育園第90期卒。リーダーバッジ取得者。血液型A型。生まれつき正のエネルギーと負のエネルギーの両方を持っていたため魔界の掟により殺されるはずだったが、「この世のあらゆる物体や能力の性質を絵の具のように混ぜ、操る」脅威の魔力を秘めていることが判明し、父のブラックに狙われる。母のクリアにより人間界へ逃がされるが、触れたものの命を蝕む悪魔の力のせいで人間達から迫害を受け、栄養失調で死に掛けていたところをエリーに救われた。卒園後、自分を人間界へ送った母の真意を知るため再び魔黒界へ戻る。
魔黒編終了後もかなりの戦闘力を保持しているようであり、安藤仁一はC7ではなくC8の姿でパレットに致命傷を与え「ザコにしては骨があった」とパレットを評している。
チャコ
ガーちゃん
ブラック
魔黒界の王にして、パレットの父親。血液型O型。他人の魔力を、相手の額に角を突き刺すことにより「奪い取る」魔力を持つ。パレットの秘められた魔力を目覚めさせ自分のものにするために、正のエネルギーを持つリーダーバッジをリーダー達から奪うよう魔黒十二闘士に命じる。
父と母は戦争に巻き込まれ、妹は異端児(悪魔は生涯で一人しか子供を産まないのに生まれたため)として殺害され、さらには愛した女性であるシェイナを自身の無力さが原因で失ってしまい、それ以降力を信奉する暴虐な帝王と化し、魔黒界を支配してきた。その過程でクリアと再会し、息子パレットを身籠させる。
自身の「奪い取る」魔力で他の魔王たちの魔力を奪い取り戦争に勝ち続け、勢力を広げていったが、息子を愛したクリアの反逆により野望は頓挫。パレットの魔力を奪い取ることで魔黒樹を消し去り、魔黒界の頂点に立とうとするも、たけしたちによってその野望は再び頓挫することに。
たけしに敗れ去った際に、自身が本当は何を求めていたのかを思いだし、自分がやってきたことは何だったのかと苦悩、自らを「孤独で愚かなちっぽけな存在」と卑下する。
最後は奪ったパレット魔力で自らの「存在」を「命のエネルギー」に変換することで、自害同然に息絶える。しかしその最期に愛した女性と再会し、自分が本当は孤独ではなかったことを理解した。
ブルー
オレンジ
レッド
パープル
ピンク
イエロー
魔獣
クリア
りーだら病編
脳たけし
右脳たけし
左脳たけし
せき髄たけし
たけし血球
アナルたけし
天上界編
モンモン
ネルネル
雷神
鬼フグ
空中ぶらん子
マメマメタイガースメンバー
マメ市にある少年野球団。全国1位の実力を持つが、チームワークが悪いために3位止まりである。
8軍メンバー
相馬 剛(つよし)
肉メン
1軍メンバー
マイケル山本
豆王
ベーダ
バーバリアン
最終エピソードに登場した本作最後の敵陣営。トニーが知る中で「最も非道で最悪なチーム」。バーバリアンと関わった者は「いけにえ」とされ、「大切なもの」を全て失う。「いけにえ」では儀式が行われるが、内容はターゲットには一切手を出さず、ターゲットの大切な人達を目の前で拷問など残虐の限りを尽くす卑劣極まりないものである。「いけにえ」にされた場合、ターゲットが自害すれば通常は「いけにえ」の対象から外されるが例外も存在する。
メンバー
※Cはキャラクターを意味する。C0を除けば、基本的に大きい数字のキャラクターほど強い。様々な顔をコピーできるC0の存在をカモフラージュするためバーバリアンには複数の「安藤仁一」が存在しており、C0以外は安藤仁一を名乗っているだけの別人である。C0は他のCに変身して行動できるので、登場シーンでのCが本人であるとは限らない。本物の安藤仁一がC0で、普段はC7の姿で活動している。
安藤仁一(C0)
バーバリアンのリーダーにして安藤仁一のオリジナル。一人称は「オイラ」。血液型はA型。普段はC7として行動する。
相手の全て(顔、声、戦闘力など)をコピーすることができる能力を持つ。そのため、その素顔は実の弟であるC3しか知らない。この能力は、凄惨極まりない幼少時代の境遇・経験により「他人への強い羨望」が原動力となって目覚めたもので、マミーなどといった「(安藤にとって)羨ましい」とは思えない人物はコピーすることができない。素顔は病気と虐待によって腫れあがっており、この顔が原因で親から更に虐待を受けていた。コピーする為には素顔の状態で対象を見る必要がある。
幼少期から父親に虐待を受け、母親からは育児放棄されコジキのような日々を過ごしていた。それでも自分を慕う弟だけは唯一の「家族」であり救いであった。そんな中、豪邸に住む少年が家族に囲まれて誕生会を開いているのを目撃する。その際に抱いた強烈な羨望によってコピー能力に目覚め、安藤仁一は少年の容姿を手に入れた。そして万引きや放火などの悪事を働き、少年にすべての罪を押しつけた(後に、少年の棲んでいた豪邸は何者かの放火によって全焼してしまった)。恵まれていた人間が不幸になる瞬間を味わったことで己の存在意義を確立し、以後は「人生に恵まれている者」を狙って活動し、バーバリアンを立ち上げ「いけにえ」を始める。
最終巻では並みいるリーダーたちを打ち倒し、最後に駆けつけたたけしと一騎討ちを繰り広げる。当初はたけしに分があったが、悪人である自分すらも思いやる彼を「羨ましい」と思うことでその姿と力をコピーすることに成功。たけしの目を潰して優位に立つ。しかし、たけしを思う仲間たちの声援によって動きを見切られ、激戦の末に敗北した。安藤仁一はたけしの姿と力こそ得ていたが、仲間だけは得ることができなかった。
戦闘後、バッジの生命エネルギーで顔が治癒され、コピー能力を失う。バーバリアンの解散を約束し、弟と共に刑務所に出頭した。
安藤仁一C2
安藤仁一C3
安藤仁一の実弟。血液型B型。兄安藤の素顔を唯一知っている。兄からは「仁」と呼ばれており、実は両親が怠ったために名前も戸籍も存在していない。
凶暴で、女性に対して性的暴行を働くなど極悪非道な性格の持ち主。反面、兄弟の絆は強い。マミーにとっての宿敵だが、彼はマミーを覚えていない。
「安藤仁一」(兄)の名前で刑務所に入っていた。その真相は、先の抗争時に兄によって保護させられていたというものである。つまり過去編のC3はC0であり、C3はマミーとは面識がない。
実力は馬場や京介、そしてマミーファミリーを一人で倒し、ボンチューのノーモーションの攻撃すら軽々と回避するほど。しかしバンチューには手も足も出ず、C6に助けられ難を逃れる。出所直後から好き放題してリーダー達に狙われており、「いけにえ」中はアジトで大人しくしてろという言いつけを聞かずに参加しようとして兄に殴り倒されるが、兄にとっては彼を前線に出させないための措置であった。その後、兄とたけしの最終決戦を見届ける。
安藤仁一C4
安藤仁一C6
安藤仁一C7
その他のキャラクター
島袋が言うところの「インパクトを出すために出した脇役達」。
茨木
谷光
ボブ石井
キャプテン・ジョリー
亀
竜王
用語解説
リーダー関連
リーダー/リーダー的存在
リーダーバッジ
リーダー的「気」が弱いと紙クズのように簡単に穴が空くが、強ければたとえ銃弾や鋼鉄の刃、強酸でも壊れず、持ち主を常に守る。また、持ち主の「魂」を高める効果も存在する。
旧コミックスの投稿コーナー「読者の部屋」にて、掲載者への景品としてグッズ化した。
バッジの墓場
リーだら病
リーダーぱぷひむにゃ
リーダーマスター
地域名
ポッポ小学校
校歌
ポッポ町
マメ市
ハト村
カール町
タコス町
ポテト町
ソラ町
和田町
トニーが現れた時には「1階」から「20階」までのランクが付けられた犯罪者のチームが覇権を争っており、危ういながらも秩序が保たれていた。しかし「5階」のチーム「ネリネリ」をトニーが一人で壊滅させたことにより力のピラミッドが崩れ、和田町は戦国時代へと突入してしまった。
最終的にはトニーによって町中のチンピラや組織は全て倒され、争いが沈静化した様子。
トニーに倒された「2階」のチーム「トウトウ」のヘッドが安藤という名前だが、バーバリアン編に登場する安藤との関係は不明。
ポッポ神社
たけしたちによって、後にへるスィーの祭壇は人気スポットとなり、へるスィーは子供と遊び過ぎて腰を痛めていた。
利井田産婦人科
リーダー保育園
ポッポ湯
亜空間
魔界
魔界の住人である「悪魔」は一人一人が固有の「魔力」を持っていて、負のエネルギーを糧としてそれを使うことができる。各地の魔王軍が争っていた時代には無限に魔力を使うことができたが、魔黒樹が負のエネルギーの大半を吸収するようになってからは、悪魔達はしばしば「魔力切れ」を起こすようになってしまった。なお、負のエネルギーは同時に悪魔の生命の源でもあるともされていたが、実際はただ単に「魔力」の源でしかない。
たけし達の戦いの末に、崩壊した魔黒樹によって魔黒ホールが完全に塞がれ、負のエネルギーの源流が断たれた。パレットいわく、これから負のエネルギーが減れば生身の人間も入れるとのこと。
天上界
パロディ
- SLAMDUNK
- 同作の単行本2巻に「桜木花道」や「流川楓」など主要キャラのユニフォームを、ポッポ小学校の生徒達がバスケ試合をする時に着用した。たけしは山王高校のユニフォームを着ていた。
- ドラゴンボール
- 随所に見られる。目立ってあからさまなのはスーパーたけしやリーダー波。
同作の単行本2巻に「桜木花道」や「流川楓」など主要キャラのユニフォームを、ポッポ小学校の生徒達がバスケ試合をする時に着用した。たけしは山王高校のユニフォームを着ていた。
随所に見られる。目立ってあからさまなのはスーパーたけしやリーダー波。
その他、『ONE PIECE』や『花さか天使テンテンくん』、『HUNTER×HUNTER』など、ジャンプ作品のキャラクターがモブキャラクターとして多く登場する。
書籍情報
ジャンプコミックス
- 全24巻(打ち切りのため未完)
- 「リーダー誕生!!」1997年12月29日発売 ISBN 9784088725086
- 「あの日のリーダーバッジ!!」1998年4月8日発売 ISBN 9784088725437
- 「初もうで大決戦inポッポ神社!!」1998年6月9日発売 ISBN 9784088725680
- 「へるスィーの祈り…!!」 ISBN 1998年8月9日発売 9784088725932
- 「ファインプレイ…!!」1998年10月7日発売 ISBN 9784088726182
- 「悶絶!リーダー合宿!!」1998年12月8日発売 ISBN 9784088726410
- 「全面対決開始!!」1999年3月9日発売 ISBN 9784088726823
- 「バッジの行方!!」1999年5月5日発売 ISBN 9784088727110
- 「理想ふたたび…!!」1999年7月7日発売 ISBN 9784088727349
- 「ハード・心・レッスン!!」1999年9月8日発売 ISBN 9784088727608
- 「ガッツ島のシシカバ!!」1999年11月9日発売 ISBN 9784088727851
- 「さよならガッツ島…!!」2000年1月12日発売 ISBN 9784088728094
- 「幸せの魔法!!」2000年3月8日発売 ISBN 9784088728377
- 「めざせ!千年島」2000年5月6日発売 ISBN 9784088728629
- 「目指せ最強コンビ!!」2000年7月9日発売 ISBN 9784088728865
- 「突入!魔黒界!!」2000年10月9日発売 ISBN 9784088730189
- 「魔黒王動く…!!」2000年12月9日発売 ISBN 9784088730448
- 「涙のリーダーお別れ会!!」2001年2月7日発売 ISBN 9784088730721
- 「ハイテンションで“あけでとー”!!」2001年5月6日発売 ISBN 9784088731094
- 「恐怖!!リーだら病!!」2001年8月8日発売 ISBN 9784088731469
- 「ウソつきキムモー!!」2001年11月7日発売 ISBN 9784088731858
- 「ビックリ雲の上!!」2002年1月10日発売 ISBN 9784088732084
- 「いい顔で勝負!!」2002年4月9日発売 ISBN 9784088732466
- 「“バーバリアン”!!」2002年7月9日発売 ISBN 9784088732817
ワイド判/ジャンプ・コミックスデラックス
- 全13巻(完結)
- 2004年8月4日発売 ISBN 9784088594569
- 2004年8月4日発売 ISBN 9784088594576
- 2004年9月3日発売 ISBN 9784088594583
- 2004年10月4日発売 ISBN 9784088594590
- 2004年11月4日発売 ISBN 9784088594606
- 2004年12月3日発売 ISBN 9784088594613
- 2005年1月5日発売 ISBN 9784088594620
- 2005年2月4日発売 ISBN 9784088594637
- 2005年3月4日発売 ISBN 9784088594644
- 2005年4月4日発売 ISBN 9784088594651
- 2005年5月2日発売 ISBN 9784088594668
- 2005年6月3日発売 ISBN 9784088594675
- 2005年12月2日発売 ISBN 9784088594682
集英社ジャンプリミックス
- 全13巻(完結)
- 2008年、集英社ジャンプリミックス(全13巻)発売に合わせて3年振りに書き下ろし漫画が描かれコミックスに収録される。